データで見る口蹄疫対策の遅れ(2010年 宮崎) その29
昨夜 6/8(火) 20:30公表データの数字により、グラフ・図表を更新しました。
更新した図表(pdf)はこちらからどうぞ。
In this blog, I intend to share graphs and tables of FMD outbreaks in Miyazaki, and I wish everybody understand what is currently happening in Miyazaki correctly.
You can download the latest data, renewed on 8 Jun. 2010 , click below. Thanks for accessing here.
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(参考)発生状況の地図 google地図(hisaさん他)
(参考)「宮崎県の口蹄疫拡大プロセス」(Google Earth アニメーション ※Google Earthのインストールが必要となります。)
(参考)OIEデータによる口蹄疫発生状況(Google Earth)
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1.ワクチンはどのように効いているのか
昨日(6/8)は、4/20に感染が確認されてから50日目。
下は、日ごとの発生例数のグラフ。 このところ少なくなっているのは確かだ。
但し、「ワクチンが効いて感染が押さえられた」ぶんと、「ワクチンが効いて感染していないように見える」
(実際には感染している)ぶんとがあるはずなので、実際の感染数はよくわからない。
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宮崎大学農学部、獣医衛生学研究室のHPでは、最前線で防疫活動に当たっている方が、
いろいろなことを伝えているが、臨床症状が少し変わってきたように見えるそうだ。(6/3、6/4)
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下のグラフは、累計の例数の変化を並べて比較したもの。
上の、川南町の場合は、すでに「終盤戦」なので、ワクチンの効果はよくわからない。
真ん中の、都農町の場合は、ワクチンの効果で減ったように見える。
下の、高鍋町など南側エリアの場合は、なぜかワクチン接種の前から感染拡大のスピードが
落ちていて、ワクチンの効果はよくわからない。
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今朝の朝日新聞(東京版、37面)は、感染数が減少したことを伝える記事で、
「依然として感染した家畜の殺処分が終わっていないことから、楽観を戒める声も強い。」
としている。本日はいい記事だ。
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また同じ記事では、
「ワクチンはウイルスの細かい型や家畜の個体差などで必ず効果が出るとは限らないが、農水省は接種前に今回のウイルスに一定程度効くと確認した、としている。」
と伝えている。接種前に確認したということは、試験接種をして抗体などを測ったのだろうか?
また時間を考えると、5/10頃から試験をしていたのだろうか?
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2.殺処分の状況と今後
下は、ワクチン接種ぶんを含めた殺処分の状況。
現在の殺処分のスピードからすると、
・牛は、1,000頭/dayとして、あと47日必要
・豚は、4,500頭/dayとして、あと16日必要
となる。今日の宮崎日々新聞HPの記事では、
「西都市でワクチンを接種した牛・豚は約1万7700頭だが、これから梅雨入りし、台風が上陸すれば、作業終了は8月にずれこむ可能性もあると同市ではみている。」
と伝えている。他の市町の見通しはわからないが、8月上旬に殺処分終了、となると、
早くても清浄化宣言は8月末頃だろうか…。(うまくいった場合で。)
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きのう、82例目(川南町・豚740頭)の殺処分、埋却が終了した。感染確認から26日は、
いままでの最長である。
児湯郡の平野部は、地質的に水が出やすいのだそうだ。
周囲一帯、どこも水が出るような場合は、どうしたらいいのだろうか。
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お知らせ>本日の図表は、pdfを含め、無断転載を許可します。
但し、 1.引用元の表記をお願いします。 2.無断での改変は厳禁です。(サイズの変更はokです。)
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お知らせ>宮崎産の豚肉・牛肉・乳製品は安全です。
お知らせ>宮崎県・畜産農家への寄付受付先まとめ
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データは、農水省、宮崎県、OIEの公表データをもとに、個人的に集計したものです。
誤り、疑問点などありましたら、コメントをよろしくお願いします。
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私がコンタンです。(この写真は転載禁止です。)
このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。
Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free.
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ワクチン適用率は、Pirbright で行われた模様です。 ワクチン使用に関しても、FAOに問い合わせしてますし。 断ったのは、うんたらかんたら、の例の報道の内容です。
投稿: omizo | 2010年9月30日 (木) 23時39分