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2010年7月 5日 (月)

データで見る口蹄疫対策(2010年 宮崎) その41

Hoimela

昨日 7/4(日) までの公表データの数字により、グラフ・図表を更新しました。

更新した図表(pdf)はこちらからどうぞ。

Photo(Top): Asikkala, Finland  Olympus E-330 + ZD11-22 (写真、図表はクリックで拡大します。)

In this blog, I intend to share graphs and tables of FMD outbreaks in Miyazaki, and I wish everybody understand what is currently happening in Miyazaki correctly.

You can download the latest data, renewed on 4 Jul. 2010 , click below. Thanks for accessing here.

「100704_daily_outbreaks.pdf」をダウンロード

「100704_total_outbreaks.pdf」をダウンロード

「100704_all_outbreaks.pdf」をダウンロード

「FMD_Miyazaki_2010.xls」をダウンロード

(参考)発生状況の地図 google地図(hisaさん他)

(参考)「宮崎県の口蹄疫拡大プロセス」(Google Earth アニメーション ※Google Earthのインストールが必要となります。

(参考)OIEデータによる口蹄疫発生状況(Google Earth)

口蹄疫リンク集」 (お世話になっている良質なサイト)

1.宮崎市跡江での続発

6/30に清浄性確認検査のために採取した検体から、3頭について陽性となったため、

7/4に再度サンプル採取のため農場に立ち入ったところ、発症が確認された。

(PCR検査は本日(7/5)判明の予定。 追記:4頭4検体のうち、1頭がPCR+だった。)

100704_daily_outbreaks

新たな感染確認は16日ぶり。

今回の続発は、6/30の時点で抗体が獲得されていたことからすると、6/20前後に感染

したということになり、291例目(6/18発症)から感染した可能性が高い。

しかし、感染の経路は不明である。

(追記) 岡本嘉六教授(鹿児島大学)は、291例目からの感染は「微妙」として、

ほかの感染源がある可能性も含めた調査を提言している。

(追記) 発症したのは、「抗体陰性の牛」だった、ということは、感染したけど発症しない牛がいて、

そこから同居する牛に感染して発症した、ということになるのだろうか?

(追記) この記事のコメント(5番目)に、朝日新聞(7/6)の記事(必読)を引用しておいたが、

記事によれば、この農場の最初の感染は「6月中旬」と推定されるとのこと。

Atome

農場の位置は誤差があります。(この画像は転載禁止です。)

この位置関係を見ても、285→291→292例目に感染した理由はさっぱりわからない。

殺処分は深夜にすでに終了している。 できることは消毒と追跡調査だけだ。

ところで、今回のように清浄性検査の過程で感染が見つかった場合、次の清浄性検査の

スケジュールはどうなるのだろうか?

尚、今回の発生により、累計の数字は下表のようになった。

100704_total_outbreaks

2.ワクチン接種拒否農家

ワクチン接種を拒否している民間種牛(6頭)の期限は明日だが、どうなるのだろうか。

(ちなみにこの農家は、種牛以外の牛(408頭)はすでにワクチン接種に同意して、

 6/30に殺処分を終えている。)

パソベッツこじまさんのブログでは、多くの意見が寄せられている。

ところで、7/1の時点でワクチン接種を拒否している農家が3戸あったが、

ほかの2戸は、イノシシ(120頭)飼育農家とのこと。

http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2010/07/73-d70b.html

この記事でははっきり書いていないが、拒否というよりも、確認が遅れたように読める。

だとすれば、行政の対応に明らかに問題があったということになる。

(追記) 7/5 宮崎日々新聞

イノシシの殺処分終了

 口蹄疫問題で県は4日、ワクチン接種区域で飼育されているイノシシ(県把握分)の殺処分と埋却を終えたことを明らかにした。

対象は1市5町の33戸181頭。

 県畜産課によると、県はイノシシの飼育実態は把握しておらず、聞き取りなどで戸数や頭数を確認。

イノシシはおりの中で数頭規模で飼育され、人間との接触も少ないことから、感染リスクが低いとして豚や牛の処分を優先してきた。

また、牙があるためワクチン接種が難しく、農林水産省と協議し、飼い主の同意を得て殺処分したという。

お知らせ>本日の図表は、pdfを含め、無断転載を許可します。(excelファイルは転載禁止です。)

      但し、 1.引用元の表記をお願いします。 2.無断での改変は厳禁です。(サイズの変更はokです。)

お知らせ>宮崎産の豚肉・牛肉・乳製品は安全です。

データは、農水省、宮崎県、OIEの公表データをもとに、個人的に集計したものです。

誤り、疑問点などありましたら、コメントをよろしくお願いします。

100703_kon_wine_s

私がコンタンです。ボトルは都農ワインです。(この写真は転載禁止です。)

このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free.

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コメント

今日のコンタンの微妙な表情は自棄酒飲んだ顔みたいです。

都農ワインは地域おこしの成功例の一つですね。ブドウの生産に必ずしも向いていない風土でずいぶん努力と工夫を続けたと聞いています。今、日向で地元原産の山の幸、サルナシ類の生産を確立するための足場作りをやっている最中ですが、サルナシワインも視野に入れています。忘れられている地元の特産はまだ外にも色々あるし、外来果実のブルーベリーやブラックベリー、そしてポポーなどが生産できるはずです。グリーンツーリズムでお客をもてなすべく、新鮮で多彩な野菜と果物の宝庫として、環境に負荷をかけない持続的な健康食品の供給基地を目指したいものです。

猪の飼育は山間部で人目につかない場所にかなり多くあるはずです。表に出たのは一部だけではないでしょうか。E型肝炎問題もあるし、九州北部のように衛生管理された公的な猪のと畜、流通を整備するべきでしょう。また、銃による猟よりもワナ捕獲に的を絞り、野外のテレメトリー調査などで行動範囲を調べ、個体数の把握も実施しなければおかしいと思います。環境省と農水省の行政の谷間で野生鳥獣行政は世界的に見て恥ずべき状況と思われます。

都農ワインは宮崎出身の友人に教えてもらったのですが、良くできていますよね。国産ワインは、白ワインはいいものがたくさんありますが、
赤ワインで、しかも千円台で買えるものですと、いいものはそんなにないと思います。

野生動物への感染リスクがどのくらいある(あった)のか、よくわかりません。事例を見ると、たしかにあまりないようなのですが、
今回は、めったに事例のないような感染爆発があったわけなので、どんなことが起きても不思議ではないと思っています。

でも、とりあえず(把握した範囲で)飼育されているイノシシへの感染がなかったのは、幸運なことでした。

mixi ひじりさんの日記より一部引用

「ぉお~い、ママさん。ビール飲ませてくれぇ~・・・」
突然、スナックの扉が開きおじさんが入ってきた
ママ「あら、○○さんお久しぶりぃ~♪」

「つらいよぉ。悲しいなぁ・・・今日、俺は泣いたぞ。」
ママ「あらあらどうされたんねぇ。」

「殺処分されたよぅ(泣)」
ママ「あら、○○さんとこ牛がいたんね?」

・・・え?まだ牛が残ってたのか?と私も聞き耳を立ててしまった

「なん言よっとか、イノシシよぅ。ずっと可愛がってきちょったんやけどよ。今日、埋められたが。」

イノシシ!!!

どうやら、うり坊の頃から可愛がってきた目のクリクリッとしたイノシシを飼ってらっしゃたようだ。
ペットとして可愛がりリンゴが大好物で、体はでかくなったけど、このおじさんにとってはとてもとても可愛い友だったらしい。

この日、数人の人がやってきて殺処分された。
「覚悟はしていたけど、こんだけつらい思いをするとは思わなかった(泣)」

注がれたビールを眺めながら語るおじさん
途中から進まなくなり、ビールの泡も消えてしまった
(後略)

UMK テレビ宮崎ニュース(7/5)

口蹄疫対策特別措置法に基づいて東国原知事は、先月末、県内で唯一、ワクチン接種を拒否している高鍋町の農家に対し、家畜の殺処分を勧告しました。

山田農水大臣は、例外は認められないとの考えを示しました。
ワクチンの接種を拒んでいるのは高鍋町の種牛生産農家です。
この問題で山田大臣はきょう、「皆、大変な苦労をして犠牲を払っており、それを自分達だけと言うわけには行かない」と述べました。
一方、東国原知事は、今後も、勧告に応じるよう農家を粘り強く説得する考えです。

7月6日(火) 朝日新聞(東京版) 37面

「感染源 農場内の牛か」 宮崎市 3頭に口蹄疫跡

 宮崎市の農場で4日夜、16日ぶりに家畜伝染病・口蹄疫の疑いの牛が見つかった問題で、農林水産省は5日、この
農場の別の牛3頭に以前に感染していた形跡があることを明らかにした。3頭の感染は少なくとも1~2週間前とみられ、
農水省は今回の発覚は新たな感染ではなく、以前からウイルスがこの農場に侵入していたとみている。

 農水省によると、今回感染疑いとされた1頭にはよだれなどの症状があり、5日の遺伝子検査で陽性と確認された。
また別の3頭については遺伝子検査は陰性だったが、口内に水疱が破れた後で治りかけたような跡が見つかったうえ、
血液中の抗体の値が高かった。抗体値は感染後1~2週間たたないと高くならないという。3頭の感染がこれまで発覚
しなかったのは、明確な症状が出ないまま治ったためではないかと農水省は見ている。今回見つかった1頭は、その
3頭から最近感染した可能性が高いという。

 今回の農場からそれぞれ約1キロ離れた2カ所の農場で、6月10日と18日に感染疑いが発覚している。農水省は今回
の農場にも、6月中旬ごろまでにウイルスが侵入していた可能性が高いとみている。周辺3キロの農場で他に家畜の
異常は見つかっていないが、農水省と宮崎県は今回の発覚を受け、改めて検査する。

 今回の感染疑いは、家畜が過去に感染していなかったかを調べる「清浄性確認検査」をきっかけに判明した初めての
例だった。同県西都市での清浄性検査の抗体検査でも、1回目に陰性と確認できない家畜が1頭いたが、5日の再検査
で陰性と確認された。

この国がよくわからなくなってきました。
民間種牛の殺処分は、いまさらとしか言いようがないですし、県所有の種牛は例外を認められたので、大臣の言葉はおかしい。
非常事態宣言により、イベント等自粛させたのに、祭りのようなものである、選挙はやっている。
公は例外扱いできる特別なもののようですね。
本来、逆に模範を示す立場だと思うんですが。

西日本新聞 (7/6)

 宮崎県の口(こう)蹄(てい)疫(えき)問題で、高鍋町の畜産農家の男性がワクチン接種を拒否している種牛6頭について、
山田正彦農相が口蹄疫対策特別措置法に基づく強制殺処分を県に求めたことを受け、6頭を飼育する男性側は6日、
西日本新聞の取材に応じ、接種と殺処分を拒否する考えをあらためて示した。国や県が殺処分の強制執行を決めた場合、
法的措置も辞さないとしている。

 県は6月29日、男性に特措法に基づく殺処分勧告をしており、7月6日が処分期限。男性側は法的措置について、
殺処分の執行停止の申し立てや、殺処分決定の取り消しを求める訴訟などを検討しているとみられる。

 男性の種牛6頭は、県内の民間農場で唯一、国の検査に合格して種牛と認められ、年間約2千本の精液を県内外に
供給している。男性は6頭以外にも肥育牛など約300頭を飼育していたが、これらはすべて接種と殺処分に応じた。
しかし種牛は「公益性があり宮崎の畜産業再生にも必要」と接種を拒否している。

 東国原英夫知事は山田農相の指示を受けて勧告したが、現段階では強制執行には消極的な姿勢を見せている。

 男性は取材に対し「特措法がいう『緊急の必要があるとき』という状況なのか。今はまん延状態ではない。種牛の抗体検査
を行い、シロと確認できれば問題ないはずだ」と話した。さらに、県所有の種牛5頭が特例措置で家畜移動制限区域外に避難、
殺処分を免れたことにも言及し「民間の種牛も貴重であることは同じだ」と、同様の保護を訴えている。

 一方、山田農相は6日午前、省内での口蹄疫対策本部の会合で、男性の種牛の問題について「家畜の所有者が泣くような
思いで、家族同然の健康な家畜にワクチン接種、殺処分という大変な犠牲を払っている。そういった意味でも(県に対し)
特措法によるきちんとした対応を求めていきたい」と述べ、公平性の観点からも殺処分するよう県にあらためて求めた。

=2010/07/06付 西日本新聞夕刊=

山田さんは、この種牛の所有者が種牛以外の多数の牛を「泣くような思いで、家族同然の健康な家畜にワクチン接種、殺処分という大変な犠牲を払っている」ことを分かった上で、のたもうたのでしょうか。また、県のトクレイを棚上げで、このような不公平な「公平性」を民間人に強いることについて誰でも納得できる説明をしてもらいたいものです。

読売新聞 (7/7)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100706-OYT8T01024.htm
「農水省、種牛扱いルール検討」

 政府の口蹄疫現地対策本部長の篠原孝・農水副大臣は6日、口蹄疫対策特別措置法に基づいて行われる殺処分
について、「種牛は別扱いするルールを作るべき」との考えを示し、農水省内で検討を始めたことを明らかにした。

 篠原副大臣は、殺処分勧告を盛り込んだ同法について、「感染の拡大防止のためのルール」とし、「日本全体に
口蹄疫がまんえんし、種牛が全部なくなることを考えると、遺伝子資源がなくならないようなルールも必要」と述べた。

 ただし、高鍋町の種牛農家については、あくまで特措法にのっとって対処する方針を強調、「殺処分しないと県内の
制限区域を解除できない」とした。

7/6 山田農林水産大臣記者会見概要
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/min/100706.html

民間種牛の件で、記者が食い下がっています。

それにしても、また種牛のことばかり…。もっとほかにやるべきことが沢山あるのにねぇ。

☆気ままにウロンコロン☆のブログ「丘の上の花束」に、サシバエの写真が出ていた。
http://yaplog.jp/uronnkoronn/archive/229

ハエの専門家、村山茂樹さんのツイッター http://twitter.com/Clunio より引用

http://tinymsg.appspot.com/DCO

(5/13)
 イエバエで10キロ程度の大量移動を示唆する報告があります

(6/10)
 口蹄疫ウイルスの生態学を牛、豚、イエバエ亜科(或いはサシバエ亜科)のハエを含めた四者系で考えてみたらどうなるであろうか

 さらにはこの四者系を家畜化以前のイノシシ、オーロックス(orスイギュウ)を代入した野生動物系に置き換えた自然生態系で探求する試みも必要となるはず

 こうした口蹄疫ウイルスの生態学的な実態が解明されて初めて、先手先手と布石を打つ形での有効な対口蹄疫対策は有効なものとなるのではなかろうか

  現在の世界の口蹄疫対策は、何かウイルスのみを凝視した視野狭窄の稚拙さを感じてならない

  蚊の絡む媒介系の研究では常識的な思考ですが RT @DanShio: 殺して放置した牛、豚が腐り、ハエ、虫によるウィルス感染の範囲に留まらず、ご指摘の家畜化以前の野生動物系の検証やウィルス以外の検証は恐らく一般的にも政府も私の周りのメディアも全く無知です。 

(6/11)
 イエバエ・ノイエバエ関連文献トランクいっぱい詰め込んで、口蹄疫封じ込め戦闘に旅立ちたし。されど我が方に兵無し。

 (人と車の往来に)加えるに、口蹄疫ウイルスを生態学の土俵に引きずり出して考えると、どうも牛、豚、ハエ、ウイルスの四者系が臭い、というのが私の仮説

 イエバエは少なくとも一気に十キロ程度の障壁(海など)を群で突っ切る事が知られています。これを何日かかけて繰り返せば用意に数十キロの移動は可能です

  この移動距離、厳密なマーキング実験ではないのですが、発生地の陸から10キロ隔てられた海上ごみ埋め立て地から発生したイエバエが、大挙して対岸の陸地に到達した事例が知られています

 あくまでも強調しておきたいのだが、私の主張しているのはハエ媒介か、人媒介かの二者択一とかどちらに重点を置くべきかなどといった下らない論争ではない。両者を組み合わせた総合制圧を組まないとイエバエ亜科のハエの生態から考えてどうにも危険極まりないのではないだろうか、という提言なのだ。

2CH・Twitter・Mixi情報なので恐縮ですが、「12例目  4月29日 _1,429頭 養豚」でハエの大発生を見、その後の大爆発につながったと、「拡散」されていましたね。

口蹄疫ウイルスは飛まつ、あるいは接触感染であるという「専門家」の固定観念が支配的になっていて、昆虫の関与は無いことになっているような印象を受けます。

ウロンコロンさんのサシバエ攻撃の写真は衝撃的です。サシバエだけでなく、イエバエ類も大発生している様子が伝わってくるし、対策本部や防疫専門家がハエなどを無視し続けていて、飛び火発生は「人が運びこんだ、消毒の不徹底」のみで起こっていると考えているらしいのが不思議ですね。

イギリスのDEFRAの2007年の疫学調査報告でも昆虫の関与は全く検討されていません。そこで、質問状をメールで出してありますが、1週間以上まだ返信がありません(メールを受け、担当から返事するという連絡だけ)。その返事を非常に楽しみにしています。ちなみに牛のBluetongueウイルスがヌカカ媒介であることも踏まえた質問です。配水管腐食でウイルスを含んだ排水が敷地内に漏れた後、5キロ離れた牛のところへどうやって感染したかですが、道路に漏れて出て、それがトラックなどで運ばれたのだろう、という報告でした。汚水で発生した蚊などが運んだら伝染しそうな気もしますが、なぜ考慮さえされていないのか、謎です。

5月の中旬にかけて、どんどん消毒などの防疫対策が強化されたのにもかかわらず、指数的拡大のスピードが
落ちなかったのは、何らかの「防疫対策では防げない媒介要因」が大きく関わっていた証拠です。

また、5月中旬ごろ、一気に感染エリアが拡大したのも、車や人などの要因では説明しづらい現象です。

ハエが感染媒介にどのくらいかかわっていたのか、というのはもちろん調査しなければわかりません。
いまからでも調査のための「兵」を出してほしいものです。 27万の命が浮かばれませんよ…。

公平性云々といった建前?も必要なのかもしれないけど、

最後に重要なのは国際機関で清浄性がみとめられなければならないわけで、
結局、清浄性が認められるなら種牛セーフでもいい気がするんだよなぁ。
ただ、今後法的に問題おきそうだから種牛だけ別判断とか法律つくっておかないと、問題起きそうですけど。
あと、拒否にたいする罰則しっかりと法制化しておかないと、今後危険ですわな。

5月中旬って、種牛逃がすための下見した人とかなじゃないの?って思うんだけど?
119例目?あたりを基点に北西と西に拡大・・ちょうど10号から14号?に抜ける道路2本
って感じですし、西都までいっちゃってますしね。

伝染病を相手にしているのですから、「罰則」は「隠した」場合だけでいいのでは。
迅速な強制処分あるのみだと思います。

近づいている、「全国高総文祭みやざき2010」の存在が、種牛農家の味方になりそうですね。
山田農水相は、「民間種牛を殺処分しないと清浄化はない」と言っていますが、
そうなると、高総文祭は中止か、大幅な縮小になってしまうでしょう。
そうなれば、強情で理不尽な大臣として、全国の高校生にインプットされるのは確実です。

一方、清浄化までがんばれば、種牛が処分される理由もなくなります。

ところで「農と島のありんくりん」のコメントに、
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/40-c762.html#comments

292例目について、6/25の目視検査でも、6/30の採血のときも感染がわからなかったので、
この清浄化検査を行った人たちによって、ほかの農場に感染した可能性があるのでは?
との疑問が挙げられています。

どのくらいリスクがあるのかはわかりませんが、確かに気になるところです。

その地域にかなりの量のウイルスが存在する場合には、人や車以外に、いろいろな動物や昆虫がヴェクターとなる可能性は否定できないでしょうね。ハエもその一つの可能性はあると思います。汚染物に付いたハエ類がウイルスを別の場所へ運んだ可能性は十分あると思いますし、感染爆発の極期には一つの経路であったのではないでしょうか?ただ、ウインドレスの豚舎等での発生もありますし、逆に開放型の牛舎で発生が確認されて居ない例もあります。特別な例なのか?あるいはそうでないのか?今回の例で検証されれば、それは今後の口蹄疫防疫に非常に重要であったと思いますが、残念ながら、今回、そのような調査研究はされることが無かったのが、悔やまれます。
ただ、感染が北から南に拡大して行ってると思うのですが?宮崎の物流を考えた場合、児湯地区の産物は宮崎から九州自動車道、あるいは西都から東九州自動車道に乗るのがルートかと。また、人は北の日向、延岡でなく宮崎市の方に多く流れるのではないでしょうか?その点も考慮すべきかと思います。
宮崎の292例目がサーベーランスで摘発できたことは良かったのですが、確かにその際、同じチームが他の農場の採血にも行っているはずですし、そこでウイルスの伝搬があった可能性はあります。今後、半径1キロ以内の清浄性確認が再度行われるみたいですが、続発が無いことを祈るしかないですね。

本日(7/8)の東国原知事ブログ http://ameblo.jp/higashi-blog/day-20100708.html より

「16日の児湯地区移動制限解除に向けて、早急に対応して行く必要がある。」

どういう対応をしているのだろうか…。

とある方から、児湯地区の清浄化検査についての情報を知らないか、というメールを頂戴した。
残念ながら、私の知るかぎりでは、詳しい情報はどこにも見当たらない。

今のところ、7/1に農水省HPにアップされた
 「口蹄疫に汚染されたおそれのある家畜排せつ物等の処理について」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/fmd_haisetsubutsu.pdf
が、ガイドラインになっていると思われるが、これだけ?なのかどうかわからない。

ところで、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」(H20)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_bousi/pdf/hpaisisin.pdf
には、「6.清浄性の確認のための検査等」の項目があり、2回の検査を行うことや、
移動制限解除後の検査、経営再開のための検査の規定などが定められているが、

一方、「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針」(H16)の場合は、
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_bousi/pdf/fmdsisin.pdf
清浄性確認のための手続きは定められていない。

堆肥の封じ込め(42日間(6/25から)放置)の様子。
http://twitpic.com/22uysc

訓練された組織は、やることが決まっていると鮮やかにやるものです。
国の対策本部は堆肥問題を放置していないということが分かって、すこしほっとしています。

ところで堆肥からの虫の発生に対する処置がどのようになされているのかよく見えませんね。
温度が上昇しない表面近くでは盛んに発生しているかもしれませんが、ウジの発生防止対策はやっているのでしょうか。虫はわずかな量の堆肥や糞尿でも結構多く出るはずです。

児湯地区の清浄性確認で一番重要なのは、おとり家畜をどうするかだと思います。
今でもあの地域には、汚染された可能性がある堆肥や飼料が残されています。
今日から、発生農場の一斉消毒が始まったみたいですが、それにより、そこにウイルスが居なくなったか
どうかを判断するには、どうしても、おとり家畜を入れてみないと判断できません。
しかし、逆にウイルスが残っていれば、そこでまた新たな発生があるわけで。
非常に難しい問題が残っていると思います。

山猿 さん。
おとり家畜が問題なのは、鶏と違って高価だからでしょうか?
どうも私には問題の所在がよくわかりません。
どうやってもリスクはゼロにはならないでしょうから、万一のおとり家畜の再発はやむを得ないのでは?

堆肥については、緊急に研究調査を行うようです。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/press/100709_8.htm

「口蹄疫に関する緊急調査研究」の研究課題の公募について

 本年4月に宮崎県で発生した口蹄疫では、まん延防止とともに家畜排せつ物等の処理が課題となって
いる。今後、焼埋却できない家畜排せつ物等について、適切に処理して口蹄疫の再発を防止するととも
に、堆肥等として資源の有効利用を図るため、今回発生したO 型口蹄疫ウイルスの日本の気候における
消長に関する調査及び堆肥切り返しの際の飛散性等に関する調査が必要である。
このため、本課題では、
①今回のO 型口蹄疫ウイルスについて、排せつ物等の環境中におけるウイルス残存性の調査
②排せつ物処理における粉塵等の飛散低減策の調査
を行うものとする。

上記研究対象に係る調査研究については、本年度内に終了し、所期の成果を出すことが求められます。
なお、研究費については、2千万円を上限としています。

本日お昼頃、東国原知事のツイッター http://twitter.com/higashitiji

「国は殺処分ありきで、抗体検査すらしてくれない構えです。」

民間種牛ってワクチン摂取エリア内ですよね。

摂取、非摂取の区別、抗体検査だけでいいのかな? 
外国や国際機関からどんなツッコミが入る可能性があるのかな?

日本の場合BESで他所の国にかなり注文つけてるんで、
今回微妙な処置しても外国が納得しないだろうって話もあるわけで。

清浄国復帰を認めてもらうために何が必要で何をしないといけないのか?
って条件がイマイチわかりにくい・・・

おとり家畜を農場に入れて、その家畜が口蹄疫を発症したら、
その家畜の防疫処置が終了した時点から、最短21日間の移動制限、搬出制限がまたかかります。
リスクゼロは無理でしょうが、おとり家畜を使うことにより、延々、移動制限、搬出制限が続く可能性もあるわけで
牛や豚でなく、ウイルスに感受性があり、その農場の清浄性を証明できる動物が存在すれば良いのでしょうが

>摂取、非摂取の区別、抗体検査だけでいいのかな?

そもそも、緊急ワクチン接種をどのように行うか、という細かい規定はないはずです。
「範囲内の全頭に接種する」というふうに国際ルールで決まられているわけではありません。

http://www.asahi.com/special/kouteieki/TKY201007090338.html
この記事のように、農水省の主張をタレ流している報道もありますが、農水省の主張には根拠がないと思います。

宮崎県の種牛は明らかに国際ルールの例外規定でお願いをする必要がありますが、
民間種牛の場合、国際ルールに抵触する、というふうにはどうしても読めません。

>延々、移動制限、搬出制限が続く可能性もあるわけで

2回以上おとり家畜の発症が起こるようなら、根本的に対策を見直す必要があると思います。
おとり家畜がどうのと言う以前の問題では。

宮崎大学の末吉先生は、
http://www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~vet/hygine/HP/index.htm

ハリネズミをモニター動物として使えないか? と書いていますね。
但し、このハリネズミがPCR+となった場合、発症扱いにならないのかどうかは、
よくわかりません。(OIEと要協議?)

>2回以上おとり家畜の発症が起こるようなら、根本的に対策を見直す必要があると思います

仰るとおりです。何度も発症があるなら対策そのものに何かの問題があるでしょう。
ただ、ウイルス相手に100%の対策をどうとるか?その農場がウイルスフリーであるとどう証明するか?
感受性があり、法律上、口蹄疫の発病とはならない動物が存在すれば、それがベストだと思います。
ただ、それでも、本当にウイルスフリーなのか?と言う疑念はいつまでも残る気はします。

> 感受性があり、法律上、口蹄疫の発病とはならない動物が存在すれば、それがベスト

仰るとおりですね。ハリネズミをモニターにする使う方法が可能なら、
実験的でもやる価値はありそうです。

> 本当にウイルスフリーなのか?と言う疑念はいつまでも残る

リスクはコストの関数です。本来、糞尿、敷きわら、飼料などの汚染物を近くに埋却することができれば、
最もリスクは低くなるわけですが、物理的またコスト的に困難だと判断されたわけです。使えるお金は有限
ですから、それはあながち間違いではないと思います。

私の考えを言えば、清浄化後の農場での再発生は、そんな怖れるようなコトでもないと思います。
そもそもアジアでの人の交流がこれだけ多い時代ですから、全国のどこでも、口蹄疫が起こるリスクは
つねにゼロではありません。

それよりも今最も怖いのは、野生動物に感染が広がっていた場合です。この場合は21日間などと言う
短期間で清浄化できる筈もありません。制限区域をどう設定するのかわかりませんが、長期にわたる戦いになり、
農家の再建が困難になる可能性があります。

>そもそもアジアでの人の交流がこれだけ多い時代ですから、全国のどこでも、口蹄疫が起こるリスクは
つねにゼロではありません。

その通りです。ウイルスなどによる伝染病に、リスクゼロを求める事は不可能です。
言えば、限りなくゼロに近い状態にしたいと言うことだと思います。
しかし、何故か日本人は100%の安全を求めます。統計学的有意などと言う安全は求めません。
これは、BSEですでに経験済みです。
再開農場での再発、それは致命的な結果を生みそうで怖いです。

野生動物への感染は、本当に危惧されることです。
その件に関しては、日本の口蹄疫として、国が率先して対策なり調査なりをするべきではないでしょうか?
現在のような自治体任せ的な対策では、正確な動向は調査不能か、不十分のままになると思います。

コドモの喧嘩。
http://ameblo.jp/higashi-blog/day-20100710.html

誰に責任があったのかは、大臣と知事が話し合うべき問題ではありません。
どこがどう問題だったのか、きちんと検証を行えば、自ずと明らかになるでしょう。

知事は県の象徴になりました。地元新聞の調査で県民の支持率が約95%とか、信じられない率です。(設問に問題がありそうですが)これが強気にさせてしまったのか。

責任の所在は、当事者でなく、利害関係から離れた公平な第三者に検証してもらうべきですが、それができるところがあるかどうか。専門知識も必要でしょうし、FAOがよろしいかと思いますが農水省は決して受け入れないでしょうね。

10年前の口蹄疫発生から今回まで、宮崎県では時間が止まっていたことを忘れてはならないでしょう。しかし、国も同じことですから、同じ穴のムジナの喧嘩という奴でしょう。

ProMED-mail (09 Jul. 2010)
http://www.promedmail.org/pls/apex/f?p=2400:1202:4040700625072425::NO::F2400_P1202_CHECK_DISPLAY,F2400_P1202_PUB_MAIL_ID:X,83592

(再末尾)
Refraining from killing the 6 stud bulls, described above, without
affecting the said timetable, may be considered provided the bulls
have not been vaccinated and are not serologically positive.

種牛がワクチン接種されておらず、かつ血清検査が陽性でない場合には、
上述の6頭の種牛の殺処分をやめることが、清浄国復帰の日程に影響を与えないと
見なされるかもしれない。

ProMEDの通信文を見ましたが、これには書き手の名前と所属が明記されていませんね。
ことわり書きから、私的な第3者の意見ではないかと思われます。

専門家集団で運営されているらしいので信頼性はかなりあるでしょうが、この意見がどのように政治的に反映されるか見ものです。

7/13 18:09 NHK

口てい疫に関連して、畜産農家の種牛6頭の処分をめぐって国と宮崎県が対立している問題で、13日、東国原知事と会談した山田農林水産大臣は、県が処分を行わないのなら国が行政代執行で処分することもありうるという考えを伝えました。

この問題は、宮崎県が県内の畜産農家の求めに応じて、この農家の種牛6頭を処分せずに県の所有として残す方針を示しているのに対し、国側は、例外は認められないとして強く反対しているものです。この問題をめぐって、東国原知事は13日、急きょ上京して山田農林水産大臣と会談し、畜産農家の種牛を処分せずに県の種牛として残したいと直接伝えました。これに対し、山田大臣は「法律の規定に基づいて県が処分を執行するように」と述べるとともに、県が処分を行わない場合、国が行政代執行で処分することもありうるという考えを伝えました。会談のあと、東国原知事は記者会見で「県が残そうとしている種牛は感染のおそれがないと認識しているし、周辺にはもう家畜はいない。対象の種牛が口てい疫に感染しているのかどうかをみずから調べるなど、国こそが地元の意向を踏まえた責任ある対応をとるべきだ」と述べました。一方、山田大臣は会談後の会見で「東国原知事は、対象の種牛に感染の疑いがないと言うが、さらに感染力の強い口てい疫が発生する可能性は否定できない。県に対して是正の指示をきょうにも出すが、それでも県が処分に応じないのなら、できるだけ早く行政代執行の手続きに入りたい」と述べました。

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