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2010年7月24日 (土)

データで振り返る口蹄疫対策(2010年 宮崎) その43 4月30日まで

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今回の図表(pdf)はこちらからどうぞ。

Photo(Top): 森の墓地(世界遺産) Stockholm, Sweden  Olympus E-330 + ZD11-22 (写真、図表はクリックで拡大します。)

「100430_FMD.pdf」をダウンロード

このブログは、5/10(月)に始まっているのだが、(後から見れば)口蹄疫対策の決定的勝機は、

すでにその頃までには過ぎてしまっていた、というのは間違いない。

何回かに分けて、初期の頃のデータを振り返って書いておく。

ちなみに私が感染の拡大を知ったのは、5/7(金)のことで、「野生動物メーリングリスト」で

教えられたのだった。(そのころ東京ではまったく報道されていなかった。)

とりあえず知人に知らせる目的でmixiにこんなグラフを載せたところ、

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地元新聞でもこんなグラフは出していない」というコメントを頂戴して、「おやっ?」

と思ったのが、ブログを開設したきっかけだ。私は畜産にも獣医学にも素人だが、

対策が遅れていることをわかりやすくプレゼンした資料」を作って公表することは可能だし、

意義がありそうだ、と考えたのだ。(その後あれこれと広がっていったのだが。)

1.発生状況(4/30発症ぶん:1例目~15例目まで)

100430_fmd1_2

頭数は7/16農水省公表の頭数。当初の公表値とは少し変わっている。(表はクリックで拡大)

潜伏期間(一般的に7~10日程度)をどう見るかにもよるが、この15例目くらいまでは、

4/20前後までに感染していたことになるので、防疫対策では防ぎようがなかったことになる。

7/23の「口蹄疫疫学調査調査チーム第4回検討会の概要」によると、

 ・6例目の農場にウイルスが侵入したのは、3月中旬ごろ。

 ・抗体検査の結果から、1例目及び7例目の農場には、3月下旬頃ウイルスが侵入しており、

  1例目の発生が確認された4月20日時点では、少なくとも10農場以上にウイルスが侵入していたと推察される。

ということだ。7例目の農場にウイルスが侵入した時期を「3月下旬」と推定した詳細な根拠は示されていない

ので、ここでは論評しない。

ところで、7例目の抗体検査を行ってO型と確定したのは5/4のこと。農水省は、7例目の抗体が高かったことは、

5/4には把握していた筈だ。なぜ、7月になってからの公表なのだろうか?

また、7例目の肥育農場(牛725頭)には、3月下旬にウイルスが侵入したということだが、

3月下旬から4/20までの出荷はなかったのだろうか?

それにしても最初の発症から、25日間も未対策期間があったのに、あまり広がらずにすんだのは

僥倖というほかはない。

8/25追記)「口蹄疫の疫学調査に係る中間的整理(8/25)」の推定発症日により修正した表

100825_115

「100825_115.pdf」をダウンロード

これによれば、発生初期から、殺処分は大幅に遅れていたことがわかる。

それに気づいたのは、いつだったのか?

修正については「その47」に記載しました。

2.発生状況の分布(1例目~15例目まで。9例目はえびの市なのでこの図中にはない。)

Fmd_1004_map_s

図はクリックで拡大します。位置は誤差があります。(この図は転載禁止です。)

一見してわかるのが、7、2、3、4、5、11、12例目と、集中して感染が起こっていること、

そして10、13例目と、豚の感染がやはり集中して起こっていることだ。

1例目と6例目は、飼料会社が共通だった。

1例目の農家は、3月末に6例目の農場に回覧板を届けている。(7/22 MRTニュース)

9例目(えびの市)への飛び火は、7例目と同じ家畜運搬車を使ったため、と推定。

農場間で従業員の移動が確認されているが、どの例かは未公表。

3.累計の殺処分対象頭数と処分状況の推移(1例目~12例目まで:4/30感染確認ぶんまで)

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参考:4月の気象データ(出典:気象庁HP、この図は転載不可です。)

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強い風が(南風も、北風も)何回も吹いている。但し影響は不明。

4.人災の構図

 初期の防疫の失敗については、赤松農水相が不要不急な海外出張に行ったこと(4/30発-5/8帰国)や、

東国原知事がノンビリ講演に出かけていたこと(5/2金沢、5/8熊本)などをさして、

「トップ(民主党政権を含めた)の危機意識の甘さ」に問題があったとする意見も多いようだ。

だが、本当にそうだろうか。

仮に、トップに問題があったとしても、今の日本では、赤松氏や東国原氏に及ばない政治家が

大臣や知事に選ばれることも多い筈だ。危機管理がトップの手腕次第というような体制では、

ほんとうに危ういと思う。

最初の表から判るように、

4月末の時点では、殺処分の目立った遅れは発生していなかった。(但し、8例目はやや遅れていた。)

また、4/20よりずっと前から発生していたので、全国のどこでも飛び火している可能性はあったのだが、幸か不幸か、

4月末の時点では、川南町と都農町の限られた範囲(飛び火したえびの市を除けば)におさまっていた

このため、県も国も、対策がうまくいっている、と勝手に思いこんでしまったのが、重大な敗因となった

だが、この頃にはすでに、周辺農場へとさらに感染は拡大しており、発症するまで気づくことはなかった。

ところで、豚の感染が重大な脅威であることを、認識できなかったのはなぜだろうか?

この点はよく判らない。専門家がどのような意見を述べたのかも、公表されていない。

(参考)「第11回(H22.4.28)牛豚等疾病小委員会概要」では

    「(10例目の)豚での発生は感染拡大につながりにくい事例と考えられる」とされている。

(参考)「口蹄疫 豚感染第1号の県畜産試験場」(beachmolluscひむかのはまぐり)

4月28日に農水省・川島動物衛生課長は

爆発的に拡大する兆候はない」「2000年時のような不顕性感染がなく、典型的な症状を示しているので、

異常の通報を受けて現状の防疫方針を続けながら今後の対応を見極める」との見解を示している。

(ピッグジャーナル)

(参考)「4/28 東国原知事ブログ

    この4/28の朝、8例目、9例目(えびの市)、10例目(豚の初発)の感染が確認(PCR+)された

    のだが、このブログからは、特にそれを深刻に受け止めた様子は伺えない。

    ちなみに、この前日の農相への要望は、「予算措置、財政措置、風評被害対策、糞尿対策

    であり、防疫対策についての要望はなかった?ようだ。

(参考)「4/30 赤松農水相記者会見」(海外出張に出かける日の朝)

    口蹄疫については、やや慎重な言い回しだが、それでも、専門家の意見をふまえた上で、

    現在の対策で問題ない、という見解が示されている。

4月頃は殺処分の顕著な遅れはなかったと言え、感染確認から3日程度かかっている例も多い。

6/24に公開された「口蹄疫防疫措置実施マニュアル」では、感染確認から原則24時間以内の殺処分を定めて

いるが、この規定に実効性を持たせるためには、いろいろありそうだ。

埋却地の確保は、2~3例目から苦労が始まっている

(参考)「口蹄疫撲滅には時間単位の迅速性が求められる」(鹿児島大学 岡本嘉六教授)

10例目(県畜試支場、豚486頭)は、感染確認の4/28に即日、殺処分を終えているが、防疫措置の終了は

なぜかその8日後の5/6となっている。この事情は明らかにされていない。

13例目(JA経済連、豚3,882頭)は、5/1感染確認、5/2~5/4殺処分、5/5防疫措置終了、と公表されているが、

「47トピックス」掲載の現地養豚農家からの報告では、

「しかし実態は5/8に、はじめて埋め戻しをしていました、殺処分されてから5/8まで、埋設場所に穴を掘り、

 そこに殺処分された豚などを放置し腐敗がした状態で埋設したのです。」とされている。

5.周辺調査は1kmでいいのか

4月の時点で、周辺の感染調査を行っていれば、もう少し早く、強力な防疫体制を立ち上げることが

出来たはずだ。

ところで、6/24に公開された「口蹄疫防疫措置実施マニュアル」では、発生1km圏での抗原検査・抗体検査を

定めているが、なぜ1kmなのだろうか?

5月以降の感染の拡大状況(次回掲載予定)を見ると、1kmを超えて感染が広がっている例が多い。

2kmくらいなければ、十分な早期発見はできなかったことになる。

(この項はまた次回に書く予定。)

6.家畜保健衛生所は、もっと早く発見できなかったのか

1例目の経緯は、宮崎県の発表にやや詳しく記されている。

6例目の経緯は、「文藝春秋」8月号に、高山文彦さん(高千穂町出身)が、10Pのルポを書いているが、

その中に6例目の水牛農家のかかりつけ獣医師の証言が出ている。

(このルポは、ほかに、感染した農家、殺処分を手伝った農家などの聞き取りなどあり、なかなか良い記事だ。)

どちらのケースも、典型的な口蹄疫の症状ではなかったので、口蹄疫を疑うのは難しかった、

というのは獣医師の共通する認識のようだ。

(仮に、若干のミスがあったとしても、家保の獣医師に責を求めるべきではないと思う。)

しかし、原因不明なのに、動衛研に持ち込むまで、時間がかかってしまったのは、

動衛研の敷居がやや高い、という事情もあったようだ。

今後は、簡易検査(簡易キット、サーモグラフィーなど)も導入されるようなので、この点は改善されそうだ。

(参考)「簡易検査キット」(農と島のありんくりん)

(参考)「赤外線サーモグラフィー」(鹿児島大学 岡本嘉六教授)

ところで今回、初動防疫に失敗したあと、感染は急速に拡大して、蔓延するまで遅れを取り戻すことはできなかった。

感染拡大のスピードは、家畜の密度が高いほど速くなる

あくまで仮定の話だが、川南町よりもっと家畜の密度が低いところで起こっていたならば、初動防疫に失敗した後も、

遅れを取り戻すチャンスがあったかもしれない。

しかし逆に言えば、川南町のように家畜の飼養密度が高い場所では、初動防疫の遅れは絶対に許されなかった

高い密度で家畜を飼う地域は、あらかじめ地域全体で、高度な防疫体制を整える必要がありそうだ。

7.いろいろな噂について(4月まで)

5/17にマスメディアが報道規制を解くまで、東京での報道はほとんどなかった。

一方、ネット上では、怪しい噂ばかりが出て来る、という状態で、やはり何が本当なのかは

なかなか知るすべもなかった。(報道規制には、怪しい噂の横行を促した側面もある。)

念のため有名な噂についてこれまで既知のことを記す。

■「6例目の水牛農場が、韓国から違法に水牛を持ち込んだ」というのは全くのデマ。

 この農場の水牛は、2008年に、オーストラリアから正規の検疫を経て輸入されている。

  (参考)「オーストラリア水牛輸入交渉」(チーロ・エスポージトより)

  (参考)「未だに水牛の検疫について誤解があるので整理」(原田英男さんのツィート)

 この噂のヴァリエーションとして「例目の企業経営農場が、違法に水牛を持ち込んだ

 という訳の分からない噂もあるが、そもそも7例目の農場に水牛はいない。

 現在、この6例目の水牛農場のHPには、

    【作られた噂】であれば【ことわざ】どおり自然に無くなります

 という言葉が掲げられている。  

■「民主党代議士が、韓国からの研修生を6例目(or7例目)の農場に紹介したのが原因

 という噂の根拠・証拠・証言は今もなお見つかっていないので、これも恐らくデマだと思う。

 しかし、韓国からの農業研修生は、以前から大勢日本に来ているようだし、

 「研修生」という名の低賃金労働者が中国などから大勢来ているのも周知の通り。

 ちなみに、今回のウイルスは、香港のものに近いが、韓国のものとも近い。

 (おそらく中国のものとも近いが、中国のウイルスの遺伝子情報は公開されていない。)

  (参考)「2010年 宮崎で発生した口蹄疫ウイルス」(beachmolluscひむかのはまぐり)

  (参考)「口蹄疫:ウイルスはどこから来たか?」(寺門和夫のブログ)

  (参考)「今回宮崎県で発見の口蹄疫ウイルスの感染ルートは?」(Sasayama's Weblog)

■「7例目の企業経営農場の発症は2~3月頃。殺処分(4/27-4/28)の時点では、全頭感染に近い状態

 もしこの噂が本当なら、殺処分に関わった人は大勢いたので、証人を集めるのは容易だと思われるが、

 今のところはっきりした証言者は確認できない。

 「フライデー」誌が何度か記事にしているが、相変わらずはっきりした証拠はないようだ。

 7/22のMRTニュースでは、「3月頃から同様の症状が出ていた、という従業員の証言を聞いた

 という証言者が出ている。

 ネット上では、この企業経営農場が、口蹄疫拡大の犯人、としてよく名指しされている。

 真偽は私には判らないが、この農場にどのような事情があったにせよ、現実に感染拡大が起こってしまったのだから、

 ともかく国と県は有効な対策を取る必要があった。そこは間違えるべきではない。

■「例目の企業経営農場が、優良な牛を逃がすために夜中に牛を移動させたのが、えびの市(9例目)

  への飛び火の原因」という噂の裏付けとなる証拠、証人は見つかっていない。

 但し、初期の消毒ポイントは畜産関係車両だけが対象で、しかも夜中は稼働していなかったので、

 夜中に家畜を動かすのは不可能ではなかったようだ。

  (参考)「権限をギリギリ一杯まで使って防御してほしい!」(農と島のありんくりん)

■「12例目の商社系養豚場が、ハエを大発生させた

 これについても、信頼できそうな証言は見たことがない。

 発症から殺処分まで3日間、という公表の通りだとすれば、ハエが発生する時間はないはずだ。

 但し、ずっと移動制限が続いたため、糞尿の処理もできず、川南町一帯でハエが大発生したのは事実だ。

 (ハエについてはいろいろな情報があるので、いずれリンク集を作りたいと思っている。)

8.県による6例目「隠蔽」の謎

「文藝春秋」のルポ記事を読んでも、6例目の家保の対応について、さほどの失態があったとは思えない。

しかし、国と県はなぜか当初、6例目が3月に発生したことを、隠そうとしていたフシがある。

理由は謎であるが、2度も見逃した、というのは恥ずかしいと思ったのかもしれない。

8-1. 3/31の時点での感染が確認されたのだから、初発は6例目になる。これはたいへん重要な情報だが、

 5月の中旬頃まで、国内向けにわかりやすい形で公表されることはなかった。

 (農水省がOIEに提出したレポートでは、3/26発症と書かれている。)

 (参考)「宮崎県が口蹄疫発生見逃し」(5/18読売新聞)

8-2. 4/29に、疫学調査チームが現地に入って、1例目の牧場を視察したが、なぜか6例目のことには触れていない

 もちろん7例目のことも触れていない。このときなぜ調べなかったのか、メディアは取材しないのだろうか。

8-3. 6/11の東国原知事ブログでは、都農町での発生時のことを振り返っているが、

 6例目が3月に発生していたことは、なぜか全く無視されている。

8-4. 当初の農水省公表・宮崎県公表では、3/31に「ほかの理由で」スワブ検体を採取したとだけ書かれていて、

 定期検査でも行ったような印象を受けるが、実際は「発熱と下痢」で家保が呼ばれていた。

 (年度末の3/31に、役所が定期検査などを行うはずがない、と噂されていた。)

 また、1例目の感染確認後、「飼料会社が共通する」という理由で6例目の農場に立入調査したと書かれて

 いるが、飼料会社が共通の農場は、ほかにもたくさんあったはず。

9.初動防疫の失敗を振り返るリンク集

初動防疫をきっちり語るには、消毒の体制、農家への必要な情報の伝達、補償交渉、殺処分の体制、

埋却地の準備など、もっといろんな側面から検証する必要があるだろう。

こちらのブログに、多くのコメントがあるので参照されたい。(ほかに見つけたら追加する予定)

・「初動防疫(追記:7/31から非公開) (パソベッツこじま 大動物診療所 in川南町)

・「情報の開示(追記:7/31から非公開) (同上)

・「現在の川南町(追記:7/31から非公開) (同上)

・「県と国の二重構造なのが問題だ」 (農と島のありんくりん)

・「クローズアップ現代・英国に学ぶ口蹄疫緊急対策」 (同上)

・「「みやざき甲斐」さんの重要なレポート」 (同上)

・「ウイルス侵入と拡散ルート」 (現役養豚家の考え)

10.国内へのウイルスの侵入経路

7/23の「口蹄疫疫学調査調査チーム第4回検討会の概要」では、中国産輸入稲わらの可能性は低い

とされただけで、侵入経路についてはほかには何も解明されていない。

すでに4ヶ月も前のことなので、はっきりした侵入ルートの解明は、今後も難しいだろう。

あくまでもひとつの「可能性」として書くのだが、

6例目の水牛農場では、毎朝、宮崎空港までチーズの発送に行っていたそうだ。

6例目が最初の感染だと仮定した場合、空港から、ウイルスを持ち帰った可能性があるのではないか?

口蹄疫発生前の宮崎空港の防疫体制はどうなっていたのだろうか。

ほかの細菌やウイルスはともかく、口蹄疫ウイルスに効果のある消毒は行われていなかったのではないか?

宮崎空港からは、ソウル(仁川)に週3往復、台北に週2往復の国際線も就航している。

(参考:8/5追記) 中国産の(畜産飼料用)稲わらは、なかなか厳しい検査がされているようだ。

但し、中国産(or韓国産)の「畳床材料用稲わら」として輸入された可能性も指摘されている。

お知らせ>本日の図表は、pdfを含め、無断転載を許可します。

      但し、 1.引用元の表記をお願いします。 2.無断での改変は厳禁です。(サイズの変更はokです。)

お知らせ>宮崎産の豚肉・牛肉・乳製品は安全です。

お知らせ>今の宮崎の旬コレだそうです。

データは、農水省、宮崎県、OIEの公表データをもとに、個人的に集計したものです。

誤り、疑問点などありましたら、コメントをよろしくお願いします。

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私がコンタンです。暑中お見舞い申し上げます。(この写真は転載禁止です。)

このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

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コメント

原田英男 on Twitter より

【口蹄疫疫学調査T私見②】初発農場について。全ての発症農場について、病変の画像から発症日を推定(抗体価は個体差や暴露量で変化するので)。
その結果、ウイルス侵入が最も早かったのは6例目(水牛農場)で侵入時期は3月中頃。1例目及び7例目(いわゆるA農場)は3月下旬頃にウイルス侵入。

【口蹄疫疫学調査T私見③】ウイルスの侵入経路は現時点では遺伝子型から「アジア地域」としか言えず、具体的な経路は不明。
初発と言われる農場でも中国産稲わらは使用されていないので、「稲わら犯人説」は今回は取れない。

【口蹄疫疫学調査T私見④】感染拡大要因について。川南町を中心とする地域の感染拡大要因は、要はこんなに狭い地域でウイルス量が多ければ、
人、車両、ネズミ・鳥・ハエ・飛沫核など、なんでもあり得る。ただ、広域感染の原因としてネズミ・鳥・ハエ・飛沫核などは可能性低い。

【口蹄疫疫学調査T私見⑤】ワクチン接種地域外への感染拡大要因は、ア)西都市と日向市への拡大は、児湯地区の発生農場と同じ飼料会社の車両によるものか。
イ)西都市内での感染は、ミヤチク都農工場への出荷の際に同じ車両を使用したためかも。

【口蹄疫疫学調査T私見⑥】宮崎市内の3農場の発生について。3農場が同一地区にあり、農場間の距離も近いので飛沫核感染の可能性が大きい
(この辺はハトが多いとかの指摘もあったが原因とまでは言えないか)。

【口蹄疫疫学調査T私見⑦】という訳で、簡単な解説をしたけど、データがないと読み取りにくいデスよね。今回、公開可能なデータは公表した方は良いと思うけど、
少なくとも最終報告時には、そうして欲しいっす。

6と7の関連が不明なんです。
RT @hikawabito 「口蹄疫疫学調査チーム 第4回 検討会」の解説を@hideoharada 氏が【口蹄疫疫学調査T私見①~⑥】でしている。
検討会資料では、6例目が発生源としているが、7例目〔大型農場〕との関連が今一?

本当ですね。10、12、13(いずれも豚)は殆ど同時なのですが。
RT @sasaq @hideoharada 10例目(畜産試験場・初の豚)が発覚前感染なのかどうかは潜伏期間ギリギリで検体は存在せず「推察」にすぎないのに断定報道されてますねhttp://j.mp/b9Oumz

そんな難しい話でなく、川南の農場からえびのの農場へ車が移動したことが感染要因ということ。
RT @moherin @hideoharada 大規模農場がえびのに牛を移動させたのでは、という報道があります。これは牛の管理番号で真偽を調べられないのでしょうか。

少なくとも6が先なのは間違いないとの見方。
RT @hikawabito 7例目が発生源で、隠匿していた。その後周辺に車両や人により感染ならつながる。@hideoharada 6と7の関連が不明なんです。

韓国産稲わらは韓国での口蹄疫発生後、輸入を止めてます。

追伸:いずれにしろ、今回の発生農家で韓国産稲わら使用農家はなかったと思います。

公表されていない内容を余りツイートする訳にもいかないしw。その辺の確証があれば、チームも侵入経路として触れたはず、とだけ。
RT @naomakotomokou @hideoharada 韓国からの見学者を受け入れたというのはご存知ですか。

「口蹄疫感染経路究明チーム」には委員として、宮崎大学、県の家畜保健衛生所、殺処分に当たった民間獣医師にも参加して頂いている。
今後更に現場の実情を踏まえた議論に期待。それはそれとして、県畜産試験場、経済連センター、改良事業団も公的機関として自らも検証してはいかがか。

少なくとも県は、試験場に侵入させてしまったことを検証しないと今後の自らの防疫体制が構築できないと思います。
RT @hikawabito 地元では一部町をのぞき、臨時県議会でも調査には協力するが、積極的には解明はしたくないような感じ、何故? >県の試験場等の自ら検証について。

こんにちは。県の機関に求められることでもありますものね。相反する悩み。
RT @tukinosuke お疲れさまです。原田さん、国の機関の方は、あまり、ご存知ないのですが、意外と県の機関には地元の人が、気軽に訪ねて来るというところがあります。
それが、仇になる場合も考えられます

抗体価は確かに、個体差や被曝量で差があります。しかし、その変動は同じ推移をするはずです。
系時的に採血されていたら、もう少しハッキリ指摘できたのでしょうね。写真により病変が、ある程度の時間が経過しているのは判別できても、いつ感染していたかは立証できないと言うことだと思います。そして、唯一立証可能なのが水牛ですから、結果水牛初発となりました。
水牛と企業農場の接点ですが、本当にないのでしょうか?
本当に行き来はなかったのか?私が聞いた話では、行き来があったと言うことなのですが。
野生動物に関しては、恐らく何もなかったことになりそうな気がします。
テレビ東京のスクープは、先日の読売新聞の感染隠蔽の記事 と同じではないのかと、今、思っています。

んー6例目は以前から気になってた点が幾つか。

感染⇒口蹄疫とはわからない症状⇒風邪として対応 (これはまあ妥当でしょう)

他の牛に感染が広がる⇒ウイルスを疑い検体を取って検査。
6頭だか9頭だかに同じ症状が顕れたとの記事だったと記憶していますが、
全頭が特殊な症例というのもなんとも微妙な感じです。(特に確率的に・・・)
水牛に顕れる症状が一般の家畜と比べて特殊という可能性でしょうが?
水牛には特殊な症状が出るということであれば、教科書どうりでなかったと報じられている
”3月の段階での症状”が周知されていない点も納得いくのですが・・・。
(普通わからないような症状で過去に発生してた⇒危ないのでとにかく状況・症状を周知徹底)
それにしても、水牛には○○な症状がとか周知しそうな気もするんですが。

また、口蹄疫の猛威を目の当たりにしたから持つ感想なのかもしれませんが、
ウィルスを疑い検査⇒原因不明⇒治ったから大丈夫だろう的な対応というのが、
普通の対応なのかな?という点。

6例目
の不可思議は、
獣医は山文彦氏へ
3/31 中毒症状を疑った池亀医師が家畜保健衛生所から別の獣医師三人にも来てもらって診断。牛が暴れるため蹄の裏(口蹄疫なら発疹が出る)を確認できなかったものの、三頭から検体(血液)を採取。なお口周りの泡は確認されず。

4/14 依然と牛の乳の質と量が悪いため、牧場主が再度池亀医師と保健衛生所に診断を依頼。またも牛が暴れるため二頭だけから検体を採取。またも診断結果が保健衛生所からなかなか送られてこない。

3/31 の採取は、獣医が血液と言われている事で、4/14 は、検体の採取種類は不明ですが。 血液?。

で、県と農水の発表は、3/31のスワップ検体でPCRでの1例のと、なっている事です。 3/31 、4/14 からは、スワップ検体は、採取されていない事になります。 合計8検体を送ったとされています。

血液からの、PCRでの確認は、無理な様であったと思います。 

31日とされる、検体のスワップは、いつの検体か?。

宮崎は知りませんが、家保の病因検索は時間がかかる、という印象です。建物自体も人員も減らされて、死亡畜も生検も同じラインで進められているような気がします。すぐやる課、みたいなのが必要なのかも。冗談でなく。

家保で、検査すればいいだけです、都道府県の家保の1つには、P3施設もっていますから。 施設的には問題なしです。 FMD-3ABCも通常に販売もされています。 家保で、不明なら、海外病研へ送ればいいだけです(通常の検査手順なら、差はないです)。 課の言うように、疑いだけで、戒厳令を発令するのが、怖いも。誤報として責任追求を恐れる必要もないですし。 小平遠いですし。

omizo さま。
今日(7/25)の東国原知事ブログに、6例目の詳しい経緯が出ています。
http://ameblo.jp/higashi-blog/day-20100725.html

3/31は「血清・糞便・鼻腔スワブ等を採材」、4/14は「後血清採材」です。
(今、手元にないけど「文藝春秋」の記事にも出ていたかと思います。)

知事がブログで情報を公開するのもまぁいいんですが、だったら県のHPで
きちんと出せばいいのになぁ、って思います。

東国原知事は、家保の対応に問題はなかった、と言いたいようですが、
具体的にどこを改善しようとか、もうちょっと建設的なコトは言えないのでしょうか…。

コンタンさま

知事のブログのそれは、私もはいけんしました。 血清・糞便は、消化器系の感染症を疑う場合は、通常に採取されるものです。 鼻腔スワブは、 気管支系の感染症であるとおもます。 結核、インフルエンザ等。

 4/14は血液だけです。 何を疑ったのかです。 10頭が症状がでていて、スワブ3検体と血液5検体から、スワブにみの1検体確認です。 さすがに他も抗体反応は、でるかとも思いますが、ウイルスが排除されても、抗体反応はでますから。

 疑っえたかとかは、関係なく、科学の検査手順が守られているかが必要です。 資料採取の方法、です。 これが、よくわからないのに、科学的検証もできません。 

いまさら、責任を問うても、仕方ないです。 科学的検証を行える手順の公開です。 あまりにも、公開されていません。

 6例目の詳細が公的機関で公開されたのは、横浜衛生保健所のWEB です。 先に、OIEででるのはどうなんだ?。

世界の感染症関係者が注目している事柄ですから。 

 感染症に造詣がある、政治家は、あまりいません。 家伝法に文句を言う前に、平成16年頃に、ご自分で問題点を指摘していた筈ですから。 発生してから、文句もです。 

FMDVの検査を、小平でなく、各都道府県でできる様にすれば良いだけです。 

 

ロシアの口蹄疫で野生の猪について言及がありました。ProMEDで英文のニュースの翻訳あり。

Outline of ProMED-mail posts2010/07/25
FMD – domestic swine and a wild boar – Rostov – Russia

http://outbreaks.biz/2010/07/25/fmd-swine-wild-boar-rostov-russia/

ロシア連邦 南部[連邦管区] Rostov ロストフ州 [州都 Rostov on Don ロストフ・ナ・ドヌ] の養豚場 1施設で口蹄疫 FMDが発生し、ブタ 204頭を殺処分した (地域危機管理局 [22 Jul 2010])。
["検査により口蹄疫と確認された"と記載されていない]病死した野生のイノシシ 1頭の死骸が2010年5月、同地域で発見された。家畜への感染拡大を防止するため、当局は野生のイノシシの処分を許可した。
[上記] 1つの農場内で ブタ 2頭が死んだ [21 Jul 2010]。検査で口蹄疫[ウイルス]陽性であったので、農場主は 残りのブタ 204頭を殺処分した。

[Mod. AS氏解説:
This animal (野生のイノシシ wild boar) deserves attention as a potential prolific disseminator of the virus.]

野生の猪の処分、というのは野外集団の個体が対象です。つまり防疫のための駆除対策が行われている、ということで今後の経過について注目しましょう。

上の情報で引用された元は下のURLです。
http://www.promedmail.org/pls/otn/f?p=2400:1001:53103::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,83807

引用されたのは最後の1文だけですが、本文の後半には面白い情報がありました。

The FMDV serotype O, SEA topotype, Mya-98 lineage,
initially identified in Thailand and Malaysia, has been recorded
during 2010 in P.R. China (Hong Kong SAR), Mongolia, Republic of
Korea and Japan, and seems to be spreading, affecting cattle and
swine. This virus is highly suspected to be wide-spread in mainland
China, but genotyping from China is not yet available.

FMFV (serotype O) has been reported in the past to affect wild boars
in northern Israel (see 20070517.1571). This animal deserves
attention as a potential prolific disseminator of the virus. - Mod.AS]

3年前にイスラエル北部で野生の猪の感染例が出ていたようです。
竹のカーテンの向こう側で広がっているらしい、中国本土の汎アジア口蹄疫ウイルスの遺伝子解析情報がないことが困ったことですね。

口蹄疫対策特別措置法・同施行令・同施行規則の概要(PDF:23KB) (平成22年6月18日更新)http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/tokusoho_gaiyo_0618upd.pdf


Ⅱ 概要
3 患畜・疑似患畜以外の家畜の予防的殺処分
都道府県知事は、口蹄疫のまん延を防止するためやむを得ない必要があるとき
は、指定地域内において都道府県知事が指定する家畜(患畜及び疑似患畜を除
く。)を所有する者に、期限を定めて当該家畜を殺すべきことを勧告することがで
き、所有者が当該勧告に従わないとき等において緊急の必要があるときは、家畜防
疫員に当該家畜を殺させることができる。
※ 農林水産大臣は、都道府県知事への指示・代執行が可能

(患畜等以外の家畜の殺処分等)

第6条 都道府県知事は、法(注:家畜伝染病予防法)第3章に規定する措置だけでは口蹄疫のまん延の防止が困難であり、かつ、急速かつ広範囲にわたる口蹄疫のまん延を防止するためやむを得ない必要があるときは、農林水産大臣が口蹄疫のまん延を防止するために患畜等以外の家畜の殺処分を行う必要がある地域として指定する地域内において都道府県知事が指定する家畜(患畜及び疑似患畜を除く。)を所有する者に、期限を定めて当該家畜を殺すべきことを勧告することができる。

6条14項
 第一項の指定については、第四条第五項から第八項までの規定を準用する。

四条1項
(車両等の消毒の義務)
第四条  農林水産大臣が口蹄疫のまん延を防止するために車両等の消毒の義務を課す必要がある地域として指定する地域内において、都道府県知事が農林水産省令で定める消毒のための設備を設置している場所を通行しようとする者は、農林水産省令で定める基準に基づいて、当該設備を利用して、当該者の使用する車両その他の農林水産省令で定める物品を消毒しなければならない。


※ 5  第一項の指定は、都道府県知事の申請に基づき、行うものとする。

6  農林水産大臣は、前項の規定にかかわらず、口蹄疫のまん延が二以上の都道府県の区域にわたる場合その他必要があると認める場合には、関係都道府県知事の意見を聴いて、第一項の指定を行うことができる。
7  農林水産大臣は、第一項の指定をしたときは、その旨を官報で公示しなければならない。
8  前項の規定は、第一項の指定の解除をしたときに準用する。


(農林水産大臣の都道府県知事に対する指示等)
第八条  農林水産大臣は、法第四十七条 に定めるもののほか、口蹄疫のまん延により畜産に重大な影響を及ぼすおそれがあるときは、都道府県知事に第四条第二項若しくは第四項の規定による消毒に係る措置(当該措置に係る地域の指定が同条第六項の規定により行われた場合に限る。次項において同じ。)、第五条第二項(第六条第八項において準用する場合を含む。次項において同じ。)の規定による焼却若しくは埋却に係る措置(当該措置に係る地域の指定が第五条第五項において準用される第四条第六項の規定により行われた場合に限る。次項において同じ。)又は第六条第一項の規定による勧告若しくは同条第二項の規定による措置(当該勧告又は措置に係る地域の指定が同条第十四項において準用される第四条第六項の規定により行われた場合に限る。次項において同じ。)を実施すべき旨を指示することができる。
2  農林水産大臣は、都道府県知事が前項の指示に従わないときその他特に必要があると認めるときは、第四条第二項若しくは第四項の規定による消毒に係る措置、第五条第二項の規定による焼却若しくは埋却に係る措置又は第六条第一項の規定による勧告若しくは同条第二項の規定による措置を自ら実施することができる。
3  農林水産大臣は、法第三十一条 の規定による動物用生物学的製剤等の注射について法第四十七条 の規定による指示をした場合において都道府県知事が当該指示に従わないときであって、動物用生物学的製剤等の注射を用いない措置では口蹄疫のまん延を防止することができないと認めるときは、家畜防疫官に当該注射を行わせることができる。
4  法第四十八条 の規定は、第一項の指示をした場合に準用する。この場合において、「第二章又は第三章」とあるのは、「口蹄疫対策特別措置法第五条又は第六条」と読み替えるものとする。

四条5項又は、動物用生物学的製剤等の注射 の場合は農林水産大臣は、都道府県知事への指示・勧告・代執行が可能

四条6項の場合は農林水産大臣は、都道府県知事への指示・勧告・執行が可能

7/22の篠原農水副大臣記者会見で、民間種牛の件について、大臣とは異なる見解を披露しています。
http://www.maff.go.jp/j/press-conf/v_min/100722.html

長いので引用はしませんが、ちょっと面白いです。

篠原氏は確か農水が専門だったはずですね。
要するに、抗体検査を行った上でシロであればIOEの基準には抵触しない。(科学)
ただし、今後海外との交渉の際に足元を見られる可能性がある。(政治)
そういう話なのでしょうか。

他にも、今安全だから良いという話ではなくて、ワクチン接種を始めた時点での話の問題があると思いますが・・・。
最初に意見調整をしなかったのか?、大のために小を犠牲にする判断をしたのか?という問題点はあると思いますが、ここで、この牛を残してしまうと、今後ワクチンを拒否して発生をやり過ごせればセーフという前例を作る事になり、
大きな問題になると考えます。

と、引っ張っても仕方ないので次なんですが
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/Vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/serological%20surveillance.htm
と、まぁ清浄国復帰に向けて大丈夫なんですか?という問題投下されています。
防疫って観点だとウイルス殲滅っていう絶対基準があるわけですが、
この先相対性が高くなってくるわけで・・・本当に大丈夫なんでしょうか?

あと特別措置法・・・最後尾の付則でしっかりと、地方自治法に組み込まれました。

コンタン様
コジマ先生のブログでご質問の企業農場の出荷先の件ですが
農と島のありんくりん様のブログで、みやざき甲斐様が、ヒントのコメントをされています。
これは私の推測ですが、正しい情報だと思います。

taro_zzz さんのツイートより

「知事は、どれだけの口蹄疫禍中の生産者と腹を割って話をしたのでろうか?
 私の知る限りでは民間種牛の方とだけのように思えるのだが。それで、果たして公平といえるのだろうか。」

抗体検査を行った上でシロであればIOEの基準には抵触しない。(科学)
結果よければ、手続き違反は、多めにみましょう、

ただし、今後海外との交渉の際に足元を見られる可能性がある。(政治) 
自己に甘くは、相手に塩をこる事に、今後自己の防衛線が下がることになるかも。 輸入障壁に綻びが・・・・。  敵の敵が、敵の連合軍に入っていたりして。

清浄国を堅持して、国内畜産を保護する姿勢を堅持するのであれば、やはり特例はNGでしたね。
その点で、つっぱね通すべきであった。
重ね重ね悔やまれる判断ですね。

次回「その44、5/7まで」のための図版を作りながら、どのように説明を書こうか悩んでます。
「GW頃、なぜ強力な対策を立ち上げられなかったのか?」という問いのホントの答えは、
内部にいるヒトでもなければわからない。

一方、県は、「種牛のためには」強力な対策を立ち上げていたわけです。
このへんの事情を、資料から説得力を持って説明するには、どう書くのがいいのか…。

大臣も知事も連休前には「楽観的な報告しか受けてない」ことは間違いないです。
だから、大臣は遊びに行っちゃたし、知事は漫談出張。
それを裏付けるのが山田副大臣の5/8地元でのパーティーの挨拶。

今回、宮崎県は徹底的に現場情報を封鎖しています。
茨城県鳥インフルエンザのときは、各県からの支援要員は現場にカメラを持ち込み、帰ってからの参考資料作りに使いましrたが、今回は完全にコントロールされてます。
そのコントロールは、国側の専門家も巻き込まれていたはずです。
防疫を理由にすれば、どこを見せるか見せないか、どこまで見せるか、いくらでもコントロールできますし、首相や大臣でも逆らえないでしょう。
じゃ誰がコントロール主体だったか??

傍証はいくらでも出てくるが、絶対的な物証か内部告発がないと無理か??

現役養豚家 さま。

説明の悩ましいのは、もうひとつ、「GW頃の養豚農家での集中発生です。」

養豚農家の発生が集中する時期は、このあとにも5/16前後など、何回かありますが、
ほかは、牛農家の発生が先行するパターンです。

しかし、GW時期は、養豚農家が先行するパターンで感染が拡大しています。
豚のほうが感染しにくいことや、養豚場のほうがバイオセキュリティが高いことを考えると、
明らかに不自然です。 (しかも、豚の初発は、県の畜産試験場。)

妄想だけで書いていいのなら、
  ・養豚農家の集まりがあって、感染が広がったのでは?
  ・養豚農家を巡回する誰かが、感染を広げてしまったのでは?
  ・出荷先の処理場を介して、感染が広がってしまったのでは?
とか、いくらでも悪い想像できますが、今のところ、すべては深い霧に包まれています。

原田英男さんもつぶやいておられましたが、宮崎県は、感染ルートの解明を口にしますが、
ご自分の畜産試験場での検証について、何も公表していません…。

グーグルアースのパターンを見ているかぎり、潜伏期のずれかもしれませんが、新しく広がったときに牛と豚がカエル跳びみたいでしたね。また、拡大がステップでシンクロしていたようにも見えました。

蔓延の初期段階は「潜伏期」と「不顕性感染」の認識が乏しい(つまり、トップのように、表面に症状が出ていない家畜は感染していない、ウイルスを出していないと思いこんでいた、彼は今でもまだそのように思い込んでいるから全頭目視検査の号令を出したのでは)人間が運びまわっていたことは確かでしょう。一つでも発生したら厳重に移動禁止だってことが分かっていないシンジケートの行動になった理由もたぶん同じ:まだ発病が見られない、それ移動だ。

ピークから後半にかけては、ベクターとして防疫従事者が関与したとは考え難いと思います。防疫の押さえどころが関係者間で学習できていたはず(それでもできていなかったら、それこそ大問題)。そして、それでも防疫ライン(小丸川と一ツ瀬川)を越えて広がっていった。この感染拡大経路を検証することは重要です。

なんで必死の防疫努力が効いていなかったのか、これこそ今後に備えるポイントの重要点であるのに、疫学調査は「誰がみてもわかること」だけ「明らかに」してくれて、3年前の高病原性鳥インフルエンザの時と同じ姿になっている。途中の疫学調査の取り組みから想像した通りになってしまった。

確か、鳥フルの時は後でハエやカラスにウイルスが移っていたことを検査しましたね。家畜と人間以外のベクターが感染拡大に関わったのかどうか全然わからないままおしまいですか。初発の侵入ルートは最初から対象外だった節も感じられるのは邪推かな。

コンタン様

GWの豚への集中ですが、
例えば、同数の牛と豚の病性鑑定依頼が家保に来たとします。
鑑定にさける人員は決まっています。
となると、現地としては、どちらを先に病性鑑定するでしょうか?
その結果が、GWの豚への集中です。

最初の集中発生ですが、赤信号心理で説明できるのは報告だけですから、前提としての集中感染があったか無かったかを考えてみます。
結論として集中感染の可能性ははあったはずです。
①地域が系統豚ブランド、ハマユウを【使ったハマユウポーク、あるいは尾鈴ポークなど地域ブランド豚生産地。
②当然、ベクターとしての飼料運搬車(バラ積みタイプは牛用と区別されているが、運転手は共通の可能性あり)は共通銘柄飼料を各農場へ運んでいる
③紙袋入り飼料は牛・豚共通車両、当然運転手も共通
④地域ブランドだから食肉センターも共通/出荷先が牛豚両方の処理をしていたのかどうか
⑤糞尿処理施設の共同利用…養豚家同士/養豚養牛間の複数パターンは当然あったのでは
⑥牛豚混住地域であれば、ハエなどの衛生害虫、小鳥の介在
⑦⑥であれば牛舎豚舎間距離が至近なのは不思議でない
⑧感染表面化前の獣医師の移動は??
 ワクチン接種などで、複数の養豚場を1日で回るケースもあれば、リスク低減のため午前に牛、午後に豚
 のパターンを繰り返すケースもある。
⑨養豚場の防疫意識が高いとはいえ、農場間に差がある。また、従業員を介した感染
⑩従業員の実家が牛繁殖農家だったり、通勤途上に発生牛舎近くを通る場合がかなりあったのでは

県試験場への感染
⑪本当に豚の第1例かどうかは不明…私見では否定的に見ています
⑫セキュリティーシステムが働いていたかどうか…シャワーインアウトの原則はスルーされていたとの業界情報を得ています
⑬試験場の職員、とくに現場で日常業務を受け持つ職員の多くは現地採用と思える
 自宅が養豚場と言うケースは無いだろうが、両親が牛の繁殖農家と言うケースはあり得る
⑭職員の自宅周辺に畜産農家が散在してたケースも当然あり得る
⑮ハマユウの原種豚場であればベクター源として②③④⑥との共通性がある
 原種豚場であっても食肉センターの利用はありうる

第一回目の集中感染??を引き起こすパターンで、思いつくままです

補足
飼料運搬車は、複数のメーカー、複数の畜産農家(牛と豚は別車両が原則…守られていたかどうかは不明)を回ります。
農協系のエサと商社系のエサを混載し、各農場を回ることもあり得る

現役養豚農家様
おそらく、それらの可能性のほとんどが当てはまる気がします。ただ、豚で集中発生が報告された時に、商社系の養豚場が話題になっていました。今となっては検証しようがありませんが、牛同様に、症例順が発病順ではない気はします。

はじめまして、GWに児湯へお手伝いに入っていたヤブ獣医です。
コンタンさんをはじめこの場にコメントされている皆様からは、いつも貴重な情報をいただき感謝しています。

自分は8例目(7例目と同じ経営)の農場に入っていたので、全体像は理解できていませんが、7例目のスタッフが8例目の牛をつなぎながら「世話する牛がいないし、他農場へ行けないのでここへ行けと言われた」と呟きながら、牛を縛ってくれていました。(A牧場は常に農場間で牛が動き、人も動いてる、ということを教わりました)

一宮崎人さん 16:16の
>鑑定にさける人員は決まっています
これはそのとおりのようで、GW後半宮崎家保では6班位待機していて、順次病性鑑定に出動していたそうです。
1サイクル4時間。朝から動いた班は3回転。動き出しが後の班は2回転。
おのずと一日あたりの採材件数が決まっちゃいますよね。

もう一点。
これは8例目までだけのことだと思いたいのですが、防疫対応のゾーニングが甘い気がしました。
ここまでは汚染地、ここからは清浄、の境が不明瞭。
高病原性鳥インフルエンザ対応で丹波町はA農産にお手伝いに行ったときは、それはそれは厳密なものでした。
ウイルス自体の構造を考えたら、はて・・・と考えさせられちゃいました。

そのおかげで宮崎へ持ち込んだものはすべて捨てて、地元に持ち帰らないための方策に頭を悩ませたものです。

現役養豚家 さん。 詳しいコメントありがとうございます。

養豚農家(だけ)の集中発生が起きてもおかしくない理由は、
やはりいろいろ考えられるのですね。

飼料運搬車の配送ルートなどを調べると、何か出てくるのかもしれません。

いずれにしても、4月下旬に、豚だけの感染を媒介してしまった「何か」
が存在したと考えないと、GWの集中発生を説明するのは難しいと思います。
是非とも、解明してほしい謎のひとつです。


HIPPO さま。 はじめまして。

>朝から動いた班は3回転。動き出しが後の班は2回転。

病勢鑑定班は、1日1ヶ所だとどこかで読んだ気がするのですが、
実は複数箇所回っていたのですね。

1ヶ所回ったら、全部着替えて徹底的にシャワー、うがい、という感じなのでしょうか?

ブログ主様
決して豚だけが集中発生していただけではないのです。
牛も豚も同様に発生していたけど、小平に検体が届いたのは豚が先だっただけです。感染が拡大したのは、豚も牛も同様な経路であったのです。発表が集中しただけです。
ま、こう書き込みしてもスルーされるのは見えてますが、数字は事実を写すこともあるし、事実を隠すこともあります。数字が絶対ではありません。
これだけ書き込みしたら、消えます。
失礼しました。

豚への集中感染を引き起こしたベクター要因は先にあげたとおりですが、可能性が低いものをあげればきりがありません。
で、先にあげた要因をつぶしていくことも必要でしょう。
前提として、川南の置かれていた現状ですが(口蹄疫発生以前)、町を挙げてADフリー化に取り組み成果が着実にあがりつつあった段階だったはずです。
地元で開業している志賀獣医師…JASV会員…はじめ関係者の努力のたまものです。
また、志賀獣医師はコンサル先に対する衛生指導対策が厳しいことで知られています。

勘案すれば、農場関係者以外が簡単に施設内立ち入りする状況ではなかったと思います。ましてや養豚場同士の相互訪問はあったとしてもm自ずからある程度ルール化されていたでしょう。

となると、考えられるのは
①小動物昆虫…ただ、牛豚交互に報告される事態を説明しきれないから、一応没
②糞尿処理施設の共同利用からの感染。交差感染機会としては十分考えられるが
 県・JA関係農場が共同利用施設を使っているとは考えにくい
 その後の集団発生を共同利用施設ですべて説明する事は当然無理があるし、
 牛豚共同利用であれば牛の発生事例が同時期にもっと出て良いはず
 ただし潜伏期間の畜種間差はどうなのか

③飼料ルートがもっとも可能性が高いが、農協系・商社系・両方利用の農場別ルート調査が必要。

明日、心当たりに聞いてみます
 
 

おっとっと、一宮崎人さんと被った。

確かに。

で、国の発生リストの順番の確認ですが、

異常報告順? 採材順? 小平到着順? 検査結果判明順?

>1ヶ所回ったら、全部着替えて徹底的にシャワー、うがい、という感じなのでしょうか?
そのとおりで、使った車の内外消毒、再利用する器具の消毒薬への漬込み、自分自身のシャワー等々含めると、出動から出動の間は4時間前後になるそうです。(食事時間は10分くらいに削っても)
GW明けあたりでお手伝いに行った知り合いは、病性鑑定立ち入りで10割の摘発率だったらしい。
それも川南の国道と県道に挟まれた三角地帯の中だけで…

検体は朝晩2便、送付してたとのことですが、発生リストの順番はどれなんでしょう?

一宮崎人 さま。

スルーしたわけではないのですが、返事に困りました。

農水省・県の公式発表には、通報のあった日付も記載されています。
その日付に、ごまかしがあると言うのは…ねぇ。
証拠もないのに書けませんです。

短気失礼しました。
証拠は伝聞です。
ただ、一介の獣医師である私でも、口蹄疫が豚に入った恐怖は分かります。
あの当時、検査順も小平発送も豚最優先なのは間違いありません。
受付日時は、結果確定してからも、別に問題ないと思います。それが虚偽にはならないのでは?

飼料運搬車の車の外部は農場と消毒ポイントで消毒されていたはずですが、飼料が汚染された可能性はどうなんでしょう。

外見は密閉容器(タンク)車のように見えますし、充填するのは上部の開口部から、農場に配送したときにどこからどのように出すのでしょう。その際にウイルス汚染が起こる可能性はあるのか?運転手の身体の防疫もされていたと想像しますので、運搬車がウイルスに汚染されて移動し、そして新たな感染を導く経路が見えません。ただし、餌にウイルスが混入していたら、経口感染は容易です。それ以外の経路で車から家畜にウイルスが渡るとすれば、現行の防疫対策に穴が開いているはずですから、それを塞ぐための厳密な検討が求められるでしょう。

イギリスのDEFRAの2回目の返事が来ましたが、ベクターとしての虫は危険度が低いのであくまでも無視だそうです。危険度が高いと記載してあった論文を参照して追及したのですが、スルーされました。納得できないのでもう一度攻めますが、相手は立場上「すでに公表された疫学調査報告に穴があるような問題が残っていること」は認めないでしょう。学者でなく広報担当者が相手のやり取りなので、これ以上追求してもムダみたいですが、英文は日本語と違って論理的に書けるのでやってみます。

山猿/一宮崎人 さま。

もうちょっと後になると、「通報したのになかなか調べに来ない。」という噂はネット上でも出ていました。
GW頃からそういう噂があったのかどうかは、地元の方でないとわかりません。

実際に農家にヒアリングをして、「通報してすぐ来たのか」「通報の日付は公表通りか」を調べれば、
はっきりするのでしょうが、OIEに提出したレポートの修正にもなっちゃうし、国も県も、不手際を
掘り起こすようなことはやらないのでは。

でもデータの信頼性が? だと困ったことです。

今の状況って、目視一択なんですね・・・。

鹿児島の先生も血清検査が必要と投げかけるだけではなく、
県側に制限かかった区域の全頭検査を要求した上で、
国内で汚染区域と清浄区域が別れるような事になった際には、
鹿児島を清浄区域に組み込むようにでもすれば何か変わるかもしれないのに。

というか、国もBSEであれだけアメリカに言ったんだから、
せめて宮崎の制限範囲くらい血清学的検査やったほうがいいんじゃないだろうか?
それとも、やらなくても全く問題がないのだろうか・・・
制限解除と検査の時間が空きすぎると、証拠隠滅とか痛くもない腹を探られかねない気もする。
まぁ、清浄国復帰や輸出再開に向けて、これから何をするのか、何をしないといけないのか、
みたいな方向性が公表されてない事が原因なんだろうけど、とても不安です。


地図・経路の問題は、小丸川を越えたあと(高鍋方面に拡大)が気になってます。
川南方面では徐々に範囲が拡大していったのに対して、
高鍋方面では最初にかなり広い範囲に感染して、そこから感染が広がったように感じます。
連休後期~連休後の感染と考えて、一般の可能性もありますが範囲を考えると、どうも関係者っぽい予感がしています。
宮崎市や日向市はでは畜産農家がいないから感染してないのかな?なども考えてもいましたが、一応存在はしてたようで。
宮崎市、日向市、都城市が6/9・6/10~ 国富町が6/16~ (前三つの市での発症がほぼ同時期なのもなんとも。)
(日付に関しては下記から、正確に考えるなら公表資料の報告日や症状が顕れた時期を・・・)
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/Vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/Events.htm
拡大後の、川南方面と高鍋方面の感染拡大の方向と風向きとか・・・
気になる事も多いですがさすがに、症例多すぎて気力が・・・。

あと、マニュアルが時代遅れ等の検証はどうなんでしょうか?
郡部以外は防疫に成功したように思える。
後発で厳重な対策が出来た点はあるけど、特に現行法やマニュアルを越えた対策が採られた例はあるのだろうか?
指摘されているような問題点は確かに修正の必要のあるものだとは思うが、
結局、根本のところは発見の遅れ(報告の遅れは検証次第)が根本な気がする。
そして、時代遅れの法やマニュアルでは不備が出たと。

飼料運搬車は工場あるいはストックポイントで入退場時に外側だけでなく運転席内部、マット運転手の履き物まで消毒され、さらに道路上や農場入り口で消毒されています。結構厳重だと思います。
ただし、このような処置が執られたのは発生が公になってからで、臨界寸前時期にはかなり甘かったはずです。
また、牛での発生から通報まで農場間でかなり時間格差があったはずですから、結果的に飼料運搬関係者・車がレッドゾーンを無防備で通行していた事は十分考えられます。

そのほか、家畜運搬車両、なかでも、それを請け負う専門業者が、畜産の盛んな同地には複数あったはずです。その車両が牛豚専用に分けられていたとしても、帰社してから交差汚染する機会ががあることは容易に想像できますし、出荷時には汚染車両が畜舎にもっとも近づく機会があり、これも交差汚染の源となりますし、過去にもこの部分から疾病侵入の例はたくさんあります。

あとは畜産関係の建設・資材・設備業者。溶接機の電気コードなんて誰も消毒しないでしょうし、道具も同じ、中でも電気道具は実際、消毒のしようがありません、
また建設重機の足回り関係も同様です。
私が経験した疾病侵入では、この建設関係ルートとしか思えないケースが、H7年と、19年にありました。
茨城県にある、国の家畜改良センター茨城支場へADが侵入したことがありますが、この場合もルートは設備改築を請け負った元請けから投げられた下請け/孫請け では と結論づけされたようです。
場長と担当課長は一時頭を丸めていたことがあります。

飼料運搬車ですが、上部開口部から充填し、降ろすときは下部かららせん式でエサタンクに投入します。
ですから車両のエサタンクは陰圧状態になり、ウイルスに満ちた空気がエサとともに農場に設置されたエサタンクに入る機会は十分にあります。
車からのエサ排出機構は稲刈りのコンパインとまったく同じシステムです…通称大砲とか煙突」

心当たりに聞いた話です

飼料運搬車に関して
発生後、現地に入った獣医師…県とも国ともしがらみのない…が観察した運搬車運転手の行動は、車両消毒はともかく、履き物の消毒がおろそかだったケースはかなりあったととのこと。

おそらく、家畜運搬車も似たり寄ったりではないかと。
発生箇所と発生順??を追っていくと、人が関わった車・物の動きが主要因ではないかとの見方が
しがらみのない専門家の意見です。

発生後半の飛び火感染をうけて、県内では、飼料運搬車の可能性は話題に上っていました。
何故か肥育農家に発生が集中していたからです。

コンタン様
データそのものの信頼性は、さほど?の付くもではないと思います。
豚が集中して発生したのは事実です。だから、豚優先で病性鑑定が行われていたのですから。
その時期の牛の発生日時が、数日おくれて発生になった可能性はありますが、トータルで見たら
同じではないでしょうか?

>何故か肥育農家に発生が集中していたからです。

一宮崎県人さんはこの部分に関して情報をお持ちでは??

畜産団地構想の破綻

農家・農協・自治体の困惑

それに対する救済提案

結果として、見えてるけれど、今回はなぜか話題に上らない大きな系列型経営
おそらく地元市民は別として、大半の宮崎県民、他県民はまったく知らないでしょうが。

仮にですが、青ナンバーに義務づけられている車両運用報告…日報…を司法が押収して解析すれば一発だと思います。

現役養豚家様

私の情報は、伝聞が多いです。
正確な証拠となり得る情報は、残念ながら入手できません。
系列農場に関しては、色々な情報が入ってきます。
負債が黒に変わった話や、一部問題視する話も出たが、結局、何も行動されない話などです。
それらは、信頼できる筋からではありますが、結局伝聞ですので、最終的には、証拠足り得ない。
残念です。

一つ気になる事があるのですが、水牛農家には、黒豚も二頭居ました。
水牛が感染してキャリア化していたなら、黒豚にも症状が見えても良いと思うのですが?
やはりある程度のウイルス量に被爆しないと発症しないのでしょうか?
その点が、最初からずっと気になっていました。

あと、初発から初期の感染例は、肥育経営の農場が多い気がしていたのですが、違いますかね?
と畜場の絡みがありそうな気がするのですが?ちなみに都城に飛び火した時、その農場も都農に出荷したと
言う話があったのですが、確証は得られませんでした。

図体の大きい系列型経営はいま、別の面でドンパチやってますから置いときます

水牛農家の黒豚2頭、採材もしてませんよね、これは大きなミスだと思います。
たしかに、水牛のウイルス排出量が少なく、黒豚の感受性が低かったので感染・発症が無かったのかもしれませんが、もしかしたら不顕性感染はあったかもしれないだけに残念です。

集中発生地域と時期を区切り、繁殖/肥育の発生率を比較するってのはどうでしょうか

一宮崎人 さま、現役養豚家 さま。

>初発から初期の感染例は、肥育経営の農場が多い気がしていたのですが、違いますかね?

全部のデータは「その42」にエクセルの表を置いているのでごらんになってください。

初期では3、7、8、9、15例目が肥育なので、多そうに見えますが、
7,8,9例目は例の企業経営農場ですので、あまり参考にならないかも。

ほかに肥育・一貫が目立って多いのは
  「高鍋町・新富町に広がりだした初期」
  「都城、西都、日向、国富、宮崎など、ワクチン外の飛び火」
です。

以前、ありんくりんさんのコメントで、現地のどなたかが「ビタ欠の肥育牛が感染しやすい。」
という観察を書いていました。そういう事情はありそうです。
(このことは、当ブログの「その21」に書きました。
 http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/2010-3a5f.html

もうひとつは、肥育農場は飼育頭数が多いので、確率的に感染が起きやすい、
従業員も多く、飼料等の搬入も多いので、その点からも起きやすい、というのも確かでしょう。

営農形態による違いをきちんと比較するためには、もともとのそれぞれの全体数を把握しないと
比較できません。(数の上では、小規模な繁殖農家が多いですから。)

ワクチン範囲の、全農家の数字(戸数・頭数・経営形態・市町別)がわかるといいのですが。
(まだ県で資料がまとまったかどうかわかりませんが、そのうち入手したいと思っています。)

ビタ欠ってのはA欠かな?
サシを入りやすくするための人為的なA欠で、感染しやすくなるのが本当なら
牛のためにこんな悲しい話はないです。

現役養豚家様

肥育は、中期でビタミンの制限をするのが主流になっています。その結果、粘膜の抵抗性が下がり、感染しやすくなる可能性は高くなります。これも種牛と根っ子は同じですね。サシ偏重のなせる技です。
黒豚のもう一つの可能性は、既に抗体を持っていたと言う可能性です。
ここからは脳内妄想です。10年前の宮崎の例は、ワラ犯人説になりましたが、初発の牛が、黒豚を持ってきた友人と同じ県から購入されてきたと言う話がありました。あくまで一部の人達の間で流れていた話ですが。

コンタン様

初期の発生農家は、1、6を除くと、7関連か7を中心とした同心円で極めて近い距離にあったように記憶しています。
そして、飼育規模もそこそこであったはずです。飼料はタンクで取る位の規模ではないでしょうか?

一宮崎人 さま。

>同心円で極めて近い距離

このブログの本文に、mapを載せていますが、飼育規模は中程度ですね。

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