口蹄疫リンク集(2)
ときどき巡回するサイトを集めてみました(口蹄疫メインのサイトとは限りません。)
Photo(Top): Galapagos brown pelican Puerto Ayora, Isla Santa Cruz, Galapagos
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Kimunari! Veterinarian - Blog (獣医師/社会医学)
doll24の牛飼い徒然日記 (鹿児島県)
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ザ和牛 THE WAGYU THE JAPANESE BLACK
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宮崎の勤務医日記 (内科医/宮崎大学付属病院)
うちだりさブログ (延岡市議)
Ako's RoseGarden (バラ園芸家)
教師修行・記録帳 (口蹄疫の授業を実践)
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■ その他の口蹄疫サイト(噂話を含むものもあります。)
口蹄疫と消毒薬 5/11,13,18,19,20,24,7/27が口蹄疫の話題 (新小児科医のつぶやき)
+Take Action For 口蹄疫+ (ごんざれす)
川南町は大丈夫かね・・・・【切原ダム】尾鈴畑かんブログ【必要なダム?】
口蹄疫・報道規制疑惑 (報道監視WIKI)
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■ 反面教師
[GEN 764] 宮崎口蹄疫騒動を検証する (メールマガジンですが、内容に誤りが多いです。)
「はたともこ」ブログ (参院議員/民主党)
「口蹄疫によって全頭殺処分されたわけ」 (白井 淳資/東京農工大教授)
(食酢を1,000~10,000倍に薄めたものでも口蹄疫ウイルスを殺すことができる!?)
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■ 口蹄疫と野生動物
佐賀県・古川康知事「口蹄疫。その瞬間、何ができるのか」 (7/23 読売新聞)
シカが口蹄疫のキャリアになれば… (動物写真家・宮崎学さん)
野生動物の口蹄疫:英国における2001年と2007年の発生時の参照事項 (鹿児島大・岡本嘉六教授)
野生のイノシシ・シカの口蹄疫に関する情報提供のお願い ←大分県のサイトは工事中 (大分県)
囲い込み難しく風評懸念も 野生動物の口蹄疫対策 (6/23 地方紙各紙)
野生動物と防疫/未解明多く課題残る (8/25 宮崎日々新聞)
牛ウイルス病について鹿の抗体調査(8/1) (beachmollusc ひむかのはまぐり)
獣医師と畜産農家対象の口蹄疫情報総合サイト(7/1) (同)
「狩猟民族の館」 (猟師/岡山県)
口てい疫対策に盲点? (TV東京 6/23モーニングサテライト)
「山間部に位置する畜舎などには餌を求めて鹿がくる」 (6/2、養豚場からのメール報告/47トピックス)
「いずれにしろ、野生の偶蹄類に感染したら万事休すである。」 (5/6 東国原知事ブログ)
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お知らせ>宮崎県産の豚肉・牛肉・乳製品は安全です。
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Photo: Galapagos sea lion Roca Redonda, Galapagos
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口蹄疫防疫 宮崎現場での末吉メモ
(教訓として、忘れないために)
2010.7.27. *********清浄化確認3********
目視検査
イノシシが農場に侵入し、かなり悪さをしているようだ。その駆除に頭を抱えている農家があった。
その被害は、飼料の被害、穴掘りだけでなく、今回の場合、口蹄疫ウイルス伝播の危険性も伴うこととなる。
周囲の稲刈り前の田んぼには電気鉄線が張り巡らされていた。
http://www.agr.miyazaki-u.ac.jp/~vet/hygine/HP/index.htm#eisei
日南地域の目視検査でのメモのようです。
教訓というよりも、現実に残っている問題という認識が必要でしょう。
県は農家に対して野生鹿とイノシシについて注意するように「チラシ」を出したそうですが、
それだけであれば、単なる行政的アリバイ耕作であって、何の役にも立ちません。
児湯の被災地周辺で感染した野生偶蹄類が存在する可能性は無視できないはずと思っていますが、
再導入前の「おとり」が野生動物から感染したらどうするのでしょうか。
リスクの高さは地区によって異なるはずですから、少なくとも要注意の児湯の山間部で積極的に罠で捕獲調査するべきですね。
投稿: beachmollusc | 2010年8月13日 (金) 18時52分
山口さん。もし、野生の鹿から抗体反応でたら、どうしましょ。 OIE申請に問題は出ませんが。再発生のリスクをいかにするか?
の難題が出てきます。 畜産酪農関係者に震撼が走ります。 宮崎の施設を高い頑丈な塀で囲うことになりそうです。
投稿: omizo | 2010年8月20日 (金) 22時23分
もし感染した野生動物がいると判明したら、家畜との濃厚接触を防止すればよいはずです。
イノシシはキャリヤーにならずとも、同じような行動圏にある鹿がウイルスをリザーブしている場合、
両種の出産時期にウイルスが拡大生産されるリスクが考えられます。特に来年の早春に注意・注目しましょう。
・ 冬の狩猟期に、犬と鉄砲で追い回すと相手の広域拡散の恐れがあるので、児湯周辺では罠猟に限定すること。
・ そこで捕獲した獲物について疫学調査(感染歴)を実施すること。
・ 家畜に野生動物が接触することがないように堆肥を含めて隔離できるようにすること。
以上ですが、行政に実施する気がなければ、運を天に任せることになるでしょう。
ロシアみたいに口蹄疫に感染した野生イノシシ狩りをやる羽目に陥るかもしれません。
投稿: beachmollusc | 2010年8月21日 (土) 10時54分
白井先生、なんか、上手く嵌められたというか、とんでも科学の常套手段に引っかけられた??
投稿: 現役養豚家 | 2010年8月29日 (日) 11時00分
現役養豚家 さま。
食酢(もしくは酢酸)を利用した消毒については、諸説あるようですが、
「噴霧」する場合は、食酢1000倍希釈の効果は疑わしいようです。(「浸潤」できれば効くと思いますが。)
動衛研できちんとした実験が行われると良いのですが。
「海外での酢酸消毒」(うさきちのネットワークデモクラシー学習帳)
http://ameblo.jp/u-sa-kichi/entry-10623402882.html
http://ameblo.jp/u-sa-kichi/entry-10632090479.html
農水省「消毒薬の作り方と使い方」には、食酢、酢酸は出てきません。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/syoudoku.pdf
但し農水省も「畜産車両の運転席の消毒用」として、「食酢の10倍希釈」でも可としています。
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/syaryou_houmon.pdf
横浜市衛生研究所HPでは、「2%酢酸」で不活化としています。(食酢の2~3倍希釈、5倍酢なら10倍希釈)
http://www.city.yokohama.jp/me/kenkou/eiken/idsc/disease/fmd1.html
動衛研の「総説」には、「2) 温度とpH感受性」の項に酢酸の記述はありますが、濃度の記載はありません。
http://www.niah.affrc.go.jp/disease/FMD/sousetsu1997.html
「消毒剤の誤用にご用心」(鹿児島大・岡本嘉六教授)では、食酢が効果があるのは「せいぜい100倍希釈まで」
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/disinfection.htm
「口蹄疫対策改善に厚労省が助言を」(山野辺 滋晴/医師)(農水省が見たら怒りそうなタイトルですね。)
http://medg.jp/mt/2010/08/vol-256.html
「食酢の1000倍希釈」は、消毒法としてかなり普及していた?ようですが、
きちんと検証して啓蒙しないと、次回もあやうい気がします。
「口蹄疫・酢を使った消毒について」(べぶろぐ)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2010/05/post-aa44.html
「酸性とアルカリ性の薬剤の使い分けの徹底を!」(都城市)
http://www.city.miyakonojo.miyazaki.jp/shisetsu/kakuka/tikusan/santoarukari.jsp
「口蹄疫ウイルスに対する畜舎消毒」(福岡県)
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/48/48986_6374208_misc.pdf
「口蹄疫侵入防止の 再徹底を!!」(愛媛県)
http://www.pref.ehime.jp/h35600/chikusanka/shodoku-panf3.pdf
「代替え資材による消毒方法」(長崎県)
http://www.pref.nagasaki.jp/tikusan/koteieki/CCP005.html
「5倍酢で簡単に作る消毒液」(うちだりさブログ)
http://uchida-lisa.seesaa.net/article/150561831.html
「消毒の仕方 ver.3.0」(YouTube動画)
http://www.youtube.com/watch?v=cE066mBPdho
白井先生が根拠とされている、塩酸での失活効果
http://www.affrc.go.jp/ja/research/seika/data_niah/h14/do024
*
手軽に入手でき、比較的安全な酸性消毒液としては、現状ではクエン酸のほうが良さそうです。
OIEのデータでは、クエン酸濃度は0.2%と記載され、酢酸の記述はありません。
http://www.oie.int/eng/maladies/fiches/a_a010.htm
Disinfectants(消毒剤)の項: citric acid (0.2%)
英国農務省も、0.2%クエン酸で効果があるとしています。
http://vetweb.agri.kagoshima-u.ac.jp/vetpub/Dr_Okamoto/Animal%20Health/Disinfectant.htm
(但し、置いておくとカビ・真菌が繁殖して効果が落ちるので注意。)
投稿: コンタン | 2010年8月29日 (日) 15時15分
ビルコンでも、分単位以上での浸漬とか浸潤で効果ありでしたっけ??
夏前に、人と家畜とブルーベリー用に用意するクエン酸20キロ入りで間に合わせます。
投稿: 現役養豚家 | 2010年8月29日 (日) 20時14分
前出の農水省「消毒薬の作り方と使い方」でも、ビルコンs等の実験は「反応時間30分」で行っているようです。
データはこちら。
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2010042300127/files/syoudokukouka.pdf
http://rms1.agsearch.agropedia.affrc.go.jp/contents/JASI/pdf/society/66-0254.pdf (Hがビルコンs)
「消毒薬の作り方と使い方」別紙(3p)で、
クレンテについて、製薬会社のデータで感作条件は「室温5分」となっています。ビルコンも塩素系なので同程度かも。
投稿: コンタン | 2010年8月29日 (日) 20時33分
白井さんは正しいですよ。 条件しだいで。
食酢自体が高いから、もったいない。クエン酸でも酢酸でもたいしてかわらないでしょう。
問題は、使う環境設定です。足拭きマットのようなものに、0.2%では即pH4を超えますし、使いきり洗浄液ならでしょうが。
使う環境設定を示さずに、濃度だけでなく、量の問題を入れなければ無意味です。
通常電離定数は25℃でpH計算されています。 野外では変わります。
0.01molでも電解度0.01では、pH=3にもなりますし、電解度1.41ならpH 2.85にも。
農水は一般人は相手にしてません。
発生地域は、地面にまかれているのが、pH12で、消石灰(非溶液性物質)自体がたんぱく質溶解の機能をもつものですし。
クエン酸も酢酸も塗布した所は、粘着感が残りますから、一般人はいやがるでしょうね。
ウイルスを酢酸、クエン酸で自体で滅菌できれば、医療者は助かります。 酢酸、クエン酸はFMDVに限ってです。
投稿: omizo | 2010年8月29日 (日) 22時19分
omizo さま。
>クエン酸でも酢酸でもたいしてかわらないでしょう。
pHの効果が、という意味でしょうか? そうだとしても、pHは(およその値ですが)
・ 0.2%クエン酸 pH2.5
・ 10倍米酢 pH3.0
・ 100倍米酢 pH3.7
・ 1000倍5倍酢 pH4.2
・ 1000倍米酢 pH5.5
程度です。OIEの基準に比べると、ちょっと低いのではないでしょうか。
もちろん私も「条件次第で」効果はあると思いますが、
「1000倍のお酢」信仰は、「木●液」「E●菌」信仰に近いような…。
投稿: コンタン | 2010年8月30日 (月) 10時20分
消毒資材の有効性について、緊急の研究が行われるようです。
http://www.s.affrc.go.jp/docs/research_fund/2010/pdf/22_2_kenkyu_taisyo.pdf
酢酸も対象になるのかな?
投稿: コンタン | 2010年8月30日 (月) 17時21分
お酢の口蹄疫に対する消毒効果について、徳島県の検証結果が出ました。
「お酢の口蹄疫ウイルスに対する消毒効果の検証」 (徳島家畜保健衛生所) 2010.9.8
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2010090700047/
検証試験では実際に口蹄疫ウイルスは扱えないため、消毒効果の判定基準はpHとしました。
結果を要約すると…
【無効だったもの】 飼槽(お酢を500倍希釈で使用)
粗飼料(お酢を1,000倍希釈で使用)
踏み込み消毒槽、(お酢を1,000倍希釈で使用)
【有効だったもの】 人間の手指の消毒(お酢を100倍希釈で使用)
家畜の飲水への利用(お酢を500倍希釈で使用)
【考察】先の口蹄疫発生では消毒薬の不足等からお酢の利用が報道された。FMDV に
対して、今回効果指標としたpH の値からは人体や飲水の消毒に対して補助的に使用
することが可能であることがうかがわれた。しかし、緩衝物や細菌のある現場には効
果がみられなかった。酢の利用はあくまで補助的なものであり、疾病対策には日頃の
基本的な衛生管理が肝要。通常の衛生管理には消毒薬を使用すべきであり、安全で安
価であるからといって酢を使用すべきではない。
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白井 淳資 先生は、ご自分で訂正記事を出された方がよろしいのでは。
投稿: コンタン | 2010年10月 5日 (火) 18時32分