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2010年9月24日 (金)

移動制限区域とワクチン接種区域

移動制限区域の推移と、ワクチン接種区域、ワクチン外の「飛び火」発生の位置関係が、

どうもよくわからないので、図を起こしてみました。(今回は考察というより、単なる資料です。)

そもそも、ワクチン接種について、情報がちゃんと公開されていないのは、たいへん不満です。

Fig.1 制限区域の推移

Photo

「seigen-kuiki.pdf」をダウンロード

上の表で、区域H(No.115を中心とする10km圏)については、宮崎県のリリースに記載がないが、

おそらく設定が行われたと思われる。

また、区域HとIについては、告示の日付がなぜか5/17と書かれているが、5/18の誤記かと思われる。

Fig.2 移動制限区域の地図(1400*1000)

Fmd_sheetd02_2

「FMD_Sheet-D02.jpg」をダウンロード   ←2100*1500

「FMD_Sheet-D02.pdf」をダウンロード

ワクチン接種範囲については、「移動制限区域の範囲」で指定した、とされているが、

いったいいつの時点の移動制限区域なのか、どこにも記載がない

 ・政府の第2回口蹄疫対策本部で、ワクチン接種が決まったのが、5/19の午後。

 ・地元折衝を経て、実際にワクチン接種が開始されたのが、5/22から。

で、5/18に感染確認、5/20に制限区域が設定された「区域J」が、ワクチン範囲に含まれるのかどうか

いまひとつはっきりしない。

Fig.3 農水省の図

Map0727b

これを見ると、「区域J」は、たぶん入っているように思われる。

「区域K」は、明らかに入っていないようだ。

ところで、Fig.1の表を見ると、ほとんどの場合、感染確認の当日または翌日に、制限区域の設定が行われている。

ところが、ワクチン接種の直前(区域J~M:赤字部分)については、どうやら、故意に制限区域の設定を遅らせた

のではないかと思われる。

なるべく、ワクチン範囲を減らそうとした、ということではないだろうか…。

ワクチンを接種されるかどうかは、農家にとっては、きわめて重大な問題である。

そういう場で、あまり小細工をするべきではないと思うが、どうなのだろうか。

(9/25追記)

9/23(木・祝)の東京新聞に、東国原知事の記事が出てたのをもらって読んでみた。

(ネット上で有料記事なので、解像度を落としています。)

100923__s_4

もしかしたら都知事選に出るかも…、ということで、東京では知られていない「政治家としてのそのまんま東」の紹介。

内容的には、PR力は優秀だが、行財政改革は手つかず、口蹄疫では指導力に疑問符、

という感じで、まぁ常識的な記事でした。

ちょっと面白かったのが、末尾に付された取材メモ。

   取材した記者によると、知事を賞賛する宮崎県の人々は「みんないい人ばかりだった」

  という。そういえば米国の少年野球では、空振りしてもトンネルしても「グッドジョブ」

  と選手を励ます。皮肉には聞こえない。日本人は「ほめて育てる」のが不得意といわれる

  が、意外と最近はそうでもないかも。

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コメント

ワクチン接種決定時に、第1例目を中心とする円内で、最後まで、1頭も発症せず、すべて健康だった家畜農家さんの位置関係は、
どこかに、発表されていないでしょうか?


りぼん。 さま。

「その46」の末尾に、農水省資料の図を追記したのですが、解像度が低いので、
川南町あたりは完全につぶれちゃってます。

この解像度の高い元図が入手できれば、いいのですが…。


一之瀬川を越えていない可能性もでしょうか。 283、289 ?。 国富町農協肥育肉牛センターも接種に入っているかでしょう。


口蹄疫とは何の関係もないが、尖閣諸島沖での衝突事件について、こちらの記事が興味深かった。
「妥協のやりかたを間違えた尖閣問題のこれから」(リアリズムと防衛を学ぶ)
http://d.hatena.ne.jp/zyesuta/20100927/1285580593


島の問題といいワクチンの問題といいなんというか強運な政権ですね。

釈放のニュースや翌日あたりは、政府のありえない対応に頭を悩ませたわけですが、
イザ数日過ごしてみれば、アメリカは当然として東南アジアもわかるのですが、
オーストラリアにしろインドにしろシンガポールにしろ何故か世界からの援護射撃が山のように。
それだけ、中国が世界で色々な問題を引起してたわけですけど、
中国の高圧的な態度と日本の弱腰があいまって、日本は安全な国だという意識が広まり、
中国が領土拡張の野心をもった危険な国だとのイメージが国際社会に広がりつつあるようで、
結果としてみれば、釈放良い方向へ転がると言う・・・。
釈放の時点では相手が振り上げた拳を下ろすわけないのになんて馬鹿なタイミングで・・・と思ったんですが、
物事って終わってみないとわからないですよねぇ。

日本に切れる当面のカードとしては、衝突映像の公開がありますが、今度こそタイミングや使い方を間違えないで欲しい物です。
ODAや環境技術支援の即時停止なんて強力なカードもあるにわありますが危険ですしね。
停止をチラツカせる程度なら有効でしょうかね、邦人の安全が確保されてないからなんて理由付けも今なら可能でしょうし。

それよりも気になったのは・・・・東国原知事のブログ
”「頑張れ!」「お前が総理やれ!」「ボケろ!」「鹿児島県知事を辞めるなよ!」”
国技館の客がボケたのだろうか? 知事の入力ミス????


明日(9/30)の口蹄疫対策検証委員会(第9回)のヒアリング対象者は、
尾崎宗春さん(尾崎畜産代表)。 がんばってください。


今回のヒアリングは尾崎さん1人ですか・・・・。

野次
ついでに知事も辞めてほしい。


宮崎県民の方は、「口蹄疫対策に係るアンケート」の締め切りが本日(9/30)です。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/pub_com/2010.html

それにしても、国の報告書がまとまるこの時期に、戦意喪失の県知事っていうのは…。

ところで、東国原知事は「WiLL」という雑誌(11月号)に、「口蹄疫とのわが百二〇日戦争」という手記を寄せているが、
宮崎県の検証委員会が何も報告を出していない段階で、知事が勝手な見解を公表するのは、常軌を逸していると思う。


もともと、常軌なるものを持ち合わせていたかどうか。

県の検証結果報告も、結論ありきでまとめますから、ちょっと先走ったくらいで、大勢に影響はないと踏んでの手記だと思います。


FMDVの本来の恐ろしさが今回も浸透しなかったという事でしょう。 国際的制圧評価は、高いと思いますし。
最前線で超人的働きをした方たちに次にその期待が行えるかは、どうでしょうね。
産業獣医師の職業的倫理観だけの期待は無理でしょうし(現場の高い倫理観をこのようにして、低下させていく)。

次はワクチン接種で、楽しくワクチン清浄国か地域の申請もまた一興であります
(海外のワクチンメーカーが喜ぶ、アルゼンチンの牛肉が食せるので私は喜ぶ)。

人獣共通感染症として法的指定もされていませんし。私は次は静観します。 これが人用なら大騒ぎで、つるし上げにあったでしょうに。
麻疹も制御できない国に、FMDVなんて、1万年早い。 


omizo さま。
> FMDVの本来の恐ろしさが今回も浸透しなかった

単なる個人的な感想ですが、今回のウイルスも、「本来」ほどには感染力は強くなかったのでは?
という気がしています。 (感染農場での豚→豚の感染力は強かったようですが。)


内部告発者がバンバン出てきて、色んな闇が吹き飛ぶような検証なら意味あるし、国も慌てまくるかもしれませんが
結局、国の検証と大差ない結果がでるのは、折り込み済みですから、手記が出ようが出まいが関係ないのでは?
どちらかと言うと、まだ話題性があるうちに売ったほうが、出版社も知事も身入りが良いから、タイミング的には
丁度の時期だと思います。


2000/JPNと2010/JPNとの差はでしょう。 2000/JPNも2種類ありましたが。 韓国は迅速な制圧に成功していますが。後日、イノシシ牧場で抗体検査で発見されていますので。そこそこの感染力は有していたと思われます。  3・20日から4/20日の報告書の発生件数と4/21から5/12ごろの確認件数を比べた場合、感染力に疑問が出てきますが。

手記は。 宮崎県現知事も我が橋下知事を見習っているのかも、です。 できましたら、法的手続きの解釈を、自己解釈論を公人がするのはやめた方が良いでしょう。 

農水の動物衛生課の方が、バラスような事もないでしょうし。 心中穏やかでない事は確かだそうです。 噂では。 スズメが言っていることですが。


あと、個人的には、ツイッター上でちょい話題になった、12日には既に埋却の準備に入っていたと言う情報の
真偽が知りたいですね。それこそ、絶対、真実は出てこないとは思ってますが。


東国原知事と「洗濯機のフタ」の話。 ちょっと面白いです。
http://blog.goo.ne.jp/soraoayumu/e/ede51a5a41d2fec50b35a1e0c39b6f91


ここで辞めておかないと、口蹄疫の検証の矢面にたつわけで、
何かの役職、国政なり、都知事なりに就いてても同じ、
ここは、大人しく雲隠れしておく方が得策な時期なんじゃなかろうか?

小泉元首相しかり引き際はわきまえているのかと、人気やイメージが命ですからねぇ。

埋却といえば、えびの市はきちんと土地を用意していた、川南は怪しい調査する!
って農水省の人が言ったなんて報道もありましたが、結果どうだったんでしょうねぇ・・。


>東国原知事と「洗濯機のフタ」の話。

あちらのブログはコメントを受け付けないので、こちらの場をお借りして:

科学的合理性よりも「見た目」を優先するというのは、第三者の目を常に意識している役者精神かもしれません。彼は自己顕示欲の塊が着物を着て歩いているような人物だという印象を持っていますので、それと整合しています。

検証委員会を検証するのは難儀なことですが、重要な情報の多くが秘匿あるいは掘り出されないままで検証も何もありえなーい、ことです。

DEFRAが2007年の自前のみっともない事例(動物検疫研究所とワクチン製造プラントの複合施設から漏れ出た口蹄疫ウイルスで発生)をきちんと科学的に検証した第三者委員会のレポートを出しているのと比べると、科学精神のレベルがコッカで異なることが理解できます。

検証委員会の報告は想定内なので特に驚きませんし、コメントする価値もないと思います。洗濯機にフタをして中の汚れを消して流して、また同じことを繰り返すことでしょう。


■時事通信 10/1
 「口蹄疫復興基金、1000億円規模=観光振興などに充当-政府」
 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2010100100966

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、政府が検討している復興基金案の概要が1日、分かった。
基金は、地方債発行を基にした1000億円規模の運用益活用型と国費約30億円などによる
取り崩し型の2本立て。政府は、同県と最終的な調整を進めた上で、近く方針を決定する。

 運用益活用型は、宮崎県が地方債を発行し資金を調達、その運用益を観光振興などの復興支援に充てる。
一方、取り崩し型は、国費30億円などを投じて農林水産省所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」に
期限付きで設置。徐々に取り崩し、畜産振興事業などを行う。財源は今後詰める。

■朝日新聞 10/2
 「県の口蹄疫対策検証委、国の検証委と意見交換へ 19日」
 http://mytown.asahi.com/areanews/miyazaki/SEB201010010015.html

 県の口蹄疫(こうていえき)対策検証委員会(座長・原田隆典宮崎大教授)は1日、県庁で会合を開き、
農家などを対象に実施したアンケートや聞き取り調査結果について協議した。
19日には国の検証委と意見交換し、最終報告は予定を延長し、11~12月にまとめる。

 検証委は9月、発生農家やワクチン接種農家、県内の全市町村、獣医師、JAなどを中心にアンケート。
約500人から回答があった。集計が終わった約330人の回答には、県や国の防疫態勢の甘さや
住民の危機意識の低さ、空港での水際対策の不備を指摘する意見が多かったという。

 また、初期発生農場や、発生集中地域から距離がありながら発生した「飛び火」農場、公的機関の農場
など計18農場での聞き取り調査も踏まえ、
 (1)初発農場を客観的に特定できる態勢作り
 (2)国と県との連携の強化
 (3)日常の防疫態勢の充実
――といった課題が浮かび上がったという。

■東国原知事のツイッター 10/2
 http://twitter.com/higashitiji

残された任期、今回の口蹄疫の検証をしっかりやって、新たな防疫指針や法改正に役立て、
こういう事が二度と起こらないよう徹底した防疫対策を講ずること。
今回策定した再生・復興方針が、きちんと実現出来るような基金等の財政措置を講ずること等。

他にも、しておかなければならないことが山程あります。

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もう期待してないから、はやめに後進に譲られては…。

ところで、1,000億の運用益って、年間いくらなんだろう?
地方債の利息を払ったら、いくらも残らないのでは??

(追記)金利については、国が地方交付税で負担することも検討しているようだ(日経記事)。
そうだとしても、大した金額ではなさそう。


コンタンさんへ
こちら宮崎の地方新聞(宮崎日日新聞)で、
「『1例目確認時点で豚に感染が及んでいた』と牧村名誉教授が講演した。」いうことが記事になっていました。
そこで、コンタンさんのブログ記事、「8月27日 発生初期の大幅修正」を閲覧させていただいたのです。
確かに、12例目が19日感染となっているようでした。
ですから、1例目発表よりもわずかに、12例目の発生は、先んじていたと解釈しました。
ところが、農水省発表
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/pdf/100825_1-01.pdf
のP18のグラフ(表?)には、グラデーションで、お茶を濁してはいますが、19日よりも早い時期(4月5日頃)に感染しているように記載されています。
他の事例も異なっているようなのですが、何か、別の要因を考慮してのことなのでしょうか?


Cowboy さま。
この中間報告の表ですが、12例目の「推定の発症日」が4/19日。
グラデーションは、「推定の感染日(農場に侵入した日)」で、4/5日~4/15日頃、という意味です。


今しがた見終わった、NHK仙台制作
「ETV特集 なぜ希望は消えた?~あるコメ農家と霞ヶ関の半世紀~」
がたいへん面白かった。

「農水省の思惑とはまったく別の事情で農家が行動する。」
「3世代にわたる、農家の「農業撤退作戦」が終了を迎えようとしている。」

いまのところ再放送の予定はないようだが、
機会があったらぜひ見ることをお薦めする。


国策(政策)では全然進まなかった農地の集約が、高齢化、後継者不足という要因では一気に進んでしまうと言う皮肉な結果が
とても印象深いものでした。面白い番組でした。


コンタンさんへ
分かりました。氷解です。
①「農場にウィルスが侵入したと推定される日」
②「家畜に発症したと推定される日」
の違いですね。
では、「感染が及んだとされる日」とは、通常、①と考えるのでしょうね。


Cowboy さま。
> 「感染が及んだとされる日」とは、通常、①と考えるのでしょうね。

もちろんそうなのですが…、
②「家畜に発症したと推定される日」が、科学的に(所見、痕跡、抗体値から)決定されるのに対して、
(今回、どれほどの科学的な根拠で推定されたかは不明ですが。)

①「農場にウィルスが侵入したと推定される日」のほうは、今回の場合、
一般的に潜伏期間が1~2週間だから、という、極めてあいまいな決め方でしかありません。
潜伏期間が、3週間だったとすれば、だいぶ状況も違って見えるでしょう。

なので、①の日付については、今回は、参考程度に考えるべきでしょう。
もちろん、有力な疫学関連情報(感染源との接触疑い)が見つかれば、そこからも推定が付くでしょう。


昨夜の、ウロンコロンさんの番組は、やっぱり涙なしには見られなかった。
http://yaplog.jp/uronnkoronn/archive/268#ct

再放送: 10月5日(火)午前11:30~11:50 (BS2) 10月7日(木)午後5:40~6:00 (BShi)

泣きながら、「ホントにワクチン打たなきゃダメなの?」と言ってビデオを回すウロンコロンさん。
泣きながら、「お国のためだから」と言って保定する伸ちゃんさん。

お芝居でなく「お国のためだから」って言う人を、初めて見た(ような気がする)。
多くの人に見てほしいです。

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「ホントにワクチン打たなきゃダメなの?」
その答えは、誰にも分からないように埋められてしまった。


南日本新聞 (9/22) 「口蹄疫埋却地 鹿児島県が公有地200カ所候補に」
http://373news.com/_kikaku/kouteieki/index.php?storyid=26727#news

 鹿児島県は21日、年内をめどに県独自で策定する口蹄(こうてい)疫防疫マニュアルに盛り込む埋却地の
確保について、国や県、県内市町村の公有地約200カ所を候補地としてリストアップしたことを明らかにした。

 同日あった県議会代表質問で、県民連合の上村勝行議員に、弓指博昭農政部長が答えた。

 県畜産課によると、殺処分された家畜の埋却候補地としてリストアップした公有地は約200カ所、計約800
ヘクタールで県内全域にわたる。今後、その土地が埋却地として使用できるかどうか具体的な検討に入るという。

 口蹄疫に関する国の防疫指針では、殺処分した家畜は農家の責任で発生地か、その付近に埋却しなければ
ならない。しかし、宮崎県で発生した口蹄疫被害では、十分な埋却地を持つ農家が少なかったことが殺処分を
手間取らせ、感染拡大を招いたとされている。

 農家・法人が各自用意する埋却地については、県が各家畜保健衛生所などを通じて、県内の肉用牛や養豚
など畜産農家計約1万3760戸を対象に、埋却地として利用できる土地の有無、所有している場合はその面積
などを照会中。調査結果がそろい次第、精査しリストに加える予定だ。

 県は6月の口蹄疫緊急防疫対策会議で、独自マニュアルの策定方針を説明。速やかな初動態勢の構築が
重要とし、通報後の疑似患畜診断や24時間以内の殺処分の完了、72時間以内の埋却完了の手順などを
定めることにしている。

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畜産の再開に水を差すようなことは言いたくないが、
児湯郡の埋却候補地はどうなっているのだろうか?


 報告書の青の部分は感染期間(潜伏期間ともいいます)。黄色は発症があると思われる期間。
ただ豚と牛では感染期間が異なるので、12例目の感染期間妥当かは、検証を有します。
仮に感染期間が長いと言われる牛でも、1頭がウイルスを出しているなら、10頭すべてが3週間も感染期間があるとも思えませんし、
1頭ぐらいは6日ほどで発症する可能性は出てきます。 2頭目が発症する可能性は6日+6日で、12日としている事でしょう。 

 また、牛中心の報道が目立ちますが、牛と豚では、致死率は各段に異なることもあります。
それに、牛でも8ヶ月以内と以上では、発症確率も異なるでしょう。
英国と同じ清浄国復帰の政策をとる以上、特定範囲の淘汰は避けれません。
英国の半径3km圏内一律淘汰でも、この範囲に入る農場数、頭数は日本のほうが各段に多いことでもあります。
今回のFMDVがこの範囲にとどまった事は奇跡的であり、予防的殺処分に協力いただいた方に深く感謝するとともに
擬似畜と同等の補償があるようにする必要があります。 

 家伝法の16条2項の解釈の問題で、いくらでも行政が行うことができる事です。 2項は行政が肩代わりできるようにしたものですから。

 2項の実行者は都道府県にあり、埋却地は、県が市町村とはですし、国の関与をどこまで明文化できるかもでしょう。
予防的淘汰になった場合の補償問題でありましょう。 尚一般住民の本音は、難しいでしょうね。 はっきり言えば迷惑でもありましょう。


明日(10/5)の口蹄疫対策検証委員会(第10回)のヒアリング対象者:
・宮崎日日新聞報道部 小川 祐司
・(株)林牧場 林 邦雄(養豚業:群馬県桐生市)
・国際獣疫事務局 小澤 義博


6例目水牛農場のブログ(9/30) 「宮崎県独自の検証委員会」
http://www.caseificio.jp/cgi-bin/webpat/document/ciro/2010/093001/index.html

2010年9月28日に宮崎県が独自に立ち上げた検証委員会のメンバーが牧場へ来ました

『もういいよ、、、、』とは思っていましたが
【やっと分かってもらえたような気がします】

利害関係がない人選ですので
「うーん、、、もし次に起こったときに【農場が安心?正直に通報できるような不正ができないシステムにしないとな、、、】」

【やっと普通の人がいた!】

  (中略)

【正直に白状して スッキリと牛達と関わったほうが良いと思いませんか?】
国の最終報告もまだですから、まだ間に合いますよ

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「不正」って何だろう…?

 
ワクチンの接種頭数だが、
 ・5/19 の国の発表数は、約205,000頭(牛50,000、豚155,000)
 ・5/22 の県の集計数は、約145,750頭(牛53,310、豚92,440、農場数1,017)
と、この間に大きく減っている。

単に国の推計が間違っていたのかもしれないが、
この間に「ワクチンの接種範囲が狭められた」可能性もある。

ちなみにその後
 ・5/26 の県の見直しでは、約125,200頭(農場数1,020)
 ・6/2 のOIE Report No.7 で、125,215頭(牛45,612、豚79,603)
 ・6/30 のOIE Report No.11で、125,564頭(牛45,961、豚79,603)
 ・10/6 のOIE Report No.16で、125,668頭(農場数1,066)
と、さらに少なくなった。

最終的に、
ワクチン接種後に擬似患畜となった殺処分数と、擬似患畜以外の殺処分数の合計は、
 ・128,701頭 (8/27 読売新聞)
  (ワクチン接種せずに殺処分された、いのししや薦田さんの牛を含む。)


外円をどの範囲で行ったかでしょう、範囲が小さくなった事はよい事ですが。不公平感が出ていなければとも。
農場との間隔が1kmほど離れれいれば・・。200mほどなら感情的なものも。 非常に難しい。

 チーズ屋さん、意味ありげな・・・。 感染症対策で、難しいところがここなのですから。  ボタンの掛け違いは後々まで・・・。
人の感染症ともなんら変わらずです、最終的に人と人との間の問題になるからです。


宮崎日日新聞 「検証口蹄疫・第3部(6)」
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=2&paging=1

「宮崎市フェニックス自然動物園では13種、約140頭の偶蹄(ぐうてい)類を飼育。
同市公園緑地課の鈴木俊郎主幹は「家畜へのワクチン接種が決定した際、国に確認したが、
動物園の動物の扱いは決まっていなかった」と語る。
結局はワクチン接種対象にならなかったが、今後どうすべきか不透明なままだ。」

展示用、研究用動物の扱いについては、OIEでも決まっていないとのこと。

フェニックス自然動物園は、ワクチン範囲から約2km外側。 けっこうギリギリでした。


毎日新聞 10/2 「口蹄疫:発生経路検証など重点課題を確認--県検証委」
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101002ddlk45040592000c.html

「県口蹄疫対策検証委員会は1日、県庁で第2回会合を開き、発生農家など関係者へのアンケートや
現地調査を踏まえ、発生経路の客観的な検証の必要性などの重点課題を確認した。
 (中略)
 初発が都農町の水牛農家で3月中旬とみられていることには、通報が早かっただけで、実際には
別の農場でさらに早い時期に発生した可能性も否定できず、早期発見のための対策も議論された。」
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


次の第三者委員会ヒアリング対象者の林さんは、獣医でもあるから、ヒアリング内容に注視したいです。

 
お酢の口蹄疫に対する消毒効果について、徳島県の検証結果が出ていました。

「お酢の口蹄疫ウイルスに対する消毒効果の検証」 (徳島家畜保健衛生所) 2010.9.8
http://www.pref.tokushima.jp/docs/2010090700047/

検証試験では実際に口蹄疫ウイルスは扱えないため、消毒効果の判定基準はpHとしました。
 結果を要約すると… 

 【無効だったもの】 飼槽(お酢を500倍希釈で使用)
             粗飼料(お酢を1,000倍希釈で使用)
             踏み込み消毒槽、(お酢を1,000倍希釈で使用)

 【有効だったもの】 人間の手指の消毒(お酢を100倍希釈で使用)
             家畜の飲水への利用(お酢を500倍希釈で使用)

【考察】先の口蹄疫発生では消毒薬の不足等からお酢の利用が報道された。FMDV に
対して、今回効果指標としたpH の値からは人体や飲水の消毒に対して補助的に使用
することが可能であることがうかがわれた。しかし、緩衝物や細菌のある現場には効
果がみられなかった。酢の利用はあくまで補助的なものであり、疾病対策には日頃の
基本的な衛生管理が肝要。通常の衛生管理には消毒薬を使用すべきであり、安全で安
価であるからといって酢を使用すべきではない。

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白井 淳資 先生は、ご自分で訂正記事を出された方がよろしいのでは。


白井 淳資さんの責任ではないでしょう。 某新聞社の報道内容ですから。 白井さんは、補助的な方法とは言っていたはずです。
人の皮膚などを補助的に消毒には有効。 修正は新聞社がでしょう。
白井さんの修正は、例の種牛の細胞採取による クローンの件でしょ。 OIEコードでは、細胞も難しいでしょう。

 
本日(10/6)、日本はOIEに、清浄ステータス回復の申請を行った。
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/douei/101006.html

「野生動物を対象とした血清サーベイランス(ニホンジカ16頭及びイノシシ49頭)の結果もすべて陰性であった。」

 
「概要」ってどういう意味か判ってる?
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/gijigaiyo10.pdf

民間企業だったら、こんなのあり得ない。

 
リンクされた「概要」には「内容」が「無いよう」です。
委員会が意図的に情報を出さない方針であれば納得。
そうでなければ、全くやる気なしの証拠。

 
上記、概要は単なる式次第ですね。
「どうせ、秋風も吹いて、誰も真剣に読まないだろうし・・・」というやる気無し感、手抜きの凄まじさすら、感じます。

 
来週 10/12(火) の「口蹄疫疫学調査チーム 第6回検討会」
のオブザーバー出席者(予定)

・呉 克昌 (有)バリューファーム・コンサルティング
・小泉 透 (独)森林総合研究所 野生動物領域長

 
口蹄疫とは関係ないが、ハンガリーアルミニウム赤泥流出事故(10/4)で、
流出した廃液がドナウ川に達した(10/7)。 深刻な環境破壊に?

 
これも、口蹄疫とは関係がありませんが、

多くの焼肉店で、牛のもも肉をロースの名前で客に提供
業界関係者曰く「昔からの慣習」とか。

この問題は5年くらい前に週刊ポストだったか、週刊現代が取り上げていた。

ずーーーーっと昔ですが、
馬肉入り牛缶を「インチキ」と指摘されたとき、
缶詰業界は馬肉ではなく「うま肉」と表示するとして、抵抗していました。

今だったら、会社が無くなります。

 
現役養豚家 さま。

消費者庁:「ロース」実はランプ 焼き肉業界に是正要求(毎日新聞)
http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/10/07/20101008k0000m040082000c.html

この話、ぜんぜん知りませんでした。 まぁ、焼き肉屋には、年に数えるほどしか行きませんが。

 
不思議な業界です。

肉屋さんが焼肉店に納入するときは
本来の部位名の もも肉、ロースとして伝票が起こされます。

焼肉店が客に出すと
もも肉はロースに、ロースは上ロースの伝票になります。

知り合いの焼き肉店で、以前この話をしたら「苦笑い」してました。
もちろん、私には納入伝票のロースを出してくれましたけれど。

 
事情を知らない人には、「1,000億の基金」というのがすごい対策に感じられるかもしれないが、
たかだか、5年で20~25億くらいの事業費(4~5億/年)でしかない。

現在の5年国債の利回りは0.4%を切っているが、仮に0.42%の債券を1,000億発行して、
0.42%で運用したとすれば、運用益はゼロ。
(安全な公的債券で運用するしかないので、この部分はチャラにしかならない。)

但し、国から2/3、県から1/3の金利負担を受けられるとすれば、
毎年、国(地方交付税)から2.8億円、県から1.4億円(計4.2億円)のお金が「運用益」として入ってくることになる。
これが基金の実態。

ここから基金を運営する財団の経費と人件費(仮に年間2,000万円とする)を引いた残り、4億円が、
毎年の財団の事業費となる。(この場合、5年で20億円)

報道では何だかわかりにくいが、基金とは
「公的資金を財団の事業費に転換するマネーロンダリングのしくみ」で、
こうすることにより、国や自治体では支出できない用途にお金を回すことができる。

お金の洗濯の解説ありがとうございます。

大学在職時に水産庁の下請け調査をやった頃は金利が高かった時代でした。
水産庁の予算を受けて調査事業をやった某協会は我々下請けの調査担当者に予算を年度の最後までまわしてくれず、調査助手の学生アルバイト賃や旅費まで立替支払いを(個人的に)強要されました。取りまとめの委員会で漏れ聞いた話では、協会が事業予算を預金としておいて、利息を稼いでいたそうです。それ以後、この協会とは一切付き合わないことにしました。

県あたりですと、協会の人件費も出すことがあります。
このばあい、県の支出項目は「事業費」扱いです。
これも金を身内で回すロンダリングの手口です。

国もやってるでしょう。 たぶん

 
beachmollusc さま、現役養豚家 さま。

「基金」は、そもそもは「運用益」で事業をする、という制度でしたが、バブル崩壊後の低金利によって、
単なる公的資金のマネーロンダリング制度になってしまいました。

今回の基金がどのようなスキームで行われるかわかりませんが、
阪神・淡路大震災や中越地震の復興基金で使われた「指名債権譲渡方式」だとすると、

 ・宮崎県が基金財団に、1,000億円を無利子で貸し付ける(5年)。
 ・基金財団は、宮崎県債1,000億円(5年、利率0.4%程度)を購入する。

というのがその実態です。
(このまま行うのは問題ですので、実際には第3者の金融機関が介在します。)

1,000億円のお金は、帳簿上だけに存在するもので、実際に動かされることはありません。
でも、ニュースで「1,000億」と聞くと、すごい対策のように聞こえます。 ここがまやかしです。

この「指名債権譲渡方式」は、雲仙・普賢岳噴火の復興基金が、金利低下によって機能しなくなったために、
代替として考案され、初めて実行されました。

災害時に、融通の利くお金を出すことは必要ですが、このような妙な制度ではなく、
透明でわかりやすい制度を設けて欲しいと思います。

 
時事通信(北京)  10/12
「モンゴル東部で口蹄疫拡大」
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010101200023

 ウランバートル発の新華社電によると、モンゴル政府は11日、同国東部で家畜の口蹄(こうてい)疫感染が拡大、
既に2万頭以上が発病しており、感染拡大防止のため、隣国や国際組織にワクチン提供の支援を求める方針を決めた。
 東部地域では9月17日から感染地域での警戒を強めていたが、ワクチン不足などで効果が上がっていないという。

 
「口蹄疫疫学調査チーム 第6回検討会概要」 10/12(火)
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/fmdoutline.pdf

「口蹄疫の疫学調査に係る中間的整理」の公表(8月25日)後に、現地調査や関係者等の聞き取り調査によって得られた
疫学データに基づき、口蹄疫ウイルスの侵入経路及び伝播経路について議論した。 主な内容は以下のとおり。

(1)ごく初期の川南町における発生事例においては、近隣の農場間で人の交流があったことや、
複数の農場間で同一の獣医師・人工授精師・削蹄師等が作業していたことなどが確認されており、
これらの人の動きが感染拡大の原因となった可能性があるとされた。

(2)高いバイオセキュリティレベルを保つための設備を持つ10例目農場については、口蹄疫が発生する4月20日以前は、
  ① 車両に関する消毒は、畜産関係車両に限っていたこと、
  ② 豚飼養エリアへ入場する際のシャワーの義務付けは部外者だけであったこと、
  ③ 豚を移動する際には舎外を歩行させていたこと、
等が改めて確認された。

-------------------------------------------------
うーん…、これだけ?

 
お知らせ>「その46 永遠の謎」に途中までアップしていた、感染拡大のプロット図が完成しました。

 
モンゴルの件は、時事では、詳細不明ですから。
http://www.promedmail.org/pls/apex/f?p=2400:1001:2455226300859885::NO::F2400_P1001_BACK_PAGE,F2400_P1001_PUB_MAIL_ID:1000,85286

では、中国が10万ドスを無償提供、ロシアが60万ドスを適正価格での販売。
2010年10月1日までに、Sukhbaatar および Dornod の計 10soumで FMDが発生していたが、10月11日に16soumに増加。
家畜動物 31,400頭のうち、20,550頭感染、20 ,346頭を殺処分、 約 240万にワクチンを実施。

 
「第11回 口蹄疫対策検証委員会」(10/13) の概要
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/pdf/gaiyo11.pdf

また小学生の日記みたいなの…。恥ずかしいと思わないのだろうか。

 
私もちょっと新鮮でした。

「総務省から見た地域主権」 (なんちゃって経済学徒blog) 
http://blog.livedoor.jp/uno_yuya/archives/51122939.html

「道州制って、意外と難しいんですよ。
道州制になると、州知事の数が国務大臣より少なくなるでしょ?
すると、希少価値が出てパワーバランスが崩れちゃうんですよ。」

その発想はなかった!
今まで、研究者や政治家が書いた道州制・地方分権の本は何冊か読んだけれど、
そういう視点で書いていたのは見たことがなかったので、驚きました。

全然納得がいかなかったので、
「それは何が問題なんでしょうか?」
と聞き返すと、

「それを問題と捉えるかどうかですよね。
例えば、この前の口蹄疫の問題でも、国の権限が弱いと対策が取れないですよね。」

確かに口蹄疫の問題は外部性がある(県境・州境を超えて感染する)から、
分権しても国が指揮を取るのはわかるけど、法律で権限の配分を規定すればいいんじゃないか?
それとも、知事と大臣の数というのは、法律で規定できないほど影響力の強いものなのか?

 
ヒエラルキーの問題かと。 州の区分割りの方法で、知事の数量は変わりますし。
地域利害関係が複雑ですから、本州の区割りを幾つにすつかもです。
国会議員数も変わる可能性がです、県警本部長も減るか?。 行政ポストにも影響が出てくることに。

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