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2010年10月24日 (日)

データで振り返る口蹄疫対策(2010年 宮崎) その52 ワクチンを使わずに制圧できたか

Zaatir_94

Photo(Top):  Ras Za'atir,  Red Sea  

1.農場の分布

「その50 都農町」で、北部戦線については、ワクチンを使用しなくとも押さえ込めた可能性がある、

と書いたが、南側・西側についてはどうだったか?

農水省公表資料の中に、農場の分布図がある(解像度がちょっと低いが)。

これに、ワクチン範囲、ワクチン範囲外の飛び火、えびの市の発生、などを合成したのが下図。

(クリックで拡大。Google 地図を含む図は転載禁止。)

Fmd_farm_map_s

「fmd_farm_map.jpg」をダウンロード

感染地帯から南西に向かって、西都市、国富町、綾町、と畜産農家が連なって分布していて、

その先は小林市、都城市という大畜産地域だから、当時の対策本部の焦燥感もなんとなくわかる。

(11/19追記) 橋田 和美 『畜産市長の「口蹄疫」130日の闘い』(書肆侃侃房)より引用:

 農林水産省から配布された畜産農家分布図によると、農家を示すブルーの丸印が

児湯地域全体をびっしりと覆い尽くしているではないか。

「こりゃあ、大変なことになっとじゃなかろうか」

「ここが畜産地帯と、頭ではわかっちょったが、こういう地図で見せられると、怖ろしい」

「火の粉が飛び散っていくように、ウイルスが伝染していってもおかしくない状態ですな」

 私と数人の関係者は、広げた地図を前に息をのんだ。この図は、4月20日以前に

県を通じて発表されていたらしいのだが、私はその存在をずいぶん後になって知った。

今さら遅いが、もっと早くにこの地図を見ることができていたら、口蹄疫災害への危機意識も

違っただろう。

 今となっては、私たちを含め、県や国の初動体制の甘さが悔やまれてならない。(p.21)

図中の「拡大図の範囲」の発生農場の分布

Fmd_sheetb15s (クリックで拡大)

「FMD_Sheet-B15.pdf」をダウンロード

市町別のワクチン範囲内の家畜頭数、擬似患畜頭数は下表の通り。(牛豚別の数字は未公表。)

Fmd_101022a

「FMD_101022.xls」をダウンロード

頭数ベースで見ると、川南町は92%、高鍋町も85%が擬似患畜となっており、

この2町では、ワクチン接種をしなかったとしても、たいした違いはなかっただろう。

しかし、新富町、木城町、西都市、宮崎市のワクチン範囲では、まだ5万頭の家畜が未発症の農場にいた

ワクチン接種を行わなかった場合、仮に、この範囲でさらに2万頭の家畜が、6月上旬までに

発症したとすると、すみやかな殺処分はそうとう困難だったと思われる。

(前回載せたグラフを見てもらうとわかるが、牛の殺処分は1,000頭/日がいいところである。

 仮に10,000頭の牛が擬似患畜になれば、それだけで殺処分に10日ほど要したことになる。

 むろん、それだけの牛の埋却地がスムーズに用意できたかどうかは、かなり疑わしい。)

一方、農家の戸数で見ると、川南町ですら、44%の農家(153戸)が最後まで発症せず生き残っており、

その大部分は小規模な繁殖農家だろう。

ワクチンを使わずにすめば、彼らは生き延びることができたはずだが、そのためには、

どこかの段階で、殺処分が速やかに行えるよう、思いきった対策を取る必要があった

そのためには、状況をなるべく正確に把握して、マニュアルにとらわれない行動を選べる

指揮官が必要だった。しかし知事をはじめ、誰もそれができなかったので、ワクチンを試すしかなかった、

ということだと思う。

それがたやすくできた、というつもりはないが、何としても殺処分で拡大を押さえる、

という覚悟のようなものは、感じられなかった、というのが個人的な感想である。

今月の、「青春と読書」2010.11月(集英社)の、茂木健一郎さんの連載から引用 :

   私の見立てでは、日本の不調は、たった一つの理由に基づいている。すなわち

  それは「偶有性忌避症候群」(contingency avoidance syndrome)である。この症

  候群は、もはや日本の風土病とでもいうべきもので、社会のあらゆる場所に蔓延

  し、人々の思考力を低下させている。日本が、世界をグローバルなネットワーク

  で結ぶインターネットの存在がもたらした「新文明」に移行することを妨げてい

  るのだ。

   何が起こるかわからないという「偶有性」の状況。「偶有性」は、生命そのも

  のの本質であり、環境との相互作用において、私たちの脳を育む大切な要素であ

  る。その大切な「偶有性」から目を逸らし、そこから逃走してしまうことで、日

  本人の脳は成長の機会を奪われている。

   人生には、最初から決まった正解などない。なのに、あたかも正解があるかの

  ような思い込みをして、自分自身がその狭い「フェアウェイ」を通ろうとするだ

  けでなく、他人にも、同じ道を通ることを求め、強制する。それは「挑戦する」

  という脳の本質からかけ離れている。

   たとえば、子どもたちは小さな頃から「お受験」に駆り立てられる。「進学校」

  に合格し、最終的には「一流大学」に入ることが目標とされる。大学に入ること

  の意味は、医者や弁護士といった「望ましい」職業に就くか、あるいは「大企

  業」に就職することである。

  (中略)

  「偶有性」に対する恐怖感は、日本の社会の隅々まで浸透している。それは、日

  本人が、知らずしらずのうちに世界を見る際の癖となってしまっている「マイン

  ドセット」である。日本の常識が、世界の非常識になってしまっていることに気

  付かないのである。

   本来、人間の脳の最もすぐれた能力は、何が起こるかわからないという生の偶

  有性に適応し、そこから学ぶことである。予想できることばかりではなく、思い

  もかけぬことがあるからこそ、脳は学習することができる。予想できることとで

  きないことが入り混じっている状態は、いわば、学習し「挑戦する脳」にとって

  の「空気」のようなものである。日本の教育現場は、行き過ぎた標準化、管理に

  よってこの大切な「空気」を奪い、脳を「窒息」させてその成長する力を奪って

  しまっている。  (茂木健一郎「日本人の「挑戦する脳」 より)

感染症に限らず「予期せぬ災害」はいくらでも日本を襲うだろう。私たちに必要なのは、

マニュアルの通用しない「偶有性」に、勇気と決断力を持って立ち向かう事であるはずだ。

しかし、日本の社会も、教育も、そのような思考態度をを育てていない、という指摘には、

深くうなずける。

政府がワクチン接種を決断するまでの流れについて、「口蹄疫...現役養豚家の考え」のブログの

こちらのエントリーで書かれていることが興味深い。

   山田副大臣が自分の地元長崎県五島市で開かれたパーティーで「早期収拾に向かいつつある」との

   楽観的な挨拶をしたことからはじまります。…5月8日です。

   *

   パーティー出席者の長崎県養豚関係者から「終息どころではない」とパーティー中に指摘を受けた山田副大臣は、

   その場からMPC会長の日高氏(養豚経営者兼獣医師)に電話をかけ、自分の所に入ってくる情報と現地の実態が

   まったく違ってることをはじめて知り、愕然としたそうです。

   (中略)

   その後、事態の重大さを知った山田副大臣が積極的に動き、JPPA・JASV幹部と総理の面談を5月16日に設定、

   実質的に赤松大臣指揮権剥奪、総理が本部長、現地本部に山田氏が入りました。

「報道規制」のおかげで、政府首脳にまで必要な情報が届いていなかった、という皮肉な事態だったのかもしれない。

(2011/3/9追記) 「農と島のありんくりん」(3/9)

ちょっと脚色されているだろうけど、こんなことだった?

2.感染増加パターン

「101027_FMD.pdf」をダウンロード   ←グラフのpdfファイル

Fig. 2-1

101027_fmd1

上のグラフは、市町別の例数の変化(片対数表示)。

川南町・都農町に較べると、高鍋町・新富町では、立ち上がりの傾きが非常に大きいことがわかる。

感染を拡大した理由(経路)が異なるためと思われるが、なぜかは分からない。今回の事件の大きな謎である。

また、高鍋町・新富町において、ワクチン接種(5/22-5/26)の頃から、この傾きが緩くなっている。

高鍋町は、(頭数での)家畜の大部分が擬似患畜となったためかもしれないが、新富町でも同じような傾きなので、

もう少し別の理由があるのかもしれない。これもまた謎である。

Fig. 2-2

101027_fmd2

こちらは、Fig. 2-1と同じグラフを、(片対数ではない)普通の表示にしたもの。

これだと、下の方はつぶれて違いが分からないので、下の方だけ表示したのが次のグラフ。

Fig. 2-3

101027_fmd3_3   

高鍋町も新富町も、傾きが緩くなったと言っても、算術的にはそれなりに増加していたことがわかる。

そして、6月はじめに、ワクチンの効果によって終息した。

木城町・西都市では、発生の初期段階のうちに、ワクチンの効果により終息した。

(注:西都市のグラフは、ワクチン範囲外の発生も含んでいる。)

こうしたグラフからも、ワクチンを接種しなかったら、これらの地域で、急速に感染が拡大した可能性が高いことが推察される。

下のグラフは、市町別の日ごとの例数。

Fig. 2-4

101029_fmd

「101029_FMD.pdf」をダウンロード ←グラフのpdfファイル

こちらのグラフで見ると、発症のピークを読み取ることができる。

都農・川南ではじわじわと増えて発症ピークを迎えているが、

高鍋・新富では、いきなり発症ピークを迎えたことがわかる。

※138例目(都農町)の位置について

「第3回口蹄疫対策検証委員会」資料の図によると、No.138(都農町)の位置は下図(赤字)と思われる。

Photo

これによると138例目は、72例目の北約3kmに位置している。

一方、農水省・宮崎県の当初公表によると、138例目は「72例目の北東約250m」となっているので、

どちらかは誤りということになる。

当初公表の位置は、制限区域を広げないための意図的な誤りだったのかもしれない。

(おまけ)

Photo_2

川島 博之「農民国家 中国の限界」(東洋経済新報社、2010年4月、1,800円+税)

が、たいへん面白かった。中国では、階級制というほど農民が差別されていること、沿岸部から内陸部へ、

資金がまわらないこと、などなど、中国の内政問題が、たいへん難しい状況にあることがよくわかる。

中国の都市開発の進め方など見ていると、都市開発の巨大な利益が、地方政府とその関連業者に

集まっていることは、実感できるところだ。

101029_goats_m101

渋谷「桜丘カフェ」の人気者、ヤギの「さくら」と「ショコラ」

お知らせ>本日の図表は、pdfを含め、無断転載を許可します。

      但し、 1.引用元の表記をお願いします。 2.無断での改変は厳禁です。(サイズの変更はokです。)

Kon_1104mk_garden 

コンタンです。いきなり秋も深まって来ましたね。(この写真は転載禁止です。)

このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free.

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コメント

山田正彦のウィークリーブログ 「宮崎で水牛農場の竹島さんにお会いする」 (10/19)
http://www.yamabiko2000.com/modules/wordpress/index.php?p=268

10月15日
夕日が綺麗だった。
雲ひとつない。車窓からからの西の空は真っ赤な夕日に鮮やかに彩られている。
尾鈴山の青い山脈がくっきりと映えて、次第に紫色に染まっていく。
周りの、深い木立も、くねくねと続く白い山路も茜色に。
晩秋の宮崎。
私は、1人で尾鈴山の中腹にある都農町の竹島さんの水牛牧場を訪ねた。とっぷりと日は暮れてしまった。
口蹄疫の疫学調査の中間報告など聞いているうちに、初発が本当にそうなのか気になってきた。
どうしても竹島さんにお逢いして当時の状況を聞きたかった。

(中略)

これまで私が携わった口蹄疫について記録を一冊の本として残すことにしたい。
しばらくブログを休みたい。

 
頭数ベースで見ると、川南町は92%、高鍋町も85%が擬似患畜.
一方、農家の戸数で見ると、川南町ですら、44%の農家(153戸)が最後まで発症せず生き残っており、>>>

いかに、小規模農家の集団の町なのかが、良くわかりました。

これでは、普通の防疫ルールが、当てはまらないでしょうね。 しかも、対策本部が、
市町村、都道府県、国の現地対策本部、霞ヶ関など、4つもあって、統一制がなく、状況把握も、ばらばらでは。。。。

小規模農家さんにしてみれば、頭数ベースで、感染牛に囲まれていても、
「我が家は、全頭健康なのに」と言う気持ちから、脱することは、難しかったのでしょう。

ここまでの、図式データーが、当時、農家さんに、提示されてない状況では、
川南地区を全滅させ殺すための、ワクチン接種としか、映らなかったでしょう。

軒数的に、感染牛の居ない、小規模農家が、結構ありますが、これらについても、なんらかの検体があって、
不顕性だが、抗体価があったとか、無かったとか、データがあれば、ウイルスの拡散速度も、もう少し、はっきりしたように、思います。

なぜ、ウイルスは、南下したのか?の疑問は、自分としては、晴れてませんが、
多くの都城農家に飛び火しなかったのは、結果的には、良かったですね。

本来、これくらいの図面が、当時、農水から、ただちに、発表になるべきだったと思うのですが、
対策本部だらけでも、何も、データ集計は、無かったのでしょうかねえ?

 
「メディアの忘れ物 口蹄疫禍と切原ダム」 (相川俊英の「平成の草莽崛記(そうもうくっき)」) 10/24
http://www.the-journal.jp/contents/aikawa/2010/10/post_13.html
「世にも奇妙な公共事業「成功」例 ── 宮崎県の土地改良事業」 (2009.10/7)
http://www.the-journal.jp/contents/aikawa/2009/10/post_3.html

川南町が一丸となって口蹄疫と闘っていた時、畑地灌漑用の切原ダムの工事もストップした。
また、ダムからの水の利用を渋る畑作農家への行政側の説得活動も中断された。それどころではなかったからだ。
八月下旬に宮崎県が口蹄疫の終息宣言を行い、今は発生前の状況に戻りつつある。
川南町から牛や豚の姿が消え去ったが、ダム工事は再開され、粛々と進められている。
しかし、本質的な問題は今も残されている。 そもそも農業用ダムをこの地に作る必要があったのか。
そして、間もなく完成する切原ダムの水を誰が活用するのか。
さらには、口蹄疫禍で財政に多大な打撃を受けた川南町が、畑地灌漑事業の負担を背負いきれるのかといった点である。

川南町は事業同意に難色を示す畑作農家に対し、給水栓の設置を町の負担(税金)で行い、
農家が開栓しない限り、工事代金や負担金を徴収しないという「開閉栓方式」を提示し、説得して回っていた。
だが、もはや、湯水のように税金を使う余裕などあるはずもない。 一体、町は今後どうするつもりなのか。
農水省九州農政局は、切原ダムが完成したら現地事務所を引き払い、さっと姿を消すはずだ。
あとは地元でということだ。そういえば、切原ダムによる畑灌事業を推進してきた宮崎県の東国原英夫知事も
「知事職の限界を感じた」と表明し、他の道への転身を図っている。

奇妙奇天烈な公共事業にストップをかけるのは、口蹄疫ウイルスを抑え込むよりも難しいことなのか。
川南町の苦しみはいつまで続くのだろうか。

 
野生のカモの糞から鳥インフルエンザ(H5N1)を検出。 10/26公表(10/14採取)

環境省発表
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13069

共同通信
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102601000668.html

 
農水省公表情報 (注:「口蹄疫に関する情報」のカテゴリーにはリンクがありません。)

「口蹄疫及び高病原性鳥インフルエンザに関する家畜防疫検討会」(10/25)の概要
「口蹄疫に関する机上防疫演習の結果と結果の検証の概要」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/index.html

1.演習の結果と検証の内容

(1)発生農場・周辺農場の把握について

演習結果
 ・発生農場の所在地について、地図システム等で迅速に把握できず、住所情報を用
  いて手作業で特定した県(都道府である場合を含む。以下同じ。)が1県あった。
 ・発生農場の周辺農場を表示した地図を作成できない県が1県あった。
 ・20県で農場内の建物の配置図を作成できなかった。農場の詳細な所在地や建物の
  配置の特定にあたり、市町村との連携が必要な場合があることが確認された。
 ・9県では、利用する地図(道路情報など)の作成年が5年以上前のものであった
  (1県では作成年を特定できなかった)。
 ・周辺農場の飼養戸数・頭数について、地図システムを用いて迅速に算出できず、
  農場の住所と地図を用いた手作業で算出した県が6県あった。
 ・12県では、移動制限・搬出制限区域内に、処理能力を把握していない畜産関係施
  設(と畜場、家畜市場など)があった。

改善方向
 ・農場、畜産関係施設に関する情報や地図データを日頃から把握し、定期的に
  更新する必要。

(2)消毒ポイントについて

演習結果
 ・主要道路であることを理由に選定された消毒ポイントが全体の59%と最も多く、
  畜産関係車両の利用が多いことを考慮して設定されたポイントは19%であった。

改善方向
 ・消毒ポイントの設置にあたっては、畜産関係車両の利用頻度等を考慮すると
  ともに、実際に設置が可能であるか市町村や土地の所有者と調整する必要。

(3)埋却地について

演習結果

 ・10県では、発生農場が埋却地を確保しているかを把握していなかった。
 ・5県では、埋却地が発生農場から1㎞以上離れていた。

改善方向
 ・埋却地については、あらかじめ農場に確認する必要。また、周辺農場への感
  染拡大を防ぐ観点から、できるだけ農場の近くに埋却地を確保するべき。
 ・今後、より大規模な農場や複数農場で発生した場合の埋却地の確保について
  検証する必要。

(4)防疫措置に必要な人員数の把握について

演習結果
 ・市町村、農協等からの派遣を見込んでいる場合に、派遣先ごとの人数の配分がで
  きていない県が17県あった。
 ・民間獣医師を活用するとした24県のうち、全ての派遣元機関とは調整できていな
  い県が17県あった。

改善方向
 ・迅速に必要な人員を確保できるよう、発生時の体制について、派遣要請先ご
  とに具体的に検討しておくべき。
 ・民間獣医師の活用について関係機関との調整を進めるべき。

(5)関係機関との連携について

演習結果
 ・防疫資材の調達先の全てについて、休日・深夜に連絡がつくことを確認している
  県は11県であった。
 ・発生時に連絡対応が必要となる、市町村や農協等の関係機関の全てについて、休
  日・深夜に連絡がつくことを確認している県は14県であった。

改善方向
 ・必要な資材の調達等のための関係機関との連携にあたっては、休日・夜間の
  連絡先の確認など、緊急時対応も念頭に置いた体制を整備するべき。

2.今後の防疫演習について

 ・今後、より大規模な農場や複数農場での発生などを想定した防疫演習を実施する。
 ・防疫作業の実施にあたっては、市町村の協力が不可欠なことから、市町村も含めた
  演習を実施する。

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たしかに、市町村が入っていないのでは、実際と異なるだろう。

 
時事通信 (10/26) 「民主党PT原案:肉用牛の売却所得への免税措置は廃止」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010102600901

「租税特別措置で要望原案=航空機燃料税は引き下げへ-民主PT」

 民主党の税制改正プロジェクトチーム(PT)は26日、租税特別措置(租特)に関する要望原案を、党の各部門会議に示した。
40年以上続いた、肉用牛の売却所得への免税措置は廃止する一方、国土交通部門会議が求めていた航空機燃料税の引き下げは、
航空会社の国際競争力を高める観点などから新たに実施する方向だ。PTは各部門と折衝し、29日にも政府税制調査会への
「重点要望」としてまとめる。

 肉用牛免税は、自民党税調会長を務めた故山中貞則衆院議員が導入にかかわったとされ、1967年度の創設以来、
期限が来るたびに延長されてきた。 民主党は、自民党政権の利益誘導型税制の象徴として批判していた。
ただ、民主党内でも存続を求める声が出ており、調整は難航が予想される。

 航空機燃料税は、国内線を運航する航空機が積む燃料に課税。国交部門会議が、燃料1キロリットル当たり2万6000円の
現行税率の引き下げを求めている。

 このほか、原案では、新築住宅の固定資産税を3年間半額にする措置は、若年世帯の住宅取得を支える観点から存続する意向を示した。
石油化学製品原料ナフサの免税措置の恒久化要望は、PTが11月末にまとめる「主要事項提言」まで結論を先延ばしにした。

 
宮崎日日新聞 (10/26) 「殺処分手順を報告 家畜防疫全国会議で本県」
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=5&paging=1

 本県の口蹄疫を受け、農林水産省は25日、都道府県の家畜衛生担当者らを対象に家畜防疫検討会を同省で開いた。
本県の担当者が現地の防疫作業の実態を説明し、独立行政法人・家畜改良センター(福島県)は派遣獣医師らへの
指揮系統を明確化する必要性などを指摘した。

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「現地の防疫作業の実態」を、県民(国民)には説明しないのかな?
いや、ほんとうに「実態」を説明したのか…?

 
>一方、農家の戸数で見ると、川南町ですら、44%の農家(153戸)が最後まで発症せず生き残っており、
その大部分は小規模な繁殖農家だろう。

ワクチン接種時に本当に不感染だったのか、あるいは不顕性だったのか、などのデータは無いですね。
終息が長引けば、153戸のうちかなりの戸数が感染発症するでしょうが。

もし、ワクチンも使わず、殺処分・埋却がそのままのペースだと、接種外の飛び火発生場所と発生時期を見れば、高鍋・新富・国富・西都・宮崎市で一斉に火の手が上がったと思います。

 
現役養豚家 さま。

生き残った農家の何パーセントがほんとに感染してなかったのかは、調べてないので永遠の謎ですが、
小規模農家なら観察も行き届いているので、ほんとの不顕性でなければ、だいたい見つかっていたのではないかと
想像しています。

それよりも、ワクチン接種家畜の不顕感染がどれほどあったのかが知りたいですね。…これも謎ですが。
ワクチン外の飛び火が一斉に起こったときは、ワクチン範囲でかなり不顕感染があったのではないかと
思いましたが、飛び火もすぐに終息したので、ほんとうはどうだったのか見当がつきません。

 
東国原知事ブログ (10/27) 「口蹄疫の全国机上演習についての報道の誤り」
http://ameblo.jp/higashi-blog/day-20101027.html

西日本新聞によると、「(本県だけが)地図データやソフトが古くて発生農場を地図システムで把握できず、手作業で特定」
とのことである。

 このとこについての事実関係は、本県においても地図データは更新しており、他県と同様地図システムで発生農場を
確認した上で、さらに詳細を期すために、農場の通行遮断や埋却地の特定など、詳細な情報を市販の地図で確認した
ものである。

 国へ提出したアンケート表での自己評価の選択肢では 「市販の地図より手作業で特定」 を選んだ
(現行の地図システムでは、農場数が多いと狭い部分に集中して見えにくくなるため、詳細・万全を期すために、
最終的には市販の地図で特定した) ため、新聞記事のような表記になった。

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今回、発生農場の地図を自分で作ってみてわかったのだが、農場が密集しているところは、細かく作らないと
重なってつぶれてしまう。 かといって、細かくしすぎると、全域を表示したときにわかりにくくなってしまう。
なので、画面で見たとき・印刷したときの見やすさとバランスを考えて、凡例や文字の大きさを決めるのに、
なかなか苦心した。

文脈から判断すると、宮崎県の地図システムは、農場が密集した地域で、農場が重なってわかりやすく表示
できない状況だったのだろう。 このへんのインターフェースの設計が、うまくできていないのだと思われる。

 
6例目水牛牧場のHP (10/27)
「発足したばかりで、細かい内容を詰めている暇はないのは理解しております 口蹄疫被害者協議会」
http://www.caseificio.jp/cgi-bin/webpat/document/ciro/2010/102701/index.html

『そういえば小学校の時、、、自分はそのつもりなくても【されたほう】からしたら【いじめ】だったんだな、、、、』
と思うことがあります

なかなかね、大変なんですよ、、、正直なところ『もうはやく終わって欲しい』と思っております、
少しずつエネルギーがたまってきたかな?と思っていましたが、
やはり無理かな 「噂のように死んだりしませんよ 絶対に」 でももう関わりたくない

10月には農水省にパスポートも送って【牧場を始めてからは海外渡航暦なし】証明済み
感染源になるものは何もありません以上です

「東京で全国の牛関係者が集まった講習で【水牛が口蹄疫を持ってきたようなこと言っていた】とは聞いていましたが
【その人が被害者協議会のご招待を受けて同じことを講習のなかで言われるとは】

風評被害とよく聞きますが、【実際されてみないと分からないかな】

全員に配ったパンフのなかにも1ページに渡り水牛について書いており
「依頼した執行部もちょっと反論とかでなかったのかな」

(後略)
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仮にこの農家に多少の落ち度があったとしても、そこで袋だたきにされてしまうようだと、
今後ますます「発生は隠したほうがいい」ということになってしまうだろう。

行政と政治のつまらない責任逃れのために、将来に禍根を残してはならない。

 
時事通信 (10/29) 「危機意識高くなかった」=宮崎県検証委が中間報告-口蹄疫
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010102901063

 宮崎県に大きな被害をもたらした口蹄(こうてい)疫問題で、県の対策検証委員会は29日、発生前の防疫対策が不十分で、
海外で口蹄疫が発生する中、「県として危機意識が高かったとは言えない」などとした中間報告を発表した。
年内に最終報告をまとめる。

 中間報告は、1例目の診断時に口蹄疫を疑えなかった点について「典型的な症状や感染拡大がなかったので、意図的な見落としではない」
としつつも、「(国に)検査検体を送るべきだった」と反省点を示した。

産経新聞 (10/29) 【口蹄疫】大規模農場の頭数制限を
http://sankei.jp.msn.com/life/body/101029/bdy1010292058002-n1.htm

 口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎県の検証委員会(座長・原田隆典宮崎大教授)は29日、大規模農場で感染が起きた場合、
拡大リスクが大きいとして、飼育頭数に上限を設けることを県に提言する方向で中間報告をまとめた。

 検証委は、防疫対策や初動対応、国や市町村との連携など6つの観点で意見を整理。
初動対応では「感染リスクが少しでもあれば、検体を(国の施設に)送る姿勢が必要ではなかったか」、
車両の消毒では「防疫指針を上回る措置を検討する必要があったのではないか」などと指摘した。

 大規模農場については「殺処分や埋却地の確保で時間を要するなど、感染拡大リスクが大きい」とし、一農場当たりの飼育頭数に
上限を設けることを検討課題に挙げた。感染源や拡大ルートの調査の徹底が必要として行政に強制調査権を持たせることにも言及した。

 
西日本新聞 (10/30) 「預託農家にも補償金を 口蹄疫で調停申し立て」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/206704

 家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」をめぐり、宮崎県川南町と木城町の預託養豚農家15戸が、契約先の「林田商事」(川南町、林田城二社長)や
県、県畜産協会に対し、預託農家にも補償金が支払われるよう、宮崎簡裁に民事調停を申し立てていたことが29日、分かった。
申し立ては20日付。

 預託農家は企業と契約し、家畜や飼料、薬の供給を受け、飼育を請け負っている。
口蹄疫対策特別措置法などに基づき、家畜の所有者である企業には補償金が支払われるが、預託農家には支払われない。

 約1200頭の豚を殺処分された三角左内さん(73)=木城町高城=は「収入は途絶え、再開したいのに、見殺しだ」と窮状を訴えた。

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かねてから指摘されていたセーフティーネットの「穴」が、裁判所に持ち込まれることになった。
本来は、行政が解決すべき問題。

 
件の大規模経営和牛牧場も、同様な預託システムを採用しているはずです。
そちらは、裁判にはならないのでしょうか?
和牛は、預託農家名義になってるのかな?牛の所有者は。
そこら辺の事は、なにも出てきませんね。

 
一宮崎人 さま。

8/28 宮日の記事にも出ていますが、安愚楽牧場を含め、牛の預託もあったはずです。(えびの市の9例目もたぶん預託。)
http://plaza.rakuten.co.jp/06051468/diary/201008280002/

調停を申し立てるのも、弁護士費用などかかりますから、今回の調停の判断を待つのかもしれませんね。

ところで、今週の「FRIDAY」(11/12号)で、6例目水牛農場の竹島さんが、写真入りで取材に応じています。

以前から気になっていることなのですが、地元を含む複数の方が、個人のブログに
この6例目農場が安愚楽牧場と(経営上の)関連がある、と記しています。
私には真偽はまったくわからないのですが、竹島さんには、初発の問題とは別にして、
そのこともはっきりさせて欲しいと思っています。

 
毎日新聞 (10/30) 「事態進展応じ反省点 県検証委、中間的に論点整理」
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20101030ddlk45040662000c.html

 県口蹄疫(こうていえき)対策検証委員会は29日、県庁で第3回会合を開き、検証すべき事項や具体的な問題などを中間的に論点整理した。
また、県が5月4日時点で、ワクチン接種や予防的殺処分の検討を国に依頼していたことを明らかにしたうえで
「事態の進展に応じて従来の『防疫指針』を超えた対策検討をすべきだった」と指摘した。

 国の検証委が初発を6例目の水牛農家とみていることについて、限られた抗体検査データなどに基づく推定にすぎないことから
「6例目や1例目の農場よりも前に感染が起きていた農場がなかったとする証拠はない」と指摘。
「現行システムでは早期通報したものが初発とされてしまう」と疑問を呈した。

 国や県の危機意識や対策▽早期発見・通報はできたのか▽初期対応段階での判断・処置は適切だったか
--など、論点ごとの現状認識を基に問題点を洗い出した。

 初発段階での対応については、「もっと早い段階で同時多発的な面的広がりを認識すべきだった」と反省点を挙げ、
行政への強制調査権付与や1農場当たりの頭数制限などの検討課題を示した。

 検証委は年内に最終報告をまとめる方針だが、引き続き県民に情報提供を呼び掛けている。【石田宗久】

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「県が5月4日時点で、ワクチン接種や予防的殺処分の検討を国に依頼していた」
ちょっとずつ、いろんなことが明らかになってきますね。 明日(11/1)から児湯でも畜産再開です。

(追記)県検証委・中間的な論点整理の詳報(宮日/べぶろぐ)
http://koji.air-nifty.com/cozyroom/2010/10/post-5375.html

 
「忘れない!消毒の大切さ」 (大吉君の農場便り/(株)ヒラノの農場より) 10/1
http://blog.livedoor.jp/daikichipork/archives/55420609.html

先日行なわれた農場内の勉強会では、全国的に、この夏の豚の肺炎の発生、下痢の発生が激減したとのデータを教えて頂きました。

消毒は、やれといわれるから、やっていたけれども、今だかつて、効果を実感できることなど、そうそうありませんでした。
でも、振り返ってみると大田原農場でも、事故は確実に減っています。

あんなに暑かった夏なのに、成績を落とさずに済んでいます。いや、むしろ上がっています。

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11/3追記 この農場で火災があり、子豚1万頭が死んだとのこと。
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110301000182.html

 
朝日新聞 (11/3) 「口蹄疫被害者協、知事に要望・質疑書 責任明確化求める」
http://mytown.asahi.com/areanews/miyazaki/SEB201011020010.html

 口蹄疫(こうていえき)で家畜を殺処分された畜産農家らでつくる「口蹄疫被害者協議会」(吉松孝一会長)のメンバー約10人が2日、
県庁を訪れ、東国原英夫知事に対し、感染経路の解明や補償(手当)金の早期全額支払い、感染拡大の責任の明確化などを求める
要請書を提出した。 質疑書も添付し、5日までの回答を求めた。

 要請書は、口蹄疫について「早期発見できなかったことや種牛のことなど、たくさんの問題が提起された」と指摘。
殺処分された家畜に対する補償金についても、精算払いの時期を当初9~10月としていたのを、知事が11月と先延ばししたことに関し、
「任期中に精算されるか危うい状況。本来なら最後まで復興を見届けるのが知事としての当然の責務だ」としている。

 また、質疑書では、初動の遅れの原因
▽知事の認識には甘さがあったが当時の知事の口蹄疫の知識の有無
▽種牛の特例措置が全国の畜産業界に与える影響
▽義援金から基金に盛り込んだ10億円の内容
▽県家畜改良事業団の殺処分に関する作業日報の内容
▽地元ミニコミ紙の記事を「虚偽」として訴訟を起こした畜産会社に対する考え方
――などについての回答を求めた。

 吉松会長は「復興に向けてまだまだ問題は出てくると思う。これからも知事との話し合いを進めていきたい」と話している。

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>県家畜改良事業団の殺処分に関する作業日報
出てきますかね。12日に穴掘ってたのか?

 
宮崎日日新聞 (11/3) 「検証口蹄疫・第4部(1)」
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=0&paging=1

 国の口蹄疫防疫指針で「まん延防止が困難な場合」の措置とされるワクチン使用を政府が決めたのは5月19日。
県がワクチンを含む予防的殺処分の検討を国に求めた2週間も後だった。
「もう少し決断が早ければ、被害を抑えられたのでは」。そう悔やむ地元獣医師や農家は少なくない。

 国に防疫方針の助言をしてきた、専門家による「牛豚等疾病小委員会」は4月20日の会合で、農林水産省にワクチン備蓄状況を確認した。
関係者によると、5月6日にもワクチンが話題に上ったが、その後に委員会が招集されたのは18日。
感染爆発期に12日間もの空白があり、ある委員は当時の赤松広隆農相の外遊に触れ「トップ不在も関係していたのでは」といぶかしむ。

 指針にはワクチンの使用に関し、時期や手法など具体的な記述はない。 寺門誠致委員長代理(当事)は
「ワクチンは最後の手段。早期発見と殺処分での封じ込めが望ましかった。決定時期はベストではないが、ベターだった」と強調する。

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赤松農相は5/8に帰国している。 ワクチンへの方針転換が遅れた理由は別にあるはず。
この記事は後段で、マーカーワクチンについて思わせぶりに書いたりして、何だかピンぼけ。

 
読売新聞 (11/4) 「口蹄疫 風下で拡大、空気感染対策の検討必要」
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20101104-OYS1T00253.htm

 宮崎県の口蹄疫(こうていえき)で、ウイルスが風に運ばれて飛散する空気感染により、感染が一気に広がった
可能性が高いことが地元獣医師の調査で判明した。 国などの調査では、ウイルスが人や車に付着して広がった
と指摘されているが、風と感染拡大の因果関係を突き止めたのは初めて。 消毒ポイントを設けて人や車を消毒
する防疫対策に加え、空気感染対策も検討する必要が出てきそうだ。

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風向きはある程度関係していそうだが、こんな単純じゃないと思うけどなぁ…。

 
宮崎日日新聞 (11/5) 「検証口蹄疫・第4部(3)」 より
http://www.the-miyanichi.co.jp/special/kouteieki/index.php?id=0&paging=1

 宮崎大教育文化学部の根岸裕孝准教授(地域経済)は「非常事態宣言が自粛ムードや風評被害を拡大させてしまった側面がある」とし、
今後は「減災」の視点を持つことが必要だとする。

 減災は地震などの大規模災害時に災害を防ぐのではなく、被害を最小限に抑えようという考え方だ。 根岸准教授は欧米で新型インフルエンザが
流行した際、商工業の落ち込みを抑えて復興コストを軽減するため、公共施設や商店街などを閉鎖しなかった例を紹介。
宣言について「防疫上不可欠な制限を示すと同時に、何が過剰な自粛なのかを明らかにし、慎むよう呼び掛けることも必要」と説く。

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公共施設の閉鎖は、ホントに必要だったのだろうか? どれほど効果があったのだろうか?

 
インフルエンザウイルスは、乾燥に弱い。 人に付着しての感染はほぼないですし(飛まつ感染は仕方ない、それでも、飛まつ範囲は2mぐらい。
比べるなら結核でしょう(結核は付着感染はほぼないでしょうが))。 ワクチンも有り、治療も可能ですから。

FMDVは、飛まつ核感染も可能であり。 感染畜が出れば終わりです。 2009H1N1とは、特定産業に与える損失の度合いが異なります。

EU、南北アメリカの畜産、酪農地域とちがって、日本は、一般市民も住んでいる地域であり、防疫に関するリスクマネージメントが異なる。 
確かに、農場の学校へ行っている子供は、困るのですが。
まぁ。農場からはるかに離れた場所の自粛は必要はないでしょうが。 それに、人個体から人個体へFMDVの付着もほぼないでしょうし。  

感染症対策は、経済活動の損失を生むという、基本構造があまり理解されていないようですね。経済学者であっても。

FMDVの飛まつ核感染範囲は、それほどとも思いますが。 活性化を保つためには、相対湿度60%との見解もあるようですから。
気温5度でも相対湿度60%はあります。

 
omizo さま。
昨年の新型インフルエンザでも過剰な対策がありましたが、口蹄疫でも過剰な自粛対策があったのではないでしょうか。
初めてなのでしかたなかったと思いますが、今後のためには評価しておいた方が良いと思います。

相対湿度60%は、春先の日本なら、晴れの日でも普通にある数値ですね。
冬場の太平洋側なら湿度は低いので、口蹄疫ウイルスの感染は起こりにくいのかも。

 
共同通信 (11/5) 「飼い犬もインフルにご注意 新型ウイルス感染を確認」
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010110501000036.html

世界中で流行した新型インフルエンザウイルスが、日本でペットとして飼われている犬に感染していたとの調査結果を
堀本泰介東京大准教授と山口大、麻布大の研究チームがまとめた。7日から徳島市で開かれる日本ウイルス学会で発表する。

 
満行 潤一さん(宮崎県議/社民党)のレポート 「口蹄疫 現状と課題 ― 99 日間の報告 ―」 (7/27)
http://www.mitsuyuki.com/iken/iken-kouteieki.html

なかなか労作です。
でも、「3月中に複数農場に広がり」って書いてあってちょっとドッキリしました。(よく読んだら、「4月中」の誤植のようですが。)

 
H1N1は、犬にも感染の確率はあります。 よほどまれなケースですが。 H5N1だって人に感染することもあることと同じ。
フェレットにはH1N1、H3N2は実験感染しますけど。  

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