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2011年1月29日 (土)

FAOの警告「韓国の口蹄疫は、アジア地域の危機のシグナル」

キーワード: 口蹄疫、韓国、FAO、流行、アジア、2010年、11月、12月、2011年、1月、Keyword: FMD Foot and mouth desease Korea FAO Outbreak Epidemic Pandemic Asia Nov.2010 Dec.2010 Jan.2011 구제역 한국

Double_helix

Top:  2重らせんの階段 (バチカン美術館 Musei Vaticani)

出典: FAOのリリース (1/27) の試訳です。

Foot-and-Mouth Disease in South Korea signals regional risk

Coordinated, multinational response required

「韓国の口蹄疫は、アジア地域の危機のシグナル」

協調を取った、多国間の対応が必要とされている

27 January 2011, Rome/Bangkok - FAO is calling for veterinary and border control

authorities in Asia to be on alert for animals showing signs of infection by Foot-and-

Mouth Disease (FMD), following an unprecedented outbreak of the livestock-affecting

sickness in South Korea.

2011年1月27日 、ローマ/バンコク  -  FAOは、アジア諸国の獣医当局および出入国管理当局に、

家畜の口蹄疫(FMD)の兆候に警戒するよう呼びかけている。口蹄疫は、韓国で、前例のない

家畜伝染病の蔓延を引き起こしている。

Since late November 2010, South Korean authorities have imposed quarantines, initiated

a vaccination campaign that is targeting nine million pigs and three million heads of

cattle, and culled 2.2 million livestock. The overall cost of this effort is estimated at

around $1.6 billion.

2010年11月末以来、韓国当局は、防疫措置を行い、900万頭の豚と300万頭の牛を対象とした

ワクチン接種作戦を開始し、220万頭の家畜を殺処分した。この対策にかかった総費用は

約1億6千万ドルと見積もられている。

The current FMD dynamics in eastern Asia, as well as the magnitude of the outbreak in

South Korea, are unlike anything that we've seen for at least a half century," said Juan

Lubroth, FAO's Chief Veterinary Officer. "This makes preparedness and monitoring

extremely important right now."

「東アジアの現在の口蹄疫の発生動向も、韓国での流行の激しさも、少なくともここ50年間

見たこともないほどのものだ」と、Juan Lubroth FAO主任獣医官は述べた。「現在は、

(口蹄疫の発生に備えて)準備しておくことと、(家畜を)モニターすることが極めて重要だ。」

"Authorities in Asia should make sure they are in a position to detect any instances of

the disease and respond rapidly in an appropriate way. FAO is advocating proactive

vaccination campaigns designed to stop the spread of the disease," he said.

「アジア各国の当局は、彼らが病気のすべての事実を発見し、適切な方法で迅速に

対応する立場にあることを確認するべきだ。FAOは、口蹄疫の蔓延を防止するための

積極的なワクチン接種作戦を提唱している。」と彼は述べた。

"FMD must be tackled as a regional problem, which is why FAO through its Regional

Office for Asia and the Pacific is planning to organize a meeting of chief veterinary

officers of East Asian countries to discuss the current situation and possible

coordinated responses," added Subhash Morzaria, Asia Region Manager of FAO's

Emergency Centre for Transboundary Animal Disease Operations.

「口蹄疫は、地域全体の問題として取り組まなければならない。FAOが、アジア太平洋地域

の地域事務所を通じて、東アジア諸国の首席獣医官会議を開催し、現在の状況と、取りうる

協調的対策についての会議を行おうとしているのも、まさにこの理由による。」と、

Subhash Morzaria(FAO 国境を越えた家畜病緊急センター アジア地域マネージャー)は付け加えた。

Lubroth also noted that when responding to outbreaks, countries should adhere to

accepted practices that adequately take animal welfare and environmental impacts into

account.

Lubrothはまた、口蹄疫発生に対応するときには、各国は、動物福祉や環境への影響を

十分に考慮にいれた、認められた手法を守らなければならないと指摘した。

Virus circulating across East Asia

東アジア全体を循環するウイルス

Media reports of an FMD outbreak in North Korea have not been confirmed by

authorities there.

メディアは北朝鮮での口蹄疫の発生を伝えているが、北朝鮮当局によっては確認されていない。

In recent years new strains of FMD virus have spread throughout China and eastern

regions of Russia and Mongolia.  FMD recently affected large numbers of Mongolian

gazelles, among a total population estimated between two and 5.5 million. FAO sent an

emergency response team to Mongolia to help authorities cope with the disease.

近年、口蹄疫ウイルスの新しい株が中国、ロシア東部地域、モンゴルの全体に広がった。

口蹄疫は最近、モンゴルガゼルの多くに感染した。この動物は、550万頭が棲息していると

推定されている。FAOは、モンゴル当局の口蹄疫への対応を支援するために、モンゴルに

緊急対応チームを派遣した。

The overall situation in Asia is cause for concern, said Lubroth, especially given the

approaching Lunar New Year holiday, during which large numbers of people will be on

the move in the region, many of them carrying meat products and some transporting

animals.

アジアの全体的な状況が懸念されている、とLubrothは言う。特に、迫っている旧正月の休暇の

期間中には、地域内で多数の人々が移動し、そのうちの多くの人は肉製品を運ぶだろうし、

輸送用家畜の移動もあるだろう。

Hard to contain, a nightmare for farmers and vets

抑えるのは困難で、農民や獣医にとっては悪夢

FMD is a highly contagious disease affecting cattle, buffaloes, sheep, goats, swine and

other cloven-hoofed animals. It causes blisters on the nose, mouth and hooves and can

kill young or weak animals. There are several types of FMD viruses. The type causing

the outbreak in South Korea is Type O.

口蹄疫は、牛、水牛、めん羊、山羊、豚、その他の偶蹄類の動物に感染する非常に感染力の

強い病気だ。口蹄疫は、鼻、口、蹄に水疱が発生し、若い動物や弱い動物を死に至らしめる

ことができる。口蹄疫ウイルスにはいくつかの型があり、韓国で流行を引き起こすしたのはO型だ。

The disease does not pose a direct health threat to humans, but affected animals

become too weak to be used to plough the soil or reap harvests, and farmers cannot

sell the milk they produce due to infection by the virus.

この病気は、人間の健康への直接の脅威をもたらすことはない。しかし、感染した家畜は、

土を耕したり、収穫したりする作業ができないほど弱くなり、農民は、ウイルスによる感染の

ために、牛乳を売ることもできなくなる。

One of the early signs of the disease in infected animals is the excessive production of

saliva and nasal discharges. The FMD virus may survive for several hours outside the

infected animal, especially in cold and humid environments. This means it can be

transported on almost any object that has been in contact with contaminated saliva or

other discharges.

口蹄疫の感染動物の初期の症状の一つは、唾液や鼻の分泌物が過剰に作られることだ。

口蹄疫ウイルスは動物の体外でも、数時間生存する可能性がある。特に、寒くて湿気の多い

環境では生存しやすい。これは、汚染された唾液やその他の分泌部と接触したほとんど

すべての物が、ウイルスを運ぶことができることを意味している。

The cost of cleaning farms and culling animals is a burden for farmers, and trade

restrictions based on disease outbreaks can have major impacts on both local and

national economies.

農場の防疫措置や家畜を殺処分するコストは、農民には重荷となり、病気の発生による貿易制限は、

地域と国の両方の経済に大きな影響を与えうる。

Costs resulting from an FMD outbreak in the U.K. in 2001 have been estimated at 13

billion euro.

2001年に英国で起きた口蹄疫発生に起因するコストは13億ユーロと推定されている。

Vaccination is key

ワクチン接種が鍵

With FMD introductions on the increase, the question arises whether large scale culling

should remain the preferred method of dealing with FMD occurrences, or if vaccination

should play a much more important role.

口蹄疫の拡散が増大する状況では、大規模な殺処分が、口蹄疫発生に対処する望ましい

方法なのかという疑問が生まれてくる。あるいはワクチン接種がもっと重要な役割を

果たせるのではないかという疑問も出てくる。

"Emergency vaccination with the aim to disrupt disease transmission and assist

progressive elimination is increasingly applied, particularly during the peak of an

epidemic, so as to buy time during culling operations. Vaccination can also be applied to

protect animals and keep them alive and productive," said Lubroth. "Today we have

tests that can distinguish between animals that were infected and animals that were

vaccinated, making it easier for countries to re-obtain certification of FMD-freedom

after recovering from an outbreak," he said.

「病気の伝播を断ち、増え続けてゆく殺処分を補助する目的での緊急ワクチン接種は、

ますます用いられるようになった来た。とりわけ感染流行のピーク時には、これによって

殺処分にかかる時間を稼ぐことができる。ワクチン接種はまた、家畜を病気から守り、

家畜を生かして生産性を維持する方法で用いることもできる。」と、Lubrothは述べた。

「今日私たちは、感染した家畜と、ワクチン接種した家畜を識別できる試験方法を手にしている。

これによって、感染流行から回復した後、国家が口蹄疫清浄国の認証を回復することが、

やりやすくなった」と彼は述べた。

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コメント

disease transmissionのprogressive elimination ですから、疾病感染の漸進的排除 ということではないでしょうか。

 
Sas さま、初めまして。
いろいろ考えて、「先読み的除去」という訳に書き直してみました。(まだしっくり来ませんが。)

「漸進的排除」が、具体的にどのような行為を意味するのか? ということなのですが、
「予防的殺処分」以外にも、progressive な手段があるかもしれませんね。

音楽なんかでも、プログレとしか言いようがないですから、日本語にしにくい言葉なのかも。


K9FCR さんのツイート (1/30) より
最後の方の清浄国認証は日本が来月?にも復帰し、その後、韓国がどれだけ期間かかるものと、
FAOは考えているのでしょうか?楽観視し過ぎのように思えてなりません。

hideoharada さんのツイート (1/30) より
FAOの見方は甘いと思う。全国に予防ワクチン接種してワクチン非接種清浄国への復帰なんて可能か?

K9FCR さんのツイート (1/30) より
同感。実際に、韓国も現有ワクチンでコントロールできていないではないか!

 
progressive elimination
革新的排除…従来の全殺処分に代わるウイルスあるいは患畜を排除する手段としての、てな意味ですかね…。

でそのあとの
>とりわけ感染流行のピーク時には、これによって殺処分にかかる時間を稼ぐことができる

これは火消しワクチンの意味で?…宮崎県でとられた策

progressive eliminationはこのことか?
>ワクチン接種はまた、家畜を病気から守り、家畜を生かして生産性を維持する方法で用いることもできる

現在のワクチン接種清浄国(地域)は、昔から口蹄疫が発生し、ウイルスと家畜が共生状態になっていたところとか、
土地に対する家畜密度が<我が国や韓国、台湾と比較して>ベラボーに…対比ほとんどゼロに近いくらい…
少ないところでは??

台湾へのFAO支援はどうなっているのだろう。
台湾は依然として…15年にわたって…断続的に発生している。
しかも、豚への発生が大部分というきわめて特殊なFMDVであるにも関わらず。
牛豚ともに発生している日本や韓国よりは対処しやすいはずだが。

 
税率で所得が大きいほど高い率で課税される「逓増」にこの言葉progressiveが使われていますし、
英文の文脈からみるとprogressive elimination という表現は、状況拡大に応じた対応(除去)の強化
という意味で使われているような気がします。 いずれにせよ、翻訳が難しい言葉です。

韓国からOIEに鳥フルの最新の第5経過報告がでています。 地図上で、時系列で拡大経過を見ると、
昨年末の野鳥での検出2例からはじまって、今年になっての拡大パターンがわが方となんとなく似ているような。

宮崎県で日向市の養鶏ではまだ出ていませんが、市街地から一歩山中に入ると養鶏場が多数あり、
4年前にも(合併前の)東郷町で発生しています。

 
現役養豚家 さま>

progressiveを「革新的」と訳すと、いろんなことが含まれてしまうので、ちょっと違うかなぁ…、
と思っているのですよね。

 >とりわけ感染流行のピーク時には、これによって殺処分にかかる時間を稼ぐことができる
これはまさに、宮崎の事例を言っているのでしょうね。

韓国が今後どうなるかについては、台湾がなかなか清浄化できない事例を思い浮かべている
ことも多いでしょうが、今回の「生き埋め殺処分」などの悲惨さから、そこまでして清浄国に
復帰するという合意が難しいのかもしれません。

beachmollusc さま>

progressive elimination :「対応策を強化してゆく」 ですか。 そうかもしれませんね。
もうすこし調べてみます。

鳥フルについては、あまり調べていないのですが、
  水鳥に、かなりひろがっている(らしい)
  水鳥(特にカモ類)は、耐性がありキャリアになっている(らしい)
  家禽は感染すると、死亡率が高い
としたときに、水鳥以外の野鳥はどうなのか? というのがよく判りません。

そんなに水鳥に広がっているのなら、野鳥の大量死が起きないのはなぜでしょう?
一般の野鳥も耐性が強いのでしょうか。 では家禽だけ弱い理由は??

 
progressive eliminationの訳についてですが、progressiveに継続的・進行的という意味があるので、
「完了するまで排除を継続する」
という意味ではないでしょうか。

従って、「継続的排除」となりますが、単に「殲滅」とか「撲滅」の方がしっくり来るような気がします。

 
当初、「progressive elimination=予防的殺処分、と訳して良いか?」 という質問を付けておいたところ、
いろいろとコメントを頂戴しました。

Cowboy@ebinoさま、皆さま、コメントありがとうございます。

いくつかの辞書を引き直して考えたのですが、この場合の progressive は「進行性の」といった意味が
いちばんしっくり来るように思いました。(病気などを形容する表現)

progressive elimination とは、「進行的な(増大する)除去(殺処分)」と解釈するのがいいかなと。
なので、「増え続けてゆく殺処分」という訳に書き直してみました。

 
>そんなに水鳥に広がっているのなら、野鳥の大量死が起きないのはなぜでしょう?

コンタンさんの疑問に答えるだけの専門知識はありませんが、ヒトの季節性インフルエンザと同じで、
感受性・抵抗力と抗体のあるなしの個体差があるからでしょう。また、感染した時のウイルスの
暴露量しだいで発症せずにキャリヤーとなる割合が変化すると想像しています。

養鶏場では遺伝的に均一な集団であり、高密度飼養ですから、ウイルスが入ったら最後でしょう。
潜伏期の長さが良くわかりませんが、一般論としてそれも暴露量に依存していると思います。
倍々ゲームでは、ウイルスの増幅サイクルの回数が初期濃度の高低を受けて大きく変化するはずです。

死んだ鳥が顕在化している時点で、すでに養鶏場のウイルス汚染レベルが高いはずですから、
事後に出入りしている関係者全員を入念に消毒しても間に合わないだろうと思います。
口蹄疫で刷り込まれた車の消毒は鳥インフルエンザで効果・意味があるのでしょうか。

 
連続コメで失礼します。

wkhiloのジオログ
2011年1月31日(月) 網目の破れと野鳥
http://anime.geocities.yahoo.co.jp/gl/wkhilo
上のブログで興味深い記事がありました。

現場に詳しい関係者の意見はとても大事ですが、現場を知らない者は(先入観から)それを無視する傾向があるようです。
農場の現場で詳しい観察調査をやったウイルス感染症の防疫専門家はいるのでしょうか。

 
beachmollusc さま。

マスコミが喜んで報道する「防鳥ネットの穴」への違和感は、いろんな人が書いていますね。
そもそもウィンドウレスの養鶏場でも出ていますし。

口蹄疫ウイルスのように、体外で長期間感染力を維持することはないのですが、
感染経路はわからないことだらけですね。
フィールドでの検出も、新鮮な糞でないといけない、など簡単ではないようです。

AIの潜伏期間(鳥の場合)は、3-7日、1-4日、1-2日、など、いろんな記述を目にしていますが、
けっこう短かそうです。いったん感染した場合、家禽の感染率が高いのは接触性が大きい
ためでしょうが、野鳥でも、群れを作る鳥なら、それなりに接触性は高いはずです。
でも世界的に、鳥フルと見られる原因で、野鳥が大量死した事例は、青海湖など、
そんなに多くはなさそうです。

いろんな自治体が「野鳥の大量死を見たら」連絡して、と書いていますが、野鳥の大量死が
起きなくとも、HPAIの流行は起きることも、実証されてしまったようですね。

 
Sankei Biz (1/31) 「鳥インフル・口蹄疫で韓国経済直撃 食肉値上がりが家計も圧迫」
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110131/mcb1101310503007-n1.htm

「国連食糧農業機関(FAO)は先週、韓国で発生した口蹄疫が、東アジアでは過去半世紀で最悪の規模と発表。」

産経新聞さん、ちょっと原文と違いますよ~。

 
野鳥からではなくHPAIVは家きん(特に鶏)で、アジア圏のLPAIVが変異し増殖するのではないかとの仮説もたてられます。
それが2次感染として野鳥に感染の可能性も。カモ属のようなものまでも致死率をもたらしていのでは?。

野鳥の監視は必要ですがそれは、広範囲の感染拡大を監視する方がでしょう。
LPAIVは発症はなく通常10日ほどで体外排泄されてしまいすし。
HPAIの定義は、全身に感染し全身の細胞を破壊し10日で70%の致死率です。

 
青空です。

コンタン様
確かに野鳥を媒体にしているのであれば、どこかで野鳥の大量死体を見てもいいような気がしますが。
ただ冬季には飢餓で1/3が淘汰されるという雀の死体も見たことはありません。
彼らはどこで死んで行くのでしょう。まるで猫のようです。
口蹄疫の反省からか各自治体とも疫学調査には血道をあげていますが、
依然具体的な感染経路は不明ですね。ウィンドレスでの感染が(違法ワクチン等でない場合)確認された以上、
このまま何も特定できないとなると、逆説的に言えば何をもっても防ぐことは困難ということが証明されてしまいます。
もしそうなら、運頼みの防疫になるほかないのでしょうか。

OMIZO様
質問があります。鳥インフルの防疫処置にあたる人員の血液検査(鳥インフルの感染検査)
は行われるのでしょうか。あるいは国内の一般市民に感染したかどうかは何で調査するのでしょう。

このままだと、発覚時=一地方壊滅(人間)という構図も若干怖いですが。
農水省と厚生省はどのように連携をとって対応しているか解りません・・・。
下の子供の幼稚園でもインフルがはやり始めています。最近ノロウィルスにもやられたので、家内も神経質になっています。
(仙台では鳥インフル(強毒性)の発生時の恐ろしさはよく徹底されているようです)
子供の防疫は難しい・・・。いわんや家畜をやでしょうか。

 
北方の渡り鳥で流行しているウイルスと、東南アジアで流行しているウイルスは、
識別できるのでしょうか?

そういえば、東南アジアから渡ってくる鳥のAIの話はあまり聞きません。
でも夏に来る鳥の場合、高温と湿潤で流行は起こりにくいのでしょうか?
(そういえば、高温・多湿なインドネシアでの流行はなぜ?)

いずれにしても、この先毎冬に繰り返されそうな事態なだけに、基礎調査から
しっかりやってほしいと思います。

青空さま>そういえば、小学校では、よくニワトリを飼っていますよね。
そういうのも、注意深く扱わないといけないのでしょうね。
(文科省は、何か通達を出しているかな?)

 
青空さんのご質問は難しいですね。 ウイルス学に、医師、獣医、研究者、厚生省、農水の垣根はありませんが。
ウイルス譲渡の件をとっても、地方衛生研もしくは家保研からの他への受け渡しもいろいろありますし。
動物研と感染研との間は結構に風通しがよくはなりましたが。霞ヶ関は難しいでしょうし。

人の抗体検査は、どうなんでしょうね。 任意でしょうし。 H5N2の時は行われましたが。
仮に日本国内で人で発症者が出た場合は、大騒ぎになるかもです。 そこの医療機関は閉鎖になるかもです。
急速な全身感染での症例ですから、ある程度の診断は可能かと。HPAIVでも治療はできます。
救命率はわかりませんが。

AIウイルスの系列判定はできます。 基礎研究を言い出した時点で。 終わってます。
基礎研究は1年の遅れが命取りですから。 
他国で発生した場合に、ウイルスの受け取り、情報がほしいと言ったところで、無視されるます。
共同研究等で信頼関係を築いてはじめてです。 それに他国で発生した場合の現地への
研究者派遣に関しても、金の問題が出てきますし、研究室の予算でと言ってくるのが落ちです。
HPAIVはP4扱いですから、国内では増殖を伴う研究はできませんが。

 
環境省 (1/31) 「野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果(平成22年12月分)」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=13418

まったく見つからないのはなぜ?

ところで、鳥フルのコメントが伸びてますが、本文についてのコメントを書きたい方も、もちろんどうぞ。

 
悪しき隣国:共産国:支那ではH5N1強毒インフルエンザは1995年香港周辺から拡大して、今では共産中国国内のどこにでもいる。

マナヅル、ナベヅルの繁殖地:極東ロシアなどにも、例外ではない! 金にきたない中国共産党政府は意図的にFAOなどに報告していないだけ! 

昨年の宮崎の口蹄疫、現在、韓国で大問題の0型口蹄疫も、悪しき隣国:支那から来たと一切書かない日本のマスゴミ報道!

またこれからの旧正月で韓国、中国では人々が大移動するので、それに付随して、口蹄疫ウイルス、鳥インフルエンザウイルスも移動するので、

要注意だね!!韓国では0型口蹄疫の殺処分頭数が300万頭以上にもなっていて、韓国系移民の多い米国のハワイ州やオレゴン州では韓国への渡航注意!を出しているが、

へっぴり腰のボケ管民主党政府は、自分の政権維持に夢中でそれ以外は何もしていない!昨今の国会中継を見ればよく判る!!

 
AniVet さま。
ハワイ州 「韓国における家畜伝染病の流行についての旅行者への勧告」 (1/23)
http://www.agweb.com/article/hawaii_issues_travel_advisory_on_livestock_disease_outbreak_in_south_korea/
(英文)
こちらですね。

 
FAOの立ち位置は、途上国ですから、毎日三度三度腹いっぱい食っているような国の言い分とは異なるのは当然です。
国主義ではなく地域主義でもありますんで、ある意味農産物への保護貿易を行う国へは、きつい助言でもありましょう。 

ハワイ州の勧告と照らし合わせると、麻疹輸出国の日本へは渡航の勧告、日本人の入国拒否もあるのかな?。

 
>環境省 (1/31) 「野鳥の高病原性鳥インフルエンザウイルス保有状況調査の結果(平成22年12月分)」
まったく見つからないのはなぜ?

宮崎県のデータがないみたいですね。

鳥の糞にウイルスが検出されるということは、発症して重症になった場合でしょうか。
糞の中でウイルスが検出可能なタイミングを考えて調査しているのかどうか。
弱っている鳥が脱糞するのを待ち構えて採取しないと見つからないでしょうね。

例えば、元気で健康な人間から病原ウイルスを見つけるのは至難の業であるだろうと想像しますが、
環境省の役人はウイルスについてわかっているのか(調査マニュアルを見せてください)。

水質検査で農薬などを検出する調査が毎年行われているのですが、
現場ではすでに使われていない昔使われた化合物を検査し、
多く使われている新しいものは検査されていない状況と似ているような気がします。

 
環境省には獣医師が一人もいないし、ウイルスの専門家が皆無! 

また、インフルエンザ・ウイルスのマス・スクリーニング用ならば、

現在流行中のヒト用インフルエンザキットを鳥インフルエンザウイルスに使用すれば、農場で検体を取り、たった15分でOKである!。

一般の病院で使用するヒトのインフルエンザ検出キットを流用する事もできるが、キット自体が高くて予算がない!。

迅速な簡易検査として、かなり検出精度の高い日本BDのヒト用インフルエンザ検出キットを使用しても、

問題がないのだが、各県の家畜保健衛生所の職員が少ないし、人員予算も限られて、したくともできない現実!

まして、環境省の獣医師技官は、ほとんどいない状態でどうやって疫学の仕事ができるか??ばらまく消石灰の国庫負担が関の山だね!

一番いい方法は、陸上自衛隊に獣医師の専属部隊を作り、その獣医師指揮官の下に、重機を含めた災害派遣部隊を作る事。

米国の陸軍には、アグリ・バイオテロに対する獣医師部隊がいるが、平和ボケの日本にはいない!

これでは、支那共産党の人民解放軍のアグリ・バイオテロ:口蹄疫に策なし!!それを日本国民の税金で補填している。

 
濱田 篤郎 「なぜ家畜は口蹄疫で死んだのか」(感染症専門家コラム)より一部引用。
http://www.kansen-yobo.com/column/hamada/001.html

それよりも筆者は、今回の口蹄疫の流行で、私たちの感染症への対処法がマヒしてしまうことを
危惧している。 感染症の流行を抑えるための最も強力な手段は、今回のように感染した動物を
根こそぎ消滅させることである。こ の方法は1997年に香港で発生した鳥インフルエンザ、1998年
にマレーシアで発生したニパウイルスでも実践され、一定の効果をおさめた。

しかし、そもそもは感染症を発生させない、それを侵入させない、侵入しても拡大させないという
予防措置こそが大切なのだ。 家畜であれば大量殺戮という方法で対処できるが、この方法を
人間に応用させることは、絶対に不可能であることを忘れてはならない。

----------------------------------------------------------------------------------------
韓国や中国では、「予防措置」の感覚はマヒしてしまったかもしれない。

 
徹底した予防措置に異論はないが、徹底度が高まるほどそれが破綻したときの反動は大きいかと。

今回の津波被害では、世界最大級の防潮堤でさえ破壊され人的被害は防げなかったが、これに対する評価は二通り。
①防潮堤の存在が安心感を生み、避難遅れが出て被害が拡大した。
②防潮堤の存在が津波の勢いを弱め、結果として時間稼ぎができた。

どちらも間違いは無いでしょうが、世界最大の防潮堤という予防措置の破綻をどう評価するか。

 
韓国の口蹄疫防疫の失敗は、「徹底した予防」と思っていたものが、実は穴だらけだった、という悲劇ですね。

防潮堤、防波堤の評価は難しいですね。 1,000年に1度の事象にどう対応すべきかというのは、
人間の思考能力を超えたことがらなのかもしれません。

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