震災後東京日記 4/4~5/8
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2011年5月8日(日) 地震発生から59日目
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5/8 01:20am頃のライブカメラ。 3、4号機からもうもうと水蒸気?が上がっている。
左から1号機(骨組み)、2号機、3号機(鉄塔の後ろ)、4号機。
照明でライトアップされていると話題に。(理由不明)
1:26頃から黒煙が出た?
http://yfrog.com/z/hszk9fej
nhk_kabun NHK科学文化部のツイート (5/8 9:35頃)
未明から何件かお問い合わせをいただいている原子炉建屋からの煙ですが、
引き続き黒煙という情報は確認されていません。ちなみに湯気があがることは、
3,4号機の使用済み燃料プールなどからで、これまでもありました。
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3号機の温度上昇、燃料溶融が原因か (TBS系(JNN) 5/8)
3号機の原子炉圧力容器の温度は8日午前5時に151.9度と上昇傾向は落ち着きつつ
ありますが、1週間前に比べると40度近く上がっています。
政府関係者によりますと、温度上昇の原因については、原子炉に送る水の配管が一部で損傷
しているために十分に水が行き届いていないこと、さらには、燃料棒が溶けて一部が下に落ち、
熱を発している可能性が考えられるということです。
(5/9追記) 3号機温度に関するパラメーター(5/1~5/9 5:00am)
いちばん高い圧力容器胴フランジは329.4℃。
上図: 3号機温度グラフ (出典)
上図:温度測定点 (出典)
nhk_kabun NHK科学文化部 のツイート (5/9 21:00頃)
東電によるとこのポイントだけかなり温度が上がるのは注水がうまくいっていない、
または計器不良も考えられる。設計上耐熱は302度だが400度までは持つとのことですが
要監視です。
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東京電力は8日、福島第一原発敷地内3か所の土壌と、同原発と福島第二原発の
沖合4か所の海水から、放射性物質のストロンチウム89、90を検出したと発表した。
特に土壌2か所から見つかった、骨に沈着するストロンチウム90は、冷戦時代に実
施された核実験の後に、日本で観測された濃度の約100倍に上り、東電は今回の
原発事故で放出されたものとしている。一方、第一原発の放水口付近などから採取した
海水に含まれていたストロンチウム90は、国が定める濃度基準の最大でも3割程度
だった。採取日はいずれも4月18日。
文部科学省は4月12日、福島県飯舘村など6市町村の土壌などから微量のストロン
チウム90が検出されたと発表している。
ストロンチウム90は、カルシウムと似た性質を持ち、体内に取り込まれると骨に
沈着するため、毒性の高い放射性物質の一つとされる。 (5/8 読売新聞)
ストロンチウムはガンマ線を出さないため検出に手間がかかる。
骨に結合するため、幼児よりも成長期(中学、高校くらいまで)が一番影響を受ける。
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せっかく天気もいいので、午後から江ノ島に行く。
ヨットやウインドがたくさん出ています。
サミュエル・コッキング苑のお花
「富士見亭」で海を見ながらまったりと。(これがメインの目的)
コンタンに似てる猫がいた。
帰りがけに、稲村ガ崎温泉に寄ってきました。ここは初めてですが、気持ちいいお湯でした。
18歳未満お断りで、あまり余分な設備もないので、静かに入浴できます。
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2011年5月7日(土) 地震発生から58日目
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渋谷で反原発デモ。 原発デモも重要だが、より急を要するのは、福島の汚染地域に
住んでいる人たちの対策だ。 といって私に何ができるというわけでもないので、無力感を
感じるばかり。 こんなところで文句を書いていてもしょうがない…。
(5/10追記) 5.7 原発やめろデモの様子
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ドイツ気象庁(DWD)による粒子分布シミュレーションの日本語訳 (5/7 Kan Yamamoto)
こういうのは説明がないと誤読するからたいへありがたい。
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gradi による放射性物質の移流拡散シミュレーション (K&F Computing Research)
K&Fは、GRAPEの開発メンバーによるベンチャー企業。
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ちょっと前に話題になった、郡山市立橘小学校のHP。 放射線測定は継続中。
ここの体育館前のコンクリート舗装では、2度の除染により、半分くらいに低下している。
インターロッキング部分も結構高い値だ。
連休中に校庭の表土の除去を行ったので、次回はその効果が報告される予定。
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福島県の学校等の空間線量率(5/6~5/7実施) (5/7 文科省)
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「週間ダイヤモンド」最新号の特集は「震災に強い街」。いろんな情報があって一般にも
わかりやすい記事だと思う。 といっても、危険な場所に不動産を所有している個人や
企業にとっては、知ってどうするのか、という問題はあるが…。
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ことし2月、政府の地震調査委員会が、1100年余り前に東北の太平洋沿岸で起きた
地震の研究成果に基づいて、巨大津波の危険性を指摘する文書をまとめ、公表する
予定だったことが、NHKの取材で分かりました。検討に関わった専門家は「危険性の
評価や公表を急ぐべきだった」と話しています。 (5/7 NHK)
この話は初めてだったっけ?
ところで、政府の地震調査研究推進本部の公表情報は、地震ハザードステーション から
見ることができる。この内容は、毎年夏ごろ改訂される。
上記のサイトで、左上の選択を変えると「2010年版」のほかに「2009年版」「2008年版」
も見ることができる。
この「2010年版」と「2009年版」は、あまり変わらないのだけど「2009年版」と「2008年版」
には大きな違いがある。拡大して、仙台、東京周辺、名古屋、大阪、といった大都市圏
の違いを見てもらうと判るけれど。2009年7月の改訂で、大都市周辺では、
「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が26%以上の地域」が大幅に
増えているのである。このことは、建築・防災関係者などでは知られていたことだが、
一般にはあまり知られていなかったのではないだろうか。
ちなみに、震度6弱以上では、新耐震基準の建物でも倒壊する可能性がある。
このサイトはたいへん凝った作りになっていて、ほかにも、断層ごとの確率など、
いろんな情報を見ることができる。未見の方はぜひ一度見るといいと思います。
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万城目(まきめ) 学 「偉大なる、しゅららぼん」 (新刊/集英社)読了。
万城目さんの小説は全部読んでいるが、秀作だと思います。「プリンセス・トヨトミ」は、
途中で結末の想像がついてしまったけど、今作は最後までどうなるのかわからない。
ちなみに私の妻の一番のお気に入りは「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」。私は鹿男かな。
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2011年5月6日(金) 地震発生から57日目
5/6 2:04am 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県浜通り
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管首相は、稼働中の浜岡原発4・5号機の停止を要請する方針。
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塩谷 喜雄 「福島原発、安全からの逃走の果てに」(「みすず」2011.5月号)より一部引用
「原子力は安全にできているから安心だ」と繰り返すのは、「雨が降ったら天気は悪い」
というのと同じくらい無意味である。原子力分野では、同義反復が専門家の仕事らしい。
ただし、この同義反復は笑い話ではなく、相当に怖いホラーである。日本の原子力開発が、
「安全からの逃走」を始めている証左がここにあるからだ。知識人、市民のナチスへの
追従を「自由からの逃走」と呼んだE・フロムに倣えば、研究者・技術者が「良心的な事業者
と有能な行政」に帰依して、評価や検証を放棄して恥じぬ姿は、まさに「安全からの逃走」
そのものといえる。
(中略)
三月十一日に地震と津波に襲われて以来、東京電力の発表は一貫して、個別の事象の
脈絡のないデータを大量に放出するスタイルを続けている。要するに事故の全容、危機の
進行状態、予想されるリスクといった、国民にとって必要な情報はその中に紛れて埋もれて
霧散している。
意図的な隠ぺいかどうかの証拠はない。しかし、原子力関連の事故をいくつも取材した中で
感じている共通の「手口」がこの方式であることは断言できる。メディアは「なぜ」を連発
しなければ、真実には近づけない。近づくつもりがないなら別だが、結果だけを承って
流すのは「広報」でしかないと知るべきだ。
外部電源と非常用発電機の破損が炉心溶融の原因なら、なぜ外部電源の復旧に地震後
六日もたってから、着手したのか。至上命題を後回しにして、消防車で水を入れ、一-四号機
すべてで水素爆発を起こすまで、電力会社なら朝飯前の高圧線からの電源敷設をしなかったのか。
邪推すれば、電源があっても動く機器、システムがないこと、柏崎の三分の一程度の
揺れで、システムが壊れてしまったことを、知っていたのではないか。
(中略)
東電と保安院の不可解な対応と、安全委のとぼけた発言が、まさかとは思うが、賠償責任、
監督責任、規制責任をそれぞれ逃れるための行為だとしたら、安全からの逃走に加えて
倫理からの逃走も深刻だと言わざるを得ない。
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セシウム134+137の地表面への蓄積量 (5/6 文科省)
水色のところで 300,000 Bq/m2以上、赤の範囲は 3,000,000~30,000,000 Bq/m2!
ちなみに、平面に一様に広がる場合、Cs-137の 300,000 Bq/m2は、約0.6μSv/hに相当。
しかし、Bq/m2 と Bq/kg の関係はどうなっているのだろう?
(5/9追記)5/8の早野さんのツイートによると、Bq/kgに、65をかけるとMBq/km2(Bq/m2)
に換算できるようだ。(係数は土質に依存し、早野さんの推定では55±15とのこと)
係数が60とすると、300,000 Bq/m2 → 5,000 Bq/kg となり、米の作付け禁止に該当。
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農林水産省は6日、食品衛生法の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたなどと
して、国が出荷停止を指示したホウレンソウなどの野菜について「福島県の会津地域と
茨城、栃木、群馬、千葉の各県では通常の一般廃棄物として処分可能」との見解を
発表した。 (5/6 共同通信)
焼却場周辺で反対運動が起きたりはしないか?
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厚労省(4/20) 「食品の放射能測定マニュアル」に基づく野菜等の試料の洗浄方法
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「福島県立安積黎明高等学校敷地内の放射線量の分析について」 (5/6報告版)
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福島市内で、自分たちで除染を試みている方のブログを教えられた。 (お薦め)
上図: My Eye Ball 5/4 より。
アスファルトやもしかするとコンクリート面とかよりも土壌の方がよっぽど除染しやすいかもしれません。
(中略)
正直、アスファルト及びコンクリートのセシウム除去が出来ないと
本格的に福島市は・・・住めない世界になります。 (My Eye Ball 4/26)より
このことはたいへん気になっている。舗装面に降ったセシウムのうち、水とともに流れた
ものもあるだろうけれど、細かい空隙にトラップされて容易に移動できなくなったものも
多いということなのだろうか。アスファルトのような粘性の材料なら、時間とともに一体に
なって分離しなくなるだろう。この除染には、一体どれくらいの費用がかかるだろう?
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換気装置の設置作業に伴い、8日ごろに1号機の原子炉建屋の二重扉が開放される。
経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「微量(の放射性物質)が大気中
に放出される。(環境への影響は)これから評価し、結果を発表したい」としている。
(5/6 毎日新聞) 河野太郎ブログの話はこれのこと?
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福島県の20mSv/年問題、政府は相変わらず対応を変えようとしない。 明白に有害という
証拠はないのだろうけど、大規模な人体実験を行っているようなものだ。
「汚染地域に住む人たちの『得』は主観的なものだから、当事者本人しか判断できない」
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(資料) 「1号機水棺評価報告書の提出」 (5/5 東電)
「1号機水棺実施についての評価と指示」 (5/5 経産省)
「1号機水棺実施についての指示文書の受領」 (5/5 東電)
5/5に報告があり、その日のうちに評価して回答したことになっている。
これだけ見せられても判断のしようもないが、これに突っ込めるメディアはあるかな?
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座布団に座って謝罪する人たちが話題になっている。 (4/30 毎日新聞)
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NTT Docomo の幻のCM がすばらしい。(YouTube 約3分)
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2011年5月5日(木・祝) 地震発生から56日目
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5月1日の政府・東電統合本部全体会合の議事録。
『このままいくと8日にも高濃度の放出が行われる。』
『細野補佐官から,本件は熱交換機の設置といった次のステップに進む上で非常に重要である,
(5/5 河野太郎ブログ) 1号機配管作業のためにベントが必要??
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福島第1原発の敷地は、もともとは35mの台地だった。 (5/5 東京新聞)
「へーボタン」押しちゃう。
(5/9追記) 元記事は3日も経たないうちに削除された。 圧力があったのだろうか。
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第1原発港湾内の海底の土から Cs-134+Cs-137 で 177,000 Bq/kg。 案外低い?
I-131も、52,000 Bq/kg。 (5/5 朝日新聞)
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16:30頃から、1号機建屋の空気浄化装置が作動。(NHK)
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5/5朝日新聞朝刊4面 加納時男(元東電副社長)インタビュー
「低線量の放射線は『むしろ健康にいい』と主張する研究者もいる。説得力があると思う」
朝日新聞はなぜこんな戦犯の妄言を垂れ流すのだろう。福島にでも移転したらどうか。
殺人犯の言い訳を堂々と掲載しているようなものだ。
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この加納を含む、自民党の「原子力を守る」政策会議が発足したというのが朝日の記事。
「原発の安全性を守る」会議を先に作るべきなのに。
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水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと。 (5/5 勝川 俊雄)
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原発再開に必要な「地元」同意の範囲は? (5/4 西日本新聞)
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太平洋を漂う瓦礫のシミュレーション(ハワイ大学/英文) (お薦め)
2年以上かかって、北米太平洋岸に到達し、そこに長くとどまるようだ。
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SPEEDIのシミュレーション結果の公表に関するテレビ報道の問題点
マスメディアの報道には、そんなことは期待できないのが現状。
彼らは自分で考えたことは口に出さず、権威の言葉を告げるだけだ。
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福島の母「じゃあ福島の学校の土を舐めてください」 政府「・・・」
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Togetter 「政府から青山繁晴氏に圧力!吉田所長「真実の力」」
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(メモ)「電気料金の国際比較」 http://bit.ly/j0FL3T
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ロイター ビンラディン殺害現場の写真 (遺体写真あり/閲覧注意)
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夕方、妻と目黒の蕎麦屋「小菅」へ。
合鴨の陶板焼き、天ぷら盛り合わせ、とろろそば。どれもおいしいです。
帰りがけ、日比谷Bar 目黒店の「閉店まで27日」という看板を見て入ってみる。
休日なのでお客はちょっぴり。「ありがとうメニュー」以外にも、バックバーのお酒は全部、
売りきりで全部サービス価格で出しています、とのこと。但し、ウイスキーなど人気のある
ものはすでにどんどんなくなっているとか。
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2011年5月4日(水・祝) 地震発生から55日目
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朝日新聞 5/4朝刊1面トップは「米軍グアム移転費水増し」
ウィキリークスの記事がようやく日本でも出てきた。でもまだ小粒な感じ。
同じく在日大使館の2008年内部文書
地震も含む日本政府の災害や危機への対応では、
「官僚制の縦割りや目先のリスク回避の風潮」が弱点となりうる
アメリカでも縦割りはあるので、どう違うのか解説がほしい感じ。
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福島第1の北側15kmの海底の土から Cs-134+Cs-137 で 2,700 Bq/kg。
1km地点や5km地点では? 結果が怖くて計れないのだろう。
(北15km、沖合3km、水深20~30m(幅があるのはなぜ?)、4/29採取)
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朝日新聞朝刊5面 国産の調味料が中国の港で止められて、中国での
加工食品生産に影響が出ているそうだ。
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三越伊勢丹の大阪店がオープン。百貨店業界全体ではオーバーストア
だから、生き残りを賭けた戦いが激しくなる。
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放射線量の総量「積算放射線量」が重視されるようになっている。
1時間当たりの被曝(ひばく)量が低い値であっても、数カ月、1年間と
続けて浴びた場合、放射線量は累積されていく。原発事故の長期化で、
健康に与える影響を1時間や1日当たりでなく発生以降の年単位で
考慮せざるを得なくなったからだ。 (5/4 産経新聞)
ウソは書いていないけど、「年間の」積算被ばく量が問題という書き方もまた、
広く誤解を招く元凶になっている。今では「何年にもわたる積算の被ばく量」を
問題にしなくてはならないのに。
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今日は連休中でいちばん天気が良いみたい。 午後から都内の某公園へ。
つつじが満開です。
藤も満開。 今年は去年よりも早い。
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2011年5月3日(火・祝) 地震発生から54日目
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電力需要のために重油の生産を増やすと、ガソリン等がだぶついて石油業界の業績は
悪化する懸念があるらしい。 (5/3 満タンネット)
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Togetter 【福島第一原発の最初のベントはいつだったのか】 謎が解けたかも!
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今朝の朝日新聞1面トップは「原発賠償4兆円案、東電分2兆円、料金16%上げ、政府試算」
こんな勝手な案が通ると思っているのだろうか。そもそもまったく安定していないから
賠償金だってわからないし…。根拠を知りたいところだが、出てくるかな?
賠償とは別だが、バックエンド費用の積算も気になる。甘く読んだら、将来にツケが回るだけ。
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今日の「福島民友」の線量マップ
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原子力安全委員会 「福島県内の学校等の校舎、校庭等の利用判断における暫定的考え方」に対する技術的助言について
このpdf文書のプロパティを見ると、 作成日 5/2 23:05、更新日 5/3 0:10 となっている。
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有川 浩 「県庁おもてなし課」 読了。 読みやすくてするする読めます。
肩の凝らない小説を読みたいときどうぞ。 高知に行きたくなるか…は、微妙かも。
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2011年5月2日(月) 地震発生から53日目
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リスクとベネフィットを比較すれば、このような施設は移転しないほうが良いのでは、
という主張はいちおう理解できるのだが、特養ホームといえども社会的な存在だから、
ムラが退去した後にほんとうに存続できるのか?という疑問は残る。
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住友大阪セメントは2日、福島県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」で汚泥
などから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、同社の栃木工場(栃木県
佐野市)がこの処理場から出た汚泥をセメントの原料として使っていたと発表した。
同社によると、福島県がセシウムを検出したのは4月28日に採取した汚泥で、
この日以降に受け入れた汚泥を使ったセメントは出荷していない。
だが、地震発生後の汚泥を使って製造したセメントの一部は、栃木県内や周辺の
地域に既に出荷されており、ビルや道路などで使われた可能性があるという。
同社は安全性や詳しい出荷先の調査を実施する。 (5/2 共同通信)
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(資料) 「人形峠の今」 (AERA 2010/2/22)
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正午のNHKニュース。CNN報道でオサマ・ビン・ラディン死亡とのこと。
追加報道: 作戦による銃撃で死亡。DNAで死亡確認、一緒にいた息子も死亡とみられる。
Osama bin Ladin が殺害された町 (Google Map)
米国は報復テロへの警戒を呼びかけている。
9.11から10年。でもこれでアルカイダが消えたわけでもない。気の遠くなるような労力だ。
原発の安定化と封じ込めは、これからまだ何年もかかる大作戦。国内にある戦場だ。
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東北、関東各都県で4月30日午後5時から5月1日午前9時に観測された最大放射線量は、
4月29~30日に比べ、上昇したところが目立った。文部科学省によると、埼玉が毎時
0・057マイクロシーベルトから0・069マイクロシーベルトに上がり、一時は下回っていた
震災前の最大平常値を再び上回った。栃木は0・067マイクロシーベルトに、群馬は
0・039マイクロシーベルトにそれぞれやや上昇した。
福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町では5月1日午前10時20分に
17・8マイクロシーベルトを観測した。 (5/1 共同)
上昇したのはたぶん降雨によりセシウムが降下したためだろう。
福島第一原発ではいまでも少しづつ放射性物質の放出が続いている。このまま
大事故は起きなくとも、放出が止まるまでにはまだ数年くらいかかるかもしれない。
都内でも、ちょっとづつセシウムの蓄積が増えてゆくはず。もちろん福島県内に比べれば
たいした量ではないが、注意している必要がある。
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福島第一原子力発電所1~4号機の危機を収束させる手段について、本来の冷却
システムである海水を使った熱交換器の復旧を、事実上断念した。 (5/2 読売)
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原発事故を遠隔地から分析し、放射性物質がどのぐらい放出されるかを予測する
国の「緊急時対策支援システム(ERSS)」が、福島第1原発事故の発生直後から
使えない状態になっていたことが2日、分かった。 (5/2 共同)
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【東北応援編】九州新幹線全線開通CM+JR東日本(編集)【繋がれ日本】 (YouTube 4分)
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「食パンダ」(豊寿庵) 目黒駅の東急コンコース特設売店で購入。
売り上げの一部は、パンダ保護基金と日本赤十字社に寄付されるとのこと。
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2011年5月1日(日) 地震発生から52日目
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福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理する下水汚泥から1キロ当たり
2万6400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同県は降雨により
多量の放射性物質が下水に流れ込んだためと推測している。
汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレル
が検出された。 (5/1 時事通信)
予想通り出て来ました。下水汚泥に限らず、早く方針を決めないと、今後、大量の
低レベル放射性廃棄物の行き場がなくなって、たいへんなことになるだろう。
(予想については、4/11の記事を参照。)
(追記) 同センターでは毎日80トンの汚泥が発生し、うち10トンを再利用のため県外
のセメント会社に搬送しているが、県は1日付で再利用を停止。事故発生以降に
セメント会社に運ばれた汚泥は計500トンとみられ、実際に再利用されたかなど
については今後調べるという。 (5/1 時事通信)
ありゃ、予想されていたのに出荷していたのか…。 もし使用されていたら取り壊して
コンクリート打設もやりなおしだろう。 その場合誰が補償するのだろうか?
いろんな対策が後手に回っている…さらなる混乱の予感。
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日本放射線安全管理学会 簡易浄水器のヨウ素、セシウム除去効果 (4/28) (お薦め
)
活性炭とイオン交換樹脂でもけっこう効果があるようだ。 バカ売れしそう。
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渋谷にある、岡本太郎「明日の神話」に福島原発の絵を付け足したいたずら。
手が込んでておもしろい。 (追記) 東京新聞記事(5/2)
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(資料) 観測点高さによるガンマ線計測値の違い
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2011年4月30日(土) 地震発生から51日目
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学校に限らず、福島市、郡山市一帯の表層の土の扱いは大問題になるかもしれない。
もし表層の土が、法的に規制のかかる「汚染土壌」だとするならば、東電の賠償対象と
なり、その金額もかなりになるだろう。しかし、「汚染土壌」に該当しないとすると、県境を
超えて普通の残土として処分しても良いことになる。それを規制せずに放置すれば、
大混乱になるだろう。すでに一部の土は、どこかに搬出処理されているだろう。
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福島、茨城など1都4県に住む女性23人の母乳を検査した結果、7人から健康に問題
がない程度にごく微量の放射性物質を検出。(中略) 検査は4月24~28日、(中略)
母乳から放射性ヨウ素が検出されたのは、福島県いわき市、水戸市、茨城県常陸大宮市、
下妻市、笠間市(2人)、千葉市に住む計7人。最も高かったのは水戸市の女性の
1キログラム当たり8.0ベクレルで、最も低かったのは下妻市女性の2.2ベクレル。
放射性セシウムが検出されたのはいわき市女性(同2.4ベクレル)だけだった。
(4/30 日経) I-131は、40日前には16倍あったかもしれない。真実は闇の中。
乳児のヨウ素取り込みはどう危険か→ 六号通り診療所所長のブログ(4/30) (お勧め)
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アメリカ竜巻被害の衛星写真(4/29 NY Times)
日本の津波被災地のとき作ったような before and after の写真。
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内閣官房参与の小佐古敏荘が政府の対応を批判して辞任。
政府は重要な情報をあえて出していないと批判されている。
記者会見で辞任の理由について説明した資料全文 (NHK) (お薦め)
それにしても、国民の安全を軽視してる、という見解が行き渡ったら、管首相は持たないだろう。
意外と早く、政局が動きそうな気がする。
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4号機燃料プールの水中写真が公開。意外と燃料棒が破損されていない、と解説されて
いるが、では水素爆発はなぜ起きたのか? メディアはそこには触れていない?
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福島県の小学校教員の訴え(4/27)
本当は、「この地を離れて!」と子どもたちに言いたい。
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原子力安全・保安院の寺坂院長は、倒壊した受電鉄塔が「津波の及ばない地域に
あった」ことを認め、全(外部)電源喪失の原因が津波にないことを明らかにしました。
(4/30 赤旗) みんな分かっていたことだが、これで明確になった。
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AREVA The Fukushima Daiichi Incident (3/27) (英語だけどお薦め)
May too few information are released by TEPCO
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イカナゴ(コウナゴ)のグラフ
ピンクのゾーンは基準値超え。当然だが、南に下がるに従って濃度は減る傾向にある。
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Togetter 「ネコのレベルX事故」 室内で犬・猫を飼ってる人にはお勧め。
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2011年4月29日(金・祝) 地震発生から50日目
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アメリカ南部の竜巻で、死者273人。ここ数十年で最大級の被害。原発3基が自動停止。
Daily Mail ←大きな写真:お薦め
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「フライデー」 5/13・20日号 福島第1原発で3/11に働いていた作業員から、その後、
高い内部被曝(WBCで5368cpm、4/6検査)がわかったとの記事。
果たして3/11に、地震による放射能漏れがあったのか?
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GREENPEACE 日本政府にお願い「福島沖での放射能汚染の調査許可を」 (5/10まで)
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東北新幹線が全線で再開。今日の下りはGW初日で込んでいるらしい。
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2011年4月28日(木) 地震発生から49日目
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【青山繁晴】アンカー「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」 01 (YouTube 14:30)
【青山繁晴】アンカー「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」 02 (YouTube 14:19)
(第1原発構内・所長を取材した関西テレビのスクープ 4/27) (お薦め)
(追記) 「津波懸念で措置 岸壁に土のう」 (4/29 NHK)
この記事の背景は、上のビデオ 02 を見るとよくわかる。
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中部電力は、定期検査中の浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)を、電力需要が高まる
七月までの再開を前提とする本年度の業績見通しを決めた。 (4/28 東京新聞)
事業者としてはこういう主張になるのだろうか…。しかし一方的に発表すれば、
かえって反発がひどくなるのでは。
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☆5月2日(予定) 子ども年20ミリシーベルト撤回を求める政府交渉☆
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郡山市立橘小学校 「放射線測定値報告の中断のお知らせ」 (4/26) 魚拓
インターネット等での測定値の発表は、文部科学省や県など公的な機関が測定したもの
に限るとのことから、今週からホームページへの掲載は中断することとなりました。
市立小学校は公的な機関では?
佐藤校長の説明(江川 昭子 さんのツイートより):
「教員の仕事が増えて忙しくなり、HPに載せる作業をするがきついと思い、
計測結果はプリントで全家庭にお知らせすることにした。
国が正確な数値を出しているし、学校の計測は地域限定の情報だし、
HP見ている人は少ないので」
(追記) 「橘小学校がHPで放射線の測定値アップを中止して、そして再開した件について」
(和田 秀子 さん) で関係者に聞き取りの結果を報告しているが、市教委の判断とのこと。
ともあれ、測定値の報告は再開されるようだ。
*
4号機プールの水漏れの可能性は低い。蒸発量や送水量を計算し直した結果。(4/28 NHK)
*
政府と東電の事故対策統合本部が進める地下壁設置構想の詳細が27日、明らかになった。
1~4号機地下の地盤を粘着質のセメントで固め、その周囲を深さ40メートルの
コンクリート壁で囲い込む「二段構え」の密閉工事で、6月以降の着手をめざす。
構想によると、建屋付近の放射線量が高く、地上での長時間の作業は困難なため、
1~4号機を取り囲む環状の作業用トンネルを地下約40メートルに掘削。そのトンネル
から建屋地下の地盤の割れ目に、粘着質のセメントを機械で注入し、汚染水が地下
深く染みこんでいくのを防ぐ。 (4/28 読売新聞、説明図あり)
地上で長時間の作業ができるようになるのは、まだだいぶ先なのだろう。
*
東京新聞朝刊 (4/28) 28面 「本郷館 惜しむ声」
本郷館は、築106年の木造3階建て下宿。 なんとか残して欲しいものだが、こういった
文化財未満の貴重な建物の保存は、金銭的なこともありたいへん難しい。
*
原子力損害賠償紛争審査会を行う文科省旧館講堂。いい感じ。
*
バルコニーのクレマチスが咲いた。
*
2011年4月27日(水) 地震発生から48日目
*
twitpic 「これをチェルノブイリ事故以前の82年に掲載してた『ララ』(白泉社)ってすごい。
少女マンガ誌恐るべし。」 三原順「Dei Energie 5.2☆11.8」(花とゆめCOMICS『夕暮れの旅』所収)
*
柏市周辺ホットスポット疑惑MAP (Googleマップ)
(参考) 「原発事故に伴う放射線量率等に関する市の考え方」 (4/22)
*
「福島県内4,400箇所の放射線量を可視化して、ついでに年間積算被曝量も推定してみた」
(4/26 宇宙線実験の覚え書き) 大変な労作。「説明をよく読んでください」とのお願い。
*
東京電力の50代女性社員が、17.55mSvの被ばく(基準の3倍超)でニュース(NHK)に
なった。(妊娠の可能性のある女性については、3か月で 5mSvが基準)
これを読んで、子どもを年間 20mSvまで許容できるとした決定を不安に思わない方が
どうかしているだろう。
東京電力「判断ミスで反省している」/原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、
「極めて遺憾だ。きょう東京電力に対して、まずは口頭で注意した。」
文科省は反省することもないし、注意されることもない。
11日間で17.55mSvだから、1.6mSv/日の被曝ということになり、30日で50mSvに達する
ことになる。また、読売新聞は、この女性の内部被曝を 13.6mSvと報道している。
(4/28追記)3/12の1号機の爆発後、免震重要棟の中で、マスクをつけていなかったため
に放射性物質を吸い込んだ可能性が高い。(4/28 NHK)
*
校庭表土除去の処分予定地、住民から不満相次ぐ (4/27 読売)
やっぱり普通に処分するのはムリだと思うが、福島市、郡山市一帯の、あらゆる工事で
残土の処分が難しくなると、いろんな問題が出てきそうだ。
*
福島県郡山市は27日、福島第1原発事故に関する県の放射線量検査で数値が
高かった市内の小中学校と公立保育所のうち、市立薫小(児童数588人)で校庭の
表土を除去する作業を始めた。
郡山市は放射性物質を取り除くため、地表から1センチの放射線量が毎時 3.8μSv
以上の15の小中学校と、毎時 3.0μSv以上の13の公立保育所について、校庭などの
表土を表面から約3センチ除去することにしている。(4/27 共同)
郡山市教委によると、薫小の校庭の砂ぼこりが舞わないよう散水し、市が委託した
民間の業者が重機を使って約7千平方メートルの校庭の土を除去。
市立鶴見坦(つるみだん)保育所(園児数58人)でも同日、約240平方メートルの庭で
同様の作業を実施。取り除いた表土は郡山市内の埋め立て処分場で処理する予定という。
土壌によっては、セシウムも5cmまで達している。
芝生の場合、90%が芝生にあると推定。
*
4号機の使用済み燃料プールは、爆発などによる損傷で、水漏れを起こしている
おそれがあることが分かりました。 (4/27 NHK)
*
今日から1号機の「水棺」作業が始まるが、水を満たして重くなった格納容器は、
地震時の横方向の力が大きくなり、耐震性はだいぶ低下するはずだ。それでも、
相対的な危険性を考えて、こちらを選んだということなのだろう。(耐震性評価は未公表)
*
林 典子(写真家) 「フクシマ: 1.5km~20km圏 生と死」
*
湯西川温泉の老舗旅館「伴久」が破産。(4/27 毎日新聞)
もともと苦しかったようだが、第一原発の安定化は一年後か、二年後かもわからない状況
だから、北関東~東北の観光業はこれからもっと大変なことになるだろうし、外国人観光
客に依存しているところは、全国どこでも厳しいだろう。
(大手メディアは、予想の自己実現を避けるため、こういった予想は書けない。)
震災とは関係ないが、辻学園の民事再生法申請というのも驚いた。
少子化の読みを誤ったのだろうか?
*
松永和紀さんは信頼している書き手なのだが、この記事などは粗雑でちょっとがっかりだ。
*
三菱重工業は27日、放射線を遮る操縦室を備えた大型の特殊フォークリフトを開発
したと発表した。福島第1原発でのがれき処理を請け負う建設会社に5月2日以降、
2台納入する。 (4/27 産経) 戦車のノウハウが生かされた。
*
文部科学省 「福島第1及び第2原子力発電所周辺の放射線量等分布マップ」 (4/24)
今後、2週間ごとに公表する予定とのこと(朝日記事)。
↑1年後までの積算線量推定(最小コンタは10mSv、赤線が20mSv)
↑4/24時点の線量測定(最小コンタは1μSv/h)
*
2011年4月26日(火) 地震発生から47日目
*
「本当のSPEEDI」 (4/26 早川由紀夫の火山ブログ)で紹介されている
誰も知らなかった本当のSPEEDI(動画)にびっくり! (お薦め)
*
気仙沼市の地下水から基準値を超えるヒ素。廃鉱から流出。(4/26 時事通信)
*
文部科学省が、20km圏内の空気中放射性物質(12ヶ所)と土壌(2ヶ所)の測定結果
を公表。(4/21公表の20km圏空間線量も4/24に修正)
まだ測定されたのはちょっとだけ。今後増やす予定とのこと。
*
放射性物質に汚染された水の水位や濃度が、3号機と4号機でも上昇しています。
(4/26 NHK)
こういうのが一番やばい感じ。今でも簡単に手のつけられない状況になっているが、
汚染が進んでさらに手がつけられなくなるのがとても怖い。
保安院「冷温停止できなかったら日本は終わり」 (4/22 離婚の法律屋ブログ)
こんなふうに電話するのはまぁどうかと思うけど、この保安院の人の話は、
とても正直なのではないかと可笑しかった。
*
文部科学省 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による計算結果
が公開になった。
↑1号機の爆発(3/12 15:36)の後、16:00-17:00
↑3号機の爆発(3/14 11:01)の後、11:00-12:00
↑2号機の爆発(3/15 6:14)の後、7:00-8:00
↑4号機の爆発(3/15 9:38)の後、10:00-11:00
↑3/15に、北西側に流れたはじめた時間帯、17:00-18:00
↑3/12~4/24 までの積算線量
*
原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所からの最新(1週間前)の
放射性物質の放出量が1時間あたり100億ベクレル程度と推定され、4月5日時点の
1千億~1兆ベクレル程度から、1~10%程度に減少した可能性があることを明らかにした。
*
まず全閣僚で構成する「復興対策本部」を設置し、1年後の来年4月をめどに各府省の
権限を一元化した「復興庁」(仮称)を設置する方針を固めた。 (4/26 毎日新聞)
1年経ったら、もう作らなくても良くなっているだろうと思う。
*
この人の書いているものはいいかげんな内容も多いので見ないようにしているのだが、
とりあえず、これはオカシイです。
*
今日で、チェルノブイリ原子力発電所事故から25年。
「チェルノブイリ健康被害」新報告と、首相官邸資料「チェルノブイリ事故との比較」との驚くべき相違
(4/17 Peace Philosophy Center: IPPNW/核戦争防止国際医師会議の報告要旨)
「Chernobyl: A Million Casualties」 (29分、日本語字幕も選べます)
*
和歌山の親戚から、野菜やお花を頂戴した。
*
2011年4月25日(月) 地震発生から46日目
*
*
ところで、3/23から作成されていたサーベイマップを昨日になって突然公表したのは、
本日発売の「週刊朝日」にスクープされたためのようだ。
「週間朝日」にとっては、雑誌が売れなくなってちょっと気の毒な感じではある。
*
福島県内の5つの公園で、放射線量が国が定めた学校での屋外活動などを制限する
目安を上回るなどしたため、福島県は、これらの公園の利用を1日1時間以内に制限
しました。公園の利用が制限されるのは初めてです。 (4/25 NHK)
*
4/25 東北新幹線が、東京-仙台で運転再開。(福島-仙台が再開。)
*
山崎 直子 さんのツイート (4/23) http://twitter.com/#!/Astro_Naoko
宇宙でも被曝するかという質問を幾つか頂きました。宇宙船の中で一日1mSv程度であり、
地上の約半年分に相当します。私も昨年のミッションで15mSv位被曝しました。
原発避難区域からの方々が偏見なく暖かく迎えられることを切に願います。http://p.tl/Wt2L
被曝線量と健康への影響は、年齢や体内被曝があるかにもよりますし、慎重な分析と
継続的な研究が必要です。ただ周りの人に感染するような話ではないため、宇宙飛行士と
握手して下さるであろう方々は、避難区域からの方にも暖かく接して頂ければと思います。
*
昨日は、都内の反原発デモの映像がNHKのニュースでも流れたが、インドの反原発デモ
では、元最高裁判事や元海軍高官を含む100名が拘束されたそうだ。 (4/25 毎日新聞)
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4/25の朝日新聞朝刊 「中国四川省から 大地震の爪痕 3年…倒壊の町も観光資源」
(坂尻 信義)
によると、四川大地震の被災地の「遺跡めぐり」が観光コースになっているそうだ。
今回も、津波の被災建物を、原爆ドームのようなシンボルとして保存してもいいのでは
ないだろうか。
*
東京電力が、全役員の年間の報酬を50%程度カットする方針を固めたことが24日、
わかった。 部長級など管理職の年収も3割前後カットする方向で検討している。
(中略)取締役19人の平均は1人約3700万円。 (4/25 読売新聞)
実質債務超過で、今後、税金と電気料金(地方税のようなものだ)値上げで救済される
のだから、半分でもまだ高いと思われるだろう。
*
「福島第1原発から漏れた放射能の広がり」 「同・英語Ver」
萩原 出羽守 佐知子 さんによる美しいグラフィックス。(原図:早川由紀夫 さん)
*
「津波の損害補填で自衛官の給与10%カット!?」 (4/25 Rocket News 24)
*
3/12九州新幹線全線開業の、幻のCM(動画) (3/9から3日間だけオンエアされた)が、
4/23から九州で放送再開したとのこと。音楽はマイア・ヒラサワ。(スケジュール)
*
「首相官邸の英語…ひどすぎます」 (4/23 日向清人のビジネス英語雑記帳)
*
「4700兆ベクレルのヨウ素・セシウムの量は?」 (4/24 安井 至 さん)
B君:放出された高濃度汚染水450トンに含まれていた4700テラベクレルの質量は、
ヨウ素131は、2800テラベクレルということなので、0.61g。
セシウム137は、940テラベクレルということなので、293g。
セシウム134は、同じく940テラベクレルということなので、19.7g。
C先生:なんとヨウ素131はわずか0.61gか。450トンの水に0.6gでは、
これを吸着剤などで処理するのは不可能だと思われる。セシウム137でも結構難しい。
(中略)
C先生:それでは、次。福島第一から放出された全放射性元素の総量だが、
4月14日の公表値によれば、
「放出されたヨウ素131は原子炉内存在量の2%の13万テラベクレル、
セシウム137は同じく0.9%の6100テラベクレル」。
A君:この値を使って、gに換算すると。
ヨウ素131が 283g
セシウム137が 1,900g
B君:これほど少ない量が放出されただけで、これだけの影響だから、
やはり放射性物質の管理は大変に難しい。
目方にするとすごく少ないのに驚く。数字を確認するのは重要だ。
*
高知大学の岡村真教授(地震地質学)らが、高知県土佐市の2000年前の地層から、
厚さ50センチに及ぶ津波堆積物を見つけた。
高さ10メートル超となった東日本大震災の津波でも、堆積物の厚さは5~7センチ程度。
専門家はマグニチュード9級の超巨大地震による津波である可能性をあげ、その再来も
あり得ると指摘している。 (4/25 読売新聞)
*
福島県郡山市は25日、市内28の小中学校と保育所で、放射性物質が含まれていると
みられる校庭・園庭の表土(深さ2~3センチ)を試験的に除去すると発表した。放射線量
を下げる対策として初の試み。今週末から開始し、効果が認められれば高校や公園でも
実施する。 (4/15 毎日新聞)
当然の試みだと思う。 しかし、文科省基準以下だと、費用を東電に請求できないのだろうか?
*
県立安積黎明高等学校(郡山市)敷地内の放射線量推移 (4/25の修正版レポート)
強風による砂塵の流失効果についての考察が追加されている。
流失したものはどこへゆくのか?
土を入れ替えた場合、風により周辺から再びやってくるのだろうか?
*
2011年4月24日(日) 地震発生から45日目
*
福島県内の学校の線量基準について、いろんな抗議記事が出ている。
日弁連 (4/22) 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明
独シュピーゲル誌 (4/21) 「日本は子どもに対して高い放射線値を確定した」
合原亮一 (4/20) 「正気を疑う文科省の学校線量基準」
*
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、3号機の原子炉建屋周辺で、1時間当たり
900mSvという高い放射線量を出すコンクリートのがれきが見つかり、東京電力は、
がれきを撤去して安全な場所で保管するとともに、3号機で起きた水素爆発で飛び散った
可能性があるとみて、詳しく調べることにしています。 (4/23 NHK)
使用済み燃料プールの燃料が破損して飛び散ったのではないか?などと、いろんな憶測
を呼んでいるようだ。構内にホットスポットがあることは以前から公表されていたが、線量
が公表されたのは初めて(なぜ?)。
*
東京電力は24日、建屋周辺で放射線量を計測し、作業員に情報提供している
「汚染マップ(サーベイマップ)」を公表した。 (4/24 共同)
まだHPには出ていないもよう。→4/25の項にリンクがあります。
*
爆発によって壁が激しく壊れ、耐震性に懸念が出ている4号機の使用済み燃料プールに
ついて、東京電力は余震に備え、プールの底を下の階から複数のコンクリート製の支柱で
補強する案など、耐震性を高める対策の検討を急いでいます。(4/24 NHK)
4号機は、当初「火災」とだけ発表されたが、その後写真が公開され、激しい爆発があった
ことは誰の目にも明らか。でもこの爆発の内容についての説明は全くされていない。
*
原子力安全委員会は23日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された
放射性物質の量が、放出量が落ち着いた今月5日の時点でも、1日あたり 154テラ・
ベクレル(1テラは1兆)に達していたことを明らかにした。 (4/23 読売新聞)
今どれくらい出ているのかの推計が、なぜないのだろうか?
*
NHK (4/23) 「環境中に出た「放射能量」まとめ(判明分)」
▼大気への放出 370,000 兆ベクレル
~630,000 兆ベクレル▼海水への流出(高濃度汚染水) 4,700 兆ベクレル
(比較的低いレベル) 0.17兆ベクレル▼チェルノブイリでの放出量 5,200,000 兆ベクレル
▼原子炉にあった放射能量 660,000,000 兆ベクレル(3月11日)
110,000,000 兆ベクレル(4月11日)
この記事に数人のコメントがついていて、このような数字の公表の仕方は問題だらけ
との指摘がついている。
*
東京電力は、福島第一原発に、設計の想定を超える津波が来る確率を
「50年以内に約10%」と予測し、2006年に国際会議で発表していた。(4/24 読売)
*
NHK報道局科学文化部 のツイートより http://twitter.com/#!/nhk_kabun
ちなみに政府大企業などのいわば権力側が会見を主催し、大本営発表を続けた時代の
反省から、会見を記者たちが主催しようという思いもあって設けられた記者クラブ制度が、
再び大本営といわれるのは皮肉です。
東電の担当者は全ての会見を記録していますが、官邸のように内容を文字起こしして
webで公開するべきだと思います。
東京電力、保安院、それぞれの「個別の会見」についてはこれまで通り毎日定時に、
これまで通りオープンに開催されます。
*
ニコニコニュース (4/23) みうらじゅん「東電の仕事は全部断った」
「僕みたいなやつにたくさんギャラをくれるのは、あやしいじゃないですか」
面白いです。しかし、ギャラ500万以上ってホントか?
*
国土地理院 「最近の変動情報」 下図は垂直方向。水平方の図も見られる。
東北の太平洋側の沈下はすごいけど、全国で数ミリ~2cm程度沈んだようだ。
*
本日は区議選。今の区に昔から住んでいるわけではないので、いまいち区議はピンと
来ないのだが。
*
4/24はキリスト教では、EASTER SUNDAY。
*
2011年4月23日(土) 地震発生から44日目
0:25 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県沖
今日の東京は激しい風雨。
*
首都圏の地盤に力が加わり、地震が起きやすい状態になっているとの解析結果を、
東京大地震研究所のグループが22日、発表した。(中略)マグニチュード7級の南関東の
地震が誘発される可能性があるとして、注意を呼びかけている。 (4/23 読売新聞)
*
(資料) 原発・核燃料施設労働者の労災申請・認定状況 (2002.3月まで)
*
トヨタ自動車は、東日本大震災で停電が続いた際に一部のハイブリッド車に搭載して
いる家電製品用の電源コンセントが役に立ったという声が寄せられたことから、この
機能をほかのハイブリッド車にも広げることを検討しています。 (4/23 NHK)
家庭用の太陽光発電装置も、非常時用のコンセントがあるが、発電時しか使えず、
W数もあまり大きくない。一方、家庭用の燃料電池(ガス利用)は、停電時は使えない
仕様になっているが、これを機に見直しがあるかも知れない。
*
水産庁が発表した「放射性物質は食物連鎖で濃縮されない」と言う記事の根拠
経年データは、マイワシのみ。マイワシは食物連鎖では、下位のほう。
会見はニュースでしか見てないけど、ちょっと面白いです。
*
目黒駅前のスズキフルーツで、小さいタケノコ(熊本産)を購入。一皿500円。
3月から今頃まで並ぶのでときどき買うのだが、ホイルに包んでオーブン焼きにし、
半分に切って何も味付けせず、剥きながらかじりつくのがうちの食べ方。アク抜きは
しなくてもokだが、焼くまでに時間があれば、水に漬けておいた方がbetter。
そういえば震災の日も、家の中を片づけてからこれを食べた。
*
2011年4月22日(金) 地震発生から43日目
*
今日の朝日新聞朝刊は、福島の学校の放射線問題には沈黙。他紙はどうなのだろう?
*
今回、政府は学校についてはこの「復旧期」の上限値である年間20mSvを採用しました。
(4/21 NHK「かぶん」ブログ) という報道が多いようだが、
ICRP Publication 111 (4/21にリンク先があります)では、このような表現だ。
(o)汚染地域内に居住する人々の防護の最適化のための参考レベルは、この被ばく状況
区分に対処するために Publication 103 (ICRP,2007) で勧告された 1~20 mSv の範囲
の下方部分から選定するべきである。
*
福島県災害対策本部が学校・道路・公園など3500箇所で測定した放射線レベル
(4/5-19調査)を @nnistar さんがGoogleマップ上に表示した労作.(お薦め)
(但し、作者によると位置については正確性が保証できないとの注意書き。)
*
毎日新聞 (4/22) 「記者の目:全村避難迫られる福島県飯舘村=関雄輔」 より
これに対して村は、放射線量が低い地区を除外することや、役場機能を残すことを認める
よう訴えている。放射線のリスク以上に高齢者ら弱者の心身に負担がかかり、主要
産業の畜産が途絶するダメージも大きいからだ。 (中略)
中川准教授は「村民は被ばくより目の前の生活に悩んでいる。年配の人ほど20ミリシー
ベルトを超えても問題ない」と指摘。「遠く離れた安全な場所(東京)でリスクばかり言い立
てる人が現地を苦しめる」と語る。
政策決定に透明性が必要。一方では子どもに20mSvリスクを負わせ、一方では20mSvを
超えたことで、一律に退避というが、政府のご都合にすぎないことを、みんな感じている。
*
文部科学省は21日、20km圏の空間放射線線量を公表。 (4/22 朝日新聞)
*
「ぴあ」首都圏版が7/21号で休刊。一時代を築いた雑誌。昔はこれをチェックしていた
ので、感慨がないわけではないけど、とっくに役割は終わっていたので今さらな感じ。
*
14日に書いた、東京駅赤煉瓦駅舎の屋根のスレートについての続報が、
森まゆみブログ「震災日録 4月15日」に出ていた。
「来週、現地を視察し、現況を確かめ、被災スレートのうち使えるもの は文化
財保存の鉄則に従い使いたい」と確約してくださいました。ただし、「重要文化
財であり、駅舎として活用する以上、海水に浸かったス レートの安全性などの
検証が必要」とのこと。
ということで、JRでも前向きに検討することになったそうだ。
*
中国の建築バブルについては、もうだいぶ前から懸念されるところだが、この動画は
何だか怖いくらい。 Togetter「中国の建築バブルの実態動画です」
*
*
国産ロボットを原発に投入。(4/22 朝日新聞)
*
陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の電源がオフ状態。
設計寿命3年、目標寿命5年を超えて運用していた。(4/22 JAXA)
*
独ビルト誌のHPに、原発事故の日本語ページが登場。
*
2011年4月21日(木) 地震発生から42日目
*
4/21 22:37 震度5弱(千葉県北東部)、震源:千葉県東方沖
*
日本放射線学会の遠藤啓吾副理事長に学校生活での注意点を聞いた。
--19日に文部科学省が示した基準の評価は。
「妥当だ。年間被曝量が100ミリシーベルトを超えない限り健康への心配はいらな
いので安全値をとったという印象。『屋外活動1日1時間』という制限も、3日で3時間など
柔軟に運用すればいい」
--気をつける点は。
「計測される放射線量のほとんどは空気中より、地上に落ちたものから出ている。心配
ならば土に直接触れる遊びをしない方が良いが、外で遊ぶなというわけではない、問
題になるのは累積の被曝量だ」
--被曝量を気をつける点は。
「マスクや帽子は、ほこりと一緒に放射性物質が髪に付いたり、口に入ったりするのを防
ぐ一定の効果がある。屋内では、屋外の被曝量の1~2割に抑えられる」
(聞き手・渡辺志帆) (朝日新聞 4/20夕刊)
朝日新聞は、なぜこんな暴論を掲載するのだろうか。ついこの間まで職業被ばくの上限
は、5年間で100mSvかつ年間50mSvを限度と、放射線障害防止法で定められていたの
だ。それと子どもの被ばくを比較する方がどうかしている。
それに、土に直接触れない遊びって何だろうか? 福島の小学生は、防護服を着て、
ゴーグルと手袋着用で野球でもやったらどうだろうか。海外のメディアが大喜びで報道
するに違いない。
*
4/21 「屋外活動制限についての保護者説明会」で配布された資料
*
4/21 「福島の子どもたちを放射能から守れ!政府交渉」 (USTREAM 約35分)
あまりにひどいので、心を穏やかに保ちたい人は見ない方がいいかも。
*
県立安積黎明高等学校(郡山市)敷地内の放射線量推移 (4/18報告のレポート)
現在の放射線がセシウムCs137によるものであれば半減期が30年であることから、
地表面および地上100cmの地点においても放射線量が大きく減少することは
期待できない。セシウムが沈着した表土を取り除くなど土壌改良が必要である。
(注:4/25に修正版が出ました。)
*
東京電力福島第1原発の復旧を巡り、作業員の被ばく線量の上限を100ミリシーベルト
から250ミリシーベルトに引き上げた特例措置が現場であいまいに運用され、作業員の
放射線管理手帳に線量が記載されていないケースがあることが分かった。
(4/21 毎日新聞) これもひどい話だ。
*
東電公表。 流出した海水に含まれる放射能の量は、4700兆ベクレルと推定。
*
22日0:00から、半径20km圏を立ち入り禁止の「警戒区域」に設定。
*
(メモ)東日本大震災動物救援活動 のサイト
*
東電 (4/20) 「核種分析の誤りについて」 で、溜まり水の核種分析結果が訂正された。
CL-38は検出限界未満とされ、再臨界があったと主張する人たちの根拠がなくなった。
早野さんのツイートでは、当初から分析結果の矛盾が指摘されていたが、それが
正しかったことになる。
*
ICRP Publication 111 Application of the Commission’s Recommendations to the
Protection of People Living in Long-term Contaminated Areas after a Nuclear Accident
or a Radiation Emergency (2008年10月、無料公開中) の暫定日本語版が公開
「原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の
防護に対する委員会勧告の適用」 (日本アイソトープ協会の日本語版ドラフト)
*
Togetter 「つくば市の放射線検査要求はマスコミによる曲解報道のようです」
あぁ、やっぱり…、という感じ。 妙な記事にはとりあえず静観したほうがいい。
*
河野太郎ブログ 4/21 「外務委員会迷答弁」 より
夜、ルクセンブルク大使公邸で、ルクセンブルクの副首相・外務大臣の歓迎夕食会が
開かれ、その席上で、元通産官僚が、日本では自動車事故で毎年何千人死んでいる、
原発の事故でこれまで何人死んだんだとのたまわった。それを聞いて、出席していた
ヨーロッパ人は、みんな僕の方を向いてウインクした。日本の原子力行政がいかに
ひどいかを説明するよりも、百倍、日本の原子力問題がはっきり副首相には伝わった。
*
スーちゃん逝去。乳ガンだったとは知らなかった。私の同世代にはキャンディーズの
熱いファンだった人も多い。
*
リニア中央新幹線が「直線ルート」で答申。いよいよ着工に向けて動き出す。リニア新幹線は
東海道新幹線の代替設備だから、震災でかえって必要性が認識された面もあるだろう。
*
Rose of Galaxies (NASA) ハッブル望遠鏡は21周年だそうだ。(1990.4.24打ち上げ)
*
お昼はプチ贅沢で、緑が丘のフー・ヴェールへ。
平日のランチは前菜、スープ、メイン、デザート、コーヒー(または紅茶)で1,680円。
↑前菜:(左から)ラタトゥイユ、ホタテのキッシュ、白身魚とキャベツのゼリー寄せ、
ホワイトアスパラガスのムース、ピクルス、サラダ
↑ 新玉ねぎのスープ
↑ 豚肩ロースの香草パン粉焼き
↑ブラックチェリーとレモンのタルト、イチジクのアイスクリーム、桜のマシュマロ
たまに来るのですが、いつもおいしいです。大井町線沿線では、とてもコストパフォーマンス
の高いお店だと思います。
*
2011年4月20日(水) 地震発生から41日目
*
カミンの「猫めくり」「犬めくり」の応募は、今日が〆切です。(例年は3/31)
*
「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方」
(文部科学省 4/19) これによると、
校庭・園庭で3.8μSv/時間(保育所、幼稚園、小学校については50cm高さ、
中学校については1m高さの数値:以下同じ) が使用可能な目安とのこと。
土・ほこりを吸い込むことを考えると、これでは20mSv/年を超えそうな気がするが、
誰かそのあたりを解説していないだろうか?
この基準を超えたのは、福島市や郡山市、伊達市の13の小中学校、幼稚園、保育園
(児童生徒ら3560人)。この13施設では、校庭や砂場での屋外活動は1日あたり
時間程度にとどめる。手洗いやうがい、帰宅時に靴の土を落とす、などを勧める。
学校の汚染調査から、放射性物質が沈着した砂ぼこりを吸い込むことによる内部被曝
の影響は、高い学校でも全体の被曝量の3.5%ほどで、考慮する必要はないと結論
付けた。 (4/20 朝日新聞)
ICRP勧告の上限(20mSv/年)の環境に子どもを置いた上に、内部被曝の影響を十分な
根拠もなしに退けているのは、ずいぶんひどい話だと思う。福島の子どもは、低線量被曝
実験のモルモット扱いだ…。
取り急ぎこの新しい目安を作った訳ですが、実際のところ政府内でどういう議論がされ
てこの値が出てきたのか、またより厳しい値を設定するという選択肢はなかったのかと
いったようなですね、そういった情報が十分に公開されているとは言えない状況です。
*
2号機取水口付近の海水のヨウ素131の濃度が上昇。260,000Bq/L (基準の6,500倍)
(18日朝採取)。 (4/20 NHK)
*
いわき市沖のイカナゴ(コウナゴ)(18日採取)から、14,400 Bq/kgの放射性セシウムと、
3,900 Bq/kgの放射性ヨウ素。
水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード
初めて魚介類の出荷と摂取の制限が指示。(これまでは自粛だった。)
*
「原発事故で詐欺師が歓喜! ――NASA浄水器(笑)やインチキ薬から、
放射能除去マスク・洗剤まで。放射能詐欺師の手口を全部暴く!」
不安につけ込むインチキ商売にとっては、ホントにチャンスなのだろう。
*
東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた仙台平野で、浸水域の先端が、江戸時
代の街道と宿場町の手前に沿って止まっていることが、東北大の平川新教授(江戸時代
史)の調査で確認された。仙台平野は400~500年おきに大津波に見舞われており、
街道は過去の浸水域を避けて整備された可能性が高いという。 (4/19 毎日新聞)
*
弘中 惇一郎 さん (朝日新聞 4/20 朝刊13面)
「権力犯罪といいますが、近年特捜部が摘発している事件は果たして権力犯罪という名に
値するのでしょうか。鈴木宗男前衆議院議員や堀江貴文・ライブドア元社長の事件、村木
さんの事件もそうですが、これらは本当の意味で権力者が権力を乱用して犯した犯罪と言
えるのか、極めて怪しい。いつか本当の権力犯罪が起きたときに備えて、ひっそりと特捜
部が存在しているというのも一つのあり方でしょう。しかし、常設の組織となると、特捜部長
になって何の仕事もしないでいることは難しい。自分の在任中に大きい事件をやりたいと
思ってしまう。すると、たいしたこともない事件を仰々しく権力犯罪と銘打ってやりたくなる。
最も重大な権力犯罪を特捜部が犯してしまうことになる。そういう弊害を考えると、特捜部
は常設せずに、いざというときに検事たちが集まって捜査すればいいのではないでしょう
か。」
*
2011年4月19日(火) 地震発生から40日目
*
4:14 震度5弱(秋田県内陸南部)、震源:秋田県内陸南部
*
2号機高濃度汚染水の移送開始 (4/19 NHK)
2号機のトレンチとタービン建屋の地下にある汚染水、合わせておよそ1万トンで、
1日480トンのペースでおよそ26日間かけて移送する計画
移送量は480×26=12,480トンになる。2号機は約7トン/時の冷却水を入れているので、
26日間の注水量は4,368トンになる。差の2,000トンは蒸発?
*
「都内における大気浮遊塵中の放射性物質はもうほとんど無い」 (4/19 早野 龍五 さん)
*
「安全基盤機構の報告書生きず…電源長期喪失への対策」 (4/19 毎日jp)
いろんな関係機関があるのだが、どういう役割分担なのかわからない。
*
メモ) 海水中の放射性物質の基準 (NHK)
ヨウ素131 40Bq/L、セシウム137 90Bq/L、セシウム134 60Bq/L
*
JKTS 4/16に陸前高田に入った看護師のブログ (お薦め)
*
槻月 沙江(きづき さえ) 「震災7日間」 (仙台の7日間のコミック: お薦め)
*
2号機建屋内の放射線量、最大4mSv、思ったより低い。(日経)
湿度は最大99%で、レンズが曇ってロボットは奥に進めず。(NHK)
*
米エネルギー省が、年間の放射線量を公表(4/18)
赤い部分が2000mrem/y=20mSv/年 を超える推定範囲。(ヘリによる観測から推定)
*
14:10に福島県浜通り、宮城県東部の一部に暴風警報が発表。
明日未明にかけて暴風に警戒。
*
3号機の原子炉建屋内で、大型機器を出し入れする二重扉が2枚とも開いている。
(4/19 産経新聞) つまり、外部とつながっているらしい…。
*
被災地の外にいる我々が一番、心にとめておかねばならないことがある。それは、
忘れないことである。特に県の人も心配していたのが「ゴールデンウィークのマイル
ストーン」だ。つまり、GW明けくらいになると、報道も一段落し、被災地のことが忘れられ、
他の話題が報道のメインになっていく。そして、まだまだ救済が必要なのに、
「もう、支援はいいでしょ」というムードになってしまうこと。これが怖い。
*
「国境を越えた16人の原子力専門家たちによる声明」 (4/19 日本原子力産業協会)
事故後の検証から、事前のより詳細な分析によって必要性を特定できる、比較的コストの
かからない改善を実施していれば、これらの事故は完全に回避できた可能性があることが
判明している。 「完全に」は楽観的すぎるかもしれないが…。
*
夜、NHK「女優 夏目雅子 笑顔に秘められた執念」を見る。(放送は18日)
なつかしいです。最初に出たTVドラマで酷評されてた、というのは知らなかった。そこ
から急に素晴らしい演技ができるようになったのは、監督たちのおかげもあるのだろう。
*
2011年4月18日(月) 地震発生から39日目
*
ロボットによる原子炉建屋内の放射線量: 3号機は最大57mSv/h (NHK)
4号機原子炉建屋の地下1階にも、放射性物質を含む水がたまっていることが判明 (毎日)
*
北大 CoSTEP 緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で (無料公開)
*
atmc.jpのサイトに、「福島県内の小学校の放射線量マップ」が追加
*
「上野動物園の長寿カバ、サツキ死ぬ 震災直後に転びけが」 (4/18 朝日新聞)
「幼い頃から上り下りしている階段で、普段なら転ぶことは考えられない。
本震と相次ぐ余震で相当、落ち着かない様子だったようだ」
*
福島第1原発で活躍するロボットは、「ルンバ」の兄弟 (4/18 The Wall Street Journal)
*
国の「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」で、福島第1原発
事故後に2千枚以上の拡散試算図が作成、公表はわずか2枚だけ。 (4/18 共同)
*
東京電力は18日、福島第一原発2号機の燃料プールにある使用済み燃料が破損して
いる恐れがあるという見方を示した。燃料プールの水の分析からわかった。
(中略)落ちたがれきなどによって核燃料が壊れた可能性があるという。 (4/18 朝日)
16日採取の2号機燃料プールの水は、セシウム137 150,000,000Bq/L、
セシウム134 160,000,000Bq/L、ヨウ素131 4,100,000Bq/L
ヨウ素131の比率が少ないのは、時間が経った使用済み燃料だから。
*
原子力安全・保安院の西山英彦審議官は18日の記者会見で、1~3号機の核燃料が
「溶融していると思われる」と述べた。 (4/18 読売)
誰でも知ってるようなことを、いまさら公表するのがどれほど滑稽なのか、この人は判って
いるのだろうか? 本来、一番先に報告するべき立場なのに。
*
妻に「このところ安いから毎日、茨城の野菜買ってるけど、大丈夫だよね?」と聞かれる。
もちろん大丈夫だと思っていますが…、安いから警戒する、という人もいるのだろう。
*
2011年4月17日(日) 地震発生から38日目
*
0:56am 震度5弱(新潟県中越)、震源:新潟県中越
*
東の沖合30kmの海水の放射性セシウム、ヨウ素の濃度が上昇。(クリックで拡大)
出典: http://atmc.jp/plant_sea/under/?n=4
*
東京電力は、施設にたまった汚染水を再び原子炉に戻して冷却するシステムを
新たに作り、夏までに稼働させる計画をまとめました。 (NHK)
*
陸前高田市で、津波の浸水地域にある自宅の跡地にプレハブの住宅を建てて家族と
住み始めた男性に対し、きのう市側が、再び津波が起きると危険だとして、自主的に
住宅を撤去するよう協力を求めました。 http://nhk.jp/N3vE6RbD
口蹄疫のときの種牛の殺処分を思い出した。 だけど今回は法的な根拠はなさそう。
*
「官邸HPに掲載されたタービン建屋地下溜まり水測定結果は不思議がいっぱい!
コメントしようもないほどの混乱.」 (4/17 早野 龍五 さん)
*
土壌に含まれる放射性物質の検査方法について、農水省が水田の検査で用いている方法
(表層から15cmの深さまで採取し、乾燥土のBq/kgとして公表)と、IAEAの方法
(表層から5cmの深さまで採取し、Bq/kgから Bq/㎡ に換算して公表する)が違っている
ことが、話題になっているようだ。(IAEAの方法: スライドの13p-14p)
学校校庭の土壌検査は、表層5cmを採取する方法で、Bq/kgとして公表している。
水田の土壌サンプリングの様子 (You Tube)
*
「海域における放射能濃度のシミュレーション」が4/16に更新されている。
図は5/1のシミュレーション。 前回よりも北側に流れる予想になっている。
*
*
17日の最大のニュースは、東京電力「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋」
なのだろうけど、状況も定かでない段階なので、スケジュールはあまり意味がなさそうだ。
注目なのは、赤字で書かれたリスク①~⑨の公表だろう。
リスク① 冷温化により格納容器内の水蒸気が凝縮、水素の濃度が高くなり、水素爆発する恐れ
リスク② 損傷箇所の密閉作業が長期化する恐れ
リスク③ 更なる余震や夏場の雷などで系統電源(の一部)が喪失する可能性
リスク④ 水を満たす過程でタービン建屋への流入水が増加
リスク⑤ 放射線レベルの高い場所で、作業が長期化する恐れ
リスク⑥ 建屋損傷のため通常の冷却ラインが復旧できない可能性
リスク⑦ 水処理施設の設置遅延や稼動不良の可能性
リスク⑧ 建設に着手するには線量レベルの大幅削減が前提
リスク⑨ 巨大台風時にカバーが破損する恐れ
付け加えるなら、安全対策が多重化されていないため、人為的ミスにより、事故が起きる
リスクも高いだろう。 実際17日に、人為ミスにより電気設備がショートし、共用プールの
冷却が3時間停止する事故が起こった。
*
原子炉建屋内部で、ロボットを使った調査が開始。
*
天気もいいので、パンダでも見に行こうかと思ったのだが、ネットで調べたら、前日は
「入園まで1時間待ち」とのこと。 そこまで並びたくはないので、多摩動物園に行く。
穏やかな天気でそれなりに賑わっていましたが、まぁ上野にくらべればのどかです。
↑ユキヒョウの「ミミ」
↑ユキヒョウの「ユッコ」
↑キリンがたくさんいる
ライオンの母子
16:10頃、橋の上からライオンを見ていたら、とつぜんオスの1頭が、ほかのオスに
「ガオーッ」と叫んで飛びかかった。本物の叫び声は迫力がありますね。
すぐにあまり何事もなく分かれたけど、その後もしばらくライオンの群れ全体が興奮
した感じでした。
*
2011年4月16日(土) 地震発生から37日目
*
11:19 震度5弱(茨城県南部) 震源:栃木県南部 東京は震度4。
近いな、と思ったので緊張した。
*
2号機トレンチの水位上昇。
海水から限度6,500倍のヨウ素131(260,000Bq/L)。前日の数倍。2号機ピット付近。
*
「週間ダイヤモンド」 4/23号の特集は「食を守る!」なのだが、
食品の放射性物質の基準の説明(p.28)はとてもおおざっぱだ。
「国際放射線防護委員会(ICPR)によると、外部被曝か内部被曝かを問わず、発ガンリス
クが高まるとされる最低値は100mSv。これ未満の線量では、喫煙や食習慣などの要因が
大きく、放射線の影響が証明できない。」
紙面に限りがあるのはわかるけど、これじゃ読んでも安心できないのでは。
*
上記、週刊ダイヤモンドの記事(p.44)による、コウナゴの生態:
コウナゴは仙台湾で孵化し、2月くらいから親潮に乗って南下してくる。移動するのは
海岸のすぐそばから遠くても沖合5kmくらいまで。福島第1原子力発電所の目の前を
通ってくることになる。
*
TEPCO PHOTO NEWS http://www.tepco.co.jp/en/news/110311/
*
全国の地球科学図 面白いサイトがいろいろあるものだ。
*
山岸 涼子「パエトーン」無料公開 http://www.usio.co.jp/html/paetone/index.html
このコミック(1988)は持ってたと思って探したら、坂田靖子「パエトーン」(1984年)という
別の作品だった。作品としては坂田さんのほうが名作なのだが。
*
黒沢 明 「夢」の6話「赤富士」が、原発6基が爆発する、と言う夢を描いていて話題。
以前TVで見たけど、すっかり忘れていた。
http://www.youtube.com/watch?v=mTg3D1PoyUE
台詞はこちら→ http://quasimoto.exblog.jp/14559573/
*
東日本大震災対策組織図(自民党佐藤正久議員作成) http://bit.ly/hfpxwW
*
なんか疲れているので、今日は仕事はお休みにした。
*
放射性ストロンチウムの分析はなぜ時間がかかるのか?
ストロンチウム90の分析 (日本分析センター)
ストロンチウム90は、ガンマ線がほとんど放出されないで、ベータ線のみが放出
されます。ベータ線はガンマ線と違って、固有のエネルギーを持っていないため、
どの放射性物質から放出されているかを決めることはできません。このため、
化学的にストロンチウムだけを分離精製する必要があります。
詳しくは→ 「放射性ストロンチウム分析法」 (pdf 165p)
*
2011年4月15日(金) 地震発生から36日目
*
福島第一原発で、地下水の放射性物質の濃度高まる。(NHK) 当分打つ手がなさそう。
3号機圧力容器で温度が急上昇。(産経) 「計器の故障」本当かな?
*
原発事故の海外報道を翻訳して紹介するサイト「Genpatsu」
*
フジサンケイ「第20回地球環境大賞」は2月に東電に決定していたが辞退。 痛すぎる。
*
Togetter「日本の製造業がヤバい(物資が足りない的な意味で)」
建材の供給がこの先どうなるのか、人ごとではないのだが、正確なことは誰にも判らない。
*
会津若松市と下郷町、会津坂下町のホウレンソウから基準値を超えるセシウム
今まではなぜ高い値が出てこなかったのか? 何だか謎だ。
こちらの放射線値分布図(Googleマイマップ)を見ると、会津若松周辺は、やや高い程度
なのだが、部分的には、もう少し多くの放射性物質が降下したのかもしれない。
ところでこの地図を見ると、埼玉県の三郷付近もやや高い値になっているが、三郷の
ホウレンソウからも、基準値は超えないものの、やや高めの放射能濃度が検出されている。
*
学校再開の放射線値の目安ついて
4/13 原子力安全委員会が「年間被曝量を成人の半分の10mSv/y程度におさえる」と示す。
4/14 原子力安全委員会が「委員会として決定したわけではない」と撤回。(4/14 朝日新聞)
4/15 高木義明文部科学相は「目標は20mSv/yで、(基準厳格化により)学校を頻繁に
移動させることはできない」と話し、考慮の対象としない考えを示した。(4/15 時事)
政府は福島の子どもを守るカネは出さない、と言っているようなものだ。
10mSv/yだと福島市周辺の学校まで再開できないことになるから、影響に臆したのだろう。
*
「静かに立ち去った米軍」 入念に考えて活動していることがよくわかる。
*
「復興の狼煙 ポスタープロジェクト」 こういうのは泣けるけど、
フジテレビの「ひとつになろう日本」というキャッチフレーズが嫌いだ。
原発安全神話でむりやりひとつになろうとしたことを、もっと反省した方がいいと思う。
*
江ノ島水族館に、今日ミツクリザメが入ってきたらしい。 見たいけど、日曜まで生きてるかな?
*
石原吉明さんによる、福島県内の学校での測定結果可視化マップ(pdf) (お薦め)
*
緒方 貞子 さん(4/15 毎日新聞)
「物事の決定を早め、さらに徹底させてほしい。トップがきちんと説明しないと国民は安心
できないでしょう。連日の記者会見で、政府が一生懸命説明されているのはわかるんです
けれど。一生懸命さだけ伝えられても国民は困るんですよね」
*
中学校で30年ぶりに復活する放射線授業 (4/7 電気新聞)
そうだったんだ…。 私の通った中学・高校は私学でわりと教師が好きなように教えていた
せいか、けっこう「原子力は問題が多い」と教師から聞いたような記憶があるのだが。
*
今日でNifty25周年とのことで、「Nifty-serve復活」なんてのもある。 私には懐かしい。
ニフティ25周年記念サイト→ http://www.nifty.com/25th/
*
「お宅の井戸水の放射能検査を行いませんか」と町の依頼を受けたように装い、
電話で勧誘するといった事件が発生しています。 (福島県三春町)
これから、いろんな放射能詐欺商法が増えそうだ。
*
2011年4月14日(木) 地震発生から35日目
*
いわき市沖のイカナゴ(コウナゴ)(12日採取)から、12,500 Bq/kgの放射性セシウムと、
12,000 Bq/kgの放射性ヨウ素。ものすごく高い値だが、汚染のひどい場所を通った群れ
なのだろう。いまのところイカナゴ以外からは高い汚染は見つかっていない。
水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード
*
明日15日から茨城でコウナゴ以外の漁を再開。(共同通信)
しかし、サンプルも少ないのに、消費者や卸業者は受け入れるだろうか…?
マスメディアは、ほかの魚種の汚染データがどうなっているか、ほとんど伝えていないし。
*
2号機の取水口付近で、12日午後、100,000 Bq/L(国の基準値の2,500倍)の濃度の
ヨウ素-131が検出。やはり流出は止まっていないのだろうか。
*
4号機使用済みプールの分析結果が13日公表。
I-131 220,000 Bq/L、Sc-134 88,000 Bq/L、Sc-137 93,000 Bq/L、
東電は「燃料の一部は破損しているものの、大部分は健全だとみられる」という見方。
*
東日本大震災の震源域の東側で、M8級の巨大地震が発生する可能性が高いとして、
複数の研究機関が分析を進めている。 (4/14 読売)
*
環境省は東日本大震災の被災地で出たがれきなどからアスベストが飛散して健康に
影響を及ぼすおそれがないか、13日から福島県で調査を始めました。 (4/14 NHK)
*
福島大学放射線計測チームが県内372地点を測定し実測図を作成。4/9公表。
測定は3/25-3/31、福島市内の減衰曲線をもとに3/30の値となるように補正。
同チームによる福島市内の放射線量率
*
森まゆみブログ「震災日録 4月11日」より
東京駅の復元工事に当たり、石巻の熊谷産業がスレート瓦は終戦後の修復の際の
宮城県登米・雄勝産のものをていねいに外して使えるものを選んできれいにして60,000枚、
いましも東京へ運ぶばかりになっていたところ、被災、津波で流され、それでも45,000枚は
拾った。塩抜きをすれば使えるという。しかしこのまま行けば工事主体としては進捗上、
津波に流された瓦を使わずにスペイン産の瓦を発注する計画とか。被災した企業を応援し、
建築文化保存のためにも瓦募金をして、瓦一枚ずつに募金者のメッセージを書いてもらい、
東京駅を東北復興のためのシンボルにできないか、という提案をした。。これに対して大勢
から返信がきた。
宮城は天然スレート(玄昌石)の産地。今では高級品なのでなかなか使えないけど、
せっかくの東京駅。手抜きせずに昔通りのものを使ってもらいたいものだ。
*
JA全中「福島第一原子力発電所事故災害に関する抗議」 (3/14)
*
携帯の緊急地震速報アラームを覚えたインコ (Rocket News) すごく似ている。
*
朝日新聞 4/14朝刊 「名勝・松島 住宅建設か景観保全か」
地元は高台への移転を求めているが、高台の多くが文化財保護法で建造物の新築が不可。
私見では、「新しく景観を作り出す」つもりで、高台の建築を認めるようなルール作りも
できるのではないかと思うけど、ふつうなら何年も議論して合意に至るようなことを、
短期間に決めるのはすごく難しい問題だ。
*
浜本 茂 「本の雑誌」2011.5月号 p.1 より
「一冊の『週間少年ジャンプ』が、雑誌の最新号が届かない仙台市にある書店で、
百人以上の子どもたちに『立ち読み』されている」というニュースをネットで見た。
取次からの便がなく、新刊の入らない書店が男性客から譲られた一冊の「少年ジャンプ」
を店頭で立ち読みOKにしたところ、順番待ちにもなる人気となり、十キロも離れた
自宅から自転車で読みにくる子も現れたという。今号で鏡明氏が本は「目と太陽が
あれば楽しめる唯一のメディア」と書いているが、まさにそのとおりだろう。
電気がなくても楽しめる本のメリットが、いまこそ見直される時なのではないか。
一冊の本が被災地の人々の心をやすめる一助になりますように。私も本の力を信じたい。
*
鏡 明 「本の雑誌」2011.5月号 p.90 より
部屋のドアが開かない。
中の本が崩れているんだな。あのすごい地震の後だからね。それぐらいは覚悟していた。
*
一昨日、福島第一原発から30km以上離れた場所で、微量のストロンチウムが検出された、
というニュースがあった。これはそれほど恐れる量ではないのだが、もっと近い場所での
データがなぜないのか、かなり疑問に思う。
*
2011年4月13日(水) 地震発生から34日目
*
10:08 震度5弱(茨城県北部)、震源:福島県浜通り
*
仙台空港が国内線の運行再開。
*
12日の有感余震(震度1以上)は126回。3/20以降で最多。(4/13 共同)
*
4号機燃料プールの水温が90度に上昇。付近の放射線量 84mSv/h。(4/13 毎日)
水温っていうか熱湯。かなり心配。
(13日夜の発表では、プール水位は燃料棒の上端から約2m、13日の注水でさらに1m上昇)
(15日の発表では、84mSv/hは積算値で、数十mSv/hに訂正。)
*
「管 有能」でGoogle検索すると、何と、「もしかして: 管 無能」と返ってきます。
もう再現しないようだけど、おもしろすぎる。
*
「チェルノブイリ周辺農地、ナタネで土壌改良 放射性物質吸収」 (4/13 毎日)
放射性物質で汚染された土壌は年数がたつと浄化が難しくなることが分かった。
福島第1原発事故で土壌浄化を行うのであれば、早い段階で汚染された地表部分を
除去するなどの取り組みが必要
なぜ時間が経つと浄化が難しくなるのか?
「避難処置に関するメモ」(4/11 ケミストの日常)では、
粘土鉱物中の金属イオンが、放射性セシウムに置き換わると出にくくなる
と説明している。(但し、粘土に強く結合した場合は作物にも移行しにくくなる。)
飯館村などでは耕作を行わないようだが、では、休耕するよりも何かを植えて
それに吸収させた方がいいか?というとそう簡単でもないらしい。
・耕作のために耕すと、土の深いところにまで汚染が進むので、それよりは
表層をはぎ取った方がいいかも。
・カリウムが多かったら植物はセシウムを吸収しない。
・耕作する農民がセシウムのほこりを吸収するのでよくない。
など、いろんな事情を考慮しなければならないようだ。
(参考)「セシウム(Cs)の土壌でのふるまいと農作物への移行」(日本土壌肥料学会)
*
第一原発から東におよそ30キロの海面で採取した海水を分析した結果、
1リットル当たり88.5ベクレルの放射性のヨウ素131が検出 (4/13 NHK)
*
「「緊急事態対応判断基準等に関する調査」について」 (H19 原子力安全委員会) より
チェルノブイリ後、旧ソ連各国では、食品中の放射性セシウムの基準値が引き下げ
られていることがわかる。今回の日本の暫定基準(飲料水・牛乳・乳製品で200Bq/kg、
野菜・穀類・肉・卵・魚・その他で500Bq/kg)の半分くらいだ。事態の長期化を受けた措置
だろうが、日本でも事態の長期化は明らかなので、こちらの基準を参考にするべきだろう。
Codex、EU、FDAなどの基準は緊急対策で、長期にわたる事態を想定した基準ではない。
*
今朝は仕事についてのイヤ~な夢で目が覚めた。夢の内容まで覚えているのは私には
珍しい。昨夜は酒も飲んでいないのに、何でだろうか。そのあと、起床時間までうつらうつら
しながら思い出したのは、25年くらい昔に読んだフィリップ・ディックの「高い城の男」の
ことだ。この小説の中では、第2次世界大戦が枢軸国の勝利に終わり、アメリカ合衆国は
ドイツ第3帝国と日本に分割占領されている。一方そのアメリカでは、連合国側が勝利した
後の世界を描いた小説が流行しており…、というところから、何が真実で何が虚偽なのか、
何が正気で何が狂気なのか…、というテーマに向かってゆく、とまぁ、そんなSF作品だ。
もし原発事故さえ止められていたら…、というのは日本人の誰もが思うところだろうし、
カネをばらまいて安全神話を吹聴していた人のほうが狂気だったことも今では明らかだ。
*
ところで、管首相の精神状態は大丈夫なのだろうか。震災以来、発言も顔色も、まったく
生彩を欠いているように見える。 こんなときに、総理大臣を替えるべきではない、という
のはその通りだけど、心の病だとしたらやむを得ないのではないか。
*
日本気象学会理事長 「3月18日付けの理事長メッセージについて」 (4/12)
*
食品における放射性物質の暫定規制値の考え方 (4/9 日本放射線影響学会)
この説明はちゃんとしている。今まではいいかげんな説明が多すぎた。
原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関するQ&A (日本放射線影響学会)
内容はいいのだが、サイトが読みにくくて残念。
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海域における放射能濃度のシミュレーションについて (4/12 文部科学省)
上図は4/15だが、シミュレーション結果は 4/9, 4/11, 4/15, 5/1, 5/15 が示されている。
今日は、30km離れたところで基準値の2.2倍のI-131が検出、というニュースがあったが、
このシミュレーションでも、紫色(基準値超)の範囲が50km以上広がっている。
*
東日本大震災の津波で流された家屋、自動車などのがれきが海上に集まり、
長さ111キロに渡る巨大な島を形成し、米国西海岸に向かって漂流している。
これにより船舶が破損する可能性もあり、太平洋航路の混乱を招いている。
台湾「聯合報」が11日に伝えた。 (4/11 人民網日本語版、写真あり)
*
今日の東京は暖かかった。外で過ごすのが気持ちいい。
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2011年4月12日(火) 地震発生から33日目
*
7:26 震度5弱(長野県北部)、震源:長野県北部
8:08 震度5弱(千葉県北部)、震源:千葉県東方沖
14:07 震度6弱(福島県浜通り、茨城県北部) M6.3、震源地:福島県浜通り
*
福島第1原発事故を国際評価尺度のレベル7に引き上げることが決まった。
原子力安全委員会は11日、東京電力福島第1原子力発電所の事故で、これまでに
最大1時間あたり1万テラ(テラは1兆)ベクレル規模の放射性物質が出ていた可能性
があるとの試算結果を明らかにした。「この規模の放出が数時間あったとみられる。」(日経)
選挙が終わるまで黙っていたようにしか見えない。
表: 放出量の推定(4/12 原子力安全・保安院)
(参考)「放射性物質放出量の推計に関する、「ん?」」 (ケミストの日常)
*
19:30~ 2号機トレンチの汚染水を復水器に移す作業を開始。
*
東北新幹線は12日、那須塩原―福島の運転を再開した。 (共同)
*
文部科学省「福島原子力発電所の事故に伴う原子力損害の賠償について」
(必要となる手続き/よくある質問/原子力損害賠償制度について)
*
原子力保安院による、福島原発に関する記者会見で配布される報道資料を日別に閲覧できるページ
このサイトは日ごとに充実度を高めていてすごい。
原子力工学者からのメッセージ (nuclear20110311)
*
3/12-4/5までのSPEEDIによる外部被ばく積算線量試算値 http://bit.ly/grveKz
*
「宮城県震災復興基本方針(素案) 」 (4/11公表)
夜にでもゆっくり読むつもり。 (参考)青空さんのブログ
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「日本からの輸入食品の放射線検査の許容水準上限を引き下げ(EU)」 (4/11 JETRO)
EUの食物連鎖・動物衛生常設委員会(SCFCAH)は4月8日、日本からの輸入食品・飼料
の放射線検査の許容水準の上限を、日本にならって引き下げるいう欧州委員会の提案
に合意した。これにより、EUの検査基準はより厳しいものとなる。欧州委員会は11日に正
式に採択の予定で、12日には新規則がEU官報に掲載され、発効の見込み。EUは、日本
の基準にあわせ、現行基準を置き換えると説明している。
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第一原発の北西エリアでの、1年後(2012.3.11)までの推定積算線量の分布図 (朝日新聞)
浪江町の3か所で、11日に政府が「計画的避難区域」とする目安として示した
20 mSvをすでに上回っているとみられる。 (NHK) とっくに判っていたことなのに…。
*
水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード
今のところ高い値が出ているのはコウナゴだけだということがわかる。
水産庁HPの説明 によると、
イカナゴの稚魚は海面下のごく浅いところを泳いでいる魚です。大気中の放射性物質
が海に降り注ぐと、海面下での放射性物質の濃度が一時的に高くなることから、
この影響を受けたものと考えられます。 となっている。
原発から流出した汚染水(淡水)が海水より軽いため、表層を流れるせいもあるだろう。
*
たまに巡回する写真ブログに、いつものようにきれいな写真がアップされているのを見るとホッとする。
こんなのを見つけたので紹介: 「福島県の桜の銘木・桜の名所」 (YouTube 約5分)
12日からプロ野球開幕。いつもの日常が戻るのはいいことだ。
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2011年4月11日(月) 地震発生から32日目(1ヶ月目)
*
17:16 震度6弱(福島県いわき市、茨城県鉾田市) M7.1、震源地:福島県浜通り、東京は震度4
福島第一原発への送電線が停電。 原子炉の冷却が一時停止。
18時過ぎに外部電源が復旧し、冷却も再開。
東京電力ではこうした場合を想定して、代替策を用意はしていました。
1つは軽油で動く仮設のディーゼル発電機でポンプを動かす方法。
2つめは消防のポンプ車で水を入れる方法。
3つめは電源車を使って、ポンプを動かす方法。
この3つを用意していましたが、いずれも有効に機能せず、結局は外部電源が
復旧した午後6時ごろに注水が再開されて危機的な状況を回避できました。 (NHK)
*
20:42 震度5弱(福島県中通り)、東京は震度3
*
都知事選の世代別投票率棒グラフ http://twitpic.com/4j9i91
若者はなぜ投票しないのか。入れたい人がいないのはわかるけど、
若者の投票率が上がるなら、もっと違う人が出てくるはずだと思う。
*
福島県内1,600箇所の放射線量を可視化してみた (4/11 宇宙線実験の覚え書き)
(参考)Togetter「校庭などにおける大規模線量調査の地図上表示とその解説」
ようやく、飯館村に避難の要請が出たが、ここまで遅れたのは犯罪的だと思う。
「1ヶ月以内」を目安にした避難とのこと。
*
飯館村のシイタケから、13,000Bq/kgの放射性セシウム。暫定基準の26倍。
このシイタケからは、12,000Bq/kgのヨウ素-131も検出。暫定基準の6倍。
きのこ類はセシウムを集めることが知られている。チェルノブイリ後のヨーロッパ各地の
きのこの事例からも知られている。
*
「週間ダイヤモンド」 4/16(p.16)で、下水汚泥の焼却灰に濃縮された放射性物質がそのまま
残る可能性がある との懸念を伝えている。問題なのはこの灰のうち、埋め立て処分され
ているのが15%程度にすぎず、4割がセメントや建築資材などにリサイクルされていると
いう点だ。さらに深刻なのは、汚泥に多量のリンが含まれるため、灰の1割が農作物肥料
として流通していることだ。
(中略)下水の汚染物質を規制する下水道法と水質汚濁防止法が放射性物質を想定
していないからだ。
*
海へ流出した放射能総量は10ペタBq(1京Bq)のオーダーとなる。 (「AERA」 2011.4.8 p.10)
*
被災地ではみんなつましくて礼儀正しく、略奪なんかないと言われていますが、事実は
相当違う。現地に行けば、火事場ドロボーのような犯罪が起きていることがイヤでも耳に
入ってきます。ガラスを割って侵入し、カネ目のものをさらっていったり、車からガソリンを
抜く窃盗もあとを絶たない。
こういう現実が一般に知られていないのはメディアの責任です。彼らはやたらと美談
ばかり報じる。現場の記者たちの目には、おびただしい悲惨なものばかり入ってくるから、
美談に引きよせられるんだろうけど、今回の震災報道でメディアがどうしようもなく劣化した
とつくづく思う。テレビはテレビで、美辞麗句を並べたACの啓蒙CMをとめどもなく流す。
(佐野 眞一 「週刊現代」4/23 p.170)
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今回の原発事故を受け、その損害賠償額がどれくらいになるのか、経産省が内部で
試算をしました。結果は、どう考えても10兆円以上。( 「週刊現代」4/23 p.66)
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東京電力は11日、水素爆発を防ぐため窒素を注入している福島第一原子力発電所
1号機の格納容器で、圧力が1.95気圧から上昇しなくなり、放射性物質を含む蒸気や
窒素が外部に相当量漏れていると発表した。 (4/11 読売)
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首都圏の鉄道に関するツイートを見るサイト ちょっと便利です。
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「Google マップ」のストリートビューに、東日本大震災前の写真を残してほしい――こんな
要望がユーザーからGoogle日本法人に多数寄せられている。(中略)「画像を消去する
ことはない。今後どう見せていくかは検討中」 (4/11 IT media)
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2011年4月10日(日) 地震発生から31日目
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東電記者会見: 「2号機と3号の間と、2号機の山側の二箇所にホットスポットがある」
この飛散の原因について、いろんな憶測が出ている。
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ようやくリモコン操作の無人重機が稼働。
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午後から、ワインとおつまみを持って、妻と井の頭公園に行く。
駅からの人波で、ある程度予想はしたが…、公園内は仰天するくらいの人出だった。
会社の花見がないぶん、休日に、家族や友人と来ている、という事情もあるだろうし、
遠出を控えているぶん、近場の人出が多いだろう。気温も暖かくて絶好の日曜日だったし。
池をぐるっと回った後、自然文化園(動物園)に入って、お花見してきました。
動物園内は、小さな子連れなど多いですが、まぁのどかな雰囲気です。
動物園は当面16:00閉園ですが、16時過ぎてもそのまま見ていたら、飼育係の人たちが
あちこち餌をやるのが見られて面白かったです。16:25頃、警備の人に声をかけられて
退散しました。警備の人も、ややすまなそうに声を掛けていましたが、16:00で閉園する
メリットって何なのだろうか。意味のない自粛は禁止!と言いたい。
*
島本 理生「アンダスタンド・メイビー(上、下)」を読了。
DVにはじまって、あれやこれや、と重い心の傷が明かされてゆくのだが、前半部はオジサン
にはちょっと読み辛い。誰にでも薦められる小説ではないけれど、こういう物語に救われる
人もきっといると思う。フラッシュバックの描写がリアルで怖い。
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2011年4月9日(土) 地震発生から30日目
18:42 震度5弱(宮城県北部)
*
中井 久夫 さん(精神科医)の「災害がほんとうに襲ったとき」が無償公開されている。
読まれていない方にはぜひ、とお薦めします。
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震災後のデマ80件を分類整理して見えてきたパニック時の社会心理 (絵文録ことのは)
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水素爆発は、経済産業省原子力安全・保安院が想定していない事態だった (4/8 読売)
こういうのはふつう「設計ミス」と呼ぶのが正しい日本語。
*
「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」(H2.8.30 原子力安全委員会決定)
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si002.pdf
指針27.電源喪失に対する設計上の考慮
長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又は非常用交流電源設備の
修復が期待できるので考慮する必要はない。
はっきり書いてあるんだな…。
*
*
午後、東京都写真美術館で「ベッティナ・ランス写真展」。大きなプリントばかりですごい。
「知られざる日本写真開拓史 夜明けまえ」は写美の労作の展示。明治期の別子銅山
の不思議な景観が面白かった。
Photo: 恵比寿ガーデンプレイス
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twitterなどではよく、(今の)放射線よりも、たばこや酒のほうがはるかに有害、
などと語る人がいる。しかしそういう説明はちっとも人の心に響かない。それはなぜか。
岸田 一隆「科学コミュニケーション」(平凡社新書)ではこんなふうに説明している。
人間は、一度にたくさんの人命を奪う未知の大事故を過度に恐れる一方、長い時間をか
けてじわりじわりと命をむしばんでゆく身近なものをそれほど恐れません。たとえ、後者
の方が総合的に見てリスクが大きい、としてもです。そして、こういった人間の心理的な
傾向が、新しい科学技術への人々の不安を誘発する要因になることがあります。
これは大変に困ったことです。正しい社会的判断のために、そして人類が生き残るため
に、正しい確率的思考が不可欠だからです。ですが、こういった確率に対する人間の間違
った感性を、ただ一方的に批判するわけにはいきません。これにはそれなりの理由がある
からです。
まず第一に、確率や統計は私たちの人生にとって何の慰めにもならない、ということで
す。私の人生は私の人生であり、あなたの人生ではありません。人生は個別的なものです。
しかも、輪廻転生を考慮に入れなければ、人生は一回しかありません。
(中略)
文学が扱っているのは、まさにこの人生の個別性と一回性なのです。だから、人は文学
を必要とするのでしょう。逆に、確率と統計だけで書かれた文学作品を、少なくとも私は
知りません。
確率を苦手とするもう一つの理由は、先ほどから述べている、共感力の強さです。私た
ちは大事件や大事故や大災害の様子を報道などで目の当たりにします。すると、私たちは
それを自分の身の回りで起きたことのように共感してしまいます。本来、それは特殊な事
例であり、一生の間に自分の身の回りで起きる確率はほとんどないかもしれません。とこ
ろが、そんな出来事にも共感し、よくありそうなことに思えてしまうのです。
私たちには、確率的に起こりやすいことと起こりにくいことの区別が難しいのです。極
端に言うと、どれも「同程度に起こりうる」ように思ってしまいます。確率は同じなのだ
から、被害が大きいリスクの方を恐れることになります。こうした心の働きは実に非論理
的です。(…)
BSE対策の時は、今よりはまだ日本にも余裕があったから、非合理的な人の心に寄り添う
かたちで、政治も行政も動いてしまったけれど、今は官にも民にも余裕はないから、非合
理的な予算のムダ遣いは許されないだろう。しかしプラグマティックで合理的な状況説明
こそ、日本の行政が伝統的に不得手としてきたところだ。
*
総務省 「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する
電気通信事業者関係団体に対する要請」 (4/6)
口蹄疫の時も思ったことだが、行政やメディアが正しい情報を積極的に流そうとしないから、
デマがあふれるだけの話だ。でも口蹄疫の時は、デマのほうが案外正確だった言うことが、
後からわかったんだよな…。
*
朝日新聞4/9夕刊
1~3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の
1割に満たない。 (そりゃそうだ。1割も出たらたいへんだよ。)
http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics3/110409youso.html
http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics3/110409houshanou.html
*
2011年4月8日(金) 地震発生から29日目
昨夜の地震により、東北地方の広い範囲での停電が続いている。
*
1号機では、先月11日の地震当日の夜までに原子炉の水が核燃料が露出する直前
まで減り、安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことが、
NHKが入手した資料で分かりました。(中略)
NHKが入手した資料には、地震当日の先月11日に福島第一原発の1号機から3号機で
測定された原子炉の「水の高さ」や「圧力」などの値が示されていますが、東京電力などは、
これまで地震の翌日以降の値しか公表してきませんでした。資料によりますと、1号機では、
地震発生から7時間近くたった午後9時半に、原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の
高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に減っていたことが分かりました。
(4/8 NHK)
この理由をNHK山崎記者は 「圧力容器のどこかに漏れがあり、中の圧力が格納容器内
ににげたことが可能性として考えられます。」 として、1号機は耐震性も不足していた
可能性を指摘している。
*
「海へ放水 米、3日前に内諾」(3/8 東京新聞)
日本政府は放出発表後に各国に報告したが、放出を始めた四日の三日前に米国とだけ
協議していたことで反発が強まる可能性もある。
*
1号機格納容器(D/W)内の放射線量が急上昇。(クリックで拡大)
(出典)
原因は調査中とのことだが、測定装置の故障の可能性が高いもよう。
(再臨界が起きたのでは、と推測する人もいるようだが、今のところ証拠不十分。)
*
東通原発1号機は、外部電源回復後の8日午後、燃料漏れで非常用発電機が3台とも
使えない状態になっている。 原発の信頼性を大きく損なう事態だ。(共同通信)
(追記:2台が点検中で、残りの1台はオイルシールの取り付け方が間違っていて、
燃料が漏れた。)
女川原発も、非常用発電機2台のうち1台が使えない状態。
*
政府は8日、水田の土壌で、放射性セシウムの検出値が1kg当たり5000ベクレルを
超えると、コメの作付けを制限すると発表した。(中略)福島県が6日に公表した土壌
調査結果によると、水田で5000ベクレルを超えるのは、同県飯舘村で15,031ベクレル。
(読売新聞)
*
海水のサンプリング調査結果(4/8) あまり値が下がっていない。
やはりまだどここから流出しているのではないだろうか?
*
Togetter 勝川 俊雄 さんの魚による放射性物質の生物濃縮に関するツイート 4/8
*
2011年4月7日(木) 地震発生から28日目
茨城の魚に市場で値段がつかず、全面休漁になったというニュースが昨日あったが、
7日の朝日新聞朝刊によると、千葉の魚も極端に取引価格が下がったとのこと。
汚染の実態がつかめない現時点ではいたしかたないが、被害補償はどこまで実行される
のだろうか。
*
「(自分の)「被ばく量、言えない」東電社員 原発敷地に1ヶ月」 (共同通信)
*
「「ネイチャー」の福島原発事故Q&Aの日本語訳」 (ブログ Starting Small)
*
7日 1:20am~ 1号機格納容器に窒素ガスの注入を開始。
これに伴い、放射性物質を含むガスが出てくる危険もあるためしばらくは要注意。
*
福島県が県内の70か所の農地で採取した土を分析したところ、最も多い場合で
通常の土壌に含まれる濃度の150倍の放射性セシウムが検出されました。 (4/7 NHK)
*
7日の朝日新聞朝刊で、石橋英昭(災害・事件社説担当)の言。
「3.11は時代の分水嶺になる」「文明を選択する岐路だ」等々。(論説委員室には)
にわか歴史家が増え、まるで「日本リセット論」の合唱に聞こえる。
(中略) 被災当事者を脇に置き白地図に書き込むような、性急で強引なリセットじゃ
いけない。僕はそう主張し続けたい。
文明論を言いたくなる気持ちもわかるけど、まずは事実の正確な報道すらあやしい。
けさの朝日1面トップの見出しは「高濃度汚水 流出止まる」だけど、止まった水は
どこに消えていると言うのだろうか?
*
Togetter 「上原春雄元佐賀大学学長共同インタビュー」 (4/6)
1日600トンの水を注水したら、その水があふれ出てきて、海に流れ出るのは当たり前。
幼稚園でもわかる。
*
産総研の岸本充生さんが、暫定基準値の計算根拠について解説している。
「基準値の根拠を追う: 放射性ヨウ素の暫定規制値のケース」 (4/6)
前のエントリーのコメントに私もちょっと書いたのだが、要するに、
今の暫定基準値は、今後、大きな放出が起こらないことを前提にした基準値なのだ。
この前提が正しいかどうかは誰にもわからないから、政府はこのような計算根拠を
公表することができずにいるのだろう。
*
夜、知人と目黒川でお花見。 花見をやってる人はちらほらいるけど、例年の1/5くらい?
こんなこと自粛してどうする! 経済がホントに回らなくなるのではとすごく心配。
*
23:32 震度6強(宮城県) 震源は宮城県沖、M7.1 (東京は震度3)
東北4県の全域で停電。 女川原発は4系統の外部電源のうち1系統は生き残った。
六ヶ所再処理工場と東通原発は外部電源喪失、非常用ディーゼル発電機が作動。
*
2011年4月6日(水) 地震発生から27日目
桜前線@ STARBUCKS COFFEE 目黒駅
*
5:30am 高濃度汚染水の流出止まる。 もっとも、目に見えるところから止まっただけで、
地下に浸透して汚染が続いている可能性も高いと思う。
漏水を止めるのはそんなに簡単な作業ではない。
*
東電への全漁連の抗議文。 http://twitpic.com/4hfsu7
*
「フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は6日までに、福島第1原発から流出
する高濃度の放射性物質を含む水などが海洋に与える影響予測を発表した。」
(共同通信 4/6)
昔核実験をやってたフランスに文句を言われたくない、という人もいるようだが、
たぶん南太平洋の島の犠牲の上で得られた貴重な知見に基づいているのでは?
IRSN の公表(一番下の赤文字をクリックするとpdfが開く)
(追記) 4/8に英語版も出ている。
これを見ると、仙台湾側、牡鹿半島までが強く影響をうけるようだ。
左図(Fig.14) 水の移動による海への拡散シミュレーション、4月4日。
右図(Fig.15) 大気中からの再降下による海への拡散シミュレーション、4月4日。
(3/14から4/5までを SIROCCO (CNRS と Toulouse大学)により計算)
*
*
「くだらないテレビは、こまめに消そう」 というのをACで流したら良い。 その通り。
(天野 祐吉 さん、4/6朝日新聞朝刊)
*
目黒のプレッセ(注:スーパー)で、茨城農家応援フェアをやっている。
うちでは茨城産野菜をふつうに食べてるけど、小さい子どもがいたら心配なのもわかる。
それ以前に、ほとんどの人は、何が正しい情報なのか、まったくつかめていないだろう。
前のエントリーで、FDAの基準を訳してみたけど、さほどアクセスがあるわけでもない。
検索するとわかるが、ネット上にはすでにでたらめな情報が広く撒かれてしまったようだ。
*
「政府は、経済産業省の外局である原子力安全・保安院を同省から切り離し、
内閣府の原子力安全委員会と統合させて新たな規制機関を設置する方向」 (毎日新聞)
これは当然だけど、官僚・政治家・電力会社・マスコミに原発事業から多額の利益が流れ、
一方で子孫にツケを回してしまったしくみを壊さないことには、まったく誰もうかばれない。
A級戦犯の老人たちには即刻退任してもらっても、誰も困らないと思うのだが。
*
気象庁による拡散予測 日本語じゃないんだ…。楽天みたい?
*
3号機の燃料は推定25%損傷と発表。(1号機は70%、2号機は30%損傷) (共同通信)
格納容器内の放射線量(3/6朝)は、1号機 31.1Sv、2号機 31.3Sv、3号機 19.8Sv。
入ったら助からない。 建屋内はどのくらいなのだろうか?
*
2011年4月5日(火) 地震発生から26日目
*
2号機取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」や管路の下にある砕石層から
放射能汚染水が海に流出しているとして、水ガラスを注入して固める準備に入った。
*
NHK「かぶん」ブログ (4/5) 【藤原記者・"放射線量"の徹底解説/野菜の出荷制限で新方針】
*
WIRED NEWS (4/5) 「セシウムの「環境的半減期は180~320年」」 嫌なニュースですね。
*
2011年4月4日(月) 地震発生から25日目
*
高レベル汚染水の流出は止まらない。
19:00 貯留施設に溜められていた中レベル汚染水(1万t)を、海に放流する作業を開始。
*
地震直後の政府・東電の混乱ぶりを伝える記事がようやく出た。
毎日新聞 (4/4) 「検証・大震災:初動遅れ、連鎖 情報共有、失敗」
*
The Washington Post "Japan's nuclear emergency"
海外メディアのグラフィックスはわかりやすい。日本のメディアにもっとがんばってほしいところ。
*
読売新聞 (4/4) 「日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測」
気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、
政府が公開していないことが4日、明らかになった。
気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。
で、ドイツやノルウェーの気象機関が、気象庁のデータを元に、代わりに予想を公表している…。
*
福島第1原発の高解像度写真 : 4/3に、ピットから汚染水が流れ出る写真などが追加。
*
放射線測定値・グラフ
全国の放射線モニタリングデータ (文部科学省)
全国の放射能濃度一覧 (文科省データをグラフ化)
早野 龍五 さんのグラフ (Plixi)
つくばセンター放射線測定結果 (産総研: 核種の測定結果あり)
環境放射能測定値 (福島県)
RADIATIONDOSE (放射線可視化マップ)
関東周辺の放射線率分布 (等高線地図 kom's log)
茨城県東部 放射線モニターデータ解析 (理研 板橋 健太 さん)
放射線モニターまとめ(リンク集) (KEK 一宮 亮 さん)
放射線量変化モデルの考察 第2報 (3/30 北脇 知己 さん)
*
原発事故関連
直近の政府発表 (首相官邸)
早野龍五さん(東大教授/物理学)のツイート (お薦め)
福島原発事故についての緊急提言(3/30)
UCSB B.Monreal氏講演スライド「福島原発の放射能を理解する」 (お薦め)
MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説 (お薦め)
福島原発の燃料棒はいつまで発熱を続ける? http://plixi.com/p/84187425
日本原子力学会 (3/16) 「東京電力福島第1/第2の事故の概要と経緯」
report-fujibayashi (藤林徹/元東芝原子炉設計部長)
BBT757ch(3/13) 「大前研一さんによる解説」 (お薦め: YouTube 1h13m)
BBT757ch(3/19) 「大前研一さんによる解説2」 (お薦め: YouTube 1h15m)
国際MOX燃料評価プロジェクト (英文)(pdfのp.158/ページ番号p.138:危険性評価)
Digital Globe の衛星写真 (要サインアップ/無料)
「福島の原子力」 (記録映画 1985年 27分)
福島第一原発、原子炉建屋 の中の解説 (You Tube 7分25秒)
Radioactivity survey data in Japan (環境放射能1次データ)
主な放射性元素の物性 (原子力資料情報室)
高精細かつ詳細な沸騰水型軽水炉配管図。出典は「流体工学」誌1973年10月号。http://ow.ly/i/9sVU/original
「放射能漏れに対する個人対策 」改版 (山内正敏 さん(スウェーデン国立スペース物理研究所)(お薦め)
ノーチラス研究所レポート「東日本大震災と津波による原子炉損傷の短中期的影響」要約
無人飛行機による写真(3/20. 3/24 oregonlive) (お薦め)
INES (The International Nuclear and Radiological Event Scale) User's Manual 2008 Edition (IAEA) (英文 pdf 218p)
*
福島第1原発からの核物質拡散シミュレーション
「放射性物質の飛散シミュレーション」 (ノルウェー気象研究所)
ドイツ気象庁
http://www.dwd.de/bvbw/appmanager/bvbw/dwdwwwDesktop?_nfpb=true&_pageLabel=dwdwww_start&_nfls=false
Weather Online (イギリス気象局)
放射能雲大気中拡散シミュレーション IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)
オーストリア気象庁 http://www.zamg.ac.at/aktuell/
独シュピーゲル誌 http://www.spiegel.de/wissenschaft/natur/bild-750835-191816.html
*
被災地の航空写真・衛星写真・解析地図
国土地理院 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震にに関する情報提供」
アジア航空測量 「平成23(2011年)年東北地方太平洋沖地震」 (ちょっと重いです)
パスコ 「平成23年(2011)年東北地方太平洋沖地震に関する情報」
ABC News 「Japan Earthquake : Before and After」
仏SPOT-5衛星の画像を元に、ストラスブール大学付属のSERTITが処理した画像。
「陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果
*
大津波の予測
陸奥国府を襲った貞観(じょうがん)年津波 (箕浦 幸治 さん)
地震調査研究推進本部
「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価の一部改訂について」(H21.3.9)
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09mar_sanriku/index.htm
地層が訴えていた巨大津波の切迫性(産総研、宍倉 正展 さん)
http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/180.html
平安の人々が見た巨大津波を再現する -西暦869年貞観津波-
http://unit.aist.go.jp/actfault-eq/katsudo/aferc_news/no.16.pdf
平成21年8月7日(金)開催,原子力安全委員会 地震・地震動評価委員会及び
施設健全性評価委員会 第14回 http://bit.ly/fZEIgX
地震に係る確率論的安全評価手法の改良=BWRの事故シーケンスの試解析=
(H22年12月、原子力安全基盤機構)
プラント内の安全上重要な機器の冷却を担っている海水冷却ポンプは、海岸の近くに
位置しその設置レベルが相対的に低いため、津波による海水冷却ポンプの機能喪失が
炉心損傷頻度算出に重要なパスになることが分かった。 (p.118)
土木学会長・地盤工学会長・日本都市計画学会長 共同緊急声明 (3/23)
「われわれが想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない。」
「TSUNAMI」失敗は伝わらない (YouTube 4分)
福島第一原発・津波を再評価中だった (但し対策後でも今回は難しかったかも)
発電用原子力設備に関する技術基準を定める省令の解釈についての一部改正について
*
地震・原発関連あれこれ
余震発生のようす 「Japan Quake Map」 ニュージーランドのカンタベリー大学の Paul Nicholls氏作成。
同上、日本語版 「日本の地震の地図」
内陸側は短周期卓越、建築被害は限定的か (筑波大学・境有紀教授)
水木しげるさんの絵 (3/20 The New York Times 日曜日版)
栄村大震災 http://ja.uncyclopedia.info/wiki/栄村大震災
想定を超える事態への対応について(森本 紀行)
http://www.fromhc.com/column/2011/03/post-122.html
http://www.fromhc.com/column/2011/03/post-123.html
FRANCE MEDIA NEWS http://www.francemedianews.com/
「原発震災」について (石橋克彦 私の考え)
*
コンタンです。 原発の近くでは、人知れず花が咲くのでしょうね。(この写真は転載禁止です。)
このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。
Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free
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コンタンさん、
中井 久夫 さん(精神科医)の「災害がほんとうに襲ったとき」の紹介ありがとうございました。
どこかのトンチンカンさんが現場視察に出る前に読んでいて欲しかった文章ですね。
1995年の震災当時はネット時代の始まりくらいだったか、携帯電話とe-mailはまだ普及しておらず、
大学はファックス連絡の時代だったかと思います。
気仙沼市本吉町の知人から電話で聞いた話ですが、被災した皆さんが行政とは別に自分達の仮設住宅を建設する
活動を始めているそうです。地域社会の崩壊を食い止めるためと言っていました。
国の税金投下による仮設住宅建設事業では、地域住民や地元業者が締め出されていて、
失業対策:雇用にもつながらないそうです。当座の救援が一段落したら、次は復興支援として全国から手を差し伸べる
場合は被災者の自助努力を最大限に助ける方向で進めるべきでしょう。
投稿: beachmollusc | 2011年4月10日 (日) 08時40分
青空です。
原発の放射能に対する知見もまさに有象無象に満ち溢れていいますが、
従来からコンタンさんの情報のピックアップは幅広く、有用なものが多く助かります。なんせ家の子供は
6歳から1歳なので。情報が多ければ自分の判断軸も構築しやすいです。
結局は現在の生活とリスクとのせめぎ合いです。過度にリスクをおびえては生きてはいけない。
昔、光化学スモック発祥の地に住んでいましたが、私は特段問題なく生きています。
しかし近隣では、かなりヒステリックになっている家も多いようで、子供たちにかえって不安を伝え、
情緒不安定になる子供たちを見ます。
幼少期の過度なストレスは自閉症など深刻な精神の病を誘発することもあり、こちらのほうがはるかに深刻
な問題になると思うのですが。・・・難しい問題です。
千鳥が淵、目黒川界隈(池尻大橋の周辺でしょうか)は桜満開ですね!
私は実は池尻大橋周辺の高校出身です。当然花見はよくやりました。もちろん20歳未満お断りのなんとやらも混ぜ込みつつ・・・。
千鳥が淵もよく見に行きました。
九段下から武道館を横切りつつ北の丸公園を抜け、竹橋の近代美術館を見た後に千鳥が淵。
夜桜が多かったですが、素晴らしい景観。なつかしく思います。しかしコンタン様(猫)はボート平気なんですね。
花見を自粛するという被災地への弔意を示そうという心は嬉しい半面、重被災地では反って「自分たちのせいで」
という自責の念に悩まされる人や話を聞きます。
ただでさえ電力不足で経済活動が深手を負っている中で、第三次産業まで萎縮しては、
ダメージが大きすぎます。
ガンガン花見や宴会、消費を謳歌してもらえないものかと。
できれば酒は東北の酒を織り交ぜて!
投稿: 青空 | 2011年4月10日 (日) 13時22分
beachmollusc さま。
先週届いた「みすず」4月号 に、中井 久夫 さんが今回の地震について13pほどの文章を書いています。
お近くの図書館にでもあれば、こちらも一読されると良いと思います。
>国の税金投下による仮設住宅建設事業では、地域住民や地元業者が締め出されていて、
>失業対策:雇用にもつながらないそうです
国の仮設住宅でも現場の組み立て作業などの雇用はあるはずですが、その方は、仮設住宅の「製造」
まで地元でできないか?ということを仰っているのでしょうね。
大量の住宅を短納期で用意できるのは、大手のプレファブメーカーでなければ無理でしょうから、
仮設住宅の大部分が大手メーカーのものになるのは止むを得ないと思いますが、たしかに、
地元に供給能力のある限り、地域で作るほうが望ましいですね。
問題は、地域ごとの状況をこまかく把握して、政策にまで結びつける行政のソフトパワーが、
今は足りないのでしょう。
*
青空 さま。
>近隣では、かなりヒステリックになっている家も多い
東京に住む私の知人でも、ナーバスになっている人もそれなりに多いです。
(だから、買いだめが起きたりする。)
不安を口にする人に、理詰めで話をしたり、無知をあざ笑うような態度を取るのは最低なようです。
(そもそも、正しい知識を持っている人たちが主導した原発がこのありさまです…。)
不安な人には、そのまま寄り添ってそばにいる、というのが正解のようです。
きのうは、吉祥寺や渋谷など、結構な人出でした。洋服が売れたかどうかはわかりませんが、
飲食店などは賑わっている様子でした。だいぶ人が戻って来たように感じます。
一方、経済誌など見ていると、だいぶ厳しい予想が多くなっていますね。
この状況が不安でないほうがよっぽどどうかしていると思います。
投稿: コンタン | 2011年4月11日 (月) 16時23分
中井 久夫 「東日本巨大地震のテレビをみつつ」 (「みすず」2011.4月号) より
私の観察では震災後一日は水分だけで行ける。三日まではカップラーメンでも何とかやれる。以後は、おいしいものを食べ
ないと、仕事は続くのだが惰性的になり、二週間後あたりからカゼが流行って、一人がかかると数人以上に広がり、点滴瓶を
並べて横たわっていた。この前に仕事を交代できる救助隊が到着している必要がある。
これは第一次世界大戦でわかったことであるが、前線の古参下士官つまり戦争のプロが、四、五〇日たつと、突然、武器を
投げ捨てて、わざと弾に当たろうとするような行動に出るという。これを戦闘消耗と呼んだ。第二次大戦のドイツ軍が鉄道の
動くかぎり、三週間で家庭に戻し、独身者は「ドイツ少女連盟」の性的奉仕を受けさせたのも、そのためであろう。ヴェト
ナムの米軍も同じく三週間でサイゴンの酒池肉林にひたらせていた。私は、神戸の時、このことを念頭において四〇日以内で
するべきことをすべてなしおえるようにデザインし、私自身二月下旬には二四時間こんこんと眠る日ももらった。
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一ヶ月が経過したが、現場の士気はだいじょうぶだろうか。
投稿: コンタン | 2011年4月12日 (火) 21時24分
昭和55(1979)年4月に、私も、池尻(三軒茶屋)にいました。
ウィルス性急性肝炎(恐らく、圧縮空気式の予防接種のせいではないかと)で、陸上自衛隊中央病院に入院してました。
懐かしい。
庭に桜が咲いてましたが、きれいだったという記憶はありません。
というか、そんな気になれなかったような気がします。
その一ヵ月後、私は、文民に戻りました。
お題と無関係なコメントで申し訳ありません。
投稿: Cowboy@ebino | 2011年4月14日 (木) 16時43分
Cowboy さま。
陸上自衛隊中央病院は2年前に建てかえられたようで、昔とだいぶちがうかもしれません。
東京は、わりと至る所に桜があるので、少しでよければ、どこでも花見ができる感じですね。
今回は、自衛隊も長期にわたる、たいへんな活動になっています。
一向に水の引かないところも多く、民間の活動に移行できないようですね。
投稿: コンタン | 2011年4月14日 (木) 17時30分
Makiko Iizuka(飯塚真紀子)さんのツイート https://twitter.com/#!/makiko_iizuka
(4/29) 先日、取材したドイツ放射線リスク部のユング部長によると
「日本から来た訪問者三百人の被曝量を検査した。福島の南150キロ
(東京の方向)から来たカップルが、検査した中では、1ミリシーベルトと
最も被曝していた。人が1年で自然に受ける線量を彼らは数日で受けていた」。
南150キロ、要調査!
(4/29) 「日本政府はラフなデータではなく、各地の詳細なモニタリングデータを
出すべきです。市民がヨウ素やセシウムなどの核種をどれだけ被曝しているか
知る必要がある。それは土壌がどれだけ汚染されているかでもわかるので、
そういうデータも見たい」by ドイツ放射線リスク部・ユング部長
(4/29) 正確にいうなら、検査した300人中100人がポジティブだった。
1~2マイクロシーベルトの低い被曝量だったということ。福島の南150キロから
来たカップルが、検査した中では最も高い1ミリシーベルトという数値だったということです。
どんな機械で、どう測定したのかはわかりません
(4/29) ユング博士からお返事が来ました。測定法はホールボディカウンター。
測定人数は248人(日本から来た旅行者及びドイツへの帰国者)。
福島の南150キロを訪ねたカップルのうち、男性からは0.7ミリシーベルト、
女性からは0.4ミリシーベルトの放射線核種の線量が測定された。
(4/29) ユング博士より追加情報。カップルは水戸付近を訪ねたそうです。
最も高い測定数値は以下の通りです。
I-131 1000 Bq, Te-132: 400 Bq Cs-134: 450 Bq and Cs-137 420 Bq
(4/29) ユング博士から送られて来たグラフです。
縦軸がホールボディーカウンターでの検査人数、横軸が検査日です。
赤部分は少なくとも1つの核種が検出限界以上を示した人数、
緑部分はすべての核種が検出限界以下だった人数。 http://twitpic.com/4qzmek
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日本は一般の人の調査にまで手が回らない状況なのかな。
投稿: コンタン | 2011年4月30日 (土) 13時01分
青空です。
放射線物質、特に内部被爆のリスクについては政府の学者さんの辞任を契機に膨れ上がっていますね。
長崎のアドバイザーも謝罪したと。
混迷の度合いが高まっていると感じます。内部被ばくは先進各国家の核兵器政策、原子力電力政策の政治的な意向もあり
客観的に信用に足るデータは少なく、仙台在住のリスクがどの程度なのか、もはやわからなくなりました。
リスクがないとは思っていませんが、学者がいうほどのリスクは考えていませんが楽観し過ぎでしょうか。
原爆投下後、数十万人の生き残った広島、長崎の市民の多くは、黒い雨に打たれ、
現地の高汚染されていた野菜や食糧を食べ内部被爆したわけですが、全て50才を待たず亡くなったわけではないですので。
現状の状況が100万人に50名死亡率が上昇したというのであれば、
そのリスクは私にとっては失職し、路頭に迷うリスクより子供達の人生のリスクに対して低く見てしまいます。
しかし、福島県の特に郡山市、福島市のリスクは残念ですが、風評というレベルではないとも感じます。
反面あの両市を失えば、東北経済は破綻の危機、日本経済は維持困難な危機となるでしょう。
あれほどの物流拠点とエレクトロニクス・薬品の生産集約拠点を失った場合日本経済はかなりの企業が2年はその活動を著しく制限されるでしょう。
大手メーカー工場だけではく、一般の人は聞いたこともない中小企業部品メーカーが実質的に各大手メーカーの生産を支えているわけですから、
その住民、特に女性や子供が避難すれば、普通に考え、労働者本人も職を辞め家族ごと移住を選ぶでしょう。
老人と使命感高い労働者(残留者)だけで賄えるほどあの2都市の機能も規模も小さくありません。
人口の2割が異動すれば都市は機能を失うと言われています。
日本は、政府、企業、市民も含めその危機にあるという自覚をもつべきかもしれません。
投稿: 青空 | 2011年5月 8日 (日) 01時39分
青空 さま。
仙台はいまのところ、平均的には問題ないレベル。東京も同様。
とはいえ、局所的には、未知のホットスポットがある可能性は否定できません。
秩父の牧草から基準値超えのセシウムが見つかりましたから、200km離れていても、
まったく安心ということではないようです。
「年20mSvの放射線の影響」は、あるという証拠も、ないという証拠もありません。
ですので、人体実験としか言いようがない。
20年後、別にたいしたことなかった、となればメデタシメデタシですが、その逆かもしれない。
実際、福島に住む人がどう思っているか?
http://myeyeball.exblog.jp/15424638/
「現状認識はすでにみなさんの心の中で終わっているのだと思います。」
というのに考えさせられました。
「気にすることに決めた」人たちと「気にしないことに決めた」人からなる集団がいて、
意見がまとまらないまま、ずるずると現状維持が続くとしたら、さらにコミュニティ分裂の
問題もはらんでいるようです。
投稿: コンタン | 2011年5月 9日 (月) 14時09分