« 放射性ストロンチウムについてのリンク集 | トップページ | 気になることメモ 6/1~6/18 »

2011年5月 9日 (月)

気になること日録 5/9~5/31

2011年5月31日(火) 地震発生から82日目

 私がアーシュラ・K・ル=ヴィンの『オメラスから歩み去る人々』を読んだのは、中学の

頃だけど、最近、サンデル先生の本で紹介されていてちょっと読まれているようだ。

原発事故の本当の被害額が、20兆円なのか、30兆円なのか、計算の仕方によって

も違って来るだろうけど、東電でまかなえないのは明らかで、結局、超過分は国民が

負担するしかない(電気料金を上げるのは、税金と同様)。後は、その負担を、どの

ように割り振るかという配分の問題でしかない。(責任問題は別に問う必要がある。)

 しかし、結局その負担は福島と周辺の被害者に重く、また後世の世代に重く

なるように配分されようとしているようだ。われわれは結局オメラスに住んでいる。

その出口はどこにあるか?

福島原子力発電所事故から66日後の北西放射能降下区域住民の予測外部被曝線量評価

(5/27 仏IRSN お薦め

汚染地域に生涯住み続ける住民が受けると予測される被曝線量は、200mSvを超える極めて

高い値に達しており、もはや原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が

線量としている範囲ではなくなっている。被害を受ける住民の数も7万人前後と多い可能性

があり、うち9,500人が0~14歳の年少者である(2005年現在の日本人口の13.7%)。

これらの被曝線量には、放射能の雲がこの地域を通過した際の被曝線量も、食品の摂取にと

もなってすでに受け、また今後受ける被曝線量も含まれていない。総実効被曝線量(外部被

曝+内部被曝)は、蓄積物の状態(乾燥か湿潤か)や食習慣、食品の産地によって大幅に増

える可能性がある。

今後予想される外部被曝線量--最も汚染された地域(セシウム137+134が3,000万 Bq/

m2)では生涯線量(70年)が4Sv--は、避難による住民保護対策が必要になるレベルで
ある。

ふくいちライブカメラ が今日から配信開始。(画像の下に撮影場所の地図)

渡良瀬川(栃木県佐野市)のアユから、200 Bq/kgの放射性セシウム(5/29採取)。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード 

より大きな地図で 淡水水産物中のセシウムの放射能濃度 を表示

「お茶出荷制限、茶葉段階の規制軸に」 (5/31日経

記事はわかりにくい書き方だが、「厚労省案を軸に調整」ということだから、荒茶での

規制を行うことになりそうだ。消費者にとってはもちろんこれが望ましい。

基準値はいくつに決めるのだろうか?

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード 

より大きな地図で 生茶葉中のセシウムの放射能濃度 を表示

110531_moribito

上橋菜穂子「天と地の守り人」(第一部~第三部)を読了。(新潮文庫/新刊)

これで完結、ということで読み終えるのがもったいないのだが、一気に読まされてしまう。

解説の代わりに、萩原規子、佐藤多佳子との鼎談が付けられている。当初、この鼎談を

予定していたのが3/12だったそうだが、この物語のクライマックスは、戦争と大水害

だから、直後ではやりにくかったのだろう。

私が書きたいのは、森羅万象すべてが、ただ「在る」だけの世界なのです。

草や虫、石、水や光、ありとあらゆるものが、同じように、ただ在るだけの地平に、

あるとき一瞬だけ生じる私たち。 (「文庫版あとがき」より)

存在すべてをただ肯定したいという欲求は、成長と革新を追い続けざるを得ない近代

人が抑えつけて来た、人間のナイーフな部分なのだろう。しかし、国土を汚してしまった

311後の私たちにとって、大切な拠り所であるのも間違いない。

2011年5月30日(月) 地震発生から81日目

「土壌汚染問題とその対応」 (5/24 河田 東海夫/第16回原子力委員会資料)(お薦め)

■ チェルノブイリ事故に比べ,面積的には一桁狭いが,濃度的には同事故

  に匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている。

■ 原子炉の安定化と後始末は必ず成し遂げなければならない大事な仕

  事であるが、それ以上に大事なのは、「社会的修復」であり、日本の原

  子力の復権は、福島地方の土壌・環境汚染問題を住民との間で民主

  的な方法によって解決できるかどうかにかかっている。

■ 避難者を地元に帰し,生活を取り戻させるためには,大規模な土壌修

  復計画が不可欠であり,それらと連動した避難解除計画,長期モニタ

  リング,住民ケアを含む包括的な環境修復事業(ふるさと再生事業)に

  国は強い決意で臨む必要があり,そのためにしっかりした体制を構築

  することが望まれる。

110530_tamarimizu

溜まり水マップ (TEPCO 5/30 公開)、 タービン建屋水位

「食品と放射能Q&A」 (5/30 消費者庁)

突っ込みどころはいっぱいあるけど、いちいち書く気にもなれない。

 環境保護活動を行う福島市の市民団体「高山の原生林を守る会」は29日、福島第1

原発事故後に福島県内の山中の雪から放射性セシウムが検出されたとする調査結果

を発表した。

 同会によると、4~5月に福島市と猪苗代町にまたがる箕輪山などで採取した雪

東大に依頼して分析。箕輪山の標高約1300メートルで雪1キログラム当たり約3千

ベクレル、標高約1100メートルで約1760ベクレルのセシウムが検出された。

 同会は、国が山の水や土壌の調査を行う必要があると指摘。「登山者は川の水や

山菜を採取しないで」と呼び掛けた。 5/29 東京新聞=共同通信

雪解けと共に、河川・湖沼のセシウム汚染が進む可能性が高い。

 群馬県19日、千代田町を流れる利根川で採取した天然アユから、1キロ当たり

150ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国が定める魚類の暫定

規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回っているとして「アユ釣りの解禁に影響は

なく、食べても問題はない」としている。アユを採取したのは16日。

 アユ釣りの解禁を前に検査し、天然魚から初めて放射性物質が検出されたが、

「規制値を下回ったので、今後は定期的な検査は行わない」(蚕糸園芸課)という。

 神流町を流れる神流川で15日に採取した放流アユからは放射性物質が検出され

なかった。5/20 毎日新聞

上の記事と合わせて読むと心配。 そもそも150Bq/kgは決して小さい値ではないのに…。

福島県内の原木シイタケ、タケノコから相変わらず高いセシウムが検出。(5/29公表

110529_usagi

ネットで大論争…白い「耳なしウサギ」は本当にいた (5/29 産経新聞/ウェブ魚拓)

ゴールドマンサックス刑事訴追か? (5/28 アメリカ経済ニュースblog)

2011年5月29日() 地震発生から80日目

関西電力が、400年前の若狭湾の津波の記録をなかったことにしていた件について、

ブログ「き坊の近況」(5/29) が、元史料とその検索方法を書いている。

(記事については、ブログ「院長の独り言」(5/27)が詳しい。)

2011年5月28日(土) 地震発生から79日目

110528_typhoon2

台風2号接近中

福島県 伊達市のウメ(生梅)で、暫定基準を超える580 Bq/kgの放射性セシウム。26日採取。

ちなみにこれまでウメは、5/17小田原市(8.9 Bq/kg)、5/17南足柄市(13.7 Bq/kg)、

5/17湯河原町(24 Bq/kg)、5/18川崎市(29.5 Bq/kg)といずれも低い値。

(5/30追記)福島県の他の市町のウメでも、福島市(164 Bq/kg)、桑折町(270 Bq/kg)、

国見町(340 Bq/kg)と、いずれも高めの値が出ている(いずれも5/26採取)。

オウトウでは、福島市(96 Bq/kg)、伊達市(66 Bq/kg) (いずれも5/26採取)。

広野町の計画的避難区域から出荷された牛肉は、225 Bq/kg、172 Bq/kg(5/27採取の2検体)。

5/27、文科省が、「海域モニタリング(海底土)結果」を公表。

110527_sea (クリックで拡大)

こちらのブログ(3.11東日本大震災後の日本)の解説がわかりやすいかも。

これによると、南側よりも、仙台湾側に多くの放射性物質が堆積していることになる。

これまで、仙台湾の水産物調査は全く行われていないが、早急な調査が必要だろう。

(仙台湾の沿岸部が壊滅したのをいいことに、わざと調査をしなかったのでは、と

 勘ぐりたくもなる。)

5/27、茨城県は、9市町での生茶葉の放射能濃度の再検査結果を公表。(5/26採取)

城里町(730 Bq/kg)、茨城町(810 Bq/kg)で暫定基準を超えたが、どこも前回よりは

低めになっている。これは何を意味しているのだろうか? 同じ畑を検査したのだとしたら、

葉の成長によって濃度が下がったことになるのだが、違う畑を検査したのだとしたら、

場所による汚染のムラを示しているだけかもしれない。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード 

  生茶葉中のセシウムの放射能濃度(Googleマップ)

Togetter 「雨が降るとセシウムは。。。」 (5/28)

10057445_m

時事ネタ 文字ティー

 牛と豚を飼育する宮崎県内の大規模農場341戸のうち、県が推奨している水道水や消毒済みの

水を家畜に与えず、湧き水などを飲ませていた農場が 43%(147農場)に上ったことが、県の

4月の立ち入り検査で分かった。県畜産課は「多いと言わざるを得ず、引き続き指導していく」

としている。

 県は口蹄疫の発生から1年となる今年4月を特別防疫月間と位置づけ、牛200頭、豚3,000頭

程度を飼育している農場を立ち入り検査した。家畜防疫員などの県職員が巡回し、国の飼養衛生

管理基準に基づく防疫態勢が取られているかなどを調べた。

 その結果、家畜の飲み水に水道水や消毒済みの水を使用していない農場が4割を超えた。

基準には、飲み水に野生動物などの排せつ物が混入しないよう努めることが明記されており、

県は水道水か消毒済みの水の使用を求めていた。

 また、農場に新たに持ち込んだ家畜について、基準では、すでに飼育している家畜と一定期間、

接触させないことを求めているが、餌箱を分けるなどの対策を取っていない農場は38%(130農場)

に上った。

 畜舎内に定期的に殺そ剤を置くなどのネズミ駆除策を行っていない農場は36%(124農場)だった。

5/28 読売新聞

2011年5月27日(金) 地震発生から78日目

農林水産省は27日、野菜や果実が成長段階で土中の放射性セシウムを吸い上げる

比率を公表した。イモ類で高く、果実は低かった。農水省は「土壌検査で高い濃度の

セシウムが検出された畑では、イモ類などが収穫時に基準を超える恐れがある」としている。

5/27 朝日新聞)  お茶、牧草、菜種、ひまわりは??

農水省プレスリリースはこちら

高木文部科学大臣は、27日、福島県内の学校などで放射線量を低減させるための

当面の対応を発表しました。それによりますと、学校での屋外の活動を制限する

放射線量の目安は、これまでどおり年間の累積で20ミリシーベルト以下としながらも、

今年度は、当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すとしています。そして、土を取

り除くことで放射線量を下げる効果が見込まれるとして、放射線量が1時間当たり

1マイクロシーベルトを超えた学校を対象に、土を取り除く費用のほぼ全額を国が

負担することを発表しました。 (5/27 NHK) ようやく一歩前進。

26日の夜は、水産物の調査結果がたくさん公表された。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

110526_fukushima_2 

いわき市のヒジキ、アラから、暫定基準を超える放射性ヨウ素、放射性セシウムが

検出。これは、昨日グリーンピースが公表した海藻の高い汚染を裏付けるものだ。

一方、岩手県のワカメ(3検体)からは放射性ヨウ素、セシウムとも未検出。まだ岩手の

沿岸には汚染が到達していないのだろう。宮城の魚も全般に低い。

海産魚では、いわき市のアイナメ(380 Bq/kg)、マコガレイ(240 Bq/kg)、ババガレイ(260 Bq/kg)、

クロソイ(270 Bq/kg)など、底魚・磯魚の放射性セシウム値が上昇してきている。

淡水魚では、阿武隈川のヤマメ(990 Bq/kg)、夏井川のアユ(620 Bq/kg)、摺上川のウグイ(800 Bq/kg)、

秋元湖のヤマメ(640 Bq/kg)が暫定基準値超え。阿武隈川は、コクチバス(139 Bq/kg)、

イワナ(220 Bq/kg)などもやや高い。鮫川(いわき市)のアユ(194 Bq/kg)もやや高い。

秋元湖のイワナ(350 Bq/kg)、ワカサギ(210 Bq/kg)もやや高い。

反対に、田子倉湖や、猪苗代湖は全般に低い。また各地の養殖魚の値も低い

荒川(埼玉県)のアユ(85.2 Bq/kg、52.6 Bq/kg)は先日の利根川ほど高くない。

多摩川中流(稲城市・府中市)のアユ(175 Bq/kg)はやや高い。

秋川中流(あきる野市)のアユ(59 Bq/kg)もさほど高くないが、こんなところまで

汚染されたのだとつくづく悲しくなる。

Smart_town

5/26に、パナソニック藤沢工場跡地開発計画のプレスリリースが出ている。

ここは何年も前から、住宅以外での開発を目指して、いろいろ事業構想を探って

いたのだが、結局住宅メインの開発に落ち着いたようだ。辻堂駅北口の「湘南C-X」

ですら魅力的な施設の誘致には苦戦しているから、駅から離れたこの場所ではなお

難しかったのだろう。

リニア中央新幹線について、国土交通省は27日、JR東海に対して、東京と名古屋を

ほぼ直線で結ぶルートで建設することを指示 (5/27 NHK

「コスモ石油デマの真相」 (5/27 阿修羅♪)

火事にあったら劣化ウランは微粉末になって飛散するのだろうか?

製造中の仮設の汚染水タンク

5/26、慶尚北道・安東で口蹄疫疑いの韓牛が報告されたが、5/27に陰性と判定された。

山形県は26日、種牛「平忠勝」など4頭の凍結精液200本を宮崎県に無償提供すると

発表した。30日に発送し、6月2日に宮崎県家畜改良事業団に届く予定。(5/26 産経)

原田 英男 さんのツイート(5/27)

【米国AI情報】5/27、米国ミネソタ州で弱毒タイプの鳥インフルエンザ(H7N9亜型)の

抗体陽性事例が確認されたとの情報提供が米国大使館からあり、同州からの家きん、

家きん肉等の輸入を停止。七面鳥農場のサーベイランスの結果によるもの。

→ http://bit.ly/iqaQs9

2011年5月26日(木) 地震発生から77日目

グリーンピースによる海洋調査結果 (5/26公表)

浮遊している海藻を採取したものからは、特に高い放射能が検出されている。

海に限らないけど、放射能調査はまだまだ不十分。その中で、水産庁/農水省の調査は、

なるべく安全に見せようとバイアスがかかってしまう。たとえば、福島・茨城でのコウナゴ

の調査は、5/2を最後に行われていない。

 地震発生直後に1号機の原子炉圧力容器か付随する配管の一部が破損し、

圧力容器を取り囲む原子炉格納容器に蒸気が漏れ出ていた可能性を示す

データが東電公表資料に含まれていることが25日、分かった。

 1号機への揺れは耐震設計の基準値を下回っていたとみられ、原子炉の

閉じ込め機能の中枢である圧力容器が地震で破損したとすれば、全国の原発

で耐震設計の見直しが迫られそうだ。

 格納容器の温度データを記録したグラフでは、3月11日の地震直後に1号機の

格納容器で温度と圧力が瞬間的に急上昇していたことが見て取れる。1号機では

温度上昇の直後に、格納容器を冷却するシステム2系統が起動し、格納容器内

に大量の水が注がれた。

 データを分析した元原発設計技師の田中三彦氏は「圧力容器か容器につながる

配管の一部が破損し、格納容器に高温の蒸気が漏れたようだ」と語った。

 東電は「空調の停止に伴う温度上昇。破断による急上昇は認められない」と

しているが、田中氏は「空調の停止なら、もっと緩やかな上がり方をするはずだ」

と指摘している。 5/26 共同通信

グラフは、5/24 東電のプレスリリース:こちらの27ページ(1F-1-24)「格納容器圧力」

と29ページ(1F-1-26)「格納容器温度」のことだろう。

相模川(厚木市、海老名市)のアユから 198 Bq/kgの放射性セシウム。

早川(小田原市)のアユは 20 Bq/kg、酒匂川(小田原市)のアユは未検出。

「淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(google地図)」

生活空間における空間線量マップ (5/25 Numerical Technologies)

シンガポール植物園、砧公園(世田谷区)、皇居周辺、水元公園(葛飾区)の4ヶ所の

線量を測定して比較している。並べると、水元公園は明らかに高いようだ。

Eqmap3d

EQ Map 3D

震源の分布を3Dで見られるサイト (注: IE8以前では表示不可)

崎山比早子さんが『御用学者・東大中川恵一を痛烈批判!』 (5/20 YouTube 2分13秒)

2011年5月25日(水) 地震発生から76日目

5/25 5:36 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県浜通り

こども環境学会 「子どもが元気に育つまちづくり 東日本大震災復興プラン国際提案競技」

被災地において、子どもが元気に育つまちづくりを推進するための方策に関する

提案であれば、内容は自由です。 ハード・ソフトに関わらず、被災された自治体

や住民の方々が希望を持てる提案を求めます。

カテゴリー1.12歳以下(A3 1枚)、 カテゴリー2.18歳以下(A3 1枚)、

カテゴリー3.24歳以下(A3 2枚以内)、 カテゴリー4.25歳以上(A3 4枚以内)

5/25 公告、 6/1~6/10 質疑応答、 参加登録 5/25~6/24

提案書〆切 7/15(カテゴリー4)、8/15(カテゴリー1・2・3)

5/25 朝日新聞13面 原田 正純さんインタビュー (全文はこちら

 ――政府は現在、被害住民への損害賠償の基準を作ろうとしています。考えるべき点は何ですか。

 「どういう賠償をどこまで行うか、それをいわゆる専門家だけで決めないこと。協議の場に

被害の当事者を入れるべきです」

 ――どういうことでしょうか。

 「カナダの水俣病が参考になります。補償委員会というのがあって、医者だけでなく法律家、

そして被害住民も入っているんです。びっくりしました。医者だけで構成した日本とは全然違う。

これはいい方法だと思いました。被害者にどう納得してもらえるかは、実際にどれぐらいの被害が

あったかということ以上に大切ですから」

 「ましてや今回は複雑です。物が売れない、家に住めないなどの被害ならある程度計算できる。

でも、心の痛みとか発がん性とかになると、なかなか計算できない。精神的なトラウマも深刻です。

だから、賠償の枠組みや方法を決める段階で被害者が納得する方法が必要じゃないですか。

一方的に、お上や専門家が決めるのではなく」

 ――水俣から学べることは。

 「賠償の枠組みは、最初にすべてを決めてしまわないこと。水俣病の新救済制度の場合、政府が

『いつまでに打ち切る』なんて期限を決めるから人々が不安になった。『何かあったらいつでも

相談に応じます』と言って窓口を残しておけば、多くの人がひとまず安心するでしょう。政府や

電力会社は早く終わらせたいでしょうが、水俣の苦い経験を、今度こそ、学んでほしいですね」

北茨城市のエゾアワビ(290 Bq/kg、230 Bq/kg)、キタムラサキウニ(317 Bq/kg)

などから、やや高めの放射性セシウムを検出(暫定基準500 Bq/kg)。特にエゾアワビは、

この時期にしてはヨウ素-131の値も高い(84 Bq/kg、65 Bq/kg)から、4月頃はかなり高い

値だったかもしれない。(茨城県のアワビの検査は初めて、ウニの検査は全国で初めて

5/22採取、5/24茨城県公表。 http://twitpic.com/525bne

北海道・東北太平洋沖合のカラフトマスから、76.68 Bq/kg の放射性セシウムを検出

(暫定基準500)。5/19採取、5/24北海道公表。 http://twitpic.com/524xwi

このカラフトマスは、どこで汚染したのだろうか?

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード 

Uni_onahama

Photo: ウニ(左)とウニの貝焼き(右) (いわき・ら・ら・ミュウ(現在は閉館中)にて)

お茶については荒茶の検査を行わないようだが、基準がないものが流通するのは

どう考えてもオカシイ。例えば乾燥茶の放射性セシウムについては2000Bq/kgなどと、

別に基準を設けるのが筋だろう。このままで、消費者団体などが自主検査を行えば、

500 Bq/kgを軽く超えるものがたくさん出るだろうから、風評被害が広がるのは目に

見えている。また、ほかの乾燥食品(たとえば干しシイタケ)でも、同様の混乱が起きる

可能性が高い。 (参考: 5/24 東京新聞

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード   

(追記) 群馬県 桐生市(450 Bq/kg)と渋川市(780 Bq/kg)の生茶葉から高い放射性

セシウム。

千葉県 野田市(763 Bq/kg)、成田市(622 Bq/kg)、富里市(635 Bq/kg)、

山武(さんむ)市(639 Bq/kg)の生茶葉から暫定基準(500)を越す放射性セシウム。

千葉市(427 Bq/kg)、市原市(388 Bq/kg)、長柄(ながら)町(262 Bq/kg)でも高めの値。

5/25 朝日新聞の1面トップ 「3号機の冷却配管、地震で破損か 津波前に」

東京電力福島第一原子力発電所3号機で、炉心を冷やす緊急システムの配管が破損

した疑いがあることが、24日に公表された東電の解析結果からわかった。東電は

「想定を大幅に超える大きさの津波」が事故原因だとしてきたが、解析が正しければ、

津波の到着前に重要機器が地震の揺れで壊れていた可能性がある

5/25 毎日新聞の1面トップ 「福島第1原発:1号機と2号機の格納容器に穴の可能性」

東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書

の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、

2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて

示された。東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」

としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその

外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。

 国連中央緊急対応基金(CERF)が北朝鮮で活動する国連機関に約1千万ドルを緊急支援すると、

米国VOA放送が25日報じた。

 VOAは、中央緊急対応基金が998万ドル(韓貨109億ウォン)の北朝鮮関連事業に追加されて

おり、このうち720万ドルが、国連世界食糧計画(WFP)の食糧支援事業に配分されたと伝えた。

 国連児童基金(UNICEF)の北朝鮮の住民の栄養支援事業には約110万ドルが、食糧農業機関(FAO)

の口蹄疫対応事業には89万ドルが策定された。 5/25 聯合ニュース

宮崎市民らでつくるNPO法人「宮崎文化本舗」(石田達也代表理事、約40人)が、約30万

頭の牛や豚が殺処分された口蹄疫を題材にしたドキュメンタリー映画を制作している。

畜産農家らへのインタビューを中心に、家畜伝染病の恐ろしさや風評被害の実態などを

伝えようとする内容。7月1日に宮崎市で行われる「みやざき自主映画祭」での公開を

目指す。 5/24 読売新聞

2011年5月24日(火) 地震発生から75日目

お昼から、2・3号機の炉心溶融を東電が報告したニュースがたくさん出ている。

5/24 東電のプレスリリースはこちら

・事故記録の分析と影響評価(概要)

2号機、3号機の炉心状態

事故記録の分析と影響評価(PDF 225p)

5/24 8:30~ 東電記者会見実況(Togetter)

「水素ガスは累積量 トータルで800kg程度 被覆管の何%とは71%と出ているが

水ジルカロイ反応起こした際の被覆管の総量」

「ホワイトボードにかいてあった線量高くなった分析はまだ入っていない」

東京新聞山口 地震で主要の機器損傷なかったということなのか) 東電「地震発生

してから津波までは主蒸気破断、原子炉隔離時冷却系?破断起こってない。

外部への放射能漏出も起こってない。」

5/24 東京新聞1面

110524_tokyo_s_2 

大津波が到達する前に、1,2号機の原子炉冷却に使う水タンクの配管などが地震に

よって損傷していたことが、東京電力の公表資料から分かった。東電は事故の主な

原因を津波としているが、今回判明した損傷などの評価によっては、耐震設計の

見直しも迫られそうだ。

このところ東電、政府は、「津波前には重大な損傷はなかった」とする主張を行って

いるが、全国のほかの原発が止まるのを防ぐために、事実を隠蔽しようとしている

ように見える。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉を冷却するのに必要な外部電源を

送る「変電所」が地震の揺れによって大きな被害を受け、長期間、電源が失われる

事態につながったことが、東京電力が国に提出した報告書で明らかになりました。

5/24 NHK

大分県で死んだペットのヒツジ1頭(雌、月例不明)がスクレイピーと診断。(5/24 毎日新聞)

天然鮎の遡上漁獲量ランキング (林屋雑記帳) によると、

1位:那珂川水系、 2位:相模川水系、 3位:久慈川水系、 ということで、

那珂川や久慈川の鮎の放射性セシウム汚染に注目が集まっている。天然鮎は4月頃

から遡上を始めるが、茨城沖で回遊中に放射能汚染された可能性があるからだ。

そろそろ5/19のサンプル調査の結果が出てくるだろう。

   「久慈川のアユ調査、漁協、投網でサンプル採取」5/20 茨城新聞

   「大子で若アユ遡上」 (5/21 茨城新聞

   「那珂川鮎遡上」 (5/2 激だんちょうのブログ

   「今年の小場江堰鮎遡上」 (動画: 5/2 鮎の覚醒

一方、天然鮎と異なり、養殖鮎には海での汚染のおそれはないわけだが、実際のサンプル

捕獲や調査は、どのように行っているのだろうか? そこがよく分からない。

   「アユ1万匹放流 那珂川町や那珂川の漁協」 (5/16 下野新聞

   6月1日解禁に向けたアユ放流状況は、那珂川南部漁協が21日分も含め

   計23万9千匹、那珂川中央漁協は計8万5千匹となった。

(追記) 5/19の調査の結果は、どうも5/20にすでに発表されたのがそれだったようだ。

     (このエントリーの5/21に記載があります。) 参考: 5/20茨城新聞

     でも記事では「漁協が今後の対応を決める」と微妙な表現になっている。

森 敏さんのブログで、牧草による農地のセシウム吸収を提案している。

菜の花は秋にならないと蒔けないし、ヒマワリなら油もしぼれるかもしれないが、

コストと手間を考えたら、牧草は簡単でいいように思える。

早野さんの解説によると、最近の千葉等での降雨時の放射能レベルの上昇は、

主として自然界にあるBi-214の寄与とのこと。 近々、原子炉建屋上部での放射性

物質の測定も行われるので、それで現在の放出量がある程度はっきりするはず。

5/22、米ミズーリ州ジョプリン市で竜巻、116人死亡。

アメリカ南部は、ミシシッピの増水など、気象災害が続いている。

アイスランドの噴火の迫力ある写真 (mail online) スコットランドのフライトは止まる。

アイスランドの噴火の動画

2011年5月23日(月) 地震発生から74日目

11052300_2 

11052306_2

11052312

今日は福島から東京方向に風が吹いている。(ドイツ気象局/解説

雨も降っているが、関東の放射線値も上がるだろうか?

某ゼネコン勤務の知人から、福島第一原発の作業に半月ほど従事した感想を、メールで

頂戴した。内容を勝手に紹介するわけにはいかないが、やはり防護服を着て作業する

不安感と緊張感は大きく、激しいストレスを受けるとのこと。しかし、現場の最前線では、

千数百名の作業員が、劣悪な環境の中で作業に立ち向かっており、暖かい目でエールを

送ってほしいとのこと。

国はカネと権限を被災地に渡すだけでいい。復興構想会議のような余計な

パフォーマンスは必要ない。 (「週間現代」 6/4号 ドクターZは知っている。)

東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、2号機と3号機のタービン建屋などから

高濃度汚染水を受け入れている集中廃棄物処理施設があと4日前後で満杯になると

発表した。

東電は、各タービン建屋に空き容量ができたため、汚染水の浄化装置が6月中旬に

稼働するまでの約2週間、汚染水が外部に漏れる恐れはないとしている。

5/23 読売新聞) 綱渡りが続く。

5/22の夜、東電がたまり水の放射性ストロンチウムの分析結果を公表。

Sr-90の放射能濃度は、おおむねCs-137の1/20程度となるようだ。

勝川俊雄さんは、Srの生物濃縮係数を約3(魚体丸ごと)で、Csのそれが約100として

計算すると、水産物での放射性Srの影響は、放射性Csの2%くらいにしかならないと

推計している。 (注:勝川さんの計算は、年齢による摂取量の違いを考慮していないが、

これを考慮しても結果に大きな違いはない。)

こちらのブログ記事で知ったのだが、5/21に東電が海水中のセシウムのシミュレーション

を(こっそりと)公表している。(東電プレスリリース

110521_tepco_sea_2

東電のシミュレーションでは、文科省のシミュレーションより南に岸沿いに流れ、黒潮と

ぶつかって東に向かうようになっている。

「福島県下の農地の土壌放射線地図」 (googleマップ、5/10 Mac-de-cocolog

「福島県外の農地の土壌放射線」 (googleマップ、5/21 Mac-de-cocolog

相変わらず、福島周辺のタケノコから、高いセシウムが検出されているが、

IAEAのチェルノブイリ報告書でも、野生植物からセシウムが検出されやすいことが報告

されている。施肥しない環境では、カリウムの代わりにセシウムを吸収しやすい。

いまだに、こんなアルコール・ハラスメントが。

【韓国のHPAI】

韓国、京畿道 漣川(ヨンチョン)郡のHPAI発生について、5/18に記したが、続発

出ている。(5/22 聯合ニュース

 5月16日午後 漣川郡 嵋山面 栢石里 A農場で鶏1万8千羽のうち約600羽が急に死んだ

という報告が、郡の状況室で受付られた。

 防疫当局は、国立獣医科学検疫院精密検査の結果、高病原性AIと判明した。

漣川地域では初めてだ。

 A農場の残りの鶏はすべて殺処分したし、防疫当局はこの農場から半径10㎞(警戒区域)

内の家禽の移動を統制し、移動警戒所の4ヶ所を設置した。

 一日後の17日午後、A農場から約700m離れたB農場鶏2万羽のうち90%が斃死した

という届出が受理された。この農場は、無許可の農場で防疫当局の管理網の外にあった。

 B農場も高病原性AI感染が確認された。

 A・B農場のAIウイルスのタイプは、同じ『H5N1型』であるうえ、疫学調査で、両方の農場が、

最近まで往来していたことが確認された。

 防疫当局は二農場の疫学関係がいくつか確認されたために、これらの農場から

半径3㎞(危険区域)の外に広がらなければ良いと判断した。しかし、この判断は外れた。

 2日後の20日午後、先行した二農場から北に3㎞ほど離れた旺澄面(ワンジンミョン)

無等里(ムドゥンリ)C農場鶏680羽のうち約500羽が斃死したという報告が入ってきた。

 精密検査の結果はまだ出ていないが、簡易検査では高病原性と出おり、追加発生で

ある可能性が高い状況だ。  C農場も、無許可の農場と確認された。

 防疫当局は、ひとまずC農場を中心に、家禽の移動を制御する警戒区域を追加で設定した。

 幸いにもA農場の周辺では一週間目、C農場周辺では、三日目で疑いの報告はない。

また、漣川地域は、地理的な特性上、山や谷などで村が遮断されている。

 防疫当局は、来週までひとまず見守ろうという理由だ。

 問題は、行政機関に報告されていない無許可・小規模の養鶏場である。

 郡に登録された養鶏場107ヶ所370万羽は、防疫地図などで管理できるが、無許可・小規模

の農場は、推計さえできずにいるからだ。

 今回AIが申告された農場3ヶ所のうち2ヶ所が無許可の農場である。 B農場の

場合は、韓牛を飼っていた畜舎に任意に鶏約2万羽を飼育していた。 登録されたA農場

が1万8千羽を飼っていたのと比較しても少なくない規模だ。

 郡の関係者は「口蹄疫が終わってからさほど経っておらず、職員はまだ疲労している状態で、

AIまで発生して当惑したが、拡散を防ぐために最善を尽くしている」と述べ、「あわせて今回の

AIをきっかけに、無登録・小規模な養鶏場の管理案を用意する計画だ」と明らかにした。

2011年5月22日() 地震発生から73日目

IAEA報告書(2006): チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復

(5/21 Numerical Technologies) (お薦め/重要)

2号機では最近まで核分裂が起きていた? (5/21)

 宮崎県は20日、口蹄疫復興対策本部(本部長・河野知事)を開き、昨年8月に策定

した「口蹄疫からの再生・復興方針」の実現に向けた工程表を正式決定した。

 11日に公表した素案をほぼ踏襲。産業界からの要望に応え、経済雇用対策の具体的

な取り組みなどを追加した。防疫体制の強化を最優先課題に位置付け、畜産農家や

産業界が安心して事業展開できる環境整備を目指す。本年度から3年間のスケジュール

も示している。

 素案と比べ、特に商工業や雇用などへの支援を具体的にした。
5/21 宮崎日日新聞

110522_teienmuseum_s101

軽食を持って庭園美術館の庭へ。

110522_teienmuseum_113

有料ということもあり人は多くないので、週末でものどかにピクニックできます。

110522_teienmuseum_s105

バラは見頃を過ぎてますが、ミニバラなどはこれから咲くようです。

110522_teienmuseum_s117

2011年5月21日(土) 地震発生から72日目

「週刊ダイヤモンド」5/28号 p.17: 都内の震災後の汚泥総量、約21万トン(5月17日現在)

のうち7割、約15万トンがセメントや建築資材としてすでに流通したことが、本誌の取材

で分かった。都は搬入先の業者を把握しているが、使用された建築現場までは不明だ。

110521_tansui

淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

5/20公表では、久慈川(常陸太田市)のアユ(174 Bq/kg)那珂川(常陸大宮市)の

アユ(121 Bq/kg) などがやや高め。 いわき市のアユは 35 Bq/kg。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

千葉県、茨城県の広い範囲の生茶葉から、暫定基準を超える高い放射性セシウム。

福島県塙町の生茶葉も暫定基準値超え。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード   

110521_tea

茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

まだ全然検査が足りないことがわかる。

東京大学 「理学部ニュース」 2011.5月号(5/20)

天気もいいので、ねむの木の庭まで散歩に行く。(写真はクリックで拡大)

110521_nemunoki_s112

ツルバラのゲート

110521_nemunoki_s103

もちろんバラは「プリンセス・ミチコ」

110521_nemunoki_s108

やや見頃は過ぎてしまいました。

110521_nemunoki_s110

ネムノキ(道路との境はガラスのフェンス)

2011年5月20日(金) 地震発生から71日目

110520_radiation_2

Radioisotope Web (お薦め)

個人で放射線量測定をしている方のWeb。

「首都圏「ホットスポット」説について The Tokyo Hotspot Commotion)」 によると、

本調査にて得られた測定値は明らかに高い。つまり、汚染の程度は地域によりばらつき

があるものの、調査地域全域が福島第一原発事故に由来する放射性物質に汚染されて

いる可能性は極めて高い。

福島第一原発の事故で、5,6号機の原子炉や使用済み核燃料プールを冷やすのに使っ

ていたポンプや非常用発電機が四月上旬に地下水で浸水しかかり、送水できなくなる恐

れがあったことが分かった。比較的低濃度の放射性物質を含んだこの水を海へ放出し、

故障の危機を逃れたが、海外や漁業者らから批判を招いた。 (5/20 東京新聞朝刊1面)

米研究グループ「大地震の恐れ」茨城沖、ひずみ蓄積か (5/20 朝日新聞)

110520_science

Science誌の元記事(英文) : 無料公開。

福島県 伊達市(阿武隈川支流)のヤマメ(990 Bq/kg)、北塩原村のワカサギ(780 Bq/kg)

から、暫定基準を超える放射性セシウム。北塩原村のイワナ(154 Bq/kg)、猪苗代町~

北塩原村(秋元湖?)のウグイ(117 Bq/kg)、利根川(群馬県、利根大堰)のアユ(150 Bq/kg)

などもやや高い値。淡水魚のセシウム汚染が次々と。

海産物では、いわき市のムラサキイガイ(ムール貝)が650 Bq/kgワカメが1,200 Bq/kg

など、これまで未調査のものから高いセシウムが検出。この両者からは、I-131も、やや高い

値が出ている。1ヶ月前に測ったら、そうとう高かったかもしれない。

  水産物中の放射能濃度 → 「suisan.xls」をダウンロード

(追記)福島県は、阿武隈川本支流でのヤマメ釣り(4/1解禁)の自粛を呼びかけ。

    6月上旬には、関東・東北各地でアユ釣りが解禁になるが、どうなるか。

宇都宮市立国本中学校(同市新里町)で採取した一番茶(生葉)から、国の暫定規制値

(500 Bq/kg)を超す 610 Bq/kg の放射性セシウムが検出。5/20 毎日新聞

生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射性物質検査を、厚生労働省が1都13県に求めたのに

対し、静岡・神奈川・埼玉・栃木などの各県が要請を拒否するという異例の事態になっている。

5/20 J-CASTニュース

 チェルノブイリ後のヨーロッパからの輸入時は、お茶やその他の乾燥食品についても、

日本政府は370 Bq/kgの輸入基準を適用していた。特にポルチーニ(セップ)などの

きのこ乾燥品の摘発は多かった。(参考:愛知県衛生研究所

 米FDAの基準では、乾燥食品は、使用時に合わせた適切な倍率で水にもどしたとして

測定することになっている。この考え方に従えば、荒茶の検査はしなくともよさそうだが、

問題は、お茶の希釈倍率が高いため、3,000 Bq/kgを超えるセシウム濃度の乾燥茶葉が

流通できてしまうことだ。飲むとき大丈夫、とは言っても、それはさすがに買いたくないのでは

ないだろうか。

110513_tohoku_shinkansen

米エネルギー省による、東北新幹線車内での放射線測定 (5/13)

仙台から東京までの2.5時間で、40μrem= 0.4μSv の被ばく量となる。(左図)

駅停車時の値は、郡山の 52μrem/h= 0.52 μSv/h が最高。(右図)

一番高い数値は走行中で、トンネルの中はかなり低い数値。(中央)

「土壌調査をまとめてみた:広域での体内被曝検診を求めます」 (5/20 中鬼と大鬼のふたりごと)

が、山崎秀夫・近畿大教授の土壌調査を整理して紹介している。この調査結果は、だいぶ

注目を集めているようだ。

今日から浅草の三社祭だが、御輿は中止。 中止する必要あるのか?

2011年5月19日(木) 地震発生から70日目

映画「フクシマ」-web版4:3- (5/17 YouTube 12分/白鳥 哲) (お薦め)

@torii_h 氏の抄訳による、IAEA報告書「チェルノブイリ事故の環境への影響とその除去」2006年 (Togetter お薦め/重要

「試算では費用1兆4100億円 菅政権が言えない「原発被災地の国有化」というタブー」

(5/19 伊藤博敏/現代ビジネス)

  第1原発周辺の汚染地域は、いずれ国と東電で買い上げるしかないだろう。

  30km圏の面積×1,000円/m2 で、およそ1.4兆円という試算とのこと。

「福島第1原発:重油タンク、1分で水没…連続写真公開」 (5/19 毎日新聞)

栃木県鹿沼市(980 Bq/kg)と大田原市(520 Bq/kg)の生茶葉から、暫定基準値を

超える放射性セシウム。那珂川町330 Bq/kg

静岡県伊豆市の生茶葉から、379 Bq/kgの放射性セシウム。(静岡県

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

静岡お茶農家のかたへ:

もし、仮に放射能にある程度汚染されているお茶の葉でお茶を作ってしまいますと、

生産設備全体が放射能汚染されます。事実上、除洗は不可能です。また、お茶の

葉を作る際の排気を通じてセシウムがそこら中にばらまかれることになります。

 そういった影響も十分考慮された上で、生産をご判断ください。

5/18 院長の独り言

勝川 俊雄 さんのツイート (5/19)

淡水魚は、体内のセシウム濃度が下がりづらい。 体内の浸透圧調節のために、

取り込んだイオンを排泄しないような仕組みになっているのです。

くわしくは次のPDFのp4-5を見てください。 http://bit.ly/lY536f

■海水魚よりも、淡水魚のほうが、セシウム汚染が長期化する傾向があります。

チェルノブイリのときも、スカンジナビアやドイツのような遠くの湖で、水中の

食物連鎖によるセシウム137の生物濃縮が観察されています。 http://bit.ly/gnykZV

■ノルウェーの湖のマス(Brown trout, Atctic char)のセシウムは、チェルノブイリの

翌年には1600Bq/Kgに上がり、日本の安全基準の500Bq/kgに下がるまで4年ぐらい

かかっている。 http://bit.ly/dLGiZb

■スズキは海水から汽水域に広く分布していますが、塩分が低い環境で飼育すると、

セシウムの生物学的半減期(体内のセシウムを半分排出するのに要する時間)が4倍に

伸びます。 笠松さんの論文のP275表6にデータあります。 http://bit.ly/icwKBd

■今後、地表に落ちたセシウムが、雨で流されて、湖沼に集められます。海と違って、

淡水の放射性物質の濃度は維持されやすい。そのうえ、淡水魚はイオンを貯めやすいので要注意。

110519_1f3

3号機の温度は低下中。 (TEPCO

エリザベス女王が、英国王として100年ぶりにアイルランドを訪問、「クローク・パーク」スタジアム

も訪問。 (5/19 毎日新聞) 血の日曜日事件は、映画「マイケル・コリンズ」でも印象的。

天皇陛下が南京大虐殺の現場を訪れるようなものか。

「福島第一原発、事故直後の新事実が明らかに」 (5/18 WSJ日本版)

  彼らは予備電源は依然機能しており、8時間の猶予があると考えていた。

  政府関係者らはいま明かす。東電で蒸気放出を決定するのに長い時間がかかった

  のは、放射性物質を放出すれば事故の重大さが急激に高まると考えられたからだと。

あんまり新事実でもないよね…裏付けが取れただけというか。

 福島第一原発の事故で精神的苦痛を受けたとして、東京電力に慰謝料を求める訴訟

が東京簡裁に起こされていたことが分かった。19日に第1回口頭弁論があり、東電側は

事故について「今回の震災は異常で巨大な天災地変で、対策を講じる義務があった

とはいえない」と反論した。

 今回の原発事故をめぐり、公開の裁判で東電に慰謝料を求める動きと、それに対する

反論が明らかになったのは初めて。

 東京都内に住む臨床心理士の男性(46)が、「事故により極度の不安感、恐怖感を受

けた」として、10万円の慰謝料を求めて3月末に提訴した。男性のもとには事故後、不安

感を訴える相談者が相次いだという。

 東電側は答弁書の中で、「これまでの想像をはるかに超えた、巨大でとてつもない破壊

力を持った地震と津波が事故の原因で、対策を講じる義務があったとまではいえない」

と争う姿勢を示した。「原発の建設は法令に基づいて適切に行われてきた」とも述べた。

5/19 朝日新聞

1104_fmd_enshuu

口蹄疫の大規模発生に備えた机上防疫演習の結果について (4月、農水省) より

  栃木県は殺処分に45日間必要…。

 韓国政府は、口蹄疫が大流行した今年1月中旬の10日間、獣医師が不足したために、

ブルセラ病の検査を受けなくともと畜ができるよう処置した。そして旧正月前の

この期間、口蹄疫に感染する前にと出荷を急ぐ農家も多く、通常よりも20%多くの牛が

と畜された。ブルセラに感染した牛が食卓に上る可能性は排除できない。

 ブルセラ菌も他の細菌と同様に、60度以上で3分以上で死ぬので、加熱すれば大きな

危険はない。問題は、我が国が牛肉のユッケを生食し、肝臓脾臓なども食べることだ。

ブルセラ菌は、主に血液に乗って移動するために、血液が一番多く集まるレバーや脾臓

などの臓器を生で食べる場合は、感染する危険性が高くなる。また、筋肉にも血液は

行くので、生肉を毎日食べる場合はやはり危険だ。5/19 SBS記事抄訳

  この記事はこの後で、日本のBSE全頭検査を賞賛していて微妙な気持ち。

2011年5月18日(水) 地震発生から69日目

Iitatemura_photo  (飯舘村の写真: 下記HPより)

「日本で最も美しい村」連合  飯舘(いいたて)村もこの会員(現在39会員)。

3号機は、炉心の温度がたびたび上昇するなど不安定な状態が続いていますが、1号機

と同様に燃料が溶け落ちたうえ、原子炉に注いだ水が十分燃料に届いていないとみら

れることが政府関係者への取材でわかりました。  (中略)
 
現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれて

いますが、このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に十分に水が届いていない

可能性が高いことが新たにわかりました。専門家は、この状態が続いた場合、燃料が

発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある「深刻な事態だ」と指摘しています。

東京電力では当面、3号機への注水量を増やして監視を続ける方針です。

5/18 18:17 毎日放送)  また毎日放送のスクープ?

宮城県 丸森町(1530 Bq/kg)と大崎市(350 Bq/kg)の牧草から放射性セシウム。

(暫定基準値 300 Bq/kg) (5/18 共同通信

  注:丸森町は福島県に近い県南部、大崎市は県北部に位置する。

原発1号機で事故直後の状況明らかに (5/17 NHK「かぶん」ブログ) (お薦め)

東日本大震災の復興計画で、岩手、宮城両県が対照的な策定手法を取っている。

岩手は地元団体代表による組織で、実務的な検討を積み重ねる。宮城は著名な

専門家を集め、既成概念にとらわれない議論を展開する。被災地の建築制限でも

対応が分かれた両県。果たして9月策定を目指す復興計画の出来栄えは―。

5/18 河北新報) そんなに斬新な手法って出てくるかな? そこはかなり疑問。

keyaki1117 笹山登生 さんのツイート

「福島第一原発事故で神奈川産生茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウムが

相次いで検出された問題で厚生労働省と農林水産省が対立。出荷制限したい厚労省

に対し「飲む段階では安全」と譲らない農水省」予想着地点で農水省物言ってるの?

その論理だと「影響でるころは死んでる」って論理と同じよ

お茶の放射能検査が迷走している。静岡県は荒茶の検査を拒否。乾燥させれば数値が

5~6倍高くなるから、風評被害を気にしてのことだろう。同様の問題は、乾燥シイタケでも

起きるかもしれない。しかし、暫定基準の信頼性が怪しいから、どこをどういじっても信頼性

は上がらないような気がする。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

山梨県の茶葉の放射性セシウムの検査結果(5/17公表)でも、大月市 286 Bq/kg

上野原市 266 Bq/kgと、暫定基準以下だがやや高めの値が出ている。

長野県の検査結果(5/17公表)では、飯田市、南木曽町とも未検出だった。

食品中の放射能濃度の検査結果を検索してグラフと表で見られるサイト

(食品流通構造改善促進機構) (お薦め)

110512_koganei_2

小金井市では、市の設備を使って市民団体が食品の検査をしている。 しかし、

暫定基準を超えた場合は、市との協定により数値は非公表にしなければならないそうだ。

110518_screening

計画的避難区域等からの牛の出荷・移動に係るスクリーニング検査 (5/18 福島県)

計画的避難区域、および周辺から出荷された牛肉の検査結果では、これまでに最高で

395 Bq/kgの放射性セシウムが検出されているが、多くは100 Bq/kg以下となっている。

110518_tokyo_tokuhou_s

5/18の東京新聞「こちら特報部」は、発送電分離特集。

分散型電源を進めるためには、いずれ避けては通れない課題だが、まだまだ電力会社の

壁は堅いかもしれない。

今朝の朝日新聞に、TOTO来日記念盤の広告。だけど震災の影響で来日は9月に延期。

今夜の「SONGS」(NHK総合 22:55-)もTOTOで、来日にあわせていたようなのだが…。

さて、外人さんが安心して来られるようになるのは、いつのことになるのか…。

110512_cheetah_2

チーターの赤ちゃんの名前募集中 (多摩動物園) 5/13-5/20、要来園

110518_nekoashi_2 

子猫のように歩く (Today is Caturday)

【韓国のHPAI】

京畿道 漣川(ヨンチョン)郡 嵋山面 栢石里(ミサンミョン・ベクソクリ)産卵鶏 16,000羽で

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)発生(53例目)。5/16に600羽が集団死して通報、

5/18確認。この農場の鶏をすべて殺処分。HPAI確認は4/8以来。京畿道北部の発生は4件目。

  地図:http://map.konest.com/dloc/308996/606256/9?ln=1

  韓国のHPAI発生リスト → 「HPAI2011_Korea.xls」をダウンロード 

  追記) 韓国における高病原性鳥インフルエンザ→「110518_korea_ai.pdf」をダウンロード  (5/18 農水省)

【台湾の口蹄疫】

110518_taiwan_2 (クリックで拡大)

5/6 台湾 新竹縣 新埔鎮 (Xinpu Township, HSIN-CHU) 養豚123頭、で口蹄疫確認

O型、定期サーヴェイにて発見。 ELISA陽性、RT-PCR陰性、ウイルス分離陰性。

ワクチン接種と移動禁止のみを行い、殺処分は行わない。 5/17 OIE Report

2011年5月17日(火) 地震発生から68日目

5/15 ブログ Eisbergの日記 より一部引用。

「放射能を正しく理解するために」 (4/20 文科省)

(中略) 我々精神科医に直接関係してくるのは後半です。12ページの一番下に

「放射線の影響そのものよりも、『放射能を受けた』という不安を抱き続ける心理的

ストレスのほうが大きいと言われています」と書き、13ページ以降にその説明として、

心理的な強いストレスの受けたときの子供の反応を解説し、「PTSD」について述べ、

「放射能のことを必要以上に心配しすぎてしまうとかえって心身の不調を起こします」

と結論付けて、「からだと心を守るために正しい知識で不安を解消!」と結んでいます。

(中略)

この文章は加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が

被害者側にあるかのような論述を組み立てています。

これは、レイプでも幼児虐待でも加害者側がよくやるやり方です。

このやり方を繰り返されているうちに、被害者は被害を受けたという事実が見えなく

なり、自分を責め、PTSDであることすらわからなくなってしまいます。

PTSDという疾患概念は、被害者が自分の症状と過去の出来事との関連に気づく

ためのものです。

それを被害者の口封じのために利用していることに腹立ちを感じます。

農水省も(今日の朝日新聞記事)、現在のセシウムの吸収は「土から」がメインとしているが、

こちらのブログ(森 敏 さん)では、茶葉のセシウムは、古い下葉に付着して吸収された

ものが、新芽に転流してきたのではないか、としている。 どちらの寄与が大きいかは

調べないとわからないが、確かにこれもありそうだ。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

5/16公表、東京都瑞穂町の生茶葉では 369 bq/kg

松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ヶ谷の市長が、森田健作(鈴木栄治)千葉県知事に、

「放射線量を測定して公表するよう」との要望書(5/17)を提出

3号機の温度はやや低下。 グラフ(5/17 6:00) (TEPCO)

16日夜公表された 「地震発生当時の福島第一原発のデータ」 (TEPCO)

  早野さんによるとA4で公称2,900ページとのこと。

5/17の朝日新聞一面トップは 「2・3号機もメルトダウン 東電データで裏付け」

一面のその下は 「放射能吸収率 野菜別に公表 農水省方針 作付け可否判別」

その他 「原発賠償 精神面も」(1面)、「2・3号機 メルトダウンで圧力容器に穴か」(2面)

「鉄塔倒壊 土砂崩れが原因」(2面)、「緊迫の制御室 白板にメモ次々」(3面)

復水器 手動で停止か 一号機、東電これまで「津波原因」」(3面)

要介護申請 被災地急増 長期避難 心身むしばむ」(5面)

5/17の東京新聞一面トップは 「東電に閣僚「進駐」 3月14日」 これも読ませる。

110517_tokyo_tokuhou_s

こちら特報部 「競争ないのにナゼ マスコミ覆う呪縛」 (5/17東京新聞

東京新聞がんばっている。 CM問題はTVではまだタブーなようですね。

玉木正之さんも、インタビュー広告記事一回のギャラが500万円といっている。

以前、みうらじゅんさんも同じようなことを言ってたけど、むちゃくちゃだったんだなぁ。

110517_tokyo_kasetsu

「即断で仮設 隣町の窮状 放っておけない」(5/17東京新聞) これもいい記事だ。

「福島第一原発の何が問題だったのか 検証その2」 (橋本 努/SYNODOS JOURNAL)

(お薦め) F1だけ見ても、これまでも事故、不祥事だらけだった。

「100ミリ以下は安全」放射線アドバイザー山下俊一氏に苦言殺到 (5/6 OurPlanet-TV)

「将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてるか」との質問に対しては、

「将来のことは誰も予知できない」とした上で、起こった病気が放射線のせいかどうかを

調査するには、福島県民全員による、何十年間もかけた疫学調査が必要と回答した。

ひどい発言だけど、すごく正直だよね。原因は明らかにされることがないから、責任を

問われることもない。だから対策は最低限にしようという非情国家。

それにしても、この山下俊一は長崎の自称被ばく2世だし、文科相の高木(たかき)義明も

長崎1区選出議員(三菱重工労組→民社党県議→衆議院→新進党→民主党)なのだけど、

長崎の人は、原爆に較べたらたいしたことない?とでも思うのだろうか。

 東京都内の下水処理施設で3月下旬に採取された汚泥焼却灰から、1キログラム当たり

17万ベクレルの高濃度の放射性物質が検出されたことが13日、都への取材で分かった。

焼却灰は既にセメントなど建設資材に再利用されたという。

 都下水道局によると、検出された施設は「東部スラッジプラント」(江東区)。同時期に

大田区と板橋区の下水処理施設2カ所でも汚泥焼却灰から10万~14万ベクレルの放射性物質

が検出された。

 1カ月後に再調査し、3施設の放射性物質は1万5千~2万4千ベクレルまで低下したこと

を確認。物質が放射性セシウムかどうか特定を進めている。

 一方、宇都宮、前橋、横浜の各市も13日、5月に採取した汚泥などから放射性セシウムを

検出したと発表した。

 宇都宮市によると、市の5施設で6日に採取した汚泥焼却灰や汚泥を検査。川田水再生

センターの焼却灰から2万6千ベクレル、下河原水再生センターの汚泥から4300ベクレルを

検出した。

 前橋市によると、前橋水質浄化センターで9日に採取した汚泥焼却灰から4万1千ベクレル

を検出。汚泥は1844ベクレル、高温処理した溶融スラグは1万7090ベクレルだった。

 横浜市によると、南部下水道センター(金沢区)で6日に採取した汚泥焼却灰から約5千

ベクレル、汚泥から約240ベクレルを検出。北部下水道センター(鶴見区)の汚泥は

約千ベクレルだった。(5/13 朝日新聞) セメントは注意しないと使えなくなった。

「「2ヶ月後」のメルトダウン発表と内部被曝」 (5/17 伊東 乾/日経ビジネスオンライン)

現在の状態は裸の核燃料の水洗い状態で、とてもではないですが楽観を許す

状態ではありません。と同時に、そのシリアスな状態を東電は実にスムーズに

社会に発表することにも成功してしまいました。

スムーズに発表したかどうかは判らないが、すでに2ヶ月経って、世の中に厭戦気分が

あるのは否めない事実だと思う。

(追記) 伊東 乾 氏が以前語っていたこと  ありゃりゃ。

5/16夜、文部科学省の放射線量等分布マップ(5/11時点)が公表になった。

110511_sekisan (クリックで拡大)

1年間(H23.3.11まで)の積算線量推定

測定点が増えて、前回(4/24時点)より精度があがったようだ。

 宮崎県は、約1カ月前に全面改訂したばかりの口蹄疫(こうていえき)防疫マニュアルを

改正した、と発表した。4月18日の市町村などを対象とした研修会や翌19日の実動演習の

反省を踏まえ、感染の疑いが確定する前の対応について、変更した。

 県家畜防疫対策室によると、主な改正点は

(1)発生農場周辺の道路の通行止めは、検査で感染の疑いが確定した後に行うはず

だったが、確定前から農場に隣接する道路を遮断する

(2)発生農場周辺の感染の広がりを調べる「浸潤状況調査」も、感染疑いの確定後

すぐ実施するとしていたが、家畜の症状などを判断して確定前に開始できると追加

(3)発生農場のある市町村は、検体を検査のために動物衛生研究所に送った段階で、

発生農場周辺の農家に移動自粛を要請する準備に入るとしていたのを、実際に

半径3キロ内の農家に要請する――ことなど。

 改正は12日で、マニュアルは県のホームページ(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/)に掲示

されている。同室は「頻繁に変えると混乱を招くが、今後は大きな変更がある場合に公表

する」と説明している。(中島健) (5/17 朝日新聞

発表したのに一向にHPに載らないと思ったが、実は改訂作業をしていた。

【韓国の口蹄疫】

韓国では、口蹄疫の防疫に、ホルムアルデヒドグルタルアルデヒドなどの有害物質を

含む消毒薬が使われていたことが明らかになり、十分な防護を行わずに使用していた

ことから問題になっている。

これに関する記事詳細を、コメントの4番目に記載した。

【ソウル時事】16日付の韓国紙・東亜日報によると、清州地検は15日、病気にかかった牛を

違法に食肉処理し、飲食店などに卸した疑いで、流通業者ら3人を拘束した。家畜伝染病の

口蹄疫が猛威を振るった昨年末以降も犯行が続いており、口蹄疫の牛の肉も出回った

可能性が高いという。

 清州地検によると、3人のうち1人が、病気の牛を1頭10万~150万ウォン(約7400~11万1000円)

で買い取り、中央部・忠清北道槐山郡の山中で違法に食肉処理した疑い。牛の肉は、

流通業者が飲食店や学校給食業者に相場の5分の1程度の価格で売っていた。

5/16 時事通信

2011年5月16日(月) 地震発生から67日目

「福島県立安積黎明高等学校敷地内の放射線量について」 5/16 更新

4ページのグラフで、5/12降雨後の特に土壌面での線量率の増加について、

いったん浸透したセシウムが、水たまりができたことによる毛管現象で地表面に再度

現れてきたと考えられる。このような現象を考えると、汚染された土壌面についての

改善工法の一つである上下置換法については、一時的な効果はあるものの、

長期的に見て毛管現象等により上部土壌や地下水への汚染を拡散させる

不安もあり甚だ疑問である。単純な表土除去により汚染物質を撤去することが

望まれる。また、被汚染地域の児童生徒及び市民が一方的に積算線量低減に

向けての改善努力を強いられることは甚だ遺憾である。

としている。

「週刊現代」5/28号の東電内部資料スクープ記事が興味深い。

保全要員については、全社要員の2/3にあたる600人体制で実施した場合には2012年1月に、

全社要員(950人)を総動員した場合には2012年11月に、それぞれ平均100mSvを超える

と予測。

 また、現場作業に精通した熟練社員は平均値以上の被ばく線量となる見込み。

(これらの熟練社員は最短でも10年の育成期間が必要。)

(中略)

厚労省は原発で働く作業員に許容される被曝量を、福島第1の事故復旧作業に限り、

250mSvに引き上げたが、他の原発ではいまも100mSvが上限許容値である。仮に社内の

全保全要員を福島に投入すると、早晩他の原発の「安全運転」が不可能になる。

3号機の温度上昇は小康状態。 温度に関するパラメーター (TEPCO)

3号機グラフ(5/16 5:00まで) (早野さん)

茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

片瀬久美子さんのツイートによると、お茶のセシウム濃度が高くなる理由として、

  1.お茶の木がカリウムを吸収しやすい

  2.粘土質の少ない土壌で育てられ、根から吸収されやすい。(Csが土に結合しにくい)

としている。また、新芽なので余計に取り込みやすいようだ。

チェルノブイリ周辺の知見でも、作物により取り込みやすさはかなり差があるようなので、

お茶はかなりセシウムを取り込みやすい植物なのだろう。

尚、武田信弘さんが神奈川県に問い合わせたところ、神奈川県では生茶葉を流水で20秒

水洗いして検査しているそうだ。通常の製茶工程では、水洗いは行われないようだが、

大量にセシウムが降下した3月頃はまだ新芽が出る前なので、水洗いの影響はそれほど

ないと思う。

茨城県 大子(だいご)町(570 Bq/kg)と境町(894 Bq/kg)の生茶葉から放射性セシウム。

5/16 20:07 共同通信

WHO "Health effects of the Chernobyl accident: an overview" Apr. 2006

「チェルノブイリ事故の健康影響:概要」の邦訳 (4/19 warbler の日記) (重要)

本報告書(pdf 167p・英文)は、こちら

「柏周辺ホットスポット疑惑」をチェーンメール呼ばわりしている。(読売新聞

  測りもせずにどうしてデマだとわかるのか。

基準は、放射性ヨウ素を含む水を長期間摂取しても甲状腺という臓器が受ける放射線量が、

1年当たり50ミリシーベルト以下になるように考慮している。 日本経済新聞 (5/15)

  こういうデマこそ、信じないように呼びかけるべきなのに。

  いずれ真実が知れ渡ったとき、政府を信じていた人はどう思うのだろうか…?

原田 英男 さんのツイート (5/16)

【OIE情報】オランダで低病原性鳥インフルエンザ(H7)の発生報告。発生日5/11、確定日5/12、

報告日5/13。家きん(8800羽飼育)、症例数12羽(死亡はなし)。同居鳥は全淘汰、国内での移動制限、

3km圏内家きんのスクリーニング、ワクチン接種は禁止。

13days_meibun

高橋源一郎 「13日間で「名文」を書けるようになる方法」 (朝日出版社 2009年) 読了。

これは名著ですね。サンデル先生よりもこの授業を受けてみたい。

メールの登場で、今は、有史上もっとも文字によるコミュニケーションが盛んな時代だけど、

だからといって、みんなの文章力が鍛えられているかどうかは、よくわからない。

2011年5月15日() 地震発生から66日目

夕方からの東電記者会見で、また重大な事実が明らかに。

結局、補償スキームが決まるまで黙っていたと言うことなのだろう。

東電によると、地震発生直後には圧力容器内の蒸気を冷やす「非常用復水器」が働いて

いたが、3月11日午後3時半ごろに1号機に津波が到達して機能が喪失したと仮定し、

重大事故を解析するプログラムにデータを入力した。その結果、津波到達直後から圧力

容器内の水位が急激に下がり始め、午後6時ごろに燃料頂部が水面から露出。同7時

ごろには炉心の温度は燃料の融点(2800度)に達し、同7時半ごろに燃料が完全に

水面上に出て空だき状態になって損傷が始まった。

 同日の午後7時50分ごろには燃料上部が溶融し始め、16時間後の12日午前6時50分

ごろには、燃料の大部分が溶融し圧力容器底部に落下した。東電は、この時点で圧力容器の

底が損傷して水が漏れ始めたと推定。ただ、損傷は限定的とみている。

5/15 毎日新聞

  東電記者会見→ http://twitter.com/#!/KW36_wav

  Togetter 「5/15 17;:55~原子力安全・保安院記者会見」

110515_f3temp

3号機の温度が再上昇。 3号機も燃料が溶解して圧力容器の底に溶け落ちて、

半分水に浸かった状態だと想定されている。水に浸かっていない燃料は高温の蒸気を

出しており、圧力容器の上部が高温になっている。

  (参考) 温度の計測地点(TEPCO)

気持ちのいい5月の日曜の午後に、原発の悪いニュースばかり見ていてもしょうがないですが…、

東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、

毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者

への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたため

とみられる。

 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高

濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配

管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電

関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に

重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。

 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに

耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったと

の見方を示していた。

 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原

発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原

発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。

 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入

ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満してい

たとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度

だったと推定される。 (5/15 東京新聞=共同通信

柏崎よりもだいぶ小さい地震力で、重大な損傷が生じたことになる(しかも、2ヶ月以上

隠していた)。 津波以前に重大な問題があった、ということなので、全国の原発の安全性

に疑問符が付いたことになる。果たして今後、止まった原発は再開できるのだろうか?

そしてそのための条件は? 電力不足が日本中で起きないために、どのような対策と

合意形成プロセスがありうるのだろうか? もう全く五里霧中な感じ。

それにしても、5/6に紹介した塩谷喜雄さんの推測は的中していたのだなぁ。

宮崎学 (5/15) 「報道されない4号機の危機的状況について」

  まだ具体的なことは何も書いてないけど、気になる。

宮城県は、被災して大変なのかもしれないが、食品の放射能調査をほんの少ししか

実施していない。こんなにおざなりでいいのか…。 (参考: 県別の検査結果

雨どい放射線マップ (5/8~)

5/15朝日新聞朝刊: ヘリによる放水は、意味がないと知りつつも、オバマに本気を見せる

ためにやったパフォーマンスだった。 本当かな?

5/15朝日新聞朝刊: 東京都の土壌で放射性セシウムの濃度が1kg当たり3,000Bqを超え、

茨城県より高い地点があることが、近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査でわかった。

(中略) 江東区亀戸で 3,201 Bq/kg、千代田区の二重橋横で 1,904 Bq/kg。ほぼ同距離の

埼玉県朝霞市は 484 Bq/kgだった。(中略)単位面積当たりに換算して農水省の調査など

と揃えると、都内の土壌の放射性セシウム濃度は稲作禁止の制限値の20分の1以下だが、

1960年代の大気圏内核実験で降った量の3~10m倍あった。

やっぱり東京都の東部は高いようだ。 計測の方法や、数値の出し方は統一してほしい。

そして、この子が

  「南相馬の子に近づいたらダメ!」 と言われ続け差別を受けたとのこと。

おしどりマコ・ケン 「~一人っきりの子どもがいます~」 (5/14 NPJ)

こういう話はほんとうに胸が痛む。でも過去の話じゃないんだよ。

110515_kounago

スーパーにコウナゴの釜揚げ(愛知産)があったので買ってみました。

一盛り298円。おいしかったです。

2011年5月14日(土) 地震発生から65日目

「3号機注水量増やす…原子炉の温度上昇止まらず」 (5/14 13:11 読売

3号機 原子炉温度・圧力・水位 5/14 5:00まで (早野さん)

「2号機汚染水の移送進むが…逆に4センチ上昇」 (5/14 13:53 読売

  よくないニュースばかり。もう見たくない。

「宮崎県口蹄疫防疫マニュアル」県HPで公開された。

柏崎刈羽原発の、中越沖地震の報告を読む。 「Structure」 No.109~111(2009年)

著者は 土方 勝一郎 氏(東京電力)。 ここは想定を大きく上回る地震に遭ったのだが、

それほど深刻な被害にいたらなかったのは、結局「建築基準法の地震力の3倍」という

昔からあるおおざっぱな原発の耐震基準のおかげだったとのこと。

耐震設計に用いる入力地震動の大きさを評価することは非常に重要ではあるが、

それと同時に地震動の不確定性を工学的にどのように担保しつつ構造物の耐震

設計を行っていくかという問題もまた非常に重要であると考えられる。

岡本太郎「明日の神話」へのパロディ画追加は、アーティスト集団 Chim↑Pom(チンポム)

のアートらしい。

 福島県は13日、福島県で採取したアユとワカサギ、シラスから食品衛生法の暫定基準値

(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムを検出したと発表した。

魚類で基準値を超えたのはコウナゴに続き、淡水魚では初めて。

 福島県によると、いわき市のアユから720ベクレル、北塩原村のワカサギから870

ベクレルのセシウムを検出。いわき市沖のシラスからも850ベクレルのセシウムが出た。

 ヒラメやマコガレイ、ミズダコなどは基準値を下回った。

5/13 共同通信) コウナゴ以外で水産物が基準値を超えたのは初めて。

それにしても、淡水魚からもう出るとは思わなかった…。 どういう環境なのだろうか?

  (5/16追記)いわき市のアユは鮫川、北塩原村のワカサギは桧原湖

  水産物の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

栃木県 茂木町(那珂川)のアユの放射性セシウムの濃度は 460 Bq/kg、宇都宮市

鬼怒川)のアユの放射性セシウムの濃度は 420 Bq/kg。暫定基準以下だが基準値に

迫っている。調査されていないが、河川のセシウム汚染も進んでいるに違いない。

また、いわき市沖ではヒラメ、マコガレイなど底魚からも、やや高めのセシウムが検出

されている。

 福島第1原発と第2原発の事故発生直後、福島県が防災計画の対象である周辺6町

のうち4町と連絡を取った記録がなく、事故発生や避難指示を伝えていない可能性

が高いことが13日分かった。

 放射性物質の影響について正確な情報がないまま、楢葉、広野両町は住民を自主的

に避難させた。地震や津波により緊急連絡網が不通となったためで、複合災害を

想定しない防災計画の甘さが“本番”で露呈した形だ。 5/13 共同通信

吉岡メモ (お薦め)

(資料) 「チェルノブイリ事故による環境汚染と住民の被ばく」原子力・エネルギー勉強会

「これが福島原発の実態だ!東電現場からの告発」 (YouTube 8分)

「♪東電に入ろう」 (YouTube 6分)

GREENPEACEによる野菜と土壌の放射線調査

水野義之さんの陸前高田の写真レポート。http://twitpic.com/photos/y_mizuno

浜岡4号機は13日13:56に停止。 5号機は14日13:00頃に停止。

12日、鳥取県境港市と米子市で回収された野鳥2羽(ホシハジロとキンクロハジロ)の

死骸から、A型の鳥インフルエンザウイルスを検出。回収は1ヶ月以上前、簡易検査は陰性。

5/12 毎日新聞

 宮崎県は13日、県庁で口蹄疫復興対策連絡会議を開き、「口蹄疫からの再生・復興方針」

工程表(素案)について、農協や商工、観光関係者の意見を聞いた。

 工程表には今年度から3年間で実施する復興の具体的な取り組みが明記され、牛や豚の密度や、

殺処分された家畜を埋める埋却地の確保状況などを示すハザードマップの年度内の作成などを

盛り込んでいる。

 素案によると、すべての畜産農家が埋却地を確保できるように県などは支援し、湧水などで

利用できない場合に備えて、公有地をリストアップするとしている。参加者からは「農家による

埋却地の確保は難航しており、共同埋却地の活用を検討できないか」などの意見が出された。

 経営の大規模化や集約化を目指すとしていることについては、「口蹄疫が発生すれば、一気に

感染が拡大する可能性があり、頭数の上限を決めるべきだ」「規模拡大が困難な中山間地での

畜産業が衰退する」といった声が上がった。

 一方、観光関係者などからは「多大な影響が出ており、畜産業以外の振興策などもしっかり

盛り込んでほしい」とする意見が相次いだ。

 工程表は20日の県口蹄疫復興対策本部の会合で最終案がまとめられる。5/14  読売新聞

2011年5月13日(金) 地震発生から64日目

きのうの1号機の状態の公表は、原発の安定的な冷却までに2~3年、あるいはそれ以上

かかるということなのだろう。その間も微量な放射能の拡散は続き、いつ大規模な放出

が起きるかわからない。 このことが実体経済におよぼす影響は空恐ろしい。

原発補償スキームに、東電の株主責任を問わないことも含まれているとは知らなかった。

モラルハザードの実例として、世界中で記憶されるのでは。

13日の朝日新聞1面トップは、東電内部資料のスクープ記事。

3号機水素爆発の前から高い放射線値が出ていたが、公表しなかった。(朝日新聞

内部資料/号機別

「福島原発メルトダウン」 (Seven Miles Beach File) よくわかる解説。

 神奈川県は13日、新たに3市町村で基準値を超すセシウムが検出されたと発表した。

 県によると、足柄茶を生産する16市町村のうち、南足柄市を除く15市町村で11~12日

に採取し、12日夜に8市町村の検査結果が判明。うち小田原市で1キロ当たり780ベクレル

(暫定基準値同500ベクレル)、愛川町で同670ベクレル、清川村740ベクレルの

セシウムが検出された。県は3市町村に出荷の自粛を要請する。残る7市町の検査結果も

同日中に判明する予定。5/13 産経新聞

全国の上水道の放射能濃度の動画: 放射性ヨウ素放射性セシウム

廣瀬 陽子 「世界でもっとも危険な原発、アルメニア原発」 (5/13)

WSPEEDI(5/10公開)による東京の堆積量予測

大友 良英 (4/28) 「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」

  「見えない放射線の中で健全な精神が保てるか」

  「「福島」をポジティブな名前に変換する」

 岩手県は13日、滝沢村で11日に採取した牧草から、農林水産省が定めた暫定基準値

を超える放射性セシウムを検出したと発表した。今年分の牧草は収穫されておらず、福島

第1原発の事故後に収穫したものは乳牛や肥育牛に与えられていない。

 乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は300ベク

レルで、滝沢村では359ベクレルを検出した。

 県によると、福島県以北で牧草の放射性物質が基準値を超えたのは、岩手県が初めて。

5/13 共同通信

国土交通省は12日、福島県の複数の下水処理場の汚泥から放射性物質が検出された

問題について対応方針を福島県知事に通知した。1キログラム当たり10万ベクレル超

放射性物質が検出された汚泥については、密閉した容器などに入れて保管することが

必要とした。放射性物質の少ない汚泥に関してはセメントなどへの転用が可能としている。

5/12 日経) そのセメント、誰が使うんでしょうか…。

被災者の数年・数十年後の住宅問題 (Togetter)

kasuho カスホ さんのツイートする回文が楽しい。 http://twitter.com/#!/kasuho

想定外てウソ?

炉心限界、イカン。原子炉!

夏まで待つな!

退避で保安員ゼロ。全員アホで引いた。

保安院、全員アホ?

予期しない?免責は破棄、鮮明な指揮よ

総理はやはり嘘

迂闊だ、まず廃炉。ぼちぼちボロいはず、まだ使う?

炉心計画やはり早く会見しろ

夜とっくにパニクっとるよ

良くなるか見込み無しだ、身だしなみコミカル。泣くよ

足した絵?太郎うろたえた下

遺憾、改変・書き足しイタズラまたか…たまらず大した期間閉館かい?

養豚検査済みのこの国、真夏生肉の好み杜撰、検討よ

あなたレバ刺し欲しさバレたなあ

困惑の生なの食わん子

良い政策なきゃ支持しない。結構馬鹿を庇う滑稽な支持者キナ臭いせいよ

新世代もおかしい、カッコいい国会しか思い出せんし

卑屈な人間に懐く日

肩気にし、腰にきたか

冷めた対応、老いたためさ

関係変わる若い喧嘩

壮観なこと、女酷い態度非難、男なんか嘘

殯、屍、あの巴マミを見舞え、元の姉ばかりが喪

寝やすい座椅子やね

迂闊、安く賢く腰隠すやつ買う

歯磨かないなら要らないな鏡は

よろめく、好きだよ?抱きすくめろよ!

ウソ!ワコールブラならブルー?怖そう…

神話、アニメに合わんし

箱、今宵お届けだけど遠いよここは

願いなら無くならないがね

兎も角会計、国で買うのか、腐敗か。誰も残らないなか、恣意的倫理規定しかないなら、この漏れ打開は不可能か?出にくい計画かも、と

快作!この絵もトキメキと萌えの国際化

穴買うの可能かなあ?

根が左翼よ、性ね

なんか殺人報道、その死の騒動、本日盛んな

よう、孤独に君の気持ちも木の幹に口説こうよ

下見に五日、十日目にあなた目覚めたな、アニメ買うとか、ついに見たし

妬いた死ね、急ぎ添い寝したいや…

なんせかなり不意なキス、まだ騙す気ないふり?泣かせんな!

根こそぎ夏に繋ぎそこね

2011年5月12日(木) 地震発生から63日目

東京電力記者会見(5/12 18:30~)実況ツイート(Togetter)

原子力安全・保安院記者会見(5/12 18:15~)実況ツイート(Togetter)

 栃木県は12日、6市で採取した牧草のうち、2市の3検体から、最高で暫定許容値

(1キロ当たり300ベクレル)の12倍の放射性セシウムが検出されたと発表した。

一方、調査の結果、県東地域の牧草については、安定して許容値を下回っているとして、

宇都宮市など4市7町で牛の放牧と餌やりの自粛を解除した。

 県によると、3日に採取した那須塩原市の2検体から8603600ベクレル、5日に

採取した日光市の1検体から3480ベクレルのセシウムが検出された。

5/12 時事

 文部科学省は12日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質を調査した

結果、ヨウ素とセシウム以外に「ランタン140」や「テルル129m」など複数の核種を

検出したと発表した。ランタン140の半減期は約2日と短く、放射性物質の大気中

への放出が続いていることを裏付けた

 文科省は、新たに検出された核種は、これまでに確認された放射性物質に比べ、

半減期が短いと説明。「検出量もヨウ素やセシウムより少なく、人体に与える影響は

比較的小さい」としている。

 ランタン140は、原発から23~62キロの地点で10日に採取した土壌から、

土1キログラム当たり24~640ベクレル検出。テルル129mは、2~62キロの地点

で3日から10日にかけて採取した土壌から、同540~18万ベクレル検出された。

ヨウ素やセシウムと同様、原発の北西方向を中心に検出量が多い。5/12 産経

静岡県菊川市の生茶葉からも、放射性セシウムが 111 Bq/kg検出された。(5/7採取、

5/11公表) 暫定基準 500 Bq/kg の1/5程度だが、福島第1原発からは380kmくらい

離れている。

チェルノブイリ事故のあった1986年には、三重県のお茶から、1,269.1 Bq/kgの放射能

(Cs-137 118.5、Cs-134 62.9、I-131 925.9、Ru-103 129.6、Ru-106 32.2)が検出されて

いるそうだ。でもたぶん乾燥重量か? 出典:「放射能はいらない」 (YouTube)

尚、読売新聞の記事は、飲用茶のセシウムの暫定基準が、500 Bq/kgのように書いて

いるが、これは誤りで、飲料水の基準 200 Bq/kgとしなければおかしい。

グリーンピース (5/12) 「高濃度の放射性物質を海草類から検出」

 海洋調査(5月3日から5月5日まで)では、福島第一原発から50キロ離れた沖合で

採取した海藻アカモク(ホンダワラ科)などから1キログラムあたり最高で13,000 Bq

以上の放射性物質を検知(注2)しました。

 また、沿岸海域においても独自サンプリング調査を行った結果(注3)、福島第一

原子力発電所の南約30㎞から65kmの場所に位置する久ノ浜(ひさのはま)、

四倉(よつくら)、江名(えな)、勿来(なこそ)などの漁港で譲り受けたアカモク、

コンブ、フクロノリなどの海藻サンプルからも、1キログラムあたり最高で23,000 Bq

以上の放射性物質が検出されています。

福島第1原発事故まとめ (Fukutomi Design Office) すごい労作。

 政府は12日、福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域にいる家畜について、

所有者の同意を得た上で苦痛を与えない方法で安楽死させるよう福島県に指示した。

県は先月、瀕死(ひんし)の状態の家畜を安楽死させる方針を決めていた。枝野幸男

官房長官は「国の責任でしっかりと方針を出すことに至った。申し訳なく思う。速やかに

東電が賠償するよう期待する」と述べた。

 指示は原子力災害対策特別措置法に基づくが、強制力はない。農林水産省によると、

警戒区域内では事故前、約370戸で牛3500頭、豚3万頭、鶏68万羽、馬100頭が

飼育されており、県は牛1300頭、豚200頭の生存を確認している。【佐藤浩】

(5/12 毎日新聞)

1号機の燃料はほとんど溶けて底部に崩れ落ち、圧力容器に水漏れもある状態

今日午前中の記者会見を受けて、午後から各紙が報じている。(5/12 朝日新聞)など。

東京電力記者会見(5/12 11:00~)実況ツイート(Togetter)

原子力安全・保安院記者会見(5/12 11:25~)実況ツイート(Togetter)

尚、一番早い報道は、毎日放送(am2時頃)で、特ダネだったようだ。

  ・ 5/11に、圧力容器水位計の校正を行った結果、検出点の高さ以下と判明。

  ・ 圧力容器水位は、燃料棒の下端より1m以上低い。

  ・ 格納容器の水位もはっきり分からない。

  ・ 圧力計の損傷は、地震発生直後と推定。

  ・ 圧力容器断面図と温度の計測地点(TEPCO)

  ・ 原子炉温度は100~120℃で、ある程度冷却はできている。

  ・ 温度計は、複数あり同様の傾向なので、おおむね正しいと推定。

  ・ 3,000トンの水の行方が不明で評価中。(どこかから外部に出ている?)

  ・ 圧力容器から溶け出て格納容器の下部に落ちて固まっていることもあり得る

  ・ 現状の温度では新たなジルコニウム反応のリスクは少ない。

水をいくら入れても水位計指示が変わらなかったため、真っ先に圧力計の校正を行った

結果、こういったひどい状況が確認されたようだ。 でも今まで水蒸気爆発しなかったのは

不幸中の幸い。

3号機の取水口付近で、高濃度の汚染水が海に流出しているのが、11日、見つかった

問題で、流出元とみられるタービン建屋の地下では、汚染水の水位が8日ごろから流出

が懸念される水準まで上がっていたことが分かり、東京電力の対応が改めて問われそう

です。 5/12 NHK

計画的避難区域に指定された飯舘村の肉牛畜産農家103人が廃業を決めたことが、

JAが実施した意向調査で分かった。5/11 毎日新聞

郡山市教育委員会(4/27) 「小中学校校舎等の除染活動への協力のお願い」

3号機胴フランジの温度計が回復した? (5/12 5:00までのグラフ/早野さん)

原発賠償スキームに対しての5/12新聞各紙の報道 (BLOGOS)

  東京新聞 「これは東電救済策だ」

5/12 東京新聞朝刊「こちら特報部」より

スペイン南部ロルカ近郊で日本時間12日1:47頃、M5.1の大地震。死者8人。

Pouch)(NHK

(メモ) コンクリート表面除染技術 (ATOMICA)

2011年5月11日(水) 地震発生から62日目(2ヶ月目)

 神奈川県は11日、同県南足柄市で9日に採取した「足柄茶」の生葉から、暫定基準値

を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。同県産の農産物が暫定基準値を

超えたのは初めて。

 県は南足柄市などに対し、今年産の茶の出荷自粛と自主回収を呼び掛けた。県によると、

足柄茶の生葉は県内17市町村で生産しており、他市町村の生葉の検査も早急に進める。

 県によると、南足柄市の生茶から1キログラム当たり550~570ベクレル(基準値

同500ベクレル)の放射性セシウムを検出。放射性ヨウ素は検出されなかった。

今年収穫された足柄茶は、6日に出荷が始まったばかりだった。5/11 産経新聞

  お茶にして飲めばだいぶ低い値になるだろうけど、280km以上離れたところで、

  暫定基準を超えるというのは嫌な感じ。

今日で震災から2ヶ月。いろんな特集記事があるようだ。

共同通信 (5/10) 「わかる原子力(3) 汚染された食品の基準値」 では、いまだに

日本人がこれらの食品を一年間摂り続けても割り振りの被ばく量を超えないように、

それぞれの食品の基準値を算出している (前川 清剛)

などとという嘘を書いている。単に知らないのか、知っていて書いている確信犯なのかは

わからないが、大通信社としてはいかがなものかと思う。

一方、5/11の朝日新聞朝刊では、4面を使って「放射能と向き合う」という特集を組んでいる。

当然、食品の暫定基準についても書いているのだが、暫定基準の妥当性については、

この基準は、すぐに収束する原発事故を前提としている。今回のように放射性物質の

放出が続く実態に合わせた基準づくりの検討は、なされていない。(小林 未来)

という慎重な言い回しになっている。嘘は書かないけど、農産物が売れなくならないように、

ホントのことも書かない、という立場なのだろう。

東電による賠償スキームは、どのメディアも、もう決まったかのような書き方になっている。

「政府与党案をぶっつぶせ」 (5/11 河野太郎)に同調する人も多いと思うのだが。 また、

「被災地から東京電力と政府と国民へ」 (5/11 青空のブログ/仙台) にあるように、

一刻も早く被災者に補償を行うことがまず優先課題のはずなのに、スキームを人質に

とって、強引に政治決着を進めようとしていることは、非常に悪辣な方法だと思う。

川内村の警戒区域に一時帰宅する村民に、国側が「(住民らは)自己責任で立ち入る」と

の同意書への署名を求めると、一斉に反発の声が上がった。5/10 日刊スポーツ

「実地調査を踏まえた学校等の校庭・園庭における空間線量低減策について」

(5/11 文部科学省)

ようやく文科省も表土の除去に転向するのだろうか。 しかし、私立学校の場合、

この費用を東電に請求してはいけないのだろうか? あるいは学校以外の施設では?

福島市内の一般家庭の庭の表土除去による放射線量の変化 (5/4)

郡山市立橘小学校の放射線値報告(5/9)

4/30に表土の除去が行われ、校庭での放射線量は約1/3に減少した。

「福島原発水素爆発の不可解 なぜ1、3号機建屋に充満」 (5/11 J-CASTニュース)

  4号機だけでなく、1、3号機も、なぜ建屋に水素が溜まったのか良くわかっていない

  そうだ。 未解明の問題点がある、ってことか。

二本松、本宮、大玉3市村は9日、それぞれ全ての小中学校、幼稚園・保育所

校庭・園庭の表土を除去することを決めた。5/10 福島民報) 福島市はどうする?

「チェルノブイリ原発事故後の土壌の浄化と住民への被害」 (4/12 比内絢香) (お薦め)

都道府県別降下物(ちり、雨水等)の検査結果(「文部科学省」集計値) (5/8)

  3/18-5/3の累積だが、全国で宮城県だけ計測を実施していない。

宮城県内の放射線モニタリング情報 (東北大)

  東北大学・青葉山(毎日)と、県内6地点(3日に1回程度)の測定値。

  角田(裏町)では、今でも 0.3μSv/h くらいあり若干高い。

110511_fukushimanoima

福島の現状を訴えるチラシ (自由に配布可、 FOR OUR CHILDREN

3月15日から18日までに茨城県から出荷された野菜や乳製品はヨウ素131で

汚染されていた可能性がかなり高いことがわかります。5/7 renormalization

乙武洋匡さん 始球式 (YouTube 1分/5/6 Kスタ宮崎) (お薦め)

5/10深夜のNHK BS1 「被曝の森はいま」  自然の複雑さが実感できる良い番組だった。

今夜(0:00~0:50)は、 「見えない敵」

【韓国の口蹄疫】

韓国では、9日から雨模様の天気が続いており、特に11日から12日にかけて、全国的に

大雨の予報となっている。このため、埋却地の管理徹底が求められている。

2011年5月10日(火) 地震発生から61日目

3号機温度のその後 (5/10 11:00amまで/早野さん)

  圧力容器胴フランジの温度計は死んだ?

3号機の使用済み燃料プールから、高濃度の放射性物質(2号機に似ている)。

Cs-134: 140,000,000 Bq/L、 Cs-137: 150,000,000 Bq/L、 I-131: 11,000,000 Bq/L

8日採取。 ヨウ素が検出されていることなどから、使用済み燃料の損傷ではなく原子炉

の燃料の損傷によって放出された放射性物質が何らかの原因でプール内に混入した

可能性が高いとみています。 (5/10 NHK

3号機プールの映像 (YouTube 3分/出典) 瓦礫に覆われて燃料棒は見えない。

福島第1原発の写真 (Twitpic http://twitter.com/#!/ystricera) (お薦め)

Kantotohoku_radiation

福島ならびに近県の放射線量マップ

  柏周辺の人には気になるマップだろう。

(リンク集) 東葛地域の放射能ホットスポット・データ (5/4 daizo3)

昨日深夜にBS1でやった「永遠のチェルノブイリ」 。地上波でやればいいのに。

しかし、チェルノブイリの健康被害と因果関係は結局良くわからないままだ。

福島でもおなじような結末になるのだろうか。

福島県飯舘村は10日までに、今週末にも一部住民の避難を始める方針を固めた。

第1陣は乳幼児や妊産婦、幼稚園児がいる約140世帯の約400人で、

福島市などの旅館や公務員宿舎に移る。5/10 日経

飯舘村と周辺の乳幼児、胎児は、最もリスクの高いグループだ。

福島県と福島県立医科大が広島大や長崎大、放射線影響研究所(放影研、広島市南区)など

の協力を得て、周辺住民約15万人を30年以上にわたって健康管理する方針を固めたことが、

10日までに分かった。今週末に福島市内で関係機関の会合を開き、細部を詰める。

5/10 河北新報

茨城県は10日、県内3カ所で採取した牧草のうち石岡市内の牧草から暫定許容値(1キロ当たり

300ベクレル)を超える340ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、

東京電力福島第1原発事故以前に収穫した牧草のみ牛に与えるよう農家を指導しており

「対応を継続する」としている。

 常陸大宮市と境町の牧草からは許容値を超える放射性セシウムは検出されなかった。

また、千葉県は同日、国の指針に基づく検査の結果、検出された放射性物質が暫定許容値を下回った

として南房総市など4市1町で牛の放牧と牧草の餌やり自粛を解除すると発表した。 5/10 時事

工学院大学(東京)の建築学者らが、東日本大震災で被災した宮城県石巻市で永住型の木造住宅の

建設に乗り出す。土地を借り、地元の木材を使って7月に10棟を完成させる計画。

政府が急ぐ仮設住宅づくりではなく、永住を前提にコミュニティーも育てる狙いだ。

5/9 朝日新聞

後藤治さんは、もと文化庁で文化財保護に携わっていた建築史家。三陸の実情や、

伝統木造工法に詳しく、このような実践に乗り出した。

カルフォルニア工大、ジョセフ・シェパード教授講演「福島第1原発の危機」(3/31)

スライドの和訳 (4/29 pdf 55MB

ICRP Publication 109 「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用」

の、日本語版ドラフトも特別公開されている。

Togetter 「江川 紹子 vs 山本 一太 2010.5.10(自民党の原発事故責任)」

  事故の原因を作った人が、事故の処理の手際の悪さを言ってるにすぎないと思える

Qboc2011083cu0 (クリックで拡大)

黒潮が離岸しているそうだ。 (海上保安庁)

勝川さんによると、黒潮が離岸すると、親潮系の海水が房総沿岸を南下する可能性が

あるので(茨城・千葉の漁業は)要注意とのこと。

「チェルノブイリ事故後の野菜・果物への放射能汚染を過少評価した仏政府責任者、起訴」

フィガロ紙(4月1日) (4/3 フランスねこのNews Watching)

「源八おじさんとタマ005」 (2/12 YouTube 2:14) (お薦め)

「なぜ枝野は南相馬で完全装備?」 (4/22 YouTube 9:1) (お薦め)

  私は3号機の核爆発はなかっただろうと思ってるけど、

  ストロンチウム、ウラン、プルトニウムは周辺に飛散していてもおかしくないと思う。

【日本のHPAI】

9日、松江市内のキンクロハジロの死骸から高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)確認。

回収は3/6、4/21に鳥インフル陽性。 (5/10 読売新聞

  (参考)日本におけるHPAI → 「HPAI_2011.xls」をダウンロード

【韓国の口蹄疫】

 江原道では、口蹄疫の発生から136日ぶりに道内のすべての偶蹄類の飼育農家の、

家畜の移動制限が解除された。

 原州(ウォンジュ)地域のヤギ農家の家畜の移動制限が今月6日に最終的に解除されたのに伴い、

道内の偶蹄類の飼育農家の家畜の移動制限が、すべて解除されたと9日明らかにした。

 今年3月に、口蹄疫が発生した道内13市郡の家畜の移動制限は順次解除された。

しかし、ワクチン接種後に家畜を部分的に埋却処理した136軒の畜産農家については、

家畜の移動制限をかけたまま、農家ごとに別の検査を経て、移動制限を解除するかどうかを決定した。

 この措置に応じて、これまで136軒の部分埋没農家を対象に、口蹄疫関連の検査を実施した後、

今月6日、原州市のヤギ農家について、最終的に移動制限解除の判定を下した。

 この農家は、今年2月に口蹄疫の疑い症状が発生し、約350頭のヤギのうち89頭が埋却されたが、

それ以上は症状が現れなかったため、最終検査の末に移動制限解除の判定が下された。

2011年5月9日(月) 地震発生から60日目

AERA 5/16号 「東電救済の」の内幕: 経産省の松永和夫事務次官、北川慎介総括審議官

の主導で、税金と電気料金引き上げで東電の債務をなるべく減らすスキーム作成が進んで

いるそうだ。 一方、古賀茂明(経産省大臣官房付)が、4/5に記した「古賀ペーパー」という

東電解体処理案があったのだが、経産省内で「危険思想」として排除されたとしている。

こちら(ガジェット通信)は、「古賀プラン」の解説。

森本 紀行 さん (5/2) 【緊急増補版】なぜ東京電力を免責にできないのか では、

「法解釈の根拠を明らかにしない免責」はおかしいと主張している。

これはもっとも主張にちがいないのだが、そもそも司法の独立性が疑わしい日本に

あっては、ないものねだりという気もする。

CTBT高崎観測所のヨウ素-135の観測値が、誤報として訂正された

これを根拠に、核爆発(核暴走)があったという説(たとえばこちらこちらなど)もあったが、

これで決着が付いたか。

(5/10追記) 「CTBT高崎観測所データがもたらす困惑と疑惑・続報」 (5/9 BELTRIX TALK)

福島第一原発の事故を受けて、下水処理場の汚泥などを調査している福島県は8日、

福島市の堀河町終末処理場の汚泥から、1キロ・グラムあたり44万6000ベクレル

高濃度放射性セシウムを検出したと発表した。 (5/8 読売新聞

汚泥にしろ、表土にしろ、瓦礫にしろ、大量の低レベル放射性廃棄物の処理場が必要だ。

このまま汚泥の行き場が決まらなければ、下水処理が行き詰まるから、タイムリミットは

迫ってきている。地元には残酷な話だが、やはり、第1原発の近くは300年くらいの封鎖

地域にして、汚染物質の処分場を作るしか方法はないのではないか。政治家の決断が

求められている。

9日、宮城で初水揚げ。底引き網でキチジやオキハモなど70トン。(時事通信

9日、大洗漁港で震災後初のシラス漁(TBS

シラスは今のところ問題ないのだが、コウナゴと似ているのに売れるのだろうか…。

(5/10追記) 勝川 俊雄さんのツイート(5/10)http://twitter.com/#!/katukawa

シラス(カタクチ稚魚)のセシウムが低い理由は、黒潮系だから

「カタクチ仔稚魚は黒潮系暖水域や表面水温の高い海域に濃密な群れを

形成しており、冷水域および暖水塊の内部では分布密度は2桁以上低く、

親潮域ではほとんど出現しない」 http://bit.ly/mrcjH0

スズキやマダラのような大きな魚では、表層のピークから半年程度遅れてピークが来る。

(5/7 3.11東日本大震災後の日本

水産物の放射能濃度 → 「suisan.xls」をダウンロード 

5/8公表の中で、鹿嶋市沖のエゾイソアイナメから、やや高め(基準値の半分くらい)の

セシウムが検出されている。底魚でやや高めの値が出たのは初めて。

「本当は怖いアマゾンの話」 - Amazon Tales of Horror (5/8 本とマンハッタン)

  いや、そうだろうと思った、というところ。 アマゾンのランキングは謎なものも多い。

5/8の未明に、4号機から黒煙?がライブカメラに写った件は結局何だったのか不明。

東電は「もやの影」としているが、何かが燃えたとしても放射線値の異常は出てないので、

大ごとではなかったようだ。

江川 紹子 さんのツイート (5/8)

昨日の黒い煙について、東電は「この時間のプラントのデータから異常は確認されていない。

3,4号機は湯気が出ているので、照明の関係で黒く見えたのではないか」と。

この後、NPJ・日隅一雄さんがナイスな質問。「東電がもっと近くから映像を撮れないか。

BPは原油流出の時には24時間映像流した」と。

東電は「24時間連続監視は検討させてください。技術的には可能」と回答。

近くから見られれば、もっとはっきり分かる。

で、こういうことになったようだ。

福島第1原発事故で、国と東京電力の統合対策室は9日、同原発の全景が分かる中継映像を、

東電のホームページ(HP)で公開すると発表した。機材が準備でき次第、誰でも見られる

ようにする。5/9 時事通信

日テレが大宣伝している「高校生レストラン」の初回を見る。(放送は土曜夜)

NHK BSでやってる「glee」の料理版という感じ。若者が主人公だけど、

大人が見ても違和感ないところを狙っている。

080429_shibazakura0013923

コンタンです。 このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free

« 放射性ストロンチウムについてのリンク集 | トップページ | 気になることメモ 6/1~6/18 »

コメント

こんばんは、青空です。

ここ数日の会見や、記事、知見や、文部科学省の航空モニタリングによるセシウムの土壌汚染状況の開示を見て、やや落ち込んできました。
残念で成りませんが、チェルノブイリに近しいあるいはそれ以上の国土汚染状況のようです。
しかも封印ができていない状態が続き、大量の核燃料や使用済み核燃料が現地に残り火をくすぶっているとは。

先日のコメントの返信にあったように、いつのまにか自分自身も今の生活を維持できることを前提とした情報や知見、記事を探していたことに気づかされます。
バランスよく見ることを心がけていましたが、精神的に答える記事は知らず知らずに避けてしまうものですね。気をつけねばならないと感じました。
ただある意味自身の腹くくりはできてしまっているような気もしますが。

昨日初心に返るべく、地域再興を考える上でもう一度あの津波の映像を見直して見ました。
記憶とは恐ろしいものです。何度も見たはずですが、あの凄まじさに改めて驚愕しました。
あの水量と圧力とスピードを防ぐことはいかに高い堤防をほどこしても、時間稼ぎぐらいしか困難だと感じてしまいました。
コンタン様は建築関係にもお詳しいと推察させて頂いております。
石巻や塩釜、仙台以南の津波ならともかく、女川、気仙沼以北のあの水量を押さえ込むことが今の建築技術で可能なのか。
私見、直感でもよいので、もしできたら、ご教示いただければとお願いします。


青空 さま。
 
今回のような津波を構造物で抑えるのはほぼ不可能です。
しかし、岩手県譜代村のように、高さ15.5m×全長155mの堤防で食い止めた例もあるし、
大船渡市綾里白浜地区のように、防波堤を築くのではなく、低地に住むことを禁じて
被害が皆無だった例など、実情はさまざまです。防ぐことができなかったとしても、
時間稼ぎに有効だった場合は、それなりに機能したと言えるのでは。

土木学会などが調査を進めているので、今後、知見として生かされるでしょうが、
取るべき対策は、地域の実情に応じてさまざまに選択されるべきだと思います。

もしほんとうに「1,000年に1度」だとすれば、復興期間の10年を除いても、990年(99%)は
有効に使える土地ということです。必要な避難対策は取りつつも、うまく使ってゆく智恵もまた
大事です。そもそもがんばって対策を取っても、5,000年に1度の事象に対しては無力かもしれません。

そもそも、耐震補強を行っていない古い建物が、まだまだ山のようにあるという事実は認識しておく
べきでしょう。分譲マンションで、高齢化が進んでいるような場合、資金的な面からも、耐震補強
はおろか、耐震診断さえあまり行われていないのが実情です。

 
経済(学)方面のブロガーで、原発事故を機に頭がおかしくなった人が多いような気がする。

池田信夫 「メルトダウン」は致命的な事故ではない (5/17)
http://agora-web.jp/archives/1329819.html

藤沢数希 「原子力で命を守りたい」 (4/29)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51817203.html

 
「口蹄疫防疫に発ガン消毒薬を使用」(5/17 韓国農政新聞)
http://www.ikpnews.net/news/articleView.html?idxno=14003#

 口蹄疫防疫に、全国的に発がん性成分が入った消毒薬が大量に散布されたことがわかったと国民日報が
6日(金)報道した。高敞(コチャン)郡でも、発癌物質であるホルムアルデヒドと有害物質のグルタル
アルデヒドが使用されたことが分かった。 政府はこれまで、人体に有害な成分が入った消毒薬は、
口蹄疫防疫に使用していないと明らかにしてきた。

 郡の担当者は「当然、食品医薬品安全庁の許可を受けた消毒薬であり、使用説明書、緊急の指針等を
遵守するように措置した」と話した。

 国立獣医科学検疫院は、5月6日(金)「アルデヒド消毒薬は、少なくとも100倍以上に希釈して密閉空間
ではない屋外で、保護具を着用して使用する場合、人体には問題がない」と明らかにした。

 しかし、ホルムアルデヒドは、発ガン性物質であり、グルタルアルデヒドが緊張緩和、眠気、反射作用の
鈍化、筋肉運動縮小、めまいを誘発する有毒物質であることも明らかな事実である。

 国民日報は、「口蹄疫防疫時に、市民・官・軍の防疫要員のうち合計193人(死亡10人)が死亡または
負傷した。特に、死亡者のうち防疫所に勤務している最中に胸が苦しいと訴えてから倒れた事例は、代表的な
急性毒性中毒の症状と似ている。負傷者の中にも嘔吐、めまいなどの急性中毒の典型的な症状が多く含まれて
いる」と主張した。

 また、検疫院は、「ホルムアルデヒドは、家畜に直接触れてはいけない」と勧告したが、ホルムアルデヒド
ハイドロ消毒薬の使用説明書では、家畜の体に使用しても良いとされている。

 環境部は、アルデヒド消毒薬を扱うときに、保護眼鏡、手袋、空気呼吸器、化学物質用防護服などを着用する
ことを勧告している。しかし、防疫要員らは簡単なマスクだけを着用したまま現場に投入され、保護メガネを
外したまま、薬品を散布したりもした。

 専門家たちは、消毒薬の大量散布が人体や周辺環境に害をもたらすことがあると憂慮した。 5月6日(金)、
口蹄疫·鳥インフルエンザ(AI)市民調査団の報告会で、ソウル大学保健大学院のチェ・ギョンホ教授は、
「防疫要員らが健康被害を受けていないかどうか追跡管理が必要であり、上水道未普及地域の地下水を徹底的に
管理しなければならない」と注文した。

 検疫院は、「今後は移動統制制御所での車両の消毒の時に、人体の露出を最小限にするように、口蹄疫
緊急行動指針の改正を進めている」と話した。 また、「現在は、移動制御所に消毒装置を設置し、すべての
車両に対して消毒を実施しているが、今後、制御所は制御だけを担当し、防疫帯別の主要拠点地域に別途、
消毒場所を設置して、畜産車両のみ消毒を実施するようにする計画だ」と明らかにした。 消毒場所には、
消毒薬による環境汚染の防止施設を必ず整備するように義務化する計画だ。

------------------------------------------------------------------------------------------------

【口蹄疫の消毒薬ブーメラン】口蹄疫「発癌消毒薬」でたらめに散布...相当数の中毒症状
(5/5 国民日報クッキーニュース)
http://news.kukinews.com/article/view.asp?gCode=all&arcid=0004927364&code=11132000

防疫要員達は形式的教育だけ受けずに投入

 去年冬、口蹄疫の防疫作業中に発ガン物質などの毒性が強い物質が大量に使われたことが、5日確認された。
それでも政府は防疫要員達に適切な保護措置を取っていなかったことがわかった。確認された死傷者の中には、
相当数が毒性物質による中毒を疑うような症状を発症していたことが明らかになった。

 本誌が全国16市道の基礎自治体230ヶ所に情報公開を請求して入手した、口蹄疫・鳥インフルエンザ(AI)
消毒薬の使用状況を分析した結果、昨年11月から今年3月まで口蹄疫・AI防疫のために、全国に散布された
消毒薬は総計3515tとなった。20万リットルの大型タンクローリーで175台を越える量だ。有史以来、最も短い
期間に、最も多い量の化学物質が全国に散布されたわけだ。

 このうち、発ガン物質に分類されるホルムアルデヒドは4.8tが使われ、環境部が有毒物に指定している
グルタルアルデヒドは63tが散布された。

 中央災害安全対策本部の発表によれば、口蹄疫の防疫活動の最中に亡くなったりけがをした民・官・軍の
防疫要員は総計193人と明らかにされている。この内10人が死亡し、重傷者も43人に達する。

 死亡者の中には防疫警戒所に勤務している最中に、胸が苦しいといって帰宅した後倒れた事例などは、
代表的な急性毒性中毒の症状に似ている。防疫作業後に帰宅して脳出血、心筋梗塞で倒れて死亡した事例も
急性中毒を疑える症状だ。ケガ人の中にも嘔吐・目まいなどの急性中毒の典型的な症状を示す事例が
相当数含まれている。防疫要員らは個人の保護対策や薬品についての注意事項などについて、適切な教育を
受けていないことが確認された。

 全国公務員労働組合が慶尚北道、忠清南道、忠清北道、京畿道などの主要な口蹄疫発生地域に確認した結果、
防疫作業に参加した職員たちは「形式的な教育だけを受けた」と回答した。

 専門家は、消毒薬の大量散布が健康・環境被害を招くことがあると警告した。口蹄疫の消毒薬の場合は、
防疫の基礎である有効希薄倍率も決まっていない状態だった。現場では確実な消毒効果を上げる為に、
推奨倍率より高濃度に薬剤を希釈して使用した場合が多く、被害への懸念はますます一層大きくなっている。
(ソン・ジョンス記者)

 
青空です。

韓国の口蹄疫の消毒液の件、深刻ですね。
確か発生時から瞬く間に拡大した際、「キムチの材料(白菜など)」を積んだトラックにも容赦なく消毒液をかけているという韓国の報道を見た記憶があります。
(確かコンタン様の紹介記事だったと思うのですが・・・すみません見つけ切れませんでした)

とかくこの世はありとあらえる有害物質にまみれてますね。
しかし、四日市喘息、光化学スモック、水俣病、イタイイタイ病、鉱山病などが跋扈していた時代から考えれば随分きれいなのでしょうが。
医学と科学の発達でありとあらえるものが検出できリスクを図れるという時代は、よいのか悪いのかわからなくなってきます。
消毒液の影響レベルが低いことを祈ります。キムチは好きなもので・・・。

 
青空 さま。

キムチの話は、こちらのエントリー http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/post-4158.html
コメントの4番目に記事があります。

消毒薬の件は、先週から2chで話題になっていて、例によって韓国を嘲笑するような記述がいっぱいですが、
線量計も持たされずに働かされる原発労働者や、年間20mSvまで大丈夫と主張する高木文部科学大臣、
避難まで2ヶ月以上かかった飯舘周辺の幼児や妊婦のことなど考えれば、まったく人ごとだと笑えるような
ものではありません。

日本をはじめ、アジアの国家は、不運な人を救わない「棄民性」が強いとかねがね感じています。
欧米流が何でも良いとはいいませんが、人を大事にすることはまだまだ見習うことが多いと思います。

 
1mSv/年であっても20mSv/年でも、安全値は、分かっていません。
日本人の平均自然界暴露量は、1.4mSv/年ですが。西はもっと高いし、世界平均は2.4mSv/年ですし、
10mSv/年というところもありますし。100mSv/年以下でも分からないとしかいえません。 事γ線では不明としか。

 避難地域を円周状で行うか、気象学的に地域特定で行うか。も難しいもんだいがです、
隣は避難地域でこちらは違うとなった場合に、避難除外地域の者はどう思うか?。

飯舘村に関しては。

http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf

http://tnakagawa.exblog.jp/15420108/

気象学的には。

http://d.hatena.ne.jp/masudako/20110326/1301131768
http://d.hatena.ne.jp/masudako/20110403/1301805917

標高800mではエクマン境界層もかかわります。

 飯舘村での131Iの低年齢者咽喉のγ線調査はなされています。α線は外部から測定はできません。

 
omizo さま。
>飯舘村での131Iの低年齢者咽喉のγ線調査はなされています。

その調査は、4月はじめの調査のことですよね?
http://blog.goo.ne.jp/chemist_at_univ/e/d9b01d71ba0d3d3722081f6c93743cf9

その後も、5月中旬まで、妊婦や幼児までもが飯舘村にいた、そのことが信じられない人体実験だと思います。
おそらくヨウ素-131の甲状腺への影響は、食事やホコリに気をつけていれば大丈夫だろうと思いますが、
一方的に不利益をこうむる人たちを、何でもっと保護してあげられないのかと思います。

■「放射性物質の淡水魚への移行」
出典:「放射性物質により汚染された食品の健康影響評価等に関する文献調査」 (2006.3.31)
http://www.fsc.go.jp/fsciis/survey/show/cho20060331054  p.118(5-14)

放射性物質の水圏生物への混入は濃度係数Bpで表現される。Bpは生物臓器内の放射能濃度
と水中の放射能濃度の比として定義されている。またBpの設定に地域の特性を盛り込める
ように、水中のカリウムやカルシウム濃度、あるいは食魚性の魚類か否かなどをパラメータ
とする計算式を提唱する研究もある。

表5.2-7に、Bpのデータを示す。

表5.2-7 淡水魚の食べられる分量(L/kg)に対する濃度比(一部のみ)

ヨウ素     40 (expected) 20~600 (range)
セシウム    2000 (expected) 30~3000 (range)
ストロンチウム 60 (expected) 1~100 (range)

淡水魚のセシウムの濃縮係数は高いようだ。

■「淡水でのセシウムの濃縮係数」
出典:「環境パラメーターシリーズ」(原子力環境整備促進・資金管理センター)
http://www.rwmc.or.jp/library/other/kankyo/

Chapman(1968)では
淡水植物   200
無脊椎動物  1000
魚類     1000

Thompson(1972)では
淡水植物   80 (実測値 500)
無脊椎動物  100
魚類     400 (実測値 2000)

US Reg. Guide 1.109 (1972)では
無脊椎動物  3000
魚類     2000

Vanderploeg(1975)では
淡水植物   1000
無脊椎動物  1000
魚類     1000/[K]~15000/[K] ([K]は水中に共存する安定カリウムの濃度(ppm))
       (魚の食性、水域の懸濁物質濃度に依存)

Miller(1984)では
淡水植物   1000 (10~2000 (range))
無脊椎動物  1000 (60~10000 (range))
魚類     400 (50~10000 (range))

Poston(1988)では
魚類     5000/[K]~15000/[K] ([K]は水中に共存する安定カリウムの濃度(ppm))

Feldt(1990)では
魚類     1500

Coughtrey(1983,84,85)では
淡水植物   8000
甲殻類    500
軟体類    200
魚類     800

となっている。川で虫を食べたり、植物プランクトンを食べる魚類は、濃縮のスピードも
早そうだ。

 
青空です。
『オメラスから歩み去る人々』。私はタイトルを覚えていませんでしたが、
記事を読みその衝撃を思い出しました。
ゲド戦記で知った作家で、私は指輪物語のつながりで夢中になった作品の一つです。

公共の理念とその矛盾、
現在の先進国と発展途上国、南北問題。
そして今回の原発の受益者と被害者、国債の受益者と負担者のタイムラグ。
おそらく歴史の開闢以降の永遠の課題と罪なのでしょう。
人間は組織と社会を離れては生きていけず、豊かな社会を享受するために自分に数倍する
犠牲と苦しみの上に立っている。頂点にいる人間にそれを手放すことはできず、社会もまた認めない。
口で道徳をときながらその足元は非道を尽くした影が色濃くまとわりついています。

以前コンタン様が指摘されたようにアジア人は棄民精神が根強い民族です。
しかしだからといって西洋が棄民性がないわけではなく、むしろ、平等を愛しますが、他者との競争と駆逐はより鮮明で、残忍です。
植民地政策や大航海時代に代表される強者こそが正義という理念もまた彼らのもっとも肯定する文化でしょう。

私もオメラスから去ることはできません。残忍な利己主義者の一人だと思います。

ただ、口蹄疫や鳥インフルでもありましたが原発問題でもやはりでてくる、「見なかったことにしよう」という方向性がそこかしこに感じられることは強い違和感を感じます。
同時にごく一部が悪いと自らの責任を負うことを避けて通ろうと当事者を痛めつける姿勢が表層にでてくることはやや我慢がなりません。

できるできないはあり、多分な損失や苦しみを被災者や被害者は負わざるを得ないでしょう。
奇麗事を言える状況下にはありません。
ただせめて私含め、被害に報いる感謝とねぎらいの言葉と精一杯の努力をと思います。

 
青空 さま。

原発事故後の日本政府の茫然自失ぶりが、9.11同時多発テロ後のアメリカ政府の硬直した
対応ぶりと似ている、というツイートを見かけたことがあります。

私にはそれが当たっているかどうかよくわかりませんが、そうかもしれないな、とは感じています。
アメリカでは、「テロへの戦い」を掲げて、なりふり構わぬ報復作戦に乗り出しました。
日本では、「事故の深刻な面をなるべく見ない」ようにして、自他に「たいしたことない」と
言い聞かせてきました。

少なくとも、状況の全体をまともに評価できなくなっていた点で、両者は共通しています。
これは、政府だけでなく、福島県も同じでしょう。

政府が、対策から目をそむけている間に、福島や郡山の都市機能は大幅に劣化するかもしれません。

子どもをかかえていて、移住できる余裕のある人はそうするでしょう。残るのは老人と社会的弱者です。
不足している医療者も、集めるのは困難です。 新たな投資活動も止まるでしょう。

本来、政府と県が行うべきなのは、放棄しない土地については、除染対策、医療サポートを
全力で行って、安心して住めるように回復する、という目標を掲げることです。

そうした目標すらない地域がどのように変わってゆくのか…。
何より、当の福島県の沈黙ぶりが不思議です。 まだ思考停止が続いているのでしょうか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/559283/51626027

この記事へのトラックバック一覧です: 気になること日録 5/9~5/31:

» 5/10 海洋放射能汚染:その44 ヒラメはいつまで食べられる? [3.11東日本大震災後の日本]
このシリーズは「海洋放射能汚染で魚を食べても大丈夫か?」というタイトルなので、魚を食べても大丈夫かどうか、ということを本来は書くべきなのでしょうが、いろいろな理由でその内容について記載したのはご...... [続きを読む]

« 放射性ストロンチウムについてのリンク集 | トップページ | 気になることメモ 6/1~6/18 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ