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2011年5月 4日 (水)

放射性ストロンチウムについてのリンク集

Aqua_below

Photo: イワシの群れ(アクアマリンふくしま)

最新のデータはこちら

2013/9/7 Togetter「海への汚染水漏れの影響は、どの程度なのか?」

2012/12/12 Togetter「多核種除去設備(ALPS)はいつから運用できるのか?」

2012/6/27 Togetter「放射性ストロンチウムは測っていないから危険なのか」

【概観】2012/7/16 update

・ 「放射性ストロンチウム」とは何か?を知りたい方は、「ブログ記事」リンクの下のほう

  (最初の頃)あたりからお読みになるのが良いと思います。

・ 放射性ストロンチウムの分析はたいへん手間がかかるので、環境中の放射性セシウムとの

  比率を測定し、放射性セシウムの量によって間接的に量を推定するのが合理的です。

  チェルノブイリ事故では、放射性セシウム比で10%程度の放射性ストロンチウムが

  放出されましたが、今回の事故ではこれよりだいぶ低い比率となっています。

  (シミュレーションによる事故解析では、大気中に放出された90Sr/137Csの比は、

  合計で0.9%、1号機で約1%、2号機で約0.3%、3号機で約12%となっています。

  このことから、3号機の放出の影響を受けた地点で、Sr/Cs比が高くなるのではないか

  と考えられていますが、あまりはっきりした影響は見つかっていません。)

・ 食品の暫定基準では、放射性セシウムに対して、およそ10%の放射性ストロンチウムが

  含まれると想定して、基準値の算出がされています。

  食品の新基準では、土壌中の90Sr/137Cs比を0.3%(土壌の算術平均は0.26%)と仮定して、

  それぞれの農産物の移行係数をかけた比率によって基準値が算出されています。

  但し、海産物については信頼できる90Cs/137Srのデータが存在しないため、

  「放射性セシウムと同じだけ、他の核種(主にSr)の影響を受ける」と仮定して

  基準値の算出がされています。

  (Sr-90の実効線量は、Cs-137と比べ、乳児で10倍、青少年で6倍程度あるので、

  海産物の90Sr/137Cs比を20%~30%程度と仮定して算定していることになります。)

・ 90Sr/137Csの比は、土壌では約0.1%(平均で約0.3%)、河川水では約1%となっています。

  河川水のほうが高いのは、ストロンチウムがセシウムより土壌から出やすいためです。

  チェルノブイリ周辺の知見では、ストロンチウムは数10kmより遠くには飛散しにくく、

  遠方ではセシウムに比べて比率が下がることがわかっていますが、福島周辺の調査では、

  距離とストロンチウム量の関係について明確なデータは得られていません。

120216_sr_cs_ratio (土壌中のCs-137とSr-90の関係)

111020_river_srcs_ratio (河川水中のCs-137とSr-90の関係)

  尚、湖沼・河川底質のSr-90濃度は、0.4~6.8Bq/kg乾土 と、ごく低い値になっています。

  これも、Csが粘土と結合しやすく、Srが水に溶けやすいためでしょう。

・ 福島県内55地点の土壌中のSr-90濃度(2005年度採取、2011年7~10月採取の比較)

  では大熊町の1地点を除き、土壌Sr-90濃度は2005年の濃度の範囲(~20Bq/kg)に

  おさまっており、福島県内であっても、原発周辺の地域を除いては、Srの飛散は、

  過去の降下に隠れて見えにくい程度の量だったということがわかります。

   120406_sr_fukushima

・ 農産物中の放射性ストロンチウムの測定はほとんど行われていませんので、

  農産物中のSr/Cs比の実測例はいまのところありません

  (農産物によって、セシウムとストロンチウムの移行量は異なるので、農産物中の

  Sr/Cs比は土壌のSr/Cs比より数倍~10倍程度高くなるものがあるはずです。)

  食品の新基準は、Sr/Cs比によって算定されていますが、それにもかかわらず

  食品での検査がほとんど行われていないのは、理解に苦しむところです。

・ 3月から4月にかけて、大量の高濃度汚染水が海に放出されました。溜り水から推測すると、

  放出された汚染水の90Sr/137Csの比は、2号機で約5%3号機で約9%程度と推測されます。

  90Sr/137Csの比は、第1原発から離れた地点の海水で、約3~4%となっています。

Sr_tamarimizu (3/24,3/27 タービン建屋溜り水分析結果)

120812_sr_kaisui2 (海水中ののCs-137とSr-90の関係)

  汚染水の流出が始まった時期は、ずっと不明でしたが、津旨大輔さんらの研究 http://t.co/0ugF6R3T

  によると、3/26から始まっていたとみて間違いないようです。

・ 一方、海底土のSr/Cs比は、第1原発港湾内の海底土で約0.1%となっており、

  ほかの地点でも、海底土のSr/Cs比はおおむね1%以下となっています。

  セシウムが粒子に付着しやすいのに対し、ストロンチウムは水にイオンとして溶けやすい

  ため、海底土での比率は低くなっているようです。

・ 水産物中の放射性ストロンチウムの測定例は、ようやく少し増えてきました。

  海産生物中の90Sr/137Cs比は, 貝類で0.1~0.9%褐藻類で0.5~8.5%となっています。

  (90Srと137Csの「濃縮係数の比」は、貝類で約0.1、褐藻類で約0.6となっており、
  この結果もおおむねそれに従っているようです。)

  魚類の90Sr/137Cs比は、海産魚で0.1~2.4%淡水魚で0.1~1.2%となっています。

  (海産魚では、シラウオだけが1%を超えていますが理由はわかりません。)

   Sr_suisei (水生生物中のSr調査結果)

・ チェルノブイリの周辺では、年月の経過によって、環境中の90Sr/137Csの比率は

  変化するのが観察されています。福島周辺でも、長期的に観測を行ってこの状況の

  観察を続ける必要があります。

・ 昨年12月以降、汚染処理水が漏れ出す事故が頻発していますが、この中には、

  かなり高濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が漏出したケースもあります。

  (たとえば12/4に海に漏出した汚染水は、1.6億Bq/L(Sr-89,Sr-90合計)の放射能濃度。

   このときの海への漏出量は150Lと推定されているが、150LでもSr計は2.4×10^10Bqあり、これは

   福島第一原発の放射性液体廃棄物の年間放出管理目標値2.2×10^11Bqの11%に相当する。)

・ 現在稼働中の放射性物質除去装置(キュリオン、サリー)では、放射性ストロンチウムは

  あまり除去することができませんが、逆浸透装置と蒸発濃縮装置を併用することによって、

  大部分の放射性ストロンチウムは除去できています。

  しかし処理によって生まれた濃縮海水・濃縮廃液は、数億Bq/L(うちSrは約1.8億Bq/L)

  の放射能濃度があります。これらはすでに11万トンを超える量が蓄積されており、

  長期的な管理と処理が、重い課題となっています。

・ 9/15から使われていないアレバの装置では、放射性ストロンチウムを除去できるはずだった、

  とする見方がありますが、アレバの装置が稼働中の時に、ストロンチウムが除去できていた

  というデータは見たことがありません。

・ 東電では、2012年度前半中に(2/27記者会見の発言では「半年くらい」)、ストロンチウム

  その他の核種を効率的に除去する装置を設置する計画で、現在開発が進められています。

  一方、汚染水・処理水を貯留するタンクの増設も進められており、東電は、2/27の記者会見で

  「秋頃まで」は貯留することが可能としています。この多核種除去設備の稼働を待ってから、

  処理水の海洋放出が始まるのでしょう。性能検査では、この装置によってほとんどの核種は

  低いレベルまで除去できるとしていますが、但しトリチウムだけは除去できません。

120313_noushuku

   「溜まり水の貯蔵及び処理の状況(3/13現在)」 (3/14 原子力安全・保安院)

  3/13現在で、濃縮塩水は約10.6万m3、濃縮廃液は約0.5万m3、計約11.1万m3。

  濃縮廃液の量はあまり増えないが、濃縮塩水は増加してゆく見込みで、3ヶ月後には

  計13万m3に達する見込み。

Danraku_bar_3

■ 目次

1. 最近の動向

2. 土壌中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/20 update

3. 河川水・井戸水の放射性ストロンチウムの検出結果 (10/22 update

4. 地下水中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/20 update

5. 空気水中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/20 update

6. 建屋溜まり水中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/19 update

7. 海水中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2012/7/10 update

8. 海底土中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/19 update

9. 海産物中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2/19 update

10. 放射性ストロンチウムの調査方針

11. 水処理設備中の放射性ストロンチウム (11/18 update

12. 水処理設備からの汚染水漏れ (書きかけ

13. 放射性ストロンチウムについての公式見解等

14. シミュレーションによる事故解析

15. 放射性ストロンチウムについての論文等

16. 放射性ストロンチウムについてのブログ記事

17. 食品の暫定基準

18. 放射性ストロンチウムについての資料

19. 線量係数

20. ヒストリー

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1.最近の動向 (随時更新)

2/27 東電「海水中のSr(1/8仙台湾中央、1/18大洗沖3km)」 http://goo.gl/txjVS

2/7 環境省「河川・湖沼・沿岸底質のSr-90(2012/4-9月採取)」 http://goo.gl/lWdde
  1Fの近くを除くとごく低い。

2/3 「1/31の東電記者会見による港湾内のSrやCsの最新情報の解説」 (@tsokdbaさんブログ)

1/31 東電「1号機格納容器滞留水のSr」 http://goo.gl/oY01s (PDF 6MB)

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  Sr-90は 0.717億Bq/L、Cs-137は 0.35億Bq/L、90Sr/137Csは 205%

1/23 東電「1F放水口付近2地点海水のSr(10/15)」 http://goo.gl/RRE2s  http://twitpic.com/bxkr13

1/21 「海水中のCs-137濃度とSr-90濃度の推移」 http://twitpic.com/bx2ej8

1/18 東電「福島沖4地点、海水のSr(12月採取)」 http://goo.gl/eirzn

1/15 文科省「海水中のSr-90」 http://goo.gl/gYZhF

1/11 東電「水処理設備の放射能濃度(全β)」 http://goo.gl/9II0Q (注:Srの測定はなし。)

飲食セーフティーネットワーク http://goo.gl/2MqVv (個人で海産物のSr測定をしている。)

12/27 東電「仙台湾中央、大洗海岸沖3kmの海水中のSr」 http://goo.gl/h9qhF

12/12 東電「1F沿岸海水のSr(10月採取)」 http://goo.gl/VNyCQ

12/4 東電「福島沖海水のSr」 http://goo.gl/0FuUU

12/4 東電「水処理設備の放射能濃度(全β)」 http://goo.gl/PTlII (Srの測定はなし)

11/30 東電「20km圏の魚のSr」 http://goo.gl/vIxrb

11/27 東電「取水口内海水(6/11)」 http://goo.gl/GYFmf 「サブドレン水(6/11)」 http://goo.gl/gD6Ki

11/16 文科省「海底土のSr」 http://goo.gl/ai6WA

11/16 環境省「水生生物モニタリング(春調査)」 http://goo.gl/ybTOa

11/15 水産庁「魚のSr」(4例追加) 90Srは全てND。

10/17 東電 「福島沖合4ヶ所の海水のSr(9月採取)」 http://t.co/A1bE9ex9

  1F沖3km、2F沖3kmで90Sr検出。

10/12 東電 「仙台湾、大洗沖の海水のSr(9月採取)」 http://goo.gl/1vUYH 何れもND

10/11 東電 「福島沖合4ヶ所の海水のSr(8月採取)」 http://goo.gl/abzh3 全てND

9/28 東電 「20km圏魚介類のSr-90」 http://goo.gl/EW10W

Ag_sr__20km

9/26 東電 「20km圏魚介類のSr-90」 http://goo.gl/w7hZj

9/19 東電 「沖合海水のSr(7/10仙台湾中央、7/11大洗海岸沖3km)」 http://goo.gl/0UhJH

9/15 淡水化装置で高濃度汚染水漏れ事故。(外部への流出はないとされている)

   (少なくとも7件目)

9/12 文科省「ストロンチウム89,90の分析結果等(2次調査)」 http://bit.ly/Q1NitN

9/7 東電 「4/25・5/24 放水口付近海水のSr、沖合海水のSr(7/3請戸川沖3km、7/10F1沖3km
  7/4 F2沖3km、7/11 F1沖15km) http://goo.gl/WgVdB

9/4 東電 「5/14空気中、5/14取水口内海水、5/14サブドレン、5/14海底土、5/14構内土壌 のSr」

  取水口内海水のSrが上昇。2号機サブドレンは下がった。

8/29 阿武隈川表流水(原水)のSr ND < 0.04 Bq/kg (同位体研究所) http://twitpic.com/aovjdy

8/29 東電 「海水のSr(5/25仙台湾中央、5/17大洗海岸沖3km)」 http://goo.gl/E0dGP

   仙台湾中央の90Sr/137Cs比は37%あるが、90Sr濃度は0.088(1/17)→0.011(5/25)と
   減少しており、これは問題ない。

8/27 経産省 「海底土の被覆による港湾の水質への影響について」 http://goo.gl/6uY5O

8/27 東電 8/14の汚染水漏洩事故(4号機タービン建屋内)についての報告 http://goo.gl/z14yM

8/27 東電 「貯留タンクの増設計画」 http://goo.gl/uvi8p

8/23 東電 「4/16サブドレンのSr」 http://goo.gl/73gYP

8/14 4号機タービン建屋1Fで、3号機タービン建屋の高濃度汚染水移送用配管から水漏れ。

   漏れた量は約4.2t。外部への流出はないとされている。

8/8 東電 3/1海底土、4/16土壌、4/16空気中、4/16取水口内海水、5~6月海水
   (文科省公表は8/10)

7/30 東電 「3/26、4/5 の高濃度汚染水漏洩事故の報告」 http://goo.gl/OXZ2q

7/24 文科省 「月間降下物の90Sr分析結果」 http://goo.gl/H2dwk

7/12 東京新聞 つくばの気象研観測、2011年3月のSr-90降下量は、
          チェルノブイリ事故時に観測された量の3倍

7/2 環境省「平成23年度水生生物放射性物質モニタリング調査結果(冬期調査)」
   http://goo.gl/go63d

   淡水魚、海の生物の 90Srも調査。

6/18 東電 「「原子炉建屋等への地下水流入に対する抜本的対策」の検討状況について」

   http://goo.gl/ECQm1

6/6 文科省 海底土6ヶ所のSr (2/6~2/21採取) http://goo.gl/I7STt

   4ヶ所で90Srを検出。 90Sr/137Cs比は 0.09~0.2%。またAg-110mを3ヶ所で検出。

6/2 「9月に導入予定の多核種除去設備とは?」 (@tsokdbaさんブログ)

5/31 東電 「1~4号機川南放水口付近のサンプリング結果」 http://goo.gl/s9BM4

   3/26, 4/5 採取の海水中Sr。Sr89はいずれも不検出。

   Sr-90は、850 Bq/L(3/26)、10 Bq/L(4/5) 全βに比べると少ないのはなぜ?

5/25 環境省 「災害廃棄物の広域処理の安全性について」 http://goo.gl/GOjjQ

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   Srは飛灰より主灰に多い(Csは飛灰に多い)。 しかし主灰でもSrはCsの0.4%。

5/20 昨年3/27のトレンチなどの水位検証により判明した衝撃の事実! (@tsokdbaさん)

5/18 利根川流域の浄水場でホルムアルデヒドが検出。「Srなどの出す放射能のせい」というデマ
   http://togetter.com/li/307310

5/16 文科省 20km圏の海水2ヶ所のSr(全α、全β、H3) http://goo.gl/gGUic

   全項目ND

5/15 水産総合研究センター 「水生生物における放射性物質の挙動」 http://t.co/vQMn9Drg

5/11 水産物のSr調査 http://goo.gl/K8tsQ

   1/18採取のイシカワシラウオ1件が追加。 90Sr/137Cs比は 1.4%(魚体丸ごと)。

5/10 環境省 「福島県内264地点の地下水の分析結果」 http://goo.gl/3l67v

   8ヶ所でSr-90を検出。最大0.0029Bq/Lで、過去の水道水の範囲程度。

5/2 原子力安全・保安院 「蒸発濃縮装置からの放射性物質を含む水の漏えいに係る報告に対する評価について
   ~海洋への影響評価に係る追加報告~http://goo.gl/T45Y5

   南放水口付近で検出されたストロンチウム90は、法令で定める濃度限度30Bq/Lを上回る
   400Bq/Lであることから、海洋では一定の影響があったと考えられる。

5/1 東電 「蒸発濃縮貯槽(タンク)のベント配管からの水漏れ」 http://goo.gl/yyrVB

  4/29 16:20頃確認。19:10頃漏えい停止を確認。海につながる排水口への流出なし。

4/27 「文科省のいじわる!昔のリンクが全部使えなくなってしまった…」 (@tsokdbaさん)

  当ブログでも影響大です…。

4/27 東電 「淡水化装置(逆浸透膜式)2からの漏えい」 http://goo.gl/Gz7bj

  4/27 9:17頃発見。推定約36L漏えい。蛇腹ハウス外への流出なし。

4/26 東電 海底土7ヶ所のSr(3/4~3/26採取) http://goo.gl/Yf0pA 全てND (< 2)

4/24 海上保安庁「外洋海域における放射能調査結果について」 http://t.co/1aUdDOny

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   Sr-90の測定も行われている。 90Sr/137Cs比は高いが、Cs,Srの数値とも過去の範囲内
   なので、既存のSr(過去の降下分)による影響によるもの。

   但し、父島沖でもCs-134が検出され、原発事故の影響が確認された。

4/23 東電 「地下水バイパスによる1~4号機建屋内への地下水流入量低減方策」
   http://goo.gl/ta23R

4/23 東電 4/4に、「深井戸と5号機サブドレンからトリチウム検出」としたのを不検出に訂正

   http://goo.gl/bsRGI H-3の検出限界: 1E-1Bq/cm3(前回は記載なし)

4/23 文科省 沖合の海水のSr http://goo.gl/DPUaB (2/6、2/13採取の2ヶ所)

   E1(金華山南沖) 90Sr/137Cs比は 0.0019/0.016=12%
   J1(ひたち海浜公園沖8km) 90Sr/137Cs比は 0.0013/0.011=12%
   と何れも大きいが、Sr-90は小さいから過去の降下分の影響によるものだろう。

4/17 「昨年12月のSr汚染水漏れの報告書(4/13):東京電力は何かを隠そうとしているように見える」 (@tsokdbaさんブログ)

4/17 東電 沖合の海水中のSr (3/14~3/22採取の4ヶ所) http://goo.gl/BpjKi

   江名沖3km上層のみ検出 sr-90 0.017 Bq/L

4/16 文科省 宮城沖の海水のSr http://goo.gl/vEb0X

   2/20採取。 90Sr/137Cs比は13%と大きいが、 Sr-90は 0.0012Bq/Lしかないから、
   過去の降下分の影響によるものだろう。

4/16 文科省 「海域モニタリングにおけるサム効果を考慮したデータの補正」 http://goo.gl/fpAh3

   3/24~8/13 の海水、海上の塵、海底土のCsデータを訂正(最大2割上昇)。

   (Srの訂正はありません。)

4/16 東電 「水処理設備の配管漏えいについて」 http://goo.gl/M2sxM

4/13 東電 「12/4の漏えい事故についての報告書(続編)」 http://goo.gl/GU5xU

4/13 環境省 「海洋環境の第3次モニタリング」 http://goo.gl/lGgJK

   別紙 「海底土の放射性ストロンチウム」 http://goo.gl/fUBYW

   Sr-90は ND or 0.11~0.22 Bq/kg乾土 で小さい。 Csの少ない地点ではSr/Cs比は大きいが、

   これは過去の降下の影響なので問題ないだろう。

4/6 福島県 「土壌中のSr、Puモニタリング結果」 http://goo.gl/W09WL (重要)

   過去の調査結果があり、比較可能な55地点について調査。

   Sr-90 の最大値は大熊町夫沢地点の 3,070 Bq/m2 (80.8 Bq/kg 乾土)

   浜通り・中通りの今回の平均値は、前回の平均値を上回り、統計的に有意な差が
認められる

   大熊町夫沢では、Pu-238 とPu-239+240 沈着量の比率が 0.214 と、事故前の

   全国平均(0.0261)より著しく高く、今回の事故の影響と考えられる。

4/6 新潟県 「土壌中の放射性Sr分析結果」 http://goo.gl/aBKES (重要)

   Sr-89は全て不検出。Sr-90も最高3.6Bq/kgで、明確な事故の影響は見られなかった。

4/6 東電 4/5の汚染水漏れに関するサンプリング結果 http://goo.gl/uHPXX

   漏洩水の全βは1.3億q/L(Sr計は、推定だが 1億Bq/L程度か)。

   南放水口海水の全βはやはり低いので、海に到達した汚染水はごくわずか。

   (この日の会見では、東電は暫定的に 150ml と推定。)

   漏れた高濃度汚染水12tの大半は、アスファルトの亀裂から地中に浸透したと推定。

4/5 淡水化装置付近で、ホースのジョイントがはずれ、約12m3の濃縮汚染水漏れ事故

   4/5 プレスリリース http://goo.gl/5hXR6 4/5 写真 http://goo.gl/6aIqT

   4/5 南放水口海水 http://goo.gl/6aIqT 全βは22Bq/L未満(6:15採取)

   (海水の値が低かったので、実際にどれだけ漏れたかは評価中。)

4/5 東電 「1/10、2/3の濃縮水タンクからの汚染水漏れに関する保安院への報告」 http://goo.gl/OkJQM

4/5 3/26の漏水に関するサンプリング結果 http://goo.gl/XGK6j

4/4 月例の 大気中(3/12採取)、取水口内海水(3/12採取)、タービン建屋サブドレン(3/12採取)、

   構内土壌(3/12採取) のSr分析結果

   3/12採取 深井戸 http://goo.gl/hgKZJ から、1,600 Bq/Lのトリチウムを初検出

   この深井戸は防火水用で、深さ250m(地下水位は未確認)、位置は原子炉建屋の西1.2km。

4/2 3/26の漏水に関するサンプリング結果 http://goo.gl/8T8Bc

3/30 環境省 河川・湖沼底質22ヶ所のSr濃度(9/16~12/7採取) http://goo.gl/D1Pf7

   河川・湖沼底質のSr調査は初めて。 Sr-90濃度は 0.4~6.8 Bq/kg乾土 で低い。

3/30 朝日新聞朝刊「ニュースがわからん! 原発の汚染水、収まってないのか?」

   → 「120330_asahi.jpg」をダウンロード

   が、あんまりデタラメなのでびっくりした。これ読んだらますますわからなくなっちゃうな。

3/27 3/26の漏水に関するサンプリング結果 http://goo.gl/k2rkm

   漏えい水の全β 1.4億Bq/L

   南放水口付近海水の全β(3/26 8:20) 17000 Bq/L、(3/26 10:30) 250 Bq/L

     (3/26 17:25) 300 Bq/L、(3/27 8:30) 86 Bq/L

3/26 タンクエリアでホースのジョイントがはずれ、120m3の濃縮汚染水漏れ事故

   3/26東電プレスリリース http://goo.gl/IUkkI

    3/26写真 http://goo.gl/n8wG3  (高解像度) http://goo.gl/Y8kzR

3/24 「東京電力が発表したきた福島第一原発の汚染水情報のまとめ(1)」 (@tsokdbaさん)

   汚染水の公表一次データへのリンク集(Srに限らない)。労作。

3/19 東電 沿岸及び沖合の海水4ヶ所のSr(2/13,2/15採取) http://goo.gl/3PR3z

   3/21 文科省→ http://goo.gl/D2XGY 同じ内容の地図表示

   沿岸2ヶ所の90Sr/137Cs比は 16%51%と高い。汚染水漏れでもあったのだろうか? と書いたところ、

   Srの数値は下がっているので、12/4の汚染水漏れの影響ではないかと指摘があった。

     ■5.6号機放水口北30mでは、3.9(12/10)→ 0.75(1/16)→ 0.18(2/13)

     ■南放水口南330mでは、400(12/5)→ 9.6(12/10)→ 0.82(1/16)→ 0.77(2/13)

   と、確かにSrの濃度自体は低下している。 しかし、低下量は少ないようにも思う。

   (注: 12/4の汚染水は、南放水口の近くから流出した。)

   尚、津旨大輔さんらの研究によると、初期の汚染水の海への流出も、少なくとも5月末までずっと

   続いていた可能性が高いようだ。→ http://t.co/0ugF6R3T

3/16 文科省 沖合の海水6ヶ所中のSr(12/7~12/13 福島・茨城沖) http://goo.gl/b1i9n

   (ほかに Mn-54、Co-60、Ce-144の調査3ヶ所も)

   90Sr/137Cs比は、3ヶ所が10%超え、3ヶ所が6~8%と高い。これは、12/4の汚染水流出の

   影響だろうけど、注記ではそのことに触れていないので、誤解する人もいるだろう。

3/15 文科省 総合モニタリング計画を改定 http://goo.gl/p0Sv3 (一覧) http://goo.gl/S5gos

   (Srについての個別の記述はなし)

3/15 文科省 沖合の海水2ヶ所中のSr(11/30宮城県沖130km、12/1福島県沖250km) http://goo.gl/ijdDR

   90Sr/137Cs比は、5.2%、3.9%。

3/13 文科省 「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に伴い放出された放射性物質の分布状況等に関する調査研究結果について」

   http://goo.gl/8wwCZ H23年度モニタリング調査報告書(重要)

3/9 水産総合研究センター 魚類中のSr(12/21広野町沖採取の3検体) http://goo.gl/K8tsQ

   地図→ http://goo.gl/qClpS (No.10~12)

   90Sr/137Cs比は何れも1%以下(シロメバル、ムシガレイ、ゴマサバ)

3/7 東電 月例の空気中(2/20採取)、取水口内海水(2/13採取)、サブドレン(2/13採取)、

   構内土壌(2/13採取)のSr分析結果を公表。

3/2 文科省 福島、茨城沖3ヶ所の海水中のSr(10/13~10/19採取) http://goo.gl/JVFgY

   90Sr/137Cs比は、E5ポイント 3.6 %、L1ポイント 4.1%はほかと同程度だが、

   K1ポイント(鹿嶋市沖約6km)で 6.8%とやや高い。

2/27 政府・東電中長期対策会議 運営会議 第3回会合【資料3】「個別の計画毎の検討・実施状況」

   http://goo.gl/dyhQr (重要)

   PVCガス管理システム、第2回スコープ調査、サリー・キュリオンの補修、

   多核種除去設備、サブドレン浄化試験、処理水タンクの更新、港湾内海底土被覆

   防護服の軽減、4号機プール調査、2号機オペフロ調査、など。

2/27 東電 夕刻の記者会見

   3/1~3/15 キュリオンを運転停止して補修。 3/2~3/10 サリーを運転停止して補修。

   多核種除去設備の性能確認状況について説明:

      β核種は全βで1/100万~1/1000万まで浄化

      α核種は全αでNDまで浄化

   Togetter 「2/27 18:00開始 東京電力による「原発」に関する記者会見」

2/25 朝、サリーからの水漏れを発見(漏洩量約10L、Cs-134+Cs-137濃度: 2.8億Bq/L)

2/25 東電 月例のサブドレン中のSr分析結果(1/16採取) http://goo.gl/0vmbJ

   2号機サブドレンの90Sr/137Cs比は76%と相変わらず高い。

2/24 厚労省資料 水産物中のAg-110m、Pu-239+Pu-240、Sr-90 (昨年6/21 小名浜沖採取)

120224_ag_pu_sr

   イカ類にAg-110mがけっこうあったことがわかる。

   Pu, Srの単位が「mBq/kg」であることに注意 (何で見間違えやすい表を作るのか…)。

   (Puは 0.00002 Bq/kg以下、 Srは 0.03 Bq/kg以下)

2/22 東電 沿岸2ヶ所、沖合7ヶ所の海底土のSr(1月採取) http://goo.gl/KMlH5

   F1南放水口付近のみでSr-89、Sr-90を検出。ほかは全てND。

2/21 東電 「港湾内海底土被覆工事の開始について」 http://goo.gl/d3Xuw

   2/22に船団入域(シルトフェンス開閉)、2/25~試験施工。

2/21 文科省 福島沖2ヶ所の海水中のSr(12/10採取) http://goo.gl/9DJwa

   F1沖約35km、60kmの表層で、90Sr/137Cs比は 19%41%

   12/4の高濃度汚染水漏出の影響が見て取れる。

2/17 東電 沿岸2ヶ所、沖合6ヶ所の海水のSr(1/16-1/18採取) http://goo.gl/nL3EX

   2/21 文科省(地図)→ http://goo.gl/akfO6  http://goo.gl/gUuQL

   沿岸2ヶ所の90Sr/137Cs比は 25%34%と高い。12/4の汚染水漏れの影響だろう。

2/16 茨城県 「茨城県内における土壌中のSr、Puの分析結果」 http://goo.gl/yDsPO

Sr89は全て検出下限以下、Sr90は10ヶ所で検出。

茨城県10ヶ所の 90Sr/137Cs比は、最高2.4%~最低0.18%の範囲にある。

@Tomynyoさんのツイート によると、検出限界は Sr-89が 300Bq/m2、Sr-90が 40Bq/m2

とのこと。これは福島周辺100ヶ所の調査と同じくらい(同じような分析法か)。

Cs-137濃度の低いサンプルで90Sr/137Csが高めなのは、過去のフォールアウト

によるSr-90の影響だろう。

2/15 西原健二、他 「福島第一原子力発電所の滞留水への放射性核種放出」 http://goo.gl/KEu50

    滞留水への放出量を推定 (6/3までの情報に基づく論文)

2/15 文科省 「福島県、茨城県沖の海水中のSr(9/8-9/9、10/13,10/19採取)」

   http://goo.gl/XwpRlhttp://goo.gl/pCq0b

   90Sr/137Cs比は 最高4%~最低2%

   やはり海水は陸上より高いけど、今までの所このくらいおさまっている。

2/14 放射線量等分布マップの作成等に係る検討会(第16回)資料 http://goo.gl/AayJT

   「ストロンチウム89、90の土壌濃度マップの継続的作成」 http://goo.gl/PWeNS

   80km圏外の土壌Csの高い50地点、および1次調査でSr/Cs比の高かった13地点。

   結果は3月中に公表予定。

2/10 東電 「非常用高台炉注水ポンプ付近等からの水の漏えいを踏まえた対応」 http://goo.gl/R0Wpy

   凍結などによる水漏れ状況と対応

2/10 文科省 「海底土5ヶ所のSr-90(10/19-10/25採取)」 http://goo.gl/rEZRA

90Sr/137Cs比は 0.1%以下。おおむね海底土は海水より低い。

2/10 文科省 「沖合約200kmの2地点の海水のSr-90(8/25採取)」 http://goo.gl/s4yri

   1/25公表ずみ(2地点)に、1地点追加

2/10 東電 月例の取水口内海水(1/16) http://goo.gl/Tvxjj のSr分析結果

2/9 東電 月例の空気中(1/16) http://goo.gl/DtpHR構内土壌(1/16) http://goo.gl/h5Irz のSr分析結果

Danraku_bar_3

2.土壌中の放射性ストロンチウムの検出結果 2/20 update)

  環境中のストロンチウムの放射能濃度 → 「Strontium.xls」をダウンロード

  土壌中のストロンチウムの放射能濃度 → 「120216_Sr_Cs_Ratio.xls」をダウンロード

【2.の目次】

  2-1 土壌中の放射性ストロンチウム、植物試料中の放射性ストロンチウム(3/16~5/6)

  2-2 第1原発構内土壌(定点3ヶ所)中の放射性ストロンチウム(4/18~ 月1回/東電)

  2-3 農環研ほ場(つくば)の土壌中の放射性ストロンチウム(10/7公表)

  2-4 茨城県の土壌19ヶ所中の放射性ストロンチウム(2/16公表/茨城県)

  2-5 土壌100ヶ所中の放射性ストロンチウム(9/30公表/文科省)

  2-6 米DOEの生データ(10/21公表)

  2-7 横浜のストロンチウム「不検出」の顛末

【2-1.土壌中の放射性ストロンチウム、植物試料中の放射性ストロンチウム】

Sr_dojyou0

【出典: 土壌・植物/文科省】

「陸土及び植物の放射性ストロンチウム分析結果」 3/16, 3/17, 3/19 (4/15 文部科学省)

「福島第一原子力発電所から20km圏内の土壌試料の分析結果」 4/29, 4/30, 5/1 (5/31文部科学省)

110531_sr_map_2  (20km圏内 土壌4ヵ所: クリックで拡大)

「ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果」 (6/9 文科省)

   「土壌モニタリングの測定結果(5月31日までの測定結果)」 に8件

   「環境試料の測定結果(5月31日までの測定結果)」 に3件

【2-2.第1原発構内土壌(定点3ヶ所)中の放射性ストロンチウム】

構内土壌のSr/Cs比は、同一サンプルの測定ではないので、参考値として見て下さい。

Sr_kounai1_2 

Sr_kounai2

Site_sampling (クリックで拡大)

第一原発敷地内 土壌サンプリング箇所

F1_dojyou_photo (クリックで拡大)

「野鳥の森」の土壌の放射能濃度がほかより小さく、また値が不安定なのは、

ここが森林だからだ。

【出典: 構内土壌/東電】

(2011年)

5/8東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報7)」 4/18 採取
5/31東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報14)」 5/9 採取
7/8東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報22)」 6/13 採取
8/4東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報27)」 7/11 採取
9/3東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報31)」 8/15 採取
10/6東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報34)」 9/12 採取
11/4東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報37)」 10/10 採取
12/8東電 「構内における土壌中の放射性物質の核種分析の結果(続報42)」 11/14 採取

(2012年)

1/7東電 「福島第一原子力発電所 土壌中のSr 分析結果」 12/12 採取
2/9東電 「福島第一原子力発電所 土壌中のSr 分析結果」 1/16 採取
3/7東電 「福島第一原子力発電所 土壌中のSr 分析結果」 2/13 採取
4/5東電 「福島第一原子力発電所 土壌中のSr 分析結果」 3/12 採取
8/8東電 「福島第一原子力発電所 土壌中のSr 分析結果」 4/16 採取

【2-3.農環研ほ場(つくば)の土壌中の放射性ストロンチウム】

10/7 農業環境技術研究所シンポジウム 「農作物や農耕地土壌中の放射性物質長期モニタリング」

http://goo.gl/vOqOt

Noukanken_sr

つくば市の農環研ほ場の畑土壌Sr濃度からは、原発事故の影響は確認できなかった。

【2-4.茨城県の土壌19ヶ所の放射性ストロンチウム】

2/16公表 「茨城県内における土壌中のSr、Puの分析結果」 http://goo.gl/yDsPO

セシウム137とストロンチウム90の関係

120216_sr_cs_ratio

Sr89は全て検出下限以下、Sr90は10ヶ所で検出。

茨城県10ヶ所の 90Sr/137Cs比は、最高2.4%~最低0.18%の範囲にある。

@Tomynyoさんのツイート によると、検出限界は Sr-89が 300Bq/m2、Sr-90が 40Bq/m2

とのこと。これは福島周辺100ヶ所の調査と同じくらい(同じような分析法か)。

(追記) 2/17東京新聞(コメント参照)でも、同じ検出限界と報道されていました。

Cs-137濃度の低いサンプルで90Sr/137Csが高めなのは、過去のフォールアウト

によるSr-90の影響だろう。

120216_sr_cs_table

【2-5.土壌100ヶ所中の放射性ストロンチウム】

9/30公表 「文部科学省による、プルトニウム、ストロンチウムの核種分析の結果について」

10/5公表 9/30 文科省検討会資料 (こちらの図のほうがきれい。)

    この配付資料をスキャンしたものが、10/3にこちら(福島原発事故緊急会議)

    アップされているが、「Sr/Cs比の図」はこちらのほうがきれい。

この資料中の Sr、Puの土壌の分析結果

  (このpdfをxlsに変換したファイル → 「110930_Sr_Pu_dojyou.xls」をダウンロード

8/30公表 Csの土壌の分析結果放射線量等分布マップの作成等に係る検討会(第7回)配付資料

  (このpdfをxlsに変換したファイル → 「110830_Cs_dojyou.xls」をダウンロード

  Csについては奥村晴彦さんの解析 「放射線量等分布マップ」 もある。

Sr-89,90土壌マップ(9/30)、Cs-137土壌マップ(8/30)、電子地図の重ね合わせ

  http://twitpic.com/6taxrd ← 2,900×4,500 (約3.8MB)

Fukushima_cs_sr_10311600_2

(注意)福島第一原発を基点に、2kmのメッシュを引いている。但し、10kmごとのメッシュは、

    南北方向は、北側に 00N~08N、10N~18N、… 南側に 00S~08S、10S~18N、…

    と区切られているが、東西方向は、00~02、04~12、14~22、…と区切られている

    ので、注意が必要。

① 59 箇所については、福島第一原子力発電所から80 ㎞圏内の各市町村
  (59 市町村)あたり調査箇所を1 箇所選定
した。選定にあたっては、
  土壌を採取可能であった場所のうち、市町村ごとに、市町村内の
  空間線量率及び人口の積が大きな箇所を中心に選定した。

 ② 残り41 箇所については、警戒区域等の市町村の中から選定した。選定に
  あたっては、福島第一原子力発電所を中心に、全方向において一様に選定した。

●ストロンチウム89、90 については、採取された土壌のうち、30 グラムを
 放射化学分析し、低バックグラウンドベータ線測定装置を用いて、約60分
 計測した。
検出下限値は、ストロンチウム89 で約 300 Bq/㎡であり、
 ストロンチウム90 は、約 40 Bq/㎡である。

●90Sr/137Cs比は、0.016%~5.8% (平均 0.26%) 

(と書いてあるが、これは何かの錯誤があるようで、90Sr/137Cs比の最高値は、

 相馬市の[044N010]ポイント 2,400/24,118=8.2% となっている。

これを、隣の 044N008 と読み間違えたとすると、 ここの 137Csは、

 42,843 Bq/kgなので計算が合う。もしくは、24118 を 42118とした(手計算?)

 単純なミスなのかもしれない。

土壌100ヶ所のSr/Cs比

  「110930_Sr_Cs_Ratio.xls」をダウンロード

110930_sr_cs_ratio1

110930_sr_cs_ratio2_4

セシウム137とストロンチウム90の関係

110930_sr_cs_relation_m

ほとんどは1/200(0.5%)以下におさまっていて、セシウムに注意していればストロンチウムを

危険なほど摂取する可能性は低いことがわかる。 1%を超えるような場所がどうして生じたのか、

今後の解明が待たれる。

セシウム134+137 と ストロンチウム89+90 の関係

110930_sr_cs_relation_2_m

こちらも、ほとんど1%以下におさまっている。 (半減期 50.52日のストロンチウム89は、

6/14時点から1/4程度に減ったから、10/6現在ではこの数字よりだいぶ小さい。従って、

現在の危険性評価は、Sr90/Cs137比で考えてもさほど問題はない。また、シーベルト換算

では、経口摂取の場合、同じベクレル数のSr89は、Sr90の1/10程度にしかならない。)

110930_sr90cs137_map

●本結果より、放射性ストロンチウム及び放射性セシウムの沈着量の分布は
 一様ではないことが確認された。今後、本調査において放射性セシウムに
 対する放射性ストロンチウムの沈着量の比率が大きな箇所を中心に追加調査
 を行うとともに、放射性物質の移行状況調査や放射性プルームが原子炉から
 放出した際の炉内状況の検証結果を通じて、ストロンチウムの挙動について
 詳細に検討する。

放射線量等分布マップの作成等に係る検討会(第2回) 配付資料 (6/27 文科省)

110629_bunseki

【2-6.米DOEの生データ】

10/21 米DOE、土壌調査等の生データを公開。http://goo.gl/mcnjg

(DOEのデータをまとめているリンクを「ブログ記事等」で紹介しています)

【2-7.横浜でのストロンチウム不検出の顛末】

10/12 各紙報道: 横浜市港北区大倉山のマンション屋上堆積物からSr-90検出。

Sr-90 : 195 Bq/kg

Cs-134 : 29,775 Bq/kg、Cs-137 33,659 Bq/kg、Cs合計 63,434 Bq/kg

90Sr/137Cs = 0.58

検査結果、検出場所の状況を公開していたブログは、10/15に削除されました

(検査結果は、こちらのブログに転載されています。)

10/14 横浜市 「いわゆるマイクロスポット堆積物のストロンチウムの測定結果につい
て」

    http://t.co/6x2jX3Sr

(土木事務所周辺)「道路側溝雨水桝の周辺の堆積物」

  Sr-89+Sr-90 : 129 Bq/kg (Cs-137比 : 0.60 %)

  Cs-134 : 21,385 Bq/kg、Cs-137 17,627 Bq/kg、Cs合計 39,012 Bq/kg

(新横浜周辺)「道路区域内の噴水施設(停止中)の底部の堆積物」

  Sr-89+Sr-90 : 59 Bq/kg (Cs-137比 : 0.35 %)

  Cs-134 : 17,008 Bq/kg、Cs-137 14,562 Bq/kg、Cs合計 31,570 Bq/kg

11/22 朝日新聞朝刊、都内3箇所の土壌でストロンチウム検出。

http://twitpic.com/7hn88p

経済産業省庁舎前   Cs計: 31,266 Bq/kg、Sr計: 48 Bq/kg (Sr/Cs=0.15%)

東京国際フォーラム前 Cs計: 13,537 Bq/kg、Sr計: 51 Bq/kg (Sr/Cs=0.37%)

地下鉄・清澄白河駅前 Cs計: 14,058 Bq/kg、Sr計: 44 Bq/kg (Sr/Cs=0.31%)

11/24 東京新聞が1面トップで掲載。 こんなの驚くような記事じゃないのに。

111124_tokyo

11/24 文科省 「横浜市の堆積物及び周辺土壌のSr分析結果」  http://goo.gl/Ob2lx

同位体研究所の分析結果を否定して、議論を呼んだ。

11/25 同位体研究所の発表 http://goo.gl/JxfFi

同位体研究所のこちらの説明では、

長時間経過において同一ディスクのβ線カウントが増加すればSr90が存在して

Y90に壊変していたと考えられSr90を適正に回収していると考えらられます。

としているが、12/10 @yoshkoba さんのツイートでは、これについて

もしPb210が多く含まれているとすると、半減期5日のBi210になるのでカウント数は
あがるはず。だから証明にはなっていないのではないかと思う。

と疑問を投げている。

(追記) http://tomynyo.tumblr.com/post/15276835596

1/4 @tomynyo さんによると、発端となったマンション屋上堆積物を

別の検査機関に出したところ 8,000 Bq/kgの Pb-210 が検出されたとのこと。

この件は、Pb-210 が原因だったということのようだ。

1/28 江戸川区東小岩の土壌Sr分析 http://goo.gl/h4EwB

Sr-89 + Sr-90 合計で 32.6 Bq/kg (Csは 約20,000 Bq/kg)

固相抽出法による検査で、今回は Pb、Bi の影響を慎重に評価しているので値は正しそうだ。

(一度、通常の方法による測定も行って、比較するとはっきりするだろう。)

但し、江戸川で Cs 20,000 Bq/kgの「土壌」がどのようなサンプルかは不明。

Danraku_bar_3

3.河川水・井戸水の放射性ストロンチウムの検出結果 10/22 update)

10/20公表 「文部科学省による、河川水・井戸水における放射性物質の移行調査の結果について」

福島県の河川水中のSr/Cs比

111020_river_sr

111020_river_srcs_ratio

90Sr/137Csでは1%前後あり、土壌中の比率より10倍程度高い。

公表資料では、この理由を以下のようにコメントしている。

   これは、要因の一つとして、放射性ストロンチウムが放射性セシウムに比べて

   土壌から水に溶出しやすいことによるものと考えられる。

ストロンチウムの検出結果   「111020_river_Sr.xls」をダウンロード 

111020_river_sr_1

111020_sr_river (河川水中のSr-90濃度の変化)

Danraku_bar_3

4.地下水中の放射性ストロンチウムの検出結果 8/25 update)

サブドレンの放射性ストロンチウム濃度は、2号機だけが高い値になっているが、地中の状況は

よくわからないため、この汚染がどこからどのように来ているかははっきりしない。

@tsokdbaさんの解析によると、2号機以外のサブドレン水は、降雨の影響を受けているが、

2号機サブドレンだけ影響が見られないということだ。 (これ以上詳しいことは不明。)

Strontium_subd2 

Strontium_subd

【出典: 地下水(サブドレン)/東電】

「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出」 5/18 (6/12 東京電力)
「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出」 6/13 (7/8 東京電力)
「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出(8月3日採取分)」 7/11 (8/4 東京電力)
「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出(9月2日採取分)」 8/15 (9/3 東京電力)
「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出(10月5日採取分)」 9/12 (10/6 東京電力)
11/4東電 「サブドレン核種分析結果」 10/10 採取
12/8東電 「サブドレン核種分析結果」 11/14 採取

【2012年】

1/7東電 「サブドレン核種分析結果」 12/12 採取
2/25東電 「サブドレン核種分析結果」 1/16, 1/23 採取
3/7東電 「サブドレン核種分析結果」 2/13 採取
4/23東電 「サブドレン核種分析結果」 3/12 採取
8/23東電 「サブドレン核種分析結果」 4/16 採取

サブドレン中のSr (xls)→ 「Sr_sub-d.xls」をダウンロード2013/5/22更新)

サブドレン水位(xls)→ 「sub-d_2011-2013.xls」をダウンロード (2011/4/4~2013/7/25)

Danraku_bar_3

5.空気中の放射性ストロンチウムの検出結果 2/20 update)

【5.目次】

  5-1.第1原発敷地内、空気中の放射性ストロンチウム(月1回/東電)

  5-2.原子炉建屋上部における空気中の放射性ストロンチウム(東電)

  5-3.3/15に東京都世田谷区で捕集した大気浮遊塵の放射性ストロンチウム(東京都)

  5-4.東海再処理施設周辺モニタリングによる大気浮遊塵の放射性ストロンチウム

【5-1.第1原発敷地内、空気中の放射性ストロンチウム】 (月1回/東電)

Sr_kuuki

これまで全てNDとなっている(検出限界は不明)

【出典: 空気中/東電】

  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第百五報)」 6/13 (7/8 東京電力)
  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第百三十二報)」 7/11 (8/4 東京電力)
  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第百六十二報)」 8/15 (9/3 東京電力)
  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第百九十五報)」 9/12 (10/6 東京電力)
  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第二百二十四報)」 10/10 (11/4 東京電力)
  「空気中の放射性物質の核種分析の結果(第二百五十八報)」 11/14 (12/8 東京電力)

(2012年)

  1/7東電 「空気中のSr分析結果」 12/12採取 (西門)
  2/9東電 「空気中のSr分析結果」 1/16採取 (西門)
  3/7東電 「空気中のSr分析結果」 2/20採取 (西門)
  4/4東電 「空気中のSr分析結果」 3/12採取 (西門)
  8/8東電 「空気中のSr分析結果」 4/16採取 (西門)

【5-2.原子炉建屋上部における空気中の放射性ストロンチウム】 (12/2 東電)

http://goo.gl/KW6Fe

Sr_tateya

【5-3.3/15に東京都世田谷区で捕集した大気浮遊塵の分析結果】 (11/2公表)

0.01111 Bq/m3 検出。(6/21に検出されていた)

「都内にも放射性ストロンチウムが降下していたことがわかりました」 (共産党都議会議員団)

これについては、12/26に東京都の公表があった。(1/25訂正)

   「東京電力福島第一原子力発電所事故に係る大気浮遊塵中放射性物質の調査報告」 http://goo.gl/NSLGG

   3/15 10:00~11:00の濃度は、 Sr-89 0.12 Bq/m3、Sr-90 0.011 Bq/m3

   110315_tokyo_air

   但し、ほかの核種に較べれば、実効線量での影響は0.03%に達しない。

【5-4.東海再処理施設周辺モニタリングによる空気浮遊塵の放射性ストロンチウム】

(11/25 原子力安全委員会資料) http://goo.gl/EXzZg

Tokaimura_sr

   Sr-90は 0.15~0.35 mBq/m3 、Cs-137は 280~920 mBq/m3 (90Sr/137Csは 0.1%未満

   3ヶ月平均値であって、ピーク日の値ではないことに注意。

【5-5. 文科省調査による月間降下物中のSr-90の分析結果】

7/24 文科省 「月間降下物の90Sr分析結果」 http://goo.gl/H2dwk

月間降下物中のSr-90(xls) → 「120724_Sr_Fallout.xls」をダウンロード 

Danraku_bar_3

6.建屋溜まり水中の放射性ストロンチウムの検出結果

3月~4月にかけて海に大量に放出された、高濃度汚染水の状況を推測することができる。

90Sr/137Cs比は、2号機で約5%、3号機で約9%となっている。

Sr_tamarimizu

【出典: タービン建屋溜まり水/東電】

「タービン建屋溜まり水分析結果(JAEA)」 3/24, 3/27 (5/22 東京電力記者会見配付資料)

(この1回以外は、溜まり水のSrの分析結果は公表されていない。)

Danraku_bar_3

7.海水中の放射性ストロンチウムの検出結果 (2012/7/13 update)

Strontium_kaisui1Strontium_kaisui2_2

海水中のSrの検出結果(pdf)「120812_Sr_kaisui.pdf」をダウンロード

海水中のCs-137とSr-90濃度の関係(全て)

120812_sr_kaisui1_2 

海水中のCs-137とSr-90濃度の関係(第一原発の近傍以外)

120812_sr_kaisui2_2 

海水中の90Sr/137Cs比は、おおむね3~4%程度だった。

現在では、汚染の拡散によって、海水中のCs、Sr濃度は事故前の数値に向けて減少しつつあり、

これに伴って90Sr/137Cs比は上昇してゆくが、これは心配する必要はない。

海水中の90Sr/137Csを推定するためのデータはあまり多くないが、これは、

第1原発沖15km、第2原発沖15kmの東電の調査において、放射性セシウムの検出限界が

高かったためである(下図)。

Sr_kaisui_15k_120710

2011年の夏に、このサンプルだけでも放射性セシウムの検出限界を下げて測っておけば、

海水の90Sr/137Cs比のデータがもっと取れたはずだった。つくづく残念なことだ。

Sr_kaisui_120710_5_3

  1~4号機取水口内北側海水の放射能濃度→ 「1F1-4_shusuikou.xls」をダウンロード   

「取水口内海水」のCs、Sr濃度はずっと高いままだが、ここがどのような状況なのかは、

あまり説明もなく、よく判らない。

南放水口のグラフには、12/4, 3/26, 4/5の高濃度汚染水漏れの影響が現れている。

このグラフについて、@tsokdbaさんから「4つの疑問」が出ています(下記参照)。

  Togetter「放射性ストロンチウムは測っていないから危険なのか」

海域モニタリングの採取位置(pdf→xlsに変換) 「Kaiiki_chiten.xls」をダウンロード

130301_sr_kaisui

1Fから離れた地点では、事故前の濃度に近づきつつある。

一方、浪江町沖3km、1F沖3km、2F沖3km地点では、変動はランダム。

(今も流出する汚染水の影響を受けているため?)

【出典: 海水/東電】

(2011年)

  5/8東電 「海水核種分析結果」 4/18採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

  6/1東電 「海水核種分析結果」 5/9採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

  6/12東電 「海水核種分析結果」 5/16採取(取水口内、2号機・3号機シルトフェンス内側

  7/8東電 「海水核種分析結果」 6/13採取(5,6放水口、南放水口)、6/14採取(1F沖15km、2F沖15km)

     7/9文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」
           (東電公表と同じ内容だが、地図付き)

     Strontium_0709 (クリックで拡大)

  8/4東電 「海水核種分析結果」 7/11採取(5,6放水口、南放水口)

  8/4東電 「海水核種分析結果」 7/11採取(取水口内)

  8/5東電 「海水核種分析結果」 7/14採取(1F沖15km、2F沖15km)

     8/6文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  9/3東電 「海水核種分析結果」 8/15採取(5,6放水口、南放水口)

  9/3東電 「海水核種分析結果」 8/15採取(取水口内)

  9/16東電 「海水核種分析結果」 8/27採取(1F沖15km、2F沖15km)

     9/17文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  10/6東電 「海水核種分析結果」 9/12採取(取水口内)

  10/6東電 「海水核種分析結果」 9/12採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

     10/7文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  11/4東電 「海水核種分析結果」 10/10採取(取水口内)

  11/4東電 「海水核種分析結果」 10/10採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

     11/7文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

       111107_sr_mext (クリックで拡大)

  12/8東電 「海水核種分析結果」 11/14採取(取水口内)

  12/8東電 「海水核種分析結果」 11/14採取(5,6放水口、南放水口)

     12/9文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  12/15東電 「海水核種分析結果」 11/15採取(1F沖15km、2F沖15km)

     12/16文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  12/19東電 「海水核種分析結果」 11/10~11/16採取(仙台湾中央、相馬市沖5km、江名沖3km、大洗海岸沖3km)

     12/20文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記福島・茨城沖・地図付lき)

     12/20文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記宮城沖・地図付lき)

(2012年)

  1/7東電 「海水核種分析結果」 12/10採取(取水口内)

  1/16東電会見資料 「12/4の漏えいに係る分析結果」 12/5採取(漏えい水)、12/5,12/10採取(南放水口)、12/10採取(5,6放水口、1F沖15km、2F沖15km)

     1/18文科省 「海水中の放射能濃度分布(H-3及び全α等)」 (上記内容・地図付き)

  2/2東電会見資料 「12/4の漏えいに係る分析結果」 12/19採取(請戸川沖3km、1F沖3km、2F沖3km、1F沖8km)

     2/3文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)
     (リンク切れ?)

  2/10東電 「海水核種分析結果」 1/16採取(取水口内)

  2/17東電 「海水核種分析結果」 1/17,1/18採取(仙台湾中央、相馬市沖5km、江名沖3km、大洗海岸沖3km)、
                      1/6採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

     2/21文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

     2/21文科省 「海水中の放射能濃度分布(H-3、全α、全β及びストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  3/7東電 「海水核種分析結果」 2/13採取(取水口内)

  3/19東電 「海水核種分析結果」 2/13,2/15採取(5,6放水口、南放水口、1F沖15km、2F沖15km)

     3/21文科省 「海水中の放射能濃度分布(H-3、全α、全β及びストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  4/4東電 「海水核種分析結果」 3/12採取(取水口内)

  5/15東電 「海水核種分析結果」 3/14採取(1F沖15km、2F沖15km)

     5/16文科省 「海水中の放射能濃度分布(H-3、全α、全β及びストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  5/31東電会見資料 「漏水に関するサンプリング結果」 3/26,4/5採取(南放水口)

  6/8東電 「海水核種分析結果」 4/5採取(請戸川沖3km、1F沖3km、2F沖3km)、4/13採取(1F沖15km))

     6/11文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  7/4東電 「海水核種分析結果」 3/12採取(5,6放水口、南放水口)

     7/5文科省 「海水中の放射能濃度分布(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

  8/8東電 「海水核種分析結果」 4/16採取(取水口内)

     8/10文科省 「海水の放射能濃度分布(Sr)」 (上記内容・地図付き)

  8/8東電 「海水核種分析結果」 5/9~5/18採取(請戸川沖3km、1F沖3km、2F沖3km、1F沖15km)、 6/5~6/25採取(請戸川沖3km、1F沖3km、2F沖3km、1F沖15km)

     8/10文科省 「海水の放射能濃度分布(Sr)」 (上記5月分・地図付き)
     8/10文科省 「海水の放射能濃度分布(H-3,全α,全β,Sr,Pu)」 (上記6月分・地図付き)

【東海再処理施設周辺モニタリング】

2011/11/25 原子力安全委員会資料、東海再処理施設周辺モニタリング http://goo.gl/EXzZg

  Tokai_beta (海水中の全β)

  Tokai_sr_kaisui (海水中の90Sr)

【文科省 海域モニタリング】

(2012年)

  1/20文科省 「海域モニタリング結果(ストロンチウム)」 9/8採取(J1,J2 ひたちなか市沖10km/30km)

  1/25文科省 「海域モニタリング結果(ストロンチウム)」 8/25,8/26採取(14.福島沖180km、15.茨城沖200km)

  2/10文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 8/25採取(12.仙台湾沖180km)

  2/15文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 9/9採取(I1.北茨城市沖18km)

  2/15文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 10/13,10/19採取(E5.浪江町沖85km、L1.銚子沖10km)

  2/21文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 12/10採取(E1.1F沖35km、E3.1F沖60km)

  3/2文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 10/14採取(K1.鹿嶋市沖5km)

  3/15文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 11/30,12/1採取(10.1F沖260km、15.気仙沼沖140km)

  3/16文科省 「海域モニタリング結果(Mn, Co, Ce, Sr」 12/7~12/13採取(D1.小高沖30km、F1.楢葉沖30km、
          G0.四倉沖15km、G1.四倉沖25km、H1.江名沖15km、I1.北茨城沖18km)

  4/10文科省 「海域モニタリング結果(Sr)」 11/30採取(12.仙台湾沖180km)

  4/16文科省 「海域モニタリング結果(Sr追加)」 2/20採取(B3.仙台湾沖50km)

  4/23文科省 「海域モニタリング結果(Sr追加)」 2/6,2/13採取(E1.1F沖35km、J1.ひたちなか沖10km)

【海上保安庁による沖合の海水の放射性ストロンチウムの検出結果】

(2011年)

10/28海上保安庁 「福島県沖及び茨城県沖における放射能調査結果」8/27採取)

111028_map_jcs

111028_strontium_jcs

過去の調査 http://goo.gl/gAkWS と比べると、茨城沖140kmは事故前と同レベル。

福島沖180kmでも、Sr-90は事故前の倍程度で、90Sr/137Cs比は陸上と大差ない。

  (今回は2009年よりずっと沖合を調査しているが、調査地点は年によって異なり、

   例えば2008年は今回と同じくらい沖合を調査している。)

  この件については、@tsokdbaさんのブログ(10/29)に丁寧な解説がある。

(2012年)

「平成22年(2010年) 放射能調査報告書」 (2012年3月)

  (事故前の海洋の放射能調査結果)

4/24海上保安庁 「外洋海域における放射能調査結果」 (2012/1/12~1/15採取)

  120424_kaiho_2

  房総沖100km~300km、及びそこから南下して小笠原東方沖までの外洋調査。

Danraku_bar_3

8.海底土の放射性ストロンチウムの検出結果 2/19 update)

  東電調査の海底土のSr濃度の単位は「Bq/kg・乾土」ですが、Cs濃度は「Bq/kg・湿土」である

  ことが11/11に東電から公表されました。(両者には2~3倍の差があります。)

  海底土のSr/Cs比については、状況がはっきりした時点で訂正する予定です。

  (文科省の海底土のCs濃度の単位は「Bq/kg・乾土」なので問題ありません。)

【乾土換算の海底土のCs濃度】 (東京電力)

  乾土率は 45~85%程度(多くは70%程度)となっています。

  2012年4月分(6/22公表) http://goo.gl/Xw5JR

  2012年5月分(7/13公表) http://goo.gl/wHRFS

Sr_kaiteido_2

海底土の90Sr/137Cs比は、第1原発港湾内の海底土でも、0.1%程度の低い値となっている。

海底土については、こちらの地図(googleマップ) にも記載しました。

110705_teishitsu_2  (最新の図はリンクから見て下さい)

【出典: 海底土/東電・文科省】

「海底土 核種分析結果」 6/2 (6/25 東京電力)、 採取地点の地図(googleマップ

「海域モニタリング(海底土)結果<第一報>」 5/9~5/13 (7/4 文科省)

110704_strontium_2 (クリックで拡大)

「海域モニタリング(海底土)結果<第三報>」 6/6~6/10 (8/19 文科省)

「海域モニタリング(海底土)結果<第五報>」 7/5~7/7 (9/16 文科省)

「沖合における海底土の放射性物質の核種分析の結果(続報35)」 9/8-9/25 (10/28 東京電力)

「海底土の分析結果(ストロンチウム)」 (東電公表と同じ内容だがマップ付き 10/31 文科省)

(東電公表には検出限界の記載がないが、文科省公表には記載がある。)

111031_kaiteido_map (クリックで拡大)

1/12 東電 港湾内海底土 http://goo.gl/ULGiE

港湾内4地点のSr (Csは「Bq/kg・湿土」、Srは「Bq/kg・乾土」の単位)
このまま計算しても、Sr/Cs比は小さい(90Sr/137Csで、0.1~0.3%程度)。

1/20 文科省 9/8-9/14採取の海底土(30km圏外6ヶ所) http://goo.gl/X8T8s

5地点は事故前と同レベル、1地点のSr-90は 1.9 Bq/kgだが、あまり高くない。

1/20 環境省 被災地の海洋環境の第2次モニタリング調査結果」 http://goo.gl/o1NrQ

8/30-9/1採取の9地点の海底土で、Sr-90を検査。
仙台沖の2地点で検出したが、0.17 Bq/kg、0.28 Bq/kgとごく低い値。

1/26 東電 月例の海底土のSr分析(なぜかいつもより1月遅れ) http://goo.gl/k24Ut

F1近傍の2地点からSr-90を検出しているが、Sr/Cs比はごく小さい。

1/27 文科省 (海底土9ヶ所のSr 11/7~11/22採取/東電公表のまとめ) http://goo.gl/QnWVg

(整理中)

  8/8 東電 「海底土核種分析結果」 3/1採取 (5,6放水口、南放水口)

     8/10文科省 「海底土の分析結果(ストロンチウム)」 (上記内容・地図付き)

Danraku_bar_3

9.海産物中の放射性ストロンチウムの検出結果2/27 update

Sr_suisei

「水生生物中の放射性ストロンチウム分析結果とSr/Cs比(xls)」→ 「Sr_suisei.xls」をダウンロード

2/24 厚労省資料 水産物中のAg-110m、Pu-239+Pu-240、Sr-90 (昨年6/21 小名浜沖採取)

120224_ag_pu_sr

   イカ類にAg-110mがけっこうあったことがわかる。

   Pu, Srの単位が「mBq/kg」であることに注意 (何で見間違えやすい表を作るのか…)。

   (Puは 0.00002 Bq/kg以下、 Srは 0.03 Bq/kg以下)

   90Sr/137Cs比は、高くても 0.2%程度か、それ以下。

11/25 原子力安全委員会資料、東海再処理施設周辺モニタリング http://goo.gl/EXzZg

Sr_kaisan

(数字はグラフから読み取ったものなので、およその値です。)

貝類の90Sr/137Cs比は、最高 0.9%~最低 0.1%

褐藻類の90Sr/137Cs比は、最高 8.5%~最低 0.5%

8/30 水産庁 水産物のストロンチウム測定結果

相変わらずセシウム値の低いものばかり測っているのは理解に苦しむ。

0.03 Bq/kg の Sr-90が検出されたマダラの場合、

「総Sr/総Cs」は、0.07÷34 = 0.2%未満 となる。

110830_sr

110830_sr_map

6/27 水産庁 水産物のストロンチウム測定結果 (初公表)

すべて検出限界未満だが、今回の4検体の採取日は4/6~4/14。

海への高濃度汚染の影響は、もっと後のほうが大きいはずなので、今後も要注意。

100629_sr_2

110629_sr_map

柏崎市の原乳(4/25採取)から 0.02 Bq/LのSr-90を検出 (6/22 新潟県

(但しこの値は、前年と同程度。)

Danraku_bar_3

10.放射性ストロンチウムの調査方針 (11/18 update)

2/14 放射線量等分布マップの作成等に係る検討会(第16回)資料 http://goo.gl/AayJT

   「ストロンチウム89、90の土壌濃度マップの継続的作成」 http://goo.gl/PWeNS

   80km圏外の土壌Csの高い50地点、および1次調査でSr/Cs比の高かった13地点。

   結果は3月中に公表予定。

11/18 東電記者会見資料 「水処理設備の放射能濃度測定結果」

【今後の調査方針】

「今後の海域モニタリングの進め方」 (10/20 文科省ほか)

海底土のモニタリング

Sr-89、Sr-90、Pu-238、Pu-239+240、Cm-242、Cm-243+244 の測点数を増やす。

水産物モニタリング

Sr-89、Sr-90 については随時実施

「試料採取・測定頻度と核種分析計画について」 (10/24 東京電力)

111024_sr_keikaku

「試料採取・測定頻度と核種分析計画について」 (9/1 東京電力)

110901_tepco_sr

Danraku_bar_3

11.水処理設備中の放射性ストロンチウム (11/18 update)

11/18 東電記者会見資料 「水処理設備の放射能濃度測定結果」

111118_shorisui_2

(単位が Bq/cm3 であることに注意。)

これによると、9/20の淡水化装置(RO)入口水、蒸発濃縮装置入口水のSr-89+Sr-90濃度は、

それぞれ合計 5800万Bq/L1.3億Bq/Lとなっているので、処理前のSr濃度はわからないが、

キュリオン、サリーなどの装置では、ストロンチウムはあまり除去できていないことだわかる。

また、8/23の蒸発濃縮装置の濃廃液のSr-89+Sr-90濃度も、1.82億Bq/Lあるので、

アレバの装置(9/15に停止)でも、ストロンチウムはあまり除去できなかったと推察される。

また、11/12 東電記者会見資料 「放射性滞留水の回収・処理の取組み」

のP.8に、濃縮海水用タンク、濃縮廃液用タンクの放射能濃度(例)が示されているが、

これによると、Cs-134、Cs-137は各 数千Bq/L 程度なのに対して、

全β核種数億Bq/L(3.9~4.8×10^5 Bq/cm3) となっている。

短寿命の核種が少なくなった現在、このβ核種の大部分は、Sr-89、Sr-90と推測される。

上の表の一番下に全βが出ているが、全βのうちSr-89+Sr-90は、入口水で30~33%

濃縮廃液で、約40%となっている。(すると、残りのβ核種は何?)

  (12/5追記) @hyd3nekosuki さんのツイート の表からすると、セリウム144なんか

          が多いのかもしれないが、分析結果が出ないとはっきりしたことはわからない。

11/9東電公表「中期的安全確保の考え方」の、 「汚染水処理設備」 のP.11でも、

9/20の淡水化装置出口水の全βは、102,000Bq/Lとなっていたが、

(この情報は、木野龍逸さん(@kinoryuichi)のツイートで知った。)

上の表の一番下(全β)を見ると、RO膜装置の入口側の全β1.9億Bq/Lだから、

全β(おそらくほとんどがSr)は、1/2,000程度に除去できているようだ。

濃縮海水・濃縮廃液は、現在11万トン以上ある。

11/18の朝日新聞朝刊1面に、福島第1原発の汚染水タンク群の空撮写真が掲載された

http://www.asahi.com/national/update/1117/TKY201111170566.html

が、この汚染水に、数億Bq/Lの放射能があることには触れていない。

おそらく、いずれは本格的なストロンチウム除去設備が設置されるのだろうけど、

いまだにその公表がないのは、技術的なハードルが高いからなのだろうか?

12/12 東電 水処理設備の放射能濃度測定結果(11/1, 11/3, 11/29) http://goo.gl/NnOCC

1/23 東電 「多核種除去設備の設置について」 http://goo.gl/BYCg2

処理水から多核種(主にSr)を除去する設備を開発中。2012年内に導入予定

130206_ensui_graph

高レベル処理水の滞留状況(xls)→ 「ensui_graph.xls」をダウンロード  (2013/8/21更新)

              同上(pdf)→ 「130820_ensui_graph.pdf」をダウンロード   

濃縮塩水は 2,400m3/週のペースで、処理水全体(濃縮塩水・淡水・濃縮廃液の合計)は、

2,800m3/週(400m3/日)のペースで増え続けている。

130411_chika_suii

5/8まで東電 地下貯水槽水位データ→ 「chika_suii_2.xls」をダウンロード

1,2号機海側「平面図」→ 「130705_zumen_1-2gouki.pdf」をダウンロード

Danraku_bar_3

12.水処理設備からの汚染水漏れ作成中

11/25 淡水化装置からバッファタンクに送水する屋外配管から水が流出。 http://goo.gl/FuHpe

   原因は、保温材を巻く工事の際に誤ってベント弁を開けたため。
   (流出したのは淡水化処理後の水なので、汚染度は低い。)

12/4 蒸発濃縮装置から漏えい(コメント欄に報道記事)

   漏れた量は少なくとも45トン(最大220トン)、海への流出は約150L
   (12/6東電プレスリリース http://goo.gl/cWwNQ

   核種分析結果(1) http://goo.gl/YiGfU 、漏えい状況(12/4) http://goo.gl/1qhZn
   漏えい及び止水状況(12/5) http://goo.gl/q6NE0 、核種分析結果(2) http://goo.gl/viYpO
   核種分析結果(3) http://goo.gl/VAw7V

   12/5 原子力安全・保安院が東電に対策を指示 http://goo.gl/W6kJg

   1/16 汚染水(12/5)、海水(12/5,12/10)の核種分析結果 http://goo.gl/lKOwx
     Srは1.6億Bq/L、全βは2.5億Bq/L

  「12/4流出の汚染水ストロンチウム濃度やっと発表」 (@tsokbda さん)の解説が詳しい。

  海水の核種分析結果(全β)(1/25公表) http://goo.gl/ajBGW

  1/31 東電: 「12/4の汚染水漏れを踏まえた対応」 http://goo.gl/5qVhl

     「東京電力の1/31の報告書と海水のSr情報」 (@tsokdba さん)
     12/4の汚染水流出は運転手順書の不備が原因。

  2/2 「12/4の漏洩に伴う海水のSr分析結果(12/19採取)」

http://goo.gl/mmJyj (2/2東電)  http://goo.gl/AFNRE (2/3文科省/地図)
   南側のポイントがやはり高い。(12/5,12/10採取分は1/16に公表済み

12/13 蒸発濃縮装置3Cサンプリングラインから漏えい http://goo.gl/IGhg8

   漏えいは約10Lで、堰内に留まっている。

12/29 淡水化装置(逆浸透)濃縮水貯蔵エリア付近のホースからの漏水 http://goo.gl/sTT9U

  ホースの穴から漏水。(流出したのは淡水化処理後の水なので、汚染度は低い。)

1/6 東京新聞

   高濃度汚染水の処理水を移送するホースに、雑草チガヤの葉先が刺さって穴が開き、

   水漏れを起こす事故が、これまでに22件起きていることが、東電の調査でわかった。

1/8 4号機 使用済燃料プール代替冷却装置  エアフィンクーラー チューブからのろ過水の漏えい http://goo.gl/qQnko

   冷却管4ヶ所から漏えい。漏えい水は淡水(ダム水源)。

1/9 淡水化装置(蒸発濃縮装置)2Bから水漏れ http://goo.gl/DRG10

   漏えい量は11L程度で、堰内に留まっている。漏えい水は全βで 600 Bq/L(11/29)。

1/10 淡水化装置(逆浸透膜式)濃縮水貯槽からの漏えい http://goo.gl/R3ZGD

   タンク付け根のパッキンから漏えい。ボルトの増し締めにより漏えいは止まる。
   漏えい量は10L程度で、コンクリート上に溜まっている。濃縮水なので汚染度は高い(数億Bq/L)。

1/21 2号機タービン建屋地下から雑固体廃棄物減容処理建屋(高温焼却炉建屋)への移送ラインで漏えい http://goo.gl/GlQAO

  配管の継手から漏えい。漏えい量約2L。水の表面線量率は 0.1mSv/hで高濃度の汚染水ではない。

1/28 蒸発濃縮装置脱塩器付近の弁フランジ部から水漏れ http://goo.gl/afwmV

   漏えい量は約8L、堰内に留まっている。
   漏えい箇所付近の表面線量率は周辺の雰囲気線量率と同等。

1/28 廃液RO供給ポンプミニフロー配管の弁フランジ部から水漏れ http://goo.gl/MvWNB

   漏えい量は約0.5L、堰内に留まっている。
   漏えい箇所付近の表面線量率は周辺の雰囲気線量率と同等。

1/28 待機中の常用高台炉注ポンプ(B)近くのベント弁から水漏れ http://goo.gl/cfeSf

   漏えい量は約9L、付近に排水口はないため、海への流出はない。
   漏えい箇所付近の表面線量率は周辺の雰囲気線量率と同等。

1/29 14ヶ所で水漏れを確認 http://goo.gl/nOMHh

   (構内地図) http://goo.gl/asDoB 、(写真) http://goo.gl/lNwmM

   2番目の「非常用高台炉注水ポンプ3C流量」からの漏えい量は 約600L
   汚染度はそれほど高くない。海への流出は「おそらくない」としている。

   3番目の「淡水化装置(逆浸透膜式)廃液供給ポンプA系ミニマムフローラインフランジ」からの水漏れは、
   漏えい量約10L。海への流出はないが、汚染度は高い。

1/30 4ヶ所で水漏れを確認 http://goo.gl/nieAe

1/31 2ヶ所で水漏れを確認 http://goo.gl/e4TpS

Danraku_bar_3

13.放射性ストロンチウムについての公式見解等

「6月8日付け「環境モニタリング結果の評価について」の補足説明資料(ストロンチウムに関して)

(6/10 原子力安全委員会)

チェルノブイリ事故では、Sr/Csの割合は約1/9と言われています。
今回の文部科学省発表の結果では、福島の土壌のSr/Csは、
約1/2000~1/10000となっています。

これは、チェルノブイリ事故では炉心の爆発によって放射性物質が飛散
していますが、福島第一原子力発電所の場合は、燃料の温度上昇によって、
主として揮発性の放射性物質が出されたことから、SrのCsに対する割合は
小さくなったものと考えられます。

「海底ストロンチウム未検出」 (7/6 4:37 NHK)

 東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、文部科学省が宮城県から茨城県の
沖合の海底の土を調べた結果、放射性ストロンチウムは検出されなかったと公表
しました。ただ、国の原子力安全委員会は、ストロンチウムがないと確定的なことは
言えないとして、微量であっても検出できる測定方法で調べるよう求めています

 放射性ストロンチウムは、体内に吸い込むと骨に蓄積してがんを引き起こすおそれが
あるとされ、東京電力が先月、福島第一原発から南北に20キロ離れた場所の沖合3キロ
の地点で調査した結果、海底の土から検出されました。文部科学省も、宮城県岩沼市から
茨城県ひたちなか市までの沖合10キロから30キロの6つの地点で海底の土を調べた
結果を5日、公表しましたが、いずれの地点からも放射性ストロンチウムは検出され
なかったということです。ただ、今回は、1キログラム当たり0.8ベクレルより
少ない量は検出できない測定方法だったことから、文部科学省に助言する立場の国の
原子力安全委員会は、「今回の方法ではストロンチウムがないと確定的なことは言えない。
ストロンチウムがどのように広がっているか明らかにするためにも、次回は微量でも
検出できる方法で測定してもらいたい」と求めています。放射性ストロンチウムを巡っては、
農林水産省も茨城県沖や千葉県沖でとれた魚介類を対象に影響を調べていますが、
これまでのところ検出されていません。

食品健康影響評価たたき台 (7/21 食品安全委員会)

第8回 放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ 7/21資料2)

 海水サンプルからはストロンチウムがセシウムの25%程度検出された事例
あり、ストロンチウムについては、今後ともモニタリングを継続するべきである。

 ウラン、プルトニウム、アメリシウム及びキュリウムについて、現時点では
食品や環境中からの検出の報告も少ないが、今後ともモニタリングを継続する
べきである。

「放射性セシウム-137 と放射性ストロンチウム-90 の経口摂取による内部被ばくについて」

(11月 原子力機構)

海洋に放出された放射性ストロンチウムのSr/Cs比は無視されている。

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14.シミュレーションによる事故解析

110606_kaiseki

「東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について」

(6/6 原子力安全・保安院)

この保安院の試算値(6/6公表)では、3/11から100~150時間の

Sr-89の総放出量は、2,000兆Bq、 Sr-90の総放出量は 140兆Bq

Sr-90/Cs-137は、0.93%、 Sr計/Cs計は、6.5% となっている。

(注: この数字は「大気中への放出量」で、汚染水による放出は含んでいません。)

「放射性物質放出量データの一部誤りについて」 (10/20 原子力安全・保安院)

上記6/6公表資料について、Te-131m、Te-132、I-131、I-133、I-135、Cb-129、Mo-99

値が訂正された。(Cs、Sr、I-131 については訂正なし。)

Danraku_bar_3

15.放射性ストロンチウムについての論文等 (事故後に発表されたもの)

2/15  「福島第一原子力発電所の滞留水への放射性核種放出」 http://goo.gl/KEu50

    西原健二、他 (日本原子力学会和文論文誌,Vol. 11, No. 1, p. 13~19 (2012))

    滞留水への放出量を推定 (6/3までの情報に基づく論文)

9/15 「ストロンチウム90に関する浪江土壌試料の化学分析結果」 (4/29採取)

  小林 義男(理研)+斎藤 裕子(青学大)

  検査の概要やスペクトル図などが掲載されています。

137Cs: 88,450 Bq/kg(風乾後重量換算

90Sr: ND (検出限界: 35±10 Bq/kg)

90Sr/137Cs: 0.04%以下

7/9 「構内における土壌中のSr放射能同位体比」(改訂2)

  千葉 豪(北大)

長半減期である Sr-90 は運転期間とともに単調に増加していく一方、Sr-89 は
200 日付近で極大値をとったあと、運転期間に伴い漸減していく。

極大値をとる理由は、Sr-89 が短半減期であり、核分裂による生成と崩壊による
消滅が釣り合うためであるが、その後漸減していくのは、Sr-89 の(累積)核分裂
収率が U-235 と Pu-239 とで大きく異なるためである。

Danraku_bar_3

16.放射性ストロンチウムについてのブログ記事 (新しいものが上)

2012/7/27 Togetter「7/24 文科省、ストロンチウム測定結果を発表」 http://togetter.com/li/346226

2012/7/12 Togetter「珍説「Sr-90が糖尿病を引き起こす」」 http://togetter.com/li/337086

2012/7/12 Togetter「『チェルノブイリの3倍!』ではありません。」 http://togetter.com/li/337042

2012/5/20 Togetter「ストロンチウムの影響で糖尿病になる福島の子供達という話を流して、
   内部被曝に負けないために肥田先生の話を聞いて、甲状腺検査や放射線被曝の相談は
   うちでやりますよって、めちゃくちゃだわ」 http://togetter.com/li/307039

2012/5/9 Strontium 90 spread over 1000km evenly in Pacific ocean (FUKUSHIMA DIARY)

   FUKUSHIMA DIARY は、英語でデマを広めている大変困ったサイト。

   この記事にある 90SrとCsの比(17~62%)は、既存の90Sr(過去のフォールアウト)に
   よるもので、今回の放出比とは関係ない。  

2012/5/7 Togetter「東電原発事故前のいろいろな放射能濃度のグラフ」(@shanghai_iiさんによる)

   Sr90_tokyo_kouka  東京のSr90 月間降下量

   Cs137_tokyo_kouka  東京のCs137 月間降下量

   Tokyo_suidou1972  60年代の東京の上水中のCs137とSr90
    Sr90のほうが高かったことがわかる。
   (核実験では、Cs137、Sr90は同じくらい放出され、Sr90のほうが浄水処理で除去しにくい。)

   Kaisui_cs137sr90  事故前までの海水中のCs137とSr90の濃度

2012/4/19 @shanghai_ii さんのツイート

   Fig221

   ウクライナのチェルノブイリ事故後25年レポ http://goo.gl/Phxpb より。
   プリピャチ川の河川水のCs137濃度の推移(左)とSr90濃度の推移(右)。

   プリピャチ川はチェルノブイリ原発辺りからキエフ貯水池に注ぐ川。
   セシウムの濃度は急激に下がるが、ストロンチウムの方はゆっくり。

「水道水の放射性ストロンチウムの検査結果」 (2012/4/11 放射能から命を守る宮城県南部の会)

   2検体を測定しいずれも未検出。同位体研究所の測定で、検出下限 0.03Bq/kg。

   (100L位を煮詰めるなどして検出限界を引き上げないと、数字は出てこないだろう。
    Csの精密測定では、0.014Bq/kg(Cs-134+Cs-137)。こちらの数字のほうが重要。)

「ストロンチウム90の人歯牙への蓄積量に関する研究」 (井上一彦他)
「EPR線量測定研究成果」 (保健医療科学院)

   乳歯などを集めて、Sr、Puの蓄積量を計測するプロジェクト

「原発事故が起きる前の放射能」 (3/4 アカチバラチの日記)

   環境放射線データベースからデータをまとめた労作。良記事です。

Togetter 「ホールボディ ストロンチウム カウンター?」 (3/4)

   (ウラル核惨事によるテチャ川流域のSr汚染の話題)

「WBCの検査結果をふまえて」 (2/21 坪倉正治/医療ガバナンス学会メールマガジン)

Togetter 「茨城県の土壌のSr測定結果が公表されましたのでとりあえずまとめました」

(2/18 @study2007 さん)

3号機ルートを通過中に降雨があると「1%水準」になる可能性があると考えます。

2/18 @joejoeu さんのツイート

0218_joejoeu_2 

茨城県のSr測定結果は過去の降下分の範囲におさまっている。

「ゼロベクレルという幻想(ストロンチウム騒動に絡んで)」 (2/17 アカチバラチの日記)

   ゼロベクレルはあり得ない、というお話し。

「ストロンチウムの吸収を考える」 (1/11 六号通り診療所所長のブログ)

Togetter 「朝日新聞試算「ストロンチウム流出462兆ベクレル流出」計算根拠の謎」 (12/20)

蒸発濃縮装置からの海へのSrの流出量は150Lで260億Bq! (12/7 3.11東日本大震災後の日本)

@joejoeu さんのツイート (12/6)

Sr20002011

福島市の事故前の土壌Sr-90推移+事故後の福島県の計測値

放射能汚染水(蒸発濃縮装置)から水漏れ発生! ストロンチウムはどれくらいある? (12/5 3.11東日本大震災後の日本)

NNSAによる大気中の放射性物質の測定結果 (12/4 @xryos_kx さん)

Nnsa_air_2 

米国DOEのデータから見たストロンチウムの拡散について (12/5 @study2007 さん)

111205_study2007

Sr90とCs137の比率を評価できそうなデータをプロットしました。
福島県内の濃度比や、世田谷での都のセシウム測定とおおよそ
整合性がとれ、かつ、200km以遠の2地点では0.1%程度の比率しかあり
ません。

Togetter 「お餅大好きスタディさんによる「米国DOEのデータ解説」 (12/4)

Togetter 「君が掛けた ストロンチウム 億千万! 億千万!」 (12/4)

Togetter 「横浜のストロンチウム検出騒動を巡る議論・解説」 (11/25)

Togetter 「横浜と東京のストロンチウム検出は天然核種のβ線が原因かもしれないらしい」 (11/24)

@hyd3nekosuki さんのツイート (11/24)

原子炉内で生成された放射性核種の組成の参考文献として、使用済み軽水炉燃料の核種組成
データベースも参考になります→ http://t.co/LvdFJNhi

ただし、ファイルに示された核種生成量の単位が、燃料重金属1トン当たりに生成される
重量[grams/tHM]であることに注意

例として、このデータベースのBWR45G-UO2の結果に基づいて、Sr89/Sr90の放射能比を整理
して図示してみると→ http://t.co/0C3HV0b4
(横軸は燃料の燃焼度[GWd/tHM]、縦軸はSr89/Sr90放射能比)

Togetter 「沈黙の核種 いまだ沈黙せざるか」 (11/16)

私が、『福島のプルトニウムは無視して良い』と考えるわけ (11/6 buveryの日記)

東京電力が発表した海底土のSrのデータ (11/1 3.11東日本大震災後の日本)

今回のデータで一番不思議なのは、原発の放水口付近の2ヶ所で、同じように
放射性セシウムが検出されている「5,6放水口北」と「南放水口付近」で
Srのデータが大きく異なる点です。20倍以上異なります。

チェルノブイリとの汚染比較3 ストロンチウム90について (10/17 福島原発事故に関して)

Sr_hikaku_s_3

Togetter「横浜でのストロンチウム検出に関連してSr/Csの輸送についてHayakawaYukioさんに質問されたんだけどstudy2007がろくに回答できなかったやりとり」 (10/13)

Togetter 「土壌中のストロンチウム/セシウム比-文科省100地点調査とマンション屋上のSr検出に関連して」 (10/12)

フォロワーさんから教えてもらった、核燃料物質取り扱いテキストの記述だと核燃料中の
挙動はこんな感じ→Ba,Sr,Zr 殆ど動かない UO2との安定な固溶体 一部、(Ba,Zr)SrO3析出
←でも、溶融炉心は、還元雰囲気にあるから、全然違う挙動とおもう。

@Happpy20790 さんのツイート (9/14)

ただいまっ(^O^)今日は蒸し暑かったでし。今日は2号機の炉内冷却注水がコアスプレイ配管
使って始まりまったみたい。2号機はオイラが一番ヤバいって思ってる号機だから
冷えるといいんだけど…。
最近は順調に処理してる汚染水処理なんだけど、現場では新たな問題があるんだ。

続き1:汚染水は海水や川の淡水を使ったやつだから有機物でいっぱいなわけ。
それを薬品入れて蒸発濃縮してるんだけど、そしたらゲル状になっちゃうんだ。
それが配管やポンプに詰まると止まっちゃうから対策で大変なんだよなぁ。
純水ならいいんだけど…。

続き2:海や川の水は不純物がいっぱいだから何がどうしてこうなるのか、
調査に時間がかかりそう。もう一つの大きな問題はβ線なんだ。

続き3:キュリオンやアレバ、サリーの装置でセシウムは除去してγ線は下がるんだけど、
どうやらストロンチウムはあまり除去出来ないみたいでβ線量が高いんだ。
大体100mSv/h位あるみたい。
β線は透過力がγ線に比べて弱いんだけど管理が厄介だから何とかしなきゃなんだ。

続き4:装置追加が必要なんだけど今のところ装備で防御するしかなくて…。
とまぁ順調そうだけど現場は色々あるんだよねぇ。
冬がくる前には配管やホースの凍結防止措置もしなきゃなんないと思うし。

(注:関連する報道(9/15 NHK)がコメント欄にあります。)

Togetter 「同位体研究所のストロンチウムセミナー」 (8/25)

これまでストロンチウムの測定には、まずイットリウム抽出に10数工程が必要で、
沈殿を3回しなければならないので2~3週間を要していたが、エムポアラドディスク
捕集して直接計測することで、即日から2日程度で測定可能となった、とのこと。

エムポアラドディスクによるストロンチウムの測定は、硝酸溶液にすることさえできれば、
あらゆるサンプルで分析可能、とのこと。
サンプルに天然の安定ストロンチウムと放射性ストロンチウムが混在していてもOK。

Togetter 「buvery氏による田崎晴明教授「内部被ばくのリスク評価について」レビュー」 (8/11)

ECRRの、『ストロンチウム90の内部被曝はICRPの300倍』というものは、
『ストロンチウム90がDNAに結合するから10倍』と、『Second Event Theoryにより、
ストロンチウム90がイットリウム90にβ崩壊し、イットリウム90がさらにβ崩壊
するので30倍』を掛け合わせたものです。
しかし、ストロンチウム90がDNAに結合する実験的根拠はない、Second Event Theoryを
支持する実験的根拠はない、さらに彼ら自身の動態モデルも実測もない、状態です。
ICRPはこれら全てそろえています。ECRRが見劣りするのはしかたがない。

Togetter 「ホールボディカウンターへの不信から始まったストロンチウムとプルトニウムの話」(8/11)

原子炉の中の水が周辺の地下水や海水中に流出すると、水産物中のストロンチウム/
セシウム比が10%を超えて暫定規制値の想定条件が崩れる恐れがでてきますので、
水産物のストロンチウム測定を急ぐ必要がありますが、水産庁の姿勢はかなり問題。

福島原発から半径100 km以内の陸上では、6月から約1カ月間にわたって放射線マップ
を作るための大規模調査(地上1 mの放射線測定と土壌調査)が行われ
http://t.co/SDPMYPX
8月末に公表予定のこの土壌調査の結果でストロンチウムとプルトニウムの飛散範囲が
確定する予定です。

プルトニウムの沸点は3228 °Cで、ストロンチウムの1382 °Cよりはるかに高く、
これを見ただけでも大気中への放出量がストロンチウムよりずっと少ないと予測されます。

「アルギン酸ナトリウムの放射性ストロンチウム排泄促進効果について」 (8/9 六号通り診療所所長のブログ)

今日のポイントは2つで、
1つは放射性ストロンチウムの内部被曝が想定される時に、
アルロイドGの使用はその吸収抑制に一定の効果があり、
有害な作用もあまりないので有用性がある、
ということです。

そしてもう1つは、
アルギン酸は非常に強力にストロンチウムを捕捉する性質があり、
海水に放射性ストロンチウムを流すような、
悪魔の所業が行なわれると、
海藻類はストロンチウムをドシドシ取り込むので、
その食用には十分な注意が必要だ、
ということです。

「東京電力から海水などのSrのデータ発表(8/4,8/5)」 (8/8 3.11東日本大震災後の日本)

「ストロンチウム90はNK細胞を不活性化する」 (8/7 膵臓がんサバイバーへの挑戦)

放射性ストロンチウムは、DNAではなく、細胞膜を破壊することによって
NK細胞の正常な働きを阻害する、というのがWigzellらの研究だ。
NK細胞ががん細胞を発見して破壊するチャンスが少なくなり、がん細胞が
生き残る確率が大きくなる。

今はがん細胞が見つからないが、体のどこかにがん細胞がある、あるいは
がんの再発・転移はないけれでも、どこかにがん細胞があれば、体内では
NK細胞をはじめとした免疫細胞とがん細胞が拮抗して、危うい状態でいる
こともあるだろう。そこに放射性ストロンチウムによる免疫力の低下が
加わることになる。

溺れそうになって、やっとの思いで泳いでいる人の背中に、あと1kgの
荷物を載せたらどうなるか。なかには耐えきれずに溺れる人も出てくるに
違いない。ストロンチウム90がその1kgの荷物に相当するかもしれない。
20年後ではなく、再発の瀬戸際にいるがん患者にとっては明日にも影響が
現われる、ということもあり得る。

「放射性物質拡散をどう考えるか」 (8/6 六号通り診療所所長のブログ)

夜光塗料にかつて用いられたラジウム226は、
半減期1600年でα線を出す放射性物質ですが、
それを筆で舐めながら作業をした作業員に、
内部被曝をもたらし、
高率な骨髄障害や骨の悪性腫瘍の発症をもたらしました。

人間の身体に取り込まれたラジウムは、
骨に集積する性質を持っています。

ストロンチウム90の内部被曝自体で、
癌が増加したというデータはないと、
これも山下俊一先生は断言をされていましたが、
それでも骨の癌の発症を危惧する意見が多いのは、
このラジウムの事例があるからです。
ただ、ストロンチウムはβ線を放出し、α線は出さないので、
その意味合いはラジウムとは異なります。

「牛肉から放射性セシウム、を考える」 (7/19 六号通り診療所所長のブログ)

この文献によると、
セシウム137は牛の全身に広く分布していて、
どの部位に多い、
という一定の傾向はありません。
血液中や胃、睾丸にも分布しています。

一方でストロンチウム90は、
第1胃、腎臓及び大腸にのみ検出されています。
つまり上記の部位及び骨髄を除けば、
ストロンチウム90の蓄積については、
牛肉の摂取時には、
それほど気を配らなくても良いのです。

「水産庁のストロンチウムの検査が酷すぎる件について」 (6/28 勝川 俊雄 さん)

5月下旬であれば、福島周辺の魚にはストロンチウムが蓄積されている可能性があるの
ですが、水産庁が選んだのは4月上旬に獲られた高濃度の汚染に晒されていない魚ばかり
なんで、こういう魚を計測したのか、水産庁に問い合わせたところ、「すぐにストロンチウム
を計れという指令が上から来た。検査に十分な量が手元にあったのは、これらのサンプルだけ
なので、仕方がなかった」という趣旨の説明をされました。

電話したついでに、現在、ストロンチウムを計測中の水産物はあるかを問い合わせたのですが、
「現在調査中のものはない」とのことでした。水産物のストロン チウムの情報は、今後1ヶ月
は期待できません。その先の調査予定についても問い合わせたのですが、未定とのことでした。

水産庁の調査は、国民を放射能から守るのが目的ではなく、魚が売れるように低い値を出す
のが目的のようにみえます。こういう姿勢で検査をしている限り、消費者の信頼は得られない
でしょう。ちょっとわかる人が見れば、ストロンチウムが検出されそうな魚を検査してないことは、
一目瞭然です。

「長崎原爆由来のCs-137は年間1 mm、Sr-90は年間4.2 mmの速度で土壌を下方移行した」

(6/25 WINEPブログ 森 敏 さん)

「原子炉内で生成されるストロンチウム放射能の比」 (6/17 Twitpic/遠藤 知宏 さん)

110617_sr_rate

「セシウムとストロンチウムの比について」 (6/15 勝川 俊雄 さん)

水産物に関して言うと、同じサンプルからセシウムとストロンチウムを測定して、
その比が想定の範囲に収まるかどうかを見る必要がある。ストロンチウムの
危険性は4月の段階から指摘されているのに、未だに水産物の測定値が一つも
上がってこない。国民の健康に関わる問題なのだから、迅速に調査をして欲しい。

「海水のSrのデータについて」 (6/14 3.11東日本大震災後の日本)

「福島県下の土壌中の放射性ストロンチウムの測定結果」 (6/11 Mac-de-cocolog)

110611_st_map

「ストロンチウム測定値」 (6/8 吉岡メモ)

3/15 の爆発でストロンチウムが一緒に空中に飛散したなら、周辺土壌で沃素の
1/20 のストロンチウムが検出されるはずですが、1/1000 の数値でした。つまり、
この時点では、ストロンチウムは殆ど水へ移行していなかったのかも知れません。
今後、データに注意していく必要がありますが、周辺土壌へのストロンチウム
汚染は軽微でしょう。

また、ストロンチウムが検出されていることは、燃料ペレットが沸点(気化温度)
の1382℃以上になったという証拠ですが、同程度に生成されたセシウムの1/20
ということは、燃料の高温状態が長く続かなかったのかも知れません。

「過去50年の水産物のストロンチウムのトレンド」 (6/3 勝川 俊雄 さん)

淡水魚と海産魚は、Sr-90の濃度に100倍の差があります。
福島近辺の淡水魚を食べるときには、注意が必要です。
安全性が確認できるまで、子供にはあたえないことを、強くお勧めします。

骨を取り除くことで、Sr-90を7~8割除去できるようです。
逆に言うと、身にも2~3割は含まれるということでもあります。

「放射性物質に汚染された農地の再生に向けて(2)」 (6/1 新しい「農」のかたち)

002_2 (土壌に降下したSrの挙動/イラスト:ちわわ さん)

「ストロンチウムについて 追加情報」 (5/25 勝川 俊雄 さん)

ストロンチウムは授乳中の母親が摂取した場合10%吸収され、そのうち20%、
すなわち2%が母乳として子に移行するし。血中濃度との比較では10倍近い
濃縮が起こる

妊産婦はカルシウム代謝率が上がる

ストロンチウムが貯まりやすい、エビ・カニの殻、魚の骨、褐藻は
安全な海域のもののみを選んで食べる

「魚を骨ごと食べたときに、心配なのはセシウム。ストロンチウムじゃないよ」 (5/24 勝川 俊雄 さん)

海水中のセシウムとストロンチウムの比は、5/24現在で10:1程度と類推
できます。仮に、海水の放射性セシウムが5Bq/Lとすると、ストロンチウムは
0.5Bq/Lになります。魚(ほねごと)の濃縮係数はそれぞれ100と3だから、
魚の汚染は、セシウムが500Bq/kg、ストロンチウムが1.5Bq/kgまで進む

魚を骨ごと食べたとしても、ストロンチウム由来の内部被曝は、
セシウム由来の内部被曝と比べて、圧倒的に少ない。

それでも乳幼児~成長期は注意をするに超したことはないです

「海洋の放射性ストロンチウムの放出について」 (5/23 勝川 俊雄 さん)

「ストロンチウムの(核実験フォールアウトとの)比較」 (5/19 ブログ「カクリ論」)

「前回の図の説明(核種別の情報)」 (5/16 ブログ「カクリ論」)

Total_release

チェルノブイリから出てきた核種の割合です。
IAEAのレポートのTABLE 3.1の数値(単位:PBq)を~とか>とか無視して
乱暴に円グラフにしたものです。しかし、これで大体の傾向がわかります。

TABLE3.4から読み取った値では、Sr-90/Cs-137の比は
チェルノブイリの近くで0.13~1.5、200kmほど離れたHot spotでも0.014あります。

翻って、汚染の大きい浪江町と飯舘村ですが、Sr-90/Cs-137の比は0.00050~0.0014で、
チェルノブイリよりも大分小さな値です。これはやはり、ストロンチウムの揮発性が
大きくない故に出てくる量に差が出たのだと思われます。

「ストロンチウム検出の件」 (4/25 吉岡メモ)

ストロンチウムは融点800 度、沸点1400 度で、セシウムよりも高いのですが、
水素発生した際に、燃料被覆管が1200 度以上だった訳で、燃料ペレットが
1400 度になっていても不思議ではありません。

「放射能核種の土壌汚染修復と夢を持てる農業へ、農地の修復を」 (4/18 週刊 新大土壌研)

ストロンチウム90はベータ線で、半減期は28.9年です。事故発生直後から
環境中に放出されていたとみられますが、土壌から検出されたのは約1カ月後です。
ベータ線は測定に時間がかかるために遅れたこともありますが、ヨウ素131、
セシウム137と比べて重いために拡散が遅れます。

ストロンチウムは同じ2族のカルシウムと置換されやすいです。
したがって、土壌中ではカルシウムがあると作物への吸収は抑制されます。

また、土壌の中で20~30%が水に溶けて、下層土壌への移行と作物への吸収が
セシウム137と比べて1桁大きいです。

「放射性ストロンチウムの内部被曝についての補足」 (4/14 六号通り診療所所長のブログ) (お薦め)

この場合も問題になるのは小さなお子さんです。
成長期以前のお子さんの骨が、
放射性ストロンチウムの被曝を受けることが、
問題ないと言い切ることは、
さすがの御用学者の先生も、
放射線安全教の信者の専門家も、
躊躇するのではないかと僕は思います。

カルシウムが過剰な状態を作ることは、
必ずしもストロンチウムの内部被曝を低減するとは限らないのです。

放射性ストロンチウムの内部被曝を、
ヨード剤のようにブロックする方法はありません。

「ミニ解説・放射性ストロンチウムとは」 (4/13 NHK「かぶん」ブログ)

ストロンチウムは本来、核燃料の中にあるが、先月16日に採取された
土壌から検出されたことは、すでにその時点で原子炉か燃料プールの核燃料が
それなりのダメージを受けていたことを裏付ける。

「放射性セシウムと放射性ストロンチウム」 (4/8 team nakagawa のブログ)

放射性ストロンチウムによる内部被ばくの量をつかむことはむずかしいです。
β線は、体内で止まってしまうため、身体の外から測定することが困難です。

海での放射性物質の広がりの測定、特に検出の難しい、“食品や環境中の放射性
ストロンチウム”が観測できる体制を直ちに構築しておくことなどは、大変重要
と考えます。

「放射性ストロンチウムの内部被曝について」 (4/7 六号通り診療所所長のブログ)

Danraku_bar_3

17.食品の暫定基準

日本の食品の暫定基準においては、放射性ストロンチウムは、放射性セシウムに対して

一定の割合で存在すると仮定して、放射性セシウムの基準に含められている。

「基準値の根拠を追う:放射性セシウムの暫定規制値のケース」 (5/23 岸本 充生 さん)

米国FDAの食品の基準では、ストロンチウム90の基準値は 160 Bq/kg となっている。

下は、各年齢グループごとの介入基準の表。

Sr_dils_3   

この中で、一番厳しい15歳の年齢グループの値 160 Bq/kg を基準として適用している。

年齢による違いは、「主として年齢によって、骨表面で置き換えられるストロンチウムの

量が異なるため(results primarily from mass of exchangeable strontium in bone as a function of age)

と説明されてる。

Danraku_bar_3

18.放射性ストロンチウムについての資料

JAEA 「ストロンチウム90の影響(環境及び生理学的)に関する文献情報」 (2012/8/7)

チェルノブイリ周辺土壌表層のSr90の放射能濃度 (IAEA2006報告書(英文))

Sr_chernobyl (円は30km圏)

  37,000Bq/㎡以上(着色)の部分が30kmを超えて広く広がっていて、

  9/30文科省公表の福島周辺より、はるかに汚染がひどいことがわかる。

  IAEA報告書の抄訳などは、こちらのエントリーにリンクがあります。

「チェルノブイリ原発事故による土壌中放射能の物理・化学的性状とその移行性」

(E.P.ペリャーエフ他、要約:今中哲二「原子力資料情報室通信」1995年7月)

ストロンチウムやプルトニウムが、遠方では少ないことがわかる。

ストロンチウム90は、表1から明らかなように、一般にセシウム137より地中への
移行性が大きく、またサイトによる移行性の違いも顕著である。

表2の結果は、ストロンチウム90のかなりの部分がイオン交換性の状態で存在して
いることを示しているが、イオン交換性のストロンチウム90は主に腐食土中の
有機物と結合している。

事故後初期には、チェルノブイリ原発からの距離によってストロンチウム90の
浸出性の違いが認められたが、1993年にはその違いは顕著でなくなってきた。
つまり、ストロンチウム90については、その浸出性に時間的な変化が認められる。

ホットパーティクルの崩壊と関連して、チェルノブイリ近傍の表層土壌での
ストロンチウム90の酸浸出性は、1987年に比べ2倍になっている。

以上の結果は、ストロンチウム90の移行性が大きく、その生態系への影響が
徐々に増加する傾向にあることを示している。

主な食品中のセシウム137とストロンチウム90 (ATOMICA)

Shokuhin_cssr

  ストロンチウムがカルシウムに似ていることから、牛乳や魚を危険視する俗説があるが、

  実際は、ストロンチウムは野菜に多く、肉や魚には少ない。

各食品に含まれるSr90 赤:2003年 (日本の環境放射能と放射線)

Kankyosr90 

種類別食品の90Srと137Cs濃度 (日本の環境放射能と放射線)

Srcs_soukan

日常食中の90Sr濃度の推移 1974~2002 (ATOMICA)

Sr_suii

日常食中の137Cs濃度の推移 1974~2002 (ATOMICA)

Cs_suii_2

「日常食中のストロンチウム90及びセシウム137濃度の経年変化」 (日本の環境放射能と放射線)

Sr_cs_noudo

Cs-137の土壌表層濃度 (内田 滋夫) (Sr-90の図ではありませんが、参考まで)

Cs137_map

原発事故前の日本各地の土壌(0~5cm)中のストロンチウム90 (2012/5/25 環境省資料

    120525_sr_dojyou

原発事故前の日本各地の土壌(0~5cm)中のセシウム137 (2012/5/25 環境省資料

    120525_cs_dojyou

わが国の白米中の90Srと137Cs含量の長期間の推移 (1996年 農業環境技術研究所)

Hakumai_cs_sr (白米中の90Srと137Cs)

Hakumai_cs_sr2_2 (栽培期間中の降下量と白米汚染の関係)

主要穀類および農地土壌の90Srと137Cs分析データ一般公開システム (農業環境技術研究所)

Niaes_sr_cs

「ストロンチウム知見とりまとめ(案)」 (6/30 食品安全委員会)

被曝線量の評価における不確実性やがん把握におけるバイアスなどの可能性は
払拭出来ないが、最近の Techa River コホート研究からは、低線量の被曝に
おいてもリスクの増加が示唆されている

「ICRPの放射性核種の体内摂取に伴う線量評価モデルについて」 (5/13 栗原 治)

ストロンチウムの体内動態モデルの概説

「セシウムとストロンチウム」 (環境科学技術研究所)

「イネにおける放射性核種の分布と土壌からの移行率」 (環境科学技術研究所)

白米の90Srと137Csの分布割合はイネ全体の存在量に対し、それぞれ
わずか1%と7%であり、両者とも90%以上が非可食部に存在していました。

「わが国の米、小麦および土壌における90Srと137Cs濃度の長期モニタリングと変動解析」

(2006年、駒村美佐子他、農環研報24)

放射性ストロンチウム(Sr)の土壌-作物系での動きに関する基礎的知見 (日本土壌肥料学会)

統計的手法を用いたストロンチウムの土壌-農作物移行係数の推定

(2009年、石川 奈緒、田上 恵子、内田 滋夫)

【臨時】植物のセシウム(Cs)とストロンチウム(Sr)集積に関する研究 (渡部 敏裕/北大)

家畜の骨中90Sr濃度の調査(1987-1996) (2000年、近山、他/家畜衛生試験場北海道)

家畜の骨中90Sr分析データ一般公開システム (農業環境技術研究所)

牛乳中の90Srと137Cs分析データ一般公開システム (農業環境技術研究所)

「樹木年輪への放射性核種の移行」 (2000年、百島 則行)

針葉樹や広葉樹に関わらずセシウム-137は年輪の中心まで移行していた。

ストロンチウム-90の取り込みは辺材に限定され、年輪間を越えてストロンチウムが移動しにくい
元素であることを示している。

ストロンチウム-90 (原子力資料情報室/放射能ミニ知識)

10,000 Bqのストロンチウム-90を経口摂取した時の実効線量は0.28mSvになり、
10,000 Bqのストロンチウム-89を経口摂取した時は0.026mSvになる。二つの
場合で線量が約10倍違うが、その原因はβ線エネルギーと半減期の差による。

アメリカと旧ソ連による大規模な大気圏内核兵器実験の影響で1960年代前半に
大気中濃度が上昇し、食品の汚染がいちじるしかった。当時の日本人は
1日に約1ベクレルのストロンチウム-90を取り込んでいたと推定されている。

「畑土壌における交換態放射性ストロンチウム減少速度は 土壌の陽イオン交換能が支配する」

(H18 農業環境技術研究所)

「農業環境における人工放射性核種の挙動に関する解析的研究」

(1984年3月 農業技術研究所報告)

環境パラメーターシリーズ (原子力環境整備促進・資金管理センター)

  1.「土壌から農作物への放射性物質の移行係数」

  2.「土壌と土壌溶液間の放射性核種の分配係数」

  3.「淡水から生物への放射性物質の移動」

  4.「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」

  5.「飼料から畜産物への放射性核種の移行係数」

  6.「海洋生物への放射性物質の移行」

    下表は、濃縮係数のまとめ(クリックで拡大)

Keisuu_soukatsu

  7.「海洋における放射性核種の移行パラメータ」

「食品の調理・加工による放射性核種の除去率」 (デンコ式) :出典は上記

環境放射能を測る (日本分析センター)

ストロンチウムの放射化学分析と測定 (ATOMICA)

「放射能測定法シリーズ」 (日本の環境放射能と放射線)

  放射能測定法シリーズ等のpdfファイルをダウンロードできます。

「放射性ストロンチウム・・固相抽出法による測定の留意点」 (同位体研究所)

「3M エムポア ラドディスク ストロンチウム」 (住友スリーエム)

「海水系地下水中におけるセシウム、ストロンチウムのカルシウムシリケート水和物への吸着」 (2006年 電力中央研究所)

「降水・降下塵中の90Srおよび137Csの観測データとその環境挙動研究への利用」

(1999年 気象研究所)

汚染水中のヨウ素とストロンチウムの除去剤を開発 (7/27 物質・材料研究機構)

「放射能調査報告書」 (海上保安庁) 海水/海底土/深海海水/深海海底土

「日本の環境放射能と放射線」 の 「経年変化図」には、いろいろな試料中の

  90Sr と 137Cs の経年変化の図がある。

  日常食、精米、野菜(葉菜)、野菜(根菜)、牛乳、茶葉、淡水魚、海水魚、貝、海藻、

  大気浮遊じん、雨水・ちり、河川水・湖沼など、水道水など、海水、

  土壌(0~5cm)、土壌(5~20cm)、海底土

  また、「環境放射線データベース」からは、いろいろな図表を自分で作ることも出来る。

Applying in vivo whole body counting to study strontium metabolism and dose reconstruction in the Techa River population (英文スライド)

  ウラル核惨事による、テチャ川流域住民のホールボディカウンターによる Sr-90測定

  ( Sr-90測定用に作られた、特殊なホールボディカウンター)

「世界のストロンチウム(生産量の推移)」 (NOCS!)

ストロンチウムの用途として、花火や信号(30%)、フェライトセラミック磁石(30%)、
マスター合金(10%)、顔料および充填剤(10%)、亜鉛の電解製造(10%)、
その他(10%)に使用されています。

(注:放射性ストロンチウムの話ではありません。)

Danraku_bar_3

19.線量係数

線量係数は、線量評価モデルによって少しずつ異なる。

国際放射線防護委員会(ICRP)の放射性核種の体内摂取に伴う線量評価モデルについて (5/13 厚労省資料/栗原治)

Dcs_90sr

ストロンチウムの全身の実効線量係数は、各臓器・組織の等価線量に、それぞれの

組織荷重係数を掛けて合計されたものだが、骨表面の等価線量が大きい。

緊急時における食品の放射能測定マニュアル (H14年3月 厚労省) (p.36)

Senryou_keisuu

経口摂取によるSr-90の実効線量は、乳児 2.3E-4、青年 8.0E-5

米国FDA「食品における放射性核種のガイダンス基準」 (1998年、2004年)

Table_3_3_dcs

15歳の骨表面での等価線量係数 1.2E-3 を最も厳しい場合として評価している。

Danraku_bar_3

20.ヒストリー

(2011年)

3/11 14:46 地震発生 15:42 津波襲来、全電源停止

3/12 15:36 1号機が水素爆破

3/14 11:01 3号機が水素爆発

3/15 6:10 2号機が水素爆発、同じ頃4号機が水素爆発

3/17 厚労省: 「放射能汚染された食品の取り扱いについて」(暫定基準)

3/25 原子炉建屋の水が大物搬入口から一般排水口に流れた形跡

3/26 放水口南330mの海水から国の基準の1,250倍のI-131を検出(25日8:30採取)

3/27 2号機タービン建屋溜まり水: 約3000億Bq/L

3/27 1~3号機 建屋外のトレンチ立坑に水が溜まっていることを確認
     2号機トレンチの水の表面線量: 1,000,000μSv/h 以上

4/1 1号機サブドレンから430,000Bq/LのI-131を検出

4/2 2号機電源ケーブル用ピット側面の20cmの亀裂から、高濃度汚染水が
     海に流出しているのを発見。水の表面線量: 1,000,000μSv/h

4/4 北茨城市沖のコウナゴ(4/1採取)から、4,080 Bq/kgのI-131を検出

4/4~4/10 貯留施設の中レベル汚染水(1万t)を海に放流

4/6 (目に見える箇所からの)高濃度汚染水の流出止まる

4/12 原子力安全委員会: 事故を「レベル7」に引き上げ

4/15 文科省: 土壌3ヶ所(3/16, 3/17, 3/19)、植物4ヶ所(3/19)のSr分析結果

4/21 東電: 流出した海水に含まれる放射能は推定4,700兆Bq

5/8 東電: 海水4ヶ所(4/18沿岸及び沖合)、構内土壌3ヶ所(4/18)のSr分析結果

5/11 3号機タービン建屋につながるピットから海へ高濃度汚染水が流出

5/17 格納容器の「水棺」を断念

5/22 東電: タービン建屋溜まり水(3/24, 3/27)のSr他分析結果

5/31 文科省: 20km圏内の土壌4ヶ所(4/29~5/1)のSr分析結果

5/31 東電: 構内土壌(5/9)のSr分析結果

6/1 東電: 海水(5/9)のSr分析結果

6/6 原子力安全・保安院: 核種ごとの大気中への放出量推定(10/10 一部訂正)

6/9 文科省: 土壌11ヶ所(3/21~5/6)のSr分析結果

6/12 東電: 取水口海水(5/16)、サブドレン(5/18)のSr分析結果

6/22 新潟県: 柏崎市の原乳のSr-90分析結果

6/25 東電: 海底土2ヶ所(6/2)のSr分析結果

6/27 水産庁: 水産物4検体(4/6~4/14)のSr分析結果

7/4 文科省: 海底土6ヶ所(5/9~5/13)のSr分析結果

7/8 南相馬市出荷の牛肉から、2,300 Bq/kgの放射性Csを検出

7/8 東電: 海水(6/13沿岸、6/14沖合)、空気中(6/13)、取水口海水(6/13)、
     サブドレン(6/13)、構内土壌(6/13)のSr分析結果

8/4 東電: 海水(7/11沿岸及び沖合)、空気中(7/11)、取水口海水(7/11)、
     サブドレン(7/11)、構内土壌(7/11)のSr分析結果

8/19 文科省: 海底土6ヶ所(6/6~6/10)のSr分析結果

8/30 水産庁: 水産物5検体(4/21~7/1)のSr分析結果

9/3 東電: 海水(8/15沿岸)、空気中(8/15)、取水口海水(8/15)、
     サブドレン(8/15)、構内土壌(8/15)のSr分析結果

9/16 東電: 海水(8/27沖合)のSr分析結果

9/16 文科省: 海底土6ヶ所(7/5~7/7)Sr分析結果

9/30 文科省: 土壌100ヶ所のSr、Pu分析結果

10/6 東電: 海水(9/12沿岸及び沖合)、空気中(9/12)、取水口海水(9/12)、
   サブドレン(9/12)、構内土壌(9/12)のSr分析結果

10/12 各紙報道: 横浜市港北区大倉山のマンション屋上堆積物からSr-90検出。
    (後にPb-210等の誤検出と判明)

10/14 横浜市: 「いわゆるマイクロスポット堆積物のSrの測定結果について」 http://t.co/6x2jX3Sr
    (後にPb-210等の誤検出と判明)

10/20 文科省: 河川水(6/29,30と8/1,2)、井戸水(7/1,2と8/3~8/5)のSr分析結果 http://goo.gl/OZedd

10/21 米国DOE: 土壌、空間ダストのSr分析生データ

10/27 食品安全委員会: 食品の新基準「年間1mSv」とし、12年4月施行の方針

10/28 海上保安庁: 沖合の海水(8/27)2ヵ所のSr分析結果 http://goo.gl/aKwEf

10/28 東電: 海底土(9/8~9/25採取9ヵ所)のSr分析結果

11/2 東京都: 3/15に東京都世田谷区で捕集した大気浮遊塵のSr分析結果(詳細は12/26)

11/2 東電: 短半減期Xeの検出を公表、一時は「未臨界核分裂」かと騒ぎに。

11/4 東電: 海水(10/10沿岸及び沖合)、空気中(10/10)、取水口海水(10/10)、
   サブドレン(10/10)、構内土壌(10/10)のSr分析結果

11/16 福島市大波地区の玄米から、630 Bq/kgの放射性Csを検出

11/18 東電: 水処理設備のSr分析結果

11/22 朝日新聞: 都内3箇所の土壌でSr検出

11/24 文科省: 「横浜市の堆積物及び周辺土壌のSr分析結果」 http://goo.gl/Ob2lx

11/25 原子力安全委員会資料: 東海再処理工場周辺モニタリング http://goo.gl/EXzZg
   空気浮遊じん、海水、貝類、褐藻のSr分析結果

12/2 東京電力: 建屋上部の空気中のPu、Sr分析結果 http://goo.gl/KW6Fe

12/3 米国DOEのSr分析生データを計算間違いしたブログ記事がネットで拡散して話題に

12/4 水処理設備から高濃度のSrを含む処理水が漏れ出し、うち推定150Lが海に流出。
   (関連報道多数)

12/8 東電: 海水(11/14沿岸)、空気中(11/14)、取水口海水(11/14)、
   サブドレン(11/14)、構内土壌(11/14)のSr分析結果

12/15 東電: 海水(11/15沖合2ヶ所) http://goo.gl/wZ5ho

12/16 冷温停止状態(ステップ2完了)を宣言

12/19 食品の新基準案の詳細

12/19 東電: 海水(11/10~11/16沖合4ヶ所)のSr分析結果 http://goo.gl/rVHkV
     (12/20 文科省: 地図付き http://goo.gl/umDuqhttp://goo.gl/Hv5gf

12/21 中長期ロードマップ

12/26 事故調査・検証委員会「中間報告」

12/26 東京都: 「大気浮遊塵中Srの調査報告」 http://goo.gl/NSLGG

(2012年)

1/7 東電: 空気中(12/12) http://goo.gl/nmc27 、取水口海水(12/10) http://goo.gl/NVqv4
   サブドレン(12/12) http://goo.gl/H719i 、構内土壌(12/12) http://goo.gl/DX4Wd のSr分析結果

1/12 東電: 1F港湾内海底土(11/24~11/25採取)のSr分析結果 http://goo.gl/ULGiE

1/16 東電: 12/4に漏れた濃縮水、海水(12/5,12/10沿岸・沖合)のSr分析結果 http://goo.gl/lKOwx
     (1/18 文科省: 地図付き http://goo.gl/Wwf8q

1/20 文科省: 海底土(9/8~9/14採取、30km圏外6地点)のSr分析結果 http://goo.gl/X8T8s

1/20 環境省: 海底土(8/30~9/1採取、宮古・仙台・相馬沖9地点)のSr-90分析結果 http://goo.gl/o1NrQ

1/23 東電: 「多核種除去設備の設置について」 http://goo.gl/BYCg2

1/25 文科省: 海水(8/25,8/26採取、沖合200kmの2地点)のSr分析結果 http://goo.gl/6trnz

1/26 東電: 海底土(11/10~11/18採取、30km圏内3地点)のSr分析結果 http://goo.gl/k24Ut

1/27 文科省: 海底土(11/7~11/22採取9地点)のSr分析結果(東電公表のまとめ:地図あり) http://goo.gl/xNHuF

1/28 江戸川区東小岩の土壌Sr分析結果(民間調査/同位体研究所) http://goo.gl/h4EwB

1/28以降、凍結等で処理水などが水漏れする事故が多数発生。

1/31 東電: 「12/4の汚染水漏れを踏まえた対応」 http://goo.gl/5qVhl

1/31 東電: 「12/12の汚染水漏れに対する対策」 http://goo.gl/E192f

2/2 東電: 海水(12/19採取、沖合4ヶ所)のSr分析結果 http://goo.gl/mmJyj
     (2/3 文科省: 地図付き http://goo.gl/AFNRE

2/9 東電: 空気中(1/16採取) http://goo.gl/DtpHR 、構内土壌(1/16採取) http://goo.gl/h5Irz のSr分析結果

2/10 東電: 取水口内海水(1/16採取) http://goo.gl/Tvxjj

2/10 文科省: 海水(8/25採取、仙台湾沖200km)のSr分析結果 http://goo.gl/QkiSy

2/10 文科省: 海底土(10/19~10/25採取、5地点)のSr分析結果 http://goo.gl/C3y5S

2/10 東電: 「1/28~1/30非常用高台炉注水ポンプ室等からの漏えいを踏まえた対応」 http://goo.gl/R0Wpy

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コメント

土壌の分析結果では、放射性セシウムと放射性ストロンチウムの比(Sr/Cs比)
は、0.1~0.4%、海水の分析結果では2%程度しかない。
http://bit.ly/lrwrju (Googleスプレッドシート)

このことから、放射性セシウムの少ない食品であれば、放射性ストロンチウムは
ごくわずかしか含まれていない可能性が高いと推定できる。むろん、生物ごとに
セシウムとストロンチウムを取り込む量も速度も異なるので、食品中でもこのままの
比になるわけではない。この意味でも政府には、食品中のストロンチウムの検査を、
もっと積極的に行ってデータを集めて欲しいと思う。

こちらは、主な食品中のセシウム137とストロンチウム90の値(1997年)
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010403/04.gif
放射性ストロンチウムは野菜で多く、肉や魚では少ないことがわかる。

1960年代の日本人は、核実験の影響で、1 Bq/日の放射性ストロンチウムを
取り込んでいたと推定されている。
http://www.cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/8.html
その影響は、あったかもしれないが、幸い、とんでもなく恐ろしいことは
起きなかったようだ。

全ての食品中のSr/Cs比が、仮に0.5%だと仮定すると、60年代当時と同じ
1 Bq/日 程度に放射性ストロンチウムの摂取を抑えるためには、
放射性セシウムの摂取を 200 Bq/日 に抑えれば良いことになる。
食品に気をつけていれば、これを達成するのはそれほど難しくないだろう。

 
昨日、前のコメントをアップした頃に、東電が海水と地下水から高濃度のストロンチウム検出を公表した。

衝撃的なのは、Sr/Cs比が、かなり高いことだ。 海産物には要注意です。

魚類のストロンチウム分析結果(6月末ごろか?)が出てきたら、
もう少し状況がはっきりするでしょう。

 
勝川さんが怒りのブログをアップしているけれど、
http://katukawa.com/?p=4684

水産庁のストロンチウム検査には力が抜けました。

お茶について、なるべく都合の良い検査だけをしようとしていることが「見え見え」の静岡県といい、
水産庁といい、自分たちが生産者の首を絞めている認識はないようだ。

 
5/9~の「海底土」のストロンチウムデータは出たようです。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__icsFiles/afieldfile/2011/07/04/1305744_070418.pdf

うむむ、しかし海底に溜まる性質なんだろうか。
というかなぜセシウムが併記されてないのか。

 
7/4文科省公表のご教示ありがとうございます。
いろんなサイトを毎日巡回するわけにもいかないので、こういう情報はありがたいです。

文科省調査ポイントなら、NDはしかたないですね。

もっと沿岸の、福島県調査ポイントなどを調べてほしいところです。
沿岸だと、高いセシウムが出ていますから。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/syousai/1306874.htm

 
8/4発表 7/11採取の敷地内 ストロンチウム土壌汚染
http://goo.gl/IrZ52

 
ありがとうございます。
東電は毎月一回、同じ日にいろんなSrを測定してデータを公表することにしたのでしょうかね?

初めまして。大変に有用な内容のページどうも有難うございます。

海底土ですが海上保安庁海洋情報部の放射能調査報告書を見ると3.11以前でもほぼ必ず日本近海からSr90は検出されているみたいです。
現時点では2009年(平成21年)調査分までしかありません。
勿論、測定方法や測定機器の検出限界などが違うかもしれないので単純には比較出来ないと思います。
ただ素人考えでも、3.11以前より増えこそすれ減って無くなると考えるのは不自然な気がします。

http://bit.ly/n0OZaa

2006年(平成18年)調査分までは日本近海のPuの測定結果がありますが、2007年(平成19年)調査分以降は出ていないみたいです。
深海域(日本海・オホーツク海・太平洋)は2009年(平成21年)調査分までPuも測定しているみたいです。

 
えりりん さま。
深海の測定っていうのもあるのですね。

鉛直分布が、CsとSrは深くなるほど濃度が下がってゆく(深海流の効果?)のに対して、
Puは、一定水深より下ではあまり差がないのはどうしてでしょうか? 考察を読みたいですね。

 
@ystricera さんの 8/4 16:30~ 政府・東電合同記者会見の実況ツイート
http://togetter.com/li/170431

(共同さぶり 工程表見直し ストロンチウムの評価)
園田 「工程表見直しはいつやるか検討中。」
東電 「ストロンチウムは月一回測定」
安全委員会 「ストロンチウム過去のものとほとんど同じ
  海水中と海底中のストロンチウムはよく調査して頂きたい」

 
Wikipedia 「セシウム137」 によると、海洋中の分布について

「海洋中では水深約200 m付近にある水温躍層(温度変化の急激な変化点)より浅い海域に多く存在し、
濃度は比較的均一である。つまり、水温躍層が一種のバリヤ的機能を果たしている。」

と書かれている。すると、Puに対しては、水温躍層はバリヤとして働かないことになるのだろうか?

 
ストロンチウムに関する貴重なデータベースですね。
ストロンチウム89、90がリンパ球などの免疫系細胞、特にナチュラルキラー細胞の活性化を弱めるという研究がありました。参考までに。
http://pancreatic.cocolog-nifty.com/oncle/2011/08/90nk-ebe5.html

 
オンクル さま、情報ありがとうございます。とても面白い論考だと思いました。(本文中にリンク紹介を追記しました。)

 
@shanghai_ii さんのツイート(8/25)

中国国家海洋局が福島沖でSr90検出という元記事。http://goo.gl/BfcIf 前回もそうだったけど、
実数を出してくれない。~倍という表現。海水からCs137が中国近海の最高300倍、Sr90が最高10倍、
スルメイカ(アカイカ?タブン)からSr90が29倍検出。

中国近海のCs137:Sr90が分からないんだけど、1:1ぐらいとちゃうかなあ。そうすると海水の方の
最高値のCs137:Sr90の実数比は30:1ぐらいということになる。スルメイカの方はSr90しか書いてない
ので比は全く不明だな。

さっきの海洋局の記事に出ていた巴特柔魚というのは、やっぱりアカイカだった。
時事ドットコムにあったホタルイカというのは間違いと思う。

(参考) 時事通信(8/24) http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011082400972

 
東大早野龍五教授のツイートに、ストロンチウム測定をしたがNDだった旨の詳細あり(一部読みやすく変更)

http://twitter.com/#!/hayano/status/110369766102933505
Q,以前にストロンチウムを測定されて、検出できなかったと伺いました 定量下限値はどの程度で、どの様な試料を測定されたのでしょうか?
A,Cs-137が88,450Bq/kgの浪江町の土。「低バックグラウンド液体シンチレーション法」を用い検出限界35Bq/kgでした。

Sr90:Cs137比に換算すると0.04%より小さいということに。日時や正確な座標は不明。

 
BJ さま。 すばやい情報サンキューです。

NHK(9/15) 「ベータ線設定値超えて作業」
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/20110915/0534_beta.html

 東京電力福島第一原子力発電所で汚染水を処理する装置の修理をしていた作業員の少なくとも4人が、
放射線の一種、ベータ線を測定する線量計が退避を知らせる設定値を超えていたにもかかわらず、
作業を続けていたことが分かりました。

 4人の被ばく量は、法律で定められた上限値を下回っていますが、福島第一原発では、先月下旬から
予定外の被ばくをするケースが相次いでいて、東京電力の対応が問われています。

 福島第一原発では、14日午前、汚染水を処理する装置で壊れた機器を交換していた作業員4人が、
ベータ線を測定する線量計が退避を知らせる設定値の5ミリシーベルトを超えていたにもかかわらず、
作業を続けていたことが分かりました。

 ベータ線は、皮膚から体内に通りにくく、緊急時の作業の被ばく量は、法律で1000ミリシーベルトと
定められていますが、4人の被ばく量は、最大で9.5ミリシーベルトで、健康に問題はないということです。

 現場には、放射線を管理する担当者もいて、線量計のアラームも鳴っていたとみられるということで、
東京電力は、原因とともに、近くにいた17人についても問題がなかったか調べています。

 福島第一原発では、先月下旬にも、東京電力の社員2人が設定値を超えてベータ線を被ばくしたほか、
作業員2人が汚染水を誤って浴びるなど、予定外の被ばくをするケースが相次いでいて、東京電力の
対応が問われています。

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汚染水処理装置のβ線の主因が、Srとのこと。
(ブログ本文中に引用した、@Happy20790さんのツイート参照)

 
横浜のマンション屋上からストロンチウム90検出の件ですが、
90Sr/137Cs比が 0.58%なので、福島県内での調査結果と同様です。

200km以上離れた場所でも、ストロンチウムはセシウムと同じように飛散したということです。

但し、比率としては少ないので、放射性セシウムに気をつけていれば、放射性ストロンチウムの
危険性は避けることができます。

それよりも、今回のことによって、首都圏でも、雨どいや屋上排水口まわり、側溝など、
降下したチリが溜まる場所には、数万Bq/kg以上の放射性セシウムがふつうに含まれていることが、
知れ渡ったことのほうが重要でしょう。

本来なら、こうした放射能ゴミは、別途に回収して、管理型の処分場で300年くらい管理するのが望ましい。

しかし、どこの自治体も、すでの放射能ゴミの処理対策は破綻していて、新たに大量の放射能ゴミを
受け入れる余地がないのが現実です。

放射能廃棄物の問題は、ますます緊迫度を高めています。

 
現代ビジネス(10/15) 「南相馬・現地ルポ ストロンチウム続々検出!「避難者を 自宅に戻す」のは早すぎる」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/22843 (初出は「フライデー」10/21号らしい)

(一部だけ紹介)

「今年7月下旬に2日間にわたって、横浜の同位体研究所の所長である塙章先生と一緒にサンプルを
採取しました。調査区域は、南相馬市原町区の太田川上流から下流までの地域です。その結果、
今回、解除されたエリアからもストロンチウムが検出されました」

 大山市議が調査したのは、南相馬市内の20~30km圏内にある計17ヵ所。そのうち、以下の4ヵ所から
ストロンチウムが検出されたのだ。

(1)原町区片倉(川砂)・33ベクレル/kg
(2)原町区片倉(苔)・95ベクレル/kg
(3)原町区片倉(雨樋)・1113ベクレル/kg
(4)田中地区(川砂)・100ベクレル/kg

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セシウムの値が書いていないが、ストロンチウムの値自体は、
文科省の調査結果などを見れば、特異な点はなさそうだ。

 
NHK(10/29) 「茨城 放射性ストロンチウム測定へ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111029/k10013598011000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故で放射性ストロンチウムの調査が十分にできていないなどとして、
茨城県は県内の16の自治体の土壌で放射性ストロンチウムを測定し、結果を公表することになりました。

放射性ストロンチウムは、体内に大量に取り込むと骨に蓄積しやすいと指摘されていますが、今月、横浜市の
住宅街の側溝からも検出され原発事故の影響が懸念されています。放射性ストロンチウムは測定が難しいため、
茨城県内では福島第一原発から80キロ圏内にある北茨城市や高萩市など3か所で文部科学省が調べただけで、
このほかの地域での調査は行われていませんでした。

このため茨城県は、調査が行われていない地域から16の自治体を選び、土壌の放射性ストロンチウムを測定し、
結果を公表することになりました。調査対象は水戸市や守谷市、筑西市や行方市など、地理的なバランスを考えて
選んだということで、県の原子力安全対策課は12月上旬をめどに分析した結果をホームページなどで公表したい
としています。

 
時事通信(11/4) 「逗子市でもストロンチウム=小学校の側溝「数値低い」-神奈川」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011110400425&g=soc

 神奈川県逗子市の小学校で側溝にたまった土壌から放射性ストロンチウムが検出されたことが4日、
同市などへの取材で分かった。検出量は1キロ当たり12ベクレルで、土壌はすでに市が除去。
同市防災課は「検出値は非常に低く、これ以上の対応は必要ない」としている。

 同市によると、女性市議が市立池子小学校の正門脇にある側溝などの土壌を採取。民間研究機関の
同位体研究所(横浜市)が検査した結果、放射性セシウムが1キロ当たり約3800ベクレル検出され、
ストロンチウムの検査も追加した。

 同研究所は「数値は低いが、福島第1原発由来のものと考えるのが合理的」としている。

 
朝日新聞(11/3) 「震災直後、東京都内でも微量ストロンチウム」
http://www.asahi.com/national/update/1103/TKY201111020738.html

 東京都内の大気中から、3月の震災直後に微量の放射性ストロンチウムが検出されていたことがわかった。
世田谷区内の都の関連施設で検出されたが、都は「数値が低く、健康に影響を及ぼす可能性は低い」として
公表していなかった。

 施設の敷地で3月15日に採取した大気中1立方メートルの浮遊物質の中から、ストロンチウム90が
0.01111ベクレル検出された。検査機関が6月21日に都に報告した。都は「セシウムが検出されれば、
一定の割合で微量のストロンチウムも出る。特段問題だとは考えていない」と説明している。

 ストロンチウム90は半減期が29年。化学的な性質がカルシウムと似ていて、骨に沈着して白血病を
引き起こす原因になるとされる。

 
10/27 ミルクファーム蔵王
http://www.milkfarmzao-co.jp/mfm/?p=341

ミルクファーム蔵王では,引き続き放射能に対する調査を行っております。
今回は,ストロンチウムの検査を行いましたので,その結果をお知らせ致します。

≪ 原 乳 ≫ 採取場所:㈱ミルクファーム蔵王

報告日 10/25 放射性ストロンチウム ND (同位体研究所)

 
NHK(12/4) 「放射性物質含む水 建物外に流出」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111204/k10014399521000.html

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理装置で、放射性物質を含む水およそ45トンが
漏れ出し、一部が建物の外に流れ出ているのが見つかりました。東京電力は、水が海に漏れ
出していないか確認しています。

東京電力によりますと、4日午前11時半すぎ、福島第一原発で、建物の地下などにたまった
汚染水から放射性物質を取り除いたあとに塩分を除去する装置から水漏れが起きているのを
作業員が確認しました。

装置を停止したところ、水漏れは止まったとみられますが、セシウムなどの放射性物質を含む水
少なくともおよそ45トンが装置から漏れ出し、一部が建物の土台のひび割れなどを経由して
建物の外に流れ出ていることが分かりました。この建物の近くにある側溝は、600メートルほど
離れた海につながっていて、側溝付近で、放射線の一種、ガンマ線が1時間当たり1.8ミリシーベルト
測定されました。また、内部被ばくの際に問題となるベータ線も1時間当たり110ミリシーベルト
計測されたということです。

東京電力は、水が海に漏れ出していないか確認するとともに側溝の下流側に土のうを積むなどの
対応を取っているということです。この装置の水は原子炉の冷却に使われていますが、東京電力は
「冷却に使う水は十分にあるため、水漏れによる原子炉への冷却に影響はない」としています。

朝日新聞(12/4) 「処理後の汚染水45トン漏れる 福島第一 一部は海へ?」
http://www.asahi.com/national/update/1204/TKY201112040241.html

(写真)
淡水化装置が入っている建屋。漏れ出た処理水が床に約5センチの深さでたまっている=東京電力提供
(写真)
装置の入っている建屋の床から外に漏れ出す処理水=東京電力提供
(写真)
装置の入っている建屋から外に漏れ出す処理水=東京電力提供

 東京電力は4日、福島第一原発にたまる高濃度放射能汚染水を処理する施設から、水が45トン
漏れているのが見つかったと発表した。処理後の水だが基準を大幅に上回る濃度の放射性物質を含み、
漏れた総量は最大220トンと見積もられ、一部が海に流出した可能性がある。東電は原子炉の
冷温停止状態を達成間近としてきたが、一方で復旧作業にはなお手を焼いていることを示している。

 原子炉の冷却水を処理して再利用する循環注水冷却システムで起きた水漏れでは、過去最大の量。
漏れた水のセシウム濃度は1リットルあたり4万5千ベクレルで、原子炉等規制法が定める海水での
濃度の基準の約300倍。ストロンチウムの濃度は測定に時間がかかるので結果が出ていないが、
これまでのデータから分析すると、濃度は1リットルあたり1億ベクレル前後、基準の100万倍あると
みられる。

 装置の運転は止めたが、処理後の水がタンクに1万トン以上あるため、原子炉への注水は続けており、
東電は「冷温停止には影響しない」としている。

 東電によると、4日午前11時半ごろ、下請け企業の作業員が、汚染水を淡水化する装置から水が
漏れているのを見つけた。処理水が漏れ出て周囲に45トンたまり、たまった水が床近くのひび割れ
から外に出て側溝に流れ込んでいるのが確認された。水漏れは土嚢(どのう)でせき止めた。

NHK(12/5) 「汚染水 海に一部流出の可能性」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111205/t10014410391000.html

 東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の処理施設で、内部被ばくが問題になる
放射性ストロンチウムを含む汚染水の水漏れが見つかった問題で、周辺の水の分析から、
汚染水は排水路に流れ出て、一部が海に流れ出した可能性もあるとみて、東京電力は
調査を急ぐことにしています。

 福島第一原発では、汚染水から放射性物質を取り除いたあとに塩分を除去する装置から、4日、
少なくとも45トンの汚染水が施設の中に漏れ出し、建物の土台のひび割れなどから外に流れ出た
のが見つかりました。東京電力が4日、この施設の近くの側溝の下流にある排水路の水を分析
したところ、放射性セシウムが検出され、施設から漏れた汚染水が排水路に流れ出た可能性が
高いことが分かりました。

 また、排水路から海に流れる放水口付近の海水からも、通常と同じか僅かに高い濃度の
放射性セシウムが検出され、海に流れ出た可能性もあるとみて、さらに調査を進めています。
この汚染水には、内部被ばくが問題になる高い濃度の放射性ストロンチウムも含まれていますが、
分析に2週間ほどかかるということで、東京電力は調査を急ぐことにしています。

 この施設では、3日午後2時半すぎに装置を起動した際は水漏れは確認されず、4日午前11時半
ごろに点検に行った作業員が水漏れに気付きましたが、最大で21時間、水漏れに気づかなかった
可能性があり、東京電力は「水漏れがあっても、建物の中のせきにとどまると考え、対策が
不十分な面があった。今後、装置の水漏れを検知する対策を進める必要がある」としています。

 福島第一原発の汚染水の処理装置で放射性物質を含む水が大量に漏れ出した問題で、
経済産業省の原子力安全・保安院は、原因を究明し、再発防止策を報告するよう指示しました。
森山善範原子力災害対策監は「水漏れを防ぐために設置された『せき』にひび割れがあって、
側溝に漏れ出しているうえ、発見も遅く、巡視態勢も見直す必要がある。改めて漏えいの防止策
など対策を報告させ、点検したい」と話しています。

 
朝日新聞(12/18) 「ストロンチウム、462兆ベクレルが海に流出」
http://www.asahi.com/national/update/1218/TKY201112170581.html

 東京電力福島第一原発から事故後、海洋に放出された放射性ストロンチウムの総量は、少なくとも
約462兆ベクレルになることが朝日新聞の試算でわかった。水産庁は魚介類への蓄積を調べる
サンプリング調査の強化を検討している。

 試算は東電などが発表した資料をもとに行った。4月に2号機、5月に3号機から流出した放射能汚染水
については、流出源である両号機の建屋内のたまり水に含まれる放射性ストロンチウムの濃度を、
流出した水の体積にかけて算出。これらに、今月4日に流出が確認された処理水に含まれていたと
見られるストロンチウムの量を足し合わせた。大気から海への降下量は含まれていない。

 東電は4~5月に海に流出した汚染水中の放射性ヨウ素とセシウムの総量を推定約4720兆ベクレル
と発表した。ストロンチウムの量はその約1割に相当する。

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朝日新聞の推計値だが、紙上でも計算根拠は示されていない。

@joejoeu さんの試算では、462兆Bqは、Sr-89+Sr-90の合計値、ということで間違いないだろう。
http://t.co/byRMkVuC

 
1/7 読売新聞 「食品の放射性物質、セシウム以外も精密測定へ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120106-OYT1T00714.htm


 厚生労働省は、食品に含まれる放射性セシウムの新しい規制値の安全性を検証するため、
セシウムに加え、食品中のほかの放射性物質についても精密測定を実施することを決めた。

 様々な放射性物質について正確な数値を割り出し、一般の人が標準的な食事で受ける
年間の被曝線量が1ミリ・シーベルトの許容枠に収まっていることを確認する。

 調査は新年度から始め、最長で5年間続ける。大学の研究者らに委託し、市場流通している
食品を定期的に抜き出して、精密測定機器で継続的に検査してもらう方法を検討している。

 4月から適用される新規制値は、様々な放射性物質の総量をセシウムの数値に基づいて
合算する手法を採用している。原発事故で外部に放出された放射性物質は、セシウム以外に
ストロンチウムやプルトニウムなどがある。ただ、全ての放射性物質について個別に測定すると
検査の負担が大き過ぎるため、同省はセシウムを目印として規制することで、全体の被曝線量を
コントロールしている。

--------------------------------------------------------
「新年度から」だって。

 
1/23 日経 「福島第1原発にストロンチウムの除去装置 東電が設置へ」
http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E0E1E2E0848DE0E1E2E3E0E2E3E09180EAE2E2E2

 東京電力は23日、福島第1原子力発電所で稼働している汚染水の浄化装置に、放射性ストロンチウムなどを
除去する装置を追加すると発表した。3月にも設置工事を始め、9月までには稼働させる考え。
また、昨年12月21日に発表した廃炉に向けた工程表の進捗状況も公表、「冷温停止状態を維持できている」とした。
工程表の目標に変更はなかった。

 浄化装置はこれまで、主に放射性セシウムを除去していた。ただ、汚染水には放射性ストロンチウムや
放射性マンガンなど別の種類の放射性物質も含まれている。水漏れが起きた場合の影響を小さくするため、
こうした物質を樹脂や鉱物で取り除く装置を追加。処理能力は1日500トン以上を想定している。

 廃炉に向けた工程表発表から約1カ月たったことを受け、作業の進捗状況もまとめた。
1~3号機の原子炉圧力容器底部と格納容器内の温度はいずれも約25~60度で推移しているとした。
格納容器からの放射性セシウムの放出量は、1~3号機の合計で毎時約0.7億ベクレルと推定。
1カ月前より0.1億ベクレル上昇したが、建屋内の作業で放射性物質が舞い上がった影響とみている。

 
2/17 東京新聞 「県、放射性ストロンチウムとプルトニウムの分析結果発表 過去の測定値内に収まる」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120217/CK2012021702000063.html

 県は十六日、県内の土壌に含まれる放射性ストロンチウムとプルトニウムの分析結果を発表した。
十六市町村で調べ、プルトニウム239と同240の合計とストロンチウム90は検出された地点もあったが、
核実験などの影響による過去の測定値の範囲内。県原子力安全対策課は「福島第一原発事故によるもの
とは判断できない」としている。ストロンチウム89とプルトニウム238はいずれも全地点で検出下限値以下。
 (北爪三記)

 同課によると、調査は昨年八月四日から同十月二十六日にかけて、各一地点の深さ〇~五センチの
土壌を採取した。土壌の量や測定時間などは文部科学省が実施した調査と同じ。

 その結果、半減期が約二十九年のストロンチウム90は最大で一平方メートル当たり二九〇ベクレル
(土浦市)だったが、文科省が毎年度、全国で行っている環境放射能水準調査の一九九九~二〇〇八年度
の県内の数値同七二~九五〇ベクレルの範囲内。検出下限値は同約四〇ベクレル。

 最大同一五ベクレル(坂東市)だったプルトニウム239と同240の合計も、環境放射能水準調査結果の
同二〇~九〇ベクレルと同程度。検出下限値は同〇・五ベクレル。

 全地点で検出下限値以下だったストロンチウム89の半減期は約五十日で、検出下限値は
同約三〇〇ベクレル。プルトニウム238の半減期は約八十七年で検出下限値は同〇・五ベクレル。

 
2/27 NHK 「放射性物質除去 新装置導入へ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120227/t10013326881000.html

 東京電力福島第一原子力発電所では、作業員の被ばくのリスクなどを減らすため、汚染水から
これまでより多くの種類の放射性物質を除去できる新たな装置を導入することになりました。

 これは政府と東京電力が、27日に開いた廃炉計画を検討する会議の中で明らかにしました。

 福島第一原発では、汚染水を浄化して原子炉の冷却に利用していますが、現在の浄化設備では
放射性セシウムなど一部の放射性物質しか除去できず、作業員が高いベータ線被ばくをするなどの
問題が起きています。

 これを受けて政府と東京電力は、これまでより多くの種類の放射性物質を除去できる新たな装置を、
平成24年度上半期までに導入することになりました。

 この装置を使うと、放射性ストロンチウムなどベータ線やアルファ線を出す放射性物質が除去でき、
およそ1000万分の1まで減らすことができるということです。

 また、地下水の流入などで汚染水が増え続けているとして、ことし4月までに、浄化したあとの水を
保管するタンクを4万トン増やし20万トン余りにする方針も明らかにしました。

 このほか2号機の格納容器の中に内視鏡を入れる調査を先月に続いて来月下旬に行うということで、
今回は内視鏡の長さをより長くし、前回確認できなかった格納容器にたまっている水の水位を確認したい
としています。

 
2/28 @Happy20790 さんのツイート

汚染水タンクもまだまだ増えるでし。最初に設置した小さい箱型タンク内の汚染水を抜いて撤去し
丸型のデッカいタンクに代えるみたい。でもいずれ限界がくるんだよね。構内の土地に限界あるし、
タンクも何十年も保たないし…。

9月までには多核種除去設備が出来上がって汚染水は処理されるんだけど、その処理水は
どうするんだろ?やっぱり海かなぁ…。確か今の法的基準だと残るであろうトリチウムの基準値は
ないと思うんだよなぁ。という事はたぶん海洋投棄は問題ないんだよ。やっぱ法律変えなきゃ。

タンクに収まっている内にトリチウム除去の技術開発していかなきゃ、全部流されちゃうよ。
問題はそれだけじゃなくて大量の廃棄物もあるし…。1Fと2Fが廃炉って事はスゴい廃棄物の量だし、
長期間にわたって保管維持管理しなきゃならないし。大変でし(>_<)

 
3/6 財経新聞 「化研が放射性汚染水の除染に非常に有効なストロンチウム選択吸着剤の開発に成功!」
発表:株式会社化研
http://www.zaikei.co.jp/releases/36202/

株式会社化研(茨城県水戸市、URL:http://www.kakenlabo.co.jp)は、これまで不可能とされてきた
海水や高濃度の塩を含む水に含まれるストロンチウムを選択的に捕集し、回収できるストロンチウム
選択吸着剤「KAZLS:カザルス」の開発に成功いたしました。

■「KAZLS」開発背景
海水が混入した放射性汚染水中の放射性ストロンチウム、バリウムを除去する場合、共存する多量の
マグネシウム、カルシウムから目的物質だけを分離して除去することは極めて困難で、普通は多量の
マグネシウム、カルシウムもろともストロンチウム、バリウムを沈殿除去する方法しかありませんでした。
開発した吸着剤は海水や高濃度マグネシウム、カルシウムの共存影響を受けず選択的にストロンチムを
吸着できるため、放射性汚染水の除染に対し非常に有効です。

■「KAZLS」概要
【吸着原理】
開発した「KAZLS」は白色の小さな球状の粒で、ストロンチウム吸着能力の高い材料(ゼオライト系)が
内包され、その表面をCa、 Mgを透過させない複層の薄膜で覆った構造で、バリウムも吸着することができます。

【利用分野】
海水のような多量のマグネシウム、カルシウムを含む環境試料から直接ストロンチウムだけを分離捕集
できる吸着剤は過去に例が無く、放射性汚染水の除染の他、放射性ストロンチウム分析、資源回収などの
分野での利用が期待できます。

【今後の見通し】
化研ではKAZLSを開発するまでに10ヶ月要しましたが、基礎開発は全て終了し、現在、量産化の
検討を進めているところです。今後、大量製造が可能になるのに3ヶ月程度を見込んでいます。
(詳細URL Japanese:http://www.kakenlabo.co.jp/KAZLS.pdf)
(URL English:http://www.kakenlabo.co.jp/KAZLSe.pdf)

■「KAZLS」その他の利用分野:放射性ストロンチウムの化学分析
【従来の分析手法】
放射性ストロンチウム-90はベータ線しか出さないため放射性セシウムのように簡単には計測できません。
そのためストロンチウム-90を分析するにはストロンチウム(非放射性+放射性)を分離して精製する
必要がありました。しかし、環境試料にはマグネシウム、カルシウムなどが多量に共存するため、
ストロンチウムだけを分離することが極めて困難で、これまでストロンチウムをカルシウム、マグネシウムと
分離し回収するには、沈殿法などを組み合わせた煩雑な前処理が必要で、ストロンチウム分離の
前処理操作だけでも1週間以上要していました。また、使う試薬も多いため分析廃棄物が大量に発生します。

【KAZLSを利用したストロンチウム分析】
簡便にマグネシウム、カルシウムとストロンチウムを分離できる「KAZLS」を使えば、前処理操作を
大幅に簡略化(労力・時間を1/10に軽減)できる、分析精度が向上する、必要な試薬類も僅かで済む
など非常に多くのメリットがあります。
例えば、海水試料(40~50リットル)を小型ポンプで「KAZLS」カラムに通すだけで、今まで1週間以上
かけていた前処理(マグネシウム、カルシウムと分離してストロンチウムを95%以上吸着捕集)を1日に
短縮できます。その後の溶出・回収も容易であり、しかも、ストロンチウム-90の娘核種イットリウム-90も
吸着するため、イットリウム-90(ストロンチウム-90)計測までの工程もシンプルになりました。

■最後に
化研では「KAZLS」以外に、除染機能を有する10数種類の「機能性活性炭」も開発しております。
種々雑多な放射性物質が含まれる汚染水を通液するだけで徹底除染が可能であり、塩水でも
高い除染性能が得られます。

 
3/9 日経新聞 「検出困難な放射性ストロンチウム、独自に分析 新潟県センター」
http://goo.gl/CFm14

 新潟県環境分析センター(新潟市)は水や食品、土壌などに含まれる放射性物質の検査対象に
ストロンチウム90を追加した。ベータ線しか出さない放射性ストロンチウム90の分析は手間と時間が
かかるため、測定できる民間検査機関は限られていた。事故を起こした福島第1原子力発電所の
周辺自治体を中心に、検査を求める民間企業などの幅広いニーズに応えたい考えだ。

(写真)放射性ストロンチウム分析用に導入した測定装置(新潟市)

 原発事故を受け、センターは昨年10月から放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、セシウム137を
分析している。今回、分析対象にストロンチウム90を加えたのは半減期が29年近く、体内に摂取されると、
骨に蓄積されて深刻な内部被曝(ひばく)を引き起こす危険性が指摘されているため。

 原子炉内の核分裂反応ではセシウム137とほぼ同じ割合のストロンチウム90が生成される。
セシウムと違いストロンチウムは原発事故によってあまり飛散しないといわれるが、ストロンチウムは
カルシウムと化学的性質が似ており大部分が骨に取り込まれるという。

 センターは新潟県の委託を受けて年間数十検体の放射性ストロンチウムを分析してきた。
今回、民間企業など新潟県以外からの依頼も受けられるようにするため、約3000万円かけて
自前の分析設備を整備した。

 センターは国際的にも通用する放射性ストロンチウムの分析方法を採用した。簡易法と違って、
天然でベータ線を出すラジウムや鉛などが含まれていることが多い土壌などの正確な検査にも使える。
分析料金は1検体20万~25万円。センターでは「月に最大15件の試料を検査できる」
(猪俣勝一理事長)という。

 放射性ストロンチウムの分析日数は1カ月半~2カ月。ガンマ線の放出を基に約1時間で測定できる
放射性セシウムと違って、すぐに結果は出ない。例えば海水の検査では、5月ごろに始めないと7月の
海水浴シーズンに間に合わないほど日数がかかる。

 一方、日本分析センター(千葉市)がストロンチウムの分析を一般からも受け付けていたが、
昨年12月から中止している。受け付け再開は4月以降になる予定。依頼できる検査機関が限られるため、
潟県環境分析センターには大手水処理メーカーなどからの問い合わせがあるという。

 
2012/3/15 ‏ @Lulu__19 さんのデマツイート

  児玉東大教授、「がれきを善意で受け入れしてしまっている県があるが、セシウムが基準値以下でも、
  ストロンチウム等の測定は時間がかかり難しいからどれだけ汚染されてるか解らないし危険だから、
  住民の同意なしで受け入れは良くない、1時預かりも良くない」 by NHK @ShimadaCity

このツイートは、児玉東大教授が、ガレキについてストロンチウム等の危険性があると発言している
ふうに誤解させるが、児玉教授のNHKでの発言は、2011/8/27のこちら
http://togetter.com/li/179942 http://bit.ly/qX3YqQ
のときの発言だ。

児玉教授が話しているのは、福島県の放射性ガレキについて、「仮置きではなくきちんとした処理を」
という話だし、9/30に土壌100ヶ所中のSr、Pu分析結果が公表される前の話である。

2012/3/19に、 @onodekita さんが Srで骨折が増加? というデマツイートをしている。

http://portirland.blogspot.jp/2012/03/blog-post_19.html

あまりにもバカバカしい内容だが、こんなことを医師が言うのはいささか問題だろう。

 
3/26 NHK 「汚染水また流出 ストロンチウムも」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120326/t10013985081000.html

 東京電力福島第一原子力発電所で、タンクの配管から、高い濃度の放射性ストロンチウムを含む汚染水が
漏れて、およそ80リットルが海に流れ出たとみられていて、東京電力の管理態勢が厳しく問われています。

 26日午前8時半ごろ、福島第一原発で放射性セシウムなどを取り除いたあとの汚染水をためるタンクの
配管から水が漏れているのを作業員が見つけました。

 ポンプを止めたところ、水漏れはおよそ20分後に止まりましたが、配管のつなぎ目から汚染水120トンが
漏れ出し、このうち80リットルが配管の真下にある排水溝を通じて海に流れ出たとみられています。

 この汚染水には高い濃度の放射性ストロンチウムが含まれており、東京電力が放水口付近の海水に含まれる
放射性物質を調べたところ、1立方センチメートル当たり0.25ベクレルのベータ線を出す放射性物質が測定され、
放射性ストロンチウムが海に流れ出たとしています。

 また配管がある排水溝の周りには、配管やタンクからの水漏れに備え、「せき」の設置が進められていましたが、
一部でまだ完成しておらず、この部分から排水溝に流れ出たとみられています。

 福島第一原発では、去年12月にも、汚染水の処理装置で放射性ストロンチウムを含む汚染水が海に
流れ出したとみられるほか、政府が冷温停止状態を宣言したあとも配管やポンプからの水漏れが相次いでいて、
東京電力の汚染水の管理態勢が厳しく問われています。

----------------------------------------------------------------------------------------
各社報道とも、こんな調子だが、「80L」にはほとんど根拠はなさそうだ。
また、漏れた120m3の大量の濃縮汚染水の多くが、地面にしみこんでしまい、
環境中に漏れだしたことをきちんと伝える報道になっていない。

「放射性物質(放射能)の放出抑制」は、冷温停止の条件でもあるわけだが、
脆弱な仮設のシステムで、高濃度の汚染水を扱っていることの危険性は、
もっと真剣に考えるべきことだと思う。

 
3/28 時事通信 「中長期使用に耐える設備に=福島第1原発で東電に指示-保安院」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201203/2012032800437&g=soc

 経済産業省原子力安全・保安院は28日、東京電力に対し、福島第1原発事故後に仮設した原子炉の
循環注水冷却や放射能汚染水の流出防止設備などについて、中長期の使用に耐える信頼性を確保する
よう改修計画の策定を指示した。廃炉まで数十年かかるためで、5月11日までの報告を求めている。

 原子炉から漏れ、建屋地下などにたまった汚染水を浄化処理して再び原子炉に注入する循環注水冷却は
配管やホースが約4キロもあり、屋外敷設部分が長いことから、昨年6月の開始直後から水漏れが続発した。

 
4/5 13:09 NHK 「汚染水12トン 多くは海に流出」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120405/k10014233041000.html

 東京電力福島第一原子力発電所で、5日朝、汚染水をためているタンクにつながる配管から、高い濃度の
放射性ストロンチウムを含む汚染水12トンが漏れ出て、多くは海に流出しているのが分かりました。
この配管からは先月下旬にも汚染水が海に流出していて、東京電力の管理態勢が厳しく問われています。

 5日午前1時50分ごろ、福島第一原発で、放射性セシウムなどを取り除いたあとの汚染水をためているタンクに
つながる配管から水が漏れているのを、作業員が見つけました。

 水漏れは配管の弁を閉めた結果、午前2時20分ごろに止まりました。

 この汚染水には高い濃度の放射性ストロンチウムが含まれていて、東京電力によりますと、汚染水およそ
12トンが漏れ出て、汚染水の多くは配管の近くの側溝から海に流出したとみられています。

 東京電力が調べたところ、汚染水は配管のつなぎ目が外れたために漏れていたということで、
配管が外れた原因や海に流失した量を調べています。

 福島第一原発では、先月26日に同じ配管が別の場所で今回と同じようにつなぎ目が外れたため
汚染水が漏れて海に流出したほか、去年12月には別の装置でも汚染水が漏れて海に流出するなど
トラブルが相次いでいて、東京電力の管理態勢が厳しく問われています。

 
4/5 11時頃 木野龍逸さん @kinoryuichi のツイート

【東電・臨時連絡】深夜に濃縮水を濃縮水貯槽に送る配管から汚染水が漏洩。
漏れた一部の汚染水が排水口に流れ込んだため、海への流出の有無を確認中。
この件に関しては、午前11時から臨時の会見を実施するとのこと。ニコ生で中継予定。IWJ2ch、間に合うかな。

漏れたのは、先々週に福島第二の非管理区域にポリタンクで運んだら漏れて、周辺を汚染させてINESレベル1と
暫定評価されたトラブルになったのと同じ、高濃度のストロンチウムを含んだ汚染水。
漏れた配管は「カナフレックス」という耐圧ホース。このホースからは何度も漏洩。

漏れたのはカナフレックスが悪いわけではなく、長期的に高濃度の放射線や紫外線に晒されることがわかっている
にもかかわらず、耐高レベル放射線の性能が確認されていないホースを使い続けている東電、対策を強制できない
保安院と、現行の法制度に問題がある。

東電は、とくに高レベルのストロンチウムが含まれている汚染水について、最初から取り扱いが杜撰だった。
昨年8月末には、ストロンチウムの濃度も確認せず、汚染水に手を突っ込んで作業したことで報告徴収命令を受けている。
このときは計画線量すら設定してなかった。

当時、ストロンチウム濃度は会見で何度も聞いていた。東電の回答は、アレバの装置でとれているので問題ない、だった。
けれどもアレバはトラブル続きで、実際にはストロンチウムは取れていなかった。
それを説明せず、松本さんは、問題ないという認識を繰り返してた。

ベータ線による被ばく後も、「ベータ線はプラスチックで防げる」などと説明していたが、作業員はビニール手袋で作業しており、
遮蔽できるような装備ではなかった。松本さんの説明は、その場をしのぐためのものとしか思えなかった。

今回漏れた汚染水は、発電所敷地内の汚染水では原子炉・タービン建屋に次いで、もっとも放射性物質の量が多いもの。
取り扱いには慎重に慎重を期していいはずだけども、どうも東電は、そう思っていないように見える。
レベル7の事故処理中だから仕方ないと思ってるのかなあ?


4/5 20時頃 ハッピー さん @Happy11311 のツイート

バンヮ(^O^) あぁまた汚染水漏れで海に流れてしまったでし。東電は原因がよくわからないって言ってる。
オイラが考えられる原因を勝手につぶやくでし。今回漏れたカナフレックスは事故当初からほとんどの汚染水移送で使ってるんだ。
今はポリエチレン管に順次交換してるんだけど…。

で、夏頃に汚染水移送に大量のカナフレックスが生産されて現場で繋げていったんだ。
たぶん生産が間に合わなくなるくらいの発注量だったと思うよ。
その発注仕様はカナフレックスホースの両端にタケノコフランジを付けた物で10m、20m、30m、50mの種類があったんだ。

現場の作業はそのフランジをゴムパッキンを入れてボルトで繋いでいくんだ。
東電は現場でホースとフランジをカシメてるって感じて話してるけど現場ではカシメはやってないんだ。
そのカシメはホースメーカーでやってるんだ。

東電はそのカシメが緩かったのでは?っていってるけどオイラはあまり納得出来ないでし。
確かに中には緩いのもあるかもだけど、もっと流量や圧力が高い場所もあるけど今回のような外れ方は今まで1度もないんだ。

あと気温の変化でホースが伸縮し抜ける可能性も考えられるけど、それも前述同様に違うと思うんだ。
じゃあ何だろって考えたら、まずオイラが不思議にあれって思ったのは先月漏れたのと全く同じ事象で
更に同一ラインだって事なんだ。

何万カ所も同じような継ぎ手があるのに同じラインで起こるなんて偶然は奇跡だよ。
だとすると、そのラインの運転か水の流れに問題があるんじゃないのかなぁ…。今回の漏洩は前回の影響かもしれないんだ。

だとしたら同じラインの継ぎ手全部点検しなきゃまた同じ事象が起こるかもしれない。
カシメ部があんな外れ方するには相当な力が加わったはずなんだ。力が加わった理由をオイラが考えるには三つある。

一つ目はライン中のどこかのバルブが閉まったままで以前運転した事があり、その際にライン全体に力が加わったのでは?
だとしたら他の継ぎ手も外れる可能性が高いでし。

二つ目はホース内のエア溜まりが要因でウォーターハンマー的な事象が連続的に起きて力が加わったのでは?
三つ目はやはりエア溜まりが要因でホース自体が脈動し継ぎ手部に力が加わった?オイラは一つ目が怪しいと思うんだけど…。

今まで締め切り運転した事がないか東電に聞きたいでし。東電は急いでポリエチレン管に取り替えるっていってるけど、
ポリエチレン管の交換作業は順次行う予定で少数の作業員でやってるから今更急いでやれって言っても
すぐに作業員は集まらないと思うよ。作業員の縮小したのは東電だからね。

汚染水処理システムの運転員も経験不足か馴れてないのか知識がないのか…。
普通システムがストップしたら現場確認だと思うんだけど…。
今まで何回も原因不明で止まってるから「あぁまたか」って起動させたんだろな。でも三回は有り得ないでし。

流量や圧力に変化あったなら漏れてるって気付くはずだよ。それくらいはマニュアルなくても危険予知出来なきゃダメでし。
きっと現場に慣れちゃって緊張感がなくなってるんだろうな。現場も「あぁまた漏れたよ」って言う感じなら引き締めなきゃダメでし。

 
4/7 毎日新聞 「福島原発事故:浜通りと中通りでストロンチウム沈着量増加」
http://mainichi.jp/select/news/20120407k0000e040150000c.html

 福島県が6日発表した土壌の放射線モニタリング調査(昨年7〜10月)結果で、浜通りと中通りで
ストロンチウム90の沈着量の増加が確認され、福島第1原発事故により、半径20キロの警戒区域を
越えて広範囲に飛び散ったことが分かった。最高値は、原発から約3キロの大熊町夫沢で検出した
1平方メートル当たり3070ベクレルだった。

 発電所周辺と県内全域の計55地点を調べた。浜通りや中通りの36地点中34地点は05年度の
前回調査に比べ、減衰を考慮して計算すると平均約4割増えていた。残り2地点は原発に最も近い
大熊町と双葉町の2カ所で、過去15年間の最大値のそれぞれ18倍、4倍。

 事故で放出量の多かったセシウムに比べ健康影響は小さいと県はみている。沈着量の分析から
大熊町ではプルトニウムも事故の影響で増えたと結論づけた。
【乾達】

 
4/115 ハッピー ‏ @Happy11311 さんのツイート

続き1:
政府や東電は冷却系や窒素注入系、汚染水処理系は多重化してるから大丈夫って言うけど、
その予備系もダメな時が多くてやりくりしてる状況なのに…。
そういえば先週はある場所で汚染水が漏れたんだけど、どこ探しても発表してないんだよね…。

続き2:
汚染水は海には流れてないんだけど、発表の基準てあるのかなぁ。
先週はトラブル多かったから発表しなかったのかなぁ。
あと先の工事に向けてのモックアップもあったんだけど、それも発表してないんだ。
トラブル多すぎて対応出来ないのかな。

 
4/12 日経新聞 「放射性ストロンチウムの除去剤 インパクトが開発」
http://goo.gl/vRtFd

 廃液処理剤や消臭剤などを製造・販売するインパクト(石川県加賀市、玉村まきの社長)は水などに
含まれる放射性ストロンチウムを吸着除去できる除去剤を開発した。吸着率は98%超。
東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う汚染水や土壌の除染に利用できるとみている。
ストロンチウムはセシウムに比べて効率よく除去する手法の確立が遅れている。
主に除染に携わる企業などに販売する計画だ。

 開発した吸着剤は粉末状。吸着能力がある鉱石のゼオライトに、天然の鉱物を加えて作った。
この天然鉱物の配合比率を調整したことで、放射性ストロンチウムの吸着率は98%を超えた。
天然のゼオライトを使うことで従来の他社の吸収剤よりも低コストで製造可能だという。
販売価格は未定だが、製造コストが安いため従来品よりも安く提供できる。吸着剤の生産は他社に委託する。

 大型水槽などにためた汚染水に吸着剤を入れてかき混ぜた後、自社開発の別の凝集剤を加えれば、
放射性ストロンチウムを吸着させて沈殿させることができる。福島第1原発の付近で操業する工場などでも
利用可能だ。

 放射性ストロンチウムは放射性セシウムとともに、原発の燃料に使うウランの核分裂反応によって生成される。
ストロンチウムは化学的性質がカルシウムと似ているため、体内に摂取されると骨に蓄積され、
放射線を出し続けるとされている。そのため、深刻な内部被曝(ひばく)をする可能性が指摘されている。

 東京電力は福島第1原発が稼働している汚染水の浄化装置に、放射性ストロンチウムを除去する
装置を追加すると発表。ストロンチウムを除去する動きが活発になっている。

 インパクトは09年設立。「共沸効果」と呼ばれる原理を使い、空気中の臭い成分と同レベルの
臭いを融合させて消臭させる消臭剤などを開発・販売している。共沸効果を放射性物質の除去にも
応用している。放射性セシウムを吸着除去する吸着剤を開発済みで、石川県内の金属加工メーカー
と組んで土壌からセシウムを吸着除去させる装置も開発した。

 
4/24 河北新報 「福島第1・建屋内流入の地下水を海へ 東電、県漁連に提案」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120424t61017.htm

 東京電力は23日、福島第1原発の地下水が建屋内に流入して原子炉冷却水の浄化処理の妨げになっているとして、
地下水をくみ上げて海に流す計画を明らかにした。

 計画によると、1~4号機の建屋の山側に深さ32メートルの井戸14本を掘り、地下水を1日約1000トンくみ上げ、
放射能汚染していないかどうかの安全性を確認し、水路を通じて海に流す。

 現在、1日400~500トンの地下水が建屋に流れ込み、原子炉冷却水の浄化処理に支障を来している。地下水の
くみ上げで流入を半分に減らし、浄化処理の効率化を図る。

 東電はボーリング調査による水質確認を経て、9月にも計画を実行する。原子力・立地本部の石崎芳行副本部長は
「関係者と協議し、了解を得て進めたい」と話した。

 計画は福島県いわき市で同日開かれた福島県漁連の組合長会議で提案された。県漁連の野崎哲会長は
「安全性が確認されない限り、海に流すことは許されない」と提案を受け入れるかどうかの態度を留保した。

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