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2011年6月21日 (火)

気になることメモ2 6/21~7/31

食品の放射線の暫定基準についての解説はこちらをどうぞ。

米FDAの食品の放射線基準こちら。(末尾に食品と放射線のリンク集あり)

【汚染食品への過剰反応は合理的】 (7/31)

小林 慶一郎 「放射能汚染食品への消費者の過剰反応はじつは"合理的"」

(「週刊ダイヤモンド」 8/6号 p.24)より

 20世紀前半に活躍したシカゴ大学の経済学者フランク・H・ナイトは、不確実な

状況を「リスク」と「不確実性」の二つに分類した。「リスク」とはサイコロの

目の出方のように、確率分布がわかっている不確実性であり、「不確実性」とは

確率分布すらわかっていない不確実性である。後者のことをその後の経済学では

「ナイトの不確実性」と呼ぶようになった。

(中略)

 テルアビブ大学のイツハク・ギルボア教授らの研究によると、ナイトの不確実性

にさらされた場合、「考えられる限り最悪の事態を想定して行動する」ということ

が合理的行動だという。

記事では理論の詳細はわからないが、こういう研究があるそうだ。

【専門家の責任】 (7/31)

7/31 朝日新聞(東京本社版8面) ザ・コラム 「災害と専門家 「敗北」に立ちすくまずに」

より。

著者は 山中 季広 さん(朝日新聞ニューヨーク支局長)

 国立地球物理学火山学研究所長エンゾ・ポスキ氏(69)は、おととし4月にイタリア

中部の観光地ラクイラを襲った地震の直前、安全宣言を出したことの責任を問わ

れ、過失致死罪で起訴された。

(中略)

 経緯はこうだ。ラクイラで群発地震が半年ほど続いた。在野の研究家が、地下水の

観測をもとに「大地震が来る」と断言した。警察は「デマを流すな」と研究者を黙

らせたが、揺れはやまない。政府は学者7人を現地に招き、大地震が来るかどうか討

議させた。直後の会見や個別取材で、何人かが「安心してよい」と宣言した。

 政府は一刻も早く安全のお墨つきを欲しがっていた。市民の不安をしずめ、観光客

を遠のかせないためだった。安全宣言から6日後、本震が起き、住民309人が亡く

なった。

(中略)

 遺族は例外なく、地震学者に対する不信を口にした。大地震の予兆か単なる群発か

見極められないなら、そう語ればよかったではないか。ありのままに語ると素人がパ

ニックを起こすと考えたのか。だとしたら専門家ゆえの思い上がりではないか--。

専門家の敗北と責任についての冷静で厳しい、いい記事です。

朝日新聞にも、ちゃんと書く人もいる。

【観劇】 (7/31)

昨夜(7/30)、下北沢のザ・スズナリで、ジャブジャブサーキット『無重力チルドレン』を見る。

ブログを通して知り合った劇団関係者Hさん(本業は某県の家畜保健衛生所の獣医師)

にお招きいただいたのだが、筆者は近年はあまり芝居を見ていないので、「静かな演劇」

というのは初めて見たかも。80年代のアクションと笑いの全盛期を見た世代としては

ちょっと不思議。(でも作者・演出のはせ ひろいち さんは同世代。)

時は2085年、舞台は月のスペース・コロニーの日本人居住区、そこに人類より高度な

知的生命体が潜り込み…、と書くとすごいSFっぽいが、このとき日本で首都圏大地震が起き、

というところから、大震災について語る芝居になってゆくわけです。

舞台の終盤、別れを告げる知的生命体に「ぜひ教えてほしいことが」と質問する内容は、

ストーリーの流れで震災後の世界に関することなのはしかたないが、でもホントは科学者なら、

何かひとつ、人類の知らない科学的知見を教えてもらうだけで、大発見ができるのだろう、

とか、帰りの電車で考えた。

終演後、居酒屋でHさんから畜産のことなどいろいろ聞かせてもらった。

【原発20km圏内の世界】 (7/31)

7/30 野口健ブログ 「福島第一原発、20キロ圏内の世界」

(残酷な写真もあるので閲覧注意。)

豚の死骸、牛の死骸、蛆虫、餓死を待つ豚や牛、放たれた野良牛…。

【芦ノ湖のワカサギから71 Bq/kg】 (7/29)

芦ノ湖の淡水魚の検査結果が公表。(7/26採取、神奈川県公表

ワカサギ 71 Bq/kg、 ニジマス NDヒメマス 57 Bq/kg。

結構出ていますね。霞ヶ浦や、中禅寺湖と同じくらいのレベルです。

お茶の汚染が高い場所は、ほかの農産物は出ていなくとも、それなりに汚染されているのでしょう。

枯れ草や落ち葉なんかは、相当怪しいです。

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(1)3月~6月(googleマップ)」

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(2)7月~ (googleマップ)」

(動作が重い場合は、Internet Explorer 以外のブラウザを推奨します。)

【児玉龍彦さん発言】 (7/29)

児玉龍彦さん発言 (7/27衆院厚生労働委員会 YouTube 16:21) (必見)

児玉龍彦さん発言書き起こし (7/29 ブログ「明日に向けて」)

児玉龍彦国会発表概要スライド

【栃木県のホットスポット】 (7/28)

7/27に、文科省から「栃木県の航空機モニタリング測定結果」が公表。

下図は、地図との合成 フルサイズ → 2850×2300、2MB (twitpic)

Nasumachi_senryou_s

日光のホットスポット

Nikko_senryou

@HayakawaYukioさんが、霧降高原の線量が高いことを測定していたが、

やはり霧降高原~夫婦山にかけてやや線量が高くなっている。

那須塩原市のホットスポット

Nasushiobara_senryou

高原山(鶏頂山)の南東側と、八方ヶ原~那須野が原にかけてやや線量の高い場所がある。

那須野が原には、千本松牧場、畜産草地研究所、全畜連研修牧場、県酪農試験場

などがあり、日本の酪農のメッカ。 ほかにゴルフ場3つや、音楽ホールなどもある。

観光産業には厳しい結果だが、牧場も心配だ。

那須町のホットスポット

Nasumachi_senryou

東北自動車道沿いのの福島県境付近と、那須町稲沢~那須塩原市越掘にかけて、

やや線量の高い場所がある。 那須岳周辺では、低地よりも線量が低い。

【岩手産の腐葉土から14,800Bq/kgの放射性セシウム】 (7/28)

鳥取県公表(7/27)

カインズホームFCウシオ鳥取店で販売されていた「バーク入り腐葉土14L」から、

14,800 Bq/kgの放射性セシウムを検出。 6~7月に329袋を販売、5月以前は調査中。

原材料は岩手県。 どのあたりだろうか?

(7/28 追記)

23都道府県の166店で、14L入り約13万袋、3L入り約7万袋を販売 (7/28 毎日新聞

【韓国で鳥インフルエンザ】 (7/27)

全羅南道 羅州(ナジュ)市のアヒル農場でH5型の鳥インフルエンザ抗体が発見された。

全羅南道は、「最近、全羅南道 羅州市 洞江面 一 ジョンオリ の農場でH5型のAI抗体が

検出され、この農場で飼育されていたアヒル4400羽を殺処分した」と25日公表した。

全羅南道で今年に入ってAIの抗体が発見されたのは今回が初めて。

(7/25 聯合ニュース、 7/26 中央日報日本語版

注: 羅州市では、今年1月に8件のHPAIが発生している。

  「今年に入って」というのは「今期に入って」の意味でしょう。

【腐葉土から11,000Bq/kgの放射性セシウム】 (7/26)

7/26 NHK記事

 秋田県内のホームセンターで販売されていた栃木県の業者が出荷した腐葉土から、
 
放射性セシウムが検出され、秋田県が購入した人に使用を控えるよう呼びかけている

ほか、ホームセンターは、東北地方の店で販売されている同じ業者が出荷した腐葉土を

すべて回収することにしています。

 放射性セシウムが検出されたのは、新潟市に本社があるホームセンター「コメリ」の

秋田卸町店で販売されていた腐葉土です。秋田県によりますと、この腐葉土は栃木県の

業者が出荷したもので、1キログラム当たり1万1000ベクレルの放射性セシウムが

検出されたということです。腐葉土については、放射性物質についての基準はありません

が、国は下水道の汚泥を肥料の原料として使用する場合は放射性セシウムが1キログラム

当たり200ベクレルを超えないよう基準を定めています。放射線量については、腐葉土の

袋から1メートル離れた地点での空間放射線量は1時間当たり0.06マイクロシーベルトで、

秋田県は健康には影響はないレベルだとしています。

袋から1m離れて0.06μSV/hとのことだが、この腐葉土を採取した場所の空間線量は

こちらの相関の推定によると、2~5μSV/h程度に達することになる。

(点線源と面線源の違いは、こちらがわかりやすい。)

栃木県(主に北部)にホットスポットがあることは、NHKの番組でも測定されていたが、

汚染度のわかっていない山林などから、このように汚染度が搬出されてバラまかれる

のは、無用に汚染を広げるとしかいいようがない。

いろんな対策が、後手にまわっていることが、ちょっとずつ表に出てきている。

(7/27追記)

これと同じ腐葉土が、秋田のほか青森、岩手、宮城のコメリ110店で販売されていた。

(7/27 朝日新聞

腐葉土の原材料の落ち葉からは、72,000 Bq/kgの放射性セシウムが検出。

栃木県内には、腐葉土を含む特殊肥料を取り扱う業者が400社以上ある。

(7/27 朝日新聞

(7/30追記)

「謝罪と「被害者」の思い交錯 鹿沼の腐葉土業者」 (7/30 下野新聞)

回収の対象は那須塩原市内で集めた落ち葉を原料にした製品

【韓国は来年から国内で口蹄疫ワクチンを生産】 (7/26)

7/26 聯合ニュース記事。 抗原とアジュバントを輸入し、完成品のワクチンを生産。

記事全文の訳は http://tl.gd/bvaccp にあります。

【3/15の夜に一関に降った雪】 (7/25)

宮城県北部~岩手県南部の稲わらを汚染した放射性セシウムは、3/15頃に降下した

と推定されている。 この頃、周辺のほとんどのアメダスは地震の影響で欠測していたが、

岩手県一関の観測所は、14日の9:00に復旧していた。(グラフ:気象庁HPより)

0315_ichinoseki (3/15 一関)

0316_ichinoseki (3/16 一関)

0317_ichinoseki (3/17 一関)

このほんのちょっとの降雪が、稲わらに激しい汚染をもたらした。

【豊かな海のつくり方】 (7/25)

Wwf_repo_0615

『現場の声から学ぶ 豊かな海のつくり方入門』 (WWFジャパン)

関心のあるかたは是非。(pdfでダウンロード、または送料のみの負担で入手できます。)

【口蹄疫災害と危機管理】 (7/25)

永松 伸吾 『2010年宮崎県口蹄疫災害と危機管理・復興の課題』 (6/25)

災害全体の簡潔なまとめとしても、極めて秀逸で便利。 但し、韓国の口蹄疫災害に全く

触れずに口蹄疫問題を論ずるのは、今となってはおかしいと思う。

また、「専門家」が、科学的な知見を支持するべきだ、というややナイーブな論がみられるが、

原発問題で誰の目にも明らかになったように、専門度の高い専門家であるほど、不自由な

立場にあって、自由な発言はできないものだ。メディアの周辺に、有能なサイエンス・

コミュニケーションができるヒトが少ないことや、メディアが「専門家」の肩書きと権威に

頼ることに慣れてしまい、自分で考える能力が低いことが、問題なのだと思う。

【経産省は「縮原発」に大転換】 (7/24)

業界紙 「週刊 エネルギーと環境」(7/21号、エネルギージャーナル社)より

・経済産業省は、中長期的な原子力発電への依存度を徐々に引き下げる「縮原子力」の

 方針を固めた。

・具体的な政策見直しや将来のエネルギー構成などの検討は、来月中旬以降に開催する

 総合資源エネルギー調査会の基本問題委員会(仮称、新設)において議論される

・「縮原発政策」のイメージは、現在54基・計約5000万kWある既設原発の廃炉を段階的に

 進める一方で、新増設は一部を除き抑制する

とりあえずは5月に経産省が設置した「今後のエネルギー政策に関する有識者会議」(賢人会議)

の中間まとめが月内に出るとのことで、その内容が注目される。

【飯田市でイワツバメ250羽が大量死】 (7/22)

飯田市妙琴(みょうきん)浄水場の汚泥処理施設で、イワツバメ約250羽の死骸を19日に発見。

7/22 信濃毎日新聞

鳥インフルエンザの簡易監査は陰性。 原因はいまのところ不明。

【動画で見る炉心溶融】 (7/22)

「動画で見る炉心溶融 求められる実態の解明」 (7/22 ECO JAPAN リポート) (お薦め)

原子力安全機構が事故前に、原子力防災専門官向け資料として作成したもの。(約5分)

制御棒が完全に挿入され、原子炉が停止したが、配管破断で冷却ができなくなったケース

を想定。事故から炉心溶融まで30分、事故から3時間後には圧力容器を貫通。

【観光地の放射線量(速報)】 (7/21)

「福島県環境放射線モニタリング調査(観光地)結果」 (7/20 福島県)

「調査の結果、すべての調査地点において、校庭・園庭等における国の暫定基準値

3.8μSv/時以上の観光地はなかった。」 って、そんなこと誰も聞いてないよ。

調査対象242のうち、最初の23ヶ所がやっと公表。

7/15に「アクアマリンふくしま」が再開したときは、私のブログにも「アクアマリン 放射線値」

などで検索して来た人が何人もいたけど(注:その資料はありません。)、みんな、ちゃんとした

数字を知りたがっているのだと思う。

【羽海野チカ初期短編集「スピカ」】 (7/21)

Spica

Spica_2

羽海野さんは自作に出てくる人みたいに、思いきりのいい人なんだろうな。きっと。

【宮城県のモニタリング結果】 (7/21)

7/20に、文科省による宮城県の航空機モニタリングの結果が公表された。

下は、空間線量率の図(クリックで拡大)

Miyagi_0720

でも、どうせならもうちょっと北の、一関市あたりまではかれば良かったのに。

何で融通が利かないのだろうか。

下は、nnistarさんの福島ならびに近県の放射線量マップ

   (1,718×2,316) → 「nnistar_110720.jpg」をダウンロード

Nnistar_110720s

早川さんのマップで知られていることだが、一関市付近に線量の高い場所がある。

ついでにその辺まで計っても、たいして手間は変わらなかったと思うのだが…。

ちなみに、一関市、藤沢町の稲わらから、最高57,000Bq/kg(生草換算13,000Bq/kg)の

放射性セシウムが検出された。(7/21 朝日新聞

【野生きのこの放射能濃度】 (7/20)

「野生きのこ類の放射線測定結果」 (5/21 ふくのブログ)

出典は、日本菌学界関東支部年次大会報告。5月14日。柿嶌氏・阿部氏・糟谷氏(筑波大)、大村氏・保坂氏(科博)

4月26日に筑波大学構内において、野生きのこ類8種、地衣類2種を採集。 とのこと。

こちらのHPで、グラフにしている。(乾燥重量比なので、過大になっているので注意)

170km離れた筑波大でも、さすがにきのこの値は高い。

【6月下旬の放出量は最大でも10億ベクレル/時】 (7/20)

「放射性物質の現時点での放出量の暫定評価」 (7/19 東京電力)

やっと出てきたこの数字。しかし、4月中旬から6月上旬までの推計がないのはなぜ?

(7/22追記)

参考: 高崎観測所のデータ (7/21 ペガサス・ブログ版)

【韓国の口蹄疫とAI: 最終の殺処分数が公表】 (7/19)

 昨年11月28日から今年4月20日までに全国で発生した口蹄疫のために埋却処分された家畜は

3,479,962頭であることが19日分かった。農林水産食品部傘下の家畜衛生防疫支援本部によると、

今回の口蹄疫は、全国11市道の75市郡区で208件の疑い報告が出され、うち153件が陽性と判定された。

但し、同じ地域で口蹄疫が再発した場合は、この発生件数に含まれておらず、実際の発生件数は

これよりはるかに多いと農食品部は説明した。

 家畜別の埋却処分数は、牛:150,864頭(農家3,750戸)、豚:3,318,298頭(2,106戸)、

山羊:7,559頭(229戸)、鹿:3,241頭(156戸)などである。

 また、昨年12月29日から今年5月18日までに発生した鳥インフルエンザ(AI)は、6市道の、

25市郡から疑い症状103件の申告があり、このうち53件が陽性と確認されたと家畜衛生防疫支援本部は

発表した。AI関連の埋没処分数は合計 6,472,711羽で、鶏:3,364,696羽(農家110戸)、

アヒル:2,788,388羽(163戸)、ウズラ:298,520羽(3戸)、その他: 21,107羽(11戸)などである。

 次いで家畜衛生防疫支援本部は、今年上半期の輸入食用畜産物の検疫の結果、29,196件のうち、

6.6%にあたる1,928件で異常の報告があり、このうち378件が最終的に不合格と処理され、不合格率は

1.3%を示したと公表した。輸入家畜別の不合格率は、牛肉1.1%(11,242件中127件)、豚肉1.2%

(14,865件中180件)、鶏肉3.2%(1,727件中56件)、その他1.1%(1,362件中15件)などである。

7/19 聯合ニュース

昨年の宮崎の口蹄疫の場合、こちらによると、最終的な殺処分頭数(ワクチン含む)は

297,808頭(農場数 1,304戸

牛:69,454頭(県内飼養頭数の約22%)、豚:227,949頭(県内飼養頭数の約24%)、その他:405頭

とのこと。(これ以上詳しい公表は、いまのところないようだ。)

【沢穂希のシュート(スローモーション)】 (7/18)

Homare Sawa's Heel Shot Goal (slow-motion) (YouTube)

足に当たったのだろうとは思ったけど、こんな神業シュートだったとは!

【郡山市のわらから500,000Bq/kg】 (7/17)

セシウム濃度の高い牛が出回ったことに関連して、郡山市の稲わら(乾燥)から

500,000 Bq/kgの放射性セシウムが検出されたことが報道されている。

報道によれば、生葉換算では約 11万3636 Bq/kg (1/4.4換算のようだ)とのこと。

植物試料の放射能濃度はあまり報道されていないから、こう聞くと驚く人も多いようだが、

これまで公表の数字からすれば当然の数字である。

とりあえず見やすい資料としては、たとえばこちら(「植物のストロンチウム」(文部科学省))

3/19の大玉村の植物: 17万9000Bq/kg

3/19の西郷村の植物: 5万Bq/kg、など。

より詳しい試料はこちら(「環境試料の測定結果(雑草)」文部科学省)

植物が「雑草」としか書いていないのが大いに不満なのだが、それはさておき、

3/26の飯舘村八木沢の雑草: 568万Bq/kg

3/22のいわき市平の雑草: 4万9700Bq/kg

4/3の南相馬市原町区高見町: 16万3800Bq/kg

4/1の川俣町山木屋の雑草: 192万7千Bq/kg

4/1の伊達市月舘町の雑草: 18万3600Bq/kg

3/25の二本松市金色: 46万6000Bq/kg

4/16の白河市15万1200Bq/kg

といった案配なのである。11万Bq/kgくらいではすまないかもしれないのだ。

(7/21追記)

雑草の測定は、福島県による測定(6/7公表)もある。

また7/20に、文科省による6月時点の測定結果も公表された。

【予防接種しないと500万ウォンの罰金】 (7/17)

 韓国農林水産食品部は7月1日から農場で飼育されている牛、豚、山羊を取引したり、

家畜市場やと畜場に出荷する場合は、必ず「口蹄疫の予防接種確認書」を携帯するようにし、

これに違反した場合、家畜伝染病予防法に基づいて500万ウォン以下の過怠料処分を課している

と17日明らかにした。

 農食品部はまた、農家で口蹄疫の予防接種を実施していない場でも500万ウォン以下の

過怠料処分を受けることになるとし、と畜場でのモニタリングを実施し、口蹄疫の抗体が

形成されていない家畜の農場に対しては追加検査を実施した後、抗体の形成率が80%未満の

場合は、過怠金を賦課すると伝えた。

 このところ畜産農家で口蹄疫ワクチンを受領しても、ストレス、流産・死産の懸念や、

生産量の低下などを理由にワクチン接種を避ける傾向が把握され、管理監督と予防接種の

実施を奨励することにしたと農林水産食品部は述べた。

 これに伴い、農食品部は自家接種が可能な中大型規模の農場に対しては、公務員が自分で

農場を訪問してワクチンを供給し、職員立会いの下、ワクチン接種を実施した後、必ず接種の

履歴を記録・管理するようにした。

 また、農食品部は畜産農家の口蹄疫の予防努力を強化するために、7月25日から口蹄疫が

発生した農家に対しては、殺処分を実施しても、補償金を家畜相場価格の80%までしか

支給されないことになると付け加えた。7/17 聯合ニュース

【牛肉の全頭検査は絶対ムリ】 (7/17)

では、どうするのがベターなのか?

今回東京都が検査した牛はすべて同じ農家です。のべ11頭検査して値に大きなふれ
がないことから、1頭検査すれば、その農家の放射性セシウム汚染レベルは十分に推測
できると思います。
つまり、農家につき1頭検査すれば、農家ごとの牛肉中放射性セシウムの傾向が判断
できると思います。

そして農家ごとに1頭ずつ検査した結果、例えばこんなふうに今後判定するのはいかが
でしょうか?
(東京都の検査結果で最小値が1530、最大値が3200Bq/kgなので、検査結果は最大で
2倍のふれがあると考えました)

・250Bq/kg未満:その農家からの出荷を全面的に認める

・250以上500未満:たまたま低い個体だった可能性を考え、あと1,2頭検査。
その結果暫定規制値である500Bq/kg以下であったら、出荷を認める。

・暫定規制値を超えた場合:出荷制限。

7/15 蛭子ミコト:ブログ版

暫定規制値がいまのままでいいか、という問題はあるけど、方法論うなずける。

【環境省が処分を緩和?】 (7/16)

 環境省は14日、福島県内の放射性物質に汚染されたがれきの焼却後の処理について、

放射線を遮蔽(しゃへい)して一時保管するよう要請していた汚染濃度の高い焼却灰のうち、

放射性セシウムが1キロあたり10万ベクレル以下なら埋め立て処分を認める方向で検討を

始めたことを明らかにした。これまでは同8000ベクレル以下の場合に埋め立てを認めていた。

同日、開かれた安全性検討会で議論されたが、「基準」が緩和された格好となるため、

住民の理解を得ることが課題となりそうだ。 (中略)

 一方、排ガス用のフィルターがついていないタイプの既存施設でも汚染がれきの焼却に

問題がないことが報告された。ほぼ全ての焼却場で処理が可能になるという。

7/14 毎日jp

 10万ベクレルの放射性廃棄物は、セシウム134とセシウム137が半分ずつとすると、

30年後でも 25,000 Bq/kg、180年後にようやく 1,000 Bq/kg程度になる。そんな長期の

管理が、一般の管理型処分場でできるとは考えにくい。地元が同意するとも思えない。

 また、排ガスフィルターなしの施設で汚染瓦礫を燃やせば、どう考えても周辺に

セシウムをばらまくことになると思うのだが、いったいどんな報告だったのだろうか?

(7/18追記) togetter「環境省「100,000ベクレル埋立てok」」

【「西日本は電力不足」のウソ】 (7/16)

関西電力大飯1号機の停止で、西日本でも電力不足になる、という記事をいろいろな

新聞が出しているようだ。

ところが、今日届いた「週刊ダイヤモンド」7/23号では、同誌の取材により、

全原発停止でも供給に余力があり、西日本は電力不足にならない、としている。

どちらが正しいか、誰が風説を流布しているか、じきに明らかになるだろう。

大メディアがますます信用を落とす日も近いのかも。

【スズメから鳥インフル(インドネシア)】 (7/15)

 ヒトに感染すると致死率が約6割とされる高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型

について、神戸大が最大の被害国であるインドネシアの大学に拠点を置き、遺伝子が

変異して世界的大流行(パンデミック)につながる恐れがないかどうかを監視している。

このほどヒトの生活圏にいるスズメで、4年前にヒトから見つかったウイルスと酷似した

H5N1型を検出。「ヒトに感染する可能性のあるH5N1型が動物間で広がっている」とし、

国際社会にウイルスの監視を強化するよう訴えている。7/15 神戸新聞

【南相馬市のCs-137蓄積マップ】 (7/15)

南相馬市議Oさんの依頼で、Cs-137蓄積分布図と地図の重ね合わせを作成した。

Oさんによると、住民が位置関係を把握するのに、「ため池」がわかるように、とのこと。

この地は二宮仕法の地で沢山のため池があり 住民はため池の位置関係で

家を特定できます。(中略)

その形は谷や山の形を反映しているので その周辺の地形も読める

Minamisouma_0715a  「minamisouma_0715a.pdf」をダウンロード

Minamisouma_0715b   「minamisouma_0715b.pdf」をダウンロード

  赤 : 300万Bq/m2以上

  黄色: 100万~300万Bq/m2

  緑 : 60万~100万Bq/m2

  水色: 30万~60万Bq/m2

  青 : 10万~30万Bq/m2

  青紫: 10万Bq/m2以下

ここで、ベラルーシでは

  強制移住ゾーン: 148万Bq/m2以上

  移住ゾーン: 55.5万~148万Bq/m2

  移住権利ゾーン: 18.5万~55.5万Bq/m2

【浅い海の汚染】 (7/14)

 福島県は13日、いわき市沖で取れたヒラメとババガレイ、コモンカスベの3種類の魚から、

食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された

と発表した。県内の漁業協同組合は漁を自粛しており、出荷されることはないという。

 県によると、検出したセシウム量は、ヒラメ760ベクレル、ババガレイ720ベクレル、

コモンカスベ920ベクレル。いずれも同市沖の水深10~20メートルで取れたという。

2011/07/13-21:24 時事通信

ヒラメが暫定基準を超えたのは初めて、カレイ類では2例目となる。

だが、注目すべきは、これらの魚が、浅いところで取れたと言うことだ。

水産物の公表では、どのくらい沖で取れたかの表示がない。

しかし、以前にも書いたが、

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

でわかるように、沿岸の比較的浅いところの底質で、高濃度のセシウムが検出されている。

当然、底魚については、浅い場所の魚のセシウム値が高いと思われるが、十分な情報が

提供されていないのが現状である。

【出荷制限のリスク便益分析】 (7/13)

岡 敏弘 「放射線被曝回避の簡単なリスク便益分析」 (7/10) (重要)

まだ良く読んでないので、とりあえず紹介だけ。

【企業委託の牛】 (7/13)

この畜産農家の牛舎は、東京電力福島第一原発からおよそ30キロ離れた

「緊急時避難準備区域」にあり、栃木県の企業から飼育を依頼された150頭余りの

肉牛を飼育しています7/9 NHK

誰もこの企業を取材しないのだろうか?

【牛トレーサビリティーの問題点】 (7/13)

市場に流通した、6頭のセシウム汚染牛の個体識別番号が公開されている。

  「6頭の個体識別番号を発表」 (7/12 産経新聞)

ところで、この番号を、牛トレーサビリティーで検索すると、こんなふうになる。

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福島県で飼われていたことはわかるのだが、飼養場所は空白なのだ。(他の5頭も同様)

このことは、ちょっと前に、こちらのブログ(6/13 ぴちゃのブログ)で話題になったのだが、

茶色の斜体部分は、家畜農家の同意がある場合だけ表示されるシステムになっている。

(個人情報保護のためらしい。)

そして、いったん公開した場合でも、文書で申し出れば、非公開にできるシステムに

なっている。

今回の事件で、多くの人が、牛トレーサビリティーのHPにアクセスしているようだが、

この検索結果を見たら、さらに不信感が増すに違いない。

(追記) 「牛肉の流通調査状況」 (7/13 東京都)

【放射能汚染物を焼却してよいのか】 (7/11)

「どうなる放射能汚染物の処理 すべては燃やしてからで本当によいのか」 (7/11 井部正之)

ゴミ焼却場や下水処理場の焼却施設は、放射性物質を燃やすことを想定していないし、

燃やした場合にどうなるかの検証もされていない。実証していないのだから、どれだけ

捕集できるか、というのは想像に過ぎない。

都の「東部スラッジプラント」周辺でセシウム汚染が報告されていたが、結局その後の

対策も聞こえてこない…。 こうした施設の周辺のセシウムの飛散はどのくらいなのか?

きちんと測定すればわかりそうなものだが…。

これも、きちんとした検証がないまま、人体実験になってしまいそうだ…。

【牛肉のセシウム汚染】 (7/11)

南相馬市の緊急時避難準備区域から出荷された牛11頭から高濃度のセシウム

1,530~3,200 Bq/kg)が検出された原因は、屋外保管された稲わらを飼料として

与えたため、ということで原因が明らかになった。

(稲わらの詳細については、下記、原田英男さんのツイート参照。)

110709_shokuniku

上表: 東京都福祉保健局公表(7/9)

同じ農家からは、すでに6頭の牛が出荷されて流通してしまっているということで、

今後、この地域の牛肉相場の軟化は避けられそうにない。

ところで、今回の事件により、牛の全頭スクリーニング検査がザルであることが

発覚してしまった。この原因はまだ良く判らないが、「院長の独り言」ブログ では、

バックグラウンドが高すぎるのではないか、としている。

原田 英男 さんのツイート(7/11)

■ 暫定規制値を超える肉牛を出荷した肉牛農家について、7/10に国・県が現地調査をした結果、

当該農家では ①4月初旬に水田にあった稲わらを収穫給与しており、

②残っていた稲わらから、75,000 Bq/kg の放射性セシウムを検出したと県が公表。

■ その他の飼料等の検査結果:オーツヘイ(輸入わら) 980 Bq/kg(生牧草換算 223 Bq/kg)、

自家産一番草 6,600 Bq/kg (生牧草換算 1,577 Bq/kg)、配合飼料 ND、家畜飲料水 ND。

なお稲わらには水田土壌混入。

■ 県はこの結果を受けて、①計画的避難区域と緊急時避難準備区域内の全ての肉牛農家に対する

緊急立ち入り調査を直ちにに行う、②その他の福島県内の肉牛農家についても立ち入り調査を行う、

③福島県産牛肉のモニタリングを強化するとのこと。

■ 秋に刈ったわらを4月に収草、ベールにしたよう。 RT @namekobokujou @hideoharada

秋に収穫したものを水田において置いたのではなくて、4月に立毛もしくは借り倒して

あったものを収穫したのですか?

■ ロールベールだけどラップしてない稲わら

RT @namazu50 @hideoharada @watermelon21c @namekobokujou @sdfman

ラップされた稲藁なのか 藁なのか? どちらでしょうか?

静岡市は11日、この農家が出荷し、同市内の食肉加工業者が仕入れた別の牛から

規制値を超える1キロ当たり1,998ベクレルのセシウムが検出されたと発表した。

既に14.8キロが静岡県内の業者に販売され、消費済みという。7/11 時事通信

【福島産の果実中のセシウム値】 (7/11)

下表は、福島産くだものの検査値(7/7~7/9公表分)

果物ではないが、らっきょう(たぶん初検査)からも高い値が出たので、ついでに載せている。

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ウメは、以前から高い値が出ていたが今回、ビワ(南相馬市)とブルーベリー(広野町)

からもやや高い値が出ている。ビワは常緑なので、お茶と同様、セシウムが葉に付きやす

かったはずだ。今、各地でセシウムが検出されている麦類も、事故当時葉があったため

に高い値が出やすいのだろう。

ウメとモモの差も、開花時期の違いが大きく影響していそうだ。

モモからもセシウムは検出はされているが、60 Bq/kg程度以下におさまっている。

【宮城県産の牛乳から放射性セシウム】 (7/11)

宮城県産の牛乳から、13.5 Bq/kg(暫定基準200)の放射性セシウム。

7/9 新潟県が検査・公表

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暫定基準よりはだいぶ低いからニュースにはならないけど、現在、福島県を含めて

ほとんどの原乳がNDまたはND付近であることを考えれば、これは異常値だ。

業界は自主調査するべきだと思う。

【震災から4ヶ月目】 (7/11)

今日で震災から4ヶ月目(122日目=121日後)

今日は新聞休刊日なので、昨日の朝日新聞は震災4ヶ月特集。1面は「縮む福島」

だったが、これだけ無策で、人の流出を止められるはずがないと思う。

【福島県の海底土壌の調査ポイントが追加】 (7/8)

福島県による海域モニタリング(7/8公表)で、第一原発北側の9ヶ所が追加。

「次回は9月」って書いてあったから意外だったが、県も必要だと思ったのだろう。

南側よりも低めの値になっているが、これは沖合の傾向と同じ。

また、水産物の傾向とも同じように感じる。海域では、(今は)原発の南側に

より多くの汚染物質が流れている。

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【浄水発生土の放射能濃度】 (7/8)

とりあえずデータをまとめてみました。→ 「jyousui.xls」をダウンロード

解説は追って書くつもりですが、見たい人はエクセルで見て下さい。

【韓国の水際家畜防疫制度】 (7/8)

 韓国では、今月25日から口蹄疫と高病原性鳥インフルエンザ(AI)発生国の畜産農家や

畜産の市場を訪問して入国した海外旅行者は、「旅行税関申告書」にこれを記載し、空港、

港の農林水産検疫検査本部に届け出て消毒等の措置を受けなければならない。

 また、畜産関係者が口蹄疫とAI発生国に出国する場合は、空港、港の検疫検査本部に報告し、

出国前に検疫検査本部ホームページ(www.qia.go.kr )の「畜産関係者の出国申告システム」

からオンラインで申告する必要がある。

 検疫検査本部は、一般の旅行者の場合は、この措置に違反した場合、家畜伝染病予防法に

基づいて500万ウォン以下の過怠金を受けることになり、畜産関係者がこれを守らない場合は、

1年以下の懲役又は500万ウォン以下の罰金に処するようになると説明した。畜産関係者とは、

家畜の所有者、家畜の所有者に雇用された者、同居の家族、獣医師、家畜人工受精士、

動物薬品会社、飼料販売業者、家畜防疫従事者など。7/8 聯合ニュース

【3号機燃料プールの水面近くに燃料集合体の上部】 (7/7)

アーニー・ガンダーセンのビデオ(2分28秒、日本語字幕) (7/6 Genpatsu)

【放射性セシウムを含む汚泥肥料】 (7/6)

農水省が6/24に、放射性セシウムを含む下水汚泥の肥料として利用する基準を決定し、

波紋を呼んでいる。(反対運動の署名活動のサイト

【原則】

原料汚泥中の放射性セシウム濃度が200 ベクレル/kg以下の場合については、

汚泥肥料の原料として使用できる。

【特例措置】

原料汚泥の放射性セシウム濃度が施用する農地土壌以下であり、かつ、

1,000 ベクレル/kg以下であれば、汚泥肥料の原料として使用できる。

200 Bq/kg という基準値は、それほど高い値ではないが、それでもこの基準の決定には、

問題点が多いと思う。

1.基準の決定が一方的で、決定に当たって検討した理由も、プロセスも公開されて

  いないこと。 (たぶん)生産者や消費者の意見聴取も行われていないこと。

  (ついでに書くと、この決定は農水省のプレスリリースに掲載されておらず、

   HPのどこに書いてあるのかわかりにくい。)

2.長期間使用した場合の影響などについて、根拠が示されていないこと。

3.非汚染農地の放射性セシウム濃度として「平均20 Bq/kg」という高めの値を

  仮定した上で、平均より汚染の低い農地についての説明・検証がないこと。

4.20 Bq/kg の農地に長期施用した場合、100 Bq/kg以下におさまるから大丈夫、

  として、 20 Bq/kgの農地が 100 Bq/kgまで汚染が進んでもかまわないとしていること。

  (尚、100 Bq/kgの根拠は、農業環境技術研究所が1960~2000年半ばまで実施

   していた全国18ヶ所の農地土壌のCs137の濃度の最高値が140Bq/kgなので

   それを切り下げた数値とのこと。 /6/29 原田英男さんのツイート)

5.そもそも汚染物質はなるべ再拡散させないのが原則であるのに、広域に

  拡散させることを肯定する理由が示されていないこと。

6.下水汚泥を、焼却などによりなるべく減量して(濃度は高くなる)コンパクトにして

  管理する、という方針を取るか、なるべく濃縮せずに、高い値が出ないようにして

  再利用するか、という2つのケースが有利で、「再利用出来ないが量もある汚泥」

  というケースが不利になる。これが下水処理行政と整合しているかどうか不明なこと。

7.資料中で「汚泥の放射性セシウム濃度は、今後、新たな降下や流入がなければ

  著しい低下が予想される」という見通しを書いているのにもかかわらず、あえて今、

  セシウム濃度の高い時期の汚泥を再利用する理由の説明がない。

【深刈りで除去できる茶樹のセシウムは約4割】 (7/6)

「お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた対応」 (7/4 農水省)

この中で公表された新たな調査結果によると、「深刈り」で除去できるセシウムは

茶樹全体の約4割とのこと。

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これだけで、来年、消費者に受け入れられるようなお茶の生産が出来るだろうか?

さらに下方まで切り戻す「中切り」を行えば、全体の75%程度が除去できるが、今から

この暑い時期にこれを行うと樹が衰弱するおそれがあり難しいようだ。

【責任感じながら 古里で住民と除染に挑む】 (7/6)

 直面する危機から住民を遠ざけたのはいいが、将来への希望は示されず、無策なまま

時間が過ぎていく

 「古里をきれいにしなければ避難者は帰ることができない」。住民と共に放射性物質の

除去に取り組むことを決意した。事故から2カ月後の5月半ば、計画的避難区域に指定

された飯舘村の長泥地区で活動を開始した。

 土を剥ぐ。屋根を洗う。草を刈る。木を伐採する。ゼオライトに吸着させる...。

科学的に効果が実証された対策を講じれば確実に放射線量は低減する。作業で生じる

放射性物質を含んだ廃棄物も適切に管理すれば周辺へ影響を及ぼすことは、まずない。

田中さんは「放射線量は減らせる。早急に国や自治体が廃棄物の仮置き場を設けるべき

と訴える。 7/6 福島民報

これはいい記事です。 田中俊一さんは、福島市生まれ、会津高卒業。 悔悟やいかに。

【報告書が空念仏になる】 (7/5)

ウソなど朝飯前の東電や情報隠しが本来業務の保安院が、罰則なしで

本当のことを話すと思っているのだろうか。7/4 田中龍作ジャーナル

【設計上の欠陥が事故を悪化させた】 (7/5)

だが、振り返ってみると、と岸氏(東電の元幹部で、原子力発電技術を担当)は言い、

東電が高い基準を一貫して適用しなかったことが、「基本的な欠陥」だと言う。

それが、福島の運命を決め、世界中の原子力発電の未来に影を落としている。

7/1 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

【最低のレビュー】 (7/5)

山田前農水相の新刊「口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」のAmazonのレビューが最低ランク

になっている。

【情報開示の問題】 (7/5)

「不適切な情報開示の例」 (7/4 日本原子力学会「原子力安全」調査専門委員会)

 このような重大な評価結果が、事故後 3 ヵ月も経ってから、しかも海外向けの
会議資料を通じてしか国民に開示されなかったことは大変遺憾である。

 また、炉心溶融の状態についての解析結果は開示されたものの、原子炉圧力容
器下部の冷却水の量や温度、溶融落下した燃料の温度、さらには実際のプラント
での測定値と唯一比較できる原子炉圧力容器下部の温度など、燃料が格納容器に
まで漏えいしたか否かを判断する参考となる過渡変化の解析結果も未だに開示
されていない

【水産物の検査数】 (7/4)

県別の水産物中の放射能濃度の検査数です。 少ないところはもっとがんばってほしいです。

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【伊達市、全域で除染】 (7/4)

福島県伊達市が、民家や道路だけでなく山林も含め、市内全域の除染計画を策定する

方針を固めたことが4日、市への取材で分かった。7/4 共同通信

当然の方針だと思うが、この決定に至るまでにこんなに時間がかかったのはなぜなのか。

但し、汚染物質の処分地を決めない限り、実際の作業はあまり進められない。

政治はもっと処分場問題に注力しないといけないのだが、このままでは汚染地の生殺し

状態が続くだろう。

それにしても、復興構想会議はなぜ原発問題を扱わなかったのだろうか。これほど

政治的に難しい課題もないのに。

【3/15 speedi動画】 (7/4)

speediによる3/15の放射能拡散アニメーション (YouTube 1分42秒、7/3NHK番組)

ようやく公開。 外出してたのでこの番組は見ていないのだが、再放送は、

7/9(土)16:30~17:19 (NHK総合) 「シリーズ原発危機 第2回 広がる放射能汚染」

【液状化対策しない住宅専門家は無責任】 (7/4)

 液状化被害については、すき間分野的な面があって、土木の専門家の関心が薄い
ように感じる。空港や港湾、臨海部の埋め立て工事などでは土木の専門家が液状化
対策を講じるが、民間事業である戸建の宅地まで対応するかというと、そこは自分
たちの仕事だと思っていない人もいるのだろう。

(中略)

 住宅の専門家の側にも大いに問題があった。地盤の対策は人任せにしてきたからだ。
でも、それではダメだということが今回の震災で明らかになった。今後、地盤の対策
を考えずに住宅をつくるのは、「俺の下半身は知らない」といっているようなものだ。

7/4 ケンプラッツ 記者座談会)

【スローデスの死者は17,000人】 (7/1)

greenwood さんによる訳 「ヤブロコフ・ネステレンコ報告」

同じく、greenwood さんのこちらのpdfの中ほどでも紹介されているが、こちらのほうが見やすいかも。

このpdfによると、greenwoodさんが同報告から類推すると、

日本で5-20年間に発生するスローデスの死者は 237,500×0.148/2=17,000人程度

とのこと。 ECRRの40万人というのはウソだろうと思っていたが、この数字はどう考えたら

良いだろうか。うーん…。

【あらゆる政府は黙り込む】 (7/1)

 原子力事故はいつも突然起きる。どんな政府であれ、原子力問題に慣れていない政治家が、

根底を理解することなく対応せざるを得ない。このため、ソ連であれ、他の国であれ、

あらゆる政府は放射能の事故が起きると、まず黙り込むか、否定する。政権を担う人が

対処法を理解しておらず、理解している人の知見を結集するのに時間がかかるためだ。

 日本を見ても、放射線量について「心配のない水準である」と説得力をもって国民に

説明できる人が、政府内にいなかった。

(中略)

 福島の原発事故の後、日本人の態度や行動に変化が起きた。人々は自ら声を上げる

ようになり、不平も口にするようになった。これは、短期的には社会に不和や分裂を

生み出すかもしれない。しかし、長期的には民主主義を成熟させる可能性も秘めて

いるのだ。 (ロバート・ゲイル/米国人医師 7/1 朝日新聞朝刊)

【日本当局の「重大な怠慢」仏CRIIRAD報告】 (7/1)

経済的理由から、チェルノブイリで行われたことが日本でも同様に行われている

それは重度に汚染された地域に住む住民を避難させないことだ」と語り、その理由は

高額に及ぶ賠償金額のためだという。

(6/29 ル・モンド紙/FRANCE MEDIA NEWS

原発事故の直後、海外でニュースを見ていた人のほうが、状況を的確につかめていたことが

のちに明らかになったが、今だに海外のニュースのほうが的確なこともある。

【企業の海外シフト】 (7/1)

震災発生直後、計画停電が行われた4月前後は東北および関東東海の多くの企業が

国内の生産拠点の分散化、特に西日本へのシフトをプレスリリースしていました。

(中略)

しかし今回の株主総会の等を受けたプレスリリースで生産シフトについて「西日本」という

キーワード自体完全になくなりました。

特に移転が中心的に行われる見込みであった関西経済圏は皆無です。

代わりに東南アジア北米、カナダ等への移転やメーカー買収のプレスリリースが目立ちました。

つまり国内移転を通り越し、海外移転に企業が舵を切ってしまったということです

6/30 青空のブログ

【食品安全委員会 低線量被曝について慎重な議論】 (7/1)

低い線量の放射線は胎児や子どもにどんな影響があるのかが、内閣府の食品安全委員会

で焦点になりつつある。現状では、年間被曝量の上限や食品中の放射性物質の基準値は

大人も子どもも同じ。30日の作業部会では「年齢別に食品の影響を評価すべきだ」との

意見も出た。 (7/1 朝日新聞朝刊 2面)

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(参考) 6/30 第6回 放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ資料

【子供の尿からセシウム検出】 (7/1)

「<共同プレスリリース>福島市の子供たちの尿からセシウム検出」 (6/30 GREENPEACE)

福島市は遠いから大丈夫だと思っていたのか…。 外遊び、水くみ、マスクせず…。

【放射能汚泥 関東3万トン】 (7/1)

110701_tokyo_2  (図:東京新聞)

自治体の処理が滞っている汚泥や焼却灰が関東地方の一都六県で少なくとも三万トン余

にのぼることが、本紙のまとめで分かった。政府は六月に埋め立てなどの基準を示した

が、業者らから引き取りを拒否されるなど、一時保管中の施設の保管スペースは限界に

迫っている。7/1 東京新聞

  放射性廃棄物は「永遠の課題」だったわけで、いくら政府が旗を振ってもそう簡単に

  決着するはずはない。しかし、原発から出るぶんを除けば、問題なのは放射性セシウム

  だけだろうから、300年後には1/2,000以下になっている。管理型の処分場で保管

  するしかない。(問題は、処分場をどこに作れるか、ということだが…。)

【韓国とEUのFTAが発効】 (7/1)

7/1 韓国とEUとのFTAが発効。 養豚、養鶏、酪農農家への影響はかなり大きいと

見られている。また、2003年から中断していたカナダ産牛肉の再開も予定されており、

これによる肉牛農家への影響も大きいと見られている。

【宮崎の口蹄疫その後】 (7/1)

「口蹄疫」問題の1年後描くドキュメンタリー映画が上映 東国原前知事へのインタビューも

(6/30 シネマトゥディ)

「口蹄疫で一時無観客試合 球児の夏 写真で再現 昨年の高校野球宮崎大会」

(7/1 西日本新聞)

【海岸保全区域での風力発電】 (6/30)

「海岸保全区域等における風力発電施設設置許可に関する運用指針」 (6/30 農水省)

バードストライクをどう考えるのか? これだけではさっぱり判らない。

【Global Pulse】 (6/30)

3.11東日本大震災後のツイートの可視化 (6/29 twitter blog)

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3.11以前の状況と比較できるともっと良かったかも。

【日本の1/2革命】 (6/29)

佐藤賢一+池上彰『日本の1/2革命』(集英社新書/新刊)がとても面白かった。

 佐藤によると、フランス革命は1789年のバスティーユ陥落の「前半」と、1792年8月からの

「後半」の2段ロケットのように理解できるのだという。前半は偶発的・妥協的だったが、

後半は国王の処刑、恐怖政治の台頭と粛正の嵐、と計画的、原理的に進んだというのだ。

そして、日本では、革命はつねに前半の1/2しか行われなかったのではないか?という

仮説に辿り着く。明治維新は、徳川家を根絶やしにしたり、天皇家を廃するところまでは

ゆき着かなかったし、敗戦後のGHQによる「革命」も、体制をばっさり絶つことはせず、

やはり1/2で終わったのだろう、と。

 そして、日本の今の状況は、自民党政権を倒した「偶発的革命」が、やはり半分まで

進行した状況で、果たして日本は、これからのこりの「後半戦」の革命を行うのだろうか?

と疑問を投げかけている。 佐藤によると、どんな政権でも、政権の末期には「言葉」

がなくなる。何をやりたいとか、何を目指すかといったことを表現する力がなくなる。

それは、フランスの国王も、自民党の末期も同じだった、という。それに対して、

新しく政権を取る側は、実績がゼロだから言葉で言うしかない。しかし、マニフェストの

ような「言葉」にとらわれて、原理的に突き進んでしまうとあぶない、というのは

まさに民主党政権のことのようだ。

 今回の原発事故で、経産省や東電の幹部を逮捕するところまで進めれば、革命の

後半戦にたどり着けるようにも思うが、今の司法制度でそんなことができるとも思えない

から、やはり日本の革命はここで終わってしまうのだろうか? また、「2011年中東革命」

も、ちょうど半分くらい進んだような案配だが、後半戦に進むと、イラン革命のような

原理主義者の台頭、ということになりかねない。

【海底土の汚染は、原発の北側で低下、南側で上昇】 (6/29)

このことは、3.11東日本大震災後の日本(6/25) でも紹介されているが、今日公表の

東電のデータでも、同じような傾向が見て取れる。

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小高区は、第1原発の北約15km、岩沢海岸は、第1原発の南約21kmだが、

やはり北側で低下、南側で上昇の傾向となっている。

(参考) 河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度マップ

【6/28公表の食品検査より】 (6/29)

福島のモモは、いまのところあまり高い値は出ていない。

スモモ、ブルーベリー、ラズベリーでも、50~70 Bq/kg 程度とさほど高くはない。

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茨城のコムギでは、やや高い値が出ている。今後も要注目。

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【ベトナムで口蹄疫が急速に感染拡大】 (6/29)

「(ベトナムで)口蹄疫により、45,000頭以上の家畜が死亡」 (6/24 VOV News)

 口蹄疫がベトナムの39の県(provinces)で発生し、150,000頭以上の家畜が感染した。

45,000頭以上の家畜が死亡したか、殺処分された。内訳は水牛が5,0000頭、牛が938頭、

豚が37,760頭、山羊が329頭となっている。

 この数字は、6月24日にハノイで開かれた口蹄疫の感染防止を総括する会合で、

家畜保健部が公表したものである。

 この会合で、農業・農村開発省のホアン・ヴァン・ナム部長は、口蹄疫の感染拡大は、

地元の人々と地元当局の不注意さのために、ここ数年よりもはるかに速いと強調した。

ナム部長は、地元の人と地方当局が密接に流行のホットスポットを管理しておらず、

病気の家畜を指示通りに殺処分できていないとのべた。

 悪天候と、水牛や牛を狭い場所で飼育する習慣も、口蹄疫のリスクを高めている、と

ナム部長は付け加えた。

 家畜保健部は、各県に疾病予防のためのプログラム策定を求めてきて、2011年度の

ワクチン接種を組織しようとしており、流行株に対応したワクチンの使用を推進してきた。

目標は2015年までに口蹄疫を封じ込めることである。

会合の演説の中で、農業・農村開発省のディエプ・キン・タン副大臣は、口蹄疫ウイルス

株は、継続的に変化を続けていると警告した。タン副大臣は、ベトナムは口蹄疫と戦う

ための効果的なワクチンを見つけているが、しかし獣医当局は、この病気を注意深く

モニターし続ける必要があると述べた。

  (注)ベトナムには58の県(province)があり、そのうち39県で発生、ということ

     なので、全土での発生に近い。

【新燃岳が噴火】 (6/29)

6/29 10:27 新燃岳が噴火。噴煙は火口上1,000m。

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【安心感を与える任務】 (6/28)

立野 純二「米専門部隊に学ぶ 最悪の想定 平時にこそ公開を」(6/27 朝日新聞 朝刊14面)より

 海兵隊の「CBIRF」は核・生物・化学兵器の事態を専門とする人命救助部隊だ。その基地は

ワシントンから車で1時間の田園地帯にある。日本での1ヵ月の任務からから帰ったばかりの

少佐が私に語った感想は、やや意外だった。日本の自衛隊や自治体などに「放射能対策の技術は

すでに十分にあった」というのだ。

 被曝した人々が運ばれた除染現場では手助けするまでもなく、監視役に終始したという。

特殊ロボットなど物々しい装備が醸す見栄えもあったろうが、ではなぜ人々はあれほど頼もしく

迎えたのか。

 「事態が悪化すれば我々専門部隊がいる。その安心感を与えることが最大の任務と貢献だ」。

如才ない少佐の言葉から読めるのは、当局が平時から最悪の事態に備え、それを社会に知らせて

おくことで生まれる心理的効果である。

日本の政府・自治体の対策で、おしなべて失敗しているのが、政府や自治体がきちんと

対策をとっているという安心感を与えることだろう。原発事故の福島県民に対する放射線

対策や、食品の安全対策についても、うまくいっている部分もあると思うけど、不信感

ばかりが増幅されているように思う。何を目指して、どのように行動しているのか、そこを

説明しない日本の官僚文化に最も欠けていることかもしれない。

【御崎馬の隔離作業が難航】 (6/28)

串間市の都井岬に生息する国の天然記念物「御崎(みさき)馬」が、家畜伝染病の

馬伝染性貧血(伝貧)に感染した問題で、県と串間市による感染馬の隔離作業が

手間取っている。梅雨で地面がぬかるみ、追い込み作業で、馬がけがをする危険が

あることから作業を見合わせているという。県は「感染力は強くないが、感染経路など

不明な点が多い。梅雨明けには着手したい」としている。6/28 読売新聞

【広瀬川の天然アユは津波で全滅?】 (6/28)

 太平洋で育ち、仙台市の広瀬川を遡上(そじょう)する天然アユが今夏、姿を消した。

3月下旬に始まる遡上に備えて河口周辺の浅瀬に集まった大群が東日本大震災の

津波に襲われ、ほぼ全滅したものとみられている。資源が回復するまでには10年

近くかかりそうだ。6/28 河北新報

【お茶農家の自主検査】 (6/28)

杉本園(静岡県島田市)のHP に、荒茶の自主検査の結果が載っている。

5/24収穫の荒茶の放射性セシウム濃度は、152.3 Bq/kg。(2010年産はND)

うーむ微妙…。

でも、昨年産のお茶も買えるようになっていたり、いろいろ工夫はしているようだ。

もとエンジニアというご主人の心意気も、苦悩も伝わってくる。

【宮古市の津波映像】 (6/28)

宮古市広報課職員の撮影した津波の映像 (6/27配信 26分) すごくリアルで怖い。

【清掃工場灰の放射能濃度】 (6/28)

「放射能測定結果及び焼却飛灰の一時保管」 (6/27 東京二十三区清掃一部事務組合)

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野尻美保子さんがツイートで「集塵機の性能は同じだろうか?」という疑問を投げかけている。

区によって、もとのゴミの放射能濃度がこれほど違うとも思えない。そうすると、低い値の

出ている区のほうが、周辺に放射能をまき散らしていることになるのだろうか?

下水処理場周辺の汚染問題とあわせて、大変気になる問題だ。

【作業員 なぜ被ばく】 (6/28)

「作業員 なぜ被ばく 限度の2倍越す」 (6/27 しんぶん赤旗)

 事故発生後、3月12日に当直長の指示でマスクをつけましたが、放射性ヨウ素を

除去できるマスクが少なかったことから、中央制御室では放射性ヨウ素を除去

できないマスクを着用していたといいます。また、マスクを外して中央制御室で

食事をしていたことも分かりました。

 放射性ヨウ素の甲状腺へのとりこみを防ぐヨウ素剤は、1号機でベントや水素爆発の

あった12日ではなく、40代社員は14日になってから服用した記録があり、30代社員

13日に記憶があるとしています。ヨウ素剤が中央制御室に配備されていなかった

ために、2人とも配備されていた免震重要棟に移動した後に服用したとみられています。

【地下水汚染の変動の秘密】 (6/28)

「サブドレン放射能汚染水の変動の秘密」 (6/27 3.11東日本大震災後の日本)

サブドレン水の放射能濃度の上昇と、降雨には強い相関があるとのことでたいへん面白い。

但し、降雨→地下水位上昇→汚染源と地下水が接触→地下水の放射能濃度上昇

という説はちょっと怪しい。地層の状況によるけど、そんなに地下水位は急に上下しない

と思う。ではなぜ?といわれてもわからないが。

【田中俊一さんのスライド】 (6/28)

「福島原発事故について-原子炉の立場から-」 (6/10 物理学会主催シンポジウム)

除染試験、廃棄土壌管理場イメージなど参考になります。 (お薦め)

科学者への期待とモラル

・原発の収束、その後対策のための課題は山積しており、具体的にかつ即効性のある

 成果が求められている。

・現実への責任を持てないプレス発表は、結果として住民を傷つけることになることに

 留意すべき。

・研究者の興味だけのフィールド試験は、住民を不安に陥れ、科学者への不信を

 募らせる。

・様々な除染技術や廃棄物処理技術が提案されているが、除染すべき対象は広大で

 多様、また廃棄物は多種多様で物量は膨大であることを認識すべき。

 (応用可能性に配慮していただきたい)

【落日】 (6/28)

6/24 うちのとらまる 黙して読む。(残酷な写真があるので、苦手な方は見ないで下さい。)

【3/20に3号機容器内爆発?】 (6/28)

「2011年3月20日、隠蔽された3号機格納容器内爆発」 (6/25 Space of ishtarist)

ネット上では、再臨界事故があったという説の人気が高く、こんなふうに情熱を傾けている

方がいる。私自身は、短時間の再臨界はあっても、「爆発」的な再臨界はなかったと思う

けど、政府・東電が重要な事実を隠蔽している、という仮定に立てば、何でも書けるのだろう。

【食品の出荷制限の解除の基準が変更】 (6/27)

国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された、お茶や魚介類などの出荷制限

の解除について、政府は、制限のかかった地域にある市町村や漁場ごとに3か所以上

検査し、すべて基準を下回れば、原則として制限を解除できることを決めました。

政府は、国の暫定基準値を超える放射性物質が検出され、出荷制限の指示が出された

野菜などについては、およそ1週間ごとに検査をして、3回連続で基準を下回ったことが

確認されると制限を解除してきました。しかし、お茶や魚介類から検出されている放射性

セシウムについては半減期が長く、半減期が短い放射性ヨウ素と同じ解除基準はそぐわ

ないとして、厚生労働省などが新たな解除の方法の検討を進めてきました。その結果、

お茶や魚介類から検出される放射性セシウムについて、制限のかかった地域にある

市町村や漁場ごとに3か所以上検査し、すべてで基準を下回れば、原則として制限を

解除できることを決めました。新しい基準は、野菜から検出される放射性セシウムに

ついても、今後、適用されるということです。6/27 NHK

  これについては私は異論ないが、それより基準値のほうをいいかげん見直してほしい。

(追記) 「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」 (6/27 原子力災害対策本部)

【水産物のストロンチウム測定結果】 (6/27)

水産庁から、水産物のストロンチウム測定結果が初公表(6/27)。

すべて検出限界未満だが、今回の4検体の採取日は4/6~4/14。 海への高濃度汚染の

影響は、もっと後のほうが大きいと思われる。

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【高病原性鳥インフルエンザの清浄国に復帰】 (6/27)

全ての防疫措置が完了した本年3/24から、6/25で3ヶ月が経過したことから、OIE基準に

基づき、我が国は高病原性鳥インフルエンザの清浄国に復帰しました。関係者の努力に感謝!

(6/27 原田 英男 さんのツイート)

OIE Follow-up Report No.13 (6/25)  The event is resolved.

しかし、今年も渡り鳥の季節になれば、鳥インフルエンザもやってくる可能性が高く、

根本的に有効な対策は見つかっていない。

  日本におけるHPAI(2010.11-) → 「HPAI_2011.xls」をダウンロード

  (水色の塗りつぶし部分は、最終的にどうなったのか不明。ご存じの方はいませんか?)

【東葛ガイガー会『マップ・プロジェクト2』】 (6/27)

マップ・プロジェクト2 (6/10 東葛ガイガー会)

東葛6市(野田市、松戸市、流山市、柏市、我孫子市、鎌ケ谷市)とその周辺自治体

による測定結果をマップ化たもの

110627_toukatsu

IAEA閣僚級会合の結論『原発の安全管理は各国まかせ』】 (6/27)

ル・モンドの記事(6/26 フランスねこのNews Watching

IAEAの本音は、まぁこんなものでしょう。 国内のニュースはこのことをちゃんと報道して

いるかな?

【汚染水処理装置その後】 (6/27)

上:6/25、下:6/26 の東電公表。

110626_kurion

Kurion社装置の性能はちょっと向上したが、まだ当初目標の1/1000にはほど遠い。

しかし全体では所期の性能に達したため、今日(6/27)午後から冷却水の循環注水

を開始する予定。 (追記:1時間半稼働して、水漏れが見つかり停止。)

(追記) 水処理装置・循環冷却の概略資料(6/27 東電会見資料)

110627_water01 (クリックで拡大)

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【韓国で大雨、鉄橋が崩壊】 (6/27)

6/25明け方、台風による大雨で、慶尚北道 漆谷(チルゴク)郡 "護国の橋(倭館鉄橋)"

が崩壊。(地図:http://map.konest.com/dloc/435784/378080/9?ln=1

口蹄疫による埋却地の流失も心配されている。

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『消毒の不備で罰金』 (注:500万ウォンは、約365,000円)

6/23日、全羅南道(チョルラナムド)によると、6月17日まで1週間余り潭陽、宝城など

5郡の畜産農家、と畜場、飼料製造業者など51カ所の消毒の実施状況と消毒記録保持事項

など家畜の疾病防止対策の推進実態を点検、消毒未実施など遮断防疫をおろそかにした

7カ所を摘発し、罰金などの処分を下した。 種類別では、家畜伝染病予防法上、消毒設備を

備えなければならないのに消毒施設を備えたかった潭陽Aメーカーなど2カ所については、

市郡に500万ウォン以下の過怠料処分を依頼した。 また、消毒を実施していないか消毒の

実施記録を作成していない高興Bメーカーなど5カ所については、当該市郡で300万ウォン

以下過怠料処分とし、徹底した行政指導を措置するようにした。6/27 News Wire

【汚染水処理装置が稼働】 (6/25)

ようやく、汚染水の処理装置が所期の性能に達して稼働を始めた。

  「滞留水処理分析結果」 (6/25 東電)、「淡水化処理分析結果」 (6/25 東電)

Kurion_2

装置全体では、セシウムを1/63,000に減らすことに成功している。(おおむね目標通り)

しかし、Kurion社の装置は、結局セシウムを1/35程度にしかできておらず(目標1/1000)、

AREVA社の装置がそれを補ったことになっている。

Kurion社の装置については、今後まだ調整を続ける、としているが、原因については

明らかにされていない。

【栃木県の原乳から 42 Bq/kgの放射性セシウム】 (6/24)

栃木県6/23公表の農産物の検査結果

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4月頃からずっとND~ごく低い値しか検出されていない原乳から、42 Bq/kgの放射性セシウム

が検出。もちろん暫定基準の200 Bq/kgよりはだいぶ低いが、ほかの事例からは突出して

高い値だ。調査して原因を説明するべきだと思うのだが、どうなっているのだろうか?

もうひとつ、二条大麦(主にビール原料)から、57 Bq/kgのセシウムが検出されている。

米や麦など、摂取量の多い食品はそのぶん影響が大きいから、今後の動向も要注意。

【群馬県 利根川の浄水場の発生土で高い放射性セシウム】 (6/24)

浄水発生土における放射性物質検査結果 (6/23 群馬県企業局水道課)

110623_gunma_3   

4/5以降のデータも見たいところだが、やはり利根川水系上流部は、だいぶ放射性物質

が沈降した場所があるのだろう。山間部のデータが出てきたら、もっとはっきりすると思う。

石原慎太郎の失言・問題発言集 (6/24)

【福島市 全市一斉放射線量測定結果】 (6/24)

じきに誰かが地図にすると思うが、全市一斉放射線量測定結果 (6/24)

110624_fukushima

1.0~2.0というあたりに分布のピークがあり、2.0以上が、全体(1,118地点)の16%もある。

清浄化までの道のりはきびしい。

(6/26追記) 福島市内の一斉測定結果マップ (nnistar.com)

110625_fukushimacity_2

広島大学の医師などが、福島県内に住む人の内部被ばくについて調べるため、

15人の尿から被ばく線量を推計したところ、多い人でおよそ3ミリシーベルト

内部被ばくをしたとみられることが分かりました。 6/24 NHK

こちらは、東京都による都内100箇所の計測 (6/24 東京都)

110624_tokyo_2

東京都の100箇所計測にコンタ-つけてみた (6/24 @r_isotope)

110624_tokyo_con_2

東京都の計測値は、民間の計測より少し低めに出ているようだが、そのへんの理由も

はっきりさせてほしいところだ。

【宮崎の口蹄疫被害農家の23%が「畜産廃業を検討」】 (6/24)

(東京=連合ニュース) キムジョンヒョン特派員= 昨年4月に口蹄疫が発生して

畜産が焦土化した日本の宮崎県では、現在、農家の23%が畜産の廃業を検討して

いることがわかったと、共同通信が24日報道した。 共同通信によると、昨年4月の

口蹄疫流行で大きな被害を受けた1,238農家を対象に、宮崎県がアンケート調査を

行った結果、23%が牛・豚の飼育放棄を検討していると回答した。 共同通信は、

畜産の放棄を検討している農家が多いことは、再発を心配しているためで、口蹄疫が

再発して流行した韓国の状況が影響を及ぼしたと見られると伝えている。 畜産廃業を

検討する理由としては「高齢化」をあげた農家が半分程度であり、園芸への転換や、

他の産業の就職を望んでいる。 宮崎県では昨年4月から夏にかけて発生した口蹄疫で

29万8千頭の牛と豚が殺処分された。口蹄疫被害農家は、今年5月末現在、2万9千頭の

牛と豚の飼育を再開した。 6/24 聯合ニュース

【ふくしま総文】 (6/23)

今年の全国高等学校総合文化祭は福島県で行われるそうだ。(8/3-8/7)

何年も前から準備する行事なので、簡単には場所を変えられないようなのだが、

それにしても痛すぎる。 まぁ、屋外でやる部門は中止になったようなのだが、

ホントにどこか他県に開催を譲るわけにはいかないのだろうか?

 実は、昨年の高校総文の開催地は、口蹄疫が大流行した直後の宮崎だった。

宮崎県では、開催を中止しないためのタイムリミットを、6月中の殺処分終了と決めた

ために、6月の後半は、豪雨の中、必死の防疫活動が行われたのだった。

(いちおう、6月末に終了したことになったのだが、実はイノシシなど、把握の遅れた

家畜の処理が7月にずれ込んでいたことは、あとから公表されたのだった。)

【意味のない海水浴場の基準】 (6/23)

環境省は海水浴場や川の遊泳場の放射性物質の濃度を、50 Bq/L と決めた。(6/23 NHK

しかし、福島県内の海・川・湖ですら、ほとんど検出限界程度のセシウムしか検出されて

いないのだから、こんな高い値に決めても何の意味もない。 おそらくは、食品の基準値への

批判が高まるのを恐れて、意味のない高い値に設定したのだろう

(6/24 追記)

「水浴場の放射性物質に係る水質の目安について」 (6/23 環境省)

【湖沼の底質の放射性セシウム】 (6/22)

福島県による河川・湖沼のモニタリング結果(6/21公表)

 水質検査については、ほとんどがND(検出限界10 Bq/L)になっている。

感度を上げないと次回行う意味がないだろう。

 湖沼の底質については、堀川ダム(那須山麓)で、6,540 Bq/kgの放射性セシウムを検出。

那須の山の斜面には、だいぶセシウムが降下したのかもしれない。

 謎なのは、魚から高い汚染が見つかっている、桧原湖、小野川湖、秋元湖の底質の

汚染が、さほど高くないことだ。いったいどういうメカニズムなのだろうか?

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【目標の1/10しか除去できなかった処理装置】 (6/22)

東京電力は試験運転で、アメリカ製の装置が汚染水から放射性物質をどれぐらい

取り除いたかについてのデータを公表しました。

この中では、セシウム134と137という2種類の放射性物質の濃度は、それぞれ元の

汚染水から100分の1程度しか下がっていませんでした6/22 NHK

目標の千分の1には程遠い100分の1程度にしか下がっていなかった。6/22 共同

Happy20790 さんのツイート(6/22 21:15頃)

ただいまっ(^O^)あづいぃ(@_@)今日は今までで一番、ハンパない暑さだったよ。
オイラ達のグループからは熱中症出なかったけど…。他の会社大丈夫だったかなぁ?
温度計は42℃超えてたぞ!血液が暑いのがわかるなんてなかなか無いよなぁ。

こんだけ暑いとクールベスト着ても、すぐホットなベストになって重さだけが
体にのしかかってくる感じなんだ。こまめに休憩とるしかないんだけど…、
工程がなぁ…。汚染水処理も相変わらず上手く行ってない。

汚染水処理能力が100分の1だって、あり得ない!最初の計画は10000分の1だよ!
こりゃみんな被曝してホントに作業員いなくなっちゃうぞ!サイトバンカー地下に
移送してもリミットは多分7月4日位で雨が降るともっと早くなるはず。

その後いまオイラ達が怖れてるのは、本来処理された低線量の汚染水を入れる
タンクに直接高濃度の汚染水を入れなくてはならなくなるんじゃないかって事。
そうなったら高線量で人が近づけなくなって漏れても手をつけられなくなるぞ。

今日4号機の炉内とDSPのプール注水して満水になったよ。明日水位が減ってなければ、
線量計って低ければ初めてオペフロに入れるかもだよ。
瓦礫や床が抜けてるから危ない所もあるけど、なんとかしなきゃね。

2号機は今日、原子炉建屋の調査したけどやっぱり線量高いなぁ。
調査するだけでも相当被曝するよ。地下の汚染水もいっぱいあるしなぁ。
爆発してないから系統配管が使える状況だといいんだけど…。

1号機は明日から循環冷却に向けて工事が始まるけど、2号機と同じように
線量高いんだよね。30分の作業で2mSv位被曝しそうなんで人がいっぱい必要なんだ。

  これだけの装置だから、すんなり動かないのは仕方ないと思うけれど、

  根本的な間違いがあるのではと不安になる。

(追記)報道によると、キュリオン社のセシウム除去の目標が1/1,000で、ほかの

     装置を含めた性能で1/10,000が目標ということらしい。

【農家に婿入りした男のブログZ】 (6/22)

http://ameblo.jp/noukanomuko/day-20110617.html (6/17)

http://ameblo.jp/noukanomuko/day-20110620.html (6/20)

残酷すぎる現実。

今日は時間がないので、とりあえずリンクだけ紹介しておきます。

【宮崎の口蹄疫その後ニュース2件】 (6/22)

 口蹄疫を教訓に、宮崎県では、防疫と両立できる畜産農家の牛や豚の飼育密度は、

どれくらいが適正なのか来月から議論を始めます。

 県議会の一般質問で、自民党の黒木正一議員は、畜産農家が牛や豚を飼育する際の

適正な規模について今後の方向性を質しました。

去年の口蹄疫をきっかけに、牛や豚を多く飼いすぎて防疫がおろそかになっていた

のではないかとの反省から適正な飼育密度について議論されはじめました。

 県農政水産部・岡村巖部長の答弁「新しい視点でのテーマであり、防疫の強化、

埋却地の確保、生産性の向上、様々な角度から関係団体や生産者の代表関係者と

意見交換を行い、9月をメドに考え方を取りまとめたいと考えております」。

 県では、飼育密度について、適正な規模の定義は難しいものの、「大事な視点」と捉え、

口蹄疫復興の工程表に沿って取りまとめることにしています。6/21 テレビ宮崎

  現状は、一部の地域ではあきらかに過密なのだろう。

  だが、過密解消を誘導するのは、簡単な課題ではない。

 宮崎県は21日、口蹄疫で殺処分された牛が埋められた川南町と都農町の埋却地周辺の

井戸など2か所で、悪臭が確認されたことを明らかにした。県議会一般質問で松村悟郎議員

がただした。

 松村議員は、県と関係自治体が埋却地周辺の井戸などで行っている水質調査について

質問。加藤裕彦・環境森林部長が「昨年7月に都農町で1か所、昨年10月に川南町1か所

で悪臭などが確認された。いずれも現在も臭いがあり、継続的な調査が必要」と答弁した。

 環境管理課によると、川南町の1か所は個人所有の井戸で、昨年10月に悪臭が確認

されて以降、一時臭いは収まっていたが、今年6月、所有者から「また臭いがする」と町に

連絡があった。都農町では、農業用水として使われている湧水で悪臭が確認されている。

いずれも飲み水ではないという。6/22 読売新聞

  韓国では埋却地の問題がずっと報道されているが、宮崎では問題が少ないのか?、

  それとも報道されていないだけなのか?

【なぜ海底土壌の調査をしないのか】 (6/21)

福島県による海域モニタリング(6/4公表)で、海底土壌から高いセシウムが出ていた

ことは以前に書いた。

110604_fukushima_2

さて、6/17に、福島県の第2回目の海域モニタリングが公表されたのだが…、

「海底土壌の調査は、5月、9月、1月に各1回」 だって…。

隠したいのかなぁ…。

沿岸の近くの調査は少ないから、むしろ、もっと調査地点を増やした方がいいと思うのだが。

  河川・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【高木仁三郎さんのこと】 (6/21)

ブログ 社会科学者の時評(6/19) が、高木仁三郎さんの論考にふれている。

たとえば、下図は運転歴による事故・故障発生率

1308515475_2 

経産省は、既存原発の安全宣言をして、運転再開を謀っているようだが、

老朽原発の廃炉はまぬかれないだろう。

高木さんの本を初めて読んだのは、「プルートーンの火」(1976年、現代教養文庫)で、

私が中学か高校の時だ。だが高木さんというと一番思い出すのは、こんなことだ。

10年以上前のことだが、大学運動部のOB会誌の打ち合わせのあと、居酒屋で

飲みながらよもやま話をしていた。その場に、Aさんという、原子力関係の仕事を

ずっとされたあとリタイアされた方がいて、Aさんの若かりし頃の話を、面白く聞いて

いたのだが、ふと何かの拍子に高木仁三郎さんのことになったら、Aさんははっきりと

怒りを込めて「高木仁三郎は聖人君子みたいな顔をしているが、ホントは汚いヤツだ。

俺はあいつはホントに許せないと思っている。」と言ったのだった。

 Aさんからはその「汚いこと」の具体的な中身については聞きそびれてしまったが、

仮にそれがカネにまつわるような話だったとしても、私はその程度のことで高木仁三郎

を貶めたいとは思わない。むしろ脆弱な市民運動体でしかない原子力資料情報室が

継続してこれたのは、高木さんのそういうしたたかさがあってこそで、そうでなければ

とっくにつぶれていたのではないだろうか。小出氏のように大学から安定した給料を

もらえるわけでもなく、広瀬隆や武田邦彦のように、あざとく売れるような本を出すことも

しなかった高木さんやスタッフが、どのようにして生計を立てていたのか、そこはやはり

清濁併せのむところもあったのかもしれない。

【埼玉県のお茶の謎】 (6/21)

6/20埼玉県公表、一番茶(製茶)の分析結果。

110620_saitama

一方、5/14公表の生茶葉ではどうだったかというと…。

110514_saitama

生茶葉を荒茶・製茶にすると、放射性セシウムの濃度は4~6倍になるはずだから、

このような結果だけ見せられても、かえって気持ち悪いだけだ。

サンプルをどのように採取したのか、なぜ生茶葉より低い値になったのか、など、

説明があってしかるべきだろう。

   茶葉中の放射能濃度 「tea.xls」をダウンロード 

   「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

   「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

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コメント

口蹄疫対策で登録していた宮崎県から、本日、以下のメールがきました。

宮崎県【家畜伝染病】のお知らせです。
ベトナムにおいて口蹄疫(血清型:O型)の発生が続いており、既に4万5千頭以上の家畜が死亡又は殺処分されています。
 本年の口蹄疫の発生は前年よりも、より早い勢いでまん延しています。(2011年1月から3月の間に572件の発生があり、昨年の総発生件数は281件)。
 県内における発生を防止するために、引き続き飼養衛生管理基準の遵守など発生防止対策の徹底をお願いします。
【問い合せ先 宮崎県畜産課 家畜防疫対策室0985-26-7139】
※毎月20日は「県内一斉消毒の日」です。
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。

コンタン様、ベトナムの口蹄疫情報ありますか?

 
できれば、私も、ベトナムの状況を知りたく思います。
ちっぷさんに続き、お願いします。

 
ベトナムの口蹄疫の件、ブログ本文にも書きましたが、同じ翻訳をこちらにもアップしました。
http://www.twitlonger.com/show/be04dp

 
なるほど、中途半端な革命ですか。言い得て妙ですね。

しかし大概にして革命の後は革命が完全であればあるほど軍部が政権を握ります。
そして革命が成功した後数年を待たずして他国に侵略するという歴史があるのも興味深い。
フランス革命後のナポレオン、アメリカ独立後のアメリカ大陸侵攻と支配。ナチスドイツの政権奪取の後の欧州侵略、
日本とて明治維新後にアジア侵略を行っています。
革命首脳部からすれば過去のしがらみに縛られる他国が劣化して見えることと、自国への波及を恐れる他国が
防衛のため革命国を敵視するという行為が軋轢を生み、そこに明確な火種が生まれるということでしょうか。

革命を成し遂げるには純粋な暴力が必要で、革命の成功には政府軍を少数で駆逐する軍部の天才たちが存在し、
その天才たちが政権を持てば、余すところなくその才能をつかい、他国を駆逐する。

革命が完璧であればあるほど、軍支配の力は強大になります。
他国に向かうこともあれば国内の統制に特化する場合もあります。

第二次世界大戦後の植民地支配からの独立を果たした国家郡はほぼすべて軍事政権となりました。
果たしてどちらが市民にとり優良な結果であったか。それを考察してみるのも面白そうです。

 
青空 さま。
革命の話のついでにもうひとつ。

社会の中で若者の割合が高いと、大きな変革が起きやすい、という研究があります。
グナル・ハインゾーン『自爆する若者たち―人口学が警告する驚愕の未来』 (新潮選書)
http://www.shinchosha.co.jp/books/html/603627.html

これからすると、イスラム圏の革命は必然なのかも。
そして、高齢化社会の日本には、革命なんてとてもできない、ということになるのかも。

混沌とした時代状況ですから、大きな歴史感覚を磨くことが必要、と思っています。

 
ベトナムでの口蹄疫の情報、ありがとうございました。

それにしても、石原都知事、口が悪いですね。
治らないですね、あの悪口癖。
宮崎に関するあの発言は、県民感情をかなり逆撫でしましたね。
特に畜産関係者の心の奥底には、深く刻み込まれました。
だから、宮崎県民の中で、石原慎太郎氏に好意的な人は大変少ないことでしょう。

また、氏の四男に対する公費による贔屓も大変問題であると思われます。
自分の息子をスイスまで公費で同行させ、書割を描かせるなんて、公人として恥ずべき行為ですね。
その言い訳が、「鼓を演奏するのに、書割が無きゃ。」ですからね。

 
今日は、松本 龍 復興相の「上から目線発言」が話題になっていますね。
この人のことはよく知りませんが、政治家3代目のおぼっちゃまのようですから、
まったく世間離れした感覚の持ち主なのだろうと思いました。

石原都知事は、はじめから「ああいうヒト」として見られているので、
いくら暴言を吐いても許されてしまうという、トクな立ち位置にいますね。
社会派としてデビューした政治家がこんなこと言ったら、あっというまに
有権者に見放されそうです。

石原都知事の最大の失敗は、新銀行東京だと思いますが、そういうこともあまり
争点にならず、強運で生き延びて来たヒトです。

 
ベトナムの口蹄疫の情報、ありがとうございます。

九州大学応用力学研究所が、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所で事故が発生し、
海に放射性物質が流出した場合のシュミレーションを発表しました。
http://www.riam.kyushu-u.ac.jp/public/press/110707_Hirose.pdf

海流に乗って汚染が日本中に広がる予測です。
おそらく、大気中に放出された放射性物質も偏西風によって、日本中に広がるでしょうね。

全ての原発で、このようなシュミレーションを行ってもらいたいです。

 
牛肉の全頭検査は絶対ムリという指摘が多く出されていますが、現場では尿検査も併用して、
ある程度の目安にしていることが伺える報道もあります。
http://www.sankei-kansai.com/2011/07/17/20110717-055414.php
尿の採取は牛が排尿するのを待たなければならないでしょうから、血液や糞での検査ができれば効率は上がります。

肉牛放射能汚染 血液・尿で検査検討へ 農水省http://www.asahi.com/food/news/TKY201107140567.html

10月から実証実験を始める。研究には、生きた黒毛和牛6頭を使い、セシウムに汚染された牧草を2カ月食べさせた後に
血液と尿、ふん、皮膚片を採取。どの程度セシウムが含まれるかを測り、と畜後の枝肉の濃度との相関関係をみる。

これでは、あまりにものんびりすぎです。今回判明した農家の牛を買いあげて、今すぐ相関関係を調べるべきです。
サンプル数も多いですし。

 
尿を測るにしろ、1検体の検査に要する時間を短縮する方法を考案しないと、全頭は測りきれないでしょう。

原田さんが以前、イギリスで生きたヒツジをスクリーニングする方法についてツイートしていましたが、
あれは結局どうなったのでしょうか?

 
問題は検査機関がパンクです。 Si半導体検出器、 CdZnTe半導体検出器にしても現在納品不可です、検査技師の数量もかぎられる。 大学の放射線関係を総動員すればでしょうが。 あきらめて、普通に食せばよいだけです。 地球上のすべての物は毒である。定量が存在するのみ。 自然毒の方がはるかに凶暴です。

わらの問題にしても、脂肪交雑の問題でしょう。 そろそろ脱したらどうですか?。

ダイヤモンドのは
http://diamond.jp/articles/-/13188?page=2
確かに問題になるのは、関西圏の夏場のピークじですが。 
ほぼ推測の記事です。

隠し玉として大きいのは長期停止中の火力発電所だ。西日本だけで計597万キロワットある。「復旧に数年はかかる」と電力会社は言うが、じつはいざというときのために廃止せず、眠らせていたもの。その一部を立ち上げることは当然可能だ。東京電力や中部電力も今回、実際に立ち上げている。

東電は、窒素ガス注入で、メンテナンスを行っていたわけです。中部はもとから、原発電力依存度が低い。 関電の停止中の火力はまったくメンテがしていません。
 四国は原発依存度が40%近かく、毎年関電に電力供給をしています。
水力も原発用の蓄電でしょ、多目的ダムの予備発電を多少は使えるでしょうが、農業用水との兼ね合いで、常時は難しいです。 節電はよいことで、15%節電したところで、バブルの時の需要にも満たないのですから。無駄に化石燃料を消費してよいわけでもありませんし。 福井の11機が止まるとこまるな。、それも地元が嫌がっているのですから。  原発て、停止中も外部電力消費していますです。 止めたからといって、電力消費が0ではありませんし。厄介な品物であありますが。

 
omizo さま。

食品のセシウム汚染の問題は、一般の人が理解するには難しすぎるのかもしれません。
(でたらめな情報も多いですし。) このあたり、BSEと似ていますね。

しかしともかく、実害があろうがなかろうが、政府が決めた暫定基準を何倍も上回る
牛肉が出回ってしまった、そのことの影響は簡単には消せないでしょう。

omizoさんのように、自分で考えて、こんなもの 「あきらめて、普通に食せばよい」
と言える人はごく少数派です。
世の中の90%以上は「よくわからないけど、話題になったものは避ける」派かと。

電力供給量の問題は、私には何がホントかよくわかりませんが、秋になるまでには
誰が正しかったかわかるはずです。

 
>わらの問題にしても、脂肪交雑の問題でしょう。 そろそろ脱したらどうですか?。

この認識はおかしいと思います。
脂肪交雑を求めて藁を与えていたのではなく、余剰資源の藁を粗飼料として与えていたのが和牛の歴史です。

粗飼料の自給を高めるために、近年は国産稲わらの利用に農水省も自治体やJAも力を入れていました。
それが今回の原発事故で仇となった形です。
稲わらを盲点だったと農水省は言い訳していますが、今までの国産稲わら利用推進の活動と今回の危機管理との乖離には、呆れるばかりです。

農水省が推進していた経営省力化のための放牧推進も、原発事故で東北地方では水泡に帰しています。

 
なぜ最後にわらを給付するのですか。 高度成長期まではそうだったでしょうが。1992年の自由化以後は、脂肪交雑に大きく舵を切ったはずです。

http://www.pref.aichi.jp/nososi/seika/hokoku/hokoku41/41-105.pdf

日本ではサシ(交雑脂肪)の入った牛肉が好まれる
傾向にある。サシの入り方は飼料中のビタミンA含量と
密接な関連があり、ビタミンAを極力低くすることが肉
用牛の重要な管理技術となっている。また、飼料中の
β-カロテンは、生体内でビタミンAに変化し、最も生
理活性が強いプロビタミンAである8)。このようなこと
から、β-カロテン含量の少ない稲わらが、肥育期に
サシを入れるために、一般的に給与されている。その
ため、稲わらの代替飼料としては、β-カロテン含量
が少ないことが必須条件として求められていた。

なぜに、輸入わらまで、たよっていますか?。

http://www.affrc.go.jp/seika/data_kanto/h17/kan05044.html
http://www.pref.chiba.lg.jp/ninaite/network/field-h21/nikugyuu.html
http://www.pref.aichi.jp/nososi/seika/hokoku/hokoku31/31_253.html

1988年にできたBMSでの12は現在の1相当です。なぜに飽和脂肪酸量を増加させる必要があるのですか。 なぜ、ビタミンAを制御するひつようがありますか。

宮城のわらの収納が遅れたのは、天候不順で乾燥がおくれて、3月以降にずれ込んだことのようですが。 それでも、300bqの基準がある以上は自主検査は必要であったでしょう。

 
訂正
1988年にできたBMSでの12は現在の1相当です。

1988年にできたBMSでの12は粗脂肪含量は、現在の1相当です。粗脂肪含量とBMS№との違いがていますか?。
http://hyougo.lin.gr.jp/ghyogo/65/tokusyu.htm

なぜに飽和脂肪酸量を増加させる必要があるのですか。 

なぜにモノ不飽和脂肪酸量を増加させる必要があるのですか。 


 
本題からそれるので、この件については深入りしたくないのですが、

>なぜに飽和脂肪酸量を増加させる必要があるのですか。
飽和脂肪酸ではなく、不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸の方が、融点が低くサッパリ感があります。
和牛の特性を鑑み、最近はオレイン酸を格付けの目安にする動きがあります。

ストロー系の粗飼料をもちいるのは、資源の有効利用と低価格が理由でしょう。購入粗飼料㎏単価を調べてみてください。
ストロー系粗飼料は子実と採った後の残渣であり、農業の副産物として生じます。しかし、エネルギーが低いので酪農等では使いづらいです。
過度に脂肪交雑の高さに走るのは問題ですが、その事とストローの利用は別の話だと思います。
個人的には、ストローを使い、適度にビタミンAを補いながら無理なく飼養するのが良いと思います。A3~A4で枝肉重量が大きな牛です。

 
モノ不飽和脂肪酸量の増量は脂肪量が多くなることでの脂肪食感を和らげる効果だけです。
脂肪量がすくなければ、モノ不飽和脂肪酸量なんてそんなに多くなくてよいのです。
豚にモノ不飽和脂肪酸量がどのくらいふくまれていますか?。

>ストロー系の粗飼料をもちいるのは、資源の有効利用と低価格が理由でしょう。

であれば、大連積み出しに、軍配があります。国内生産が勝てるわけがありません。 

自家、農家からの供給がなら、自家は必要がないことですし。
飼料用稲わら、生わらが使われないないのは、単にビタミンA阻害ができないからです。
乾燥稲わらの主目的はビタミンA阻害でしょう。 

国内分の稲わらでの使用なら、問題にしませんが、多くを輸入で、ビタミンA制御のために用いられるなら、本末転倒です。
過剰なBMS信仰がなくなれば、乾燥稲わら給与もかわってきます。 これに関しては、消費者も一連托生なのですから。
和牛は95%は黒毛和種というのも問題でしょう。

 
産経新聞(7/21)「口蹄疫対策強化で国際線機内で質問票配布へ」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110721/trd11072107310005-n1.htm

 口蹄疫などの国内への侵入を防ぐため、農林水産省は日本への入国者に、海外で家畜に触れたり
農場に立ち寄ったりしたかどうかなどを尋ねる質問票を、国際線の航空機内や船舶などで10月から配布する。
家畜伝染病予防法の改正に伴う措置。

 農水省によると、当面は家畜伝染病の発生国と、成田や羽田など主要空港を結ぶ路線での配布を検討する。
該当者の携帯品を検査、消毒したり、一定期間は国内の家畜飼育施設に立ち入らないよう指導したりする。

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「法律がないから」今までやらなかった??

 
@mw_mw_mw さんのツイート (7/26) https://twitter.com/#!/mw_mw_mw

牛の尿と筋肉の放射性物質汚染度の相関について簡単なモデルで勘定してみたおさらい。
前にTwしたことの繰り返しです。500Bq/kg有った時50Bq/100ccくらいになり簡単に検出可能に見える。
http://twitpic.com/5vy7mv

 
鳥インフルエンザの猛威も気になりますね。
ベトナムでは人に感染した鳥インフルエンザとかなり類似したウィルス型をスズメから検出したと言いますし。
腐葉土の問題も3月15日の汚染が極めて広範囲で甚大であったかを物語りつつあります。
日本はいったいどれだけの国土を失ったのでしょうか・・・。

人類にとっては至難な時代となったように錯覚します。
主要企業の多くは海外に工場を移転するか、海外のメーカー買収による実質的な生産シフトを本格化しています。
円高もすさまじい水準ですし(というよりは欧米の財政破綻が本格的な危険領域にある証左ですが)
まさにリーマンショックから東日本大震災までのこの2年で世界地図は不安定の度合いを増しました。

なにか明るいニュースはないものでしょうか。気が滅入ります。

 
青空 さま。

韓国の鳥インフルは、「H5亜系」が「抗体」でみつかったという報道ですから、
少なくとも、顕著な症状は出ないまま、感染が収まったということなのでしょう。

これが「高病原性」だったのか「H5の低病原性」だったのか、まだはっきりとしませんが、
おそらくは低病原性だったのでしょう。
(逆に「高病原性」だったとすれば、新たな知見が得られるのかもしれません。)

それにしても、世界的な経済の不安定は、いつまで続くのでしょうか。
過剰資本の揺らぎが、大国をも不安定にさせています。

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