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2011年8月11日 (木)

メモ:お米の放射性物質(放射能)の検査結果(3) 9/21~

Sennmaida

Photo: 白米(しろよね)千枚田(能登)

8/31以前のぶんはこちら9/1~9/20のぶんはこちら

報道記事は、コメント欄で蒐集しています。

■ 6/20放送 NHKクローズアップ現代 「"里山"汚染メカニズムを解明せよ~福島農業・2年目の模索~」
  http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3216_1.html

  最後に動画もあります。 (お薦め)

■ 5/14 米の全袋検査の手順(案)「120514_kensa_tejyun.pdf」をダウンロード
  出典: http://fnk.or.jp/news/news220.html

■ 5/16 Togetter「田植え前除染にまつわる農家の努力と不安と多少の問題点の話」

■ 5/14 Togetter「「2012年3月 政府のチェルノブイリ調査団報告」より」

■ 環境省の「放射線生態系調査」がショボイhttp://t.co/BFxi9xXe

「放射性物質による汚染とその対策」記事の無料公開 (農文協) http://goo.gl/uzTNm

   「農作物から人への放射性物質の移行を理解するための基礎知識」

   「放射性物質の土壌中での動き」

   「放射性核種の作物への移行」

■ 4/30 Togetter 「お茶の放射性セシウムの基準は、3月以前のほうが厳しかった:それはどうしてか?」

■ 4/25 「田車除染と代掻き除染の効果を比較する実験」 (ふくしま再生の会)

■ 3/29 福島県 「除染技術実証事業結果(その1)」 http://goo.gl/h6HC8

  この最後のほうに「籾殻を使った水路の除染方法の検証結果」がある。

  Momigara

■ 4/24 新潟市 「市内の水田土壌の放射性物質検査結果」 http://goo.gl/a2Ldv

  Cs-134は全てND、Cs-137はND~16Bq/kgと低い。(検出限界の記載なし)

  ちなみに、昨年の阿賀野川の洪水による農地汚泥のCs濃度は こちら(9/27県)

■ 4/23 福島市の玄米の測定値まとめ (2012/4/23 @shanghai_ii さんのツイート)

福島市の玄米の測定値と作付け制限などの関係を表にまとめたのでUPします。
参考として市民放射能測定所の数字も表に入れてあります。

  http://twitpic.com/9d5qum (1枚目)
  http://twitpic.com/9d5r96 (2枚目)
  http://twitpic.com/9d5rwf (3枚目)

120423_shanghai_01
120423_shanghai_02
120423_shanghai_03

上の表を作成したエクセルファイルを一応Google DocumentにUPしました。
http://goo.gl/DKugt 閲覧せずにダウンロードしてから見てください(なかなか開かないんで)。
利用・改変は自由です。
(このファイルのコピー(excel)→
「fukushima-rice-20120423.xls」をダウンロード  )

市民放射能測定所のID番号2198、大笹生の玄米のデータですが、Cs137が109.00±3.80
というのは、10.90±3.80のタイプミスと考えて処理してあります。

  市民放射能測定所 → http://goo.gl/sgeUH
  福島市自家用検査 →
http://goo.gl/fMm5f
  福島市独自検査 →
http://goo.gl/WUHFv
  米緊急調査 →
http://goo.gl/13gIk

福島市独自検査は最初は数値出ないものばかりよっていた感じだけど、途中からは
心を入れ替えて(?)検査したように見えます。市の検査を管理計画に反映させて、
全量検査や管理強化区域を追加したことにそれが現れています。

ただ、これでええかというと、全量管理外の地域がやっぱり不安。7-8月に是非、
全域で稲体検査をして、予想通りの推移をしてるかどうか、是非確かめておいて欲しい。

■ 4/18 Togetter「福島県のコメ 2012年」 http://togetter.com/li/289739

  (注:コメント欄を読んでください)

■ 4/17 「土壌-植物系における放射性セシウムの挙動とその変動要因」 (農業環境技術研究所)
  http://goo.gl/m0iYU (重要)

  55ページ(文献を除き44ページ)の長い論文。

■ 4/5 農水省 「24年産稲の作付け制限及び事前出荷制限の指示について」 http://goo.gl/aG9kW

  3/9農水省公表の通りに、原子力災害対策本部長(首相)から福島県知事に対して
  作付制限及び事前出荷制限が指示された。

■ 3/29 農水省 「100 Bq/㎏を超える23年産米の特別隔離対策について」 http://goo.gl/eekGA

  100 Bq/㎏を超える23年産米についても、市場流通から隔離する
  民間団体が出荷代金相当額を生産者等に対して支払う仕組みを整備

■ 3月 福島県 「農産物の放射性セシウム対策に係る除染及び技術対策指針」 http://goo.gl/FjIyo

120326_fff_2 

■ 3/23 農水省 「農地土壌の放射性物質濃度分布図」 http://goo.gl/KR77u

     各県別http://goo.gl/NhdKD

120323_nouchi

   空間線量率から農地土壌の放射性セシウム濃度を推定する計算式 http://goo.gl/HAjaz

120323_cs_keisan

■ 3/13 JAEA 「土壌狭域内における放射性物質の分布状況の確認」 http://goo.gl/Z1Xna

■ 3/13 農水省 「農地土壌の放射性物質濃度分布マップ関連調査研究報告書 (第3編)」 http://goo.gl/Bt5ur

  3/13 文科省 「放射線量等分布マップ関連研究に関する報告書 (第2編)」  http://goo.gl/9Qvxs

■ 3/12 厚労省 「食品中の放射性物質に関する「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」の改正について」 http://goo.gl/AawgU

  3/14 「難解!厚労省が発表した放射性物質に関する検査の新指針」 (@tsokdbaさん)

■ 3/9 農水省 「24年産稲の作付制限区域の設定等について」 http://goo.gl/1wqqi

概要

24年産稲の作付に関しては、平成24年2月28日に農林水産省の方針を公表し、
福島県・宮城県及び関係市町村に、(ア)23年産米で500 Bq/kgを超過した数値が検出された
地域等においては、作付制限を行う具体的な区域、(イ)23年産米で100 Bq/kg超から500 Bq/kg以下
の数値が検出された地域においては、作付制限を行うか、管理計画に基づく作付を行うか等
について、検討をお願いしていたところです。

今般、福島県・宮城県を通じてその検討結果の回答があり、これを受け、農林水産省として、
各地域の作付の取扱いを取りまとめました。

なお、今回取りまとめた内容を踏まえた24年産稲の作付制限区域の設定等については、
4月以降、原子力災害対策本部長から改めて指示されることとなります。

主なポイント

1.   作付制限を行う区域

(1) 23年産米の調査において500 Bq/kgを超過した数値が検出された地域のうち、以下の区域(福島県の3市9区域)

旧市町村の全域で制限:福島市旧小国村、伊達市旧小国村、伊達市旧富成村

字等の単位で制限:福島市旧福島市、伊達市旧月舘町、伊達市旧掛田町、伊達市旧柱沢村、伊達市旧堰本村、二本松市旧渋川村

(2) 23年産米の調査において100 Bq/kg超から500 Bq/kg以下の数値が検出された地域のうち、以下の区域

福島県相馬市旧玉野村(全域で制限)

(3) 警戒区域及び計画的避難区域

2.   事前出荷制限の下、管理計画に基づき米の全量管理と全袋調査を行うことにより、
  作付を行うことができる区域

(1) 23年産米の調査において500 Bq/kgを超過した数値が検出された地域のうち、1.(1)の作付制限区域を除く区域(福島県の3市6区域)

(2) 23年産米の調査において100 Bq/kg超から500 Bq/kg以下の数値が検出された地域のうち、福島県の6市町28区域

(3) 旧緊急時避難準備区域等

3.   23年産米の調査において100 Bq/kgを超過した数値が検出された農家の生産を適切に
  管理することにより、作付を行うことができる地域

23年産米について100 Bq/kgを超過した米の発生が一部の農家に限定される
地域(福島県・宮城県の11市町村32地域)

<添付資料> 24年産稲の作付制限区域の設定等について(PDF:109KB) http://goo.gl/49dS3

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120309_sakutsuke2

120309_sakutsuke3

■ 3/5 島津製作所 「食品放射能検査装置FOODSEYE(フーズアイ)の試作器を開発」

    一袋当たり5秒で米袋を検査、測定下限 20Bq/kg以下(15秒で 10Bq/kg以下)
    5月発売予定、価格2,000万円。

■ 3/2 茨城大学有志の会 「米・小麦の放射能汚染と学校給食での使用について」 (2/27版)

   学校給食の米・小麦・牛乳について、Cs-134,Cs-137計 10Bq/kg以下を提案。

   放射線の子どもへの影響など、詳しい資料がついている。

   資料の最後に、茨城産の米、小麦の実測データが出ているが、結構それなりに高い
   数字が出ている。

   (測定機器を食品向けにセットアップしていないので、Bq数の数字は出ていないので注意。)

■ 2/28 農水省 「24年産稲の作付に関する方針」  http://goo.gl/VijKn

24年産稲の作付に関する方針の概要

I  23年産稲の作付のあった地域

500 Bq/kgを超過した地域では旧市町村単位(場合によっては「字」単位)で
作付制限
を行う一方で、来年以降の作付再開に向けた地域の一体的な取組に対する
支援を行います。

100 Bq/kg超から500 Bq/kg以下の地域では

   (1)上記1と同様の取扱を基本としますが、

  (2)以下により新基準値を超過する米が流通しないことを担保できる場合は、
      例外的に作付の道を開きます。

   取組: 次の(ア)~(ウ)を内容とする「管理計画」を策定

     (ア) 作付前の吸収抑制対策

    (イ) 全ての米の管理の徹底

     (ウ) 全袋調査の実施  等

   手順:(a) 事前出荷制限

          (b)「管理計画」の下において、新基準値以下の米袋については出荷  等

注:なお、100 Bq/kgを超過した米の発生が一部農家に限定される地域において、
    市町村が当該農家の生産を適切に管理する場合は、上記2の(2)の取扱いによらず、
    作付を行うことができます。

上記1・2以外の地域では、作付制限を行わず、収穫後の放射性物質調査により
米の安全性を確保します。

II  23年産稲の作付のなかった地域

警戒区域、計画的避難区域では、作付制限を行います。

旧緊急時避難準備区域では、政府の作付制限を行わず、
上記Iの2の(2)と同様の取扱いとします。

<添付資料>(添付ファイルは別ウィンドウで開きます。)

    「24年産稲の作付に関する方針」について(PDF:67KB)

    別紙1 作付制限区域における作付再開に向けた地域の取組と支援(PDF:94KB)

    別紙2 新基準値を超過する米が流通しないために必要な取組と手順(PDF:63KB)

    別紙3 100 Bq/kg超の米の発生が限定的な地域の生産管理等の取組と手順(PDF:58KB)

    別表(PDF:69KB)

【農地土壌の放射性物質測定結果(速報値)】 (3月に農水省が取りまとめる予定)

  11/30 新潟県 「県内農地土壌の放射性物質調査の結果」 http://goo.gl/NV0xV

  1/18 岩手県 「県内農地土壌の放射性物質の測定調査結果」 http://goo.gl/BK5et

  1/30 千葉県 「県内農地土壌の放射性物質の測定結果」 http://goo.gl/x17y9

     12/8~12/21採取の103地点

  1/31 群馬県 「農地土壌の放射性セシウムにかかる土壌調査結果と今後の対応」 http://goo.gl/gdaZU

  3/6 宮城県 「農地土壌の放射性物質検査結果」 goo.gl/h75Od

120306_miyagi_dojyou

【米関連の主な国の対策と基準】

3/2 農水省 「農地土壌の除染作業の手引き」 http://goo.gl/G9rPF

2/27 福島県 「平成23年産稲わらから生じる副産物等の取扱い」 http://goo.gl/5QJ4c

2/24 食品の新基準案が了承

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会資料 (2/24) (重要)

2/3 農水省 「平成23年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて」 http://goo.gl/rhUc9

米ぬかの加工係数「」は12/19通知と同じだが、対策の詳細について通知。

2/3 農水省 「放射性セシウムを含む資料の暫定許容値の改訂について」 http://goo.gl/6dwze

   牛用飼料は、全て 100Bq/kg(粗飼料は水分含有量8割ベース)

1/27 農水省 「平成23年米から生じるもみがらくん炭の取り扱いについて」 http://goo.gl/FzQAB

「玄米」に対する「もみがらのくん炭」の放射性セシウムの濃度比は「10」と設定

12/27 農水省 「100Bq/kgを超える米の特別隔離対策について」 http://goo.gl/2UhKT

   100Bq/kgを超える米についても、市場流通から隔離(民間団体を通して買い上げる)

   隔離対象: ①出荷制限地域の米 ②本調査・緊急調査で100Bq/kgを超えた生産者の米

   処分方法は未定(当面は産地の倉庫等に隔離)

   財源: 民間団体が一時的に立替え、東電に損害賠償を請求して充当

12/27 農水省 「24年産稲の作付に関する考え方について」 http://goo.gl/yFqVJ

【福島県の市町村による調査、その他現在行われている調査】

Togetter 「福島県市町村の放射能検査見れるとこまとめ」  (@S__51 さん)

    自家用農産物の検査結果の公表が、いろんな市町村で行われており、

    玄米、白米の検査結果も多くあります。

2/7 福島市 自家消費用玄米・白米の放射能簡易検査 (検出限界 20 Bq/kg)

測定結果の一覧表があります。 「fukushimashi_kome.pdf」をダウンロード

新潟県 「流通している23年米の放射性物質の検査結果」 http://goo.gl/nzZfg

   検出限界 Cs-134, Cs-137各 5Bq/kg

   (流通品検査は、いろんな自治体が行っていて、厚労省公表にも出ているが、

    こういうふうにまとまって見やすい資料がないように思う。)

■ 福島県の米の緊急調査 (2/3終了しました)

11/14 JA新ふくしまの自主検査で、暫定基準を超える玄米が見つかったのをきっかけに

福島県が詳細な調査をはじめたところ、次々に暫定基準を超えるものが見つかりました。

10月までの検査は一体何だったのでしょうか。

尚、いまのところ、暫定基準を超えなかったぶんについては、数値は非公表です。

(分布のグラフだけが公表されています。)

12/10 福島民報 によると、米の緊急調査(8万検体以上)について、福島県は

「来年1 月をめどに検査を終えたい」としていましたが、2/3に終了しました。

(最終的に、23,247戸の 32,755検体を調査)

【緊急調査の方法】

  11/22 「緊急調査に関する当面の対応について」

  12/28 「緊急調査の今後の進め方について」

  11/30 「緊急調査の地域区分一覧(12/2訂正)」

【緊急調査の検出下限値】

  ・ @tsokdbaさんのブログ(2/26) によると、いろんな分析機器を使っているので、

   検出限界は統一されていない、とのこと。

  ・ いわき市の検出下限値は、Cs-134,137各 30 Bq/kg(合計 60 Bq/kg) http://yfrog.com/od1abyej

  ・ 川俣町の検出下限値は、Cs-134,137各 25 Bq/kg(合計 50 Bq/kg) http://t.co/FhFcbOvc

    (川俣町では、全農家からサンプル提出を受けて検査。

     そのうち緊急調査に該当するものを福島県に報告 http://goo.gl/HpFxc

  ・事実かどうかわからないが、米の緊急調査の検出下限は、Cs-134,137計 50 Bq/kg

   との情報がある

【マップ】

2/16 @shanghai_ii さん 「福島県産コメの3つの調査の地区最高値の色分け」 http://twitpic.com/8klz7a

120216_kome_fukushima_2

【一部の米で高いセシウム汚染が発生した理由と対策】

2/24 中央農業総合研究センター 「玄米の放射性セシウム低減のためのカリ施用」 http://goo.gl/E8R55

【ポイント】

カリ含量の低い水田では、土壌の交換性カリ含量が25 mg/100 g程度に
なるように土壌改良した上で、地域慣行の施肥を行うと、
玄米中の放射性セシウム濃度の低減に有効です。

一方、それ以上のカリ含量を有する水田においては、土壌の
交換性カリ含量を増やすことによる低減効果は期待できないので、
地域慣行の施肥のみを行います。

2/21 森 敏 さん 「「玄米への放射性セシウム移行係数」の最高値はいくらであったか?」

http://goo.gl/2Vq4o

2/18 東大農学部 「放射能の農畜水産物等への影響についての研究報告会」 http://goo.gl/QKZVE

    「要旨」が読めます。

Togetter 「第2回研究報告会 実況まとめ」 (お勧め)

【東大・根本 圭介 さん】(抄)

谷地田のイネを考察すると、7-8月に大きく成長した時期に集中してセシウムを
吸収
したと思われる。つまり、水田の生態系の循環収支の実態から考慮する必要が出ている

水田での特徴として、有機物の蓄積循環が挙げられる、つまり水を蓄積し有機物の
分解が遅れる結果。また灌漑水由来の大量の養分の流入も挙げられる。

これと褐色森林土の点を考慮すると、夏季の有機物の分解によって多数の放射性セシウムが
放出され、あるいは森林での葉の有機物分解での放射性セシウムが、結果的にイネに
吸収された
ことが考察される

実験で今回の事故で放出された降下セシウムを水稲に水溶液として溶かして栽培を実施した所、
10Bq/lの水栽培で乾物重で5千Bq/kgで非常に吸収されやすい結果が出る

この場合、一般的に0.2ベクレルの水からの吸収は土壌からの2万ベクレルに相当する値
と考えられる。つまり土壌を介さずに自ら直接流入した可能性も指摘される

水からの吸収を考えた場合、株の基部やうわ根から吸収された可能性が高いが、実際に
放射性セシウムを用いた擬似実験の結果、株の基部の可能性は低いが、うわ根では今後も観察を実施。

120302_tanbo_1_2  (図は筆者による)

【東大・塩沢 昌 さん】(抄)

移行係数以上の値が出る理由について、有機物を媒介としてセシウムがイネに移行した
と考えられる。降下時の水田表面の有機物、落葉や雑草などが後に耕起で土壌中に鋤き込まれ、
高温の夏季に分解され水溶性セシウムが放出されたという仮説が挙げられる

これまでの調査、大きなセシウム移行の水田の特徴としては浸透量が小さい、
つまり排水不良の傾向がある。一つには還元状態で有機物の分解が遅く、
また土中で水が動かず土壌に固着されにくい
ためと思われる

同じ水田の土壌中の放射性セシウム分布、耕起で攪拌されているが表層が尚も高濃度。
つまりセシウム吸着の軽い有機物が耕起時に浮かび上がった可能性がある。
この値は郡山での別の水田の倍の値、地上測定線量からも表層にあると思われる

つまり落葉など由来の有機物に降下した放射性セシウムが耕起で混合されると、
代掻きで浮かび上がって、結果的にイネに吸収される結果になったと考察される

二本松の水田、二枚目だけは冬も常時湛水で浸透量が小さい状態であると判断される、
つまりほとんど水が減らない。非常に重要な要因になっている

粘土質の場合、伊達や大波地区の例。いずれも表面に雑草などが残る他、少量の降雨でも
水が貯まる排水不良田に該当。土壌中のセシウム分布、二本松と同じく地表面が高濃度で、
こちらもメカニズムは基本的に同じになると考察される

反対に有機物の無い田の場合、例えば昨年度で秋起こしをしていた水田では
玄米220Bq/kgもこれは先の例と比べて相当低いという結果は出ている

用水と共に流入する物質量を考えると、量が増えるほどセシウム量は増えるが、
実際にセシウム蓄積量が多いのはこれらの用水量が小さい水田なので、懸念から
用水を入れなかった水田の存在を考慮しても用水が大きなセシウム流入の要因ではない
と考察される

仮に本当に有機物由来であった場合、来年度以降は量は徐々に低減されると思われるが、
そのスピードは状態によって異なる。耕起済水田ではできるだけ乾燥の上耕起して
粘土への固定を促進させるなどの方策が対策にあげられる

120302_tanbo_2_2 (図は筆者による)

2/10 茨城県 「水稲栽培の放射性セシウム濃度低減対策」 http://goo.gl/c2SPm

2/3 「放射性セシウムを含む米が生産された要因の解析(中間報告)は重要文献である」

http://goo.gl/NtasP (WINEPブログ)

1/15 福島県と農水省の規制値超えの中間検討会(12/25)資料その2 (3.11東日本大震災後の日本)

福島県 「放射性セシウムを含む米が生産された要因の解析」(中間報告) http://goo.gl/7WO6Q (重要)

二本松市小浜地区の要因解析 (10/17) 「231017_obama.pdf」をダウンロード

福島市、伊達市、二本松市における要因解析 (12/25)「240112_tyukan.pdf」をダウンロード

【お米の作付けをどうするか】 (報道記事は、コメント欄で蒐集しています。)

2/24 福島民報 「24年産米作付けで県方針 安全対策が前提」 http://goo.gl/7oK86

 平成24年産米の作付けで、国と市町村との調整が難航していた1キロ当たり
100ベクレル超500ベクレル以下の放射性セシウムが検出された地域の作付けが、
ほぼ認められる見通し
となった。

県は23日までに、安全対策の徹底を前提として作付けを容認する方針を固め、
農林水産省に伝えた。同省穀物課は「県の考え方は尊重したい」としており、
今月中にも当該地域の作付けを認める方針を発表する。

 県は農水省に
  (1)反転耕カリウム施肥などによる放射性セシウムの除染・低減
  (2)栽培から収穫、流通まで徹底したコメの管理
  (3)収穫された全てのコメの全袋検査
-を条件に、24年産米の作付けを認める考えを説明した。

県と市町村はセシウムの除染・低減、安全検査の確実な実施などを盛り込んだ計画書を策定し、
同省に提出する。福島、伊達など12市町村の56旧市町村の545戸が該当する。

2/23 河北新報 「100ベクレル超検出の白石・越河 コメ作付け制限せず」

宮城県は1月、101.6ベクレルを検出した水田周辺の数カ所で収穫した米の検査を実施。
その結果、いずれも検出下限値20ベクレルを下回る「不検出」か100ベクレル未満だった。

   この調査は公表されるのだろうか?

2/16 福島民報 100Bq/kg超地域の作付けに対する考え方一覧  (記事全文

2/14 中西準子 「ほどほどにしませんか!福島米のセシウム分析」 http://goo.gl/AAQVy

い取り価格=5,500円、販売価格=15,000円、セシウム分析費用=20,000円

この数字をじっと見てください。
全袋検査というのが如何に、愚かな政策かということが分かると思います。

2/13 東大農学部 「「玄米の放射性セシウムが1キロ・グラム当たり100ベクレルを超えた地域における

    稲の「試験作付」推奨に関する提言」」 http://goo.gl/Ov6sA

2/9 中西準子 「コメの作付けをどうする?」 http://goo.gl/wRFAs

しかし、暫くして500 Bq/kgを超えるコメが見つかった。
県の調査ではなく、地元の調査で見つかった。
福島市大波地区、渡利地区、伊達市旧小国村、月館、二本松市旧小浜町である。
では、これらの地区の土壌濃度はどうだったのか。
非常に不思議なことに、測定されていなかったようである。

土壌濃度を測っても、それでコメの濃度を正確に予測できるわけではない。
しかし、土壌中濃度を基準に作付けの可否を決めたのだから、
空間線量率が高ければ土壌濃度を測るべきだっただろう。

昨年の実績で100 Bq/kg以上のコメが検出された所は地区全体の作付けが制限される
というのは、あまりにも基準値の性質から乖離している。
平均で100 Bq/kg以下、そのために例えば昨年度250 Bq/kg以下の地区は作付け可、
しかし、施肥等に気をつけるという基準値の考え方もあるのではないか

それの方が、基準値が想定するリスクの大きさと性質にあっている。

【緊急調査の結果】

2/7 取りまとめ (2/3取りまとめを一部訂正 http://goo.gl/R6ZV0

120207_kome

「全体」と「ND」 と「100 Bq/kg以下」の戸数を訂正

別表(重要) pdf版 , excel版

2/3 取りまとめ http://goo.gl/S09LV

23,240戸を調査し、500 Bq/kg超は 38戸、100~500Bq/kgは 545戸。

120203_kome←誤り: 2/7に訂正版が出ています)

26市町村・旧86市町村については、米の出荷自粛を解除。

12市町村・旧56市町村では、出荷自粛を継続。

別表 pdf版excel版←誤り: 2/7に訂正版が出ています)

「福島県は米の緊急調査結果のとりまとめを発表!」 (2/4 @tsokdba さん)

農水省 「福島県における米の放射性セシウム濃度の緊急調査結果」 http://goo.gl/qm5me

福島県 「米の放射性物質緊急調査」 http://goo.gl/Di8kT 

「暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について」 (11/16

「暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について」 (12/7

「川俣町産米検査について」 (1/13

(緊急調査の結果) 11/25(1報) , 11/28(2報) , 12/2(3報) , 12/5(4報) , 12/7(5報) ,

12/8(6報) , 12/9(7報) , 12/16(8報) , 12/18(9報) , 12/22(10報) , 12/28(11報) ,

12/30(12報) , 1/6(13報) ,  1/13(14報) , 1/20(15報) , 1/27(16報) , 1/31(17報),

2/3(18報) , 2/3(取りまとめ) , 2/7(取りまとめ訂正版)

【出荷制限】

出荷制限(原子力災害対策本部) 消費者庁 福島県

11/16 福島市大波地区 (県による出荷見合せ指示) http://goo.gl/G0DcO

11/25 福島市旧小国村の区域) http://goo.gl/JGRSM

11/29 伊達市旧小国村及び旧月舘町の区域) http://goo.gl/LOVKG

12/5 福島市旧福島市の区域) http://goo.gl/1ER7o

12/5 出荷制限指示後の管理の考え方(米) http://goo.gl/4fq0y

12/8 二本松市旧渋川村の区域) http://goo.gl/Fce9P

12/9 伊達市旧柱沢村及び旧富成村の区域) http://goo.gl/XLWPq

12/19 伊達市旧掛田町の区域) http://goo.gl/c1zNT

1/4 伊達市旧堰本村の区域)

出荷制限状況 (福島県)

120104_kome_seigen

11/30 緊急調査の地域区分一覧表 (12/2訂正)

旧市町村(昭和25年時点)の地図: 福島県のHP

Kenhoku_old (クリックで拡大)

第2回メッシュ調査に基づく空間線量マップ (12/2 文科省)

農水省による玄米の調査 11/17の埼玉県和光市を最後に終了しました。

今回の農水省主導のお米の検査は、汚染の「真の値」を出すためのものではありません。

主要な県でセシウム合計の定量下限は(<40)と高く設定され、ほとんどのサンプルは

NDだったので、真の値が1なのか5なのか39なのかは不明です。

たとえば山形や秋田の値はかなり低いと思いますが、政府は、差がわからないように

検査することによって、選別が起きないことを狙ったのでしょう。この政策の是非をここで

論じるつもりはありませんが、こうした政策が、何ら議論されることもなく実行されたことは、

記録にとどめるべきことと思っています。

(まとめ記事)

2011年産米放射性物質検査結果 (10/12 北林寿信 さん)

   ND以外の検査結果の全リスト

「お米の放射能データのまとめ(1)」 (10/10 東日本大震災後の日本)

検出限界/定量下限の一覧 http://goo.gl/DU6e0 (10/31 Ver.5.0)

【リンク集: 各県の米の調査計画/検査結果】 (日付は公表日)

農水省 「米の放射性セシウム濃度の検査結果」 http://goo.gl/7Iu3J (対象地域17都県)

農水省 「飼料作物中の放射性物質の調査結果について」 http://goo.gl/Uqpx5

農水省 「平成23年産稲わら中の放射性セシウム濃度の調査結果」 http://goo.gl/Hl3l5

米穀機構 「米の放射性物質検査 リンク集」 http://www.komenet.jp/kensa/

北海道 「水田(土壌、玄米)の放射性物質モニタリング調査結果」 http://goo.gl/BcVPq

(玄米、水田土壌) 9/13 (終了?)

Kenbetsu_kome1_2

青森県 「県産農林水産物のモニタリング調査結果について」 http://goo.gl/FG1mU

(稲体) 8/19, 8/26, 9/2

(本調査) 9/15, 9/20, 9/27, 9/29 (調査終了)

(稲わら) 10/7, 10/21

Kenbetsu_kome2_2

秋田県 「県産米の放射性物質調査について」 http://goo.gl/GxzBz

(収穫前調査) 9/1, 9/8

(収穫後調査) 9/9, 9/12, 9/13, 9/14, 9/15, 9/16, 9/17, 9/19, 9/20 (調査終了)

Kenbetsu_kome3

岩手県 「8月4日の東海テレビ放送「ぴーかんテレビ」への抗議について」 http://goo.gl/9wyRI

     「県産米の放射性物質調査の実施について」(計画) 9/5 http://goo.gl/BBFgn

     「県産米の放射性物質調査(本調査)の結果について」 http://goo.gl/2IpCh

(予備調査) 9/9

(本調査) 9/9, 9/13, 9/14, 9/15, 9/16, 9/21, 9/22, 9/26, 9/27 (調査終了)

Kenbetsu_kome4

山形県 「平成23年度米の放射性物質調査について」(計画) http://goo.gl/VncV6

     「県産米ブランド推進課」 http://goo.gl/GTlZD

     「粗飼料(飼料用稲わら)の放射性物質調査の結果について」 http://goo.gl/vkzSv

(予備調査) 9/9

(本調査) 9/19

(ブランド戦略調査) 9/28 (調査終了)

(稲わら) 9/14

Kenbetsu_kome5

宮城県 「宮城県における平成23年米の放射性物質調査の実施について」(計画) http://goo.gl/TnLTC

     「平成23年米の放射性物質調査結果について」 http://goo.gl/caZIv

     「水道水、農林畜産物、水産物及び牛肉の放射能測定結果」 http://goo.gl/ytnsQ (9/27まで)

     「放射能情報サイトみやぎ」 (9/28開設) http://goo.gl/gFVyR

     「米ぬかの放射性物質調査結果」 http://goo.gl/GLFLo

(出穂前の稲) 8/12

(予備調査) 9/1, 9/2, 9/6, 9/8, 9/12, 9/14, 9/20, 9/21

(本調査) 9/9, 9/10, 9/13, 9/13, 9/14, 9/15, 9/16, 9/17, 9/20, 9/21, 9/24, 9/29 (調査終了)

(飼料稲、稲わら) 8/5, 8/12, 9/16, 10/6, 10/12 (終了?)

(米ぬか) 10/12(超過)

Kenbetsu_kome6

福島県 「農林水産物の緊急モニタリング検査結果」 http://goo.gl/Xxaxb

     「米の放射性物質調査の実施について」 http://goo.gl/iE3Qb

     「米の放射性物質緊急調査」 http://goo.gl/Di8kT (New)

(早期出荷米) 8/25, 8/26, 8/29, 8/30, 8/31, 9/1, 9/2, 9/5, 9/7, 9/8, 9/9 (終了)

(予備調査) 9/9, 9/10, 9/13, 9/14, 9/15, 9/16, 9/19, 9/23, 9/24, 9/27, 9/28, 9/29 (終了)

(本調査) 9/16, 9/17, 9/19, 9/20, 9/21, 9/22, 9/23, 9/24, 9/26, 9/27, 9/28, 9/29, 9/30,

10/1, 10/3, 10/4, 10/5, 10/6, 10/7, 10/8, 10/10, 10/11, 10/12 (調査終了)

「暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について」 (11/16)

(緊急調査) 11/25 , 11/28 , 12/2 , 12/5 ,

     「飼料作物の放射性モニタリング検査」 http://goo.gl/1oaHE

(飼料稲) 8/12, 8/19, 8/22, 9/12, 9/20, 9/26, 9/30, 10/3

「福島県の玄米のセシウム汚染本調査まとめ」 (10/15 みまもりファームの栽培日記)

  (本調査の結果が Excelデータで公開されています。)

「福島の米の予備調査の結果」 (10/10 @shanghai_ii さん)

Fukushima_yobi

「福島の米の本調査の結果」 (10/12 @shanghai_ii さん)

111012_fukushima (平均、最大、最小値のグラフ)

「福島の米の本調査の結果(最高値)」 (10/13 @shanghai_ii さん)

111013_fukushima_high

「福島の米の本調査の結果(平均値)」 (10/13 @shanghai_ii さん)

111013_fukushima_av

関東農政局 「米の放射線検査に係る農林水産省及び関東農政局管内の状況」 http://goo.gl/UlYB3

茨城県 「農産物・畜産物・水産物等への影響」 http://goo.gl/jMwaH

(予備調査) 8/16, 8/19, 8/22, 8/24, 8/25, 8/26, 8/30, 9/3, 9/7, 9/8, 9/14

(本調査) 8/19, 8/22, 8/23, 8/24, 8/26, 8/30, 9/1, 9/3, 9/5, 9/6, 9/7, 9/8, 9/9, 9/15, 9/20, 9/21, 9/22 (調査終了)

(稲わら) 9/16, 10/5 (終了?)

「平成23年産稲わら調査結果」 (3/27)

(稲WCS) 10/3

Kenbetsu_kome7

栃木県 「平成23年度県産米の放射線モニタリング検査の結果」 http://goo.gl/6Scyu

(予備調査) 8/17, 8/22, 8/24, 8/25, 8/26, 8/29, 8/30, 9/5, 9/14

(本調査) 8/26, 8/30, 8/31, 9/2, 9/5, 9/7, 9/8, 9/9, 9/12, 9/20, 9/28 (調査終了)

(稲わら) 10/24 (終了)

Kenbetsu_kome8

群馬県 「米の放射性物質調査について」(計画) http://goo.gl/96hKO

     「県産農畜産物の検査結果」 http://goo.gl/Qj9km

(予備調査) 9/15

(本調査) 8/31, 9/7, 9/15, 9/21, 9/22, 9/28, 10/5 (調査終了)

(飼料稲) 8/24, 9/20, 9/26

(稲わら、稲発酵粗飼料) 9/8, 9/20, 9/26, 10/6

(もみがら) 9/22, 10/5 (終了?)

(米ぬか) 10/7(超過)

Kenbetsu_kome9

埼玉県 「放射性物質の県産米への影響調査結果について」 http://goo.gl/M2VPk

(予備調査) 8/16, 8/23, 8/25, 9/1

(本調査) 8/16, 8/23, 8/25, 9/1, 9/8, 9/15, 9/22, 9/29, 10/13, 10/20, 10/27,  11/4,

11/10, 11/17 (調査終了) 61市町村、全てND(<40)

千葉県 「県産米の放射性物質検査について」 http://goo.gl/kKGRz

(予備調査) 8/9, 8/12, 8/16, 8/18, 8/19, 8/20, 8/21, 8/22, 8/25

(本調査) 8/11, 8/16, 8/17, 8/18, 8/19, 8/20, 8/21, 8/22, 8/24, 8/25, 8/26, 8/27, 8/28, 8/29, 8/31(調査終了)

     「飼料用青刈りトウモロコシおよび稲発酵粗飼料用イネの放射性物質の検査結果について」 http://goo.gl/tDTcu

(飼料稲) 7/26, 8/9, 8/23 (終了)

     「稲わら等の放射性物質の検査結果について」 http://goo.gl/IBWMo

(稲わら) 8/23, 9/1, 9/5 (終了)

  「堆肥(雑草・稲わら堆肥等)の放射性物質の検査結果について」 http://goo.gl/6ehEc

(稲わら堆肥、もみがら堆肥等) 8/24, 8/29, 8/30, 9/2, 9/6, 9/16

Kome_chiba

東京都 「東京都による農林水産物中の放射能検査等について」 http://goo.gl/aOCRH

(玄米) 9/22, 10/6, 10/13 (調査終了)

(稲わら) 10/13

    11市(11検体)、全て ND(<16~22)

    東京都は、10/13に全地域で出荷が可能になった。

神奈川県 「県産農畜産物の放射能濃度について」 http://goo.gl/onqej

9/14 (調査終了)

本調査2点(横浜市、小田原市) 何れも ND(<40)

神奈川県は、9/14に全地域で出荷が可能になった。

新潟県 「23年産米の放射性物質検査」(計画) http://goo.gl/aIFqz

     「23年産米の放射性物質の検査結果」 http://goo.gl/LZK92

     「報道発表資料」 http://goo.gl/XDfPz

8/19, 8/22, 8/25, 8/29, 8/30, 9/1, 9/2, 9/5, 9/6, 9/6, 9/7, 9/8, 9/12, 9/13, 9/14,

9/15, 9/16, 9/20, 9/21 (調査終了)

(稲わら) 9/20

早生品種45点、中生品種29点(計74点)全て ND(<20)

新潟県は、9/16に全地域で出荷が可能になった。

長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 http://goo.gl/YrTA2

     「市町村別調査実施計画」 http://goo.gl/jysc5

8/18, 8/23, 8/26, 8/29, 8/30, 8/31, 9/1, 9/2, 9/5, 9/6, 9/7, 9/8, 9/9, 9/12, 9/13,

9/14, 9/15, 9/16, 9/20, 9/21, 9/22, 9/27, 9/28, 9/29 (調査終了)

76市町村(計78点)全て ND(<40)

長野県は、9/29に全地域で出荷が可能になった。

山梨県 「県産農産物の放射性物質検査計画(第9期)について」(9/13計画) http://goo.gl/zqomF

     「県産農産物の放射性物質検査の実施について」 http://goo.gl/WzxUN

     「県産農産物の放射性物質検査結果一覧」 http://goo.gl/ueaWT

(米) 9/8, 9/14, 9/15, 9/20, 9/27, 10/12 (調査終了)

(稲わら) 9/28

25点(24市町)、全て ND(<2~3)

山梨県は、10/12に全地域で出荷が可能になった。

静岡県 「静岡県の米の放射性物質検査の結果」 http://goo.gl/H5rIS

8/3, 8/10, 8/26 (調査終了)

参考調査1点、本調査3点(計4点)全て ND(<4)

静岡県は、8/26に全地域で出荷が可能になった。

岐阜県 「お知らせ_農産園芸課」 http://goo.gl/OGYj3

8/12, 9/5 (調査終了)

本調査3点 全て ND(<2)

富山県 「23年米に関する放射性物質の調査について」(計画) http://goo.gl/3FqbT

     「農畜産物(牛肉・米)の放射性物質の検査結果について」 http://goo.gl/fbyqQ

8/25, 8/26, 8/30, 8/31, 9/6, 9/13, 9/16, 9/21 (調査終了)

参考調査17点(早生)、本調査70点(38点×2品種)(計93点)全て ND(<10)

石川県 「石川県産米の放射性物質調査結果」 http://goo.gl/Fpvg9

8/16, 8/18, 8/25, 8/30, 9/6, 9/9 (調査終了)

早生品種19点、中生品種19点(計38点)全て ND(<20)

福井県 「福井県産米の放射性物質調査結果について」 http://goo.gl/5nbN9

(参考調査) 8/11, 8/17, 9/1

(本調査) 8/26, 9/1, 9/8, 9/15, 9/21, 10/5 (調査終了)

(稲わら) 8/25, 8/29, 9/15 (終了)

参考調査17点(市町各1点)、本調査89点(市町ごと対象品種1点)(計106点)全て ND(<10)

三重県 「農畜水産物、飼料の放射性物質の検査等」 http://goo.gl/mHCAy

9/15 (終了?)

1検体 ND(<?)

滋賀県 「県政eしんぶん」 http://goo.gl/QNLXg

8/19, 8/22, 8/25, 8/29, 8/30, 8/31, 9/1, 9/2, 9/5, 9/9 (調査終了)

本調査19点(市町各1点) 全て ND(<20)

京都府 「府内産農産物の放射性物質モニタリング結果について」 http://goo.gl/YoPxx

(玄米) 8/26, 9/15, 9/21, 9/29, 10/13, 10/21 (調査終了)

(飼料米と稲わらは、12月にも調査がある予定)(飼料米) 10/21 

本調査17点 全て ND(<20)

兵庫県 「兵庫県産米の放射性物質の検査の実施について」(計画) http://goo.gl/e0cd8

     「兵庫県産農畜水産物の放射性物質の分析結果について」 http://goo.gl/9ChlB

8/18, 8/25, 8/26, 8/30, 9/6, 9/15, 9/20, 10/4, 10/17 (調査終了)

収穫前調査11点、収穫後調査11点、全て ND(<2)

岡山県 「県産農産物の放射性物質調査について」 http://goo.gl/0HRh8

8/29 (終了?)

1検体 ND(<2)

広島県 「農林水産業>総合」 http://goo.gl/dvkHv

8/17 (終了?)

1検体 ND(<20)

鳥取県 「米・梨等にかかる放射性物質汚染に対する安全対策及び検査結果等」 http://goo.gl/9h3V1

8/26, 9/2 (終了?)

2検体とも ND(<20)

島根県 「平成23年産米等の放射性物質調査について」 http://goo.gl/8C10y

8/23, 9/21, 9/30 (調査終了)

57検体全て ND(<8~20)

山口県 「報道発表」 http://goo.gl/D1lmx

8/19 (終了?)

1検体 ND(<2)

徳島県 「ブランド戦略総局とくしまブランド戦略課>新着情報」 http://goo.gl/yBqjN

9/13, 10/20 (終了?)

27検体について、異常なし(シンチレーションサーべイメータによる簡易検査

香川県 「報道発表資料」 http://goo.gl/IOxZe

9/2 (終了?)

2検体とも ND(<20)

高知県 「本県の農畜産物に関する放射性物質の調査結果」 http://goo.gl/Mvd3I

8/18 (終了?)

1検体 ND(<23)

愛媛県 「県内主要農産物の放射性物質の検査結果について」 http://goo.gl/c2M5d

9/14, 10/14 (終了?)

3検体について、異常なし(シンチレーションサーべイメータによる簡易検査

熊本県 「環境放射能水準調査(文科省委託事業)の調査結果について」 http://goo.gl/NfW03

10/31

1検体 ND(<23)

大分県 「牛乳・精米・土壌のの放射性物質の測定結果をお知らせします」 http://goo.gl/2vsRy

10/28

1検体 ND(<?

日本米穀小売商業組合連合会 「米の放射性物質調査結果について」 http://goo.gl/OKJZo

(市町村等による実施)

潮来市 8/9 (<40)

登米市(宮城県) 8/15, 8/19(<10), 9/21(<40)(終了)  (稲わら) 9/27

つくば市 8/15, 9/9

常総市 8/17

大潟村あきたこまち生産者協会 9/2

阿見町 9/6

十日町市 9/8

水戸市 9/9

柏市(給食食材検査) 9/9

大崎市(宮城県) 9/13

横手市 9/13、 醗酵粗飼料用稲 9/17

JAいわてグループ ~9/29 (定量下限 50 Bq/kg)

魚沼市 9/29

大潟村 9/24

福島市 10/17~11/2 (継続中、<2

会津若松市 11/2

(流通品調査)

市民放射能測定所

福島県の旧市町村地図 http://twitpic.com/6mi6n8

Fukushima_oldname

福島県のHPにも、旧市町村(昭和25年時点)の地図が掲載されました。

(地域別にまとめたブログ)

「今年のコメの放射能検査の最新状況のまとめ(随時更新用)」 (3.11東日本大震災後の日本)

検査を行っていない「もみ殻」の安全性は、玄米の調査結果に「3」を乗じた値をもって、

安全確認の判断をすることが国から通知されました。(10/5群馬県

薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会作業グループ

(線量計算等)における検討経過について-食品由来の暫定的な線量推計(概要)-

7/12 薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会放射性物質対策部会資料 「資料4」)

中央値濃度の食品(米は7.7Bq/kgと仮定)を1年間摂取した場合、 0.111 mSv の被ばくとなる。

110712_shokuhin_suikei_2

(参考) 食品の放射能汚染に関心のある方は、こちらのエントリーもどうぞ。

水産物の放射能濃度のグラフ(4)

「稲わら汚染」疑い牛の放射性セシウム濃度

食品の暫定基準に対する疑念と不安が絶えない事情

お米の検査結果(新しいものが上)

【2月16日】

2/16 福島民報 100Bq/kg超地域の作付けに対する考え方一覧  (記事全文

【2月14日】

2/14 中西準子 「ほどほどにしませんか!福島米のセシウム分析」 http://goo.gl/AAQVy

い取り価格=5,500円、販売価格=15,000円、セシウム分析費用=20,000円

この数字をじっと見てください。
全袋検査というのが如何に、愚かな政策かということが分かると思います。

【2月13日】

2/13 東大農学部 「「玄米の放射性セシウムが1キロ・グラム当たり100ベクレルを超えた地域における

    稲の「試験作付」推奨に関する提言」」 http://goo.gl/Ov6sA

【2月10日】

2/10 茨城県 「水稲栽培の放射性セシウム濃度低減対策」 http://goo.gl/c2SPm

【2月9日】

2/9 中西準子 「コメの作付けをどうする?」 http://goo.gl/wRFAs

しかし、暫くして500 Bq/kgを超えるコメが見つかった。
県の調査ではなく、地元の調査で見つかった。
福島市大波地区、渡利地区、伊達市旧小国村、月館、二本松市旧小浜町である。
では、これらの地区の土壌濃度はどうだったのか。
非常に不思議なことに、測定されていなかったようである。

土壌濃度を測っても、それでコメの濃度を正確に予測できるわけではない。
しかし、土壌中濃度を基準に作付けの可否を決めたのだから、
空間線量率が高ければ土壌濃度を測るべきだっただろう。

昨年の実績で100 Bq/kg以上のコメが検出された所は地区全体の作付けが制限される
というのは、あまりにも基準値の性質から乖離している。
平均で100 Bq/kg以下、そのために例えば昨年度250 Bq/kg以下の地区は作付け可、
しかし、施肥等に気をつけるという基準値の考え方もあるのではないか

それの方が、基準値が想定するリスクの大きさと性質にあっている。

【2月7日】

2/7 取りまとめ (2/3取りまとめを一部訂正 http://goo.gl/R6ZV0

120207_kome

「全体」と「ND」 と「100 Bq/kg以下」の戸数を訂正

別表(重要) pdf版 , excel版

2/7 福島市 自家消費用玄米・白米の放射能簡易検査 (検出限界 20 Bq/kg)

測定結果の一覧表があります。

【2月3日】

2/3 農水省 「平成23年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて」 http://goo.gl/rhUc9

米ぬかの加工係数「8」は12/19通知と同じだが、対策の詳細について通知。

2/3 取りまとめ http://goo.gl/S09LV

23,240戸を調査し、500 Bq/kg超は 38戸、100~500Bq/kgは 545戸。

120203_kome←誤り: 2/7に訂正版が出ています)

26市町村・旧86市町村については、米の出荷自粛を解除。

12市町村・旧56市町村では、出荷自粛を継続。

別表 pdf版excel版←誤り: 2/7に訂正版が出ています)

「福島県は米の緊急調査結果のとりまとめを発表!」 (2/4 @tsokdba さん)

2/3 第18報 http://goo.gl/fXtXZ (New)

伊達市(旧富成村)の 1戸、1検体が暫定基準超過(1,340 Bq/kg)

調査終了の37地区で出荷制限を解除。

2/3 「放射性セシウムを含む米が生産された要因の解析(中間報告)は重要文献である」

http://goo.gl/NtasP (WINEPブログ)

【1月31日】

1/31 第17報 http://goo.gl/KOwGF

郡山市の96農家(96検体)を調査して暫定基準超過なし。

1/31 「郡山市産玄米の放射性物質緊急調査測定結果の一部訂正」 http://goo.gl/BL9Ar

検体の取り違えまたはデータ集計時の錯誤等があったとのこと。

【1月27日】

1/27 農水省 「平成23年米から生じるもみがらくん炭の取り扱いについて」 http://goo.gl/FzQAB

「玄米」に対する「もみがらのくん炭」の放射性セシウムの濃度比は「10」と設定

1/27 第16報 http://goo.gl/nmyFd

伊達市(旧小国村)の 2戸、2検体が暫定基準超過(700, 1,110 Bq/kg)

伊達市内の農産物直売所において、当該生産者のもち米を小袋入りで
39袋(57.5kg)が販売された。(販売期間10月9日~11月9日)

(参考)暫定規制値を超過した玄米を白米にして測定した結果 470 Bq/kg

【1月20日】

1/20 第15報 http://goo.gl/8w3Cl  1/27 一部訂正 http://goo.gl/7SdEo

福島市(旧福島市)の 1戸、1検体が暫定基準超過(690 Bq/kg)

伊達市(旧掛田町)の 1戸、2検体が暫定基準超過(930, 950 Bq/kg)

【1月15日】

1/15 福島県と農水省の規制値超えの中間検討会(12/25)資料その2 (3.11東日本大震災後の日本)

【1月13日】

1/13 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第14報)」 http://goo.gl/INBil

福島市(旧福島市)の 1戸、5検体が暫定基準超過(530~570 Bq/kg)

伊達市(旧掛田町)の 1戸、1検体が暫定基準超過(660 Bq/kg)

1/13 川俣町産米検査について 「120113_Kawamata_No42.pdf」をダウンロード

もち米 1検体が暫定基準超過(520 Bq/kg)

【1月6日】

1/6 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第13報)」 http://goo.gl/JPkPH

2,439農家の2,678検体を調査し、暫定基準超過はなし。

【12月30日】

12/30 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第12報)」 http://goo.gl/KJE6s

伊達市 旧堰本村 で、1検体が暫定基準超過(550 Bq/kg)

【12月28日】

12/28 今後の調査の進め方 http://goo.gl/PIBPq

111228_kome_flow

12/28 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第11報)」 http://goo.gl/87h6x

特定避難勧奨地点等が存在する 6市22市町村のまとめ(たぶん終了)

【12月22日】

12/22 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第10報)」 http://goo.gl/QSffC

福島市 旧福島市 で、1検体が暫定基準超過(1,540 Bq/kg)

12/22 薬事・食品衛生審議会資料 http://goo.gl/oX40Z

米と牛肉の新基準(100 Bq/kg)は、10/1から移行。(9/30までは現行の暫定基準)

111222_6_2

【12月19日】

12/19 農水省  「平成23年産米に由来する米ぬか等の取扱いについて」 http://goo.gl/RvgIf

米ぬかの加工係数は「8」

12/19 福島市(旧小国村)のコメ放射能データ集計結果を発表 (3.11東日本大震災後の日本)

【12月18日】

12/18  福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第9報)」 http://goo.gl/j80ds

福島市旧小国町(135農家)の全袋(5,066点)の検査が終了。

111218_oguni (濃度別の分布。29%が100Bq/kg以上)

福島市 旧小国町 で、20検体(2戸)が暫定基準超過(600~900、510~610 Bq/kg)

伊達市 旧掛田町 で、1検体が暫定基準超過(550 Bq/kg)

伊達市 旧小国村 で、1検体が暫定基準超過(730 Bq/kg)

伊達市 旧富成村 で、1検体が暫定基準超過(620 Bq/kg)

(これで暫定基準超過は 29農家/検査数 4,448農家/調査対象 約25,000農家)

【12月16日】

12/16 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第8報)」 http://goo.gl/2TXOp

福島市 旧福島市 で、1検体が暫定基準超過(640 Bq/kg)

【12月9日】

12/9 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第7報)」

http://goo.gl/WXaHP

562農家(新たに557農家)、589検体を調査して暫定基準超過はなし。

【12月8日】

12/8 福島県 「米の出荷制限及び放射性物質緊急調査の結果について(第6報)」

http://goo.gl/RXEJH

伊達市 旧富成村 で、1検体が暫定基準超過(1,240 Bq/kg)

伊達市 旧柱沢村 で、1検体が暫定基準超過(580 Bq/kg)

(これで暫定基準超過は 24農家/検査数 1,232農家/調査対象 約25,000農家)

12/8 政府は二本松市(旧渋川村の区域)に出荷停止を指示

http://goo.gl/Fce9P

12/8 NHK 知事が、緊急調査が終わるまで、対象(約25,000戸)の米の出荷見合わせか、

       自主的な検査を徹底するよう指示  http://goo.gl/hRDPI

12/8 毎日新聞 「コメのセシウム問題:福島県知事「検査に反省点」と陳謝

http://goo.gl/WgrKh

 福島、伊達、二本松の3市のコメから国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)
を超える放射性セシウムが検出された問題で、福島県の佐藤雄平知事は8日の
県災害対策本部会議で「放射線量が高い地域でのモニタリングのやり方などで反省すべき
点があった。多くの方に迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っている」と陳謝した。

 県はこの問題を受け、9~10月の全県検査で微量でもセシウムが検出された
29市町村を対象に全戸検査を行う方針を示している。佐藤知事は「県産米の安全性を
再確認し、信頼回復に取り組みたい」と述べ、検査が完了するまでは出荷を控えるよう
改めて指示した。

 また国の原子力損害賠償紛争審査会が避難指示の出ていない住民に対する賠償を
県内23市町村に限定したことに「自主避難者の損害がようやく一部認められたが、
期間、地域が限定されており、まだ道半ば。県内全域、全県民を対象とするよう
強く求めていく」と述べた。【関雄輔】

12/8 「二本松市旧渋川村でも玄米から780Bq/kgのセシウム検出!」 (3.11東日本大震災後の日本)

http://goo.gl/0kcxK

【12月7日】

12/7 福島県 「暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について」

http://goo.gl/5Smki

二本松市 旧渋川村 の1検体で暫定基準超過(780 Bq/kg

福島県は旧渋川村産の米の出荷自粛を要請。

12/7 福島県 「米の放射性物質緊急調査の結果について(第5報)」

http://goo.gl/8yz5T

福島市 旧小国村 の新たに3農家で暫定基準超過

【12月5日】

12/5 福島県 「米の放射性物質緊急調査の結果について(第4報)」

http://goo.gl/7nFWn

329農家(新たに315農家)の1,342点を分析し、暫定基準超過はなかった。

政府は旧福島市(1950年2月1日時点の福島市)全域の2011年産米の出荷停止を指示

http://goo.gl/1ER7o

12/5 鎌田實公式ブログ 「原発事故373」

http://goo.gl/fOjOq

【12月4日】

Togetter 「ETV特集「原発事故に立ち向かうコメ農家」」

12/4 農家の婿のブログ 「食べて応援」は幻想だ

http://goo.gl/NrT1t

【12月3日】

12/3 福島市渡利地区の米からも最大590Bq/kg。この地区が高いことは市民放射能測定所の結果から予想し得た

(3.11東日本大震災後の日本) http://goo.gl/EvYrE

福島市渡利の暫定基準越えの水田はこのあたり、とツイートしている人がいた。

(ホントかどうかわからないが、いちおう紹介しておく。)

【12月2日】

12/2 福島県 「米の放射性物質緊急調査の結果について(第3報)」

http://goo.gl/kUHK2

福島市渡利地区(旧福島市)の3戸の農家でも基準超え。

【11月30日】

11/30 朝日新聞(朝刊)によると、暫定基準越えの玄米が検出されたのは、おおむね

    下図の場所らしい。

111130_kijyungoe_s (クリックで拡大)

尚、この付近の航空写真を見たい場合は、google よりも yahoo maps のほうが大きく拡大

して見ることができます。

11/30 新潟県 「県内農地土壌の放射性物質調査の結果がまとまりました。」

http://goo.gl/NV0xV

【11月28日】

11/28 福島県 「米の放射性物質緊急調査の結果について(第2報)」

http://goo.gl/v0Dg9

伊達市(旧小国村)と伊達市(旧月舘町)の農家でも暫定基準超え。

111128_kome1

111128_kome2_2

11/28 NHK 「伊達市の3農家も暫定基準超え」

http://goo.gl/dZsXp

【11月25日】

11/25 福島県 「米の放射性物質緊急調査の結果について(第1報)」

http://goo.gl/J5TTU

福島市 大波地区(旧小国村) のほかの5農家でも暫定基準超え

Suiden_kinkyu_1125

  ・ 福島市・大波地区の154戸のうち34戸の全袋(30kg袋)検査を行った。

  ・ うち6戸(新たに5戸)で暫定基準超え。(基準を超えない農家の数値は未公表)

  ・ そのうち3戸(D~F)は、全袋が暫定基準超え。

11/25夕刻 NHK 「コメで新たに基準超え放射性物質」

http://goo.gl/Tkkgo

【11月20日】

「東大農学部主催の放射能の農畜水産物等への影響の研究報告会」 (11/20 3.11東日本大震災後の日本) (お薦め)

【11月17日】

政府は福島県知事に対し、福島市大波地区で生産されたコメの出荷制限を指示。

11/17 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響調査について(第63報)~米の調査 第14回目~」 (11/9採取)

http://goo.gl/MZkW9

和光市 ND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

【11月16日】

11/16 福島県 「暫定規制値を超えた放射性セシウムが検出された玄米について」

http://goo.gl/G0DcO

福島市 大波地区(旧小国村) 630 Bq/kg(Cs-134 280 Bq/kg、Cs-137 350 Bq/kg):玄米

「福島市の大波地区の玄米から630Bq/kgのセシウム検出!」 (11/17 3.11東日本大震災後の日本)

Togetter「福島市大波地区の玄米から規制値超えの放射性セシウムを検出」の報道をめぐる反応 (11/17)

【11月10日】

11/10 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響調査について(第62報)」 (11/7採取)

http://goo.gl/Zozaw

入間市 ND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

【11月8日】

11/8 イオン プレスリリース 「店頭での放射性物質"ゼロ"を目標に検査体制を強化」

http://goo.gl/cPQiX

 当社は、これまで暫定的に「イオン基準」として50ベクレルを上限とする数値が

検出された場合は、「イオン基準」を下回ることが確認されるまで当該産地・漁場の

商品の販売を見合わせてまいりました。

 今後は、放射性物質“ゼロ”を目標に、検出限界値を超えて検出された場合は、

販売を見合わせることを検討してまいります。

11/8 「イオンの自主検査結果について」

http://goo.gl/b8RMA

福島県産ひとめぼれ 30 Bq/kg、福島県産コシヒカリ 15 Bq/kg (精米?)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各10~17 Bq/kg(合計 21~31 Bq/kg))

このお米は販売を見合わせているとのことだが、これはどうするつもりなのだろうか?

それにしても、国内最大手の流通小売り企業が、食品の放射能汚染についての

誤った認識を広めるのに手を貸しているのは救いがたい所業だ。

【11月4日】

11/4 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響調査について(第61報)」 (10/31採取)

http://goo.gl/NMtZ5

鶴ヶ島市 ND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

【11月2日】

11/2 福島市 「福島市内の農産物の放射性物質の調査結果について」

http://goo.gl/QgDhC

市内(これまで170件)の玄米を測定

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 2 Bq/kg(合計 4 Bq/kg))

11/2 会津若松市 「市独自の米の放射性物質調査及び結果について」

http://t.co/fsDHeMYN

市内1kmメッシュで、水稲作付けのある全区画(予定252)を調査。

11/2 公表で、255検体の結果が判明: 全て ND (玄米)

(検出限界の記載はないが 「試料100mlを2000秒Geにて測定」)

【11月1日】

11/1 Togetter 「2011/10/31 NHKクローズアップ現代「どうなる福島のコメ~安全宣言は出たものの~」におけるTweetまとめ」

http://togetter.com/li/207778

【10月31日】

10/31 熊本県 「環境放射能水準調査(文科省委託事業)の調査結果について」 (10/3採取)

http://goo.gl/NfW03

熊本県農業研究センターの「精米」 ND

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 0.05 Bq/kg(合計 0.1 Bq/kg))

【10月28日】

10/28 大分県 「牛乳・精米・土壌のの放射性物質の測定結果をお知らせします (10/26採取)

http://goo.gl/2vsRy

「精米」 ND

(検出限界: 記載なし)

【10月27日】

10/27 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響調査について(第60報)~米の調査 第11回目~」 (9/21-10/20採取)

http://goo.gl/TbM3v

(米の追加調査)

「彩のかがやき」 38市町41検体、「彩のほほえみ」 1検体、「彩のみのり」 1検体 全て ND

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 1.0~20 Bq/kg(合計 2~40 Bq/kg))

【10月25日】

10/25 厚労省 http://goo.gl/2tO8S

茨城県 行方市(なめがたし) 産の玄米(流通品) Cs計 6 Bq/kg (札幌市の流通品調査)

10/25 会津若松市 「市独自の米の放射性物質調査及び結果について」

http://t.co/fsDHeMYN

市内1kmメッシュで、水稲作付けのある全区画(予定252)を調査。

10/25 時点で、207検体の結果が判明: 全て ND

(検出限界の記載はないが 「試料100mlを2000秒Geにて測定」)

【10月24日】

10/24 栃木県 「稲わら(平成23年産)の放射性物質モニタリング検査結果について」

http://goo.gl/wpeXV

111024_tochigi_inawara (クリックで拡大)

最高は、矢板市 50 Bq/klg(水分80%補正値)、次いで 那須町 45 Bq/kg(同)

20市町54ヵ所の稲わらについて、全て

  家畜飼料の暫定許容値(水分80%補正値で、300 Bq/kg)以下、また

  土壌改良材の暫定許容値(製品重量で、400 Bq/kg)以下。

【10月21日】

10/21 青森県 「県産農林水産物のモニタリング調査結果について」 (9/24-10/12採取)

http://goo.gl/nceDO

稲わら

今別町八戸市つがる市蓬田村 全てND(玄米)

(定量下限: Cs-134 25 Bq/kg、Cs-137 20 Bq/kg(合計 45 Bq/kg))

10/21 京都府 「府内産農産物の放射性物質モニタリング結果について」 (10/19採材)

http://goo.gl/uFKCj

福知山市 ND (玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/g))

(飼料用米) (10/17-10/21採材)

亀岡市南丹市京丹波町京丹後市(2検体)、福知山市綾部市 ND (飼料用米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 30 Bq/kg(合計 60 Bq/g))

【10月20日】

10/20 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響について(第59報)」 (10/17採取)

http://goo.gl/U67Ej

所沢市 ND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

10/20 徳島県 「とくしまブランド農畜水産物の放射性物質の検査結果について(10月分)」 (?採取)

http://goo.gl/ZwvSG

阿波市三好市美馬市 全て異常なし

(シンチレーションサーべイメータによる簡易検査)

【10月17日】

10/17 兵庫県 「兵庫県産農畜水産物の放射性物質の検査結果について」 (?採取)

http://goo.gl/qklcR

三木市加東市 ND (玄米「酒米」、収穫検査)

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 1 Bq/kg (合計 2 Bq/kg))

兵庫県は、収穫前調査11点、収穫後調査11点を終了(全てND)

【10月14日】

10/14 愛媛県 「県内産主要農産物の放射性物質検査について」 (10/14採取)

http://goo.gl/c2M5d

農林水産研究所の米(ヒノヒカリ) 異常なし

(シンチレーションサーべイメータによる簡易検査)

10/14 パルシステム 「『2011年産米』の放射性物質の自主検査結果一覧」

http://goo.gl/rfM8s

各地の33検体(稲体、玄米) 全てND

15件については、土壌検査も併せて実施( ND~最高 636 Bq/kg)

(検出限界: 放射性セシウム 各 5~10 Bq/kg)

【10月13日】

10/13 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響について(第58報)」 (10/7採取)

http://goo.gl/VsLGg

旧鳩ヶ谷市(現川口市) ND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

注: 鳩ヶ谷市は、本年10月11日に川口市に合併(編入)された。

10/13 東京都 「東京都による農畜産物中の放射能検査(第30報)、牧草等の放射能検査(第4報)について」 (9/17-10/8採取)

http://goo.gl/JkR6k (10/13 農水省公表 http://goo.gl/lI5tO

町田市 ND(<16)、日野市 ND(<17)、稲城市 ND(<17)、府中市 ND(<16)、

調布市 ND(<17)、昭島市 ND(<18) (玄米)

東京都は、11市町11検体の検査を終了(全てND)

(稲わら)

八王子市 ND (<109)(稲わら)

10/13 京都府 「府内産農産物の放射性物質モニタリング結果について」 (10/12採材)

http://goo.gl/uFKCj

和束町亀岡市与謝野町 ND (玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/g))

【10月12日】

10/12 宮城県 「平成23年産米から生じる米ぬかの放射性物質測定結果について」 (10/7採取)

http://goo.gl/HS83N

(米ぬか)

白石市(旧越河村) 668 Bq/kg (Cs-134 301 Bq/kg、Cs-137 367 Bq/kg)

気仙沼市(旧津谷町) 370 Bq/kg (Cs-134 162 Bq/kg、Cs-137 208 Bq/kg)

(定量下限値: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg未満)

「(宮城県の)米ぬかに基準超の放射性物質」 (10/12 NHK)

宮城県白石市で収穫されたコメの「ぬか」から、放射性セシウムが国の暫定基準値
を超える1キログラム当たり 668ベクレル検出され、宮城県では食品などに
使わないよう指導することにしています。

宮城県は、原発事故を受けて行った新米の検査で、玄米から国の暫定基準値以下
だったものの一定量以上の放射性物質が検出された白石市の旧越河村と気仙沼市の
旧津谷町の2か所で、国の指導に基づいて、玄米を精米したときに出る「米ぬか」の
放射性物質の調査を行いました。

その結果、今月7日に旧越河村で採取した米ぬかから、放射性セシウムが国の
暫定基準値の1キログラム当たり 500ベクレルを超える 668ベクレル検出されました。
県では旧越河村の米ぬかについては、食品に使わないよう農家や精米業者などに
指導することにしています。

また、旧津谷町の米ぬかからは1キログラム当たり 370ベクレルの放射性セシウムが
検出されました。飼料に使える暫定基準値の 300ベクレルを超えたため、県では
飼料として使わないよう指導することにしています。

宮城県は「米ぬかは玄米の表面にあることから、放射性物質が付きやすかった
のではないか」と話しています。宮城県では、2つの地域の玄米はできるだけ地域内で
精米するよう要請することにしていて、「県産米の安全性は確保されており、問題ない」
と話しています。

【「米ぬか/玄米」比】 白石市(旧越河村)6.6、気仙沼市(旧津谷町)8.2

  安中市(旧松井田町)6.4、渋川市(旧伊香保町)4.3

  おおむね6倍と考えると、玄米が 50 Bq/kg なら家畜飼料の暫定基準(300 Bq/kg)

  を超えることになる。

10/12 宮城県 「宮城県内の稲わらの放射性物質測定結果に基づく対応について」 (9/29-10/5採取)

http://goo.gl/buio2

(稲わら)

栗原市 21 Bq/kg(水分補正前の実測値)

その他 14検体 ND

(測定下限値: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg未満)

「放射性セシウムは土壌表面に多く存在するとされていることから,今年産

稲わらについては,反転・集草作業以降のものなどを採材しています。」

10/12 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (10/3-10/10採取)

http://goo.gl/Tjy5k

111012_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

「福島のコメ、全域で出荷へ 知事が安全宣言」 (10/12 19:13 静岡新聞)

 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県は12日、ことし作付けされた県内48市町村
で一般米の放射性物質の本調査を終え、1,174地点全ての検体で放射性セシウムの量が
国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を下回ったと発表した。

この日、結果が出た二本松市、三春町を含め48市町村で出荷可能となった。

 佐藤雄平福島県知事は県庁内で報道陣の取材に対し「コメの安全性が確認された」
と述べ安全宣言した。

 収穫前の予備調査で基準値と同じ値だった二本松市の旧小浜町のコメは、本調査では
基準値をやや下回る470ベクレルだった。

10/12 山梨県 「県産農産物の放射性物質検査結果一覧」 (10/11採取)

http://goo.gl/ueaWT

甲州市 ND(<2)、忍野村 ND(<3)、小菅村 ND(<3) (玄米)

検出限界: 10/13厚労省公表 http://goo.gl/lI5tO による。

山梨県は、24市町25検体の検査を終了(全てND) 10/14 産経

【10月11日】

10/11 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/30-10/8採取)

http://goo.gl/oohiC

111011_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

【10月10日】

10/10 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (10/3-10/7採取)

http://goo.gl/GO127

111010_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

【10月8日】

10/8 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (10/3-10/6採取)

http://goo.gl/k4H3n

111008_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/8 @hayanoさん 「三重県産コシヒカリ玄米からCs-134 22Bq/kg 検出? の顛末」

http://twitpic.com/6x264u

(注: セシウムは入っていませんでしたというのが結論。)

【10月7日】

10/7 青森県 「県産農林水産物のモニタリング調査結果について」 (9/27-10/4採取)

http://goo.gl/FG1mU

水稲(わら)

南部町板柳町鶴田町中泊町田子町三戸町五所川原市 全てND(玄米)

(定量下限: Cs-134 25 Bq/kg、Cs-137 20 Bq/kg(合計 45 Bq/kg))

10/7 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/27-10/6採取)

http://goo.gl/ZckSs

101107_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/7 群馬県 「平成23年産米から生じる米ぬかの放射性物質安全検査の結果について」 (9/28-10/2採取)

http://goo.gl/ZckSs

米ぬか

渋川市(旧伊香保町) 260 Bq/kg (Cs-134 120 Bq/kg、Cs-137 140 Bq/kg)

安中市(旧松井田町) 340 Bq/kg (Cs-134 150 Bq/kg、Cs-137 190 Bq/kg)

(家畜用飼料の暫定基準(300)超過、人間の食品の暫定基準(500)以下。)

群馬県 安中市(旧松井田町)の米ぬかから、家畜飼料用の暫定規制値を超える

340 Bq/kgの放射性セシウムが検出されました。

(たぶん、家畜用NGで、人間用okとなった初の食品。)

10/7 Togetter 「二本松の稲のやつ、堀田さん(@QEnergyTeleport)の解説」

http://togetter.com/li/197520

稲は成長すると土の外の茎の下方部分からも直接根を伸ばして水面にもぐり水を
吸収するらしい。このため土壌が対して汚染されていなくても流れてくる水が
汚染されていると直接水に浸かっている新根からCsを吸い上げるらしい。
今回の二本松の田も森から流れてくる沢の水を入れていた。

10/7 Togetter 「清右衛門さん(@p_mume1980)が、今年の新米収穫を機につぶやきました。」

http://togetter.com/li/197661

【10月6日】

10/6 宮城県 「粗飼料の放射性物質測定結果について」 (9/8-9/27採取)

http://goo.gl/ONAnO

(今年度産稲わら/反転・集草作業以降のもの)

栗原市 26 Bq/kg (稲わら、水分補正なし)

大崎市(2ヵ所)、色麻町(1ヵ所)、登米市(1ヵ所) はND (稲わら、水分補正なし)

(今年度産稲わら/反転・集草作業以前(参考調査))

登米市(2ヵ所)、石巻市(3ヵ所) 全てND (稲わら、水分補正なし)

(発酵粗飼料用/牧草収穫機により収穫したもの)

川崎町 16 Bq/kg (発酵粗飼料用稲、水分補正なし)

角田市 9 Bq/kg (発酵粗飼料用稲、水分補正なし)

栗原市 16 Bq/kg (発酵粗飼料用稲、水分補正なし)

栗原市 6 Bq/kg (発酵粗飼料用稲、水分補正なし)

(検出限界の記載はないが、6 Bq/kgまで検出している。)

10/6 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/28-10/4採取)

http://goo.gl/Vo8DD

111006kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/6 群馬県 「第5回平成23年産稲わら及び稲発酵粗飼料に対する放射性物質の検査について」 (9/27-10/3採取)

http://goo.gl/Sld1Z

(稲わら)

渋川市(旧伊香保町) 換算値 20 Bq/kg(測定値 80

安中市安中市(旧松井田町) ND

(稲発酵粗飼料)

高崎市、藤岡市、富岡市 全てND

(検出限界: 記載なし)

10/6 東京都 「東京都による農畜産物中の放射能検査(第29報)について」 (9/14-9/25採取)

http://goo.gl/cTPFj

あきる野市青梅市国立市 何れもND (本調査、米)

(検出限界/定量下限(どちらか不明): Cs-134 9~12 Bq/kg、Cs-137 9~11 Bq/kg、

 合計 18~22 Bq/kg (10/7農水省公表))

10/6 農と島のありんくりん 「二本松周辺の水田における放射線量測定調査結果」

以上の調査でわかったことは、沢水が流入する水口付近は空間、土壌線量共に高く、
それが中央部に行くにしたがって下がり、出口の水尻付近では更に下がるという結果でした。

ただし、C地点のように有意な低下がみられない地点もありました。これは土質による
ものだと推察されます。

【10月5日】

10/5 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/27-10/4採取)

http://goo.gl/7LZP7

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(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/5 茨城県 「家畜用の夏作飼料(稲わら)の放射性物質検査の結果(第2報)」 (9/16-9/30採取)

http://goo.gl/plGFR

北茨城市大子町高萩市日立市常陸太田市 全て ND (稲わら)

(検出限界の記載はないが、第1報では 9 Bq/kgという値が出ていたので、それ以下だろう。)

10/5 群馬県 「「群馬県産米」安全宣言-「群馬県産の米はすべて安全であることを宣言します」 (9/26~10/3採取)

http://goo.gl/igvKX

高崎市(7ヶ所)、伊勢崎市(5ヶ所)、沼田市(2ヶ所)、藤岡市(3ヶ所)、富岡市(2ヶ所)、

川場村(3ヶ所)、玉村町(1ヶ所) 全てND (玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

   群馬県は10/5で調査終了

   渋川市伊香保町(61 Bq/kg、本調査)、 安中市松井田町(53 Bq/kg、本調査)

   この2点以外の、予備調査8点、本調査91点、は全てND(<40 Bq/kg)。

10/5 朝日新聞 「コメの出荷自粛解除=セシウム規制値下回る―群馬」
         
 群馬県は5日、収穫後の県産米を対象にした放射性物質検査(本調査)が完了し、
放射性セシウムの濃度が全ての調査地点で暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)
を下回ったと発表した。これを受け県は、農家に要請していた出荷自粛を同日までに
全面解除した。

 本調査は8月26日から、コメを生産している31市町村の93地点で実施。渋川市と
安中市の2地点で、暫定規制値を大幅に下回る 53~61ベクレルのセシウムが検出され、
ほかの91地点では不検出だった。収穫前の予備調査でも、検出された地点はなかった。

10/5 群馬県 「平成23年産もみがらの取扱いについて」

http://goo.gl/wRBIm

  北毛地域及び東毛地域においては、平成23年9月22日に安全確認検査を実施し、
土壌改良資材、家畜用飼料及び敷料としての流通・利用が可能となりました。

  残りの中・西毛地域については、玄米の調査結果に「3」を乗じた値をもって、
安全確認の判断をする
ことが国から通知されました。このため、本日、県内の
全ての玄米の調査 が終了したことに伴い、県内全域において、もみがらの
土壌改良資材、家畜用飼料及び敷料として流通・利用が可能となりました。

 ※ もみがらくん炭については、国から別途基準が示されます。

10/5 福井県 「福井県産米の放射性物質調査結果について (9/28-10/2採取)

http://goo.gl/LtwSD

福井市(日本晴、タンチョウモチ)、大野市(タンチョウモチ)、鯖江市(日本晴)、あわら市(タンチョウモチ)、

越前市(タンチョウモチ)、坂井市(タンチョウモチ)、池田町(カグラモチ)、越前町(タンチョウモチ)

全て ND (本調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 おおむね 5 Bq/kg(合計 10 Bq/g))

福井県は10/5で調査終了(参考調査17点、本調査89点、稲わら17点、全てND)。

10/5 NHK 「米に放射性物質 水田の砂原因か」

http://goo.gl/5pMnv

先月、コメの予備検査で福島県二本松市の1か所のコメから食品の暫定基準値と
同じ値の放射性セシウムが検出されたのは、水田の土に多くの砂が含まれていた
ことが原因とみられることが福島県などの現地調査で分かりました。

先月、コメの予備検査で二本松市の旧小浜町の1か所のコメから食品の暫定基準値
と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
福島県などが現地調査を行った結果、コメを栽培した水田の土は放射性セシウムが
結びつきにくいとされる砂の割合がほかの水田の土より高く、これが原因とみられる
ことが分かった
ということです。

調査に参加した学習院大学の村松康行教授は「砂は粘土質に比べ、放射性セシウム
と結びつきにくい性質があるため、イネがより多くの放射性セシウムを吸収した
可能性が高い」と分析しています。

一方、福島県とは別に調査を進めている新潟大学の野中昌法教授によりますと、
二本松市の落ち葉などが積もった里山では土1キログラム当たり1万ベクレルを
超える放射性セシウムを検出した場所もあった
ということで、野中教授は「里山から
雨水とともに水田に放射性物質が流れ込んでいる可能性がある」と指摘しています。

こうしたことから、福島県は専門家とともに周囲の里山でも調査を進め、
コメの安全性を高める取り組みに生かすことにしています。

10/5 WINEPブログ 「早すぎる結論」

私見では、セシウムが土壌吸着の比較的低い砂質土で生育しているイネが、
生育後半の幼穂形成期以降に、水の駆け引きをするときに、

里山から流れてくる放射性セシウム濃度の高い林雨水を、直接田んぼに
導入したので、

この時期にイネに発達した養分吸収力の高い上根(うわね)が積極的に
吸った
ので、それが玄米に移行した、と考えたい。

10/5 みまもりファームの栽培日記 「深い森林に囲まれた谷津田での米のセシウム汚染の可能性について」

ここでの推定のまとめは、

●林内雨・スギの枯葉の飛散による直接汚染
214Bq/kg

●経根よる間接汚染
177Bq/kg

●林床のリター層の表層水による汚染
109Bq/kg

【10月4日】

10/4 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/26-10/2採取)

http://goo.gl/UYOzG

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(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/4 兵庫県 「兵庫県産農畜水産物の放射性物質の検査結果について」 (?採取)

http://goo.gl/Qq9PW

三木市加東市 ND (玄米「酒米」、収穫検査)

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 1 Bq/kg (合計 2 Bq/kg))

【10月3日】

10/3 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/20-9/29採取)

http://goo.gl/pTESd

111003_kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

10/3 福島県 「飼料作物に係る緊急時モニタリング検査結果について(第27報)」 (9/27-9/29採材)

http://goo.gl/ePZoX

稲わら の検査結果

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(検出限界の記載はないが、各10 Bq/kg程度か。(野菜等は通常 8 Bq/kg程度))

10/3 茨城県 「家畜用の夏作飼料(稲WCS)の放射性物質検査の結果(第1報)」 (9/6-9/27採取)

http://goo.gl/AMMqA

水戸市 12 Bq/kg (稲WCS、水分80%補正後の値)

笠間市大洗町稲敷市取手市筑西市結城市常総市ND (稲WCS)

(検出限界の記載なし)

【10月1日】

10/1 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/20-9/29採取)

http://goo.gl/lekmQ

111001kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

【9月30日】

9/30 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/16-9/28採取)

http://goo.gl/8dYgU

110930kome

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/30 福島県 「飼料作物に係る緊急時モニタリング検査結果について(第26報)」 (9/17-9/26採材)

http://goo.gl/j1ICk

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(検出限界の記載はないが、各10 Bq/kg程度か。(野菜等は通常 8 Bq/kg程度))

9/30 島根県 「島根県における米等の放射性物質測定結果について(最終報)」 (9/17-9/20採取)

http://goo.gl/jvKd8

9地点 全て ND (「きぬむすめ」玄米・稲わら

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 4~10 Bq/kg(合計 8~20 Bq/kg)(玄米))

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 8~18 Bq/kg(合計 16~36 Bq/kg)(稲わら))

島根県は9/30で調査終了(57地点全てND)。

【9月29日】

9/29 青森県 「県産農林水産物のモニタリング調査結果について」 (9/21-9/26採取)

http://goo.gl/FG1mU

外ヶ浜町今別町西目屋村横浜町六ヶ所村大間町風間浦村佐井村 全てND(玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

青森県は9/28で調査終了(40市町村全てND)。

9/29 宮城県 「平成23年米の放射性物質測定結果について(第17報)」 (9/29採取)

http://goo.gl/VbDA8

七ヶ浜町(1ヵ所) ND調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg)(9/14 @matiwate さん))

宮城県は9/29で調査終了(結果は下表)

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9/29 NHK 「宮城県産新米 知事が“安全宣言”」

原発事故を受け、宮城県が実施した新米の放射性物質の検査が29日までに終わり、

いずれの市町村のコメからも国の暫定基準値を超える放射性物質は検出されません

でした。これを受けて、村井知事が会見を開き、宮城県産の新米の「安全宣言」を

行いました。

9/29 宮城県知事臨時記者会見(動画) http://goo.gl/6LORa

9/29 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/16-9/28採取)

http://goo.gl/upJNV

110929_kome

(福島市・旧庭坂村は、福島市の西部、吾妻高原寄り。)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/30 読売新聞 http://goo.gl/1D4aN

福島県は29日、予備検査を追加で実施した11市町村の47検体について、すべて
基準値を下回ったと発表した。追加検査は、二本松市の1検体から国の暫定規制値
(1キロ・グラムあたり500ベクレル)と同じ放射性セシウムが検出されたことを受け、
地形の類似する場所で行われていた。

この「追加検査」が公表された予備検査なのかどうか、よくわからない。

9/29 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響について(第55報)」 (9/26採取)

http://goo.gl/w8S4x

川口市蕨市 全てND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/29 魚沼市 「平成23年産コシヒカリの放射性物質の検査結果」

http://goo.gl/jRJFJ

市内6ヵ所 全てND

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/kg))

9/29 長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 (24報、9/25採取)

http://goo.gl/YrTA2

平谷  ND (玄米、「あきたこまち」)

(検出下限値:  Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

長野県は9/29で調査終了(76市町村、78ヵ所全てND)。

9/29 京都府 「府内産農産物の放射性物質モニタリング結果について」 (9/27, 9/28採材)

http://goo.gl/YoPxx

亀岡市(2ヵ所)、南丹市(なんたんし)、京丹後市伊根町 ND (玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/g)/8/27毎日新聞 より)

【9月28日】

9/28 山形県 「米の放射性物質調査(ブランド戦略調査)について」 (9/21-9/26採取)

http://goo.gl/3akW6

35市町、60地点 全てND(玄米)

(「つや姫」44地点、「コシヒカリ」12地点、酒造好適米(「出羽燦々」「美山錦」)4地点)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

山形県は9/28で調査終了(全てND)。

9/28 産経新聞 「山形のブランド米も不検出」

 山形県は28日、同県が開発したブランド品種「つや姫」などの晩生米を対象とした
放射性物質検査で、県内60地点でいずれも不検出だったと発表した。

 山形県は早生米と中生米を対象とした検査で全地点が不検出だったとして、19日に
出荷自粛を解除している。ブランド米の安全性を確認するため、つや姫やコシヒカリ
についても独自に調査していた。

9/28 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/21-9/26採取)

http://goo.gl/RSg74

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(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/28 栃木県 「平成23年度県産米の放射性物質モニタリング検査の結果(第17報) (9/7-9/28採取)

http://goo.gl/JpaE5

足利市(16ヶ所) 全てND (本調査: 収穫後の玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

栃木県は9/28で調査終了(3地点を除く249地点でND)。

(検出事例: 日光市日光町 55 Bq/kg、日光市日光町 51 Bq/kg、日光市今市町 21 Bq/kg)

9/28 群馬県 「米の放射性物質調査について(第7報)」 (9/14-9/26採取)

http://goo.gl/7VuNO

安中市(旧松井田町) 53 Bq/kg(Cs-134 24 Bq/kg、Cs-137 29 Bq/kg)

(近傍?の土壌: No.13(下仁田町・畑) 551 Bq/kg、 No.7(高崎市・畑) 290 Bq/kg)

高崎市太田市(2ヵ所)、沼田市(6ヵ所)、安中市(2ヵ所)、榛東村下仁田町甘楽町

中之条町(2ヵ所)、長野原町嬬恋村片品村昭和村ND (本調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/28 長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 (23報、9/21採取)

http://goo.gl/YrTA2

北相木  ND (玄米、「あきたこまち」)

(検出下限値:  Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/28 山梨県 「県産農産物の放射性物質検査結果一覧」 (9/26採取)

http://goo.gl/ueaWT

北杜市(2ヵ所)、韮崎市中央市富士河口湖町 全てND (飼料用稲わら)

(検出限界値:  Cs-134、Cs-137 9 Bq/kg (注: 9/8の項参照))

9/28 「二本松市のセシウム検出された水田についての(非公式)情報」 (農と島のありんくりん)

【9月27日】

9/27 青森県 「県産農林水産物のモニタリング調査結果について」 (9/18, 9/20採取)

http://goo.gl/FG1mU

平内町東北町野辺地町三沢市六戸町おいらせ町むつ市八戸市五戸町

階上町(はしかみちょう)、新郷村(しんごうむら) 全てND(玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/27 岩手県 「県産米の放射性物質調査(本調査)の結果について(第9報)」 (9/26採取)

http://goo.gl/2IpCh

葛巻町野田村一戸村  全てND (玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

岩手県は、県内全34市町村、87ヶ所全てND。 9/27で調査終了

(注: 藤沢町はH23.9.26に一関市と合併したので、現在は33市町村)

9/27 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/20採取)

http://goo.gl/lymJw

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(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/27 長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 (22報、9/20採取)

http://goo.gl/YrTA2

御代田町売木村 全て ND (玄米、何れも「あきたこまち」)

(検出下限値:  Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/27 山梨県 「県産農産物の放射性物質検査結果一覧」 (9/20-9/26採取)

http://goo.gl/ueaWT

甲府市山梨市早川町大月市 全てND (玄米)

(検出限界値:  Cs-134、Cs-137 2 Bq/kg (注: 9/8の項参照))

9/27発売 「女性自身」10/11号 「セシウム検出新米も流通させろ!」

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 「だからJA全農福島でも自主的に検査を行っていて、ND米しか流通させない方針
です。米袋に『ND(不検出)シール』を貼ろうかなんてアイデアも出ています。」
(中略)

 しかし、この全農福島の努力に対して”待った”をかけたのが農林水産省だという。

「農水省は、国の方針に対しての”反逆”を許さないんですよ。文書などでの指導
ではありませんが、東京・大手町の全農本部を通して、『500ベクレルを下回った
米を故意に流通させないのは)好ましくない』という農水省の官僚からの声が
こちらにも届いています」

(これは全体を通して良記事。)

【9月26日】

9/26 岩手県 「県産米の放射性物質調査(本調査)の結果について(第8報)」 (9/15- 9/25採取)

http://goo.gl/2IpCh

遠野市釜石市住田町宮古市山田町岩泉町田野畑村久慈市

洋野町(ひろのちょう)、普代村 全てND (玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/26 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/20採取)

http://goo.gl/ECyeH

白河市(旧古関村) 27 Bq/kg(Cs-134 13 Bq/kg、Cs-137 14 Bq/kg)

白河市(8ヵ所)、鮫川村(5ヵ所)、三島町(3ヵ所)、金山町(2ヵ所) 全てND調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/26 福島県 「飼料作物に係る緊急時モニタリング検査結果について(第25報)」 (9/14-9/21採材)

http://goo.gl/XvMFi

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(検出限界の記載はないが、各10 Bq/kg程度か。(野菜等は通常 8 Bq/kg程度))

9/26 群馬県 「第3回平成23年産稲わら及び稲醗酵粗飼料に対する放射性物質の検査について」 (9/13-9/18採取)

http://goo.gl/N4wyw

東吾妻町(旧吾妻町) 換算値 8 Bq/kg(測定値 30 Bq/kg) (稲わら)

前橋市渋川市富岡市長野原町ND (稲わら)

玉村町 ND (稲醗酵粗飼料)

(定量下限: 記載なし)

【9月25日】

9/25 NHK http://goo.gl/rJ1tL

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500 Bq/kgを検出した水田は、こんな谷沿いの水田(谷津田)。

googleマップの航空写真で二本松市小浜(旧岩代町)を見ると、このあたりには、こうした

水田がたくさんあることがわかる。

9/25 「予備検査で500Bq/kgの放射性セシウムが二本松市の玄米から検出」 (みまもりファームの栽培日記)

この方の説では

「周囲の森林の樹冠に付着した放射性セシウム粒子がフォールアウトして、

水田の稲の葉に吸着し、葉面吸収を起こしたと考えられる」

【9月24日】

9/24 大潟村 「放射性物質検査結果」 (9/2採取)

http://goo.gl/iUP1y

水稲玄米検査(8地区) 全てND (玄米、収穫後検査、9/22採取、9/24測定)

水稲玄米検査(14地区) 全てND (玄米、収穫前立毛検査、9/2採取、9/3測定)

(抽出限界値: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/kg))

土壌検査(14地区) 全てND (8/31採取、9/5測定)

(抽出限界値: Cs-134、Cs-137 各 30 Bq/kg(合計 60 Bq/kg))

9/24 宮城県 「平成23年米の放射性物質測定結果について(第16報)」 (9/22採取)

http://goo.gl/vcWsA

気仙沼市(旧津山町-1) 45.2 Bq/kg

気仙沼市(19ヵ所)、南三陸町(4ヵ所) は ND調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg)(9/14 @matiwate さん))

9/24 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/15-9/23採取)

http://goo.gl/quTK7

110924_kome_2

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/24 @afuran さんのツイート

福島民報新聞から 「今回の水田には砂が多く含まれており、粘土質が少なく、
稲がセシウムを吸収しやすかったのではないか。今は予備調査の結果が出た段階で、
本調査で安全が確認されるまで出荷されるわけではない」
県のアドバイザーを務める学習院大の村松康行教授(放射生態学)のコメントです。

(注:web版記事には掲載されていない)

【9月23日】

9/23 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/12-9/21採取)

http://goo.gl/QU5qd

二本松市(旧小浜町) 500 Bq/kg(Cs-134 220 Bq/kg、Cs-137 280 Bq/kg)

毎日新聞によると、この水田の土壌: 3,000 Bq/kg (移行係数 0.17)

二本松市(旧岳下村) 35 Bq/kg(Cs-134 14 Bq/kg、Cs-137 21 Bq/kg)

二本松市(旧大平村) 29 Bq/kg(Cs-134 15 Bq/kg、Cs-137 14 Bq/kg)

二本松市(旧渋川村) 24.7 Bq/kg(Cs-134 15 Bq/kg、Cs-137 9.7 Bq/kg)

三春町(旧三春町) 10 Bq/kg(Cs-134 ND、Cs-137 10 Bq/kg)

二本松市(6ヵ所)、三春町(5ヵ所) はND (以上予備調査、収穫1週間前の玄米)

*

白河市(旧白坂村) 23 Bq/kg(Cs-134 11 Bq/kg、Cs-137 12 Bq/kg)

西会津町(旧東松村) 32 Bq/kg(Cs-134 14 Bq/kg、Cs-137 18 Bq/kg)

白河市(34ヵ所)、泉崎村(7ヵ所)、中島村(6ヵ所)、会津若松市(5ヵ所)、西会津町(19ヵ所)、

柳津町(やないづまち)(6ヵ所) はてND (以上調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

【9月22日】

9/22 岩手県 「県産米の放射性物質調査(本調査)の結果について(第7報)」 (9/20, 9/21採取)

http://goo.gl/2IpCh

盛岡市八幡平市滝沢村陸前高田市二戸市軽米町(かるまいまち)、九戸村 全てND (玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/22 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/20採取)

http://goo.gl/614LD

棚倉町(旧棚倉町) 12 Bq/kg(Cs-134 12 Bq/kg、Cs-137 ND

棚倉町(旧近津村) 8.6 Bq/kg(Cs-134 8.6 Bq/kg、Cs-137 ND

棚倉町(12ヵ所)、塙町(10ヵ所)、猪苗代町(25ヵ所)、喜多方市(6ヵ所)、北塩原村(6ヵ所)、

会津美里町(4ヵ所) 全てND調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/22 茨城県 「茨城県産米の放射性物質検査の結果について(第24報)【本調査:高萩市、北茨城市】」 (9/19採取)

http://goo.gl/2rn8u

北茨城市(大津町北町:旧大津町) 85 Bq/kg(Cs-134 36 Bq/kg、Cs-137 49 Bq/kg)

(大津町北町は福島県境に近い。近傍の土壌: No.1(北茨城市・水田) 299 Bq/kg、

 No.361(いわき市富津町・畑) 203 Bq/kg)

高萩市(3ヶ所)、北茨城市(6ヶ所) は ND  (玄米、本調査) (茨城県は9/22で調査終了)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

北茨城市(大津町北町:旧大津町) ND (白米、9/21採取)

(知りたいのは白米の値じゃなくて、土壌の値なんだけど…。)

9/22 群馬県 「米の放射性物質調査について(第6報)」 (9/16-9/20採取)

http://goo.gl/lbPVD

渋川市(旧伊香保町) 61 Bq/kg(Cs-134 27 Bq/kg、Cs-137 34 Bq/kg)

(近傍の土壌: No.4(東吾妻町・畑) 688 Bq/kg、 No.8(高崎市・畑) 290 Bq/kg)

前橋市(2ヵ所)、太田市館林市渋川市(5ヵ所)、みどり市中之条町(2ヵ所)、高山村

東吾妻町みなかみ町(6ヵ所)、千代田町ND (本調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/22 群馬県 「もみがらに対する放射性物質調査について(第1回)」 (9/15-9/20採取)

http://goo.gl/H1Mwz

前橋市渋川市沼田市みなかみ町中之条町東吾妻町太田市みどり町板倉町

全て ND (もみがら)

(定量下限: Cs-134 20~27 Bq/kg、Cs-137 20~26 Bq/kg)

9/22 埼玉県 「放射性物質の農産物への影響調査について~米の調査 第7回目~」 (9/15-9/20採取)

http://goo.gl/sMgxI

飯能市嵐山町横瀬町皆野町(みなのまち)、長瀞町小鹿野町(おがのまち)、美里町

神川町上里町 全てND (本調査、 玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/22 東京都 「東京都による農畜産物中の放射能検査(第27報)について」 (9/7, 9/15採取)

http://goo.gl/epwW7

八王子市羽村市 何れもND (本調査、米)

(検出限界: 不明)

9/22 長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 (21報、9/15-9/18採取)

http://goo.gl/YrTA2

南相木村上松町木祖村山形村野沢温泉村 全て ND (玄米)

(南相木村「ゆめしなの」、上松町・山形村「コシヒカリ」、木祖村「あきたこまち」、野沢温泉村「もちひかり」)

(検出下限値:  Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

【9月21日】

9/21 岩手県 「県産米の放射性物質調査(本調査)の結果について(第6報)」 (9/19, 9/20採取)

http://goo.gl/2IpCh

雫石町一関市(29ヵ所)、平泉町藤沢町(4ヵ所) 全てND (玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/21 宮城県 「平成23年米の放射性物質測定結果について(第15報)」 (9/16, 9/20採取)

http://goo.gl/LwXMb

気仙沼市(5ヵ所)、南三陸町 全て ND予備調査、玄米)

亘理町(6ヵ所)、山元町(4ヵ所)、石巻市(14ヵ所) 全て ND調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg)(9/14 @matiwate さん))

9/21 登米市(とめし) 「市内の玄米に含まれる放射性物質の測定結果」 (9/15採取)

http://goo.gl/dWFaE

市内9ヶ所 全てND (玄米)

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各? 20 Bq/kg)

登米市は、8月の検査時(8/15, 8/19公表)は、低い検出限界で、土壌の値とセットで

検査していたのに、今回は県と同じような検査になってしまった。何故改悪する必要が

あったのだろうか。

9/21 福島県 「緊急時モニタリング検査結果について(福島県・穀類)」 (9/18, 9/19採取)

http://goo.gl/jFTJU

会津若松市(20ヵ所)、喜多方市(6ヵ所)、湯川村(10ヵ所) 全てND調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 5~10 Bq/kg)

9/21 茨城県 「茨城県産米の放射性物質検査の結果について(第23報)【本調査:大子町】」 (9/15採取)

http://goo.gl/MDRlC

大子町(だいごまち)(7ヶ所) 全て ND  (玄米、本調査)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/21 群馬県 「米の放射性物質調査について(第5報)」 (9/12-9/16採取)

http://goo.gl/vBn9k

前橋市(2ヵ所)、太田市吉岡町中之条町東吾妻町千代田町邑楽町 全て ND (本調査、玄米)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/21 新潟県 「平成23年産米の放射性物質の検査結果について(第20報)」 (?採取)

http://goo.gl/tWua5

湯沢町 ND (「コシヒカリ」玄米) (新潟県は9/21で調査終了)

(定量下限: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/kg))

(検査結果まとめ http://goo.gl/LZK92 に定量下限の記載あり)

9/21 「平成23年産米の放射性物質の検査結果に対する知事コメント」 http://goo.gl/ae0fT

9/21 長野県 「県内産米の放射性物質調査結果」 (20報、9/12-9/18採取)

http://goo.gl/YrTA2

小諸市、南牧村、長和町、青木村、岡谷市、下諏訪町、木曽町、小布施町、高山村、

飯山市、山ノ内町 全て ND (玄米)

(下諏訪町「ひとめぼれ」、小布施町・青木村「コシヒカリ」、小諸市・木曽町・飯山市・山ノ内村「あきたこまち」、

南牧村・高山村「ゆめしなの」、長和町「もちひかり」、岡谷市「カグヤモチ」)

(検出下限値:  Cs-134、Cs-137 各 20 Bq/kg(合計 40 Bq/kg))

9/21 富山県 「23年「コシヒカリ」に関する放射性物質の検査結果(第3報)」 (9/13-9/17採取)

http://goo.gl/uYqoI

富山市黒部市(3ヵ所)、南砺市(5ヵ所)、射水市入善町(2ヵ所)、朝日町 全てND (「コシヒカリ」玄米)

(検出限界: Cs-134 + Cs-137 の合計 10 Bq/kg(8/30 @foodrad_bot さん))

(富山県は 9/21で調査終了)

9/21 福井県 「福井県産米の放射性物質調査結果について (9/18採取)

http://goo.gl/yl873

大野市(あきさかり、カグラモチ)、勝山市(あきさかり、カグラモチ)、あわら市(あきさかり、カグラモチ)、

越前市(あきさかり)、坂井市(あきさかり、カグラモチ)、南越前町(あきさかり)

全て ND (本調査、玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 おおむね 5 Bq/kg(合計 10 Bq/g))

9/21 京都府 「府内産農産物の放射性物質モニタリング結果について」 (9/20採材)

http://goo.gl/YoPxx

福知山市、綾部市、京丹後市 ND (玄米)

(検出限界: Cs-134、Cs-137 各 10 Bq/kg(合計 20 Bq/g)/8/27毎日新聞 より)

9/21 島根県 「島根県における米等の放射性物質測定結果について(第2報)」 (8/12-16採取)

http://goo.gl/2hc0r

43地点 全て ND (「コシヒカリ」「五百万石」「ヒノメモチ」「山田錦」「ハナエチゼン」玄米・稲わら

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 4~10 Bq/kg(合計 8~20 Bq/kg)(玄米))

(検出下限: Cs-134、Cs-137 各 7~20 Bq/kg(合計 14~40 Bq/kg)(稲わら))

8/31以前のぶんはこちら。  9/1~9/20のぶんはこちら

(農地の土壌放射能)

放射線量等分布マップ拡大サイト (10/18 文科省)

Map_kakudai_2

  ・航空機モニタリング(航空機軌跡、空間線量率、Cs134+Cs137、Cs134、Cs137)

  ・放射線量等分布(線量、土壌Cs134、土壌Cs137)

  ・走行行サーベイ

  を、電子国土版/pdf版で見ることができる。

8/30 農水省 「農地土壌の放射性物質濃度分布図の作成について」

110830_nouchi  全域/県別/分析値一覧表 があります。

福島県 農地土壌の放射性物質濃度分布図」(上記)と電子国土地図の重ね合わせ。

http://t.co/afKp5vm ← 4,350×3,500 約5MB

Fukushima_nouchi_16001287_2 (1,600×1,287)

栃木県 農地土壌中の放射性セシウム濃度」 (8/30農水省公表図に数値記入)

http://t.co/l3QfE2K ← 1,950×2,450

11083019_tochigi_16001280_2 (1,280×1,600)

千葉県 農地土壌中の放射性セシウム濃度」 (8/30農水省公表図に数値記入)

http://t.co/zAWb98y ← 1,800×2,400

11083022_chiba_16001200 (1,200×1,600)

茨城県内全域における「土壌の放射能濃度マップ」 (9/22 茨城県)

110922_ibaragi_dojyou

原子力発電所事故等による土壌・農作物の放射能汚染に関する情報ポータル (農業環境技術研究所)

福島県下の農地の土壌放射能地図 (5/10 Mac-de-cocolog)

福島県外の農地の土壌放射能地図 (5/21 Mac-de-cocolog)

110614_nouchi1_2

« メモ:お米の放射性物質(放射能)の検査結果(2) 9/1~9/20 | トップページ | 「稲わら汚染」疑い牛の放射性セシウム濃度 »

コメント

千葉県の米の検査について、確かに「検出限界」と書いてあったのに、いつの間にか「定量下限」に
書き換えられている? と思ったのだが、良く確認したら、
飼料用イネについては確かに「検出限界」と書いてあるのだが、食用米については「定量下限」という表現を
採用しているようだ。

千葉県(あるいは他県でも)でこの2つの使い分けがなぜ、どのように行われているのか、良く判らないのだが、
同じ測定ならば、「定量下限」のほうが大きな値になるようだ。

 
8/19に、高知と宮崎のお米からも放射性セシウムを検出? というツイートが出回ったようですが、
検査精度が低いので、検出が確認されたとは言えません。 念のため。

(参考) Togetter「宮崎と高知の精米の放射性セシウム検査結果と精度について」
http://togetter.com/li/177127

 
日経(8/22) 「コメへのセシウム移行調査 福島、新品種視野に110種試験」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E0E0E2E28A8DE0E0E2EAE0E2E3E39191E2E2E2E2

 福島県農業総合センター(郡山市)で、世界の約110種類の稲を使い、水田の土壌に含まれる
放射性セシウムがどのくらいコメに移行するかを調べる実験が進められている。セシウムを吸収
しにくい品種を見つけ出すのが目的。比較的高濃度の放射性物質に汚染された土壌でのコメの
研究例は世界的にも前例がないといい、結果が注目される。

 放射性物質のコメへの影響は来年以降も続く恐れがある。実験チームの東京大大学院の根本
圭介教授(栽培学)は「今回の実験でセシウムを吸収しにくい品種が見つかれば、日本の稲と
交配させてセシウムを吸収しにくい稲が作れるかもしれない」と意気込んでいる。

 実験チームが採用したのはアジア、南米、アフリカなどの品種で、主にフィリピンの研究機関
から取り寄せた。茎や葉が紫色のインドのジャポニカ種「バベール」や茶褐色の穂をつける同じく
インドの「デュラー」、水深の深い水田でも育つバングラデシュの品種など幅広い種類をそろえた。
一部の稲はすでに穂を付け始めたが、気候の違いなどで品種によって生育状況に差があるという。

 農林水産省は、米国や旧ソ連による大気圏内核実験の影響を調べた国内機関の研究結果
を基に、土壌からコメに取り込まれる割合を示す移行係数を0.1としている。

 一方、福島県の今年4月の計測によると、同センター付近の土壌に含まれるセシウムは
1キログラム当たり3700ベクレルで、作付け制限の基準となる同5千ベクレルに近い。
高濃度の汚染土壌での栽培データは過去になく、農水省が示している従来の移行係数が
当てはまるか未知数。実験結果によっては、移行係数の見直しにつながる可能性もありそうだ。
〔共同〕

 
8/17 茨城県 常総市の定量下限について、常総市農政課より、合計で20Bq/kgという回答をいただきました。

 
ありがとうございます。訂正しました。

 
毎日新聞(8/22) 「早場米:福島で検査始まる 不安解消へ悩む農家」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110823k0000m040066000c.html

 東京電力福島第1原発事故を受けた早場米の放射性セシウム汚染検査が22日、福島県で始まった。
国の暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)以下の地域は出荷が認められるが、「国に従うだけでは
不十分」として出荷基準を国より厳しくしたり、自主検査による二重チェック導入の動きも始まった。
消費者の不安を払拭(ふっしょく)しようと、農家の試行錯誤が続く。

 この日の検査は会津坂下(ばんげ)町五ノ併(ごのへい)の農業生産法人「会津みずほ農場」で行われた。
早場米「瑞穂黄金(みずほこがね)」を約35アール分刈り取り、このうち玄米にした500グラムを県が
検査用に採取。25日に県農業総合センター(郡山市)でセシウムの濃度を測定し、結果は即日発表される。

 同法人取締役の猪俣泰司(たいじ)さん(61)は「毎年豊作かどうかを楽しみに収穫するが、今年は
検査のことばかり考えてしまう。結果が出るまで不安だらけ」と話す。

 福島県の昨年のコメ収穫量は全国4位。今年は原発事故の影響などで作付面積が昨年より約2割減った。
県内では約200カ所の水田で早場米を回収し、放射線量を測定。主力のコシヒカリなどの検査は9月上旬
にも始まる。規制値を超えれば検査対象となった農家だけでなく、1950年当時の旧市町村単位でコメを
出荷できなくなる。JA関係者は「1カ所でも出荷停止が出ると福島のコメ全体のイメージ低下につながり
かねない」と、検査の行方を見守る。

 一方、行政頼みでは消費者の信頼を得るのは難しいと考える農家もいる。須賀川市の農業生産法人
「ジェイラップ」は出荷時に独自に白米の放射性物質を測定し、顧客に結果を伝える予定。しかも出荷基準を
国の規制値の25分の1になる1キロあたり20ベクレル以下にした。伊藤俊彦社長(54)は「ありのままの
データを示し、厳しい基準で販売することで福島のコメの信頼を取り戻したい」と望む。

 本宮市の農業、後藤勇さん(59)は、早場米「五百川」を今年から本格的に販売しようという矢先に
原発事故に遭った。放射線測定器を購入して自主検査を行い、出荷時には独自の検査証明書を添付
するつもりだが、「昨年産のコメの問い合わせばかりで、新米はさっぱり」と先行きに不安を隠せない。

 農家と消費者をつなぐ卸販売業者にも対策が広がりつつある。福島県や茨城県で約20店を展開する
「グラントマト」(須賀川市)は約500万円の測定器を4台購入し、県内約3000戸の契約農家から仕入れる
コメを全量検査し、結果をホームページや店頭で公表する。南条浩社長(47)は「検査対象を増やし、
福島のコメを安心して食べてもらいたい」と話している。【工藤昭久、種市房子】

常総市の件で、書き忘れておりました。検査は「玄米です」だそうです。

 
毎日新聞(8/24) 「米の安全シール、神栖市が独自製作 きょうから無料配布 /茨城」
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110824ddlk08040049000c.html

 神栖市は、米に対する県の放射性物質の調査で安全性が確認できたとして、市独自で安全米シールを製作し、
出荷する米袋に貼ることを決めた。県が19日に発表した検査結果で、放射性物質が検出されなかったことを受け、
同市産米の安全性をアピールするのが狙い。

 安全米シールは大きさが縦5センチ、横9・7センチ。「安全米」と大きく書かれ、1枚4円で5万枚を製作。
24日から市内約250戸の米生産農家に無料配布する。
市農林水産課は「流通業者や消費者に安心して購入してもらいたい」と話している。【岩本直紀】

 
毎日新聞(8/24) 「涌谷・黒澤さんの早稲種、茨城・常総生協が出荷容認を県に要望 /宮城」
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110823ddlk04040112000c.html

 農産物の放射性物質問題を巡り、県は涌谷町の専業農家、黒澤重雄さん(63)に対し早稲種
「おもてなし」の出荷を自粛するよう求めている。これに関連し、黒澤さんの取引先の茨城県守谷市の
「常総生協」(村井和美理事長)は19日付で宮城県に「黒澤さんの新米出荷についてのお願い」
と題した文書を送付し、消費者側として出荷容認を要請した。

 同生協は、黒澤さんが「おもてなし」(もみ、玄米、白米)の自主検査を山形市の厚生労働省登録
検査機関で行い、放射性物質が「不検出」だったことを評価。文書は「自主検査に基づく出荷は
宮城県の米の安全性を示すものとして尊重を」と明記。「宮城県の新米をいち早く茨城県の消費者が
いただくことは何よりの復興支援になるのでは」と加えた。

 同生協は取り扱い農産物に対する自主検査の必要から本格的な検査装置を導入。取り寄せた
「おもてなし」を独自測定し「不検出」の結果を得た。

 黒澤さんが検査結果と出荷意思を明らかにした18日夕、県側が黒澤さんと面談し、「県の予備、
本検査後まで出荷自粛」を要請した。黒澤さんは25日に「おもてなし」を収穫する予定。【小原博人】

 
23年度新米(2011年度産)「三重県産こしひかり」は放射能(セシウム)検査をクリアした新米です。
http://kosihikari.sblo.jp/category/1208108-1.html

という通販サイトがあって、三重県でもお米の検査をしたのかな? と思ったのだが、良く読むと

「土壌調査ならびに空間放射線量において、放射性物質濃度の基準をクリアしたお米」
ということだった。

まぁ私も三重県なら安全に決まっていると思うけど、 皆さんだまされませんように。

 
毎日新聞(8/25) 「県「米の出荷自粛を」 黒澤さん「方針は変わらない」 /宮城」
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20110825ddlk04040094000c.html

 ◇放射性物質自主検査
 涌谷町の専業農家、黒澤重雄さん(63)が早稲種の新米「おもてなし」を26日から消費者や生協などに
出荷する方針を示していることに対し、県は23日夕、黒澤さんに「出荷自粛」を要請した。

 18日に続く県の要請に対し、黒澤さんは自主的に行った放射性物質測定で、もみ、玄米、白米とも
「不検出」の結果となり、生協も独自測定で不検出だったことから「安全な米であり出荷の方針は
変わらない」と回答。県は「粘り強く自粛を要請する」(農産園芸環境課)と話している。

 県の要請は、県内で行う「米の放射性物質調査」の予備及び本調査で、食品衛生法上の暫定規制値
(1キロ当たり500ベクレル)以上の放射性物質が検出された場合を考慮した。検出された場合、
旧町村域ごとに全ての新米の出荷を停止し、廃棄処分とする。結果が出る前に出荷した分は、
同法に基づき出荷者や販売者に回収命令を出す方針。

 調査は農林水産省から知事への協力依頼の形を取っており、個人農家の出荷を止める法的根拠はない。
一方、黒澤さんは7月初旬に栽培米全種の独自の自費検査を決めた。県には独自検査の動きが
今月上旬には伝わったが、早稲種の扱いは明確にしていなかった。

 県の本調査は9月20日ごろに終了する見通し。県内の土壌検査では放射性セシウム濃度が
高い地点は基本的にないという。黒澤さんは「例年通りに注文が寄せられている」と話す。【小原博人】

 
陸奥新報(8/27) 「玄米の放射性物質検査に生産者前倒し要請」
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2011/08/17693.html

 国の方針に沿った高精度機器による玄米の放射性物質検査について、県は26日、市町村や
農業団体向けの説明会を開いた。全40市町村ごとの検体採取を9月21日と26日に行い、
結果はそれぞれ3、4日後に判明するとの見通しを示したのに対し、出荷計画を既に立てている
生産者側からは検査の前倒しを求める声が上がった。これらを受け、県は可能な限り対応する
姿勢を示した。

 県は当初、7月から独自に行っている県産農林水産物のモニタリング調査の一環で、コメを
収穫前と後の2段階で検査する方針だった。しかし国が今月上旬、コメの検査をゲルマニウム
半導体検出器を使い、収穫前と後の2段階で行う方針を示した上で、本県も対象地域に指定。
このため、県は独自の玄米検査を国の方針に沿った検査に置き換えた。

 玄米検査は各市町村から1検体ずつ採取し暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)の
おおむね2分の1を下回った場合は出荷可能。200ベクレルを超えた市町村は15ヘクタール
ごとに検体を採取して再び検査し、規制値以下であれば出荷可能。超過すれば市町村単位
または合併前の旧市町村単位で出荷禁止となり廃棄される。県は検査結果が判明するまで、
出荷・販売・譲渡の自粛を求めている。

 一方、収穫前の稲について県は、既に独自の検査を進めている他、県内の環境放射線
モニタリングなどの結果から実施の必要はないと判断した。

 青森市内で開かれた説明会には約600人が集まり、出席者からは「出荷の契約を既に
結んでいる。検査をもっと早くできないか」「収穫した後に出荷自粛の間、生産者各自で保管
するのは難しい」といった意見が出された。

 これらに対して県は「柔軟に対応できるよう、検査を依頼した機関などに相談する」
「放射性物質検査の結果が判明する前でも、収穫・乾燥調整して等級検査はできる。その後、
産地市町村を区分けした形であれば農協などでの保管は可能」との考えを示した。

 さらに、出荷自粛を守らない生産者が出た場合について県は「罰則はないが、県産米の
信頼を守るために協力してほしい」と呼び掛けた。

 廃棄処分となったコメの補償について、国の方針はまだ示されていない。

 
ブログ「2011年嫁に夢中の旅」(8/31) より一部引用
http://2011yomemucyu.blog.so-net.ne.jp/2011-08-31

全体的に眺めて思ったのは、避難区域等以外の水田はいずれも作付け制限オールセーフという、
綺麗過ぎる調査結果にダウト!!

我が伊達市霊山町小国地区においては5,000Bq/kg超の畑が5地点もあるものの、同地区内での
水田での調査は行われていない模様・・巧みに避けてるとしか思えない。

でも類推すればこんなの誰でも分かるじゃないか、畑でダメなら田んぼだって危ないってさ。

ちなみに地点の一つなんか、埋め立て処分すら叶わないハイレベル放射性廃棄物水準の濃度
なんですけど、畑にゃ制限基準が無いからここでも野菜が作られてるかもしれないんですぜ・・はぁ。

 
KBS福島放送(9/2) 「瑞穂黄金は全て一等米 4日には店頭に」
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201109026

県内でトップを切って稲刈りされた会津坂下町産の早場米「瑞穂黄金(みずほこがね)」の等級検査は一日、
町内の米穀販売、猪俣徳一商店の杉倉庫で行われた。

東京電力福島第一原発事故の影響で行われた放射性物質検査では放射性セシウムが検出されず、
旧市町村単位で出荷が可能になった会津坂下町若宮地区、柳津町西山地区の約23トンが対象となった。

県米穀肥料協同組合の検査員が「こくさし」と呼ばれる器具で袋から玄米を取り出し、色や形、水分などを調べた。
今年は梅雨明けが早く、その後も好天に恵まれたため出来が良く、全て「一等米」の格付けとなった。

瑞穂黄金は放射性物質検査の影響で例年より1週間ほど遅い出荷となった。
4日には県内のヨークベニマルなどで販売される。

瑞穂黄金は平成5年の冷害時に早く実った「ひとめぼれ」から育成した品種で県の産地品種銘柄に登録されている。

 
@shanghai_ii さんのツイート (9/12)

[米] 福島県産は早期出荷米の調査終了して予備調査の途中。
現在検査数205、ND率は85.9%。最高値は98。
NDの処理で、Cs134と137を各5(合計10)とすると、平均値は12.8(3.8~21.7)Bq/kg。
()内はND=0~20と仮定した値。

福島の米は、早期出荷米の検査が101件(完了)。
予備調査が402件(104件終了)。
これに本調査が200件ぐらい? ものすごい数だな。。。

福島の水田は春の調査で、制限地域外で平均1500Bq/kgほど(制限地域では米は作ってない)。
先ほどの計算値、平均12.8Bq/kgは移行係数0.0085ぐらい。今のところ、大体予想通りじゃないだろうか。
平均はともかく、初年度だけに突飛な数字が出る可能性があるんで、それが恐い。

 
朝日新聞/新潟 (9/14) 「放射性物質、農作物の課題は」
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001109140004

 東京電力福島第一原発事故の収束が見通せず、県内でも、コメをはじめ農作物が放射性物質に汚染
されていないか、との不安がなかなか消えない。農作物の土壌などへの影響を調べている新潟大学大学院
技術経営研究科・野中昌法教授(土壌環境学)=写真=に現状を聞いた。

――県内の放射性物質の影響は?

 原発事故後、大気中の放射線量が高くなった南魚沼市や阿賀町などでは、土壌の汚染は少なからずある
と思います。私の調査では、南魚沼市の水田の土壌から比較的高い濃度の放射性物質が出た所もありました。

 ですが、玄米への影響は少ない。日本の水田は土壌改良を繰り返したので、放射性セシウムが土壌中の
有機物や鉱物と結びつきやすい。水で流れることもあります。福島県内でも土壌が高い数値を示しても
玄米からはほとんど検出されていません。十日町市の汚泥から高濃度セシウムが検出されましたが、
汚泥と農地では蓄積の仕方が根本的に違います。

 ――県産米について、県は早生品種を各市町村1~7地点、コシヒカリを各1地点で調べています。

 サンプル数をもっと増やした方がいいですね。地形や栽培方法、農業用水によって土壌の性質が違いますから。
各市町村10地点以上は調査し、きちんと結果を発信すべきです。農家も「玄米で不検出だった」と安心せず、
稲わらや米ぬかのチェックもしたほうがいい。土壌のセシウムが稲に吸収された場合、7~8割が茎や葉に
吸収され、その稲わらを土壌にすき込むわけですから。

 また、キノコや山菜は放射性物質の影響を受けやすい。キノコ狩りの季節になりますが、注意しなければなりません。

 ――「セシウムが1キロあたり500ベクレル」という農作物の国の基準値をどう見ていますか。

 福島県でも、国よりもっと厳しい基準を独自につくる動きがありますし、ある生協は100ベクレル以下の
基準を設けています。実際問題として、今回の原発事故で500ベクレル以上という極めて高い数値の食品が
出てくることはまれです。すでに内部被曝(ひ・ばく)の影響に国民の関心が向いているのに、国の基準は
破綻(はたん)しているのです。

 ――国はまず、何をすべきなのでしょう。

 数値の「可視化」が必要です。放射性物質が含まれているかどうかを消費者が気にするのは仕方ないこと。
一方、基準よりずっと低い値なら口にしてもいい、と考える消費者もいるかもしれない。だから、店頭で
「検出なし」「○○ベクレル」と、産地ごとに数値を表示するようにすることが大事なのです。

 それは、農家のためにもなります。現に、福島の生産者団体がきちんと検査結果を表示したところ、風評被害は
ほとんどなかったそうです。農家の顔が見える形で、作り方や苦労を伝えていくのも消費者の理解につながる
のではないでしょうか。(聞き手・服部誠一、藤井裕介)

   ◇
 のなか・まさのり 1953年、栃木県佐野市生まれ。東大大学院中退後、87年に新潟大農学部助手。
同助教授を経て、2006年から現職。「にいがた有機農業推進ネットワーク」(新潟市西区)共同代表を務める。

 
東部よみうりウェブ版(9/19) 「三郷の地酒がもうすぐ誕生・コシヒカリ原料、愛称募集」
http://www.tobuyomiuri.co.jp/newnews/110919sake.1.html

 古くは早稲米の産地として万葉集にも歌われ、江戸時代には天領として良質な米の産地
として知られた三郷市。地元の資源を使った魅力的な「三郷ブランド」づくりとして、市と
越谷酒販売組合三郷支部(楠太支部長・加盟50店)が、地元2軒の農家に委託栽培した
コシヒカリで初の地酒造りに挑んでいる。

 8日には、同市彦糸1丁目の農業、中村誠さん(63)が妻の万知子さん(57)と2人で、
みさと団地に近い田んぼでコンバインを使って750㌔が収穫された。中村さん夫婦は
「うちの独自の方法で土壌づくりをして春先からあぜ道の雑草をこまめに取るなど風通しを
良くし、低農薬で栽培。良い出来です。自分たちが作った米で日本酒ができるなんて楽しみ。
どんなお酒になるのか、早く味わってみたい」と待ち遠しいようすだった。

 市では、同市半田の面来洋司さん方で収穫された米と合わせて1・5㌧を秩父市の
酒造会社に委託。市では製造にあたり、独自に放射性物質の検査を専門機関に依頼し、
「安心安全」な米であることが証明された。

 4合びん(720㍉・㍑)入りを限定3200本製造。米粒の4割を精米し研磨し、環境省の
平成の名水百選に認定されている良質の水のみを使った、特別純米酒だ。来年1月下旬
から2月初旬には市内酒店で販売予定。

 市産業振興課では「専用の酒米ではなく、三郷で広く栽培されている食用のコシヒカリの
食味の良さを生かした、醸造用アルコール無添加の純米酒で勝負することで地産地消や
農業振興につながる。贈答用、みやげものとしてPRしたい」という。

 市では特別純米酒のネーミングも募集中。10月14日締め切り。採用者ほか5人に地酒と
記念品プレゼント。
 <問い合わせ>三郷市産業振興課TEL930・7721。

 
朝日新聞(9/22) 「地元のコメは」蔵元揺れる秋
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001109220005

●放射線測定 安全PRも

 数々の名酒で知られる福島で、酒造りの季節が始まった。今秋実るコメを使うべきかどうか。
ふるさとへの思いと放射能汚染への心配のはざまで、蔵元は揺れている。

 1752年創業で「箕輪門(みのわもん)」や「生(き)もと」で知られる「大七酒造」(二本松市)は
これまで、会津地方産の「五百万石」に加え、兵庫県産の「山田錦」などを使ってきた。例年、
10月10日前後には仕込みが始まる。10代目当主の太田英晴社長(51)は「コメ生産者とは
長年のつきあいがある。今年もできれば地元のコメを使いたい」と話す。

 会津のコメは酒造りにぴったりだと、地元産にこだわってきた。原発事故が起こり、酒蔵の
窓や通気口に目張りやフィルターを設け、酒蔵内の各所で放射線量を測定し、お客に安全性を
訴えている。

 6月にフランス・ボルドーであったアルコール飲料の見本市「ヴィネクスポ」では「フクシマの
蔵元」と注目を浴び、利き酒会のブースは試飲する人であふれた。「精米で最低3割は削る
ので、汚染の心配は少ない。検査で安全が確認されているとアピールしたい」と太田社長。

 やはり老舗の「奥の松」の蔵元(同)。昨年まで、原料の8割が福島県産の五百万石と
「千代錦」だった。杜氏(とうじ)の殿川(とのがわ)慶一さん(61)は「今季はどうなるか
わからない」と言う。

 復興応援の機運の盛り上がりで震災後は売れ行きが伸び、4~6月の売り上げは
前年比3割増だった。今季の酒造りが始まるが、お客は去年までのコメでつくった酒だから
飲んでくれたのではないか。原発事故後のコメが原料とわかった時にお客はどう動くのか。
殿川さんは「心情としては地元産を使いたいが、検査結果とお客の反応を見て決めようと思う」
と話す。問屋からも「今年の酒は検査機関で証明書をとってほしい」という要望が届いているという。

 県は、8月下旬から早場米や一般米の検査を進めているが、これまで基準を超える
放射性物質は検出されていない。

 国税庁によると、福島にある清酒製造会社は73社。新潟、長野、兵庫に次ぐ全国4番目の
多さだ。昨年度の全国新酒鑑評会で金賞に選ばれた清酒は19に上り=表=、新潟に次ぐ
全国2位だった。(大谷聡)

 
NHK(9/23) 「コメ予備検査で500ベクレル」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110923/k10015809271000.html

 収穫前の稲の一部を刈り取って放射性物質を調べるコメの「予備検査」で、福島県二本松市の
旧小浜町のコメから国の暫定基準値と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが
検出されました。福島県は、二本松市を「本検査」での重点区域に指定し、出荷できるかどうかを
判断することにしています。

 政府が求めているコメの放射性物質の検査は、収穫前に一部を刈り取って放射性セシウムによる
汚染の傾向を把握するための「予備検査」と、収穫したあとの「本検査」の2段階で行われています。

 福島県によりますと、県の「予備検査」で、二本松市の旧小浜町で採取されたコメから、1キログラム
当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出されました。これは国の暫定基準値と同じ値で、
国が求めたコメの放射性物質の検査で検出された値としては、これまでで最も高いものです。

 福島県は、二本松市全体を「本検査」での重点区域に指定し、検査地点を計画していた38地点から
およそ300地点に増やして、収穫されたコメを出荷できるかどうか判断することにしています。

 
毎日新聞(9/23) 「二本松産米:予備検査で規制値検出 本検査で出荷判断へ」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110924k0000m040077000c.html

 福島県は23日、一般米の放射性セシウムの予備検査で、二本松市小浜地区産の「ひとめぼれ」から
国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)と同じ放射性セシウムが検出されたと発表した。
県は同市を初めて「重点調査区域」に指定。出荷の可否を判断する本検査の検査地点を増やして
検査を急ぐ。同県産米は既に早場米は全県で出荷可能と判断され、一般米も20日に会津坂下町などで
出荷が始まっており、農業関係者からは風評被害を懸念する声が出ている。

 県によると、500ベクレルが検出されたコメは12日に採取されたもので、あわせて検査した水田の
土壌は1キロ当たり3000ベクレルだった。同地区の他の11カ所では検出不能から最高で
212ベクレルだった。

 予備検査は収穫後のコメによって出荷の可否を判断する本検査の検査地点数を決めるために
収穫約1週間前に行われる。福島県は県内を約370地域に分け、1地域につき数地点で検査。
予備検査で200ベクレルを超えた地域を含む市町村については、本検査で重点調査区域と指定。
検査地点を15ヘクタールごとに2地点(国の基準は1地点)設けて、暫定規制値を超えないかを
改めて調べる。

 県は今回の検査結果を受け、二本松市での本検査の地点を当初予定の約40から300まで
大幅に増やす方針。万一、本検査で500ベクレルを超えた場合は、合併前の旧市町村単位で
出荷が制限される。

 一般米の予備検査でのこれまでの最高値は、福島市大波地区での136ベクレルだった。

 農林水産省は土壌からコメへ吸収されるセシウムの移行係数を0.1(10%)と設定し、土壌
1キロ当たり5000ベクレルを上回る水田の作付けを制限しており、計算上は500ベクレルを
超えるコメはないと見ていた。今回の検出結果について同省の担当者は「予備検査は傾向を
見るもので、本検査を見ないと何とも言えない」と話した。同省によると、これまでの結果では、
予備検査の数値から本検査段階では下がる傾向にあるという。【種市房子、曽田拓】

----------------------------------------------------------------------
注: 「同地区の他の11ヵ所の玄米が ND~212 Bq/kg」とあるが、
  この結果はHPでは公表されていないもよう。

 
読売新聞(9/24) 「福島産米、山間部で追加の予備検査実施」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110924-OYT1T00695.htm?from=navr

 収穫前に行う一般米の放射性物質の予備検査で、福島県二本松市の1検体から国の暫定規制値と同じ
1キロ・グラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題を受けて福島県は、これまでの
検査地点に入っていなかった山間部で追加の予備検査を進めている。

 当初予定していた48市町村の予備検査は24日までに終了。放射性セシウムが国の基準(1キロ・グラム
当たり200ベクレル)を上回り、「重点調査区域」に指定されたのは、二本松市のみだった。

 暫定規制値と同じ検体が出た同市岩代地区は、阿武隈山系の丘陵地帯にあるため、同じ丘陵地帯で、
土壌の放射性物質濃度が比較的高い場所を中心に、追加で1自治体あたり3~5地点程度を検査する
ことにした。 追加検査は23日に同市と郡山市、大玉村で始め、13検体はいずれも基準を下回った。

  http://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2010/201005nyuumon.pdf

「検出限界」と書いてあったのに、いつの間にか「定量下限」に
>>>>これらは、不検出やN.Dと同様、定性的存在は、あっても、定量的データとして、公表できない
定量値が表示されてしまうような機器ごとの更正とか、個別事情や検査技師の判断などが、関係してくるのでは、
ないでしょうか。500ベクレル以下か以上かの判断というか、500ベクレル基準値に対する定性的データーを
求めたいのか、あくまで、しっかりと定量データーを測定後、基準値以下か以上かを、読者側が判断しやすいように、
数値を公表していくスタンスなのかでは、ないかと想像してます。

基本的に、土壌には、セシウム以外の原発からの放射性微粒子は、たくさん含まれていますから、
特に、微量で、身体に影響を与えやすく、測定しにくい核種が存在すれば、内部被曝としては、危険ですよね。
まあ、放射性造影剤を血管に注射する時代だから、国は気にしないのでしょうけど。ガンマ線以外は、
気にしないって言う法律だから。。

 
りぼん。 さま。

分析目標を定量下限とすることは、この種の分析の以前からの習慣のようです。
http://togetter.com/li/183093 の最後のあたり参照。)

まぁしかし、全数でなくとも良いから、もっと精密に分析して、
ND(計 40 Bq/kg以下)というのが、 20くらいなのか、10くらいなのか、5くらいなのか、
といった情報を出してくれると良いのですが。

>セシウム以外の原発からの放射性微粒子

世の中には、プルトニウムやストロンチウムの危険性を宣伝する人も多いようですが、
私自身は、それらの危険性は小さいだろうと(今のところ)考えています。

 
福島放送(9/29) 「独自に一般米検査 全農県本部」
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201109295

 全農県本部は28日までに、今年の県内産一般米について銘柄別に独自の検査を実施し、放射性物質が
「未検出」の銘柄を優先販売する方針を固めた。

 10月上旬から、県内JAの約250カ所の検査場所単位でコシヒカリ、ひとめぼれなど合わせて1000点程度を調べる。

 県の検査では、放射性セシウムが食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を下回った市町村ごとに
出荷できるが、県本部は銘柄別の検査態勢を導入し、全国への安全性をアピールする。

 全農県本部は、JAの検査場所で検体を抽出する。

 検査点数は主力品種のコシヒカリ、ひとめぼれは各250点、特別栽培米や酒米、もち米などは合わせて500点
程度と見込んでいる。

 検査場所のエリアごとに、放射性セシウムが検出されなかった銘柄を優先的に民間業者に販売する。

 検査は民間の検査機関に委託するほか、県の協力を要請する。
費用は総額1000万円と見込み、全農県本部が負担した上で、東京電力に請求する方針だ。

 
我が家でも小さな田んぼを借りて、毎年少しだけ米作りをしています。
一年がかりで随分手間がかかるのだなあ、と、実感するにつけ、農家の方々には、とても感謝しています。

それが今年の春からは、「出ないといいけどなあ」というつぶやきが、地元農家の方々から聞こえ、
「出なかったよ」という声に、心からほっとしたものです。

でもどうなんでしょうね。
田んぼを実際に掘り返してみると、セシウムが吸着しやすいという粘土質そのもの。
田によって、水も地下水や河川からの用水、山の湧き水、貯水池。
風の向き、腐葉土を蓄えた山に面した田や棚田、平野部に広がる田んぼなど、
さまざまな環境や要素があるように思えます。

そのうちの一部(もしかしたら一番影響が少なそうな場所のことも?)を検査して、
ハイ安全です、と。

都会に居ながらにして、農村・漁村・山間部と、第一次産業の現場を訪れることの多い私には、
生産者の「知りたいけど知りたくない気持ち」も、わかるような気もするのです。
でもでも消費者としては、本当のこと知りたい。
どうしましょう。

 
じゅんこ さま。
米に限らないけど、食品のサンプリングがどう行われているかは、どの県でもほとんど公表されていません。

疑いだしたら、きりがない。

ブログやツイッターでは、根拠のない疑念には触れないことにしているのですが、ホントはどうなんだろう、
というのは常にありますね。

 
9/20 トーヨーライス プレスリリース 「米の放射性物質に関する自主検査の実施について」
http://toyo-rice.jp/news/news.html?id=130

1.主旨
 東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の事故により、大量の放射性物質が大気中ならびに
海洋中に放出され、特に大気中の放射性物質はその後の拡散により、福島県はもとより近隣各県の広範囲に
亘って土壌・河川等が汚染されました。その後、各用水・農畜水産物からも規制値を超える放射性物質が
検出されたことにより、食に対する不安が急激に広がり、目には見えないものだけに、風評被害は今もなお
続いております。

 そのような中、弊社は、「環境」「省エネ」、更に消費者に「安全」「健康」と「美味」な商品を提供するメーカーの
責任として、特に小さなお子様をお持ちのお客様にもこれまで同様に「安心」して召し上がっていただける
「金芽米」ならびに「BG無洗米」をご提供すべく、弊社が取扱いをする平成23年産米については独自の基準を設け、
それに基づき放射性物質に関する自主検査を以下のとおり実施して参ります。

2.実施要領
(1)検査対象地域
 国が指定した米の放射性物質検査の17対象都県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、
栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県、長野県、静岡県)の原料

(2)検査方法
 商品を製造する精米工場に入庫した対象原料について、入庫毎に放射性セシウムの有無について検査を
行ないます。検査については、年内は外部の検査機関(※1)に委託し、安全確認(※2)がされた上で使用許可を
出します。また、検査を迅速に行なうため、使用する機器(※3)の準備が整い次第、自社工場内での検査を
開始いたします。自社での運用開始は、今のところ平成23年12月末頃を予定しております。

(3)検査結果
 自主検査の結果についてはこちらからご確認いただけます。
http://toyo-rice.jp/news/news.html?id=132
併せて各都道府県で発表している検査結果も参考のため記載させていただきます。

3.販売方針
 原子力発電所の事故から6ヶ月が経過しましたが、日本の食に対する消費者の不安は未だ解消されて居らず、
見えない敵との戦いの如く不安を感じながら食材選びをしているところであります。米は日本人の主食であり、
全ての国民の食事の中心と考えたとき、小さなお子様にも安心して食べさせることができるもの、即ち、
事故による放射能の影響を受けていない米が弊社がご提供する米であると考えます。そのようなことから、
弊社が商品としてご提供する米に関しては、放射能検査の結果、「ND(検出せず)」と確認されたものについてのみ、
販売していくこととします。

※1
 委託する検査機関が使用している機材は、「ゲルマニウム半導体スペクトロメーター」及び「NaIシンチレーション
γ線スペクトロメーター」となります。

※2
 安全確認とは、放射能核種検査または簡易核種検査の結果、「放射性セシウム濃度」が「ND(検出せず)」と
確認された場合のことをいいます。(検出限界:1~10Bq/㎏程度)

※3
 弊社が使用する測定装置は、「ベルトールド・テクノロジー社製 NaIシンチレーションγ線スペクトロメーター 
LB2045」になります。

 ゲルマニウム半導体スペクトロメーターと同様にγ線のスペクトルを解析し、核種の定量を行なうことができます。
何よりも取扱いが容易であり、核種についての定量性もあることから、牛肉のスクリーニング検査に使用するなど
検査機関においても採用されている信頼できる装置になります。

 
神戸新聞(10/4) 「コメ農家「放射能との闘い」 福島30キロ圏」
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004523495.shtml

 福島第1原発から30キロ圏内にある福島県川内(かわうち)村のコメ農家、秋元美誉(よしたか)さん(68)が
3日、25アールの水田に実った有機米3 件を収穫した。同村は国が定めた作付け制限区域だが「自分の田んぼ
への影響も知らず、放射能との闘いに勝てるはずがない」と5月、苗を植えた。コメは出荷せず、放射線量を測って
廃棄する。「放射能3 件をどう克服するか。福島の努力を兵庫の人にも知ってほしい」と訴える。(木村信行)

 秋元さんは3・5ヘクタールの水田を持つ。15年前から無農薬とアイガモ農法に取り組み、2007年には
福島県代表として皇居にコメを奉納した。

 「コメさ作ってんじゃない。土さ作ってんだ」。牛のふんを2年間発酵させた堆肥と、阿武隈山地の腐葉土を混ぜ、
甘いコメが育つ土壌を作ってきた。

 そこへ原発事故が起きた。夫妻で長女の住む同県田村市に避難。川内村の水田は原子力災害対策特別措置法
に基づき、作付け禁止になった。

 だが、秋元さんは「自分の田で育てたコメからどれだけセシウム3 件が出るか試さんと、納得できねぇ」と思った。
村役場からは「(他の農家と)足並みをそろえて」と止められたが、田植えを実行。作付けは全体の1%の25アール
にとどめた。罰せられる覚悟だった。

 「美誉は何やってんだ」という批判が聞こえてきた。「(東京電力の)補償に悪影響がある」という声もあった。

 だが風向きの関係もあり、川内村の放射線量は低濃度で推移。秋元さんの田は9月末時点で毎時0・25
マイクロシーベルトで、作付け可能な福島市の5分の1以下だった。近くの農家の男性は「秋元さんがコメを
作らなかったら、川内の田の汚染は分からないままだった」と話す。

 周辺には、雑草がのび放題の水田が広がる。収穫した稲穂は自然乾燥させ、11月に自己負担で放射線の
検査をする。近くの畑で作ったナスやアズキの放射性ヨウ素やセシウムはすべてND(検出限界以下)だった。
コメは規制値以内でも廃棄するつもりだという。

 「捨てるコメを作るのはつらい。でも国の言うことだけ聞いとっても農業は再生せん。東電の補償頼みなんて、
もってのほかだっぺ」。秋元さんは言った。

【川内村】 人口約3千人。農林業が中心で高齢化率31%。原発事故で全村避難し、面積の3割は警戒区域、
残りは緊急時避難準備区域に指定された。郡山市に臨時村役場を設置。9月30日に同準備区域は解除され、
約200人が戻った。

 
朝日新聞(10/5) 「食品の放射性物質、下限値も明記 消費者の声に応える」
http://www.asahi.com/national/update/1005/TKY201110050474.html

 食品に含まれる放射性物質の検査結果について、厚生労働省は、調べられる下限値を下回った場合、その数値を
具体的に明記することにした。これまで「不検出」を示す「ND」(not detectedの略)と表記していたのを改めた。
「数値を知りたい」という消費者の声に応えたという。

 厚労省は毎日、都道府県などが実施した食品の放射性物質検査の結果を公表している。検査方法によって
放射性物質を検出できる下限値が異なるのに、「ND」表記では、どれくらいの数値以下なのかわからなかった。

 コメの検査が本格化してきた8月、消費者から厚労省に「NDとはなんだ」「詳しい数字を出して欲しい」などの
質問や要望が相次いだ。厚労省は9月29日、下限値を示して「○○以下」とするよう都道府県などに通知した。
福島県などの一部地域を除いて、厚労省のホームページでは3日から変更された。

 
朝日新聞(10/4) 「米袋表示に県「待った」」
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001110040002

(写真)幻となった「安全宣言米(安全確認米)」ラベルの試作品=県米穀小売商業組合提供

 県内のコメ小売店が加盟する県米穀小売商業組合と協同組合米ネットワーク新潟(いずれも新潟市中央区、
組合員延べ計410人)が、今年産の県産米の安全性が一目で分かるように「安心宣言米」などと表記したラベル
を米袋に貼ろうとしたところ、県が「法に触れる恐れがある」と待ったをかけ、計画を断念したことが3日分かった。

 両組合で専務を務める五十嵐清さん(68)によると、県が先月21日までに終えたコメの放射性物質検査で、
作付けしている29市町村すべてで「不検出」の結果が出たため「新潟県産 安心宣言米(安全確認米)」と
記した縦2・5センチ、横4・5センチのラベルを先月末に考案し、組合加盟の小売店に配る計画をたてた。

 ラベルに「放射能検査済み」と記す案もあったが、袋内のコメを直接検査したわけではないため、
「放射性物質未検出地域で収穫」と付記するにとどめた。

 ところが、県は消費者庁に照会した結果、景品表示法(優良誤認)に抵触する恐れがあるとの判断を示した。
「組合以外の店で売られる県産米には表示がないことになり、消費者が誤認する」(県消費者行政課)との
理由だ。小売店が独自に検査し、表示する分には問題はないという。

 そもそも組合は、放射性セシウムなどを詳しく調べられる検出器を独自に買って、消費者に安全性を
知らせようと考えていた。だが、「消費者がかえって混乱しかねず、県検査に一本化しよう」(五十嵐専務)と
判断し、県検査を受けてラベル表示を計画したいきさつがある。

 その表示も難しくなり、ラベルを発案した新潟市内の小売店社長(65)は「消費者がコメの安全性に不安を
覚えているのに、選択の目安が示せないのは残念」と話す。(服部誠一)

 
読売新聞(10/6) 「農地83か所 放射能検査」 (岩手)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111006-OYT8T00033.htm

月内にも県が2790万円補正予算案

 県は、県内全市町村の農地83か所で土壌の放射性物質濃度の検査を月内にも開始するため、県議会に
5日提出した補正予算案に約2790万円を計上した。

 検査は平成の大合併以前の旧市町村単位で実施する。暫定許容値(米は土壌1キロ・グラムあたり5000
ベクレル)を超えた場合、利用自粛を要請し、除染を行う。県は「高くても許容値の10分の1以下だと思うが、
農家の不安を考慮した」としている。

 検査は、県が4日に決定した県産食材の安全確保方針の一環として実施。方針では、県産農水産物の
放射性物質濃度が規制値を超えた際、食品衛生監視員が伝票などで確認し、出荷自粛や自主回収の対象
となる食材が販売・使用されないようにすることも決めた。

 
読売新聞(10/5) 「新米安全PR 独自検査で」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20111005-OYT8T00116.htm

販売会社など 微量検出でも「売らない」

 2011年産米の放射性物質濃度の検査について、県は1キロ・グラム当たり20ベクレルまで調べたが
全て「不検出」となり、本格的な出荷が始まった。それに対し、大潟村の米販売会社は、同1ベクレル以下
まで検査した上で「不検出」の米しか販売しない方針を打ち出している。大潟村も独自の検査で有事に備えた。
「安心」を売りに差別化を図るこうした動きは、消費者に広がった不安感の表れともいえる。(一條裕二、金島弘典)

 国は8月、東北や関東など17都県に米の放射性物質の検査を求めた。1キロ・グラム当たり500ベクレルを
超えると、旧市町村単位で出荷停止とする仕組み。どこまで詳しく検査するかは、各都県に判断を任せた。

 本県など多くの県は、後に農林水産省が示した文書に沿い、「十分な信頼性を有する形で検出できる
最小値」(県流通販売課)である「定量下限値」として同20ベクレルを設定。検査結果が20ベクレル未満は
全て「不検出」として公表した。旧69市町村の全てで「不検出」だった。

 一方、約120人の会員農家を抱える米の販売会社「大潟村あきたこまち生産者協会」は、1キロ・グラム
当たり1ベクレル以下まで調べ、「不検出」だった米だけを販売する独自の「安心基準」を設けた。

 同協会では、牛肉の放射能汚染が問題化した7月から独自基準の検討を開始。涌井徹社長は当初、
同10ベクレルを規制値に設定しようと考えたが、育児中の女性社員に「消費者の立場」で意見を聞くと、
「少しでも検出された米は買いたくない」との声が大勢を占めた。このため、同5ベクレルを規制値として、
いったん取引先の消費者に通知した。

 しかし、それでも一部の消費者からは不安の声が寄せられ、結局、同1ベクレル以下まで調べて
「不検出」の米だけを売ると決めた。

 これまで、日本穀物検定協会(東京)で12検体を調べたが、いずれも「不検出」。検査コストは価格に
反映させておらず、顧客には好評だという。

 涌井社長は「県の検査を否定しないが、少しでも検出された米は、子供に食べさせたくないのが
親の気持ち。毎日食べる米だからこそ、消費者の期待に応え、どこよりも厳しい基準にした」と話す。

 魚沼産コシヒカリをインターネットで販売する「イーヤンドゥ」(東京)はあきたこまち生産者協会の
取り組みを知り、同3ベクレルまで調べて「不検出」の米だけを販売することにした。富井学社長は
「ホームページに販売方法を載せた直後から、アクセス数が急増した。放射能では『ここまで安心』
という値はないので、出荷基準を設けることにした」と話した。

 また、大潟村も県の検査とは別に、村内の新米を1キロ・グラム当たり10ベクレルまで検査し、
問題がないと確認した。

 同村産業建設課の担当者は、独自検査の理由について、「県外の東北地方で基準を超える
放射性セシウムが出れば、『東北の米は危ない』と十把一からげにされかねない。県と村の
ダブルチェックをくぐった米であれば、『大潟村産だけは安全』と見てもらえる」と説明した。

 一方、県流通販売課の担当者は「県でも、検査時間を長くすれば下限は下げられたが、既に
20ベクレルで十分に安全なので、さらに下げる必要性は乏しい。出荷がずれ込めば農家に被害を
与えかねなかった。いずれにしても本県産の新米は全て不検出だったので、消費者には安心して
食べてもらえる」と強調している。

 
河北新報(10/7) 「玄米セシウム汚染濃度 福島、国係数の1割以下」
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111007t65007.htm

 福島第1原発事故で放出された放射性セシウムによる福島県内の玄米汚染濃度は、国が設定している移行係数(0.1)の
10分の1以下にとどまることが6日、東北大大学院農学研究科の南條正巳教授(土壌立地学)の解析で分かった。
土中に含まれる放射性セシウムが玄米へ吸収される割合が比較的小さいことを裏付けた形だ。

 解析に使ったのは、農林水産省が8月30日に発表した土壌汚染データの福島県分のうち、作付け制限地域以外で原発から
距離が近く、サンプル数が多い二本松、伊達、本宮、川俣、大玉、郡山、田村、いわきの8市町村分(64地点)。玄米の方は
福島県が実施した調査の8市町村分計308サンプル(9月30日現在)を使用した。

 その結果、64地点の土壌1キロ当たりの放射性セシウム濃度は、最大で4833ベクレル(本宮市の1地点)、最小は
225ベクレル(いわき市の1地点)。平均値は2136ベクレルだった。

 一方、玄米の最大値は国の暫定基準値と同じ1キロ当たり500ベクレル(二本松市)だが、235地点は不検出だった。
不検出の地点については、最悪のケースを想定して全地点で検出下限値と同じ放射性セシウムが含まれると仮定することとした。

 検出下限値を20ベクレルとした場合、玄米1キロ当たりの放射性セシウム濃度は平均で24.6ベクレル。下限値を10とすると
12.6ベクレルとなり、移行係数は0.01~0.006となる。

 環境科学技術研究所(青森県六ケ所村)の塚田祥文主任研究員(環境放射生態学)は「国が設定した移行係数は大気からの
直接沈着による汚染も加味されている。純粋に土の中からの移行となると、その値は0.01を大きく下回るという研究報告もあり、
今回の分析は土からの吸収量は大きくないことを実証した」と言う。

 ただ、注意しなければならないのは、二本松市の収穫前予備調査で500ベクレルが検出された例のように、わずかながら
極端な数値を示したケースがあることだ。

 南條教授は「二本松のような例外的に高いケースは、樹木に付着した放射性セシウムが飛散するなど、二次的な形で
稲に直接沈着した可能性がある」と、土壌汚染以外の要因が大きく作用したと推測する。

 塚田研究員も「森林の放射性セシウム濃度は非常に高い状態が続いており、山から汚染度の高い水が水田に流れ込むと、
玄米が高濃度に汚染される可能性がある」と土以外の影響に着目している。

<東北大大学院農学研究科 南條正巳教授に聞く>

 福島第1原発事故後初めての収穫の秋。懸念されたコメへの放射性セシウム汚染は、二本松市で国の暫定基準値と同じ
1キロ当たり500ベクレルの検出例があったものの、大半は不検出か基準を大幅に下回った。日本土壌肥料学会会長で、
土壌と玄米の汚染についてデータ分析を行った東北大大学院農学研究科の南條正巳教授に聞いた。
(聞き手は編集委員・長谷川武裕)

 ―玄米と土壌のデータ分析から分かったことは。

 「土からの放射性セシウム汚染は小さいということだ。過去の例から、飛散によって直接付着する場合は相対的に影響は
大きいようだ。農林水産省の測定結果では、放射性セシウムの95%は深さ2.5センチまでの土壌にあることが分かっている。
耕作する際に土が混じって薄まるため、土中からの吸収量は比較的少なくなると考えられる」

 ―放射性セシウムによる土壌汚染の現状を過去と比較するとどうか。

 「農業環境技術研究所(つくば市)が公表しているデータで、放射性セシウムによる土壌汚染が高かったのは、大気圏核実験
が盛んだった1960年代。実測のピークだった63年の全国の平均値38.9ベクレルと比較すると、福島県の8市町村の現状は
約55倍の水準に達している」

 ―玄米の方は。

 「同じく農業環境技術研究所のデータによると、玄米中の放射性セシウム濃度は最高だった63年で、全国の平均値は
11.5ベクレル。最高地点では20.4ベクレルだった。福島の濃度は、検出下限値の設定で変わるが、それでも平均で
10~20ベクレル台。このことから、福島の玄米の汚染度は過去にわれわれが体験し、健康被害報告のなかった領域に
とどまっていることを示している」

 ―今後の課題は。

 「一部、高濃度の検出例は、土以外の要因が考えられるが、その原因をしっかり分析し、今後の汚染防止策に生かしていくことだ」

[移行係数] 土と作物に含まれる放射性物質の濃度比を示す数値。土壌の濃度が1キロ当たり100ベクレル、作物が
同じく10ベクレルとすると、移行係数は0.1となる。

 検出下限値 機器が有意に測定できる最低の数値。それを下回った場合は「不検出」となる。
福島県は放射性セシウム134と同137について、それぞれ「5~10ベクレル」と設定している。

 
河北新報(10/13) 「焦点/福島米「安全宣言」/消費者の不安拭えず 販売苦戦の恐れ」
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111013_02.htm

 福島米の放射性物質検査の結果、作付けのあった福島県内48市町村でコメの出荷が解禁となった。
しかし、放射能汚染に対する消費者の不安を拭い切れたとはいえず、販売苦戦は否めない。

 ことしの福島産のコシヒカリは、これまで同程度の評価を受けた北関東産より60キログラム当たり
1000~1500円低い価格で取引されている。米価は全国的には上昇しており、福島米の価格低迷は
市場の目の厳しさを物語る。

 特に販売不振になる可能性があるとみられているのが家庭向け。「福島の農家には申し訳ないが、
ことしは福島米は一粒も扱わない」。従来、福島産のコシヒカリやひとめぼれを主力商品としてきた
首都圏の米穀店はそう言い切る。

 店頭には栃木産や茨城産の新米コシヒカリが並ぶ。だが福島県に近い点がマイナス材料となり、
売れ行きは振るわないという。「千葉産でさえ嫌がる客もいる。福島産では勝負にならない」と話す。

 生産、流通、消費の関係者が決定的なダメージになったと口をそろえるのが、予備検査で二本松市
小浜のコメから暫定基準値と同じ1キログラム当たり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題だ。

 「本検査で基準値を下回っても、いったん500ベクレルが出た事実は消えない。二本松産、それが
混じっているかもしれない福島産を買う消費者がどれだけいるだろうか」と福島県内の米穀業者は懸念する。

 一方、業務用は低価格が受けて引き合いが予想外に強まっている。複数産地のコシヒカリをブレンドすれば
「国内産コシヒカリ100%」の表記が可能となり、流通サイドにとっては福島産と明示しないで済むという。

 大手のコメ仲介業者は「福島米の品質の高さは業界では常識。それが今、日本一安い。検査も
通っているから安全性もお墨付き。割安感があり、外食産業には魅力的だろう」と指摘する。

 本来の品質に見合った価格を付けられず、福島産を名乗ることをはばかる状況がいつまで続くのか。
県内の農協幹部は「ことしは全量売り切ることが大事だ。ある程度、買いたたかれても仕方がない」と
苦しい胸の内を明かす。

◎お墨付きでも期待薄/組合、業務用に活路求める

 福島県で作付けされた全てのコメが「安全」とのお墨付きを得た。名目上は大手を振って出荷される。
だが、福島第1原発事故の影響で販売不振が予想され、農家ら関係者の表情はさえない。

 二本松市小浜地区。山あいに小さく、不整形な水田が点在する。9月の予備検査では、そのうち
1カ所のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)と同じ放射性物質が検出された。

 本検査で「シロ」と認定されたとはいえ、汚染米のレッテルを貼られたことに、周辺の生産者の
ショックは大きい。

 「売れ行きは芳しくないだろう」。農業手塚源司さん(75)は半ばあきらめ顔だ。基準値と同水準の
放射性物資が検出されたコメの水田は比較的離れているが、「小浜のコメというだけで一緒くたにされる。
うちのコメだけ特別ということにはならない」と話す。

 80アールで約4000キロのコシヒカリを作っている。昨年は60キロ約1万2000円の値が付いた。
ことしも既に刈り取りを終えて天日干しにし、出荷を待っている状態だ。

 「ことしは粒ぞろいで出来が良かったが、売れても半値以下になるかもしれない。台無しだ」と手塚さん。
東電に補償を求めるが、「不十分な対応に終わる可能性がある」と不安は消えない。

 「二本松産米は一切駄目だ」
 郡山市の米穀卸の梅本典夫さん(60)は取引先の大手商社から、そう言い渡された。

 梅本さんは県米穀肥料協同組合の理事長。組合は、小浜地区のコメは基準内でも全量を出荷停止に
するよう県に求めている。「小浜のコメの印象が福島米全体のイメージ低下を招く。小浜のコメを
切り離した方が他産地のためになる。小浜地区の農家には金銭で補償すべきだ」と訴える。

 福島米を敬遠する消費者心理は根強く、個人向けの販売は厳しい。梅本さんは「外食産業など業務用に
活路を見いださざるを得ない。風当たりは強いが、きちんと検査して安全性を粘り強く訴える」と決意する。

 福島米は良質な割に手頃な価格で、もともと全体の出荷量の6~7割が業務用として出回っている。
ことしは風評被害で割安感が増し、業務用の売れ行きは堅調だ。

 二本松市の三保恵一市長は「予備検査で高い放射性物質が出てから緊張が続いていた。安全だと
証明されて安堵(あんど)した」と、ほっとした表情を見せた。

 市はコメを一袋ずつ全て検査するよう国と県に求めている。東電には検査費用と価格下落分の補償、
基準値を超える放射性物質が検出された場合の全量買い上げを要求した。

 三保市長は「販売が本格化しないと影響は分からないが、損失は避けられない。農協と協議して
賠償を求める」と述べた。

◎宮城米は滑り出し順調/9月の安全宣言浸透か/ペース鈍く、先行き不安も

 福島より一足早く、9月29日に安全宣言を出した宮城県では、県産米の約6割を取り扱う全農
宮城県本部が6日、県内で新米を発売。7日には県外への出荷も開始した。

 「出荷は順調に進んでいる。放射性セシウム問題で、消費者が宮城の新米を敬遠しているという
空気は感じられない」と話すのは渋谷潤太郎副本部長。

 コメの品薄感から、全農宮城県本部が設定したひとめぼれの相対取引基準価格は60キロ1万4500円。
前年より2500円も上がり、小売価格も上昇している。

 みやぎ生協店舗商品部のバイヤー横山明夫さんも「まだ出回り段階で計り知れない部分はあるが、
消費者の不安感は想定したより小さい。県の安全宣言が浸透した結果ではないか」と受け止めている。

 ただ、売れ行きのペースは昨年より鈍いようだ。横山さんは「買いだめの反動が若干出ている印象だ」
と語る。みやぎ生協の場合、8月のコメ販売量は例年の倍近く。牛肉の放射性セシウム汚染をきっかけに
コメにも懸念が広がり、2010年産米を購入した家庭が増えたため、とみられる。

 横山さんは「安全宣言が出たと言っても、放射性セシウムが検出された地域があるのも事実。消費者の
本当の反応が分かるのは、家庭内の在庫がさばけるという意味からも、もう少し先になる」とみている。

 
@A1271 (飯舘村避難民A)さんのツイート (10/13)

10月初旬飯舘帰村顛末記8: 米種もみを捨てるのも癪なので田んぼの一部に直播して放置したら
立派に実っていた。肥料も、農薬もなく雑草に負けず見事なもの。将来稲作を再開することがあれば
直播に切り替え得る。今までのやり方は農機具メーカー、農協の陰謀だと思う。

10月初旬飯舘帰村顛末記9: 留守中依頼していた直播稲の放射能検査の結果が出ていた。
驚くなかれ玄米で 2,194ベクレル/KGを検出し規制値の4倍強。あまりにも高いので念のため再検査を
手配した。尚、この田んぼは残念だが今週中にトラクターで刈り込むので新米は猪の餌になる運命。

 
NHK(10/12) 「出荷前の酒 放射性物質検査へ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111012/t10013210251000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、国税庁が、出荷前の酒についても放射性物質の検査を
することになり、12日、試験的に検査が行われました。

国税庁は、原発から150キロ圏内にあるすべての酒蔵やビールなどの工場のほか、それ以外の地域で無作為に
抽出した酒蔵などで、醸造用の水や製品に放射性物質が含まれていないか検査することにしています。

原材料となるコメや麦などはすでに検査対象になっていますが、消費者により安心してもらおうというのがねらいです。

12日は、検査が始まるのを前に、東京国税局で、サンプルを使って試験的に検査が行われました。検査は、
放射線量を計る「サーベイメーター」と呼ばれる検査機器を使って行われ、担当者が日本酒やワインなどを
機器にかけて、値を記録していました。

高い値が出た場合、広島県にある独立行政法人の「酒類総合研究所」で、放射性物質の種類や量を調べる
より詳しい検査を行いますが、12日は、自然界で通常検出される程度の放射線量しか出なかったということです。

検査は早ければ来週にも全国の6つの国税局で始まり、詳しい検査で国の暫定基準値を超えた場合、
国税庁から管轄の都道府県に連絡し、出荷停止など必要な対応を取るよう要請することになっています。
また、検査で出た数値はすべて国税庁のホームページで公表されます。

国税庁が出荷前の酒についても放射性物質の検査をすることについて、福島県郡山市の酒造会社は「国の
お墨付きはありがたい。全面的な検査をして、さらに安全性を強調してほしい」と話しています。

郡山市にある酒造会社は、今月初めから原発事故の前の去年収穫された米を使って酒の仕込みを始めています。
会社によりますと、取引先が震災の被害を受けたほか、海外向けの商品が原発事故の影響などで出荷が
できないため、ことしの売り上げは去年に比べ20%ほど落ち込んでいるということです。来月からは、
放射性物質が検出されなかった福島県産のことしのコメを使って仕込みをする予定です。

国税庁が出荷前の酒を抽出して検査することについて、酒造会社の山口哲司社長は「国がお墨付きを与えて
くれるのはありがたい。抽出検査ではなく、全面的に調査して安全性を強調してほしい」と話していました。

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また違う所を見なくちゃいけないのか…。

 
河北新報(10/14) 「福島米、不検出のみ販売 安全性アピール 全農県本部」
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111014t65020.htm

 全農福島県本部はことし収穫された県産米について、県の検査で放射性物質が検出限界値
(1キログラム当たり5~10ベクレル)を下回った「不検出米」だけを販売する方針を決めた。
検査では全地点で国の暫定基準値(500ベクレル)を超えず全量が出荷可能となったが、
福島第1原発事故で販売不振が予想されるため、不検出米の限定販売で安全性をアピールして
販売促進を図る。新ふくしま農協(福島市)など複数の単位農協も同様の措置を取る。

 販売対象は不検出と判定された県内964地点のコメ。全検査地点1174地点の82.1%を占める。
不検出地点周辺のコメの販売を想定しているが、具体的な線引きをどうするかは現在、検討している。

 福島米のことしの収穫量は約35万トンの見込み。全農福島の集荷量は約10万トンと予想され、
このうち8割を超す量が不検出米とみられる。

 福島県の限界値は他県の限界値(20ベクレル)より厳しい。福島の限界値以上の値のコメでも7割は
他県の限界値を下回っており、全農福島はこれらのコメも不検出米とみなせないかどうか検討する。

 放射性物質が高水準で検出されたコメは精米後の数値を検査し、販売の可能性を探る。販売対象から
外れたコメを出荷した農家にもコシヒカリで60キログラム当たり1万1000~1万2000円の概算金が
支払われるため、経済的には大きな痛手を受けないという。

 全農福島は卸業者に1万5000円台半ばで販売したい考え。価格が低迷した場合は東京電力に
賠償請求する。

 岩沢清隆米穀部長は「市場の目は厳しく、県産米の引き合いは鈍い。少しでも多く買ってもらうために
安全性を訴えたい」と話している。

 一方、新ふくしま農協は管内の福島市と川俣町の計約1500戸のコメ農家を対象に各戸最低1検体
ずつ検査し、不検出米に限って販売する。

 ことし予想される集荷量は約2700トンで、6割を全農に出荷し、4割を独自販売する。不検出米の
限定販売は独自販売のコメを対象とする。

 
青空です。
米のサンプル調査では当初心配していたような数値がでておらず安堵しております。
とはいっても消費者心理は当面回復しないでしょうから長期戦はやむを得ないかも知れませんね。

各農協や生産者サイドで不検出の米をアピールする手法で生き残りをかけるところが多いようです。
マス戦略では絶え間ない努力のアピールが不安払拭の唯一の方法なのかも知れません。
完全に安全を担保する手法など存在し得ないのですから、おおむね安全と大多数が理解することを目的とするべきでしょう。

ゼロリスク論者のニーズに合わせても彼らの総購買金額は市場の恐らく2%に満たないので
努力(コスト)をかけ過ぎても見返りはないと感じます(結局買わないので)。
セシウムの一方が2年で半減するなら除染努力と土壌撹拌で東北の営農維持は可能に感じてきました。
ただ一部は当面困難でしょうが。

それより水産物の方がやっかいですね…。

 
青空 さま。

お米については、思ったより出たなぁ、と思っているのですが、大問題になるほど汚染がひどくなかったのは
何よりです。

しかし国と県の調査には、モヤモヤ感がつのります。状況の把握は置いておいて、事件の収拾だけを優先するのが、
農水省のカルチャーなのかもしれませんね。

 
毎日新聞(10/17) 「放射性物質:二本松のコメから検出「極めてまれなケース」」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111018k0000m040051000c.html

 福島県による新米を対象とした放射性セシウムの予備検査で、二本松市小浜地区の「ひとめぼれ」の
玄米から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)と同じ値のセシウムが検出された問題で、県は17日、
「複数の要因が重なった極めてまれなケース」とする中間報告を発表した。

同じ水田の玄米は本検査で規制値を下回ったことから、県は県産米の安全宣言を出している。

 県は、放射性セシウムが検出された水田と隣接する4水田で、土壌に含まれる物質や組成の分析、
水田周辺の樹木のセシウム値などを詳細に調べた。

 その結果、セシウム濃度が高かった主な要因として (1)粘土が非常に少なく砂質が多い
(2)根張りが浅いためセシウム濃度の高い表層から多く吸収した (3)土壌のカリウム含有量が少なかった
--ことなどが考えられるという。

 県は、最終報告と来期の作付け方針を3月までには出したいとしている。【野呂賢治】

 
富山新聞(9/27) 「飯舘村の土で栽培のコメ、基準5倍超セシウム 金大・田崎名誉教授が実験」
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/H20110927105.htm

 田崎和江金大名誉教授は26日までに、高い放射線量が観測された福島県飯舘村の土を使って
稲を栽培する実験を行い、収穫したコメから国の暫定基準値(1キロ当たり500 ベクレル)の5倍以上
となる2600ベクレルの放射性セシウムが検出されたとする結果 をまとめた。同村は福島第1原発事故で
コメの作付けが禁止されており、データは土壌の 放射線量が農作物に与える影響を裏付ける重要な資料となる。

 田崎名誉教授は6月下旬に福島を訪れた際、高い放射線量を記録した飯舘村長泥地区の 水田で土壌を採取。
金沢市内の自宅で、この土壌に同市俵町で発芽させたコシヒカリの苗 を植えた。

 今月中旬に稲を刈り取り、北陸環境科学研究所(福井市)で各部分のセシウム137を 分析し、
1キロ当たりの線量を割り出した。その結果、籾米(もみごめ)からは、最も高 い2600ベクレルが検出された。
わらは2200ベクレル、根は1500ベクレルで、 土壌の線量は5万ベクレルだった。

 比較のため、俵町の水田に植えたコシヒカリも分析したところ、放射性物質はまったく 検出されなかった。

 田崎名誉教授は「可食部の放射線量が最も高くなり、私自身も衝撃を受けた。土壌の除染を急ぐ必要が
あるとあらためて感じる」と話した。27日には福島県南相馬市で農家に能登の珪藻土(けいそうど)を使った
除染方法などを指導する。

Togetter 「飯舘村の土を使ったイネの栽培実験がなぜ金沢で?と思ったら「バクテリアによる放射性物質分解」説が再燃していた」
http://togetter.com/li/205084

「飯舘村の土を使ったイネの栽培実験が金沢で行われた」云々という新聞記事を見かけて、
「実験条件がわからないと結果は判断できないな、それにしてもどうして飯舘村の土がわざわざ金沢に
持ち出されたのだろう?」と思っていたら、実験の主は「バクテリアが土壌中の放射性物質を無害化する」
という福島県の地元紙の記事(のちに削除。このときの顛末はこちらのまとめhttp://togetter.com/li/171998
ご覧いただけます)の元になった金沢大学の名誉教授と同一人物。この説、単なる記者の勘違いだろうと思ったら、
どうやらそうではなかったようです。

話がやっと見えた。あの先生またやっているんだ。人の話を本当に聞かない方だね。
自分じゃないけど、ある方がバクテリアでは原理的に分解不可能だと説得してくれたのに、
結局聞く耳を持たなかった先生のようだ。 @QEnergyTeleport

 
産経新聞(10/28) 「制限区域のコメ廃棄勧告 福島県、田村市の農家生産に」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111028/dst11102822220028-n1.htm

 東京電力福島第1原発事故に伴いコメの作付けができない制限区域で、約1・8トンを生産したとして、
福島県は28日、田村市都路町の農業の男性(58)に、食糧法に基づき廃棄するよう勧告した。
コメは出荷されていないため、流通の恐れはない。県は廃棄予定日や手順を11月7日までに
報告することも求めた。

 コメの作付けをめぐっては、政府が4月、福島県の一部で制限を指示。玄米中の放射性セシウムが
暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超えないよう土壌中の基準値を5千ベクレルに
設定した。区域指定後のコメ廃棄勧告は初めてとみられる。

 県によると、県内の作付け制限区域で、この男性を含む農家12戸がコメを作っているのを確認。
男性は他の農家が中止の求めに応じる中で「販売したい」と従わず、今週から収穫も始めたため、
勧告に踏み切った。

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@shanghai_ii さんのツイート(10/29)

田村の都路、水田土壌は6件検査されてる。数値は1156、1442、772、1149、1780、308で、
平均 997(単位はBq/kg)。ここは原発からの距離で制限区域になったんだと思う。
検査すればたぶんND続出と思う。
ちなみに、制限区域では自家用もダメ。

 
岡山県農産課から回答がありました。肝心な部分のみですが、転載します。

米の放射性物質の測定結果における「検出されず」についてですが、緊急時における食品の放射能測定マニュアル
(厚生労働省)に基づき、2リットルの容器(玄米2㎏)により2,000秒(約30分)測定しました。
お話しの定量可能レベルは供試量、計測時間で異なるようで、本県の場合はセシウム134、137の
いずれも1ベクレル/㎏未満と聞いております。

 
@shanghai_iiさん、ありがとうございます。
自分で聞けばいいんでしょうけど、まぁ関西から西はどうでもいいっていう気もしないではないです。

というか、関西より西だったら、もっと検出下限を下げないと、真の値は出せませんね。

 
河北新報(10/31) 「安全宣言」の福島産米、学校給食利用 警戒なお解けず
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111031t63010.htm

 ことしの福島県産米の放射性物質検査が終了し、全量が出荷可能になったが、教育現場では依然として
県産米への不安が根強い。小中学校向けに食材を提供する県学校給食会が各自治体に調査した結果、
「放射性物質不検出の地元産米を希望」との回答が7割に上った。「県外産米を希望」した自治体もあった。
子どもが食べる学校給食だけに「安全宣言」が出ても、なお警戒感は解けていない。

 給食会が、福島県内59市町村のうち、同会を通じてコメを購入し、小中学校で利用している48市町村に
本年産のコメについて希望を聞いた。

 放射性セシウムの量では、「暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)以下」と「不検出」のどちらを
希望するか聞いたところ、大半の約70%は不検出と答えた。

 産地についても「地元市町村」「地元以外の県内」「県外」のいずれかを選んでもらったら、県外産米を
希望する自治体もあったという。

 給食会からコメを購入している福島市は「出荷が許可された以上は、市内産を使う」(市教委保健体育課)
という方針。ただ、県が「安全宣言」を出した今月12日以降も、保護者から「県産米は使わないで」といった
要望が寄せられているという。

 福島市は、給食用のコメを独自に検査して、安全性をさらに確認する。

 相馬市は「産地はともかく、放射性物質は不検出であることが前提」(市教委学校教育課)との立場。
給食会から食材を仕入れている別の自治体の担当者は「行政としては、地元産米を使うと答えざるを得ない」
とこぼす。

 県学校給食会によると、放射性セシウム不検出米の要望が多かった場合、その通りに供給できるかどうかは、
まだ不透明だという。

 給食会の金子昭夫事務局長は「十分な量の不検出米を確保できるかどうかは分からず、必ずしも希望通りに
なるとは限らない。給食会を通さず、独自にコメを調達する自治体も出てくるのではないか」と言う。

 給食用のコメは現在、昨年の県産米を使っており、12月からことしのコメに替わる。給食会は調査結果を
踏まえ、可能な限り各市町村産の不検出米を使用する方向で、農協側と調整している。

 給食会を通さず、地元農協と直接取引する11市町村でも、ことしの県産米をどうするか検討が進む。
地元のコメを学校給食に使っている郡山市教委学校管理課は「放射性物質の影響を心配する保護者は多い」
と強調。「地元産に限らず、昨年産のコメを探すことも考えられる」と話す。

 
下野新聞(10/29) 「有機農家苦境…基準値未満も取引拒否」
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20111028/646556

 福島第1原発事故に伴う放射能汚染の影響で、麦や米の有機・無農薬栽培に取り組む県内の農家が
苦境に立たされている。県などが実施する農産物の放射性物質モニタリング検査以上に高精度の検査を
自らに課しているにもかかわず、一般的な生産農家に比べ買い取り業者から検出値「ゼロ」などの厳しい
条件を求められたり、「東日本産」というだけで取引を拒否されるケースが相次いでいる。

 「放射性物質の検査はより厳しく行い、公開すべきだ。ただ、どこまでが安全なのか正直分からない。
こちらの思いを消費者にどう伝えたらいいのか…」

 塩谷町肘内の有機農家杉山修一さん(53)は20代でアトピー性皮膚炎を発症、原因が農薬や化学肥料
だったことが分かり有機・無農薬栽培に取り組むようになった。「食の安全」の大切さを身をもって知り、
環境や生物への配慮にも精力を注いできた中で発生した原発事故だった。

 米や麦、ソバの放射性物質の調査を今夏、独自に実施。計11検体で費用は20万円以上に上った。
検査は流通に関与しない第三者的立場の機関に依頼した。

 その結果、麦の1検体から1キロあたり43ベクレルの放射性セシウムを検出。国の暫定基準値
(500ベクレル)を大きく下回ったが、有機・無農薬作物の買い取り業者から敬遠され、計3・9トンが
倉庫の中で行き場をなくしている。

 一般的な農家の場合、県のサンプル調査で対象地域の検体が基準値を下回れば農協などを通じ
出荷は可能だ。有機・無農薬や減農薬の農産物もこのルートでの流通は可能だが、高めに取引される
市場から一般の市場に移るため価格は下落する。

 県農政部によると、県内の専業農家約1万1千戸(2010年4月時点)のうち、有機栽培農家は
106戸(09年10月時点)。06年に有機農業推進法が施行され、有機栽培農家も増加傾向にある。

 有機・無農薬栽培の普及に取り組む上三川町のNPO法人「民間稲作研究所」理事長の稲葉光国さん
(67)は独自に放射性セシウムの簡易測定機を導入。10月から会員らの農作物や土壌検査を始めた。

 さらに、本県や福島県の会員農家らに麦の代わりに除染作物として菜種の作付けを提案。種に
放射性物質が移行しにくい点に着目し、搾油を販売して収益を確保したい考えだ。

 稲葉さんは「県内の汚染度なら、通年で取り組めば植物による除染効果は期待できる。経営として
持続する仕組みを作りたい」と話している。


【横浜市の玄米から 13 Bq/kgを検出。】
 
東京新聞(11/5) 「干しシイタケから 規制値超セシウム」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20111105/CK2011110502000064.html

 横浜市は四日、同市戸塚区の舞岡公園で栽培し、加工した干しシイタケから、国の暫定規制値
(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したと発表した。

 市によると、同園で田植えなどをするボランティアの市民延べ七百九十四人が四~十月、干しシイタケ
計約一・八キロを炊き出しの汁物にして食べた。シイタケからは一キログラム当たり最大二七七〇ベクレル
を検出。一人当たりの摂取量は微量のため、健康への影響は低いとみられる。

 干しシイタケは、同園の指定管理者になっている住民団体「舞岡公園田園・小谷戸の里管理運営委員会」
が屋外の原木で栽培して収穫、天日干しにして加工した。

 市場に流通はしておらず、三月に収穫した約二・六キログラムのうち約一・八キログラムが消費された。
また、先月に収穫した約〇・二キログラムは使用していない。同団体が先月収穫した干しシイタケを
民間検査機関に持ち込んで調べたところ、同一一八一ベクレル検出し、市に届けた。

 同園では玄米、ゴボウ、サツマイモなどを栽培。玄米からは同一三ベクレルを検出した。市は、農家や
公園の指定管理者に、干しシイタケの加工や販売をしないよう、呼び掛けている。 (荒井六貴)

 
郡山市 「学校給食にかかる平成23年産米「あさか舞」の検査状況を確認」
http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=25105

放射性物質が不検出のお米だけを使用します

 11月4日に、市教育委員会や小中学校長会、市PTA連合会、学校給食研究会などの皆さんが
JA郡山市カントリーエレベーター、JA郡山市喜久田支店、郡山市農業センターを訪れ、給食用に
使用する米の検査状況を確認しました。

 今年収穫された郡山産米「あさか舞」については、県の予備検査・本検査の結果、基準値を
超える放射性物質は検出されず安全宣言が出されました。

 市では、さらなる安全を確保するため、米販売業者(郡山市農業協同組合)に対して、給食用の
玄米全袋及び給食用として出荷する前の精米検査を義務付けて、安全が確認された平成23年産米
を給食に使用することとしました。

 この日は、JA郡山市の職員の方から、玄米の抜き取りの状況や精米する過程の説明を受け、
JA郡山市喜久田支店で、放射性物質簡易測定器による検査状況を視察しました。JA郡山市では、
玄米及び精米したお米を約33分(2000秒)簡易測定器にセットし、放射性物質が検出された場合は、
学校給食に使用しないことにしています。なお、検出限界値は、10ベクレル以下となっています。

 市では、JA郡山市の放射性物質検査に加え、適時JAで検査したお米の独自検査を行い、
給食で使用するお米の安全性について万全を期していきます。

 
河北新報(11/18) 「福島県産米 県が方針転換 セシウム微量検出でも全戸検査」
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111118t61014.htm

 福島市大波地区のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが
検出された問題で、福島県は17日、これまでの県の検査で微量でもセシウムが検出されたコメの産地の農家の
全戸検査を行う方針を明らかにした。(3.31面に関連記事)

 対象は県の9~10月の検査で検出限界値(主に10ベクレル未満)を上回った210地点のコメ。いずれも
基準値を下回ったが、同様に基準値に満たなかった福島市大波地区のコメから今回、基準値オーバーの
セシウムが検出されたことから全戸検査に踏み切る。基準値を超えれば廃棄する。

 210地点のうち、100ベクレルを超えたのは最高値の470ベクレルを測定した二本松市小浜地区のコメなど
7地点で、残る203地点は100ベクレル以下だった。

 210地点で収穫されたコメの中で既に市場に出回っているものがあるかどうかは不明だという。大波地区の
問題のコメは市場に出回っていない。同地区の他の農家のコメは一部が福島市と伊達市の米穀店に出荷されたが、
販売はされていない。

 今回の問題で、全農福島県本部の庄条徳一会長と、新ふくしま農協(福島市)の吾妻雄二組合長が17日、
県庁を訪れ、検査強化を求める緊急要請書を提出。県側は要請に沿う対応を行う方向で直ちに検討に入った。

 農協側は「全戸検査しないと買ってもらえないだろう」(吾妻組合長)と強調。鈴木義仁県農林水産部長は
記者会見で「当面は放射性物質の不検出地域から出荷し、それ以外の地域は検査を経て出荷できるようにしたい」
と説明した。

 
NHK(11/21) 「基準超のコメ 県など現地調査」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111121/t10014103331000.html

 福島市の大波地区で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、
福島県と専門家のチームが、現地で調査を行いました。

 この問題は、福島市の大波地区の水田で収穫されたコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが
検出されたものです。政府は、大波地区の水田で収穫されたコメの出荷停止を指示していますが、この地区の
コメはいずれも市場に流通していないことを福島県が確認しています。

 21日は、福島県と放射性物質の農作物への影響を研究している学習院大学理学部の専門家のチーム
による現地の調査が行われました。調査では、水田付近の放射線量を測ったり、土のサンプルを
深さ20センチほどまで採取したりしていました。

 福島県などによりますと、現場の地形が山に囲まれている点で、ことし9月に国の暫定基準値と同じ
放射性セシウムが検出された福島県二本松市のケースと類似しているものの、水田の土は大波地区が
一般的な粘土質で、砂が多かった二本松市とは共通する点はなかったということです。

 福島県農業振興課の沢田吉男主幹は「詳しく調査をしないと何とも言えないが、できるだけ早く調査して、
農家の不安を払拭(ふっしょく)したい」と話していました。福島県と専門家のチームは、採取した土の
放射性物質の濃度を分析したり、稲の生育や収穫時の状況を農家から聞いたりして、原因を調べる
ことにしています。

 
河北新報(11/21) 「コメ汚染の落ち葉原因説 二本松の水田、東大調査」
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111121t65002.htm

 福島県二本松市の水田1カ所で栽培されたコメから9月、周辺より特に高い1キログラム当たり500ベクレル
(国の暫定基準値と同数値)の放射性セシウムが検出された問題で、この水田のイネは、通常とは逆に、
穂に近い新しい葉ほどセシウムの濃度が高かったことが東京大の根本圭介教授(栽培学)の研究で20日まで
に分かった。

 新しい葉は7月末~8月の夏場に育ったもので、高濃度のセシウムが付着した裏山の落ち葉が、夏の暑い
時期に腐食が進んで分解され、水に溶けて田んぼに流れ込んだと根本教授は推測している。

 これまでの福島県の調査などでは、放射性物質を吸着しにくい砂に近い土壌が原因と考えられていたが、
新たに「落ち葉原因説」が浮かび上がった形だ。

 根本教授は、この水田のイネの葉や茎を詳細に調査。葉に含まれる放射性セシウムは、穂に近い
一番上の葉が最も高く、下の葉になるほど数値が低かった。一番上の葉は、数値が最も低い葉の約3倍の
濃度だった。茎でもほぼ同様の結果だった。通常は、後から育った上の葉ほど数値が低くなる傾向があるという。

 福島県によると、この水田は裏山が迫る地形で原発事故発生時、広葉樹の落ち葉が山一面に積もっていた。
今月、1キログラム当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出された福島市大波地区の水田も似た
地形とされる。根本教授は「詳しく調べる必要がある」と話している。

 500ベクレルが検出された二本松市の水田を所有する男性は「豊富な栄養を含んだ山の水が流れ込む
のがこの田のいいところだったが、落ち葉が原因とすれば裏目に出た形だ」と話した。

 
共同通信(11/21) 「福島市長、コメ全量買い上げを 基準値超で」
http://www.47news.jp/CN/201111/CN2011112101002448.html

(写真)
 政府の原子力災害現地対策本部の担当者(左)に、大波地区のコメの全量買い上げなどを求める
要望書を提出する福島市の瀬戸孝則市長=21日午後、福島市

 福島市大波地区の農家のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出され、出荷停止になった
問題で、同市の瀬戸孝則市長は21日、政府の原子力災害現地対策本部(同市)を訪れ、大波地区でことし
収穫したコメを国が全量買い上げることを柱とする要望書を提出した。福島県によると、同地区の生産量は
約142・6トン。

 要望書は「農産物の検査態勢に不備があった」と指摘。買い上げのほか、福島市産米の風評被害に対する
賠償や、福島市の農産物と農地を詳細に検査することなどを国に求めている。

 
11/25 NHK 「コメで新たに基準超え放射性物質」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111125/k10014209461000.html

 福島市の大波地区で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、
福島県が大波地区で生産されたコメが入ったすべての袋を調べたところ、新たにこの地区の別の5戸の
農家のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。

 このうち1戸の農家のコメからは、国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを大幅に超える
1270ベクレルの放射性セシウムが検出されたということで、福島県が、現在、詳しい状況を説明しています。

 この地区のコメについては、今月17日に国から出荷停止の指示が出ていて、県によりますと、市場には
流通していないということです。

 
11/25 時事通信 「規制値超えの検出相次ぐ=大波地区のコメ全量調査-福島県」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201111/2011112500820&g=soc

 福島県は25日、福島市大波地区(旧小国村)で今年生産されたコメを対象に22日から始めた全量調査で、
調査対象の864袋(1袋は30キロ入り)のうち131袋から、国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を
超える放射性セシウムが検出されたと発表した。
 同地区で今年生産されたコメは市場に流通していない。

 
11/27 福島民報 「県が全袋検査を続行 福島の大波産米」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9910275&newsMode=article
 
 コメの出荷停止指示を受けている福島市大波地区で新たに5戸の農家から食品衛生法の
暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、
県は26日も全戸を対象としたコメの全袋検査を続行した。

 1キロ当たり最大1270ベクレルの放射性セシウムが検出されたことを受け、県水田畑作課には
朝から同地区の農家から「早くうちも検査してほしい」「(安全が確認された農家は)出荷できる
ようになるのか」などの問い合わせが相次いだ。

 県は福島、伊達、相馬、いわき4市のうち放射線量が高い地域でも全戸検査を行っており、
現在はコメのサンプルを採取している。12月中旬までには調査を終える予定。

 大波地区の農家伊藤芳信さん(62)は今年収穫したコメ28袋のサンプルを提供した。県が
水田のきめ細かな土壌調査をしなかったことに疑問を抱いており、「基準値を超えるコメが出た
のは必然」と指摘。「来年は作付けできるのか。ほ場の調査を一刻も早く進めてほしい」と訴えた。

 
NHK(11/28) 「福島・伊達市の一部 コメ基準超え」
http://goo.gl/dZsXp

 福島県伊達市内で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出されました。
このうち、9キロについては、地元の直売所を通じてすでに販売されたということで、福島県が流通先の
調査を進めるとともに、これらの地域にある農家に対してコメの出荷を自粛するよう求めることを決めました。

 基準を超える放射性セシウムが検出されたのは、伊達市の旧小国村と旧月舘町にある合わせて
3戸の農家が生産したコメで、国の暫定基準値である1キログラム当たり500ベクレルを超え、最大で
1050ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。旧月舘町で収穫されたコメは、流通
していませんでしたが、旧小国村で基準を超えた農家のコメ、合わせて1900キログラム余りのうち
9キロについては、今月上旬から中旬にかけて、地元の直売所を通じて販売されたいうことです。

 福島県は流通先の調査を進めるとともに、これらの地域にある農家に対してコメの出荷を自粛する
よう求めることを決めました。

 福島県内では、福島市大波地区で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが
相次いで検出されています。伊達市の旧小国村は、大波地区と隣接していて、福島市以外の農家が
生産したコメから、基準を超える放射性セシウムが検出されたのは初めてです。これを受けて政府は
29日にも福島県に対し、伊達市の旧小国村と旧月舘町で収穫された米について市場に出荷しない
よう指示する方針です。

 福島県で収穫された米を巡っては、福島市の旧小国村で収穫された米について出荷停止の指示が
すでに出されています。国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された、福島県伊達市の
3戸の農家が所属する「JA伊達みらい」の営農生活部の数又清市部長は「非常に残念なことで、
産地としてはコメだけの問題ではなくなり、いろんな農作物への影響も心配される」と話しました。

 また、「すべての農家のコメを調べて安全を確認することが最も大切で、安全を担保するために、
少しでも早く結果を出す必要がある」と述べ、JA伊達みらいに加入する農家すべてのコメを対象に、
外部の機関に委託して独自に検査を行う考えを示しました。

NHK(11/29) 「福島県 コメ検査の範囲を拡大」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111129/k10014266131000.html

 福島市に続いて福島県伊達市でも収穫されたコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが
検出されたことから、福島県は、すべての農家を対象にした検査を行う自治体を増やし、安全性の
確保を進めることを決めました。

 福島市に隣接する伊達市の旧小国村と旧月舘町で合わせて3戸の農家が収穫したコメから国の
暫定基準値を越える1キロ当たり最大で1050ベクレルの放射性セシウムが新たに検出されました。
福島県は、これらの地域にある農家に対してコメの出荷を自粛するよう求めるとともに、旧小国村の
農家で収穫された9キロのコメが地元の直売所を通じて販売されていたため、流通先の調査を進めて
います。

 福島県は、今月、福島市の大波地区で基準値を超える放射性セシウムが検出されたことを受けて、
伊達市を含む、局所的に放射線量が高い4つの自治体の一部の地域について、すべての農家を
対象に検査を行っていて、今回はその中で放射性物質が検出されました。このため福島県は、放射線量が周辺より高い二本松市と本宮市の一部の地域でも2300戸余りの農家すべてで検査を行うことを決め
ました。福島県は「検査の範囲を広げ、県産のコメの安全性の確保を早急に進めたい」としています。

 伊達市の旧小国村と旧月舘町は、東京電力福島第一原子力発電所からおよそ50キロ離れていて、
一部の世帯で積算の放射線量の推定値が避難の目安となる年間20ミリシーベルトを超えたため、
「特定避難勧奨地点」に指定されています。福島県がこれらの地域で先月までに行ったコメの検査
では放射性セシウムが検出されましたが、基準値を大幅に下回っていました。

 コメを作付けしている農家は福島県内に6万戸あり、すべてについて検査することは困難なことから、
福島県は、一定の地域ごとに調査地点を選ぶ抽出検査を行ってきました。収穫前の「予備検査」では、
400地点余りが対象となり、このうち、二本松市内の1か所で、国の暫定基準と同じ値の放射性物質
が検出されました。このため、収穫後の「本検査」では、二本松市で重点的におおむね集落ごとに
1か所ずつ、それ以外の市町村では、いわゆる「昭和の大合併」の前の旧市町村ごとに2地点ずつ
行われました。その結果、「本検査」が実施された1174地点のうち82%に当たる964地点では
放射性物質が検出されず、それ以外の地点でもいずれも国の暫定基準値以下でした。

 これを受けてことし作付けが行われたすべての市町村でコメの安全性は確保されたとして、福島県は
安全宣言をし、出荷が始まりました。しかし、今月に入って福島市大波地区で、農家による自主的な
検査で国の基準を超える放射性物質が検出されました。これを受けて、福島県は大波地区の農家で
すべてのコメの袋を調べる検査を始めたほか、局所的に放射線量が高い福島市や伊達市など4つの
市の一部の地域でも、生産されたコメを50袋ごとに1つを選んで、きめ細かな検査を行っていました。

 
毎日新聞(11/29) 「セシウム汚染:伊達市2地区のコメ出荷停止 政府が指示」
http://mainichi.jp/select/today/news/20111130k0000m040031000c.html?inb=tw

 福島県伊達市の小国地区と月舘地区で収穫されたコメ(玄米)から最大で暫定規制値(1キロあたり500ベクレル)
の2倍にあたる1050ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、政府は29日、両地区のコメの出荷停止を
県に指示した。コメの出荷停止は福島市大波地区に続き2例目で、コメの放射能汚染は広がりを見せ始めている。

 厚生労働省によると、小国地区と月舘地区では収穫前の予備検査と収穫後の本検査を計7カ所で実施し、いずれも
暫定規制値を下回り出荷が認められた。しかし両地区には年間積算線量が20ミリシーベルトを超える恐れのある
特定避難勧奨地点がある。同省監視安全課は「検査のサンプル地点をどのように選んだのか、県に問い合わせている」
という。

 収穫前後の二重検査をすり抜け、規制値を超えるコメが流通する事態に至ったことについて、同課は「県の原因調査
を見極めたうえで、来年以降の作付け制限や検査態勢の在り方を農林水産省など関係機関と協議したい」と説明した。

 出荷停止の解除について、政府は検査で安全が確認された農家や集落ごとに検討する考えを示している。
同省幹部は「規制値超えが広がっている現状で解除の議論に入るのは難しいが、安全が確認されたコメまでも
出荷を認めないのかという議論もある。県の検査の推移を見ながら検討するしかない」と語った。【佐々木洋】

 
福島民報(11/30) 「【伊達2地区のコメ出荷停止】 揺らぐ県産ブランド 農家に落胆、苦悩 応えるすべ見いだせず」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/11/post_2635.html

(写真)直売所から引き取ったコメを手にする農家の女性

 福島市大波地区に続き、伊達市のコメからも基準値を超える放射性セシウムが検出され、県内の動揺は
29日、さらに広がった。地元の農家は落胆し、会津地方の生産者は県産ブランド全体への影響を懸念する。
県は全戸検査の拡大に踏み切ったが、対応の遅さに批判が集まる。「安全宣言は一体何だったのか」。
消費者の不安と不信感は頂点に達している。

■申し訳ない
 「どうして県は安全宣言を出したのか」。伊達市霊山町下小国の農家女性(67)は、消費者や出荷仲間に
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。春先は今年の作付けを諦めるつもりだったが、国や県、JAも栽培可能と
していたため、全体の6分の1の10アールだけ栽培した。今月2日に精米。孫たちにも食べさせたいと、
すぐに市に簡易検査を申し込んだ。予約がいっぱいで検査は17日になった。県が"安全宣言"していた
こともあってその間に地元直売所に12袋を出した。

 18日に市の調査結果が分かる。白米は基準値に近い476・7ベクレルだった。すぐに直売所に出していた
コメを引き揚げた。しかし、12袋のうち7袋がすでに販売されていた。1袋(1.5キロ)は持ち主から返品
されたが、残りの6袋(9キロ)の販売先は分からない。

 あらためて22日に自主的に専門機関へ依頼して調べると玄米で700ベクレルを超えていることが分かる。
だが、どちらも個人の調査だったため県の調査結果を待っていたという。「夜も眠れない気分」が続いた。
「たった数カ所のサンプル調査が基準値以下だからといって安全宣言を出してよかったのか。もっと慎重に
調査してほしかった」。周りに迷惑を掛けてしまった悔しさを訴えた。

 基準値を超えたコメが販売されていた伊達市霊山町小国地区にある直売所の代表男性(63)もショックを
隠せない。「周辺の農家はお金よりも、楽しみや生きがいのために農業をしている。何も悪いことをしていない
のに、それまで奪ってしまった」とうつむいた。

17日に調査した市の簡易調査の結果表。白米でセシウムが476・7ベクレルを検出した

■どうすれば...
 「まさか出荷停止なんて...」。伊達市月舘町相葭(あいよし)の農家男性(58)は計画的避難区域となった
飯舘村との境界のわずかな田んぼでコメを栽培していた。飼料用などをJAに出荷し、残りは関東に住む
親族に送ったばかり。「厳しい中で頑張ったのに。来年以降の保証はなく、どうしていくべきか」と空を見上げた。

 新たに再検査実施が決まった本宮市の稲作農家の男性も戸惑う。「こんなことなら、最初から全戸検査を
してほしかった。風評被害がまだ広がる」と県の検査態勢を批判した。

 放射線量の影響が少ない会津若松市。あいづ有機農法生産組合代表の農業横山幸喜さん(54)は
「行政の検査態勢が甘かった。県外の消費者は、中・浜・会津の産地に関係なく福島県産米ととらえるだけに、
本県のコメ全体への影響は計り知れず、憤りを覚える」と影響を危惧している。

 県内の生産農家の落胆の声にだれも応えるすべが見いだせなくなっている。

■電話鳴りやまず
 29日午前の県水田畑作課。職員は緊急会議や関係者への対応に追われた。「放射線量が高い地域。
リスクはあると思っていたが...」。担当者は鳴りやまない電話に疲弊した様子でつぶやいた。

 県内全域で基準値超えがないことを確認したとして佐藤雄平知事は「安全」を宣言していた。JAや一部の
市町村から検査点数の追加を求める声もあったが、県は「安全宣言」をしたから大丈夫-との立場を
崩さなかった。しかし、汚染米が拡大したことで県は検査の範囲拡大に踏み切った。農家からは
「遅きに失した」と批判も。担当者は「当初は検査機器も少なく全戸検査は無理だった。今からでも
対象地域の安全をしっかり確保しなければ」と苦悩をにじませた。

「まるで茶番劇」 流通業界は独自に測定 消費者、不信募らす

■詳細な検査を
 10年以上桑折町の農家から直接コメを買い続けているという福島市の主婦古溝薫さん(54)は
「これからも福島のコメを食べ続けるつもりなのに...」と表情を曇らせる。

 生産者を信頼している。だが、一緒に暮らす幼い3人の孫の安全はやはり気掛かりだ。県の安全宣言
後に起きた今回の騒ぎ。「国や県はもっと詳細なコメの検査を実施すべきだった」と対応の甘さを指摘した。

 別の主婦(31)は4歳とゼロ歳の子どもへの影響を心配し、原発事故以降、本県産のコメや野菜を
購入していない。国の暫定基準値は甘いと考え、信用していなかった。福島市大波地区や伊達市から
基準値を超える放射性セシウムが検出され、不信感をさらに強めている。「子どもにはとても食べさせ
られない」と不満を募らせる。

 郡山市の男性会社員(46)は「県の検査は出荷ありきだったのでは...」と疑問を投げ掛ける。その上で
「見込みの甘い検査がかえって不信感を増幅させた。県の安全宣言、その後のキャンペーンなどはまるで
茶番劇だ」と痛烈に批判した。消費者の間に広がる不信感は、風評被害とともに大きな懸念材料になりつつある。

■店頭やHPで紹介
 流通業者の間では独自に放射線物質を測定する動きが活発化している。

 リオンドール(本社・会津若松市)が扱っている県内産の新米は会津産だけ。しかし、28日に伊達市
旧小国村と旧月舘町のコメから暫定基準値超の放射性セシウムが検出されたことを知り、すぐに外部機関に
検査を依頼した。担当者は「29日までに安全が確認できた。ホッとしたが、県はできる限り多く検査し、
土壌の除染にも力を入れてほしい」と注文する。

 いちい(本社・福島市)は店頭に並べるコメや野菜、鮮魚・肉などをほぼ毎日検査し、検査結果を店頭や
ホームページで紹介している。担当者は「伊達市の事例は予測できた」という。県の検査の限界を感じて
いる。「行政だけでなく、農家、流通、小売りも一体となってチェックする態勢をつくらないと、いつまでも
風評被害は払拭(ふっしょく)できないのではないか」と指摘した。

【背景】
県は福島市大波地区の玄米から基準値超の放射性セシウムが検出されたことを受け、同地区で全袋検査を
実施するとともに、緊急調査地域として福島、伊達、相馬、いわきの4市12地区で全戸検査を実施している。
今回、新たに放射性セシウムが検出された伊達市の旧小国村では101戸119点、旧月舘町では6戸8点を
調べた。旧小国村の2戸からは580、780ベクレルを検出。旧月舘町の1戸からは1050ベクレルを検出した。

 
NHK(11/30) 「福島県 コメの緊急検査実施へ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111130/k10014312141000.html

 福島県内で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性物質が相次いで検出された
問題で、福島県の佐藤知事は、これまでの検査で僅かでも放射性物質が検出された地区の
すべての農家を対象に、改めて緊急の検査を行う方針を明らかにしました。

 福島県産のコメを巡っては、先月、知事が事実上の安全宣言をして、ことし作付けが行われた
すべての市町村で出荷が始まりましたが、今月に入って福島市と福島県伊達市の合わせて
3つの地区で、相次いで国の基準を超える放射性セシウムが検出され、政府はこれらの地区の
コメの出荷停止を指示しています。

 これについて福島県の佐藤知事は、30日の記者会見で「誠に残念で、痛恨の極みだ。結果的に
消費者の信頼を裏切ってしまった」と述べました。そのうえで、これまでのコメの検査で
放射性セシウムが僅かでも検出された127の地区のすべての農家を対象に、改めて緊急の
放射性物質の検査を行う方針を明らかにしました。

 また佐藤知事は、現在、市場に流通している福島県産のコメについては、農協などの自主的な
判断で放射性物質が検出されていない地区のものだけが販売されているとして「コメの安全性は
確保されている」という認識を示しました。

 
福島民報(12/1) 「東電「買い上げ困難」 福島・大波地区産のコメ全量」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/12/post_2639.html

 福島市大波地区で生産されたコメが出荷停止となった問題で、東京電力は30日、市が求めた同地区産の
コメの全量買い上げは「困難」と市に回答した。

 東電被災者支援対策本部の新妻常正副本部長が同日、市役所を訪れ「原子力損害賠償紛争審査会が
示した中間指針を踏まえて適切に対応する」と述べた。さらに瀬戸孝則市長に謝罪した。

 瀬戸市長は「市民を考えると、このまま引き下がれない。中間指針を超える判断をしてほしい」と述べた。

 新妻副本部長は取材に対し「全量買い上げは行わない」と述べた。

 
福島民友(12/7) 「二本松の自家保有米から基準値超のセシウム」
http://www.minyu-net.com/news/news/1207/news9.html

 二本松市が独自に行っている自家用農産物の放射線量測定で6日、同市北西部の自家保有米から
国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える値が検出された。市は結果を県に報告し、
高精度の機器での測定を要請したという。

 関係者によると、同市役所にある市放射性物質測定センターでの測定で、市民が持ち込んだコメから
検出された。複数回測定したが、いずれも基準値を超えたという。

 同市産のコメをめぐっては、9月の県の予備調査で旧小浜町のコメから基準値と同じ値の
放射性セシウムを検出。その後の本調査で基準値を下回り、出荷可能と判断されていた。
福島、伊達両市で相次いで基準値超えのコメが検出されたことを受け、県の緊急検査として、
同日から同市のコメが検査されている。

 
河北新報(12/3) 「焦点/揺らぐ信頼 農家苦悩/福島米「安全宣言」後も汚染相次ぐ」
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1071/20111203_01.htm

(写真)
販売店の店頭に並ぶ会津産コシヒカリの新米。他産地のコメより安く販売しているが、売れ行きは
振るわない=東京都西東京市の野口商店

(写真)
デビュー早々、PR活動に支障が生じた福島県産米の新品種「天のつぶ」=福島市のスーパー

 福島第1原発事故の放射能汚染に直面する福島県産米の苦境が深まっている。県の「安全宣言」を
覆すかのように、県内各地のコメから国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す
放射性セシウムが相次いで検出された。検査態勢をめぐる県の対応も後手に回り、消費者や
米穀業者の不信感が高まる。風評被害は拡大し、ブランド復権の道を険しくさせている。(中島剛、菊地弘志)

<足元みられる>
 「東京の取引先から中通りのコシヒカリを60キロにつき『ワンコイン(500円)下げろ』と言われた。
足元を見られている」。郡山市の米穀卸で県米穀肥料協同組合理事長の梅本典夫さん(61)は明かす。

 「明らかな風評被害だ。全国的に米価が上昇する中、業者は福島米を安く買おうとしている」。他県産に
比べ価格は上げていないのに、梅本さんの会社が扱う福島米の出荷量は例年の7割程度だという。

 福島県はことしコメを作付けした48市町村1174地点で放射性物質の抽出検査を実施。全地点で
基準値を下回り、10月12日、安全宣言して新米の流通を全面解禁した。

 ところが、約1カ月後の11月16日、福島市大波地区のコメから基準値を上回る630ベクレルの
セシウムが検出されたことが地元農協の自主検査をきっかけに判明した。「大波ショック」と言われ、
安全宣言の信頼性が揺らいだ。その後も伊達市霊山町小国地区、同市月舘町地区で基準値超えが相次いだ。

<検査やり直し>
 抽出検査では限界があり、擦り抜けを許したとの声が高まり、県は微量でもセシウムの出た
29市町村の農家2万5100戸を全戸調査する実質的な「やり直し」を余儀なくされた。

 県産米は原発事故後、放射能汚染米の印象が付きまとい、安全宣言が出てもなお、売れ行き不振が
予想されていたが、大波ショックで駄目を押された。

 特に家庭向けの販売が苦戦している。全国に農産物直販の客を6万世帯持つ須賀川市の農業法人
ジェイラップは個人客への発送が4割減少した。

 同社は同市周辺の契約水田341カ所のコメを全て検査。平均検出値は3.1ベクレルと極めて低かった。
精米後も30キロ入りで50袋ごとに抽出検査する念の入れようだったが、販売不振に歯止めをかける
ことはできなかった。

 伊藤俊彦社長(54)は「あらゆる知見を動員して安全性を訴え、消費者の理解を待つしかない。
県や市町村、農協が協力して県内全農家を検査しない限り風評被害は収まらない」と指摘する。

 県の安全性のお墨付きに疑問符が付き、大消費地の首都圏の米穀関係者は批判の目を向ける。

 「安全宣言後に基準値超えが続出では背信行為だ」。埼玉県の米穀店主(38)は昨年80トン扱った
福島米の取引をやめた。「福島ナンバーのトラックが店に横付けしただけで『福島米をこっそり使っている』
とうわさになる」とにべもない。

 東京都西東京市で米穀店を営む野口晃さん(48)は迷った末、原発から遠い会津産コシヒカリだけを
販売することを決めた。新潟、山形、兵庫産などのコシヒカリが1キロ500~800円台で店頭に並ぶ中、
会津産は458円と例年の価格より50円程度低く売り出された。だが、売れ行きは昨年の半分だという。

 野口さんは「国や県が信用されていないから安全と言われても消費者は安心しない。田んぼを一枚ずつ
検査して、官公庁の食堂で使う『率先垂範』を示さないと、福島米離れは一層進む」と話している。

◎福島県産米「天のつぶ」/期待の新品種、逆風デビュー/東京試食会延期に

 福島県産米から国の暫定基準値を超す放射性セシウムが相次いで検出された問題は、県産米の
PR戦略にも影響を与えた。デビュー間もないオリジナルの新品種「天のつぶ」の試食会が延期になり、
首都圏の卸業者が県産米の販売促進を支援するプロジェクトも動きがしぼみ、戦略の見直しを迫られている。

 天のつぶの試食会は11月30日、東京都のホテルで卸業者や流通業者を招いて開かれるはずだった。
しかし、基準値超えのコメが続出し、県と地元農協組織でつくる主催者の「ふくしま米需要拡大推進協議会」
は「安全性の面で問題が出てきている」と延期を決めた。

 年度内に仕切り直しするとしているが、日程は未定。このまま開催されない可能性もある。

<開発に15年>
 天のつぶは県農業試験場が約15年かけて開発し、2010年に県の奨励品種となった。光沢があり、
しっかりとした食感が持ち味。稲の丈が低くて倒れにくく、いもち病に強い。

 主力のオリジナル品種のなかった福島県関係者が寄せる期待は大きく、業務用市場の主力品種に
位置付ける。今年は販売初年度で、東日本大震災後は「復興のシンボル」の役目も担った。

 試食会は新米の時期で、来年の本格生産を控えPRの絶好の場だった。県農協中央会農業対策部の
小林利一監理役(60)は「安全を担保する態勢を整えた上でPRしないと、理解は得られない」と
苦渋の決断で開催を見送った経緯を明かす。

 今年は約180トンが収穫され、2キロ詰め(880円)の6万袋限定で出荷。11月8日から
コープマートなど県内の3スーパーの店頭に並んだ。

 福島市のコープマート方木田店によると、天のつぶは今のところ売れ行き好調という。ただ、
売り場担当の鈴木卓さん(28)は「大々的にアピールするには、顧客に説明できる安全のお墨付きが
必要になる」と話す。

<迷う関係者>
 県は来年約4000トンの生産を目指しているが、販売動向を不安視する関係者から「思い切って
数字を下げたらどうか」との声も出ている。

 生産者と販売者が一体となって首都圏に福島県産米を売り込もうと、11月11日にスタートした
「ふくしま米元気プロジェクト」も開始早々からつまずいた。

 プロジェクトの取り組みとして首都圏の卸業者が11月下旬から、県産の新米を本格的に扱う
予定だったが、セシウム問題で軒並み入荷を見合わせた。

 専用の米袋で「ふくしま米」を売り込む予定もあるが、全農福島県本部米穀部は「県の再検査の
推移を見てタイミングを判断したい」と予定通り行うかどうかを決めかねている。

<安全保証を>
 首都圏側の受け皿となる全国米穀販売事業共済協同組合(東京)の木村良理事長(63)は
「プロジェクトは福島県が安全性を保証するのが前提。福島米を支援したいが、今は動けない」と語る。

 その上で「薬や特定の食品で同じ事態が起きたら全量回収だろう。コメだって同じはず。
国と県はきちんと安全性を証明し、万一の際にすぐ回収できる仕組みを確立してほしい。
生産者と一緒に、危機感を持って消費者の視点で議論すべきだ」と指摘している。

 
毎日新聞/福島(12/3) 「東日本大震災:市民が自宅で食べる米、放射性物質の検査--福島市」
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111204ddlk07040110000c.html

 福島市大波地区のコメが出荷停止になったことを受け、市は3日、市民が自宅で食べる今年度産の
玄米と白米を対象にした放射性物質の簡易検査を始めた。持ち込みは1世帯1検体で、測定値や
収穫された地区は、市のホームページで公表する予定。

 放射性物質の測定を行う市の施設「放射線モニタリングセンター」などに設置された簡易測定器
(検出下限値は1キロ当たり20ベクレル)5台を活用。放射性セシウムが1キロ当たり350ベクレルを
超えた場合、より精度の高いゲルマニウム半導体検出器で再検査する。

 近所の農家から買ったコメの検査を依頼した同市飯野町の男性(33)は「県の安全宣言後に
規制値超えが判明した。与えられる情報だけでは安全の確証が得られないと思い、持ち込んだ」
と話した。【清水勝】

 
NHK(12/8) 「福島 知事がコメ出荷見合わせ指示」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111208/k10014491873000.html

 福島県の佐藤知事は、県内で収穫されたコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが相次いで
検出されている問題で、これまでの検査について「もっと多くの専門家の意見を聞くべきだったと反省している」
と述べ、現在行っている緊急の検査が終わるまで検査対象のコメの出荷を見合わせるなどの対応を指示しました。

 福島県産のコメを巡っては、ことし10月、佐藤知事が事実上の安全宣言をして、作付けが行われたすべての
市町村で出荷が始まりましたが、7日、二本松市で新たに基準を超える放射性セシウムが検出されるなど、
これまでに3つの市の5つの地区で基準を超えて検出されています。

 これについて、佐藤知事は8日午前の県の災害対策本部会議で、出荷を認める前に実施した検査について
「県としてはできるかぎり綿密に検査をしてきたつもりだが、今思うと、もっと多くの専門家の意見を聞くべき
だったと反省している。結果として、生産者や消費者に迷惑をかけていることは痛恨の極みで、大変申し訳
なく思う」と述べました。そのうえで、佐藤知事は、福島県内の農家の3分の1に当たる2万5000戸余りを
対象に行っている緊急の検査が終わるまでは、対象のコメの出荷を見合わせるか、自主的な検査を徹底する
よう関係部局に指示しました。

 
福島民報(12/10) 「コメ出荷停止5例目 セシウム検出の保原の2地区」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2011/12/post_2725.html

 伊達市保原町の一部のコメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された問題で、
政府は9日、原子力災害対策特別措置法に基づき、コメが収穫された同市保原町の富沢・高成田地区
(旧富成村)、同市保原町柱田・所沢地区(旧柱沢村)の今年産米を出荷しないよう県に指示した。
出荷停止指示は5例目。制限対象は3市7地域となった。

 対象は旧富成村が124戸、旧柱沢村が166戸。旧富成村は、1戸の1点で1240ベクレルが検出された。
この農家の収量は17袋(30キロ入り)で、自家保有米と縁故米のため流通していない。旧柱沢村は
1戸の1点で580ベクレルが検出された。収量の13袋は全て自家保有米。

 いずれの水田も山あい。旧富成村は福島市大波地区、旧柱沢村は伊達市霊山町小国地区(旧小国村)と
隣接している。

■県内検査能力超なら国支援
 コメの放射性物質緊急調査について、国と連携した実行計画の作成を急いでいた県は9日までに
計画の素案を固めた。分析機器を持つ県内市町村に検査協力を求めた上で、県内の検査能力を
超える分は、国の支援を受け県外の検査機関や自治体で検査してもらう方針。県は、来年1月をめどに
検査を終えたい考えだ。

 県によると、検査対象は約8万検体を超えるが、県が保有するゲルマニウム半導体検出器10台、
簡易測定器8台の検査能力は週4000検体ほど。このため、分析機器を複数持つ市町村には
検査の協力を求める。県外でも検査し、早期完了を目指す。国からは専門家や職員も派遣してもらう。

 県は1日、松本友作副知事が筒井信隆農水副大臣に支援を要請。筒井副大臣は全面的な支援を
約束していた。

 
KFB福島放送(12/21) 「独自に土壌調査へ 伊達のコメ基準超5地区」
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201112214

 県が実施したコメの緊急調査で、伊達市の農家から国の暫定基準値を超える放射性セシウムが
検出されたことを受け、同市は独自に水田の緊急土壌調査に乗り出す。

 20日に開かれた市災害対策本部会議で示した。

 これまで市内では旧月舘町、旧小国村、旧掛田町、旧富成村、旧柱沢村の5地区の8地点の
コメから基準値を超える放射性物質が検出された。

 市は専門事業者に委託し、対象の5地区の500〜1000の水田から土壌を採取し、放射能測定などを実施する。

 調査は、ため池や用水路など水路ごとにブロック分けし、水系の上流部付近の水田、標準的な水田
などを検査し、水と土壌の関係なども調べる。

 500ベクレルを超えた水田がある場合は再度、詳細調査を実施する考え。

 会議では、17、18の両日、市の簡易型分析器で検査した旧富成村の自家消費用米が基準値を超え、
県に回して詳細に検査したところ、あらためて基準値を超えたことも報告された。

 
福島民友(12/21) 「コメ緊急検査、週に6800件分析 県が態勢を3倍に」
http://www.minyu-net.com/news/news/1221/news11.html

 県は、コメから放射性セシウムが微量でも検出された29市町村151地点で行う予定の追加の
緊急検査について、これまでの約3倍の分析量となる1週間に約6800件の検査態勢で分析を急ぐ。
20日の県議会一般質問で県が明らかにした。県によると、東京都内の民間分析機関を利用して
検査を大幅に増やした。費用は国が負担する。検査は年内から開始できるという。

 29市町村の農家数は県内全農家の約3分の1に当たり、収量は推計で約10万3000トンに上る。
県はさらに、市町村が行っているコメの分析結果の活用などを図りながら、検査の終了時期を前倒ししたい考え。

 
日本農業新聞(12/21) 「もみ殻で用水除染 セシウム吸着 ゼオライトの15倍 福島県が実証試験」
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=11444

 もみ殻を使って、農業用水から放射性セシウムを取り除く実証試験を、福島県が南相馬市内で進めている。
セシウムは土に付着し用水から水田に流れ込む。水中のセシウム吸着材としてゼオライトが有力視されているが、
市内の民間企業が、もみ殻の吸着効果はゼオライトの15倍にもなることを突き止めた。

除染効果が確認されれば、農家の身近にあり調達が簡単なもみ殻での除染は、生産現場で導入が進む
可能性が高い。来年の作付けを前に県は実証試験を急いで行い、結果を来年1月中に公表する予定だ。

 
福島民友(1/5) 「県がコメ全袋検査へ 今秋収穫分、出荷前に」
http://www.minyu-net.com/news/news/0105/news1.html

 佐藤雄平知事は4日、知事公館で年頭の記者会見を行い、今秋収穫される県産米の放射性物質検査を強化する
考えを示した。出荷前に全袋を検査する体制を整備する方針で、測定機器メーカーが開発中のベルトコンベヤー式
測定機器の導入などを関係機関と調整している。県は全袋検査により消費者の信頼回復を目指す出荷体制を整える方針。

 2011(平成23)年産米の検査では、県が安全宣言を出した後に、福島市や伊達市、二本松市の一部の地域の
コメから国の暫定基準値を超える放射性セシウムが確認された。これを踏まえ県は、全袋検査の実施に向け、
県内JAが所有する各地域のコメ倉庫などに測定器を設置、倉庫搬入時に放射線量を測定して出荷の可否を判断する
体制を確立したい意向だ。

 また今春からコメを含め食品の放射性物質の基準が厳格化されるため、測定精度が高い機器開発が課題となる
ことから、県は迅速性や効率性の面から流れ作業で測定できるベルトコンベヤー式の測定機器の導入を視野に入れている。

注: バックグラウンド放射線の多い福島で、ベルトコンベヤー式の測定が出来るかどうかは、
   今後の開発にかかっている。(現状で高精度の測定が可能な装置はない)

 
1/10 読売新聞 「セシウム検出なら作付け中止要請…JA福島検討」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120109-00000776-yom-soci

 福島県のコメから放射性セシウムが検出された問題を受け、JAグループ福島は、県内のコメに
少しでもセシウムが検出された場合、当該農家に今春の作付け中止を要請する検討を始めた。

 JA側は作付けを見送った農家への補償を国に求める考えだが、国は暫定規制値(1キロ・グラム
当たり500ベクレル)を超えた地区に限って作付けを制限する方針で、補償が実現するかどうかは不透明だ。

 同県では昨年11月末までに、福島市や二本松市など29市町村で収穫されたコメからセシウムが検出。
このため、農林水産省と県が同月から、29市町村の全農家約2万5000戸の調査を始めており、
昨年末時点で4840戸の農家のコメ5291点のうち、約20%の1094点からセシウムが検出された。

 
1/11 福島民報 「汚染米市場から隔離 100ベクレル超買い上げ 農家支援、消費者に安心」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/01/post_2975.html
(記事中に図もあり)

 県北地方の平成23年産米から放射性セシウムが検出された問題で、農林水産省は12月27日、
県の緊急調査で1キロ当たり500ベクレルを超えるコメが出て出荷停止となった旧市町村と、100ベクレル
を超えた農家のコメを民間団体などを通じて出荷代金の相当額で買い上げる農家支援策を決めた。
農家経営の安定と、汚染されたコメを隔離して消費者の不安を解消するのが狙いだ。

 100ベクレルを超えたコメを対象とするのは、国が定める一般食品の放射性セシウム濃度の基準値が
現行の1キロ当たり500ベクレルから、新たに100ベクレルに厳格化される見通しを踏まえた措置。

 農水省は現段階で、出荷停止となった旧市町村のコメが約3600トン強、100ベクレルを超える
農家のコメが約200トン強の計4千トン程度と推計。買い上げ単価は23年産米の市場流通価格を踏まえ、
県や農業関係団体と調整して決める。現段階では約10億円弱と見込んでおり、東京電力に損害賠償請求する。
県の緊急調査の結果次第では、買い上げる量はさらに増えるとみられる。

 買い上げたコメは市場に流通しないよう産地の倉庫などに一時保管。県や市町村、関係団体とともに
廃棄など処分方法を検討する。

今月9日までに県の緊急調査で500ベクレルを超過し、政府が出荷停止指示を出したのは福島、伊達、
二本松の3市の旧9市町村。

 県産米の販売は苦況に陥っている。汚染米が相次いで見つかり、複数地域が出荷停止指示を受けたことで、
風評被害が拡大。安全・安心を求める業者、消費者の買い控えが起きている。

 
12/27 東京新聞 「100ベクレル超 コメ買い上げ 農水省 東電に全額賠償請求へ」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011122702000208.html

 鹿野道彦農相は二十七日の閣議後会見で、福島県産のコメから放射性セシウムが検出された問題で、
暫定規制値(一キログラム当たり五〇〇ベクレル)を超えて出荷停止になった地域のコメに加え、一〇〇
ベクレル超が検出されたコメを民間団体を通じて買い上げると発表した。出荷代金に相当する金額で
買い上げ、全額を東京電力に賠償請求する。

 厚生労働省は食品に含まれるセシウムの規制値を厳しくする新規制値案を示しており、コメなどは
現状の五分の一の一〇〇ベクレルとなる見通し。来年十月の適用を待たず、農水省はコメの買い上げに
反映させる。鹿野農相は「一〇〇ベクレルを超すコメは市場流通から隔離される。消費者の不安解消になり、
生産者の経営安定にも結び付ける」と説明した。

 福島県は現在、約二万五千戸を対象に緊急調査を実施中で、買い上げ対象の確定は、調査が終了する
二月ごろになる見通し。対象となるのは、五〇〇ベクレル超が三千六百トン強、一〇〇ベクレル超が
約二百トン強の計約四千トン程度。金額は十億円弱とみられる。買い上げは、民間団体の自己資金を活用し、
来年一月中にも開始する。

 農水省は同時に、一二年のコメの作付け制限について、一一年産米の検査で五〇〇ベクレルを超えた
地区を対象にする方針を発表した。旧市町村単位にするかや、一〇〇ベクレルを超す検出があった地域
を対象にするかについては、県の緊急調査の結果をもとに、市町村などと検討して対応を決める。

 
1/13 河北新報 「福島米、また基準値超える 川俣町の農家」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/2012011301001777.htm

 福島県川俣町の農家が昨年収穫した玄米から暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える
520ベクレルの放射性セシウムが検出されていたことが13日、分かった。町が同日付のホームページで
公表した。県は当初、自家用米で出荷していないとの理由で発表しなかった。

 コメの基準値超えが判明した農家は、福島、伊達、二本松、川俣4市町の計32戸となった。

 農林水産省は「同じような環境で育ったコメに同様に基準値超えがないか至急確認が必要だ」としている。

 
1/11 福島民報 「伊達市、今年度産米原則作付け」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/01/post_2955.html

 伊達市は24年産米について、原則作付けの方針であることが、10日分かった。同日開かれた
市災害対策本部で仁志田昇司市長が示した。

 市は暫定基準値を超えるコメが流通しないように収穫したコメの徹底した検査などを前提に、
国や県と十分協議していくとしている。

 県の緊急モニタリング調査で、市内の6カ所で収穫されたコメから暫定基準値を超える放射性物質が
検出された。国は暫定基準値を超えた地区は作付け制限を行う方針を示している。

 
1/20 朝日新聞 「漁業、農業、農水省に要望」
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001201200005

(写真)あいさつで鹿野道彦農林水産相(左)に県内漁業の現状を訴える野崎哲・県漁連会長(右)=いわき市小名浜

●「規制値超も作付け認めて」/コメ巡り福島市

 コメから国の暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、
福島市は19日、農林水産省に対し、収穫されたコメが暫定基準値や新しい規制値(1キロあたり100ベクレル)
を超えた地域でも、食用以外に使うことを前提に、来年度の作付けを認めるよう求めた。

 この日、市役所で瀬戸孝則市長と農水省農産部の今城健晴部長が意見交換した。耕作しないと
田が荒れることや農家の意欲がなくなることを挙げ、瀬戸市長は「地域の中で作付け制限の線引きをすると、
地域が分断される。実験としてコメをつくらせていただきたい」と発言した。基準を超えた地域のコメは
工業用アルコールなど食用以外の用途を考えているという。

 今城部長は、1キロあたり500ベクレルを超えた地域では来年度の作付けを禁止するという
農水省の考えを改めて表明。同100ベクレルを超えた地域についても「作付け制限の検討の対象に
せざるをえない」と述べた。一方、「現行の、旧市町村ごとの制限が妥当かどうかは相談したい」とも説明した。

 作付け制限の正式な決定時期は3月末から4月としているが、今城部長は「来年度の営農に間に合うよう、
できるだけ早く示したい」と述べた。

 県内では今年度、収穫前後の検査で国の基準をクリアし、昨年10月、全域で出荷が可能となったが、
その後、福島市大波地区で1キロあたり500ベクレルを超えるコメが収穫されていたことが発覚した。
県は緊急調査を開始。これまでに3市9地区で基準を超えるコメが見つかり、出荷が制限されている。
(木村俊介)

●再開へ大臣と意見交換

 鹿野道彦農林水産相は19日、いわき市小名浜を訪れ、東京電力福島第一原発の事故を受けて
自粛が続いている県内の沿岸漁業の再開に向け、漁業関係者らと意見を交わした。

 会合後、鹿野農林水産相は取材に対し、参加者から要望が出された水産業に携わる人たちへの
生活支援について、引き続き支援していくことを明言したと説明。また、東電が一時、検討していた
放射能汚染水の処理水の放出計画について、「これからも、極めて厳しい姿勢で臨む」との態度を示した。
漁業再開に向けては「国の事業を活用しながら、要請、要望に応えていきたい」と話した。

 会合には漁協の組合長ら約50人が参加。県漁連の野崎哲会長は取材に対し、「県内水産業の
復興に向け、(役所同士で)幅広く、縦割りを排除して、互いに連携してやっていただくよう、
しっかりとお願いした」と語った。
(江川慎太郎)


1/21 福島民友 「渡利地区以外から初検出 県のコメ追加検査」
http://www.minyu-net.com/news/news/0121/news3.html

 県は20日、コメの追加検査結果を発表、福島市(旧福島市)と伊達市(旧掛田町)の農家各1戸が
生産したコメ計3点から、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。

 県によると、旧福島市は渡利地区以外の地区から、基準を超えるコメが見つかった。
同地区以外からの検出は初めて。県は旧市町村単位での発表のため地区名は非公表としたが、
渡利地区南側に隣接する小倉寺地区とみられる。基準値超えの累計は3市(9旧市町村)35戸。

 旧福島市のセシウム検出値は690ベクレルだった。旧掛田町は1戸2検体で検出。930ベクレル、
950ベクレルの濃度だった。いずれも全量が自宅やJAなどに保管されており、一般には流通していない。

 
1/26 「JA福島 コメ作付け方針決定」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120126/k10015560641000.html

福島県内のことしのコメの作付けについて、JA福島中央会は、これまでの検査で国の暫定基準値を
超えた地域では作付けを制限する一方で、1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが
検出された地域では、一部を除き、徹底した除染を行って作付けするとした方針を決めました。

国は作付けを制限する地域を4月に決定することにしていて、中央会は、この方針を基に国や県と
協議を進めることにしています。

これは、26日、福島県内の農協などで作るJA福島中央会の会議で決定したもので、これまでの検査で
国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された地域では、原則として旧市町村ごとに
作付けを制限するほか、原発事故の影響で、去年、作付けが行われなかった地域では
作付けを見合わせるべきだとしています。

また、暫定基準値を下回ったものの、ことし10月からコメに適用される新しい国の基準値1キログラム当たり
100ベクレルを超えるセシウムが検出された地域では、徹底した除染などの対策を行ったうえで
作付けを進める一方で、山あいの地形などで対策が取りづらい場所や100ベクレルを超える農家が
多かった地域については作付けを制限するとしています。

JA福島中央会の庄條会長は「農家の生産意欲を低下させないことと、消費者の福島のコメに対する
信頼回復の両方を考えた結果だ」と説明しました。

 
1/27 河北新報 「500ベクレル超地域の作付け中止 福島県農協中央会」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/01/20120127t61007.htm

(写真)会見で今年のコメの作付け方針を説明する中央会の庄条会長=26日、福島市の福島県農協会館

 福島県農協中央会は26日、福島市で理事会を開き、福島第1原発事故で2011年産米から
国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超す放射性セシウムが検出された地域は
今年の作付けを原則的に行わないことを決めた。100ベクレル超500ベクレル以下の地域は
水田の除染を行うことを条件に作付けを進める。

 中央会によると、500ベクレルを超えた地域は1950年当時の市町村単位で作付けを制限する。
500ベクレル超の地域が大字、字など狭い範囲で明確に区分できる場合はその単位で
制限する方向で国などに求める。

 100ベクレル超500ベクレル以下の地域は、コメの基準値が今年産から100ベクレルに
厳格化されることを受け、除染を条件に作付けを進める。100ベクレルを超過するリスクが小さい
と判断できる地域が対象で、地形的要因などでリスクが大きい地域は一定地域単位で作付け制限する。

 避難区域など昨年は作付けしなかった地域は今年も作付けを見合わせる。

 今年のコメ戦略としては放射性物質が検出されないコメ作りに取り組む。集荷時に全袋検査を実施。
検出米が出たら分別保管し、非食用や政府備蓄米に回す道を探る。国と東京電力に対し、
除染費用や売れ残ったコメの買い上げ費用の確保、作付け制限水田の維持管理の対応を求める。

 理事会は県内の17地域農協の組合長が出席し、非公開で行われた。中央会の庄条徳一会長が
会議後に記者会見し、「生産者の営農意欲の維持と消費者の信頼回復に配慮して判断した」と述べた。

 農林水産省は昨年12月、基準値の厳格化に伴い、100ベクレルを超えた地域は作付け制限を
検討する必要があるとの考えを示し、現在、県、市町村と協議している。

 
1/30 毎日新聞 「福島産コメ:最大1割値下げ 売れ行き低迷で」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120131k0000m040074000c.html

 全国農業協同組合連合会(JA全農)は30日から、11年産の福島県産米の一部について、
卸業者に対する相対取引価格を最大1割程度引き下げた。東京電力福島第1原発事故で
同県内の一部地域のコメから国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出され、
その他の地域のコメも風評被害で売れ行きが低迷しており、値下げで販売促進を図る。

 中通りコシヒカリ、浜通りコシヒカリをそれぞれ60キロ当たり1500円引き下げ1万3800円
と1万3700円に、福島ひとめぼれを500円引き下げて1万3500円とした。
会津コシヒカリは1万5800円に据え置いた。

 JA全農福島では放射性物質が不検出の地域のコメから販売を進めているが、10年産米の
8割は契約が成立したのに対し、11年産米は2割強の契約率で推移している。【乾達】

 
2/3 産経新聞 「97%の農家でコメの出荷見合わせ解除 福島」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120203/trd12020323140012-n1.htm

 東京電力福島第1原発事故で、コメから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)
を超える放射性セシウムが相次いで検出されている問題で、福島県は3日、緊急調査の
結果を取りまとめた。97・5%の農家で国の新基準案(1キロ当たり100ベクレル)
以下となり、県は出荷の見合わせを解除する。

 県は昨年11月16日から福島市旧小国村(大波地区)と特定避難勧奨地点がある地域、
それに放射性セシウムがわずかでも検出された地域の計29市町村・151旧市町村、
2万3240戸を調査してきた。その結果、放射性セシウムが100ベクレルを下回った
のは26市町村・86旧市町村の2万2657戸となった。また、12市町村・56旧市町村の
545戸で放射性セシウムが100~500ベクレル以下となり、500ベクレルを超えたのは
同市旧小国村など3市・9旧市町村となった。

 放射性セシウムが100~500ベクレル以下の地域について、県は国に対して
特別隔離対策の対象となるよう要望しており、国も対応を検討していることから、引き続き
出荷を見合わせるよう要請する。また、特別隔離対策を活用し、100ベクレルを超える
コメが一般に流通しないよう努める方針。

2/4 WSJ日本版(時事通信) 「26市町村86地区は出荷可能=コメの緊急調査終了―福島」
http://jp.wsj.com/Japan/Economy/node_386445

 福島県は3日、県産米から国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る
放射性セシウムの相次ぐ検出を受けて、昨年11月から行ってきたコメの緊急調査が
終了したと発表した。対象となった29市町村151地区の約2万3200戸のうち、
検出したセシウムが100ベクレル以下だった26市町村の86地区、約2万2600戸は
コメの出荷自粛を解除し、出荷可能とした。

 収穫されたコメから500ベクレルを上回る放射性セシウムが検出された福島、伊達、
二本松の3市9地区は、政府が出荷停止を指示済み。検出したセシウムが100ベクレル
超500ベクレル以下だった56地区(12市町村)は、引き続き出荷を見合わせる。

2/4 朝日新聞 「福島米、12市町村で新基準値超え 作付け制限の参考に」
http://www.asahi.com/national/update/0203/TKY201202030678.html

 福島県は3日、県内のコメ農家約2万3千戸を対象に行った昨年産のコメの緊急調査の
結果を発表した。国の暫定基準値(1キロあたり500ベクレル)を超える放射性セシウムが
検出されたのは3市9地区の38戸。これらを除き、4月から適用する予定の新基準値
(同100ベクレル)を超えたのは、県北部などの12市町村56地区の545戸で、
全体の2.3%だった。

 84.3%の農家は検出できる限界値を下回った。

 国は、暫定基準値を超えた地域で今年の作付け禁止を打ち出す一方、新基準値超えの地域
については「禁止を検討」としている。国はこの調査結果や市町村の意見を参考に、
作付け制限地域をできるだけ早く示す方針だ。

 昨年11月、福島市旧小国村(大波)地区で暫定基準値超えのコメが初めて見つかった。
県は、同地区の全袋、放射線量が比較的高い地区の全戸、わずかでもセシウムが検出された
地区の全戸を対象に、29市町村151地区で調査してきた。

2/4 NHK 「福島 コメの緊急調査結果を発表」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120204/t10015776341000.html

福島県内で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された
問題を受けて、福島県が2万3000戸余りの農家を対象に行った緊急調査が終わり、県は、
38戸の農家のコメから、基準を超えるセシウムが検出されたと発表しました。

福島県は、これまでのコメの検査で放射性セシウムがわずかでも検出された地域や、
放射線量が比較的高い地域など、合わせて2万3000戸余りの農家を対象に、緊急の調査を
行ってきました。

3日、まとまった調査結果によりますと、福島市と伊達市、それに二本松市の合わせて38戸の
農家のコメから、国の暫定基準値の1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出
されました。福島県によりますと、この基準を超えた農家のコメのほとんどは、出荷停止の
指示などで流通していませんが、一部が直売所で販売されていたということです。

また、ことし10月から適用される国の新しい基準の1キロ当たり100ベクレルを超えたコメは、
全体の2%余りに当たる545戸の農家から見つかりました。福島県は、1キロ当たり
100ベクレルを超えた農家のある地域では、引き続き出荷の見合わせを求め、ことしのコメの
作付けを制限する範囲についても、今後、決めることにしています。

2/4 福島民報 「新基準該当は旧56市町村 23年産米の放射性物質緊急調査」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9930857&newsMode=article

 県は3日、29市町村の旧151市町村を対象とする平成23年産米の放射性物質緊急調査で
放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレルの新基準値を超えたのは12市町村の旧56市町村、
545戸だったとする最終集計結果を公表した。県はこれらの旧市町村に出荷見合わせの継続を
要請する。100ベクレル以下の旧市町村は出荷見合わせを解除する。

 2万3240戸を対象に、福島市大波地区は全袋、その他の地域は全戸を調べた。
100ベクレルを超えた戸数は全体の2・3%。最大は福島市大波地区の54戸で、
同地域の40%を占めた。次いで多かったのは伊達市旧小国村で53戸(38%)だった。

全体として100ベクレル超は県北地方に集中した。現行基準値の500ベクレル超の地域は
既に判明している3市9旧市町村と変わらなかった。

 
2/5 福島民報 「【12市町村 出荷見合わせ継続】汚染のレッテル懸念 コメ農家、募る危機感」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3169.html

(写真)出荷見合わせの継続が決まった福島市の旧水原村。自分の田んぼを見つめる男性=4日

 平成23年産米の県の放射性物質緊急調査で、放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル超
500ベクレル以下となり、出荷見合わせが継続される12市町村の旧56市町村の農家に不安や
困惑が広がった。風評被害は深刻さを増し、出荷できることになった地域の農家も手放しでは喜べない。

■作る意欲失う

 県の調査で二本松市・旧大平村の農家238戸のうち、2戸のコメから1キロ当たり100ベクレル超の
数値が検出された。「地域全体に汚染されているというレッテルが貼られてしまう」。農業を営む
三津間卓美さん(62)は危機感を募らせる。

 国は出荷できない地区のコメを全量買い上げる検討に入っている。しかし、「100ベクレルを超えた
農家はわずかなのに地区全体の農家のコメを買い上げれば、風評被害を増長することになる。
農家はコメを作る意欲を失ってしまう」と懸念する。

 同様に出荷見合わせの継続が決まった福島市・旧水原村。約50年間、稲作を続ける農業男性(70)は
国の全量買い上げ方針に表情はさえない。「水原のコメはおいしいと評判だった。消費者に届かないなんて...」

 約7ヘクタールの田んぼで生産したコメは例年、JAに出荷する以外に、独自ルートでも販売もしてきたが、
全て取りやめるしかなかった。「もう買ってもらえないかもしれない」と肩を落とした。

■消費者の目厳しい

 JA郡山市日和田支店稲作部会長を務める郡山市日和田町の熊坂良治さん(62)は日和田町のコメが
100ベクレル以下だったことに、うれしさ半分の表情を見せた。

 地区内で検出された最高値は1キロ当たり96ベクレル。「消費者は何も含まれていないコメを求めている。
この状況で、県内のコメが安心して買ってもらえるのか」と今後の販売に不安をのぞかせた。

 県中地方のコメ集荷会社は調査対象の農家から集めたコメの出荷を控えていたが、
調査結果は全て100ベクレル以下で、ようやく出荷できるようになった。

 契約農家に対しては、刈り取り前後に自主的に放射性物質の検査を重ねてきた。
第三者機関のチェックも受け、安全性には絶対の自信を持っている。

 それでも消費者の目は厳しいという。役員男性(51)は「いくら検査を重ねても、安全だと
思ってくれない人がいるのは仕方がない」とため息をついた。

 福島市内の米穀店は東京電力福島第一原発事故後、平成23年産米に関し、福島市をはじめ
中通り産の取り扱いをやめている。経営者の女性(54)は「お客さんに信用してもらうためには、
放射性物質が検出されないようなコメを扱うしかない」と、打ち明ける。

■複雑な思い

 「コメは農家の努力の結晶だと思うけど...」。国見町の主婦(43)には、娘が3人おり本県産以外の
食材を選ぶことが多いという。

 今回の調査で100ベクレル以下だった地区のコメの出荷見合わせが解除されることに理解を示すものの、
「子どもの将来を思うと、食べさせる気にならない」と複雑な思いを抱く。

【背景】

 県はこれまで、調査対象となった29市町村の旧151市町村で調査が終わるまで出荷の見合わせを
要請していた。今回、調査結果が出たことを受け、100ベクレルを超える結果が出た地区は出荷見合わせを
継続し、100ベクレル以下の地区では解除した。農林水産省は、1キロ当たり500ベクレル超の地区では
作付けを制限する方針だが、100ベクレル超500ベクレル以下の地区は、県の調査結果を基に、
市町村と個別に協議して制限するかどうかを判断する。

 
2/2 福島民報 「【流通滞る23年県産米】市場敬遠 倉庫に山積み 全農県本部 販売量7割減 品質悪化 懸念の声も」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3159.html

(写真)JA新ふくしまの倉庫には出荷を待つ平成23年産米が山積みになっている=1日、福島市

 平成23年県産米の市場流通が滞っている。安全宣言後に、国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を
超える放射性セシウムが検出されたことで市場から敬遠された。さらに県内全域対象の県の緊急調査による
出荷見合わせの影響を受けた。セシウムが検出下限値未満のコメも、取引契約のキャンセルが相次ぐ。
全農県本部から卸業者への販売量は前年比で7割減。農家とJAの倉庫には出荷を待つコメが眠ったままだ。
県は3日に調査結果を公表、安全なコメは全面的に出荷できることになるが、いかにして市場と消費者の
信頼を回復することができるか。関係者の苦闘は続く。

■行き場なし

 福島市の農家の女性(63)は、うずたかく積まれたコメ袋を見上げため息をついた。「うちの倉庫は満杯だ。
心を込めて作ったコメだ。何とかしてほしい」

 平成23年の県内のコメ生産量は35万6000トン。自家消費分などを除き二十数万トンが市場に流通する
はずだった。しかし、汚染米の相次ぐ検出を受けて、県は12月から1月ごろにかけて、129市町村の
旧151市町村で全戸調査を実施すると発表。その間、出荷見合わせを要請することとなり、約10万トンが
倉庫に置かれたままになった。全農県本部などによると県内全体の約7割は流通していないとみられるという。

 「県産米は市場から敬遠された状態」と全農県本部米穀部の担当者は話す。

 コメが倉庫に長く置かれた状態に、品質悪化を懸念する声も出始めている。二本松、本宮、大玉の3市村の
常温倉庫などに約1万トンが保管されたままのJAみちのく安達。担当者によると、常温の場合、味覚を
保つことができるのは梅雨の時期までだという。しかし、現在の保管量を移せるほど、低温倉庫の空きはない。
「せっかくのコメが台無しになる」と危機感を募らせる。

 コメの全戸調査を今月初旬で終える県は、汚染されたコメを完全に隔離することで、首都圏の消費者や
県内外の量販店に安全性をPRする。ただ、県内部から「福島ブランドは大きく傷ついてしまった。
消費者の信頼回復は容易でない」との声が漏れる。

■キャンセル

 全農県本部が今年1月までに卸業者に販売できた23年産米は約1万トンで、同時期の前年産米と
比べると2万トンほど減っている。汚染米検出以降、契約を結んでいた県外の卸業者から「今年は遠慮したい」
とのキャンセルが相次いでいる。

 県内の卸業者も県外への販売に苦戦している。福島市の大手業者の担当者は「福島のコメは
味が良い割に割安だと評判だった。特に23年産米の出来は良かっただけに残念だ」と声を落とす。

 一方、全農県本部などによると、岩手や宮城、茨城など隣県のコメの取引数量は前年比で1.5倍ほど
伸びているという。

 個人出荷も不調だ。JAを通さず全国に個人販売している本宮市の農家は、コメの安全性が
確認されたことをアピールしているが販売量は昨年より3割減った。「在庫ばかり増え、このままでは
収入が断たれる。今年のコメを作る資金がなくなる」と嘆いた。

【背景】

 県は昨年、収穫前後にコメの放射性物質検査を行い、「暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)超えは
なかった」として佐藤雄平知事が県産米の安全を宣言した。平成23年産米は【図】のような流れで県内外に
流通する予定だったが、その後に基準値超えが相次いで判明。県産米は店頭で敬遠される傾向が
目立つようになった。全農県本部は1月30日、「24年産米の生産に影響する」として主要銘柄の
価格下げを決めた。県は現在、実施している23年産米の緊急調査が終了次第、首都圏などで消費者に
安全性をPRし販売促進に努める。

 
2/8 読売新聞 「100ベクレル超、コメ作付け制限へ…国が打診」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120208-OYT1T00006.htm

 福島県で収穫されたコメ(玄米)から国の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を超える
放射性セシウムが検出された問題で、国が地元自治体に対し、2011年産のコメから新規制値
(同100ベクレル)超の放射性セシウムが検出された地区では今年の作付けを制限する方針を
打診していたことがわかった。

 県の緊急調査では、12市町村65地区の583戸の稲作農家で新規制値超のコメが見つかっており、
方針通りになれば一部例外を除き作付け制限が行われる可能性が高い。

 県によると、11年に作付けした県内農家は48市町村371地区の約5万9000戸。このうち県の
緊急調査は29市町村151地区の2万3247戸を対象に実施された。福島県内の作付けを巡って
国は昨年12月、国の暫定規制値を超えた場合は「制限が必要」とし、新規制値超のケースについては
県や市町村とともに対応を協議するとしていた。

 
2/8 読売新聞 「今年の福島米、「作付け制限」めぐり論争」
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120208-OYT1T00660.htm

 福島県のコメ(玄米)から国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが
検出された問題で、国が月内にも決める今年のコメの作付け制限を巡り、農業関係者の間で意見が対立している。

 制限される可能性がある地域では「作付けしないと田が荒れる」と全域の作付けを要望。
一方で「福島産のイメージが傷つく」と厳しい制限を求める声もある。

 「おいしいコメを作ろうと誇りを持って30年以上、やってきた。一方的に作付けを制限されたら納得出来ない」。
7日、伊達市の旧上保原村地区の農家男性は、今は雪に覆われている先祖代々耕してきた田んぼを見つめた。

 県の2011年産のコメの緊急調査で、男性が作ったコメから検出されたのは24ベクレルで、問題ない数値だった。
だが、3日に農林水産省が同市に打診した作付け制限区域には、旧上保原村地区も含まれていた。

 同省では、新規制値(同100ベクレル)を超えた地区の作付けは、放射性セシウムの濃度を低減できる場合
などを除き制限する方針で、旧上保原村地区の別の農家が生産したコメから新規制値を超えたコメが見つかっていた。

 伊達市の仁志田昇司市長は全域の作付けを主張しており、「規制値を超えた場合には、補償を受けた方が農家も
納得できる」としている。県の緊急調査で、新規制値超のコメが見つかった稲作農家は12市町村65地区の583戸。
そのうち、暫定規制値を超えたのは福島、伊達、二本松市の3市9地区の38戸。

 暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された福島市大波地区の農家男性は今年の作付けはあきらめた。
だが、「雑草が生い茂って田が荒れてしまう。いつ作れるか分からないとやる気もうせるのではないか」と懸念する。

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緊急調査で 24 Bq/kgが検出、…ということは、緊急調査の検出限界はそれ以下と考えていいのだろうか?

 
2/8 福島民友 「「検出」と誤発表450戸 県のコメ緊急調査」
http://www.minyu-net.com/news/news/0208/news7.html

 県は7日、2011(平成23)年産米で放射性物質が微量でも検出された地域で行った緊急調査の結果に
入力ミスがあったとして、いわき市の調査結果を訂正した。入力ミスは同市旧渡辺村の稲作農家7戸の8点で
入力漏れがあったほか、同市の11旧市町村の450戸、508点で本来「検出せず」とするところを
「100ベクレル以下の放射性セシウムが検出された」と誤って入力、発表していた。

 県のコメの緊急調査で、入力ミスによる誤発表は3回目となる。県は田村完農林水産部次長が記者会見し、
訂正内容を発表するとともに謝罪した。

 セシウムが検出されなかった生産農家数は457戸増えて2万37戸となり、全体に占める割合は86.2%に
上昇した一方、100ベクレル以下の生産農家数は450戸減少し、全体比は11.3%に低下した。

 
2/10 毎日新聞 「コメ作付け制限:新基準に福島11市町村が否定的」
http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120210k0000m040116000c

 福島県の11年産米緊急調査で放射性セシウムが4月適用予定の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を
超えた地区があった12市町村のうち、11市町村が「100ベクレル超500ベクレル以下」の地区での今春の
作付け制限に否定的なことが毎日新聞の取材で分かった。うち4市町は現行の暫定規制値(同500ベクレル)を
超えた地区でも作付けを認めてほしいとした。農林水産省は自治体の意向を踏まえた上で2月中にも作付け
制限計画をまとめる方針だが、調整は難航しそうだ。

 12年産米について、農水省は500ベクレルを超えたコメが収穫された地区での作付けを制限する方針を
打ち出している。100ベクレル超500ベクレル以下の地区については、100ベクレル超の農家が密集する
地区では制限し、戸数が少なければ作付けを認める方向で各市町村と協議を進めている模様だ。

 取材に対し、12市町村のうち二本松市は回答を保留。それ以外の市町村の多くは100ベクレル超
500ベクレル以下で作付けを希望し、その理由を「作付けをしなければ農家の労働意欲が著しく低下し、
農地の荒廃にもつながるため」とした。「高齢化が進んでおり、何年後かに作付けを再開できると言われても
現実的ではない」(大玉村)との意見も出た。

 500ベクレル超を検出した福島、伊達、二本松の3市を除く9市町村20地区で見ると、大半の地区では
100ベクレル超のコメを収穫した農家は数戸程度にとどまる。483戸のうち3戸が100ベクレル超
(最高155ベクレル)だった西郷村は、徹底的に除染して作付けした上で、県が12年度から予定する
全袋調査が始まれば、汚染米の流通は防げると考えている。

 500ベクレル超でも作付けは制限すべきでないとしたのは、福島、伊達、川俣、国見の4市町。
「(セシウム汚染の)実験田として作らせてほしい」(福島市)▽「農家は価格が安くても作ることを
生きがいにしている」(伊達市)との見解がある一方、国見町は「今年の作付けを制限するならば、
国が除染を徹底し、13年産米以降は希望が持てるようにしてほしい」と要望した。

 福島県は昨年11月の検査で福島市大波地区のコメから暫定規制値超えのセシウムを検出したのを機に、
29市町村151地区の2万3247戸の農家を対象に緊急調査を実施。12市町村65地区の一部農家の
コメから100ベクレル超のセシウムが検出された。
【清水勝、深津誠】

 
2/9 産経新聞 「埼玉県茶業協会、全データ公表を依然拒否 書式作り説得の県無視」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120209/stm12020912570002-n1.htm

(写真)「茶商の自主検査による暫定規制値以下の銘柄」を掲載した県茶業協会ホームページ。
     県から全データを公表するよう要請があったが、昨年11月15日から掲載内容に変化はない
     http://www.cnet-sc.ne.jp/sym-cha/

 狭山茶の生産者らでつくる埼玉県茶業協会が、自主検査で放射性物質の測定を行った銘柄のうち、
基準値(1キログラム当たり500ベクレル)未満だった銘柄の数値しか公表していない問題で、協会は
昨年11月以降、県から数回にわたってすべての数値を公表するよう要請があったにもかかわらず、
現在も対応を取っていないことが産経新聞の調べで分かった。県の担当者は公表すべき項目の
書式まで作って説得したが、協会側は「基準値を超えたものは流通していないから示す必要がない」
との姿勢を崩していない。

 県茶業協会は昨年11月15日、加盟業者のうち県の検査を拒否して自主検査を実施、基準値以下
だった30業者の234銘柄について、製品名と測定値をホームページ(HP)に公開した。

 ただ、県が検査したものについては基準値を超えたものも超えないものも全データを公開したのに対し、
協会は「基準値を超えたものはもう店頭販売していない」との理由で、基準値未満のものしか示さなかった。
これでは、基準値を超えた銘柄があったのかどうか消費者は確認できない。

これに対し、県は「消費者に不親切」として昨年11月17日に協会に対して是正を要請。上田知事も
昨年11月25日の定例記者会見で「(協会側の)反応によっては、何らかの形で強い話(対応)になる
かもしれない」と警告。県はその後も数回にわたって全データの公表を要請した。

 しかし、HPの掲載内容に変化が見られないため、県は今年に入って協会に対し、HPで示すべき内容
について書式まで作って提案してみたというが、反応はなかったという。

 産経新聞の取材に対し、県茶業協会の担当者は「基準値を超えたものは売っていないので示す必要が
ないという考え方は変わらない。県からの提案も確かに受けたが、県にも同じ説明をしている」との説明を
繰り返す。

 これに対し、県の担当者は「こちらの提案が聞き入れてもらえないようで、とても残念だ。しかし、命令
できる立場にはないので、これからも是正してもらえるよう要請を続けていきたい」と話している。

 
2/10 毎日新聞 「クローズアップ2012:福島産、作付け制限計画 コメ混乱、収束遠く 国、産地にらみ合い」
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20120210ddm003040115000c.html

(写真)出荷自粛の影響により、JA新ふくしまの倉庫で山積みされたコメ=福島市北矢野目で3日、尾籠章裕撮影

 今春の福島県でのコメ作付けを巡り、従来より厳しくなる放射性セシウムの新基準値(1キロ当たり100ベクレル)
を踏まえ「制限を広げたい」とする農水省と、「コメを作りたい」とする産地がにらみ合っている。下流の卸・小売りには
昨年産の福島米を敬遠する空気があり、消費者団体は「制限を緩めれば不信が増幅する」と警戒。原発事故が
もたらした生産者と消費者の苦悩、混乱に収束は見えない。

 ◇揺れる農家も意見割れ

 「田植えの準備もあるから早急にしたいが、地元の皆さんが納得しないことを一方的に決めるのも紛糾のもとになる」。
9日の記者会見で、筒井信隆副農相は作付け制限を巡る国の立場を説明した。

 農水省は昨年末、11年産米で暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)超の放射性セシウムが検出された地域は
「作付け制限が必要」との考えを示した。しかし、自治体からは「原則として作付けしたい」との意向が続出。
一方、JA福島中央会は「500ベクレル超の地区は制限する」と逆の方針を掲げており、地元でも意見はくい違う。

 500ベクレル超の地区はコメへのセシウム移行のデータを取る実験田として作付けし、100ベクレル超は除染
などを前提に全面的な作付けを要望している福島市。100ベクレル超は31地区中18地区で、農地面積に換算
すると市の全農地の6割に達する。ただし11地区では検出された農家が1~2戸にとどまり、市農政課は「一律に
制限すれば、不検出だった農家に説明できない」と困惑する。4月上旬から全ての水田で除染を始めれば、
多くの水田が新基準値を下回るとみている。

 風評被害への懸念も根強い。桑折町は「作付け制限地区だと見られれば、桃などの売り上げにも影響が出る」。
相馬市は「100ベクレル以下でも売れていない。市場に出すのは検出限界値未満(ND)と定め、他は国が買い取る
などの措置が必要」と、国の対策に期待する。一方、11年産米すべてがNDだった会津地方では、作付けに慎重な
意見が相次ぐ。昨秋は国の検査後に暫定規制値超えのコメが相次いで見つかったことが福島県産米全体への
不信感を広げた。JA会津みなみは「耕作したい農家の気持ちは分かるが、消費者の立場とは違う」と指摘する。

 作付け制限地区のアフターケアも今後の課題だ。水田は一度作付けをしないと荒廃し、簡単に再開できなくなる。
各市町村の担当者らは、農家が農業を続けていく意欲を低下させ、農業人口の減少につながることを懸念し、
「食用にしない条件でコメを作ってはどうか」との要望も多い。

 だがある同省幹部は「実験田を作るとしても、全域でやるわけにはいかない。汚染米が作られれば、食用米に
混入するリスクはどうしても残る」と慎重だ。08年には、工業のり用などとして出荷された「事故米」が菓子の
原料などになっていた問題が発覚している。【曽田拓、深津誠、清水勝】

 ◇生産量激減、7位転落

 昨年、福島県では約8500ヘクタールが作付けを制限された。地震・津波被害を含めれば県全体の作付面積は
6万4400ヘクタールと前年比1万6200ヘクタール減り、生産量も全国4位(44万5700トン)から7位
(35万3600トン)に転落。作付け制限による大幅な生産減が続けば、コメどころ福島の地位は揺らぎかねない
状況だ。

 業界団体などによると、11年福島県産コシヒカリの取引数量(卸業者の買い入れ量)は2月第1週までの累計で
前年同期の4分の1程度にとどまる。特に昨年12月以降の落ち込みが激しく、業界関係者は「消費者の反応を
気にして敬遠する業者が多い」と話す。

 価格面にも影響は出ている。農水省がまとめたコメ取引価格(卸業者の買った価格)は全国的には安値だった
前年より2割程度高い値が続く中、福島県の中通り産コシヒカリは昨年12月時点で14%高と伸び悩む。
全国農業協同組合連合会福島県本部(JA全農福島)は先月30日、卸業者に示す基準価格を60キロ当たり
500~1500円引き下げ、中通り産コシヒカリで1万3800円などにした。割安感を武器に販売先を確保する狙いだ。

 作付け制限の行方には、消費者サイドも注目する。主婦連合会の山根香織会長は「生産者には気の毒だが、
コメは主食なので、厳しくなる新基準に合わせてしっかり作付け制限すべきだ。それが福島産米への信頼を回復
させ、ひいては福島の復興につながる」と指摘。さらに「作付けを制限される農家は原発事故の被害者。
国の補償や東京電力の賠償などできちんと救済していくべきだ」とも語る。

 一方、国の食品安全委員会の専門委員を務めた消費生活コンサルタントの市川まりこさんは「従来の
暫定規制値でも健康に影響はないが、ゼロ・リスクを求める消費者はおり、対策を尽くしても国民全員の不安を
解消するのは不可能だ。新基準値を超えるコメを流通させないのは当然だが、農家の営農意欲を維持し産地を
守るためには、なるべく作付けを認め、最後は消費者の判断にゆだねるべきだ」と提言する。【行友弥、井上英介】

 
コメ仲介会社 (株)日本農産情報 「マーケット概況」 より
http://www.japan-rice.com/nousan/index.htm

◆福島産検査米が引っ張りだこ
     2012年1月17日(火)16時25分

 1月16日(月)の出来高は1万6,800俵、うるち米67%・もち米1%・くず米32%の内訳。

 うるち米は低価格米中心の取引。関東産雑未検の売り玉が消えており、手当ては福島産に向かった。
16日の福島産米出来高は2,700俵、関東着1万3,400円~1万3,650円の検査コシ・ひとめが拾われた。
くず米は無選別・選別の原料玄中心の取引。若干ではあるが上値が通りだした。
値上がりの影響で米菓用白米の成約価格は関東着110円台に乗せた。

 主な成約例は次のとおり。▽福島産コシヒカリ1等置場1万3,400円▽福島産ひとめぼれ1等着1万3,400円
▽栃木産コシヒカリ1等着1万5,100円▽熊本産ヒノヒカリ2等置場1万5,200円▽栃木産陸もち米未検置場1万0,400円
▽秋田産くず米選別着77円▽栃木産くず米選別置場75円▽宮城産米菓用白米着111円

◆福島産米が売れ筋に=大阪支社集計
     2012年1月20日(金)14時50分

 1月19日(木)の出来高は1万8,000俵、うるち米83%・くず米15%・外国産米2%の内訳。

 年があらたまってからの大阪支社集計で売れ筋1位は福島産ひとめぼれ1等近畿着1万3,800円である。
青森・関東産雑品種の上値を嫌って、こちらに振り替える買いが増えている。
「福島産を使用する旨、ユーザーを説得しないと行き詰まってしまう」というのが現実なのだそうだ。
また、同産地のコシヒカリが若干の上値、近畿着1万3,900円にあるが、こちらの注文も増えつつある=大阪支社配信

 ▽茨城産コシヒカリ1等置場1万4,800円▽栃木産コシヒカリ1等置場1万5,000円
▽栃木産なすひかり1等置場1万4,000円▽栃木産ミルキークイーン1等置場1万5,500円
▽千葉産あきたこまち1等置場1万4,500円▽会津産くず米無選別着108円

◆福島米が1位奪還
     2012年1月27日(金)10時30分

 1月19日~25日までの週間売れ筋ランキング・トップ10は、値頃感から福島産米に買いが集中し、
7月以来の首位奪還、1位コシヒカリ6,755俵、2位と4位ひとめぼれ5,590俵(中通・会津合算)、大きく動いた。
また、年明けから売り荷はさらに細くなり、手当てがスムーズでない環境から高値が拾われ、
トップ10銘柄は1週間で100~300円値上がりした。

 ランキングは次のとおり。()内は値上がり幅・気配。
1位福島産コシヒカリ6,755俵(強含み)、2位福島産ひとめぼれ3,590俵(200円)、
3位秋田産あきたこまち2,164俵(強含み)。以下、4位会津産ひとめぼれ(150円)、5位栃木産コシヒカリ(300円)、
6位茨城産コシヒカリ(100円)、7位宮城産ひとめぼれ(100円)、8位岩手産あきたこまち(300円)、
9位富山産コシヒカリ(300円)、10位青森産まっしぐら(300円)。

◆買い声緩む
     2012年1月30日(月)16時15分

 1月27日(金)の出来高は1万3,600俵、うるち米80%・もち米0.5%・くず米16%・外国産米3%・その他0.5%の内訳。

 福島産米は手当て一巡から動きが一段落。出回りの少ない秋田産あきたこまち、関東産コシヒカリだけが物色されている。
動きが緩みだした。

 主な成約例は次のとおり。▽青森産まっしぐら1等着1万4,300円▽宮城産ひとめぼれ1等着1万4,600円
▽石川産コシヒカリ(JA)1等着1万6,400円▽岡山産アケボノ1等着1万5,300円

◆ミルキー500円下げて折り合う
     2012年2月3日(金)13時35分

 1月26日~2月1日までの週間売れ筋ランキング・トップ10は、1位福島産ひとめぼれ4,358俵、
2位福島産コシヒカリ3,655俵、3位秋田産あきたこまち3,417俵。以下、4位茨城産コシヒカリ、5位千葉産コシヒカリ、
6位会津産ひとめぼれ、7位北海道産きらら397、8位宮城産ひとめぼれ、9位石川産コシヒカリ、10位青森産まっしぐら。

 うるち米出来高は先週と変わらず3万9,800俵、裾物・関東産コシヒカリを中心に買いは継続。売りは関東・青森産裾物米が
超細く、代替えは福島産ひとめぼれ・コシヒカリに流れ、今週も福島米が1~2・6位と上位を占めた。
関東産コシヒカリは1等置場1万5,000円で確り。同置場1万5,100円で小競り合い、ジリ高だ。
秋田産あきたこまちに2月必需買いが入り、上値1等関東着1万5,700円呑まれる。
動きの鈍かったミルキークイーンが500円ほど下げた。1等関東着1万5,500~700円で折り合いがつき小動き。

 もち米は若干ではあるが補充の動きが入り始めた。22年産は「先行ってから買おう」とした4月、
誰もが同じ動きをしたため相場が上昇した。

◆新品種・栃木産ゆうだい21初商い
     2012年2月10日(金)15時15分

 2月9日(木)の出来高は8,800俵、うるち米94%・くず米6%の内訳。

 福島産米は定期需要筋との取引。緊急調査の最終結果が公表され、安堵感から新規需要が増えたような気配は
今のところおきてはいない。産地業者からの出荷が再会され「いつでも買える」印象を強くした、で終りそう。
強いてあげるとすれば裾物不足を警戒した定期筋が保険代わりに若干の積み上げに入ったことくらいだ。
会津産コシヒカリ1万4,700円・中通産コシヒカリ1万3,800円が保ち合い。ひとめぼれ1万3,750円がジリ高(1等関東着値)。

 栃木産の新品種・ゆうだい21が初商いされた。

 主な成約例は次のとおり。▽北海道産ななつぼし1等着1万6,000円▽栃木産ゆうだい21・1等置場1万4,000円
▽茨城産ひとめぼれ1等置場1万4,500円▽千葉産コシヒカリ1等置場1万5,200円
▽大分産ひとめぼれ1等置場1万5,200円▽福島産造り3等置場1万2,600円

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1月以降、福島産米が売れ筋になっているが、よく読むと、他県産のコメが現在高値水準にあるため、
低価格米を手当てしようとする需要に対して、福島産米が買われているようだ。

 
2/13 NHK福島 「東大が稲の作付け制限反対」
http://www.nhk.or.jp/fukushima/lnews/6055974321.html

 福島県内のことしのコメの作付けで、これまで検査したコメから、1キログラムあたり100ベクレルを超える
放射性物質が検出された地域を対象に農林水産省が制限を検討していることに対し、東京大学農学部は、
「弊害が大きい」として反対し、試験栽培を推奨すべきだとする提言を発表しました。

 農林水産省は、福島県内のことしのコメの作付けについて、これまで検査したコメから食品の新しい基準値の
1キログラムあたり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域を対象に制限を検討しています。

 これに対し、東京大学農学部が13日、記者会見を開き、100ベクレルを目安にした作付け制限は
「弊害が大きい」として反対し、市場に流通させないことを前提に試験栽培を推奨すべきだとする提言を
発表しました。

 100ベクレルを目安にすると、対象は最大で12市町村の65の地域に及ぶとみられ、提言では、
農地の荒廃や、農家の意欲の低下につながるとして、「農業復興を断念させるものだ」と批判しています。
そのうえで、該当する地域では試験栽培を行ってコメが放射性セシウムを吸収する仕組みを明らかにし、
今後の影響の予測などに役立てるべきだとしています。

 提言をまとめた東京大学農学部の根本圭介教授は「100ベクレルで線引きして作付け制限を行うと、
地域の農業に壊滅的な打撃を与える。目安を500ベクレルとした場合でも、試験栽培という形で
稲作自体は続けられるようにすべきだ」と話しています。

 
2/8 東京新聞 「耕作放棄じゃない 除染待つ間に農地利用促す通知」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012020802000230.html

 米から国の基準を上回る放射性物質が検出された福島県伊達市で、土壌汚染や被ばくへの懸念から
耕作できなかった農家に対し、市農業委員会が田畑を耕作放棄地と扱う通知を出した。
「農地として適切に利用されていない」として耕すよう指導。一月中旬に通知を受けた同市の小野寛さん(51)は
「耕すと放射性物質が土に混ざる」と困惑している。 (中崎裕)

 各自治体の農業委員会は農地法に基づき、年に一度、耕作放棄地を調査。最初の指導通知が届いた時点で
耕作放棄地扱いとなり、所有者は原則的に新たな農地取得ができなくなる。同市農業委は今回、二百件ほどの
指導通知を出した。

 小野さんは二千平方メートルの田畑で米と小麦を栽培。主に自家用だが、一部を販売している。
米は、秋から育てたライ麦を刈り倒して雑草などを抑える独自の有機栽培をしてきた。

 昨年三月の原発事故で、田畑は毎時三マイクロシーベルトと高い線量が検出された。単純計算で
年間二〇ミリシーベルトを超え、政府が避難を促す基準を超える値だ。「作っても食べられない」と判断し
田植えをやめた。土ぼこりなどを吸って被ばくする懸念があったため、ライ麦と小麦の収穫もせず、
田畑はそのままにしていた。「除染さえできれば耕作するつもりだった。放棄したわけじゃない」。
小野さんは農業委員会に通知を取り消すよう求めたが、受け入れられなかった。

 農地法には、災害時などは耕作放棄地扱いしないとの規定がある。農林水産省の担当者は
「農業委に判断は委ねられるが、一般論として原発事故があった福島なら放射線への懸念は災害にあたるだろう」
と説明する。

 しかし、市農業委は「高線量のホットスポット以外の地域は、放射能への懸念があっても特別扱いはしていない」
との見解。一方で、伊達市では農地の除染方法を検討中としてまだ決めていない。

 小野さんは「耕作すれば放射性物質が混ざり、自然になくなるのを待つしかない。
セシウムは半減期が三十年もあるのに、どうすればいいのか」と力なく語る。

<原発事故による耕作規制>

 農林水産省は昨年、避難区域と土壌調査で1キログラム当たり5000ベクレルを超える地域の米の
作付けを制限。伊達市は対象外だが、避難区域に近い地域では米から国の暫定規制値
(1キログラム当たり500ベクレル)を超えるセシウムが検出された。規制値は1キログラム当たり100ベクレルに
引き下げられる見込みで、農水省は今年も作付け制限を検討。除染方法は、表土を地中深くに埋めるなど
農水省がいくつか案を示しているが、最終的には自治体が方法を決めることになっている。

 
2/16 福島民報 【24年産米 作付け】迫る期限 調整難航 国「制限し信頼回復」 市町村「全域、農家のため」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3232.html

 平成24年産米の作付けをめぐる国と県内市町村の意見が対立し、調整が難航している。農林水産省は
「県産米の信頼回復のため」とし、放射性セシウムが一定の値を超えた地域で作付けを制限したい考えだ。
一方、市町村側は「生産意欲を維持する必要がある」として、全域での作付けを認めるよう求めている。
田植え準備を控え、農水省は今月中に作付け方針を決める予定だが、「着地点」が見いだせずにいる。

■譲れない

 農林水産省穀物課の職員が15日、重い足取りで伊達市役所を訪れた。24年産米の作付けをめぐり、
市農林課の担当者と協議するためだ。

 「水田を守り、生産意欲を維持するため全域で作付けしたい」。市の訴えに対し、農水省側は
「持ち返って検討する」と返答するにとどまり、協議は平行線をたどった。

 食品の放射性物質の基準値が4月から100ベクレル以下に厳格化されることを踏まえ、農水省は県のコメ検査で
放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下だった地域での作付けを制限したい考えを示している。
伊達市の場合、500ベクレル超も含めると市内の水田の約6割が100ベクレル超の地域に該当する。
市農林課は「国の提案をそのままのめば、水田は荒廃し農家がなくなってしまう。
原因究明のためにも作付けは必要だ」と反発を強める。

 市は新基準値を超えた地域などを独自に「重点管理地域」に指定し、除染、イネのセシウム濃度検査などを
徹底した上で作付けする方法を同省に提案している。しかし、同省穀物課の担当者は「消費者の安全・安心に配慮し、
福島産米の信頼を回復するには、2度と基準値を超えるコメが検出されることがあってはならない」と難色を示す。
同市の農家の男性(62)は「国と市は早急に結論を出してほしい。田植えの準備に間に合わなくなる」と嘆く。

 県の調査で100ベクレル超500ベクレル以下のコメが検出された市町村の24年産米の作付け方針は【表】の通り。
福島、本宮、国見、桑折、大玉の各市町村も全域での作付けを求め、農水省と意見が対立している。

■丸投げ

 農水省は放射性セシウムが限りなく100ベクレルに近かったり、100ベクレル超が局所的だったりする旧市町村
について、作付け制限の範囲を最小限に限定し、それ以外は作付けを認める方策を提案する。同省は「大字」や
集落単位などでの作付けを想定し、「細かな区域設定は地域の実情をよく知る地元にお願いしたい」として
市町村に判断を委ねている。

 しかし、市町村側は国の示す「妥協案」にも反発。局所的に作付けを認める場合は、国が責任を持って
線引きするよう訴えている。作付けの境界を決めるには農家や各JAの理解が必要で、調整が難航することが
予想されるためだ。

 二本松市は最小限の範囲で作付け制限を受け入れる方針だが、「エリア分けには合理的な根拠を示すことが
求められる」と強調する。

【24年産米作付け】「制限なら土地荒れる」 不安な農家、反発 道筋示せぬ県にいら立ち

 農林水産省は平成24年産米の作付けを制限する水田を実験ほ場として活用することなどを検討している。
しかし、市町村や農家は「営農再開に向けた道筋が見えない」と反発する。いら立ちの矛先は、
明確な立場を示していない県に向かう。

■五里霧中

 県の緊急調査で100ベクレル超~500ベクレル以下のコメが複数検出された二本松市小浜地区。
30年にわたりコメを作り続けてきた農家の男性(57)は、国への不安を漏らす。「水田は1年放っておけば荒れてしまう。
作付けが制限されれば、国は水田の管理費を補償してくれるのか。営農再開までの工程が分からないままでは、
どうしようもない」

 農水省は24年産米を作付けしない水田を放射性セシウムの稲への移行状態を調べる実験ほ場にしたり、
食用以外のコメを作ったりすることを検討している。市町村との協議では「土地が荒れることのないように配慮したい」と
説明しているが、現時点で明確な方策は提示していない。

 ベラルーシの放射線学研究所によると、チェルノブイリ原発事故の影響を受けたウクライナやベラルーシ地方では、
土壌の詳細な汚染マップを作成し、作物への移行係数を調べた上で、それぞれの土地に合った作物を栽培した。
しかし、県内では詳細な農地の汚染マップは策定されておらず、作付け制限地域での栽培品目は見当がつかない
のが実情だ。

 国見町の農家男性(64)は「県内の米どころ、それ以外の作物を作れと言われても...」と顔を曇らせる。

 JA福島中央会は、食用以外のコメを栽培した上で、県内にバイオエタノール精製プラントを建設し処理する案を
国に示している。しかし、農水省は「採算性が課題だ」と、腰が重い。

■また割き

 県は、一定の作付け制限の必要性を説く農水省と、原則作付け方針を貫く市町村の双方に理解を示す。
県水田畑作課の担当者は「県産米の信頼回復と、農家の生産意欲の維持はどちらも大事」と、また割き状態
にあることを打ち明ける。こうした県の姿勢に、県北地方の一部の市町村やJAからは「態度が明確でない」として
不満の声が上がる。

 ある自治体の幹部は「県は農水省と市町村の調整役の意識が強い。もっとリーダーシップを発輝すべきだ。
市町村の味方になって、国にもの申してほしい」と訴える。

 しかし、県農林水産部幹部は「作付けまで時間がない。県としても最善の策を見つけたいが、解決策は容易に
見つからない」と厳しい表情を見せた。

【背景】

 平成24年産米の作付け方針について、農林水産省は昨年12月末、23年産米で放射性セシウムが1キロ当たり
500ベクレル超検出された地域は原則として作付けを制限、100ベクレル超500ベクレル以下の地域は
「地元と検討する」との考え方を示した。県の23年産米の放射性物質緊急調査では、100ベクレル超500ベクレル
以下の地域は12市町村(56旧市町村)で、農水省は2月初旬から市町村側と協議を開始。100ベクレル超の地域は
作付けを制限したい意向を伝えている。一方、福島、伊達両市などが市内全域での作付けを強く要望していることを踏まえ、
同省は制限範囲を旧市町村単位よりも限定したり、セシウム濃度が比較的低い地域での作付けを認める案も示している。
県内では南相馬、広野、川内の各市町村が24年産米の作付け自粛を決めている。避難区域が設定され、
23年産米も作付けしておらず、放射性物質の検査ができなかったことなどを理由としている。

 
2/19 河北新報 「福島10市町村がコメ作付け 「国の制限受け入れ難い」」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120219t61013.htm

 福島県の2011年産米から1キログラム当たり100ベクレル超500ベクレル以下の放射性セシウムが
検出された地区について、国がことしのコメの作付けを制限する方向性を打ち出したことに対し、該当する
12市町村(56地区)のうち10市町村が国の考えに反して例年通り作付けする方針であることが分かった。
市町村の担当者は「作付け中断は耕作放棄と離農を招き、受け入れ難い」と話している。

 10市町村は福島市、伊達市、本宮市、田村市、白河市、川俣町、桑折町、国見町、大玉村、西郷村。
河北新報社の18日までの取材に、いずれも「ことしも作付けしたい」と回答した。残る二本松市と相馬市は
「国の判断を待つ」と結論を留保している。

 福島市で100ベクレル超500ベクレル以下が検出されたのは16地区で、作付け制限されれば
約800戸の農家が影響を受ける。国の現行の暫定基準値の500ベクレルを上回り、既に作付け制限の
対象になっている2地区の約500戸を含めると計約1300戸に上り、市内の全農家の4分の1を超す。

 市は「1年でも耕作をやめれば田んぼは荒れ、高齢の農家は生産意欲を失う」(農政課)と判断。
農林水産省に「国の方向性を改め、全域で作付けさせてほしい」と要請した。除染と放射性物質検査を
徹底させ、新基準値(100ベクレル以下)を満たしたコメに限って出荷するとしている。

 国見町も全5地区で100ベクレルを上回った。「作付け制限は農家にとって死活問題。全域で作付けしたい」
(町産業振興課)と話す。除染と検査を念入りに行う条件で作付けを認める考えだ。

 農水省は作付け制限をめぐる結論を今月中に出す。地元市町村の間で国の方向性を受け入れない
動きが出ていることについては、「セシウムの検出地域が局所的にとどまっているか、面的に広がっている
かどうかでも制限の中身が変わる」(穀物課)と、検討段階にあることを強調している。

 [福島県産米の作付け動向]
 農林水産省は食品の放射性物質の基準値が100ベクレルに厳格化されるのを受け、昨年12月、
「2012年産稲の作付けの考え方」を示した。11年産米から100ベクレル超500ベクレル以下の
放射性物質が検出された地区を作付け制限の検討対象地区にしている。500ベクレル超だった
県内9地区は作付け制限する。避難区域に指定され、昨年作付けが制限された双葉郡などの12市町村
(一部を含む)は避難区域見直しを受けて制限を続けるかどうかを決める。
南相馬市と広野町は前年に続き今年も全域で作付けしない方針を明らかにしている。

 
2/18 日経新聞 「福島のコメ、汚染原因一部解明 東大」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819695E3EAE2E3888DE3EAE2E0E0E2E3E09180EAE2E2E2

 東京大学の塩沢昌教授は福島県内の一部の水田で収穫されたコメから、高濃度の放射性セシウムが見つかった
原因の一端を解明した。セシウムは水田の落ち葉や雑草に付着し、落ち葉などが微生物で分解される際に放出され、
稲に吸収されたという。苗を植える前に落ち葉などが分解してなくなってしまうよう、土壌をあらかじめよくかき混ぜれば
吸収を減らせるとみている。

 放射性セシウムは昨年3月の東京電力福島第1原子力発電所の事故で発生し、雨などで水田に落ちた。
塩沢教授は収穫されたコメから高濃度の放射性セシウムが検出された5カ所の水田を調べた。いずれも土壌中では、
落ち葉や雑草などが分解されてできた有機物の濃度が高かった。

 セシウムは土壌の粘土層に固定されやすく、固定後は稲にはほとんど吸収されないとされる。調査した水田では
セシウムが落ち葉や雑草にくっついて粘土に固定されず、落ち葉などが分解される夏ごろに水中に放出された。
水田の土壌は水が染み込みにくいのでセシウムはそこにとどまり、稲が水分を吸い上げる際に一緒に取り込まれた
と考えられるという。

 
2/20 共同通信 「汚染米、買い上げ額具体化 農水省、農家支援が前進」
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022001002266.html

 東京電力福島第1原発事故の影響で福島県産米から相次いで放射性セシウムが検出された問題で
農林水産省が、コシヒカリの買い上げ価格を60キロ当たり1万2400円とする方向で検討していることが
20日、分かった。ひとめぼれとあきたこまちは1万1800円を軸に調整している。

 福島県の農家にとって汚染米の処分問題は足元の最大の懸案。価格の具体化は買い上げの
早期実施に向けて大きな前進といえる。

 各銘柄とも2等米は1等米より600円、3等米は2等米より千円それぞれ安くする方向。
2011年産米の出荷代金を参考に、農家の納得性を加味して検討しているとみられる。

 
お米と放射能の問題がFactとしてしっかりと
まとまっていて、とても参考になりました!

 
2/23 河北新報 「100ベクレル超検出の白石・越河 コメ作付け制限せず」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120223t11014.htm

 福島第1原発事故による2011年の宮城県産米の放射性物質検査で、県内最大となる
1キログラム当たり101.6ベクレルの放射性セシウムを検出した白石市(旧越河村)の1地点について、
宮城県は12年産米の作付け制限や自粛要請を行わないことが22日、分かった。

 食品に含まれる放射性セシウムの新基準値(100ベクレル)を県内で唯一超えたが、
県は検出された水田が限定的なことを確認。
吸収抑制の対策をとれば、基準値を下回る可能性が高いとみている。

 県は1月、101.6ベクレルを検出した水田周辺の数カ所で収穫した米の検査を実施。
その結果、いずれも検出下限値20ベクレルを下回る「不検出」か100ベクレル未満だった。
昨年行った11年産米の放射性物質検査では、旧越河村の別地点は不検出だった。

 12年産米の作付けをめぐり、県は白石市と協議し、放射性セシウムの吸収抑制効果がある
カリウム系肥料の投入や、田を深く耕すことで新基準をクリアできる公算が大きいと判断した。

 県は現在、県内800地点で放射性物質の土壌調査を行っており、県農林水産部は
「適正量のカリウム系肥料を施せば一定の効果が期待できる。
調査結果を投入量や耕し方の参考として生かしてもらう」と説明した。

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この調査は公表されるのかな?

 
2/24 福島民報 「【24年産米 作付け】農家の協力不可欠 検査 実現性が鍵」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3270.html

 平成23年産米で放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の地域について、
県は24年産米の作付けを進める考えを農林水産省に伝え、市町村と足並みをそろえる姿勢を示した。
一方で、作付けの前提条件としたセシウム除去や全袋検査の徹底には農家や流通業者の協力が不可欠。
高齢者や兼業農家など農家全体の意識統一をどう図っていくのかなど課題は残る。

■安全が最重要

 「関係者が一丸で取り組まなければ、全てが水の泡になる。それだけは避けなければならない」。
作付け制限について農水省と協議を進める県農業担い手課の担当者は厳しい表情を見せた。

 当該地域の12市町村の56旧市町村には約8900戸の農家がある。だが、必ずしも"一枚岩"ではない。
県や市町村によると、作付けに意欲的な地域が多い一方で、高齢化が進む集落や兼業農家が多い都市部
などでは労力と時間がかかる安全対策に消極的な農家もいるという。伊達市霊山町の農家男性は
「作っても売れる保証がないのに、手間をかける気にならない」と漏らす。

 県は市町村やJA福島五連と連携して技術指導や支援態勢構築を図り、協力を求めていく考えだ。
同省穀物課は「県の思いは受け止めている。ただ、安全が担保されることがまずは最重要だ」とくぎを刺す。

■時間と人手必要

 県が基準値超のコメを出さない最大の安全策に掲げるのが全袋検査だ。23年産米の生産量は
35万6000トン。袋単位(30キロ)に換算すれば、約1200万袋に上る。現在の測定器では、
正確な測定に時間がかかるため、大手メーカーがより効率的なベルトコンベヤー式の開発に乗り出した。
ただし、県水田畑作課の職員は「相当な量。今後導入するベルトコンベヤー式で行うにしても、
時間と人手が必要だ」とする。

 県は台数は150台程度を見ているが、機械は開発中で、いつ完成して、1台当たりどれだけさばけるか
は不透明だ。

■除染

 各市町村は除染計画に基づいて農地のセシウム除去に取り組む。しかし、春の耕作時期が迫る中、
どの地域から優先的に実施するかなど決まっていない市町村も多い。全域で除染を行うある市の
担当者は「各地の農家から一刻も早くやってほしいと要望があるが、間に合うかどうか」と頭を悩ませている。

【背景】

 県が実施した平成23年産米の放射性物質緊急調査では、29市町村の151旧市町村のうち、
12市町村の56旧市町村で1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下のコメが検出された。
4月から食品のセシウムの基準値が1キロ当たり500ベクレルから100ベクレルに厳格化される
ことを踏まえ、農林水産省は100ベクレル超500ベクレル以下の地域の作付け制限について市町村と協議。作付け制限をかけることで信頼回復を図りたい同省と、生産意欲の維持などを理由に全域で作付けを望む
市町村と調整が難航していた。JA福島五連も100ベクレル超のリスクが高い地域を除き、
可能な限りの作付けを求めていた。

 
2/26 福島民友 「農水省、飯舘と川俣の農地除染で大規模試験へ」
http://www.minyu-net.com/news/news/0226/news1.html

 農林水産省は3月下旬をめどに、本県内の水田と畑の計約40ヘクタールを使い、東京電力福島第1原発事故で
放出された放射性物質を土壌から取り除く大規模な除染実証試験に乗り出す。表土の削り取りや、表層と下層の
土壌入れ替えなど3通りの工法の効果や作業手順を検証。汚染地域での農業再開につなげたい考えだ。

 事業費は2011年度第3次補正予算に計上された22億円を充てる。農水省は建設業者などと契約済みで、
雪解けを待って着手し、8月までに結果をまとめる。作業マニュアルも策定し、県内各地で今夏以降に本格化する
除染活動に役立てる。

 実証試験を行うのは飯舘村の3カ所(約30ヘクタール)と川俣町の2カ所(約10ヘクタール)の農地。土中の
放射性セシウムの量が1キロ当たり5千~1万ベクレル、1万~2万5千ベクレル、2万5千ベクレル以上という
濃度の異なる農地を用意し、それに見合った工法を試す。

 
3/3 東京新聞 「全袋検査など条件付き コメ作付け 消えぬ不安」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012030302000034.html

(写真)昨年産のコメを手に、不安を語る松川さん=福島市大笹生地区で

 今年のコメの生産をめぐり、国は昨年産米で食品の新基準値となる一キログラム当たり
一〇〇ベクレルを超える放射性セシウムが検出された地域について、全袋検査などの条件付きで
作付けを認めた。当初、五〇〇ベクレル超えの地域と同様に作付け禁止が検討されていた。
対象となる農家はコメ作りを続ける道が見えてきたものの、期待と不安が入り交じる。 
(原昌志)

 「一年やめたら、取り返しがつかなくなるところだった」。水田は放置するとすぐに荒れてしまう。
福島市の旧大笹生村地区の農業松川憲次さん(72)は胸をなで下ろした。山の麓にある同地区は、
県が調査した三十戸のうち一戸から最大一四七ベクレルのセシウムを検出。今年の作付けが
危ぶまれていた。

 先祖代々の水田を守り続けて八代目。安堵(あんど)の顔を見せる一方で、収穫したコメが無事
出荷できるか、手放しでは喜べないでいる。「もし今年のコメで一〇〇ベクレルを超えたらどうなるか。
出なくても来年、再来年と考えると不安が消えない」

 昨年産の自家消費用のコメ数百キロは倉庫に保管したまま。毎年、子どもたちに新米を持たせる
のが楽しみだったが、今回はやめた。妻の峯子さん(68)は「安全と思っても、孫たちに何かあったら
取り返しがつかない」と複雑な心境を話した。

 福島市に隣接する伊達市。昨年産米で一キログラム当たり五〇〇ベクレルを超え、作付けが
禁止されるのは市内の水田千三百三十六ヘクタールのうち約25%の約三百四十ヘクタール。
東京ドーム七十二個分の広さだ。一〇〇ベクレル超で制限されていたら、市内の計63%で
コメが作れない事態となるところだった。

 「基準値を超えるコメは絶対に外に出さない」と、市産業部の佐藤芳明部長。全袋検査など
国が求める条件をクリアし、本年産米の出荷数を少しでも増やしたい考えだ。

 一方、会津若松市で米店を営み、各地の物産展などで日ごろから消費者と接している
大須賀カヅ子さん(61)は「少しでもセシウムが検出されていると拒否反応がある。
東京より西に行くほど、若いお母さんは福島と言うだけで見向きもしない」とため息をつく。

 同市のコメは、これまでの検査でセシウムは不検出だが、店と年間契約する客は半分に減った。
「農家の作りたいという気持ちは分かるが…」。県産米の信頼を取り戻す道のりに不安をにじませた。

<2012年産米の作付け方針>

 国は11年産のコメの検査で、暫定規制値の1キログラム当たり500ベクレルを超える
放射性セシウムが検出された地域について、原則として旧市町村単位で作付けを禁止。
福島県福島、伊達、二本松の3市の一部が該当する。4月から適用される食品の新基準値に合わせ、
100ベクレル超~500ベクレル以下の地域も制限を検討していたが、作付け前の水田の除染
▽出荷前の全袋検査-などの条件付きで作付けを認める。3市を含む同県内の12市町村と
宮城県白石市の一部が該当する。

 
3/3 福島民友 「コメ500ベクレル超検出の1地区のみ作付け制限」
http://www.minyu-net.com/news/news/0303/news10.html

 2012年産米の作付けで、二本松市は放射性セシウム1キロ当たり500ベクレル超のコメが
検出された旧渋川村のうち、字単位の吉倉地区のみを作付け制限し、渋川、米沢両地区は
作付けを行う方針を決めた。同100~500ベクレルが検出された地域も作付けする。
2日に市役所で開かれた市地域農業再生協議会で示した。

 市は同100ベクレル超の数値が検出された地域の作付けは、食品の新基準値(100ベクレル)を
超えないよう徹底した生産管理や全袋検査を行う。また、市内全域で水田の放射性物質濃度の
低減化を図る。今後、作付け方針の説明会を各地区で開く。

 
3/7 河北新報 「農地の放射性物質調査 丸森で最大3600ベクレル」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120307t11010.htm

 宮城県は6日、福島第1原発事故を受けて実施した農地土壌の放射性物質調査結果を公表した。
最大は丸森町(旧筆甫村)の1カ所で放射性セシウムを1キログラム当たり3600ベクレル検出した。
国が示す米の作付け制限値は5000ベクレル。

 耕地面積の狭い塩釜市を除く34市町村の計874カ所を昨年12月~ことし2月、簡易測定した。

 「3000ベクレル以上、4000ベクレル未満」は4カ所。いずれも丸森町の旧筆甫村で検出値は
3170~3600ベクレルだった。「2000ベクレル以上、3000ベクレル未満」は11カ所。
白石市の旧越河村の3カ所から2188~2560ベクレルを検出。丸森町の旧筆甫村の5カ所と
旧耕野村の3カ所から2000~2730ベクレルを検出した。

 「1000ベクレル以上、2000ベクレル未満」は83カ所、「1000ベクレル未満」は776カ所だった。

 文部科学省の土壌汚染調査や空間放射線量調査を参考に、最重点地域(白石、角田両市、
七ケ宿、丸森、山元3町)、重点地域(岩沼、栗原市など9市町)、それ以外(20市町村)に分類。
最重点地域は約50ヘクタールごと、重点地域は約100ヘクタールごと、それ以外は
約500ヘクタールごとに調べた。

 県は、11年産米の分析結果から土壌と米の放射性物質濃度に相関関係は薄いと判断。
放射性セシウムの吸収抑制効果があるカリウム系肥料の投入などで、米の汚染濃度は抑えられると
みている。

 高橋正道県農林水産部次長は「放射性セシウムの吸収抑制と、できた米の放射性物質検査の
二段構えで間違いのないものを届ける」と話した。

 
3/7 読売新聞(宮城) 「米作でセシウム対策強化」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120307-OYT8T00071.htm

県方針 農地深耕■カリウム施肥増量

 県は6日、2012年産の主食用米の作付けで、放射性セシウムが米に吸着しにくくするための対策を
県内全域で強化する基本方針を決めた。農地を通常より3~10センチ深い15~20センチの深さまで
耕したり、通常10アールあたり約3キロを使うカリウム肥料を8~10キロと多めに与えたりするなどの
対策を生産者に指導する。秋の収穫時には、玄米の放射性セシウムを検査し、県産米の安全性を
消費者にアピールする。

 県が同日公表した県内874地点(塩釜市を除く34市町村)の農地土壌の放射性セシウム調査では、
全地点で国の制限基準値(土壌1キロあたり5000ベクレル)を下回り、いずれの農地でも作付けに
問題がないことが確認された。

 調査は昨年12月~今年2月に実施した。県内で最も高かったのは丸森町の旧筆甫村の水田
(3600ベクレル)で、県北地域では栗原市の旧萩野村の水田(1452ベクレル)が最も高かった。

 3000ベクレル以上4000ベクレル未満は4地点(いずれも丸森町)、2000ベクレル以上3000
ベクレル未満は11地点(白石市と丸森町)。全体の約9割の776地点は1000ベクレル未満だった。

 
3/8 福島民報 「伊達市は「字」単位で作付け制限へ 24年産米作付けで」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9945293&newsMode=article

(表) 米の作付け方針 

 平成24年産米の作付けで伊達市は、23年産米で1キロ当たり500ベクレル超のコメが確認された
旧町村は「字」単位で作付けを制限する方針を7日までに固めた。県は500ベクレル超、100ベクレル超
500ベクレル以下の地域がある市町村の作付け方針をまとめ、8日に農林水産省に報告する。
同省は市町村の方針の合理性を判断し、9日にも作付け制限地域を公表する。

 100ベクレル超のコメが面的に検出された7市町の作付け方針は【表】の通り。100ベクレル超
500ベクレル以下の地域のうち、相馬市以外の6市町は全域で作付けする。

 伊達市は当初、現行の暫定基準値である500ベクレル超の旧市町村も全域で作付けする方針を
示していた。しかし、同省が2月28日、500ベクレル超の地域は「食品の放射性セシウムの新基準値
(1キロ当たり100ベクレル)を超える可能性が高い」として、原則作付け制限する方針を発表。
市は全域作付けを断念し「字」単位での区分けを選択した。同省も「字」単位の制限を認めている。

 100ベクレル超500ベクレル以下のコメが限られた農家で検出された11市町村も農家の意向を確認し、
県を通じて8日に農水省に報告する。

 
3/9 毎日新聞 「コメ:6市町で作付けへ 相馬市のみ見送り」
http://sp.mainichi.jp/m/news.html?cid=20120309k0000m040060000c

(写真)観光名所の霊山を背に、「この自然を守るためには(作付け見送りも)仕方がない」と話す後藤義昭さん
     =福島県相馬市玉野で2012年3月8日午後2時26分、町田結子撮影

 昨年産米の一部から1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の放射性セシウムが検出された
地区について、福島県7市町のうち6市町が、今春もコメの作付けを行う方針を決めた。農林水産省は
農地の除染や全袋調査を作付けの条件としており、各市町は6月までに食品の新基準値(1キロ当たり
100ベクレル)を超えたコメの流通を防ぐための計画をまとめる。

 同地区で作付けするのは福島、伊達、二本松、本宮の4市と桑折(こおり)、国見の2町。本宮市は
「作付けをしないと農業の担い手がいなくなる」、桑折町は「特産品の桃にも風評被害が出かねない」
と説明する。これに対し、7市町のうち唯一、該当する玉野地区での作付けを見送る相馬市は「12年産
でもセシウムが出る可能性は否定できない」という。

 一方、500ベクレル超を検出した福島市の渡利、大波地区▽伊達市の小国、富成など6地区
(一部は「字」単位で制限)▽二本松市の吉倉地区では、作付けを見送る。伊達市は制限を受ける
水田を市が借り上げ、実験ほ場にする。
【高瀬浩平、深津誠】

 ◇「地域を守る」苦渋の決断

 焦点だった「100ベクレル超500ベクレル以下」の地区で唯一、作付けを断念した相馬市玉野地区。
昨年産米のセシウムは最大115ベクレルだったが、地元農家は「地域を守るには除染を優先するしかない」
と苦渋の決断をした。

 山間地にある玉野地区はコメのほか、山菜や高原野菜、切り花の栽培が盛んだ。担い手の高齢化が進み、
昨年作付けした29戸の大半は小規模な兼業農家。住民は市を交えた会合を2回開き、他の農作物や
相馬市全体の風評被害を防ぐためにも、除染を最優先させることで一致した。

 4年前に退職し農業で暮らす後藤義昭さん(59)は「作りたいが、将来は子供たちが自然と触れ合える
土地にしないと」。3.4ヘクタールを耕す男性(68)も「借金して農機具を買った。でも自分で作ったコメを
孫さにも食わせらんねえなら、作らない方がいい」と話す。除染が1年で終わるのか、不安もあるという。

 今後の課題は収穫期の検査体制に移る。全袋検査実施のため、福島県は高速・高精度の検査装置の
導入を計画、4社が開発中だ。5日には京都市の島津製作所が試作機を公開したが、担当者は
「部品が品薄で秋までに必要な台数ができるか分からない」という。

 政府は昨年17都県で実施した収穫期の検査を今年も継続する方針だが、具体案はまだ検討中だ。
昨秋は国の検査が終わり福島県が「安全宣言」をした後に暫定規制値超えのコメが見つかっただけに、
農水省内には「どこまで細かくサンプルを取れば確実なのか。それが誰にも分からないのが一番の問題」
との悩みもある。
【町田結子、曽田拓】

 
3/9 NHK 「福島 条件付き農地98%作付けへ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120309/k10013612511000.html

 ことしのコメの作付けについて、100ベクレルを超える放射性物質が検出された地域でも一部認める
政府の方針を受け、福島県内では、条件付きで作付けが認められる農地の98%で作付けの意向が
示されていることが農林水産省のまとめで分かりました。

 農林水産省は、ことしのコメの作付けについて、去年のコメの検査で1キログラム当たりの放射性物質が
100ベクレルを超えて500ベクレル以下の地域では、作付制限を基本とする一方、出荷前の全袋検査
などを条件に、作付けを一部認める方針を示しています。

 この方針について、農林水産省が、福島市や二本松市など自治体としての判断が求められる
福島県内の7つの市と町に聞き取り調査したところ、相馬市を除く6つの市と町が作付けの意向を
示しているということです。

 これによって、福島県内では、1キログラム当たり100ベクレルを超える放射性物質が検出された
地域のうち、条件付きで作付けが認められる農地の98%に当たるおよそ4000ヘクタールで作付け
される見通しです。

 これについて鹿野農林水産大臣は、9日の閣議後の記者会見で「福島県や関係自治体と連携し、
安全の確保に向けて万全を期したい」と述べ、基準を上回るコメが市場に出回らないよう、出荷前の
検査などを徹底する考えを示しました。

 
3/10 朝日新聞 「コメ条件付き作付けは4千ヘクタール 農水省が地域公表」
http://www.asahi.com/national/update/0309/TKY201203090516.html

(地図)コメの作付け禁止・出荷自粛、条件付き作付け地域

 東京電力福島第一原発の事故の影響を踏まえ、農林水産省は9日、今年のコメの作付けを制限する
地域を公表した。自治体による自粛も合わせ、福島県内で作付けが見送られる水田の面積は約1万500
ヘクタール。県内6市町の計4千ヘクタールについては条件付きで作付けが認められる見通しだ。

 農水省は2月末、4月に施行される食品の放射性セシウムの新基準(1キロあたり100ベクレル)に
あわせた作付け方針を提示した。公表された地域は関係市町村が今月8日までに作付けしたい地域を
決めて同省に伝えた内容をとりまとめたもので、4月に政府として正式に承認する。

 作付けが禁止される区域は、警戒区域と計画的避難区域に加え、福島、伊達、二本松、相馬の
4市10地区の計約7300ヘクタール。昨年500ベクレルを超えたコメが見つかった地域は旧市町村単位
での禁止を原則としているが、高い値が一部に集中する所はさらに細かな「字」単位でそこだけを区切って
禁止とした。市町村が作付け自粛を決めた旧緊急時避難準備区域と南相馬市を含めると、作付けがない
面積は1万ヘクタール余りだった昨年より約400ヘクタール増える。原発事故発生前の作付面積の
約8分の1にあたる。

 条件付きで認められる計4千ヘクタールがあるのは、福島、伊達、二本松、本宮の4市30地区と
桑折、国見の2町4地区。作付けから収穫までの管理計画の提出や、出荷時にすべてのコメを調べる
「全袋検査」を受けることなどが条件となっている。

 
3/15 福島民報 「24年産米 作付け】管理計画策定に苦慮 6市町、人手不足」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3455.html

 平成23年産米で1キロ当たり100ベクレル超の放射性セシウムが検出され、国から安全対策を条件に
24年産米の作付けが認められた福島、二本松、伊達など6市町。コメ作りを継続したいとの要望は
かなったものの、農林水産省が求める栽培の管理計画策定に苦慮している。限られた人員で広大な
水田区画ごとの栽培やコメの管理状況を把握する必要があるためだ。6月が提出期限だが、早くも
「今のままでは間に合わない」の声が漏れる。県と市町村は国に支援を求めるが、明確な回答はない。

■膨大な業務

 「本当にやり遂げることができるのか。業務量があまりに膨大だ」。4月から始まる管理計画づくりを前に、
二本松市農政課の担当者は頭を悩ませる。

 計画には水田1区画ごとの耕作者や除染、セシウム低減対策、乾燥方法など詳細な栽培状況を
盛り込むことが求められている。しかし、二本松市内の場合、作付面積約2200ヘクタールの7割に
当たる1400ヘクタールが計画策定の対象面積で1万区画以上に上る。農家に栽培状況を聞き取る
必要があるが、本庁・支所含めて水稲担当者は4人。支所職員は専属ではなく、人手は圧倒的に
足りないのが現状だ。

 国見町の対象は約5000区画に及ぶ。各農家に調査表を配布し必要事項を記入してもらう方法を
取ることを検討しているが、町産業振興課の担当者は「復興事業が本格化し、人手はいくらあっても
足りない。管理計画づくりには、休み返上で取り組まなければ対応し切れない」と嘆く。

■重い腰

 計画策定には労力がかかるため、市町村は国に支援を求めている。しかし、農水省の態度はつれない。
2月下旬、ある自治体の農政担当者は同省職員から「われわれは市町村の安全対策をジャッジ(判定)
する立場」と説明された。あくまで国は監督する立場で、計画づくりへの支援はしないと受け止めた。

 国から協力が得られない見通しであることから、県は本庁と7つの農林事務所ごとにチームを組織し
市町村を支援する。ただ、通常業務との掛け持ちとなるため職員の負担も大きくなることが予想される。
同部の担当者は「国に協力してほしいが、あまりに腰が重い」と漏らす。

 県、市町村と連携して安全対策に取り組むJA福島中央会の庄條徳一会長は「地元への丸投げに
等しいのではないか」と国の姿勢に苦言を呈する。

 これに対し、同省穀物課は「全袋検査などの安全対策はもともと県や市町村が打ち出したもので、
それを信頼して作付けを容認した。地元に主体的に取り組んでもらう必要がある。支援は今後、
検討する」との説明にとどまっている。

【背景】

 農林水産省は9日、平成23年産米で放射性セシウムが1キロ当たり100ベクレルを超えた地域に
ついての24年産米の作付け方針を発表した。100ベクレル超のコメが一定範囲で広がる市町村のうち、
500ベクレル超のコメが出た福島、伊達、二本松3市の一部地域、100ベクレル超500ベクレル以下
の放射性セシウムが検出された相馬市旧玉野村を除いた6市町34旧市町村(一部は「字」単位で
区分け)は管理計画策定を前提に作付けが認められた。6市町の管理計画策定の対象面積は
計4000ヘクタール。県内全体の作付面積の約6%に当たる。これらの市町村はセシウム低減や
全袋検査などの安全対策を盛り込んだ管理計画を政府に提出。県、JA、農家が一体となって
計画実行に取り組む。

 
3/15 福島民報 「【24年産米 作付け】補助は、試験栽培は 国と市町村深い溝」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3454.html

 平成23年産米の放射性セシウムの検査で、ほとんどが1キロ当たり100ベクレル以下だった会津地方。
しかし、4月から食品のセシウムの基準値が100ベクレル以下になり、消費者の目がさらに厳しくなると
予想されることから、セシウム吸収を抑制する独自の安全対策に取り組む計画だ。ところが国の財政支援は
打ち切られる公算が高まっている。一方、500ベクレル超のセシウムが検出されるなどで平成24年産米の
作付けが制限される地域では、放射性セシウム検出の原因を究明するため、農林水産省は1農家当たり
1カ所で試験栽培する考えを示した。だが、各市町村は全ての水田での試験栽培の必要性を訴える。
地元の願いと国の方針には深い溝がある。

■安全アピール

 会津地方では24年産米の作付けに向け、セシウムの吸収抑制対策を取る方針の市町村が相次いでいる。
消費者へより安全をアピールするためだ。

 吸収抑制効果があるとされるケイ酸カリウムは通常、10アール当たり2000円程度。23年は国の
東日本大震災農業生産対策交付金で経費の半額が補助され、多くの農家がカリウム肥料を増肥した。

 しかし、検査の結果、セシウム濃度が低かったことから、県農林水産部は「24年産米に関しては
補助が見送られる可能性もある」とみている。

 カリウム肥料を施肥する計画の会津坂下町は「セシウム濃度が比較的高い地域に予算を優先させたい
という考えかもしれない。しかし、会津地方も東京電力福島第一原発事故の風評被害を受けている。
支援がなくなるのはおかしい」と憤る。町村は交付金措置が打ち切られる場合、生産者に負担を
かけないよう独自に予算を捻出し、セシウム吸収抑制対策を進める方針だ。

 JA会津みどりの長谷川正市組合長は「流通業者、消費者は安心感を求める。安全対策に万全を
期す姿勢をアピールする必要がある」と強調し、国の財政支援を求めている。国の今後の対応が注目される。

■全地域で

 一部地域で23年度産米の放射性セシウムが500ベクレルを超え、約200ヘクタールは作付け制限を
することになった伊達市。1年後の25年産米の市内全域での作付けに向け、制限地域全ての区画で
独自に試験栽培する方向で検討に入った。市の担当者は「水田によって水や土壌など環境は異なる。
区画ごとに詳細に調べないと、なぜ高い放射性セシウムが検出されたのか原因が究明できず、
25年の作付けに影響する」と訴える。費用は国、東京電力に請求する考えだ。しかし、同市農林課は
「国の方針と異なる対応に補償が受けられるかどうかは分からない」との懸念が残る。

 同市は8日、試験栽培の必要性を訴える東大農学部の根本圭介教授をアドバイザーに委嘱した。
根本教授は「汚染土壌での水稲栽培のデータは世界にない。水田ごとのカルテが必要だ」と力説する。
それでも、農林水産省は「一部地域でデータを集めれば傾向はつかめる」と難色を示す。
国との方針の違いをどう埋めるかが大きな課題となっている。

 
3/19 河北新報 「コメの放射性物質、袋ごと測定 環境相が検査装置を視察」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120319t61011.htm

(写真)担当者の説明を受ける細野環境相(右)

 細野豪志環境相は18日、福島県二本松市のみちのく安達農協で、コメに含まれる放射性物質を袋入りのまま
測定できるベルトコンベヤー式の検査装置を視察した。

 装置は島津製作所(京都市)が開発。医療用の画像診断装置の技術を応用して放射性セシウムが放出する
ガンマ線を測定し、基準値内かどうかを判定する。コメ1袋(30キロ)を5秒で測定し、1日で約2000袋を検査できる。

 同社は2月から二本松市で実証実験を続けている。

 細野氏は島津製作所の担当者から説明を受け、「精度はどの程度か」「モモやリンゴにも応用できるのか」
などと質問。「地元のニーズを把握し、適切に導入していきたい」などと話した。

 みちのく安達農協の斎藤道雄組合長は、細野氏に「コメの安全性の確保には全袋検査が必要。
収穫期に間に合うよう、装置の導入を含め迅速に対応してほしい」と訴えた。

 
3/24 毎日新聞(新潟) 「水田の土壌、放射性物質を調査--新潟市が来月」
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20120324ddlk15040175000c.html

 新潟市は23日、米の作付けに向け、水田の土壌の安全性を確認するため、放射性物質の検出調査を
実施すると発表した。調査は4月中旬に実施し、市のホームページで公表する。対象地点は市内52カ所で
放射性セシウムと同ヨウ素の検出について調査する。

 水田の土壌調査は県が昨年11月に県内58カ所で実施し、同セシウムの検出は低濃度にとどまっている。
同市ではより細かい地点を調査するため、独自での実施を決めた。

 同市では今後も順次、農産関係の調査を行う。家畜糞尿堆肥(たいひ)(今年8月)▽玄米(同9月)
▽稲わら(同10月)--の順に予定している。
【小林多美子】

 
3/27 日経新聞 「福島産米の取引、じわり回復 外食中心に契約率7割超す」
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819591E0E4E2E3E48DE0E4E2E1E0E2E3E09797E3E2E2E2

 東日本大震災に伴う原子力発電所事故以降、停滞していた福島県産米の取引が徐々に回復
している。JA全農福島の2011年産米の集荷量約8万トンに対する契約実績は26日までに
約5万6千トンとなり、7割を超えた。1月末に出荷価格を引き下げたことや、放射性物質の
緊急調査が終わったことで、徐々に需要が戻り始めてきた。

 
3/29 NHK 「基準超えの福島米買い取りへ」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120329/t10014063531000.html

 農林水産省は、食品の放射性物質の新たな基準を受け、去年、福島県内で収穫され、1キログラム当たり
100ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたコメ、最大で3万7000トンを市場に出回らないように
買い上げることを発表しました。

 福島県で去年、収穫されたコメについては、1キログラム当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが
検出された地域に国が出荷制限をかけているほか、500ベクレル以下でも、100ベクレルを超えた地域
については、福島県が出荷を見合わせるよう要請しています。

 これらのコメについて農林水産省は、食品の放射性物質の新たな基準を受けて、市場に出回らないよう
買い上げる措置を発表したもので、対象となるコメは、福島市や伊達市、二本松市など12市町村のおよそ
70の地域で生産された3万7000トンになるということです。

 買い上げ価格は、過去の取引価格などを基にして、コシヒカリの場合は60キログラム当たり1万2500円として、
費用については買い上げを行う団体が農家に代わって東京電力に損害賠償を請求することにしています。

 農林水産省は「今回の措置で福島の農家の経営を安定させるとともに、新しい基準値を超えるコメが
市場に出回らないようにしたい」と話しています。

 
3/29 毎日新聞 「セシウム:100ベクレル超の福島県産米を全量廃棄へ」
http://mainichi.jp/life/food/news/20120330k0000m040043000c.html?toprank=onehour

 食品中の放射性セシウムに対し、4月からより厳しい新基準値(1キロ当たり100ベクレル)が適用される
のを踏まえ、農林水産省は29日、昨年の福島県産米のうち検査で100ベクレルを超えた産地のコメを
旧市町村単位で全量買い上げ、廃棄することを決めた。消費者の不安を解消するとともに、農家の経営を
支援するのが狙いで、対象は最大3万7000トン、費用は90億円となる見込み。

 これまでセシウムの暫定規制値は1キロ当たり500ベクレルで、農水省は昨年の福島県産米については
検査で500ベクレルを超えるセシウムが検出された地域を旧市町村単位で出荷停止とし、全域のコメを
買い上げていた。100ベクレル超~500ベクレルが出た地域では県が農家に出荷自粛を要請し、
農水省が農家単位で買い上げる方針を打ち出していた。

 コメに新基準値が適用されるのは収穫期の今年10月からだが、農水省は産地と消費者を共に守る
ためには、買い上げ対象を広げる必要があると判断した。買い上げ費用はコシヒカリの場合60キロ当たり
1万2500円など、過去の価格を参考に決めた。農水省が設立する法人を通じて農家から買い上げ、
費用はこの法人が東京電力に賠償請求する。集めたコメは産地の倉庫に保管し、全量を廃棄する。

 農水省農産企画課によると、対象地域は福島市や二本松市、伊達市など12自治体の約70地域
(旧市町村)。【井上英介】

 
3/30 福島民報 「地域単位で買い上げ 100ベクレル超500ベクレル以下の23年産米」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/03/post_3552.html

 農林水産省は29日、平成23年の県産米で1キロ当たり100ベクレル超500ベクレル以下の
放射性セシウムが検出された13市町村の62旧市町村について、地域単位で民間団体がコメを
買い上げることを正式に発表した。500ベクレル超のコメが見つかり、地域単位の買い上げが
決まっている3市9旧市町村のコメ(約4000トン)と合わせると、買い上げる総量は最大3万7000トン、
金額は約80億円に上る見通し。支払いは近く開始される予定だ。

 100ベクレル超500ベクレル以下のコメの買い上げ量は農家単位としていた当初の1000トン
から3万3000トンに大幅に増える。JA全中、全農などが設立した民間団体「米穀特別隔離対策
推進協会」が最大3万7000トンのコメを買い上げ、民間集荷業者、JA、農家らに出荷代金相当額
を支払う。代金はコシヒカリ(浜・中通り)60キロ当たり1万2500円で算定。協会は東京電力に
賠償請求する。

 コメは流通しないよう産地の倉庫などに保管した後、焼却処分される。ただ、各JAの倉庫は
既に満杯な上、24年産米の準備のために空ける必要がある。県とJAなどは民間業者の倉庫を
借りて一時保管する方法などを検討している。

 100ベクレル超のコメが出た地域について、県やJA福島五連が地域単位での買い上げを要請。
同省も受け入れる方針を固めていた。

 買い上げ対象地域は次の通り。「=」以下は旧市町村名。

 ◇500ベクレル超の地域 ▽福島市=福島、小国▽伊達市=月舘、小国、掛田、富成、柱沢、堰本
▽二本松市=渋川

 ◇100ベクレル超500ベクレル以下 ▽福島市=平田、水原、青木、大笹生、庭坂、庭塚、野田、
余目、笹谷、飯坂、中野、平野、飯野、水保、下川崎、立子山、松川、金谷川、大久保
▽伊達市=石戸、上保原、霊山、小手、梁川、山舟生、大田、富野、保原、五十沢
▽二本松市=岳下、大平、小浜、塩沢、木幡、戸沢、石井、油井(安達町)、上川崎、太田(岩代町)、
新殿、太田(東和町) ▽本宮市=白岩、和木沢(白沢村)、本宮、和木沢(本宮町)
▽川俣町=飯坂、富田、福田 ▽桑折町=半田、睦合▽国見町=大枝、大木戸、小坂、藤田、森江野
▽大玉村=大山 ▽郡山市=逢隈、高野 ▽田村市=瀬川 ▽白河市=白坂 ▽西郷村=西郷
▽相馬市=玉野

 
3/30 日本農業新聞 「もみ殻除染 手応え 水から9割以上 実証試験最終結果 福島県」
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=13444

 福島県は29日、もみ殻を使って農業用水路の水から放射性セシウムを取り除く実証試験の最終結果を発表した。
おおむね9割以上の放射性セシウムを水から除去できることを確認した。県は「もみ殻は調達も簡単で、用水の
セシウム除去の効果が高い」と評価している。放射性セシウムを水稲が吸収する量は、土壌からよりも水からの
方が多いとされており、身近にあるもみ殻が水の除染に活用できることに農家の期待が高まりそうだ。

 
4/8 NHK 「放射性物質 コメ吸収のメカニズムは」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120408/k10014291191000.html

 去年、収穫されたコメから基準を超える放射性物質が検出され、一部でことしの作付けが制限される
福島県伊達市で、今後の対策のため、放射性物質がコメに吸収されるメカニズムを調べるプロジェクトチーム
が発足しました。

 このプロジェクトチームは、栽培学が専門の東京大学の根本圭介教授を中心に、福島大学や
東京農業大学などからさまざまな分野の研究者が参加し、稲や土壌、水質などを生育の過程で
詳しく調べます。7日は早速、作付け制限区域となった伊達市霊山町の小国地区でコメを試験栽培する
候補地となっている水田を見て回りました。

 チームはどのような条件で放射性物質がコメに吸収されるのか分析し、来年度以降の作付け対策を
検討する材料として伊達市や地元の農家などに情報を提供します。

 福島県内では4つの市でコメの作付け制限区域が設けられていますが、こうしたプロジェクトが
発足したのは伊達市が初めてです。

 地元の農家は、「消費者に安心してもらえるコメを作っていくために徹底的に調べてほしい」と話していました。

 根本教授は、「放射性物質が吸収されるメカニズムが分からないと長期的対策も立てられないので、
この調査は重要になると思う」と話しています。

 
4/19 河北新報 「手押し除草機で田を攪拌、泥水ごとセシウム除去 飯舘で実験」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120419t63015.htm

(写真)田を攪拌(かくはん)し、泥水といっしょにセシウムを流す「ふくしま再生の会」のメンバー
    =14日、福島県飯舘村佐須

 「田車」と呼ばれる手押し除草機を使い、田んぼの土中の放射性セシウムを泥水ごと流す実験に
福島県飯舘村の農家とNPOが取り組んでいる。セシウムの8割を除去できることを確認し、
「効果を上げる実験を重ね、5月にはテスト栽培を始められるよう村に働き掛けたい」と話している。

 実験をしているのは、飯舘村佐須の農業菅野宗夫さん(60)=村農業委員会会長=と、
首都圏の大学、研究機関、企業の研究者が結成した「ふくしま再生の会」(約150人)。
住民の帰村を支援するため、農地や山林の除染方法の開発に昨年夏から取り組んでいる。

 今月1日、田に水を張った区画を設け、実験を開始。田車をくまなく動かし、歯でかき回した泥水を
別の貯水用の区画に流す。表土から5センチほどの深さの土(粘土)に吸着しやすいセシウムを、
泥水の状態のまま除去する狙いだ。

 1日は、この作業をメンバーが3回繰り返した。テニスコートブラシも使って、干上がるまで水をかき出した。
土壌中のセシウムを実験の前後に測り、比較した結果、土1キログラム当たりの検出量は
3万7717ベクレルから7143ベクレルに下がり、81%減の除染効果があった。

 「特別な薬剤や機械が不要で、通年の除染が可能。水が放射線を遮蔽(しゃへい)し、
被ばくも抑えられる」と代表の田尾陽一さん(70)=工学院大客員教授=は話す。

 2度目は14日。イノシシに荒らされ凹凸ができた田に同じく水の区画を設け、トラクターの代かき機
を使い約20センチの深さでかき回した。今後、田車との除染効果の違いを比べる予定だ。

 コメ作付けの国の目安は同5000ベクレル以下。菅野さんと再生の会は実験を重ね、
この目安を安全にクリアできる方法を、泥水処理と併せ確立したい考え。1月には田の凍った表土だけを
除去する実験もしており、村の全地区で実践できるマニュアルづくりに取り組む。

 菅野さんは「田の土を失いたくない農家の思いを生かす方法だ。除染した田で実際に稲や作物を
栽培する試験も始めたい」と村に提案している。

 
4/20 NHK(秋田) 「水田の土の放射性物質検査」
http://www.nhk.or.jp/lnews/akita/6014571141.html

 県が行っている水田の土壌の放射性物質の検査で、これまでに結果がまとまった秋田市と潟上市では、
土に含まれる放射性物質は、原発事故前のレベルと変わらず、県は「コメ作りに問題はない」としています。

 秋田県は、本格的な田植えの時期を前に、県産のコメの安全性を確保するため、県内25市町村で、
水田の土壌に含まれる放射性物質の量について検査を行っています。 このうち、秋田市と潟上市
についての結果がまとまり、水田の土に含まれる放射性セシウムの量は、1キログラムあたり
▼秋田市で15ベクレル、▼潟上市で19ベクレルでした。

 国は、水田の土について放射性物質の安全基準を定めていませんが、検出された値は県が
原発事故以前から秋田市で続けている土壌の検査で過去20年間に検出された12ベクレルから57ベクレル
の範囲内でした。

 秋田県は「水田の土に含まれる放射性セシウムの量は、原発事故前の状況と変わらず、
コメ作りに問題はない」としています。

 県は、来月中旬までに25市町村についての検査を終え、結果を公表する予定です。

 
4/20 NHK(栃木) 「田植えを前にカリウム散布」
http://www.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/1096617661.html?t=1334889583843

 本格的な田植えシーズンを前に、稲に放射性物質が吸収されるのを抑えようと、日光市では
市が無料で配った吸収を抑える効果があるとされるカリウムの肥料を田んぼにまく作業が行われています。

 日光市では去年、収穫された一部の玄米から微量の放射性セシウムが検出されました。

 国の基準を下回り出荷が制限されるようなことはありませんでしたが、日光市は安全な米作りを進めようと、
田植えが始まるのを前に今月から放射性物質が土から稲に移るのを抑える効果があるとされる
カリウムの肥料を無料で配布しています。

 対象は市内のおよそ2900の農家で、受け取った農家は田植えの前に田んぼにまく作業を行っています。

 赤羽初男さんの田んぼでもカリウムをまく作業が行われました。

 赤羽さんは「手間ひまは余計にかかるが、安全安心な米を提供するためにしっかり対策をとりたい」
と話していました。

 日光市農林課の斎藤栄一課長は「放射性物質が検出されないよう農家に対策をお願いしていきたい」
と話しています。

 
4/23 三菱重工プレスリリース 「全数検査に対応するコメ専用の放射能検査装置を開発」
http://www.mhi.co.jp/news/story/1204235200.html#.T5XWvAHtbww.twitter

測定下限値15ベクレル/kg以下(5秒測定)を実現し、食品衛生法の新基準値などに対応

 三菱重工メカトロシステムズ株式会社(MHI-MS、社長:渡邊 望、本社:兵庫県神戸市、三菱重工業が100%出資)は、
コメ袋に含まれる放射性セシウムを高速で測定する高精度な放射能検査装置を開発した。30kgコメ袋を受入コンベアに
乗せてスタートボタンを押すだけで、1分当たり約4袋分の測定が可能なコメ専用の検査装置で、この4月から施行された
食品衛生法の新基準値にも対応する。販売開始は5月の予定。

(写真)【コメ専用 放射能検査装置】

 今回の放射能検査装置は、放射線計測機器メーカーのセイコー・イージーアンドジー株式会社(本社:東京都中央区、
社長:宇南山 仁)と共同で開発したもの。昨年来より農作物に含まれる放射性物質に社会的関心が高まる中、福島県は
本年秋に収穫されるコメから全袋検査する方針を打ち出しているが、今回開発した装置はこの全数検査に対応する。

 今回の装置は、検査室全体を遮蔽で覆い、外界からの放射線を遮断した状態で放射性セシウムを測定するのが特徴で、
環境からの放射線の影響を排して高精度の測定が可能。それにより、測定下限値は5秒測定時15ベクレル/kg以下、
15秒測定時10ベクレル/kg以下を実現して、新たに適用された食品衛生法の新基準値および「食品中の放射性セシウム
スクリーニング法の一部改正」に対応した測定を行う。 なお、搬送装置は不合格品取り出しラインの追設などユーザーの
要望により多様に変更可能。また、オプションとしてコメ袋の質量計追加などにも応じる。

 装置の分析対象は放射性セシウム134と137。すでにコメ袋を使った測定試験を行い、所期の目標を達成して性能評価を
完了。現在はフィールドテストを実施中で、早期の販売開始に繋げる方針。

 今回の装置は一次スクリーニングを行う装置であり、そこで不合格となったコメ袋は精密測定が必要となる。その精密測定に
必要なゲルマニウム(Ge)半導体検出器を使用した放射能測定装置に関しても、セイコー・イージーアンドジー(株)の協力を
得てトータルで提案していく考え。

 販売は、農業分野に広範なネットワークを持つ三菱農機株式会社を窓口とし、据付工事、アフターサービスも同社が対応する。

 MHI-MSは、水処理・集じん装置、都市開発製品、料金収受機械、試験検査装置などの開発・設計・製作・据付から
アフターサービスまでを手掛ける。この4月からは、文化・スポーツ・レジャー施設やバイオエタノール製造設備などを
はじめとする三菱重工の広範なメカトロシステム製品事業の移管を受け、それぞれの営業・設計・製造・建設も担当している。

 MHI-MSは今後も、製品の一層の競争力強化と事業の機動的展開を推し進め、多様な顧客のニーズに応えていく。

【コメ専用放射能検査装置の主な仕様】 (以下仕様表)

 
4/25 福島民友 「伊達でコメ試験栽培10ヘクタール 作付け制限の5.2%」
http://www.minyu-net.com/news/news/0425/news8.html

 伊達市は24日、2012(平成24)年産米の作付け制限区域に指定された市内旧6町村の水田
約186.6ヘクタールのうち、全体の5.2%に当たる86カ所、約9.66ヘクタールの水田で試験栽培を
行う方針を固めた。市災害対策本部会議で明らかにした。旧小国村地区の一部は水田を除染せずに
試験栽培し、県が示す試験栽培の該当外となり、国の交付金を活用できない状況だが、市は独自に
試験栽培を進め、国や県に適用を求めていく方針。

 全域で作付けが制限された旧小国村地区で行う試験栽培は47カ所、約6.2ヘクタールと旧6町村で最大。
放射性物質低減対策を実施せず、実証水田として土壌や用水、空間線量を調査し、収穫後に水田の
除染を行う。作業は基本的に農業法人に委託する。

 
4/26 福島民友 「除染強化に賛否両論 川俣町、厳しい基準採用」
http://www.minyu-net.com/news/news/0426/news11.html

 放射性物質の農産物への影響を低減するため、県内各地で進められている農地の除染。
町の一部が計画的避難区域となっている川俣町でも25日、本格化した。同町は、県が作付け前1回
とする水田の除染を作付け前のほか、収穫直後にも行うなど年間の除染回数を増やした。
除染回数増は人手不足に悩む農家の負担も増し、農家からは県の規定を超える除染強化に
賛否両論ある。県産農産物に消費者の厳しい目が向けられている中、町は「生産地で厳しい
除染条件を付ける必要がある」とし、除染の強化で安全、安心な農産物の生産に徹する。

 同町の農地除染は、水田が作付け前と収穫後の2回、畑が春夏、夏秋などの作付けごとに
年3回実施するよう計画した。水田除染は、いずれも放射性セシウムの稲への影響を抑制する
ゼオライトとカリウムをまき、深掘耕を実施する。

 県によると、除染は年1回とする県内自治体が多く、異例の取り組みという。

 
4/29 朝日新聞 「農家と放射能 ゼオライト散布で対策」
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001204290011

(写真)田んぼにゼオライトをまく野崎さん=福島市宮代

●田起こしは10日遅れ

 白っぽい田んぼを幅2メートルの耕運機が、なたのような金属羽根でかき混ぜる。15センチほどの深さから
茶褐色の土が浮かび、表土と青い雑草は土中に吸い込まれた。

 昨年産米の調査で放射性セシウムが100ベクレルを超え、作付けには市の管理が義務づけられた旧余目村(福島市)。
29日、野崎宗一さん(60)の田んぼで耕運が始まった。

 約2週間前、田には放射性セシウムを吸い込む「ゼオライト」がまかれた。本来は白い粒だが、雨水などに触れ29日は灰色だった。

 耕運の目的は土を掘り返して柔らかくし、苗の根付きをよくすること。今年はゼオライトを土中に混ぜる目的も加わった。
ただ、取りかかるのは例年より約10日遅れた。

 「やっぱり除染が尾を引いてんだよね」

 3月からの果樹園の除染。田んぼではゼオライトの散布。そもそも、JAからのゼオライトの配布も数日遅れ、野崎さんの
4ヘクタールの田んぼに必要な20キロ入り375袋が届いたのは、4月上旬だった。同時に手袋やマスク、ゴーグルも配られた。

 16日、ゼオライトの散布を見せてもらった。

 利用していたのは、肥料をまく散布機だった。「まくこと自体、難しくはないんです」と野崎さん。
散布機が回ると、ゼオライトが勢いよく円状に飛び散った。

 効率をよくするため、器の容量を1・5倍に改良していた。野崎さんが5分で300キロをまくと、長男の宗徳さん(29)が
新たに300キロを積む。その繰り返し。2時間で100袋が空いた。すべてにまき終えるには3日かかった。

 約30年前、ゼオライトを使ったことがあるという。リンゴが黒ずんだため、土中に含まれる窒素を吸わせようと、
果樹園のところどころにまいた。そのときは「目に見える効果なかったけど」。

 今回の除染で農家仲間からは、「何であんなのまくの」と疑問の声をよく聞く。それでも野崎さんは
「田畑が汚されちゃったんだから、自分できれいにしないと。東電にやれって言ってもやらねえしね」。

 ビニールハウスの苗は約5センチまで伸びた。耕運が終われば田んぼに水を入れて代かきをし、
5月20日前後に田植えに取りかかる。
(笠井哲也)

 【ゼオライト】マグマや火山灰に含まれるシリコン(ケイ素)やアルミ、酸素などが結び付いた鉱物の総称。
「沸石」とも呼ばれる。結晶の中の「空洞」に陽イオンを閉じこめる特性を持ち、農業分野では肥料のカリウムなどを
吸着させる土壌改良材として利用されてきた。原発事故で飛散したセシウムも陽イオンのため、土壌にまけば
ゼオライト吸着により、植物の吸収を防ぐと期待される。

 
5/14 NHK 「福島 川内村で試験的に田植え」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120514/k10015092661000.html

先月、原発事故に伴う警戒区域が解除された福島県川内村では、来年からの本格的な稲作の再開を目指して、
村内にある水田で試験的にコメ作りをして除染の効果を実証することになり、13日から田植えが始まりました。

福島県川内村では、去年、原発事故の影響で、村内のすべての水田で作付け制限されましたが、ことしは
警戒区域だった地域を除いてコメ作りができるようになりました。

しかし、安全を確保したいとして、ことしはすべて作付けを取りやめ、来年からの本格的な再開のため、
試験的なコメ作りを行うことになりました。

田植えは村内にある30か所の水田で、13日に始まり40人余りが参加し、もち米の苗を植えていきました。
川から水田に水を引き込む部分には放射性物質を吸着する成分が入った布を置く対策を取っていました。

村では、さらに放射性物質を吸着する成分を土にまくなどして除染の効果を試すことにしていて、
収穫したコメの検査結果を踏まえ、来年からの本格的な作付け再開を目指したいとしています。

参加した農家の秋元美誉さん(69)は「こんなに大勢で田植えをできて、とてもうれしいです。
きちんと検査をして、来年から堂々とコメ作りができたらいいなと思います」と話していました。

 
5/18 NHK 「水田で汚染拡散防止策」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6055179241.html?t=1337342750390

いわき市の水田では、田植えなどの作業にともなって、放射性物質を含む水が下流に広がらないように、
農家が排水溝に吸着剤を設置する対策を始めています。

放射性物質を広げないための対策を行っているのは、東京電力福島第一原発からおよそ30キロのいわき市の
久ノ浜地区と大久地区の水田です。

この地区の水田ではコメの作付けは制限されていませんが、住民が行った土壌の調査で、平均で1キログラム
当たりおよそ2500ベクレルのセシウムが検出されました。

田植えの時期を迎え、水田に水を引き込んで土を耕す代かきなどの作業に伴って、セシウムを含んだ水が
下流の川や海に流れる恐れがあることから、農家を含めた住民の協議会が対策を始めました。

対策ではセシウムを吸着する性質があるゼオライトという鉱物を入れた網目状の袋を、水田の排水溝に
くいで固定して設置します。

事前の実験で一定の効果が確認されたということです。

地区にあるすべての水田200ヘクタールあまりを対象に、およそ250か所に来週にかけて袋を設置する計画です。

協議会のメンバーで農家の佐藤三栄さんは、「近くの沿岸では漁業も自粛されていますが、水田の水は最終的に
海にも流れるので少しでも汚染が広がらないよう、できるかぎりの対策を行いたい」と話しています。

 
5/22 福島民報 「機器不足で出荷遅れ懸念 県産米の全袋検査」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9973708&newsMode=article

 東京電力福島第一原発事故を受けた平成24年産米の放射性物質検査で、県が導入するベルトコンベヤー式
検査機器150台は各市町村の過去の生産量に基づき配分される。市町村やJAは「台数が足りない」と出荷時期が
遅れることを懸念する。検査機器の追加を求める声が上がっているが、県が予算を増額するのは難しい状況だ。

■生産量に応じ

 県は平成22年産米の生産量を参考に、作付けを行っていない双葉郡の6町と檜枝岐、飯舘の2村を除く51市町村の
配置台数を決めた。1台の町村が目立つ一方、3市が10台を超える。郡山市の17台が最多となっている。

 1台の処理能力は1分間に2袋(1袋30キロ)ほどで、早場米が収穫される8月下旬から年末までの約4カ月で
検査を終えたい考えだ。

 こうした県の方針と、いち早く出荷したい生産者の意識に大きな隔たりが生じている。大半のJAが検査機器の
追加を要望している。JAみちのく安達管内の二本松、本宮、大玉の3市村への割り当ては計9台だが、同JAは17台を
求めている。消費者に「新米」としてアピールするには11月いっぱいが限度とみているが、出荷は最大で2カ月程度遅れ
一部が12月にずれ込む可能性があるという。

 担当者は「検査が長引けば産地の存続に関わる」と危機感を募らせる。3市村の首長らは22日、農林水産省に
検査機器を増やすよう要望する。

 4台が配置される会津坂下町。22年産の収穫量を基に計算すると、1台当たりの検査量が3186トンで浅川町に次いで
2番目に多い。4台をフル稼働させても終了までに110日程度かかり、出荷業者の多くが望む秋口の出荷に
間に合わなくなる懸念がある。

 町は比較的収穫量が少ない金山町の検査が終わり次第、機器を借りる予定だが、機器が入る時期は不透明で
綱渡りの対応となる。「いち早く出荷したいのに検査が滞り、順番待ちになる恐れもある」(JA会津みなみ)との声も出ている。

■多額

 県は機器1台当たりを2000万円と見込み、「ふくしまの恵み安全・安心推進事業」の予算約50億円のうち、
30億円を購入費に充てる。残り20億円は野菜や果樹用の測定機器の購入費、農産物安全管理システムの構築費
など使途が決まっており、予算増額は難しい状況だ。

 二本松、本宮、大玉の3市村とJAみちのく安達などの関係団体は自主財源で購入も検討している。しかし、機器が
高額な上、東京電力の賠償の対象となるかは不透明で、判断を決めかねている。

 あるJAの担当者は「今年の検査体制がいつまで続くか不明。購入には慎重になってしまう」と打ち明ける。

 
5/22 福島民報 「【県産米の全袋検査】運搬費も負担 市町村 場所確保に苦慮」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/05/post_4018.html

 東京電力福島第一原発事故を受け県が実施する平成24年産米の検査をめぐっては、市町村が検査に適する
場所の確保に苦慮するなど課題が浮き彫りになっている。県は検査場所までのコメの運搬費用について、
東電からの支払いを受けるまで地元で立て替えるよう求めているが、市町村からは「自治体の予算運営が厳しい上、
東電が運搬費用を捻出する保証はない」と指摘も出る。

■条件満たすか

 県がまとめた検査機器の配置案は【表】の通り。最多の17台が配置される郡山市の担当者は「機器が
多くなれば設置場所探しが難しくなる」と頭を抱える。

 検査はベルトコンベヤーに米袋を乗せ、測定器に通す。測定値が空間放射線量に左右されないよう、
線量が安定した室内で行う必要がある上、大量のコメを置くためのスペースも確保しなければならない。
4台が配置される福島市は民間施設の借り上げを想定しているが、条件を満たす場所を確保できるか
どうかは不透明だ。

 さらに、同市農政部の担当者は、コメを積んだトラックが頻繁に出入りするため、周辺住民から苦情が
出ることを心配している。

■地域任せ

 検査は市町村ごとに設置される「地域の恵み安全対策協議会」が担う。県の補助金で機器を自ら購入し、
コメの運搬や検査の順番を調整する。

 県は各協議会に機器購入代とは別に、運営費100万円を交付する予定。機器操作に関わる人件費に
充ててもらう考えだが、倉庫賃貸料、コメの運搬費などは想定していない。県として財源確保が難しいためで、
予算超過分は各協議会がそれぞれ東電に賠償を求める。

 県北地方の市の担当者は「運搬費は生産者に実費負担してもらうしかない。賠償請求が発生した場合、
手続きは県が行うべき」と不満を漏らした。

 
5/23 福島民報 「機器確保を国が支援 米の放射性物質検査で農水相が示す」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/05/post_4029.html

 平成24年産米の放射性物質の検査機器が県内で不足しているとの指摘が市町村、農業関係団体から
出ている問題で、鹿野道彦農林水産相は22日、必要台数を確保するために国として予算面も含めて
全面的に支援する考えを示した。安達地方市町村会の要望に対して答えた。

 要望終了後に三保恵一二本松市長が明らかにした。機器の追加など検査態勢の充実を求めたのに対し、
鹿野農相は「機器は必要な分だけ確保しなくてはならない。県と相談し、予算が足りなければ国が確保する」
と述べ、農水省担当者に対応を指示したという。

 鹿野農相は23年産米の検査で一部に不備があったことを踏まえ、24年産米の検査は徹底的に実施する
ことも強調した。

 二本松、本宮、大玉の3市村への検査機器の割り当ては計9台で、JAみちのく安達が求めた17台には
届かなかったが、三保市長は「機器不足の解決に向けて大きく前進した」と農相の発言を歓迎した。
要望は農水省で行い、高松義行本宮市長、浅和定次大玉村長、同JAの斎藤道雄組合長らが同席した。

 県は検査機器を150台導入するが、台数不足により出荷時期が遅くなることが見込まれるため、
市町村やJAから機器の追加を求める声が出ていた。

 
5/30 NHK 「小型農機具で効率よい除染可能に」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120530/t10015469041000.html

放射性セシウムがたまった水田の土を小型の農機具でかき混ぜ、排水を繰り返したところ、80%近い効率で
除染ができたとする実験結果を、福島県飯舘村の農家と研究者で作るグループがまとめました。

大型の農業機械の乗り入れが難しい山間部の農地にも活用できる除染法として期待されています。

福島県飯舘村の農家と研究者で作るグループは、水田の雑草を土の中にすき込む「田車(たぐるま)」という
小型の農機具を活用した除染方法を検討し、先月、村内で効果を確かめる実験を行いました。

水田に水を張って、田車で表面の土をかき混ぜ、3回排水を繰り返した結果、表面から15センチの深さの
放射性セシウムの濃度は、土1キログラム当たり、実験前のおよそ3万6000ベクレルから7500ベクレルに
低下し、79%の効率で除染できたということです。

取り除いた土と水は下流にためておき、冬に凍結したときにまとめて処分する計画で、グループでは、
田車を使う今回の方法は、大型の農業機械の乗り入れが難しい山間部の農地にも活用できるとしています。

実験を行った東京大学農学部の溝口勝教授は、「今回の方法は、小さな水田でも除染できるのが特徴だ。
実験を続け、さらに効果を高められるよう工夫したい」と話しています。

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