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2011年10月13日 (木)

グラフで見る水産物の放射能汚染(その2) 9/30公表分まで

Radioactive cesium activity concentration in marine products after Fukushima nuclear disaster (2) ~9/30

Keyword : 水産物 海産物 魚貝 淡水魚 放射能 放射性セシウム 汚染 検査 結果 まとめ 地図 グラフ

Airtaxi_093_1200800

Photo (Top) : Sea Plane ( de Havilland Canada DHC-6 Twin Otter )

11/1から、水産庁は、検査結果をこれまでのpdfではなく、xlsで公表するようになった。

http://goo.gl/5JqAp

(これをほかの表にコピーすると、H列とJ列の間にあるI列「採取日」を見られます。)

前回のグラフ(26種)はこちら。 その3(41種)はこちら最新版はこちら

  商用目的・商用サイトを除き、図表の無断引用・転載はご自由にどうぞ。

  (但し出典を明記のこと。なお説明の追記など以外の無断改変は厳禁です。)

水産物の調査は、福島県以外ではまったく不十分だと思うけど、それでもトレンドを追う

ことによって、それなりに状況を把握することができると思います。

今回掲載のグラフ (9/30公表分まで) (34種)

浮魚(幼魚) コウナゴシラス

底魚(砂地) ヒラメカレイシタビラメコモンカスベホウボウ・カナガシラ・コチ

         ニベフグ アナゴマダイ・チダイマトウダイ・カガミダイアンコウ

底魚(岩礁) アイナメ

底魚(藻場) メバル・カサゴ・ソイ

回遊魚(小型~中型) カタクチイワシマイワシサバアジサンマ

回遊魚(大型) ブリスズキサケ

回遊魚(深場) タラ

貝類(岩礁) アワビカキ・イガイサザエ・ツブ貝

貝類(砂地) アサリ・ハマグリホッキガイ

頭足類 イカタコ

甲殻類 エビ・カニ

棘皮動物 ウニ 

海藻類 アラメ 

(リンク)  カツオ・マグロサンマ海藻淡水魚

出典のリンク集は末尾にあります。

茨城県作成のグラフ(最新) (9/30時点pdf)→ 「110930_pref_ibaraki.pdf」をダウンロード

ここでは、下図のようにエリア分けを行っている

111026_fish_hanrei (クリックで拡大)

広野町、南相馬市(小高)については、9/30に緊急時避難準備区域が解除されたことにより、

10月から調査が行われるようになった。そのため、今回のグラフには登場しない。

【コウナゴ】 「110930_kounago_graph.pdf」をダウンロード

young lancefish 

(9/14公表(相馬市原釜沖)の1件が漏れていたので、11/4に図表、説明を訂正しました

 尚、10/5公表(南相馬市原町沖)では、400 Bq/kgとなっています。)

4月から5月にかけて、非常に高い放射性ヨウ素、セシウムの汚染が検出された。

コウナゴ(イカナゴの幼魚)は表層を泳ぐ魚で、春先に仙台湾で孵化して南下する。

その途中で、4月頃に表層を広がった高濃度汚染水の影響を強く受けた。

(汚染水は淡水のため海水より比重が軽く、最初は表層を広がった。)

7月の調査では、いわき市でも 200 Bq/kg台程度に低下している。

コウナゴの漁期は通常3月~5月前半で、コウナゴは表層を泳ぐが、成魚のイカナゴは、

夏季には砂に潜って夏眠する。(参考:「イカナゴ」(瀬戸内海とわたしたち))

(参考) 「平成23年 コウナゴ調査結果」 (3/7調査、3/8福島県公表)

Kounago_graph_110930

Kounago_graph_110930_2

【シラス】 「110930_shirasu_graph.pdf」をダウンロード

young of sardines

10/7に、茨城県の3漁協がシラス漁の年内再開を断念したというニュースがあった。

しかし、シラスは5月頃いわき市、北茨城市で高いセシウム値が検出されたが、その後は

順調に数値が下がっていて、9月以降は福島県でもND~低い値しか検出されていない。

実際はシラスの危険性は低いと思われる。出荷は難しいとしても、福島県や茨城県は

こうした状況をわかりやすく広報するべきだろう。

110930_shirasu_graph

110930_shirasu_graph_2

110930_shirasu_graph_3

【ヒラメ】 「110930_hirame_graph.pdf」をダウンロード

flounder / Bastard halibut (Paralichthys olivaceus)

いわき市北部の数値は減少気味だが、新地町、相馬市、南相馬市、いわき市南部、

北茨城市など、周辺の数値は上昇して、100~300Bq/kg程度になっている。

南相馬市沖では1,610Bq/kgというのも検出された。

千葉県銚子沖でも 35 Bq/kg、宮城県では 86 Bq/kgの検出例も出ている。

110930_hirame_graph

110930_hirame_graph_2

110930_hirame_graph_3

【カレイ】 「110930_karei_graph.pdf」をダウンロード

righteye flounder / flat fish

全体としてはこのところ横ばい。9/4茨城県高萩市沖は 143 Bq/kg。

仙台湾以北は最高 14 Bq/kgにおさまっている。

サイズによって食性が異なるはずだが、サイズは公表されないのでわからない。

魚種による違いでは、ミギガレイ(ニクモチ)は、福島県でも最高 31 Bq/kgにおさまっていて、

明らかに低い値となっている。次いでヤナギムシガレイの値もおおむね低い。

(11/5 グラフY軸の範囲を1,000→10,000に訂正しました。(グラフだけ訂正))

110930_karei_graph

110930_karei_graph_2

110930_karei_graph_3

110930_karei_graph_4

110930_karei_graph_5

【アカシタビラメ・クロウシノシタ】 「110930_shitabirame_graph.pdf」をダウンロード

sole (red tonguesole (Cynoglossus joyneri) and black cow-tongue)

福島県ではやや高い値だが、ヒラメや大型カレイよりは低めとなっている。

110930_shitabirame_graph

110930_shitabirame_graph_2

【コモンカスベ】 「110930_kasube_graph.pdf」をダウンロード

common skete

沿岸の砂地に棲む小型のエイ。

相変わらず非常に高い値が出ている。福島県の調査しかない。

110930_kasube_graph

110930_kasube_graph_2

【ホウボウ・カナガシラ・コチ】 「110930_houbou_graph.pdf」をダウンロード

red gurnard (Chelidonichthys spinosus), red-whiskered bulbul (Lepidotrigla microptera) and flathead

ホウボウ、カナガシラは水深100-200mのやや深い海底に棲息するが、マゴチ、メゴチは

沿岸の浅い砂泥底に棲息する。 とりあえず、ここではコチ亜目の魚としてひとまとめに

している。

まだ暫定基準超えは出ていないが、福島県内では、やや高いセシウム値になっている。

茨城県でも、ホウボウで 134 Bq/kgを検出している。

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110930_houbou_graph_2

【ニベ】 「110930_nibe_graph.pdf」をダウンロード 

drumfish

暫定基準越えのものは出ていないが、福島県では全て200~400 Bq/kgと比較的高い。

興味深いのは、近縁種で、生息域もそれほど違わないシログチ(イシモチ)の数値は

全て80 Bq/kg以下にとどまっていて、明らかに差があることだ。

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110930_nibe_graph_2

【フグ・カワハギ】 「110930_fugu_graph.pdf」をダウンロード 

puffer fish / globefish and filefish

はっきりしないが徐々に下がっているようにも見える。だとすれば、本当の汚染ピークは

5~6月頃の調査のなかった時期なのかもしれない。こういうのは後味が悪い。

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110930_fugu_graph_2

【アナゴ】 「110930_anago_graph.pdf」をダウンロード 

conger eel

(11/9 茨城県分にいくつか漏れがあったので図・表を訂正しました。)

徐々に上昇したが、7月以降は横ばいになっている。

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110930_anago_graph_1

【マダイ・チダイ】 「110930_madai_graph.pdf」をダウンロード

tai / red sea bream and crimson sea bream (Evynnis japonica)

まだ最高でも100 Bq/kg以下だが、少しずつ上昇している。今後の推移に注意。

110930_madai_graph

110930_madai_graph_2

【マトウダイ・カガミダイ】 「110930_matoudai_graph.pdf」をダウンロード

John Dory (Zeus faber) and Dorys

浅場でも見られる魚だが、マトウダイは水深50~150m位、カガミダイは水深200~300m

位が主な生息域。福島県では、300 Bq/kg台のものも出てきた。これからシーズンの魚だが、

今後の推移に注意。

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110930_matoudai_graph_2

【アンコウ 「110930_ankou_graph.pdf」をダウンロード

anglerfish

水深500mくらいまでの深海に棲息する。7月から8月は禁漁。

徐々に数値が上がっているので、今後の推移に注意。

冬場のアンコウ鍋は茨城の名物だが、今のところ茨城では 50 Bq/kg以下におさまっている。

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110930_ankou_graph_2

【アイナメ】 「110930_ainame_graph.pdf」をダウンロード

greenlings

比較的浅い岩礁に棲息する魚。7月以降、メバル、コモンカスベと並んで非常に高い値が

出ている。茨城県は4/4と5/6に検査しただけだったが、9/1(採取日)に検査したら暫定基準を

超えていた。でもその後茨城県は検査数を増やすなど、改善の様子も窺える。

ドンコ(エゾイソアイナメ)は、茨城から三陸にかけての冬の味覚だが、福島・茨城では

まだしばらくは食べない方がよさそう(2県からは現在出荷されていません)。

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【メバル・カサゴ・ソイ】 「110930_mebaru_graph.pdf」をダウンロード

rockfish and scoorpionfish

アイナメ同様、現在非常に高い値が検出されている魚。こちらは岩礁帯の藻場に生息する。

日立市沖でも 114 Bq/kgが検出された。

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【カタクチイワシ】 「110930_katakuchi_graph.pdf」をダウンロード

Japanese anchovy (Engraulis japonica)

7月にいわき市沿岸で採取したプランクトンから 669 Bq/kgの放射性セシウムが検出されたが、

イワシのようなプランクトン食の魚の検査はわずかしか行われていない。

8/8小名浜沖は 144 Bq/kg。プランクトンよりも低い値しか見つかっていないのだが、

実際のところはどうなっているのだろうか?

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【マイワシ】 「110930_maiwashi_graph.pdf」をダウンロード

Japanese pilchard / Japanese sardine (Sardinops melanostictus)

マイワシの水揚げが多い(日本一)の銚子では検査例が多いが、福島県~茨城北部では

1件も検査例がない。

千葉県の値はおおむね 20 Bq/kg 程度におさまっている。

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【サバ】 「110930_saba_graph.pdf」をダウンロード

chub mackerel (Scomber japonicus) and blue mackerel (Scomber australasicus)

8月中旬以降、福島県・茨城県の検査例が少なく、傾向がつかめない。一方、8月以降、

青森県・岩手県でたくさん検査されるようになった。牡鹿半島以北では最高 23 Bq/kgに

おさまっている。

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【アジ】 「110930_aji_graph.pdf」をダウンロード

Japanese jack mackerel / Japanese horse mackerel (Trachurus japonicus)

福島県では横ばいだが、千葉県ではND例が少なくなって、明らかに上昇している。

千葉県沖の最高値は 53 Bq/kg。 一方宮城県の流通品からは 120 Bq/kgを検出している。

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【サンマ】 「110930_sanma_graph.pdf」をダウンロード

Pacific saury / saury pike (Cololabis saira)

ほとんど北海道太平洋沖のものしか検査例がないが、8月以降はほとんどがND。

(銚子産、の実際の捕獲海域はどこだろう?)

サンマは北から南に南下するので、東北沖で捕獲されたものもおそらく値は低いだろう。

漁業団体は、第1原発の半径100km以内でのサンマ漁の自粛を決めたが、

茨城より南に南下したものはどうなるだろうか?

(後ろに、@shanghai_iiさんのサンマのgoogleマップのリンクもあります)

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【ブリ】 「110930_buri_graph.pdf」をダウンロード

Japanese amberjack / yellowtail (Seriola quinqueradiata)

9月に入って、岩手県でたくさん検査されるようになった。9/26宮古市沖は 105Bq/kg。

泳力のある大型魚の場合、汚染海域でなくともこのくらい検出される。

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【スズキ】 「110930_suzuki_graph.pdf」をダウンロード

Japanese sea perch / Japanese sea bass (Lateolabrax japonicus)

南相馬市で暫定基準超え(670 Bq/kg)が1件出た。これからが心配。

もう少し茨城や宮城の検査を増やしてほしいところだ。

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【サケ】 「110930_sake_sheet.pdf」をダウンロード

salmon

ほとんどNDなので、表のみを示す。

5/19に北海道太平洋沖で 77 Bq/kgが検出されたが、これは4~5月頃の高濃度汚染水の

影響を受けた個体がたまたま捕獲されたのだろう(おそらく)。

ほかは、いわき市沖の 73 Bq/kgを除くと、全てND~10台におさまっている。

淡水魚の汚染は激しいが、産卵のために遡上するサケは餌を取らないので、

川で汚染される恐れは低いと想像されている(まだ2例しか検査例がないが)。

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【タラ】 「110930_tara_graph.pdf」をダウンロード

Pacific cod (Gadus macrocephalus) and Alaska pollack (Theragra chalcogramma)

8/21登別市沖 43 Bq/kg、9/6青森県(流通品) 79 Bq/kg、9/13北海道(流通品) 87 Bq/kg、

9/26岩手県洋野町沖 82 Bq/kgなど、北国のマダラで80Bq/kg前後がいくつも検出された。

福島沖のマダラが回遊によって移動したと思われる。一方、スケトウダラはあまり移動しないので、

スケトウダラからは高い値は検出されていない。

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【アワビ】 「110930_awabi_graph.pdf」をダウンロード

abalones

5~6月頃は高い数値だったが、どのエリアでも徐々に下がっている。

茨城県がほかの水産物もこのくらい検査をしてくれると、トレンドが把握できていいのだが。

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【カキ・イガイ(ムール貝)】 「110930_kaki_graph.pdf」をダウンロード

oysters and moules

5~6月頃は高い汚染だったが、徐々に下がっている。

8月以降は検査があまりないので、状況がはっきりしない。

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【サザエ・ツブ貝】 「110930_tsubu_graph.pdf」をダウンロード

turban shell and whelks

1件(3.6 Bq/kg)を除き、全てNDとなっている。 シライトマキバイ(灯台ツブ)は、

水深200~400mの深い海に棲息する肉食性の貝で、茨城県の重要な水産物。

サザエは浅い岩礁に棲む貝なので、福島周辺では汚染されている可能性があるが、

千葉以南の検査例しかないので、状況はわからない。

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110930_tsubu_graph_2

【アサリ・ハマグリ】 「110930_asari_graph.pdf」をダウンロード

Manila clam (Ruditapes philippinarum) and common orient clam (Meretrix lusoria)

福島~茨城北部では、相変わらず相馬市の1件(96 Bq/kg)しか検査例がない。

ポピュラーな海産物なのに検査が行われないのは謎。

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【ホッキガイ】 「110930_hokkigai_graph.pdf」をダウンロード

Spisula / Sakhalin surfclam / hen clam (Spisula sachalinensis)

いわき市では5~6月頃は高い数値だったが、ゆっくりと下がっている。

茨城県では7/5以降、検査例がない。

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110930_hokkigai_graph_2

【イカ】  「110930_ika_graph.pdf」をダウンロード

cuttlefish / squids

7月以降は福島県内でもほとんどNDになっていて、イカの安全性は高い。

但し、ときどき数十Bq/kgのものがあるのは、汚染魚を捕食したあとだからだろうか?

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【タコ】 「110930_tako_graph.pdf」をダウンロード

octopus

イカと同様、7月以降は福島県でもほとんどNDになっている。

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110930_tako_graph_2

【エビ・カニ】 「110930_ebi_kani_graph.pdf」をダウンロード

shrimps and crabs

値は低下しているように見えるが、検査数が少ないので、はっきりしたことはわからない。

種別の差もあると思うのだが、数が少ないのでひとまとめにしている。

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110930_ebi_kani_graph_2

【ウニ】 「110930_uni_graph.pdf」をダウンロード

sea urchin

いわき市ではずっと高い値が続いている。

茨城県では7/11以降検査例がない。

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110930_uni_graph_2

【アラメ】 「110930_arame_graph.pdf」をダウンロード

sea trumpet / eisenia

他の海藻同様、福島周辺では非常に高く汚染されたが、ゆっくりと低下してきている。

福島県の調査では、海藻の中では、アラメだけが継続的に調査されている。

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110930_arame_graph_2

【リンク集】 (最新の図はリンク先を見て下さい)

海に流出した放射性物質の量は、推計 15,000テラ(兆)ベクレル

「2号機から海洋への放射能の流出は3月下旬から始まっていた?」 (10/11 東日本大震災後の日本)

「カツオ・マグロ類(googleマップ)」 (6/22~ @shanghai_ii さん)

bonitos and tunas

Katsuo_2

「カツオ・マグロ類のグラフ」 (10/22 @shangha_ii さん)

111019_katsuo

「サンマ(googleマップ」 (10/22 @shanghai_ii さん)

111022_sanma_map

@shanghai_ii さんのツイート(10/22)

サンマのセシウムマップ http://goo.gl/kFQx6 10/21公表分まで。
8月以来全国さんま漁協の公表はND続きでしたが、10/11に0.4、10/20に0.81と2回検出。
まだ1Bq/kg行ってないので、心配は無いと思う。サンマは少しずつ南下中。

サンマはこのあと関東沖まで南下して流れ藻に産卵するらしい。
その後、春から夏に北上する。
7月~8月に北海道沿岸で検出(1.56~12.02)されたものはこの北上直後でしょう。

今のところ南下組からは殆ど検出されてないんで、ほぼ南下組は2年生と思う。
北上組はベーリング海へ向かったんとちゃうかなあ(想像です)。
そうそう、7月北上組と思われるものは、他に北海道はるか沖で7月に
水産総合研究センターが3体検出(11~20)してます。

「海藻 (googleマップ)」 (6/25 @shanghai_ii さん)

Kaisou_2

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(1)3月~6月(googleマップ)」

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(2)7月~ (googleマップ)」

Tansuigyo_2

「天然淡水魚 (googleマップ)」 (7/23 shanghai_ii さん)

Tennentansuigyo_3

阿武隈川の天然淡水魚(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

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阿賀川水系の天然淡水魚(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

110920_aga_fisha

阿賀川と阿武隈川のアユ(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

110920_aga_abukuma_ayu

全水系のアユ、ヤマメ、ウグイ、イワナ(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

110920_freshwater_all

河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(1)4月~7月

河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(2)8月~

Teishitsu_2

海域モニタリングの採取位置(pdf→xlsに変換) 「Kaiiki_chiten.xls」をダウンロード

「フランスIRSNが発表した海洋汚染の内容の仮日本語訳」 (10/31 @tsokdbaさん)

「フランスIRSNが10/26に発表した海洋放射能汚染の解説」 (10/30 @tsokdbaさん)

「東京電力が発表した海底土の汚染状況 3回目の発表」 (10/25 @tsokdbaさん)

「今後の海域モニタリングの進め方」(魚も含む)が発表されました (10/21 @tsokdbaさん)

水産庁が発表した魚の産地(生産水域名)の表示とは? (10/6 @tsokdbaさん)

「水産物中の放射能の経過・考察」 (たむらと子供たちの未来を考える会)

(公表データをまとめたページ)

食品の放射能検査データ ((財)食品流通構造改善促進機構)
http://yasaikensa.cloudapp.net/

全国の食品の放射能調査データ
http://atmc.jp/food/

食品放射能検査値ボット
https://twitter.com/#!/foodrad_bot
   過去3週間の食品の放射能検査公表値をリプライする非公式ボット。
   [@foodrad_bot 食品名]または[@foodrad_bot 県名 食品名]で話しかけると最大値と
   平均値を自動応答します。
   使い方まとめ: http://togetter.com/li/173970

水産物放射性物質調査結果(水産庁pdfをgoogleスプレッドシートに変換)(勝川 俊雄 さん)
http://goo.gl/6Q22y

(公表元リンク集)

厚生労働省 「食品中の放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/qjngW

厚生労働省 「食品中の放射性物質の検査について」
http://goo.gl/SwcK1
   このページの日本地図の下に、Excel版ファイルがある。(更新はやや遅い)

水産庁 「水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)」
http://goo.gl/yyfca

   水産物の放射性物質の調査結果 (8月31日公表分まで)(PDF)
   http://goo.gl/BIIog

   水産物の放射性物質の調査結果 (9月1日公表分以降)(PDF)
   http://goo.gl/FBxgv

   (独)水産総合研究センターによる水産物放射性物質調査結果「海藻編」(PDF)
   http://goo.gl/KLJwN

  (独)水産総合研究センターによる水産物放射性物質調査結果「魚介類編」(PDF)
   http://goo.gl/nPBvI

   水産物の種類毎の放射性物質の調査結果
   http://goo.gl/Fr1sy

北海道 「北海道における水産物の放射性物質モニタリングなどの結果」
http://goo.gl/aAChg

青森県 「水産物の放射性物質検査結果」
http://goo.gl/FCXTe

岩手県 「環境放射能に関する情報(福島第一・第二原子力発電所事故関係)」
http://goo.gl/IQNjj

宮城県 「放射能情報サイトみやぎ」
http://goo.gl/gFVyR

福島県 「公表日ごとのモニタリング検査結果」(速報)
http://goo.gl/Xxaxb

福島県 「農林水産物モニタリング情報(ふくしま新発売)」
http://goo.gl/MTH3t

茨城県 「福島第一原子力発電所事故に伴う県内水産物の分析結果について」
http://goo.gl/8Ogo6

千葉県 「水産物の放射能検査結果」
http://goo.gl/reRTP

東京都 「農畜産物中・水産物等の放射能測定結果」
http://goo.gl/Us4aA

神奈川県 「県内で生産された食品の放射能濃度について」
http://goo.gl/kopqq

静岡県 「農畜水産物の放射性物質検査物質検査について」
http://goo.gl/YRJSN

秋田県 「県産農産物等に含まれる放射性物質の検査結果について」
http://goo.gl/Ncdzw

山形県 「県産農畜産物等の放射性物質検査について」
http://goo.gl/y0TaZ

新潟県 「水産物の放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/ktF8u

栃木県 「魚類の放射性物質モニタリング検査結果」
http://goo.gl/XKgyC

群馬県 「放射性物質に係る県産農産物の安全性について」
http://goo.gl/tMI5j

GREENPEACE Japan 「グリーンピース放射能測定室」
http://goo.gl/M5qyN

   「第3回目放射能調査(海洋調査)」(5/26)
   http://goo.gl/sejJW

   「第4回目放射能調査(海洋調査)」(8/16)
   http://goo.gl/ZKwnV

   「第6回目放射能調査(海洋調査)」(9/15)
   http://goo.gl/pnwkI

   「第7回目放射能調査(海洋調査)」(10/5)
   http://goo.gl/TKMHn

   「秋のお魚調査(流通品調査)」(10/20)
   http://goo.gl/dVsKA

(水産物の移行係数)

「海産物と放射能」-特に海産魚中のCs-137濃度に影響を与える要因について (笠松 不二男)

海産生物の濃縮係数 (ATOMICA)

Kaisan_noushuku

北極海に廃棄された核物質の生物濃縮に関する論文 (英文pdf 4p) (リンク切れ)

  Table2: 様々な生物の、Sr-90、Cs-137、Pu-239+240 の濃縮係数の一覧表

海産生物と放射性物質 (海洋生物環境研究所)

海域に負荷された137Csの影響予測-チェルノブイリ事故前後の資料と経年変動予測式をもとに (海洋生物環境研究所)

原子力百科事典 ATOMICA より

放射性核種の体内移行と代謝 (2001/10)

食品中の放射能 (2004/08)

放射性核種の生物濃縮 (2004/08)

水産生物への微量元素の特異的濃縮 (1998/03)

放射能の河川、湖沼、海洋での拡散と移行 (2003/03)

@torii_h さんのツイート(10/15)

[資料] 環境濃縮を気にしてる方が多いと思うので以下に米国のデータを掲載しておきます。
米核施設 Savannah River Site における生物濃縮の調査。出所:米DOE

セシウムの生物濃縮係数: 魚肉max48,000倍。水鳥19,000倍。クワイ20.8倍。
魚は食べるなということ。

http://twitpic.com/4xgn8z http://twitpic.com/4xgnwn

セシウムの生物濃縮係数: キノコ18.4倍。米0.96倍。小麦0.18倍。
穀物は比較的大丈夫だ。

http://twitpic.com/4xgokv http://twitpic.com/4xhwin

ストロンチウムの生物濃縮係数: 魚骨max63,000倍。無脊椎動物max54,000倍。
魚肉48倍以下。水産物はヤバい。

http://twitpic.com/4xhsid

ストロンチウムの生物濃縮係数: 大豆2.51倍。とうもろこし0.15倍。穀物は大丈夫。
http://twitpic.com/4xhsid

以上が米SRS核施設のデータ。他に英再処理施設のデータが少々。チェルノブイリは淡水域のみ。
これしかないのが現実なのでフクシマの水産物・海産物に関して断定的な意見が
出てきたならば学者であれ政府であれ疑ってよいのでしょう。

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コメント

意外な結果に、やや驚いています。
基本的に、(緩やかでも)右肩下がりだとばかり予想していました。

底物では、やはり、濃縮のような事象が起こっているんでしょうか。
それとも、1Fから未だに、汚染水が流出しているんでしょうか。

海では、海流の影響も無視できないですしね。潮目も。
魚種により、未だに、500Bq/kgを越えるものが出ているとは、本当に、厄介です。

いやぁ~、セミログで直線(右肩下がり)なら、指数関数的に減少しているわけですが、そうなっていないということは、
実際は、半減期って机上の話だと痛感しました。

 
Cowboy@ebino さま。

水産物についての基本的な知見は勝川俊雄さんのサイト http://katukawa.com/?p=4646 で解説されていますが、
チェルノブイリ事故後の日本周辺の知見では、大型魚のピークは事故の1年くらい後です。

但し今回は、非常に高濃度の汚染水が直接海に流れ出したので、実際にいつピークが来るかはわかりません。

第1原発からの流出は、原発近くの海水の濃度が上がったり下がったりしているので、今でも若干は出ていそうです。
但し、大規模な流出は初期だけで、現在はたいした量でないのは確かでしょう。

それにしても、ここが、黒潮が沖に向かうポイントの近くだったのは、不幸中の幸いだったと思います。
基本的な海流は沖に向かう流れなので、汚染の希釈・拡散が早く進んでいるようです。

また、福島の沿岸流は北から南向きがメインだったので、宮城県側の汚染はだいぶ抑えられているようです。

一方、淡水魚、特に閉鎖的な湖沼では、汚染の影響が長く続くことが、チェルノブイリ後の北欧の知見などで
わかっています。

 
NHK(10/15) 「プランクトンから高濃度セシウム」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111015/k10013279031000.html

ことし7月に福島県いわき市の沿岸で採取したプランクトンから、放射性セシウムが高い濃度で検出され、
調査を行った東京海洋大学の研究グループは、食物連鎖によって、今後、スズキなど大型の魚で
影響が本格化するおそれがあると指摘しています。

東京海洋大学の研究グループは、東京電力福島第一原子力発電所から流れ出た放射性物質の
影響を調べるため、ことし7月、いわき市の沿岸から沖合およそ60キロまでを調査船で航海し、
プランクトンなどを採取しました。

このうち、沿岸3キロ付近で採取した動物性プランクトンを分析した結果、放射性セシウムが
1キログラム当たり669ベクレルの高い濃度で検出されました。半減期が2年のセシウム134が
含まれることから、原発から流れ出た放射性物質がプランクトンに蓄積したものとみられています。

動物性プランクトンは、さまざまな魚の餌になることから、研究グループでは、食物連鎖によって
放射性物質の蓄積が進み、今後、スズキなど大型の魚で影響が本格化するおそれがあると
指摘しています。

研究グループのリーダーを務める石丸隆教授は「この海域では南向きの海流の影響で、原発から
高い濃度の汚染水が継続して流れ込んだためにプランクトンの濃度が高くなったとみられる。
魚への影響がいつごろまで続くのかさらに詳しく調べる必要がある」と話しています。

----------------------------------------------------------------------
7月に採取した結果を、10月まで発表しないのはなぜ?

 
読売新聞(10/15) 「サンマ水揚げ、震災後はカツオ以来…小名浜港」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111015-OYT1T00736.htm?from=navlp

 福島県いわき市の小名浜漁港に15日、北海道襟裳岬沖でとれたサンマ約78トンが水揚げされた。

 東日本大震災後、港に漁船が接岸するのは8月下旬にカツオが揚がって以来となる。
サンマは、北海道紋別港の漁船「第五十六北雄丸」が13日夕~14日朝にとったもので、
小名浜魚市場で例年並みの1キロ当たり90~116円で取引された。

 東電福島第一原発事故の風評被害を懸念する漁船が絶えない中、浪江町の自宅が津波で流され
茨城県に避難している柴洋己船長(66)は「地元の小名浜に水揚げできてうれしい」と語った。
地元漁協がサンマを簡易検査したが、放射性物質は検出されなかったという。

 
フランスARTEテレビ(9/20) 「福島の漁師たち」(日本語字幕付き)
http://www.youtube.com/watch?v=i32gEEB6ZwE

 
週刊文春 10/27号 「「放射線」魚貝、エビ、イカ初の徹底調査」 (青沼陽一郎)

スーパーと築地で購入した83品目をLB200でスクリーニング、LB200で60 Bq/kg以上を示した43検体を
第3者機関で検査(ゲルマニウム半導体検出器、検出限界Cs各3~5Bq/kg)という、きちんとした調査。

最高は茨城県大津港のヒラメ 103 Bq/kg、次いで茨城県大洗港のスズキ 62 Bq/kg、房州館山のカンパチ 50 Bq/kg。
おおむね行政から公表された数値と大差ない。

でも第3者による検証として有意義だし、スズキなど検査数の少ないものを計ってくれているのもありがたい。
次回はこのデータも集計に入れたい。

 
勝川 俊雄 さんのツイート(10/19)

水産物のセシウムのトレンドは、魚の生態によって大きく異なる。プランクトン食性の小魚
(コウナゴ、しらす、しらす(カタクチ)の値の変化はこんな感じ。
事故後に急上昇し、その後は下降(Cs134+Cs137,単位はBq/kg)
http://pic.twitter.com/Be5tFZN1

一方で、これらの魚を食べるような定住性の捕食魚(アイナメ、カレイ、ヒラメ、スズキなど)
のトレンドはこんな感じ。徐々に上がって、高めで安定している。
捕食魚の汚染が時間遅れで上がっていくことは、過去の知見とも一致する。
http://pic.twitter.com/tIAvyGQh

過去の知見から学べば、どういう現象がどういう順序で起こるかは、ある程度は予測できる。
しかし、予測はあくまで予測なので、実測データとつきあわせて、常に状況をアップデートして、
情報を柔軟に修正していく必要もある。

一般的な魚類のセシウムの生物学的半減期は50日程度。稚魚の代謝は更に早いから、更に短いでしょう。
RT @buvery: このグラフ、ぱっと見で、半減期20日くらいですよね。
物理半減期などより随分早く落ちていますが、仕組みは分かっているのでしょうか。

コウナゴもシラスも、漁期の間は熱心に測ってたけど、漁期が終わると計測が激減。
RT @buvery: とすると、これらの魚は一過性に汚染されて、その後は海水が汚染されてないことになります。
逆に言えば、イカナゴを調べると、そこの海水の最近の汚染が分かる筈。

地方自治体の調査は、安全確認が目的だから、漁業者がそのときに獲る魚が中心になる。
生態系全体の汚染状況を把握できるようなデータも並行して集めるべき。
海域毎に、海藻・プランクトン・稚魚・捕食魚の時系列データをとって欲しい。

 
毎日新聞(10/21) 「サケ:福島の漁師「4年後が心配」 放流5分の1程度に」
http://mainichi.jp/select/today/news/20111021k0000e040052000c.html

 福島県内の河川では毎年9月末から11月中旬ごろまで、増殖を目的にサケの捕獲が行われるが、
主要河川は東京電力福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域にあり、今年は近づくことさえできない。
例年なら捕獲したサケから約5000万匹の稚魚を人工ふ化させ放流しているが、今季は5分の1程度に
とどまる見通し。稚魚が成魚になり回帰するのは4年後。漁業関係者は「4年後はどうなってしまうのか」
と懸念を隠せないでいる。【野呂賢治】

 全町が警戒区域や計画的避難区域に指定された浪江町の泉田川漁協は、第1原発から北に最短
約5キロの請戸(うけど)川で毎年平均約1500万匹を放流していた。町の多くが警戒区域になった
楢葉町の木戸川漁協も同原発から南に約15キロの木戸川でほぼ同量を放流。福島県沿岸部での
サケ水揚げ高は年間約2億円で、放流事業で大量のサケが回帰する河川での「観光やな」が
観光客誘致にもつながっていた。

 だが、東日本大震災で両漁協の沿岸部のふ化施設は損壊。近づくこともできず、復旧のめどは
全くたっていない。

 一方、宮城県の河口から約70キロ離れた阿武隈川流域を漁場とする阿武隈川漁協(福島市)は、
放射線の影響を懸念し今年のサケ捕獲の見送りを一時検討したが、4年後を考えて14日から
捕獲を始めた。同漁協は来年春先に行う稚魚の放流を、例年の半分ほどの約10万匹と見込む。
サケを投網で捕る採捕者が受ける放射線量を考慮し、期間は例年より短い今月末までとした。

 投網歴43年の二瓶富章さん(60)は「おっかながってはなんにもできねえんだもん」と語る。
放射線の不安も感じるが、「ここで暮らしてきた。これが生活の一部なんだ」と話し、サケを捕らないと
冬を迎える気になれないという。20日までに約100匹を捕獲。今年はサケの遡上(そじょう)が
例年より多いと感じる。原発事故の影響で、海や途中の川でとられなかったためとみられる。

 県のモニタリング調査では、県内河川のヤマメやイワナ、アユなどから放射性物質が検出され、
一部で釣りや漁が自粛とされたが、サケはこれまで放射性物質は検出されていない。
川に上る前から餌をほとんど食べないためではないかという。

 福島県のサケの回帰率は北海道などより低い約1%。「どれだけのサケが帰ってくるのか」。
漁協関係者は今から4年後の心配を余儀なくされている


読売新聞(10/26) 【福島】魚介類の汚染軽減、アワビやタイで実験
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/surprise/20111026-OYT8T00315.htm?from=tw

 福島県水産試験場(同県いわき市)は、福島第一原発事故による魚介類の汚染を軽減する方法を探るため、
水産総合研究センター(横浜市)と共同で、アワビを使った実験を始めた。

 いわき市沖で採取したアワビと海水を二つの水槽に入れ、一つに同市沖で採れた海藻アラメを、もう一つに
北海道産のコンブを与え、餌の違いでアワビに蓄積していた放射性物質の濃度に差が出るのかどうかを調べる。

 試験場によると、8月末にいわき市沖のアワビから1キロ・グラム当たり約100ベクレル、アラメからも
同100~200ベクレルの放射性物質が検出された。毎週1回、アワビの検体と海水を同研究センターに送り、
放射性物質の濃度を測る。

 また、試験場は9月中旬から、いわき市沖の海水を入れた水槽で原発事故の影響のない神奈川県沖の
マダイを飼い、放射性物質の蓄積具合を見る予備試験を行っている。この結果を踏まえて同県漁業の主力の
ヒラメを使った本試験を行う。

 試験場の五十嵐敏場長は「本県沖漁業の再生のためには、汚染と低減のメカニズムを把握することが大事。
メカニズムがわかれば、安全な魚介類を提供することができ、風評被害の払拭にもなる」と話している。

 同試験場は大学などの研究機関と連携し、魚介類に加え、プランクトンなど魚の餌になる生物の検査も行い、
海の生物全体への影響を分析する。

 
10/26 NHK「ニュースウォッチ9」 海洋大・石丸隆さんの福島沖調査。

7月の第1回調査では、海底採取の クモヒトデ 136 Bq/kg、ゴカイ 34 Bq/kg。
「これらを食べる大型の魚はこの10倍程度濃縮するとされている
http://twitpic.com/76bqzq

先週の第2回調査では、クモヒトデは1/10に下がっていたが、ゴカイは6割程度までしか下がっていなかった。
「ゴカイを食べる魚への影響はまだしばらく続く。継続して調査したい。」
http://twitpic.com/76bsdp

-----------------------------------------------------------------------------
国・自治体の調査は、(経済価値のある)「水産物」の調査ばかり。
本来は様々な生物を調査して、環境全体への影響を明らかにするべきなのだが…。

 
10/25 @tmiyama さんのツイート

日本原子力研究開発機構(+京都大学)による海洋放射能拡散シミュレーションの論文(英語)
http://bit.ly/tR4LLO
大気の拡散モデルも海洋拡散モデルも両方行えるというのはここの強み( と言うか、ここがやるべき事だ)

初期(3月)においては海洋への直接流入よりも大気からの降ってきた分の寄与が大きかったと示唆。
例えば4月3日に茨城沖でコウナゴから4080Bq/Kgのヨウ素131が見つかったことには
大気からの降下が大きかったと推測。

海洋への直接流入量(Table 1)は3月21日から4月30日にセシウム137で4PBqと推定。
(この値は電力中央研究所の推定3.5PBqに近い。 http://bit.ly/rLZAeT ) 

 
時事通信(10/28) 「海洋流出、東電推計の20倍か=福島原発のセシウム-仏研究所」
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201110/2011102800074

 【パリ時事】フランス政府系の放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は27日、東京電力福島第1原発事故後の
3月21日から7月半ばまでに海に流出した放射性セシウム137の総量は2.71京ベクレル(1京は1兆の1万倍)で、
東京電力が6月に発表した推計値の20倍に達すると推定した調査報告書を公表した。

 単独の事故によるものとしては過去最大規模という。このうち82%は、事故が起きた原子炉を冷やすための
放水によって4月8日までに流れ出たとされる。

(元論文)
IRSN (10/26) (仏文)
http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN-NI-Impact_accident_Fukushima_sur_milieu_marin_26102011.pdf

 
朝日新聞(11/1) 「福島でワカサギ釣り解禁 放射性セシウム、基準下回る」
http://www.asahi.com/national/update/1101/TKY201111010168.html

 福島県北塩原村の桧原(ひばら)湖と小野川湖で1日、ワカサギ釣りが解禁された。東京電力福島第一原発の
事故後、ワカサギの検査で一時、国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたが、その後は下回り、解禁にこぎ着けた。

 裏磐梯の両湖のワカサギ釣りは毎シーズン、約7万人の釣り客でにぎわう。1月ごろ湖面が凍るまでは、
ビニールハウスのようなドーム船や屋形船を使う。

 この日は桧原湖に県内外から100人以上が集まった。船内の穴から釣り糸を垂らすと体長10センチほどの
ワカサギが次々かかった。横浜市から訪れた西田昌弘さん(70)は「福島を応援するためにも今年はぜひ来たい
と思った。放射能は気にせず、食べます」と話した。

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