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2011年12月12日 (月)

グラフで見る水産物の放射能汚染(その4) 12/31公表分まで

Radioactive cesium activity concentration in marine products after Fukushima nuclear disaster (4) ~12/31

Keyword : 水産物 海産物 魚貝 淡水魚 放射能 放射性セシウム 汚染 検査 結果 まとめ 地図 グラフ

Oia_sunset

Photo(Top): Oia , Santorini Island , Greece  サントリーニ島・イアの夕景(ギリシャ)

最新(「その5」 3/31公表分まで)を こちら にアップしました。

■ 商用目的・商用サイトを除き、図表の無断引用・転載はご自由にどうぞ。

  (但し出典を明記のこと。なお説明の追記など以外の無断改変は厳禁です。)

魚介類の餌料生物等の放射性セシウム調査結果 (3/26 福島県水産試験場)

   前回の資料に追加。グラフ、写真付き。 (重要)

2/29公表分までのグラフ (4/5 Togetter)

  「仙台湾の水産物の放射性セシウム濃度」 → 「Sendai_bay.xls」をダウンロード  (4/18公表分まで)

■ 「東京湾のアナゴが7万Bq/kg」というデマがネットに出回っている。

    発信源→ https://t.co/VYXu5OD9  http://goo.gl/A0YIh  https://t.co/kQeEQgf6

    (こんなの書きたくないんだが、検索しているヒトも多いようなので…。)

2月調査、関東・東北のヤマメ・イワナの放射能汚染まとめ (2/26 フライの雑誌社)

水産物中のAg-110m、Pu-239+Pu-240、Sr-90 (昨年6/21 小名浜沖採取)

120224_ag_pu_sr

   イカ類にAg-110mがけっこうあったことがわかる。

   Pu, Srの単位が「mBq/kg」であることに注意。

   (Puは 0.00002 Bq/kg以下、 Srは 0.03 Bq/kg以下)

■ 2月下旬から、三陸のワカメ漁が始まるようですが、

  仙台湾以北のワカメからは、ごく低い値しか検出されていません。

   → 「120131_wakame_graph.pdf」をダウンロード の2P目参照。

「いわきサイエンスカフェ~いわきの海と魚を語ろう」

第1回~第3回の「主な質問と回答」に、いくつか参考になる情報が出ています。

(コメント欄で、少し紹介しています。)

■ 東京湾の魚介類の放射能濃度(12/31公表分まで) (pdf→ 「111231_Tokyo_bay.pdf」をダウンロード (New)

これまでのところ、高い値はひとつも出ていない。

東京都の検査は非常に少なくて心許ない。

■ 1/30 福島県水産試験場 「魚介類の餌料生物等の放射性セシウム調査結果」

重要な調査資料。各生物の写真・説明もある。

■ 1/30 福島県水産試験場 「放射性セシウムの局在性に関する調査」

キアンコウでは、肝の放射性セシウムは筋肉の1/2~1/6程度。

マダラでは、肝の放射性セシウムは筋肉の1/6程度。

その他、エゾイソアイナメの肝、イシガレイの肝、卵巣などについても調査

■ 1/28 福島民報 【食品の放射性物質新基準】「福島の漁業消える」 65種捕れぬ恐れ メヒカリやホシガレイ...

■ 1/27 パブコメ 「食品中の放射性セシウムスクリーニング法を改正する件」

  http://goo.gl/qLcc7

・ 一般食品を対象

測定下限 25 Bq/kg以下

・ スクリーニングレベル 50 Bq/kg以上

 (スクリーニングレベルを超えた場合、Ge検出器で確定検査を行う。 

  というのが内容です。これまでより大量の食品の検査を行なうのだとすれば

  致し方ないとは思いますが、このような検出眼界の高い検査だけが行われて、

  これまで水産物で行われている、低い検出下限(Cs各 1~8 Bq/kg程度)の

  検査が行われなくなるとすれば、放射能汚染の「真の値」知ることが出来なくなります。

  農水産物については、検出下限の低い調査も、計画的に継続して行うべきです。

  (参考) 水産物の検出限界一覧 http://www.twitlonger.com/show/fkght4

■ 1/20 24:00~(1/21 AM0:00~) Eテレ サイエンスZERO 「湖と海に広がる放射性物質 その実態を探る」

この番組はほとんど 1/15のNHKスペシャルの使い回しだったが、新情報もいくつか。

第1原発近く~15kmくらいまでの5ヶ所のプランクトンのCs濃度は、352~667 Bq/kg。

但し、プランクトン食のカタクチイワシのCs濃度は 9 Bq/kgしかなかったので、

これについての海洋大・石丸隆教授の説明は極めて歯切れが悪かった。

120121_sciencezero

■ 1/15 21:00~ NHKスペシャル 「シリーズ原発危機 知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」

20km圏内の汚染状況、東京湾の汚染状況と予測、河口から少し上流でCsが沈降するようす、

赤城大沼のプランクトンのCs濃度、など。 → @tsokdbaさんまとめ http://t.co/Uvv1ihy5

20km_area

(上) 第1原発近くの海底土は、4,520 Bq/kg・乾土(Cs-134+Cs-137、11月下旬~12月調査)

岸近くと、南東海域が高く、第1原発より北側の沖合はおおむね低い。

■ 20km圏内の海底土(2ヶ所)のセシウム濃度の推移

Kaiteido

第1原発の北側(小高区沖合3km)の値は当初からだいぶ低下したが、

第1原発の南側(岩沢海岸沖合3km)の値はずっと横ばいのままだ。

おそらくは、第1原発の近くから、南側に汚染が拡散し続けているためだと思われるが、

はっきりしたことはわかっていない。

福島県沖 海底土調査結果 (12/14 東京電力) (リンク先には地図もあります)

1111_kaiteido

こちらを見ても、いわき市沖の海底土の放射性Cs値は、夏以降あまり下がっていない

ことがわかる。原発の南側では、底物の汚染は今のところ終わりが見えない。

一方、原発の北側の海域では、海底土のCs値はおおむね低下している。

(追記) 最新版→ 「東京電力の海底土1月分データのまとめ」 (1/31 @tsokdbaさん)

福島県沿岸における海底土壌の放射性セシウムの分布図(5月~11月) (福島県水産試験場)

1110_kaiteido_fukushima

なかなか見やすいです。(但し、東電公表分は「湿土」の値なのでこの図は誤り

魚介類の飼料生物等の放射性セシウム濃度検査結果 (11/30 福島県水産試験場)

いわき市平藤間沖(水深7~10m)採取のアミ類(ミツクリハマアミ主体)

7/14 50.5 Bq/kg

8/17 88.0 Bq/kg

9/5  65.8 Bq/kg

けっこう高い数値です。 注記ではヒラメ当歳魚の主要餌料とのこと。

(海水魚はタウリンの合成が出来ないため、オキアミなどタウリンの豊富な餌を摂ることが必要。)

但し、甲殻類のグラフのトレンド内にあるので、現在では値は低いかも知れない。

■ 福島県水産試験場のサイト http://goo.gl/wLTvK で、福島県モニタリング調査の採取地点

  知ることができます。(例えば、下図は12/28公表分)

111228_fukushima_fish (クリックで拡大)

■ 掲載のグラフ・表 (45種)

浮魚(幼魚) コウナゴシラスシラウオ

底魚(砂地) ヒラメカレイマコガレイシタビラメコモンカスベホウボウ・カナガシラ・コチ

         ニベ・シログチフグアナゴマダイ・チダイ・クロダイマトウダイ・カガミダイ

底魚(岩礁) アイナメ

底魚(藻場) メバル・カサゴ・ソイ

底魚(深場) アンコウキンメダイ・キチジ・アカムツ

回遊魚(小型~中型) カタクチイワシマイワシサバアジサンマ

回遊魚(大型) スズキブリ・カンパチサケメジマグロマグロ・カツオ・カジキ

回遊魚(深場) マダラスケトウダラ

貝類(岩礁) アワビカキ・イガイサザエ・ツブ貝

貝類(砂地) アサリ・ハマグリホッキガイその他二枚貝

頭足類 イカタコ

甲殻類 エビ・カニ・アミ

棘皮動物 ウニナマコ・ヒトデ

海藻 コンブ・アラメ ワカメノリその他の海藻

淡水魚マップ アユ、 ワカサギ

(リンク)  淡水魚、海底土、参考サイト

出典のリンク集は末尾にあります。

茨城県作成のグラフ(最新)

ここでは、下図のようにエリア分けを行っている

Fish_hanrei_1201 (クリックで拡大)

南相馬市(小高)、浪江町、双葉町、大熊町、富岡町、楢葉町、広野町(20~30km圏)については、

9/30に緊急時避難準備区域が解除されたことにより、10月から調査が行われるようになった。

(データの連続性に注意が必要。)

【イカナゴ(コウナゴ)】 スズキ目・イカナゴ科

young lancefish (Ammodytes personatus)

4月から5月にかけて、非常に高い放射性ヨウ素、セシウムの汚染が検出された。

コウナゴ(イカナゴの幼魚)は表層を泳ぐ魚で、春先に仙台湾で孵化して南下する。

その途中で、4月頃に表層を広がった高濃度汚染水の影響を強く受けた。

(汚染水は淡水のため海水より比重が軽く、最初は表層を広がった。)

7月の調査では、いわき市でも 200 Bq/kg台程度に低下している。

コウナゴ(幼魚)の漁期は通常3月~5月前半で、成長したイカナゴは、夏季には

水深20~40mの砂に潜って夏眠する。(参考:「イカナゴ」(茨城県水産試験場))

このため、夏以降、底魚のようなトレンドに変わり、上昇に転じたようにも見えるが、

サンプルが少ないのではっきりしたことは分からない。

(参考) 「平成23年 コウナゴ調査結果」 (3/7調査、3/8福島県公表)

111231_kounago_graph

111231_kounago_graph2

イカナゴ(コウナゴ)の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_kounago_graph.pdf」をダウンロード

【シラス】 ニシン亜目・ニシン科、ニシン亜目・カタクチイワシ科

young of sardines

シラスはイワシ等の稚魚。表層を泳ぐため、4月頃表層を広がった高濃度汚染水の影響を強く受けた。

その後は、シラスの放射性セシウム濃度は順調に減少して来たのだが、夏以降は、

いわき市沖で30/Bq/kg程度、北茨城市沖で10Bq/kg程度で平衡状態にあるようだ。

(ここで「平衡状態」という意味は、放射性セシウムの摂取量と排出量がバランスしている

 ために、放射性セシウム濃度がそれ以上増えも減りもしない状態にあるという意味。)

汚染値が指数的(片対数グラフで直線的)に低下する理由については、

Togetter「セシウムの蓄積量をエクセルでみてみよう」 を参照ください。

但し、茨城以南では9月以降全て 10 Bq/kg以下におさまっていて、シラスの危険性は低いと思われる。

111231_sirasu_graph

シラスの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_sirasu_graph.pdf」をダウンロード 

【シラウオ】 キュウリウオ目・シラウオ科

Icefish (Salangichthys microdon)

11月から福島県沿岸での調査が始まったが、50~100 Bq/kg程度あり、シラスよりも高い。

霞ヶ浦では 40~50 Bq/kg程度でワカサギと同程度。

120118_shirauo_graph

シラウオの検査結果一覧(pdf)→ 「120118_shirauo_graph.pdf」をダウンロード

【ヒラメ】 カレイ亜目・ヒラメ科

flounder / Bastard halibut (Paralichthys olivaceus)

ヒラメは底魚を代表する魚で、検査例も多くある。

春先から徐々に数値が上昇してきたが、いわき市では、すでに平衡状態にあると思われるが、

冒頭に書いたように、海底土の汚染は一向に低下しないから、この状況はまだまだ続きそうだ。

11/14いわき市久之浜沖採取は 4,500Bq/kgという驚くような数字だったが、20km圏のものが

移動してきて捕獲されたのかもしれない。20km圏内は調査が行われていないので、どのような

汚染状況かさっぱりわからない。このエリアの調査が行われていないのは、全く残念なことだ。

111231_hirame_graph

下図は、福島県以北のグラフ。福島県沖のサンプルは、新基準値の100Bq/kgを超えている

もののほうが多い。(ばらつきが大きいので、近似ラインは参考程度に見てください)

111231_hirame_graph2

下図は、茨城県以南のグラフ。茨城県内ではまだ上昇を続けている。

北茨城市沖では、100 Bq/kgを越すものがいくつも見つかっている。

111231_hirame_graph3

ヒラメの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_hirame_graph.pdf」をダウンロード 

(参考) 「ヒラメ」 (茨城県水産試験場)

【カレイ】  カレイ目・カレイ科

righteye flounder / flat fish

カレイ(カレイ科魚類)は、9月以降、福島、茨城でかなり検査数が増えた。

サイズによって食性が異なるはずだが、サイズは公表されないのでわからない。

福島県沖では、高い値で横ばい状態。

魚種による違いでは、ミギガレイ(ニクモチ)は、福島県でも最高 31 Bq/kgにおさまっていて、

明らかに低い値となっている。

111231_karei_graph

下図は、茨城県以南のグラフ。茨城県沖では上昇中。

111231_karei_graph2

カレイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_karei_graph.pdf」をダウンロード

【マコガレイ】  カレイ目・カレイ科

Marbled sole (Pleuronectes yokohamae)

カレイの中で、マコガレイだけのグラフ。ここでマコガレイを取り上げたのは、茨城県で

たくさん検査されているためである。

111231_makogarei_graph

下図は、福島以北のグラフ。いわき市・広野町沖のサンプルはほとんどが100Bq/kg超。

いわき市・広野町ではピークに達して平衡状態にあるように見える。

(バラツキが大きいので、近似ラインは参考程度に見てください。)

111231_makogarei_graph2

下図は、茨城以南のグラフ。茨城沖のマコガレイの値は、ヒラメよりもやや高め。

秋以降、新基準の100Bq/kgを超えるサンプルもだいぶ見つかるようになってきた。

111231_makogarei_graph3

マコガレイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_makogarei_graph.pdf」をダウンロード

(参考) 「マコガレイ」 (茨城県水産試験場)

【シタビラメ】 カレイ目・ウシノシタ科

sole / red tonguesole (Cynoglossus joyneri) : アカシタビラメ

black cow-tongue (Paraplagusia japonica) : クロウシノシタ

福島県ではやや高い値だが、ヒラメや大型カレイよりは低めとなっている。

111231_shitabirame_graph

アカシタビラメ・クロウシノシタの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_shitabirame_graph.pdf」をダウンロード

【コモンカスベ】 エイ目・ガンギエイ科 (写真)

common skete (Raja kenojei)

沿岸の砂地に棲む小型のエイ。

いわき市北部、広野町(20-30km圏)では相変わらず非常に高い値が検出されている。

10月に宮城県と、茨城県でも初めて調査されたが、

宮城県女川湾沖は 5.3 Bq/kg、茨城県鹿嶋市沖では最高 33 Bq/kgだった。

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コモンカスベの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_kasube_graph.pdf」をダウンロード 

【ホウボウ・カナガシラ・コチ】 カサゴ目・コチ亜目・ホウボウ科、コチ亜目・コチ科

red gurnard (Chelidonichthys spinosus) : ホウボウ

red-whiskered bulbul (Lepidotrigla microptera) : カナガシラ

flathead : コチ

ホウボウ、カナガシラは水深100-200mのやや深い海底に棲息するが、マゴチ、メゴチは

沿岸の浅い砂泥底に棲息する。 とりあえず、ここではコチ亜目の魚としてひとまとめに

している。

暫定基準超えは出ていないが、福島県内では、やや高いセシウム値になっている。

(福島県では、12月は調査がなかった。)

茨城県でも、ホウボウで 134 Bq/kgを検出している。

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ホウボウ・カナガシラ・コチの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_houbou_graph.pdf」をダウンロード

【ニベ・シログチ(イシモチ)】 スズキ目・ニベ科 

drumfish / nibe croaker (Nibea mitsukurii) : ニベ

drumfish / white croaker (Pennahia argentata) : シログチ(イシモチ)

福島県沖のニベは比較的高い値だが、徐々に低下しているように見える。

興味深いのは、近縁種で、生息域もそれほど違わないシログチ(イシモチ)の数値は

全て80 Bq/kg以下にとどまっていて、明らかに差があることだ。

この理由のわかる方はご教示ください。

111231_nibe_graph

ニベ・シログチ(イシモチ)の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_nibe_graph.pdf」をダウンロード

【フグ・カワハギ】 フグ目・フグ科、フグ目・カワハギ科 

puffer fish / globefish and filefish

はっきりしないが徐々に下がっているようにも見える。だとすれば、本当の汚染ピークは

5~6月頃の調査のなかった時期なのかもしれない。こういうのは後味が悪い。

茨城県沖の最高は11/28採取のショウサイフグ 70 Bq/kg。

カワハギ・ウマズラハギでは、検査数は少ないが、高い値は出ていない。

111231_fugu_graph_2

フグ・カワハギの検査結果一覧→ 「111231_fugu_graph.pdf」をダウンロード

【アナゴ】 ウナギ目・アナゴ科 

conger eel

徐々に上昇したが、いわき市では7月以降は100Bq/kg前後で平衡状態にあるようだ。

底魚だが、それほど高い値にはなりにくいようだ。

茨城県沖の最高値は、10/19北茨城市沖採取の 43 Bq/kg。

111231_anago_graph

アナゴの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_anago_graph.pdf」をダウンロード

【マダイ・チダイ・クロダイ】  スズキ目・タイ科

tai / red sea bream (Pagrus major) : マダイ

crimson sea bream (Evynnis japonica) : チダイ

Japanese black porgy (Acanthopagrus schlegelii) : クロダイ

マダイ・チダイはまだ最高でも100 Bq/kg程度。9-10月にかけては横ばい。

クロダイは7例しか検査がないが、ほかの2種よりやや高めであることがわかる。

おそらく生息域がほかの2種より浅い場所だから高いのではないだろうか。

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マダイ・チダイ・クロダイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_madai_graph.pdf」をダウンロード

【マトウダイ・カガミダイ】 マトウダイ目・マトウダイ科

John Dory (Zeus faber) : マトウダイ

Dory (Zenopsis nebulosa) : カガミダイ

浅場でも見られる魚だが、マトウダイは水深50~150m位、カガミダイは水深200~300m

位が主な生息域。 福島県沖ではやや高めで、300 Bq/kg台のものも見つかっている。

茨城沖でも上昇傾向にあり、12/28北茨城市沖採取のマトウダイは 71 Bq/kg。

寒くなりシーズンを迎えた魚だが、今後の推移に注意。

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マトウダイ・カガミダイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_matoudai_graph.pdf」をダウンロード 

【アイナメ】 アイナメ:カサゴ目・アイナメ科、 エゾイソアイナメ:タラ目・チゴダラ科

greenlings (Hexagrammos otakii) : アイナメ

morid fish (Physiculus maximowiczi) : エゾイソアイナメ

注: 両者は全く別の魚(カサゴ目、タラ目)ですが、今のところCs濃度の推移が

  同じようなトレンドなので、ひとくくりに扱っています。

比較的浅い岩礁に棲息する魚。7月以降、メバル、コモンカスベと並んで非常に高い値が

出ている。

福島県沖では、ずっと高い値のまま平衡状態にあるようだ。

ドンコ(エゾイソアイナメ)は、茨城から三陸にかけての冬の味覚だが、福島・茨城では

もう少し様子を見た方がよさそう(2県からは現在出荷されていない)。

111231_ainame_graph

下図は、茨城県以南のグラフ。 暫定基準を超えるサンプルは9月に1件見つかっただけだが、

茨城県沖ではまだ上昇傾向にある。ポピュラーな釣魚だが、食べるのはほどほどに。

111231_ainame_graph2

アイナメの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_ainame_graph.pdf」をダウンロード 

【メバル・カサゴ・ソイ】 カサゴ目・フサカサゴ科

rockfish and scoorpionfish

アイナメ、コモンカスベ同様、現在非常に高い値が検出されている魚。こちらは岩礁帯の藻場に生息する。

日立市沖でも9/15採取から 114 Bq/kgが検出された。

福島県沖では、夏以降ずっと高い値のまま平衡状態にあると思われる。

(追記) 宮城県 金華山沖 1/20採取のクロソイは、230 Bq/kghttp://goo.gl/2xnXf

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メバル・カサゴ・ソイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_mebaru_graph.pdf」をダウンロード 

【アンコウ アンコウ目・アンコウ科

anglerfish

水深500mくらいまでの深海に棲息する。7~8月は禁漁だが、4~6月も禁漁区が設定

冬場のアンコウ鍋は北茨城の名物だが、茨城県沖のサンプルは最高 73 Bq/kg。

めったに食べるものではないから、それほど気にする必要はないだろう。

肝のセシウム濃度は身よりも低い。

111231_ankou_graph

アンコウの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_ankou_graph.pdf」をダウンロード 

(参考) 「アンコウ」 (茨城県水産試験場)

ここでの集計には入れてないが、グリーンピースの流通品調査(12/14)で、兵庫県産の

  アンコウから 16.2 Bq/kgが検出されている。兵庫県の日本海側でもアンコウは採れるが、

  ほんとうに日本海のアンコウにそんな汚染があったのか、産地表示が違うのかは不明。

【キンメダイ・キチジ・アカムツ 

これらは、大陸棚のやや深いところに棲息する魚。

何れも、あまり高い値は出ていないので、一覧表だけ示す。

但し、福島や茨城の検査数は少ない。

111231_kinmedai_graph

キンメダイ・キチジ・アカムツ等の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_kinmedai_graph.pdf」をダウンロード

【カタクチイワシ】 ニシン目・カタクチイワシ科

Japanese anchovy (Engraulis japonica)

7月にいわき市沿岸で採取したプランクトンから 669 Bq/kgの放射性セシウムが検出されたが、

イワシのようなプランクトン食の魚の検査はわずかしか行われていない。

8/8小名浜沖は 144 Bq/kg。プランクトンよりも低い値しか見つかっていない。

プランクトンの値が高かった場所は局所的で、ある程度回遊する成魚はそれほど高い値に

ならないのかもしれない。

カタクチイワシ中のセシウム値はだいぶ下がってきた。現在は、福島沖で30Bq/kg程度、

茨城沖で10Bq/kg程度、千葉沖では5Bq/kg以下にまで下がっている。

カタクチイワシは大型魚の食餌として生態系の中で重要だが、仮に大型魚で10倍濃縮が

進むとしても、茨城沖の大型魚は 100 Bq/kgに達しないことになる。

(カタクチイワシ「だけ」を食べると仮定した場合なので、実際は異なる。)

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カタクチイワシの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_katakuchi_graph.pdf」をダウンロード 

(参考)「カタクチイワシの漁況予報」(12/19千葉県) 「report_23-33.pdf」をダウンロード

【マイワシ】 ニシン目・ニシン科

Japanese pilchard / Japanese sardine (Sardinops melanostictus)

マイワシの水揚げが多い(日本一)銚子で、検査例が多いが、11月以降はがくんと検査数が

減っている。何か事情があるのだろうか?

福島県では10月になってようやく調査が行われた。茨城沖の調査も、10月以降だいぶ

検査例が増えてきた。傾向としてはこれまでとあまり変わらず、横ばい状態。

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マイワシの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_maiwashi_graph.pdf」をダウンロード 

【サバ】 スズキ目・サバ科

chub mackerel (Scomber japonicus)  : マサバ

blue mackerel (Scomber australasicus) : ゴマサバ

どのエリアでも夏以降ずっと低下傾向にあり、最近はほぼ 20Bq/kg以下におさまっている。

サバは肉食性だが、プランクトン食の比重が高いということなのだろうか?識者の説明を聞きたいところだ。

アジの数値が、横ばい~やや上昇傾向にあるのとは対照的だ。

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マサバ・ゴマサバの検査結果一覧→ 「111231_saba_graph.pdf」をダウンロード 

【アジ】 スズキ目・アジ科

Japanese jack mackerel / Japanese horse mackerel (Trachurus japonicus) : マアジ

amberfish (Decapterus maruadsi ) : マルアジ

brownstriped mackerel scad (Decapterus muroadsi ) : ムロアジ

福島県では夏以降横ばいで、平衡状態にあると思われる。

ほかのエリアでは、はっきりしないが、そろそろ上昇も落ち着いてきたように見える。

千葉県沖の最高値は 53 Bq/kg。 また、宮城県の流通品からは 120 Bq/kgを検出している。

11/15宮城県追波湾(おっぱわん)沖採取は 60 Bq/kg。茨城県沖の秋以降の最高は 54Bq/kg。

サバの数値が低下する一方、アジの数値が下がらないのは、食性が違うためだろうが、

はっきりしたことはわからない。

111231_aji_graph

マアジ・マルアジ・ムロアジの検査結果一覧→ 「111231_aji_graph.pdf」をダウンロード 

【サンマ】 ダツ目・ダツ上科・サンマ科

Pacific saury / saury pike (Cololabis saira)

ほとんど北海道太平洋沖のものしか検査例がないが、9月以降のサンプルは、全てND

もしくは 1 Bq/kg以下となっている。

(「銚子産」の実際の捕獲海域も、北海道沖かもしれない。)

サンマは北から南に南下するので、東北沖で捕獲されたものもおそらく値は低いだろう。

漁業団体は、第1原発の半径100km以内でのサンマ漁の自粛を決めていたが、

11/16日経MJによると、100kmより外側でも、宮城・福島県境以南の操業禁止を10月に

決めているそうだ。

11~12月公表分で、福島沖、茨城沖のサンプルがいくつか出ていて、全てNDとなっているが、

これらは調査目的の捕獲なので出荷されていない。

111231_sanma_graph

サンマの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_sanma_graph.pdf」をダウンロード

「サンマ(googleマップ」 (10/1~ @shanghai_ii さん)

111110_sanma_map

@shanghai_ii さんのツイート(10/22)

サンマのセシウムマップ http://goo.gl/kFQx6 10/21公表分まで。
8月以来全国さんま漁協の公表はND続きでしたが、10/11に0.4、10/20に0.81と2回検出。
まだ1Bq/kg行ってないので、心配は無いと思う。サンマは少しずつ南下中。

サンマはこのあと関東沖まで南下して流れ藻に産卵するらしい。
その後、春から夏に北上する。
7月~8月に北海道沿岸で検出(1.56~12.02)されたものはこの北上直後でしょう。

今のところ南下組からは殆ど検出されてないんで、ほぼ南下組は2年生と思う。
北上組はベーリング海へ向かったんとちゃうかなあ(想像です)。
そうそう、7月北上組と思われるものは、他に北海道はるか沖で7月に
水産総合研究センターが3体検出(11~20)してます。

【スズキ】 スズキ目・スズキ亜目・スズキ科

Japanese sea perch / Japanese sea bass (Lateolabrax japonicus)

スズキのセシウム濃度はまだ上昇中。やはり大型魚のピークはこれからなのだろう。

9/26ひたちなか市沖は 321 Bq/kg、茨城県沖のサンプルも100Bq/kgを超える割合が

高くなってきた。12/8仙台湾採取のサンプルも75Bq/kgと高くなってきている。

銚子以南では25Bq/kg以下におさまっていて、東京湾のサンプルは現在10Bq/kg程度。

トレンドがつかみにくいが、移動量の多い大型魚だから、数字がばらけるのは仕方がない。

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スズキの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_suzuki_graph.pdf」をダウンロード 

【ブリ・カンパチ】 スズキ目・アジ科

Japanese amberjack / yellowtail (Seriola quinqueradiata) : ブリ

Greater amberjack / ruderfish (Seriola dumerili) : カンパチ

9月以降、岩手県でたくさん検査されるようになった。

9/26宮古市沖(ブリ) 105Bq/kg、10/4館山(カンパチ/流通品) 50 Bq/kg、

10/24江ノ島地先(カンパチ) 59 Bq/kg、10/27宮城県(流通品) 60 Bq/kg など、

泳力のある大型魚の場合、汚染海域でなくとも、一定の割合で、汚染地域と同レベルの

ものが検出される。

11/18南相馬市小高沖のブリは270Bq/kgと高い数値だった。

尚、12月は茨城を除き検査数が少なく、福島県の検査は1件もなかった。

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ブリ・カンパチの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_buri_graph.pdf」をダウンロード 

【サケ】 サケ目・サケ科

chum salmon (Oncorhynchus keta) :シロザケ(いわゆる「サケ」)

Coho salmon / Silver salmon  (Oncorhynchus kisutsh) :ギンザケ

pink salmon / humpback salmon  (Oncorhynchus gorbuscha) :カラフトマス

5/19に北海道太平洋沖で 77 Bq/kgが検出されたが、これは4~5月頃の高濃度汚染水の

影響を受けた個体がたまたま捕獲されたのだろう。

しかし、秋以降、ギンザケ以外のサケは、ほぼNDとなっている。

阿武隈川や、真野川のような淡水魚の汚染が激しい川で採取されたサケもほぼNDだった。

産卵のために遡上するサケは餌を取らないので、やはり影響はほとんどないようだ。

一方、ギンザケからは、100Bq/kg程度のものも見つかっている。ギンザケは日本には

天然には棲息しない北洋のサケだが、成長が早いため養殖の対象となっている。今回、

南三陸町などのいけすで養殖されていた数十万匹のギンザケが津波で流失し、今年は

宮城県などでたくさん捕獲されるようになった。汚染された個体は、福島沖を回遊したのだろう。

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サケの検査結果一覧(xls)→ 「111231_sake_graph.pdf」をダウンロード

【メジマグロ(クロマグロ幼魚)】 スズキ目・サバ科

young of Pacific Bluefin tuna (Thunnus orientalis)

メジマグロは20kgくらいまでのクロマグロの幼魚。主に夏から秋に沿岸で捕獲され、

レジャー釣りの対象にもなっている。

おおむね 30 Bq/kgくらいで、最高でも 41 Bq/kg。但し沿岸に棲むため、沖合いのマグロ

よりは高い値となっている。

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メジマグロの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_mejimaguro_graph.pdf」をダウンロード

【マグロ・カツオ・カジキ スズキ目・サバ科、 スズキ目・マカジキ科、 スズキ目・メカジキ科

Pacific Bluefin tuna (Thunnus orientalis) : クロマグロ

bigeye tuna (Thunnus obesus) : メバチマグロ

yellowfin tuna (Thunnus albacares) : キハダマグロ

albacore (Thunnus alalunga) : ビンナガ

skipjack tuna (Katsuwonus pelamis) : カツオ

striped marlin (Kajikia audax) : マカジキ

Swordfish (Xiphias gladius) : メカジキ

(注:11/2いわき市沖捕獲のクロマグロ 26Bq/kgは、メジマグロに訂正しました。)

春先はやや高い数値のものもあったが、7月頃いったん低くなり、その後また上昇に

転じている。

マグロよりカツオのほうが高めだが、カツオは夏に三陸まで北上し、秋に南下する(戻りガツオ)

ことと、沿岸での捕獲分もあるためではないだろうか。

(捕獲位置をマッピングすれば判るかもしれないが、位置のわからないものも多い。)

沖合の海水(海面)の放射性セシウム濃度は実測ではせいぜい0.2 Bq/Lにも達しないが、

大型魚で100倍に濃縮されるとすれば、20Bq/kg程度に達することになる。

また、カタクチイワシの放射性セシウム濃度は、銚子沖で 3 Bq/kg程度なので、これを

捕食したマグロで10倍に濃縮されると考えると、30Bq/kg程度に達することになる。

今のところほとんど15Bq/kg程度におさまっているが、グラフを見ると、秋以降はNDのものが

少なくなっていることがわかる。本州の東500kmの沖合採取のサンプルも10~15Bq/kgに達しており、

広く汚染が拡散していることがわかる。

15Bq/kgのカツオを100g食べても 1.5Bq/kgにしかならないので、神経質になる必要はないと思うが、

水口憲哉さんの主張するように「子どものためには10Bq/kgのものを選ぼう」ということに

なると、これらの魚は買うことができなくなってしまう。

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マグロ・カツオ・マカジキの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_maguro_graph.pdf」をダウンロード

(参考) 「カツオ」 (茨城県水産試験場)

「カツオ・マグロ類(googleマップ)」 (6/22~ @shanghai_ii さん)

bonitos and tunas

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【マダラ】 タラ目・タラ科

Pacific cod (Gadus macrocephalus)

9月以降、三陸より北でたくさん検査されているが、8/21登別市沖 43 Bq/kg、9/6青森県(流通品) 79 Bq/kg、

9/13北海道(流通品) 87 Bq/kg、9/26岩手県洋野町沖 82 Bq/kg、10/2三沢沖 62 Bq/kg、

10/30久慈市沖 89 Bq/kg、10/30三沢沖 85 Bq/kg、11/15金華山沖 66Bq/kg、11/18釜石市沖

61.8 Bq/kgなど、数十Bq/kg台のものがたくさん見つかっている。

これは、福島沖のマダラが回遊によって移動したのだろう。

また、茨城沖のサンプルも、現在 100Bq/kg前後ある。

(追記)宮城県沖(金華山以北)1/17採取のマダラから、140 Bq/kgの放射性セシウムを検出。

  http://goo.gl/2xnXf 三陸以北のマダラからも 100 Bq/kg超がついに出てしまった。

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マダラの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_madara_graph.pdf」をダウンロード

下表は、「筋肉部と内臓部のセシウム値」 (セットでデータのあるもの)

  (9/1~11/30公表分、両方ともNDのデータは除外)

マダラの肝臓は、筋肉部に比べてだいぶ低いことがわかる。

鱈の肝は脂肪が多い(50%位)ためだろうが、それ以上に差がある。

Suisan_kanzou

【スケトウダラ】 タラ目・タラ科

Alaska pollack (Theragra chalcogramma) : スケトウダラ

スケトウダラのサンプルは、茨城沖で40Bq/kg以下、宮城以北では34Bq/kg以下におさまっていて、

マダラよりも明らかに低い。スケトウダラはあまり移動しないためなのだろう。

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スケトウダラの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_suketou_graph.pdf」をダウンロード

【アワビ】 原始腹足目・ミミガイ科

abalones

アワビは海藻を食べるため、セシウム値が高くなりやすい。

5~6月頃は高い数値だったが、どのエリアでも順調に下がっていて、高止まりしたまま

下がらなくなったホッキガイとは対象的だ。岩礁に棲むから、底泥の影響を受けにくい

ということなのだろうか?

茨城県沖の調査が9/11を最後に行われていないのは残念だ。

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アワビの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_awabi_graph.pdf」をダウンロード 

【カキ・イガイ(ムール貝)】 ウグイスガイ目・イボタガキ科 、イガイ目・イガイ科

oysters and moules

5~6月頃いわき市では高い汚染状況だったが、徐々に下がっている。

8/1を最後に、いわき市・茨城北部での検査例がないので、状況がはっきりしない。

仙台湾の養殖カキは、1例(4 Bq/kg)を除き全てNDとなっている。

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カキ・イガイ(ムール貝)の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_kaki_graph.pdf」をダウンロード

【サザエ・ツブ貝】 古腹足目・サザエ科(サザエ)、 腹足綱 (ツブ貝)

turban shell and whelks

ツブ貝は1件(3.6 Bq/kg)を除き、全てNDとなっている。 シライトマキバイ(灯台ツブ)は、

水深200~400mの深い海に棲息する肉食性の貝で、茨城県の重要な水産物。

サザエは浅い岩礁に棲む貝で、海藻を食べるので、福島周辺にいれば汚染されていた

可能性が高いが、サザエの分布域は暖かい房総以南の海なので、影響はなさそうだ。

千葉以南の検査例では、サザエは全てNDとなっている。

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サザエ・ツブ貝の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_tsubu_graph.pdf」をダウンロード

【アサリ・ハマグリ】 二枚貝綱・マルスダレガイ科

Manila clam (Ruditapes philippinarum)  : アサリ

(Meretrix lamarckii) : チョウセンハマグリ (「鹿島灘はまぐり」もこれ)

(Gomphina malanegis) : コタマガイ

福島~茨城北部では、相馬市の2件しか検査例がない。

ポピュラーな海産物なのに検査が行われないのは謎。

コタマガイは仙台湾で年間170tほど水揚げがある貝。名取市・閖上の漁業施設は津波で壊滅したが、

10/23日に1隻の漁業が再開され、コタマガイ100kgを水揚げしたという報道があった。

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アサリ・ハマグリ・コタマガイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_asari_graph.pdf」をダウンロード

【ホッキガイ】 バカガイ上科・バカガイ科 (正しい種名はウバガイ)

Sakhalin surf clam (Pseudocardium sachalinense)

いわき市では5~6月頃は高い数値だった。いわき市での値はゆっくりと低下してきたが、

9月頃からあまり下がらなくなった。初期の高濃度汚染水による影響はすみやかに減ったが、

底質の汚染が下がらないため、秋以降は100~200Bq/kg程度で平衡状態にあるようだ。

ホッキガイは底魚の今後を占う上で重要な指標だろう。

尚、福島~宮城県亘理にかけて、「ほっき飯」が郷土料理だそうだ。

(追記) 宮城県 亘理地先 12/9採取のホッキガイは 30 Bq/kg。 http://goo.gl/2xnXf

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ホッキガイの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_hokkigai_graph.pdf」をダウンロード 

【その他二枚貝】 

Bloody clam (Anadara broughtoni)  : アカガイ (フネガイ目・フネガイ科)

Japanese scallop (Mizuhopecten yessoensis) : ホタテガイ (イタヤガイ目・イタヤガイ科)

Northern great tellin (Megangulus venulosa) : サラガイ(シロガイ) (マルスダレガイ目・ニッコウガイ科)

freshwater clam (Corbicula japonica) : ヤマトシジミ (マルスダレガイ目・シジミ科)

11/7 福島沖(広野町沖約8km/F1から20km圏)のホタテガイは 19 Bq/kg。

ヤマトシジミは、茨城県涸沼川で、継続的にサンプル調査されているが、9月以降は

10 Bq/kg以下に下がっている。

また、阿賀野川河口付近のシジミからも 5 Bq/kgの放射性セシウムが検出されている。

阿賀野川の上流は、会津地方なので、川によってセシウムが移動したのだろう。

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アカガイ・ホタテガイ・サラガイ・ヤマトシジミの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_akagai_graph.pdf」をダウンロード

【イカ】  頭足綱・十腕形上目

cuttlefish / squids

7月以降は福島県内でもほとんどNDになっていて、イカの安全性は高い。

但し、福島県の検出限界は、Cs各8 Bq/kg程度なので、福島件沖では数Bq/kg程度はあるかもしれない。

イカの肝臓は、銀を海水の数百万倍に濃縮することが知られており、福島周辺のイカの肝臓は

放射性銀 Ag-110mをある程度含んでいると思われるが、Ag-110mの検査は行われていない。

(海底土に Ag-110mが微量含まれることは、文科省などで調査されている。)111231_ika_graph

イカの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_ika_graph.pdf」をダウンロード

【タコ】 頭足綱・八腕形上目・タコ目

octopus

イカと同様、7月以降は福島県沖でもほとんどNDになっている。 タコもリスクは小さい。

ときどき20~30Bq/kgのものがあるのは、汚染魚を捕食したあとだからだろうか?

但し、福島県の検出限界は、Cs各8 Bq/kg程度なので、福島件沖では数Bq/kg程度はあるかもしれない。

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タコの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_tako_graph.pdf」をダウンロード

【エビ・カニ・アミ】 甲殻類

shrimps and crabs

サンプル数が少ないので断言はできないが、甲殻類の放射性セシウム濃度は順調に

低下しているようだ。11月以降はほとんどがNDとなっている。(但し、福島県の検出下限は

Cs各8Bq程度なので、福島県沖では数Bq程度はあるかもしれない。)

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エビ・カニ・アミの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_ebi_graph.pdf」をダウンロード

【ウニ】 棘皮動物門・ウニ綱

sea urchin

ウニは海藻を食べるため、数値が高くなりやすい。

いわき市のサンプルは、ずっと200 Bq/kg以上で横ばい状態にある。

おそらく、食餌である藻類のセシウム濃度が下がらなくなっているためなのだろう。

茨城県では7/11を最後に調査が行われていない。

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ウニの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_uni_graph.pdf」をダウンロード 

【ナマコ・ヒトデ】 棘皮動物門・ナマコ綱 、棘皮動物門・星形動物亜門・ヒトデ綱

sea cucumber and starfish

5月始めのいわき市北部採取(グリーンピースの調査)で 1,000 Bq/kg以上のものが見つかったが、

その後はいわき市でも 30 Bq/kg程度におさまっている。グリーンピースの調査がなければ

調査は空白のままで、こうした状況を確認することはできなかった。

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ナマコ・ヒトデの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_namako_graph.pdf」をダウンロード

【コンブ・アラメ】 褐藻綱・コンブ目・コンブ科(マコンブ)、コンブ目・Lessoniaceae科(アラメ)

kelp / tangle(weed) / kombu (Laminaria japonica) : コンブ

sea trumpet (Eisenia bicyclis) : アラメ

他の海藻同様、福島周辺では非常に高く汚染された。いわき市のアラメのセシウム濃度は

秋以降あまり下がらなくなっており、平衡状態にあると思われる。

(福島県の調査では、海藻の中では、アラメだけが継続的に調査されている。)

岩手以北のコンブは、乾燥品も含めて全てND。

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コンブ・アラメの検査結果一覧 → 「111231_arame_graph.pdf」をダウンロード

【ワカメ】 褐藻綱・コンブ目・チガイソ科

wakame seaweed (Undaria pinnatifida) : ワカメ

(Alaria crassifolia) : チガイソ

福島県では秋以降の検査がないので、現在の状況はわからない。

ワカメの旬は春先なので、今は調査しないのかもしれないが、科学としては疑問。

(注: 5/21北茨城市 44 Bq/kgは「乾燥ワカメ」なので実際の数字はもっと低い。)

1/30 水産経済新聞社(@SuikeiNews)より:

【三陸ワカメ】JF全漁連共販の初入札が気仙沼のJFみやぎのわかめ流通センターで

2月28日に開催される見通し。全体の生産量は例年よりは少なくなり、その中では

比較的生が多くなる見通し。

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ワカメの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_wakame_graph.pdf」をダウンロード (12/31公表分まで)

ワカメの検査結果一覧(pdf)→ 「120331_wakame.pdf」をダウンロード (3/31公表分まで)

【ノリ】 褐藻綱、紅藻綱、緑藻綱

laver / nori

生ノリは全てNDだが、乾ノリからは、最高 27 Bq/kgが検出されている。

金田・大佐和・久津間・木更津・富津は、いずれも東京湾(木更津市・富津市)の漁場。

20Bq/kgと聞くとちょっとあるように感じるが、乾燥品なので食べる量で考えればごく微量。

そこの評価は冷静に。

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ノリの検査結果一覧(pdf)→ 「111231_nori_graph.pdf」をダウンロード 

【その他の海藻】 褐藻綱、紅藻綱、緑藻綱

other seaweeds

5月初めのグリーンピースの調査では非常に高い値が出たが、10月にはいわき市周辺

でも、100 Bq/kg台になっているようだ。 しかし海藻を食べる生物の値はだいぶ高くなる

だろう。

福島、茨城以外はほとんどNDとなっている。

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その他海藻の検査結果一覧(pdf)→ 「111231_hijiki_graph.pdf」をダウンロード

【アユ】

阿武隈川(福島市、伊達市)は、9月まで高い値が出続けているが、

いわき市の鮫川や夏井川では、秋までにはだいぶ数値は低くなった。

那珂川、久慈川、鬼怒川など、大きな川はやはりなかなか下がらないようだ。

「アユのセシウムの放射能濃度(2011年)(googleマップ)」

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アユの検査結果一覧(2011年) (xls)→ 「ayu.xls」をダウンロード

【ワカサギ】 

芦ノ湖、野尻湖、岩洞湖(盛岡市)など、セシウム降下の少ない場所でも

数10Bq/kg出ている。

「ワカサギのセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

111115_wakasagi_map

【リンク集】 (最新の図はリンク先を見て下さい)

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(1)3月~6月(googleマップ)」

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(2)7月~8月 (googleマップ)」

Tansuigyo_2

「天然淡水魚 (googleマップ)」 (7/23 shanghai_ii さん)

Tennentansuigyo_3

阿武隈川の天然淡水魚(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

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阿賀川水系の天然淡水魚(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

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阿賀川と阿武隈川のアユ(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

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全水系のアユ、ヤマメ、ウグイ、イワナ(9/20まで) (9/25 @shanghai_iiさん)

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河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(1)4月~7月

河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(2)8月~

Teishitsu_2

海域モニタリングの採取位置(pdf→xlsに変換) 「Kaiiki_chiten.xls」をダウンロード

水産物リンク集 (美山透のサイト)

「福島沖セシウム137拡散モデルのパラメータ推定」 (海洋開発研究機構 3/6公表)

  Cs-137の直接流出量を 5.6PBq と推定(グリッドの細かいJCOPE-Tによる推定)

「東京電力の海底土のデータ 11月分のまとめ」 (12/12 @tsokdbaさん)

Togetter 「ベクミルオフ会参加者の終了後のツイート」 (12/13)

  いわき市のタコ(非流通品)から、若干のAg-110mを検出。

「文科省が発表した最新の海底土のデータ+ETV特集の解説」 (11/28 @tsokdbaさん)

「JAMSTECのシンポジウム(海底土の汚染と海水の汚染の関係について その3)」 (11/21 @tsokdbaさん)

「海底土の汚染と海水の汚染の関係について その2」 (11/11 @tsokdbaさん)

「海底土の汚染と海水の汚染の関係について その1」 (11/8 @tsokdbaさん)

「魚の放射能汚染の現状 11月初旬のまとめ」 (11/4 @tsokdbaさん)

「東京電力が発表した海底土のSrのデータ」 (11/1 @tsokdbaさん)

「フランスIRSNが発表した海洋汚染の内容の仮日本語訳」 (10/31 @tsokdbaさん)

「フランスIRSNが10/26に発表した海洋放射能汚染の解説」 (10/30 @tsokdbaさん)

「東京電力が発表した海底土の汚染状況 3回目の発表」 (10/25 @tsokdbaさん)

「今後の海域モニタリングの進め方」(魚も含む)が発表されました (10/21 @tsokdbaさん)

「2号機から海洋への放射能の流出は3月下旬から始まっていた?」 (10/11 @tsokdbaさん)

水産庁が発表した魚の産地(生産水域名)の表示とは? (10/6 @tsokdbaさん)

「放射能汚染時代の魚の選び方 基準値「500Gq/kg」を疑え!」 (9/25 水口憲哉さん、1/15全文無料公開)

「水産物中の放射能の経過・考察」 (たむらと子供たちの未来を考える会)

「水産物の放射能汚染に関する情報(まとめ)」 (6/14 勝川 俊雄 さん)

「海洋生物にしのび寄る放射能汚染」 (4/14 nature 日本語記事)

「浸透圧に対する海水魚と淡水魚の体の仕組み」 (サントリー「水大辞典」)

(公表データをまとめたページ)

食品の放射能データ検索もどき(実験) (3/21公表以降のデータ)
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/food/ (奥村晴彦さん)

yasaikensaサイトデータ検索もどき(実験)
http://oku.edu.mie-u.ac.jp/yasaikensa/ (奥村晴彦さん)

食品の放射能検査データ ((財)食品流通構造改善促進機構) (2012年4月末まで)
http://yasaikensa.cloudapp.net/

全国の食品の放射能調査データ
http://atmc.jp/food/

食品放射能検査値ボット
https://twitter.com/#!/foodrad_bot
   過去3週間の食品の放射能検査公表値をリプライする非公式ボット。
   [@foodrad_bot 食品名]または[@foodrad_bot 県名 食品名]で話しかけると最大値と
   平均値を自動応答します。
   使い方まとめ: http://togetter.com/li/173970

出荷制限のあった地域と品目(2012/4/5 @parasite2006 さん)
http://goo.gl/w7yWq

(公表元リンク集)

厚生労働省 「食品中の放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/qjngW

   「報道発表資料」 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/ のほうが少し早く掲載される。

厚生労働省 「全国の過去の検査結果」
http://goo.gl/MimVe

   月別のExcelファイル。(更新はやや遅い)

厚生労働省 「食品中の放射性物質の検査について」
http://goo.gl/SwcK1

   日本地図をクリックすると、都道府県別のExcelファイルのリンクがある。(更新はやや遅い)

   右側に出荷制限の一覧、設定・解除の情報がある。

2012/3/12 厚労省 「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」の改正について
http://goo.gl/AawgU

   (2011/8/4 「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」)

水産庁 「水産物についてのご質問と回答(放射性物質調査)」 (2012/4/8更新)
http://goo.gl/yyfca

 水産物の放射性物質の調査結果(xlsで公表-11/1開始)
  http://goo.gl/5JqAp
 (これをほかの表にコピーすると、H列とJ列の間にあるI列「採取日」を見られます。)

  (独)水産総合研究センターによる水産物放射性物質調査結果「海藻編」(PDF)
   http://goo.gl/d9eqt (2011/7/5更新)

  (独)水産総合研究センターによる水産物放射性物質調査結果「魚介類編」(PDF)
   http://goo.gl/hGmka (2011/11/18更新)

  (独)水産総合研究センターによる水産物放射性ストロンチウム調査結果(PDF)
   http://goo.gl/c2o8G (2012/3/9更新)

   水産物の種類毎の放射性物質の調査結果 (2012/3/末までのぶん)
   http://goo.gl/Fr1sy

     分析部位の表記があります。

北海道 「北海道放射線モニタリング総合サイト」
http://monitoring-hokkaido.info/

   「水産物」タブをクリックすると、魚種別に見ることが出来る。全部のcsvデータもある。

青森県 「水産物の放射性物質検査結果」
http://goo.gl/FCXTe

岩手県 「環境放射能に関する情報(福島第一・第二原子力発電所事故関係)」
http://goo.gl/IQNjj

秋田県 「県産農産物等に含まれる放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/Ncdzw

山形県 「県産農畜産物等の放射性物質検査」
http://goo.gl/y0TaZ

宮城県 「放射能情報サイトみやぎ」
http://goo.gl/gFVyR

福島県 「公表日ごとのモニタリング検査結果」(速報)
http://goo.gl/Xxaxb

福島県 「農林水産物モニタリング情報(ふくしま新発売)」
http://goo.gl/MTH3t

福島県水産試験場

   魚介類の検査結果(一覧、魚種別、基準値を超えたもの、傾向、採取位置

   放射性物質の局在性に関する調査結果

   海水・海底土壌の検査結果(一覧、分布図)

   魚介類の餌生物等の検査結果

茨城県 「福島第一原子力発電所事故に伴う県内水産物の分析結果」 (グラフあり)
http://goo.gl/8Ogo6

栃木県 「放射能に関する農林水産物の安全性確認状況」
http://goo.gl/r8k6P

群馬県 「放射性物質に係る県産農産物の安全性」
http://goo.gl/tMI5j

千葉県 「水産物の放射能検査結果」
http://goo.gl/reRTP

東京都 「農畜産物中・水産物等の放射能測定結果」
http://goo.gl/Us4aA

神奈川県 「県内で生産された食品中の放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/kopqq

   神奈川県産水産物への放射能の影響について(Q&A)  (マップあり)
   http://goo.gl/msPqd

   横浜市で実施した食品の放射性物質の検査結果 (Excel)
   http://goo.gl/qfGXY

   川崎港で採取された魚介類の放射能濃度 (2012/3/13)
   http://goo.gl/1vdWV

静岡県 「農畜水産物の放射性物質検査物質検査について」
http://goo.gl/YRJSN

   静岡県 「水産物の放射能検査について」
   http://goo.gl/ja4uP

   「浜岡原子力発電所周辺環境放射能調査結果」
   http://goo.gl/jQ78p

新潟県 「水産物の放射性物質の検査結果」
http://goo.gl/ktF8u

山梨県 「県産農産物の放射性物質検査結果一覧」
http://goo.gl/gq0eX

長野県 「県内産農産品等の放射性物質測定結果」
http://goo.gl/mu0nw

GREENPEACE Japan 「グリーンピース放射能測定室」
http://goo.gl/M5qyN

   「第3回目調査(海洋調査)」(5/26)
   http://goo.gl/sejJW

   「第4回目調査(海洋調査)」(8/16)
   http://goo.gl/ZKwnV

   「第6回目調査(海洋調査)」(9/15)
   http://goo.gl/pnwkI

   「第7回目調査(海洋調査)」(10/5)
   http://goo.gl/TKMHn

   「秋のお魚調査(第1回流通品調査)」(10/20)
   http://goo.gl/dVsKA

   「第8回目調査(海洋調査)」(11/1)
   http://goo.gl/sqwtw

   「冬のお魚調査(第2回流通品調査)」(11/17)
   http://goo.gl/JL7vj

   「冬のお魚調査(第3回流通品調査)」(12/14)
   http://goo.gl/z2JU3

   「冬のお魚調査(第4回流通品調査)」(2/29)
   http://goo.gl/FZRrh

   「魚介類缶詰(第5回流通品調査)」(4/2)
   http://goo.gl/3mL9R

(水産物の移行係数)

「海産物と放射能」-特に海産魚中のCs-137濃度に影響を与える要因について (1999年、笠松 不二男)

海産生物の濃縮係数 (ATOMICA)

Kaisan_noushuku

Sediment Distribution Coefficients and Concentration Factors for Biota in the Marine Environment

(IAEA TECHNICAL REPORTS SERIES No.422)

  海洋における係数Kd(底質の放射能濃度/海水の放射能濃度)

  様々な生物の濃縮係数

北極海に廃棄された核物質の生物濃縮に関する論文 (英文pdf 4p)

  Table2: 様々な生物の、Sr-90、Cs-137、Pu-239+240 の濃縮係数の一覧表

Eco Doses  Improving radiological assessment of doses to man from terrestrial ecosystem

  (北欧原子力安全研究プロジェクト NKS-110 2005年7月) http://goo.gl/6Irxa

  北欧の湖沼における、いろいろな魚の濃縮係数

  Cfs_nordic_lake

  濃縮係数は湖により、かなり差があるが、富栄養湖で低く、貧栄養湖で高い。

  上のグラフの左4種が肉食魚、右4種が非肉食魚で、肉食魚ほうが濃縮係数が高い。

海産生物と放射性物質 (海洋生物環境研究所)

「海産魚におけるCs-137濃度の変動要因」 ( 海生研ニュース72 2001年)

  Kaiseiken72_2

  Kaiseiken72_3

海域に負荷された137Csの影響予測-チェルノブイリ事故前後の資料と経年変動予測式をもとに (海洋生物環境研究所)

原子力百科事典 ATOMICA より

放射性核種の体内移行と代謝 (2001/10)

食品中の放射能 (2004/08)

放射性核種の生物濃縮 (2004/08)

水産生物への微量元素の特異的濃縮 (1998/03)

放射能の河川、湖沼、海洋での拡散と移行 (2003/03)

食品中の放射性銀について教えて下さい (国立保健医療科学院)

「海洋での放射性物質のゆくえを徹底調査する」 (4/21 日下部 正志)

Togetter 「セシウムイオンの生物濃縮について」 (2/7)

Togetter 「勝川准教授がteam_nakagawa「セシウムは生物濃縮しない」発言を批判」 (2/8)

@torii_h さんのツイート(10/15)

[資料] 環境濃縮を気にしてる方が多いと思うので以下に米国のデータを掲載しておきます。
米核施設 Savannah River Site における生物濃縮の調査。出所:米DOE

セシウムの生物濃縮係数: 魚肉max48,000倍。水鳥19,000倍。クワイ20.8倍。
魚は食べるなということ。

http://twitpic.com/4xgn8z http://twitpic.com/4xgnwn

セシウムの生物濃縮係数: キノコ18.4倍。米0.96倍。小麦0.18倍。
穀物は比較的大丈夫だ。

http://twitpic.com/4xgokv http://twitpic.com/4xhwin

ストロンチウムの生物濃縮係数: 魚骨max63,000倍。無脊椎動物max54,000倍。
魚肉48倍以下。水産物はヤバい。

http://twitpic.com/4xhsid

ストロンチウムの生物濃縮係数: 大豆2.51倍。とうもろこし0.15倍。穀物は大丈夫。
http://twitpic.com/4xhsid

以上が米SRS核施設のデータ。他に英再処理施設のデータが少々。チェルノブイリは淡水域のみ。
これしかないのが現実なのでフクシマの水産物・海産物に関して断定的な意見が
出てきたならば学者であれ政府であれ疑ってよいのでしょう。

セラフィールド事故

年次報告書2010 Monitoring our Environment (Sellafield Ltd)

セラフィールド事故は、再処理工場からの汚染なので、PuやAmなどの重い元素が

海洋に放出されたが、福島の原発事故では、そのような元素は(敷地の近傍を除けば)

ほとんど拡散されていないようだ。

セラフィールド沖の観測では、こうした元素は海底からほとんど動かず、長期間経過しても

ほとんど減っていないことがわかる(但しセシウムの話ではない)。

セシウム-137の推移美浜の会

水産物中のCs-137が1/10になるのに、5年くらいかかっていることがわかる。

福島沖の水産物に値段が付くようになるまでに、5年くらい必要かも知れない。

セラフィールド再処理工場からの放射能放出と白血病 (2005年、今中哲二)

(参考) 水産庁が 3/29に開いた説明会→ 「110329_sankei_suisan.jpg」をダウンロード

     このときの資料 「水産生物における放射性物質について」
    110331_keturon

「汚染水を海に流してほんとに大丈夫?お魚を食べても大丈夫?」を子育てママが理解するまで (10/11 pdf)

「どうして放射性物質を海に捨てても生物濃縮の問題にならないの?」 (10/11 pdf)

  「水産生物における放射性物質について」水産総合研究センター森田先生のスライドを理解する。

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コメント

福島民友(12/13) 「河川除染」手つかず 汚染水流入、悩み深い漁協
http://www.minyu-net.com/news/news/1213/news8.html

 「河川は住宅地の除染が進んだ段階で検討する」。環境省が11日、示した除染方法ガイドライン案で、
生活圏の除染が最優先との国の方針が明確となったが、「除染した汚染水は全て川に集まる」と
漁協関係者らの悩みは深い。雨などにより放射性物質の付着した土砂が流入する可能性が高いが、
「今は時期が来るのを待つしかない」。河川除染は先の見えない霧の中にある。

 「河川除染は膨大な費用と労力が必要で、まず生活圏の除染が優先される」。県の除染担当者は
国の方針に理解を示したが、南相馬市の新田川・太田川漁協の湊清一組合長は「川の除染先送りは問題」
と疑問を投げ掛ける。同漁協は今年のアユ漁を中止しており、河川の除染が進まなければ来年の漁にも
影響が出かねない。湊組合長は「川を除染しないままでは自然の生態系に影響し、結果的に人命にも
影響が出る」と早急な対応を望む。

 
東京新聞=共同(12/14) 「調査捕鯨、復興予算で増額 水産庁が23億円」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121401000924.html?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

(写真)
 反捕鯨団体「シー・シェパード」から信号弾を投げられ、炎上する調査船=2月(日本鯨類研究所提供)

 東日本大震災からの復興に向け11月に成立した第3次補正予算に、南極海での調査捕鯨にかかる事業の
経費約23億円が組み込まれていたことが14日、分かった。調査捕鯨の予算はこれまで、年間約5億~9億円。
2011年度は当初の約7億円に今回の約23億円を加えて約30億円と従来の最大6倍になっている。

 予算要求した水産庁は、全国有数の捕鯨基地の宮城県石巻市が大きな被害を受けたことを理由に「調査を
安定的に実施し、石巻周辺の復旧・復興につなげる」とするが、被災地への支援といえるのか疑問視する声が出ている。

 
東京新聞(12/16) 「保安院 海への汚染水 ゼロ扱い」 
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011121690070643.html

 福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、経済産業省原子力安全・保安院は
「緊急事態」を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが本紙の取材で分かった。今後、漏出や
意図的な放出があってもゼロ扱いするという。政府は十六日に「冷温停止状態」を宣言する予定だが、
重要な条件である放射性物質の放出抑制をないがしろにするような姿勢は疑念を持たれる。

 原子炉等規制法により、電力事業者は、原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている
(総量規制)。福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。

 しかし、四月二日に2号機取水口近くで高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、同四日には汚染水の
保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

 これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し、
既に上限値の二万倍を超える。

 試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。

 今月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを
含む水が海に漏れ出した。

 さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが
含まれている。東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討している。漁業団体の抗議を受け、
当面は放出を見送る方針だ。

 保安院は本紙の取材に対し、事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない
「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。

 「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」
とあいまい。

 今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという。

 
お久しぶりです。
今年も、お世話になりました。
また、来年もよろしくお願いします。
しかし、コンタンさんの記事は、すごいですよ。

 
サバは9-10月に北海道沖から南下とありますね→ http://goo.gl/7XOt

実際夏にはうちの近所でも小サバがよく釣れたんですが、秋から全く居なくなりました。アジに比べてサバの値が低下した
理由の1つに、この北海道からの南下組が秋からの中心になったというのは考えられるんじゃないでしょうか。
(でも突飛な値がもうちょっと出ても良さそうにも思うんだけど)。

 
shanghai_ii さま。

北部太平洋のサバ漁は、9月から1月がメインのようですね。
http://www9.ocn.ne.jp/~igkaiyo/makiami.htm

ただ、北海道から沿岸を通って茨城、房総、伊豆諸島に達する群れは、福島沖を通過することになるので、
もう少し値が高くなるのでは、という考え方もできるでしょう。

こんなことを言うと漁師さんに怒られるかも知れませんが、まぁ、いろいろ謎が多いほうが、面白いと言えば面白い…。

 
1/18 「日経MJ」 「漁業水域表示 西友、月内170店で」

 食品スーパーの間で鮮魚の漁獲水域を表示する動きが広がっている。いなげやが16日から首都圏の全店で始めたほか、
西友も13日から一部店舗に導入し、順次拡大する方針。東京電力福島第1原子力発電所事故に伴い
消費者の食品の安全性に対する不安が高まっていることから、表示を徹底し需要を取り込む。

 いなげやは16日から127店で、回遊魚や沿岸付近で取れた魚介類の漁獲水域をパックに印字する取り組みを始めた。
水産庁が昨年10月に通知した水産区分に沿った内容で、対象の水産物は当日の仕入れ状況により異なるが、
サンマやアジ、貝類など約10種類程度になる見通し。

 西友も13日から関東の一部の店舗で表示を始めた。月内をメドに関東と東北地方の店舗170店に広げる。
サンマやカツオなど確認の取れた魚種から表示を開始。合わせて漁獲水域を表示したボードも店頭に設置する。

 水産庁は昨年10月上旬、千葉県以北の太平洋で取れた水産物について、水域を示すよう漁業関係団体に通知。
大手スーパーではイオンとイトーヨーカ堂が11月、茨城県が地盤のカスミも12月下旬から水域表示を始めた。
原発事故を受け詳細な産地情報の開示を求める消費者は多く、今後もスーパーの間で導入の動きが広がりそうだ。

 
すごくよくまとまっていて、わかりやすいです。アイナメとエゾイソアイナメは、全く別の魚なので一緒になっていると違和感があります。
エゾイソアイナメが、いわゆるアイナメと違うんですよね。名前がまぎわらしいですね。

 
さかなや さま。 ご指摘ありがとうございます。

アイナメとエゾイソアイナメが目からして違うことは、11月に学名を記載したときに気づきました。
(それまではてっきり近縁種かと思っていました。) 

但し、Cs濃度の推移は今のところ同じようなトレンドなので、同じような傾向が続くうちは、
一つのグラフで行こうと思っています。(学術論文ではなく、一般の人に情報を伝えるためですので。)
でも、このことについては、注記を追加しました。

但し、マダラとスケトウダラは近縁種でもグラフを2つに分ける、クロダイの数字が高い様子を示すなど、
ちょっとづつ改良は進めています。

また気になる点などありましたら、ご教示頂けるとありがたいです。 今後もよろしくお願いします。

 
詳しい考察ありがとうございます。とても勉強になります。

福島原発由来の海洋汚染は海底土、そして沿岸流で徐々に南側に広がってきてるんですね。

海水は数値で考えれば安心していいのでしょうか?
自分は趣味でマリンスポーツをしているのでちょっと不安です。

砂浜で海水と砂が混ざっている所はまた違ってくるのでしょうか?

多少なら海水を飲んでしまっても大丈夫なんでしょうか?。

 
ウィンドサーファー さま。

結論から言えば、茨城のマリンスポーツで気にするほどの状況は何もないと思います。
釣りをやって食べる場合はちょっと考えなければならない所ですが…。

茨城の海のモニタリング調査はこちらに出ています。
http://www.env.go.jp/jishin/monitoring/result_pw111202.pdf

水そのものは、海でも川でもNDです。
底質については、海よりも、河川の汚染の方が激しいことがわかります。
(海でも、河口の近くはやや高めになるでしょう。)

海水・海浜の汚染がいちばん激しかったのは、4月頃です。
その後、浅い所の汚染は沈降・拡散で薄くなり、現在は底に沈んだものからの
再拡散がメインになっていると思われます。

こちらは、福島県内の水浴場の調査です。海水浴場は勿来だけが調査されています。
http://radioactivity.mext.go.jp/ja/monitoring_by_Fukushima_bathing_water/

昨年6月の勿来の海水は、 13 Bq/L くらいあったことがわかります。
8月の勿来でも、海水から 3 Bq/L 弱くらいはCsが検出されていて、
飲料水の新基準より低いとはいえ、若干は汚染があることもわかります。

 
コメントありがとうございます。

いつも茨城の海で入っているのでちょっと安心しました。
目にも見えない、臭いも無い、何年後かに何かあったらどーしよう?

海に入る人間として放射能に対する不安は人一倍ありました。
ウワサでは波が割れた時の泡の中に比重の軽いプルトニウムが大量にあるとか聞いたんで少しびびっていました(-_-;)。

原発事故直後の政府や東電の国民への対応からどーしても疑心暗鬼になってしまっている人達も多いと思います。

悲しい現実ですが、起きてしまったことは戻せませんし、今後はキチンと正確な情報を迅速に公開していくことが
国民からの信頼を回復する唯一の方法だと思います。

専門的な言葉や数値を解りやすく伝えてくれているコンタンさんには本当に感謝しています。

海だけではなく山や川など、これからの子供達に残してあげなくてはいけない自然という財産を
人間はしっかりと見守って回復させる義務があると思います。

今後は放射能を取り除く方法や研究にも期待したいです。
これからもブログ拝見させていただきます♪

 
1/22 東京新聞 「ホウ酸除去 東電動かず」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012012202000024.html?ref=rank

 福島第一原発の高濃度汚染水を処理した水で、核分裂が連鎖的に起きる臨界を防ぐため投入された化学物質のホウ酸が
問題視されている。放射性物質を含む処理水は、敷地内のタンクで蓄えきれなくなりつつある。海への放出を迫られることも想定し、
これ以上環境を汚さないよう最大限の努力をするのが当然。一方、ホウ酸も有害だが除去は容易にできる。しかし、東京電力は
濃度が低いとして、対策に乗り出す気配を見せていない。(深世古峻一)

 現在、福島第一に用意された十四万トン分の処理水タンクは、三月中には満杯になる見込み。東電は新たに四万トン分の
タンクを準備中だが、増設には限りがある。東電は「安易な海洋放出はしない」としているものの、放出の可能性は否定していない。

 ホウ酸は人が吸い込むと吐き気や下痢などの症状が起きる。処理水に溶け込むホウ酸は百五トン。ゴキブリ駆除に使われる
ホウ酸団子に換算すると、約二百十万個分の量だ。仮に海洋放出となると、漁業関係者の理解を得るにはあまりにも多い。

 だが、除去は簡単だ。金沢大学医薬保健学域の太田富久教授(生命科学)によると、ホウ酸は陽イオンと陰イオンが
引っ付き合う性質を利用して除去できるという。

 使うのは直径一ミリほどの小さな粒状になったイオン交換樹脂(陽イオン)。ホウ酸(陰イオン)が混じった水に投入したり、
樹脂を筒に詰め、水を通せばホウ酸が吸着される。

 樹脂も特殊なものではなく、水道水の浄化剤などとして市販されており、一キロあたり千五百円程度で入手が可能。
工場用など大型のろ過装置もある。

 だが、東電の反応は鈍い。担当者は「低濃度なので除去する必要はない」を繰り返すのみで、ホウ酸は毒性も弱いとも強調した。

 環境省も「放出となれば水質汚濁防止法の規制をクリアしているのかを確認する必要があるが、今のところ除去が必要な
濃度ではないと聞いている」と静観する構えだ。

 <事故収束で使われた有害物質> 福島第一原発では、ホウ酸のほか、使用済み核燃料プールに金属の腐食を
防止するためのヒドラジン77トンが投入されている。人が触れると皮膚がただれるなどの害はあるが、
酸素と反応しやすいため「1カ月程度でほぼ消滅する」(東電)という。処理水には、骨にたまりやすい放射性ストロンチウムが
除去できずに残っている。

 
1/28 福島民報 「榛名湖ワカサギ氷上釣り見送り 不漁で放射能検査できず」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=21096&blockId=9928317&newsMode=article

 群馬県の榛名湖漁業協同組合(高崎市)は28日、今年の氷上ワカサギ釣りを解禁しないと
発表した。解禁の前提となる魚の放射性物質検査が不漁でできなかったためとしている。

 漁業組合は、8月下旬から20回以上漁をしたが、検査に必要なワカサギ200グラム
(約100匹分)が一度も採取できなかったという。不漁の原因は分かっていない。

 野口正博組合長(63)は「15年以上組合長をやってきて、このような状況は初めてだ」
と話している。

 榛名湖では例年、1月下旬ごろから氷上での穴釣りが楽しめる。暖冬で氷の厚さが
足りなかった年などを除き、県内外から2万人余りが訪れる。

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調査をすれば、赤城大沼と同じように高い値が出る可能性がある。

 
1/28 福島民報
「【食品の放射性物質新基準】「福島の漁業消える」 65種捕れぬ恐れ メヒカリやホシガレイ...」
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/01/post_3119.html

(写真)簡易型放射性物質分析器でサンプルを調べる職員=小名浜機船底曳網漁協
(一覧表)

 県内水産業は、食品に含まれる放射性物質の基準値厳格化に危機感を募らせる。
新基準が導入されれば、現在検査している魚介類の4割超が基準を超える恐れがある。
放射性物質の影響を懸念し、各漁協は原発事故から10カ月余にわたり操業自粛を
続けており、27日に開かれた県漁協組合長会で2月の再開も断念した。「このままでは
福島の漁業が消える」。漁協関係者は先を見通せない事態に悲痛な声を上げる。

■全体の45%

 週1回の割合で行われる県と国の魚介類の放射性物質検査では、本県沖で採れた
147種を抽出検査してきた。コウナゴ、シラス、アイナメ、ドンコなど21種から基準値の
1キロ当たり500ベクレルを超える放射性セシウムが検出されている。

 基準が1キロ当たり100ベクレル超に引き下げられた場合、昨年4月7日から今年
1月20日までに検査した魚介類で、放射性セシウムの値が基準を超えた魚種は【表】の通り
となる。新たに44種が基準値を超え、全体の45%に当たる65種が該当することになる。
新たな基準を超える魚種の中には、メヒカリやホシガレイなど本県のブランド魚種も入っている。

 本県沖は黒潮と親潮がぶつかる潮目の海で多くの魚種が生息する良好な漁場とされる。
しかし、水揚げできる魚種が限定されれば、漁業経営の採算が合わなくなる。県漁連幹部は
「漁業を再開したところで、売れる魚が限られてしまい、商売が成り立たなくなる」と表情を曇らせる。

 小名浜機船底曳網漁協は、簡易型放射性物質分析器でサンプルを調べるなど
試験操業に向けた準備を進める。漁協関係者は「食品の安全基準を厳しくするのはいいが、
検査態勢充実や漁業再開に向けた支援をしてほしい」と国の支援を求める。

■再び拡散?

 県水産試験場は毎月1回、福島第一原発から半径20キロ圏外の沿岸部23地点で
海水と海底土壌の放射性物質の調査を行っている。海水は検査機器の検出限界値未満
となっている。海底土壌も昨年5月や6月と比べて平均で86%下がった。しかし、
昨年12月末の検査では、いわき市四倉沖でセシウム134が495ベクレル、
セシウム137が628ベクレルが検出されている。

 網を底に下ろして海底を引く底引き網漁が本県の沿岸漁業の主力となっており、
海底土壌に堆積した放射性物質を拡散させるという懸念がある。「底引き網で泥や砂を
巻き上げるのは海底から10メートルから20メートルの高さまでだろう」。県水産試験場の
佐藤美智男漁場環境部長はこう分析し、魚介類への影響は限定的とみている。

 しかし、いわき市の仲買人は「底引き網漁で、放射性物質が再び拡散してしまう
のではないか。いくら数値が低くても、放射性物質が検出された魚は売れない」とぼやく。
相馬市の漁協関係者は「放射能問題はせっかく前を向いて進もうとしても、次から次に
課題が出てきてしまう。出漁まではまだ長い道のりになりそうだ」と遠くを見つめた。

 県は比較的、海面近くに生息するシラスやコウナゴなど特定魚種について、県漁連に対し
今春にも操業再開するよう求める考えだ。

【背景】

 厚生労働省は昨年12月、食品に含まれる放射性セシウムの新基準を公表した。
年間の被ばく線量限度を現行の「年5ミリシーベルト」から「年1ミリシーベルト」に引き下げた。
これにより、魚は1キロ当たり500ベクレル超から100ベクレル超に引き下げられる。
4月1日に施行となる。県内の全6漁協は東京電力福島第一原発事故による放射性物質の
拡散を受けて昨年3月から自主休漁を続けている。

水産業者に危機感 観光誘客にも影響

■余波

 例年なら冬の味覚アンコウやズワイガニが並び、多くの観光客らで活気づく、いわき市や
相馬市の市場の人影はまばらだ。休漁の影響は、水産加工業者や運輸業者など関連業種
にも及んでいる。

 「このままでは生き残ることは難しい。地域社会全体が沈没してしまう」。いわき市で
水産加工業を営む小野利仁さん(54)は昨年、小名浜漁港周辺のみりん干しや
かまぼこ製造者、製氷業者、冷凍倉庫業者、運輸業者など約60社と
「いわき市産地水揚げ推進グループ」を作り、財政面で県に支援を訴える。

 小野さんによると、原発事故後、いわき市内では水産業者の3割が操業を中断したまま。
冷凍施設の稼働率は全体の4割程度にとどまっているという。

 東京商工リサーチいわき支店は、現在の市内の倒産件数は例年並みだが、
操業自粛が長引けば仲買人や水産物加工業の廃業や倒産が増えると分析する。

 昨年暮れには、小名浜の包装資材卸売業者が破産手続きに入った。
地元の水産加工業者や漁協関係業者などに発泡スチロールなどの包装資材を販売して
きたが、漁業再開の見通しが立たず事業を続けることができなくなったという。

■落ち込み

 海産物を売りにしてきた観光業への影響が深刻さを増している。いわき市平薄磯の
塩屋埼灯台の近くでドライブイン「山六観光」は、例年に比べ売り上げが3割に落ち込んでいる。
経営者の鈴木一好さん(60)は嘆く。「海産物が採れなければ客も来ない。いわきの観光業は
お先真っ暗だ」

 毎年3万人ほどの観光客が詰めかける相馬市の松川浦の潮干狩り。相馬双葉漁協の
関係者は、昨年に引き続き、今年も中止せざるを得ないとの見通しを示す。
原発事故の風評被害が収まらず、人出が見込めないためだ。

 例年であれば4月から夏にかけてのシーズン中は、市内の民宿や鮮魚店はにぎわっていた。
松川浦周辺の旅館経営者は「1度離れたお客さんを引き戻すことは極めて難しい。
漁業の操業再開を含め、行政は対策を打ち出すべきだ」と求める。

 
12月末に四倉沖での高い数値のセシウム検出とは海水ですか?
海底土ですか?

もしかして!!
まだ原発から漏れ出ているのでしょうか?

本当に早く落ち着いてほしいです(+_+)

 
ウィンドサーファー さま。

四倉沖定線の調査(海底土)はこちら。 (注:海水はごく低い数字です。)
http://wwwcms.pref.fukushima.jp/download/1/kaiteidoyotukura.pdf

10月以降は、1,000 Bq/kgを越す地点はなくなっていますが、なかなか減りませんね。

拡散による汚染の希薄化は続いていると思うのですが、原発の近傍や大きな河川から新たな供給が
あり、なかなか減らないのでしょう。

原発からは、今でも表流水や地下水などを通じて少しは海に出ているでしょうが、
昨年夏以降は、大量の汚染水が海に出たという知見は何もないと思います。

 
1/27 NHK 「福島の3漁協 来月も漁を自粛」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120127/k10015589763000.html

東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、近海での操業を自粛している福島県の3つの漁協は、
取れた魚の一部から国の暫定基準値を超える放射性物質の検出が続いていることなどから、来月の漁の
再開を見送ることを決めました。

いわき市で開かれた会議には、福島県内の3つの漁協と東京電力や水産試験場の関係者などおよそ60人
が集まり、漁の再開の時期について話し合いました。会議では、ヒラメやカレイなど一部の魚から、
依然として国の暫定基準値を超える放射性物質が検出されていることが報告されました。各漁協からは、
放射性物質が検出されているため消費者や仲買人の理解が得るのは難しく、漁の自粛を続けるべきだ
という意見が出され、予定していた来月からの試験的な操業の再開を延期することを決めました。

また会議では東京電力側が、原発から20キロ圏内の海域でサンプリング検査を初めて行う意向を示し、
漁協側も協力することになりました。福島県漁業協同組合連合会の野崎哲会長は「2月の操業も見送る
ことになり、残念だが、福島の漁業の火を消さないためにも、いずれは試験操業を始めたい」と話していました。

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ようやく20km圏内の調査が始まるようだ。

 
毎回、詳しいコメントありがとうございます!

四倉の数値は海底土だったんですね、海水は心配するほどではないんですね。

とはいえ

海に入る人間としては、海水に微量でもセシウムが混ざっているというのは気持ちいい物では無いですし、
(事故後は空気中にも混ざっているとは思いますが)これからも注視していきたいです。

動きのある海の中で海流や稀釈により少しづつでも無くなっていってほしいです。

 
2/2 朝日新聞(朝刊) 「海底の魚 繰り返す汚染」 セシウム除去困難 調査継続が必要
https://aspara.asahi.com/blog/science/entry/ZelbSrpEw3

 東京電力福島第一原発の事故から10ヵ月が過ぎたが、海底にすむ魚介類や海底の土の汚染が今も続いている。
放射性セシウムが海底に沈んだままになっているからだ。除染は難しく、魚の安全性を確かめるために
数年先まで汚染の分布状況を調べる必要が出ている。

(グラフ)福島県沖で放射性セシウムの基準を超えた魚介類
(表)福島県沖の主な魚のセシウムの調査結果

 水産庁や、北海道から神奈川県までの9都道府県は震災後、海や魚介類に含まれる放射性物質を調べてきた。
当初は海水が汚染され、海面近くに生息するコウナゴやシラスなどから放射性物質が検出された。
海水は次第に放射性物質が検出の下限を下回るようになってきたが、汚染は次第に海底土やそこに生息する
魚介類へ、移行し始めた。

 中でも福島県沖が受けた影響は大きく、県が昨年6月から今年1月に採取した魚類105種のうち、
13種110尾で国の基準(1キロ当たり500ベクレル)を超えた。2尾を除くと、カレイやメバル、アイナメなど
海底近くの魚だった。今年に入っても、シロメバルが1920ベクレルなど、188尾中、12尾で基準を超えた。

 海洋生物環境研究所の研究参与、御園生(みそのお)淳さんによると、セシウムを取り込んだ
プランクトンが沈降し、そのプランクトンをゴカイやヒトデなどの海底の生き物が食べ、さらにその
生き物を海底魚が食べるという食物連鎖が原因で、一定の期間を経て高濃度のセシウムが検出される
ようになったという。

 また、東京海洋大学の石丸隆教授は「セシウムは一定期間で魚の体外に排出されるが、エサが汚染されて
いる限り、海底にすむ魚の汚染は繰り返す」と話す。海底の土は潮の流れや自然の傾斜に沿って
ゆっくりしか移動せず、除染されなければ高濃度の検出が続く可能性があると指摘している。

 昨年12月にも、第一原発から北に30キロ以上離れた海底土で、1キロ当たり1580ベクレルを検出。
今年1月に入っても南に30キロの海底土で4100ベクレルを検出した。

 京都大などの調査では、川のセシウムは降雨などで少しずつ海へ流れている可能性も指摘されている。

 セシウムを減らすには、自然に減るまで時間をかけて待つか、除染するしかない。政府は放射能対策
に対応する特別措置法の付帯決議で、海も除染の対象に挙げたが、汚染された海底の土を大規模に
取り除いた例はなく、具体的な除染計画もないという。

 このため、海底やその近辺の魚介類の調査を続ける必要がある。基準を下回る魚が増えてきてはいるが、
御園生さんは「汚染の分布状況をより詳しく調べて、今後10年は観測した方がよい」と指摘している。

◇売れぬ豊漁 もったいない

昨年10月24日午前4時、福島県いわき市の江名港で漁船に明かりがともった。

いわき市漁協の矢吹正美さん(48)が「出航だ」と声を掛けると、第23常正丸(19トン)がエンジンを響かせ、港を離れた。

同漁協のほか、相馬双葉漁協、県水産試験場が4月上旬から週1回の頻度でそれぞれ船を出し、
県が手掛ける海の汚染調査に協力してきた。

この日、常正丸は沿岸に北へ17キロほど進み、午前7時40分ごろ、底引き網を巻き上げ始めた。
網にはアジ、アナゴ、イカ――。海産物があふれていた。収穫量は約400キロ。

放射性物質調査に、全部の魚は必要ない。正美さんらはアジやアナゴを海へ投げて戻していく。
「全部売れる魚なのにな」「もったいない、持って帰るか」「いや、禁止されてっから」。
魚をより分ける乗組員たちは苦笑を浮かべるが、無念さは隠せない。

午前9時。結局、持ち帰ったのは半分にも満たない、プラスチック製のかごに15箱だった。

正美さんの父でいわき市漁協組合長の正一さん(74)は
「除染で放射性物質が海に流れ込まないか不安だ。国はしっかり管理して欲しい」と話す。
福島県は今も漁の自粛が続いている。

(写真) 福島県の漁協は漁の自主規制が続き、調査のための漁だけが続いている=福島県いわき市沖

 
やはり汚染された海が元に戻るのには時間がかかるんですね。(+_+)

計っている海底土も早く乾土で測定してほしいです。
湿土よりも数倍高い数値になると聞きました。

いろいろ研究もされているでしょうし、海底の放射性物質を除去できる技術に期待したいです。

 
TSOKDBAさんのブログに以下のコメントしました。徐々にNHKの番組作りのずさんさが聞こえてきます。
出演された先生方も怒っているみたいですね。

東京海洋大学の学生さんに聞きましたが、江戸川の汚染が酷かったので、東京海洋大学は学生を動員して
ハゼ釣りをしたそうです。しかし予想外に放射能濃度が低かったので、その結果は放送されなかったそうです。
また、原発の20km以内の調査でも低い濃度だったものは全く放送されていないそうです。
一部の週刊誌ならわかりますが、NHKがこうなってしまうと終わりですね。

 
さかなや さま。
ハゼは江戸前の名物でしょうけど、ハゼの検査報告は、いまのところ1件もないと思います。

ハゼに限らず、食品として流通しない生物の調査はほとんど行われていない(少なくとも公表されていない)
のが現実です。
「食品汚染」ではなく、「環境汚染」として問題を捉えてほしいのですが、政府・自治体の動きはスローですね。

海洋大の先生がどう感じているかはわかりませんが、
別にNHKの番組にこだわらずとも、調査したのなら公表してくれればいいのに、と思います。

 
2/3 読売新聞 「第一原発の南側浅い海域の魚介高濃度放射性物質」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120203-OYT8T00012.htm

水深50メートル以内で

 県内沖の魚介類のうち、東京電力福島第一原発の南側で、水深50メートルよりも浅い海で捕れた魚介類が、
高い濃度の放射性物質が検出される傾向にあることがわかった。県水産試験場が2日、相馬双葉漁協の関係者に
対する説明会で報告した。同試験場は、浅い海域を中心に、北から南に流れる沿岸流の影響とみている。

 同試験場は昨年4月から、原発の半径20キロ圏内を除く県内沖の魚介類について、毎週、放射性物質調査を
行っている。これまで採取した147種類の計2125検体のうち140検体から、国の暫定規制値(1キロ・グラム
あたり500ベクレル)を超える放射性物質が検出された。

 これまでの調査結果の解析では、海域に偏りがあるほか、メバル、ヒラメ、カレイなどで比較的高い値が出やすく、
エビ・カニ類、イカ・タコ類、貝類、ナマコ類などは値が低い傾向にあることもわかった。同試験場によると、
種類によって、放射性物質が濃縮される度合いが異なるためという。

 同試験場では、「これまでの調査で高い値が出なかった海域や種類も含めて、まだ楽観できる状況ではない。
今後も調査を続けたい」としている。

2/3 朝日新聞 「水産物調査、原発南側で高い放射性物質」
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001202030002

●メバル高く、カニやタコ低い

 海水や魚介類の放射性物質を調べている県水産試験場は2日、相馬市総合福祉センターで、
調査結果を基にした説明会を開いた。相馬双葉漁協の組合員約100人が参加した。

 県水産試験場は昨年4月から今年1月にかけ、海水や海底土、魚介類などに含まれる放射性物質をモニタリングし、
汚染状況や数値の変化を調べている。

 説明によると、海域別では福島第一原発より南側の、水深50メートルより浅い一帯の水産物から、
比較的高い濃度が検出されている。100メートルより深い海域では総じて低いが、エゾイソアイナメ(ドンコ)と
マダラは高い数値が出ているという。海底土を調べると、浅い海域は昨年5月時点に比べて低下しているが、
水深30メートルより深い一帯は8~10月に高い数値が検出されており、深い海域への拡散傾向がうかがわれるという。

 魚種別では、メバルの仲間が依然として高いまま。逆にエビ・カニ類やイカ・タコ類、回遊性浮魚のカンパチなどは低く、
魚種によって差が出た。

 食物連鎖による放射性物質の移行を考慮し、餌の生物も調べた結果、ヤナギムシガレイなどの主な餌になる
沖合の多毛類(ゴカイの仲間)が比較的高く、今後の動向を注視する必要があるとしている。

 質疑では「調査場所を増やしてほしい」などの意見が出た。説明会は3日も新地町で開かれ、
いわき地区での開催も検討している。

 
2/4 河北新報 「仙台湾でのメロウド休漁 買い手つかぬ恐れ 宮城以北で初」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120204t15018.htm

 宮城県漁協に所属するすくい網漁船が今季、仙台湾でのメロウド(イカナゴ)漁を休漁することが3日、分かった。
東京電力福島第1原発事故に伴う放射能汚染が懸念され、水揚げしても買い手が付かない恐れがあると判断した。
放射能問題で漁業者が操業中止を余儀なくされるのは、宮城県以北の海域では初めて。

 仙台湾のメロウド漁は例年、2月1日に解禁。5月ごろまで石巻漁港や女川漁港に水揚げされ、食用のほか
マグロやヒラメなど養殖用飼料として、西日本方面に出荷されてきた。2010年は1033トン、約7300万円の
水揚げがあった。

 今季は被災を免れた約40隻が出漁を予定していた。解禁前に県漁協が市場関係者に聞き取りしたところ、
放射性セシウム汚染を懸念した養殖業者からの引き合いが大きく減る可能性があると分かった。

 昨年11月末と、ことし1月上旬に県が行った射性物質測定調査では、セシウム濃度は1キログラム当たり
61ベクレルと19ベクレルで、国の暫定基準値(500ベクレル)を下回ったものの、操業しても採算割れする
恐れが強く、出漁を全面的に見合わせることを決めた。

 県内の小型漁船にとって、メロウド漁はイサダと並ぶ春漁の主力魚種。石巻に水揚げしていた漁業者は
「当てにしていた収入がなくなり、大打撃だ」と困惑する。県漁協は東電に賠償を求める方向で検討を進めている。

 宮城県内の各港を拠点とする沿岸、近海漁業では、タラのはえ縄漁や沖合底引き網漁が、福島沖海域で
操業自粛を強いられている。

 
2/8 朝日新聞 「東京湾海底20センチ超の泥からセシウム 近畿大調査」
http://www.asahi.com/national/update/0208/OSK201202070209.html

(図)東京湾の放射性セシウムの調査地点

 東京湾の海底で、放射性セシウムが深さ20センチ以上の泥まで達していることが近畿大の
調査でわかった。地上の土壌では5センチ以内に9割以上とどまるが、海底では逆に深い方が
濃くなる場所もあった。

 セシウムを含む海底の泥を食べた生物が、泥の中に排泄(はいせつ)するためとみられる。
山崎秀夫教授(環境解析学)は「海洋汚染への影響を考えると、深く埋まるのが早まるのは
いいことだ」としている。

 山崎教授は昨年8月、東京湾の荒川河口付近の4カ所で海底の泥を掘って調べた結果、
放射性セシウムが深さ24~26センチのところでも確認された。別の場所では12~14センチ
での濃度が最も高かった。セシウムはいずれも東京電力福島第一原発から出たとみられる。

 セシウム量を1平方メートルあたりに換算すると、最大1万8242ベクレル。琵琶湖の泥で
比べると、大気核実験で注ぎ込んだ量が最も多かった年の25倍で、地表での除染の目安の
毎時0.23マイクロシーベルトの3割弱という。

 東京湾は泥の中にすむ底生生物が多い。海底表面の泥を食べて排泄物を泥の中に放出する
ことで、セシウムが深いところに行くと山崎教授はみている。

 測定地点では泥が年間1~2センチずつ積もるため、汚染物質が20センチ以上の深さまで
埋まるには通常なら十数年かかる。海底では、河川などから流入するセシウムの量が多く、
山崎教授は「そのピークは1、2年後になるだろう」と話す。
(鍛冶信太郎)

 
「第3回いわきサイエンスカフェ ~いわきの海と魚を語ろう~」 より
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/dbps_data/_material_/localhost/07_norin/1011/dai3kai-iwaki-saiensu-cafe-iken.pdf

モニタリングのサンプル処理の際、大きさ、飼料などのデータをとっているので、今後、整理でき次第、公表する方針です。

サイズが大きい魚種ほど放射性物質が蓄積するというレポートがありますが、現状ではそのような傾向は見られていません。

 
「第2回いわきサイエンスカフェ ~いわきの海と魚を語ろう~」 より
http://www.city.iwaki.fukushima.jp/dbps_data/_material_/localhost/07_norin/1011/dai2kai-iwaki-saiensu-cafe-siryou-situmon.pdf

Q:底魚はどれくらい移動するのでしょうか?

A:これまでの調査では、多くの魚種が広範囲に移動していることがわかっています。
 例えばアンコウは、青森県で放流したものが、福島・茨城で捕獲されることもあるため、
 かなり広範囲に移動していると考えられます。

Q:生息水域・食性がほぼ同じと考えられるウニ・アワビとのセシウム含量の違いについて教えてください。

A:アワビが海藻のみを食べるのに対し、キタムラサキウニはそれ以外も食べますので、食性には若干違いがあります。
しかし、ウニとアワビで違う理由については、現在、わかっていません。

Q:底生の魚種の値が高いのは理解できるが、磯魚のアイナメ、メバルの値が高いことについて教えてください。

A:磯に定着して棲んでいるため、他の魚のようにいろいろな場所へ移動しないことや食物連鎖の上位の魚であり、
 魚食性があることが原因と考えています。

東京湾の浅瀬にもセシウムは微量ながら蓄積されているんですね。


海は海流や潮の流れで湖などに比べれば土が動き、魚達へ汚染も徐々に少なくなっていくんですね。

海の浅瀬でも細かく調べてもらえれば、これからのシーズンにレジャーや海水浴の人達が安心して海に戻って来てくれると思うんですけどね。

 
2/6 共同通信 「今年のウナギ、極度の不漁 価格高騰、水産庁が会議へ」
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012020601001188.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter

(写真)吉野川のシラスウナギ漁=徳島市

 養殖ウナギの「原料」になる稚魚(シラスウナギ)が今年は極度の不漁で、
取引価格が過去最高レベルに高騰していることが6日、分かった。

 異例の事態を重視し、水産庁は近く対策会議を開く。

 水産庁によると、09年に24・7トンだったシラスウナギの推定漁獲量は10年が9・2トン、
11年が9・5トンと2年連続の不漁。今年も極めて低レベルで、昨年同期に比べても半分以下の
地域がほとんどになっている。

04年に全国平均でキロ当たり25万円余りだった取引価格は、200万~250万円にまで高騰している。

 
2/11 読売新聞 「檜原湖釣り客減少 新規制値で放射能懸念」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20120210-OYT8T01308.htm?from=tw

(写真)氷結した湖上でワカサギの穴釣りを楽しむ(北塩原村の檜原湖で)

 ワカサギ釣りで知られる北塩原村の檜原湖で、釣り客が減少している。東京電力福島第一原発事故による
放射能汚染を心配する人が増えているためだ。4月からは、食品中の放射性セシウムの規制値が1キロ・グラム
当たり100ベクレルに厳格化されることもあり、地元の釣りガイドなどからは、「死活問題。今後生活していけるのか」
といった不安の声が上がっている。(藤亮平、阿部雄太)

 湖周辺の旅館経営者ら約130人でつくる檜原漁業協同組合によると、湖周辺では釣り客に穴釣りの装備や
ガイドを提供している施設が約50軒ある。湖のワカサギは身が透き通っていて甘みがあるのが特徴で、
首都圏を中心に県外からも多くの釣り客が訪れる。

 県の検査では昨年11月の解禁以降、ワカサギから検出される放射性セシウムの値はいずれも暫定規制値
(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を下回っているが、4月からは新規制値(同100ベクレル)が適用される。
同組合によると、昨年11、12月の釣りに必要な遊漁券の売り上げは前年比2割減となっているという。

 あるペンションの関係者は「客が半減したし、釣ったワカサギを持ち帰らずに放してしまう釣り客もいる。
毎日揚げていたワカサギの天ぷらも、注文は今まで2組だけ」と打ち明け、
「本当に死活問題。不安な中生活している」と語った。

 あるホテルでは、新規制値が発表されてから、檜原湖で採れたワカサギ料理の提供やPRは一切していない
という。ワカサギ釣りのシーズンは例年3月までで、新規制値が適用されるのは来季からだが、このホテルでは、
ワカサギ料理の提供を自粛している。支配人は「あらかじめ分かっていることなので、今冬は自粛する」
と説明している。

 県水産課によると、1月19日の検査では、ワカサギから検出された放射性セシウムは1キロ・グラム当たり
187ベクレル。同課では「規制値を上回れば出荷や遊漁券の販売は自主規制していただくしかない」としている。

 穴釣りを観光資源として普及に尽力してきた檜原漁業協同組合の遠藤栄久組合長(64)は、「来季になって
(セシウムの数値が)100ベクレルを上回ったら、漁協も周辺の旅館も収入がなくなる。釣りだけでもできるように
してほしい」と、今から来季の心配をしている。

 
@fishing_pippo さんのツイート(2/11)

昨日茨城県北部で水産物の運送業者にどう?漁始まってる? と聞いたら、始まってるよー。と元気な声を聞いた…。
茨城県北部の港町、漁業関係者の多く(市場関係者や加工業者等も)東電からは補償を貰っているらしい。
だけど漁に出る。怒る人もいるかもしれないけど彼らにも生活があるんだよね。

補償っていってもやはり出るのは最低限の補償、そりゃ足りないよ。我が家だってお金足りないから奥さんに
働いてもらってる。それにね、港町ってのはそこに魚があがるから魚中心に小規模だけど経済が回ってるんだよね。

運送、卸、小売りはもちろん、飲食業、旅館、魚を大量に加工するための刃物、機械、冷蔵庫や冷凍庫も必要だ。
モチロンこれを維持する費用もかかるし、修理する人だって必要。だからね、補償貰えば済むってもんじゃないんだよね。
魚がそこになければ全部必要なくなる。港町に物も人もいなくなっちゃう。

だから船を出す人がいる。その事を外の人にも解ってほしいなと。でも船を出しても買値が酷い。
福島と茨城の県境、ここは都心からもヒラメ釣りに来る人がいるほどヒラメが採れる。アンコウとツートップな感じ。
これまでも多額の予算を投入してヒラメの放流してきた。

そのヒラメの卸値を聞いてビックリ…。震災前はkgあたり1000円ほど。高級魚だからね。これくらい当然だと思う。
それが先月はkg当たり20円前後…だったという。これじゃ漁に出ても赤字だよね。 もう港町全体が潰れちゃうよ…。
俺ら運送業はまだ転身がきくけどさ。と悲しそうに笑ってました。

 
12/21 吉田 勝彦 「水産物の放射能汚染をどうみるか」 (日本農学アカデミー会報16号)
http://www.academy.nougaku.jp/annual%20report/16go_jp.htm

著者は水産庁旧中央水産研究所 元海洋放射能研究室長

チェルノブイリ事故後の知見など、ためになる話も多いのだが、いまだに
「海底に蓄積した放射性物質が(中略)魚介類に大きな影響を与えないと推定」
って平気で書いてあるのには驚き。

 
2/13 読売新聞 「雨で流れ込む放射性物質、東京湾などで調査へ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120213-OYT1T00881.htm

 文部科学省などが実施している海洋環境放射能調査についての検討会が13日開かれ、4月から新たに、
東京湾や主な河川の河口で放射性物質の調査を行う方針が示された。

 陸地を汚染した放射性物質は雨によって川や海に流れ込むため、河口域や湾などの汚染も監視してほしい
との声が上がっていた。3月までに詳細を詰め、国の総合モニタリング計画に反映させる。

 示された方針によると、現在実施している海水、海底土の調査に加え、新たに福島県を中心にした
太平洋側の主な河川の河口周辺、東京湾に流れ込む河川の河口、湾沿岸、湾中心部で調査を行う。
調査頻度や測定地点は今後決定する。

 一方、月1回程度調査してきた沿岸海域の調査は2~3か月に1回に、2か月に1回の割合だった沖合調査
については3か月に1回に減らす考えも示した。検討会委員からは頻度を減らすのに慎重な意見もあり、
さらに検討する。

 
02/11 NHK スペシャル 「シリーズ東日本大震災 “魚の町” は守れるか ~ある信用金庫の200日」

http://togetter.com/li/256021?f=tgtn


2/16 読売新聞 「東京湾の水・泥・生物、放射性物質を調査へ」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120215-OYT1T01207.htm?from=main1

 東京湾に流れ込む隅田川と荒川の河口付近で、環境省が17日から、川の水や川底の泥について
放射性物質の濃度を調べることがわかった。

 文部科学省も4月以降、湾内の海水や海底の泥、生き物の調査を行う。「江戸前の魚を食べても大丈夫か」
「子どもを水辺で遊ばせたいが不安」といった住民からの相談が増えていることもあり、実態把握に乗り出す。

 環境省が調べるのは、隅田川の両国橋と荒川の葛西橋付近で、3月末までに最初の調査結果を公表する。
文科省は東京湾に流れ込む主な河川の河口周辺や沿岸、湾の中央部分で、表層部分の水や海底土を採取し、
濃度を調べる。湾内の海洋生物についても地元自治体と協力して調べる方針。

 環境省などによると、福島第一原発事故で放出された放射性物質は風に乗って運ばれ、雨とともに関東平野に
降下し、河川に入る。専門家は河川を通じて閉鎖性の高い同湾に入った放射性物質が海底で濃縮する可能性が
あると指摘している。

 
2/18 東京新聞 「千葉16地点 濃度に濃淡 河川の放射性物質 把握へ 環境省 都内でも本格測定」
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012021890070622.html

 東京電力福島第一原発事故による河川への影響を調べようと、環境省は十七日、東京都と埼玉県内の荒川と隅田川で、
放射性物質の濃度を測定する調査を実施した。首都圏の広範囲に拡散した放射性物質がどこにたまり、
どのように東京湾などに移動しているのかを調べる目的で、同省による都心での河川の測定は初めて。

 調査は、隅田川の両国橋(中央、墨田区間)、荒川の葛西橋(江東、江戸川区間)、御成橋(鴻巣市)、
笹目橋(戸田市)の四カ所で行った。河川の水や川底の泥を採集し、放射性物質濃度(一キログラム当たり)を測定。
詳しい結果は三月ごろに判明する。

 同省は、首都圏では昨年八月の茨城を皮切りに千葉、栃木、群馬の四県で行い、結果を公表。

 東京湾に流れる千葉県内の十三の河川や運河など十六地点で行った測定では、川底の泥に含まれる
放射性セシウムの濃度が一〇〇〇ベクレル以上の数値を測定した地点が八つあり、
海老川の八千代橋付近(船橋市)で六四〇〇ベクレルを測定した。

 一方で、一〇〇ベクレル以下だった地点も三カ所あり、結果に濃淡があった。いずれも、国がそのまま
埋め立てできるという基準にしている八〇〇〇ベクレルを下回っていた。

 同省の担当者は「今は、河川の中で放射性物質がどうなっているのかデータを蓄積している。
今後、データの推移を見ながら、移行メカニズムも把握したい」と話した。

 同様の調査は大学などの研究機関でも行われており、全国の河川や海約三百地点の放射性物質濃度の
測定をしている東京大学の鯉渕幸生准教授によると、放射性セシウムは粘土質のものに吸着しやすく、
河川の中では浮遊しながら動いているが、途中で沈んでたまりやすい場所があるという。

 
2/21 水産経済新聞 「千葉県・旭市の丸干イワシ加工が苦境」
http://www.suikei.co.jp/newsupdate/NUindex.htm

生産量日本一といわれる地場産業だが、風評被害が収まらず、頼みの節分も動きは鈍かった。

昨年は全国でマイワシ水揚げが好調で、産地を選べる状況だったことが苦境を深刻化した。

 
2/22 NHK首都圏 「栃木県 渓流釣り解禁延期要請」
http://www.nhk.or.jp/lnews/shutoken/1005810351.html

 栃木県は、県内の川でとった魚を対象にした放射性物質の検査で、一部の河川の魚で、
4月から厳しくなる食品の基準値を超える値が検出されたことから、これらの河川の流域の漁協に対して、
来月1日以降に予定している渓流釣りの解禁を、延期するよう要請しました。

 栃木県が、渓流釣りの解禁の延期を要請したのは、▼那須塩原市の塩原ダム上流の箒川、
▼日光市の渡良瀬川上流、▼それに鹿沼市の粟野川と南摩川の4つの河川の流域の漁協です。

 これらの河川で、先週、栃木県がヤマメやニジマスをとって放射性物質の検査をしたところ、
1キログラムあたり、106.1ベクレルから248ベクレルの放射性セシウムが、検出されました。

 検出された値は、現在の国の暫定基準値、500ベクレルは下回っていますが、
4月から改訂される新たな基準値の1キログラムあたり、100ベクレルを超えています。

 このため栃木県は、これらの河川の流域の4つの漁協が、来月1日から4月1日にかけて予定している
渓流釣りの解禁を、当分の間、延期するよう要請しました。

 栃木県は、ほかの河川についても、引き続き放射性物質の検査を行うことにしています。

 
2/22 AP通信/共同通信 「福島第1原発沖で千倍のセシウム 昨年6月、米研究所調査 汚染は600キロ沖まで」
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120222/trd12022211350004-n1.htm

 昨年6月に東京電力福島第1原発沖を調査した米ウッズホール海洋学研究所のチームは21日、
事故前に比べて最大で約千倍の濃度のセシウム137を海水から検出したと、
米ユタ州で開かれた海洋科学に関する会議で発表した。AP通信が報じた。

 同研究所によると、70~100キロ沖が最も濃度が高く、汚染は約600キロ沖まで及んでいた。
人の健康や海洋生物にすぐに影響するレベルではないとしている。

 チームは原発から東方に約30~600キロ離れた太平洋で海水や魚、微生物を調査。
採取した海水には事故前に比べ10~千倍高いレベルのセシウムが含まれていた。

 検出されたセシウムの大部分は、大気中に放出されたものが降下したのではなく、
原発から直接流れ出たと考えられるという。

 
2/22 @Toru Miyama さんのツイート

米国ソルトレーク市で行われているOcean Science Meetingのセッションの1つとして、
福島原発事故による海の放射性物質の拡散について一連の発表があった
http://bit.ly/wybuKK

そのうちのいくつかは昨年6月に行われた国際研究チームによる福島沖から黒潮続流域にかけて行われた
調査航海の結果。当時の様子のつぶやきは http://bit.ly/yXZX2F  にまとめてあった。

Casacubertaさんの発表では、その航海で得られたストロンチウム90の分析結果は
海水中のセシウム137/ストロンチウム90比は42(外れ値ぽいところを除けは35)。比例関係はよさそうだった。
http://bit.ly/yH5m0K

本多さんの発表は http://bit.ly/ymGbXl 以前JAMSTECからプレスリリースのあった内容 http://bit.ly/upW9gD

津旨さんの発表は http://bit.ly/AuAQoR 電中研による海洋シミュレーションhttp://bit.ly/skCS7s の話。
海へののセシウム137の直接流入の3.5ペタベクレルという値は他の研究者も意識しているみたいだった。

宮澤さんの発表はJAMSTECによるシミュレーションの話 http://bit.ly/zkxwGa
私も一応共著者に加えていただいている。

このセッションはNHKも取材してたみたいなので、どこかでまた放送されるかも。

これは英語のニュース記事 RT @oceansciences12: Session #088 in the news:
http://wapo.st/xclh0v .

 
2/24 水産経済新聞社 @SuikeiNews

【アサリ】千葉県木更津地区と富津地区の潮干狩り場が3月中旬から順次オープン。
2月26日は東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリアでプレPRイベント開催。
午後1時から3回にあわたり先着100人にアサリのプレゼントも。

千葉(東京湾)のアサリの検査(2/10, 2/11)
http://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/press/2011/240220asari-hamaguri-buri-kinmedai.html

千葉(東京湾)のアサリは全てND。

ブログ本文を見てもらえばわかるが、アサリは茨城・福島でもセシウム濃度は低いから、これは当然か。

 
2/27 朝日新聞 「放射能汚染水の情報公開を」 海洋基本計画巡り前原氏
http://www.asahi.com/politics/update/0227/TKY201202270288.html

 民主党の前原誠司政調会長は27日、東大でのシンポジウムであいさつし、来年3月までに見直す
政府の海洋基本計画について「3・11(東日本大震災)が起き、5年前に想定していないものを
計画に入れなければならない」と指摘した。

 具体例として、太平洋に流出した放射能汚染水や、米西海岸に漂着するがれきに関する情報公開
をあげ「基本計画には『海洋環境の保全』が盛り込まれている。科学的見地に基づく情報公開で、
他国の懸念を払拭(ふっしょく)することが大事だ」と語った。

 
2/22 中國新聞 「政府、国の威信で?米専門チーム常駐断る 福島事故で米証言]
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201202220168.html

 東京電力福島第1原発事故で、米原子力規制委員会(NRC)が日本に派遣した専門家チームの
責任者だったチャールズ・カストー氏は22日までに共同通信の電話インタビューに応じ、事故発生後の
対応について米専門家の首相官邸常駐を日本側が断り、情報不足に苦しむ米側が「フラストレーション
(いら立ち)」を募らせたと語った。日米の意思疎通が順調になるまでに10日間を要したという。

 またNRCが、日本の緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)に似たシステムで、
原発から北西方向38キロに放射性プルーム(雲)が到達する可能性があると予測していたことを明らかにした。
米海軍横須賀基地の放射線量上昇に懸念を強めた軍部の意向も考慮し、米政府による自国民への
退避勧告は38キロの約2倍の半径80キロとしたという。

 官邸常駐をめぐる対立の背景には、国家の威信を懸けて事故対応を進めたい日本側と、
自国民保護のため情報収集を急いだ米側の綱引きがあったとみられる。

 カストー氏は、昨年3月11日の事故発生直後に派遣された米専門家チームが、まず直面した問題は
「(米国民の)退避と、使用済み燃料プール、原子炉への注水の即時確保だった」と述べた。

 カストー氏によると、「米市民を守るための情報を得る目的」でルース駐日米大使が14日、当時の
枝野幸男官房長官に米専門家の官邸常駐を提案。「(日本側に)過分な負担をかけずに情報を得る」
ためだったが、日本側は応じなかった。

 カストー氏は部下を経済産業省原子力安全・保安院、東電などに接触させ、情報を収集。
防衛省主導の協議が16日から行われたが、情報不足で議論は進展しなかった。最終的に当時の
細野豪志首相補佐官の提案で21日夜、専門家や担当者が一堂に会する日米協議の打ち合わせが開かれた。

 カストー氏は「情報の不足と混乱で、3月20日まではフラストレーションが募っていた」と言明した。
日米協議は翌22日から本格的に始まった。

 カストー氏は今月2日の離任まで約10カ月半、米専門家チームを率いた。福島第1原発の現場を
6回訪れたという。

 
2/28 共同通信 「三陸ワカメが震災後初売り 量は昨年の半分60トン」
http://www.47news.jp/CN/201202/CN2012022801001339.html

(写真) 入札を前にワカメの品質を確かめる関係者=28日午前、宮城県気仙沼市

 国産ワカメの生産量の8割を占める「三陸ワカメ」の東日本大震災後初の入札が28日、
宮城県気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで行われた。初日の入札量は塩漬けの塩蔵ワカメが
昨年の半分の約60トン、干しワカメは9分の1の約0・1トンにとどまり、津波被害からの
生産の回復が容易でないことを映し出した。

 県漁協によると、震災では多くの作業船や加工場、養殖資材が流失し、入札会場の同センターも被災。
その後、養殖施設は8割が復旧し、2月に入って仮設のセンターも完成、約2週間遅れでシーズンが始まった。

 
群馬県 【2月27日】放射性物質汚染に対する水産物の安全検査について(1)(蚕糸園芸課)
http://www.pref.gunma.jp/houdou/f2300117.html

 県では、水産物の放射性物質の安全確認検査を行いました。赤城大沼から2月26日にワカサギ(2ヶ所)を
採捕して検査を行ったところ、2月27日に結果が判明しました。結果は、放射性セシウムが、ワカサギについては
暫定規制値を下回りました。

 赤城大沼のワカサギについては、3回連続で暫定規制値を下回ったことから、自粛要請の解除を行うことにしました。
なお、4月から新規制値が適用されることから、釣獲したワカサギは全て回収し、食用としないことの徹底を
赤城大沼漁業協同組合との間で確認済みです。

 
2/29 読売新聞 「今季初の復興ワカメ入札、昨年の2倍」
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20120229-OYT8T00203.htm?from=navlk

(写真)震災後初のワカメの入札で、品質などを確かめる仲買業者(28日、気仙沼市で)=池谷美帆撮影

 宮城県気仙沼市の県漁協わかめ流通センターで28日、全国で今季初の養殖ワカメの入札が行われた。

 震災の影響で例年より約1か月遅れとなったが、51の仲買業者が訪れ、ワカメの色つやや長さを吟味した。
三陸産ワカメの品薄状態が続いたため、塩蔵ワカメの最高値は10キロあたり2万120円と、昨年の2倍の高値となった。

 県漁協によると、この日は、県内沿岸7地区で収穫、加工された塩蔵ワカメ約60トンと干しワカメ約110キロが
出荷された。ボイラー施設などの復旧の遅れが影響し、塩蔵ワカメが昨年の初入札時の約半分、干しワカメが
約1割の量にとどまった。

 がれき処理などで種付けは遅れたが、生育は順調で品質も良く、今月行った放射性物質濃度調査では不検出だった。
平均価格は塩蔵ワカメで昨年より約8割増の1万3592円、干しワカメは約4割増の2万9550円と、いずれも高値をつけた。

 県漁協わかめこんぶ部会の小野寺清繁会長(62)は「高値がついて生産者の励みになる。ワカメを復興の証しとして
頑張りたい」と話した。

 
3/1 産経新聞 「シラス漁、当面自粛 県北3漁協 茨城」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120301/ibr12030102250004-n1.htm

 福島第1原発事故に伴う放射能汚染問題で、県北の3漁協のシラス漁は3月以降も当面の間、
自粛が続くことが29日、分かった。3漁協のシラス漁は1年以上も“休漁”状態となる。

 関係者によると、シラス漁自粛が続くのは福島県境に近い北茨城市の平潟、大津両漁協と、日立市の川尻漁協。
県内の小型船操業者でつくる協議会が同日、3月以降の3漁協のシラス漁について協議したが、
意見がまとまらなかったという。

 県内のシラス漁をめぐっては、国の暫定基準値を超えたコウナゴ(イカナゴ)と同じ小魚のシラスについても、
仲買人らが取り扱いに難色を示すなど「茨城産」の風評被害が出ている。一方、県北の3漁協以外の
県内各漁協では、2月から例年通りの解禁となり、シラス漁を行っているところもあるという。

 
2/29 河北新報 「魚の放射性物質調査 東電、来月から20キロ圏内で」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120229t65005.htm

 福島県漁連の組合長会議が28日、福島県いわき市で開かれ、東京電力が福島第1原発から20キロ以内の
海域で3月、魚の放射性物質調査を始めることを説明した。20キロ以内では海水や海底の土の調査は行われて
いたが、魚の採取調査は初めて。相馬双葉、いわき市の両漁協が協力し、3~5月に月4回実施する。

 組合長会議では、県水産試験場が「海底に生息する魚から、暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を
超える数値が検出されているが、海水や、水深が浅い海域の泥は放射線の数値が減少している」と報告。
県漁連は4~5月、コウナゴやシラスの試験操業を目指すことを決めた。

 県漁連は、水産庁の漁業復興支援事業を活用するため、3月中にプロジェクトチームを発足させる。
漁業、流通関係者らが漁業再開に向けた操業計画を策定する。

 県漁連の野崎哲会長は「検出される放射性物質が、一部の魚種を除いて増えていないのは心強い。
遅々とした歩みだが、着実に漁業再開に向けて進んでいる」と話した。

 
3/7 読売新聞(宮城) 「東電 自主休漁も補償方針」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120307-OYT8T00073.htm

放射性物質 規制値下回った場合も

 県漁業が、東京電力福島第一原発事故による風評被害を懸念し、メロウド漁を自粛していることについて、
東電は5日、自主休漁分についても補償の対象とする方針を県漁協に伝えた。宮城県以北の海域での
操業自粛に対し、東電が賠償に言及したのは初めて。

 県漁協によると、塩釜市で同日に開かれた会合で東電関係者が説明した。県以北の海域で操業しても
風評被害で買い手が付かないと判断し、漁を自粛した場合には、放射性物質の暫定規制値を下回って
いても補償するという。県や国との協議を経て決定されることが条件として示された。

 県漁協は今後、2月から始めているメロウド漁の自粛分の賠償を要求する。3月中旬から始まるイサダ漁、
4月からのコウナゴ漁は、これまでの調査で放射性物質は検出されておらず、通常通り漁を始める。

 県漁協の桜井和弘指導課長は「漁業者にとって漁が出来ないのは残念だが、補償が認められたことは
評価できる」と話した。

 
3/8 茨城新聞 「セシウム新基準 県産一部魚種、出荷自粛へ」
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13311348444028

 4月から食品中の放射性セシウムの基準値が1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに厳格化される
のを受け、県は7日、魚種の一部は4月以降出荷自粛を想定せざるを得ない状況であることを明らかにした。
県議会本会議で志賀秀之氏(いばらき自民)の一般質問に宮浦浩司農林水産部長が答えた。

県魚政課によると、1月以降に72種を検査した結果、ウスメバル、コモンカスベ、ショウサイフグ、スズキ、
ニベ、ババガレイ、ヒラメ、ホウボウ、マコガレイ、マダラ、アメリカナマズ(天然)、ゲンゴロウブナ(天然)の
12種の一部から102〜280ベクレルのセシウムが検出された。

県は今月末まで検査を続け、直近の結果に基づき、100ベクレル超の事例がある魚種を特定し、基準値を
超えた魚種については4月1日からあらかじめ出荷自粛を要請することで、「本県水産物の安全性と
信頼の確保を期したい」(宮浦部長)としている。

一方、100ベクレル以下であっても100ベクレルに近い値が検出された魚種は漁業者団体との話し合いを進め、
自粛も含めて検討していく。

出荷自粛による経済的損失については、東京電力に速やかに補償するよう折衝を進めていく。

規制値が厳しくなると出荷できない魚が出てくるということは、悲しい現実ですね。


漁業に携わる方達への速やかな保証を願います。

 
3/8 栃木県 「魚類の放射性物質検査結果について」
http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/houdou/gyoruihousyanoukensa120306.html

 放射性物質の河川及び湖沼の魚類への影響を確認するため、2月21日から3月5日にサンプリングを
実施した魚類について、本日、その検査結果が判明しましたので報告します。

 今回の検査では、養殖魚(イワナ及びヤマメ)5検体及び河川湖沼の天然魚(ヤマメ、ニジマス、
ブラウントラウト、ヒメマス及びウグイ)17検体、合計22検体を対象としました。

 その結果、養殖魚については、5検体全てで放射性セシウムは検出されませんでした。

 河川湖沼の天然魚については、全ての検体で厚生労働省の定めた暫定規制値を下回るものの、
男鹿川(日光市中三依)、荒井川(鹿沼市上久我)で採捕したヤマメ2検体及び思川(鹿沼市上粕尾)で
採捕したウグイ1検体並びに中禅寺湖で採捕したニジマス、ブラウントラウト、ヒメマスの3検体、
合計6検体から4月に施行予定の食品衛生法における基準値(100Bq/Kg)を上回る放射性セシウムが
検出されました。

 この結果を受けて、本日、関係漁業団体に対して、県内の下記河川におけるヤマメ、イワナ、ニジマス
及び中禅寺湖におけるニジマス、ブラウントラウト、ヒメマスの解禁延期並びにウグイの採捕自粛を要請しました。
       

1 渓流魚解禁延期の要請
   (1)荒井川本支流
   (2)五十里ダムより上流の男鹿川本支流(湯西川ダムより上流の区域を除く)
   (3)中禅寺湖及び流入河川(湯川を除く)

2 ウグイ採捕自粛の要請
   (1)思川本支流(鹿沼市柏木養蚕場堰より上流の区域)

検査結果 http://www.pref.tochigi.lg.jp/g05/houdou/documents/120308kensakekka.pdf

 
3/13 朝日新聞 「50ベクレル検出の食品、重点検査 厚労省が指針」
http://www.asahi.com/national/update/0312/TKY201203120550.html

(表)食品の新基準で行う検査の基本方針

 4月から導入される食品の放射性物質の新基準で、厚生労働省は12日、具体的な検査手順を定めた
指針を発表した。一般食品の新基準である放射性セシウム100ベクレルの半分の50ベクレルを超えた
品目から重点的に調べることにした。新基準を超える食品が検査をすり抜けてしまうのを防ぐ狙いで、
検査件数は大幅に増える見通しだ。

 新基準では、食品1キロあたり100ベクレルを超えれば、出荷停止の対象になる。検査は抽出調査が原則。
厚労省は、50ベクレルを超えた場合、同じ地域で新基準を上回るものも含まれている可能性があるとみている。
網の目を細かくして、新基準を超える食品の流通を防ぎたい考えだ。重点検査は、これまでに50ベクレルを
超えた品目と、今後の検査で新たに50ベクレルを超えたものを対象とする。

 指針は、これまで検査を要請していた東日本の17都県に向けて作成した。汚染度が比較的高い地域と
それ以外の地域で、調べる食品サンプル(検体)などに差をつけた。

 17都県を汚染状況で二つに分け、これまで複数の品目で出荷停止になった福島、宮城、茨城、栃木、
群馬、千葉の6県のAグループと、それ以外の青森、岩手、秋田、山形、埼玉、東京、神奈川、新潟、山梨、
長野、静岡の11都県のBグループとした。

 100ベクレルを超える品目について、主要産地ではAグループでは週に3検体以上、Bグループでは
週に1検体以上検査する。50ベクレルを超えるが100ベクレル以下の品目は、主要産地では両グループ
とも週に1検体以上検査する。

 これまでは暫定基準値の500ベクレルを超えた地域やその周辺地域でしか調べていなかった。
調べる検体数や検査地域も明文化せず、自治体まかせだった。

 一方、ホウレンソウやキャベツなどは重点的に調べる対象ではなくなった。野菜類は原発事故直後に
放射性ヨウ素が降下して基準を超えたものが多く、今後はほとんど出ないとみているためだ。

 また、海産物については17都県の2分類とは別に、福島、宮城、茨城、岩手、千葉の5県のグループを
設けた。5県の中の一部地域でも50ベクレルを超えた魚種については、5県すべてで重点検査する。
福島沖で汚染した魚種が隣接県にも広がっている可能性があるためだ。検査品目も増やした。

 新基準のコメへの適用は10月以降で、検査は市町村ごとに出荷を始める前に行う。
(沢伸也)

 
1/11 聯合ニュース(日本語版) 「北海道産冷凍魚から微量のセシウム=韓国食品当局」
http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2012/01/11/0200000000AJP20120111003700882.HTML

【ソウル聯合ニュース】農林水産検疫検査本部は11日、日本産冷凍魚から微量のセシウムを検出したことを明らかにした。

 セシウムが検出されたのは、北海道から輸入された冷凍スケトウダラと冷凍のサバ。1キログラム当たりの検出量は
3.97ベクレル~5.32ベクレルで、食品許容基準値の1キログラム当たり370ベクレルの1.07~1.44%にすぎない。

 日本から輸入した水産物から放射性物質が検出されたのは計25件となった。いずれも同基準値を下回っている。

 
3/14 朝日新聞 「海藻セシウム、数カ月で激減 福島第一から50キロ地点」
http://www.asahi.com/science/update/0314/OSK201203140080.html

 東京電力福島第一原発から約50キロの福島県いわき市の海岸で採れた海藻中の放射性セシウムが、
数カ月の間に20分の1~70分の1へと急速に減っていることが、神戸大などの調査でわかった。
海水中の濃度が落ちたためとみられる。16日から京都市で開かれる日本植物生理学会で発表する。

 神戸大の川井浩史教授(藻類学)が、いわき明星大と共同で、いわき市永崎の海藻の放射性セシウム
濃度を定期的に調べた。

 乾かしたワカメ1キロあたりのセシウムは、昨年5月は約9500ベクレルあった。それが7月には666ベクレル、
9月には479ベクレルと約20分の1まで減った。同様にアナアオサでは5月の約5900ベクレルから
10月の80ベクレルまで約74分の1に、アラメでは5月の約1万1千ベクレルから10月の222ベクレルまで
約50分の1に下がった。

 海藻は水を多く含むので、乾かす前だとこの5分の1から10分の1の濃度という。

 海藻はセシウムなど海水中の金属を濃縮してためる性質がある。成長が速く、上の方が枯れて下からどんどん
伸びて入れ替わる。地上の植物と違い土からはほとんど吸収しないので、海水中のセシウムが減ったのに
伴って濃度が急速に下がったらしい。
(鍛冶信太郎)

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数値だけでも先に公表しよう、という発想はなかったのだろうか。

 
315 河北新報 「自主休漁は70ベクレル超を想定 宮城県検討」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120315t11004.htm

 福島第1原発事故による水産物の放射能汚染に関し宮城県は、漁業者らと協議の上で水揚げ自粛を
検討する目安として、おおむね1キログラム当たり70ベクレル超の放射性セシウム検出を想定していることが
14日、分かった。4月から引き下げられる食品のセシウムの新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)
に対応する。

 新基準値が適用される4月1日以降、検査体制を強化し、基準値超の水産物が流通するのを防ぐ狙い。
県は県漁協や県沖合底引き網漁協などの漁業団体に理解を求め、今月中に水揚げ自粛する際の方針を
固める考え。

 県の案では、検出値70ベクレル超を目安に漁業者や流通関係者と対応を協議し、対象魚種の水揚げ
自粛を検討する。おおむね50ベクレルを検出した場合でも再検査を実施し、福島沖での状況などを勘案して
自主的に休漁するかどうかを協議する。

 県は4月1日以降、宮城沖の海域を七つに分け、毎週計50検体以上の検査を実施する。

 県によると、ことし2月までに検査した宮城沖で捕れた水産物約330検体のうち、4検体が新基準値を
超えた。75~99ベクレルは4検体、50~74ベクレルが11検体だった。

 東京電力は国の基準値以下でも、風評被害を防ぐため漁業者が組織的に自主休漁した場合、補償を
行う考えを明らかにしている。

 
3/15 産経新聞 「50ベクレル超の魚介、出荷自粛へ 放射性物質検査 茨城」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120315/ibr12031502050000-n1.htm

 ■県と漁協が独自基準

 県と県内漁業組合団体が県内で取った魚介類について、4月以降、放射性物質検査で1キロ当たり
50ベクレルを超えた場合、出荷を自粛する方向で最終調整していることが14日分かった。15日にも
発表する。国より厳しい基準を設けることで、「茨城の魚介類は安心・安全」とアピールする狙いがある。

 4月以降、魚介類を含む一般食品の放射性セシウムの暫定基準値が、これまでの1キロ当たり
500ベクレルから同100ベクレルとなる。県内の主要漁協による「茨城沿海地区漁業協同組合連合会」は
14日、水戸市内で会合を開き、「魚介類の安心・安全を打ち出すことが大事」(関係者)と同50ベクレルを
超えた魚介類は出荷自粛の方向で話をまとめたという。

 原発事故後、県による放射性物質の検査結果で、50ベクレルを上回る魚種は複数存在し、漁業関係者
らには厳しい“ハードル”を課す形になる。会合に出席した漁業関係者からは「今はシラスなどの小魚が
厳しいが、次はヒラメなど底魚が厳しくなるかもしれない」といった声もあがっている。

 
3/15 毎日新聞 「放射性セシウム:50ベクレル超で出荷自粛…茨城県と漁連」
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20120316k0000m040113000c.html

 食品に含まれる放射性セシウムの基準値が4月から1キロ当たり100ベクレルに厳格化されることを受け、
茨城県と茨城沿海地区漁連(小野勲会長)は15日、同50ベクレルを超えた海産魚介類について出荷を
自粛する独自の対応策を発表した。県によると、自治体などによる独自基準は全国初という。

 県と茨城漁連によると、50~100ベクレルが検出された魚は各漁協が27日以降、自主的に出荷を自粛。
100ベクレルを超えた魚は、県が4月1日以降、出荷を県内全域で自粛するよう各漁協に要請する。
今月中に100ベクレルを超えた魚が出れば、27日に自粛を要請する。

 東京電力福島第1原発事故後、県内沿岸では魚介類に対する放射性セシウムの測定検査が継続されて
おり、今月上旬の検査で、県北部で取れたニベが113ベクレルと基準値を超えたほか、スズキ▽マダラ
▽アカエイ▽ババガレイ▽コモンフグから50~100ベクレルを検出。これら6魚種は27日に出荷停止になる。
【大久保陽一】

 
3/9 SANKEI EXPRESS 「【Nature】放射性物質 海底の生態系循環で濃縮」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/environment/548801/

 東京電力福島第1原子力発電所の事故では、大気中への放射性物質放出や汚染水の流出などで、
陸だけでなく海や川にも深刻な汚染をもたらした。食卓をにぎわす海の恵みへの影響はいまも続いている。

 ■回遊魚は低下傾向

  福島第1原発沖で千倍のセシウム 昨年… http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/topics/546811/
  福島第1原発事故 収束願うも光が見え… http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/548642/

 水産庁によると、海面近くを回遊する魚の放射性物質の濃度は下がる傾向にある。東日本沖合の太平洋では、
サンマやカツオが夏にセシウム濃度が1キログラム当たり10~20ベクレル程度の最高値となったが、その後は
低下。今年に入ってサンマはほとんどが1キログラム当たり1ベクレル未満、カツオは1キログラム当たり
1~2ベクレルだ。

 一方、底生生物を食べるアイナメは、福島沖で昨年7月に1キログラム当たり3000ベクレルの最高値を記録。
ほかの海域では低下したが、福島沖では今年に入っても1キログラム当たり1000~1700ベクレルと高い値
も出た。海底にすむシロメバルも、昨年7月と今年2月、福島沖で1キログラム当たり3000ベクレル超のものを
確認。海底の魚は事故から1年後も、場所によって濃度が高い実態を浮き彫りにするデータだ。

 ■食物連鎖で汚染続く

 放射性物質はどのようにして生物に取り込まれたのか。

 東京海洋大の石丸隆教授によると、海に流出した放射性物質は食物連鎖を通じ、プランクトンから海面近くの
中型・大型の魚に段階的に移行する。死骸や糞(ふん)が海底に沈んだ後で、ゴカイなどの底生生物に取り込まれ、
それを食べる海底の魚にもたまって濃縮する。石丸さんは「海底の生態系の中で循環し、なかなか希釈されない」
と話す。

 事故後に東京海洋大が福島沖で実施したさまざまな生物の調査が、それを裏付けている。

 昨年7月の調査では、魚の餌となるプランクトン1キログラムからセシウム134と137を合計で最高669ベクレル
検出。ウニの仲間からは1キログラム当たり854ベクレルを検出した。10月の調査では、海中をただようプランクトン
の値は1桁下がったが、海底にすむウニの仲間は1キログラム当たり582ベクレルだった。「それほど低くなっておらず、
底生生物の汚染が続いている」と石丸さんはみる。

 汚染の元になった海水の状況はどうか。全国の原発周辺の海で放射性物質を調べている海洋生物環境研究所
によると、福島沖の海水のセシウム137濃度は事故前に1リットル当たり1~2ミリベクレルだったが、事故後は
数万倍の1リットル当たり数十ベクレルに跳ね上がった。宮城や茨城沖にも汚染は広がった。

 最近では福島第1原発から30キロ離れると、高くても1リットル当たり数十ミリベクレルと事故前の数十倍に
落ち着いた。とはいえ元のレベルには程遠い状況。海洋生物環境研究所の日下部正志研究参与は「いつかは
分からないが、最終的には海水が希釈されて以前の水準に戻る」と話す。

 やっかいなのは海底の泥などの堆積物だ。日下部さんは「放射性物質は粘土質に吸着されやすい一方、
砂地の濃度はそれほど高くない。海底にも局地的に高いホットスポットがあり、まだらに分布している」と話す。

 文部科学省の委託で海洋生物環境研究所などが実施した海底土の調査では、セシウム137は、宮城・
牡鹿半島の東側で一貫して濃度が低い一方、牡鹿半島の南側では1キログラム当たり数百ベクレルの高濃度で
推移。茨城沖は1キログラム当たり300ベクレルほどまで上昇傾向を示す場所もあれば、1キログラム当たり
数百ベクレルから数十ベクレルの間での乱高下もみられ、場所や時期によりばらつきが大きい。

 事故前は、宮城から茨城沖の海底土はどこも1キログラム当たり数ベクレル程度で、汚染の影響は瞭然だ。

 ■遅れて回復

 事故以来、福島沖では漁が自粛され、地元は再開を待ち焦がれる。消費者も食卓に安心が戻るのを期待する。
ただ1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故を見ると、全ての生物が以前の状態に戻るのはかなり
時間がかかりそうだ。

 海洋生物環境研究所によると、チェルノブイリ事故後、福島沖の海水の放射性物質濃度は急上昇し、
約1カ月後に最も高くなった。

 一方、魚類の濃度は、海面近くにすむスズキが5~6カ月後、底にすむマダラは約9カ月後にピークに。その後の
下がり方も魚種で差があり、スズキは事故後1年半以上、マダラは2年半かかって以前の濃度まで戻った。

 しかもチェルノブイリは日本から遠く離れており、海の汚染は大気経由だけだった。

 日下部さんは「今回は海の放射性物質の量がはるかに多く、生物の濃度変化が同じパターンで推移するか
どうかも不明だ。いずれにせよ生物への蓄積がはるかに長く続くのは確実だ」と指摘する。

 
3/17 読売新聞 「600キロ沖のプランクトンから低濃度セシウム」
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120317-OYT1T00481.htm?from=tw

 東京大など日米の研究チームが、東京電力福島第一原子力発電所の東方約600キロ・メートルで
採取したプランクトンから、原発事故由来とみられる放射性セシウムを検出した。

 濃度は国の魚介類の暫定規制値(1キロ・グラムあたり500ベクレル)を大きく下回るが、プランクトンを
食べる魚に蓄積する可能性もあり、チームは継続調査が必要としている。27日の日本海洋学会春季大会
で発表する。

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本州の東500km沖のカツオも、秋以降は10~15Bq/kgに達しているから、
このプランクトンの汚染はうなずけるところだ。

 東京大大気海洋研究所の西川淳助教らは昨年6月、原発の東方30~600キロの17地点で海水に
含まれる動物性プランクトンを採取、全てから放射性セシウム137を検出した。濃度は乾燥状態で
1キロ・グラムあたり0・3ベクレル~56・4ベクレルで、遠方ほど低くなる傾向があった。

 
3/16 茨城県 「県と漁連とが独自基準値での対応方針を決定」
http://www.pref.ibaraki.jp/hotnews2/2012_03/20120316_01/

海産魚介類における放射性物質の新基準値への対応について、次のとおり、県と沿海地区漁連で
対応方針が決まりましたので、お知らせします。

■方針

 消費者が信頼・安心して本県の海産魚介類を購入できるよう、4月以降、市場に基準値(100Bq/kg)超えの
魚介類を流通させない体制を構築する。

■4月に向けての対応方針

(1)100Bq/kgを超過した魚種
  ・3月以降、基準値を超えた魚種は、県の自粛要請に基づき出荷・販売を自粛する。
  ・自粛区域は、県内全域とする。

(2)50Bq/kg超100Bq/kg以下の魚種
  ・3月以降、基準値を超える危険性のある魚種は、自主的に生産を自粛する。
  ・自粛区域は、北部(日立市以北)、県央部(東海村から大洗町)、南部(鉾田市以南)の各海域ごととする。

(3)50Bq/kg以下の場合
  ・通常どおり出荷・販売をする。

(4)解除に向けた対応
  ・検査期間:1ヶ月
  ・検査回数:各海域毎に3カ所以上
  ・解除:各海域毎に解除

■施行期日

(1)県での対応
  ・3月以降の検査結果を踏まえ、100Bq/kgを超過した魚種について、4月1日付けで出荷自粛を要請する。

(2)漁連・漁協での対応
  ・3月以降100Bq/kgを超過した魚種について、出荷実務を考慮して3月27日から出荷を自粛する。
  ・3月以降50Bq/kg超100Bq/kg以下の魚種について、出荷実務を考慮して3月27日から海域毎に
   自主的に生産を自粛する。

 
3/22 朝日新聞(宮城) 「水産物50ベクレル前後で県漁協と対応協議」
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001203220001

 食品に含まれる放射性物質の基準が4月から強化されるのを受けて、県は水産物から1キロあたり50ベクレル
前後が検出された場合に、県漁協などと検査強化や出荷自粛といった対応を協議する場を設ける方針を固めた。
出荷を自粛する一定の数値は定めない考えで、近く漁業団体と最終調整を図る。

 食品の放射能の基準がこれまでの500ベクレルから100ベクレルになるのを受け、県は県沖の海域を七つに分け、
水揚げされた水産物をそれぞれ検査していく方針だ。

 その際に基準超えの水産物が流通するのを防ぐため、検査で50ベクレル前後が検出された品目については、
各海域を利用する漁協と県が隣接する海域での検出状況などを見て、出荷の自粛や検査の強化といった対応を
協議することにした。

 茨城県では、50ベクレルを超えた品目は全域で出荷を自粛する独自の方針を決めている。県は「宮城県沖は
北部と南部で環境も異なり、魚種も豊富。一つの基準での線引きは難しい」としている。

 
3/22 産経新聞 「北茨城・大津漁港、平潟漁港 「1年前と変らない」魚の安全、前面に高いハードル」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120322/ibr12032210500005-n1.htm

(写真)大きな亀裂が修復されないまま残る大津漁港=北茨城市大津町

 「現状は1年前と変わらない。地震の次の日から同じだよ」。漁師らが吐き捨てるように話す。

 風光明媚(めいび)な五浦海岸の南側にある大津漁港(茨城県北茨城市大津町)は東日本大震災で津波による
大きな被害を受けた。漁船や沿岸の家屋が押し流され、がれきが周辺の道路を埋め尽くした。がれきの処理は
比較的早く進み、漁港は表面上、惨状から立ち直ったかのように見える。だが、港内にはいまだに舗装面の
大きな亀裂や陥没が目立つ。茨城の冬を代表するアンコウが揚がり、イワシの水揚げ量が全国でも有数だった
同漁港の活気は全く失われていた。

 復興はいつになるのか。「自分たちの代ではない。子供たちの時代になってしまう」。漁船補修など船舶関連の
鉄工業を営む住谷義行さん(60)は不安をのぞかせる。「(還暦の)赤いちゃんちゃんこ着たばかり。船のことばかり
やっていたからほかのことはできない」と住谷さん。祖父の代から同漁港で仕事を続けてきたが、今後も続けて
いくことができるのか。仕事を求め、ほかの場所に移ることも頭がよぎる。

 巻き網船の網の補修などで食いつないできた漁師たちは1年間の臨時雇用が打ち切られる。人が去っていけば
漁港そのものが廃れてしまう。漁師らは「本当の被害はこれから」と話す。

 震災後、コウナゴから国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されるなど
震災で破壊された漁港に福島第1原発事故が追い打ちをかけた。

 風評被害も深刻だ。北茨城産のアンコウは震災前の5分の1~6分の1まで値が下がった。大津漁業協同組合の
村山譲専務理事は「北茨城で捕れた魚というだけで扱ってもらえない。一度レッテルを貼られてしまうと厳しい」と
苦悩の表情をみせる。「魚が安全かどうかを知らせてくれればいい」と震災後の報道にも疑問を投げかけた。

 食品に含まれる放射性物質の基準が4月以降、セシウムで同100ベクレルに引き下げられるのを受け、県と
茨城沿岸地区漁業協同組合連合会は50ベクレルを超えた魚種を出荷自粛することを決めた。より厳しい
独自基準で安全性をアピールし、風評被害払拭を狙う。復興のため、あえて課した高いハードルだ。

 福島県境に位置する平潟漁港(同市平潟町)でヤリイカの漁船が出漁から帰ってきた。「きょうはいつもの
10分の1。こんな日もある」。漁港の市場で仲買業者の男性(71)が「やっぱり風評被害が一番困る」と話す。

 50年以上、酒店を経営する本田栄子さん(79)は「復興といってもほとんど進んでいない。震災でお店に来る
漁師が少なくなってしまった。でも、やれるうちはお店をやっていきたい。平潟が少しでもよくなれば」。
復興への切なる願いを胸に店に立つ。
(田坂定康)

 
3/24 朝日新聞(茨城) 「県全域 魚の出荷自粛 7種類」
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001203240004

 県漁政課は23日、県沖や霞ケ浦などでとれた魚介類45種の放射性物質の検査結果を公表した。
新たに2種類の魚が1キロ当たり100ベクレルを超えた。

 県内の主な漁協でつくる茨城沿海地区漁業協同組合連合会と県は、今月の検査で1キロあたり
100ベクレルを超えた魚介類は県全域で、50~100ベクレルの場合はそれがとれた海域で27日から
出荷を自粛すると決めている。

 今回の検査で北茨城市のショウサイフグと大洗町のスズキが100ベクレルを超え、これまでの検査で
100ベクレルを超えていた5種と合わせて計7種の出荷が27日以降、県全域で自粛される。

 
3/23 We are the 大漁プロジェクト公式Blog 「生ワカメ収穫」 より
http://blog.livedoor.jp/tairyoproject/archives/6868605.html

今年は、浜で働く人も少なかったので、ボランティアや求人を呼びかけたのですが
なかなか人が思うほど集まらず難儀してました。

被災地は、若手不足で悩んでいます。
この小渕浜も小網倉も同じ悩みを抱えています。

人材を増やしていくことも、これからの大きな課題です。

 
3/15 気象研究所 「海洋放射能の分析結果について」
http://www.mri-jma.go.jp/Topics/hotyouhi/houtyouhi_sea.html

太平洋広域の Cs-134、Cs-137の分析結果(重要)

 
3/26東電 「海底土移行調査及びプランクトン調査位置図」
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120326_04-j.pdf

20km圏内プランクトン調査(3箇所)の結果は、1ヶ月後くらいに公表予定。
「サンプルからゴミを除くなどの前処理に時間がかかる」と説明。

 
3/26 NHK 「茨城 独自基準で魚の水揚げ自粛」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120326/k10013983441000.html

 来月から食品に含まれる放射性セシウムの基準値が厳しくなるのを前に、茨城県沿岸の漁協でつくる組合は、
漁獲する魚について独自の基準を設け、27日から16種類の魚の水揚げを沿岸の全域または一部で自粛する
ことになりました。

 魚など「一般食品」に含まれる放射性セシウムの基準値は来月から現在の暫定基準値の5分の1に当たる
1キログラム当たり100ベクレルと大幅に厳しくなります。

 茨城県沿岸の漁協でつくる組合は国の新しい基準値を超えるおそれがある魚については、27日から漁獲を
自粛する独自の基準をつくり、対象となる魚が26日、公表されました。

 それによりますと、今月県が行った検査で、国の新しい基準値の1キログラム当たり100ベクレルを上回る
放射線セシウムが検出されたマコガレイやマダラ、それにスズキなど8種類の魚については茨城県沿岸全域で
27日から水揚げを自粛します。

 また、国の新しい基準値の半分の50ベクレルを超える放射性セシウムが検出された魚とまだ検査が
終わっていない魚の合わせて8種類についても27日から海域を限定して水揚げしないことを決めました。

 水揚げ自粛の対象となった魚は今後、月に3回以上行う検査でいずれも独自の基準を下回るまで水揚げは
再開しない方針です。

 また、これ以外の魚から独自の基準を超える放射性セシウムが新たに検出された場合もその魚の水揚げを
自粛します。

 茨城県によりますと、県内の沿岸ではほかにもすでにエゾイソアイナメとコウナゴの水揚げを見合わせて
いますが、これ以外の魚は放射性セシウムの検出データから水揚げして販売できるとし、茨城特産のシラスや
アンコウなどは安全だとしています。

【全域水揚げ自粛(100Bq/kg超)】
マコガレイ、マダラ、スズキ、ニベ、ショウサイフグ、コモンカスベ、コモンフグ、ウスメバル

【自粛(50Bq/kg超)】
■北部 ババガレイ、ホウボウ、アカシタビラメ、ヒガンフグ
■中央部 アイナメ、クロメバル、スケトウダラ
■南部 アカエイ、ホウボウ

 
3/27 河北新報 「セシウム新基準 「魚介の線量、正確に伝達」 宮城水産業界」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120327t15009.htm

 食品に含まれる放射性セシウムの基準値が1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに
厳格化される4月を目前に、宮城県内の水産業界に不安が広がっている。新基準値を超えた魚が
一度流通すれば、消費者離れが加速度的に進みかねないからだ。東日本大震災からの復興の
真っただ中にある漁業関係者や県は、検査の徹底と風評被害の防止に神経をとがらせている。

 「水産業には漁業者だけでなく、仲買人や加工業者などたくさんの人が携わっている。
風評被害が一番心配だ」

 26日県庁で開かれた宮城海区漁業調整委員会で畠山喜勝会長(元県北部鰹鮪漁協組合長)は、
危機感をあらわにした。

 津波で壊滅的な被害を受けた水産業は、水揚げ、加工、流通など産業のすそ野が広く、雇用の
重要な受け皿にもなる。沿岸部の基幹産業として再起を目指す中、風評被害は死活問題に直結する。

 県は関係23団体による県水産物放射能対策連絡会議を23日に設立。測定結果の推移を
総合的に勘案し、魚種や海域による水揚げ自粛などの措置を判断することとした。合言葉は
「100ベクレルを超えそうな魚介類は流通ルートに乗せない」。

 周辺海域のデータも参考にする。福島第1原発以北の福島県海
域ではこれまで500ベクレル超が6種類、100ベクレル超が22種類確認されているからだ。

 現在、県内の海産物で暫定基準値の500ベクレルを超えたのはないが、マダラ、クロソイ、
ギンザケ、スズキは100ベクレルを超えたことがある。100ベクレル未満で50ベクレル超の魚は
これまで5種類あった。

 県水産物放射能対策連絡会議の初会合があった23日、記者会見した須能邦雄
県産地魚市場協会副会長は、「われわれも手探りで対策を立てている。情報を正確に伝え、
消費者に分かってもらえるよう説明したい。恐れずに魚を食べてもらいたい」と訴えた。

 
3/23 日経 「水産物の放射性物質検査、検体数100に倍増 宮城県」
http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819490E0E1E2E49B8DE0E1E2E1E0E2E3E09EE2E3E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E1

 宮城県は23日、4月から水産物の放射性物質検査を強化すると発表した。1週間当たりの
検体数を従来に比べ2倍の約100に増やす。国が食品に含まれる放射性セシウムの規制値を
現行の1キログラム当たり500ベクレルから100ベクレルに引き下げ、安全基準を厳しくするのに
対応する。100ベクレル超を検出した魚種は出荷を自粛し、食の安全・安心を確保する。

 県や県漁業協同組合、県水産物流通対策協議会など関係23団体が同日、「県水産物放射能
対策連絡会議」の初会合を開いて決定した。

 沿岸と沖合を7つの海域に分けて検査する。調査対象はマグロやサンマなど主要魚種のほか、
これまでに50ベクレル超を検出したことがあるマダラ、ヒラメなど。時期と地域によって取れる
魚種が変わるため、調査対象は海域ごとに毎月決める。

 100ベクレル超を検出した場合は同会議が漁業者に対して、取れた海域での対象魚種の
出荷自粛を求める。50ベクレル以上など比較的高い値を検出した場合は再検査する。
100ベクレルを超えなくても高い値が続く時は出荷の自粛を要請する可能性がある。

 県は福島第1原子力発電所事故以降、1週間に20検体を検査していたが、2月に55検体に
増やしている。

 
3/27 NHK(福島) 「東電が今月下旬から魚の調査」
http://www.nhk.or.jp/lnews/fukushima/6053955711.html

 東京電力は、26日開かれた県内の各漁協が集まる会議で、今後の漁再開の判断の参考となる情報を
提供するため、今月下旬から福島第一原発の半径20キロ圏内の海域で魚の放射性物質の調査を行う
ことを伝えました。

 26日福島市で開かれた会議には、県内の各漁協のほか国や県、東京電力の担当者などおよそ60人が
出席しました。

 会議では県水産試験場の担当者から、この3か月間で放射性物質の調査を行った沿岸の魚介類111種
類のうち、33種類で食品の新基準を超える値が検出されたことが報告されました。

 このため、各漁協では試験的な操業に向けた検討は進めるものの、来月も漁の自粛を続けることを決めました。

 一方、東京電力も今後の漁再開の判断の参考となる情報を提供するため、今月下旬から福島第一原発の
半径20キロ圏内の海域で魚の放射性物質の調査を行うことを伝えました。

 東京電力はこれまでに同じ海域で海底の土の放射性物資の調査を行っていて、これらのデータを参考に
各漁協と協議した上で対象とする地点や魚の種類を決め、6月まで毎月1回、調査を行うということにしています。

 
3/24 河北新報 「水産物セシウム新基準値に対応 宮城県が連絡会議設立」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120324t11011.htm

 宮城県は23日、県漁協、県産地魚市場協会などで組織する「県水産物放射能対策連絡会議」を設立した。
4月から厳格化される放射性セシウムの新基準値に対応するため、水揚げ自粛要請の判断など対応策を決める。

 仙台市青葉区で開かれた初会合には、構成する23団体の担当者が出席した。議長に川村亨県水産公社
理事(県農林水産部技監兼次長)を選出。県は、放射性セシウムの基準値が1キログラム当たり500ベクレル
から100ベクレルになることを踏まえた検査強化方針を示し、了承された。

 方針によると、宮城県沖を7海域に区分し、精密測定を実施。サンマやマグロなど主要水産物のほか、
50ベクレルを超えたことのあるヒラメやマアジなどを対象に、毎週100検体程度を調べる。5魚市場が
自主的に行っている簡易検査とは別に、県が独自に行う。

 100ベクレルを超えた場合、連絡会議が漁業団体に水揚げ自粛を要請する。自粛は海域や魚種ごとに
決める。100ベクレルを下回った魚でも、周辺海域の検査結果などを参考に、水揚げ自粛要請や再検査
などを行う。具体的な数値基準は設けない。

 川村技監は「100ベクレルを超える水産物を市場に流通させないため、検査や管理態勢の構築が
喫緊の課題。漁業、流通、加工の各業界が一体となって水産物の安全、安心を確保する」と強調した。

 
3/27 毎日新聞(福島) 「東日本大震災:早期の漁再開期待 来月も自粛で県漁連」
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120327ddlk07040112000c.html

 福島第1原発事故の影響で自粛が続く沿岸漁業について、県漁業協同組合連合会の組合長会は26日、
4月も漁を再開しないことを決めた。4月から適用の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性
セシウムを検出する魚種が30%に上っていることなどが理由。県漁連の野崎哲会長は、県による今後の
検査で魚種などを選定し、早期の試験操業につなげる意向を表明した。

 会議で、県は1~3月に行ったモニタリング検査の結果を報告。魚類では、ヒラメやアイナメ、マコガレイ
など暫定規制値(同500ベクレル)超えの9種を含む30種で新基準値を超え、底魚を中心に高い濃度の
セシウムを測定した。組合長らは「これでは消費者の理解が得られない」などとして漁自粛を決めた。

 野崎会長は、一部の魚種でセシウムの数値が落ち着いてきたなどとして「具体的な場所と魚種が
決まればやれる段階まで来た」との認識を示し、4~5月にも試験操業の実施にゴーサインが出る
可能性を示唆した。ただ、実施計画の策定など準備を進める必要があるとして、実際の漁までは
「1カ月から1カ月半はかかる」とした。

 一方、東京電力は同日、第1原発の警戒区域(半径20キロ圏)で3月末~6月末、いわき市漁協と
相馬双葉漁協の協力を得て、魚介類を対象にした放射性物質のサンプリング調査を初めて行うと発表した。
【清水勝】

 
3/28 東電 「福島第一原子力発電所より 20km 圏内海域での魚介類サンプリング調査の開始について」
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120328_01-j.pdf

刺網調査:調査海域の6点にて、毎月各1回実施。

・ 底曳き網調査:調査海域の4点にて、毎月各1回実施。

・ プランクトン調査:調査海域の3点にて、毎月各1回実施(3月 23 日、第1回目実施済)。

・ 船曳き網調査:調査海域の4点(うち2点について3月 29 日実施予定。
  残り2点の調査地点については、検討中)にて、3月~4月初旬に各1回実施。

・ プランクトン、船曳き網調査においては海水、刺網、底曳き網調査においては、海水、海底土の採取も実施。

(調査位置図)

 
3/28 NHK仙台 「スズキの水揚げ自粛を要請」
http://www.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004020781.html

 食品の放射性物質の基準値が来月から厳しくなることから、宮城県や漁協などでつくる連絡会議は会合を開き、
比較的高い値の放射性物質が検出されている宮城県沖でとれた魚のスズキについて30日から漁業者に水揚げの
自粛を要請することを決めました。

 対象となるのは石巻市の金華山より南から山元町までの沿岸の海域です。

 宮城県の沖合でとれたスズキからは、先月から今月にかけて、比較的高い値の放射性セシウムが相次いで
検出され、1キログラムあたり最大で360ベクレルにのぼり、最近の検査でも100ベクレルを超えました。

 魚などの食品に含まれる放射性セシウムをめぐっては、国の基準値が来月から厳しくなり、1キログラムあたり
500ベクレルから100ベクレルになることから、宮城県や漁協、それに市場の関係者でつくる連絡会議は、
塩釜市で会合を開き、今後の対応を協議しました。

 その結果、30日から漁業者にスズキの水揚げを自粛するよう要請することが決まりました。
自粛の対象となるのは石巻市の金華山より南から山元町までの沿岸の海域です。

 原発事故の影響で宮城県内で海産物の水揚げを自粛するのはこれが初めてです。

 七ヶ浜町で50年以上、漁をしている男性は、「100ベクレルを超えたということで仕方ないが、
スズキは高級魚だけに自粛になると死活問題だ」と話していました。

 
3/28 茨城新聞 「ヒラメなど3魚種も出荷自粛 県検査で50Bq超」
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13329275952744

 県は28日、魚介類の放射性物質検査で、新たに北茨城沖ヒラメなど3魚種から1キロ当たり50ベクレルを
超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県の検査で50ベクレルを超えるセシウムが検出され出荷を
自粛するのは計17魚種となった。

 今回の検査で新たに100ベクレルを超えたのはヒラメとババガレイ。北茨城沖のヒラメから260ベクレル、
同沖のババガレイから137ベクレルが検出された。結果を受け、2魚種は県内全域で出荷を自粛する。

また、大洗沖のイシガレイから92ベクレルが検出されたため、県央部(東海〜大洗沖)でイシガレイの出荷を自粛する。

 
3/29 河北新報 「スズキ水揚げ自粛 漁業者、不安と怒りの声」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/03/20120329t13022.htm

(写真)スズキの水揚げを自粛する方針を決めた県水産物放射能対策連絡会議

 福島第1原発事故による放射能汚染問題で、金華山以南の仙台湾沿岸でスズキの水揚げを自粛する
方針が28日、決まった。東日本大震災で壊滅的被害を受けた漁業の再興を目指そうとする矢先の自粛。
「生活できない」「復興が停滞する」。県内の漁業関係者は不安と怒りの声を上げた。

 宮城県亘理町荒浜の荒浜漁港は、スズキやマダラなどの刺し網漁が旬を迎えている。
漁師山川育夫さん(61)は1日約700キロを水揚げし、スズキは1キロ当たり850~1000円で取引される。
「自粛がさらに広がれば食っていけなくなる。東京電力に補償を求めたい」と怒りをあらわにする。

 荒浜沖のスズキは、県が3月に実施した放射性物質測定結果で、4月に施行される新基準
(1キロ当たり100ベクレル)を超える値が検出された。

 震災で被災し、昨年6月に漁再開にこぎ着けた山川さん。「これからという時だったのに。スズキだけでなく、
ヒラメ、カレイなど他の魚へ(自粛が)拡大するかどうか心配だ」と言う。

 震災で壊滅的被害を受けた山元町の磯浜漁港では4月末にも、スズキやヒラメなどの定置網漁を始める
予定だった。県漁協山元支所の大和郁郎運営委員長(65)は「当面漁はできない。津波、放射能の
ダブルパンチだ」と落胆を隠せない。

 県漁協網地島支所(石巻市)の阿部欽一郎運営委員長(64)は「一つの魚種の制限を、消費者は
宮城全体の海が危ないと受け止めるのではないか」。石巻魚市場買受人協同組合の布施三郎理事長(61)も
「自粛要請は安全な魚しか出荷していないことを示す意味があると思うが、宮城の魚を不安視する声が
広がらないか心配だ」と気をもむ。

 自粛要請を決めた水産物放射能対策連絡会議。関係者は「安全・安心」の徹底を主張する。
議長を務める川村亨県水産公社理事は「100ベクレルを超える県産の水産物を流通させないという
強い覚悟で、業界と県が一体となり取り組んでいく」と強調した。

 
3/29 週刊朝日 「食品に含まれる放射性セシウム問題 近隣県が懸念する「茨城基準」拡大の影響」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120329-00000003-sasahi-soci

 食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が、4月1日から適用される。食品が「一般食品」「牛乳」
「乳児用食品」「飲料水」の四つに区分された。

 穀類や肉、魚、野菜などの「一般食品」は、暫定基準値の1キロあたり500ベクレルから100ベクレル、
「牛乳」は200ベクレルから50ベクレル、「乳児用食品」は50ベクレルへと厳格化された。消費量が多い
「飲料水」は200ベクレルから10ベクレルと、もっとも厳しくなった。

 原発事故後、淡水魚を含む38種類の魚介類から100ベクレル超のセシウムが検出されている。
セシウムが海底土に蓄積されたためか、アイナメやカレイ、ソイ、マダラといった底魚の汚染が目立つが、
食物連鎖の上位に立つスズキやブリなど中層を泳ぐ大型魚でも出ている。

 そうした状況を受け、茨城県と茨城沿海地区漁業協同組合連合会は3月下旬から、茨城県沖を三つの
水域に分け、50ベクレル超の魚介類が採取された水域からの出荷を自粛するという独自基準を設定した。
水域ごとに1カ月間、3カ所以上で検査し、50ベクレル以下なら解除するが、「一度、基準値を超えると、
約1カ月は出荷ができなくなる」(同漁連の担当者)という厳しい措置だ。

 他県の漁業関係者が懸念するのは、この「茨城基準」が拡大することだ。茨城県と利根川を挟んだ
千葉県銚子市の漁業関係者は、不満を隠さない。銚子沖では、昨年9月にマアジ1検体が50ベクレルを超えた。

「茨城のマアジは何度も50ベクレルを超えていて、いつ出荷自粛になってもおかしくない。そうなると、
隣り合った水域なのに、茨城は自粛で銚子はOKとなる。そんな筋の通らない話を、消費者が許すはずがない。
今後、消費者からの要求で『茨城基準』が他県まで広がったら、商売になりません。50ベクレル超の
魚が見つかっている宮城や岩手も大打撃を受けますよ」

※週刊朝日 2012年4月6日号

 
3/26 We are the 大漁プロジェクト公式Blog 「東京電力説明会」 より
http://blog.livedoor.jp/tairyoproject/archives/6881846.html

マスコミは完全にシャットアウト。
漁業関係者のみへの、説明と謝罪でした。

様々な話しがあった中で、今回の説明会を端的に言えば
宮城は放射能の数値が低すぎるので
保証金は出せないということでした。

魚は風評被害で値崩れを起こしているにも関わらず
専門的な説明と放射能の数値ばかりで、チンプンカンプン。
漁師に目線を合わせて話してくれないと、全部は理解できません。

 
3/30 朝日新聞 「20キロ圏内の海へ事故後初「出漁」」
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001203290002

●東電調査、いわきの漁船

 久之浜漁港(いわき市)の漁船2隻が29日、東京電力福島第一原発から20キロ圏内の海上へ、
事故後、初めて「出漁」した。東電が始めた区域内の魚のモニタリング調査で、東電から
捕獲作業を委託された。

 出港したうち、船引網漁船1隻が第一原発から南へ約18キロ、楢葉町の木戸川河口の沖
1.5キロと2キロの2地点で、コウナゴ計2~3キロ、シラウオ計4~5キロと海水10リットルずつ
を採取した。

 コウナゴ、シラウオとも今が盛漁期で、現場は好漁場。「水揚げ」した第8宝福丸(6.6トン)の
遠藤健一船長(57)は「見た目に変わりはなく、やっぱり海はいい。魚の様子を知りたくて協力
したが、どんな数値が出るのか。何とも言えない気持ちだ」と話した。

 同乗した東電の担当者によると、6月までの各月、区域内に定めた10カ所で、計約20種類の
魚を取って調べる予定だという。

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20km圏内は、昨年末にNHKが取材で入っています。
他のメディア的には「初」なのだろうけど。

 
生活クラブ 「消費材の放射能検査結果」
http://seikatsuclub.coop/coop/news/20110905top.html

3/30更新
さけ水煮缶(マルハニチロ食品)から、セシウム合計18 Bq/kgを検出しました。
1缶180gを食べた時、セシウム合計3 Bqの摂取で、0.06μSvの内部被曝と推計します

原発から20圏内の海の調査、しっかり計ってもらいたいですね。最近の海に汚染水が漏れる事故が起きた後でコウナゴと海水の数値が非常に気になります。

 

3/30 茨城新聞 「新たに2魚種で出荷自粛 県の独自基準50Bq超」
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13331021076500

 県は30日、県内各沖で22〜27日採取した23種27検体のうち、大洗沖のヒガンフグとひたちなか沖のシロメバル
から1キロ当たり50ベクレルを超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県の検査で50ベクレルを超える
セシウムが検出され出荷を自粛するのは計18魚種となった。

 検査の結果、大洗沖のヒガンフグからは75ベクレル、ひたちなか沖のシロメバルからは61ベクレルのセシウムが
検出された。結果を受け、漁業者は県央部(東海沖〜大洗沖)で、これら2魚種の出荷を自粛する。

 
4/1 NHK 「魚市場に新基準対応の測定器導入」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120401/k10014120201000.html

 食品に含まれる放射性セシウムの基準が、1日から大幅に厳しくなるのを前に、宮城県石巻市の
魚市場に、放射性セシウムをより高い精度で測定できる測定器が新たに導入されました。

 石巻魚市場に市が導入したのは、放射性セシウムの簡易測定器3台です。

 これまで使ってきた測定器は正確に検出できる放射性セシウムの値が1キログラム当たり
50ベクレル以上でしたが、新しい測定器はより精度が高く、25ベクレル以上で測定できるということです。

 先月31日は、魚市場の臨時職員2人が、実際の検査に備え新しい測定器を試験的に使って
測定の手順を確認していました。

 石巻市水産課の澤田友喜さんは、「検査態勢を強化することで新基準をしっかり守り、
石巻で水揚げされる魚の安全性をPRしていきたい」と話していました。

 新しい測定器を使った検査は魚市場が開く2日から行われ、当面は競りが始まるまでに
検査結果が出るよう、午前4時から検査できる態勢を整えることにしています。

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4/1 @katukawa さんのツイート

食品に含まれる放射性セシウムの基準が、1日から大幅に厳しくなるのを前に、宮城県石巻市の
魚市場に、放射性セシウムをより高い精度で測定できる測定器が新たに導入されました。
 http://bit.ly/H0ItwQ 石巻魚市場は前から測っているけど値が非公開だからなぁ・・・

 
3/31 NHK宮城 「マダラなどの水揚げを自粛へ」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/sendai/6004112841.html

 来月1日から食品の放射性物質の基準値が厳しくなるのを前に、宮城県や漁協などでつくる
連絡会議は、比較的高い値の放射性物質が検出された宮城県沖のマダラとヒガンフグについて、
一部の海域では水揚げを自粛するよう漁業者に要請することを決めました。

 水揚げの自粛を要請することになったのは、宮城県沖の一部の海域の「マダラ」と「ヒガンフグ」です。

 このうち、「マダラ」は、気仙沼市と、石巻市の金華山の間の水深150メートルまでの海域、
「ヒガンフグ」は亘理町と山元町の沿岸が対象です。

 県によりますと、今月に入って、宮城県沖でとれた「マダラ」のうち1匹から1キログラムあたり
128ベクレルという比較的高い値の放射性セシウムが検出されたということです。

 また、「ヒガンフグ」は最大で1キログラムあたり96ベクレルの放射性セシウムが検出された
ということです。

 魚などの食品に含まれる放射性セシウムの国の基準値は、現在の1キログラムあたり
500ベクレルが、来月1日から100ベクレルに変わり厳しくなります。

 このため、宮城県や漁協などで作る連絡会議が対応を協議した結果、漁業者に水揚げの
自粛を要請することを決めました。

 食品に含まれる放射性物質の基準値が厳しくなるのを前に、宮城県では、すでに石巻市の
金華山と山元町の間の沿岸のスズキも水揚げを自粛していて、原発事故の影響が広がっています。

 
3/30 人民網日本語版 に 「日本人写真家が撮影 放射能で変異した青いフサギンポ」 のデマ記事
http://j.people.com.cn/94475/7773404.html

写真の出典はこちら(三陸・宮古で撮影)
http://cart02.lolipop.jp/LA10141599/?mode=ITEM2&p_id=PR00102199059

 
4/4 河北新報 「自粛3魚種、東電が補償 宮城県漁協に意向伝える」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120404t15009.htm

 福島第1原発事故に伴う放射能対策として宮城沖の一部海域で3魚種の水揚げが自粛されている
ことを受け、東京電力は、補償に応じる意向を宮城県漁協に伝えた。

 県漁協は1日、石巻市の県漁協本所で東電と協議し、自粛に伴う損害賠償を要求。東電は「(自粛など)
規制を受けたものは、基本的に損害賠償の対象としたい」と説明したという。

 菊地伸悦県漁協会長は、「漁師の生活が懸かっている。補償が得られる見通しが立ったのはいいが、
風評被害への懸念もある。要求額が全額補償されるよう求めていく」と述べた。具体的な請求額は、
自粛期間の長さなどを考慮して算定する。

 県や水産関連団体でつくる県水産物放射能対策連絡会議は、1日からの放射性セシウムの新基準値
(1キログラム当たり100ベクレル)導入をにらみ、新基準値を超えたスズキとマダラ、100ベクレル近い
検出値が出たヒガンフグを1カ月~2週間、一部海域で水揚げを自粛する方針を決めている。

 期間中に新基準に近い値が検出されると、自粛は継続される。東電と県漁協は、自粛期間が延長
されたり、他の魚種にも影響が広がったりした場合、再協議する。

 
4/7 毎日新聞(宮城) 「マダラ:水揚げ自粛範囲拡大へ 北部沿岸にも」
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20120407ddlk04020108000c.html

 県や県漁業協同組合などで組織する「県水産物放射能対策連絡会議」は6日、県沖でとれたマダラについて、
水揚げ自粛の範囲を金華山以北の沿岸にも広げる方針を決めた。

 マダラについては、3月に金華山以北の沖合で1キロ当たり128ベクレルの放射性セシウムが検出され、
金華山以北の沖合では水揚げ自粛となっていた。

 県によると、1日に気仙沼市の唐桑沖で捕れたマダラから、同98ベクレルの放射性セシウムを検出。
国によるセシウムの新基準値は同100ベクレルだが、基準値を超えるマダラが市場に出ないよう、
沿岸部でも水揚げ自粛を要請することにした。解除の時期は検査しながら検討する。
【宇多川はるか】

 
4/8 @jun_makino さんのツイート

イカ http://jun-makino.sakura.ne.jp/articles/811/note019.html 更新 。
Ag-110m?

http://www.nihs.go.jp/hse/cicad/full/no44/full44.pdf
この資料 17 ページだと海藻でも数万倍に濃縮するとあるけど、、、

 
4/9 東芝プレスリリース 「東日本大震災からの復興のための宮城県沿岸部での漁業支援活動」
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2012_04/pr_j0901.htm

株式会社 東芝
認定特定非営利活動法人 ジェン

 株式会社東芝(本社:東京都港区、代表執行役社長 佐々木 則夫、以下:東芝)と認定特定非営利活動法人
ジェン(本部:東京都新宿区、理事・事務局長 木山啓子、以下:ジェン)は、東日本大震災からの復興を
支援するため、4月16日から20日に宮城県南三陸町志津川および石巻市北上町十三浜において
漁業支援活動を行います。

 東芝は、宮城県漁業協同組合への漁船や太陽光発電設備の提供、一般社団法人を通じた寄付など、
被災地の基盤産業において特に被害の大きい漁業の復興と地域の雇用創出につながる支援を行っています。
ジェンは、宮城県石巻市を中心に被災したコミュニティの復興と自立を目指し、生業回復支援による収入創出、
既存コミュニティの再建や仮設住宅に移住された方へのコミュニティ構築支援などの活動を行っています。

 今回の活動は、ジェンが実施する生業回復支援と東芝の社会貢献活動の一環として行うもので、
震災、津波により遅れている宮城県沿岸部でのワカメ生産が効果的に行えるようジェンが地域漁港と連携し、
東芝およびグループ会社の2012年度の新入社員778名が研修を活用して支援作業を行います。

 東芝は、本活動で被災地域におけるさらなる復興支援行うとともに、新入社員が地域の方々との
交流を通じて社会貢献活動の意義や重要性を体感し、各自の役割・使命・社会的責任の重要性を考え
行動できる人材となる機会を作ります。

 ジェンは、始まったばかりの東北の復興支援活動へ東芝の新入社員が携わることで、東北の人びとに
勇気と希望をもたらすことを願っています。また、今後ジェンが長期的に実施する東日本大震災復興支援活動
において、本活動が地域復興の推進のための機動力となることを目指します。

<復興支援活動の概要>

1.日程:

 (第1班)2012年4月16日(月)~18日(水)
 (第2班)2012年4月17日(火)~19日(木)
 (第3班)2012年4月18日(水)~20日(金)

2.参加者:

 東芝グループ新入社員778人

3.作業内容:

 ワカメのメカブ切り・塩蔵ワカメの袋詰め、養殖網の重り作りなど

 
4/10 NHK 「茨城 シロメバル基準超で自粛要請」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120410/k10014329471000.html

 茨城県北茨城市の沿岸でとれたシロメバルから、今月から厳しくなった国の新しい基準を超える
放射性セシウムが検出され、茨城県は、漁業者に対し、出荷と販売の自粛を要請しました。

 茨城県によりますと、5日に北茨城市の沿岸でとれたシロメバルから、国の新しい基準の
1キログラム当たり100ベクレルを超える170ベクレルの放射性セシウムが検出されました。

 このため茨城県は、漁業者に対し、茨城県沿岸全域でシロメバルの出荷と販売の自粛を要請しました。

 茨城県沿岸の漁協でつくる組合は、国の基準の半分の50ベクレルを超えた魚などを対象に、
水揚げを自粛する独自の規制を行っています。

 茨城県によりますと、シロメバルも先月末からこの独自規制の対象に含まれていたため、
市場には流通していないということです。

 
4/9 宮城県 「スズキの出荷自粛について」
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000027n73-att/2r98520000027naw.pdf

宮城県の水産物は、4月から上記資料の7海域の区分で、週95検体を検査する。

しかし問題は、厚労省の公表でも宮城県HPでも、地名は掲載されているものの、
この海域のどの区分に該当するのか定かではないことだ。

 
「宮城県三陸の春牡蠣から 7.5±1.6Bq/kgの放射性セシウム。」
http://amba.to/IiFROl
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/8436

と書かれているけど、写真をよく見ると、
MDA(検出限界放射能:3.29σ)は 5.4で、これ以下の数字には意味がない。

今回は、かろうじてそれを超えた値だけれども、分析の信頼性としては十分ではない。
(確実に検出されたとは言えない。)

3σでは約7%の過誤の可能性
3.29σでは約5%の過誤の可能性
6σでは約1.4%の過誤の可能性がある。
詳しくは http://www.jsac.or.jp/bunseki/pdf/bunseki2010/201005nyuumon.pdf など参照。

 
4/12 河北新報 「宮城県漁協、イサダ漁操業制限 風評買い受け人が敬遠」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120412t15012.htm

(写真)イサダを水揚げする漁業者=11日、宮城県女川町の女川魚市場

 宮城県漁協小型漁船漁業部会は11日までに、所属漁船のイサダ漁について操業を制限することを決めた。
漁船を2班に分け、交代制で出漁させる。福島第1原発事故の影響で、県外の取引先から購入を断られた
ことが理由という。

 イサダは体長2~3センチのオキアミの一種で、養殖や釣りの餌に利用される。県内の小型漁船が
春漁の主力としており、2009年は約1万5600トンと全国有数の水揚げを誇っていた。
今季の漁は3月16日に解禁となった。

 操業制限は気仙沼、南三陸、中部(石巻・女川)の3地区で、地区ごとに所属漁船を2班に分け、
各班が1日置きに出漁する。東日本大震災後、上限を下げていた1隻当たりの漁獲量は当面、5.1トン
から6.6トンに引き上げる。

 当初は12日からの実施を予定していたが、しけのため12日は一斉に出漁を見合わせ、
交代制は13日に適用を始める。

 漁協関係者によると、県内の買い受け人と取引していた九州の購入先が原発事故の影響を理由に
取引をやめたことを受け、買い受け人の一部が取り扱いを見送るようになったという。

 県のこれまでの放射性物質測定調査で、イサダから放射性物質はほとんど検出されていない。

 女川町の漁業者男性(34)は「これからが稼ぎ時なのに、1日置きの操業では利益が出ない。
震災で大きなダメージを受けているのに、風評被害が追い打ちを掛けている」と憤った。

 
4/11 毎日新聞 「東日本大震災:気仙沼湾海底泥に環境基準上回る油沈殿」
http://mainichi.jp/select/news/20120411k0000m040153000c.html

(写真)気仙沼湾底から採取された油を含む泥=東京海洋大提供

 東日本大震災の津波で石油タンクが炎上した気仙沼湾(宮城県気仙沼市)沿岸の海底泥から、
国の環境基準を上回る油が検出されたことが、東京海洋大の中村宏教授(海洋環境保全学)らの
調査で分かった。

 油は水に浮かぶため、海底に沈むことはないと思われていたが、津波に巻き上げられた泥に付着して
沈殿したとみられる。東京湾沿岸には石油タンクが5500基以上あり、首都直下地震が起きれば、
膨大な油の流出が懸念される。

 気仙沼湾岸では石油タンク23基のうち21基が炎上、破損し、重油1万2810キロリットルが流出した。
中村教授らは昨年7月〜今年2月、水深30〜40メートルの海底71カ所で泥を採取したところ、
すべてから油を検出。うち、陸地に近い10カ所は、国の環境基準(1000ppm)の1.9〜1.1倍だった。
東京湾の泥に比べると、60倍以上という。

 
4/12 産経新聞 「仙台湾のスズキ、基準値超のセシウムで出荷停止に」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120412/dst12041222570027-n1.htm

 食品中の放射性物質の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したとして、
政府は12日、宮城県仙台湾で捕れたスズキの出荷を停止するよう県知事に指示した。
海産物の出荷停止は、昨年4月に暫定基準値(同500ベクレル)超の放射性セシウムを検出した
福島県沖のコウナゴ(イカナゴの稚魚)以来1年ぶり2品目(ひんもく)目。

 厚生労働省によると、仙台湾のスズキから、今年に入り同100ベクレル超の放射性セシウムを
相次ぎ検出。今月5日には同140ベクレルを検出した。厚労省は「放射性セシウムを含む小魚を食べ
体内の濃度が上がった可能性がある」としている。

 ほかに、宮城県、栃木県の5市4町産の露地栽培の原木シイタケ▽栃木県大田原市産の施設栽培の
原木シイタケ▽福島県の酸(す)川支流のイワナ▽千葉県船橋市産のタケノコの出荷停止も指示した。

 
4/13 中日新聞 「かつお節用薪の灰から基準超すセシウム 焼津で昨年8月、事業所公表せず」
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20120413/CK2012041302000188.html

 焼津市でかつお節を製造する焼津鰹節組合水産加工業協同組合と協同組合焼津水産加工センターは
12日、昨年8月にかつお節を作る際に燃やした薪の灰から、焼却灰の暫定規制値(1キログラムあたり
8000ベクレル)を超える最大1万3300ベクレルの放射性セシウムが検出されていたと発表した。

 1万3300ベクレルの灰を埋め立て処分する作業を1年間した場合、従業員の被ばく量は
年間約1・3ミリシーベルトとなり、一般の許容限度とされる1ミリシーベルトを超える。

 ただ組合とセンターが同時期に製造したかつお節の検査で放射性セシウムは検出されず、
全国に流通している。

 センターによると、両事業所は昨年8月まで福島県会津若松産や北関東産の材木などが混在した
状態で使用。薪はカツオを乾燥させる製造過程で使われていた。福島県産の材木は8月以降、
使用していないと説明している。

 暫定規制値を超えた灰は計約8トン。センター敷地の倉庫内で鉄製の容器にビニールシートを
かぶせて保管している。倉庫周辺17カ所で毎月実施している放射能のモニタリング検査では、
暫定規制値を超える値は出ていないという。

 組合とセンターは3月下旬に灰の処分方法を焼津市に相談するまで、外部に公表していなかった。
センターの市川保事務局長は「風評被害の恐れがあり、公表をためらった。灰から高いセシウムが
出た理由もわからず、説明できる状況ではなかった」と釈明した。

 市水産課の担当者は「すぐに公表するよう促したが、事業所側の都合で発表が遅れた」と話している。

 
4/15 産経新聞 「シロメバル出荷停止 風評再拡大を懸念 独自基準の評価二分 茨城」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120415/ibr12041502020001-n1.htm

 県沖で取れるシロメバルが政府から出荷停止指示を受けたことで、県内の自治体や漁業の関係者は
風評被害の再拡大を懸念している。県や漁協は共同歩調で異例の独自基準(放射性セシウム1キロ当たり
50ベクレル)を設け、安全性のアピールに懸命だが、ヒラメなど旬の魚も含め10種類以上の魚種が
出荷自粛となり、関係者の苦悩は大きい。
(西川博明、田坂定康)

                  ◇

 「ずいぶん思い切った対応。精神的な影響が大きいと思うが、敬意を表したい」。
橋本昌知事は独自基準に踏み切った漁業関係者をねぎらう。

 独自基準は「茨城の地魚は安全」という信頼を回復し、風評被害の払拭を図りたいという県と漁協側の
思惑が前面に出ている。「民間の店頭で50ベクレル超の食品は自主的に売らないところもある」
(県の宮浦浩司・前農林水産部長)という例も参考にしたものだ。

 だが、関係者からは疑問の声が上がる。「裏目に出たのではないか」。放射性物質の検査で
国の新基準値(同100ベクレル)よりも厳しくし、市場に出回る水産物の安全性をアピールするが、
いまのところ風評被害払拭につながっておらず、いらだちは募る。

 大津漁業協同組合の村山譲専務理事(70)は個人的見解としながらも、独自基準による安全性が
消費者に伝わっていないことを指摘。「いくら数値を出しても消費者が国を信用していない。
どうしたら安全と理解してもらえるのか」と漏らす。

 一方、独自基準を評価する声はある。平潟漁港(北茨城市平潟町)に面した旅館の女将(おかみ)、
加藤文代さん(71)は「風評被害で観光客が大幅に減った」と嘆くが、検査については
「いいかげんに済ませられる問題じゃない。厳しくして、大丈夫だと安心してもらえれば」と話す。

 ただ、漁業関係者の思いは複雑だ。同漁港で働く漁師、溝井努さん(39)は「津波で家を流され、
原発で仕事を取られた」と訴え、漁船員の男性(65)は「漁師は弱者と痛感させられた。
今は働く意欲があるが、そのうち働く意欲がなくなるのが心配」。独自基準の意義は理解できるだけに、
漁に出られぬ無念さをどこにぶつければいいのか。「漁に出たくても出られないなら漁師じゃない」
(県央の漁師)と深刻な声も聞こえる。

 県は「引き続き東京電力に対する損害賠償請求を行っていく」(橋本知事)と支援の姿勢を強調するが、
抜本的な解決策は打ち出せない状況だ。

 
4/15 河北新報 「水揚げ自粛相次ぎ悲鳴 水産業界セシウム新基準で検査徹底」
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/04/20120415t12026.htm

(写真)石巻魚市場に新たに導入された簡易放射能測定器。専従の担当者が検査を行っている

 食品に含まれる放射性セシウムの新基準値が1日設定され、1キログラム当たり100ベクレル
(暫定基準値は500ベクレル)に厳格化されたことを受け、宮城県内の水産業界が消費者の安全確保と
漁業者の生活維持のはざまで、試行錯誤を続けている。県内の5魚市場では検査体制の強化を徹底し、
基準値前後の魚の水揚げ自粛や操業制限も実施。出口の見えない対策に不安を抱きつつ、
風評被害の阻止へ全力を挙げる。
(丹野綾子、馬場崇)

<測定精度高く>

 石巻魚市場(石巻市)は2日、放射能対策へ新たな検査体制を敷いた。石巻市から簡易測定器を
新たに3台借り受け、計4台を準備。魚市場職員4人が交代で連日午前4時~午後4時、入札や競りの前に、
抽出した8~10品目を検査する。

 測定器の精度も上げ、50ベクレルだった検出下限値を2~20ベクレルまで測定できるよう改良。
水揚げされた魚を原料に使う加工製品への対応も可能とした。

 石巻魚市場の須能邦雄社長(68)は「消費者の安心感を勝ち取るため、生産者側は真剣に取り組んでいる。
基準値を超す魚は出さないという姿勢で臨む」と力を込める。

<県も全面支援>

 宮城県も魚市場の取り組みを全面支援する。石巻のほか、気仙沼、志津川、女川、塩釜の4魚市場に
検出下限値を10ベクレル程度まで下げた簡易測定器を貸与した。

 民間検査機関や県産業技術総合センターで行うゲルマニウム半導体検出器による精密検査体制も強化。
週55検体からほぼ倍の100検体まで対応可能とした。

 検査体制の整備が進む一方で、漁業者は先の見えない放射能対策と忍び寄る風評被害との闘いに
神経をすり減らす。

 現在、宮城県内の一部海域ではスズキやマダラ、ヒガンフグの水揚げを自粛している。
自粛海域で操業する漁師は船上で魚を選別し、対象魚が揚がると海に放流している。

 亘理町の荒浜漁港で刺し網漁を行う漁師男性(61)は「手間と時間がかかる」と話し、
「ことしのスズキは良い値だった。自粛が他の魚種にも及べば、生活の見通しが立たなくなる」
と将来への不安を隠さなかった。

<操業の制限も>

 操業制限の動きも出てきた。宮城県漁協小型漁船漁業部会は8日、所属漁船のイサダ漁の操業を
1日おきとすることを決めた。イサダから放射性セシウムは検出されていないが、
県外の取引先から購入を断られたことが理由という。

 宮城県漁協の菊地伸悦会長(66)は「放射能への厳しい対応が、県内の海産物に対する
風評被害を防ぐ一方で、漁業者の生活は苦しくなる。どう両立させるか課題だ」と話している。

 
4/17 NHK 「コウナゴ自粛要請を解除」
http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/1074485941.html?t=1334663806839

 東京電力福島第一原子力発電所の事故の直後、当時の国の基準を超える放射性物質が検出され、漁の自粛が続いていた
茨城県沖のコウナゴについて、茨城県は、サンプル検査で安全が確認されたとして、県北部の海域を対象に、17日、
およそ1年ぶりに自粛要請を解除しました。

 茨城県沖のコウナゴからは原発事故直後の去年4月に、当時の国の基準値を超える放射性ヨウ素やセシウムが相次いで
検出され、茨城県は県内すべての海域を対象に、漁業者にコウナゴ漁の自粛を要請していました。

 茨城県は最近の放射性物質の状況を調べるため、3月中旬以降、北茨城市から日立市までの県の北部の海域でコウナゴの
サンプル検査を10回行いました。

 その結果、放射性セシウムは、検出されたなかったか、最大でも1キログラムあたり6.7ベクレルと、現在の国の基準値、
100ベクレルを大きく下回ったことがわかりました。

 このため茨城県は、県北部の海域のコウナゴについては安全が確認されたとして、17日、1年ぶりに自粛要請を解除しました。

 県の中央部と南部の海域については、コウナゴの群れが確認できず、サンプル検査ができないため、自粛要請を継続する
ということです。今回、自粛が解除された茨城県北部では、3つの漁協に所属する船曳き網の漁業者がコウナゴ漁などを
主力にしていて、原発事故以降、1年余りにわたって漁に出られない状況が続いています。

 漁業者からは自粛解除を歓迎する声も聞かれましたが、消費者に受け入れられるのかといった不安も相次ぎました。

 このうち北茨城市の大津漁協には船曳き網の漁業者、40人余りが所属しています。
50代の漁業者は「自粛の解除は大きな一歩ですが消費者が本当に買ってくれるかどうかは不安が残っています。
あす漁業者で集まって今後出漁するかどうかなどについて話し合っていきたい」と話していました。

 また30代の漁業者は「ずっと漁を止められて苦しい状況が続いていたので自粛の解除はうれしい。
本当に売れるのか不安もありますが安全であることをPRして、1日も早く漁を再開したい」と話していました。

 茨城県沖のコウナゴをめぐる動きです。

 原発事故直後の去年4月初め、北茨城市沖でとれたコウナゴから1キログラムあたり4080ベクレルの放射性ヨウ素が
検出され、国は急きょ、魚に含まれる放射性ヨウ素の基準値を2000ベクレルと定めました。
また、やはり北茨城市沖でとれたコウナゴから、1キログラムあたり500ベクレルの基準値を超える放射性セシウムが検出。
茨城県は沿岸全域を対象に、コウナゴの出荷と販売の自粛を要請しました。

 コウナゴ漁を主力の1つにする茨城県内の船曳き網の漁業者は、一時全域で出漁見合わせを余儀なくされました。
しかし原発事故から1年が経ち、コウナゴなど「浮き魚」と呼ばれる魚種については、含まれる放射性物質が減少。
3月下旬、東京電力が福島第一原発から20キロ圏内の福島県沖で実施した調査でも、コウナゴの放射性セシウムは、
最大で1キログラムあたり12.9ベクレルにとどまっていました。

 茨城県と茨城県沿岸の漁協で作る組合は、今月から導入された国の新しい基準の半分にあたる1キログラムあたり
50ベクレルを超える放射性セシウムが検出された魚などを対象に、沿岸全域または海域を限定して水揚げを自粛する
独自の規制を行っています。

 しかし茨城県によりますと、現在対象となっているのは、いずれもヒラメなど海底を中心に暮らす「底魚」でコウナゴなどの
「浮き魚」は含まれていません。

 
4/15 茨城新聞 「海水魚セシウム「今がピーク」ひたちなかで講演会」
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13344113869681

【写真説明】漁業者らを対象に開かれた放射能汚染に関する研修会=ひたちなか市の漁村センター

 魚から放射性セシウムが検出され、出荷自粛を余儀なくされている漁業者らを対象に、放射能汚染に関する
研修会が14日、ひたちなか市和田町の漁村センターで開かれ、参加した約70人が本県沖の汚染実態と
漁再開の見通しなどを学んだ。専門家は「海水魚の放射性セシウム汚染は現在がピーク。今後は数値が下がる」
とのデータを示した。

 研修会は「タコ日本一 魚のおいしいまちひたちなか推進協議会」(鯉沼勝久会長)が主催し、漁業者や仲買人、
旅館業者など同協議会メンバーが参加。講師の茨城大地域総合研究所客員研究員、二平章さんが
「海と魚の放射能汚染の現状と今後の動向」と題して講演した。

 二平さんは県などの独自基準(1キログラム当たり50ベクレル)について「厳しい基準を逆手に取って、
安全宣言してPRすべき」との視点を提供した。

 出荷自粛に悩む漁業者に対しては「出荷解除になれば、自粛前より大きな魚が取れるという
魚の資源管理だと思って前向きに」と呼び掛け、福島第1原発事故の対応に当たる東京電力に対し
「これ以上、汚染水を海に流さないよう海に生きる人は言った方がいい」と訴えた。

 一方、公表された検出値に疑問を抱く消費者もいるとし、個々の消費者の測定希望にできるだけ応じられるよう
測定器を増設する必要性も指摘した。

 
4/18 福島民報 「タコ、イカほぼ検出なし 本県海域の線量」
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9963122&newsMode=article
 
 県が行っている相双、いわき海域の水産物放射性物質モニタリング検査の説明会は17日、
相馬市コミュニティセンターで開かれた。甲殻類、貝、タコ、イカ、コウナゴなどからはほとんど検出されなかったが、
ヒラメやカレイは1キロ当たり100ベクレルの放射性セシウムの基準値を超すケースが出ている。

 県水産試験場が4月初旬までの検査結果をまとめ、相双地方の漁業者約90人に説明した。これまで159種、
3278検体を調べ、100ベクレル超は69種、1131検体だった。四倉沖では、放射性セシウム濃度が高い海底土が
徐々に沖合に移動しているという。

 初の飼育試験では、餌から放射性セシウムを取り込んでいることが分かった。ウニ、メバル、アワビ、ホッキは
一定期間の蓄養で低減が確認された。魚の肝臓、卵より肉の放射性セシウム濃度が高かった。ヒラメやアイナメは
魚体が大きい方が濃度が高く、マガレイなどは小型の方が高濃度を示した。雄より雌が高い傾向も明らかになった。

 五十嵐敏水産試験場長は「まだ中間報告で、いつになったら濃度が下がるかを予測することが目標。
明らかな低下傾向は見えない」と話した。南部房幸相馬双葉漁協組合長は「問題点を捉え、
早期の試験操業につなげたい」と述べた。

 
4/18 産経新聞 「県北のアイナメ、新たに出荷自粛 放射性物質検査 茨城」
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120418/ibr12041802070002-n1.htm

 県は17日、茨城産魚介類の放射性物質検査で、県北部(北茨城-日立沖)のアイナメについて、
新たに県の独自基準(放射性セシウム1キロ当たり50ベクレル超)を上回ったため、出荷自粛にすると発表した。
北茨城市沖で10日に採取したアイナメから同69ベクレルを検出した。

 県漁政課によると、県北部のみで出荷自粛となったのは5魚種目。アイナメは県央部(東海-大洗沖)でも
自粛対象となっている。

 これで17日現在、茨城産の海産魚介類が出荷自粛となっているのは、県内全域でヒラメなど11魚種。
地域別(魚種の重複含む)では県北部5魚種▽県央部5魚種▽県南部(鉾田-神栖沖)2魚種-となった。

 
4/18 NHK 「宮城県漁協 東電に魚の買い取り要請」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120418/k10014533671000.html

 宮城県で水揚げされた一部の魚から基準を超える放射性セシウムが検出されて水揚げの自粛などが
相次いでいるため、宮城県漁業協同組合は、東京電力に対し、市場に出荷できない魚を買い取るよう
要請しました。

 食品に含まれる放射性セシウムの基準が今月から大幅に厳しくなり、宮城県では、水揚げされたスズキや
マダラから基準を超える放射性セシウムが検出されるなどして出荷制限や水揚げの自粛が相次いでいます。

 こうした状況を受け、宮城県漁業協同組合の菊地伸悦会長らが、18日、東京電力本店を訪れ、
市場に出荷できない魚を買い取るよう求める要請書を手渡しました。

 要請書では、風評被害によって売り上げが減少した損害についても賠償を求めているほか、
今後、汚染水を海に流さないよう求めています。

 菊地会長は「これから復興だというやさきに放射性物質が検出されたことに大きな憤りを感じる。
東京電力には一日も早く賠償を行ってもらいたい」と話していました。一方、要請書を受け取った
東京電力の小川敬雄福島原子力補償相談室長は「要請を真摯(しんし)に受け止め、
できるだけ早期の賠償が行えるよう努力していきたい」と話していました。

 
4/14 読売新聞 「東電マダラ漁自粛で賠償へ 福島沖 自由操業海域の昨年分」
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20120414-OYT8T00133.htm

 東京電力は13日、塩釜市で県漁協と福島第一原発事故に伴う賠償について協議し、昨年操業を自粛した
福島県沖の自由操業海域のマダラ漁について、宮城県の漁業者に賠償に応じる意向を初めて示した。

 震災以降、福島県漁協が宮城県漁協に対して福島県沖での自由操業海域での操業自粛を要請していた。
東電は過去の水揚げデータを基に、操業の確認が取れれば補償に応じる方針を示した。具体的な賠償額
などについて10日以内に回答を示すよう漁業者から要望が出た。東電の担当者は「ご迷惑をおかけした
分に関してはきちんと賠償に応じたい」と話した。福島県沖の自由操業海域でマダラ漁を営んでいた
石巻市の坂本俊一さん(54)は「昨年から要望していたのが今頃になったのは遺憾だが、ようやく先が見えた」
とホッとした様子だった。

 
4/18 読売新聞/茨城 「コウナゴ出荷自粛解除」 北部沖で1年ぶり漁業者ら期待と不安
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20120418-OYT8T00037.htm

 県は17日、東日本大震災後に放射性物質が検出され、漁の操業自粛が続いていたコウナゴについて
北部沖(北茨城市―日立市)で出荷自粛を解除すると発表した。昨年4月5日の自粛要請から1年余り
を経ての解除となったが、漁業関係者の間には歓迎の声と、消費者に受け入れられるのか不安視する声が
交錯した。県は県央部沖と南部沖でもサンプルとなるコウナゴが取れ次第、検査を行い、安全が確認されれば
自粛要請を解除する方針。

 県は3月19、26日と4月2日、北茨城市沖と日立市沖でコウナゴを採取。放射性セシウムは不検出または、
4ベクレル以下で、食品の新規制値(1キロ・グラムあたり100ベクレル)を下回ったことから出荷自粛の
解除を決めた。

 コウナゴについては昨年4月4日、北茨城市沖で採取されたものから、当時の放射性セシウムの暫定規制値
(同500ベクレル)を超える526ベクレルが検出され、県は翌5日から県全域での出荷自粛を要請。その後も
暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことなどから、茨城沿海地区漁業協同組合連合会は同30日、
2011年の漁を見合わせることを決めた。

 コウナゴの漁期は2月下旬から6月上旬まで。出荷自粛の解除を受け、同漁連の小野勲会長は
「漁業者にとっては大歓迎で一安心した。このままセシウムがなくなることを願っている」と安堵(あんど)の
表情を浮かべた。コウナゴ漁が盛んな大津漁協(北茨城市)の村山譲専務理事は「海がきれいになってきた証拠。
県沖の魚介類が安全ということが消費者に伝わるきっかけになれば」と期待を込めた。

 一方、北茨城市の大津漁港でコウナゴ漁をする男性は「解除はいいことだが、一部の魚種からは新規制値を
上回る放射性物質が検出されており、手放しでは喜べない」と複雑な胸の内を明かし、「国や東京電力は
消費者の不安払拭に努め、今後の風評被害に対する補償もしっかりやってほしい」と注文をつけた。

 同市の漁師中村邦彦さん(59)は「福島県に近い北茨城のコウナゴは取ったとしても誰も買ってくれない
だろう。県がいくら安全と言っても、消費者に理解が広がらないとどうしようもない。漁を再開するかどうかは
組合で話し合うが、これで状況が良くなるとは到底思えない」と話した。

少しずつですが、厳しい基準値にも満たない数値の魚が増えてきて安心しました。毎日海の中を泳ぐ魚は海水の汚染の目安にもなると思うのでこれを機に風評被害も減っていってもらいたいです。

海の魚の代謝は川魚よりも明確だと聞きましたがワカメなどの固定された海産物もどんどん調べて公表していってほしいです。

 
ウインドサーファー さま。

ワカメは2月以降、福島・茨城でも久しぶりに検査がありました。
福島では 10Bq/kg程度、茨城では 2Bq/kg程度まで下がっています。

「ワカメの検査結果一覧とグラフ(3/31公表分まで:pdf)」
http://konstantin.cocolog-nifty.com/blog/files/120331_wakame.pdf

 
4/20 毎日新聞(福島) 「直近3カ月、県水産物調査 25%が新基準超え 放射性セシウム「筋肉に蓄積しやすい」」
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120420ddlk07040183000c.html

 漁業の操業自粛が続く福島県沖の魚介類を調べている県水産試験場は17日、相馬市で開いた
漁業関係者向け説明会で、モニタリング検査や試験の結果を報告した。直近3カ月のモニタリングで、
25%の検体から4月以降の新基準(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された。
セシウムが筋肉に蓄積しやすく、魚種によって体の大小で濃度が異なる傾向があることを確認した。

 昨年4月〜今月に採取した計159種、3278検体のうち35%に当たる69種の1131が新基準を超えた。
基準値超えの割合は、事故直後の80%超から低下しており、直近3カ月は検体1193のうち25%の297。
海域別では原発南側30キロで、検体119のうち65%の77が超え、平均で同447ベクレル。
魚種によって異なり、カタクチイワシ(シラス)やホッキガイは下がり、ヒラメやマコガレイは下がりにくいという。

 部位別の濃度調査では、イシガレイやマダラなど4魚種の筋肉と肝臓、卵巣などを比較、すべて筋肉が高く、
「内臓に著しく蓄積することはない」とした。

 魚体の体長では、マガレイやエゾイソアイナメは小さい方が高く、ヒラメやイシガレイは大きい方が高かった。
成長に伴う代謝や食性の変化などが原因と考えられ、分析を進めるという。

 会場には約100人が出席。試験場の担当者は「教科書がない中、手探りで調査している。
いつになれば下がるか、予測できるよう努力したい」と話した。相馬双葉漁業協同組合の南部房幸組合長は
「本来の姿に戻りたいが、消費者には安心して食べてもらいたい。現状を踏まえて対応を考えたい」と話した。
【高橋秀郎】

 
4/13 読売新聞 「イサダ漁の操業制限…宮城」
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/cooking/20120413-OYT8T00465.htm?from=os4

(写真)前日に水揚げし、冷凍庫で凍結させたイサダを運ぶ水産加工会社の従業員(12日、女川町で)

 宮城県漁協は13日から、最盛期を迎えているイサダ漁の操業を制限し、水揚げ量の上限を4割減らす。

 放射能汚染の風評被害で西日本の養殖業者がイサダの購入を断るケースが相次いでいるためだ。
県漁協は2月から自主休漁しているメロウドに続き、イサダについても東京電力に補償を求める方針だ。

 県漁協によると、操業制限は今月8日、小型漁船漁業部会で決めた。県内の買い受け業者が、
放射性物質の影響を懸念した長崎県などの養殖業者から、イサダ購入を断られたことなどが理由という。
今年の取引価格は1キロあたり30円台後半で、2010年(1キロあたり59・5円)の約3分の2に下落している。

 県水産業振興課によると、県内のイサダの放射性セシウムは1キロあたり1ベクレル未満。
4月から導入された新規制値(1キロあたり100ベクレル)を大きく下回る。

 だが、風評被害は深刻だ。長崎県によると、震災以降、養殖業者らの間で放射能汚染への心配が広まり、
中国産イサダへの切り替えが一気に進んだという。同県水産振興課の担当者は「万が一、宮城産のイサダを
餌で与えて養殖魚から放射性物質が検出されたら、長崎県内の魚すべてが汚染されたと疑われる。
100%安全という証明ができない限り、水産関係者の懸念を払拭できない」という。

 宮城県内の漁師や水産業関係者からは不安や怒りの声が上がる。気仙沼市の大手水産卸売業者は11日で
県内の今年の買い取りを終えた。取引先の九州の複数の養殖業者が相次いで購入を見合わせたためで、
岩手産のイサダの買い取りは続ける。同社社長(48)は「宮城の食品を避ける空気を感じる。
ほかの魚種にまで広がれば大打撃だ」と途方に暮れる。

 イサダ漁を営む石巻市の坂本俊一さん(54)は「魚がとれるのに売れないとなれば、お手上げ状態。
これでは生活できない」と憤る。

 宮城県は、3月から水産物を毎週100検体ずつ調べる態勢を整えており、「正確な情報を流し、
安全性を強くアピールしたい」としている。

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