日記・コラム・つぶやき

2011年8月 1日 (月)

気になることメモ3 8/1~

【松濤「つね松」 (9/27)

知人が出した和食店、松濤「つね松」のプレオープンに招かれる。(9/28オープン)

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前菜: 姫さざえ、秋刀魚鮨、沢蟹、鳥 松風焼き、蓮芋胡麻和え

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先付: 秋茄子木の芽味噌寄せ

先付: 柿の白和え

御碗: 蛤蝋煮 オクラ 白毛葱 柚子

お造り: 鯛 鮪 あしらい一式

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煮物: 豚の柔煮 冬瓜 京菜

焼物: かます巻織焼き 丸十レモン煮

食事: 松茸炊き込み御飯、赤だし、香の物

甘味: 抹茶豆乳ムース 無花果ワイン煮

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店内: 全てテーブルで27席。突き当たりに4+4の個室がある。(設計: TRIBECA

夜のコースは 3,800円~10,000円 (一品料理でも頼める)

150-0004 渋谷区神山町12-5 アーバン神山1F(ローソンの隣) 03-3465-5770

日曜定休、ランチ 11時半~14時、ディナー 17時~23時

凝った料理でおいしかったです。ご馳走様でした。

(10/6追記) ランチはこんな感じ らしい。


大きな地図で見る

【土ぼこりによる被ばくの影響評価 (9/20)

時事通信(9/20) 「舞い上がりは内部被ばく10倍=放射性セシウム、直接吸入と比較―原子力機構解析」

 東京電力福島第1原発事故で、一度地面に降下し風で舞い上がるなどした放射性セシウムを
取り込んだ場合の内部被ばく量は、大気から直接吸入するのに比べて約10倍多いとの解析結果を、
日本原子力研究開発機構(茨城県東海村)がまとめた。北九州市で開催中の日本原子力学会で22日、
発表される。

 同機構安全研究センターの木村仁宣研究員(放射線防護学)は「地面からの再浮遊を防ぐための
除染が重要となる」と指摘している。

 東電や文部科学省などの調査データを基に、福島県南相馬市の測定地点で、ヨウ素131、セシウム134、
137が空気から直接体内に入った場合(3月20日~5月19日)と、地面に降下した分が再び浮遊して
取り込まれた場合(4月3日~6月4日)の内部被ばく量を算出した。

 その結果、セシウム134、137は直接吸入で0.0076~0.0099ミリシーベルトだったのに対し、
再浮遊では0.077~0.09ミリシーベルトと約10倍に上った。一方、半減期の短いヨウ素131は
直接吸入0.071ミリシーベルト、再浮遊0.045ミリシーベルトと大きな差はなかった。

 セシウム134の半減期は約2年、137は約30年で、再浮遊の影響が長く続くとみられる。木村研究員は
「放射性物質の種類によって、被ばく経路に大きな違いがある」としている。

農業など屋外で働く人や、屋外でスポーツする人への影響は気になるところだが、

これまであまりちゃんとした調査はなかったように思う。

【埼玉県のイカサマ検査、朝日新聞の御用記事 (9/16)

埼玉県で立て続けに 1,500 Bq/kg台の放射性セシウムを含むお茶(流通品)が見つかり、

狭山茶は出荷停止になった。(ひとつは、敬老会の米寿祝い品、もうひとつは、小金井市の

測定(検査機関の再測定では 1,240 Bq/kg))

「茶の放射性物質調査に関する検証について」(9/14 埼玉県)は、埼玉県の言い訳だが、

これによると暫定規制値を超え製茶は「若芽・早摘み」の製品で、6月に検査して暫定規制値

以下だった検体は、全て「若芽・早摘み」以外のお茶だったようだ。

埼玉県の5月の「生茶葉」の検査では、260~460 Bq/kgも出ていたのに、6月の荒茶の検査

をクリアした埼玉県のイカサマ検査のやり方が、ようやく明らかになった。

  お茶の検査結果一覧→ http://t.co/4SOH9jx

ところでこれを伝えた9/15の朝日新聞朝刊の記事は、この埼玉県の言い訳をそのまま

伝えるだけの御用記事だった(署名なし)。5月に生茶葉を検査したことは書いてあるのだが、

肝心な数値の記載はなし。地方支局の記者は、県に逆らう記事は書けないのだろう。

【北海道の残暑と多雨 (9/14)

先週、休暇で北海道に遊びに行ってきたのだが、今年は雨が多くて、特に十勝などでは

じゃがいもの収穫が大幅に遅れているそうだ。

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写真は、美瑛の「親子の木」。 手前のじゃがいも畑は、土の水分がもうすこし抜けて、

収穫できるようになるのを待っている。

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「日本一早い紅葉」で知られる大雪山・旭岳だが、今年は残暑が続いたせいで、全く

紅葉していなかった(写真は9/8)。ちょぅと残念だが、紅葉の時期を当てるのは難しい。

【粘土が福島・宮城を救った! (9/6)

「水洗浄による放射性セシウム汚染土壌の除去方法について」 (9/6 石井慶造 さん)

現在、畑作物からも、水田からも、心配されたほどの農作物汚染が出ていない

理由を、粘土とCsの結合によって説明している。 (重要)

【菅前総理インタビュー (9/6)

新聞各紙が、それぞれインタビュー記事を載せている。(日経、毎日、産経は未確認)

東京新聞

首相の危機感が強く伝わる紙面になっている

110906_tokyo1_s (1面トップ)

110906_tokyo3_s (3面)

朝日新聞

1面は、なぜか仏による核燃料引き取りの話題。

3面は、見出しはわかりづらいは内容は読み応えがある。

110906_asahi1 (1面)

110906_asahi3_s_3 (3面)

読売新聞

扱いも小さく、「説明を求めても伝言ゲームのようで、誰の意見なのかわからなかった」

というコミュニケーションの悪さを印象づける記事になっている。

110906_yomiuri2_2 (2面)

110906_yomiuri33 (33面)

新聞社によって、切り口も扱いも相当差がある。

ともあれ、 「3/15の午前3時頃、東電から撤退したいという話があった」

のは、これで間違いなく事実と言うことになった。

【エリートパニック (9/6)

山中季広 「ブッシュ氏の「エリートパニック」」(朝日新聞 9/4 10面)

 こうしてみるとテロ初日、ブッシュ氏は朝から晩まで逃げてばかりいた。
まるでパニックに陥っていたかのようだ。

 大災害でパニックを起こすのは一般大衆ではなく、権力を持つエリート
の方だという研究がある。米災害社会学で「エリートパニック」と
呼ばれる現象だ。

 日本でも大震災の後に散見された。どなりちらす首相、放射線情報を
隠す原子力当局、乱立した政府対策本部。どれもパニックと言ってよい
迷走ぶりだった。

(中略)

 米国の災害学者たちは、地震やテロなど数十年分の惨事における大衆の
動きを調べ「市民の圧倒的多数はパニックなど起こさない」という結論を
得た。ティアニー教授自身、95年に神戸を、今年 6月には東北を実地調査
に訪れ、被災者がいかに冷静だったか学会で発表している。「むしろ問題
が多いのは公的機関の動きの鈍さや連携のなさ。どの国でも、国難に直面
して動転し、機能しなくなるのはエリート層です」

(中略)

 この人物にもう少し思慮深さがあれば、米国は武断主義に陥らず、テロ
10年後のいま、世界ははるかに静穏だったことだろう。

この人のコラムはいつも面白い。

【千葉と埼玉の製茶で基準超え (9/3)

国の流通品調査(9/2)

「tea.xls」をダウンロード ←お茶の検査結果一覧(xls)

「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

以前にも書いたが、お茶のサンプリングにはいかがわしいところがあるので、

この結果はある意味当然かと思う。

但し、お茶はブレンドが認められているので、産地=その県産のお茶、を意味しない。

産地の情報が出て来ないと、あまり正確なことは言えないので、今日はとりあえず結果のみ記す。

(9/5追記)

9/4 千葉日報 によると、千葉のお茶は長柄町産。

9/4 埼玉新聞 によると、

埼玉県産は日高市と鶴ケ島市の計2業者と東京都内の1業者が製造した3品

県によると、暫定規制値を超えたのは、備前屋(日高市高萩)が製造した「狭山 山出し 狭山茶」

(検出値1270ベクレル)と、長峰園(鶴ケ島上広谷)の「露むさし新茶」(検出値1530ベクレル)。

いずれも一番茶の製茶だった。

【FAOが鳥インフルエンザ流行に警鐘 (8/30)

Bird Flu rears its head again (8/29 FAO /英文)

「鳥インフルエンザに新たな大警告(UN)」 (8/30 勝田吉彰 さん)

涼しくなって、渡り鳥が戻ってくると流行する危険性大だ。

本日は 農水省の「疫学調査の中間取りまとめ」も公表されたが、

農場への侵入の原因は、結局はっきりわからない。

(8/31追記)

FAOは、日本語でもリリースを出していた。

【ミュージシャンと猫 (8/27)

所用で新宿へ。ついでにコクーンのブックファーストをぶらぶらと巡回。

「ミュージシャンと猫」(佐々木美夏+三浦麻旅子(写真)、ブルース・インターアクションズ)

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三浦麻旅子 さんの写真がすばらしい。

「福島の原発事故をめぐって--いくつか学び考えたこと」 (山本 義隆、みすず書房)

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原発事故を科学史、技術史の中で位置づける試み。(まだ途中までしか読んでないけど)

放射性廃棄物という解決不可能な問題を将来にツケ回すのは、やはり悪魔に魂を売った

としか言いようがなかったなぁ。

新書の原発関連特設コーナーを見ると、クズ本がたくさん出ていてうんざりする。

ところで、武田邦彦さんの、売れれば少々内容がいいかげんでもかまわない、という

執筆姿勢は、今役立てばあとのことは知らない、として原発を進めてきた勢力と通底する

ものがあるように思う。

【放射性廃棄物問題は、今が天下分け目 (8/27)

Togetter 「放射性廃棄物の処理について」 (8/26 @tautautau1976 さん)

放射性廃棄物の処理についての政治判断がずるずると遅れている。

原発をどう止めてゆくかという問題よりも、よほど急を要すると思うのだが。

(コメント欄で @tsunamiwaste さんのツイートも紹介しています。)

【柑橘類に注意! (8/27)

福島県8/26公表 http://bit.ly/qn3au8 で、柚子から高いセシウムが出ている。

福島市 760 Bq/kg、680 Bq/kg

南相馬市 830 Bq/kg、2,400 Bq/kg

柚子の開花は5月頃だが、常緑なので、お茶と同様に葉に付いたセシウムが吸収されて

実に回ったのだろう。やはり常緑のビワからも暫定基準を超えるセシウムは出たが、

柚子ほど高くはないし、千葉県のビワからは10ベクレル台しか検出されていない。

状況が明らかになるまでは、関東地方の柑橘系果実は要注意だ。

【おせーよ (8/24)

朝日新聞(8/24) 「食品の放射線、国が抜き打ち検査 6都県対象」

 東京電力福島第一原発事故による食品の放射性物質の検査を巡り、厚生労働省は24日、
検査実績の少ない自治体の食品をスーパーなどで買い上げて調べる「抜き打ち検査」を
始めたことを明らかにした。厚労省幹部は「不足しているデータを補完することで、
消費者に安心感を与えたい」と話している。

 食品の検査は、これまでに全国で約1万4200件実施されている。しかし、都道府県
によって検査体制が異なることから、品目や頻度にばらつきがある。

 このため厚労省は、検査頻度の少ない岩手、山形、宮城、埼玉、東京、神奈川の1都5県
で生産された食品を流通段階で購入して調べることにした。過去に国の基準を超えた茶葉や
キノコ類、果実、牛肉のほか、コメや卵など食べる量の多い食品を対象にする。

 また、海産物は福島県以外ではほとんど調べられていないことから、北海道から和歌山県
までの太平洋側の漁港、卸売市場などで買って調べる。

 当面、月に200検体の検査を予定している。

 検査結果については、対象の都道府県にだけでなく、国民にも公開する。(沢伸也)

突っ込みどころが多い記事だが、同じことを扱った読売新聞の記事ではだいぶ印象が異なる。

検査が増えるのはもちろん歓迎すべきことだが、汚染のひどかった4月頃に十分な検査が

行われなかった(時事通信記事)ことは、取り返しがつかない。

【高台への移転は正しいか (8/23)

復興計画の詳細なプランは、まだどこでも決まってないと思うけれど、

勝手に案を作っている人は大勢いる。

しかし気になるのは、高台の移転やツナミ避難ビルを前提にしたような絵が多いことだ。

はっきり言って、100年に1回の津波には耐えられるようにする必要はあると思うけれど、

1,000年に1回の巨大津波はとうぶん来ない(来る確率は極めて低い)はずだ。

だったら、少なくとも100年くらいは低地も利用してかまわないのではないか。

そして安全対策に過剰投資せずに、産業の復興に投資するべきだろう。

役人の事なかれ主義で道を誤ると、産業のない土地にゴーストタウンを建設することに

なりかねない。

(8/24 追記)

「WEDGE」 9月号 原田 泰 「震災復興にも求められる効率性の視点」 で、

同じような主張をしていて共感した。

「それくらいなら、嵩上げなどにお金を使うのを止めて、1階をコンクリートで作るお金を

補助すれば良いではないか」

「震災復興の名の下に、いかに巨額の税金が無駄に使われたかは、(中略)神戸市の

長田区に行ってみれば分かる。(中略)シャッター通りを復旧するどころか、シャッター

通りを新たに造ったのだ。というより、ゴーストタウンになっている。」

「WEDGE」 9月号 はほかにも、「生活保護 3兆円の時代」なども読み応えがある。

【パブコメ/リマインド (8/22)

1.食品の放射性物質

「放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について」

(7/29 食品安全委員会)  〆切:8/27(土)17:00必着

2.ペットショップ、ブリーダー

「動物取扱業の適正化について(案)に対する意見の募集について」

(7/28 環境省)  〆切:8/27(土)

3.家伝法施行規則、口蹄疫など防疫指針

「家畜伝染病予防法施行規則の改正等についての意見・情報の募集について」

(8/6 農水省)  〆切:9/4(日)郵便は消印有効

「口蹄疫に関する特定家畜伝染病防疫指針の変更等について」

(8/6 農水省)  〆切:9/4(日)郵便は消印有効

「動物取扱業の適正化」は、いろんな人が意見提出を呼びかけているけれど、

ブログ「みりん一家」(8/14)では、殺処分の動画を紹介している(閲覧注意)。

【震災の思わぬ影響 (8/22)

 青空のブログ(8/20) 「震災後の経済状況を考える【5ヶ月目】」 によると、

震災による「製造業の関西シフト」は結果的に起きず、むしろ関西の大手メーカーの

海外進出が進んだとのこと。

 また、今日(8/22)の「日経MJ」記事によると、震災で被災した流通業などが、直近で

好決算となっているという。たとえば、山崎製パンは工場も被災し、1,800あった商品数を

関東地方で164にまで絞った。しかし商品の絞り込みが結果的に販促費の減少、稼働率

の向上を生み、便数の減少が配送費の削減につながって、第2四半期の売上高、

営業・経常利益は前年同期を上回ったという。「製造する商品数は1100まで戻しているが、

これ以上は増やすつもりはないという」。ケガの功名を生んだ企業もある。

【相馬市の津波動画 (8/22)

Rocket News 24 「8/11にYouTubeにアップされた福島県の津波映像/約10分」

これも迫力があって怖い。 PCではなく、大画面で見たらものすごく怖いだろう。

場所は相馬原釜地方卸売市場付近。

【6000年に6回の巨大津波 (8/22)

朝日新聞(8/22) 「巨大津波、千年に一度 三陸海岸の地層に痕跡」

 巨大津波が約千年に1回、三陸海岸を繰り返し襲っていた可能性を示す砂や石の堆積
(たいせき)物を北海道大の平川一臣特任教授が見つけた。東日本大震災を受け、
中央防災会議などは科学的に可能性がある最大の地震や津波を想定して備える方針を決めて
おり、巨大津波が繰り返された証拠は「最大」を決めるのに役立ちそうだ。

 平川さんは、宮城県気仙沼市で、海岸付近の高さ1~5メートルほどの切り立った
崖に津波で運ばれた6層の砂石の地層を発見。岩手県宮古市では、今回の津波が
32メートルまで達した地点の近くでも複数の地層を見つけた。

 三陸海岸の崖の上で何層も見つかったのは初めて。切り立った崖の上に痕跡が
残っていたことから巨大津波と考えられる。地層に含まれる火山灰や土器から、
6千年間で6回の津波が押し寄せたと推定した。

 869年の「貞観津波」を起こした地震は、仙台や石巻平野の堆積物の調査から
マグニチュード(M)8.4と推定されている。平川さんは、発見した地層の一部が
該当するとみており、三陸まで津波が及んでいたことから地震の規模がM9級だった
可能性もあると考えている。

 過去の地震の調査は、地震計や古文書の記録ではさかのぼれる限界があって、
津波堆積物の調査が期待されている。(瀬川茂子)

東北地方はしばらく超巨大津波は来ないだろうから、 気になるのはほかの地域だ。

東南海では、同じような超巨大津波の痕跡は見つかっていないのだろうか?

【アクセス解析 (8/22)

8/19は、普段の4倍くらいアクセス(ユニークアクセス)があった。

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フォロワーの多い人のツイートの影響力は大きい。

【福島原発は100年経っても廃炉に出来ない、かも (8/18)

「福島原発は廃炉にできない」 (8/18 Newsweek日本版)

日本のメディアは政府に遠慮してこういうことは書かないけれど、

廃炉に要する期間は100年、またはそれ以上必要という可能性は大きいだろう。

中の状態は誰にもわからないから、政府は都合良く推定しているだけだし、

原発事故を誇張したがる人たちは、逆に大げさに推定しているだけだ。

【縮小する福島県 (8/18)

「福島県の現状を考える【人口】」 (8/18 青空のブログ)

によると、福島県の人口は住民票が移ったぶんだけで1%減少しているそうだ。

推定では、若者世代については2%程度移動したのではないか、とのこと。

政府、県の方策が頼りない現状で、「脱出できる余裕のある人」の脱出が進み、

ますます衰退のスパイラルに入りこみそうだ。

【宮城県震災復興計画 (8/18)

「宮城県震災復興計画(最終案)」が、8/17に公表された。

「事業概要書」をどう読むかがポイントかな…。

【現在の放出量は、2億Bq/時 (8/17)

「事故の収束に向けた道筋 進捗状況」 (8/17 政府・東電統合対策室)

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「事故直後に比べて 1,000万分の1」 「約2億Bq/時」 という数字を

どう理解したらいいのだろうか?

(追記) 勝川さんのブログ(8/18)によると、福島の事故前でも、京都府全体では

     約3億Bq/月 のCs-137が降下している。

     つまり、おおまかに言って、京都府で1ヶ月間に降っていた量の放射性物質が、

     1時間ごとに放出されていることになる。

【食品安全委員会パブコメ (8/17)

「放射性物質の食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について」

(7/29 食品安全委員会)  〆切:8/27(土)17:00必着

【役に立たなかった原発専門家 (8/17)

毎日新聞(8/17) 「SPEEDI:予測非公表、「避難活用の発想なし」指摘」

SPEEDIを運用する文部科学省をはじめ、内閣府原子力安全委員会、経済産業省

原子力安全・保安院も予測結果を避難に役立てようという発想がなかった

NHK(8/17) 「東電"水素爆発予測できず"」

水素爆発について、東京電力の関係者が政府の事故調査・検証委員会の調査

に対し、「事前に予測できた者はいなかった」と証言している

河北新報(8/16社説) 「原子力学会/責任回避より英知の結集を」

原子力研究者や技術者でつくる日本原子力学会は、7月に公表した声明で

「個人の責任」を不問にするよう求めた。唐突で奇異な声明と言わざるを得ない。

責任追及を不問にしなければ、調査には協力できないと言いたいらしい。

どこまでも国民感情から離れた人たちだ。

【高橋知事、泊原発再開を容認 (8/17)

高橋知事会見配付資料(8/17)

8/17 東京新聞「こちら特報部」

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高橋知事は経産省出身、今年4/10の知事選で3選目。

(地方自治法84条により、選挙から1年間はリコールができない。)

【原発新設をこっそり後押し (8/17)

東京新聞のスクープ記事(8/17) 「交付金で原発後押し レベル7翌日「新設は増額」」

 原子力関係予算を握る経済産業省と文部科学省が福島第一原発事故の一カ月後、

原発の立地自治体などに交付金を支給する規則を全面改正し、新増設時の交付額を

増やす一方、既設の原発では発電実績に応じて交付額を決める方式に変更していた

ことが分かった。事故収束に向けた見通しが立たず、原因究明もままならない時期に、

新増設や運転を後押しする改正をしていたことになる。

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まぁしかし、官僚も読みが甘かったとしか言いようがないのではないか。

その程度のことで、原発の新設はできない状況だ。

【夏フェス (8/16)

日本でも、フジロックやサマーソニックなどの野外音楽フェスがすっかり定着したが、

夏のクソ暑い時にやるよりも、春か秋にやった方が良いのではないか?

そんな質問を、音楽業界の知人にしたら、そう簡単な話ではないとのことだった。

そもそも、欧米で、夏が音楽フェスティバルのシーズンになっている。そこを回る

アーティストに、日本に来てもらうのはブッキングしやすいけれど、春や秋に呼ぼうと

しても、自分のツアーの最中かもしれないし、なかなか呼ぶのが簡単ではないそうだ。

というわけで、大物アーティストを何人も呼ぶためには、どうしても夏になってしまう、

ということのようだ。

【児玉龍彦さん、子供と妊婦を守るための緊急立法を提言 (8/14)

「8/12 児玉龍彦教授講演 一部書き起こし」 (8/13 みんな楽しくHappyがいい♪」

補償問題と被ばく問題を切り離して、子ども達が多くの被ばくを受けないように
一刻も早く手を打って欲しい

一般的な線量計測というのはほとんど意味をなさない
(中略)
一律の線量区切りだとか、一つの数値で代表的にやるようでは、今の事態に
対処できない。

今までの不祥事がある方にはこの委員会には入って欲しくない!

日本の中にどういう技術があるかという一例を申し上げますと
島津製作所の北村さんというこの世界の第一人者
このような機械。要するに流れ作業で50ベクレル/kgの測定するような機械は
大体3カ月あれば作れるという事を聞いております
そうすると、もし6月にスタートすれば収穫期の9月までにできるかと思って
いたのですが、実際には今、もう、8月です
それで、総理大臣には島津社長の所に行って、1か月でやってくれと頼んで
いただきたい。

想定外のことが起きたのに、いままでの法律だけで対処しようとするほうがおかしい。

【42年前、北谷(ちゃたん)に枯葉剤を埋めた (8/14)

琉球新報(8/14) 「「枯れ葉剤 北谷に埋めた」 元米軍人証言」

 米国在住の元在沖米軍人男性(61)が、1969年に55ガロン(約208リットル)

容量のドラム缶数十本に入った猛毒ダイオキシンを含む枯れ葉剤を米軍が

北谷町海沿いの返還地に埋めたと証言していることが、13日分かった。

(記事全文は、リンク先、またはコメント欄参照。)

放射能廃棄物を無策のまま野放図に埋めてゆくと、30年後には

同じような証言が求められるだろう。

【東電株の価値は、ゼロに向かってゆくだろう (8/13)

「東京電力は本来の場所へ帰っていくだろう」 (8/10 橘玲 公式サイト)

東京電力は今後、機構の管理下に入るのだから、電力料金の引上げ幅は政府・経産省
と機構が決めることになる(東京電力にはなんの権限もない)。

このような前提を置けば、電力料金を大幅に引き上げて、東京電力が経常利益を確保
できるようにする、などという選択肢はあり得ない、と私は思う。

この単純な理由から、東京電力の株価は、本来の価値であるゼロに向かって収斂して
いくことになるだろう。

おおむね同意できるが、賠償総額と後処理費用の増分の合計は、20兆円は下らない
だろうとおもう。10兆円規模ではまだ楽観的。

東京電力の法的処理と債権者・株主の地位については、森本紀之さんがずっとコラムに

書いているけれども、最新の「東京電力は本当に債務超過にならないのか」(8/11)

でも、株主について「100%減資もあり得るでしょうね。」と同様の見方を書いている。

ところで原発事故の直後から、東電の株価は「政治次第」になったのだけれども、この頃

に森本さんが書いた「再び、想定を超える事態について」(3/24)では、東電株の取引について、

投機ですね。しかし、投機の機能を否定すべきではないでしょう。投機家がいる
からこそ、このようなときにも、市場の流動性が枯渇しないのですから。ですから、
取引所が東京電力株式を取引停止にしないのも当然です。でも、投機は投機です。

と書いている。私には判断が付かないが、この程度の事態で、投機を否定すべきではない、

とプロには見えたのだろう。

【5ヶ月目の数字 (8/11)

ブログ「ポストさんてんいちいち日記」で、東日本大震災のいろんな数字をまとめていた。

【放射能雲の流れ (8/11)

宮城北部~岩手県に、いつどのように放射性物質が流れたのか、というのには諸説

あるが、今朝の朝日新聞では以下のようになっている。(注:3/12の図はない。)

名古屋大 山沢弘実 さんの資料から作成とのこと。

110811_asahi1_2 (3/11 朝日新聞朝刊 5面)

110811_asahi2_2 (3/11 朝日新聞朝刊 5面)

【福島第二原発も危機一髪だった (8/11)

東京新聞 (8/11朝刊) 「福島第二も一部電源喪失」

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 東日本大震災発生後の津波で、福島第二原発の原子炉を冷やす機能の一部が三日間
失われていたことが十日、東京電力が公表した資料などで分かった。核燃料の過熱で
原子炉格納容器が損傷する恐れもあり、増田尚宏所長は国の事故調査・検証委員会の
調査に「人海戦術でかろうじて対応できた。人手が足りなければ無理だった。危機一髪
だった」と説明。福島第二も危機的な状況に陥っていたことが浮かんだ。

 東電によると、三月十一日の震災直後、敷地の海側にあった海水熱交換建屋が津波で
浸水。1、2、4号機で原子炉を冷やす海水をくみ上げるポンプが使えなくなった。
配電盤も水に漬かり、電力供給が停止。原子炉が冷やせなくなった。

 東電はポンプのモーターを交換するとともに総延長約九キロの仮設電気ケーブルを
引いた。発電所内だけでは資材が足りず柏崎刈羽原発(新潟県)からトラックで陸送
したり自衛隊のヘリコプターで運んだりした。夜間にヘリが着陸する時は社員の車
二十台のヘッドライトを使って誘導した。

 この間に1、2、4号機の原子炉格納容器の温度が上昇。圧力が高まって損傷する
恐れが出たため、3号機も含めた四基で容器内の蒸気を放出して圧力を下げる「ベント」
を準備。被災から三日後の十四日夕までに、別の建屋から電源を供給することに成功。
各原子炉で順次、冷却設備が復旧したため、ベントを行わずに済んだ。

 国の事故調関係者によると、増田所長はヒアリングで、トラックで運んだ仮設ケーブル
が重すぎて降ろせず、新たに重機を手配するなどの混乱があったと説明。 「金曜日で
数千人の作業員がいた。少しずれて土曜日や夜中に起きていたら、とても収束でき
なかった」
と話している。

ほとんど情報が公開されていない第二原発だが、実は間一髪で大事故を逃れた。

お盆の時期を狙って、ほかにも重大なリリースがさらっと行われるかも。

【台湾の口蹄疫 (8/11)

原田 英男 さんのツイート (8/10)

台湾の口蹄疫関連情報】台湾における口蹄疫の発生について8/9、OIEに報告あり。
新たな発生は2件:新北市(7/11発生)、台南市(7/26発生)。どちらも豚でO型。
アクティブサーベイランスで抗体検出ELISA陽性、PCR、ウイルス分離は陰性。

OIE Report (Final report) (8/9)

ところで8/9に安愚楽牧場が民事再生法を申請したが、大きすぎるし、

不透明な部分も多いから、再生スポンサーが現れるとは思えない。

「安愚楽牧場「経営ずさん」と元従業員 口蹄疫隠そうとしたことも」 (8/10 産経新聞)

従業員から、新証言が出てくるかもしれない。

「「詐欺は成立しない」と安愚楽牧場が見解」 (8/11 ゆかしメディア)

詐欺罪については、裁判になるのかな?

【HPAIの感染経路は特定できず (8/11)

「宮崎県における高病原性鳥インフルエンザの感染経路等に関する検討報告書」

(7/25 宮崎県農政水産部)

「鳥インフルエンザウイルスを鶏舎内に持ち込んだのは、ネズミ、ヒト、鶏用飲用水に可能性」

(8/5 日経メディカルオンライン)

結局、原因は良くわからなかった、とのことだ。今年の冬はどうなるだろうか…。

【普通の会社の発注 (8/9)

@Happy20790 さんのツイート(8/9)

 昨日は東京で会議に行っててつぶやき出来なかった。その会議はこれからの
計画についてだったんだけど、その中でビックリしたのが「東電は予算がないので
少しでも安くしたいみたいなんで、今回の工事はここまでしか出来ない。」
って案件がいくつもあった。えっ!? 予算がないって?

 今やってるの普通の工事じゃないよなぁ…。事故の収束対応じゃないの?
ヘリコプター飛ばす予算がないから山岳救助は徒歩でってみたいな感じだよ。

 前にもつぶやいたけど、やっぱ東電は解散して送電分離して国が先頭に立って
予算も作業員の給料も面倒みなきゃダメだよ。一般企業のやり方で今は工事してる
もん。ある程度の工事は実績見て、メーカーが決まってるけどそれ以外は競合とか
やってるし…。

 安かろう悪かろうじゃ済まないのに。それこそ世界メーカーも大学も研究者も
科学者も入れた合弁会社を作って一つになって立ち向かわなきゃ勝てる相手じゃ
ないと思うんだけどなぁ。こんなの続くとモチベーションも下がるしアイデアも
出なくなるよ。

【吉田所長「玄海原発は大丈夫か」 (8/9)

福島第一原発の最高幹部がついに語った【フクシマの真実:前編】 (週刊朝日7/22号)

 いま玄海原発の再稼働問題が取りざたされていますが、フクイチ(福島第一原発)
の事故を経験した私に言わせれば、そんなバカなことはやめたほうがいい。
玄海原発1号機の操業開始は1975年で、老朽化が心配。それに、現地はフクイチ
よりも地盤がやわらかいようです。正直、再稼働して大丈夫なのかと感じる。

 私が、こう言うのには理由があります。フクイチが地震と津波、どちらでやられた
のかといえば、まず地震で建屋や配管、電気系統など、施設にかなりの被害を受けた
のは事実です
。地震直後、「配管がだめだ」「落下物がある」などと緊急連絡が殺到
しました。制御室からも「配管や電気系統がきかなくなった」などと、すさまじい
状況で、多くの作業員が逃げ出した。耐震性に問題があったのは否めません。

 ここまで事故が深刻化した原因について、津波対策がおろそかだった、非常用電源の
設置場所が悪かったなどと言われますが、私は何よりも、操業開始から40年という
"古さ"が、地震・津波に負けてしまったと感じています。いくらメンテナンスで部品を
新しくしたところで、建物は同じ。原発自体の耐用年数だけでなく、建物や構造など
全体的にみて、40年は長すぎた

町田市の枝加工堆肥から580Bq/kgの放射性セシウム (8/9)

朝日新聞(8/9) 「許容値を超える放射性物質検出」

稲わら汚染によって明らかになったことが、問題化してきた。

東京周辺でも、落ち葉を集めたようなものの放射性セシウム濃度はやはり高いのだろう。

【グリーンピースの第2回海洋調査 (8/9)

「魚介類の放射線量の表示義務を政府に緊急要請」 (8/9 グリーンピース プレスリリース)

この第2回海洋調査は、ちょっと見え見え。アイナメやクロメバルなど、高い値が出そうな

ものばかりを検査している。こんなやり方は信用を無くすだけでは。

【民俗譚 (8/9)

昨日(8/8)は、柳田国男の命日(没後49年/50回忌)だったが、目下、日本では、

目に見えない、よくわからない「放射能」という妖怪についての民話がたくさん生まれている。

「怖いから東京から逃げ出そう」「怖いからなるべく輸入食品を食べよう」 etc.,

解らないものに対しては、キツネや河童のように接するのが、人間の変わらない習性だ。

政府も科学者も、そのことをよく考えるべきだ。

【3/20の3号機注水量 (8/8)

朝日新聞(8/8) 「震災10日後、2度目の溶融か 福島3号機、専門家指摘」

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3/23頃まで放出が続いていたことは知られていることで、その意味では目新しい記事

ではないけれど、この部分、

東電の公表データによると、3号機炉内への1日あたりの注水量はその後、
20日までは300トン以上を保っていた。燃料は冷えて固まったとみられる。

 ところが、注入できた量は21~23日に約24トン、24日は約69トン
に激減した。圧力容器の圧力が高まり、水が入りにくくなった可能性がある。

3号機の注水量だが、原子力安全・保安院のこちらの資料では、

3/19 18:30では520L/min=31.2トン/時 だが、

3/20 3:00以降は 1トン/時に急減している。

3/20の朝に3号機の原子炉温度、圧力が急上昇したことも報告されている

(ベントが計画されたが、その後安定したため見送られた。)ので、再溶融は

3/20から起きていたのではないだろうか。(線量上昇は3/21だが。)

尚、3号機では3/21夕方に灰色煙、3/23夕方に黒煙が発生しているが、朝日記事(紙面)

によると、

これは溶けた燃料が格納容器のコンクリートと触れて起きる

「コア・コンクリート反応」の可能性がある

とのこと。黒煙のこの説明は初めて見たかも。

【セシウム除染による時限爆弾 (8/8)

このところ福島県の各地で、除染活動開始のニュースが増えているが、多くの場所で、

表土を地中に埋める方法が取られている。

年月が経つと、埋めた場所は曖昧になり、掘り返されれば汚染を広げることになる。

土地の価格は低迷し、建設工事をしようにも残土の処分が困難になり、ますます

福島県が苦境から抜け出すのに時間がかかることになるだろう。

【東電救済法 (8/8)

8月3日、原子力損害賠償支援機構法が国会で成立した。名前こそ「損害賠償」と付されて

いるが、実態は紛れもなく「東電救済法」だ。

 実は政府提案の段階では東電の株主、債権者、社員などに一定の負担を課すという

考え方が入っていた。だが、自民・公明の要求を入れて修正した結果、政府から新たな

資金提供を行うなど、徹頭徹尾、東電救済法になったのだ。債権者や株主に責任を取ら

せる法的整理は、これで一切できなくなった。東電社員の高額な年金も温存された。そして、

国民負担が大幅に増えることになったのである。

 こうした「改悪」を、大手メディアは法案成立までほとんど報じなかった。

(『「賠償法」改悪をなぜ報じない』 週刊現代 8/20・27号 p.78)

日本のエスタブリッシュメントのモラルはどこにあるのか。

【口蹄疫埋却地から浸出水 (8/8)

慶尚南道 金海(キメ)市の口蹄疫家畜埋却地の浸出水が一部流出し、

金海市が緊急補強作業をしたことが確認された。8日、金海市によると、

6日午前 酒村面(ジュンチョンミョン)パク某さん(56)の農場近くの

豚1,500頭を埋めた口蹄疫の埋没地から浸出水が一部流出した。金海市は、

ビニールのあちこちが破れていることを確認し、すぐに補強作業を行ったが、

流出した浸出水の一部はすでに溝を介して河川に流入した。

(8/8 韓国 聯合ニュース

【暫定基準値はどう見られているか (8/7)

「お米の放射能に関する意識調査のアンケート、途中経過発表!」
(8/6 3.11東日本大震災後の日本)

で、どのくらいの汚染度の米なら食べるか質問しているのだが、たいへん厳しい結果だ。

110805_tsokbda

 このアンケートに回答した人は、かなり情報リテラシーの高い集団だと思うので、

ふつうの人に聞いたらもっと緩い回答も多いとは思うけど、

それでも、暫定基準以下なら、と言う人は2%程度、100 Bq/kg程度なら、という人でも、

6%程度にしかならない。

 米のセシウム値は、個人的な予想では、玄米でも大半はND~10 Bq/kg程度におさまる

と思うけど、問題は、未知のホットスポットがあって、高いセシウム値のお米が出た場合

を、ちゃんと発見して排除できるかどうかだろう。

大潟村では、自主基準を 5 bq/kgに決めて検査するようだが、こういうことをしないと、

なかなか買ってもらえないのかもしれない。

 一方で思うのは、このところスーパーで山形牛などが、売れ残り50%引きなどとなって

いるのをよく買うのだが、これは暫定基準は超えていないとしても、499 Bq/kgまでの

セシウムが入っている可能性があるのだ。そういうのは、この人たちは買わないのだろ

うか? 案外、牛肉はお米より食べる量が少ないから大丈夫、とか言って食べている

人も多いのでは?

【牧草の汚染マップ (8/5)

@shanghai_ii さんによる「牧草 (googleマップ)」 (8/5公開)

Bokusou

これを見ると、岩手県の牧草の汚染度が高いことがわかる。

岩手県の放射線量はまだあまりわかっていないが、実際どうなのだろうか?

【汚染牛肉を全量買い上げ (8/5)

「牛肉・稲わらからのセシウム検出に対する新たな対策」 (8/5 農水省)

汚染稲わらを給餌された可能性があり、出荷された牛肉(約3,500頭ぶん)について、

放射性セシウムが基準値を下回ったものも含めて全て買い上げて焼却処分することに

なった。財源は国費(予備費)。 (8/5 NHK

 今日は、栃木県で新たに畜産農家24戸の稲わらから基準を超える放射性セシウムを

検出したし、調査するほど増える一方で、なかなか収束しない。(8/5 下野新聞

 しかし、市場に流通した牛肉に、汚染稲わらを給餌して出荷前の牛、出荷停止の牛、

動かせない家畜堆肥など、まだまだ問題が山積している。

【節電 (8/5)

節電の効果を、一目でわかるグラフにしているブログがあった。

「東京管内需要と東京気温 UPDATE 2011/07/29」 (7/30 忘却からの帰還)

Tepcovtokyo_0729

赤が2011年だが、3/11以降、過去3年間に比べて1000万kwくらい下がっていることが

一目瞭然でわかる。 ほかにも夏季の日最大需要と日平均気温のグラフとか、面白い。

下は、早野さんによる「東京の最高気温とTEPCO最大電力の関係」

Tepcoamedas

この予想通りなら、夏季の最大需要に対して10%程度余力があることになる。

【福島市の汚染廃棄物 (8/5)

朝日新聞8/5朝刊 「放射能汚染の泥"漂流"」

110805asahi_odei_s

福島市では、側溝などの除染作業をした放射線量の高い廃棄物を、秘密の処分場に

「仮置き」している。

どこの住民も受け入れるはずがないから、市とすればほかに打つ手はないのだろうが、

このままゆけば、その場所が「仮置き場」という名の最終処分場になるのかもしれない。

(8/8 追記)

この記事は、web版のasahi.comでは読むことが出来ないが、英語版の Asahi Japan Watch 8/5

City resorts to secret dumping to deal with piles of radioactive dirt には掲載されている。

【松葉に含まれる放射性物質 (8/4)

「全国の松葉に含まれる放射性物質の測定結果」 (8/4 kohnoのブログ)

M.Kohno さんと F.Nishiyama さんが、全国から松葉のサンプルを集めて、

Ge半導体検出器で測定したもの。(県ごとの最大推定値) 単位は Bq/kg・生

Matsuba_2

お茶の放射能濃度などを考えると、愛知まで濃い緑色なのはうなずける。

長野県が黄色なのは、信濃町や千曲市で高い値が検出されたから。

関西よりも北海道の方が高いとか、いろいろ興味深い。

【宮城県利府町の浄水発生土の汚染 (8/4)

利府町 「浄水発生土の放射能測定結果」 (7/21採取、8/2公表)

8,238 Bq/kg (利府浄水場) 地下水水源

地下水水源なのにすごく高いセシウム値が出ている。 地下水の汚染?

【宮城県北部の線量と稲わら汚染の原因 (8/3)

牡鹿半島から宮城県北沿岸部での空間線量率 (8/3 @QEnergyTeleport さんと@Kaztsuda さん)

データ: bit.ly/riYK44

Miyagi_hokubu_3

この結果や、宮城県の汚染稲わらについて、@QEnergyTeleport さんがツイートで解説

している。(ツイートの全文は、下のコメント欄を参照ください。) 要点は

1.これらの地域の線量は、早川さんのマップに示されているほど高くない。

  (早川さんのマップの根拠になったデータには、疑わしいものが含まれていた。)

2.宮城県登米市の汚染稲藁は、単に田圃の広い面積に落ちたCsを1つの

  藁ロールに固めたため。

  (NHKで解説されたような「雨での繰り返し乾燥濃縮」を考える必要はない。)

3.汚染稲わらを出荷した地域の線量は特に高くはない。

  関東を含めて同じようなことが起きる(起きた)可能性があり広域な調査が必要

4.早川さんの地図では、3/12の爆発で気仙沼方面まできたプルームが山越えして

  一関方面に入ったことになっているが、3/15の雨(雪)で説明するのが自然

個人的には、とても腑に落ちる説明だと思いました。

(8/3 追記) 勝川 俊雄 さんのツイート

早川地図はカップラーメンみたいなものと思えばよい。腹が減って、食べ物が
何も無い状況で、カップラーメンが出てきたから、大勢のひとがありがたいと思った。
その場に存在しなかった本格ラーメンと比較して、カップラーメンを批判するのは、
無意味な行為だろう。

本格中華職人がやるべきことは、カップラーメンを批判することではなく、次からは、
自分たちがタイムリーに料理を出せるように、精進することだろう。

(8/5 追記) Togetter 「宮城北部~岩手県の汚染と早川マップの検討」 (@MasakiOshikawa)

【日産リーフのバッテリーから住宅へ電源供給 (8/2)

8/2 日産プレスリリース

一般家庭の約2日分の日常使用電力をまかなうことが出来る。

家庭用バッテリーとしては、当面はこういうのが本命。プラグインハイブリッド車なども

参戦してくる予定。

【肥料の基準は400Bq/kg、飼料は300Bq/kg (8/2)

「放射性セシウムを含む肥料・土壌改良資材・培土及び飼料の暫定許容値の設定」 (8/1 農水省)

肥料・土壌改良材・培土中の放射性セシウムの暫定許容値 400 Bq/kg

肥料等を長期間施用しても、原発事故前の農地土壌の放射性セシウム濃度の範囲に収まる水準。

農地への施用作業時の外部被曝が廃棄物再利用のクリアランスレベル(10 µSv/年)を下回る

牛、馬、豚、家きん等用飼料の暫定許容値 300 Bq/kg

養殖魚用飼料の暫定許容値 100 Bq/kg

ここで、原発事故前の農地土壌の放射性セシウム濃度というのは、ここでは説明がないが、

おそらく汚泥肥料の説明と同じ、100 Bq/kg に設定されていると思われる。つまり

400 Bq/kgの肥料を長期施用すれば、その土壌は 100 Bq/kg程度になる。

また、施用作業時の外部被曝だけを評価しているが、通年作業時の、土ほこりの吸引

の内部被曝を含めた被曝量で評価すべきではないだろうか?

そしていちばん気になるのが、養殖魚用飼料100Bq/kgである。淡水魚はセシウムを

排出しにくいようだが、これはほんとうに妥当なのだろうか?その根拠は?

それにしても、仮に基準はこれでいいとしても、検査は追いつくのだろうか?

牛肉の検査すらできないのに…。家畜堆肥の問題は、パニック目前だろう。

【いきなり10Sv/h (8/2)

8/1に突然、配管表面で10,000mSv/h以上と公表。状況からすると3月に出たもののようだが、

なぜ今までわからなかったのか、そこは謎。

サーベイマップ(8/1 8/2東電公表)

Surveymap0801

非常用ガス処理系配管接合部付近 (8/1撮影、8/2東電公表

110802_1

作業員が線量を計測中。

1・2号機主排気筒付近のガンマカメラの画像 (7/31撮影、8/2東電公表)

110802_2

高い線量の場所は2ヶ所 (8/2 毎日新聞

(8/3 追記)

Happy20790 さんのツイート(8/2) https://twitter.com/#!/Happy20790

1号機のスタック廻りはパイロンが立ってましたよ。みんなはかなりの範囲が立ち入り禁止って
思ってるんだろなぁ…。実際は半径数メートルなんだけどね。昨日もつぶやいたけどスタック廻りは
初めから高くて瓦礫もあったし、詳細サーベイは今までなかった場所なんだ。

だから瓦礫処理してるときに見つかったんだね。詳細に調べたらもっと高い場所出るかも。
報道にもあるけどベント時に付着した物だとオイラも思うよ。

建屋の中が線量高いのも配管表面が高いって理由もあるけど、もう一つ考えられるのは、水素爆発で
空調ダクトが吹き飛んだ為にダクト内のベント時の高線量放射性物質が建屋内に付着してるからだと思うんだ。

建屋内はチリや埃でさえ10mSv/h超えてる場所もあるからね。事故当初は建屋に入れなくて
海側のポンプを使って水を注入しようとしてホース引っ張ったんだけど、津波の影響で海側は
砂浜みたいだったんだ。その砂が6mSv/hあってすごくビックリしたもんなぁ…。

結局そのホースは一回も使わず無駄な被曝だったけどね。通常定検時の燃料はオイラの知る限り
約8000~9000Sv/h位あるから10Sv/hの放射性物質が出てもおかしくないと思う。
今後どうやって除染してスタックや空調ダクトを解体するかが問題だね。

スタックは外だし、あのまま解体したら大変だよ。高い煙突ごと囲って外に放射性物質が漏れないように
解体しないとだけど…。あんな高い煙突を囲えるかなぁ…。

【中通りの河川の底泥のセシウム値は激減 (8/1)

 8/1 環境省公表 「福島県の公共用水域のモニタリング」

阿武隈川など、中通りの河川の値は激減したところが多い。より下流に流れたのだろう。

ただし唯一、福島市で阿武隈川に合流する荒川だけは、前回同様の高い値だった。

地図 → 河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度マップ

【汚染がれきの拡散】 (8/1)

 「汚染がれき」が拡散する」(「AERA」8/8号)に、がれきの受け入れを表明した自治体の

リストが出ているが、原発から離れた一関などでも汚染稲わらが見つかったから、住民の

反対などで、そうとう難航するだろう。

 AERAの記事ではちゃんと説明していないのだが、本来、自治体はがれきを受け入れ

たいのだ。それは、災害はどこでも発生する可能性があり、困ったときはお互いさまなので、

被災した自治体のがれき処分に積極的に協力する、というのは当然なのである。

 ともあれ、放射能汚染をどのように確認して、どのような条件で受け入れてもらうかを

決めないと、被災地の復興はますます遅れることになる。政治的解決が要求されている

課題だが、国会議員はちゃんと問題を理解しているのだろうか。

【江口 愛実】 (8/1)

 グリコ「アイスの実」CMに出演している「江口愛実」さんは、AKBのメンバー数人を

合成して作ったCG美女なのだそうだ。(下: 8/1 日経MJ)

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バーチャルタレントとか、ふつうに出る時代になったんだなぁ。

【ニッポン前へ】 (8/1)

 朝日新聞が募集した「ニッポン前へ」提言論文特集が、8/1の朝刊に掲載されていた。

最優秀賞の佐藤俊郎さん(福岡・環境デザイナー)の論文は、古くさい都市計画用語が

いっぱい使われていて、同業者としては読んでいて気恥ずかしい感じ。

 それはさておき、今、開沼博『「フクシマ」論』をちょっとづつ読んでいるのだけど、

改めて思うのは原発がいかに非民主主義的な存在かということだ。後生の人から見たら、

日本の原発は、国、電力会社、関連企業、マスメディアが生み出した「電力独裁制」の

暴走と言うことになるのではないだろうか。ヒトラーの第三帝国と同じような機構として。

【安愚楽牧場が破綻】 (8/1)

 (株)安愚楽牧場がついに倒産。負債総額約620億円。(8/1 東京商工リサーチ

牛肉の放射性セシウム汚染の影響、などと書かれているが、そのずっと前から危なかった

というのがホントのところ。

以前にも紹介したこちらのブログ(12/13 投資一八番)にP/Lが出ているが、

契約者からの入金: 20/3期480億円→21/3期495億円→22/3期603億円:3年で25.6%増

和牛出荷売上: 20/3期234億円→21/3期209億円→22/3期170億円:3年で27%減

ということで、どう考えても成り立っていたとは思えない。

 このところウェブ公告を大量出稿していたし、こちらのブログによると、7月には一年契約で

利回り4.5%、などという募集もかけていたそうだ。セシウム汚染とはたまたま重なっただけで

破綻するべくして破綻したのだろう。

 ともあれ和牛の業界では巨体なので、関連業者の影響はそうとう深刻か。

(8/9 追記)

「安愚楽牧場、ついに倒産間近」 (8/1 投資十八番) では、B/Sが公開されている。

2011年6月21日 (火)

気になることメモ2 6/21~7/31

食品の放射線の暫定基準についての解説はこちらをどうぞ。

米FDAの食品の放射線基準こちら。(末尾に食品と放射線のリンク集あり)

【汚染食品への過剰反応は合理的】 (7/31)

小林 慶一郎 「放射能汚染食品への消費者の過剰反応はじつは"合理的"」

(「週刊ダイヤモンド」 8/6号 p.24)より

 20世紀前半に活躍したシカゴ大学の経済学者フランク・H・ナイトは、不確実な

状況を「リスク」と「不確実性」の二つに分類した。「リスク」とはサイコロの

目の出方のように、確率分布がわかっている不確実性であり、「不確実性」とは

確率分布すらわかっていない不確実性である。後者のことをその後の経済学では

「ナイトの不確実性」と呼ぶようになった。

(中略)

 テルアビブ大学のイツハク・ギルボア教授らの研究によると、ナイトの不確実性

にさらされた場合、「考えられる限り最悪の事態を想定して行動する」ということ

が合理的行動だという。

記事では理論の詳細はわからないが、こういう研究があるそうだ。

【専門家の責任】 (7/31)

7/31 朝日新聞(東京本社版8面) ザ・コラム 「災害と専門家 「敗北」に立ちすくまずに」

より。

著者は 山中 季広 さん(朝日新聞ニューヨーク支局長)

 国立地球物理学火山学研究所長エンゾ・ポスキ氏(69)は、おととし4月にイタリア

中部の観光地ラクイラを襲った地震の直前、安全宣言を出したことの責任を問わ

れ、過失致死罪で起訴された。

(中略)

 経緯はこうだ。ラクイラで群発地震が半年ほど続いた。在野の研究家が、地下水の

観測をもとに「大地震が来る」と断言した。警察は「デマを流すな」と研究者を黙

らせたが、揺れはやまない。政府は学者7人を現地に招き、大地震が来るかどうか討

議させた。直後の会見や個別取材で、何人かが「安心してよい」と宣言した。

 政府は一刻も早く安全のお墨つきを欲しがっていた。市民の不安をしずめ、観光客

を遠のかせないためだった。安全宣言から6日後、本震が起き、住民309人が亡く

なった。

(中略)

 遺族は例外なく、地震学者に対する不信を口にした。大地震の予兆か単なる群発か

見極められないなら、そう語ればよかったではないか。ありのままに語ると素人がパ

ニックを起こすと考えたのか。だとしたら専門家ゆえの思い上がりではないか--。

専門家の敗北と責任についての冷静で厳しい、いい記事です。

朝日新聞にも、ちゃんと書く人もいる。

【観劇】 (7/31)

昨夜(7/30)、下北沢のザ・スズナリで、ジャブジャブサーキット『無重力チルドレン』を見る。

ブログを通して知り合った劇団関係者Hさん(本業は某県の家畜保健衛生所の獣医師)

にお招きいただいたのだが、筆者は近年はあまり芝居を見ていないので、「静かな演劇」

というのは初めて見たかも。80年代のアクションと笑いの全盛期を見た世代としては

ちょっと不思議。(でも作者・演出のはせ ひろいち さんは同世代。)

時は2085年、舞台は月のスペース・コロニーの日本人居住区、そこに人類より高度な

知的生命体が潜り込み…、と書くとすごいSFっぽいが、このとき日本で首都圏大地震が起き、

というところから、大震災について語る芝居になってゆくわけです。

舞台の終盤、別れを告げる知的生命体に「ぜひ教えてほしいことが」と質問する内容は、

ストーリーの流れで震災後の世界に関することなのはしかたないが、でもホントは科学者なら、

何かひとつ、人類の知らない科学的知見を教えてもらうだけで、大発見ができるのだろう、

とか、帰りの電車で考えた。

終演後、居酒屋でHさんから畜産のことなどいろいろ聞かせてもらった。

【原発20km圏内の世界】 (7/31)

7/30 野口健ブログ 「福島第一原発、20キロ圏内の世界」

(残酷な写真もあるので閲覧注意。)

豚の死骸、牛の死骸、蛆虫、餓死を待つ豚や牛、放たれた野良牛…。

【芦ノ湖のワカサギから71 Bq/kg】 (7/29)

芦ノ湖の淡水魚の検査結果が公表。(7/26採取、神奈川県公表

ワカサギ 71 Bq/kg、 ニジマス NDヒメマス 57 Bq/kg。

結構出ていますね。霞ヶ浦や、中禅寺湖と同じくらいのレベルです。

お茶の汚染が高い場所は、ほかの農産物は出ていなくとも、それなりに汚染されているのでしょう。

枯れ草や落ち葉なんかは、相当怪しいです。

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(1)3月~6月(googleマップ)」

「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(2)7月~ (googleマップ)」

(動作が重い場合は、Internet Explorer 以外のブラウザを推奨します。)

【児玉龍彦さん発言】 (7/29)

児玉龍彦さん発言 (7/27衆院厚生労働委員会 YouTube 16:21) (必見)

児玉龍彦さん発言書き起こし (7/29 ブログ「明日に向けて」)

児玉龍彦国会発表概要スライド

【栃木県のホットスポット】 (7/28)

7/27に、文科省から「栃木県の航空機モニタリング測定結果」が公表。

下図は、地図との合成 フルサイズ → 2850×2300、2MB (twitpic)

Nasumachi_senryou_s

日光のホットスポット

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@HayakawaYukioさんが、霧降高原の線量が高いことを測定していたが、

やはり霧降高原~夫婦山にかけてやや線量が高くなっている。

那須塩原市のホットスポット

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高原山(鶏頂山)の南東側と、八方ヶ原~那須野が原にかけてやや線量の高い場所がある。

那須野が原には、千本松牧場、畜産草地研究所、全畜連研修牧場、県酪農試験場

などがあり、日本の酪農のメッカ。 ほかにゴルフ場3つや、音楽ホールなどもある。

観光産業には厳しい結果だが、牧場も心配だ。

那須町のホットスポット

Nasumachi_senryou

東北自動車道沿いのの福島県境付近と、那須町稲沢~那須塩原市越掘にかけて、

やや線量の高い場所がある。 那須岳周辺では、低地よりも線量が低い。

【岩手産の腐葉土から14,800Bq/kgの放射性セシウム】 (7/28)

鳥取県公表(7/27)

カインズホームFCウシオ鳥取店で販売されていた「バーク入り腐葉土14L」から、

14,800 Bq/kgの放射性セシウムを検出。 6~7月に329袋を販売、5月以前は調査中。

原材料は岩手県。 どのあたりだろうか?

(7/28 追記)

23都道府県の166店で、14L入り約13万袋、3L入り約7万袋を販売 (7/28 毎日新聞

【韓国で鳥インフルエンザ】 (7/27)

全羅南道 羅州(ナジュ)市のアヒル農場でH5型の鳥インフルエンザ抗体が発見された。

全羅南道は、「最近、全羅南道 羅州市 洞江面 一 ジョンオリ の農場でH5型のAI抗体が

検出され、この農場で飼育されていたアヒル4400羽を殺処分した」と25日公表した。

全羅南道で今年に入ってAIの抗体が発見されたのは今回が初めて。

(7/25 聯合ニュース、 7/26 中央日報日本語版

注: 羅州市では、今年1月に8件のHPAIが発生している。

  「今年に入って」というのは「今期に入って」の意味でしょう。

【腐葉土から11,000Bq/kgの放射性セシウム】 (7/26)

7/26 NHK記事

 秋田県内のホームセンターで販売されていた栃木県の業者が出荷した腐葉土から、
 
放射性セシウムが検出され、秋田県が購入した人に使用を控えるよう呼びかけている

ほか、ホームセンターは、東北地方の店で販売されている同じ業者が出荷した腐葉土を

すべて回収することにしています。

 放射性セシウムが検出されたのは、新潟市に本社があるホームセンター「コメリ」の

秋田卸町店で販売されていた腐葉土です。秋田県によりますと、この腐葉土は栃木県の

業者が出荷したもので、1キログラム当たり1万1000ベクレルの放射性セシウムが

検出されたということです。腐葉土については、放射性物質についての基準はありません

が、国は下水道の汚泥を肥料の原料として使用する場合は放射性セシウムが1キログラム

当たり200ベクレルを超えないよう基準を定めています。放射線量については、腐葉土の

袋から1メートル離れた地点での空間放射線量は1時間当たり0.06マイクロシーベルトで、

秋田県は健康には影響はないレベルだとしています。

袋から1m離れて0.06μSV/hとのことだが、この腐葉土を採取した場所の空間線量は

こちらの相関の推定によると、2~5μSV/h程度に達することになる。

(点線源と面線源の違いは、こちらがわかりやすい。)

栃木県(主に北部)にホットスポットがあることは、NHKの番組でも測定されていたが、

汚染度のわかっていない山林などから、このように汚染度が搬出されてバラまかれる

のは、無用に汚染を広げるとしかいいようがない。

いろんな対策が、後手にまわっていることが、ちょっとずつ表に出てきている。

(7/27追記)

これと同じ腐葉土が、秋田のほか青森、岩手、宮城のコメリ110店で販売されていた。

(7/27 朝日新聞

腐葉土の原材料の落ち葉からは、72,000 Bq/kgの放射性セシウムが検出。

栃木県内には、腐葉土を含む特殊肥料を取り扱う業者が400社以上ある。

(7/27 朝日新聞

(7/30追記)

「謝罪と「被害者」の思い交錯 鹿沼の腐葉土業者」 (7/30 下野新聞)

回収の対象は那須塩原市内で集めた落ち葉を原料にした製品

【韓国は来年から国内で口蹄疫ワクチンを生産】 (7/26)

7/26 聯合ニュース記事。 抗原とアジュバントを輸入し、完成品のワクチンを生産。

記事全文の訳は http://tl.gd/bvaccp にあります。

【3/15の夜に一関に降った雪】 (7/25)

宮城県北部~岩手県南部の稲わらを汚染した放射性セシウムは、3/15頃に降下した

と推定されている。 この頃、周辺のほとんどのアメダスは地震の影響で欠測していたが、

岩手県一関の観測所は、14日の9:00に復旧していた。(グラフ:気象庁HPより)

0315_ichinoseki (3/15 一関)

0316_ichinoseki (3/16 一関)

0317_ichinoseki (3/17 一関)

このほんのちょっとの降雪が、稲わらに激しい汚染をもたらした。

【豊かな海のつくり方】 (7/25)

Wwf_repo_0615

『現場の声から学ぶ 豊かな海のつくり方入門』 (WWFジャパン)

関心のあるかたは是非。(pdfでダウンロード、または送料のみの負担で入手できます。)

【口蹄疫災害と危機管理】 (7/25)

永松 伸吾 『2010年宮崎県口蹄疫災害と危機管理・復興の課題』 (6/25)

災害全体の簡潔なまとめとしても、極めて秀逸で便利。 但し、韓国の口蹄疫災害に全く

触れずに口蹄疫問題を論ずるのは、今となってはおかしいと思う。

また、「専門家」が、科学的な知見を支持するべきだ、というややナイーブな論がみられるが、

原発問題で誰の目にも明らかになったように、専門度の高い専門家であるほど、不自由な

立場にあって、自由な発言はできないものだ。メディアの周辺に、有能なサイエンス・

コミュニケーションができるヒトが少ないことや、メディアが「専門家」の肩書きと権威に

頼ることに慣れてしまい、自分で考える能力が低いことが、問題なのだと思う。

【経産省は「縮原発」に大転換】 (7/24)

業界紙 「週刊 エネルギーと環境」(7/21号、エネルギージャーナル社)より

・経済産業省は、中長期的な原子力発電への依存度を徐々に引き下げる「縮原子力」の

 方針を固めた。

・具体的な政策見直しや将来のエネルギー構成などの検討は、来月中旬以降に開催する

 総合資源エネルギー調査会の基本問題委員会(仮称、新設)において議論される

・「縮原発政策」のイメージは、現在54基・計約5000万kWある既設原発の廃炉を段階的に

 進める一方で、新増設は一部を除き抑制する

とりあえずは5月に経産省が設置した「今後のエネルギー政策に関する有識者会議」(賢人会議)

の中間まとめが月内に出るとのことで、その内容が注目される。

【飯田市でイワツバメ250羽が大量死】 (7/22)

飯田市妙琴(みょうきん)浄水場の汚泥処理施設で、イワツバメ約250羽の死骸を19日に発見。

7/22 信濃毎日新聞

鳥インフルエンザの簡易監査は陰性。 原因はいまのところ不明。

【動画で見る炉心溶融】 (7/22)

「動画で見る炉心溶融 求められる実態の解明」 (7/22 ECO JAPAN リポート) (お薦め)

原子力安全機構が事故前に、原子力防災専門官向け資料として作成したもの。(約5分)

制御棒が完全に挿入され、原子炉が停止したが、配管破断で冷却ができなくなったケース

を想定。事故から炉心溶融まで30分、事故から3時間後には圧力容器を貫通。

【観光地の放射線量(速報)】 (7/21)

「福島県環境放射線モニタリング調査(観光地)結果」 (7/20 福島県)

「調査の結果、すべての調査地点において、校庭・園庭等における国の暫定基準値

3.8μSv/時以上の観光地はなかった。」 って、そんなこと誰も聞いてないよ。

調査対象242のうち、最初の23ヶ所がやっと公表。

7/15に「アクアマリンふくしま」が再開したときは、私のブログにも「アクアマリン 放射線値」

などで検索して来た人が何人もいたけど(注:その資料はありません。)、みんな、ちゃんとした

数字を知りたがっているのだと思う。

【羽海野チカ初期短編集「スピカ」】 (7/21)

Spica

Spica_2

羽海野さんは自作に出てくる人みたいに、思いきりのいい人なんだろうな。きっと。

【宮城県のモニタリング結果】 (7/21)

7/20に、文科省による宮城県の航空機モニタリングの結果が公表された。

下は、空間線量率の図(クリックで拡大)

Miyagi_0720

でも、どうせならもうちょっと北の、一関市あたりまではかれば良かったのに。

何で融通が利かないのだろうか。

下は、nnistarさんの福島ならびに近県の放射線量マップ

   (1,718×2,316) → 「nnistar_110720.jpg」をダウンロード

Nnistar_110720s

早川さんのマップで知られていることだが、一関市付近に線量の高い場所がある。

ついでにその辺まで計っても、たいして手間は変わらなかったと思うのだが…。

ちなみに、一関市、藤沢町の稲わらから、最高57,000Bq/kg(生草換算13,000Bq/kg)の

放射性セシウムが検出された。(7/21 朝日新聞

【野生きのこの放射能濃度】 (7/20)

「野生きのこ類の放射線測定結果」 (5/21 ふくのブログ)

出典は、日本菌学界関東支部年次大会報告。5月14日。柿嶌氏・阿部氏・糟谷氏(筑波大)、大村氏・保坂氏(科博)

4月26日に筑波大学構内において、野生きのこ類8種、地衣類2種を採集。 とのこと。

こちらのHPで、グラフにしている。(乾燥重量比なので、過大になっているので注意)

170km離れた筑波大でも、さすがにきのこの値は高い。

【6月下旬の放出量は最大でも10億ベクレル/時】 (7/20)

「放射性物質の現時点での放出量の暫定評価」 (7/19 東京電力)

やっと出てきたこの数字。しかし、4月中旬から6月上旬までの推計がないのはなぜ?

(7/22追記)

参考: 高崎観測所のデータ (7/21 ペガサス・ブログ版)

【韓国の口蹄疫とAI: 最終の殺処分数が公表】 (7/19)

 昨年11月28日から今年4月20日までに全国で発生した口蹄疫のために埋却処分された家畜は

3,479,962頭であることが19日分かった。農林水産食品部傘下の家畜衛生防疫支援本部によると、

今回の口蹄疫は、全国11市道の75市郡区で208件の疑い報告が出され、うち153件が陽性と判定された。

但し、同じ地域で口蹄疫が再発した場合は、この発生件数に含まれておらず、実際の発生件数は

これよりはるかに多いと農食品部は説明した。

 家畜別の埋却処分数は、牛:150,864頭(農家3,750戸)、豚:3,318,298頭(2,106戸)、

山羊:7,559頭(229戸)、鹿:3,241頭(156戸)などである。

 また、昨年12月29日から今年5月18日までに発生した鳥インフルエンザ(AI)は、6市道の、

25市郡から疑い症状103件の申告があり、このうち53件が陽性と確認されたと家畜衛生防疫支援本部は

発表した。AI関連の埋没処分数は合計 6,472,711羽で、鶏:3,364,696羽(農家110戸)、

アヒル:2,788,388羽(163戸)、ウズラ:298,520羽(3戸)、その他: 21,107羽(11戸)などである。

 次いで家畜衛生防疫支援本部は、今年上半期の輸入食用畜産物の検疫の結果、29,196件のうち、

6.6%にあたる1,928件で異常の報告があり、このうち378件が最終的に不合格と処理され、不合格率は

1.3%を示したと公表した。輸入家畜別の不合格率は、牛肉1.1%(11,242件中127件)、豚肉1.2%

(14,865件中180件)、鶏肉3.2%(1,727件中56件)、その他1.1%(1,362件中15件)などである。

7/19 聯合ニュース

昨年の宮崎の口蹄疫の場合、こちらによると、最終的な殺処分頭数(ワクチン含む)は

297,808頭(農場数 1,304戸

牛:69,454頭(県内飼養頭数の約22%)、豚:227,949頭(県内飼養頭数の約24%)、その他:405頭

とのこと。(これ以上詳しい公表は、いまのところないようだ。)

【沢穂希のシュート(スローモーション)】 (7/18)

Homare Sawa's Heel Shot Goal (slow-motion) (YouTube)

足に当たったのだろうとは思ったけど、こんな神業シュートだったとは!

【郡山市のわらから500,000Bq/kg】 (7/17)

セシウム濃度の高い牛が出回ったことに関連して、郡山市の稲わら(乾燥)から

500,000 Bq/kgの放射性セシウムが検出されたことが報道されている。

報道によれば、生葉換算では約 11万3636 Bq/kg (1/4.4換算のようだ)とのこと。

植物試料の放射能濃度はあまり報道されていないから、こう聞くと驚く人も多いようだが、

これまで公表の数字からすれば当然の数字である。

とりあえず見やすい資料としては、たとえばこちら(「植物のストロンチウム」(文部科学省))

3/19の大玉村の植物: 17万9000Bq/kg

3/19の西郷村の植物: 5万Bq/kg、など。

より詳しい試料はこちら(「環境試料の測定結果(雑草)」文部科学省)

植物が「雑草」としか書いていないのが大いに不満なのだが、それはさておき、

3/26の飯舘村八木沢の雑草: 568万Bq/kg

3/22のいわき市平の雑草: 4万9700Bq/kg

4/3の南相馬市原町区高見町: 16万3800Bq/kg

4/1の川俣町山木屋の雑草: 192万7千Bq/kg

4/1の伊達市月舘町の雑草: 18万3600Bq/kg

3/25の二本松市金色: 46万6000Bq/kg

4/16の白河市15万1200Bq/kg

といった案配なのである。11万Bq/kgくらいではすまないかもしれないのだ。

(7/21追記)

雑草の測定は、福島県による測定(6/7公表)もある。

また7/20に、文科省による6月時点の測定結果も公表された。

【予防接種しないと500万ウォンの罰金】 (7/17)

 韓国農林水産食品部は7月1日から農場で飼育されている牛、豚、山羊を取引したり、

家畜市場やと畜場に出荷する場合は、必ず「口蹄疫の予防接種確認書」を携帯するようにし、

これに違反した場合、家畜伝染病予防法に基づいて500万ウォン以下の過怠料処分を課している

と17日明らかにした。

 農食品部はまた、農家で口蹄疫の予防接種を実施していない場でも500万ウォン以下の

過怠料処分を受けることになるとし、と畜場でのモニタリングを実施し、口蹄疫の抗体が

形成されていない家畜の農場に対しては追加検査を実施した後、抗体の形成率が80%未満の

場合は、過怠金を賦課すると伝えた。

 このところ畜産農家で口蹄疫ワクチンを受領しても、ストレス、流産・死産の懸念や、

生産量の低下などを理由にワクチン接種を避ける傾向が把握され、管理監督と予防接種の

実施を奨励することにしたと農林水産食品部は述べた。

 これに伴い、農食品部は自家接種が可能な中大型規模の農場に対しては、公務員が自分で

農場を訪問してワクチンを供給し、職員立会いの下、ワクチン接種を実施した後、必ず接種の

履歴を記録・管理するようにした。

 また、農食品部は畜産農家の口蹄疫の予防努力を強化するために、7月25日から口蹄疫が

発生した農家に対しては、殺処分を実施しても、補償金を家畜相場価格の80%までしか

支給されないことになると付け加えた。7/17 聯合ニュース

【牛肉の全頭検査は絶対ムリ】 (7/17)

では、どうするのがベターなのか?

今回東京都が検査した牛はすべて同じ農家です。のべ11頭検査して値に大きなふれ
がないことから、1頭検査すれば、その農家の放射性セシウム汚染レベルは十分に推測
できると思います。
つまり、農家につき1頭検査すれば、農家ごとの牛肉中放射性セシウムの傾向が判断
できると思います。

そして農家ごとに1頭ずつ検査した結果、例えばこんなふうに今後判定するのはいかが
でしょうか?
(東京都の検査結果で最小値が1530、最大値が3200Bq/kgなので、検査結果は最大で
2倍のふれがあると考えました)

・250Bq/kg未満:その農家からの出荷を全面的に認める

・250以上500未満:たまたま低い個体だった可能性を考え、あと1,2頭検査。
その結果暫定規制値である500Bq/kg以下であったら、出荷を認める。

・暫定規制値を超えた場合:出荷制限。

7/15 蛭子ミコト:ブログ版

暫定規制値がいまのままでいいか、という問題はあるけど、方法論うなずける。

【環境省が処分を緩和?】 (7/16)

 環境省は14日、福島県内の放射性物質に汚染されたがれきの焼却後の処理について、

放射線を遮蔽(しゃへい)して一時保管するよう要請していた汚染濃度の高い焼却灰のうち、

放射性セシウムが1キロあたり10万ベクレル以下なら埋め立て処分を認める方向で検討を

始めたことを明らかにした。これまでは同8000ベクレル以下の場合に埋め立てを認めていた。

同日、開かれた安全性検討会で議論されたが、「基準」が緩和された格好となるため、

住民の理解を得ることが課題となりそうだ。 (中略)

 一方、排ガス用のフィルターがついていないタイプの既存施設でも汚染がれきの焼却に

問題がないことが報告された。ほぼ全ての焼却場で処理が可能になるという。

7/14 毎日jp

 10万ベクレルの放射性廃棄物は、セシウム134とセシウム137が半分ずつとすると、

30年後でも 25,000 Bq/kg、180年後にようやく 1,000 Bq/kg程度になる。そんな長期の

管理が、一般の管理型処分場でできるとは考えにくい。地元が同意するとも思えない。

 また、排ガスフィルターなしの施設で汚染瓦礫を燃やせば、どう考えても周辺に

セシウムをばらまくことになると思うのだが、いったいどんな報告だったのだろうか?

(7/18追記) togetter「環境省「100,000ベクレル埋立てok」」

【「西日本は電力不足」のウソ】 (7/16)

関西電力大飯1号機の停止で、西日本でも電力不足になる、という記事をいろいろな

新聞が出しているようだ。

ところが、今日届いた「週刊ダイヤモンド」7/23号では、同誌の取材により、

全原発停止でも供給に余力があり、西日本は電力不足にならない、としている。

どちらが正しいか、誰が風説を流布しているか、じきに明らかになるだろう。

大メディアがますます信用を落とす日も近いのかも。

【スズメから鳥インフル(インドネシア)】 (7/15)

 ヒトに感染すると致死率が約6割とされる高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型

について、神戸大が最大の被害国であるインドネシアの大学に拠点を置き、遺伝子が

変異して世界的大流行(パンデミック)につながる恐れがないかどうかを監視している。

このほどヒトの生活圏にいるスズメで、4年前にヒトから見つかったウイルスと酷似した

H5N1型を検出。「ヒトに感染する可能性のあるH5N1型が動物間で広がっている」とし、

国際社会にウイルスの監視を強化するよう訴えている。7/15 神戸新聞

【南相馬市のCs-137蓄積マップ】 (7/15)

南相馬市議Oさんの依頼で、Cs-137蓄積分布図と地図の重ね合わせを作成した。

Oさんによると、住民が位置関係を把握するのに、「ため池」がわかるように、とのこと。

この地は二宮仕法の地で沢山のため池があり 住民はため池の位置関係で

家を特定できます。(中略)

その形は谷や山の形を反映しているので その周辺の地形も読める

Minamisouma_0715a  「minamisouma_0715a.pdf」をダウンロード

Minamisouma_0715b   「minamisouma_0715b.pdf」をダウンロード

  赤 : 300万Bq/m2以上

  黄色: 100万~300万Bq/m2

  緑 : 60万~100万Bq/m2

  水色: 30万~60万Bq/m2

  青 : 10万~30万Bq/m2

  青紫: 10万Bq/m2以下

ここで、ベラルーシでは

  強制移住ゾーン: 148万Bq/m2以上

  移住ゾーン: 55.5万~148万Bq/m2

  移住権利ゾーン: 18.5万~55.5万Bq/m2

【浅い海の汚染】 (7/14)

 福島県は13日、いわき市沖で取れたヒラメとババガレイ、コモンカスベの3種類の魚から、

食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された

と発表した。県内の漁業協同組合は漁を自粛しており、出荷されることはないという。

 県によると、検出したセシウム量は、ヒラメ760ベクレル、ババガレイ720ベクレル、

コモンカスベ920ベクレル。いずれも同市沖の水深10~20メートルで取れたという。

2011/07/13-21:24 時事通信

ヒラメが暫定基準を超えたのは初めて、カレイ類では2例目となる。

だが、注目すべきは、これらの魚が、浅いところで取れたと言うことだ。

水産物の公表では、どのくらい沖で取れたかの表示がない。

しかし、以前にも書いたが、

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

でわかるように、沿岸の比較的浅いところの底質で、高濃度のセシウムが検出されている。

当然、底魚については、浅い場所の魚のセシウム値が高いと思われるが、十分な情報が

提供されていないのが現状である。

【出荷制限のリスク便益分析】 (7/13)

岡 敏弘 「放射線被曝回避の簡単なリスク便益分析」 (7/10) (重要)

まだ良く読んでないので、とりあえず紹介だけ。

【企業委託の牛】 (7/13)

この畜産農家の牛舎は、東京電力福島第一原発からおよそ30キロ離れた

「緊急時避難準備区域」にあり、栃木県の企業から飼育を依頼された150頭余りの

肉牛を飼育しています7/9 NHK

誰もこの企業を取材しないのだろうか?

【牛トレーサビリティーの問題点】 (7/13)

市場に流通した、6頭のセシウム汚染牛の個体識別番号が公開されている。

  「6頭の個体識別番号を発表」 (7/12 産経新聞)

ところで、この番号を、牛トレーサビリティーで検索すると、こんなふうになる。

Toresa_3   

福島県で飼われていたことはわかるのだが、飼養場所は空白なのだ。(他の5頭も同様)

このことは、ちょっと前に、こちらのブログ(6/13 ぴちゃのブログ)で話題になったのだが、

茶色の斜体部分は、家畜農家の同意がある場合だけ表示されるシステムになっている。

(個人情報保護のためらしい。)

そして、いったん公開した場合でも、文書で申し出れば、非公開にできるシステムに

なっている。

今回の事件で、多くの人が、牛トレーサビリティーのHPにアクセスしているようだが、

この検索結果を見たら、さらに不信感が増すに違いない。

(追記) 「牛肉の流通調査状況」 (7/13 東京都)

【放射能汚染物を焼却してよいのか】 (7/11)

「どうなる放射能汚染物の処理 すべては燃やしてからで本当によいのか」 (7/11 井部正之)

ゴミ焼却場や下水処理場の焼却施設は、放射性物質を燃やすことを想定していないし、

燃やした場合にどうなるかの検証もされていない。実証していないのだから、どれだけ

捕集できるか、というのは想像に過ぎない。

都の「東部スラッジプラント」周辺でセシウム汚染が報告されていたが、結局その後の

対策も聞こえてこない…。 こうした施設の周辺のセシウムの飛散はどのくらいなのか?

きちんと測定すればわかりそうなものだが…。

これも、きちんとした検証がないまま、人体実験になってしまいそうだ…。

【牛肉のセシウム汚染】 (7/11)

南相馬市の緊急時避難準備区域から出荷された牛11頭から高濃度のセシウム

1,530~3,200 Bq/kg)が検出された原因は、屋外保管された稲わらを飼料として

与えたため、ということで原因が明らかになった。

(稲わらの詳細については、下記、原田英男さんのツイート参照。)

110709_shokuniku

上表: 東京都福祉保健局公表(7/9)

同じ農家からは、すでに6頭の牛が出荷されて流通してしまっているということで、

今後、この地域の牛肉相場の軟化は避けられそうにない。

ところで、今回の事件により、牛の全頭スクリーニング検査がザルであることが

発覚してしまった。この原因はまだ良く判らないが、「院長の独り言」ブログ では、

バックグラウンドが高すぎるのではないか、としている。

原田 英男 さんのツイート(7/11)

■ 暫定規制値を超える肉牛を出荷した肉牛農家について、7/10に国・県が現地調査をした結果、

当該農家では ①4月初旬に水田にあった稲わらを収穫給与しており、

②残っていた稲わらから、75,000 Bq/kg の放射性セシウムを検出したと県が公表。

■ その他の飼料等の検査結果:オーツヘイ(輸入わら) 980 Bq/kg(生牧草換算 223 Bq/kg)、

自家産一番草 6,600 Bq/kg (生牧草換算 1,577 Bq/kg)、配合飼料 ND、家畜飲料水 ND。

なお稲わらには水田土壌混入。

■ 県はこの結果を受けて、①計画的避難区域と緊急時避難準備区域内の全ての肉牛農家に対する

緊急立ち入り調査を直ちにに行う、②その他の福島県内の肉牛農家についても立ち入り調査を行う、

③福島県産牛肉のモニタリングを強化するとのこと。

■ 秋に刈ったわらを4月に収草、ベールにしたよう。 RT @namekobokujou @hideoharada

秋に収穫したものを水田において置いたのではなくて、4月に立毛もしくは借り倒して

あったものを収穫したのですか?

■ ロールベールだけどラップしてない稲わら

RT @namazu50 @hideoharada @watermelon21c @namekobokujou @sdfman

ラップされた稲藁なのか 藁なのか? どちらでしょうか?

静岡市は11日、この農家が出荷し、同市内の食肉加工業者が仕入れた別の牛から

規制値を超える1キロ当たり1,998ベクレルのセシウムが検出されたと発表した。

既に14.8キロが静岡県内の業者に販売され、消費済みという。7/11 時事通信

【福島産の果実中のセシウム値】 (7/11)

下表は、福島産くだものの検査値(7/7~7/9公表分)

果物ではないが、らっきょう(たぶん初検査)からも高い値が出たので、ついでに載せている。

110709_fukushima

ウメは、以前から高い値が出ていたが今回、ビワ(南相馬市)とブルーベリー(広野町)

からもやや高い値が出ている。ビワは常緑なので、お茶と同様、セシウムが葉に付きやす

かったはずだ。今、各地でセシウムが検出されている麦類も、事故当時葉があったため

に高い値が出やすいのだろう。

ウメとモモの差も、開花時期の違いが大きく影響していそうだ。

モモからもセシウムは検出はされているが、60 Bq/kg程度以下におさまっている。

【宮城県産の牛乳から放射性セシウム】 (7/11)

宮城県産の牛乳から、13.5 Bq/kg(暫定基準200)の放射性セシウム。

7/9 新潟県が検査・公表

110709_milk

暫定基準よりはだいぶ低いからニュースにはならないけど、現在、福島県を含めて

ほとんどの原乳がNDまたはND付近であることを考えれば、これは異常値だ。

業界は自主調査するべきだと思う。

【震災から4ヶ月目】 (7/11)

今日で震災から4ヶ月目(122日目=121日後)

今日は新聞休刊日なので、昨日の朝日新聞は震災4ヶ月特集。1面は「縮む福島」

だったが、これだけ無策で、人の流出を止められるはずがないと思う。

【福島県の海底土壌の調査ポイントが追加】 (7/8)

福島県による海域モニタリング(7/8公表)で、第一原発北側の9ヶ所が追加。

「次回は9月」って書いてあったから意外だったが、県も必要だと思ったのだろう。

南側よりも低めの値になっているが、これは沖合の傾向と同じ。

また、水産物の傾向とも同じように感じる。海域では、(今は)原発の南側に

より多くの汚染物質が流れている。

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【浄水発生土の放射能濃度】 (7/8)

とりあえずデータをまとめてみました。→ 「jyousui.xls」をダウンロード

解説は追って書くつもりですが、見たい人はエクセルで見て下さい。

【韓国の水際家畜防疫制度】 (7/8)

 韓国では、今月25日から口蹄疫と高病原性鳥インフルエンザ(AI)発生国の畜産農家や

畜産の市場を訪問して入国した海外旅行者は、「旅行税関申告書」にこれを記載し、空港、

港の農林水産検疫検査本部に届け出て消毒等の措置を受けなければならない。

 また、畜産関係者が口蹄疫とAI発生国に出国する場合は、空港、港の検疫検査本部に報告し、

出国前に検疫検査本部ホームページ(www.qia.go.kr )の「畜産関係者の出国申告システム」

からオンラインで申告する必要がある。

 検疫検査本部は、一般の旅行者の場合は、この措置に違反した場合、家畜伝染病予防法に

基づいて500万ウォン以下の過怠金を受けることになり、畜産関係者がこれを守らない場合は、

1年以下の懲役又は500万ウォン以下の罰金に処するようになると説明した。畜産関係者とは、

家畜の所有者、家畜の所有者に雇用された者、同居の家族、獣医師、家畜人工受精士、

動物薬品会社、飼料販売業者、家畜防疫従事者など。7/8 聯合ニュース

【3号機燃料プールの水面近くに燃料集合体の上部】 (7/7)

アーニー・ガンダーセンのビデオ(2分28秒、日本語字幕) (7/6 Genpatsu)

【放射性セシウムを含む汚泥肥料】 (7/6)

農水省が6/24に、放射性セシウムを含む下水汚泥の肥料として利用する基準を決定し、

波紋を呼んでいる。(反対運動の署名活動のサイト

【原則】

原料汚泥中の放射性セシウム濃度が200 ベクレル/kg以下の場合については、

汚泥肥料の原料として使用できる。

【特例措置】

原料汚泥の放射性セシウム濃度が施用する農地土壌以下であり、かつ、

1,000 ベクレル/kg以下であれば、汚泥肥料の原料として使用できる。

200 Bq/kg という基準値は、それほど高い値ではないが、それでもこの基準の決定には、

問題点が多いと思う。

1.基準の決定が一方的で、決定に当たって検討した理由も、プロセスも公開されて

  いないこと。 (たぶん)生産者や消費者の意見聴取も行われていないこと。

  (ついでに書くと、この決定は農水省のプレスリリースに掲載されておらず、

   HPのどこに書いてあるのかわかりにくい。)

2.長期間使用した場合の影響などについて、根拠が示されていないこと。

3.非汚染農地の放射性セシウム濃度として「平均20 Bq/kg」という高めの値を

  仮定した上で、平均より汚染の低い農地についての説明・検証がないこと。

4.20 Bq/kg の農地に長期施用した場合、100 Bq/kg以下におさまるから大丈夫、

  として、 20 Bq/kgの農地が 100 Bq/kgまで汚染が進んでもかまわないとしていること。

  (尚、100 Bq/kgの根拠は、農業環境技術研究所が1960~2000年半ばまで実施

   していた全国18ヶ所の農地土壌のCs137の濃度の最高値が140Bq/kgなので

   それを切り下げた数値とのこと。 /6/29 原田英男さんのツイート)

5.そもそも汚染物質はなるべ再拡散させないのが原則であるのに、広域に

  拡散させることを肯定する理由が示されていないこと。

6.下水汚泥を、焼却などによりなるべく減量して(濃度は高くなる)コンパクトにして

  管理する、という方針を取るか、なるべく濃縮せずに、高い値が出ないようにして

  再利用するか、という2つのケースが有利で、「再利用出来ないが量もある汚泥」

  というケースが不利になる。これが下水処理行政と整合しているかどうか不明なこと。

7.資料中で「汚泥の放射性セシウム濃度は、今後、新たな降下や流入がなければ

  著しい低下が予想される」という見通しを書いているのにもかかわらず、あえて今、

  セシウム濃度の高い時期の汚泥を再利用する理由の説明がない。

【深刈りで除去できる茶樹のセシウムは約4割】 (7/6)

「お茶に含まれる放射性セシウム濃度の低減に向けた対応」 (7/4 農水省)

この中で公表された新たな調査結果によると、「深刈り」で除去できるセシウムは

茶樹全体の約4割とのこと。

110705_tea

これだけで、来年、消費者に受け入れられるようなお茶の生産が出来るだろうか?

さらに下方まで切り戻す「中切り」を行えば、全体の75%程度が除去できるが、今から

この暑い時期にこれを行うと樹が衰弱するおそれがあり難しいようだ。

【責任感じながら 古里で住民と除染に挑む】 (7/6)

 直面する危機から住民を遠ざけたのはいいが、将来への希望は示されず、無策なまま

時間が過ぎていく

 「古里をきれいにしなければ避難者は帰ることができない」。住民と共に放射性物質の

除去に取り組むことを決意した。事故から2カ月後の5月半ば、計画的避難区域に指定

された飯舘村の長泥地区で活動を開始した。

 土を剥ぐ。屋根を洗う。草を刈る。木を伐採する。ゼオライトに吸着させる...。

科学的に効果が実証された対策を講じれば確実に放射線量は低減する。作業で生じる

放射性物質を含んだ廃棄物も適切に管理すれば周辺へ影響を及ぼすことは、まずない。

田中さんは「放射線量は減らせる。早急に国や自治体が廃棄物の仮置き場を設けるべき

と訴える。 7/6 福島民報

これはいい記事です。 田中俊一さんは、福島市生まれ、会津高卒業。 悔悟やいかに。

【報告書が空念仏になる】 (7/5)

ウソなど朝飯前の東電や情報隠しが本来業務の保安院が、罰則なしで

本当のことを話すと思っているのだろうか。7/4 田中龍作ジャーナル

【設計上の欠陥が事故を悪化させた】 (7/5)

だが、振り返ってみると、と岸氏(東電の元幹部で、原子力発電技術を担当)は言い、

東電が高い基準を一貫して適用しなかったことが、「基本的な欠陥」だと言う。

それが、福島の運命を決め、世界中の原子力発電の未来に影を落としている。

7/1 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

【最低のレビュー】 (7/5)

山田前農水相の新刊「口蹄疫レクイエム 遠い夜明け」のAmazonのレビューが最低ランク

になっている。

【情報開示の問題】 (7/5)

「不適切な情報開示の例」 (7/4 日本原子力学会「原子力安全」調査専門委員会)

 このような重大な評価結果が、事故後 3 ヵ月も経ってから、しかも海外向けの
会議資料を通じてしか国民に開示されなかったことは大変遺憾である。

 また、炉心溶融の状態についての解析結果は開示されたものの、原子炉圧力容
器下部の冷却水の量や温度、溶融落下した燃料の温度、さらには実際のプラント
での測定値と唯一比較できる原子炉圧力容器下部の温度など、燃料が格納容器に
まで漏えいしたか否かを判断する参考となる過渡変化の解析結果も未だに開示
されていない

【水産物の検査数】 (7/4)

県別の水産物中の放射能濃度の検査数です。 少ないところはもっとがんばってほしいです。

110704_suisan_2 

【伊達市、全域で除染】 (7/4)

福島県伊達市が、民家や道路だけでなく山林も含め、市内全域の除染計画を策定する

方針を固めたことが4日、市への取材で分かった。7/4 共同通信

当然の方針だと思うが、この決定に至るまでにこんなに時間がかかったのはなぜなのか。

但し、汚染物質の処分地を決めない限り、実際の作業はあまり進められない。

政治はもっと処分場問題に注力しないといけないのだが、このままでは汚染地の生殺し

状態が続くだろう。

それにしても、復興構想会議はなぜ原発問題を扱わなかったのだろうか。これほど

政治的に難しい課題もないのに。

【3/15 speedi動画】 (7/4)

speediによる3/15の放射能拡散アニメーション (YouTube 1分42秒、7/3NHK番組)

ようやく公開。 外出してたのでこの番組は見ていないのだが、再放送は、

7/9(土)16:30~17:19 (NHK総合) 「シリーズ原発危機 第2回 広がる放射能汚染」

【液状化対策しない住宅専門家は無責任】 (7/4)

 液状化被害については、すき間分野的な面があって、土木の専門家の関心が薄い
ように感じる。空港や港湾、臨海部の埋め立て工事などでは土木の専門家が液状化
対策を講じるが、民間事業である戸建の宅地まで対応するかというと、そこは自分
たちの仕事だと思っていない人もいるのだろう。

(中略)

 住宅の専門家の側にも大いに問題があった。地盤の対策は人任せにしてきたからだ。
でも、それではダメだということが今回の震災で明らかになった。今後、地盤の対策
を考えずに住宅をつくるのは、「俺の下半身は知らない」といっているようなものだ。

7/4 ケンプラッツ 記者座談会)

【スローデスの死者は17,000人】 (7/1)

greenwood さんによる訳 「ヤブロコフ・ネステレンコ報告」

同じく、greenwood さんのこちらのpdfの中ほどでも紹介されているが、こちらのほうが見やすいかも。

このpdfによると、greenwoodさんが同報告から類推すると、

日本で5-20年間に発生するスローデスの死者は 237,500×0.148/2=17,000人程度

とのこと。 ECRRの40万人というのはウソだろうと思っていたが、この数字はどう考えたら

良いだろうか。うーん…。

【あらゆる政府は黙り込む】 (7/1)

 原子力事故はいつも突然起きる。どんな政府であれ、原子力問題に慣れていない政治家が、

根底を理解することなく対応せざるを得ない。このため、ソ連であれ、他の国であれ、

あらゆる政府は放射能の事故が起きると、まず黙り込むか、否定する。政権を担う人が

対処法を理解しておらず、理解している人の知見を結集するのに時間がかかるためだ。

 日本を見ても、放射線量について「心配のない水準である」と説得力をもって国民に

説明できる人が、政府内にいなかった。

(中略)

 福島の原発事故の後、日本人の態度や行動に変化が起きた。人々は自ら声を上げる

ようになり、不平も口にするようになった。これは、短期的には社会に不和や分裂を

生み出すかもしれない。しかし、長期的には民主主義を成熟させる可能性も秘めて

いるのだ。 (ロバート・ゲイル/米国人医師 7/1 朝日新聞朝刊)

【日本当局の「重大な怠慢」仏CRIIRAD報告】 (7/1)

経済的理由から、チェルノブイリで行われたことが日本でも同様に行われている

それは重度に汚染された地域に住む住民を避難させないことだ」と語り、その理由は

高額に及ぶ賠償金額のためだという。

(6/29 ル・モンド紙/FRANCE MEDIA NEWS

原発事故の直後、海外でニュースを見ていた人のほうが、状況を的確につかめていたことが

のちに明らかになったが、今だに海外のニュースのほうが的確なこともある。

【企業の海外シフト】 (7/1)

震災発生直後、計画停電が行われた4月前後は東北および関東東海の多くの企業が

国内の生産拠点の分散化、特に西日本へのシフトをプレスリリースしていました。

(中略)

しかし今回の株主総会の等を受けたプレスリリースで生産シフトについて「西日本」という

キーワード自体完全になくなりました。

特に移転が中心的に行われる見込みであった関西経済圏は皆無です。

代わりに東南アジア北米、カナダ等への移転やメーカー買収のプレスリリースが目立ちました。

つまり国内移転を通り越し、海外移転に企業が舵を切ってしまったということです

6/30 青空のブログ

【食品安全委員会 低線量被曝について慎重な議論】 (7/1)

低い線量の放射線は胎児や子どもにどんな影響があるのかが、内閣府の食品安全委員会

で焦点になりつつある。現状では、年間被曝量の上限や食品中の放射性物質の基準値は

大人も子どもも同じ。30日の作業部会では「年齢別に食品の影響を評価すべきだ」との

意見も出た。 (7/1 朝日新聞朝刊 2面)

110701_asahi_shokuhinn_2 

(参考) 6/30 第6回 放射性物質の食品健康影響評価に関するワーキンググループ資料

【子供の尿からセシウム検出】 (7/1)

「<共同プレスリリース>福島市の子供たちの尿からセシウム検出」 (6/30 GREENPEACE)

福島市は遠いから大丈夫だと思っていたのか…。 外遊び、水くみ、マスクせず…。

【放射能汚泥 関東3万トン】 (7/1)

110701_tokyo_2  (図:東京新聞)

自治体の処理が滞っている汚泥や焼却灰が関東地方の一都六県で少なくとも三万トン余

にのぼることが、本紙のまとめで分かった。政府は六月に埋め立てなどの基準を示した

が、業者らから引き取りを拒否されるなど、一時保管中の施設の保管スペースは限界に

迫っている。7/1 東京新聞

  放射性廃棄物は「永遠の課題」だったわけで、いくら政府が旗を振ってもそう簡単に

  決着するはずはない。しかし、原発から出るぶんを除けば、問題なのは放射性セシウム

  だけだろうから、300年後には1/2,000以下になっている。管理型の処分場で保管

  するしかない。(問題は、処分場をどこに作れるか、ということだが…。)

【韓国とEUのFTAが発効】 (7/1)

7/1 韓国とEUとのFTAが発効。 養豚、養鶏、酪農農家への影響はかなり大きいと

見られている。また、2003年から中断していたカナダ産牛肉の再開も予定されており、

これによる肉牛農家への影響も大きいと見られている。

【宮崎の口蹄疫その後】 (7/1)

「口蹄疫」問題の1年後描くドキュメンタリー映画が上映 東国原前知事へのインタビューも

(6/30 シネマトゥディ)

「口蹄疫で一時無観客試合 球児の夏 写真で再現 昨年の高校野球宮崎大会」

(7/1 西日本新聞)

【海岸保全区域での風力発電】 (6/30)

「海岸保全区域等における風力発電施設設置許可に関する運用指針」 (6/30 農水省)

バードストライクをどう考えるのか? これだけではさっぱり判らない。

【Global Pulse】 (6/30)

3.11東日本大震災後のツイートの可視化 (6/29 twitter blog)

110630_twitter

3.11以前の状況と比較できるともっと良かったかも。

【日本の1/2革命】 (6/29)

佐藤賢一+池上彰『日本の1/2革命』(集英社新書/新刊)がとても面白かった。

 佐藤によると、フランス革命は1789年のバスティーユ陥落の「前半」と、1792年8月からの

「後半」の2段ロケットのように理解できるのだという。前半は偶発的・妥協的だったが、

後半は国王の処刑、恐怖政治の台頭と粛正の嵐、と計画的、原理的に進んだというのだ。

そして、日本では、革命はつねに前半の1/2しか行われなかったのではないか?という

仮説に辿り着く。明治維新は、徳川家を根絶やしにしたり、天皇家を廃するところまでは

ゆき着かなかったし、敗戦後のGHQによる「革命」も、体制をばっさり絶つことはせず、

やはり1/2で終わったのだろう、と。

 そして、日本の今の状況は、自民党政権を倒した「偶発的革命」が、やはり半分まで

進行した状況で、果たして日本は、これからのこりの「後半戦」の革命を行うのだろうか?

と疑問を投げかけている。 佐藤によると、どんな政権でも、政権の末期には「言葉」

がなくなる。何をやりたいとか、何を目指すかといったことを表現する力がなくなる。

それは、フランスの国王も、自民党の末期も同じだった、という。それに対して、

新しく政権を取る側は、実績がゼロだから言葉で言うしかない。しかし、マニフェストの

ような「言葉」にとらわれて、原理的に突き進んでしまうとあぶない、というのは

まさに民主党政権のことのようだ。

 今回の原発事故で、経産省や東電の幹部を逮捕するところまで進めれば、革命の

後半戦にたどり着けるようにも思うが、今の司法制度でそんなことができるとも思えない

から、やはり日本の革命はここで終わってしまうのだろうか? また、「2011年中東革命」

も、ちょうど半分くらい進んだような案配だが、後半戦に進むと、イラン革命のような

原理主義者の台頭、ということになりかねない。

【海底土の汚染は、原発の北側で低下、南側で上昇】 (6/29)

このことは、3.11東日本大震災後の日本(6/25) でも紹介されているが、今日公表の

東電のデータでも、同じような傾向が見て取れる。

110629_kaiteido

小高区は、第1原発の北約15km、岩沢海岸は、第1原発の南約21kmだが、

やはり北側で低下、南側で上昇の傾向となっている。

(参考) 河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度マップ

【6/28公表の食品検査より】 (6/29)

福島のモモは、いまのところあまり高い値は出ていない。

スモモ、ブルーベリー、ラズベリーでも、50~70 Bq/kg 程度とさほど高くはない。

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茨城のコムギでは、やや高い値が出ている。今後も要注目。

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【ベトナムで口蹄疫が急速に感染拡大】 (6/29)

「(ベトナムで)口蹄疫により、45,000頭以上の家畜が死亡」 (6/24 VOV News)

 口蹄疫がベトナムの39の県(provinces)で発生し、150,000頭以上の家畜が感染した。

45,000頭以上の家畜が死亡したか、殺処分された。内訳は水牛が5,0000頭、牛が938頭、

豚が37,760頭、山羊が329頭となっている。

 この数字は、6月24日にハノイで開かれた口蹄疫の感染防止を総括する会合で、

家畜保健部が公表したものである。

 この会合で、農業・農村開発省のホアン・ヴァン・ナム部長は、口蹄疫の感染拡大は、

地元の人々と地元当局の不注意さのために、ここ数年よりもはるかに速いと強調した。

ナム部長は、地元の人と地方当局が密接に流行のホットスポットを管理しておらず、

病気の家畜を指示通りに殺処分できていないとのべた。

 悪天候と、水牛や牛を狭い場所で飼育する習慣も、口蹄疫のリスクを高めている、と

ナム部長は付け加えた。

 家畜保健部は、各県に疾病予防のためのプログラム策定を求めてきて、2011年度の

ワクチン接種を組織しようとしており、流行株に対応したワクチンの使用を推進してきた。

目標は2015年までに口蹄疫を封じ込めることである。

会合の演説の中で、農業・農村開発省のディエプ・キン・タン副大臣は、口蹄疫ウイルス

株は、継続的に変化を続けていると警告した。タン副大臣は、ベトナムは口蹄疫と戦う

ための効果的なワクチンを見つけているが、しかし獣医当局は、この病気を注意深く

モニターし続ける必要があると述べた。

  (注)ベトナムには58の県(province)があり、そのうち39県で発生、ということ

     なので、全土での発生に近い。

【新燃岳が噴火】 (6/29)

6/29 10:27 新燃岳が噴火。噴煙は火口上1,000m。

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【安心感を与える任務】 (6/28)

立野 純二「米専門部隊に学ぶ 最悪の想定 平時にこそ公開を」(6/27 朝日新聞 朝刊14面)より

 海兵隊の「CBIRF」は核・生物・化学兵器の事態を専門とする人命救助部隊だ。その基地は

ワシントンから車で1時間の田園地帯にある。日本での1ヵ月の任務からから帰ったばかりの

少佐が私に語った感想は、やや意外だった。日本の自衛隊や自治体などに「放射能対策の技術は

すでに十分にあった」というのだ。

 被曝した人々が運ばれた除染現場では手助けするまでもなく、監視役に終始したという。

特殊ロボットなど物々しい装備が醸す見栄えもあったろうが、ではなぜ人々はあれほど頼もしく

迎えたのか。

 「事態が悪化すれば我々専門部隊がいる。その安心感を与えることが最大の任務と貢献だ」。

如才ない少佐の言葉から読めるのは、当局が平時から最悪の事態に備え、それを社会に知らせて

おくことで生まれる心理的効果である。

日本の政府・自治体の対策で、おしなべて失敗しているのが、政府や自治体がきちんと

対策をとっているという安心感を与えることだろう。原発事故の福島県民に対する放射線

対策や、食品の安全対策についても、うまくいっている部分もあると思うけど、不信感

ばかりが増幅されているように思う。何を目指して、どのように行動しているのか、そこを

説明しない日本の官僚文化に最も欠けていることかもしれない。

【御崎馬の隔離作業が難航】 (6/28)

串間市の都井岬に生息する国の天然記念物「御崎(みさき)馬」が、家畜伝染病の

馬伝染性貧血(伝貧)に感染した問題で、県と串間市による感染馬の隔離作業が

手間取っている。梅雨で地面がぬかるみ、追い込み作業で、馬がけがをする危険が

あることから作業を見合わせているという。県は「感染力は強くないが、感染経路など

不明な点が多い。梅雨明けには着手したい」としている。6/28 読売新聞

【広瀬川の天然アユは津波で全滅?】 (6/28)

 太平洋で育ち、仙台市の広瀬川を遡上(そじょう)する天然アユが今夏、姿を消した。

3月下旬に始まる遡上に備えて河口周辺の浅瀬に集まった大群が東日本大震災の

津波に襲われ、ほぼ全滅したものとみられている。資源が回復するまでには10年

近くかかりそうだ。6/28 河北新報

【お茶農家の自主検査】 (6/28)

杉本園(静岡県島田市)のHP に、荒茶の自主検査の結果が載っている。

5/24収穫の荒茶の放射性セシウム濃度は、152.3 Bq/kg。(2010年産はND)

うーむ微妙…。

でも、昨年産のお茶も買えるようになっていたり、いろいろ工夫はしているようだ。

もとエンジニアというご主人の心意気も、苦悩も伝わってくる。

【宮古市の津波映像】 (6/28)

宮古市広報課職員の撮影した津波の映像 (6/27配信 26分) すごくリアルで怖い。

【清掃工場灰の放射能濃度】 (6/28)

「放射能測定結果及び焼却飛灰の一時保管」 (6/27 東京二十三区清掃一部事務組合)

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野尻美保子さんがツイートで「集塵機の性能は同じだろうか?」という疑問を投げかけている。

区によって、もとのゴミの放射能濃度がこれほど違うとも思えない。そうすると、低い値の

出ている区のほうが、周辺に放射能をまき散らしていることになるのだろうか?

下水処理場周辺の汚染問題とあわせて、大変気になる問題だ。

【作業員 なぜ被ばく】 (6/28)

「作業員 なぜ被ばく 限度の2倍越す」 (6/27 しんぶん赤旗)

 事故発生後、3月12日に当直長の指示でマスクをつけましたが、放射性ヨウ素を

除去できるマスクが少なかったことから、中央制御室では放射性ヨウ素を除去

できないマスクを着用していたといいます。また、マスクを外して中央制御室で

食事をしていたことも分かりました。

 放射性ヨウ素の甲状腺へのとりこみを防ぐヨウ素剤は、1号機でベントや水素爆発の

あった12日ではなく、40代社員は14日になってから服用した記録があり、30代社員

13日に記憶があるとしています。ヨウ素剤が中央制御室に配備されていなかった

ために、2人とも配備されていた免震重要棟に移動した後に服用したとみられています。

【地下水汚染の変動の秘密】 (6/28)

「サブドレン放射能汚染水の変動の秘密」 (6/27 3.11東日本大震災後の日本)

サブドレン水の放射能濃度の上昇と、降雨には強い相関があるとのことでたいへん面白い。

但し、降雨→地下水位上昇→汚染源と地下水が接触→地下水の放射能濃度上昇

という説はちょっと怪しい。地層の状況によるけど、そんなに地下水位は急に上下しない

と思う。ではなぜ?といわれてもわからないが。

【田中俊一さんのスライド】 (6/28)

「福島原発事故について-原子炉の立場から-」 (6/10 物理学会主催シンポジウム)

除染試験、廃棄土壌管理場イメージなど参考になります。 (お薦め)

科学者への期待とモラル

・原発の収束、その後対策のための課題は山積しており、具体的にかつ即効性のある

 成果が求められている。

・現実への責任を持てないプレス発表は、結果として住民を傷つけることになることに

 留意すべき。

・研究者の興味だけのフィールド試験は、住民を不安に陥れ、科学者への不信を

 募らせる。

・様々な除染技術や廃棄物処理技術が提案されているが、除染すべき対象は広大で

 多様、また廃棄物は多種多様で物量は膨大であることを認識すべき。

 (応用可能性に配慮していただきたい)

【落日】 (6/28)

6/24 うちのとらまる 黙して読む。(残酷な写真があるので、苦手な方は見ないで下さい。)

【3/20に3号機容器内爆発?】 (6/28)

「2011年3月20日、隠蔽された3号機格納容器内爆発」 (6/25 Space of ishtarist)

ネット上では、再臨界事故があったという説の人気が高く、こんなふうに情熱を傾けている

方がいる。私自身は、短時間の再臨界はあっても、「爆発」的な再臨界はなかったと思う

けど、政府・東電が重要な事実を隠蔽している、という仮定に立てば、何でも書けるのだろう。

【食品の出荷制限の解除の基準が変更】 (6/27)

国の暫定基準値を超える放射性セシウムが検出された、お茶や魚介類などの出荷制限

の解除について、政府は、制限のかかった地域にある市町村や漁場ごとに3か所以上

検査し、すべて基準を下回れば、原則として制限を解除できることを決めました。

政府は、国の暫定基準値を超える放射性物質が検出され、出荷制限の指示が出された

野菜などについては、およそ1週間ごとに検査をして、3回連続で基準を下回ったことが

確認されると制限を解除してきました。しかし、お茶や魚介類から検出されている放射性

セシウムについては半減期が長く、半減期が短い放射性ヨウ素と同じ解除基準はそぐわ

ないとして、厚生労働省などが新たな解除の方法の検討を進めてきました。その結果、

お茶や魚介類から検出される放射性セシウムについて、制限のかかった地域にある

市町村や漁場ごとに3か所以上検査し、すべてで基準を下回れば、原則として制限を

解除できることを決めました。新しい基準は、野菜から検出される放射性セシウムに

ついても、今後、適用されるということです。6/27 NHK

  これについては私は異論ないが、それより基準値のほうをいいかげん見直してほしい。

(追記) 「検査計画、出荷制限等の品目・区域の設定・解除の考え方」 (6/27 原子力災害対策本部)

【水産物のストロンチウム測定結果】 (6/27)

水産庁から、水産物のストロンチウム測定結果が初公表(6/27)。

すべて検出限界未満だが、今回の4検体の採取日は4/6~4/14。 海への高濃度汚染の

影響は、もっと後のほうが大きいと思われる。

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【高病原性鳥インフルエンザの清浄国に復帰】 (6/27)

全ての防疫措置が完了した本年3/24から、6/25で3ヶ月が経過したことから、OIE基準に

基づき、我が国は高病原性鳥インフルエンザの清浄国に復帰しました。関係者の努力に感謝!

(6/27 原田 英男 さんのツイート)

OIE Follow-up Report No.13 (6/25)  The event is resolved.

しかし、今年も渡り鳥の季節になれば、鳥インフルエンザもやってくる可能性が高く、

根本的に有効な対策は見つかっていない。

  日本におけるHPAI(2010.11-) → 「HPAI_2011.xls」をダウンロード

  (水色の塗りつぶし部分は、最終的にどうなったのか不明。ご存じの方はいませんか?)

【東葛ガイガー会『マップ・プロジェクト2』】 (6/27)

マップ・プロジェクト2 (6/10 東葛ガイガー会)

東葛6市(野田市、松戸市、流山市、柏市、我孫子市、鎌ケ谷市)とその周辺自治体

による測定結果をマップ化たもの

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IAEA閣僚級会合の結論『原発の安全管理は各国まかせ』】 (6/27)

ル・モンドの記事(6/26 フランスねこのNews Watching

IAEAの本音は、まぁこんなものでしょう。 国内のニュースはこのことをちゃんと報道して

いるかな?

【汚染水処理装置その後】 (6/27)

上:6/25、下:6/26 の東電公表。

110626_kurion

Kurion社装置の性能はちょっと向上したが、まだ当初目標の1/1000にはほど遠い。

しかし全体では所期の性能に達したため、今日(6/27)午後から冷却水の循環注水

を開始する予定。 (追記:1時間半稼働して、水漏れが見つかり停止。)

(追記) 水処理装置・循環冷却の概略資料(6/27 東電会見資料)

110627_water01 (クリックで拡大)

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【韓国で大雨、鉄橋が崩壊】 (6/27)

6/25明け方、台風による大雨で、慶尚北道 漆谷(チルゴク)郡 "護国の橋(倭館鉄橋)"

が崩壊。(地図:http://map.konest.com/dloc/435784/378080/9?ln=1

口蹄疫による埋却地の流失も心配されている。

110625_wakan_2 

『消毒の不備で罰金』 (注:500万ウォンは、約365,000円)

6/23日、全羅南道(チョルラナムド)によると、6月17日まで1週間余り潭陽、宝城など

5郡の畜産農家、と畜場、飼料製造業者など51カ所の消毒の実施状況と消毒記録保持事項

など家畜の疾病防止対策の推進実態を点検、消毒未実施など遮断防疫をおろそかにした

7カ所を摘発し、罰金などの処分を下した。 種類別では、家畜伝染病予防法上、消毒設備を

備えなければならないのに消毒施設を備えたかった潭陽Aメーカーなど2カ所については、

市郡に500万ウォン以下の過怠料処分を依頼した。 また、消毒を実施していないか消毒の

実施記録を作成していない高興Bメーカーなど5カ所については、当該市郡で300万ウォン

以下過怠料処分とし、徹底した行政指導を措置するようにした。6/27 News Wire

【汚染水処理装置が稼働】 (6/25)

ようやく、汚染水の処理装置が所期の性能に達して稼働を始めた。

  「滞留水処理分析結果」 (6/25 東電)、「淡水化処理分析結果」 (6/25 東電)

Kurion_2

装置全体では、セシウムを1/63,000に減らすことに成功している。(おおむね目標通り)

しかし、Kurion社の装置は、結局セシウムを1/35程度にしかできておらず(目標1/1000)、

AREVA社の装置がそれを補ったことになっている。

Kurion社の装置については、今後まだ調整を続ける、としているが、原因については

明らかにされていない。

【栃木県の原乳から 42 Bq/kgの放射性セシウム】 (6/24)

栃木県6/23公表の農産物の検査結果

110623_tochigi_2 

4月頃からずっとND~ごく低い値しか検出されていない原乳から、42 Bq/kgの放射性セシウム

が検出。もちろん暫定基準の200 Bq/kgよりはだいぶ低いが、ほかの事例からは突出して

高い値だ。調査して原因を説明するべきだと思うのだが、どうなっているのだろうか?

もうひとつ、二条大麦(主にビール原料)から、57 Bq/kgのセシウムが検出されている。

米や麦など、摂取量の多い食品はそのぶん影響が大きいから、今後の動向も要注意。

【群馬県 利根川の浄水場の発生土で高い放射性セシウム】 (6/24)

浄水発生土における放射性物質検査結果 (6/23 群馬県企業局水道課)

110623_gunma_3   

4/5以降のデータも見たいところだが、やはり利根川水系上流部は、だいぶ放射性物質

が沈降した場所があるのだろう。山間部のデータが出てきたら、もっとはっきりすると思う。

石原慎太郎の失言・問題発言集 (6/24)

【福島市 全市一斉放射線量測定結果】 (6/24)

じきに誰かが地図にすると思うが、全市一斉放射線量測定結果 (6/24)

110624_fukushima

1.0~2.0というあたりに分布のピークがあり、2.0以上が、全体(1,118地点)の16%もある。

清浄化までの道のりはきびしい。

(6/26追記) 福島市内の一斉測定結果マップ (nnistar.com)

110625_fukushimacity_2

広島大学の医師などが、福島県内に住む人の内部被ばくについて調べるため、

15人の尿から被ばく線量を推計したところ、多い人でおよそ3ミリシーベルト

内部被ばくをしたとみられることが分かりました。 6/24 NHK

こちらは、東京都による都内100箇所の計測 (6/24 東京都)

110624_tokyo_2

東京都の100箇所計測にコンタ-つけてみた (6/24 @r_isotope)

110624_tokyo_con_2

東京都の計測値は、民間の計測より少し低めに出ているようだが、そのへんの理由も

はっきりさせてほしいところだ。

【宮崎の口蹄疫被害農家の23%が「畜産廃業を検討」】 (6/24)

(東京=連合ニュース) キムジョンヒョン特派員= 昨年4月に口蹄疫が発生して

畜産が焦土化した日本の宮崎県では、現在、農家の23%が畜産の廃業を検討して

いることがわかったと、共同通信が24日報道した。 共同通信によると、昨年4月の

口蹄疫流行で大きな被害を受けた1,238農家を対象に、宮崎県がアンケート調査を

行った結果、23%が牛・豚の飼育放棄を検討していると回答した。 共同通信は、

畜産の放棄を検討している農家が多いことは、再発を心配しているためで、口蹄疫が

再発して流行した韓国の状況が影響を及ぼしたと見られると伝えている。 畜産廃業を

検討する理由としては「高齢化」をあげた農家が半分程度であり、園芸への転換や、

他の産業の就職を望んでいる。 宮崎県では昨年4月から夏にかけて発生した口蹄疫で

29万8千頭の牛と豚が殺処分された。口蹄疫被害農家は、今年5月末現在、2万9千頭の

牛と豚の飼育を再開した。 6/24 聯合ニュース

【ふくしま総文】 (6/23)

今年の全国高等学校総合文化祭は福島県で行われるそうだ。(8/3-8/7)

何年も前から準備する行事なので、簡単には場所を変えられないようなのだが、

それにしても痛すぎる。 まぁ、屋外でやる部門は中止になったようなのだが、

ホントにどこか他県に開催を譲るわけにはいかないのだろうか?

 実は、昨年の高校総文の開催地は、口蹄疫が大流行した直後の宮崎だった。

宮崎県では、開催を中止しないためのタイムリミットを、6月中の殺処分終了と決めた

ために、6月の後半は、豪雨の中、必死の防疫活動が行われたのだった。

(いちおう、6月末に終了したことになったのだが、実はイノシシなど、把握の遅れた

家畜の処理が7月にずれ込んでいたことは、あとから公表されたのだった。)

【意味のない海水浴場の基準】 (6/23)

環境省は海水浴場や川の遊泳場の放射性物質の濃度を、50 Bq/L と決めた。(6/23 NHK

しかし、福島県内の海・川・湖ですら、ほとんど検出限界程度のセシウムしか検出されて

いないのだから、こんな高い値に決めても何の意味もない。 おそらくは、食品の基準値への

批判が高まるのを恐れて、意味のない高い値に設定したのだろう

(6/24 追記)

「水浴場の放射性物質に係る水質の目安について」 (6/23 環境省)

【湖沼の底質の放射性セシウム】 (6/22)

福島県による河川・湖沼のモニタリング結果(6/21公表)

 水質検査については、ほとんどがND(検出限界10 Bq/L)になっている。

感度を上げないと次回行う意味がないだろう。

 湖沼の底質については、堀川ダム(那須山麓)で、6,540 Bq/kgの放射性セシウムを検出。

那須の山の斜面には、だいぶセシウムが降下したのかもしれない。

 謎なのは、魚から高い汚染が見つかっている、桧原湖、小野川湖、秋元湖の底質の

汚染が、さほど高くないことだ。いったいどういうメカニズムなのだろうか?

  河川・湖沼・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【目標の1/10しか除去できなかった処理装置】 (6/22)

東京電力は試験運転で、アメリカ製の装置が汚染水から放射性物質をどれぐらい

取り除いたかについてのデータを公表しました。

この中では、セシウム134と137という2種類の放射性物質の濃度は、それぞれ元の

汚染水から100分の1程度しか下がっていませんでした6/22 NHK

目標の千分の1には程遠い100分の1程度にしか下がっていなかった。6/22 共同

Happy20790 さんのツイート(6/22 21:15頃)

ただいまっ(^O^)あづいぃ(@_@)今日は今までで一番、ハンパない暑さだったよ。
オイラ達のグループからは熱中症出なかったけど…。他の会社大丈夫だったかなぁ?
温度計は42℃超えてたぞ!血液が暑いのがわかるなんてなかなか無いよなぁ。

こんだけ暑いとクールベスト着ても、すぐホットなベストになって重さだけが
体にのしかかってくる感じなんだ。こまめに休憩とるしかないんだけど…、
工程がなぁ…。汚染水処理も相変わらず上手く行ってない。

汚染水処理能力が100分の1だって、あり得ない!最初の計画は10000分の1だよ!
こりゃみんな被曝してホントに作業員いなくなっちゃうぞ!サイトバンカー地下に
移送してもリミットは多分7月4日位で雨が降るともっと早くなるはず。

その後いまオイラ達が怖れてるのは、本来処理された低線量の汚染水を入れる
タンクに直接高濃度の汚染水を入れなくてはならなくなるんじゃないかって事。
そうなったら高線量で人が近づけなくなって漏れても手をつけられなくなるぞ。

今日4号機の炉内とDSPのプール注水して満水になったよ。明日水位が減ってなければ、
線量計って低ければ初めてオペフロに入れるかもだよ。
瓦礫や床が抜けてるから危ない所もあるけど、なんとかしなきゃね。

2号機は今日、原子炉建屋の調査したけどやっぱり線量高いなぁ。
調査するだけでも相当被曝するよ。地下の汚染水もいっぱいあるしなぁ。
爆発してないから系統配管が使える状況だといいんだけど…。

1号機は明日から循環冷却に向けて工事が始まるけど、2号機と同じように
線量高いんだよね。30分の作業で2mSv位被曝しそうなんで人がいっぱい必要なんだ。

  これだけの装置だから、すんなり動かないのは仕方ないと思うけれど、

  根本的な間違いがあるのではと不安になる。

(追記)報道によると、キュリオン社のセシウム除去の目標が1/1,000で、ほかの

     装置を含めた性能で1/10,000が目標ということらしい。

【農家に婿入りした男のブログZ】 (6/22)

http://ameblo.jp/noukanomuko/day-20110617.html (6/17)

http://ameblo.jp/noukanomuko/day-20110620.html (6/20)

残酷すぎる現実。

今日は時間がないので、とりあえずリンクだけ紹介しておきます。

【宮崎の口蹄疫その後ニュース2件】 (6/22)

 口蹄疫を教訓に、宮崎県では、防疫と両立できる畜産農家の牛や豚の飼育密度は、

どれくらいが適正なのか来月から議論を始めます。

 県議会の一般質問で、自民党の黒木正一議員は、畜産農家が牛や豚を飼育する際の

適正な規模について今後の方向性を質しました。

去年の口蹄疫をきっかけに、牛や豚を多く飼いすぎて防疫がおろそかになっていた

のではないかとの反省から適正な飼育密度について議論されはじめました。

 県農政水産部・岡村巖部長の答弁「新しい視点でのテーマであり、防疫の強化、

埋却地の確保、生産性の向上、様々な角度から関係団体や生産者の代表関係者と

意見交換を行い、9月をメドに考え方を取りまとめたいと考えております」。

 県では、飼育密度について、適正な規模の定義は難しいものの、「大事な視点」と捉え、

口蹄疫復興の工程表に沿って取りまとめることにしています。6/21 テレビ宮崎

  現状は、一部の地域ではあきらかに過密なのだろう。

  だが、過密解消を誘導するのは、簡単な課題ではない。

 宮崎県は21日、口蹄疫で殺処分された牛が埋められた川南町と都農町の埋却地周辺の

井戸など2か所で、悪臭が確認されたことを明らかにした。県議会一般質問で松村悟郎議員

がただした。

 松村議員は、県と関係自治体が埋却地周辺の井戸などで行っている水質調査について

質問。加藤裕彦・環境森林部長が「昨年7月に都農町で1か所、昨年10月に川南町1か所

で悪臭などが確認された。いずれも現在も臭いがあり、継続的な調査が必要」と答弁した。

 環境管理課によると、川南町の1か所は個人所有の井戸で、昨年10月に悪臭が確認

されて以降、一時臭いは収まっていたが、今年6月、所有者から「また臭いがする」と町に

連絡があった。都農町では、農業用水として使われている湧水で悪臭が確認されている。

いずれも飲み水ではないという。6/22 読売新聞

  韓国では埋却地の問題がずっと報道されているが、宮崎では問題が少ないのか?、

  それとも報道されていないだけなのか?

【なぜ海底土壌の調査をしないのか】 (6/21)

福島県による海域モニタリング(6/4公表)で、海底土壌から高いセシウムが出ていた

ことは以前に書いた。

110604_fukushima_2

さて、6/17に、福島県の第2回目の海域モニタリングが公表されたのだが…、

「海底土壌の調査は、5月、9月、1月に各1回」 だって…。

隠したいのかなぁ…。

沿岸の近くの調査は少ないから、むしろ、もっと調査地点を増やした方がいいと思うのだが。

  河川・海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

【高木仁三郎さんのこと】 (6/21)

ブログ 社会科学者の時評(6/19) が、高木仁三郎さんの論考にふれている。

たとえば、下図は運転歴による事故・故障発生率

1308515475_2 

経産省は、既存原発の安全宣言をして、運転再開を謀っているようだが、

老朽原発の廃炉はまぬかれないだろう。

高木さんの本を初めて読んだのは、「プルートーンの火」(1976年、現代教養文庫)で、

私が中学か高校の時だ。だが高木さんというと一番思い出すのは、こんなことだ。

10年以上前のことだが、大学運動部のOB会誌の打ち合わせのあと、居酒屋で

飲みながらよもやま話をしていた。その場に、Aさんという、原子力関係の仕事を

ずっとされたあとリタイアされた方がいて、Aさんの若かりし頃の話を、面白く聞いて

いたのだが、ふと何かの拍子に高木仁三郎さんのことになったら、Aさんははっきりと

怒りを込めて「高木仁三郎は聖人君子みたいな顔をしているが、ホントは汚いヤツだ。

俺はあいつはホントに許せないと思っている。」と言ったのだった。

 Aさんからはその「汚いこと」の具体的な中身については聞きそびれてしまったが、

仮にそれがカネにまつわるような話だったとしても、私はその程度のことで高木仁三郎

を貶めたいとは思わない。むしろ脆弱な市民運動体でしかない原子力資料情報室が

継続してこれたのは、高木さんのそういうしたたかさがあってこそで、そうでなければ

とっくにつぶれていたのではないだろうか。小出氏のように大学から安定した給料を

もらえるわけでもなく、広瀬隆や武田邦彦のように、あざとく売れるような本を出すことも

しなかった高木さんやスタッフが、どのようにして生計を立てていたのか、そこはやはり

清濁併せのむところもあったのかもしれない。

【埼玉県のお茶の謎】 (6/21)

6/20埼玉県公表、一番茶(製茶)の分析結果。

110620_saitama

一方、5/14公表の生茶葉ではどうだったかというと…。

110514_saitama

生茶葉を荒茶・製茶にすると、放射性セシウムの濃度は4~6倍になるはずだから、

このような結果だけ見せられても、かえって気持ち悪いだけだ。

サンプルをどのように採取したのか、なぜ生茶葉より低い値になったのか、など、

説明があってしかるべきだろう。

   茶葉中の放射能濃度 「tea.xls」をダウンロード 

   「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

   「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

2011年6月 1日 (水)

気になることメモ 6/1~6/18

食品の放射線の暫定基準についての解説はこちらをどうぞ。

米FDAの食品の放射線基準こちら。(末尾に食品と放射線のリンク集あり)

2011年6月18日(土) 地震発生から100日目

今日で100日…。 最初の頃のように、本当にどきどきするようなことはさすがに

なくなったが、それでも気になることをスクラップするだけでも、毎日結構な量に

なるものだ。でもそろそろ、書き方を変えようかと思っている。

Happy20790 さんのツイート(6/18 19時頃) https://twitter.com/#!/Happy20790

ただいまっ。今日は今後の打合せが4件、どの会議も懸案だらけ…。ン~悩みがつきないぞ。
ところで今日、やっぱりというか、だからというか処理が止まってしまったよ。
そもそもオイラも知らなかったけど1ヶ月なんてもつわけないよ。
想定も4mSv/hで交換なんてあり得ない

汚染水を溜めているプロセス建屋の地下は津波で地下一階の上部まで海水が溜まってた所
でオイラ達が止水工事した時も床は海砂と流れて来た機材、ケーブル、照明、靴等々、
あと魚のボラが数え切れない位あった。

それを片付ける時間も与えられず突貫工事で終わらせた。そんな場所から汲み上げ
移送するのだからゴミはポンプに詰まるしフィルターはすぐ詰まっておかしくない

詳細な設計図みてないからわかんないけど普通はホース吸い口に直接ゴミが入らないように
かご網を使って工夫したり、中間の水から吸い上げたりするんだけど…。
それにしても交換設定値が低すぎる

オイラ達も通常定検で炉内底部のクラッドを回収した事あるけど、それに使うポンプや
フィルターは使用後は高線量で水中からは上げられない場合が多い。
今回はそれ以上の汚染水を移送してるんだからそもそもあり得ない設定値だよ。

せめてフィルター表面線量30msv/h位にしないと…、オイラの経験だとそれでも5日くらいかなぁ。
これから先、上手く流れたとしてもこんな基本設計じゃ次はフィルターが足りませんって言いそうだよ。

フィルター作るのにも通常3ヶ月位かかるからどんなに急いでも最低1ヶ月はかかるよ。
誰がプロジェクトまとめてるかわかんないけど、起こり得る全てトラブルを想定してるのかって思うよ。

取り返しのつかない工事やシステムはいくら工程だといってもぶっつけ本番や、
やっつけ作業でやっちゃダメだと思う
。このまま行くと綱渡りの綱もホントに切れちゃうぞ。

フィルター交換の質問について:今回のクリオンとアレバのシステムのフィルター交換は
高線量となるため天井クレーンも遠隔操作出来るように改造してるし装置廻りも鉛遮蔽や
鉄板遮蔽をしてるんだ。
フィルター交換は遠隔で行うから6時間位かかるんじゃないかなぁ

フィルタータンクも複数個あるし、切替しながらやるはずだから止まる事はないはず
なんだけど壊れてしまって作業員が入るとなると…、かなりの人数が必要で被曝も莫大だね。

  上記の背景については、日経記事 など参照。

  (追記) 浄化装置については、こちらのブログ(3.11東日本大震災後の日本)がわかりやすい。

「放射線と原子力発電事故についてのできるだけ短くてわかりやすい正確な解説」

(6/18 田崎 晴明/学習院大理学部)

18junejg_3

早川由紀夫 さん + 萩原佐知子 さん(アートワーク) の放射能地図が改訂

公衆被曝線量の1mSv/年というのは、一部地域を除いたら現在も(法的に)

生きているのではないか?6/18 ブログ 3.11東日本大震災後の日本

  正直、原子力災害対策特別措置法がどの範囲でどのように効力を発揮している

  のかわからないのだが、役人が曖昧にしておきたいことのひとつなのだろう。

 【パリ=三井美奈】仏政府は17日、パリ郊外シャルル・ドゴール空港での

検疫で、輸入された静岡県産の茶葉から、規制値を超える1キロ・グラム当たり

1038ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。

 福島原発事故を受け、仏政府が日本からの輸入品の放射能検査を開始して以降、

放射性セシウムが検出されたのは初めてだ。6/18 読売新聞

  静岡の生茶葉(1番茶)の放射性セシウム濃度は、伊豆市(379 Bq/kg)を除けば、

  すべて140 Bq/kg以下だが、170 Bq/kgくらいの生茶葉があって、乾燥で6倍に

  濃縮されれば、1,000 Bq/kgになっても不思議はない。静岡県と静岡の茶業者は、

  不用意な出荷によってイメージを傷つけてしまった。

   「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

「原子力発電所用語集」 (6/18 東電会見資料)

静岡県は17日、東海地震をはじめ、津波、原子力災害、新型インフルエンザ、口蹄疫など、

さまざまな危機事案への対応を網羅した「ふじのくに危機管理計画」を策定した。各部署が

所管するそれぞれの計画を一本化することで、意思決定や応急対策を迅速に行う体制を

構築する。県庁で同日開いた県防災会議(会長・川勝平太知事)で承認された。県によると

危機事案への対応を一括した計画の策定は全国で初めてという。 6/18 静岡新聞

2011年6月17日(金) 地震発生から99日目

福島県の魚の検査結果(6/16公表) だんだん悲惨な状況になってきた?

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード  

米ネブラスカ原発は、6/7の火災で冷却機能をが90分喪失、その後洪水で周囲が水没。

上空は飛行禁止。但しいまのところ内部は浸水しておらず、放射能漏れも観測されて

いない。(「レベル4」というが流れていますが、それはデマ。)

Fortcalhounpowerplant6/15 Business Insider

「福島記3」 (6/16 山崎マキコの時事音痴) より ( 「福島記1」 「福島記2」お薦め

しかしここにきて思うのは、

「すべてはもう、終わったあとなのだ」

ということである。確かに原発は予断を許さない状況だ。

だけど動かせる現状はなにもない。そんな気がしてならない。

県民のこれ以上の避難拡大は、おそらくはない。現状維持だ。

逃げられる人間は、初動で逃げた。

逃げ遅れた人たちは、静かに、内側から、外側から、蝕まれていく。

それだけが事実だという気がしてならない。

「縛り合う日本社会」 (6/16 Eisberg の日記)より

でも、やはり私にはわからない。

原子炉がメルトダウンし、放射能が日々、日本の大気、土壌、そして水源を
汚しているというのに、そして世界中が日本を心配し、自分たちの住む社会の
これからのあり方を模索しているというのに、日本人の多くは放射能など
そっちのけで今も黙々と例年通りの行事をこなしている。

子どもの運動会、プール授業、野外活動。それらは今、絶対に実施しなければ
ならないものなのだろうか。やらなかったら子どもの成長が歪められるとでも
いうのか。

ミミズはミミズの消化管を通った細かい土の新しい層を毎年1~5mmずつ地表に

積み重ねていく(ミミズ:渡辺弘之著)とのこと。たとえ地中60cm以下に上下置換した

としても、50年から100年という時間で考えれば、かなりの土壌が土壌微生物によって

運搬されることが予想されます。 (島田 敏 6/14 WINEPブログのコメント

@parasite2006さんのツイートによると、空港の手荷物の放射線検知機器を応用すれば、

選果場や食品加工場、食品宅配の配送センターで農水産物の全数放射線検査

ができるようになるはず、とのこと。

6/16 文部科学省が、80-100km圏を追加した線量測定地図を公開

110616_80100_2_2 (空間線量)

110616_80100 (Cs-134+Cs-137の蓄積量)

「放射性物質が検出された上下水汚泥の当面の取扱い」 (6/16 経済産業省)

  ちゃんと読んで考えたいけど、時間がない。

 口蹄疫で殺処分された家畜の埋却地について、河野知事は16日、複数の農家が

利用する共同埋却地の設置を検討する方針を示した。(中略)

 県が策定した「口蹄疫からの再生・復興方針」の工程表には、今年度内に、すべての

農家が農場近くに埋却地を確保することを盛り込んでいるが、難航しているという。

6/17 読売新聞

2011年6月16日(木) 地震発生から98日目

6/16 朝日新聞夕刊1面は、ベントと注水が遅れた経緯のスクープ記事

記事によると、この資料は、15日の記者会見で公表する予定だったが、

公表について官邸側の了承が得られず、直前になって見送られた、とのこと。

110616_asahi_2 

パニックをあおって、PVを稼ぎまくる方法 (6/14 AMOKN)

  こういうの、ホントに多すぎる。 ジャーナリストはもっと必至に勉強してほしい。

きのう6/15から、都による都内各地の放射線量調査がスタート。

“WSPEEDI: Worldwide version of SPEEDI”によるシミュレーションが公表。

「第一原子力発電所北西地域の線量上昇を再現」 (6/13 日本原子力研究開発機構)

110613_wws

左: 空間線量率分布(数字は測定値)

右: 降雨分布(水色)と鉛直積算濃度(赤線)

「日本全域の被ばく線量試算」 (6/15 日本原子力研究開発機構)

110615_wws1 (2ヶ月間の外部被曝実効線量)

110615_wws2 (2ヶ月間のI-131吸入による実効線量)

【6/15公表】食品中の放射能濃度 より。

宮城県たけのこでやや高いセシウム。大崎市(203 Bq/kg)、栗原市(89 Bq/kg)

宮城県 阿武隈川(丸森町)の天然アユ(227 Bq/kg)、白石川(柴田町)の天然アユ(64 Bq/kg)。

涸沼川ヤマトシジミ25 Bq/kg)。4/5の68 Bq/kgが最高だが、以後はずっと低い値。

山形県さくらんぼ7.1 Bq/kg)。これもずっと低い値しか出ていない。

根菜はセシウムをやや吸収しやすいとされているが、福島県でも今のところND~低い値

しか出ていない。

福島県のコウナゴ、アイナメ、ババガレイ、カナガシラ、シラスなど、相変わらず100~

250 Bq/kgの高いセシウム。但し、相馬市のキアンコウ、マアナゴはいずれもND。これら

はこれまでも低い値しか出ていない。底魚でも種によってけっこう違いがある。

静岡県の二番茶。生茶葉ではいずれも低いけど、製茶では最高174 Bq/kgになる。

   茶葉中の放射能濃度 「tea.xls」をダウンロード  

   「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

   「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

校庭や園庭の除染を、粘土だけの除去、行う方法。 (石井 慶造/東北大)

  管理すべき汚染土が少なくなるメリットがある。

  実用的かどうかは、費用対効果を検証する必要があるだろう。  

6/16 9:10 都城市の一部市域に避難勧告

「牛の母子置いて避難できぬ」都城市の繁殖農家 (6/16 西日本新聞

  口蹄疫終息後の昨年9-10月に種付けした牛の出産ラッシュが、梅雨と重なった。

PPS(大韓民国調達庁:Public Procurement Service)は16日、口蹄疫予防ワクチン

1555万頭分(173億ウォン)の供給契約を結んだことを明らかにした。

今回契約を結んだワクチンはドイツ製で、6月30日から11月30日まで、6回にわたって

韓国内に供給される。

110615_mj

昨日(6/15)の「日経MJ」最終面。ここはいつもとんがったトレンドを紹介しているのだが、

男性の韓流ヘアスタイルが流行る?って本当か?

「なでつけた前髪」「アシンメトリー」「プチ刈り上げ」が特徴だとか。なるほど。

2011年6月15日(水) 地震発生から97日目

6/13~6/14にかけて、ひたちなか市の環境放射能/定時降下物がはね上がっている。

110614_hitachinaka

  やっぱり何か起こった? (出典: atmc.jp

(追記)上のatmc.jpの表は、Cs-134とCs-137が逆。

    Cs-137が出てCs-134がゼロないのはありえないので、何かのエラーではないかとのこと

(参考)6/14 0:00-1:00 ライブカメラ20倍速(YouTube 3分)  0:44頃から水蒸気が急増。

(追記) 6/14は、NDに修正とのこと。(Togetter 茨城県でセシウムが大量検出された理由

「除染より移住なんだな…」 (6/14 My Eye Ball)

  福島市では、点線源のマイクロホットスポットもあるのでは? という測定。

  除染が難しいと、確実に都市の衰退が起きるだろう。

こちらは、グリーンピースによる福島市内での測定。(6/7測定、6/9公表)

  同様に、部分的に放射線量が高い場所が観測されている。

「福島市内で基準値の1000倍にのぼる放射線量を記録。小さな『ホットスポット』があちこちに出現(映像)」

(6/14 フランスねこのNews Watching)

1号機の建屋覆いの飛散防止カバー

110615_1gouki  (毎日新聞/東電提供)

建屋覆いの建て方(CG動画) (毎日新聞/東電提供)

  この内部に、熱がこもることは心配しなくていいのだろうか?

水産総合研究センターによる海藻の放射能濃度の検査結果 (6/14公表)

110614_kaisou

  今でもヨウ素-131の濃度が高いのに驚く。

静岡市葵区藁科地区の本山茶で、20工場の製茶を検査して新たに5件が基準超え

セシウム値が最低161~最高654と、開きがある。1件だけを検査して基準値以下

だったほかの市でも、基準を超えたものがあると考えるのがふつうだろう。

(参考) 奥藁科の茶農家の怒り

らでぃっしゅぼーやの食品中の放射能濃度の検査結果

  基準越えは静岡県の製茶3例のみ。

小金井市が、市の設備を使って市民が測定したブロッコリーが基準値を超えたが、

値を未公表にした(5/18 の記事参照)ことについて、弁明している(5/31)。

6/10~12 中国 広州の暴動

  Newsweek(6/14)サーチナ(6/15)Kick Ass Asia(6/14)

「ソウルから ”ドン”が消える」 (6/11 産経)

  韓国は全国的に、住所を道路名の表記に改め、これまでの町名「○○洞(ドン)」は

  やめることになった。韓国は縦書きも横書きに改まってきているし、欧米流を

  積極的に採用しよう、ということなのだろう。

2011年6月14日(火) 地震発生から96日目

イタリアの国民投票で、脱原発に圧倒的賛成。この件はまた後日書くつもり。

齋藤 進「原発なき電力供給は目前」(6/11 朝日新聞)のウソ (6/12 安井 至 さん)

  これに類する楽観論は、今いっぱい見かけるけれども、そんな簡単なら苦労はしない、

  というのが真面目に取り組んできた環境論者の思いだろう。

メモ: 元素1g当たりのベクレル数

I-131 4600兆(テラ)Bq/g (4.6×10^15 Bq/g)

Cs-134 47.8兆(テラ)Bq/g (4.78×10^13 Bq/g)

Cs-137 3.21兆(テラ)Bq/g (3.21×10^12 Bq/g)

Sr-89 1070兆(テラ)Bq/g (1.07×10^15 Bq/g)

Sr-90 5.05兆(テラ)Bq/g (5.05×10^12 Bq/g)

作業者の被ばく線量の評価状況 (6/13 東京電力)

110613_tepco

  作業に従事できる人が不足する、という予想通りに進んでいるようだ…。

原子力は産業のアヘンなんだ

と。

 ひどい終末を迎えてしまうことがわかっていながら、いったん依存するとやめられない。

利用すると、最初のうちは何でも出来る。消費も回る。地元も潤い、自分も莫大なお金を

得られる。お金さえ払えば、電力を湯水のように使える便利な生活が送れる。

 その夢のような期間が過ぎると、苦しむようになり、こんどは手に入れるためには

何でもするようになる。

 やめようとすると禁断症状(計画停電、雇い止め、税収不足・・)のために、とても

やめることが出来ない。6/14 院長の独り言

食品中の放射性物質検査結果(6/13公表分)より

■神流川(群馬県上野村)のヤマメはND(未検出)。それはいいのだが、検出限界が50 Bq/kg

というのはいかがなものか。(これは東京都の食肉の検査も同じなのだけど。)

もうちょっと感度を上げてほしいものだ。

福島県の野菜モニタリング結果: 相変わらずたけのこ、ウメ、露地シイタケは高い。

但し山菜でも、ワラビ、フキ、ウワバミソウからは未検出。これは前回も同様。

たけのこはほかの植物よりセシウムを集めやすいのかもしれない。

110614_chunichi

筑波大・末木啓介准教授らによる福島、茨城の汚染地図 (6/14 中日新聞

新潟市の浄水場の汚泥の放射性物質。(5/27採取、6/6公表)

セシウムが45,544 Bq/kgとけっこう高い。ヨウ素-131も 554 Bq/kg出ている。

「新潟福島山形宮城県放射性物質汚染きれいなところを捜すマップ」 (googleマップ)

を見ると、新潟は低そうなのだが、山の上で雪と共に放射性物質が降って、

水系に集められたのかもしれない。まだ山の上の測定データはほとんどないけど、

福島と近県の山では、結構高い値が出るのではないだろうか。

「浄水発生土中の放射性物質濃度の検査結果」の値と比較しても高い。

(追記)この新潟市の浄水場は、阿賀野川から取水しているが、この川は会津地方から

流れてきているので、福島県内から流下したものが多いだろう。

「福島第一原発からの放射性物質の大気中の挙動」 (5/26 国立環境研究所)

110614_simu_i_3 (I-131の積算沈着量)

110614_simu_cs_3  (Cs-137の積算沈着量)

20km圏内の土壌からキュリウムを検出 (6/13 文部科学省)

  20km圏なら、重い核種が検出されるのは想定内。

2011年6月13日(月) 地震発生から95日目

知人の猫「イエリ」さんが、反原発ネコさんとして世界中で報道されているニャ。

Nuclear_protests_cat_afp

CNN
http://edition.cnn.com/2011/WORLD/asiapcf/06/11/japan.protests/index.html

ル・フィガロ
http://www.lefigaro.fr/international/2011/06/11/01003-20110611DIMWWW00355-trois-mois-apres-le-seisme-le-japon-se-recueille.php

ドイツ(9参照)
http://www.rp-online.de/panorama/ausland/beben_in_japan/Japaner-fordern-Ende-der-Atomkraft_bid_65629.html

スイス
http://www.swissinfo.ch/eng/news/international/Japan_anti-nuclear_protesters_rally_3_months_after_quake.html?cid=30442808

食品安全委員会 「放射性物質と食品に関するQ&A(6月13日更新)」

6/12の東電公表: 海水と地下水から高濃度のストロンチウムを検出

「取水口付近で採取した海水中に含まれる放射性物質の核種分析の結果について(6月11日採取分)」

5/16のストロンチウム(6/12 東京電力)

「タービン建屋付近のサブドレンからの放射性物質の検出について」 5/18 (6/12 東京電力)

  環境中のストロンチウムの放射能濃度 → 「Strontium.xls」をダウンロード 

110612_strontium_2

海水中のストロンチウムのSr/Cs比が、衝撃的に高くなっている

地下水についても、2号機はやはりSr/Cs比が高い。

3月の時点で、タービン建屋溜まり水のSr/Cs比は高かったから、それがダダ漏れした

結果、こうなったのだろう。 海水魚のストロンチウム濃縮は、セシウムほど高くは

ないようだが、水産物は要注意。

6/1に、魚類のストロンチウム検査を開始する、というニュースがあったが、政府も

この事態を予測していたのではないだろうか。

6/12公表の福島県の食品モニタリングで、オウトウの検査結果がいくつか出ている。

福島市82 Bq/kg, 6/9採取)、福島市74 Bq/kg, 6/9採取)、須賀川市(22 Bq/kg, 6/8採取)、

会津坂下町(6.3 Bq/kg, 6/9採取)、石川町(17 Bq/kg, 6/9採取)

やはり福島市ではやや高い。

Kasumigaura

霞ヶ浦西部の放射線量マップ (6/13 @TatsuyaSasaki1 さん)

  こういうふうに少しづつ、詳細な放射線量分布が出来てゆくのだろう。

5/12 文科省 「海底土のモニタリング結果(第二報)」 が公表。

  第一原発の北側では減少、南側では増加している。

  河川と海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

  以前にも書いたが、文科省の観測点の値は総じてそれほど高くないが、福島県による

  より沿岸の調査では、かなり高い値が出ている。もっと沿岸の調査ポイントを増やして

  ほしいいところだ。

Togetter 「水俣病の患者はなぜ放置されたのか」

6/11 ガイガーカウンターミーティング

アメリカの家庭に迫り来る経済危機 (6/12 ROCKWAY EXPRESS)

正常性バイアスについて (6/13 黄金の金玉を知らないか?)

2011年6月12日() 地震発生から94日目

今日夕方の東電記者会見で、ストロンチウム分析結果(海水とサブドレン)の公表があるようだ。

ところでさっき yahoo知恵袋 をちょっと覗いたら、案の定ストロンチウムの質問がいっぱい

出ていて、でたらめな回答もいっぱいついている。

 1990年代の中ごろまでは、店舗や売り場が「大きいこと」は文句なしに価値の高いこと

だった。大きいことは豊富であることを意味したし、豊富さこそ人々が求めていたもの

だった。

(中略)

 今日、巨大SCや巨大店舗はむしろ不便な側面が強調されることが多くなっている。

「大きすぎて全体を歩けない」「買い物するのに時間がかかりすぎる」「目的の売り場が

なかなか見つからない」などなど。負のイメージが付きまとうようになった感がある。

 いつから状況が変化したのかはともかくとして、大型店の価値が一変したのには

いくつかの理由がある。その一つは、大型店が提供していた豊富さが価値ではなく

なってしまったことだ。この十数年の間に、人々は豊富さを求めなくなってしまった

のだ。「こんなにたくさんの種類はいらない」「こんなにたくさんの量はいらない」という

のが多くの消費者の実感だと思う。 (6/12 「日経MJ」 高橋 直樹 さん)

2011年6月11日(土) 地震発生から93日目(3ヶ月目)

今日で震災から3ヶ月だが、今日はあまり気になるニュースなし。

Kujirabito

石川 梵 『鯨人』 (集英社新書) 読了。

「週間ブックレビュー」(NHK)の合評があまり面白そうだったので買ったのだが、

ルポルタージュとしても、著者の自身の記録としても無類に面白い。

手漕ぎの舟とモリだけでマッコウクジラを仕留める、というのもすごい話だが、

それを7年間も取材し、4年目にようやくそのシーンを撮影する、という著者も

ありえないようにすごい。

110611_jitoko

目黒の「宮崎県日南市じとっこ組合」で夕食。

3/1オープン、という不運なスタートのお店だが、焼鳥屋激戦区の目黒でも、

まぁまぁ健闘しているのではないだろうか。

2011年6月10日(金) 地震発生から92日目

6/9公表の食品中の放射能濃度について:

福島県の水産物の放射能濃度。 基準値超えがだいぶ多くなってきている。

  シラス(小名浜沖) 630 Bq/kg、ホッキガイ(いわき市沼之内沖) 610 Bq/kg、

  キタムラサキウニ(いわき市豊間) 680 bq/kg、アイナメ(小名浜沖) 780 Bq/kg、

  エゾイソアイナメ(勿来沖) 1150 Bq/kg、アラメ(いわき市中之作) 660 Bq/kg、

  アラメ(いわき市豊間) 940 Bq/kg、が基準値超え。アラメはヨウ素も高い。

  これ以外でも、アワビ、ヒラメ、カレイ、マダラなどが全般に高いセシウム値。

Ainame1

アイナメ中の放射性セシウム濃度。

  全般に高い値だが、10 Bq/kg以下の低い値がないのも特徴的。

  ヒラメ、カレイのグラフ(6/3参照)と比較すると違いがよくわかる。

■ 福島県の淡水魚では、阿武隈川(福島市)のウグイ880 Bq/kg、秋元湖のヤマメ670 Bq/kg

  の2件が基準値超え。 このあたりの傾向は以前と変わらない。

  阿賀川(会津若松市)もやや高い値が出ている。阿賀川の上流(下郷町)では低い。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード   

  「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

内川(宮城県丸森町)ヤマメ305 Bq/kgの放射性セシウム。

  宮城県の淡水魚の検査は初めて。 白石川のヤマメは 114 Bq/kg。

■ 栃木県大田原市の露地ブルーベリーで、32 Bq/kg の放射性セシウム。

  ベリー類は、チェルノブイリ後の知見では、要注意とされている。

  (ヨーロッパは、ベリー類がたくさん自生しているので、日本とはやや状況が違うが。)

静岡市の本山茶で、1件が基準超え

   茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード 

   「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

   すでに出荷された静岡茶はかなりあるようだが、売れるだろうか…?

■ 東京都東久留米市のコムギで、73 Bq/kg の放射性セシウム。

  国産のコムギは量が知れているが、穀類など多量に摂取するモノは、そのぶん

  影響が大きいので要監視。

「廃棄物汚泥、1立方センチに1億ベクレル」 (6/10 毎日新聞)

  事故がなくとも、放射性廃棄物の処理は解決不可能で先送りされてきた課題

  だったわけだが、一気に問題解決を迫られることになった。

Palsystem (この図は5/20更新)

パルシステムの、土壌中の放射性物質の検査結果まとめ (お薦め)

上図は福島県。 各県別に作成されている。

 静岡県が、自主検査で国の基準を超える放射性物質が検出されたとホームページ

(HP)で公表しようとした東京都内の食品通販業者に、公表を控えるよう求めていた

ことが分かった。

 有機野菜などの会員制宅配サービスを行う「らでぃっしゅぼーや」(東京都港区)。

同社は自主検査で基準を超えたと6日に県に報告。この際、HPでの公表を県が控える

よう求めたという。同社は商品を購入した会員に、経緯と商品回収の意向を伝える

手紙を郵送したという。

 県経済産業部は「消費者への連絡など最低限のことはやっている。HPで出すと

かえって不安を広げかねない」と説明している。6/10 朝日新聞

110610_asahi_tea

静岡県の製茶の検査結果マップ (6/10 朝日新聞

スットンキョウなことを平気で断定的に語る専門家には、正当な批判をいわれのない

誹謗中傷や無理解と言い換えて屁とも思わない鉄面皮を多々見かけるのに、かなう

かぎり誠実であろうとする専門家はその瑕疵の指摘や無理解に対峙した際の消耗が

激しく、悩みを抱え込みやすい者が多いように見える。それは、前者は思いつきのよ

うな好き勝手を口走るだけのコストで名誉欲や物欲に結びつく見返りを得る者が多く、

後者は「一般向け」という難題に向けて細やかに神経を配るコストを負担するにも関

わらず、役割を果たし得た満足感ぐらいの見返りしかないことが多いことと関係が

ありそうだ。6/9 PSJ渋谷研究所X

「企業というのは「聖堂」を作り始めたらオワリだ。その意味ではアップルの株価も終わりが近い」

6/8 Market Hack

  建築史をひもとけば、すばらしい街や建造物は、富の蓄積があったからこそ出来た

  ことがわかる。アップルには、企業は尽きても、ぜひ記念碑的な遺跡を残してほしい

  ものだ。

韓国では、今週末から梅雨入りの予報が出され、豪雨による埋却地の流失に対する

警戒体制がとられている。

Nikukyupan

ル・ボン・パンの「にくきゅうパン」 肉まんのような具が入っています。

2011年6月9日(木) 地震発生から91日目

福島市や浪江町など、福島県内の11か所の土壌から骨に蓄積する性質のある

放射性ストロンチウムが検出されたことについて、国の原子力安全委員会は、

量はごく少ないものの、土が浮遊して吸い込んでしまうリスクを含め、詳しい

影響調査が必要だという考えを示しました。6/9 NHK

今日一番気になるニュースは、土壌からのストロンチウム検出結果11件

このデータが、6/9の夕方、文科省のHPに掲載されたのだが、非常に見つけにくい。

どこにあるかというと、 「ダストサンプリング、環境試料及び土壌モニタリングの測定結果」の、

  「土壌モニタリングの測定結果(5月31日までの測定結果)」 に8件

  「環境試料の測定結果(5月31日までの測定結果)」 に3件

というふうに掲載されているのだ。 ほとんど宝探し。

  土壌中のストロンチウムの放射能濃度 → 「Strontium.xls」をダウンロード   

Strontium

この表を見るとわかるが、Sr/Cs比はおおむね一定なので、

Csに気をつけていれば、Srを問題なほど食品から摂取することはない

6.11 脱原発100万人アクションまとめ

6/8公表の主な食品中の放射能検査結果

石巻市の荒茶: 383 Bq/kgの放射性セシウム

北茨木市のキタムラサキウニ: 370 Bq/kgの放射性セシウム

北茨木市の貝焼きウニ: 450 Bq/kgの放射性セシウム

鮫川(いわき市)のアユ: 135 Bq/kgの放射性セシウム

夏井川(いわき市)のアユ: 189 Bq/kgの放射性セシウム

川場村のウメ: 99 Bq/kgの放射性セシウム (高崎市のウメ: 21.3 Bq/kg)

山形県東根市のさくらんぼ: 13 Bq/kgと低い値。

ウニは相変わらず高い値だ。

@HayakawaYukio

きちんと制御された計測値はひとつもないけど、宮城/岩手県境付近を大胆に

予測しました。http://goo.gl/maps/OFvu

  正しいかどうかわからないが、気になる。

農水省(6/8) 「暫定許容値を上回る地域において刈取り、保管している牧草等の取り扱い」

放射性セシウムの濃度が300Bq/kgを上回り、かつ5,000Bq/kg以下であった地域の

保管牧草等は、他の粗飼料との分別管理を徹底した上で、廃用時の飼養管理にも

留意しつつ育成牛又は肉用繁殖雌牛へ給与することができる

  処分する場合も、一般廃棄物同様、又はすき込みも可。

以前も紹介したが、韓国では、口蹄疫で家畜が減ったために、今年は蚊が人を襲って

マラリアが例年より流行するのでは、という予測もある。(6/8 中央日報/日本語

2011年6月8日(水) 地震発生から90日目

島民より多い100匹以上の猫が住み、「猫の島」として知られる宮城県石巻市の離島・

田代島の漁師らが、東日本大震災の被害復旧のため、全国の愛猫家に呼びかけ、

島復興基金を設立した。6/8 読売新聞

 福島県は4日、県内の河川やため池などの公共用水域の環境放射線モニタリング

調査のうち、県内3河川の5地点で先月27日に採取した水と川底の土壌の調査結果

を公表、いずれの地点の土壌からも放射性セシウムが検出された。水からは放射性

物質は検出されなかった。県によると、5カ所のうち最高値は、只見川の藤橋付近の

土壌で検出された、放射性セシウム1キロ当たり680ベクレルだった。

 県と政府の原子力災害現地対策本部は先月末から、河川、湖沼、ダム、農業用

ため池について、水質を月1回、底の土壌を年2回、地下水は年1回のペースで

それぞれ放射線のモニタリング調査を開始した。6/5 福島民友

  この結果はまだHPには出ていないようだ。

柏市 市立幼稚園、小・中・高等学校における空間放射線量の測定結果 (6/8)

松戸市の結果と同様、0.2~0.4μSv/h くらいになっている。

 江東区の保護者でつくる「江東こども守る会」は七日、都庁で記者会見し、都の汚泥

処理施設「東部スラッジプラント」(同区新砂三)近くのグラウンドの土から高濃度の

放射性セシウムを検出したとする独自調査の結果を発表した。

 調査は、同会が神戸大大学院の山内知也教授(放射線計測学)と実施。検出された

セシウムは一平方メートル当たり二三万ベクレルで、放射線障害防止法で、放射線

管理区域からの持ち出しが制限される汚染基準の約六倍という。また、プラント周辺と

同区の荒川、旧中川沿いでは、放射線量が毎時〇・二マイクロシーベルトを超える地点

が多くあった。山内教授は「値が高い地域の位置と風向きを考慮すると、下水を通じて

プラントに集まった放射性物質が処理過程で再び大気中に放出されている可能性が

高い」と主張。同会は同日、プラントの稼働停止と調査などを求め、都に要望書を提出

した。 6/8 東京新聞

警察庁によりますと、先月、自殺した人は全国で3281人で、去年の同じ時期に比べ

て499人、18パーセント増えました。1か月間に自殺した人が3000人を超えるのは

おととしの5月以来2年ぶりです。6/8 NHK

震災・原発うつなのだろうか? 福島は49人(去年) → 68人(今年)で、39%増。

ちなみに、多くの年で、4・5月は自殺のピーク

6/7福島県内モニタリング公表では、福島県内のタケノコやしいたけは相変わらず高い

セシウム値。 ワラビやフキはいずれも未検出。

気になるのは、施設栽培のエノキタケ(162 Bq/kg)、エリンギ(45 Bq/kg)からも

やや高い値が出ていることだ。このセシウムはどこから来たのだろうか。菌床に

問題がありそうだが…?

相馬市 玉野地区で 2~3μSv/hの高線量地区。 (6/8 河北新報

fvjmac さんのツイート (6/8)

文科省が後出しジャンケン2連発!!福島第一原発20km以遠における福島県による

緊急時環境放射線等モニタリング実施結果(3/16~4/04) http://bit.ly/kU2Iah

>土壌モニタリング結果(3/22)>http://bit.ly/iDBiKf

 福島県二本松市のJAみちのく安達は7日、福島第1原発事故の影響で出荷と摂取が

制限されている同県本宮市産のカリフラワー18個を誤って郡山市のスーパー「イオン

郡山フェスタ店」に出荷し、すべて消費者に販売されたと発表した。

 JAみちのく安達によると、出荷制限を認識していなかった本宮市の個人農家がJAに

納品。JAは6月1日と4日に9個ずつ出荷した。

 イオン郡山フェスタ店は、JAから直接納品された農産物を扱うコーナーに陳列、

完売した。6/7 共同通信

 

チリ南部プジェウエ(Puyehue)火山噴火の写真 (6/6 the Atlantic)

同じく、衛星写真など (6/7 Mail online)

海外サイトは、こういう写真を大きな画像で見られるのだけど、日本のニュースサイトは

写真著作権にうるさくて、小さい画像しかみられない。

原子力安全委員会記者ブリーフィング (6/6)

「失敗学者の失敗:語るに落ちた原発推進論」 (6/1 社会科学者の時評)

  「失敗学」で原発を論ずることは妥当か?

橋下知事は着任以来、大阪府の教育関係者を、教育委員会も、現場の教職員も

ひとしく罵倒することで有権者のポピュラリティを獲得してきた。

その結果、大阪府民の学校制度に対する信頼と期待はずいぶん低下したと思う。

ある意味、これこそ知事の最大の功績と言ってもいいくらいである。

知事の学校不信・教員軽視は有権者である大阪府民のうちにも拡がり、当然のこと

ながら、大阪府の子どもたちにも深く根づいた。

今の大阪府の子どもたちは、おそらく日本でもっとも学校の教師に対する信頼を

傷つけられた集団であろう。

  (中略)

だが、教師たちを脅え上がらせ、上司の顔色をおどおどと窺うだけの「イエスマン」

教師を組織的に創り出すことを通じて、いったい知事は何を達成したいのか、

それが私にはわからない。

たしかに、教師たちをさらに無気力で従順な「羊の群れ」に変えることはできるだろう。

そして、そのような教師を子どもたちが侮り、その指示を無視し、ますます教育崩壊を

進行させることはできるだろう。 5/17 内田 樹 の研究室

6/7午後、韓国の国会 民生対策特別委員会で、『口蹄疫の発生原因と対策についての公聴会』

が開催。この場で、口蹄疫の発生原因は、政府が当初主張していたような、ベトナムから

由来したという科学的根拠は不十分だという主張が提起された。

ソサンフイ(忠南大学獣医学科)教授によると、▲安東(アンドン)のウイルスの遺伝子

(Mya - 98)と昨年、ベトナムで流行したウイルスは系統が異なるもの(PanAsia系)が

ほとんど。▲同じ系統のものが2つあったが2010年の2月1日と9月1日に発生したもので、

我が国への流入経路と見るは時期的に困難。▲さらに、このウイルスと安東の

ウイルスの一致度の差が10%以上ある。 (6/7 天地日報

2011年6月7日(火) 地震発生から89日目

6/7 NHK藤原記者からお褒め?を頂戴したようだ。

静岡県/製茶中のセシウムの放射能濃度 (6/6採取、6/7公表)

島田茶:311、金谷茶:385、藤枝茶:305、川根茶:350、静岡牧之原茶:272、

菊川茶:184、掛川茶:146、いわた茶:194 (単位:Bq/kg) (暫定基準500)

神奈川県は、検査を実施しないと言っているが、どうなるだろうか。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

  「荒茶・製茶中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

 東京電力福島第一原子力発電所の事故について、政府が国際原子力機関(IAEA)

に提出する報告書の全容が7日明らかになった。

 報告書は、破損した1~3号機の原子炉圧力容器の底部から溶融した核燃料が

漏れ出し、格納容器内に堆積している可能性を指摘した。

 格納容器まで溶けた核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)と

呼ばれ、「メルトダウン」(炉心溶融)を上回る最悪の事象。これまで圧力容器底部で、

制御棒の貫通部などが破損し、高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏出したことは

明らかになっていたが、政府が公式にメルトスルーの可能性を認めたのは初めて

6/7 読売新聞

「豆腐屋廃業のお知らせ」 (6/6)

  福島の経済的な崩壊を食い止める姿勢を示さないと…。

「ふくしまキッズ夏季林間学校」 支援受付中

「余命3年か?日本共産党が危ない」 (6/7 JB Press)

 (社)日本食鳥協会(芳賀仁会長)は5月17日、高病原性鳥インフルエンザ(AI)の

防疫指針の見直しを農林水産省に要請した。

 移動制限区域については、原則として発生農場を中心に半径10キロメートル以内の

区域となっているが、これを「EUと同水準の半径3キロメートル以内」とするよう要請した。

 移動制限区域をEU並みの3キロメートル以内との要請は鶏卵業界も行っているが、

同会ではAIは飛沫感染による伝染で、ウイルスの飛ぶ範囲は15メートルくらいと限定

的であるため、移動制限区域をEU並みの半径3キロメートルにしても、感染拡大を

効率的に防止することが可能だとし、口蹄疫とは異なった移動制限区域を決める必要

があるとしている。6/5 鶏鳴新聞

  範囲が広ければ良い、というものではないが、AIの感染経路は、ほとんどが未解明

  だったから、どういう判断になるだろうか?

「AIの防疫指針など見直しへ 飼養衛生管理基準も 農水省・家畜衛生部会」

(6/5 鶏鳴新聞)

台湾における口蹄疫の発生状況 (6/6 農水省)

宮崎県 「平成23年度予算案の概要について(6月補正後)」  (6/3)

2011年6月6日(月) 地震発生から88日目

保安院の解析では、1号機のメルトダウンは11日20時頃。 (6/6 NHK

6/4 名古屋港水族館で、ジャンプ練習中のイルカがプールサイドに転落して死亡。

Togetter 「イルカ事故死」

2020年に温室効果ガスの排出量を1990年比で25%削減する目標を盛り込んだ

地球温暖化対策基本法案について、民主党の小沢鋭仁前環境相らが、この目標を

削除した「修正試案」をまとめ、法案撤回を求めている自民党に示していたことが5日、

らかになった。6/5 共同通信

  記事では詳しい内容がわからないが、目標がない法案って何?

「放射能下水汚泥、行き場なし 業者引き取らず、保管限界」 (6/6 朝日新聞)

  決断できる政治の力がないために、なりゆきまかせになっている。

  低レベル放射性廃棄物は難問だが、それでも300年くらいたてばokだ。

食品の暫定規制値が信用されていないなら、業界で独自基準を決めてはどうか、

というブログ記事があった。 牛乳などはずっと検出限界未満になっているし、

葉物野菜も、現在ではほとんど低い値しか検出されていないから、基準をぐっと

引き下げてもクリアできるはずだ。 でもそんなことができないのは、業界団体が、

官庁と持ちつ持たれつの関係で、お上に逆らえないためかもしれない。

現在、高い値が出ているのは、露地きのこ、山菜、たけのこ、お茶、果実類、豆類、

福島県と関東地方の淡水魚(養殖はok)、福島県と茨城県の海産物、牧草、

計画的避難地域及び周辺の牛肉・豚肉、といった感じで、このほかの食品については、

基準値を1/10に下げてもほとんどクリアしている。

  (まだサンプル数が少ないので、未知のホットスポットがある可能性はあるが、

   放射能が高めの食品をたまに食べる程度の影響は心配しなくてもいいはずだ。)

勝川俊雄さんも暫定基準を1/10程度に下げる提案をしているが、現状に合わせて

早いところ見直した方が、結果として風評被害も抑えられ、トータルの補償額も

抑えられると思うのだが、どうだろうか。

「小出裕章参考人(5/23)の文字起こし」

高速増殖炉の開発は「10年経つと20年先に目標が逃げている」

「1959年にまとめられた原発事故による損害額試算」 当時の国家予算の倍

(放出量1000万Ci: チェルノブイリ事故の1/3程度での試算)

「柏崎・刈羽原発見学記」 (2008.11.4 Seven Mile Beach File)

2011年6月5日() 地震発生から87日目

6/4に、福島県による海域のモニタリング調査結果が公表されたが、

沖合1km~3km付近の海底で、高いセシウム濃度が出ていることが分かる。

ところが、これまで、海岸に比較的近い地点での海底土調査はあまり行われていない。

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河川と海洋の底質のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

海洋に較べて、河川の底質のセシウム値が高いようにも見えるが、沿岸での調査が

進めば、もうちょっと違う見方になるような気がする。

夕方、お茶が切れたので目黒駅ビルの成城石井に寄ったら、静岡の川根茶ばかりが

並んでいた。静岡県は、新茶・1番茶はすでに流通しているので、2番茶から荒茶の

検査を行うようだが、高い値が出たら相当混乱するかもしれない。そして、そろそろ

2番茶の摘み取りが始まったらしい。

2011年6月4日(土) 地震発生から86日目

6/4 1:00AM 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県沖

1号機の原子炉建屋の中にロボットを入れて調査した結果、床と配管の隙間から

湯気が上がり、その付近で1時間当たり4000ミリシーベルトという極めて高い値の

放射線量が測定された 6/4 NHK

「1号機の原子炉建屋1階における湯気確認状況」 (YouTube 35秒)

水戸のウメの放射性セシウムは、40 Bq/kg、33 Bq/kg (6/2採取、6/3公表)。

福島県のウメの放射性セシウムは、やはり高い値。

相馬市(670 Bq/kg)、南相馬市(640 Bq/kg)で、暫定基準超え。

郡山市(207 Bq/kg)、いわき市(77 Bq/kg、113 Bq/kg)、須賀川市(59 Bq/kg)、

田村市(97 Bq/kg)、塙町(23.6 Bq/kg)

生茶葉で930 Bq/kg出ている塙町でも、ウメはたいして高くない。

川崎港 東扇島防波堤のアイナメ28.3 Bq/kg)、アサリ12.1 Bq/kg)。(5/31,6/2採取)

問題ないレベルとはいえ、こんな場所でも出るようになってきた。

アイナメのサンプル数はまだ少ないが、アイナメは高い値が出やすいようだ。

2011年6月3日(金) 地震発生から85日目

 環境省は3日、福島県浜通りと中通りの警戒区域外にある23河川(29地点)で実施

した、放射性物質濃度の測定結果を発表した。全地点で水からは検出されなかったが、

川底の砂からは全地点で放射性セシウムが検出され、最高値は1キログラムあたり

3万ベクレルだった。同省は「対策は政府内で検討中だ」としている。

 調査は5月下旬、国土交通省と共同で実施。川底の砂に含まれる放射性セシウムは、

セシウム134が1キログラムあたり1万4000~48ベクレル、セシウム137が1万6000

~51ベクレルで、最も高い南相馬市の新田川・木戸内橋の放射性物質の濃度は

計3万ベクレルとなった。6/3 毎日新聞

「福島県内の公共用水域の水質モニタリング調査における放射性物質濃度の測定結果(速報)について」

(6/3 環境省) 真野川や新田川の汚染がひどいのは予想通りだが、阿武隈川水系も

そうとう汚染がひどい。淡水魚の検査結果とおおむね一致しているようだ。

 文部科学省は3日、福島第1原発の北西22キロの福島県浪江町内の1地点で、

3月12日から5月25日までの約2カ月半の積算放射線量が推定73・9ミリシーベルト

だったと発表。第1原発周辺の、この期間の積算線量推定分布図を公開した。

 文科省は5月16日、この地点の5月11日までの積算線量は31・7ミリシーベルトと

発表していたが、この日、61・1ミリシーベルトだったと訂正した。担当者は「一部で

間違った計算式を使っていた」としている。浪江町内のほかの10地点でも計算ミスが

あり、大幅な過小評価になっていた。

 積算線量の推計値を公表した159地点のうち、5月25日までに20ミリシーベルトを

超えたのは、浪江町内の13地点と飯舘村の3地点、葛尾村と南相馬市がそれぞれ

1地点で計18地点。73・9ミリシーベルトが最高値だった。 (6/3 東京新聞

5/25までの放射線当量マップ (6/3 文部科学省)

海産魚介類中のセシウム濃度は増えているか?

グラフを見るかぎりでは、今のところはっきりした傾向はわからないようだ。

地域による差が大きく、傾向をつかめるほどサンプル数のないものがほとんどだ。

ヒラメとカレイは比較的サンプル数があるのだが、それでもこんな感じ。

0602_hirame_2 

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元データ(xls) → 「suisan.xls」をダウンロード

東電社員2人の内部被曝量は、210-580mSv(30代)、200-570mSv(40代)で評価中。

外部被曝と合わせて250mSv以上。(夕方の記者会見)

淡水魚のストロンチウムはもともと高いので、淡水魚は注意が必要。(6/3 勝川 俊雄

白河市の土壌汚染状況が思いのほか深刻だった」 (6/3 My Eye Ball

 富岡町は2日、郡山市のビッグパレットふくしまで、家畜の殺処分に関する説明会を

開いたが席上、農林水産省の担当者が、警戒区域を「人も家畜も住めないような所

と発言、参加者が撤回を求め、担当者が謝罪する場面があった。

 同町の畜産農家に補償内容や家畜の処分法を説明したが、会場は安楽死同意に

否定的な空気に包まれた。6/3 福島民友

福島県内の水産物のモニタリング調査(6/2公表)

いわき市のホッキガイ(940 Bq/kg)、ウニ(1,280 Bq/kgから、暫定基準を超える

放射性セシウム。磯モノの水産物はやはり高い傾向。

南相馬市真野川のアユ(2,900 Bq/kg)、白河市阿武隈川のヤマメ(620 Bq/kg)から、

暫定基準を超える放射性セシウム。

その他、いわき市夏井川のアユ(270 Bq/kg)、いわき市鮫川のアユ(460 Bq/kg)、

小野川湖のウチダザリガニ(290 Bq/kg)、白河市阿武隈川のウグイ(430 Bq/kg)なども

高い値。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード 

  「淡水魚・淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)」

お茶は荒茶(500 Bq/kg)でも規制することに決定。報道ではこれが、厚労省と農水省の

密室での話し合いで決められたように書かれているが、なぜ食品安全委員会が主導して

決めないのだろうか? ともあれ、乾燥食品についての考え方をきちんと示さないと、

今後もゴタゴタが続くだろう。

「お茶の放射性セシウムの検出問題への対応について」 (6/2 農水省)

今回の生葉の汚染は、古葉に付着した放射性セシウムが葉面から吸収され、

新芽に移動したものと推定される

栃木県 小山町(270 Bq/kg)と岩舟町(470 Bq/kg)の生茶葉から、高い放射性セシウム。

茨城県の生茶葉の検査結果(6/2公表)は、前回(5/27)とおおむね同じような数値。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

  「生茶葉中のセシウムの放射能濃度(Googleマップ)」

千葉県の露地びわから少量の放射性セシウム(6/2公表)。

館山市(10.58 Bq/kg)、南房総市(16.56 Bq/kg)、鋸南市(6.04 Bq/kg)。

果樹からのセシウム検出が続いているが、ビワは常緑なので出やすそうだ。

 東京電力は3日、福島第1原発の原子炉建屋などにたまっている高濃度の放射性

物質を含む汚染水の総量は5月末現在、推定10万5100トンと発表した。1~3号機

の原子炉へ注入している水が建屋に漏れていると想定すると、最も早い場合、高濃度

の汚染水が6月20日に外部に漏れ出る恐れがあると予測している。

 東電は15日以降、汚染水の放射性物質を処理して浄化するシステムを稼働させる

計画で、「漏えいは防ぐことができる」としている。

 ただ、降雨の影響を除外して評価しており、東電は「今後大雨が降ると、水処理

システムが稼働する15日より前に漏れ出る可能性がある」としている。

6/3 共同通信

6/2、創造韓国党のユ議員が、京畿道安城市の口蹄疫の埋却地から浸出水が出ている

ことが確認されたと発表。安城市は、水質調査結果をもとに反論しているが、論議を呼んで

いる。(6/2 聯合ニュース

2011年6月2日(木) 地震発生から84日目

6/2 11:33 震度5強(新潟県十日町)、震源:新潟県中越

3/11~3/21モニタリングデータの追加公表 (5/28 TEPCO)

「地面に一様に放射性物質が分布しているとき、地面からある高さでの放射線の強さはどうなるか?」 (6/1 田崎 晴明)

「福島&茨城産牛乳が検出限界未満な理由」 (6/1 Togetter)

香港で卸売市場のボラの一種(grey mullet)から7.7 Bq/kgの放射性ヨウ素を検出。

香港のガイドラインは100 Bq/kg。 (5/28 9msn news

福島県内のウメから引き続き高いセシウムが検出。(6/1公表)

福島市 201、170、690、470 Bq/kg(4検体)

二本松市 260 Bq/kg

伊達市 420、440、630、310、240 Bq/kg(5検体)

本宮市 270 Bq/kg、 桑折町 610 Bq/kg、 国見町 260 Bq/kg

川俣町 310 Bq/kg、 大玉村 183 Bq/kg

ほかの果樹が心配。

花園川(北茨城市)のアユから 230 Bq/kgの放射性セシウム。5/31採取。

ETV特集「続報 放射能汚染地図」 6/5(日)22:00~22:30 (予定)

2011年6月1日(水) 地震発生から83日目

 神奈川や茨城など6県の茶葉から国の基準を超える放射性セシウムが検出された

問題で、菅政権は1日までに生の茶葉を乾燥させた荒茶の段階でも検査し基準を

超えた場合は出荷停止にする方針を固めた。お茶は生茶葉から乾燥させて湯で

抽出し、飲み物になるまで放射性物質の濃度が変わるため、どの段階で規制をかけ

るかが焦点になっていた。

 農林水産省やお茶の産地の静岡県などは加工途中の荒茶の検査は必要ないと

主張。一方、厚生労働省は乾燥して放射性物質の濃度が高まる荒茶でも、検査する

よう自治体に求めていたが、静岡県などは荒茶の検査はしていなかった。荒茶の

検査を経ていないものがすでに市場に出回っている。

 生茶葉と荒茶は「その他」の食品に分類され、放射性セシウムの基準は野菜類と

同じ1キロあたり500ベクレル、葉から抽出した飲む状態の茶飲料は飲料水と同じ

同200ベクレル。これらをもとに出荷停止や摂取制限の判断をすることになる。

6/1 朝日新聞

本当に 500 Bq/kgで規制するのか!? 頭おかしいんじゃないだろうか。

「中国の干ばつ3500万人に影響、農民や漁師ら悲鳴」 (5/31 ロイター)

「食料価格:今後20年で2倍以上に高騰か、対策必要」 (6/1 ブルームバーグ)

自然エネルギーファイナンスの展開~環境エネルギー社会への想像力と実践 (3) 古屋将太

(6/1 SYNODOS JOURNAL お薦め

「死なせてしまった消防団員たちの遺志を継ぐ」 (6/1 JB PRESS お薦め

立谷秀清・相馬市長インタビュー

「いっそのこと原発なんて全部爆発しちまえばいいんだ!」 (5/31 再出発日記)

「行政が大震災に対応できないわけ」 (6/1 小松 秀樹/JB PRESS)

 神奈川県産の生茶葉から食品衛生法の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)

を超える放射性セシウムが検出された問題で、県農業技術センターは31日、古い葉から

吸収され、新しい葉に送り込まれたとする見方を明らかにした。根が土壌から吸収する力

は弱く、雨水が直接当たった古い葉と小枝の濃度は新葉の2倍だったことが理由という。

県は農家に古葉や枝を刈り捨てるように指導する。

同センターなどによると、県内でも高い値を示していた大気中放射線量は、新芽が出始め

た4月5日以降は平常値近くに下がっていた。新芽が出始める前に古葉に降り注いだと

みられる。

一般的に茶園は面積の約85%が茶葉に覆われている。雨水の多くが土壌ではなく、直接、

古葉に落ちたことで、放射性セシウムが吸収されたようだ。養分のカリウムと似た性質の

ため、枝を通り、新葉に送り込まれた。一方でカリウムに比べ土壌への吸着力が強く、

根の吸収分は小さかったとみられる。

推論の裏付けとなったサンプリング検査では5月18日、県西部の1茶園(出荷自粛中)で

新葉と、その下の20センチほどを刈り取った。放射性セシウムは新葉が560ベクレル

だったのに対し、古葉は1080ベクレル、小枝は1040ベクレルだった。

今後、同センターは検査対象を広げるなどして推論の裏付けを進める。土壌に塩化セシ

ウムを散布し、茶に吸収される過程を検証するほか、放射性セシウムの除去技術を研究

する。他の常緑広葉樹でも茶と同様の懸念があり、ミカンなどのかんきつ類も調査する。

5/31 神奈川新聞

韓国環境部が全国の埋却地周辺の井戸7,900ヶ所の水質を調査した結果、

25%が水質基準を超えていることが確認された。 主に硝酸態窒素とアンモニア態窒素で

基準を超えている。 しかし、精密検査を行った結果、O-157菌やサルモネラ菌などは

検出されなかったので、口蹄疫の浸出水が原因ではないと環境部は公表した。

6/1 KBS NEWS) (5/31 innolife net

口蹄疫からの復興支援策で、鳥取県が種牛の冷凍精液をこのほど、宮崎県に

無償提供した。青森、宮城、岩手に続き、4県目の提供支援。5/31 毎日

2011年5月 9日 (月)

気になること日録 5/9~5/31

2011年5月31日(火) 地震発生から82日目

 私がアーシュラ・K・ル=ヴィンの『オメラスから歩み去る人々』を読んだのは、中学の

頃だけど、最近、サンデル先生の本で紹介されていてちょっと読まれているようだ。

原発事故の本当の被害額が、20兆円なのか、30兆円なのか、計算の仕方によって

も違って来るだろうけど、東電でまかなえないのは明らかで、結局、超過分は国民が

負担するしかない(電気料金を上げるのは、税金と同様)。後は、その負担を、どの

ように割り振るかという配分の問題でしかない。(責任問題は別に問う必要がある。)

 しかし、結局その負担は福島と周辺の被害者に重く、また後世の世代に重く

なるように配分されようとしているようだ。われわれは結局オメラスに住んでいる。

その出口はどこにあるか?

福島原子力発電所事故から66日後の北西放射能降下区域住民の予測外部被曝線量評価

(5/27 仏IRSN お薦め

汚染地域に生涯住み続ける住民が受けると予測される被曝線量は、200mSvを超える極めて

高い値に達しており、もはや原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)が

線量としている範囲ではなくなっている。被害を受ける住民の数も7万人前後と多い可能性

があり、うち9,500人が0~14歳の年少者である(2005年現在の日本人口の13.7%)。

これらの被曝線量には、放射能の雲がこの地域を通過した際の被曝線量も、食品の摂取にと

もなってすでに受け、また今後受ける被曝線量も含まれていない。総実効被曝線量(外部被

曝+内部被曝)は、蓄積物の状態(乾燥か湿潤か)や食習慣、食品の産地によって大幅に増

える可能性がある。

今後予想される外部被曝線量--最も汚染された地域(セシウム137+134が3,000万 Bq/

m2)では生涯線量(70年)が4Sv--は、避難による住民保護対策が必要になるレベルで
ある。

ふくいちライブカメラ が今日から配信開始。(画像の下に撮影場所の地図)

渡良瀬川(栃木県佐野市)のアユから、200 Bq/kgの放射性セシウム(5/29採取)。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード 

より大きな地図で 淡水水産物中のセシウムの放射能濃度 を表示

「お茶出荷制限、茶葉段階の規制軸に」 (5/31日経

記事はわかりにくい書き方だが、「厚労省案を軸に調整」ということだから、荒茶での

規制を行うことになりそうだ。消費者にとってはもちろんこれが望ましい。

基準値はいくつに決めるのだろうか?

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード 

より大きな地図で 生茶葉中のセシウムの放射能濃度 を表示

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上橋菜穂子「天と地の守り人」(第一部~第三部)を読了。(新潮文庫/新刊)

これで完結、ということで読み終えるのがもったいないのだが、一気に読まされてしまう。

解説の代わりに、萩原規子、佐藤多佳子との鼎談が付けられている。当初、この鼎談を

予定していたのが3/12だったそうだが、この物語のクライマックスは、戦争と大水害

だから、直後ではやりにくかったのだろう。

私が書きたいのは、森羅万象すべてが、ただ「在る」だけの世界なのです。

草や虫、石、水や光、ありとあらゆるものが、同じように、ただ在るだけの地平に、

あるとき一瞬だけ生じる私たち。 (「文庫版あとがき」より)

存在すべてをただ肯定したいという欲求は、成長と革新を追い続けざるを得ない近代

人が抑えつけて来た、人間のナイーフな部分なのだろう。しかし、国土を汚してしまった

311後の私たちにとって、大切な拠り所であるのも間違いない。

2011年5月30日(月) 地震発生から81日目

「土壌汚染問題とその対応」 (5/24 河田 東海夫/第16回原子力委員会資料)(お薦め)

■ チェルノブイリ事故に比べ,面積的には一桁狭いが,濃度的には同事故

  に匹敵する土壌のセシウム汚染が生じている。

■ 原子炉の安定化と後始末は必ず成し遂げなければならない大事な仕

  事であるが、それ以上に大事なのは、「社会的修復」であり、日本の原

  子力の復権は、福島地方の土壌・環境汚染問題を住民との間で民主

  的な方法によって解決できるかどうかにかかっている。

■ 避難者を地元に帰し,生活を取り戻させるためには,大規模な土壌修

  復計画が不可欠であり,それらと連動した避難解除計画,長期モニタ

  リング,住民ケアを含む包括的な環境修復事業(ふるさと再生事業)に

  国は強い決意で臨む必要があり,そのためにしっかりした体制を構築

  することが望まれる。

110530_tamarimizu

溜まり水マップ (TEPCO 5/30 公開)、 タービン建屋水位

「食品と放射能Q&A」 (5/30 消費者庁)

突っ込みどころはいっぱいあるけど、いちいち書く気にもなれない。

 環境保護活動を行う福島市の市民団体「高山の原生林を守る会」は29日、福島第1

原発事故後に福島県内の山中の雪から放射性セシウムが検出されたとする調査結果

を発表した。

 同会によると、4~5月に福島市と猪苗代町にまたがる箕輪山などで採取した雪

東大に依頼して分析。箕輪山の標高約1300メートルで雪1キログラム当たり約3千

ベクレル、標高約1100メートルで約1760ベクレルのセシウムが検出された。

 同会は、国が山の水や土壌の調査を行う必要があると指摘。「登山者は川の水や

山菜を採取しないで」と呼び掛けた。 5/29 東京新聞=共同通信

雪解けと共に、河川・湖沼のセシウム汚染が進む可能性が高い。

 群馬県19日、千代田町を流れる利根川で採取した天然アユから、1キロ当たり

150ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。国が定める魚類の暫定

規制値(1キロ当たり500ベクレル)を下回っているとして「アユ釣りの解禁に影響は

なく、食べても問題はない」としている。アユを採取したのは16日。

 アユ釣りの解禁を前に検査し、天然魚から初めて放射性物質が検出されたが、

「規制値を下回ったので、今後は定期的な検査は行わない」(蚕糸園芸課)という。

 神流町を流れる神流川で15日に採取した放流アユからは放射性物質が検出され

なかった。5/20 毎日新聞

上の記事と合わせて読むと心配。 そもそも150Bq/kgは決して小さい値ではないのに…。

福島県内の原木シイタケ、タケノコから相変わらず高いセシウムが検出。(5/29公表

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ネットで大論争…白い「耳なしウサギ」は本当にいた (5/29 産経新聞/ウェブ魚拓)

ゴールドマンサックス刑事訴追か? (5/28 アメリカ経済ニュースblog)

2011年5月29日() 地震発生から80日目

関西電力が、400年前の若狭湾の津波の記録をなかったことにしていた件について、

ブログ「き坊の近況」(5/29) が、元史料とその検索方法を書いている。

(記事については、ブログ「院長の独り言」(5/27)が詳しい。)

2011年5月28日(土) 地震発生から79日目

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台風2号接近中

福島県 伊達市のウメ(生梅)で、暫定基準を超える580 Bq/kgの放射性セシウム。26日採取。

ちなみにこれまでウメは、5/17小田原市(8.9 Bq/kg)、5/17南足柄市(13.7 Bq/kg)、

5/17湯河原町(24 Bq/kg)、5/18川崎市(29.5 Bq/kg)といずれも低い値。

(5/30追記)福島県の他の市町のウメでも、福島市(164 Bq/kg)、桑折町(270 Bq/kg)、

国見町(340 Bq/kg)と、いずれも高めの値が出ている(いずれも5/26採取)。

オウトウでは、福島市(96 Bq/kg)、伊達市(66 Bq/kg) (いずれも5/26採取)。

広野町の計画的避難区域から出荷された牛肉は、225 Bq/kg、172 Bq/kg(5/27採取の2検体)。

5/27、文科省が、「海域モニタリング(海底土)結果」を公表。

110527_sea (クリックで拡大)

こちらのブログ(3.11東日本大震災後の日本)の解説がわかりやすいかも。

これによると、南側よりも、仙台湾側に多くの放射性物質が堆積していることになる。

これまで、仙台湾の水産物調査は全く行われていないが、早急な調査が必要だろう。

(仙台湾の沿岸部が壊滅したのをいいことに、わざと調査をしなかったのでは、と

 勘ぐりたくもなる。)

5/27、茨城県は、9市町での生茶葉の放射能濃度の再検査結果を公表。(5/26採取)

城里町(730 Bq/kg)、茨城町(810 Bq/kg)で暫定基準を超えたが、どこも前回よりは

低めになっている。これは何を意味しているのだろうか? 同じ畑を検査したのだとしたら、

葉の成長によって濃度が下がったことになるのだが、違う畑を検査したのだとしたら、

場所による汚染のムラを示しているだけかもしれない。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード 

  生茶葉中のセシウムの放射能濃度(Googleマップ)

Togetter 「雨が降るとセシウムは。。。」 (5/28)

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時事ネタ 文字ティー

 牛と豚を飼育する宮崎県内の大規模農場341戸のうち、県が推奨している水道水や消毒済みの

水を家畜に与えず、湧き水などを飲ませていた農場が 43%(147農場)に上ったことが、県の

4月の立ち入り検査で分かった。県畜産課は「多いと言わざるを得ず、引き続き指導していく」

としている。

 県は口蹄疫の発生から1年となる今年4月を特別防疫月間と位置づけ、牛200頭、豚3,000頭

程度を飼育している農場を立ち入り検査した。家畜防疫員などの県職員が巡回し、国の飼養衛生

管理基準に基づく防疫態勢が取られているかなどを調べた。

 その結果、家畜の飲み水に水道水や消毒済みの水を使用していない農場が4割を超えた。

基準には、飲み水に野生動物などの排せつ物が混入しないよう努めることが明記されており、

県は水道水か消毒済みの水の使用を求めていた。

 また、農場に新たに持ち込んだ家畜について、基準では、すでに飼育している家畜と一定期間、

接触させないことを求めているが、餌箱を分けるなどの対策を取っていない農場は38%(130農場)

に上った。

 畜舎内に定期的に殺そ剤を置くなどのネズミ駆除策を行っていない農場は36%(124農場)だった。

5/28 読売新聞

2011年5月27日(金) 地震発生から78日目

農林水産省は27日、野菜や果実が成長段階で土中の放射性セシウムを吸い上げる

比率を公表した。イモ類で高く、果実は低かった。農水省は「土壌検査で高い濃度の

セシウムが検出された畑では、イモ類などが収穫時に基準を超える恐れがある」としている。

5/27 朝日新聞)  お茶、牧草、菜種、ひまわりは??

農水省プレスリリースはこちら

高木文部科学大臣は、27日、福島県内の学校などで放射線量を低減させるための

当面の対応を発表しました。それによりますと、学校での屋外の活動を制限する

放射線量の目安は、これまでどおり年間の累積で20ミリシーベルト以下としながらも、

今年度は、当面、年間1ミリシーベルト以下を目指すとしています。そして、土を取

り除くことで放射線量を下げる効果が見込まれるとして、放射線量が1時間当たり

1マイクロシーベルトを超えた学校を対象に、土を取り除く費用のほぼ全額を国が

負担することを発表しました。 (5/27 NHK) ようやく一歩前進。

26日の夜は、水産物の調査結果がたくさん公表された。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

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いわき市のヒジキ、アラから、暫定基準を超える放射性ヨウ素、放射性セシウムが

検出。これは、昨日グリーンピースが公表した海藻の高い汚染を裏付けるものだ。

一方、岩手県のワカメ(3検体)からは放射性ヨウ素、セシウムとも未検出。まだ岩手の

沿岸には汚染が到達していないのだろう。宮城の魚も全般に低い。

海産魚では、いわき市のアイナメ(380 Bq/kg)、マコガレイ(240 Bq/kg)、ババガレイ(260 Bq/kg)、

クロソイ(270 Bq/kg)など、底魚・磯魚の放射性セシウム値が上昇してきている。

淡水魚では、阿武隈川のヤマメ(990 Bq/kg)、夏井川のアユ(620 Bq/kg)、摺上川のウグイ(800 Bq/kg)、

秋元湖のヤマメ(640 Bq/kg)が暫定基準値超え。阿武隈川は、コクチバス(139 Bq/kg)、

イワナ(220 Bq/kg)などもやや高い。鮫川(いわき市)のアユ(194 Bq/kg)もやや高い。

秋元湖のイワナ(350 Bq/kg)、ワカサギ(210 Bq/kg)もやや高い。

反対に、田子倉湖や、猪苗代湖は全般に低い。また各地の養殖魚の値も低い

荒川(埼玉県)のアユ(85.2 Bq/kg、52.6 Bq/kg)は先日の利根川ほど高くない。

多摩川中流(稲城市・府中市)のアユ(175 Bq/kg)はやや高い。

秋川中流(あきる野市)のアユ(59 Bq/kg)もさほど高くないが、こんなところまで

汚染されたのだとつくづく悲しくなる。

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5/26に、パナソニック藤沢工場跡地開発計画のプレスリリースが出ている。

ここは何年も前から、住宅以外での開発を目指して、いろいろ事業構想を探って

いたのだが、結局住宅メインの開発に落ち着いたようだ。辻堂駅北口の「湘南C-X」

ですら魅力的な施設の誘致には苦戦しているから、駅から離れたこの場所ではなお

難しかったのだろう。

リニア中央新幹線について、国土交通省は27日、JR東海に対して、東京と名古屋を

ほぼ直線で結ぶルートで建設することを指示 (5/27 NHK

「コスモ石油デマの真相」 (5/27 阿修羅♪)

火事にあったら劣化ウランは微粉末になって飛散するのだろうか?

製造中の仮設の汚染水タンク

5/26、慶尚北道・安東で口蹄疫疑いの韓牛が報告されたが、5/27に陰性と判定された。

山形県は26日、種牛「平忠勝」など4頭の凍結精液200本を宮崎県に無償提供すると

発表した。30日に発送し、6月2日に宮崎県家畜改良事業団に届く予定。(5/26 産経)

原田 英男 さんのツイート(5/27)

【米国AI情報】5/27、米国ミネソタ州で弱毒タイプの鳥インフルエンザ(H7N9亜型)の

抗体陽性事例が確認されたとの情報提供が米国大使館からあり、同州からの家きん、

家きん肉等の輸入を停止。七面鳥農場のサーベイランスの結果によるもの。

→ http://bit.ly/iqaQs9

2011年5月26日(木) 地震発生から77日目

グリーンピースによる海洋調査結果 (5/26公表)

浮遊している海藻を採取したものからは、特に高い放射能が検出されている。

海に限らないけど、放射能調査はまだまだ不十分。その中で、水産庁/農水省の調査は、

なるべく安全に見せようとバイアスがかかってしまう。たとえば、福島・茨城でのコウナゴ

の調査は、5/2を最後に行われていない。

 地震発生直後に1号機の原子炉圧力容器か付随する配管の一部が破損し、

圧力容器を取り囲む原子炉格納容器に蒸気が漏れ出ていた可能性を示す

データが東電公表資料に含まれていることが25日、分かった。

 1号機への揺れは耐震設計の基準値を下回っていたとみられ、原子炉の

閉じ込め機能の中枢である圧力容器が地震で破損したとすれば、全国の原発

で耐震設計の見直しが迫られそうだ。

 格納容器の温度データを記録したグラフでは、3月11日の地震直後に1号機の

格納容器で温度と圧力が瞬間的に急上昇していたことが見て取れる。1号機では

温度上昇の直後に、格納容器を冷却するシステム2系統が起動し、格納容器内

に大量の水が注がれた。

 データを分析した元原発設計技師の田中三彦氏は「圧力容器か容器につながる

配管の一部が破損し、格納容器に高温の蒸気が漏れたようだ」と語った。

 東電は「空調の停止に伴う温度上昇。破断による急上昇は認められない」と

しているが、田中氏は「空調の停止なら、もっと緩やかな上がり方をするはずだ」

と指摘している。 5/26 共同通信

グラフは、5/24 東電のプレスリリース:こちらの27ページ(1F-1-24)「格納容器圧力」

と29ページ(1F-1-26)「格納容器温度」のことだろう。

相模川(厚木市、海老名市)のアユから 198 Bq/kgの放射性セシウム。

早川(小田原市)のアユは 20 Bq/kg、酒匂川(小田原市)のアユは未検出。

「淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(google地図)」

生活空間における空間線量マップ (5/25 Numerical Technologies)

シンガポール植物園、砧公園(世田谷区)、皇居周辺、水元公園(葛飾区)の4ヶ所の

線量を測定して比較している。並べると、水元公園は明らかに高いようだ。

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EQ Map 3D

震源の分布を3Dで見られるサイト (注: IE8以前では表示不可)

崎山比早子さんが『御用学者・東大中川恵一を痛烈批判!』 (5/20 YouTube 2分13秒)

2011年5月25日(水) 地震発生から76日目

5/25 5:36 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県浜通り

こども環境学会 「子どもが元気に育つまちづくり 東日本大震災復興プラン国際提案競技」

被災地において、子どもが元気に育つまちづくりを推進するための方策に関する

提案であれば、内容は自由です。 ハード・ソフトに関わらず、被災された自治体

や住民の方々が希望を持てる提案を求めます。

カテゴリー1.12歳以下(A3 1枚)、 カテゴリー2.18歳以下(A3 1枚)、

カテゴリー3.24歳以下(A3 2枚以内)、 カテゴリー4.25歳以上(A3 4枚以内)

5/25 公告、 6/1~6/10 質疑応答、 参加登録 5/25~6/24

提案書〆切 7/15(カテゴリー4)、8/15(カテゴリー1・2・3)

5/25 朝日新聞13面 原田 正純さんインタビュー (全文はこちら

 ――政府は現在、被害住民への損害賠償の基準を作ろうとしています。考えるべき点は何ですか。

 「どういう賠償をどこまで行うか、それをいわゆる専門家だけで決めないこと。協議の場に

被害の当事者を入れるべきです」

 ――どういうことでしょうか。

 「カナダの水俣病が参考になります。補償委員会というのがあって、医者だけでなく法律家、

そして被害住民も入っているんです。びっくりしました。医者だけで構成した日本とは全然違う。

これはいい方法だと思いました。被害者にどう納得してもらえるかは、実際にどれぐらいの被害が

あったかということ以上に大切ですから」

 「ましてや今回は複雑です。物が売れない、家に住めないなどの被害ならある程度計算できる。

でも、心の痛みとか発がん性とかになると、なかなか計算できない。精神的なトラウマも深刻です。

だから、賠償の枠組みや方法を決める段階で被害者が納得する方法が必要じゃないですか。

一方的に、お上や専門家が決めるのではなく」

 ――水俣から学べることは。

 「賠償の枠組みは、最初にすべてを決めてしまわないこと。水俣病の新救済制度の場合、政府が

『いつまでに打ち切る』なんて期限を決めるから人々が不安になった。『何かあったらいつでも

相談に応じます』と言って窓口を残しておけば、多くの人がひとまず安心するでしょう。政府や

電力会社は早く終わらせたいでしょうが、水俣の苦い経験を、今度こそ、学んでほしいですね」

北茨城市のエゾアワビ(290 Bq/kg、230 Bq/kg)、キタムラサキウニ(317 Bq/kg)

などから、やや高めの放射性セシウムを検出(暫定基準500 Bq/kg)。特にエゾアワビは、

この時期にしてはヨウ素-131の値も高い(84 Bq/kg、65 Bq/kg)から、4月頃はかなり高い

値だったかもしれない。(茨城県のアワビの検査は初めて、ウニの検査は全国で初めて

5/22採取、5/24茨城県公表。 http://twitpic.com/525bne

北海道・東北太平洋沖合のカラフトマスから、76.68 Bq/kg の放射性セシウムを検出

(暫定基準500)。5/19採取、5/24北海道公表。 http://twitpic.com/524xwi

このカラフトマスは、どこで汚染したのだろうか?

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード 

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Photo: ウニ(左)とウニの貝焼き(右) (いわき・ら・ら・ミュウ(現在は閉館中)にて)

お茶については荒茶の検査を行わないようだが、基準がないものが流通するのは

どう考えてもオカシイ。例えば乾燥茶の放射性セシウムについては2000Bq/kgなどと、

別に基準を設けるのが筋だろう。このままで、消費者団体などが自主検査を行えば、

500 Bq/kgを軽く超えるものがたくさん出るだろうから、風評被害が広がるのは目に

見えている。また、ほかの乾燥食品(たとえば干しシイタケ)でも、同様の混乱が起きる

可能性が高い。 (参考: 5/24 東京新聞

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード   

(追記) 群馬県 桐生市(450 Bq/kg)と渋川市(780 Bq/kg)の生茶葉から高い放射性

セシウム。

千葉県 野田市(763 Bq/kg)、成田市(622 Bq/kg)、富里市(635 Bq/kg)、

山武(さんむ)市(639 Bq/kg)の生茶葉から暫定基準(500)を越す放射性セシウム。

千葉市(427 Bq/kg)、市原市(388 Bq/kg)、長柄(ながら)町(262 Bq/kg)でも高めの値。

5/25 朝日新聞の1面トップ 「3号機の冷却配管、地震で破損か 津波前に」

東京電力福島第一原子力発電所3号機で、炉心を冷やす緊急システムの配管が破損

した疑いがあることが、24日に公表された東電の解析結果からわかった。東電は

「想定を大幅に超える大きさの津波」が事故原因だとしてきたが、解析が正しければ、

津波の到着前に重要機器が地震の揺れで壊れていた可能性がある

5/25 毎日新聞の1面トップ 「福島第1原発:1号機と2号機の格納容器に穴の可能性」

東京電力が24日公表した福島第1原発2、3号機で炉心溶融があったとする報告書

の中で、1号機は原子炉圧力容器の外側にある格納容器に直径7センチ相当の穴、

2号機では格納容器に直径10センチ相当の複数の穴が開いている可能性が初めて

示された。東電は炉心溶融による2、3号機の圧力容器の損傷について「限定的」

としているが、高濃度の汚染水がタービン建屋に漏れ出すなど、圧力容器やその

外側の格納容器の健全性は元々疑問視されていた。

 国連中央緊急対応基金(CERF)が北朝鮮で活動する国連機関に約1千万ドルを緊急支援すると、

米国VOA放送が25日報じた。

 VOAは、中央緊急対応基金が998万ドル(韓貨109億ウォン)の北朝鮮関連事業に追加されて

おり、このうち720万ドルが、国連世界食糧計画(WFP)の食糧支援事業に配分されたと伝えた。

 国連児童基金(UNICEF)の北朝鮮の住民の栄養支援事業には約110万ドルが、食糧農業機関(FAO)

の口蹄疫対応事業には89万ドルが策定された。 5/25 聯合ニュース

宮崎市民らでつくるNPO法人「宮崎文化本舗」(石田達也代表理事、約40人)が、約30万

頭の牛や豚が殺処分された口蹄疫を題材にしたドキュメンタリー映画を制作している。

畜産農家らへのインタビューを中心に、家畜伝染病の恐ろしさや風評被害の実態などを

伝えようとする内容。7月1日に宮崎市で行われる「みやざき自主映画祭」での公開を

目指す。 5/24 読売新聞

2011年5月24日(火) 地震発生から75日目

お昼から、2・3号機の炉心溶融を東電が報告したニュースがたくさん出ている。

5/24 東電のプレスリリースはこちら

・事故記録の分析と影響評価(概要)

2号機、3号機の炉心状態

事故記録の分析と影響評価(PDF 225p)

5/24 8:30~ 東電記者会見実況(Togetter)

「水素ガスは累積量 トータルで800kg程度 被覆管の何%とは71%と出ているが

水ジルカロイ反応起こした際の被覆管の総量」

「ホワイトボードにかいてあった線量高くなった分析はまだ入っていない」

東京新聞山口 地震で主要の機器損傷なかったということなのか) 東電「地震発生

してから津波までは主蒸気破断、原子炉隔離時冷却系?破断起こってない。

外部への放射能漏出も起こってない。」

5/24 東京新聞1面

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大津波が到達する前に、1,2号機の原子炉冷却に使う水タンクの配管などが地震に

よって損傷していたことが、東京電力の公表資料から分かった。東電は事故の主な

原因を津波としているが、今回判明した損傷などの評価によっては、耐震設計の

見直しも迫られそうだ。

このところ東電、政府は、「津波前には重大な損傷はなかった」とする主張を行って

いるが、全国のほかの原発が止まるのを防ぐために、事実を隠蔽しようとしている

ように見える。

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、原子炉を冷却するのに必要な外部電源を

送る「変電所」が地震の揺れによって大きな被害を受け、長期間、電源が失われる

事態につながったことが、東京電力が国に提出した報告書で明らかになりました。

5/24 NHK

大分県で死んだペットのヒツジ1頭(雌、月例不明)がスクレイピーと診断。(5/24 毎日新聞)

天然鮎の遡上漁獲量ランキング (林屋雑記帳) によると、

1位:那珂川水系、 2位:相模川水系、 3位:久慈川水系、 ということで、

那珂川や久慈川の鮎の放射性セシウム汚染に注目が集まっている。天然鮎は4月頃

から遡上を始めるが、茨城沖で回遊中に放射能汚染された可能性があるからだ。

そろそろ5/19のサンプル調査の結果が出てくるだろう。

   「久慈川のアユ調査、漁協、投網でサンプル採取」5/20 茨城新聞

   「大子で若アユ遡上」 (5/21 茨城新聞

   「那珂川鮎遡上」 (5/2 激だんちょうのブログ

   「今年の小場江堰鮎遡上」 (動画: 5/2 鮎の覚醒

一方、天然鮎と異なり、養殖鮎には海での汚染のおそれはないわけだが、実際のサンプル

捕獲や調査は、どのように行っているのだろうか? そこがよく分からない。

   「アユ1万匹放流 那珂川町や那珂川の漁協」 (5/16 下野新聞

   6月1日解禁に向けたアユ放流状況は、那珂川南部漁協が21日分も含め

   計23万9千匹、那珂川中央漁協は計8万5千匹となった。

(追記) 5/19の調査の結果は、どうも5/20にすでに発表されたのがそれだったようだ。

     (このエントリーの5/21に記載があります。) 参考: 5/20茨城新聞

     でも記事では「漁協が今後の対応を決める」と微妙な表現になっている。

森 敏さんのブログで、牧草による農地のセシウム吸収を提案している。

菜の花は秋にならないと蒔けないし、ヒマワリなら油もしぼれるかもしれないが、

コストと手間を考えたら、牧草は簡単でいいように思える。

早野さんの解説によると、最近の千葉等での降雨時の放射能レベルの上昇は、

主として自然界にあるBi-214の寄与とのこと。 近々、原子炉建屋上部での放射性

物質の測定も行われるので、それで現在の放出量がある程度はっきりするはず。

5/22、米ミズーリ州ジョプリン市で竜巻、116人死亡。

アメリカ南部は、ミシシッピの増水など、気象災害が続いている。

アイスランドの噴火の迫力ある写真 (mail online) スコットランドのフライトは止まる。

アイスランドの噴火の動画

2011年5月23日(月) 地震発生から74日目

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今日は福島から東京方向に風が吹いている。(ドイツ気象局/解説

雨も降っているが、関東の放射線値も上がるだろうか?

某ゼネコン勤務の知人から、福島第一原発の作業に半月ほど従事した感想を、メールで

頂戴した。内容を勝手に紹介するわけにはいかないが、やはり防護服を着て作業する

不安感と緊張感は大きく、激しいストレスを受けるとのこと。しかし、現場の最前線では、

千数百名の作業員が、劣悪な環境の中で作業に立ち向かっており、暖かい目でエールを

送ってほしいとのこと。

国はカネと権限を被災地に渡すだけでいい。復興構想会議のような余計な

パフォーマンスは必要ない。 (「週間現代」 6/4号 ドクターZは知っている。)

東京電力は23日、福島第一原子力発電所で、2号機と3号機のタービン建屋などから

高濃度汚染水を受け入れている集中廃棄物処理施設があと4日前後で満杯になると

発表した。

東電は、各タービン建屋に空き容量ができたため、汚染水の浄化装置が6月中旬に

稼働するまでの約2週間、汚染水が外部に漏れる恐れはないとしている。

5/23 読売新聞) 綱渡りが続く。

5/22の夜、東電がたまり水の放射性ストロンチウムの分析結果を公表。

Sr-90の放射能濃度は、おおむねCs-137の1/20程度となるようだ。

勝川俊雄さんは、Srの生物濃縮係数を約3(魚体丸ごと)で、Csのそれが約100として

計算すると、水産物での放射性Srの影響は、放射性Csの2%くらいにしかならないと

推計している。 (注:勝川さんの計算は、年齢による摂取量の違いを考慮していないが、

これを考慮しても結果に大きな違いはない。)

こちらのブログ記事で知ったのだが、5/21に東電が海水中のセシウムのシミュレーション

を(こっそりと)公表している。(東電プレスリリース

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東電のシミュレーションでは、文科省のシミュレーションより南に岸沿いに流れ、黒潮と

ぶつかって東に向かうようになっている。

「福島県下の農地の土壌放射線地図」 (googleマップ、5/10 Mac-de-cocolog

「福島県外の農地の土壌放射線」 (googleマップ、5/21 Mac-de-cocolog

相変わらず、福島周辺のタケノコから、高いセシウムが検出されているが、

IAEAのチェルノブイリ報告書でも、野生植物からセシウムが検出されやすいことが報告

されている。施肥しない環境では、カリウムの代わりにセシウムを吸収しやすい。

いまだに、こんなアルコール・ハラスメントが。

【韓国のHPAI】

韓国、京畿道 漣川(ヨンチョン)郡のHPAI発生について、5/18に記したが、続発

出ている。(5/22 聯合ニュース

 5月16日午後 漣川郡 嵋山面 栢石里 A農場で鶏1万8千羽のうち約600羽が急に死んだ

という報告が、郡の状況室で受付られた。

 防疫当局は、国立獣医科学検疫院精密検査の結果、高病原性AIと判明した。

漣川地域では初めてだ。

 A農場の残りの鶏はすべて殺処分したし、防疫当局はこの農場から半径10㎞(警戒区域)

内の家禽の移動を統制し、移動警戒所の4ヶ所を設置した。

 一日後の17日午後、A農場から約700m離れたB農場鶏2万羽のうち90%が斃死した

という届出が受理された。この農場は、無許可の農場で防疫当局の管理網の外にあった。

 B農場も高病原性AI感染が確認された。

 A・B農場のAIウイルスのタイプは、同じ『H5N1型』であるうえ、疫学調査で、両方の農場が、

最近まで往来していたことが確認された。

 防疫当局は二農場の疫学関係がいくつか確認されたために、これらの農場から

半径3㎞(危険区域)の外に広がらなければ良いと判断した。しかし、この判断は外れた。

 2日後の20日午後、先行した二農場から北に3㎞ほど離れた旺澄面(ワンジンミョン)

無等里(ムドゥンリ)C農場鶏680羽のうち約500羽が斃死したという報告が入ってきた。

 精密検査の結果はまだ出ていないが、簡易検査では高病原性と出おり、追加発生で

ある可能性が高い状況だ。  C農場も、無許可の農場と確認された。

 防疫当局は、ひとまずC農場を中心に、家禽の移動を制御する警戒区域を追加で設定した。

 幸いにもA農場の周辺では一週間目、C農場周辺では、三日目で疑いの報告はない。

また、漣川地域は、地理的な特性上、山や谷などで村が遮断されている。

 防疫当局は、来週までひとまず見守ろうという理由だ。

 問題は、行政機関に報告されていない無許可・小規模の養鶏場である。

 郡に登録された養鶏場107ヶ所370万羽は、防疫地図などで管理できるが、無許可・小規模

の農場は、推計さえできずにいるからだ。

 今回AIが申告された農場3ヶ所のうち2ヶ所が無許可の農場である。 B農場の

場合は、韓牛を飼っていた畜舎に任意に鶏約2万羽を飼育していた。 登録されたA農場

が1万8千羽を飼っていたのと比較しても少なくない規模だ。

 郡の関係者は「口蹄疫が終わってからさほど経っておらず、職員はまだ疲労している状態で、

AIまで発生して当惑したが、拡散を防ぐために最善を尽くしている」と述べ、「あわせて今回の

AIをきっかけに、無登録・小規模な養鶏場の管理案を用意する計画だ」と明らかにした。

2011年5月22日() 地震発生から73日目

IAEA報告書(2006): チェルノブイリ原発事故による環境への影響とその修復

(5/21 Numerical Technologies) (お薦め/重要)

2号機では最近まで核分裂が起きていた? (5/21)

 宮崎県は20日、口蹄疫復興対策本部(本部長・河野知事)を開き、昨年8月に策定

した「口蹄疫からの再生・復興方針」の実現に向けた工程表を正式決定した。

 11日に公表した素案をほぼ踏襲。産業界からの要望に応え、経済雇用対策の具体的

な取り組みなどを追加した。防疫体制の強化を最優先課題に位置付け、畜産農家や

産業界が安心して事業展開できる環境整備を目指す。本年度から3年間のスケジュール

も示している。

 素案と比べ、特に商工業や雇用などへの支援を具体的にした。
5/21 宮崎日日新聞

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軽食を持って庭園美術館の庭へ。

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有料ということもあり人は多くないので、週末でものどかにピクニックできます。

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バラは見頃を過ぎてますが、ミニバラなどはこれから咲くようです。

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2011年5月21日(土) 地震発生から72日目

「週刊ダイヤモンド」5/28号 p.17: 都内の震災後の汚泥総量、約21万トン(5月17日現在)

のうち7割、約15万トンがセメントや建築資材としてすでに流通したことが、本誌の取材

で分かった。都は搬入先の業者を把握しているが、使用された建築現場までは不明だ。

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淡水水産物中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

5/20公表では、久慈川(常陸太田市)のアユ(174 Bq/kg)那珂川(常陸大宮市)の

アユ(121 Bq/kg) などがやや高め。 いわき市のアユは 35 Bq/kg。

  水産物中の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

千葉県、茨城県の広い範囲の生茶葉から、暫定基準を超える高い放射性セシウム。

福島県塙町の生茶葉も暫定基準値超え。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード   

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茶葉中のセシウムの放射能濃度(googleマップ)

まだ全然検査が足りないことがわかる。

東京大学 「理学部ニュース」 2011.5月号(5/20)

天気もいいので、ねむの木の庭まで散歩に行く。(写真はクリックで拡大)

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ツルバラのゲート

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もちろんバラは「プリンセス・ミチコ」

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やや見頃は過ぎてしまいました。

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ネムノキ(道路との境はガラスのフェンス)

2011年5月20日(金) 地震発生から71日目

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Radioisotope Web (お薦め)

個人で放射線量測定をしている方のWeb。

「首都圏「ホットスポット」説について The Tokyo Hotspot Commotion)」 によると、

本調査にて得られた測定値は明らかに高い。つまり、汚染の程度は地域によりばらつき

があるものの、調査地域全域が福島第一原発事故に由来する放射性物質に汚染されて

いる可能性は極めて高い。

福島第一原発の事故で、5,6号機の原子炉や使用済み核燃料プールを冷やすのに使っ

ていたポンプや非常用発電機が四月上旬に地下水で浸水しかかり、送水できなくなる恐

れがあったことが分かった。比較的低濃度の放射性物質を含んだこの水を海へ放出し、

故障の危機を逃れたが、海外や漁業者らから批判を招いた。 (5/20 東京新聞朝刊1面)

米研究グループ「大地震の恐れ」茨城沖、ひずみ蓄積か (5/20 朝日新聞)

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Science誌の元記事(英文) : 無料公開。

福島県 伊達市(阿武隈川支流)のヤマメ(990 Bq/kg)、北塩原村のワカサギ(780 Bq/kg)

から、暫定基準を超える放射性セシウム。北塩原村のイワナ(154 Bq/kg)、猪苗代町~

北塩原村(秋元湖?)のウグイ(117 Bq/kg)、利根川(群馬県、利根大堰)のアユ(150 Bq/kg)

などもやや高い値。淡水魚のセシウム汚染が次々と。

海産物では、いわき市のムラサキイガイ(ムール貝)が650 Bq/kgワカメが1,200 Bq/kg

など、これまで未調査のものから高いセシウムが検出。この両者からは、I-131も、やや高い

値が出ている。1ヶ月前に測ったら、そうとう高かったかもしれない。

  水産物中の放射能濃度 → 「suisan.xls」をダウンロード

(追記)福島県は、阿武隈川本支流でのヤマメ釣り(4/1解禁)の自粛を呼びかけ。

    6月上旬には、関東・東北各地でアユ釣りが解禁になるが、どうなるか。

宇都宮市立国本中学校(同市新里町)で採取した一番茶(生葉)から、国の暫定規制値

(500 Bq/kg)を超す 610 Bq/kg の放射性セシウムが検出。5/20 毎日新聞

生茶葉を乾燥させた「荒茶」の放射性物質検査を、厚生労働省が1都13県に求めたのに

対し、静岡・神奈川・埼玉・栃木などの各県が要請を拒否するという異例の事態になっている。

5/20 J-CASTニュース

 チェルノブイリ後のヨーロッパからの輸入時は、お茶やその他の乾燥食品についても、

日本政府は370 Bq/kgの輸入基準を適用していた。特にポルチーニ(セップ)などの

きのこ乾燥品の摘発は多かった。(参考:愛知県衛生研究所

 米FDAの基準では、乾燥食品は、使用時に合わせた適切な倍率で水にもどしたとして

測定することになっている。この考え方に従えば、荒茶の検査はしなくともよさそうだが、

問題は、お茶の希釈倍率が高いため、3,000 Bq/kgを超えるセシウム濃度の乾燥茶葉が

流通できてしまうことだ。飲むとき大丈夫、とは言っても、それはさすがに買いたくないのでは

ないだろうか。

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米エネルギー省による、東北新幹線車内での放射線測定 (5/13)

仙台から東京までの2.5時間で、40μrem= 0.4μSv の被ばく量となる。(左図)

駅停車時の値は、郡山の 52μrem/h= 0.52 μSv/h が最高。(右図)

一番高い数値は走行中で、トンネルの中はかなり低い数値。(中央)

「土壌調査をまとめてみた:広域での体内被曝検診を求めます」 (5/20 中鬼と大鬼のふたりごと)

が、山崎秀夫・近畿大教授の土壌調査を整理して紹介している。この調査結果は、だいぶ

注目を集めているようだ。

今日から浅草の三社祭だが、御輿は中止。 中止する必要あるのか?

2011年5月19日(木) 地震発生から70日目

映画「フクシマ」-web版4:3- (5/17 YouTube 12分/白鳥 哲) (お薦め)

@torii_h 氏の抄訳による、IAEA報告書「チェルノブイリ事故の環境への影響とその除去」2006年 (Togetter お薦め/重要

「試算では費用1兆4100億円 菅政権が言えない「原発被災地の国有化」というタブー」

(5/19 伊藤博敏/現代ビジネス)

  第1原発周辺の汚染地域は、いずれ国と東電で買い上げるしかないだろう。

  30km圏の面積×1,000円/m2 で、およそ1.4兆円という試算とのこと。

「福島第1原発:重油タンク、1分で水没…連続写真公開」 (5/19 毎日新聞)

栃木県鹿沼市(980 Bq/kg)と大田原市(520 Bq/kg)の生茶葉から、暫定基準値を

超える放射性セシウム。那珂川町330 Bq/kg

静岡県伊豆市の生茶葉から、379 Bq/kgの放射性セシウム。(静岡県

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

静岡お茶農家のかたへ:

もし、仮に放射能にある程度汚染されているお茶の葉でお茶を作ってしまいますと、

生産設備全体が放射能汚染されます。事実上、除洗は不可能です。また、お茶の

葉を作る際の排気を通じてセシウムがそこら中にばらまかれることになります。

 そういった影響も十分考慮された上で、生産をご判断ください。

5/18 院長の独り言

勝川 俊雄 さんのツイート (5/19)

淡水魚は、体内のセシウム濃度が下がりづらい。 体内の浸透圧調節のために、

取り込んだイオンを排泄しないような仕組みになっているのです。

くわしくは次のPDFのp4-5を見てください。 http://bit.ly/lY536f

■海水魚よりも、淡水魚のほうが、セシウム汚染が長期化する傾向があります。

チェルノブイリのときも、スカンジナビアやドイツのような遠くの湖で、水中の

食物連鎖によるセシウム137の生物濃縮が観察されています。 http://bit.ly/gnykZV

■ノルウェーの湖のマス(Brown trout, Atctic char)のセシウムは、チェルノブイリの

翌年には1600Bq/Kgに上がり、日本の安全基準の500Bq/kgに下がるまで4年ぐらい

かかっている。 http://bit.ly/dLGiZb

■スズキは海水から汽水域に広く分布していますが、塩分が低い環境で飼育すると、

セシウムの生物学的半減期(体内のセシウムを半分排出するのに要する時間)が4倍に

伸びます。 笠松さんの論文のP275表6にデータあります。 http://bit.ly/icwKBd

■今後、地表に落ちたセシウムが、雨で流されて、湖沼に集められます。海と違って、

淡水の放射性物質の濃度は維持されやすい。そのうえ、淡水魚はイオンを貯めやすいので要注意。

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3号機の温度は低下中。 (TEPCO

エリザベス女王が、英国王として100年ぶりにアイルランドを訪問、「クローク・パーク」スタジアム

も訪問。 (5/19 毎日新聞) 血の日曜日事件は、映画「マイケル・コリンズ」でも印象的。

天皇陛下が南京大虐殺の現場を訪れるようなものか。

「福島第一原発、事故直後の新事実が明らかに」 (5/18 WSJ日本版)

  彼らは予備電源は依然機能しており、8時間の猶予があると考えていた。

  政府関係者らはいま明かす。東電で蒸気放出を決定するのに長い時間がかかった

  のは、放射性物質を放出すれば事故の重大さが急激に高まると考えられたからだと。

あんまり新事実でもないよね…裏付けが取れただけというか。

 福島第一原発の事故で精神的苦痛を受けたとして、東京電力に慰謝料を求める訴訟

が東京簡裁に起こされていたことが分かった。19日に第1回口頭弁論があり、東電側は

事故について「今回の震災は異常で巨大な天災地変で、対策を講じる義務があった

とはいえない」と反論した。

 今回の原発事故をめぐり、公開の裁判で東電に慰謝料を求める動きと、それに対する

反論が明らかになったのは初めて。

 東京都内に住む臨床心理士の男性(46)が、「事故により極度の不安感、恐怖感を受

けた」として、10万円の慰謝料を求めて3月末に提訴した。男性のもとには事故後、不安

感を訴える相談者が相次いだという。

 東電側は答弁書の中で、「これまでの想像をはるかに超えた、巨大でとてつもない破壊

力を持った地震と津波が事故の原因で、対策を講じる義務があったとまではいえない」

と争う姿勢を示した。「原発の建設は法令に基づいて適切に行われてきた」とも述べた。

5/19 朝日新聞

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口蹄疫の大規模発生に備えた机上防疫演習の結果について (4月、農水省) より

  栃木県は殺処分に45日間必要…。

 韓国政府は、口蹄疫が大流行した今年1月中旬の10日間、獣医師が不足したために、

ブルセラ病の検査を受けなくともと畜ができるよう処置した。そして旧正月前の

この期間、口蹄疫に感染する前にと出荷を急ぐ農家も多く、通常よりも20%多くの牛が

と畜された。ブルセラに感染した牛が食卓に上る可能性は排除できない。

 ブルセラ菌も他の細菌と同様に、60度以上で3分以上で死ぬので、加熱すれば大きな

危険はない。問題は、我が国が牛肉のユッケを生食し、肝臓脾臓なども食べることだ。

ブルセラ菌は、主に血液に乗って移動するために、血液が一番多く集まるレバーや脾臓

などの臓器を生で食べる場合は、感染する危険性が高くなる。また、筋肉にも血液は

行くので、生肉を毎日食べる場合はやはり危険だ。5/19 SBS記事抄訳

  この記事はこの後で、日本のBSE全頭検査を賞賛していて微妙な気持ち。

2011年5月18日(水) 地震発生から69日目

Iitatemura_photo  (飯舘村の写真: 下記HPより)

「日本で最も美しい村」連合  飯舘(いいたて)村もこの会員(現在39会員)。

3号機は、炉心の温度がたびたび上昇するなど不安定な状態が続いていますが、1号機

と同様に燃料が溶け落ちたうえ、原子炉に注いだ水が十分燃料に届いていないとみら

れることが政府関係者への取材でわかりました。  (中略)
 
現在、原子炉には「シュラウド」と呼ばれる壁と圧力容器との隙間を通して水が注がれて

いますが、このすき間が詰まり、底に溶け落ちた燃料に十分に水が届いていない

可能性が高いことが新たにわかりました。専門家は、この状態が続いた場合、燃料が

発する高い熱で圧力容器の底が抜ける可能性がある「深刻な事態だ」と指摘しています。

東京電力では当面、3号機への注水量を増やして監視を続ける方針です。

5/18 18:17 毎日放送)  また毎日放送のスクープ?

宮城県 丸森町(1530 Bq/kg)と大崎市(350 Bq/kg)の牧草から放射性セシウム。

(暫定基準値 300 Bq/kg) (5/18 共同通信

  注:丸森町は福島県に近い県南部、大崎市は県北部に位置する。

原発1号機で事故直後の状況明らかに (5/17 NHK「かぶん」ブログ) (お薦め)

東日本大震災の復興計画で、岩手、宮城両県が対照的な策定手法を取っている。

岩手は地元団体代表による組織で、実務的な検討を積み重ねる。宮城は著名な

専門家を集め、既成概念にとらわれない議論を展開する。被災地の建築制限でも

対応が分かれた両県。果たして9月策定を目指す復興計画の出来栄えは―。

5/18 河北新報) そんなに斬新な手法って出てくるかな? そこはかなり疑問。

keyaki1117 笹山登生 さんのツイート

「福島第一原発事故で神奈川産生茶葉から暫定規制値を超える放射性セシウムが

相次いで検出された問題で厚生労働省と農林水産省が対立。出荷制限したい厚労省

に対し「飲む段階では安全」と譲らない農水省」予想着地点で農水省物言ってるの?

その論理だと「影響でるころは死んでる」って論理と同じよ

お茶の放射能検査が迷走している。静岡県は荒茶の検査を拒否。乾燥させれば数値が

5~6倍高くなるから、風評被害を気にしてのことだろう。同様の問題は、乾燥シイタケでも

起きるかもしれない。しかし、暫定基準の信頼性が怪しいから、どこをどういじっても信頼性

は上がらないような気がする。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

山梨県の茶葉の放射性セシウムの検査結果(5/17公表)でも、大月市 286 Bq/kg

上野原市 266 Bq/kgと、暫定基準以下だがやや高めの値が出ている。

長野県の検査結果(5/17公表)では、飯田市、南木曽町とも未検出だった。

食品中の放射能濃度の検査結果を検索してグラフと表で見られるサイト

(食品流通構造改善促進機構) (お薦め)

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小金井市では、市の設備を使って市民団体が食品の検査をしている。 しかし、

暫定基準を超えた場合は、市との協定により数値は非公表にしなければならないそうだ。

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計画的避難区域等からの牛の出荷・移動に係るスクリーニング検査 (5/18 福島県)

計画的避難区域、および周辺から出荷された牛肉の検査結果では、これまでに最高で

395 Bq/kgの放射性セシウムが検出されているが、多くは100 Bq/kg以下となっている。

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5/18の東京新聞「こちら特報部」は、発送電分離特集。

分散型電源を進めるためには、いずれ避けては通れない課題だが、まだまだ電力会社の

壁は堅いかもしれない。

今朝の朝日新聞に、TOTO来日記念盤の広告。だけど震災の影響で来日は9月に延期。

今夜の「SONGS」(NHK総合 22:55-)もTOTOで、来日にあわせていたようなのだが…。

さて、外人さんが安心して来られるようになるのは、いつのことになるのか…。

110512_cheetah_2

チーターの赤ちゃんの名前募集中 (多摩動物園) 5/13-5/20、要来園

110518_nekoashi_2 

子猫のように歩く (Today is Caturday)

【韓国のHPAI】

京畿道 漣川(ヨンチョン)郡 嵋山面 栢石里(ミサンミョン・ベクソクリ)産卵鶏 16,000羽で

高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)発生(53例目)。5/16に600羽が集団死して通報、

5/18確認。この農場の鶏をすべて殺処分。HPAI確認は4/8以来。京畿道北部の発生は4件目。

  地図:http://map.konest.com/dloc/308996/606256/9?ln=1

  韓国のHPAI発生リスト → 「HPAI2011_Korea.xls」をダウンロード 

  追記) 韓国における高病原性鳥インフルエンザ→「110518_korea_ai.pdf」をダウンロード  (5/18 農水省)

【台湾の口蹄疫】

110518_taiwan_2 (クリックで拡大)

5/6 台湾 新竹縣 新埔鎮 (Xinpu Township, HSIN-CHU) 養豚123頭、で口蹄疫確認

O型、定期サーヴェイにて発見。 ELISA陽性、RT-PCR陰性、ウイルス分離陰性。

ワクチン接種と移動禁止のみを行い、殺処分は行わない。 5/17 OIE Report

2011年5月17日(火) 地震発生から68日目

5/15 ブログ Eisbergの日記 より一部引用。

「放射能を正しく理解するために」 (4/20 文科省)

(中略) 我々精神科医に直接関係してくるのは後半です。12ページの一番下に

「放射線の影響そのものよりも、『放射能を受けた』という不安を抱き続ける心理的

ストレスのほうが大きいと言われています」と書き、13ページ以降にその説明として、

心理的な強いストレスの受けたときの子供の反応を解説し、「PTSD」について述べ、

「放射能のことを必要以上に心配しすぎてしまうとかえって心身の不調を起こします」

と結論付けて、「からだと心を守るために正しい知識で不安を解消!」と結んでいます。

(中略)

この文章は加害者である国が、被害者の口を封じ、あたかも被害の責任が

被害者側にあるかのような論述を組み立てています。

これは、レイプでも幼児虐待でも加害者側がよくやるやり方です。

このやり方を繰り返されているうちに、被害者は被害を受けたという事実が見えなく

なり、自分を責め、PTSDであることすらわからなくなってしまいます。

PTSDという疾患概念は、被害者が自分の症状と過去の出来事との関連に気づく

ためのものです。

それを被害者の口封じのために利用していることに腹立ちを感じます。

農水省も(今日の朝日新聞記事)、現在のセシウムの吸収は「土から」がメインとしているが、

こちらのブログ(森 敏 さん)では、茶葉のセシウムは、古い下葉に付着して吸収された

ものが、新芽に転流してきたのではないか、としている。 どちらの寄与が大きいかは

調べないとわからないが、確かにこれもありそうだ。

  茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

5/16公表、東京都瑞穂町の生茶葉では 369 bq/kg

松戸、野田、柏、流山、我孫子、鎌ヶ谷の市長が、森田健作(鈴木栄治)千葉県知事に、

「放射線量を測定して公表するよう」との要望書(5/17)を提出

3号機の温度はやや低下。 グラフ(5/17 6:00) (TEPCO)

16日夜公表された 「地震発生当時の福島第一原発のデータ」 (TEPCO)

  早野さんによるとA4で公称2,900ページとのこと。

5/17の朝日新聞一面トップは 「2・3号機もメルトダウン 東電データで裏付け」

一面のその下は 「放射能吸収率 野菜別に公表 農水省方針 作付け可否判別」

その他 「原発賠償 精神面も」(1面)、「2・3号機 メルトダウンで圧力容器に穴か」(2面)

「鉄塔倒壊 土砂崩れが原因」(2面)、「緊迫の制御室 白板にメモ次々」(3面)

復水器 手動で停止か 一号機、東電これまで「津波原因」」(3面)

要介護申請 被災地急増 長期避難 心身むしばむ」(5面)

5/17の東京新聞一面トップは 「東電に閣僚「進駐」 3月14日」 これも読ませる。

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こちら特報部 「競争ないのにナゼ マスコミ覆う呪縛」 (5/17東京新聞

東京新聞がんばっている。 CM問題はTVではまだタブーなようですね。

玉木正之さんも、インタビュー広告記事一回のギャラが500万円といっている。

以前、みうらじゅんさんも同じようなことを言ってたけど、むちゃくちゃだったんだなぁ。

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「即断で仮設 隣町の窮状 放っておけない」(5/17東京新聞) これもいい記事だ。

「福島第一原発の何が問題だったのか 検証その2」 (橋本 努/SYNODOS JOURNAL)

(お薦め) F1だけ見ても、これまでも事故、不祥事だらけだった。

「100ミリ以下は安全」放射線アドバイザー山下俊一氏に苦言殺到 (5/6 OurPlanet-TV)

「将来、子どもたちに何か影響があった場合に、責任がもてるか」との質問に対しては、

「将来のことは誰も予知できない」とした上で、起こった病気が放射線のせいかどうかを

調査するには、福島県民全員による、何十年間もかけた疫学調査が必要と回答した。

ひどい発言だけど、すごく正直だよね。原因は明らかにされることがないから、責任を

問われることもない。だから対策は最低限にしようという非情国家。

それにしても、この山下俊一は長崎の自称被ばく2世だし、文科相の高木(たかき)義明も

長崎1区選出議員(三菱重工労組→民社党県議→衆議院→新進党→民主党)なのだけど、

長崎の人は、原爆に較べたらたいしたことない?とでも思うのだろうか。

 東京都内の下水処理施設で3月下旬に採取された汚泥焼却灰から、1キログラム当たり

17万ベクレルの高濃度の放射性物質が検出されたことが13日、都への取材で分かった。

焼却灰は既にセメントなど建設資材に再利用されたという。

 都下水道局によると、検出された施設は「東部スラッジプラント」(江東区)。同時期に

大田区と板橋区の下水処理施設2カ所でも汚泥焼却灰から10万~14万ベクレルの放射性物質

が検出された。

 1カ月後に再調査し、3施設の放射性物質は1万5千~2万4千ベクレルまで低下したこと

を確認。物質が放射性セシウムかどうか特定を進めている。

 一方、宇都宮、前橋、横浜の各市も13日、5月に採取した汚泥などから放射性セシウムを

検出したと発表した。

 宇都宮市によると、市の5施設で6日に採取した汚泥焼却灰や汚泥を検査。川田水再生

センターの焼却灰から2万6千ベクレル、下河原水再生センターの汚泥から4300ベクレルを

検出した。

 前橋市によると、前橋水質浄化センターで9日に採取した汚泥焼却灰から4万1千ベクレル

を検出。汚泥は1844ベクレル、高温処理した溶融スラグは1万7090ベクレルだった。

 横浜市によると、南部下水道センター(金沢区)で6日に採取した汚泥焼却灰から約5千

ベクレル、汚泥から約240ベクレルを検出。北部下水道センター(鶴見区)の汚泥は

約千ベクレルだった。(5/13 朝日新聞) セメントは注意しないと使えなくなった。

「「2ヶ月後」のメルトダウン発表と内部被曝」 (5/17 伊東 乾/日経ビジネスオンライン)

現在の状態は裸の核燃料の水洗い状態で、とてもではないですが楽観を許す

状態ではありません。と同時に、そのシリアスな状態を東電は実にスムーズに

社会に発表することにも成功してしまいました。

スムーズに発表したかどうかは判らないが、すでに2ヶ月経って、世の中に厭戦気分が

あるのは否めない事実だと思う。

(追記) 伊東 乾 氏が以前語っていたこと  ありゃりゃ。

5/16夜、文部科学省の放射線量等分布マップ(5/11時点)が公表になった。

110511_sekisan (クリックで拡大)

1年間(H23.3.11まで)の積算線量推定

測定点が増えて、前回(4/24時点)より精度があがったようだ。

 宮崎県は、約1カ月前に全面改訂したばかりの口蹄疫(こうていえき)防疫マニュアルを

改正した、と発表した。4月18日の市町村などを対象とした研修会や翌19日の実動演習の

反省を踏まえ、感染の疑いが確定する前の対応について、変更した。

 県家畜防疫対策室によると、主な改正点は

(1)発生農場周辺の道路の通行止めは、検査で感染の疑いが確定した後に行うはず

だったが、確定前から農場に隣接する道路を遮断する

(2)発生農場周辺の感染の広がりを調べる「浸潤状況調査」も、感染疑いの確定後

すぐ実施するとしていたが、家畜の症状などを判断して確定前に開始できると追加

(3)発生農場のある市町村は、検体を検査のために動物衛生研究所に送った段階で、

発生農場周辺の農家に移動自粛を要請する準備に入るとしていたのを、実際に

半径3キロ内の農家に要請する――ことなど。

 改正は12日で、マニュアルは県のホームページ(http://www.pref.miyazaki.lg.jp/)に掲示

されている。同室は「頻繁に変えると混乱を招くが、今後は大きな変更がある場合に公表

する」と説明している。(中島健) (5/17 朝日新聞

発表したのに一向にHPに載らないと思ったが、実は改訂作業をしていた。

【韓国の口蹄疫】

韓国では、口蹄疫の防疫に、ホルムアルデヒドグルタルアルデヒドなどの有害物質を

含む消毒薬が使われていたことが明らかになり、十分な防護を行わずに使用していた

ことから問題になっている。

これに関する記事詳細を、コメントの4番目に記載した。

【ソウル時事】16日付の韓国紙・東亜日報によると、清州地検は15日、病気にかかった牛を

違法に食肉処理し、飲食店などに卸した疑いで、流通業者ら3人を拘束した。家畜伝染病の

口蹄疫が猛威を振るった昨年末以降も犯行が続いており、口蹄疫の牛の肉も出回った

可能性が高いという。

 清州地検によると、3人のうち1人が、病気の牛を1頭10万~150万ウォン(約7400~11万1000円)

で買い取り、中央部・忠清北道槐山郡の山中で違法に食肉処理した疑い。牛の肉は、

流通業者が飲食店や学校給食業者に相場の5分の1程度の価格で売っていた。

5/16 時事通信

2011年5月16日(月) 地震発生から67日目

「福島県立安積黎明高等学校敷地内の放射線量について」 5/16 更新

4ページのグラフで、5/12降雨後の特に土壌面での線量率の増加について、

いったん浸透したセシウムが、水たまりができたことによる毛管現象で地表面に再度

現れてきたと考えられる。このような現象を考えると、汚染された土壌面についての

改善工法の一つである上下置換法については、一時的な効果はあるものの、

長期的に見て毛管現象等により上部土壌や地下水への汚染を拡散させる

不安もあり甚だ疑問である。単純な表土除去により汚染物質を撤去することが

望まれる。また、被汚染地域の児童生徒及び市民が一方的に積算線量低減に

向けての改善努力を強いられることは甚だ遺憾である。

としている。

「週刊現代」5/28号の東電内部資料スクープ記事が興味深い。

保全要員については、全社要員の2/3にあたる600人体制で実施した場合には2012年1月に、

全社要員(950人)を総動員した場合には2012年11月に、それぞれ平均100mSvを超える

と予測。

 また、現場作業に精通した熟練社員は平均値以上の被ばく線量となる見込み。

(これらの熟練社員は最短でも10年の育成期間が必要。)

(中略)

厚労省は原発で働く作業員に許容される被曝量を、福島第1の事故復旧作業に限り、

250mSvに引き上げたが、他の原発ではいまも100mSvが上限許容値である。仮に社内の

全保全要員を福島に投入すると、早晩他の原発の「安全運転」が不可能になる。

3号機の温度上昇は小康状態。 温度に関するパラメーター (TEPCO)

3号機グラフ(5/16 5:00まで) (早野さん)

茶葉中の放射能濃度「tea.xls」をダウンロード

片瀬久美子さんのツイートによると、お茶のセシウム濃度が高くなる理由として、

  1.お茶の木がカリウムを吸収しやすい

  2.粘土質の少ない土壌で育てられ、根から吸収されやすい。(Csが土に結合しにくい)

としている。また、新芽なので余計に取り込みやすいようだ。

チェルノブイリ周辺の知見でも、作物により取り込みやすさはかなり差があるようなので、

お茶はかなりセシウムを取り込みやすい植物なのだろう。

尚、武田信弘さんが神奈川県に問い合わせたところ、神奈川県では生茶葉を流水で20秒

水洗いして検査しているそうだ。通常の製茶工程では、水洗いは行われないようだが、

大量にセシウムが降下した3月頃はまだ新芽が出る前なので、水洗いの影響はそれほど

ないと思う。

茨城県 大子(だいご)町(570 Bq/kg)と境町(894 Bq/kg)の生茶葉から放射性セシウム。

5/16 20:07 共同通信

WHO "Health effects of the Chernobyl accident: an overview" Apr. 2006

「チェルノブイリ事故の健康影響:概要」の邦訳 (4/19 warbler の日記) (重要)

本報告書(pdf 167p・英文)は、こちら

「柏周辺ホットスポット疑惑」をチェーンメール呼ばわりしている。(読売新聞

  測りもせずにどうしてデマだとわかるのか。

基準は、放射性ヨウ素を含む水を長期間摂取しても甲状腺という臓器が受ける放射線量が、

1年当たり50ミリシーベルト以下になるように考慮している。 日本経済新聞 (5/15)

  こういうデマこそ、信じないように呼びかけるべきなのに。

  いずれ真実が知れ渡ったとき、政府を信じていた人はどう思うのだろうか…?

原田 英男 さんのツイート (5/16)

【OIE情報】オランダで低病原性鳥インフルエンザ(H7)の発生報告。発生日5/11、確定日5/12、

報告日5/13。家きん(8800羽飼育)、症例数12羽(死亡はなし)。同居鳥は全淘汰、国内での移動制限、

3km圏内家きんのスクリーニング、ワクチン接種は禁止。

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高橋源一郎 「13日間で「名文」を書けるようになる方法」 (朝日出版社 2009年) 読了。

これは名著ですね。サンデル先生よりもこの授業を受けてみたい。

メールの登場で、今は、有史上もっとも文字によるコミュニケーションが盛んな時代だけど、

だからといって、みんなの文章力が鍛えられているかどうかは、よくわからない。

2011年5月15日() 地震発生から66日目

夕方からの東電記者会見で、また重大な事実が明らかに。

結局、補償スキームが決まるまで黙っていたと言うことなのだろう。

東電によると、地震発生直後には圧力容器内の蒸気を冷やす「非常用復水器」が働いて

いたが、3月11日午後3時半ごろに1号機に津波が到達して機能が喪失したと仮定し、

重大事故を解析するプログラムにデータを入力した。その結果、津波到達直後から圧力

容器内の水位が急激に下がり始め、午後6時ごろに燃料頂部が水面から露出。同7時

ごろには炉心の温度は燃料の融点(2800度)に達し、同7時半ごろに燃料が完全に

水面上に出て空だき状態になって損傷が始まった。

 同日の午後7時50分ごろには燃料上部が溶融し始め、16時間後の12日午前6時50分

ごろには、燃料の大部分が溶融し圧力容器底部に落下した。東電は、この時点で圧力容器の

底が損傷して水が漏れ始めたと推定。ただ、損傷は限定的とみている。

5/15 毎日新聞

  東電記者会見→ http://twitter.com/#!/KW36_wav

  Togetter 「5/15 17;:55~原子力安全・保安院記者会見」

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3号機の温度が再上昇。 3号機も燃料が溶解して圧力容器の底に溶け落ちて、

半分水に浸かった状態だと想定されている。水に浸かっていない燃料は高温の蒸気を

出しており、圧力容器の上部が高温になっている。

  (参考) 温度の計測地点(TEPCO)

気持ちのいい5月の日曜の午後に、原発の悪いニュースばかり見ていてもしょうがないですが…、

東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、

毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者

への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたため

とみられる。

 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高

濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配

管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電

関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に

重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。

 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに

耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったと

の見方を示していた。

 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原

発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原

発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。

 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入

ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満してい

たとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度

だったと推定される。 (5/15 東京新聞=共同通信

柏崎よりもだいぶ小さい地震力で、重大な損傷が生じたことになる(しかも、2ヶ月以上

隠していた)。 津波以前に重大な問題があった、ということなので、全国の原発の安全性

に疑問符が付いたことになる。果たして今後、止まった原発は再開できるのだろうか?

そしてそのための条件は? 電力不足が日本中で起きないために、どのような対策と

合意形成プロセスがありうるのだろうか? もう全く五里霧中な感じ。

それにしても、5/6に紹介した塩谷喜雄さんの推測は的中していたのだなぁ。

宮崎学 (5/15) 「報道されない4号機の危機的状況について」

  まだ具体的なことは何も書いてないけど、気になる。

宮城県は、被災して大変なのかもしれないが、食品の放射能調査をほんの少ししか

実施していない。こんなにおざなりでいいのか…。 (参考: 県別の検査結果

雨どい放射線マップ (5/8~)

5/15朝日新聞朝刊: ヘリによる放水は、意味がないと知りつつも、オバマに本気を見せる

ためにやったパフォーマンスだった。 本当かな?

5/15朝日新聞朝刊: 東京都の土壌で放射性セシウムの濃度が1kg当たり3,000Bqを超え、

茨城県より高い地点があることが、近畿大の山崎秀夫教授(環境解析学)の調査でわかった。

(中略) 江東区亀戸で 3,201 Bq/kg、千代田区の二重橋横で 1,904 Bq/kg。ほぼ同距離の

埼玉県朝霞市は 484 Bq/kgだった。(中略)単位面積当たりに換算して農水省の調査など

と揃えると、都内の土壌の放射性セシウム濃度は稲作禁止の制限値の20分の1以下だが、

1960年代の大気圏内核実験で降った量の3~10m倍あった。

やっぱり東京都の東部は高いようだ。 計測の方法や、数値の出し方は統一してほしい。

そして、この子が

  「南相馬の子に近づいたらダメ!」 と言われ続け差別を受けたとのこと。

おしどりマコ・ケン 「~一人っきりの子どもがいます~」 (5/14 NPJ)

こういう話はほんとうに胸が痛む。でも過去の話じゃないんだよ。

110515_kounago

スーパーにコウナゴの釜揚げ(愛知産)があったので買ってみました。

一盛り298円。おいしかったです。

2011年5月14日(土) 地震発生から65日目

「3号機注水量増やす…原子炉の温度上昇止まらず」 (5/14 13:11 読売

3号機 原子炉温度・圧力・水位 5/14 5:00まで (早野さん)

「2号機汚染水の移送進むが…逆に4センチ上昇」 (5/14 13:53 読売

  よくないニュースばかり。もう見たくない。

「宮崎県口蹄疫防疫マニュアル」県HPで公開された。

柏崎刈羽原発の、中越沖地震の報告を読む。 「Structure」 No.109~111(2009年)

著者は 土方 勝一郎 氏(東京電力)。 ここは想定を大きく上回る地震に遭ったのだが、

それほど深刻な被害にいたらなかったのは、結局「建築基準法の地震力の3倍」という

昔からあるおおざっぱな原発の耐震基準のおかげだったとのこと。

耐震設計に用いる入力地震動の大きさを評価することは非常に重要ではあるが、

それと同時に地震動の不確定性を工学的にどのように担保しつつ構造物の耐震

設計を行っていくかという問題もまた非常に重要であると考えられる。

岡本太郎「明日の神話」へのパロディ画追加は、アーティスト集団 Chim↑Pom(チンポム)

のアートらしい。

 福島県は13日、福島県で採取したアユとワカサギ、シラスから食品衛生法の暫定基準値

(1キログラム当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムを検出したと発表した。

魚類で基準値を超えたのはコウナゴに続き、淡水魚では初めて。

 福島県によると、いわき市のアユから720ベクレル、北塩原村のワカサギから870

ベクレルのセシウムを検出。いわき市沖のシラスからも850ベクレルのセシウムが出た。

 ヒラメやマコガレイ、ミズダコなどは基準値を下回った。

5/13 共同通信) コウナゴ以外で水産物が基準値を超えたのは初めて。

それにしても、淡水魚からもう出るとは思わなかった…。 どういう環境なのだろうか?

  (5/16追記)いわき市のアユは鮫川、北塩原村のワカサギは桧原湖

  水産物の放射能濃度「suisan.xls」をダウンロード

栃木県 茂木町(那珂川)のアユの放射性セシウムの濃度は 460 Bq/kg、宇都宮市

鬼怒川)のアユの放射性セシウムの濃度は 420 Bq/kg。暫定基準以下だが基準値に

迫っている。調査されていないが、河川のセシウム汚染も進んでいるに違いない。

また、いわき市沖ではヒラメ、マコガレイなど底魚からも、やや高めのセシウムが検出

されている。

 福島第1原発と第2原発の事故発生直後、福島県が防災計画の対象である周辺6町

のうち4町と連絡を取った記録がなく、事故発生や避難指示を伝えていない可能性

が高いことが13日分かった。

 放射性物質の影響について正確な情報がないまま、楢葉、広野両町は住民を自主的

に避難させた。地震や津波により緊急連絡網が不通となったためで、複合災害を

想定しない防災計画の甘さが“本番”で露呈した形だ。 5/13 共同通信

吉岡メモ (お薦め)

(資料) 「チェルノブイリ事故による環境汚染と住民の被ばく」原子力・エネルギー勉強会

「これが福島原発の実態だ!東電現場からの告発」 (YouTube 8分)

「♪東電に入ろう」 (YouTube 6分)

GREENPEACEによる野菜と土壌の放射線調査

水野義之さんの陸前高田の写真レポート。http://twitpic.com/photos/y_mizuno

浜岡4号機は13日13:56に停止。 5号機は14日13:00頃に停止。

12日、鳥取県境港市と米子市で回収された野鳥2羽(ホシハジロとキンクロハジロ)の

死骸から、A型の鳥インフルエンザウイルスを検出。回収は1ヶ月以上前、簡易検査は陰性。

5/12 毎日新聞

 宮崎県は13日、県庁で口蹄疫復興対策連絡会議を開き、「口蹄疫からの再生・復興方針」

工程表(素案)について、農協や商工、観光関係者の意見を聞いた。

 工程表には今年度から3年間で実施する復興の具体的な取り組みが明記され、牛や豚の密度や、

殺処分された家畜を埋める埋却地の確保状況などを示すハザードマップの年度内の作成などを

盛り込んでいる。

 素案によると、すべての畜産農家が埋却地を確保できるように県などは支援し、湧水などで

利用できない場合に備えて、公有地をリストアップするとしている。参加者からは「農家による

埋却地の確保は難航しており、共同埋却地の活用を検討できないか」などの意見が出された。

 経営の大規模化や集約化を目指すとしていることについては、「口蹄疫が発生すれば、一気に

感染が拡大する可能性があり、頭数の上限を決めるべきだ」「規模拡大が困難な中山間地での

畜産業が衰退する」といった声が上がった。

 一方、観光関係者などからは「多大な影響が出ており、畜産業以外の振興策などもしっかり

盛り込んでほしい」とする意見が相次いだ。

 工程表は20日の県口蹄疫復興対策本部の会合で最終案がまとめられる。5/14  読売新聞

2011年5月13日(金) 地震発生から64日目

きのうの1号機の状態の公表は、原発の安定的な冷却までに2~3年、あるいはそれ以上

かかるということなのだろう。その間も微量な放射能の拡散は続き、いつ大規模な放出

が起きるかわからない。 このことが実体経済におよぼす影響は空恐ろしい。

原発補償スキームに、東電の株主責任を問わないことも含まれているとは知らなかった。

モラルハザードの実例として、世界中で記憶されるのでは。

13日の朝日新聞1面トップは、東電内部資料のスクープ記事。

3号機水素爆発の前から高い放射線値が出ていたが、公表しなかった。(朝日新聞

内部資料/号機別

「福島原発メルトダウン」 (Seven Miles Beach File) よくわかる解説。

 神奈川県は13日、新たに3市町村で基準値を超すセシウムが検出されたと発表した。

 県によると、足柄茶を生産する16市町村のうち、南足柄市を除く15市町村で11~12日

に採取し、12日夜に8市町村の検査結果が判明。うち小田原市で1キロ当たり780ベクレル

(暫定基準値同500ベクレル)、愛川町で同670ベクレル、清川村740ベクレルの

セシウムが検出された。県は3市町村に出荷の自粛を要請する。残る7市町の検査結果も

同日中に判明する予定。5/13 産経新聞

全国の上水道の放射能濃度の動画: 放射性ヨウ素放射性セシウム

廣瀬 陽子 「世界でもっとも危険な原発、アルメニア原発」 (5/13)

WSPEEDI(5/10公開)による東京の堆積量予測

大友 良英 (4/28) 「文化の役目について:震災と福島の人災を受けて」

  「見えない放射線の中で健全な精神が保てるか」

  「「福島」をポジティブな名前に変換する」

 岩手県は13日、滝沢村で11日に採取した牧草から、農林水産省が定めた暫定基準値

を超える放射性セシウムを検出したと発表した。今年分の牧草は収穫されておらず、福島

第1原発の事故後に収穫したものは乳牛や肥育牛に与えられていない。

 乳用牛が食べる牧草1キログラム当たりの放射性セシウムの暫定基準値は300ベク

レルで、滝沢村では359ベクレルを検出した。

 県によると、福島県以北で牧草の放射性物質が基準値を超えたのは、岩手県が初めて。

5/13 共同通信

国土交通省は12日、福島県の複数の下水処理場の汚泥から放射性物質が検出された

問題について対応方針を福島県知事に通知した。1キログラム当たり10万ベクレル超

放射性物質が検出された汚泥については、密閉した容器などに入れて保管することが

必要とした。放射性物質の少ない汚泥に関してはセメントなどへの転用が可能としている。

5/12 日経) そのセメント、誰が使うんでしょうか…。

被災者の数年・数十年後の住宅問題 (Togetter)

kasuho カスホ さんのツイートする回文が楽しい。 http://twitter.com/#!/kasuho

想定外てウソ?

炉心限界、イカン。原子炉!

夏まで待つな!

退避で保安員ゼロ。全員アホで引いた。

保安院、全員アホ?

予期しない?免責は破棄、鮮明な指揮よ

総理はやはり嘘

迂闊だ、まず廃炉。ぼちぼちボロいはず、まだ使う?

炉心計画やはり早く会見しろ

夜とっくにパニクっとるよ

良くなるか見込み無しだ、身だしなみコミカル。泣くよ

足した絵?太郎うろたえた下

遺憾、改変・書き足しイタズラまたか…たまらず大した期間閉館かい?

養豚検査済みのこの国、真夏生肉の好み杜撰、検討よ

あなたレバ刺し欲しさバレたなあ

困惑の生なの食わん子

良い政策なきゃ支持しない。結構馬鹿を庇う滑稽な支持者キナ臭いせいよ

新世代もおかしい、カッコいい国会しか思い出せんし

卑屈な人間に懐く日

肩気にし、腰にきたか

冷めた対応、老いたためさ

関係変わる若い喧嘩

壮観なこと、女酷い態度非難、男なんか嘘

殯、屍、あの巴マミを見舞え、元の姉ばかりが喪

寝やすい座椅子やね

迂闊、安く賢く腰隠すやつ買う

歯磨かないなら要らないな鏡は

よろめく、好きだよ?抱きすくめろよ!

ウソ!ワコールブラならブルー?怖そう…

神話、アニメに合わんし

箱、今宵お届けだけど遠いよここは

願いなら無くならないがね

兎も角会計、国で買うのか、腐敗か。誰も残らないなか、恣意的倫理規定しかないなら、この漏れ打開は不可能か?出にくい計画かも、と

快作!この絵もトキメキと萌えの国際化

穴買うの可能かなあ?

根が左翼よ、性ね

なんか殺人報道、その死の騒動、本日盛んな

よう、孤独に君の気持ちも木の幹に口説こうよ

下見に五日、十日目にあなた目覚めたな、アニメ買うとか、ついに見たし

妬いた死ね、急ぎ添い寝したいや…

なんせかなり不意なキス、まだ騙す気ないふり?泣かせんな!

根こそぎ夏に繋ぎそこね

2011年5月12日(木) 地震発生から63日目

東京電力記者会見(5/12 18:30~)実況ツイート(Togetter)

原子力安全・保安院記者会見(5/12 18:15~)実況ツイート(Togetter)

 栃木県は12日、6市で採取した牧草のうち、2市の3検体から、最高で暫定許容値

(1キロ当たり300ベクレル)の12倍の放射性セシウムが検出されたと発表した。

一方、調査の結果、県東地域の牧草については、安定して許容値を下回っているとして、

宇都宮市など4市7町で牛の放牧と餌やりの自粛を解除した。

 県によると、3日に採取した那須塩原市の2検体から8603600ベクレル、5日に

採取した日光市の1検体から3480ベクレルのセシウムが検出された。

5/12 時事

 文部科学省は12日、福島第1原発周辺の土壌に含まれる放射性物質を調査した

結果、ヨウ素とセシウム以外に「ランタン140」や「テルル129m」など複数の核種を

検出したと発表した。ランタン140の半減期は約2日と短く、放射性物質の大気中

への放出が続いていることを裏付けた

 文科省は、新たに検出された核種は、これまでに確認された放射性物質に比べ、

半減期が短いと説明。「検出量もヨウ素やセシウムより少なく、人体に与える影響は

比較的小さい」としている。

 ランタン140は、原発から23~62キロの地点で10日に採取した土壌から、

土1キログラム当たり24~640ベクレル検出。テルル129mは、2~62キロの地点

で3日から10日にかけて採取した土壌から、同540~18万ベクレル検出された。

ヨウ素やセシウムと同様、原発の北西方向を中心に検出量が多い。5/12 産経

静岡県菊川市の生茶葉からも、放射性セシウムが 111 Bq/kg検出された。(5/7採取、

5/11公表) 暫定基準 500 Bq/kg の1/5程度だが、福島第1原発からは380kmくらい

離れている。

チェルノブイリ事故のあった1986年には、三重県のお茶から、1,269.1 Bq/kgの放射能

(Cs-137 118.5、Cs-134 62.9、I-131 925.9、Ru-103 129.6、Ru-106 32.2)が検出されて

いるそうだ。でもたぶん乾燥重量か? 出典:「放射能はいらない」 (YouTube)

尚、読売新聞の記事は、飲用茶のセシウムの暫定基準が、500 Bq/kgのように書いて

いるが、これは誤りで、飲料水の基準 200 Bq/kgとしなければおかしい。

グリーンピース (5/12) 「高濃度の放射性物質を海草類から検出」

 海洋調査(5月3日から5月5日まで)では、福島第一原発から50キロ離れた沖合で

採取した海藻アカモク(ホンダワラ科)などから1キログラムあたり最高で13,000 Bq

以上の放射性物質を検知(注2)しました。

 また、沿岸海域においても独自サンプリング調査を行った結果(注3)、福島第一

原子力発電所の南約30㎞から65kmの場所に位置する久ノ浜(ひさのはま)、

四倉(よつくら)、江名(えな)、勿来(なこそ)などの漁港で譲り受けたアカモク、

コンブ、フクロノリなどの海藻サンプルからも、1キログラムあたり最高で23,000 Bq

以上の放射性物質が検出されています。

福島第1原発事故まとめ (Fukutomi Design Office) すごい労作。

 政府は12日、福島第1原発から半径20キロ圏内の警戒区域にいる家畜について、

所有者の同意を得た上で苦痛を与えない方法で安楽死させるよう福島県に指示した。

県は先月、瀕死(ひんし)の状態の家畜を安楽死させる方針を決めていた。枝野幸男

官房長官は「国の責任でしっかりと方針を出すことに至った。申し訳なく思う。速やかに

東電が賠償するよう期待する」と述べた。

 指示は原子力災害対策特別措置法に基づくが、強制力はない。農林水産省によると、

警戒区域内では事故前、約370戸で牛3500頭、豚3万頭、鶏68万羽、馬100頭が

飼育されており、県は牛1300頭、豚200頭の生存を確認している。【佐藤浩】

(5/12 毎日新聞)

1号機の燃料はほとんど溶けて底部に崩れ落ち、圧力容器に水漏れもある状態

今日午前中の記者会見を受けて、午後から各紙が報じている。(5/12 朝日新聞)など。

東京電力記者会見(5/12 11:00~)実況ツイート(Togetter)

原子力安全・保安院記者会見(5/12 11:25~)実況ツイート(Togetter)

尚、一番早い報道は、毎日放送(am2時頃)で、特ダネだったようだ。

  ・ 5/11に、圧力容器水位計の校正を行った結果、検出点の高さ以下と判明。

  ・ 圧力容器水位は、燃料棒の下端より1m以上低い。

  ・ 格納容器の水位もはっきり分からない。

  ・ 圧力計の損傷は、地震発生直後と推定。

  ・ 圧力容器断面図と温度の計測地点(TEPCO)

  ・ 原子炉温度は100~120℃で、ある程度冷却はできている。

  ・ 温度計は、複数あり同様の傾向なので、おおむね正しいと推定。

  ・ 3,000トンの水の行方が不明で評価中。(どこかから外部に出ている?)

  ・ 圧力容器から溶け出て格納容器の下部に落ちて固まっていることもあり得る

  ・ 現状の温度では新たなジルコニウム反応のリスクは少ない。

水をいくら入れても水位計指示が変わらなかったため、真っ先に圧力計の校正を行った

結果、こういったひどい状況が確認されたようだ。 でも今まで水蒸気爆発しなかったのは

不幸中の幸い。

3号機の取水口付近で、高濃度の汚染水が海に流出しているのが、11日、見つかった

問題で、流出元とみられるタービン建屋の地下では、汚染水の水位が8日ごろから流出

が懸念される水準まで上がっていたことが分かり、東京電力の対応が改めて問われそう

です。 5/12 NHK

計画的避難区域に指定された飯舘村の肉牛畜産農家103人が廃業を決めたことが、

JAが実施した意向調査で分かった。5/11 毎日新聞

郡山市教育委員会(4/27) 「小中学校校舎等の除染活動への協力のお願い」

3号機胴フランジの温度計が回復した? (5/12 5:00までのグラフ/早野さん)

原発賠償スキームに対しての5/12新聞各紙の報道 (BLOGOS)

  東京新聞 「これは東電救済策だ」

5/12 東京新聞朝刊「こちら特報部」より

スペイン南部ロルカ近郊で日本時間12日1:47頃、M5.1の大地震。死者8人。

Pouch)(NHK

(メモ) コンクリート表面除染技術 (ATOMICA)

2011年5月11日(水) 地震発生から62日目(2ヶ月目)

 神奈川県は11日、同県南足柄市で9日に採取した「足柄茶」の生葉から、暫定基準値

を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。同県産の農産物が暫定基準値を

超えたのは初めて。

 県は南足柄市などに対し、今年産の茶の出荷自粛と自主回収を呼び掛けた。県によると、

足柄茶の生葉は県内17市町村で生産しており、他市町村の生葉の検査も早急に進める。

 県によると、南足柄市の生茶から1キログラム当たり550~570ベクレル(基準値

同500ベクレル)の放射性セシウムを検出。放射性ヨウ素は検出されなかった。

今年収穫された足柄茶は、6日に出荷が始まったばかりだった。5/11 産経新聞

  お茶にして飲めばだいぶ低い値になるだろうけど、280km以上離れたところで、

  暫定基準を超えるというのは嫌な感じ。

今日で震災から2ヶ月。いろんな特集記事があるようだ。

共同通信 (5/10) 「わかる原子力(3) 汚染された食品の基準値」 では、いまだに

日本人がこれらの食品を一年間摂り続けても割り振りの被ばく量を超えないように、

それぞれの食品の基準値を算出している (前川 清剛)

などとという嘘を書いている。単に知らないのか、知っていて書いている確信犯なのかは

わからないが、大通信社としてはいかがなものかと思う。

一方、5/11の朝日新聞朝刊では、4面を使って「放射能と向き合う」という特集を組んでいる。

当然、食品の暫定基準についても書いているのだが、暫定基準の妥当性については、

この基準は、すぐに収束する原発事故を前提としている。今回のように放射性物質の

放出が続く実態に合わせた基準づくりの検討は、なされていない。(小林 未来)

という慎重な言い回しになっている。嘘は書かないけど、農産物が売れなくならないように、

ホントのことも書かない、という立場なのだろう。

東電による賠償スキームは、どのメディアも、もう決まったかのような書き方になっている。

「政府与党案をぶっつぶせ」 (5/11 河野太郎)に同調する人も多いと思うのだが。 また、

「被災地から東京電力と政府と国民へ」 (5/11 青空のブログ/仙台) にあるように、

一刻も早く被災者に補償を行うことがまず優先課題のはずなのに、スキームを人質に

とって、強引に政治決着を進めようとしていることは、非常に悪辣な方法だと思う。

川内村の警戒区域に一時帰宅する村民に、国側が「(住民らは)自己責任で立ち入る」と

の同意書への署名を求めると、一斉に反発の声が上がった。5/10 日刊スポーツ

「実地調査を踏まえた学校等の校庭・園庭における空間線量低減策について」

(5/11 文部科学省)

ようやく文科省も表土の除去に転向するのだろうか。 しかし、私立学校の場合、

この費用を東電に請求してはいけないのだろうか? あるいは学校以外の施設では?

福島市内の一般家庭の庭の表土除去による放射線量の変化 (5/4)

郡山市立橘小学校の放射線値報告(5/9)

4/30に表土の除去が行われ、校庭での放射線量は約1/3に減少した。

「福島原発水素爆発の不可解 なぜ1、3号機建屋に充満」 (5/11 J-CASTニュース)

  4号機だけでなく、1、3号機も、なぜ建屋に水素が溜まったのか良くわかっていない

  そうだ。 未解明の問題点がある、ってことか。

二本松、本宮、大玉3市村は9日、それぞれ全ての小中学校、幼稚園・保育所

校庭・園庭の表土を除去することを決めた。5/10 福島民報) 福島市はどうする?

「チェルノブイリ原発事故後の土壌の浄化と住民への被害」 (4/12 比内絢香) (お薦め)

都道府県別降下物(ちり、雨水等)の検査結果(「文部科学省」集計値) (5/8)

  3/18-5/3の累積だが、全国で宮城県だけ計測を実施していない。

宮城県内の放射線モニタリング情報 (東北大)

  東北大学・青葉山(毎日)と、県内6地点(3日に1回程度)の測定値。

  角田(裏町)では、今でも 0.3μSv/h くらいあり若干高い。

110511_fukushimanoima

福島の現状を訴えるチラシ (自由に配布可、 FOR OUR CHILDREN

3月15日から18日までに茨城県から出荷された野菜や乳製品はヨウ素131で

汚染されていた可能性がかなり高いことがわかります。5/7 renormalization

乙武洋匡さん 始球式 (YouTube 1分/5/6 Kスタ宮崎) (お薦め)

5/10深夜のNHK BS1 「被曝の森はいま」  自然の複雑さが実感できる良い番組だった。

今夜(0:00~0:50)は、 「見えない敵」

【韓国の口蹄疫】

韓国では、9日から雨模様の天気が続いており、特に11日から12日にかけて、全国的に

大雨の予報となっている。このため、埋却地の管理徹底が求められている。

2011年5月10日(火) 地震発生から61日目

3号機温度のその後 (5/10 11:00amまで/早野さん)

  圧力容器胴フランジの温度計は死んだ?

3号機の使用済み燃料プールから、高濃度の放射性物質(2号機に似ている)。

Cs-134: 140,000,000 Bq/L、 Cs-137: 150,000,000 Bq/L、 I-131: 11,000,000 Bq/L

8日採取。 ヨウ素が検出されていることなどから、使用済み燃料の損傷ではなく原子炉

の燃料の損傷によって放出された放射性物質が何らかの原因でプール内に混入した

可能性が高いとみています。 (5/10 NHK

3号機プールの映像 (YouTube 3分/出典) 瓦礫に覆われて燃料棒は見えない。

福島第1原発の写真 (Twitpic http://twitter.com/#!/ystricera) (お薦め)

Kantotohoku_radiation

福島ならびに近県の放射線量マップ

  柏周辺の人には気になるマップだろう。

(リンク集) 東葛地域の放射能ホットスポット・データ (5/4 daizo3)

昨日深夜にBS1でやった「永遠のチェルノブイリ」 。地上波でやればいいのに。

しかし、チェルノブイリの健康被害と因果関係は結局良くわからないままだ。

福島でもおなじような結末になるのだろうか。

福島県飯舘村は10日までに、今週末にも一部住民の避難を始める方針を固めた。

第1陣は乳幼児や妊産婦、幼稚園児がいる約140世帯の約400人で、

福島市などの旅館や公務員宿舎に移る。5/10 日経

飯舘村と周辺の乳幼児、胎児は、最もリスクの高いグループだ。

福島県と福島県立医科大が広島大や長崎大、放射線影響研究所(放影研、広島市南区)など

の協力を得て、周辺住民約15万人を30年以上にわたって健康管理する方針を固めたことが、

10日までに分かった。今週末に福島市内で関係機関の会合を開き、細部を詰める。

5/10 河北新報

茨城県は10日、県内3カ所で採取した牧草のうち石岡市内の牧草から暫定許容値(1キロ当たり

300ベクレル)を超える340ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。県は、

東京電力福島第1原発事故以前に収穫した牧草のみ牛に与えるよう農家を指導しており

「対応を継続する」としている。

 常陸大宮市と境町の牧草からは許容値を超える放射性セシウムは検出されなかった。

また、千葉県は同日、国の指針に基づく検査の結果、検出された放射性物質が暫定許容値を下回った

として南房総市など4市1町で牛の放牧と牧草の餌やり自粛を解除すると発表した。 5/10 時事

工学院大学(東京)の建築学者らが、東日本大震災で被災した宮城県石巻市で永住型の木造住宅の

建設に乗り出す。土地を借り、地元の木材を使って7月に10棟を完成させる計画。

政府が急ぐ仮設住宅づくりではなく、永住を前提にコミュニティーも育てる狙いだ。

5/9 朝日新聞

後藤治さんは、もと文化庁で文化財保護に携わっていた建築史家。三陸の実情や、

伝統木造工法に詳しく、このような実践に乗り出した。

カルフォルニア工大、ジョセフ・シェパード教授講演「福島第1原発の危機」(3/31)

スライドの和訳 (4/29 pdf 55MB

ICRP Publication 109 「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用」

の、日本語版ドラフトも特別公開されている。

Togetter 「江川 紹子 vs 山本 一太 2010.5.10(自民党の原発事故責任)」

  事故の原因を作った人が、事故の処理の手際の悪さを言ってるにすぎないと思える

Qboc2011083cu0 (クリックで拡大)

黒潮が離岸しているそうだ。 (海上保安庁)

勝川さんによると、黒潮が離岸すると、親潮系の海水が房総沿岸を南下する可能性が

あるので(茨城・千葉の漁業は)要注意とのこと。

「チェルノブイリ事故後の野菜・果物への放射能汚染を過少評価した仏政府責任者、起訴」

フィガロ紙(4月1日) (4/3 フランスねこのNews Watching)

「源八おじさんとタマ005」 (2/12 YouTube 2:14) (お薦め)

「なぜ枝野は南相馬で完全装備?」 (4/22 YouTube 9:1) (お薦め)

  私は3号機の核爆発はなかっただろうと思ってるけど、

  ストロンチウム、ウラン、プルトニウムは周辺に飛散していてもおかしくないと思う。

【日本のHPAI】

9日、松江市内のキンクロハジロの死骸から高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)確認。

回収は3/6、4/21に鳥インフル陽性。 (5/10 読売新聞

  (参考)日本におけるHPAI → 「HPAI_2011.xls」をダウンロード

【韓国の口蹄疫】

 江原道では、口蹄疫の発生から136日ぶりに道内のすべての偶蹄類の飼育農家の、

家畜の移動制限が解除された。

 原州(ウォンジュ)地域のヤギ農家の家畜の移動制限が今月6日に最終的に解除されたのに伴い、

道内の偶蹄類の飼育農家の家畜の移動制限が、すべて解除されたと9日明らかにした。

 今年3月に、口蹄疫が発生した道内13市郡の家畜の移動制限は順次解除された。

しかし、ワクチン接種後に家畜を部分的に埋却処理した136軒の畜産農家については、

家畜の移動制限をかけたまま、農家ごとに別の検査を経て、移動制限を解除するかどうかを決定した。

 この措置に応じて、これまで136軒の部分埋没農家を対象に、口蹄疫関連の検査を実施した後、

今月6日、原州市のヤギ農家について、最終的に移動制限解除の判定を下した。

 この農家は、今年2月に口蹄疫の疑い症状が発生し、約350頭のヤギのうち89頭が埋却されたが、

それ以上は症状が現れなかったため、最終検査の末に移動制限解除の判定が下された。

2011年5月9日(月) 地震発生から60日目

AERA 5/16号 「東電救済の」の内幕: 経産省の松永和夫事務次官、北川慎介総括審議官

の主導で、税金と電気料金引き上げで東電の債務をなるべく減らすスキーム作成が進んで

いるそうだ。 一方、古賀茂明(経産省大臣官房付)が、4/5に記した「古賀ペーパー」という

東電解体処理案があったのだが、経産省内で「危険思想」として排除されたとしている。

こちら(ガジェット通信)は、「古賀プラン」の解説。

森本 紀行 さん (5/2) 【緊急増補版】なぜ東京電力を免責にできないのか では、

「法解釈の根拠を明らかにしない免責」はおかしいと主張している。

これはもっとも主張にちがいないのだが、そもそも司法の独立性が疑わしい日本に

あっては、ないものねだりという気もする。

CTBT高崎観測所のヨウ素-135の観測値が、誤報として訂正された

これを根拠に、核爆発(核暴走)があったという説(たとえばこちらこちらなど)もあったが、

これで決着が付いたか。

(5/10追記) 「CTBT高崎観測所データがもたらす困惑と疑惑・続報」 (5/9 BELTRIX TALK)

福島第一原発の事故を受けて、下水処理場の汚泥などを調査している福島県は8日、

福島市の堀河町終末処理場の汚泥から、1キロ・グラムあたり44万6000ベクレル

高濃度放射性セシウムを検出したと発表した。 (5/8 読売新聞

汚泥にしろ、表土にしろ、瓦礫にしろ、大量の低レベル放射性廃棄物の処理場が必要だ。

このまま汚泥の行き場が決まらなければ、下水処理が行き詰まるから、タイムリミットは

迫ってきている。地元には残酷な話だが、やはり、第1原発の近くは300年くらいの封鎖

地域にして、汚染物質の処分場を作るしか方法はないのではないか。政治家の決断が

求められている。

9日、宮城で初水揚げ。底引き網でキチジやオキハモなど70トン。(時事通信

9日、大洗漁港で震災後初のシラス漁(TBS

シラスは今のところ問題ないのだが、コウナゴと似ているのに売れるのだろうか…。

(5/10追記) 勝川 俊雄さんのツイート(5/10)http://twitter.com/#!/katukawa

シラス(カタクチ稚魚)のセシウムが低い理由は、黒潮系だから

「カタクチ仔稚魚は黒潮系暖水域や表面水温の高い海域に濃密な群れを

形成しており、冷水域および暖水塊の内部では分布密度は2桁以上低く、

親潮域ではほとんど出現しない」 http://bit.ly/mrcjH0

スズキやマダラのような大きな魚では、表層のピークから半年程度遅れてピークが来る。

(5/7 3.11東日本大震災後の日本

水産物の放射能濃度 → 「suisan.xls」をダウンロード 

5/8公表の中で、鹿嶋市沖のエゾイソアイナメから、やや高め(基準値の半分くらい)の

セシウムが検出されている。底魚でやや高めの値が出たのは初めて。

「本当は怖いアマゾンの話」 - Amazon Tales of Horror (5/8 本とマンハッタン)

  いや、そうだろうと思った、というところ。 アマゾンのランキングは謎なものも多い。

5/8の未明に、4号機から黒煙?がライブカメラに写った件は結局何だったのか不明。

東電は「もやの影」としているが、何かが燃えたとしても放射線値の異常は出てないので、

大ごとではなかったようだ。

江川 紹子 さんのツイート (5/8)

昨日の黒い煙について、東電は「この時間のプラントのデータから異常は確認されていない。

3,4号機は湯気が出ているので、照明の関係で黒く見えたのではないか」と。

この後、NPJ・日隅一雄さんがナイスな質問。「東電がもっと近くから映像を撮れないか。

BPは原油流出の時には24時間映像流した」と。

東電は「24時間連続監視は検討させてください。技術的には可能」と回答。

近くから見られれば、もっとはっきり分かる。

で、こういうことになったようだ。

福島第1原発事故で、国と東京電力の統合対策室は9日、同原発の全景が分かる中継映像を、

東電のホームページ(HP)で公開すると発表した。機材が準備でき次第、誰でも見られる

ようにする。5/9 時事通信

日テレが大宣伝している「高校生レストラン」の初回を見る。(放送は土曜夜)

NHK BSでやってる「glee」の料理版という感じ。若者が主人公だけど、

大人が見ても違和感ないところを狙っている。

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コンタンです。 このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free

2011年4月 6日 (水)

震災後東京日記 4/4~5/8

2011年5月8日() 地震発生から59日目

110508_0120

5/8 01:20am頃のライブカメラ。 3、4号機からもうもうと水蒸気?が上がっている。

左から1号機(骨組み)、2号機、3号機(鉄塔の後ろ)、4号機。

照明でライトアップされていると話題に。(理由不明)

1:26頃から黒煙が出た?
http://yfrog.com/z/hszk9fej

nhk_kabun NHK科学文化部のツイート (5/8 9:35頃)
未明から何件かお問い合わせをいただいている原子炉建屋からの煙ですが、
引き続き黒煙という情報は確認されていません。ちなみに湯気があがることは、
3,4号機の使用済み燃料プールなどからで、これまでもありました。

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3号機の温度上昇、燃料溶融が原因か (TBS系(JNN) 5/8

 3号機の原子炉圧力容器の温度は8日午前5時に151.9度と上昇傾向は落ち着きつつ

ありますが、1週間前に比べると40度近く上がっています。

 政府関係者によりますと、温度上昇の原因については、原子炉に送る水の配管が一部で損傷

しているために十分に水が行き届いていないこと、さらには、燃料棒が溶けて一部が下に落ち、

熱を発している可能性が考えられるということです。

(5/9追記) 3号機温度に関するパラメーター(5/1~5/9 5:00am)

  いちばん高い圧力容器胴フランジは329.4℃

110509_unit3temp

上図: 3号機温度グラフ (出典

1f3_parameter

上図:温度測定点 (出典

nhk_kabun NHK科学文化部 のツイート (5/9 21:00頃)

東電によるとこのポイントだけかなり温度が上がるのは注水がうまくいっていない、

または計器不良も考えられる。設計上耐熱は302度だが400度までは持つとのことですが

要監視です。

 東京電力は8日、福島第一原発敷地内3か所の土壌と、同原発と福島第二原発の

沖合4か所の海水から、放射性物質のストロンチウム89、90を検出したと発表した。

 特に土壌2か所から見つかった、骨に沈着するストロンチウム90は、冷戦時代に実

施された核実験の後に、日本で観測された濃度の約100倍に上り、東電は今回の

原発事故で放出されたものとしている。一方、第一原発の放水口付近などから採取した

海水に含まれていたストロンチウム90は、国が定める濃度基準の最大でも3割程度

だった。採取日はいずれも4月18日

 文部科学省は4月12日、福島県飯舘村など6市町村の土壌などから微量のストロン

チウム90が検出されたと発表している。

 ストロンチウム90は、カルシウムと似た性質を持ち、体内に取り込まれると骨に

沈着するため、毒性の高い放射性物質の一つとされる。 5/8 読売新聞)

ストロンチウムはガンマ線を出さないため検出に手間がかかる。

骨に結合するため、幼児よりも成長期(中学、高校くらいまで)が一番影響を受ける。

せっかく天気もいいので、午後から江ノ島に行く。

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ヨットやウインドがたくさん出ています。

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サミュエル・コッキング苑のお花

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富士見亭」で海を見ながらまったりと。(これがメインの目的)

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コンタンに似てる猫がいた。

帰りがけに、稲村ガ崎温泉に寄ってきました。ここは初めてですが、気持ちいいお湯でした。

18歳未満お断りで、あまり余分な設備もないので、静かに入浴できます。

2011年5月7日(土) 地震発生から58日目

渋谷で反原発デモ。 原発デモも重要だが、より急を要するのは、福島の汚染地域に

住んでいる人たちの対策だ。 といって私に何ができるというわけでもないので、無力感を

感じるばかり。 こんなところで文句を書いていてもしょうがない…。

(5/10追記) 5.7 原発やめろデモの様子

ドイツ気象庁(DWD)による粒子分布シミュレーションの日本語訳 (5/7 Kan Yamamoto)

  こういうのは説明がないと誤読するからたいへありがたい。

gradi による放射性物質の移流拡散シミュレーション (K&F Computing Research)

  K&Fは、GRAPEの開発メンバーによるベンチャー企業。

ちょっと前に話題になった、郡山市立橘小学校のHP。 放射線測定は継続中。

  ここの体育館前のコンクリート舗装では、2度の除染により、半分くらいに低下している。

  インターロッキング部分も結構高い値だ。

  連休中に校庭の表土の除去を行ったので、次回はその効果が報告される予定。

福島県の学校等の空間線量率(5/6~5/7実施) (5/7 文科省)

「週間ダイヤモンド」最新号の特集は「震災に強い街」。いろんな情報があって一般にも

わかりやすい記事だと思う。 といっても、危険な場所に不動産を所有している個人や

企業にとっては、知ってどうするのか、という問題はあるが…。

ことし2月、政府の地震調査委員会が、1100年余り前に東北の太平洋沿岸で起きた

地震の研究成果に基づいて、巨大津波の危険性を指摘する文書をまとめ、公表する

予定だったことが、NHKの取材で分かりました。検討に関わった専門家は「危険性の

評価や公表を急ぐべきだった」と話しています。 5/7 NHK

  この話は初めてだったっけ?

ところで、政府の地震調査研究推進本部の公表情報は、地震ハザードステーション から

見ることができる。この内容は、毎年夏ごろ改訂される。

上記のサイトで、左上の選択を変えると「2010年版」のほかに「2009年版」「2008年版」

も見ることができる。

この「2010年版」と「2009年版」は、あまり変わらないのだけど「2009年版」と「2008年版」

には大きな違いがある。拡大して、仙台、東京周辺、名古屋、大阪、といった大都市圏

の違いを見てもらうと判るけれど。2009年7月の改訂で、大都市周辺では、

「30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率が26%以上の地域」が大幅に

増えているのである。このことは、建築・防災関係者などでは知られていたことだが、

一般にはあまり知られていなかったのではないだろうか。

ちなみに、震度6弱以上では、新耐震基準の建物でも倒壊する可能性がある。

このサイトはたいへん凝った作りになっていて、ほかにも、断層ごとの確率など、

いろんな情報を見ることができる。未見の方はぜひ一度見るといいと思います。

Shurarabon

万城目(まきめ) 学 「偉大なる、しゅららぼん」 (新刊/集英社)読了。

万城目さんの小説は全部読んでいるが、秀作だと思います。「プリンセス・トヨトミ」は、

途中で結末の想像がついてしまったけど、今作は最後までどうなるのかわからない。

ちなみに私の妻の一番のお気に入りは「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」。私は鹿男かな。

2011年5月6日(金) 地震発生から57日目

5/6 2:04am 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県浜通り

管首相は、稼働中の浜岡原発4・5号機の停止を要請する方針。

塩谷 喜雄 「福島原発、安全からの逃走の果てに」(「みすず」2011.5月号)より一部引用

 「原子力は安全にできているから安心だ」と繰り返すのは、「雨が降ったら天気は悪い」

というのと同じくらい無意味である。原子力分野では、同義反復が専門家の仕事らしい。

 ただし、この同義反復は笑い話ではなく、相当に怖いホラーである。日本の原子力開発が、

「安全からの逃走」を始めている証左がここにあるからだ。知識人、市民のナチスへの

追従を「自由からの逃走」と呼んだE・フロムに倣えば、研究者・技術者が「良心的な事業者

と有能な行政」に帰依して、評価や検証を放棄して恥じぬ姿は、まさに「安全からの逃走」

そのものといえる。

  (中略)

 三月十一日に地震と津波に襲われて以来、東京電力の発表は一貫して、個別の事象の

脈絡のないデータを大量に放出するスタイルを続けている。要するに事故の全容、危機の

進行状態、予想されるリスクといった、国民にとって必要な情報はその中に紛れて埋もれて

霧散している。

 意図的な隠ぺいかどうかの証拠はない。しかし、原子力関連の事故をいくつも取材した中で

感じている共通の「手口」がこの方式であることは断言できる。メディアは「なぜ」を連発

しなければ、真実には近づけない。近づくつもりがないなら別だが、結果だけを承って

流すのは「広報」でしかないと知るべきだ。

 外部電源と非常用発電機の破損が炉心溶融の原因なら、なぜ外部電源の復旧に地震後

六日もたってから、着手したのか。至上命題を後回しにして、消防車で水を入れ、一-四号機

すべてで水素爆発を起こすまで、電力会社なら朝飯前の高圧線からの電源敷設をしなかったのか。

 邪推すれば、電源があっても動く機器、システムがないこと、柏崎の三分の一程度の

揺れで、システムが壊れてしまったことを、知っていたのではないか。

  (中略)

 東電と保安院の不可解な対応と、安全委のとぼけた発言が、まさかとは思うが、賠償責任、

監督責任、規制責任をそれぞれ逃れるための行為だとしたら、安全からの逃走に加えて

倫理からの逃走も深刻だと言わざるを得ない。

110506_dojyou クリックで拡大

セシウム134+137の地表面への蓄積量 (5/6 文科省)

水色のところで 300,000 Bq/m2以上、赤の範囲は 3,000,000~30,000,000 Bq/m2!

ちなみに、平面に一様に広がる場合、Cs-137の 300,000 Bq/m2は、約0.6μSv/hに相当。

しかし、Bq/m2 と Bq/kg の関係はどうなっているのだろう?

(5/9追記)5/8の早野さんのツイートによると、Bq/kgに、65をかけるとMBq/km2(Bq/m2)

に換算できるようだ。(係数は土質に依存し、早野さんの推定では55±15とのこと)

係数が60とすると、300,000 Bq/m2 → 5,000 Bq/kg となり、米の作付け禁止に該当。

農林水産省は6日、食品衛生法の暫定基準値を超える放射性物質が検出されたなどと

して、国が出荷停止を指示したホウレンソウなどの野菜について「福島県の会津地域と

茨城、栃木、群馬、千葉の各県では通常の一般廃棄物として処分可能」との見解を

発表した。 (5/6 共同通信

焼却場周辺で反対運動が起きたりはしないか?

厚労省(4/20)  「食品の放射能測定マニュアル」に基づく野菜等の試料の洗浄方法

「福島県立安積黎明高等学校敷地内の放射線量の分析について」5/6報告版)

福島市内で、自分たちで除染を試みている方のブログを教えられた。 (お薦め)

Fukushima_rojou_2 

上図: My Eye Ball 5/4 より。

アスファルトやもしかするとコンクリート面とかよりも土壌の方がよっぽど除染しやすいかもしれません

(中略)

正直、アスファルト及びコンクリートのセシウム除去が出来ないと

本格的に福島市は・・・住めない世界になります (My Eye Ball 4/26)より

このことはたいへん気になっている。舗装面に降ったセシウムのうち、水とともに流れた

ものもあるだろうけれど、細かい空隙にトラップされて容易に移動できなくなったものも

多いということなのだろうか。アスファルトのような粘性の材料なら、時間とともに一体に

なって分離しなくなるだろう。この除染には、一体どれくらいの費用がかかるだろう?

 換気装置の設置作業に伴い、8日ごろに1号機の原子炉建屋の二重扉が開放される。

経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は「微量(の放射性物質)が大気中

に放出される。(環境への影響は)これから評価し、結果を発表したい」としている。

5/6 毎日新聞) 河野太郎ブログの話はこれのこと?

福島県の20mSv/年問題、政府は相変わらず対応を変えようとしない。 明白に有害という

証拠はないのだろうけど、大規模な人体実験を行っているようなものだ。

「汚染地域に住む人たちの『得』は主観的なものだから、当事者本人しか判断できない

5/6 buveryの日記

(資料) 「1号機水棺評価報告書の提出」 (5/5 東電)

    「1号機水棺実施についての評価と指示」 (5/5 経産省)

    「1号機水棺実施についての指示文書の受領」 (5/5 東電)

  5/5に報告があり、その日のうちに評価して回答したことになっている。

  これだけ見せられても判断のしようもないが、これに突っ込めるメディアはあるかな?

座布団に座って謝罪する人たちが話題になっている。 (4/30 毎日新聞

NTT Docomo の幻のCM がすばらしい。(YouTube 約3分)

2011年5月5日(木・祝) 地震発生から56日目

5月1日の政府・東電統合本部全体会合の議事録。

『このままいくと8日にも高濃度の放出が行われる。』

『細野補佐官から,本件は熱交換機の設置といった次のステップに進む上で非常に重要である,

5/5 河野太郎ブログ) 1号機配管作業のためにベントが必要??

福島第1原発の敷地は、もともとは35mの台地だった。5/5 東京新聞

  「へーボタン」押しちゃう。

  (5/9追記) 元記事は3日も経たないうちに削除された。 圧力があったのだろうか。

第1原発港湾内の海底の土から Cs-134+Cs-137177,000 Bq/kg。 案外低い?

I-131も、52,000 Bq/kg。 (5/5 朝日新聞) 

16:30頃から、1号機建屋の空気浄化装置が作動。(NHK

5/5朝日新聞朝刊4面 加納時男(元東電副社長)インタビュー

「低線量の放射線は『むしろ健康にいい』と主張する研究者もいる。説得力があると思う」 

朝日新聞はなぜこんな戦犯の妄言を垂れ流すのだろう。福島にでも移転したらどうか。

殺人犯の言い訳を堂々と掲載しているようなものだ。

この加納を含む、自民党の「原子力を守る」政策会議が発足したというのが朝日の記事。

「原発の安全性を守る」会議を先に作るべきなのに。

水産物の放射能汚染から身を守るために、消費者が知っておくべきこと。 (5/5 勝川 俊雄)

原発再開に必要な「地元」同意の範囲は? (5/4 西日本新聞

太平洋を漂う瓦礫のシミュレーション(ハワイ大学/英文) (お薦め)

2年以上かかって、北米太平洋岸に到達し、そこに長くとどまるようだ。

SPEEDIのシミュレーション結果の公表に関するテレビ報道の問題点

  マスメディアの報道には、そんなことは期待できないのが現状。

  彼らは自分で考えたことは口に出さず、権威の言葉を告げるだけだ。

森住卓フォトブログ (5/3) 「飯舘村から」

福島の母「じゃあ福島の学校の土を舐めてください」 政府「・・・」

Togetter 「政府から青山繁晴氏に圧力!吉田所長「真実の力」」

フィギュアスケート世界選手権中継でのフジテレビの酷さ

(メモ)「電気料金の国際比較」 http://bit.ly/j0FL3T

ロイター ビンラディン殺害現場の写真 (遺体写真あり/閲覧注意)

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夕方、妻と目黒の蕎麦屋「小菅」へ。

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合鴨の陶板焼き、天ぷら盛り合わせ、とろろそば。どれもおいしいです。

帰りがけ、日比谷Bar 目黒店の「閉店まで27日」という看板を見て入ってみる。

休日なのでお客はちょっぴり。「ありがとうメニュー」以外にも、バックバーのお酒は全部、

売りきりで全部サービス価格で出しています、とのこと。但し、ウイスキーなど人気のある

ものはすでにどんどんなくなっているとか。

2011年5月4日(水・祝) 地震発生から55日目

朝日新聞 5/4朝刊1面トップは「米軍グアム移転費水増し」

ウィキリークスの記事がようやく日本でも出てきた。でもまだ小粒な感じ。

同じく在日大使館の2008年内部文書

  地震も含む日本政府の災害や危機への対応では、

  「官僚制の縦割りや目先のリスク回避の風潮」が弱点となりうる

アメリカでも縦割りはあるので、どう違うのか解説がほしい感じ。

福島第1の北側15kmの海底の土から Cs-134+Cs-1372,700 Bq/kg

1km地点や5km地点では? 結果が怖くて計れないのだろう。

(北15km、沖合3km、水深20~30m(幅があるのはなぜ?)、4/29採取)

朝日新聞朝刊5面 国産の調味料が中国の港で止められて、中国での

加工食品生産に影響が出ているそうだ。

三越伊勢丹の大阪店がオープン。百貨店業界全体ではオーバーストア

だから、生き残りを賭けた戦いが激しくなる。

放射線量の総量「積算放射線量」が重視されるようになっている。

1時間当たりの被曝(ひばく)量が低い値であっても、数カ月、1年間と

続けて浴びた場合、放射線量は累積されていく。原発事故の長期化で、

健康に与える影響を1時間や1日当たりでなく発生以降の年単位で

考慮せざるを得なくなったからだ。5/4 産経新聞

ウソは書いていないけど、「年間の」積算被ばく量が問題という書き方もまた、

広く誤解を招く元凶になっている。今では「何年にもわたる積算の被ばく量」

問題にしなくてはならないのに。

今日は連休中でいちばん天気が良いみたい。 午後から都内の某公園へ。

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つつじが満開です。

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藤も満開。 今年は去年よりも早い。

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2011年5月3日(火・祝) 地震発生から54日目

電力需要のために重油の生産を増やすと、ガソリン等がだぶついて石油業界の業績は

悪化する懸念があるらしい。 (5/3 満タンネット

Togetter 【福島第一原発の最初のベントはいつだったのか】 謎が解けたかも!

今朝の朝日新聞1面トップは「原発賠償4兆円案、東電分2兆円、料金16%上げ、政府試算」

こんな勝手な案が通ると思っているのだろうか。そもそもまったく安定していないから

賠償金だってわからないし…。根拠を知りたいところだが、出てくるかな?

賠償とは別だが、バックエンド費用の積算も気になる。甘く読んだら、将来にツケが回るだけ。

今日の「福島民友」の線量マップ

原子力安全委員会 「福島県内の学校等の校舎、校庭等の利用判断における暫定的考え方」に対する技術的助言について

このpdf文書のプロパティを見ると、 作成日 5/2 23:05、更新日 5/3 0:10 となっている。

Omotenashi

有川 浩 「県庁おもてなし課」 読了。 読みやすくてするする読めます。

肩の凝らない小説を読みたいときどうぞ。 高知に行きたくなるか…は、微妙かも。 

2011年5月2日(月) 地震発生から53日目

チーム中川のブログ(5/2)「飯舘村の特別養護ホーム」

リスクとベネフィットを比較すれば、このような施設は移転しないほうが良いのでは、

という主張はいちおう理解できるのだが、特養ホームといえども社会的な存在だから、

ムラが退去した後にほんとうに存続できるのか?という疑問は残る。

 住友大阪セメントは2日、福島県郡山市の下水処理場「県中浄化センター」で汚泥

などから高濃度の放射性セシウムが検出された問題で、同社の栃木工場(栃木県

佐野市)がこの処理場から出た汚泥をセメントの原料として使っていたと発表した。

 同社によると、福島県がセシウムを検出したのは4月28日に採取した汚泥で、

この日以降に受け入れた汚泥を使ったセメントは出荷していない。

 だが、地震発生後の汚泥を使って製造したセメントの一部は、栃木県内や周辺の

地域に既に出荷されており、ビルや道路などで使われた可能性があるという。

同社は安全性や詳しい出荷先の調査を実施する。 (5/2 共同通信

(資料) 「人形峠の今」 (AERA 2010/2/22)

正午のNHKニュース。CNN報道でオサマ・ビン・ラディン死亡とのこと。

追加報道: 作戦による銃撃で死亡。DNAで死亡確認、一緒にいた息子も死亡とみられる。

  Osama bin Ladin が殺害された町 (Google Map)

  米国は報復テロへの警戒を呼びかけている。

9.11から10年。でもこれでアルカイダが消えたわけでもない。気の遠くなるような労力だ。

原発の安定化と封じ込めは、これからまだ何年もかかる大作戦。国内にある戦場だ。

東北、関東各都県で4月30日午後5時から5月1日午前9時に観測された最大放射線量は、

4月29~30日に比べ、上昇したところが目立った。文部科学省によると、埼玉が毎時

0・057マイクロシーベルトから0・069マイクロシーベルトに上がり、一時は下回っていた

震災前の最大平常値を再び上回った。栃木は0・067マイクロシーベルトに、群馬は

0・039マイクロシーベルトにそれぞれやや上昇した。

 福島第1原発の北西約30キロの福島県浪江町では5月1日午前10時20分に

17・8マイクロシーベルトを観測した。 (5/1 共同

上昇したのはたぶん降雨によりセシウムが降下したためだろう。

福島第一原発ではいまでも少しづつ放射性物質の放出が続いている。このまま

大事故は起きなくとも、放出が止まるまでにはまだ数年くらいかかるかもしれない。

都内でも、ちょっとづつセシウムの蓄積が増えてゆくはず。もちろん福島県内に比べれば

たいした量ではないが、注意している必要がある。

福島第一原子力発電所1~4号機の危機を収束させる手段について、本来の冷却

システムである海水を使った熱交換器の復旧を、事実上断念した。 (5/2 読売

原発事故を遠隔地から分析し、放射性物質がどのぐらい放出されるかを予測する

国の「緊急時対策支援システム(ERSS)」が、福島第1原発事故の発生直後から

使えない状態になっていたことが2日、分かった。 (5/2 共同

【東北応援編】九州新幹線全線開通CM+JR東日本(編集)【繋がれ日本】 (YouTube 4分)

Shokupanda

「食パンダ」(豊寿庵) 目黒駅の東急コンコース特設売店で購入。

売り上げの一部は、パンダ保護基金と日本赤十字社に寄付されるとのこと。

2011年5月1日() 地震発生から52日目

 福島県は1日、県中浄化センター(郡山市)で処理する下水汚泥から1キロ当たり

2万6400ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同県は降雨により

多量の放射性物質が下水に流れ込んだためと推測している。

 汚泥を減量化処理してできる「溶融スラグ」からは1キロ当たり33万4000ベクレル

が検出された。 (5/1 時事通信

予想通り出て来ました。下水汚泥に限らず、早く方針を決めないと、今後、大量の

低レベル放射性廃棄物の行き場がなくなって、たいへんなことになるだろう。

(予想については、4/11の記事を参照。)

(追記) 同センターでは毎日80トンの汚泥が発生し、うち10トンを再利用のため県外

のセメント会社に搬送しているが、県は1日付で再利用を停止。事故発生以降に

セメント会社に運ばれた汚泥は計500トンとみられ、実際に再利用されたかなど

については今後調べるという。5/1 時事通信

ありゃ、予想されていたのに出荷していたのか…。 もし使用されていたら取り壊して

コンクリート打設もやりなおしだろう。 その場合誰が補償するのだろうか?

いろんな対策が後手に回っている…さらなる混乱の予感。

日本放射線安全管理学会 簡易浄水器のヨウ素、セシウム除去効果 (4/28) (お薦め

  活性炭とイオン交換樹脂でもけっこう効果があるようだ。 バカ売れしそう。

渋谷にある、岡本太郎「明日の神話」福島原発の絵を付け足したいたずら

  手が込んでておもしろい。   (追記) 東京新聞記事(5/2)

(資料) 観測点高さによるガンマ線計測値の違い

江川紹子さんの統合記者会見(4/28)質疑応答

2011年4月30日(土) 地震発生から51日目

学校に限らず、福島市、郡山市一帯の表層の土の扱いは大問題になるかもしれない。

もし表層の土が、法的に規制のかかる「汚染土壌」だとするならば、東電の賠償対象と

なり、その金額もかなりになるだろう。しかし、「汚染土壌」に該当しないとすると、県境を

超えて普通の残土として処分しても良いことになる。それを規制せずに放置すれば、

大混乱になるだろう。すでに一部の土は、どこかに搬出処理されているだろう。

福島、茨城など1都4県に住む女性23人の母乳を検査した結果、7人から健康に問題

がない程度にごく微量の放射性物質を検出。(中略) 検査は4月24~28日、(中略)

母乳から放射性ヨウ素が検出されたのは、福島県いわき市、水戸市、茨城県常陸大宮市、

下妻市、笠間市(2人)、千葉市に住む計7人。最も高かったのは水戸市の女性の

1キログラム当たり8.0ベクレルで、最も低かったのは下妻市女性の2.2ベクレル。

放射性セシウムが検出されたのはいわき市女性(同2.4ベクレル)だけだった。

4/30 日経) I-131は、40日前には16倍あったかもしれない。真実は闇の中。

乳児のヨウ素取り込みはどう危険か→ 六号通り診療所所長のブログ(4/30) (お勧め)

アメリカ竜巻被害の衛星写真(4/29 NY Times)

  日本の津波被災地のとき作ったような before and after の写真。

内閣官房参与の小佐古敏荘が政府の対応を批判して辞任。

政府は重要な情報をあえて出していないと批判されている。

記者会見で辞任の理由について説明した資料全文 (NHK) (お薦め)

それにしても、国民の安全を軽視してる、という見解が行き渡ったら、管首相は持たないだろう。

意外と早く、政局が動きそうな気がする。

4号機燃料プールの水中写真が公開。意外と燃料棒が破損されていない、と解説されて

いるが、では水素爆発はなぜ起きたのか? メディアはそこには触れていない?

福島県の小学校教員の訴え(4/27)

  本当は、「この地を離れて!」と子どもたちに言いたい。

原子力安全・保安院の寺坂院長は、倒壊した受電鉄塔が「津波の及ばない地域に

あった」ことを認め、全(外部)電源喪失の原因が津波にないことを明らかにしました。

4/30 赤旗) みんな分かっていたことだが、これで明確になった。

AREVA The Fukushima Daiichi Incident (3/27) (英語だけどお薦め)

  May too few information are released by TEPCO

イカナゴ(コウナゴ)のグラフ

110429_kounago

ピンクのゾーンは基準値超え。当然だが、南に下がるに従って濃度は減る傾向にある。

Togetter 「ネコのレベルX事故」 室内で犬・猫を飼ってる人にはお勧め。

2011年4月29日(金・祝) 地震発生から50日目

アメリカ南部の竜巻で、死者273人。ここ数十年で最大級の被害。原発3基が自動停止。

Daily Mail ←大きな写真:お薦め

「フライデー」 5/13・20日号 福島第1原発で3/11に働いていた作業員から、その後、

高い内部被曝(WBCで5368cpm、4/6検査)がわかったとの記事。

  果たして3/11に、地震による放射能漏れがあったのか?

(株式会社 ヴィジブル インフォメーション センター)  (お薦め)

GREENPEACE 日本政府にお願い「福島沖での放射能汚染の調査許可を」 (5/10まで)

東北新幹線が全線で再開。今日の下りはGW初日で込んでいるらしい。

2011年4月28日(木) 地震発生から49日目

【青山繁晴】アンカー「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」 01 (YouTube 14:30)

【青山繁晴】アンカー「福島第一原発 青山が見た事故現場は...」 02 (YouTube 14:19)

第1原発構内・所長を取材した関西テレビのスクープ 4/27) (お薦め)

(追記) 「津波懸念で措置 岸壁に土のう」 4/29 NHK

   この記事の背景は、上のビデオ 02 を見るとよくわかる。

中部電力は、定期検査中の浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)を、電力需要が高まる

七月までの再開を前提とする本年度の業績見通しを決めた。 4/28 東京新聞

事業者としてはこういう主張になるのだろうか…。しかし一方的に発表すれば、

かえって反発がひどくなるのでは。

☆5月2日(予定) 子ども年20ミリシーベルト撤回を求める政府交渉☆

郡山市立橘小学校 「放射線測定値報告の中断のお知らせ」 (4/26)  魚拓

インターネット等での測定値の発表は、文部科学省や県など公的な機関が測定したもの

に限るとのことから、今週からホームページへの掲載は中断することとなりました。

市立小学校は公的な機関では?

佐藤校長の説明(江川 昭子 さんのツイートより):

「教員の仕事が増えて忙しくなり、HPに載せる作業をするがきついと思い、

計測結果はプリントで全家庭にお知らせすることにした。

国が正確な数値を出しているし、学校の計測は地域限定の情報だし、

HP見ている人は少ないので」

(追記) 「橘小学校がHPで放射線の測定値アップを中止して、そして再開した件について」

(和田 秀子 さん) で関係者に聞き取りの結果を報告しているが、市教委の判断とのこと。

ともあれ、測定値の報告は再開されるようだ。

4号機プールの水漏れの可能性は低い。蒸発量や送水量を計算し直した結果。(4/28 NHK

 政府と東電の事故対策統合本部が進める地下壁設置構想の詳細が27日、明らかになった。

 1~4号機地下の地盤を粘着質のセメントで固め、その周囲を深さ40メートルの

コンクリート壁で囲い込む「二段構え」の密閉工事で、6月以降の着手をめざす。

 構想によると、建屋付近の放射線量が高く、地上での長時間の作業は困難なため、

1~4号機を取り囲む環状の作業用トンネルを地下約40メートルに掘削。そのトンネル

から建屋地下の地盤の割れ目に、粘着質のセメントを機械で注入し、汚染水が地下

深く染みこんでいくのを防ぐ。4/28 読売新聞説明図あり)

地上で長時間の作業ができるようになるのは、まだだいぶ先なのだろう。

東京新聞朝刊 (4/28) 28面 「本郷館 惜しむ声」

本郷館は、築106年の木造3階建て下宿。 なんとか残して欲しいものだが、こういった

文化財未満の貴重な建物の保存は、金銭的なこともありたいへん難しい。 

原子力損害賠償紛争審査会を行う文科省旧館講堂。いい感じ。

Clematis

バルコニーのクレマチスが咲いた。

2011年4月27日(水) 地震発生から48日目

twitpic 「これをチェルノブイリ事故以前の82年に掲載してた『ララ』(白泉社)ってすごい。

少女マンガ誌恐るべし。」 三原順「Dei Energie 5.2☆11.8」(花とゆめCOMICS『夕暮れの旅』所収)

柏市周辺ホットスポット疑惑MAP (Googleマップ)

(参考) 「原発事故に伴う放射線量率等に関する市の考え方」 (4/22)

110419_4400fukushima  解説はリンク先参照

「福島県内4,400箇所の放射線量を可視化して、ついでに年間積算被曝量も推定してみた」

(4/26 宇宙線実験の覚え書き) 大変な労作。「説明をよく読んでください」とのお願い。

東京電力の50代女性社員が、17.55mSvの被ばく(基準の3倍超)でニュース(NHK)

なった。(妊娠の可能性のある女性については、3か月で 5mSvが基準)

これを読んで、子どもを年間 20mSvまで許容できるとした決定を不安に思わない方が

どうかしているだろう。

  東京電力「判断ミスで反省している」/原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、

  「極めて遺憾だ。きょう東京電力に対して、まずは口頭で注意した。」

文科省は反省することもないし、注意されることもない。

11日間で17.55mSvだから、1.6mSv/日の被曝ということになり、30日で50mSvに達する

ことになる。また、読売新聞は、この女性の内部被曝を 13.6mSvと報道している。

(4/28追記)3/12の1号機の爆発後、免震重要棟の中で、マスクをつけていなかったため

に放射性物質を吸い込んだ可能性が高い。(4/28 NHK

校庭表土除去の処分予定地、住民から不満相次ぐ4/27 読売

やっぱり普通に処分するのはムリだと思うが、福島市、郡山市一帯の、あらゆる工事で

残土の処分が難しくなると、いろんな問題が出てきそうだ。

 福島県郡山市は27日、福島第1原発事故に関する県の放射線量検査で数値が

高かった市内の小中学校と公立保育所のうち、市立薫小(児童数588人)で校庭の

表土を除去する作業を始めた。

 郡山市は放射性物質を取り除くため、地表から1センチの放射線量が毎時 3.8μSv

以上の15の小中学校と、毎時 3.0μSv以上の13の公立保育所について、校庭などの

表土を表面から約3センチ除去することにしている。(4/27 共同

 郡山市教委によると、薫小の校庭の砂ぼこりが舞わないよう散水し、市が委託した

民間の業者が重機を使って約7千平方メートルの校庭の土を除去。

 市立鶴見坦(つるみだん)保育所(園児数58人)でも同日、約240平方メートルの庭で

同様の作業を実施。取り除いた表土は郡山市内の埋め立て処分場で処理する予定という。

110414_dojyou_chikuseki (クリックで拡大)

日本分析センター敷地内における放射性核種の蓄積量

土壌によっては、セシウムも5cmまで達している。

芝生の場合、90%が芝生にあると推定。

4号機の使用済み燃料プールは、爆発などによる損傷で、水漏れを起こしている

おそれがあることが分かりました。 (4/27 NHK

今日から1号機の「水棺」作業が始まるが、水を満たして重くなった格納容器は、

地震時の横方向の力が大きくなり、耐震性はだいぶ低下するはずだ。それでも、

相対的な危険性を考えて、こちらを選んだということなのだろう。(耐震性評価は未公表)

林 典子(写真家) 「フクシマ: 1.5km~20km圏 生と死」

湯西川温泉の老舗旅館「伴久」が破産。(4/27 毎日新聞

もともと苦しかったようだが、第一原発の安定化は一年後か、二年後かもわからない状況

だから、北関東~東北の観光業はこれからもっと大変なことになるだろうし、外国人観光

客に依存しているところは、全国どこでも厳しいだろう。

(大手メディアは、予想の自己実現を避けるため、こういった予想は書けない。)

震災とは関係ないが、辻学園の民事再生法申請というのも驚いた。

少子化の読みを誤ったのだろうか?

松永和紀さんは信頼している書き手なのだが、この記事などは粗雑でちょっとがっかりだ。

三菱重工業は27日、放射線を遮る操縦室を備えた大型の特殊フォークリフトを開発

したと発表した。福島第1原発でのがれき処理を請け負う建設会社に5月2日以降、

2台納入する。4/27 産経) 戦車のノウハウが生かされた。

文部科学省 「福島第1及び第2原子力発電所周辺の放射線量等分布マップ」 (4/24)

今後、2週間ごとに公表する予定とのこと(朝日記事)。

110426_sekisan (クリックで拡大)

↑1年後までの積算線量推定(最小コンタは10mSv、赤線が20mSv)

110424_sokutei (クリックで拡大)

↑4/24時点の線量測定(最小コンタは1μSv/h)

2011年4月26日(火) 地震発生から47日目

「本当のSPEEDI」 (4/26 早川由紀夫の火山ブログ)で紹介されている

誰も知らなかった本当のSPEEDI(動画)にびっくり! (お薦め)

気仙沼市の地下水から基準値を超えるヒ素。廃鉱から流出。(4/26 時事通信

文部科学省が、20km圏内の空気中放射性物質(12ヶ所)と土壌(2ヶ所)の測定結果

を公表。(4/21公表の20km圏空間線量も4/24に修正)

まだ測定されたのはちょっとだけ。今後増やす予定とのこと。

放射性物質に汚染された水の水位や濃度が、3号機と4号機でも上昇しています。

4/26 NHK

こういうのが一番やばい感じ。今でも簡単に手のつけられない状況になっているが、

汚染が進んでさらに手がつけられなくなるのがとても怖い。

保安院「冷温停止できなかったら日本は終わり」 (4/22 離婚の法律屋ブログ)

こんなふうに電話するのはまぁどうかと思うけど、この保安院の人の話は、

とても正直なのではないかと可笑しかった。

文部科学省 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による計算結果

が公開になった。

110312_16_speedi_2 

↑1号機の爆発(3/12 15:36)の後、16:00-17:00

110314_11_speedi

↑3号機の爆発(3/14 11:01)の後、11:00-12:00

110315_07_speedi

↑2号機の爆発(3/15 6:14)の後、7:00-8:00

110315_10_speedi

↑4号機の爆発(3/15 9:38)の後、10:00-11:00

110315_17_speedi

3/15に、北西側に流れたはじめた時間帯、17:00-18:00

110424_speedi

3/12~4/24 までの積算線量

原子力安全委員会は25日、東京電力福島第一原子力発電所からの最新(1週間前)の

放射性物質の放出量が1時間あたり100億ベクレル程度と推定され、4月5日時点の

1千億~1兆ベクレル程度から、1~10%程度に減少した可能性があることを明らかにした。

4/25 朝日新聞

まず全閣僚で構成する「復興対策本部」を設置し、1年後の来年4月をめどに各府省の

権限を一元化した「復興庁」(仮称)を設置する方針を固めた。 4/26 毎日新聞

1年経ったら、もう作らなくても良くなっているだろうと思う。

「外人は来ない保安院・東電の会見」

この人の書いているものはいいかげんな内容も多いので見ないようにしているのだが、

とりあえず、これはオカシイです。

今日で、チェルノブイリ原子力発電所事故から25年。

GREENPEACEのビデオ(6分)

「チェルノブイリ健康被害」新報告と、首相官邸資料「チェルノブイリ事故との比較」との驚くべき相違

(4/17 Peace Philosophy Center: IPPNW/核戦争防止国際医師会議の報告要旨)

「Chernobyl: A Million Casualties」 (29分、日本語字幕も選べます)

110425_statice

和歌山の親戚から、野菜やお花を頂戴した。

2011年4月25日(月) 地震発生から46日目

東京電力 福島第1原子力発電所サーベイマップ(pdf)

110423_surveymap

110323_surveymap

ところで、3/23から作成されていたサーベイマップを昨日になって突然公表したのは、

本日発売の「週刊朝日」にスクープされたためのようだ。

「週間朝日」にとっては、雑誌が売れなくなってちょっと気の毒な感じではある。

福島県内の5つの公園で、放射線量が国が定めた学校での屋外活動などを制限する

目安を上回るなどしたため、福島県は、これらの公園の利用を1日1時間以内に制限

しました。公園の利用が制限されるのは初めてです。 4/25 NHK

4/25 東北新幹線が、東京-仙台で運転再開。(福島-仙台が再開。)

山崎 直子 さんのツイート (4/23) http://twitter.com/#!/Astro_Naoko

 宇宙でも被曝するかという質問を幾つか頂きました。宇宙船の中で一日1mSv程度であり、

地上の約半年分に相当します。私も昨年のミッションで15mSv位被曝しました。

原発避難区域からの方々が偏見なく暖かく迎えられることを切に願います。http://p.tl/Wt2L

 被曝線量と健康への影響は、年齢や体内被曝があるかにもよりますし、慎重な分析と

継続的な研究が必要です。ただ周りの人に感染するような話ではないため、宇宙飛行士と

握手して下さるであろう方々は、避難区域からの方にも暖かく接して頂ければと思います

昨日は、都内の反原発デモの映像がNHKのニュースでも流れたが、インドの反原発デモ

では、元最高裁判事や元海軍高官を含む100名が拘束されたそうだ。 (4/25 毎日新聞

4/25の朝日新聞朝刊 「中国四川省から 大地震の爪痕 3年…倒壊の町も観光資源」

(坂尻 信義)

によると、四川大地震の被災地の「遺跡めぐり」が観光コースになっているそうだ。

今回も、津波の被災建物を、原爆ドームのようなシンボルとして保存してもいいのでは

ないだろうか。

東京電力が、全役員の年間の報酬を50%程度カットする方針を固めたことが24日、

わかった。 部長級など管理職の年収も3割前後カットする方向で検討している。

(中略)取締役19人の平均は1人約3700万円4/25 読売新聞

実質債務超過で、今後、税金と電気料金(地方税のようなものだ)値上げで救済される

のだから、半分でもまだ高いと思われるだろう。

「福島第1原発から漏れた放射能の広がり」 「同・英語Ver」

萩原 出羽守 佐知子 さんによる美しいグラフィックス。(原図:早川由紀夫 さん)

「津波の損害補填で自衛官の給与10%カット!?」 (4/25 Rocket News 24)

3/12九州新幹線全線開業の、幻のCM(動画) (3/9から3日間だけオンエアされた)が、

4/23から九州で放送再開したとのこと。音楽はマイア・ヒラサワ。(スケジュール

「首相官邸の英語…ひどすぎます」 (4/23 日向清人のビジネス英語雑記帳)

「4700兆ベクレルのヨウ素・セシウムの量は?」 (4/24 安井 至 さん)

B君:放出された高濃度汚染水450トンに含まれていた4700テラベクレルの質量は、

ヨウ素131は、2800テラベクレルということなので、0.61g

セシウム137は、940テラベクレルということなので、293g

セシウム134は、同じく940テラベクレルということなので、19.7g

C先生:なんとヨウ素131はわずか0.61gか。450トンの水に0.6gでは、

これを吸着剤などで処理するのは不可能だと思われる。セシウム137でも結構難しい。

  (中略)

C先生:それでは、次。福島第一から放出された全放射性元素の総量だが、

4月14日の公表値によれば、

「放出されたヨウ素131は原子炉内存在量の2%の13万テラベクレル、

 セシウム137は同じく0.9%の6100テラベクレル」。

A君:この値を使って、gに換算すると。

ヨウ素131283g

セシウム137 1,900g

B君:これほど少ない量が放出されただけで、これだけの影響だから、

やはり放射性物質の管理は大変に難しい。

目方にするとすごく少ないのに驚く。数字を確認するのは重要だ。

 高知大学の岡村真教授(地震地質学)らが、高知県土佐市の2000年前の地層から、

厚さ50センチに及ぶ津波堆積物を見つけた。

 高さ10メートル超となった東日本大震災の津波でも、堆積物の厚さは5~7センチ程度。

専門家はマグニチュード9級の超巨大地震による津波である可能性をあげ、その再来も

あり得ると指摘している。4/25 読売新聞

福島県郡山市は25日、市内28の小中学校と保育所で、放射性物質が含まれていると

みられる校庭・園庭の表土(深さ2~3センチ)を試験的に除去すると発表した。放射線量

を下げる対策として初の試み。今週末から開始し、効果が認められれば高校や公園でも

実施する。4/15 毎日新聞

当然の試みだと思う。 しかし、文科省基準以下だと、費用を東電に請求できないのだろうか?

県立安積黎明高等学校(郡山市)敷地内の放射線量推移 (4/25の修正版レポート)

強風による砂塵の流失効果についての考察が追加されている。

流失したものはどこへゆくのか?

土を入れ替えた場合、風により周辺から再びやってくるのだろうか?

2011年4月24日() 地震発生から45日目

福島県内の学校の線量基準について、いろんな抗議記事が出ている。

日弁連 (4/22) 「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方について」に関する会長声明

独シュピーゲル誌 (4/21) 「日本は子どもに対して高い放射線値を確定した」

合原亮一 (4/20) 「正気を疑う文科省の学校線量基準」

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、3号機の原子炉建屋周辺で、1時間当たり

900mSvという高い放射線量を出すコンクリートのがれきが見つかり、東京電力は、

がれきを撤去して安全な場所で保管するとともに、3号機で起きた水素爆発で飛び散った

可能性があるとみて、詳しく調べることにしています4/23 NHK

使用済み燃料プールの燃料が破損して飛び散ったのではないか?などと、いろんな憶測

を呼んでいるようだ。構内にホットスポットがあることは以前から公表されていたが、線量

が公表されたのは初めて(なぜ?)。

東京電力は24日、建屋周辺で放射線量を計測し、作業員に情報提供している

「汚染マップ(サーベイマップ)」を公表した。4/24 共同

まだHPには出ていないもよう。→4/25の項にリンクがあります。

爆発によって壁が激しく壊れ、耐震性に懸念が出ている4号機の使用済み燃料プールに

ついて、東京電力は余震に備え、プールの底を下の階から複数のコンクリート製の支柱で

補強する案など、耐震性を高める対策の検討を急いでいます。4/24 NHK

4号機は、当初「火災」とだけ発表されたが、その後写真が公開され、激しい爆発があった

ことは誰の目にも明らか。でもこの爆発の内容についての説明は全くされていない。

原子力安全委員会は23日、東京電力福島第一原子力発電所から大気中に放出された

放射性物質の量が、放出量が落ち着いた今月5日の時点でも、1日あたり 154テラ・

ベクレル(1テラは1兆)に達していたことを明らかにした。 (4/23 読売新聞

今どれくらい出ているのかの推計が、なぜないのだろうか?

NHK (4/23) 「環境中に出た「放射能量」まとめ(判明分)」

▼大気への放出         370,000 兆ベクレル
                  ~630,000  兆ベクレル

▼海水への流出(高濃度汚染水)    4,700 兆ベクレル
        (比較的低いレベル)        0.17兆ベクレル

▼チェルノブイリでの放出量  5,200,000 兆ベクレル

▼原子炉にあった放射能量   660,000,000 兆ベクレル(3月11日)
                   110,000,000 兆ベクレル(4月11日)

この記事に数人のコメントがついていて、このような数字の公表の仕方は問題だらけ

との指摘がついている。

東京電力は、福島第一原発に、設計の想定を超える津波が来る確率を

「50年以内に約10%」と予測し、2006年に国際会議で発表していた。(4/24 読売

NHK報道局科学文化部 のツイートより  http://twitter.com/#!/nhk_kabun

 ちなみに政府大企業などのいわば権力側が会見を主催し、大本営発表を続けた時代の

反省から、会見を記者たちが主催しようという思いもあって設けられた記者クラブ制度が、

再び大本営といわれるのは皮肉です。

 東電の担当者は全ての会見を記録していますが、官邸のように内容を文字起こしして

webで公開するべきだと思います。

 東京電力、保安院、それぞれの「個別の会見」についてはこれまで通り毎日定時に、

これまで通りオープンに開催されます。

ニコニコニュース (4/23)  みうらじゅん「東電の仕事は全部断った」

「僕みたいなやつにたくさんギャラをくれるのは、あやしいじゃないですか」

面白いです。しかし、ギャラ500万以上ってホントか?

国土地理院 「最近の変動情報」 下図は垂直方向。水平方の図も見られる。

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東北の太平洋側の沈下はすごいけど、全国で数ミリ~2cm程度沈んだようだ。

本日は区議選。今の区に昔から住んでいるわけではないので、いまいち区議はピンと

来ないのだが。

4/24はキリスト教では、EASTER SUNDAY。

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2011年4月23日(土) 地震発生から44日目

0:25 震度5弱(福島県浜通り)、震源:福島県沖

今日の東京は激しい風雨。

首都圏の地盤に力が加わり、地震が起きやすい状態になっているとの解析結果を、

東京大地震研究所のグループが22日、発表した。(中略)マグニチュード7級の南関東の

地震が誘発される可能性があるとして、注意を呼びかけている。4/23 読売新聞

(資料) 原発・核燃料施設労働者の労災申請・認定状況 (2002.3月まで)

トヨタ自動車は、東日本大震災で停電が続いた際に一部のハイブリッド車に搭載して

いる家電製品用の電源コンセントが役に立ったという声が寄せられたことから、この

機能をほかのハイブリッド車にも広げることを検討しています。4/23 NHK

家庭用の太陽光発電装置も、非常時用のコンセントがあるが、発電時しか使えず、

W数もあまり大きくない。一方、家庭用の燃料電池(ガス利用)は、停電時は使えない

仕様になっているが、これを機に見直しがあるかも知れない。

水産庁が発表した「放射性物質は食物連鎖で濃縮されない」と言う記事の根拠

経年データは、マイワシのみ。マイワシは食物連鎖では、下位のほう。

東京電力会見メンバーのあだ名等まとめました。これを見て会見も是非!

  会見はニュースでしか見てないけど、ちょっと面白いです。

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目黒駅前のスズキフルーツで、小さいタケノコ(熊本産)を購入。一皿500円。

3月から今頃まで並ぶのでときどき買うのだが、ホイルに包んでオーブン焼きにし、

半分に切って何も味付けせず、剥きながらかじりつくのがうちの食べ方。アク抜きは

しなくてもokだが、焼くまでに時間があれば、水に漬けておいた方がbetter。

そういえば震災の日も、家の中を片づけてからこれを食べた。

2011年4月22日(金) 地震発生から43日目

今日の朝日新聞朝刊は、福島の学校の放射線問題には沈黙。他紙はどうなのだろう?

今回、政府は学校についてはこの「復旧期」の上限値である年間20mSvを採用しました。

4/21 NHK「かぶん」ブログ) という報道が多いようだが、

ICRP Publication 111 (4/21にリンク先があります)では、このような表現だ。

(o)汚染地域内に居住する人々の防護の最適化のための参考レベルは、この被ばく状況

区分に対処するために Publication 103 (ICRP,2007) で勧告された 1~20 mSv の範囲

下方部分から選定するべきである。

福島県災害対策本部が学校・道路・公園など3500箇所で測定した放射線レベル

(4/5-19調査)を @ さんがGoogleマップ上に表示した労作.(お薦め

(但し、作者によると位置については正確性が保証できないとの注意書き。)

毎日新聞 (4/22) 「記者の目:全村避難迫られる福島県飯舘村=関雄輔」 より

これに対して村は、放射線量が低い地区を除外することや、役場機能を残すことを認める

よう訴えている。放射線のリスク以上に高齢者ら弱者の心身に負担がかかり、主要

産業の畜産が途絶するダメージも大きいからだ。 (中略)

中川准教授は「村民は被ばくより目の前の生活に悩んでいる。年配の人ほど20ミリシー

ベルトを超えても問題ない」と指摘。「遠く離れた安全な場所(東京)でリスクばかり言い立

てる人が現地を苦しめる」と語る。

政策決定に透明性が必要。一方では子どもに20mSvリスクを負わせ、一方では20mSvを

超えたことで、一律に退避というが、政府のご都合にすぎないことを、みんな感じている。

文部科学省は21日、20km圏の空間放射線線量を公表。 (4/22 朝日新聞

「ぴあ」首都圏版が7/21号で休刊。一時代を築いた雑誌。昔はこれをチェックしていた

ので、感慨がないわけではないけど、とっくに役割は終わっていたので今さらな感じ。

14日に書いた、東京駅赤煉瓦駅舎の屋根のスレートについての続報が、

森まゆみブログ「震災日録 4月15日」に出ていた。

「来週、現地を視察し、現況を確かめ、被災スレートのうち使えるもの は文化

保存の鉄則に従い使いたい」と確約してくださいました。ただし、「重要文化

財であり、駅舎として活用する以上、海水に浸かったス レートの安全性などの

検証が必要」とのこと。

ということで、JRでも前向きに検討することになったそうだ。

中国の建築バブルについては、もうだいぶ前から懸念されるところだが、この動画は

何だか怖いくらい。 Togetter「中国の建築バブルの実態動画です」

「こにゃん市長選挙」

国産ロボットを原発に投入。(4/22 朝日新聞

陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)の電源がオフ状態。

設計寿命3年、目標寿命5年を超えて運用していた。(4/22 JAXA

独ビルト誌のHPに、原発事故の日本語ページが登場。

2011年4月21日(木) 地震発生から42日目

4/21 22:37 震度5弱(千葉県北東部)、震源:千葉県東方沖

日本放射線学会の遠藤啓吾副理事長に学校生活での注意点を聞いた。

 --19日に文部科学省が示した基準の評価は。

 「妥当だ。年間被曝量が100ミリシーベルトを超えない限り健康への心配はいらな

ので安全値をとったという印象。『屋外活動1日1時間』という制限も、3日で3時間など

柔軟に運用すればいい」

 --気をつける点は。

 「計測される放射線量のほとんどは空気中より、地上に落ちたものから出ている。心配

ならば土に直接触れる遊びをしない方が良いが、外で遊ぶなというわけではない、問

題になるのは累積の被曝量だ」

 --被曝量を気をつける点は。

 「マスクや帽子は、ほこりと一緒に放射性物質が髪に付いたり、口に入ったりするのを防

ぐ一定の効果がある。屋内では、屋外の被曝量の1~2割に抑えられる」

(聞き手・渡辺志帆) (朝日新聞 4/20夕刊)

朝日新聞は、なぜこんな暴論を掲載するのだろうか。ついこの間まで職業被ばくの上限

は、5年間で100mSvかつ年間50mSvを限度と、放射線障害防止法で定められていたの

だ。それと子どもの被ばくを比較する方がどうかしている。

それに、土に直接触れない遊びって何だろうか? 福島の小学生は、防護服を着て、

ゴーグルと手袋着用で野球でもやったらどうだろうか。海外のメディアが大喜びで報道

するに違いない。

4/21 「屋外活動制限についての保護者説明会」で配布された資料

4/21 「福島の子どもたちを放射能から守れ!政府交渉」 (USTREAM 約35分)

あまりにひどいので、心を穏やかに保ちたい人は見ない方がいいかも。

県立安積黎明高等学校(郡山市)敷地内の放射線量推移 (4/18報告のレポート)

現在の放射線がセシウムCs137によるものであれば半減期が30年であることから、

地表面および地上100cmの地点においても放射線量が大きく減少することは

期待できない。セシウムが沈着した表土を取り除くなど土壌改良が必要である。

(注:4/25に修正版が出ました。)

東京電力福島第1原発の復旧を巡り、作業員の被ばく線量の上限を100ミリシーベルト

から250ミリシーベルトに引き上げた特例措置が現場であいまいに運用され、作業員の

放射線管理手帳に線量が記載されていないケースがあることが分かった。

4/21 毎日新聞) これもひどい話だ。

東電公表。 流出した海水に含まれる放射能の量は、4700兆ベクレルと推定。

22日0:00から、半径20km圏を立ち入り禁止の「警戒区域」に設定。

(メモ)東日本大震災動物救援活動 のサイト

東電 (4/20) 「核種分析の誤りについて」 で、溜まり水の核種分析結果が訂正された。

CL-38は検出限界未満とされ、再臨界があったと主張する人たちの根拠がなくなった。

早野さんのツイートでは、当初から分析結果の矛盾が指摘されていたが、それが

正しかったことになる。

ICRP Publication 111  Application of the Commission’s Recommendations to the

Protection of People Living in Long-term Contaminated Areas after a Nuclear Accident

or a Radiation Emergency (2008年10月、無料公開中) の暫定日本語版が公開

「原子力事故又は放射線緊急事態後における長期汚染地域に居住する人々の

防護に対する委員会勧告の適用」日本アイソトープ協会の日本語版ドラフト

Togetter 「つくば市の放射線検査要求はマスコミによる曲解報道のようです」

あぁ、やっぱり…、という感じ。 妙な記事にはとりあえず静観したほうがいい。

河野太郎ブログ 4/21 「外務委員会迷答弁」 より

夜、ルクセンブルク大使公邸で、ルクセンブルクの副首相・外務大臣の歓迎夕食会が

開かれ、その席上で、元通産官僚が、日本では自動車事故で毎年何千人死んでいる、

原発の事故でこれまで何人死んだんだとのたまわった。それを聞いて、出席していた

ヨーロッパ人は、みんな僕の方を向いてウインクした。日本の原子力行政がいかに

ひどいかを説明するよりも、百倍、日本の原子力問題がはっきり副首相には伝わった。

スーちゃん逝去。乳ガンだったとは知らなかった。私の同世代にはキャンディーズの

熱いファンだった人も多い。

リニア中央新幹線が「直線ルート」で答申。いよいよ着工に向けて動き出す。リニア新幹線は

東海道新幹線の代替設備だから、震災でかえって必要性が認識された面もあるだろう。

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Rose of Galaxies (NASA) ハッブル望遠鏡は21周年だそうだ。(1990.4.24打ち上げ)

お昼はプチ贅沢で、緑が丘のフー・ヴェールへ。

平日のランチは前菜、スープ、メイン、デザート、コーヒー(または紅茶)で1,680円。

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↑前菜:(左から)ラタトゥイユ、ホタテのキッシュ、白身魚とキャベツのゼリー寄せ、
 ホワイトアスパラガスのムース、ピクルス、サラダ

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↑ 新玉ねぎのスープ

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↑ 豚肩ロースの香草パン粉焼き

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↑ブラックチェリーとレモンのタルト、イチジクのアイスクリーム、桜のマシュマロ

たまに来るのですが、いつもおいしいです。大井町線沿線では、とてもコストパフォーマンス

の高いお店だと思います。

2011年4月20日(水) 地震発生から41日目

カミンの「猫めくり」「犬めくり」の応募は、今日が〆切です。(例年は3/31)

「福島県内の学校等の校舎・校庭等の利用判断における暫定的考え方」

(文部科学省 4/19) これによると、

校庭・園庭3.8μSv/時間(保育所、幼稚園、小学校については50cm高さ、

中学校については1m高さの数値:以下同じ) が使用可能な目安とのこと。

土・ほこりを吸い込むことを考えると、これでは20mSv/年を超えそうな気がするが、

誰かそのあたりを解説していないだろうか?

 この基準を超えたのは、福島市や郡山市、伊達市の13の小中学校、幼稚園、保育園

(児童生徒ら3560人)。この13施設では、校庭や砂場での屋外活動は1日あたり

時間程度にとどめる。手洗いやうがい、帰宅時に靴の土を落とす、などを勧める。

 学校の汚染調査から、放射性物質が沈着した砂ぼこりを吸い込むことによる内部被曝

の影響は、高い学校でも全体の被曝量の3.5%ほどで、考慮する必要はないと結論

付けた4/20 朝日新聞

ICRP勧告の上限(20mSv/年)の環境に子どもを置いた上に、内部被曝の影響を十分な

根拠もなしに退けているのは、ずいぶんひどい話だと思う。福島の子どもは、低線量被曝

実験のモルモット扱いだ…。

取り急ぎこの新しい目安を作った訳ですが、実際のところ政府内でどういう議論がされ

てこの値が出てきたのか、またより厳しい値を設定するという選択肢はなかったのかと

いったようなですね、そういった情報が十分に公開されているとは言えない状況です。

4/20 NHK 藤原記者

2号機取水口付近の海水のヨウ素131の濃度が上昇。260,000Bq/L (基準の6,500倍)

(18日朝採取)。 (4/20 NHK

いわき市沖のイカナゴ(コウナゴ)(18日採取)から、14,400 Bq/kgの放射性セシウムと、

3,900 Bq/kgの放射性ヨウ素。

  水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード 

初めて魚介類の出荷と摂取の制限が指示。(これまでは自粛だった。)

「原発事故で詐欺師が歓喜! ――NASA浄水器(笑)やインチキ薬から、
 放射能除去マスク・洗剤まで。放射能詐欺師の手口を全部暴く!」

夏原 武  4/19)

不安につけ込むインチキ商売にとっては、ホントにチャンスなのだろう。

東日本大震災に伴う津波で大きな被害を受けた仙台平野で、浸水域の先端が、江戸時

代の街道と宿場町の手前に沿って止まっていることが、東北大の平川新教授(江戸時代

史)の調査で確認された。仙台平野は400~500年おきに大津波に見舞われており、

街道は過去の浸水域を避けて整備された可能性が高いという。4/19 毎日新聞

弘中 惇一郎 さん (朝日新聞 4/20 朝刊13面)

「権力犯罪といいますが、近年特捜部が摘発している事件は果たして権力犯罪という名に

値するのでしょうか。鈴木宗男前衆議院議員や堀江貴文・ライブドア元社長の事件、村木

さんの事件もそうですが、これらは本当の意味で権力者が権力を乱用して犯した犯罪と言

えるのか、極めて怪しい。いつか本当の権力犯罪が起きたときに備えて、ひっそりと特捜

部が存在しているというのも一つのあり方でしょう。しかし、常設の組織となると、特捜部長

になって何の仕事もしないでいることは難しい。自分の在任中に大きい事件をやりたいと

思ってしまう。すると、たいしたこともない事件を仰々しく権力犯罪と銘打ってやりたくなる。

最も重大な権力犯罪を特捜部が犯してしまうことになる。そういう弊害を考えると、特捜部

は常設せずに、いざというときに検事たちが集まって捜査すればいいのではないでしょう

か。」

2011年4月19日(火) 地震発生から40日目

4:14 震度5弱(秋田県内陸南部)、震源:秋田県内陸南部

2号機高濃度汚染水の移送開始 (4/19 NHK

2号機のトレンチとタービン建屋の地下にある汚染水、合わせておよそ1万トンで、

1日480トンのペースでおよそ26日間かけて移送する計画

移送量は480×26=12,480トンになる。2号機は約7トン/時の冷却水を入れているので、

26日間の注水量は4,368トンになる。差の2,000トンは蒸発?

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「都内における大気浮遊塵中の放射性物質はもうほとんど無い」 (4/19 早野 龍五 さん)

「安全基盤機構の報告書生きず…電源長期喪失への対策」 (4/19 毎日jp)

いろんな関係機関があるのだが、どういう役割分担なのかわからない。

メモ) 海水中の放射性物質の基準 (NHK

  ヨウ素131 40Bq/L、セシウム137 90Bq/L、セシウム134 60Bq/L

JKTS 4/16に陸前高田に入った看護師のブログ (お薦め)

槻月 沙江(きづき さえ) 「震災7日間」 (仙台の7日間のコミック: お薦め)

2号機建屋内の放射線量、最大4mSv、思ったより低い。(日経

湿度は最大99%で、レンズが曇ってロボットは奥に進めず。(NHK

米エネルギー省が、年間の放射線量を公表(4/18)

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赤い部分が2000mrem/y=20mSv/年 を超える推定範囲。(ヘリによる観測から推定)

14:10に福島県浜通り、宮城県東部の一部に暴風警報が発表。

明日未明にかけて暴風に警戒。

3号機の原子炉建屋内で、大型機器を出し入れする二重扉が2枚とも開いている。

4/19 産経新聞) つまり、外部とつながっているらしい…。

被災地の外にいる我々が一番、心にとめておかねばならないことがある。それは、

忘れないことである。特に県の人も心配していたのが「ゴールデンウィークのマイル

ストーン」だ。つまり、GW明けくらいになると、報道も一段落し、被災地のことが忘れられ、

他の話題が報道のメインになっていく。そして、まだまだ救済が必要なのに、

「もう、支援はいいでしょ」というムードになってしまうこと。これが怖い。

4/18 やまけんの出張食い倒れ日記

「国境を越えた16人の原子力専門家たちによる声明」 (4/19 日本原子力産業協会)

事故後の検証から、事前のより詳細な分析によって必要性を特定できる、比較的コストの

かからない改善を実施していれば、これらの事故は完全に回避できた可能性があることが

判明している。 「完全に」は楽観的すぎるかもしれないが…。

夜、NHK「女優 夏目雅子 笑顔に秘められた執念」を見る。(放送は18日)

なつかしいです。最初に出たTVドラマで酷評されてた、というのは知らなかった。そこ

から急に素晴らしい演技ができるようになったのは、監督たちのおかげもあるのだろう。

2011年4月18日(月) 地震発生から39日目

ロボットによる原子炉建屋内の放射線量: 3号機は最大57mSv/hNHK

4号機原子炉建屋の地下1階にも、放射性物質を含む水がたまっていることが判明 (毎日

北大 CoSTEP  緊急出版!「もっとわかる放射能・放射線」を電子書籍で (無料公開)

atmc.jpのサイトに、「福島県内の小学校の放射線量マップ」が追加

「上野動物園の長寿カバ、サツキ死ぬ 震災直後に転びけが」 (4/18 朝日新聞)

「幼い頃から上り下りしている階段で、普段なら転ぶことは考えられない。

本震と相次ぐ余震で相当、落ち着かない様子だったようだ」

福島第1原発で活躍するロボットは、「ルンバ」の兄弟 (4/18 The Wall Street Journal)

国の「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)」で、福島第1原発

事故後に2千枚以上の拡散試算図が作成、公表はわずか2枚だけ。4/18 共同

東京電力は18日、福島第一原発2号機の燃料プールにある使用済み燃料が破損して

いる恐れがあるという見方を示した。燃料プールの水の分析からわかった。

(中略)落ちたがれきなどによって核燃料が壊れた可能性があるという。4/18 朝日

  16日採取の2号機燃料プールの水は、セシウム137 150,000,000Bq/L

  セシウム134 160,000,000Bq/L、ヨウ素131 4,100,000Bq/L

  ヨウ素131の比率が少ないのは、時間が経った使用済み燃料だから。

原子力安全・保安院の西山英彦審議官は18日の記者会見で、1~3号機の核燃料が

「溶融していると思われる」と述べた。4/18 読売

誰でも知ってるようなことを、いまさら公表するのがどれほど滑稽なのか、この人は判って

いるのだろうか? 本来、一番先に報告するべき立場なのに。

妻に「このところ安いから毎日、茨城の野菜買ってるけど、大丈夫だよね?」と聞かれる。

もちろん大丈夫だと思っていますが…、安いから警戒する、という人もいるのだろう。

2011年4月17日() 地震発生から38日目

0:56am 震度5弱(新潟県中越)、震源:新潟県中越

東の沖合30kmの海水の放射性セシウム、ヨウ素の濃度が上昇。(クリックで拡大)

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出典: http://atmc.jp/plant_sea/under/?n=4

東京電力は、施設にたまった汚染水を再び原子炉に戻して冷却するシステムを

新たに作り、夏までに稼働させる計画をまとめました。NHK

陸前高田市で、津波の浸水地域にある自宅の跡地にプレハブの住宅を建てて家族と

住み始めた男性に対し、きのう市側が、再び津波が起きると危険だとして、自主的に

住宅を撤去するよう協力を求めました

口蹄疫のときの種牛の殺処分を思い出した。 だけど今回は法的な根拠はなさそう。

「官邸HPに掲載されたタービン建屋地下溜まり水測定結果は不思議がいっぱい!

コメントしようもないほどの混乱.」 4/17 早野 龍五 さん

土壌に含まれる放射性物質の検査方法について、農水省が水田の検査で用いている方法

(表層から15cmの深さまで採取し、乾燥土のBq/kgとして公表)と、IAEAの方法

(表層から5cmの深さまで採取し、Bq/kgから Bq/㎡ に換算して公表する)が違っている

ことが、話題になっているようだ。(IAEAの方法: スライドの13p-14p

学校校庭の土壌検査は、表層5cmを採取する方法で、Bq/kgとして公表している。

水田の土壌サンプリングの様子 (You Tube)

海域における放射能濃度のシミュレーション」が4/16に更新されている。

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  図は5/1のシミュレーション。 前回よりも北側に流れる予想になっている。

東電、発電実績データを密かにHpから削除

17日の最大のニュースは、東京電力「福島第一原子力発電所・事故の収束に向けた道筋

なのだろうけど、状況も定かでない段階なので、スケジュールはあまり意味がなさそうだ。

注目なのは、赤字で書かれたリスク①~⑨の公表だろう。

リスク① 冷温化により格納容器内の水蒸気が凝縮、水素の濃度が高くなり、水素爆発する恐れ

リスク② 損傷箇所の密閉作業が長期化する恐れ

リスク③ 更なる余震や夏場の雷などで系統電源(の一部)が喪失する可能性

リスク④ 水を満たす過程でタービン建屋への流入水が増加

リスク⑤ 放射線レベルの高い場所で、作業が長期化する恐れ

リスク⑥ 建屋損傷のため通常の冷却ラインが復旧できない可能性

リスク⑦ 水処理施設の設置遅延や稼動不良の可能性

リスク⑧ 建設に着手するには線量レベルの大幅削減が前提

リスク⑨ 巨大台風時にカバーが破損する恐れ

付け加えるなら、安全対策が多重化されていないため、人為的ミスにより、事故が起きる

リスクも高いだろう。 実際17日に、人為ミスにより電気設備がショートし、共用プールの

冷却が3時間停止する事故が起こった。

原子炉建屋内部で、ロボットを使った調査が開始。

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出典: TEPCO Photos For Press

天気もいいので、パンダでも見に行こうかと思ったのだが、ネットで調べたら、前日は

「入園まで1時間待ち」とのこと。 そこまで並びたくはないので、多摩動物園に行く。

穏やかな天気でそれなりに賑わっていましたが、まぁ上野にくらべればのどかです。

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↑ユキヒョウの「ミミ」

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↑ユキヒョウの「ユッコ」

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↑キリンがたくさんいる

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ライオンの母子

16:10頃、橋の上からライオンを見ていたら、とつぜんオスの1頭が、ほかのオスに

「ガオーッ」と叫んで飛びかかった。本物の叫び声は迫力がありますね。

すぐにあまり何事もなく分かれたけど、その後もしばらくライオンの群れ全体が興奮

した感じでした。

2011年4月16日(土) 地震発生から37日目

11:19 震度5弱(茨城県南部) 震源:栃木県南部 東京は震度4。

近いな、と思ったので緊張した。

2号機トレンチの水位上昇。

海水から限度6,500倍のヨウ素131(260,000Bq/L)。前日の数倍。2号機ピット付近。

「週間ダイヤモンド」 4/23号の特集は「食を守る!」なのだが、

食品の放射性物質の基準の説明(p.28)はとてもおおざっぱだ。

「国際放射線防護委員会(ICPR)によると、外部被曝か内部被曝かを問わず、発ガンリス

クが高まるとされる最低値は100mSv。これ未満の線量では、喫煙や食習慣などの要因が

大きく、放射線の影響が証明できない。」

紙面に限りがあるのはわかるけど、これじゃ読んでも安心できないのでは。

上記、週刊ダイヤモンドの記事(p.44)による、コウナゴの生態:

 コウナゴは仙台湾で孵化し、2月くらいから親潮に乗って南下してくる。移動するのは

海岸のすぐそばから遠くても沖合5kmくらいまで。福島第1原子力発電所の目の前を

通ってくることになる。

TEPCO PHOTO NEWS http://www.tepco.co.jp/en/news/110311/

全国の地球科学図 面白いサイトがいろいろあるものだ。

山岸 涼子「パエトーン」無料公開 http://www.usio.co.jp/html/paetone/index.html

このコミック(1988)は持ってたと思って探したら、坂田靖子「パエトーン」(1984年)という

別の作品だった。作品としては坂田さんのほうが名作なのだが。

黒沢 明 「夢」の6話「赤富士」が、原発6基が爆発する、と言う夢を描いていて話題。

以前TVで見たけど、すっかり忘れていた。

http://www.youtube.com/watch?v=mTg3D1PoyUE

台詞はこちら→ http://quasimoto.exblog.jp/14559573/

東日本大震災対策組織図(自民党佐藤正久議員作成)

なんか疲れているので、今日は仕事はお休みにした。

放射性ストロンチウムの分析はなぜ時間がかかるのか?

 ストロンチウム90の分析 (日本分析センター)

   ストロンチウム90は、ガンマ線がほとんど放出されないで、ベータ線のみが放出

   されます。ベータ線はガンマ線と違って、固有のエネルギーを持っていないため、

   どの放射性物質から放出されているかを決めることはできません。このため、

   化学的にストロンチウムだけを分離精製する必要があります。

 詳しくは→ 「放射性ストロンチウム分析法」 (pdf 165p)

2011年4月15日(金) 地震発生から36日目

福島第一原発で、地下水の放射性物質の濃度高まる。(NHK) 当分打つ手がなさそう。

3号機圧力容器で温度が急上昇。(産経) 「計器の故障」本当かな?

原発事故の海外報道を翻訳して紹介するサイト「Genpatsu」

フジサンケイ「第20回地球環境大賞」は2月に東電に決定していたが辞退。 痛すぎる。

Togetter「日本の製造業がヤバい(物資が足りない的な意味で)」

  建材の供給がこの先どうなるのか、人ごとではないのだが、正確なことは誰にも判らない。

会津若松市と下郷町、会津坂下町のホウレンソウから基準値を超えるセシウム

データpdf)が初めて検出。4/15 福島民友) 

今まではなぜ高い値が出てこなかったのか? 何だか謎だ。

こちらの放射線値分布図(Googleマイマップ)を見ると、会津若松周辺は、やや高い程度

なのだが、部分的には、もう少し多くの放射性物質が降下したのかもしれない。

ところでこの地図を見ると、埼玉県の三郷付近もやや高い値になっているが、三郷の

ホウレンソウからも、基準値は超えないものの、やや高めの放射能濃度が検出されている。

学校再開の放射線値の目安ついて

4/13 原子力安全委員会が「年間被曝量を成人の半分の10mSv/y程度におさえる」と示す。

4/14 原子力安全委員会が「委員会として決定したわけではない」と撤回。(4/14 朝日新聞

4/15 高木義明文部科学相は「目標は20mSv/yで、(基準厳格化により)学校を頻繁に

   移動させることはできない」と話し、考慮の対象としない考えを示した。4/15 時事

政府は福島の子どもを守るカネは出さない、と言っているようなものだ。

10mSv/yだと福島市周辺の学校まで再開できないことになるから、影響に臆したのだろう。

「静かに立ち去った米軍」 入念に考えて活動していることがよくわかる。

「復興の狼煙 ポスタープロジェクト」 こういうのは泣けるけど、

フジテレビの「ひとつになろう日本」というキャッチフレーズが嫌いだ。

原発安全神話でむりやりひとつになろうとしたことを、もっと反省した方がいいと思う。

江ノ島水族館に、今日ミツクリザメが入ってきたらしい。 見たいけど、日曜まで生きてるかな?

石原吉明さんによる、福島県内の学校での測定結果可視化マップ(pdf) (お薦め)

緒方 貞子 さん(4/15 毎日新聞

「物事の決定を早め、さらに徹底させてほしい。トップがきちんと説明しないと国民は安心

できないでしょう。連日の記者会見で、政府が一生懸命説明されているのはわかるんです

けれど。一生懸命さだけ伝えられても国民は困るんですよね」

中学校で30年ぶりに復活する放射線授業4/7 電気新聞

そうだったんだ…。 私の通った中学・高校は私学でわりと教師が好きなように教えていた

せいか、けっこう「原子力は問題が多い」と教師から聞いたような記憶があるのだが。

今日でNifty25周年とのことで、「Nifty-serve復活」なんてのもある。 私には懐かしい。

ニフティ25周年記念サイト→ http://www.nifty.com/25th/

「お宅の井戸水の放射能検査を行いませんか」と町の依頼を受けたように装い、

電話で勧誘するといった事件が発生しています。福島県三春町

これから、いろんな放射能詐欺商法が増えそうだ。

2011年4月14日(木) 地震発生から35日目

いわき市沖のイカナゴ(コウナゴ)(12日採取)から、12,500 Bq/kgの放射性セシウムと、

12,000 Bq/kgの放射性ヨウ素。ものすごく高い値だが、汚染のひどい場所を通った群れ

なのだろう。いまのところイカナゴ以外からは高い汚染は見つかっていない。

  水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード

明日15日から茨城でコウナゴ以外の漁を再開。(共同通信

  しかし、サンプルも少ないのに、消費者や卸業者は受け入れるだろうか…?

  マスメディアは、ほかの魚種の汚染データがどうなっているか、ほとんど伝えていないし。

2号機の取水口付近で、12日午後、100,000 Bq/L(国の基準値の2,500倍)の濃度の

ヨウ素-131が検出。やはり流出は止まっていないのだろうか。

4号機使用済みプールの分析結果が13日公表。

I-131 220,000 Bq/L、Sc-134 88,000 Bq/L、Sc-137 93,000 Bq/L、

東電は「燃料の一部は破損しているものの、大部分は健全だとみられる」という見方

東日本大震災の震源域の東側で、M8級の巨大地震が発生する可能性が高いとして、

複数の研究機関が分析を進めている。 (4/14 読売

環境省は東日本大震災の被災地で出たがれきなどからアスベストが飛散して健康に

影響を及ぼすおそれがないか、13日から福島県で調査を始めました。4/14 NHK

福島大学放射線計測チームが県内372地点を測定し実測図を作成。4/9公表。

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測定は3/25-3/31、福島市内の減衰曲線をもとに3/30の値となるように補正。

同チームによる福島市内の放射線量率

森まゆみブログ「震災日録 4月11日」より

東京駅の復元工事に当たり、石巻の熊谷産業がスレート瓦は終戦後の修復の際の

宮城県登米・雄勝産のものをていねいに外して使えるものを選んできれいにして60,000枚、

いましも東京へ運ぶばかりになっていたところ、被災、津波で流され、それでも45,000枚は

拾った。塩抜きをすれば使えるという。しかしこのまま行けば工事主体としては進捗上、

津波に流された瓦を使わずにスペイン産の瓦を発注する計画とか。被災した企業を応援し、

建築文化保存のためにも瓦募金をして、瓦一枚ずつに募金者のメッセージを書いてもらい、

東京駅を東北復興のためのシンボルにできないか、という提案をした。。これに対して大勢

から返信がきた。

宮城は天然スレート(玄昌石)の産地。今では高級品なのでなかなか使えないけど、

せっかくの東京駅。手抜きせずに昔通りのものを使ってもらいたいものだ。

JA全中「福島第一原子力発電所事故災害に関する抗議」 (3/14)

携帯の緊急地震速報アラームを覚えたインコ (Rocket News) すごく似ている。

朝日新聞 4/14朝刊 「名勝・松島 住宅建設か景観保全か

地元は高台への移転を求めているが、高台の多くが文化財保護法で建造物の新築が不可。

私見では、「新しく景観を作り出す」つもりで、高台の建築を認めるようなルール作りも

できるのではないかと思うけど、ふつうなら何年も議論して合意に至るようなことを、

短期間に決めるのはすごく難しい問題だ。

浜本 茂 「本の雑誌」2011.5月号 p.1 より

「一冊の『週間少年ジャンプ』が、雑誌の最新号が届かない仙台市にある書店で、

百人以上の子どもたちに『立ち読み』されている」というニュースをネットで見た。

取次からの便がなく、新刊の入らない書店が男性客から譲られた一冊の「少年ジャンプ」

を店頭で立ち読みOKにしたところ、順番待ちにもなる人気となり、十キロも離れた

自宅から自転車で読みにくる子も現れたという。今号で鏡明氏が本は「目と太陽が

あれば楽しめる唯一のメディア」と書いているが、まさにそのとおりだろう。

電気がなくても楽しめる本のメリットが、いまこそ見直される時なのではないか。

一冊の本が被災地の人々の心をやすめる一助になりますように。私も本の力を信じたい。

鏡 明 「本の雑誌」2011.5月号 p.90 より

 部屋のドアが開かない。

 中の本が崩れているんだな。あのすごい地震の後だからね。それぐらいは覚悟していた。

一昨日、福島第一原発から30km以上離れた場所で、微量のストロンチウムが検出された、

というニュースがあった。これはそれほど恐れる量ではないのだが、もっと近い場所での

データがなぜないのか、かなり疑問に思う。

2011年4月13日(水) 地震発生から34日目

10:08 震度5弱(茨城県北部)、震源:福島県浜通り

仙台空港が国内線の運行再開。

12日の有感余震(震度1以上)は126回。3/20以降で最多。(4/13 共同

4号機燃料プールの水温が90度に上昇。付近の放射線量 84mSv/h。(4/13 毎日

水温っていうか熱湯。かなり心配。

(13日夜の発表では、プール水位は燃料棒の上端から約2m、13日の注水でさらに1m上昇)

15日の発表では、84mSv/hは積算値で、数十mSv/hに訂正。)

「管 有能」でGoogle検索すると、何と、「もしかして: 管 無能」と返ってきます。

もう再現しないようだけど、おもしろすぎる。

「チェルノブイリ周辺農地、ナタネで土壌改良 放射性物質吸収」 (4/13 毎日)

放射性物質で汚染された土壌は年数がたつと浄化が難しくなることが分かった。

福島第1原発事故で土壌浄化を行うのであれば、早い段階で汚染された地表部分を

除去するなどの取り組みが必要

  なぜ時間が経つと浄化が難しくなるのか?

  「避難処置に関するメモ」(4/11 ケミストの日常)では、

  粘土鉱物中の金属イオンが、放射性セシウムに置き換わると出にくくなる

  と説明している。(但し、粘土に強く結合した場合は作物にも移行しにくくなる。)

  飯館村などでは耕作を行わないようだが、では、休耕するよりも何かを植えて

  それに吸収させた方がいいか?というとそう簡単でもないらしい。

    ・耕作のために耕すと、土の深いところにまで汚染が進むので、それよりは

     表層をはぎ取った方がいいかも。

    ・カリウムが多かったら植物はセシウムを吸収しない。

    ・耕作する農民がセシウムのほこりを吸収するのでよくない。

  など、いろんな事情を考慮しなければならないようだ。

(参考)「セシウム(Cs)の土壌でのふるまいと農作物への移行」(日本土壌肥料学会)

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第一原発から東におよそ30キロの海面で採取した海水を分析した結果、

1リットル当たり88.5ベクレルの放射性のヨウ素131が検出4/13 NHK

「「緊急事態対応判断基準等に関する調査」について」 (H19 原子力安全委員会) より

Cs_level_russia

チェルノブイリ後、旧ソ連各国では、食品中の放射性セシウムの基準値が引き下げ

られていることがわかる。今回の日本の暫定基準(飲料水・牛乳・乳製品で200Bq/kg、

野菜・穀類・肉・卵・魚・その他で500Bq/kg)の半分くらいだ。事態の長期化を受けた措置

だろうが、日本でも事態の長期化は明らかなので、こちらの基準を参考にするべきだろう。

Codex、EU、FDAなどの基準は緊急対策で、長期にわたる事態を想定した基準ではない

今朝は仕事についてのイヤ~な夢で目が覚めた。夢の内容まで覚えているのは私には

珍しい。昨夜は酒も飲んでいないのに、何でだろうか。そのあと、起床時間までうつらうつら

しながら思い出したのは、25年くらい昔に読んだフィリップ・ディックの「高い城の男」の

ことだ。この小説の中では、第2次世界大戦が枢軸国の勝利に終わり、アメリカ合衆国は

ドイツ第3帝国と日本に分割占領されている。一方そのアメリカでは、連合国側が勝利した

後の世界を描いた小説が流行しており…、というところから、何が真実で何が虚偽なのか、

何が正気で何が狂気なのか…、というテーマに向かってゆく、とまぁ、そんなSF作品だ。

もし原発事故さえ止められていたら…、というのは日本人の誰もが思うところだろうし、

カネをばらまいて安全神話を吹聴していた人のほうが狂気だったことも今では明らかだ。

ところで、管首相の精神状態は大丈夫なのだろうか。震災以来、発言も顔色も、まったく

生彩を欠いているように見える。 こんなときに、総理大臣を替えるべきではない、という

のはその通りだけど、心の病だとしたらやむを得ないのではないか。

日本気象学会理事長 「3月18日付けの理事長メッセージについて」 (4/12)

食品における放射性物質の暫定規制値の考え方 (4/9 日本放射線影響学会)

  この説明はちゃんとしている。今まではいいかげんな説明が多すぎた。

原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関するQ&A (日本放射線影響学会)

  内容はいいのだが、サイトが読みにくくて残念。

海域における放射能濃度のシミュレーションについて (4/12 文部科学省)

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上図は4/15だが、シミュレーション結果は 4/9, 4/11, 4/15, 5/1, 5/15 が示されている。

今日は、30km離れたところで基準値の2.2倍のI-131が検出、というニュースがあったが、

このシミュレーションでも、紫色(基準値超)の範囲が50km以上広がっている。

 東日本大震災の津波で流された家屋、自動車などのがれきが海上に集まり、

長さ111キロに渡る巨大な島を形成し、米国西海岸に向かって漂流している。

これにより船舶が破損する可能性もあり、太平洋航路の混乱を招いている。

台湾「聯合報」が11日に伝えた。4/11 人民網日本語版、写真あり)

110413_jiyugaoka  自由が丘(九品仏川緑道)

今日の東京は暖かかった。外で過ごすのが気持ちいい。

2011年4月12日(火) 地震発生から33日目

7:26 震度5弱(長野県北部)、震源:長野県北部

8:08 震度5弱(千葉県北部)、震源:千葉県東方沖

14:07 震度6弱(福島県浜通り、茨城県北部) M6.3、震源地:福島県浜通り

福島第1原発事故を国際評価尺度のレベル7に引き上げることが決まった。

原子力安全委員会は11日、東京電力福島第1原子力発電所の事故で、これまでに

最大1時間あたり1万テラ(テラは1兆)ベクレル規模の放射性物質が出ていた可能性

があるとの試算結果を明らかにした。「この規模の放出が数時間あったとみられる。」日経

  選挙が終わるまで黙っていたようにしか見えない。

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表: 放出量の推定(4/12 原子力安全・保安院)

(参考)「放射性物質放出量の推計に関する、「ん?」」 (ケミストの日常)

19:30~ 2号機トレンチの汚染水を復水器に移す作業を開始。

東北新幹線は12日、那須塩原―福島の運転を再開した。 共同

文部科学省「福島原子力発電所の事故に伴う原子力損害の賠償について

  (必要となる手続き/よくある質問/原子力損害賠償制度について)

原子力保安院による、福島原発に関する記者会見で配布される報道資料を日別に閲覧できるページ

  このサイトは日ごとに充実度を高めていてすごい。

原子力工学者からのメッセージ (nuclear20110311)

3/12-4/5までのSPEEDIによる外部被ばく積算線量試算値

宮城県震災復興基本方針(素案) 」 (4/11公表)

  夜にでもゆっくり読むつもり。 (参考)青空さんのブログ

「日本からの輸入食品の放射線検査の許容水準上限を引き下げ(EU)」 (4/11 JETRO)

EUの食物連鎖・動物衛生常設委員会(SCFCAH)は4月8日、日本からの輸入食品・飼料

の放射線検査の許容水準の上限を、日本にならって引き下げるいう欧州委員会の提案

に合意した。これにより、EUの検査基準はより厳しいものとなる。欧州委員会は11日に正

式に採択の予定で、12日には新規則がEU官報に掲載され、発効の見込み。EUは、日本

の基準にあわせ、現行基準を置き換えると説明している。

第一原発の北西エリアでの、1年後(2012.3.11)までの推定積算線量の分布図 (朝日新聞)

  浪江町の3か所で、11日に政府が「計画的避難区域」とする目安として示した

  20 mSvをすでに上回っているとみられる。NHK) とっくに判っていたことなのに…。

水産物中の放射能濃度の検査結果→ 「suisan.xls」をダウンロード

  今のところ高い値が出ているのはコウナゴだけだということがわかる。

  水産庁HPの説明 によると、

  イカナゴの稚魚は海面下のごく浅いところを泳いでいる魚です。大気中の放射性物質

  が海に降り注ぐと、海面下での放射性物質の濃度が一時的に高くなることから、

  この影響を受けたものと考えられます。 となっている。

  原発から流出した汚染水(淡水)が海水より軽いため、表層を流れるせいもあるだろう。

たまに巡回する写真ブログに、いつものようにきれいな写真がアップされているのを見るとホッとする。

こんなのを見つけたので紹介: 「福島県の桜の銘木・桜の名所」 (YouTube 約5分)

12日からプロ野球開幕。いつもの日常が戻るのはいいことだ。

2011年4月11日(月) 地震発生から32日目(1ヶ月目)

17:16 震度6弱(福島県いわき市、茨城県鉾田市) M7.1、震源地:福島県浜通り、東京は震度4

福島第一原発への送電線が停電。 原子炉の冷却が一時停止。

18時過ぎに外部電源が復旧し、冷却も再開。

東京電力ではこうした場合を想定して、代替策を用意はしていました。

  1つは軽油で動く仮設のディーゼル発電機でポンプを動かす方法。

  2つめは消防のポンプ車で水を入れる方法。

  3つめは電源車を使って、ポンプを動かす方法。

この3つを用意していましたが、いずれも有効に機能せず、結局は外部電源が

復旧した午後6時ごろに注水が再開されて危機的な状況を回避できました。 (NHK

20:42 震度5弱(福島県中通り)、東京は震度3

都知事選の世代別投票率棒グラフ http://twitpic.com/4j9i91

若者はなぜ投票しないのか。入れたい人がいないのはわかるけど、

若者の投票率が上がるなら、もっと違う人が出てくるはずだと思う。

福島県内1,600箇所の放射線量を可視化してみた (4/11 宇宙線実験の覚え書き)

110411_can

(参考)Togetter「校庭などにおける大規模線量調査の地図上表示とその解説」

ようやく、飯館村に避難の要請が出たが、ここまで遅れたのは犯罪的だと思う。

「1ヶ月以内」を目安にした避難とのこと。

飯館村のシイタケから、13,000Bq/kgの放射性セシウム。暫定基準の26倍。

このシイタケからは、12,000Bq/kgのヨウ素-131も検出。暫定基準の6倍。

きのこ類はセシウムを集めることが知られている。チェルノブイリ後のヨーロッパ各地の

きのこの事例からも知られている。

「週間ダイヤモンド」 4/16(p.16)で、下水汚泥の焼却灰濃縮された放射性物質がそのまま

残る可能性がある との懸念を伝えている。問題なのはこの灰のうち、埋め立て処分され

ているのが15%程度にすぎず、4割がセメントや建築資材などにリサイクルされていると

いう点だ。さらに深刻なのは、汚泥に多量のリンが含まれるため、灰の1割が農作物肥料

として流通していることだ。

(中略)下水の汚染物質を規制する下水道法と水質汚濁防止法が放射性物質を想定

していないからだ。

海へ流出した放射能総量は10ペタBq(1京Bq)のオーダーとなる。 (「AERA」 2011.4.8  p.10)

 被災地ではみんなつましくて礼儀正しく、略奪なんかないと言われていますが、事実は

相当違う。現地に行けば、火事場ドロボーのような犯罪が起きていることがイヤでも耳に

入ってきます。ガラスを割って侵入し、カネ目のものをさらっていったり、車からガソリンを

抜く窃盗もあとを絶たない。

 こういう現実が一般に知られていないのはメディアの責任です。彼らはやたらと美談

ばかり報じる。現場の記者たちの目には、おびただしい悲惨なものばかり入ってくるから、

美談に引きよせられるんだろうけど、今回の震災報道でメディアがどうしようもなく劣化した

とつくづく思う。テレビはテレビで、美辞麗句を並べたACの啓蒙CMをとめどもなく流す。

(佐野 眞一 「週刊現代」4/23 p.170)

今回の原発事故を受け、その損害賠償額がどれくらいになるのか、経産省が内部で

試算をしました。結果は、どう考えても10兆円以上( 「週刊現代」4/23 p.66)

東京電力は11日、水素爆発を防ぐため窒素を注入している福島第一原子力発電所

1号機の格納容器で、圧力が1.95気圧から上昇しなくなり、放射性物質を含む蒸気や

窒素が外部に相当量漏れていると発表した。4/11 読売

首都圏の鉄道に関するツイートを見るサイト ちょっと便利です。

「Google マップ」のストリートビューに、東日本大震災前の写真を残してほしい――こんな

要望がユーザーからGoogle日本法人に多数寄せられている。(中略)「画像を消去する

ことはない。今後どう見せていくかは検討中」4/11 IT media

2011年4月10日(日) 地震発生から31日目

東電記者会見: 「2号機と3号の間と、2号機の山側の二箇所にホットスポットがある」

この飛散の原因について、いろんな憶測が出ている。

ようやくリモコン操作の無人重機が稼働。

遠隔操作重機によるガレキ撤去作業(pdf) :お薦め

午後から、ワインとおつまみを持って、妻と井の頭公園に行く。

駅からの人波で、ある程度予想はしたが…、公園内は仰天するくらいの人出だった。

110410_inokashira_s101 (クリックで拡大)

会社の花見がないぶん、休日に、家族や友人と来ている、という事情もあるだろうし、

遠出を控えているぶん、近場の人出が多いだろう。気温も暖かくて絶好の日曜日だったし。

池をぐるっと回った後、自然文化園(動物園)に入って、お花見してきました。

110410_inokashira_s112 アジアゾウのはな子(今年で64歳)

動物園内は、小さな子連れなど多いですが、まぁのどかな雰囲気です。

110410_fennec  フェネック

動物園は当面16:00閉園ですが、16時過ぎてもそのまま見ていたら、飼育係の人たちが

あちこち餌をやるのが見られて面白かったです。16:25頃、警備の人に声をかけられて

退散しました。警備の人も、ややすまなそうに声を掛けていましたが、16:00で閉園する

メリットって何なのだろうか。意味のない自粛は禁止!と言いたい。

島本 理生「アンダスタンド・メイビー(上、下)」を読了。

DVにはじまって、あれやこれや、と重い心の傷が明かされてゆくのだが、前半部はオジサン

にはちょっと読み辛い。誰にでも薦められる小説ではないけれど、こういう物語に救われる

人もきっといると思う。フラッシュバックの描写がリアルで怖い。

2011年4月9日(土) 地震発生から30日目

18:42 震度5弱(宮城県北部)

中井 久夫 さん(精神科医)の「災害がほんとうに襲ったとき」が無償公開されている

読まれていない方にはぜひ、とお薦めします。

震災後のデマ80件を分類整理して見えてきたパニック時の社会心理 (絵文録ことのは)

水素爆発は、経済産業省原子力安全・保安院が想定していない事態だった 4/8 読売

こういうのはふつう「設計ミス」と呼ぶのが正しい日本語。

「発電用軽水型原子炉施設に関する安全設計審査指針」(H2.8.30 原子力安全委員会決定)
http://www.nsc.go.jp/shinsashishin/pdf/1/si002.pdf

指針27.電源喪失に対する設計上の考慮

長期間にわたる全交流動力電源喪失は、送電線の復旧又は非常用交流電源設備の
修復が期待できるので考慮する必要はない

はっきり書いてあるんだな…。

丸善 地震・津波、放射線、心理学分野の書籍・本文無償公開

午後、東京都写真美術館で「ベッティナ・ランス写真展」。大きなプリントばかりですごい。

「知られざる日本写真開拓史 夜明けまえ」は写美の労作の展示。明治期の別子銅山

の不思議な景観が面白かった。

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Photo: 恵比寿ガーデンプレイス

twitterなどではよく、(今の)放射線よりも、たばこや酒のほうがはるかに有害、

などと語る人がいる。しかしそういう説明はちっとも人の心に響かない。それはなぜか。

岸田 一隆「科学コミュニケーション」(平凡社新書)ではこんなふうに説明している。

 人間は、一度にたくさんの人命を奪う未知の大事故を過度に恐れる一方、長い時間をか

けてじわりじわりと命をむしばんでゆく身近なものをそれほど恐れません。たとえ、後者

の方が総合的に見てリスクが大きい、としてもです。そして、こういった人間の心理的な

傾向が、新しい科学技術への人々の不安を誘発する要因になることがあります。

 これは大変に困ったことです。正しい社会的判断のために、そして人類が生き残るため

に、正しい確率的思考が不可欠だからです。ですが、こういった確率に対する人間の間違

った感性を、ただ一方的に批判するわけにはいきません。これにはそれなりの理由がある

からです。

 まず第一に、確率や統計は私たちの人生にとって何の慰めにもならない、ということで

す。私の人生は私の人生であり、あなたの人生ではありません。人生は個別的なものです。

しかも、輪廻転生を考慮に入れなければ、人生は一回しかありません。

 (中略)

 文学が扱っているのは、まさにこの人生の個別性と一回性なのです。だから、人は文学

を必要とするのでしょう。逆に、確率と統計だけで書かれた文学作品を、少なくとも私は

知りません。

 確率を苦手とするもう一つの理由は、先ほどから述べている、共感力の強さです。私た

ちは大事件や大事故や大災害の様子を報道などで目の当たりにします。すると、私たちは

それを自分の身の回りで起きたことのように共感してしまいます。本来、それは特殊な事

例であり、一生の間に自分の身の回りで起きる確率はほとんどないかもしれません。とこ

ろが、そんな出来事にも共感し、よくありそうなことに思えてしまうのです。

 私たちには、確率的に起こりやすいことと起こりにくいことの区別が難しいのです。極

端に言うと、どれも「同程度に起こりうる」ように思ってしまいます。確率は同じなのだ

から、被害が大きいリスクの方を恐れることになります。こうした心の働きは実に非論理

的です。(…)

BSE対策の時は、今よりはまだ日本にも余裕があったから、非合理的な人の心に寄り添う

かたちで、政治も行政も動いてしまったけれど、今は官にも民にも余裕はないから、非合

理的な予算のムダ遣いは許されないだろう。しかしプラグマティックで合理的な状況説明

こそ、日本の行政が伝統的に不得手としてきたところだ。

総務省 「東日本大震災に係るインターネット上の流言飛語への適切な対応に関する

電気通信事業者関係団体に対する要請」 (4/6)

口蹄疫の時も思ったことだが、行政やメディアが正しい情報を積極的に流そうとしないから、

デマがあふれるだけの話だ。でも口蹄疫の時は、デマのほうが案外正確だった言うことが、

後からわかったんだよな…。

朝日新聞4/9夕刊

1~3号機の建屋外へこれまでに漏れた放射能の量は、原子炉内にあった総量の

1割に満たない。 (そりゃそうだ。1割も出たらたいへんだよ。)

  http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics3/110409youso.html

  http://www.asahi.com/photonews/gallery/infographics3/110409houshanou.html

2011年4月8日(金) 地震発生から29日目

昨夜の地震により、東北地方の広い範囲での停電が続いている。

1号機では、先月11日の地震当日の夜までに原子炉の水が核燃料が露出する直前

まで減り、安全のために最も大切な「冷やす機能」を十分に保てなかったことが、

NHKが入手した資料で分かりました。(中略)

NHKが入手した資料には、地震当日の先月11日に福島第一原発の1号機から3号機で

測定された原子炉の「水の高さ」や「圧力」などの値が示されていますが、東京電力などは、

これまで地震の翌日以降の値しか公表してきませんでした。資料によりますと、1号機では、

地震発生から7時間近くたった午後9時半に、原子炉の中で核燃料が露出するまでの水の

高さが残り45センチとなり、通常の10分の1程度に減っていたことが分かりました。

4/8 NHK

この理由をNHK山崎記者は 「圧力容器のどこかに漏れがあり、中の圧力が格納容器内

ににげたことが可能性として考えられます。」 として、1号機は耐震性も不足していた

可能性を指摘している。

「海へ放水 米、3日前に内諾」(3/8 東京新聞

日本政府は放出発表後に各国に報告したが、放出を始めた四日の三日前に米国とだけ

協議していたことで反発が強まる可能性もある。

1号機格納容器(D/W)内の放射線量が急上昇。(クリックで拡大)

110408_1gouki出典

原因は調査中とのことだが、測定装置の故障の可能性が高いもよう。

(再臨界が起きたのでは、と推測する人もいるようだが、今のところ証拠不十分。)

東通原発1号機は、外部電源回復後の8日午後、燃料漏れで非常用発電機が3台とも

使えない状態になっている。 原発の信頼性を大きく損なう事態だ。(共同通信

(追記:2台が点検中で、残りの1台はオイルシールの取り付け方が間違っていて、

 燃料が漏れた。)

女川原発も、非常用発電機2台のうち1台が使えない状態。

政府は8日、水田の土壌で、放射性セシウムの検出値が1kg当たり5000ベクレルを

超えると、コメの作付けを制限すると発表した。(中略)福島県が6日に公表した土壌

調査結果によると、水田で5000ベクレルを超えるのは、同県飯舘村で15,031ベクレル。

読売新聞

海水のサンプリング調査結果(4/8)  あまり値が下がっていない。

やはりまだどここから流出しているのではないだろうか?

Togetter 勝川 俊雄 さんの魚による放射性物質の生物濃縮に関するツイート 4/8

2011年4月7日(木) 地震発生から28日目

茨城の魚に市場で値段がつかず、全面休漁になったというニュースが昨日あったが、

7日の朝日新聞朝刊によると、千葉の魚も極端に取引価格が下がったとのこと。

汚染の実態がつかめない現時点ではいたしかたないが、被害補償はどこまで実行される

のだろうか。

「(自分の)「被ばく量、言えない」東電社員 原発敷地に1ヶ月」 (共同通信

「「ネイチャー」の福島原発事故Q&Aの日本語訳」 (ブログ Starting Small)

7日 1:20am~ 1号機格納容器に窒素ガスの注入を開始。

これに伴い、放射性物質を含むガスが出てくる危険もあるためしばらくは要注意。

福島県が県内の70か所の農地で採取した土を分析したところ、最も多い場合で

通常の土壌に含まれる濃度の150倍の放射性セシウムが検出されました。4/7 NHK

7日の朝日新聞朝刊で、石橋英昭(災害・事件社説担当)の言。

「3.11は時代の分水嶺になる」「文明を選択する岐路だ」等々。(論説委員室には)

にわか歴史家が増え、まるで「日本リセット論」の合唱に聞こえる。

(中略) 被災当事者を脇に置き白地図に書き込むような、性急で強引なリセットじゃ

いけない。僕はそう主張し続けたい。

文明論を言いたくなる気持ちもわかるけど、まずは事実の正確な報道すらあやしい。

けさの朝日1面トップの見出しは「高濃度汚水 流出止まる」だけど、止まった水は

どこに消えていると言うのだろうか?

Togetter 「上原春雄元佐賀大学学長共同インタビュー」 (4/6)

1日600トンの水を注水したら、その水があふれ出てきて、海に流れ出るのは当たり前。

幼稚園でもわかる。

産総研の岸本充生さんが、暫定基準値の計算根拠について解説している。

「基準値の根拠を追う: 放射性ヨウ素の暫定規制値のケース」 (4/6)

前のエントリーのコメントに私もちょっと書いたのだが、要するに、

今の暫定基準値は、今後、大きな放出が起こらないことを前提にした基準値なのだ。

この前提が正しいかどうかは誰にもわからないから、政府はこのような計算根拠を

公表することができずにいるのだろう。

110407_meguro

110407_hanami_2 

夜、知人と目黒川でお花見。 花見をやってる人はちらほらいるけど、例年の1/5くらい?

こんなこと自粛してどうする! 経済がホントに回らなくなるのではとすごく心配。

23:32 震度6強(宮城県) 震源は宮城県沖、M7.1 (東京は震度3)

東北4県の全域で停電。 女川原発は4系統の外部電源のうち1系統は生き残った。

六ヶ所再処理工場と東通原発は外部電源喪失、非常用ディーゼル発電機が作動。

2011年4月6日(水) 地震発生から27日目

201104061044000

桜前線@ STARBUCKS COFFEE 目黒駅

5:30am 高濃度汚染水の流出止まる。 もっとも、目に見えるところから止まっただけで、

地下に浸透して汚染が続いている可能性も高いと思う。

漏水を止めるのはそんなに簡単な作業ではない。

東電への全漁連の抗議文。 http://twitpic.com/4hfsu7

「フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は6日までに、福島第1原発から流出

する高濃度の放射性物質を含む水などが海洋に与える影響予測を発表した。」

共同通信 4/6

昔核実験をやってたフランスに文句を言われたくない、という人もいるようだが、

たぶん南太平洋の島の犠牲の上で得られた貴重な知見に基づいているのでは?

IRSN の公表(一番下の赤文字をクリックするとpdfが開く)

(追記) 4/8に英語版も出ている。

これを見ると、仙台湾側、牡鹿半島までが強く影響をうけるようだ。

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  左図(Fig.14) 水の移動による海への拡散シミュレーション、4月4日。

  右図(Fig.15) 大気中からの再降下による海への拡散シミュレーション、4月4日。

  (3/14から4/5までを SIROCCO (CNRS と Toulouse大学)により計算)

「くだらないテレビは、こまめに消そう」 というのをACで流したら良い。 その通り。

(天野 祐吉 さん、4/6朝日新聞朝刊)

目黒のプレッセ(注:スーパー)で、茨城農家応援フェアをやっている。

うちでは茨城産野菜をふつうに食べてるけど、小さい子どもがいたら心配なのもわかる。

それ以前に、ほとんどの人は、何が正しい情報なのか、まったくつかめていないだろう。

前のエントリーで、FDAの基準を訳してみたけど、さほどアクセスがあるわけでもない。

検索するとわかるが、ネット上にはすでにでたらめな情報が広く撒かれてしまったようだ。

「政府は、経済産業省の外局である原子力安全・保安院を同省から切り離し、

内閣府の原子力安全委員会と統合させて新たな規制機関を設置する方向」 (毎日新聞)

これは当然だけど、官僚・政治家・電力会社・マスコミに原発事業から多額の利益が流れ、

一方で子孫にツケを回してしまったしくみを壊さないことには、まったく誰もうかばれない

A級戦犯の老人たちには即刻退任してもらっても、誰も困らないと思うのだが。

気象庁による拡散予測 日本語じゃないんだ…。楽天みたい?

3号機の燃料は推定25%損傷と発表。(1号機は70%、2号機は30%損傷) (共同通信

格納容器内の放射線量(3/6朝)は、1号機 31.1Sv、2号機 31.3Sv、3号機 19.8Sv。

入ったら助からない。 建屋内はどのくらいなのだろうか?

2011年4月5日(火) 地震発生から26日目

2号機取水口付近のコンクリート製立て坑「ピット」や管路の下にある砕石層から

放射能汚染水が海に流出しているとして、水ガラスを注入して固める準備に入った。

NHK「かぶん」ブログ (4/5) 【藤原記者・"放射線量"の徹底解説/野菜の出荷制限で新方針】

WIRED NEWS (4/5)  「セシウムの「環境的半減期は180~320年」」 嫌なニュースですね。

2011年4月4日(月) 地震発生から25日目

高レベル汚染水の流出は止まらない。 

19:00 貯留施設に溜められていたレベル汚染水(1万t)を、海に放流する作業を開始。

地震直後の政府・東電の混乱ぶりを伝える記事がようやく出た。

毎日新聞 (4/4) 「検証・大震災:初動遅れ、連鎖 情報共有、失敗」

The Washington Post   "Japan's nuclear emergency"

海外メディアのグラフィックスはわかりやすい。日本のメディアにもっとがんばってほしいところ。

読売新聞 (4/4) 「日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測」

気象庁が同原発から出た放射性物質の拡散予測を連日行っているにもかかわらず、

政府が公開していないことが4日、明らかになった。

気象庁の予測は、国際原子力機関(IAEA)の要請に基づくもの。

で、ドイツやノルウェーの気象機関が、気象庁のデータを元に、代わりに予想を公表している…。

福島第1原発の高解像度写真 : 4/3に、ピットから汚染水が流れ出る写真などが追加。

放射線測定値・グラフ

第1原発周辺と福島県各地の環境放射能推移グラフ (解説

全国の放射線モニタリングデータ (文部科学省)

全国の放射能濃度一覧 (文科省データをグラフ化)

早野 龍五 さんのグラフ (Plixi)

つくばセンター放射線測定結果 (産総研: 核種の測定結果あり)

環境放射能測定値 (福島県)

RADIATIONDOSE (放射線可視化マップ)

関東周辺の放射線率分布 (等高線地図 kom's log)

茨城県東部 放射線モニターデータ解析 (理研 板橋 健太 さん)

関東各地の放射能値の可視化:micro sievert

放射線モニターまとめ(リンク集) (KEK 一宮 亮 さん)

都内の環境放射線測定結果(新宿区百人町)

米国エネルギー省の調査結果

NAVER 全国放射線量情報

首相官邸 「放射線モニタリングデータについて」

放射線量変化モデルの考察 第2報 (3/30 北脇 知己 さん)

原発事故関連

NHK 福島第1・第2原発ニュース

直近の政府発表 (首相官邸)

早野龍五さん(東大教授/物理学)のツイート (お薦め)

立命館大学「生存学」創成拠点によるリンク集

福島原発事故についての緊急提言(3/30)

東北地方太平洋沖地震 原発関連Wiki

UCSB B.Monreal氏講演スライド「福島原発の放射能を理解する」 (お薦め)

MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説 (お薦め)

福島原発の燃料棒はいつまで発熱を続ける? http://plixi.com/p/84187425

イギリス政府による福島原発事故の影響評価(3/15現在)

リベラシオンの記事(3/16)

日本原子力学会  (3/16)  「東京電力福島第1/第2の事故の概要と経緯」

福島第1原子力発電所の図解(New York Times)

Wikipedia 「福島第一原子力発電所事故」

政府見解と食い違う日米専門家の意見(木谷哲夫)

report-fujibayashi (藤林徹/元東芝原子炉設計部長)

BBT757ch(3/13) 「大前研一さんによる解説」 (お薦め: YouTube 1h13m)

BBT757ch(3/19) 「大前研一さんによる解説2」 (お薦め: YouTube 1h15m)

被曝時のヨウ素の摂取について。

国際MOX燃料評価プロジェクト (英文)(pdfのp.158/ページ番号p.138:危険性評価)

Digital Globe の衛星写真 (要サインアップ/無料)

原子力百科事典 ATOMICA

「福島の原子力」 (記録映画 1985年 27分)

福島第一原発、原子炉建屋 の中の解説 (You Tube 7分25秒)

米FDA: 食品の放射性物質汚染のガイダンス (英文)

Radioactivity survey data in Japan (環境放射能1次データ)

主な放射性元素の物性 (原子力資料情報室)

高精細かつ詳細な沸騰水型軽水炉配管図。出典は「流体工学」誌1973年10月号。http://ow.ly/i/9sVU/original

「放射能漏れに対する個人対策 」改版 (山内正敏 さん(スウェーデン国立スペース物理研究所)(お薦め)

ノーチラス研究所レポート「東日本大震災と津波による原子炉損傷の短中期的影響」要約

「内部被曝」について(き防の棲みか)

福島老朽原発を考える会(フクロウの会)

無人飛行機による写真(3/20. 3/24 oregonlive) (お薦め)

INES (The International Nuclear and Radiological Event Scale) User's Manual 2008 Edition (IAEA) (英文 pdf 218p)

福島第1原発からの核物質拡散シミュレーション

気象庁による拡散予測 

「放射性物質の飛散シミュレーション」 (ノルウェー気象研究所)

ドイツ気象庁
http://www.dwd.de/bvbw/appmanager/bvbw/dwdwwwDesktop?_nfpb=true&_pageLabel=dwdwww_start&_nfls=false

Weather Online (イギリス気象局)

放射能雲大気中拡散シミュレーション IRSN(フランス放射線防護原子力安全研究所)

オーストリア気象庁  http://www.zamg.ac.at/aktuell/

台湾気象局

独シュピーゲル誌  http://www.spiegel.de/wissenschaft/natur/bild-750835-191816.html

被災地の航空写真・衛星写真・解析地図

国土地理院 「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震にに関する情報提供」

アジア航空測量 「平成23(2011年)年東北地方太平洋沖地震」 (ちょっと重いです)

パスコ 「平成23年(2011)年東北地方太平洋沖地震に関する情報」

ABC News 「Japan Earthquake : Before and After」

Google 「被災地の衛星写真」

仏SPOT-5衛星の画像を元に、ストラスブール大学付属のSERTITが処理した画像。

「陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)による東北地方太平洋沖地震の緊急観測結果

日本スペースイメージング

GeoEye の衛星写真

大津波の予測

陸奥国府を襲った貞観(じょうがん)年津波 (箕浦 幸治 さん)

地震調査研究推進本部
「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価の一部改訂について」(H21.3.9)
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/09mar_sanriku/index.htm

地層が訴えていた巨大津波の切迫性(産総研、宍倉 正展 さん)
http://scienceportal.jp/HotTopics/opinion/180.html

平安の人々が見た巨大津波を再現する -西暦869年貞観津波-
http://unit.aist.go.jp/actfault-eq/katsudo/aferc_news/no.16.pdf

貞観津波の評価>「総合資源エネルギー調査会原子力安全・保安部会
 耐震・構造設計小委員会 地震・津波、地質・地盤 合同WG(第32回)議事録」
(H21.6.24)p.16下部~

平成21年8月7日(金)開催,原子力安全委員会 地震・地震動評価委員会及び

施設健全性評価委員会 第14回  http://bit.ly/fZEIgX

地震に係る確率論的安全評価手法の改良=BWRの事故シーケンスの試解析=

(H22年12月、原子力安全基盤機構)

プラント内の安全上重要な機器の冷却を担っている海水冷却ポンプは、海岸の近くに

位置しその設置レベルが相対的に低いため、津波による海水冷却ポンプの機能喪失が

炉心損傷頻度算出に重要なパスになることが分かった。 (p.118)

土木学会長・地盤工学会長・日本都市計画学会長 共同緊急声明 (3/23)

「われわれが想定外という言葉を使うとき、専門家としての言い訳や弁解であってはならない。」

「TSUNAMI」失敗は伝わらない (YouTube 4分)

福島第一原発・津波を再評価中だった (但し対策後でも今回は難しかったかも)

発電用原子力設備に関する技術基準を定める省令の解釈についての一部改正について

地震・原発関連あれこれ

余震発生のようす 「Japan Quake Map」 ニュージーランドのカンタベリー大学の Paul Nicholls氏作成。

同上、日本語版 「日本の地震の地図」

内陸側は短周期卓越、建築被害は限定的か (筑波大学・境有紀教授)

水木しげるさんの絵 (3/20 The New York Times 日曜日版)

栄村大震災  http://ja.uncyclopedia.info/wiki/栄村大震災

想定を超える事態への対応について(森本 紀行)

http://www.fromhc.com/column/2011/03/post-122.html

http://www.fromhc.com/column/2011/03/post-123.html

FRANCE MEDIA NEWS  http://www.francemedianews.com/

「原発震災」について (石橋克彦 私の考え)

アクアマリンふくしまの復興日記

Kon_sakura

コンタンです。 原発の近くでは、人知れず花が咲くのでしょうね。(この写真は転載禁止です。)

このブログは、当家の下僕が執筆しています。 リンクフリーです。

Hi, my name is Kontan. My servant writes this blog. This blog is link-free

2010年11月14日 (日)

バイオカフェ「口蹄疫について」

Dolphines_redsea

Photo(Top):   Red Sea  

11/12(金)の夕方、「バイオカフェ」で、白井 淳資(しらい じゅんすけ)先生(東京農工大教授)のお話を聞いた。

口蹄疫についての一般向けの解説なので、内容的には、口蹄疫とはそもそもどういう病気か、2000年日本、

2001年英国、2007年英国、2002年韓国、今年の韓国・宮崎の流行はどのようなものであったか、という

基本的な内容だったが、以下、筆者の興味をひいた部分だけ紹介する。

尚、参加者は15名ほど(スタッフを除き)でした。 参加費は500円(コーヒーと小菓子付き)。

・pHに対する抵抗性が弱く、pH6.5で失活するなど、特に酸に弱い。

 ポリオなども同じピコルナウイルスの仲間だが、ピコルナウイルスの全てがpH抵抗性が弱いわけではない。

・10km圏位までは空気伝播する。

 海面上を穏やかな風によって運ばれることが最も良い条件と考えられる。

・宮崎の獣医が、強風によってウイルスが拡散した、という説を発表しているが、

 風が強すぎると、ウイルスが拡散しすぎて、かえって伝播しにくいと思う。

・夏の砂漠学会のシンポジウムで、黄砂によってウイルスが運ばれた、という説も披露されていたが、

 黄砂によって運ばれるのなら、もっと広い範囲で感染が起こったのではないか。

 黄砂に物理的に付着したウイルスは、簡単に離れないと思う。

・中国では、2月頃に口蹄疫が拡大することが多い。 この原因として、中国では旧正月に豚の丸焼きを

 食べるため、この時期に需要が拡大→農村部から都市近郊に豚が移動→感染拡大、ということが考えられる。

 中国の僻村には、口蹄疫が常在している地域があると思われる。

<2000年日本の発生>

・中国からの飼料用稲わら・麦わらが原因と考えられる。

・日本の稲わらは茎が細く、飼料用としての品質はいまひとつ。

 中国の稲わらのほうが牛の粗飼料に向いている。

・しかし、北海道で発生した農家では、シュガーケーントップを用いていたので、

 中国産稲わらが原因とは考えにくい。

・あくまで憶測だが、実はほかでももっと出ていて、見つからなかっただけかもしれない。

 確率でいえば、大畜産地帯の鹿児島県などでも出ていたかもしれない。 そして、

 気づかなかったか、隠蔽されたのかもしれない。

・当時(白井先生は)、家畜衛生試験所(現・動物衛生研究所)にいて、このウイルスの感染試験を行った。

   まず、ホルスタインに接種したが発症しなかった。

   次に、豚に接種したら発症し、同居豚に瞬く間に感染した。

   そこで、黒毛和牛に接種したら発症し、同居牛にも感染した。

   しかし、黒毛和牛に接種して発症しても、同居豚には感染しなかった。

   山羊・羊は発症しなかった。

・パーブライト研究所に行ったとき、このときの日本の殺処分頭数が740頭だと説明したら、

 そんなのは口蹄疫ではない、と言われた。

 このときは、例外的に感染力の弱いウイルスだった。

・1997年に台湾で口蹄疫が発生したので、口蹄疫を怖れた養豚農家が、中国から闇ワクチンを持ち込んで、

 それが原因になった可能性もある。中国には不活化ワクチンだけでなく、生ワクチンも存在する。

<2001年英国の発生>

・飼料にしていた残飯に、口蹄疫に感染した肉・肉製品が混入したためと考えられている。

・公的には、農場近郊の中華料理屋の食材に、中国から密輸された汚染肉(またはハム等)が紛れ込んだため、

 とされているが、ウイルスのタイプからすると、南アフリカの密輸肉(またはハム等)の可能性が高いと思う。

・感染が拡大した原因

   発見が遅れた

   EU間での競争のため、多数の家畜を飼育

   口蹄疫を広げやすい季節

   屋外飼養

   合理化のため屠場が集約

   合理化のため獣医師削減

・発見されたとき、口蹄疫に罹患した可能性のある家畜が、すでにドイツ、フランスに輸出されていた。

 ドイツではただちに殺処分を行い、口蹄疫の発生はなかったが、フランスでは「様子を見て」いたところ

 口蹄疫が発生した。

<バイオテロの可能性>

・韓国で、ワールドカップを控えた、2002年5月2日に口蹄疫が発生した。

・あくまで憶測だが、ワールドカップを失敗させたい某国による「農業テロ」の可能性もあると思う。

・007シリーズの映画、第6作「女王陛下の007」(1969年)では、テロリストの生物兵器として、

 口蹄疫ウイルスが登場している。

・1997年台湾で発生した口蹄疫は、台湾の養豚業を壊滅させたが、これだって、別の某国のバイオテロの可能性も

 あると思う。

・今年の韓国・日本の発生も、最近後継体制が発表された某国のバイオテロかもしれない。大きな政変があるとき

 事件を起こしてきた過去がある。

・イスラム圏も口蹄疫が常在しているが、豚は食べないし、羊や山羊は重症化しないのであまり問題化しない。

 アメリカは口蹄疫テロの対象になりそうなものだが、いまだに入っていないのは、発生してもわからないのか、

 発生しても隠蔽したのかもしれない。

・日本人は正直で真面目だから、国として隠すことはないだろう。

 いったん発生を宣言したら、ともかく殺処分して制圧しないといけない。

<2007年英国の発生>

・英パーブライト研究所に隣接して、メリアル社(仏)の口蹄疫ワクチン製造施設がある。

 パーブライト研究所は、世界の口蹄疫研究拠点になっており、新しい口蹄疫が発生したとき、

 ここにウイルスが送られるため、すぐにワクチンの研究ができるよう、隣接して建っている。

・このワクチン製造施設と、道路をはさんだパーブライト研究所の敷地にある排水の加熱処理施設が

 地下の配管によりつながっていたが、この排水管の継ぎ目からウイルスが漏れ、

 道路が冠水したときに地表に現れ、車などで発生農場に運ばれたと推定されている。

(注:メリアル社は、サノフィ・アベンティス(仏)と、メルク(米)が折半して1997年に設立。

 2009年にサノフィ・アベンティスの完全子会社となったが、2010年に、メリアル社と

 インターベット/シェリングプラウ(メルクの動物医薬品子会社)が合併することとなった。

 現在は、合併のプロセスが進行中。)

<今回の宮崎の発生>

・えびの市などで無人ヘリによるお酢の空中散布が行われ、これは、たいへん効果を奏した。

・この散布について対策本部から相談を受けた時、どうせまくのならお酢ではなく消毒薬をまくよう

 提案したのだが、空中散布だと他の農作物にもかかってしまう。お酢なら同意してもらえるとのことだった。

・6例目の水牛農場は、初発とは断定できないと思う。

 疫学調査チームは、侵入した因果関係も特定困難としているのに、初発を6例目と決めているのはおかしい。

・初発はA農場かもしれない。

 但し、そうだとしても、この全国企業は小沢一郎などとの関係もあるようだし、表には出てこないだろう。

・日本に侵入した原因は、中国、韓国などから人に付いて持ち込まれた可能性が高いと思う。

・輸入の稲わらが原因だとすれば、どこでも出ておかしくない。

・中国産の稲わらは、現在はフォルマリン燻蒸により消毒されている。

 (注:一時期フォルマリン消毒も行われていたが、現在は高温蒸気により消毒されている。)

 但し、飼料用以外の輸入稲わらは、汚染されている可能性がある。

・(消毒で簡単に防げるはずの)口蹄疫が拡大した原因は、まずは、人為的なミスや手落ち、

 それから、野鳥が運んだと思う。川南町ではハエの大発生が観察されており、ハエによる感染拡大も

 あっただろう。

・鹿などの野生動物に感染する可能性もある。 しかし、あまり心配しなくていいと思う。

 感染しても、抗体が上がったらウイルスは自然に消える。

 ヘルペスウイルスのように、ずっと体内に隠れているようなことはない。

・種牛について、感染拡大の防止からは、例外を認めるべきではないし、

 今後は認められなくなる方針だ。

・移動した6頭のうち1頭が発症して、残りの5頭について継続的に検査を続けた結果、発症せず生き残ること

 となった。 これを見た人は、他の農場でも、全部殺さなくともよかったのでは? と思っただろう。

・2001年英国の発生の時も、大事な羊を残して欲しいという要望があり、結果的に殺処分が遅れた事例があった。

・今後は、重要な家畜は分散して管理することになるだろうし、そうしなければならない。

・宮崎牛についても、国の「家畜改良センター」で飼われている種牛もいる。

 但し、いちばんいい牛は宮崎から出さず、そこには預けていないだろう。

感想

バイオカフェのスタッフの方が、「なんだかいろんな話があって、わかったようなわからないような」とまとめて

いましたが、短い時間で一から説明するのもたいへんです。 皆さんどこまで理解して聞いていたのか?

バイオテロの可能性についていろいろ話していたのが印象的。

何となく、「世の中のことには全てウラがある」という考え方がお好きなタイプのようにお見受けしました。

口蹄疫が拡大した原因については、あまり関心がなさそうでした。

曲学阿世の徒、とまでは申しませんが、もうちょっと関心を持っても良さそうなのになぁ。

お酢の消毒についてはまだ信じているのかも。

「たいへん効果があった」って、ヲイヲイ…。

野生動物の件はちょっとオカシイのでは…。

研究者の言論統制

山内一也「どうする・どうなる口蹄疫」(岩波科学ライブラリー175、2010年10月26日、1,200円+税)

Photo

を、ぱらぱらめくっていたら、こんな記述があった(p.89-90)。

6月4日、日本獣医学会微生物学分科会事務局からは分科会長名で分科会員あてのメールが、同分科会に

属している私のところに送られてきた。その内容は、「現在実施されている防疫措置は、法律や防疫指針

など予め専門家の意見を聞いてとりまとめられたものに従って実施されています。外国の事例や科学的な

根拠に基づく批判、意見があったとしても、今はそれを個別に主張するタイミングではありません。(中略)

科学者として、責任ある批判、意見を述べたい場合は、しかるべきルートから、その主張を受け止める

能力を有する組織(農林水産省・動物衛生課など)に対して行ってください」というものであった。

ここで言う分科会長というのは、農水省の専門家委員でもある、明石 博臣 東大教授のことだろう。

この微生物学分科会に、何人の研究者が所属しているかは知らないが、小さなコミュニティーだろうから、

山内氏のような大先生は別にして、若手の研究者は明石先生に逆らうようなことはできないだろう。

この分科会は日本国憲法を尊重していないようだから、中国にでもあるのかもしれない。

原田 英男 さんのツイート(8/29)に、

一方で、以前から気になっているのですが、この4ヶ月間、口蹄疫に関するポジティブな情報提供が

 あまりに少なくはなかったでしょうか。

 農水省のHPを除けば、動物衛生研究所、大学の研究者、獣医師会、獣医学会等の公的機関や

 職務にある方々の情報提供のあり方もそれぞれ検証して欲しい。

とありましたが、これで疑問も氷解ですね。

(おまけ)

きのう(11/13)の朝日新聞朝刊(東京本社版、15面)は、ほぼ1ページを使って東国原知事のインタビュー記事。

101113_asahi_2

(あまり新鮮なところもなかったので、紹介はしません。)

お知らせ>宮崎産キンカンの出荷が始まっています。

101114_kinkan

(参考) サイエンスカフェ・ポータル (サイエンスカフェの情報はこちらから)

2010年9月17日 (金)

口蹄疫対策検証にゃんこ委員会

国と都道府県・市町村との役割分担・連携の在り方

P2 人間の報告書(p.2) : 別ウィンドウで開きます。

シ 「最初は、国と都道府県の役割分担についてですが。」

M 「これは、国が一元化する、ということで決まりでしょう?」

ブ 「人間の報告書では、都道府県が中心になって行う、ということのようですが。」

M 「国際標準と違いますね。欧米は、国が一元化する方向では。」

N 「まぁまぁ、バックボーンが違うのだから、欧米とは違ってもいいのでは。

  で、具体的にどうするのでしょう?」

ブ 「役割分担を明確にしておく、ということのようですが。」

ミ 「どうやって? そもそも今回のように想定外のことが起こったら、

  役割分担はわからなくなっちゃうでしょ。」

M 「ゲームの攻略本みたいに、あらゆる局面を解説できると思っているのかな。」

シ 「それは無理。 でもまぁ、普段は県が中心となって対応する、というのは当然。

  今回のような有事の時、すぐに県のキャパを超えることはわかったから、

  どこかで国の指揮に切り替わらないとダメだろう。」

N 「でもそんなこと書いてないですよ。」

シ 「人間はアホだからな。 次に行こうか。」

マ 「ちょっと待って…。10ページを読むと、初動対応でダメだったら国が対応する、

  と書いてありますよ。」

ブ 「うーん…、まずは県が初動で押さえ込めと。ダメだったら国が出てきてやるから、

  ということのようですね。」

ミ 「県が失敗するまでは、国はじっと観察している、ということなのかな?」

M 「口出しくらいするでしょう?」

シ 「それって、役割分担が明確なのか? やっぱり意味不明だよ。」

マ 「ところで、人間の報告書に「県が自らの役割を十分に認識していなかった」と

  書いてありますけど、これって具体的にどういうことでしょう?」

ブ 「これだけだとさっぱり不明ですね。でも何か面白い事実があるのかも。」

ミ 「そこを書いてくれないと…。農水省はコミュニケーション不足。」

Shiro2
シロ委員(座長)

防疫方針の在り方

P3 人間の報告書(p.3)

M 「今回明らかに問題だったのは、感染農場の調査と、周辺農場の動向調査が、

  ほとんど行われなかったことでしょう。」

ブ 「そのことは人間の報告書でも「今後の改善方向」の中で書いてありますね。

  でも、「今回の問題点」にはあがっていない。」

シ 「それは9ページの「その他の初動体制」の項目では「問題点」とされている。

  ところで、ワクチン接種のタイミングも問題があったのでは、って書いてあるな。」

N 「もっと早くワクチンに踏み切れたはずだと?」

ミ 「ワクチンの備蓄はあっても、使うときのルールは決めてなかった。

  そこに問題があったということでしょう。だから時間がかかった。

  やんわりと国を批判している書き方ですね。」

マ 「種雄牛の特例が、「防疫方針に基づく具体的措置を迅速かつ的確に行う上で問題だった」と

  書いてありますけど、事実でしょうか?」

ブ 「防疫措置について問題だったのは、民間種雄牛だけでしょう? あとはほとんど関係ない。

  OIEとの交渉は、また別の話ですが。」

Marcus

Marcus委員(イタリア)

我が国への口蹄疫ウイルス侵入防止措置の在り方

P4 人間の報告書(p.4)

シ 「何が一番の問題かというと、疫学調査をずっとサボっていたから、侵入経路が不明で

  終わりそうなことだな。農水省・宮崎県の大失態だろう。」

ブ 「人間の報告書では「さらに徹底して調査すべき」と書いてありますが…。」

ミ 「ただでさえ原因究明は難しいのに、何ヶ月も経ってから調査してもほとんど無理なことは

  サルでも判るでしょ。初発の農場すらはっきり分からないのに。」

M 「国際空港では、口蹄疫に有効な消毒薬で、靴底の消毒が行われていたんでしょうか?」

ブ 「人間の報告書では、いちおうそう読めますが…。ちゃんとした資料も見たいですよね。」

N 「噂のあった「海外からの研修生」がいたのかどうも、ちゃんと調べて報告してほしいね。」

Photo_3

ミケコ委員

畜産農家の口蹄疫ウイルス侵入防止措置の在り方

P5 人間の報告書(p.5)

M 「今回残念だったのは、発生中フィールドで調査をしなかったので、どういうメカニズムで

  感染が伝播しているのか、さっぱり解明できなかったことですね。」

シ 「せっかくのチャンスだったのになぁ…。実験室じゃ同じことはできない。」

ブ 「人間の報告書でも、飼料運搬車などが疑われていますが、現行の消毒体制のどこに問題が

  あったのか判らないと、改善のしようもない。」

N 「ネズミやハエによる伝播も疑われているけど、結局、本当の感染経路は良くわからない。

  次に起きたとき、今回と同じような防疫対策を取っても、今回と同じように感染が広がって

  しまう可能性が高い。」

マ 「人間の報告書には(宮崎県で)飼養衛生管理基準が十分に遵守されていなかった、と書いて

  ありますが、そういうデータがあるのでしょうか?」

ブ 「根拠があるのなら見たいですよね。」

ミ 「人間の報告書は「飼養衛生管理基準」の内容を引き上げる提言ですね。」

シ 「いいことには違いないのだが、実行できないと意味がない。

  フィージビリティを担保しないと、行政の責任逃れになるだけだ。」

マ 「そういえば、食酢の500倍希釈が口蹄疫の消毒に有効、っていう都市伝説もありましたね。」

ミ 「今でも信じてる人が多いんじゃないの。」

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ブチ委員

発生時に備えた準備の在り方

P6 人間の報告書(p.6)

シ 「今回最も問題だったのは、埋却地の確保。」

マ 「人間の報告書では、生産者が事前に確保すべきだとしていますね。」

ブ 「この通りに義務づけたら、大問題になりそう。」

N 「まぁ100%の義務づけは過剰なのでは。」

M 「現地は畜産の再開が進んでいますが、埋却地を確保していない大規模農場の再開を

  どうするのかな? 政治的判断が必要。」

マ 「人間の報告書では、国→県の情報提供はあったが、県→生産者の情報提供は十分では

  なかった、とされていますが、事実でしょうか?」

ブ 「家保によっては、こんなふうに伝えていたところもあるようです。お手本ですね。」

ミ 「農水省の情報提供(例えばHP)が十分だって思ってる国民はいないんじゃないの?」

Nicky

Nicky委員(フィンランド)

患畜の早期の発見・通報の在り方

P7_2 人間の報告書(p.7)

M 「人間の報告書には、生産者→家保、家保(県)→国、の連絡が非常に遅いケースが

  目立っていた、と書いてありますが、この情報は国民には開示しないつもりなのかな?」

ブ 「みんな7例目のことを知りたがっているのに、開示しないのは国民をバカにしていますよね。」

N 「家保(県)→国、の連絡が非常に遅いケース、っていうのは6例目、1例目だけ?

  それとも、もっとほかにもあったのかな?」

ミ 「ルールに従わず通報が遅れた生産者・自治体にはペナルティ、と書いてあるけど、

  現実にはよほど悪質じゃないと難しいのでは? 場合によっては感染隠しを助長するかも。」

マ 「自治体にペナルティ、っていうのは、宮崎県への牽制球なのかな?」

シ 「航空機事故の調査みたいに、原因究明を優先しているわけでないのは確かだな。」

ブ 「人間の報告書は、都道府県でのPCRや簡易診断キットに否定的だけど、何でだろう?

  理由が書いてないのでさっぱりわからない。」

シ 「人間の報告書には書いてないけど、家保にとって動衛研は、敷居が高かったようだから、

  そこは反省点として上げておくべきだな。」

M 「一般の県はともかく、畜産県だったら、PCRや簡易診断の技術を自前で持っていた方がいいのでは?」

ミ 「A県は簡易診断キットだけど、B県はサーモグラフィーだったりして。」

N 「そのほうが、農水省が一元的にやるよりいいのでは。」

シ 「宮崎県は独自技術を開発して、門外不出にする、とかね。」

ミ 「家保(県)→国、の通報が遅れたケース(初期段階)を徹底的に調査するって言っても…。

  今さら遅いよねぇ。証拠隠滅ずみじゃないの。」

マ 「県の種雄牛も徹底的に調査しろって書いてますね。まぁ、5/13に奇跡の脱出をして、

  5/14に発症だから、タテマエはともかく、ホンネで信じてる人は少ないだろうねぇ。」

M 「ワクチン接種後の殺処分に際しての感染疑い、も調べろって書いてますね。」

シ 「読売が記事にした件だな。そういえばその後さっぱり聞かないねぇ…。

  しかし、この項目は公開された情報が少なすぎて、にゃんこ委員会の結論は出せないな。」

Photo_5

マーブル委員

早期の殺処分・埋却等の在り方

P8 人間の報告書(p.8)

シ 「殺処分が遅れたのは、①埋却地の確保に手間取った、②マンパワーが不足した、

  っていうシンプルな結論でいいのかな?」

M 「銃殺などによる殺処分を認めるかどうか、という問題もある。」

ブ 「埋却地の確保に、具体的にどう手間取ったのか、個人情報が問題にならない範囲で

  情報を公開してほしいですよね。貴重な経験だったはず。」

N 「今回はワクチンが効いたから良かったようなものの、そうでなかったら、

  国による獣医師派遣が不足してたのは明らかだから、今ごろ農水省はつるし上げられて

  いたんじゃないかな。」

マ 「人間の報告書には書いてないけど、獣医師等の派遣は、ずっと100人規模で増員されなかった

  から(注:ワクチン接種時だけ一時的に増員された)、ワクチン接種後も、殺処分は遅々として

  進まなかった。都城、宮崎市など、ワクチン範囲外に飛び火してから、大慌てで増員した

  というのがホントのところ。飛び火も収まらなかったら、今ごろ農水省はつるし上げられて

  いただろうね。これも大きな問題点。」

シ 「人間の委員会の座長は獣医師会の方だが、殺処分を獣医師だけで行うことに反対では

  ないのかな? まぁ、獣医師の意見も様々だろうけど。」

ミ 「2000年英国の流行時のように、殺処分数が何百万頭にもなったら、どのみち獣医師だけでは

  できないでしょ。」

ブ 「それは、その時考える、ってことなのかなぁ?」

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シロ委員(座長)

その他の初動対応の在り方

P9 人間の報告書(p.9)

M 「人間の報告書でも、周辺農場の発生動向調査(臨床検査、抗体検査)を実施すべき、

  としていますね。EUの基準など考えればこれは当然でしょう。」

シ 「調査は県でできるのかな? 今回のような農場集中地域だったら、ただちに他県からの

  応援が必要になるのでは。 疫学調査となると、県だけではさらに困難。」

ミ 「応援を呼んだ場合でも、初動のうちは県が指揮をとる、ってことなんでしょうか?

  やっぱり役割分担の問題が不明ですね。」

N 「消毒ポイントが不十分だったということですが、ポイントを増やした後でも、

  カーナビを駆使してポイントを迂回する車も多かった。」

シ 「本気でやるなら、鹿児島県がやったように、消毒ポイントを設けていない道を、

  通行止めにするしかない。 但し、田舎だったからできたようなもので…。」

ブ 「でも今回、一般車が感染拡大に及ぼした影響は、たぶんそんなになかったのでは。

  一般車が簡単に感染を広げるのであれば、うんと広範囲に広がったはず。」

M 「畜産関係車両の対策が重要だったのは間違いない。今からでも運行記録を調べたら、

  何か判るはず。」

マ 「科学的に有効な消毒ポイントの設置法や、消毒方法を研究しろって書いてますね。

  そんな研究、できるんでしょうか?」

シ 「次に大流行があったら研究する、ってことかなぁ…。」

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Nicky委員(フィンランド)

初動対応では感染拡大が防止できない場合の防疫対応の在り方

P10 人間の報告書(p.10)

シ 「まず、感染農場の調査(初発時期の推定)や、周辺農場の発生動向を調査していれば、

  4月末の時点で、感染がとんでもない段階まで来ていたことはわかったはず。

  これも農水省・宮崎県の失態だな。」

ブ 「ゴールデンウィーク中に、防疫方針の変更が必要だったことは、状況をウォッチ

  していた人ならみんな感じていたはず。だけどスローな殺処分をずるずると続けた

  だけだった。」

ミ 「そこの決定プロセス、というか決定できなかったプロセスを、きちんと公開して

  欲しいですよね。 貴重な教訓が含まれているはず。」

マ 「対策本部長の赤松農水大臣がずっと不在だったことも触れられていませんね。」

N 「ワクチンに安易に依存すべきではない、としていますが、これは当然。」

シ 「ワクチンについては、でたらめな話が流通しているからなぁ。」

M 「人間の報告書は、予防的殺処分を、家伝法に位置づける提案になっていますね。

  これは当然かな?」

シ 「口蹄疫対策特別措置法は時限立法だから、切れるまでに改正しないといけない。

  今回のワクチンがうまくいったから、あまり反対は出ないのでは。」

ブ 「そういえば、ワクチン周辺地域の「早期出荷」の失敗について触れていませんね。

  これも、失敗した経緯について、きちんと報告してほしいです。」

Mikeko

ミケコ委員

防疫の観点からの畜産の在り方

P11 人間の報告書(p11)

ブ 「規模の拡大と、畜産業の集中が、今回の感染爆発を招いたのは間違いない。

  それを可能にしているのが、輸入飼料の存在。」

マ 「飼料を輸入しても、それなりに競争力がある、ということでもある。」

シ 「この話は突っ込むときりがないな。ただ、畜産の過密解消を誘導するとなると、

  被災農家の再開意欲をそぐことになるし、これから規模を拡大したい農家にとっては

  足かせになる。」

M 「政治的な課題ということ。簡単には結論が出せない。」

N 「それでも、人間の報告書にあるように、県が主体的にコントロールする、

  というのはいいことでしょうね。」

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Marcus委員

その他

P12 人間の報告書(p12)

ブ 「人間の報告書では、その他として、①獣医療体制の強化、②的確な情報提供、③研究の推進、

  が、挙げられていますね。」

ミ 「報道が少ないのはひどかった。マスコミはちゃんと自分を検証するべき。

  毎日新聞みたいに、言い訳を記事にするのは見苦しい。」

シ 「国際的な協力も、さらに進めないと。近隣諸国で流行が続くかぎり、まったく安心できない。」

マ 「このあたりのことは、10年前のOIE緊急会議の勧告の通りですね。」

M 「実は10年間で何も進んでいなかった。10年前と違うのは、アジアがパンデミック状態

  になってしまったこと。」

シ 「研究について言えば、感染流行時に緊急の研究ができるようにしてほしいね。

  たとえば大地震があったら、土木建築の専門家などが緊急に調査するでしょう?

  そういう災害の研究みたいな研究体制を作って欲しいな。

  ほかに落ちていることはないかな?」

N 「野生動物のことが、全く触れられていませんね。」

シ 「今のところ、野生動物の感染は見つかっていないようだが、来年の春先までは様子を

  見ていないと安心はできない。」

ミ 「野生動物は環境庁の管轄。だけど環境庁は口蹄疫対策本部に参加していない。

  国は、野生動物の対策は宮崎県がやること、と言っているだけ。」

M 「こういうお役所の縄張りが問題なのに、そこに触れられないとすれば、「第3者委員会」の

  意味がない。」

ブ 「宮崎県はほとんど対策らしいことはしなかった。感染しなかったとすれば、運が良かっただけ。」

シ 「今からでも調査をするべきなのに、国も県も見て見ぬふり。この委員会まで無視とは…。」

ミ 「7例目農場から出荷された、感染した可能性のある牛の行方も触れていませんね。」

N 「7例目から9例目農場に立ち寄って食肉処理場へ向かった家畜運搬車が、9例目の

  有力な感染源とされている。 ということは、感染力のあるこの家畜運搬車が、どこかの

  食肉処理場まで行ったと言うこと。」

マ 「そこで感染が拡大しなかったのも、単なる幸運でしかない。」

ミ 「肉になったら厚労省の管轄だから、農水的には関係ない。」

シ 「とりあえずこんなところかな?」

M 「そういえば、また農水大臣が替わりましたね。」

シ 「山田氏には、こんな災害処理をやらされて終わっちゃうのは、ちょっと気の毒でもあるな。」

ミ 「お疲れ様の気持ちを込めて、肖像画を出してあげましょう。(作者不詳)」

Photo

M 「そう言えば、東国原知事も不出馬だって?」

シ 「これで、首相からなにから、トップは総替え。

  都民としては、こっちに来るなよ、って言いたいね。

  まぁ都知事選は、いつも読めないのだけど。」

Photo_2

終了後の会食。

この委員会はフィクションですが、人間の委員会は実在しています。

9/23追記

移動制限区域の推移を見ていたら、農水省の資料(ワクチン接種範囲)に誤りがあるのに気がついた。

8/24 口蹄疫対策検証委員会の資料(p.6)の図(下記)

Siryo36

この図の範囲は誤りで、実際のワクチン接種範囲は、これよりもっと狭い。

ついでに書くと、ワクチン接種範囲を狭くするために、移動制限区域の設定を遅らせたと

思われるフシもある。(これについては、そのうち書くつもりだが、たいへん不明朗な疑惑がある。)

農水省HPにあるこちらの図が、大体あっているようなのだが…、5/19時点での移動制限区域と

微妙に違うような…??(ちょっと簡略化されているみたい。なんで正確に書いてくれないのか…。)

(9/24追記)

きのう、「たいへん不明朗な疑惑」と書いたが、そうでもないかもしれない。

(ワクチン接種の正しい範囲が良くわからないので、どうにも判断がつかない。)

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